JPH0642349B2 - リモ−トコントロ−ル式回路しや断器 - Google Patents
リモ−トコントロ−ル式回路しや断器Info
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- JPH0642349B2 JPH0642349B2 JP15445585A JP15445585A JPH0642349B2 JP H0642349 B2 JPH0642349 B2 JP H0642349B2 JP 15445585 A JP15445585 A JP 15445585A JP 15445585 A JP15445585 A JP 15445585A JP H0642349 B2 JPH0642349 B2 JP H0642349B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 この発明は、リモートコントロール式回路しゃ断器に関
するものである。
するものである。
従来のリモートコントロール式回路しゃ断器は、回路を
オンオフ操作する手段のハンドルに電磁石の駆動部を連
結したものであった。そのため、ハンドルで回路をオン
オフすることができるとともに、電磁石を遠隔信号で駆
動しても回路をオンオフすることができる。
オンオフ操作する手段のハンドルに電磁石の駆動部を連
結したものであった。そのため、ハンドルで回路をオン
オフすることができるとともに、電磁石を遠隔信号で駆
動しても回路をオンオフすることができる。
ところが、管理その他の理由で負荷回路を勝手にオンし
ないようにする、すなわちオフ優先をする必要がある場
合、前記リモートコントロール式回路しゃ断器では、電
磁石でオフにしてもハンドルを操作することにより回路
をオンすることができるとともに、ハンドルでオフして
も電磁石で回路をオンすることができるため、前記必要
性に応じられないという欠点があった。
ないようにする、すなわちオフ優先をする必要がある場
合、前記リモートコントロール式回路しゃ断器では、電
磁石でオフにしてもハンドルを操作することにより回路
をオンすることができるとともに、ハンドルでオフして
も電磁石で回路をオンすることができるため、前記必要
性に応じられないという欠点があった。
この発明の目的は、オフ優先機能を具備したリモートコ
ントロール式回路しゃ断器を提供することである。
ントロール式回路しゃ断器を提供することである。
この発明は、ハンドルの操作により可動接触子をオン位
置とオフ位置とに移動できるとともに異常電流検出部の
動作に連動して可動接触子をトリップ開極する構成を有
しかつハンドルによる投入時にハンドルの投入速度に比
例して可動接触子が投入動作する遅入式開閉・トリップ
手段と、前記可動接触子に対向する固定接触子と、この
固定接触子に連接されてその固定接触子を前記可動接触
子のオン位置と可動接触子から離間する位置とに制御す
る電磁石とを備えたものである。
置とオフ位置とに移動できるとともに異常電流検出部の
動作に連動して可動接触子をトリップ開極する構成を有
しかつハンドルによる投入時にハンドルの投入速度に比
例して可動接触子が投入動作する遅入式開閉・トリップ
手段と、前記可動接触子に対向する固定接触子と、この
固定接触子に連接されてその固定接触子を前記可動接触
子のオン位置と可動接触子から離間する位置とに制御す
る電磁石とを備えたものである。
この発明によれば、固定接触子を電磁石で可動接触子の
オン位置と可動接触子から離間する位置とに制御するよ
うにしたため、ハンドルで可動接触子をオフにすると電
磁石を駆動しても接点がオンになることがなく、また電
磁石で固定接触子をオフにするとハンドルを操作しても
接点がオンになることがない。すなわち、オフ優先機能
を具備したこととなる。また開閉・トリップ手段を遅入
式にしたため、可動接触子の投入速度が人の手で操作さ
れるハンドル操作の速度によるので反転ばねの動作で投
入される速入式と比べて遅くなる。したがって固定接触
子に対する衝撃や接点パウンスが小さく電磁石にかかる
衝撃が小さくなり長寿命かつ高信頼性を確保することが
できる。
オン位置と可動接触子から離間する位置とに制御するよ
うにしたため、ハンドルで可動接触子をオフにすると電
磁石を駆動しても接点がオンになることがなく、また電
磁石で固定接触子をオフにするとハンドルを操作しても
接点がオンになることがない。すなわち、オフ優先機能
を具備したこととなる。また開閉・トリップ手段を遅入
式にしたため、可動接触子の投入速度が人の手で操作さ
れるハンドル操作の速度によるので反転ばねの動作で投
入される速入式と比べて遅くなる。したがって固定接触
子に対する衝撃や接点パウンスが小さく電磁石にかかる
衝撃が小さくなり長寿命かつ高信頼性を確保することが
できる。
実施例 この発明の一実施例を第1図ないし第7図に基づいて説
明する。すなわち、このリモートコントロール式回路し
ゃ断器は、ハンドル1の操作により可動接触子2をオン
位置とオフ位置とに移動できるとともに異常電流検出部
3の動作に連動して可動接触子2をトリップ開極する構
成を有しかつハンドル1による投入時にハンドル1の投
入速度に比例して可動接触子2が投入動作する遅入式開
閉・トリップ手段4と、前記可動接触子2に対向する固
定接触子5と、この固定接触子5に連接されてその固定
接触子5を前記可動接触子2のオン位置と可動接触子2
から離間する位置とに制御する電磁石6とを備えてい
る。
明する。すなわち、このリモートコントロール式回路し
ゃ断器は、ハンドル1の操作により可動接触子2をオン
位置とオフ位置とに移動できるとともに異常電流検出部
3の動作に連動して可動接触子2をトリップ開極する構
成を有しかつハンドル1による投入時にハンドル1の投
入速度に比例して可動接触子2が投入動作する遅入式開
閉・トリップ手段4と、前記可動接触子2に対向する固
定接触子5と、この固定接触子5に連接されてその固定
接触子5を前記可動接触子2のオン位置と可動接触子2
から離間する位置とに制御する電磁石6とを備えてい
る。
以下詳細に説明すると、ケース7は側面(図で正面側)
が開口し、その開口をカバー(図示せず)で閉成する。
このケース7の両端部に負荷端子8およびプラグイン金
具で形成された電源端子9が配設されている。遅入式開
閉・トリップ手段4は、ハンドル1,可動接触子2,固
定接触子5,復帰ばね10で構成された開閉手段と、バ
イメタルを実施例とする異常電流検出部3,ラッチリン
ク11,トリップリンク12,作動リンク26および摺
動子33で構成されたトリップ手段とを備えている。
が開口し、その開口をカバー(図示せず)で閉成する。
このケース7の両端部に負荷端子8およびプラグイン金
具で形成された電源端子9が配設されている。遅入式開
閉・トリップ手段4は、ハンドル1,可動接触子2,固
定接触子5,復帰ばね10で構成された開閉手段と、バ
イメタルを実施例とする異常電流検出部3,ラッチリン
ク11,トリップリンク12,作動リンク26および摺
動子33で構成されたトリップ手段とを備えている。
ハンドル1は中間部が固定軸13で軸支されるとともに
ねじりコイルばねを実施例とするハンドル復帰ばね14
の軸部が固定軸13に支持されてハンドル5をオフ側に
付勢している。このハンドル1はケース7の露出穴59
よりつまみ部60が露出するとともに固定軸13を中心
にしてつまみ部60の反対側に連結部61およびリセッ
ト突起58を突設している。また可動接触子2は、第2
図のように逆U字形をなす接触子ホルダ15の内側にL
字形をなす可動接触子16が遊嵌し、可動接触子板16
の上端が接触子ホルダ15の切欠17を貫通し、接触子
ホルダ15の側板のスリット18に可動接触子板16の
両側のガイド片19がスライド自在に支持され、接触子
ホルダ15と可動接触子板16の間に接触圧ばね20が
圧縮介在されている。可動接触子板16の下面に可動接
点21が設けられる。また接触子ホルダ15の側板を切
起した切起し片22がケース7およびカバーに形成され
たガイド溝(図示せず)に摺動自在に支持され、固定接
触子板16の垂直片に復帰ばね受け23を取付けてい
る。このようにした可動接触子2はケース7およびカバ
ーのガイド突条24に接触子ホルダ15の両側部がガイ
ドされるとともに、復帰ばね受け23に対向するばね受
け25がケース7に形成され、このばね受け25と復帰
ばね受け23との間に復帰ばね10が介在される。作動
リンク26はコ字形をなしその両端を軸部26a,26
bとなし、軸部26aをハンドル1に連接し、軸部26
bをケース7のガイドスリット27に摺動自在に支持す
るとともにラッチリンク11の一端に連結される。また
軸部26bにリセット用ばね60の巻部を保持してい
る。またトリップリンク12はケース7に固定軸28に
より中間部が支持され、トリップリンク12が一端のラ
ッチ係合部29にラッチリンク11の他端部が係合し、
ねじりコイルばねを実施例とするトリップリンク復帰ば
ね30の軸部を固定軸28に嵌合し、一端をトリップリ
ンク12に係止し、他端をケース7のストッパ31に係
止してトリップリンク12をラッチリンク11に係止す
る方向に付勢している。ラッチリンク11の中間部にケ
ース7のガイドスリット32に摺動自在に支持された摺
動子33の一端が当接するとともに摺動子33の他端に
前記可動接触子2の接触子ホルダ15が当接する。また
トリップリンク12と平行にバイメタルを実施例とする
異常電流検出部3の基端部が負荷端子8の端子板34に
接続され、その先端に調節ねじ35を設けるとともに調
節ねじ35の先端を前記トリップリンク12のラッチ係
合部29と反対側に対向している。なお、36は消孤グ
リッドでそのアーク走行板37は負荷端子8の端子板3
4に連結している。また38はその排気孔、39は異常
電流検出部3と可動接触子2の可動接触子板16に接続
される可とう電線である。
ねじりコイルばねを実施例とするハンドル復帰ばね14
の軸部が固定軸13に支持されてハンドル5をオフ側に
付勢している。このハンドル1はケース7の露出穴59
よりつまみ部60が露出するとともに固定軸13を中心
にしてつまみ部60の反対側に連結部61およびリセッ
ト突起58を突設している。また可動接触子2は、第2
図のように逆U字形をなす接触子ホルダ15の内側にL
字形をなす可動接触子16が遊嵌し、可動接触子板16
の上端が接触子ホルダ15の切欠17を貫通し、接触子
ホルダ15の側板のスリット18に可動接触子板16の
両側のガイド片19がスライド自在に支持され、接触子
ホルダ15と可動接触子板16の間に接触圧ばね20が
圧縮介在されている。可動接触子板16の下面に可動接
点21が設けられる。また接触子ホルダ15の側板を切
起した切起し片22がケース7およびカバーに形成され
たガイド溝(図示せず)に摺動自在に支持され、固定接
触子板16の垂直片に復帰ばね受け23を取付けてい
る。このようにした可動接触子2はケース7およびカバ
ーのガイド突条24に接触子ホルダ15の両側部がガイ
ドされるとともに、復帰ばね受け23に対向するばね受
け25がケース7に形成され、このばね受け25と復帰
ばね受け23との間に復帰ばね10が介在される。作動
リンク26はコ字形をなしその両端を軸部26a,26
bとなし、軸部26aをハンドル1に連接し、軸部26
bをケース7のガイドスリット27に摺動自在に支持す
るとともにラッチリンク11の一端に連結される。また
軸部26bにリセット用ばね60の巻部を保持してい
る。またトリップリンク12はケース7に固定軸28に
より中間部が支持され、トリップリンク12が一端のラ
ッチ係合部29にラッチリンク11の他端部が係合し、
ねじりコイルばねを実施例とするトリップリンク復帰ば
ね30の軸部を固定軸28に嵌合し、一端をトリップリ
ンク12に係止し、他端をケース7のストッパ31に係
止してトリップリンク12をラッチリンク11に係止す
る方向に付勢している。ラッチリンク11の中間部にケ
ース7のガイドスリット32に摺動自在に支持された摺
動子33の一端が当接するとともに摺動子33の他端に
前記可動接触子2の接触子ホルダ15が当接する。また
トリップリンク12と平行にバイメタルを実施例とする
異常電流検出部3の基端部が負荷端子8の端子板34に
接続され、その先端に調節ねじ35を設けるとともに調
節ねじ35の先端を前記トリップリンク12のラッチ係
合部29と反対側に対向している。なお、36は消孤グ
リッドでそのアーク走行板37は負荷端子8の端子板3
4に連結している。また38はその排気孔、39は異常
電流検出部3と可動接触子2の可動接触子板16に接続
される可とう電線である。
電磁石6は、第3図にも示すように二安定型であって、
コイル枠40,コイル枠40を摺動自在に貫通するアー
マチュア41,アーマチュア41の両端部に設けられた
接極子42,43,コ字形をなし大きさの異なる一対の
ヨーク44,45,このヨーク44,45間に配設され
てヨーク44,45を異磁極に磁化する一対の永久磁石
46,47,コイル枠40の周胴部に巻装されたコイル
48からなっている。ヨーク44,45はコイル枠40
の両側からコイル枠40を挟むように装着され、接極子
42,43はそれぞれヨーク44,45の両端片の間に
位置してアーマチュア41がコイル48による励磁で動
作するにともない第1図または第5図の状態にヨーク4
4,45に接触して、永久磁石46,47の吸引力によ
り二安定に保持される。またコイル48に通電すること
によりその通電方向によりアーマチュア41を第1図ま
たは第5図の状態に一つの安定状態から反対側の他の安
定状態に移動させることができる。
コイル枠40,コイル枠40を摺動自在に貫通するアー
マチュア41,アーマチュア41の両端部に設けられた
接極子42,43,コ字形をなし大きさの異なる一対の
ヨーク44,45,このヨーク44,45間に配設され
てヨーク44,45を異磁極に磁化する一対の永久磁石
46,47,コイル枠40の周胴部に巻装されたコイル
48からなっている。ヨーク44,45はコイル枠40
の両側からコイル枠40を挟むように装着され、接極子
42,43はそれぞれヨーク44,45の両端片の間に
位置してアーマチュア41がコイル48による励磁で動
作するにともない第1図または第5図の状態にヨーク4
4,45に接触して、永久磁石46,47の吸引力によ
り二安定に保持される。またコイル48に通電すること
によりその通電方向によりアーマチュア41を第1図ま
たは第5図の状態に一つの安定状態から反対側の他の安
定状態に移動させることができる。
このアーマチュア41の一端に第1図のように連接杆4
9が一体に連結され、その先端の溝50に固定接触子5
の連接端部側が係合している。ここで固定接触子5は矩
形平板で形成され、てこ比で定められた中間部の所定位
置に軸受け51を有して固定軸52に回動自在に支持さ
れ、その先端部に可動接点21に対向する固定接点53
を設けている。
9が一体に連結され、その先端の溝50に固定接触子5
の連接端部側が係合している。ここで固定接触子5は矩
形平板で形成され、てこ比で定められた中間部の所定位
置に軸受け51を有して固定軸52に回動自在に支持さ
れ、その先端部に可動接点21に対向する固定接点53
を設けている。
この回路しゃ断器の電路は、負荷端子8,端子板34,
異常電流検出部3,異常電流検出部3の上端に溶接され
た可とう電線39,その可とう電線39が溶接された可
動接触子2,可動接点21,固定接点53,固定接触子
5,固定接触子5の固定接点53と反対側に溶接された
可とう電線54,その可とう電線54に接続された電源
端子9により構成される。
異常電流検出部3,異常電流検出部3の上端に溶接され
た可とう電線39,その可とう電線39が溶接された可
動接触子2,可動接点21,固定接点53,固定接触子
5,固定接触子5の固定接点53と反対側に溶接された
可とう電線54,その可とう電線54に接続された電源
端子9により構成される。
なお、55は電磁石6の励磁動作を表示する発光ダイオ
ード、56はその窓、57は調製ねじ35を調節する窓
である。
ード、56はその窓、57は調製ねじ35を調節する窓
である。
このリモートコントロール式回路しゃ断器の動作につい
て説明する。すなわち、第1図はオン状態であり、固定
接触子5は電磁石6のアーマチュア2により第1図で下
位側安定位置にあるため固定接触子5は可動接触子2の
オン位置にあり、また可動接触子2はトリップリンク1
2にラッチリンク11がラッチされた状態でハンドル1
を後述の第4図の状態から第1図の状態へ反時計方向に
回動することにより作動リンク26を押し下げてラッチ
リンク11をラッチ係合部29を支点に反時計方向に回
動し摺動子33を押し下げ、これにより可動接触子2が
ガイド突条24等にガイドされて下降動作し復帰ばね1
0を圧縮するとともに可動接点21が固定接点53に接
触しさらに接点圧ばね20が圧縮されて接点圧が付与さ
れる。この場合、可動接点21の固定接点53に対する
投入速度はハンドル1の動作にともない作動リンク2
6,ラッチリンク11,摺動子33を介して投入される
ため、ハンドル1の速度に比例した速度となる。そのた
め、接点投入は遅入動作となる。なお、オン状態のハン
ドル1は固定軸13と作動リンク26の軸部26bとを
結ぶ線を作動リンク26の軸部26aが第1図でトリッ
プリンク12側に交差移動することにより復帰ばね10
のばね力で保持される。
て説明する。すなわち、第1図はオン状態であり、固定
接触子5は電磁石6のアーマチュア2により第1図で下
位側安定位置にあるため固定接触子5は可動接触子2の
オン位置にあり、また可動接触子2はトリップリンク1
2にラッチリンク11がラッチされた状態でハンドル1
を後述の第4図の状態から第1図の状態へ反時計方向に
回動することにより作動リンク26を押し下げてラッチ
リンク11をラッチ係合部29を支点に反時計方向に回
動し摺動子33を押し下げ、これにより可動接触子2が
ガイド突条24等にガイドされて下降動作し復帰ばね1
0を圧縮するとともに可動接点21が固定接点53に接
触しさらに接点圧ばね20が圧縮されて接点圧が付与さ
れる。この場合、可動接点21の固定接点53に対する
投入速度はハンドル1の動作にともない作動リンク2
6,ラッチリンク11,摺動子33を介して投入される
ため、ハンドル1の速度に比例した速度となる。そのた
め、接点投入は遅入動作となる。なお、オン状態のハン
ドル1は固定軸13と作動リンク26の軸部26bとを
結ぶ線を作動リンク26の軸部26aが第1図でトリッ
プリンク12側に交差移動することにより復帰ばね10
のばね力で保持される。
第4図はハンドル1によるオフ状態である。第1図の状
態からハンドル1を時計方向に回動すると、作動リンク
26のハンドル1側の軸部26aが固定軸13と作動リ
ンク26のラッチリンク11側の軸部26bを結ぶ線を
前記と反対側に交差することによりハンドル1は反転と
なり、復帰ばね10のばね力により可動接触子2を押上
げ、摺動子33を押上げて、軸部26bはガイドスリッ
ト27の上端側に移動する。この結果、可動接点21が
固定接点53から離れ、オフ状態となる。
態からハンドル1を時計方向に回動すると、作動リンク
26のハンドル1側の軸部26aが固定軸13と作動リ
ンク26のラッチリンク11側の軸部26bを結ぶ線を
前記と反対側に交差することによりハンドル1は反転と
なり、復帰ばね10のばね力により可動接触子2を押上
げ、摺動子33を押上げて、軸部26bはガイドスリッ
ト27の上端側に移動する。この結果、可動接点21が
固定接点53から離れ、オフ状態となる。
第5図は電磁石6によるオフ状態である。第1図の状態
から外部信号を電磁石6のコイル48に通電してアーマ
チュア41を上昇動作させ、永久磁石46,47により
保持させると、アーマチュア41の動作に連動して固定
接触子5が固定軸52を中心に回動し、固定接点53が
可動接点21から離れ、回路はオフとなる。その離間量
は固定接触子5の固定軸52のてこ比により設定でき、
特にアーマチュア41の移動量を小さくしてしかも固定
接点53の離間量を大きくとることにより電磁石6の小
型化ができる。
から外部信号を電磁石6のコイル48に通電してアーマ
チュア41を上昇動作させ、永久磁石46,47により
保持させると、アーマチュア41の動作に連動して固定
接触子5が固定軸52を中心に回動し、固定接点53が
可動接点21から離れ、回路はオフとなる。その離間量
は固定接触子5の固定軸52のてこ比により設定でき、
特にアーマチュア41の移動量を小さくしてしかも固定
接点53の離間量を大きくとることにより電磁石6の小
型化ができる。
第6図はトリップ状態である。電路に過電流が流れる
と、異常電流検出部10が動作してトリップリンク12
が復帰ばね30に抗して回動し、そのラッチ係合部29
がラッチリンク11から外れ、ラッチリンク11の規制
が解除される。そのため摺動子33を介してラッチリン
ク15に加わっていた復帰ばね10の圧力によりラッチ
リンク11が軸部26bを支点に回動し、可動接触子2
は上昇して可動接点21が固定接点53から離れるトリ
ップオフとなる。第6図はハンドル1がオン位置にある
が復帰ばね14によりオフ側に回動し、リセット用ばね
60との力関係でラッチリンク11が支持されてハンド
ル1が中立に位置する。また短絡電流が流れると、可動
接触子2と固定接触子5の相互の電磁反発力により固定
接触子5が電磁石6の永久磁石46,47の吸引力に抗
して離間する瞬時開極が行われ、その動作に追い掛ける
ように異常電流検出部3が動作してトリップリンク12
が引外し動作する。
と、異常電流検出部10が動作してトリップリンク12
が復帰ばね30に抗して回動し、そのラッチ係合部29
がラッチリンク11から外れ、ラッチリンク11の規制
が解除される。そのため摺動子33を介してラッチリン
ク15に加わっていた復帰ばね10の圧力によりラッチ
リンク11が軸部26bを支点に回動し、可動接触子2
は上昇して可動接点21が固定接点53から離れるトリ
ップオフとなる。第6図はハンドル1がオン位置にある
が復帰ばね14によりオフ側に回動し、リセット用ばね
60との力関係でラッチリンク11が支持されてハンド
ル1が中立に位置する。また短絡電流が流れると、可動
接触子2と固定接触子5の相互の電磁反発力により固定
接触子5が電磁石6の永久磁石46,47の吸引力に抗
して離間する瞬時開極が行われ、その動作に追い掛ける
ように異常電流検出部3が動作してトリップリンク12
が引外し動作する。
トリップ後のリセットは、異常電流検出部3は回路の開
により冷却されて自然復帰し、トリップリンク77は復
帰ばね76により復帰し、また中立状態のハンドル5を
第4図に示すハンドル5のオフ側に倒すことにより、リ
セット用ばね60によりラッチリンク11が復帰するた
めランチリンク11の係止側をトリップリンク12のラ
ッチ係合部29にラッチし、第4図に示すオフ状態とな
る。
により冷却されて自然復帰し、トリップリンク77は復
帰ばね76により復帰し、また中立状態のハンドル5を
第4図に示すハンドル5のオフ側に倒すことにより、リ
セット用ばね60によりラッチリンク11が復帰するた
めランチリンク11の係止側をトリップリンク12のラ
ッチ係合部29にラッチし、第4図に示すオフ状態とな
る。
このように構成したため、電磁石6およびハンドル1の
いずれで接点をオフにしても、他方で接点をオンにする
ことができないオフ優先機能が実現でき、オフ優先機能
を必要とする要望に応えることができる。また開閉・ト
リップ手段4を遅入式としたため、オン時の接点投入動
作が遅くなり、固定接触子5,固定接触子5を支持する
電磁石6に衝撃を与えずかつ接点バウンスを低減するこ
とができるので、信頼性を向上でき長寿命を達成するこ
とができる。
いずれで接点をオフにしても、他方で接点をオンにする
ことができないオフ優先機能が実現でき、オフ優先機能
を必要とする要望に応えることができる。また開閉・ト
リップ手段4を遅入式としたため、オン時の接点投入動
作が遅くなり、固定接触子5,固定接触子5を支持する
電磁石6に衝撃を与えずかつ接点バウンスを低減するこ
とができるので、信頼性を向上でき長寿命を達成するこ
とができる。
なお、この発明において、遅入式開閉・トリップ手段は
ハンドル1の操作により接点を開閉することができ、異
常電流検出部の動作によりトリップ動作することができ
るとともに、接点投入速度がハンドル1の動作速度に比
例するものであればよく、前記実施例の機構に限定され
ないものてある。また電磁石は有極型に限らないし往復
型でなく、回動型でもよい。なお、第2の実施例の開閉
・トリップ手段4において、摺動子33はラッチリンク
11と可動接触子2との間に介在されているが、両者に
リンク結合する構成でもよく、この場合復帰ばね10は
ラッチリンク11または作動リンク26に設けられても
よい。また接点圧ばね20で復帰ばね10を兼用しばね
受け25をストッパとするものでもよい。また異常電流
検出部3はバイメタルを実施例としたが、電磁式等で構
成してもよい。
ハンドル1の操作により接点を開閉することができ、異
常電流検出部の動作によりトリップ動作することができ
るとともに、接点投入速度がハンドル1の動作速度に比
例するものであればよく、前記実施例の機構に限定され
ないものてある。また電磁石は有極型に限らないし往復
型でなく、回動型でもよい。なお、第2の実施例の開閉
・トリップ手段4において、摺動子33はラッチリンク
11と可動接触子2との間に介在されているが、両者に
リンク結合する構成でもよく、この場合復帰ばね10は
ラッチリンク11または作動リンク26に設けられても
よい。また接点圧ばね20で復帰ばね10を兼用しばね
受け25をストッパとするものでもよい。また異常電流
検出部3はバイメタルを実施例としたが、電磁式等で構
成してもよい。
この発明によれば、固定接触子を電磁石で可動接触子の
オン位置と可動接触子から離間する位置とに制御するよ
うにしたため、ハンドルで可動接触子をオフにすると電
磁石を駆動しても接点がオンになることがなく、また電
磁石で固定接触子をオフにするとハンドルを操作しても
接点がオンになることがない。すなわち、オフ優先機能
を具備したこととなる。また開閉・トリップ手段を遅入
式にしたため、可動接触子の投入速度が人の手で操作さ
れるハンドル操作の速度によるので反転ばねの動作で投
入される速入式と比べて遅くなる。したがって固定接触
子に対する衝撃や接点パウンスが小さく電磁石にかかる
衝撃が小さくなり長寿命かつ高信頼性を確保することが
できるという効果がある。
オン位置と可動接触子から離間する位置とに制御するよ
うにしたため、ハンドルで可動接触子をオフにすると電
磁石を駆動しても接点がオンになることがなく、また電
磁石で固定接触子をオフにするとハンドルを操作しても
接点がオンになることがない。すなわち、オフ優先機能
を具備したこととなる。また開閉・トリップ手段を遅入
式にしたため、可動接触子の投入速度が人の手で操作さ
れるハンドル操作の速度によるので反転ばねの動作で投
入される速入式と比べて遅くなる。したがって固定接触
子に対する衝撃や接点パウンスが小さく電磁石にかかる
衝撃が小さくなり長寿命かつ高信頼性を確保することが
できるという効果がある。
第1図はこの発明の一実施例のオン状態のカバーを外し
た状態の正面図、第2図はその可動接触子の分解斜視
図、第3図は電磁石の斜視図、第4図は手動オフ状態の
カバーを外した状態の正面図、第5図は遠隔オフ状態の
カバーを外した状態の正面図、第6図はトリップ状態の
正面図である。 1……ハンドル、2……可動接触子、3……異常電流検
出部、4……遅入式開閉・トリップ手段、5……固定接
触子、6……電磁石
た状態の正面図、第2図はその可動接触子の分解斜視
図、第3図は電磁石の斜視図、第4図は手動オフ状態の
カバーを外した状態の正面図、第5図は遠隔オフ状態の
カバーを外した状態の正面図、第6図はトリップ状態の
正面図である。 1……ハンドル、2……可動接触子、3……異常電流検
出部、4……遅入式開閉・トリップ手段、5……固定接
触子、6……電磁石
Claims (1)
- 【請求項1】ハンドルの操作により可動接触子をオン位
置とオフ位置とに移動できるとともに異常電流検出部の
動作に連動して可動接触子をトリップ開極する構成を有
しかつハンドルによる投入時にハンドルの投入速度に比
例して可動接触子が投入動作する遅入式開閉・トリップ
手段と、前記可動接触子に対向する固定接触子と、この
固定接触子に連接されてその固定接触子を前記可動接触
子のオン位置と可動接触子から離間する位置とに制御す
る電磁石とを備えたリモートコントロール式回路しゃ断
器。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15445585A JPH0642349B2 (ja) | 1985-07-12 | 1985-07-12 | リモ−トコントロ−ル式回路しや断器 |
US06/772,912 US4604596A (en) | 1985-02-01 | 1985-09-05 | Remotely controllable circuit breaker |
DE19853535567 DE3535567A1 (de) | 1985-02-01 | 1985-10-04 | Fernsteuerbarer unterbrecher |
FR858515019A FR2577071B1 (fr) | 1985-02-01 | 1985-10-10 | Disjoncteur telecommande |
CN86100120A CN86100120B (zh) | 1985-02-01 | 1986-01-10 | 可遥控的断路器 |
US07/035,485 USRE33325E (en) | 1985-02-01 | 1987-04-07 | Remotely controllable circuit breaker |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15445585A JPH0642349B2 (ja) | 1985-07-12 | 1985-07-12 | リモ−トコントロ−ル式回路しや断器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6215725A JPS6215725A (ja) | 1987-01-24 |
JPH0642349B2 true JPH0642349B2 (ja) | 1994-06-01 |
Family
ID=15584598
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15445585A Expired - Lifetime JPH0642349B2 (ja) | 1985-02-01 | 1985-07-12 | リモ−トコントロ−ル式回路しや断器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0642349B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5231834B2 (ja) * | 2008-02-21 | 2013-07-10 | パナソニックエコソリューションズ電路株式会社 | 回路遮断器 |
-
1985
- 1985-07-12 JP JP15445585A patent/JPH0642349B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6215725A (ja) | 1987-01-24 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |