JP2537486B2 - リモ−トコントロ−ル式回路しや断器 - Google Patents
リモ−トコントロ−ル式回路しや断器Info
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- JP2537486B2 JP2537486B2 JP60163634A JP16363485A JP2537486B2 JP 2537486 B2 JP2537486 B2 JP 2537486B2 JP 60163634 A JP60163634 A JP 60163634A JP 16363485 A JP16363485 A JP 16363485A JP 2537486 B2 JP2537486 B2 JP 2537486B2
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- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H9/00—Details of switching devices, not covered by groups H01H1/00 - H01H7/00
- H01H9/30—Means for extinguishing or preventing arc between current-carrying parts
- H01H9/34—Stationary parts for restricting or subdividing the arc, e.g. barrier plate
- H01H9/342—Venting arrangements for arc chutes
Landscapes
- Breakers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 この発明は、リモートコントロール式回路しゃ断器に
関するものである。
関するものである。
ハンドルで可動接触子をオンオフすることができると
ともに、遠隔信号によってもオンオフすることができる
リモートコントロール式回路しゃ断器にあって、オフ優
先機能を有するものが提案されている。すなわち、第5
図および第6図のように遠隔信号により動作する電磁石
70で固定接触子71を制御し、ハンドル73およびバイメタ
ルを例とする電流検出手段74を有する開閉・トリップ機
構75で可動接触子76を制御する。固定接触子71がオン位
置にあるときはハンドル73を操作することにより可動接
触子76をオンおよびオフにできるが、固定接触子71が可
動接触子76から離れたオフ位置にあるときは可動接触子
76をオンにしても固定接触子71の固定接点77と可動接点
78とが接触することがない。逆にハンドル73をオンに操
作して可動接触子76をオン位置にしているときは遠隔信
号により固定接触子71の固定接点77を可動接触子76の可
動接点78に接触する状態と離間する状態に制御できる
が、ハンドル73をオフに操作して可動接触子76をオフ位
置にすると電磁石70をいかに駆動しても可動接触子76の
可動接点78が固定接触子71の固定接点77に接触すること
がない。
ともに、遠隔信号によってもオンオフすることができる
リモートコントロール式回路しゃ断器にあって、オフ優
先機能を有するものが提案されている。すなわち、第5
図および第6図のように遠隔信号により動作する電磁石
70で固定接触子71を制御し、ハンドル73およびバイメタ
ルを例とする電流検出手段74を有する開閉・トリップ機
構75で可動接触子76を制御する。固定接触子71がオン位
置にあるときはハンドル73を操作することにより可動接
触子76をオンおよびオフにできるが、固定接触子71が可
動接触子76から離れたオフ位置にあるときは可動接触子
76をオンにしても固定接触子71の固定接点77と可動接点
78とが接触することがない。逆にハンドル73をオンに操
作して可動接触子76をオン位置にしているときは遠隔信
号により固定接触子71の固定接点77を可動接触子76の可
動接点78に接触する状態と離間する状態に制御できる
が、ハンドル73をオフに操作して可動接触子76をオフ位
置にすると電磁石70をいかに駆動しても可動接触子76の
可動接点78が固定接触子71の固定接点77に接触すること
がない。
ところで、このようなリモートコントロール式回路し
ゃ断器において、電路に短絡電流が流れると開閉・トリ
ップ機構75がトリップ動作して第5図から第6図のよう
に可動接触子76が開極動作する。そのとき、可動接点78
と固定接点77との間にアークが発生すると、第6図に一
点鎖線で示す経路でアーク電流が流れ、その結果固定接
触子71が発熱する。
ゃ断器において、電路に短絡電流が流れると開閉・トリ
ップ機構75がトリップ動作して第5図から第6図のよう
に可動接触子76が開極動作する。そのとき、可動接点78
と固定接点77との間にアークが発生すると、第6図に一
点鎖線で示す経路でアーク電流が流れ、その結果固定接
触子71が発熱する。
ところが、固定接触子71は合成樹脂製の支持体79に保
持されているため、固定接触子71の発熱により支持体79
が一部溶融したり、支持体79から大量のガスが発生する
という問題が生じ、そのため短絡しゃ断性能を低下させ
るという欠点があった。
持されているため、固定接触子71の発熱により支持体79
が一部溶融したり、支持体79から大量のガスが発生する
という問題が生じ、そのため短絡しゃ断性能を低下させ
るという欠点があった。
この発明の目的は、固定接触子の支持体の溶融やガス
の発生を低減することができるリモートコントロール式
回路しゃ断器を提供することである。
の発生を低減することができるリモートコントロール式
回路しゃ断器を提供することである。
この発明は、電源端子と、この電源端子に接続される
とともに合成樹脂製の支持体に支持されて固定接点を有
する固定接触子と、前記固定接点がオン状態の前進位置
とオフ状態の後退位置との間を移動可能に前記支持体を
制御する電磁石と、前記前進位置の前記固定接点に接離
する可動接点を有する可動接触子と、ハンドルの操作に
より前記可動接触子をオンオフするとともに電流検出部
によりトリップ動作する構成を有する開閉・トリップ機
構と、前記電源端子に一端部が接続されて中間部が前記
オン状態の前記固定接触子に接近するとともに他端部が
前記中間部から前記可動接触子の開閉方向に沿って前記
可動接触子の接点開極位置の近傍に延出したアーク走行
板と、このアーク走行板の前記他端部と前記可動接触子
の前記接点開極位置との間に設けられた消弧グリッドと
を備えたものである。
とともに合成樹脂製の支持体に支持されて固定接点を有
する固定接触子と、前記固定接点がオン状態の前進位置
とオフ状態の後退位置との間を移動可能に前記支持体を
制御する電磁石と、前記前進位置の前記固定接点に接離
する可動接点を有する可動接触子と、ハンドルの操作に
より前記可動接触子をオンオフするとともに電流検出部
によりトリップ動作する構成を有する開閉・トリップ機
構と、前記電源端子に一端部が接続されて中間部が前記
オン状態の前記固定接触子に接近するとともに他端部が
前記中間部から前記可動接触子の開閉方向に沿って前記
可動接触子の接点開極位置の近傍に延出したアーク走行
板と、このアーク走行板の前記他端部と前記可動接触子
の前記接点開極位置との間に設けられた消弧グリッドと
を備えたものである。
発明によれば、ハンドルまたは電磁石の操作により、
可動接点と固定接点のオンオフの制御ができるととも
に、アーク走行板の一端部を電源端子に接続してその中
間部をオン状態の固定接触子に接近し、アーク走行板の
他端部と可動接触子の接点開極位置との間に消弧グリッ
ドを配設しているため、オン状態では固定接触子を電流
が流れるが、トリップ時にアークが発生したときはアー
クが固定接触子からアーク走行板に移行し消弧グリッド
に吸引されるので、アーク走行板から電源端子にアーク
電流が流れて固定接触子にはアーク電流が流れなくな
る。その結果、固定接触子の発熱が低く抑えられて支持
体の溶融やガスの発生を低減することができ、電流しゃ
断能力の確保が図れる。また電磁石で固定接触子を制御
することにより、オフ優先にできるとともに、固定接触
子を支持する合成樹脂製の支持体により電磁石との連結
が容易にできる。
可動接点と固定接点のオンオフの制御ができるととも
に、アーク走行板の一端部を電源端子に接続してその中
間部をオン状態の固定接触子に接近し、アーク走行板の
他端部と可動接触子の接点開極位置との間に消弧グリッ
ドを配設しているため、オン状態では固定接触子を電流
が流れるが、トリップ時にアークが発生したときはアー
クが固定接触子からアーク走行板に移行し消弧グリッド
に吸引されるので、アーク走行板から電源端子にアーク
電流が流れて固定接触子にはアーク電流が流れなくな
る。その結果、固定接触子の発熱が低く抑えられて支持
体の溶融やガスの発生を低減することができ、電流しゃ
断能力の確保が図れる。また電磁石で固定接触子を制御
することにより、オフ優先にできるとともに、固定接触
子を支持する合成樹脂製の支持体により電磁石との連結
が容易にできる。
実施例 この発明の一実施例を第1図ないし第4図に基づいて
説明する。すなわち、このリモートコントロール式回路
しゃ断器は、電源端子13と、この電源端子13に接続され
るとともに合成樹脂製の支持体21に支持されて固定接点
6を有する固定接触子7と、固定接点6がオン状態の前
進位置とオフ状態の後退位置との間を移動可能に支持体
21を制御する電磁石9と、前進位置の固定接点6に接離
する可動接点5を有する可動接触子2と、ハンドル1の
操作により可動接触子2をオンオフするとともに電流検
出部3によりトリップ動作する構成を有する開閉・トリ
ップ機構4と、電源端子13に一端部が接続されて中間部
がオン状態の固定接触子7に接近するとともに他端部が
中間部から可動接触子2の開閉方向に沿って可動接触子
2の接点開極位置の近傍に延出したアーク走行板11と、
このアーク走行板11の他端部と可動接触子2の接点開極
位置との間に設けられた消弧グリッド10とを備えてい
る。
説明する。すなわち、このリモートコントロール式回路
しゃ断器は、電源端子13と、この電源端子13に接続され
るとともに合成樹脂製の支持体21に支持されて固定接点
6を有する固定接触子7と、固定接点6がオン状態の前
進位置とオフ状態の後退位置との間を移動可能に支持体
21を制御する電磁石9と、前進位置の固定接点6に接離
する可動接点5を有する可動接触子2と、ハンドル1の
操作により可動接触子2をオンオフするとともに電流検
出部3によりトリップ動作する構成を有する開閉・トリ
ップ機構4と、電源端子13に一端部が接続されて中間部
がオン状態の固定接触子7に接近するとともに他端部が
中間部から可動接触子2の開閉方向に沿って可動接触子
2の接点開極位置の近傍に延出したアーク走行板11と、
このアーク走行板11の他端部と可動接触子2の接点開極
位置との間に設けられた消弧グリッド10とを備えてい
る。
以下詳細に説明すると、回路しゃ断器の全体は外郭を
なすケースKとその側面開口を閉成するカバーで構成さ
れる。カバーは第1図の正面側であるため図示を省略し
ている。まず電磁石9は、往復式の電磁石であって、15
は往復動作する両端に接触子15a,15bを有するプランジ
ャ、16はプランジャを摺動自在に支持するコイル枠、17
はコイル、18はコイル枠16の外側に配置された第1のヨ
ーク、19は接触子15b側に対向片を有する第2のヨー
ク、20は第1のヨーク18と第2のヨーク19との間に介在
されて相互に異磁極を形成する永久磁石である。プラン
ジャ15の接極子15aが第1図のように第1のヨーク18に
吸引され、接極子15bが第2のヨーク19に吸引されたと
きが無励磁の安定状態であり、コイル17に通電すること
により第3図のように接極子15bが第1のヨーク18に当
接するようにプランジャ15が動作する。
なすケースKとその側面開口を閉成するカバーで構成さ
れる。カバーは第1図の正面側であるため図示を省略し
ている。まず電磁石9は、往復式の電磁石であって、15
は往復動作する両端に接触子15a,15bを有するプランジ
ャ、16はプランジャを摺動自在に支持するコイル枠、17
はコイル、18はコイル枠16の外側に配置された第1のヨ
ーク、19は接触子15b側に対向片を有する第2のヨー
ク、20は第1のヨーク18と第2のヨーク19との間に介在
されて相互に異磁極を形成する永久磁石である。プラン
ジャ15の接極子15aが第1図のように第1のヨーク18に
吸引され、接極子15bが第2のヨーク19に吸引されたと
きが無励磁の安定状態であり、コイル17に通電すること
により第3図のように接極子15bが第1のヨーク18に当
接するようにプランジャ15が動作する。
固定接触子7は、逆J字形をなして合成樹脂製の支持
体21に被さるとともに支持体21の溝22に摺動自在に保持
されている。支持体21はケースKに支持された固定軸23
に軸支され、固定接触子7の固定接点6の裏側に凹部24
を有して凹部24に緩衝ばね25を介在し固定接触子8をそ
の固定接点7が前進する方向に付勢している。また支持
体21の固定軸23に対して凹部24と反対側に係合用切欠26
を有し、この係合用切欠26が前記プランジャ15の接続部
27に設けた軸28に係合している。したがって、プランジ
ャ15が第1図の安定状態にあるときは固定接触子7は図
の姿勢にあるが、プランジャ15が第3図のように動作す
ると軸28により切欠26が押されて支持体21が固定軸23を
中心に回動し固定接触子7が第3図の位置に移動するこ
ととなる。すなわち、このとき固定接点6はオン状態の
可動接点5から離間することとなる。
体21に被さるとともに支持体21の溝22に摺動自在に保持
されている。支持体21はケースKに支持された固定軸23
に軸支され、固定接触子7の固定接点6の裏側に凹部24
を有して凹部24に緩衝ばね25を介在し固定接触子8をそ
の固定接点7が前進する方向に付勢している。また支持
体21の固定軸23に対して凹部24と反対側に係合用切欠26
を有し、この係合用切欠26が前記プランジャ15の接続部
27に設けた軸28に係合している。したがって、プランジ
ャ15が第1図の安定状態にあるときは固定接触子7は図
の姿勢にあるが、プランジャ15が第3図のように動作す
ると軸28により切欠26が押されて支持体21が固定軸23を
中心に回動し固定接触子7が第3図の位置に移動するこ
ととなる。すなわち、このとき固定接点6はオン状態の
可動接点5から離間することとなる。
消弧グリッド10はケースKの底部で可動接触子2の開
極側に位置し、その背面側は排気孔29を形成している。
またケースKの消弧グリッド10と反対側に電源端子13を
露設し、その端子板30は消弧グリッド10のアーク走行板
11と一体に形成され、このアーク走行板11が固定接触子
7の一端部7a側に分離して相対向するように配置されて
いる。またアーク走行板11と固定接触子7の他端部7b側
と網組線を実施例とする可とう電線12により接続されて
いる。
極側に位置し、その背面側は排気孔29を形成している。
またケースKの消弧グリッド10と反対側に電源端子13を
露設し、その端子板30は消弧グリッド10のアーク走行板
11と一体に形成され、このアーク走行板11が固定接触子
7の一端部7a側に分離して相対向するように配置されて
いる。またアーク走行板11と固定接触子7の他端部7b側
と網組線を実施例とする可とう電線12により接続されて
いる。
開閉・トリップ機構4において、ハンドル1はケース
Kの天部の近傍に固定軸32により軸支され、ケースKの
孔31よりその一部が露出している。またハンドル1の内
端部に可動接触子係合用凹部33およびリセット用脚34を
形成している。35は略逆L字形をしたトリップリンクで
あり、一端部がケースKに固定軸36により軸支され、中
間部に反転ばね37の一端を係止し、その近傍にリセット
用突起38を形成し、他端部に係止用爪39を形成してい
る。可動接触子2はその中間部が前記反転ばね37の他端
に係止されてその引っ張り作用により第1図で上方に引
き上げられて可動接触子2の上端部が前記ハンドル1の
可動接触子係合用凹部33に係合し、また下端部に前記固
定接点6に対向する可動接点5を設けている。40はラッ
チリンクであり、上端部がケース15の固定軸41に軸支さ
れ、下端部がL字に折曲されて検出部42を形成し、また
ラッチリンク40の下端部寄りにラッチ部43を穴または切
欠により形成している。係止用爪39がラッチ部43に係止
したトリップリンク35の規制状態ではハンドル1が第1
図の位置のときがオン状態であり、第2図の状態がオフ
状態である。すなわち、反転ばね37の上端が可動接触子
2を横切るとき反転ばね37の引っ張り作用により可動接
触子2が反転動作して前記動作が達成される。44は可動
接触子2の開極状態のストッパである。
Kの天部の近傍に固定軸32により軸支され、ケースKの
孔31よりその一部が露出している。またハンドル1の内
端部に可動接触子係合用凹部33およびリセット用脚34を
形成している。35は略逆L字形をしたトリップリンクで
あり、一端部がケースKに固定軸36により軸支され、中
間部に反転ばね37の一端を係止し、その近傍にリセット
用突起38を形成し、他端部に係止用爪39を形成してい
る。可動接触子2はその中間部が前記反転ばね37の他端
に係止されてその引っ張り作用により第1図で上方に引
き上げられて可動接触子2の上端部が前記ハンドル1の
可動接触子係合用凹部33に係合し、また下端部に前記固
定接点6に対向する可動接点5を設けている。40はラッ
チリンクであり、上端部がケース15の固定軸41に軸支さ
れ、下端部がL字に折曲されて検出部42を形成し、また
ラッチリンク40の下端部寄りにラッチ部43を穴または切
欠により形成している。係止用爪39がラッチ部43に係止
したトリップリンク35の規制状態ではハンドル1が第1
図の位置のときがオン状態であり、第2図の状態がオフ
状態である。すなわち、反転ばね37の上端が可動接触子
2を横切るとき反転ばね37の引っ張り作用により可動接
触子2が反転動作して前記動作が達成される。44は可動
接触子2の開極状態のストッパである。
電流検出部3はバイメタルを実施例とし、その上端部
が負荷端子14の端子板45の垂直部の上端に固着され、下
端部は前記ラッチリンク40の検出部42の内側に対向して
いる。電流検出部3の下端部と検出部42の位置調節は端
子板45に設けた調整ねじ46により成される。そして電流
検出部3と可動接触子2とが可とうな電線47により接続
されている。ここで、この回路しゃ断器の電流を説明す
ると、一方向にみて、負荷端子14→端子板45→電流検出
部3→電線47→可動接触子2→可動接点5→固定接点6
→固定接触子7→可とう電線12→端子板30→電源端子13
となる。
が負荷端子14の端子板45の垂直部の上端に固着され、下
端部は前記ラッチリンク40の検出部42の内側に対向して
いる。電流検出部3の下端部と検出部42の位置調節は端
子板45に設けた調整ねじ46により成される。そして電流
検出部3と可動接触子2とが可とうな電線47により接続
されている。ここで、この回路しゃ断器の電流を説明す
ると、一方向にみて、負荷端子14→端子板45→電流検出
部3→電線47→可動接触子2→可動接点5→固定接点6
→固定接触子7→可とう電線12→端子板30→電源端子13
となる。
なお、48は電磁石9の動作状態を示す発光ダイオード
を実施例とする表示灯、49はその窓、50は調整ねじ用窓
である。
を実施例とする表示灯、49はその窓、50は調整ねじ用窓
である。
動作について、説明する。第1図はオン状態である。
すなわち、固定接点6と可動接点5とが接触しているた
め、電路に前記経路で電流が流れる。第2図はハンドル
1によるオフ状態で、ハンドル1は第1図の状態から第
2図の状態へ倒すと、可動接触子2が反転ばね37の上端
部を横切るときに反転ばね37の引っ張り作用により可動
接触子2が反転し、可動接点5が固定接点6から離間す
る。可動接触子2はストッパ44に係止する。このオフ状
態で電磁石9のコイル17に遠隔信号を加えても固定接点
6が可動接点5に接触することがない。
すなわち、固定接点6と可動接点5とが接触しているた
め、電路に前記経路で電流が流れる。第2図はハンドル
1によるオフ状態で、ハンドル1は第1図の状態から第
2図の状態へ倒すと、可動接触子2が反転ばね37の上端
部を横切るときに反転ばね37の引っ張り作用により可動
接触子2が反転し、可動接点5が固定接点6から離間す
る。可動接触子2はストッパ44に係止する。このオフ状
態で電磁石9のコイル17に遠隔信号を加えても固定接点
6が可動接点5に接触することがない。
第3図は電磁石9によるオフ状態であり、第1図の状
態で電磁石9に遠隔信号を加えるとプランジャ15が第1
図から第3図へ下降動作する。その結果、固定接触子7
は第1図に示すオン状態の可動接触子2から離間し、固
定接点6は可動接点5から離れる。このときも前記ハン
ドル1によるオフの場合と反対にハンドル1を操作して
も可動接点5が固定接点6に接触することがない。すな
わち、これらの動作からあきらかなようにオフ優先機能
が実現されたこととなる。なお、可動接触子2はこのと
きストッパ51に支持される。
態で電磁石9に遠隔信号を加えるとプランジャ15が第1
図から第3図へ下降動作する。その結果、固定接触子7
は第1図に示すオン状態の可動接触子2から離間し、固
定接点6は可動接点5から離れる。このときも前記ハン
ドル1によるオフの場合と反対にハンドル1を操作して
も可動接点5が固定接点6に接触することがない。すな
わち、これらの動作からあきらかなようにオフ優先機能
が実現されたこととなる。なお、可動接触子2はこのと
きストッパ51に支持される。
第4図はトリップ状態である。すなわち、前記電路に
過電流が流れると、電流検出部3が図の状態に湾曲し、
そのためラッチリンク40が反時計方向に回動してラッチ
部43が係止用爪39から離れる。トリップリンク35の係止
用爪39が釈放されるとトリップリンク35は規制解除状態
となり、反転ばね37の引っ張り作用によりトリップリン
ク35が固定軸36を中心に図の位置へ時計方向に回動する
と同時に可動接触子2が反時計方向に回動し、可動接点
5が固定接点6から離れ、またハンドル1は図のように
中立位置に位置し、もってトリップ状態となり、ハンド
ル1によりトリップ状態が表示されることとなる。
過電流が流れると、電流検出部3が図の状態に湾曲し、
そのためラッチリンク40が反時計方向に回動してラッチ
部43が係止用爪39から離れる。トリップリンク35の係止
用爪39が釈放されるとトリップリンク35は規制解除状態
となり、反転ばね37の引っ張り作用によりトリップリン
ク35が固定軸36を中心に図の位置へ時計方向に回動する
と同時に可動接触子2が反時計方向に回動し、可動接点
5が固定接点6から離れ、またハンドル1は図のように
中立位置に位置し、もってトリップ状態となり、ハンド
ル1によりトリップ状態が表示されることとなる。
また電路に短絡電流が流れると可動接触子2と固定接
触子7の電磁反発力により瞬時に固定接触子7がプラン
ジャ15の吸引力に抗して回動して接点開離が生じ、これ
を追い掛けるように開閉・トリップ機構4が前記のよう
にトリップ動作する。
触子7の電磁反発力により瞬時に固定接触子7がプラン
ジャ15の吸引力に抗して回動して接点開離が生じ、これ
を追い掛けるように開閉・トリップ機構4が前記のよう
にトリップ動作する。
これらのトリップ動作において、リセットは中立状態
のハンドル1をオフ側に倒すと、リセット用脚34でリセ
ット用突起38を押し、トリップリンク35の係止用爪39を
復帰状態のラッチリンク40のラッチ部43に係止すること
により規制状態とすることができる。
のハンドル1をオフ側に倒すと、リセット用脚34でリセ
ット用突起38を押し、トリップリンク35の係止用爪39を
復帰状態のラッチリンク40のラッチ部43に係止すること
により規制状態とすることができる。
またトリップ時に可動接点5と固定接点6の間にアー
クが発生したとき、可動接触子2側のアーク端は可動接
触子2の開極動作により消弧グリッド10に移行するが、
固定接触子7側のアーク端は固定接点6から固定接触子
7の一端部7aよりアーク走行板11に移行して消弧グリッ
ド10に走行し、これによりアークが消弧グリッド10で消
弧される。このように、アーク発生時のアーク電流はア
ーク走行板11に移行することによって、固定接触子7お
よび可とう電線12を流れなくなるため、固定接触子7の
発熱が小さく、したがって可動枠21を過熱することがな
いため、その一部を溶融したり大量のガスを発生させた
りすることがない。
クが発生したとき、可動接触子2側のアーク端は可動接
触子2の開極動作により消弧グリッド10に移行するが、
固定接触子7側のアーク端は固定接点6から固定接触子
7の一端部7aよりアーク走行板11に移行して消弧グリッ
ド10に走行し、これによりアークが消弧グリッド10で消
弧される。このように、アーク発生時のアーク電流はア
ーク走行板11に移行することによって、固定接触子7お
よび可とう電線12を流れなくなるため、固定接触子7の
発熱が小さく、したがって可動枠21を過熱することがな
いため、その一部を溶融したり大量のガスを発生させた
りすることがない。
なお、この実施例において、前記電磁石9は往復式で
あるが回動式でもよい。また固定接触子7は支持体21を
介して回動自在に固定軸23に軸支されているが、プラン
ジャ15に一体に設けられてもよい。また開閉・トリップ
機構4は反転ばね37を用いた速入式であるが、遅入式で
もよく、その他ハンドル1により回路しゃ断器を開閉で
き、しかも電流検出手段3によりトリップ動作するもの
であればよい。電流検出手段3もバイメタルに限らず電
磁式その他のものでもよい。
あるが回動式でもよい。また固定接触子7は支持体21を
介して回動自在に固定軸23に軸支されているが、プラン
ジャ15に一体に設けられてもよい。また開閉・トリップ
機構4は反転ばね37を用いた速入式であるが、遅入式で
もよく、その他ハンドル1により回路しゃ断器を開閉で
き、しかも電流検出手段3によりトリップ動作するもの
であればよい。電流検出手段3もバイメタルに限らず電
磁式その他のものでもよい。
この発明によれば、ハンドルまたは電磁石の操作によ
り、可動接点と固定接点のオオフの制御ができるととも
に、アーク走行板の一端部を電源端子に接続してその中
間部をオン状態の固定接触子に接近し、アーク走行板の
他端部と可動接触子の接点開極位置との間に消弧グリッ
ドを配設しているため、オン状態では固定接触子を電流
が流れるが、トリップ時にアークが発生したときはアー
クが固定接触子からアーク走行板に移行し消弧グリッド
に吸引されるので、アーク走行板から電源端子にアーク
電流が流れて固定接触子にはアーク電流が流れなくな
る。その結果、固定接触子の発熱が低く抑えられて支持
体の溶融やガスの発生を低減することができ、電流しゃ
断能力の確保が図れる。また電磁石で固定接触子を制御
することにより、オフ優先にできるとともに、固定接触
子を支持する合成樹脂製の支持体により電磁石との連結
が容易にできるという効果がある。
り、可動接点と固定接点のオオフの制御ができるととも
に、アーク走行板の一端部を電源端子に接続してその中
間部をオン状態の固定接触子に接近し、アーク走行板の
他端部と可動接触子の接点開極位置との間に消弧グリッ
ドを配設しているため、オン状態では固定接触子を電流
が流れるが、トリップ時にアークが発生したときはアー
クが固定接触子からアーク走行板に移行し消弧グリッド
に吸引されるので、アーク走行板から電源端子にアーク
電流が流れて固定接触子にはアーク電流が流れなくな
る。その結果、固定接触子の発熱が低く抑えられて支持
体の溶融やガスの発生を低減することができ、電流しゃ
断能力の確保が図れる。また電磁石で固定接触子を制御
することにより、オフ優先にできるとともに、固定接触
子を支持する合成樹脂製の支持体により電磁石との連結
が容易にできるという効果がある。
第1図はこの発明の一実施例のオン状態のカバーを外し
た状態の正面図、第2図はハンドルによるオフ状態の正
面図、第3図は電磁石によるオフ状態の正面図、第4図
はトリップ状態の正面図、第5図は提案例のオン状態の
正面図、第6図はそのトリップ状態の正面図である。 1……ハンドル、2……可動接触子、3……電流検出
部、4……開閉・トリップ機構、5……可動接点、6…
…固定接点、7……固定接触子、9……電磁石、10……
消弧グリッド、11……アーク走行板、13……電源端子、
21……支持板
た状態の正面図、第2図はハンドルによるオフ状態の正
面図、第3図は電磁石によるオフ状態の正面図、第4図
はトリップ状態の正面図、第5図は提案例のオン状態の
正面図、第6図はそのトリップ状態の正面図である。 1……ハンドル、2……可動接触子、3……電流検出
部、4……開閉・トリップ機構、5……可動接点、6…
…固定接点、7……固定接触子、9……電磁石、10……
消弧グリッド、11……アーク走行板、13……電源端子、
21……支持板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭53−95277(JP,A) 実開 昭50−87455(JP,U) 特公 昭45−1692(JP,B1) 実公 昭49−13732(JP,Y1)
Claims (1)
- 【請求項1】電源端子と、この電源端子に接続されると
ともに合成樹脂製の支持体に支持されて固定接点を有す
る固定接触子と、前記固定接点がオン状態の前進位置と
オフ状態の後退位置との間を移動可能に前記支持体を制
御する電磁石と、前記前進位置の前記固定接点に接離す
る可動接点を有する可動接触子と、ハンドルの操作によ
り前記可動接触子をオンオフするとともに電流検出部に
よりトリップ動作する構成を有する開閉・トリップ機構
と、前記電源端子に一端部が接続されて中間部が前記オ
ン状態の前記固定接触子に接近するとともに他端部が前
記中間部から前記可動接触子の開閉方向に沿って前記可
動接触子の接点開極位置の近傍に延出したアーク走行板
と、このアーク走行板の前記他端部と前記可動接触子の
前記接点開極位置との間に設けられた消弧グリッドとを
備えたリモートコントロール式回路しゃ断器。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60163634A JP2537486B2 (ja) | 1985-07-24 | 1985-07-24 | リモ−トコントロ−ル式回路しや断器 |
US06/772,912 US4604596A (en) | 1985-02-01 | 1985-09-05 | Remotely controllable circuit breaker |
DE19853535567 DE3535567A1 (de) | 1985-02-01 | 1985-10-04 | Fernsteuerbarer unterbrecher |
FR858515019A FR2577071B1 (fr) | 1985-02-01 | 1985-10-10 | Disjoncteur telecommande |
CN86100120A CN86100120B (zh) | 1985-02-01 | 1986-01-10 | 可遥控的断路器 |
US07/035,485 USRE33325E (en) | 1985-02-01 | 1987-04-07 | Remotely controllable circuit breaker |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60163634A JP2537486B2 (ja) | 1985-07-24 | 1985-07-24 | リモ−トコントロ−ル式回路しや断器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6224528A JPS6224528A (ja) | 1987-02-02 |
JP2537486B2 true JP2537486B2 (ja) | 1996-09-25 |
Family
ID=15777660
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60163634A Expired - Lifetime JP2537486B2 (ja) | 1985-02-01 | 1985-07-24 | リモ−トコントロ−ル式回路しや断器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2537486B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2538991B2 (ja) * | 1988-06-09 | 1996-10-02 | 松下電工株式会社 | リモ―トコントロ―ル式回路しゃ断器 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5087455U (ja) * | 1973-12-14 | 1975-07-25 | ||
JPS5929940B2 (ja) * | 1977-01-31 | 1984-07-24 | 松下電工株式会社 | 回路遮断器の消弧装置 |
-
1985
- 1985-07-24 JP JP60163634A patent/JP2537486B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6224528A (ja) | 1987-02-02 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |