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JP2531618B2 - リモ−トコントロ−ル式回路しや断器 - Google Patents

リモ−トコントロ−ル式回路しや断器

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Publication number
JP2531618B2
JP2531618B2 JP60154454A JP15445485A JP2531618B2 JP 2531618 B2 JP2531618 B2 JP 2531618B2 JP 60154454 A JP60154454 A JP 60154454A JP 15445485 A JP15445485 A JP 15445485A JP 2531618 B2 JP2531618 B2 JP 2531618B2
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Japan
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fixed
fixed contact
movable contact
movable
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JP60154454A
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JPS6215724A (ja
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洋一 横山
秀也 近藤
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP60154454A priority Critical patent/JP2531618B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 この発明は、リモートコントロール式回路しゃ断器に
関するものである。
〔背景技術〕
従来のリモートコントロール式回路しゃ断器は、回路
をオンオフ操作する手動のハンドルに電磁石の駆動部を
連結したものであった。そのため、ハンドルで回路をオ
ンオフすることができるとともに、電磁石を遠隔信号で
駆動しても回路をオンオフすることができる。
ところが、管理その他の理由で負荷回路を勝手にオン
しないようにする、すなわちオフ優先をする必要がある
場合、前記リモートコントロール式回路しゃ断器では、
電磁石でオフにしてもハンドルを操作することにより回
路をオンにすることができるとともに、ハンドルでオフ
にしても電磁石で回路をオンにすることができるため、
前記必要性に応じられないという欠点があった。
〔発明の目的〕
この発明の目的は、オフ優先機能を具備したリモート
コントロール式回路しゃ断器を提供することである。
〔発明の開示〕
この発明は、ハンドルの操作により可動接触子をオン
位置とオフ位置とに移動できるとともに異常電流検出部
の動作に連動して可動接触子をトリップ開極する構成を
有する開閉・トリップ手段と、固定軸に回動自在に軸支
されて前記オン位置の前記可動接触子の可動接点に接触
する位置と前記可動接点から離れた位置との間を移動可
能な固定接点を有する固定接触子と、この固定接触子の
前記固定軸を間にして前記固定接点と反対側に連接され
て励磁により前記固定接触子を前記可動接触子のオン位
置と可動接触子から離間する位置とに制御するとともに
無励磁で前記可動接触子のオン位置に前記固定接触子を
保持するアーマチュアを有してこのアーマチュアが前記
固定接触子と同方向に動作する有極の電磁石とを備えた
ものである。
この発明によれば、固定接触子と同方向に動作する電
磁石のアーマチュアで、固定接触子を可動接触子のオン
位置と可動接触子から離間する位置とに移動するように
制御したため、ハンドルで可動接触子をオフにすると電
磁石を駆動しても接点がオンになることがなく、また電
磁石で固定接触子をオフにするとハンドルを操作しても
接点がオンになることがない。すなわち、オフ優先機能
を具備したこととなる。また固定接触子を固定軸に回動
自在に支持して電磁石と連接したため、固定接点の開離
距離を大きくてとってもてこ比の設定により電磁石のス
トロークを小さくでき電磁石の小型化ができる。さらに
可動接触子のオン位置での固定接触子の保持を電磁石の
永久磁石によっているため、オン時の消費電力が必要で
なくなるとともに、電磁石のストロークが小さくなるよ
うに固定接触子のてこ比を設定しても、電磁力を大きく
する必要がない。また電磁石のアーマチュアが固定接触
子のオン位置の方向に動作することにより、アーマチュ
アの磁気吸引力により固定接触子をオン位置に保持する
ので、可動接触子が固定接触子に衝突したときの衝撃力
を可動接触子側のばねとともに磁気吸引力によっても吸
収でき、このため接点バウンスを低減しやすい。
実施例 この発明の第1の実施例を第1図ないし第7図に基づ
いて説明する。すなわち、このリモートコントロール式
回路しゃ断器は、ハンドル5の操作により可動接触子6
をオン位置とオフ位置とに移動できるとともに異常電流
検出部10の動作に連動して可動接触子6をトリップ開極
する構成を有する開閉・トリップ手段4,9と、固定軸7a
に回動自在に軸支されてオン位置の可動接触子6の可動
接点20に接触する位置と可動接点20から離れた位置との
間を移動可能な固定接点33を有する固定接触子7と、こ
の固定接触子7の固定軸7aを間にして固定接点33と反対
側に連接されて励磁により固定接触子7を可動接触子6
のオン位置と可動接触子6から離間する位置とに制御す
るとともに無励磁で可動接触子6のオン位置に固定接触
子7を保持するアーマチュア32を有してアーマチュア32
が固定接触子と同方向に動作する有極の電磁石31とを備
えている。
以下詳細に説明すると、ケース1は側面開口し、その
開口をカバー(図示せず)で閉成される。このケース1
の両端部に負荷端子2およびプラグイン金具で形成され
た電源端子3が配設されている。開閉手段4はいわゆる
反転ばね8を用いた速入式機構をなすもので、ハンドル
5,可動接触子6,固定接触子7および反転ばね8で構成さ
れている。またトリップ手段9はバイメタルを実施例と
する異常電流検出部10,ラッチリンク11およびトリップ
リンク12で構成されている。前記ハンドル5はケース1
の上部の固定軸13に軸支され、その上端が穴14より突出
し、かつ下端にリセット用脚5aを形成している。可動接
触子6は中間部の孔15に反転ばね8の下端フック部16が
係合し、その上端部17はトリップリンク12の中間部に係
止して可動接触子6を上方に付勢し、可動接触子6の上
端18をハンドル5の下端係止凹部19に係止し、また可動
接触子6の下端部に可動接点20が設けられ、反転ばね8
により第1図で下端部が時計方向に回動付勢されてケー
ス1に形成された可動接触子ストッパ21によりその回動
位置が規制される。可動接触子6の形状は板状で中間部
に反転ばね8およびトリップリンク12が通る穴または切
欠きを形成している。異常電流検出部10は上端が負荷端
子2の端子板22の上端折り返し部23に垂下姿勢に取付ら
れ、その姿勢が端子板22にねじ込まれた調整ねじ24によ
り調節される。ラッチリンク11は上端部がハンドル5の
近傍に固定軸25により軸支されて、異常電流検出部10と
ほぼ平行に配置され、下端の折り返し部26の内側に異常
電流検出部10の下端10aが位置して、折り返し複雑26を
異常電流検出部10の下端1aに対向している。またラッチ
リンク11は中間に引掛部27を有する。トリップリンク12
は一端がケース1に固定軸28により軸支され、その中間
部で前記反転ばね8の係止部の隣にリセット突起29を突
設し、かつ先端係止部30が前記ラッチリンク11の引掛部
27に係止(ラッチ)される。
電磁石31はケース1の開閉手段4の隣に配設され、そ
のアーマチュア32の下端の張出部32aに第2図および第
3図に示すように、前記固定接触子7の絶縁連結子7bの
基端の溝7eをかしめ固定して連結し、絶縁連結子7bの先
端部の孔7cに可動軸7dを通している。この可動軸7dと前
記可動接点20との間に固定接触子7が配置される。固定
接触子7は、可動枠7fに被さるように略逆U字形の固定
接触子板7gを固着しその表面に可動接点20に対向する固
定接点33を設けている。可動枠7fの基端部の孔7kに固定
軸7aを通して器台1に支持させ、また固定軸7aに対して
固定接点33と反対側に設けた長孔7hに前記可動軸7dを遊
嵌して固定接触子7とアーマチュア32とを連接してい
る。
この電磁石31は有極型で第2図にも示すように、コイ
ル枠34にコイル35が巻装され、コイル枠34の一側部にコ
字形の第1のヨーク36が設けられ、その一端36aに永久
磁石37を介して第2のヨーク38が対向している。アーマ
チュア32はコイル枠34を貫通し、その上端39は第1のヨ
ーク36の上端36bに永久磁石37により吸着され、下端は
第2のヨーク38に吸着されて安定状態となる。このと
き、アーマチュア32に固定された固定接触子7の固定接
点33の位置は可動接触子6のオン位置に位置し前記可動
接触子ストッパ21よりも可動接触子6をその開極側に押
した位置に保持する。すなわち永久磁石37の吸引力は反
転ばね8による可動接触子6の押圧力よりも大きく設定
されている。またコイル35に通電すると、第1のヨーク
36およびアーマチュア32を閉路として磁束が流れるた
め、アーマチュア32の張出部32aが第1のヨーク36側に
移動し、固定接触子7を可動接触子6のオン状態の位置
から可動接触子6のオフ動作方向と反対の方向に離間
し、一方可動接触子6は可動接触子ストッパ21に支持さ
れて、電磁石31によるオフ状態が形成される。この場
合、固定軸7aに対する長孔7hおよび固定接点33の位置を
てこ比の関係で設定することにより、アーマチュア32の
ストークが小さくても、オン位置の可動接点20に対する
固定接点33の離間量を充分にとることができる。なお、
アーマチュア32はヨーク36,38に永久磁石37の吸着力の
みでヨーク36,38に保持されているが、吸着力が相当強
いためアーマチュア32がその長手方向に移動することは
ない。
第4図はアーマチュア32の吸引力とばね荷重の関係を
示している。すなわち、縦軸は吸引力およびばね荷重、
横軸はアーマチュアストロークであり、Q1は無励磁吸引
力曲線、Q2は感動吸引力曲線、Q3は定格吸引力曲線、Q4
は反転ばね8のばね荷重である。固定接触子7と可動接
触子6のオン状態における固定接触子7に対する永久磁
石37の保持力はAであり、電磁石31が励磁されて動作吸
引力になるとアーマチュア32が動作して第1のヨーク36
側に移動し、励磁を解くと無励磁となるため永久磁石37
によりアーマチュア32は第2のヨーク38側に移動するこ
ととなる。
この回路しゃ断器の電路は、負荷端子2,端子板22,異
常電流検出部10,異常電流検出部10の下端に溶接された
可とう電線46,その可とう電線46が溶接された可動接触
子6,可動接点20,固定接点33,固定接触子板7d,固定接触
子板7dの固定接点33と反対側に溶接された可とう電線4
7,その可とう電線47に接続された電源端子3により構成
される。
なお、40は電磁石31の励磁動作を表示する発光ダイオ
ード、41はその窓、42は消弧グリッド、43はガス排気
孔、44は調整ねじ24を調節する窓である。
このリモートコントロール式回路しゃ断器の動作につ
いて説明する。すなわち、第1図はオン状態である。こ
の場合、電磁石31は無励磁状態であり、アーマチュア32
の固定接触子7側は第2のヨーク38に吸着されかつハン
ドル5は左側に倒れている。そのため可動接点20と固定
接点33とが接触している。また可動接触子6の接点圧は
復帰ばね8により付与されている。
第5図はハンドル5の操作によるオフ状態である。ハ
ンドル5を第1図から第5図の状態に固定軸13を支点に
右側に回動すると、可動接触子6が反転ばね8の上端17
を越えるために反転付勢されて可動接触子6は上端18を
中心に反時計方向に回動し、可動接触子6の下端がスト
ッパ45に規制され、可動接点20が固定接点21から離れる
こととなる。その結果、電磁石31を駆動しても固定接触
子7は可動接触子6のオフ位置へ移動することができな
いので、電磁石31により回路をオンにすることができな
い、オフ優先が実現されることとなる。
第6図は電磁石31によるオフの場合である。第1図の
オン状態において電磁石31に遠隔信号が印加されて定格
電流が通電されることにより励磁されると、アーマチュ
ア32が上端を中心に第1のヨーク36側に回動し、固定接
触子7が可動接触子6から離間する。このとき可動接触
子6は反転ばね8により付勢されているため同方向に回
動しようとするが、可動接触子ストッパ21により規制さ
れる。その結果、ハンドル5がオンの位置にあっても回
路はオフとなる。したがって、電磁石31を励磁されてい
るときはハンドル5をいかに操作してもオンに投入され
ることがなく、この場合もオフ優先が実現されたことと
なる。一方電磁石31の励磁を解くと永久磁石37により固
定接触子7が復帰するため固定接点33が可動接点20に接
触し回路を遠隔信号によりオンとすることができる。
第7図は過電流トリップの状態である。第1図のオン
状態において、電路に定格電流以上の過電流が流れる
と、異常電流検出部10が自己加熱されて想像線のように
湾曲してその下端部10aでラッチリンク11の折り返し部2
6を押し、そのためラッチリンク11は時計方向に少し回
動するとトリップリンク12の先端係止部30がラッチリン
ク11の引掛部27から引き外される。トリップリンク12は
反転ばね8で固定軸28を支点に時計方向に付勢されてい
るため第1図から第7図の位置に回動し、そのとき反転
ばね8の上端17が可動接触子6を交差するため可動接触
子6は反転付勢されて開極動作する。その最大開極位置
はケース1のストッパ45に規制され、また可動接触子6
の上端18はストッパ45を支点に反時計方向に回動し、ト
リップリンク12のリセット突起29に当たり、丁度ハンド
ル5が中立となる姿勢で保持される。その結果、ハンド
ル5の中立姿勢によりトリップ表示がなされることとな
る。また短絡電流が流れた場合、可動接触子6および固
定接触子板7gを流れる電流による相互の電磁反発力が永
久磁石37の吸着力よりも大きくなり、トリップリンク12
が引き外される前に瞬時に固定接触子7が電磁反発力に
より永久磁石37の吸引力に抗して第1のヨーク36側に押
されて離間し、高速限流動作となる。この場合、接点離
間により電流が小さくなり電磁反発力が小さくなると固
定接触子7は復帰するがその前に瞬時開極同差に追い掛
けるように前記トリップ動作が行われ、トリップ開極と
なる。
トリップ後のリセットは、中立姿勢のハンドル5をオ
フ側に倒すことにより行われる。すなわち、ハンドル5
をオフにするとハンドル5のリセット用脚5aによりリセ
ット突起29が押されてトリップリンク12が反時計方向に
回動しその先端係止部30がラッチリンク11の引掛部27に
ラッチされ、第5図とおなじ手動によるオフ状態とな
る。
このように構成したため、電磁石31およびハンドル5
のいずれで回路をオフにしても、他方で回路をオンにす
ることができないオフ優先機能が実現でき、オフ優先機
能を必要とする要望に応えることができる。また固定接
触子7を固定軸7aにより回動自在に支持し、その固定接
点33と反対側に電磁石31のアーマチュア32を連接したた
め、固定接触子7のてこ比により、固定接点33の可動接
点20に対する開離量を大きくとりながら、電磁石31のア
ーマチュア32のストロークを小さくするすなわち電磁石
31を小型化することができる。さらに可動接触子6のオ
ン位置での固定接触子7の保持を電磁石31の永久磁石37
によっているため、オン時の消費電力が必要でなくなる
とともに、電磁石31のストロークが小さくなるように固
定接触子7のてこ比を設定しても、電磁力を大きくする
必要がない。また電磁石31のアーマチュア32が固定接触
子7のオン位置の方向に動作することにより、アーマチ
ュア32の磁気吸引力により固定接触子7をオン位置に支
持するので、可動接触子6が固定接触子7に衝突したと
きの衝撃力を可動接触子6側のばねとともに磁気吸引力
によっても吸収でき、このため接点バウンスを低減しや
すい。
この発明の第2の実施例を第8図ないし第13図に示
す。すなわち、このリモートコントロール式回路しゃ断
器は、電磁石31が前記第1の実施例の回動型に対して往
復型であり、また開閉手段4およびトリップ手段9がい
わゆるハンドルの投入速さと同じ速さで接点が投入され
る遅入式機構である例を示すものである。
電磁石31は、第9図に示すように、コイル枠51,コイ
ル枠51を摺動自在に貫通するアーマチュア52,アーマチ
ュア52の両端部に設けられた接触子53,54,コ字形をなし
大きさの異なる一対のヨーク55,56,このヨーク55,56間
に配設されてヨーク55,56を異磁極に磁化する一対の永
久磁石57,57′,コイル枠51の周胴部に巻装されたコイ
ル58からなっている。ヨーク55,56はコイル枠51の両側
からコイル枠51を挟むように装着され、接極子53,54は
それぞれヨーク55,56の両端片の間に位置してアーマチ
ュア52がコイル58による励磁で動作するにともない第8
図または第12図の状態にヨーク55,56に接触して、永久
磁石57の吸引力により二安定に保持される。またコイル
58に通電することによりその通電方向によりアーマチュ
ア52を第8図または第12図の状態に一つの安定状態から
反対側の他の安定状態に移動することができる。
このアーマチュア52の一端に第8図のように連接杆59
が一体に連結され、その先端の溝60に固定接触子7の連
接端部側が係合している。この固定接触子7は矩形平板
で形成され、てこ比で定められた中間部の所定位置に軸
受け61を有して固定軸7aに回動自在に支持され、その先
端部に固定接点33を設けている。
開閉手段4のハンドル5は中間部が固定軸13で軸支さ
れるとともにねじりコイルばねを実施例とするハンドル
復帰ばね62の軸部が固定軸13に支持されてハンドル5を
オフ側に付勢している。また可動接触子6は、第10図の
ように逆U字形をなす接触子ホルダ63の内側にL字形を
なす可動接触子板64が遊嵌し、可動接触子板64の上端が
接触子ホルダ63の切欠68を貫通し、接触子ホルダ63の側
板のスリット65に可動接触子板64の両側のガイド片66が
スライド自在に支持され、接触子ホルダ63と可動接触子
板64の間に接触圧ばね67が圧縮介在されている。可動接
触子板64の下面に可動接点20が設けられる。また接触子
ホルダ63の側板を切起した切起し片68がケース1に形成
されたガイド溝(図示せず)に摺動自在に支持され、固
定接触子板64の垂直片に復帰ばね受け69を取付けてい
る。このようにした可動接触子6はケース1のガイド突
条70に接触子ホルダ63の両側部がガイドされるととも
に、復帰ばね受け69に対向するばね受け71がケース1に
形成され、このばね受け71と復帰ばね受け69との間に復
帰ばね72が介在される。
トリップ手段9は、作動リンク73の一端の軸部73aハ
ンドル5に連接し、その他端の軸部73bをケース1のガ
イドスリット74に摺動自在に支持するとともにラッチリ
ンク75の一端に連結される。また軸部73bにリセット用
ばね85の巻部を保持している。またケース1に固定軸76
aにより中間部が支持されたトリップリンク77の一端の
ラッチ係合部74にラッチリンク75の他端部が係合し、ト
リップリンク復帰ばね77で係合方向に付勢している。ラ
ッチリンク75の中間部にケース1のガイドスリット78に
摺動自在に支持された摺動子79の一端が当接するととも
に摺動子79の他端に前記可動接触子6の接触子ホルダ63
が当接する。またトリップリンク77と平行にバイメタル
を実施例とする異常電流検出部10の基端部が負荷端子2
の端子板80に接続され、その先端に調整ねじ24を設ける
とともに調整ねじ24の先端を前記トリップリンク77のラ
ッチ係合部74と反対側に対向している。なお、消弧グリ
ッド42のアーク走行板42′も負荷端子2の端子板80に連
結している。また異常電流検出部10と可動接触子6の可
動接触子板64に可とう電線46が接続される。その他の第
1の実施例と共通する部分は共通符号を用いて説明を省
略する。
動作において、第8図はオン状態であり、固定接触子
7は電磁石31のアーマチュア52により第8図で下位側安
定位置にあり、また可動接触子6はトリップリンク77に
ラッチリンク75がラッチされた状態でハンドル5を第8
図の状態に反時計方向に回動することにより作動リンク
73を押し下げてラッチリンク75をラッチ係合部74を支点
に反時計方向に回動し摺動子79を押し下げ、これにより
可動接触子6がガイド突条70等にガイドされて下降動作
し復帰ばね72を圧縮するとともに可動接点20が固定接点
33に接触しさらに接点圧ばね67が圧縮されて接点圧が付
与される。
第11図はハンドル5によるオフ状態である。第8図の
状態からハンドル5を時計方向に回動すると、作動リン
ク73のハンドル5側の軸部73aが固定軸13と作動リンク7
3のラッチリンク75側の軸部73bを結ぶ線を交差すること
により反転となり、復帰ばね72のばね力により可動接触
子6を押上げ、摺動子79を押上げて、軸部73bはガイド
スリット74の上端側に移動する。この結果、可動接点20
が固定接点33から離れ、オフ状態となる。
第12図は電磁石31によるオフ状態である。第8図の状
態から外部信号を電磁石31のコイル58に通電してアーマ
チュア52を上昇動作させ、永久磁石57,57′に保持させ
ると、アーマチュア52の動作に連動して固定接触子7が
固定軸7a中心に回動し、固定接点33が可動接点20から離
れ、回路はオフとなる。その離間量は固定接触子7の固
定軸7aのてこ比により設定でき、特にアーマチュア52の
移動量を小さくしてしかも固定接点33の離間量を大きく
とることにより電磁石31の小型化ができる。
第13図はトリップ状態である。電路に過電流が流れる
と、異常電流検出部10が動作してトリップリンク77が復
帰ばね76に抗して回動し、そのラッチ係合部74がラッチ
リンク75から外れ、ラッチリンク75の規制が解除され
る。そのため摺動子79を通じてラッチリンク75に加わっ
ていた復帰ばね72の圧力によりラッチリンク75が軸部73
bを支点に回動し、可動接触子6は上昇して可動接点20
が固定接点33から離れてトリップオフとなる。また短絡
電流が流れると、可動接触子6と固定接触子7の相互の
電磁反発力により固定接触子7が電磁石31の永久磁石5
7,57′の吸引力に抗して離間する瞬時開極が行われ、そ
の動作に追い掛けるように異常電流検出部10が動作して
トリップリンク77が引外し動作する。このとき、ハンド
ル5は復帰ばね62およびリセット用ばね85の力関係によ
り中立位置となる。
トリップ後のリセットは、異常電流検出部10は回路の
開により冷却されて自然復帰し、トリップリンク77は復
帰ばね76により復帰し、中立状態のハンドル5を第 図
に示すハンドル5のオフ側に回動することにより、作動
リンク73を引き上げてリセット用ばね85でラッチリンク
75が復帰しトリップリンク77に係止する。
なお、この発明において、第2の実施例の電磁石を第
1の実施例のトリップ・開閉機構に適用し、また第1の
実施例の電磁石を第2のトリップ・開閉機構に適用して
もよい。さらに第2の実施例のトリップ・開閉機構にお
いて、摺動子79はラッチリンク75と可動接触子6との間
に介在されているが、両者にリンク結合する構成でもよ
く、この場合復帰ばね72はラッチリンク75または作動リ
ンク73に設けられてもよい。また接点圧ばね67で復帰ば
ね72を兼用しばね受け71をストッパとしてもよい。また
異常電流検出部10はバイメタルを実施例としたが、電磁
式等で構成してもよい。
〔発明の効果〕
この発明によれば、固定接触子と同方向に動作する電
磁石のアーマチュアで、固定接触子を可動接触子のオン
位置と可動接触子から離間する位置とに移動するように
制御したため、ハンドルで可動接触子をオフにすると電
磁石を駆動しても接点がオンになることがなく、また電
磁石で固定接触子をオフにするとハンドルを操作しても
接点がオンになることがない。すなわち、オフ優先機能
を具備したこととなる。また固定接触子を固定軸に回動
自在に支持して電磁石と連接したため、固定接点の開離
距離を大きくてとってもてこ比の設定により電磁石のス
トロークを小さくでき電磁石の小型化ができる。さらに
可動接触子のオン位置での固定接触子の保持を電磁石の
永久磁石によっているため、オン時の消費電力が必要で
なくなるとともに、電磁石のストロークが小さくなるよ
うに固定接触子のてこ比を設定しても、電磁力を大きく
する必要がない。また電磁石のアーマチュアが固定接触
子のオン位置の方向に動作することにより、アーマチュ
アの磁気吸引力により固定接触子をオン位置に保持する
ので、可動接触子が固定接触子に衝突したときの衝撃力
を可動接触子側のばねとともに磁気吸引力によっても吸
収でき、このため接点バウンスを低減しやすいという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第1の実施例のオン状態のカバーを
外した状態の正面図、第2図はその電磁石の斜視図、第
3図は固定接触子の分解斜視図、第4図はそのアーマチ
ュアの吸引力およびばね負荷特性図、第5図は手動オフ
状態のカバーを外した状態の正面図、第6図は遠隔オフ
状態のカバーを外した状態の正面図、第7図はトリップ
状態の正面図、第8図は第2の実施例のオン状態のカバ
ーを外した状態の正面図、第9図は電磁石の分解斜視
図、第10図はその可動接触子の分解斜視図、第11図は手
動オフ状態のカバーを外した状態の正面図、第12図は遠
隔オフ状態のカバーを外した状態の正面図、第13図はト
リップ状態の正面図である。 4……開閉手段、5……ハンドル、6……可動接触子、
7……固定接触子、7a……固定軸、9……トリップ手
段、10……異常電流検出部、20……可動接点、31……電
磁石、32……アーマチュア、33……固定接点、37……永
久磁石

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハンドルの操作により可動接触子をオン位
    置とオフ位置とに移動できるとともに異常電流検出部の
    動作に連動して可動接触子をトリップ開極する構成を有
    する開閉・トリップ手段と、固定軸に回動自在に軸支さ
    れて前記オン位置の前記可動接触子の可動接点に接触す
    る位置と前記可動接点から離れた位置との間を移動可能
    な固定接点を有する固定接触子と、この固定接触子の前
    記固定軸を間にして前記固定接点と反対側に連接されて
    励磁により前記固定接触子を前記可動接触子のオン位置
    と可動接触子から離間する位置とに制御するとともに無
    励磁で前記可動接触子のオン位置に前記固定接触子を保
    持するアーマチュアを有してこのアーマチュアが前記固
    定接触子を同方向に動作する有極の電磁石とを備えたリ
    モートコントロール式回路しゃ断器。
  2. 【請求項2】前記固定接触子は、前記固定軸が前記固定
    接触子の略中央部に有し、前記固定接点が前記固定接触
    子の一端に有し、前記固定接触子の他端を前記電磁石に
    連接している特許請求の範囲第(1)項記載のリモート
    コントロール式回路しゃ断器。
  3. 【請求項3】前記開閉・トリップ手段は、速入式機構に
    より構成されている特許請求の範囲第(1)項記載のリ
    モートコントロール式回路しゃ断器。
  4. 【請求項4】前記開閉・トリップ手段は、遅入式機構に
    より構成されている特許請求の範囲第(1)項記載のリ
    モートコントロール式回路しゃ断器。
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