JP4134621B2 - 回路遮断器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、負荷に流れる電流を開閉するコンビネーションスタータとして、電磁接触器と直列接続される回路遮断器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図7は、例えば実開昭50−68264号公報、またはJISC8201−4−1に示された従来のコンビネーションスタータの構成図である。
図において、100は電路30に流れる負荷電流に基づいて動作し開閉動作を行う回路遮断器、40は電路30から電力が供給されて稼動する、例えば電動機などの負荷、50は回路遮断器100に直列接続され負荷40に流れる電流を入切して負荷40の起動停止を行う電磁接触子、51は可動接点51aを有し、固定接点52に接離する電磁接触子50の可動接触子、60は電磁接触子50に直列接続されて電路30に流れる過電流を検出する後述のサーマルリレー71のヒータである。
【0003】
70は電磁接触子50の開閉を制御する開閉制御回路で、過電流を検出したヒータ60により開閉されるサーマルリレー71、電磁接触子50を開閉させる電圧コイル72、入用押ボタン73、切用押ボタン74が直列接続されて構成されている。
【0004】
図8は、図7のコンビネーションスタータを構成する回路遮断器の断面図で、例えば、実開昭59−178843号公報に示されたものである。
図において、100は回路遮断器、1はカバー、2はベースで、カバー1とベース2により筐体を構成している。
筐体内には遮断機構Aが内蔵されており、遮断機構Aは電路30に流れる負荷電流を開閉する開閉手段である反発接触子3及びこの反発接触子3に接離する可動接触子4、過電流が流れたときに可動接触子4を反発接触子3から開離させるトグルリンク機構T、電磁引外し機構や熱動引外し機構からなる応動装置R、及び消弧板5を有している。
【0005】
反発接触子3には反発接点3a、可動接触子4には可動接点4aが夫々対向して配設されており、これらの反発接点3a、可動接点4aの近傍に消弧板5が配置されている。
6は絶縁材から成るアームで、可動接触子4はアーム6に保持されており、軸7を中心としてアーム6と共に回動するようになっている。
【0006】
8はアーム6に軸着されたピンで、このピン8にはトグルリンク機構Tの一部を構成する下部リンク9の下端部が結合している。下部リンク9の上端部はピン10によって上部リンク11の下端部と結合されており、上部リンク11の上端部はピン12によってクレドル13に結合されている。クレドル13は軸14に回動自在に軸支されており、自由端において係止部13aを有している。15は操作レバー16とピン10との間に張設されたスプリングである。
【0007】
応動装置Rは、電流リレー17、バイメタル18、トリップバー19、ラッチ20、係止レバー21等により構成されている。
22は電路30の電源側に接続される電源側端子、23は電源側端子22と反発接触子3とを電気的に接続するシャント、24は電路30の負荷側に接続される負荷側端子である。
【0008】
図9は、図7のコンビネーションスタータにおいて、電路に短絡電流などの大電流が流れたときの動作を示すタイムチャートである。
次に、図7から図9を用いて従来のコンビネーションスタータの動作について説明する。
(1)回路遮断器100の操作レバー16を図8の上方向に操作することにより上部リンク11と下部リンク9が伸長され、アーム6が軸7を中心として時計方向の回動力を与えられることにより可動接点4aが反発接点3aに接触する。このとき、クレドル13の係止部13aは係止レバー21に係止しているので、上部リンク11と下部リンク9の伸長状態が保持され、反発接点3a、可動接点4aは接触を保持し、回路遮断器100は閉路状態となる。
【0009】
(2)次に、入用押ボタン73を閉にすると電路30からサーマルリレー71、切用押ボタン74を介して電圧コイル72に電圧が印加され、電磁接触子50が閉となり負荷40に電力が供給され、負荷40が稼動する。
(3)負荷40、または回路遮断器100の下流の電路30において、短絡電流のような大電流が流れる(図9−イに示す)と、回路遮断器100内の電流リレー17が作動し、トリップバー19を軸19aを中心として時計方向へ回動させ、ラッチ20を軸20aを中心として反時計方向へ回動させる。
【0010】
(4)ラッチ20と係止レバー21との係合が解除され、係止レバー21は図示しないスプリングの付勢力により軸21aを中心として反時計方向に回動して、クレドル13の係止部13aが係止レバー21から外れる。
(5)上部リンク11と下部リンク9が座屈し、アーム6が軸7を中心として反時計方向の回動力を受けるので可動接点4aは反発接点3aから開離(図9−ロに示す)を開始する。
なお、このとき反発接触子3も可動接触子4と反発接触子3に流れる反対方向の電流による電磁反発力を受けて軸3bを中心として時計方向に回動し、可動接触子4から開離し、電路30に流れる電流はアーク(図9−ハに示す)を伴いながら遮断(図9−ニに示す)される。
【0011】
また、上記動作中において、電路30に流れる電流(図9−aに示す)は電磁接触子50にも通電されており、電磁接触子50の可動接触子51が電磁反発力を受けることにより開路と閉路を繰り返す現象(以下、チャタリング現象という。)を呈する。(図9−ニに示す)
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
従来のコンビネーションスタータは以上のように構成されているので、短絡電流のような大電流が流れたときに、回路遮断器100の電流リレー17が作動した後、可動接触子4が開離完了するまで、電磁接触子50に短絡電流が流れ続け、電磁接触子50の可動接触子51が電磁反発力を受け、チャタリング現象(図9−ニに示す)によって、可動接触子51の可動接点51aおよび固定接点52が異常摩耗や溶着を生じるという問題があった。
【0013】
この発明は、上記のような問題を解決するためになされたものであり、電磁接触子の可動接触子の可動接点および固定接点が異常摩耗や溶着することがなく、該電磁接触子と直列接続され、確実に負荷電流を開閉するコンビネーションスタータが構築できる回路遮断器を提供することを目的としている。
【0019】
この発明に係る回路遮断器は、筐体と、この筐体に収納され複数極の電路に流れる負荷電流を開閉する開閉手段と、複数極の電路の夫々に配設され、短絡電流などの大電流のときに応動する複数の電流リレーと、この電流リレーの動作に基づいて開閉手段を動作させて電路を開路させるトグルリンク機構と、電流リレーの動作に基づいて開閉される制御スイッチと、この制御スイッチの開閉信号を出力する出力端子とを備え、複数の電流リレーおよび制御スイッチの双方に係合する連結棒により、複数の電流リレーの少なくともいずれか一つの電流リレーが動作したときに制御スイッチが開閉されるとともに、電流リレーは、短絡電流などの大電流が流れたときに磁束を発生する電流コイルと、磁束に基づいて往復動して連結棒を回動せしめるプランジャと、電路に流れる電流が小さいときに連結棒を回動せしめないようにプランジャを付勢する弾性部材とにより構成されるものである。
【0020】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1によるコンビネーションスタータの構成図である。
図において、101は電路30に流れる負荷電流に基づいて動作し開閉動作を行う回路遮断器、40は電路30から電力が供給されて稼動する、例えば電動機などの負荷、50は回路遮断器100に直列接続され負荷40に流れる電流を入切して負荷40の起動停止を行う電磁接触子、51は可動接点51aを有し、固定接点52に接離する電磁接触子50の可動接触子、60は電磁接触子50に直列接続されて電路30に流れる過電流を検出する後述のサーマルリレー71のヒータである。
【0021】
なお、回路遮断器101には後述の電流リレー170の動作に基づいて開閉される制御スイッチ25が内蔵されており、制御スイッチ25の開閉信号は引出線26を介して出力端子27から外部へ取り出される。
70は電磁接触子50の開閉を制御する開閉制御回路で、過電流を検出するヒータ60により開閉されるサーマルリレー71、電磁接触子50を開閉させる電圧コイル72、入用押ボタン73、切用押ボタン74、及び制御スイッチ25が直列接続され、両端が電路30に接続されている。
【0022】
図2は、図1のコンビネーションスタータを構成する回路遮断器の断面図、図3は、図2の回路遮断器を構成する電流リレーの拡大断面図である。
図2において、101は回路遮断器、1はカバー、2はベースで、カバー1とベース2により筐体を構成している。
筐体内には遮断機構Bが内蔵されており、遮断機構Bは電路30に流れる負荷電流を開閉する開閉手段である反発接触子3及びこの反発接触子3に接離する可動接触子4、過電流が流れたときに可動接触子4を反発接触子3から開離させるトグルリンク機構T、電磁引外し機構や熱動引外し機構からなる応動装置R、及び消弧板5を有している。
【0023】
反発接触子3には反発接点3a、可動接触子4には可動接点4aが夫々対向して配設されており、これらの反発接点3a、可動接点4aの近傍に消弧板5が配置されている。
6は絶縁材から成るアームで、可動接触子4はアーム6に保持されており、軸7を中心としてアーム6と共に回動するようになっている。
【0024】
8はアーム6に軸着されたピンで、このピン8にはトグルリンク機構Tの一部を構成する下部リンク9の下端部が結合している。下部リンク9の上端部はピン10によって上部リンク11の下端部と結合されており、上部リンク11の上端部はピン12によってクレドル13に結合されている。クレドル13は軸14に回動自在に軸支されており、自由端において係止部13aを有している。15は操作レバー16とピン10との間に張設されたスプリングである。
【0025】
応動装置Rは、電流リレー170、バイメタル18、トリップバー19、ラッチ20、係止レバー21等により構成され、電流リレー170は、図3に示すように、短絡電流などの大電流が流れたときに磁束を発生する電流コイル171、電流コイル171を収納するボビン172、電流コイル171で発生した磁束を導磁するヨーク173、電流コイル171で発生した磁束に基づいて往復動して制御スイッチ25(図2に示す)を開閉させるプランジャ174、プランジャ174に対向して配設されプランジャ174を吸引する磁極であるポール175、電路30に流れる電流が小さいときに制御スイッチ25が閉を保持するようにプランジャ174を付勢する弾性部材であるスプリング176とにより構成されている。
【0026】
なお、電流リレー170のプランジャ174は、押圧部174aが制御スイッチ25の作動レバー25aに係合(図2に示す)しており、プランジャ174の往復動(図3の上下方向)により制御スイッチ25が開閉動作を行う。
22は電路30の電源側に接続される電源側端子、23は電源側端子22と反発接触子3とを電気的に接続するシャント、24は電路30の負荷側に接続される負荷側端子である。
【0027】
図4は、図1のコンビネーションスタータにおいて、電路に短絡電流などの大電流が流れたときの動作を示すタイムチャートで、以下、図1から図4を用いてこの発明の実施の形態1によるコンビネーションスタータの動作について説明する。
【0028】
(1)回路遮断器101の操作レバー16を図2の上方向に操作することにより上部リンク11と下部リンク9が伸長され、アーム6が軸7を中心として時計方向の回動力を与えられることにより可動接点4aが反発接点3aに接触する。このとき、クレドル13の係止部13aは係止レバー21に係止しているので、上部リンク11と下部リンク9の伸長状態が保持され、反発接点3a、可動接点4aは接触を保持し、回路遮断器101は閉路状態となる。
なお、このとき、電流リレー170のプランジャ174の押圧部174aは制御スイッチ25の作動レバー25aを押圧しておらず、制御スイッチ25は閉状態である。
【0029】
(2)次に、入用押ボタン73を閉にすると電路30からサーマルリレー71、切用押ボタン74を介して電圧コイル72に電圧が印加され、電磁接触子50が閉となり負荷40に電力が供給され、負荷40が稼動する。
(3)負荷40または回路遮断器101の下流の電路30において、短絡電流のような大電流が流れる(図4−イに示す)と、電流リレー170の電流コイル171に同一の電流が流れ、ヨーク173、プランジャ174、ポール175で形成される磁気回路に磁束が発生する。
【0030】
(4)プランジャ174はスプリング176の付勢力に抗して磁気回路の空隙を埋めるようにポール175に吸引される。
(5)トリップバー19を軸19aを中心として時計方向へ回動させ、ラッチ20を軸20aを中心として反時計方向へ回動させる。
(6)(5)と略同時に電流リレー170のプランジャ174の押圧部174aが制御スイッチ25の作動レバー25aを押圧し、制御スイッチ25を開にする。(図4−ロに示す)
【0031】
(7)ラッチ20が回動することにより、ラッチ20と係止レバー21との係合が解除され、係止レバー21は図示しないスプリングの付勢力により軸21aを中心として反時計方向に回動して、クレドル13の係止部13aが係止レバー21から外れる。
(8)上部リンク11と下部リンク9が座屈し、アーム6が軸7を中心として反時計方向の回動力を受けるので可動接点4aは反発接点3aから開離(図4−ハに示す)を開始する。
【0032】
(9)一方、制御スイッチ25が開になると、開閉制御回路70の電圧コイル72に電路30から供給されていた電力が供給されなくなり、電磁接触子50の可動接触子51は開離(図4−ニに示す)を開始する。
(10)電路30に流れる電流は、可動接点4aの反発接点3aからの開離及び電磁接触子50の可動接触子51の開離に伴って、アーク(図4−ホに示す)を伴いながら遮断(図4−ヘに示す)される。
【0033】
以上のように構成された本発明の実施の形態1によるコンビネーションスタータは、電路30に短絡電流などの大電流が流れたときに、電流リレー170の動作により制御スイッチ25が開路し、開閉制御回路70の電圧コイル72に電路30から供給されていた電力が供給されなくなり電磁接触子50を開路させるので、可動接触子51が電磁反発力を受けてチャタリング現象を生じることがなく、電磁接触子50の可動接触子51の可動接点51a、固定接点52が異常摩耗や溶着することがない。
【0034】
なお、上記の実施例では、制御スイッチ25を開閉制御回路70の制御手段として用いたが、制御スイッチ25の信号でブザーやランプを制御することにより、短絡電流などの大電流により回路遮断器101が作動したことを表示させる表示検出手段として用いても良い。
【0035】
実施の形態2.
図5は、この発明の実施の形態2によるコンビネーションスタータを構成する回路遮断器の断面図、図6は、図5の回路遮断器を構成する連結棒の拡大斜視図である。
図5において、102は回路遮断器で筐体内には遮断機構Cが内蔵されている。
28は、例えば樹脂成形品から成る連結棒で、カバー1とベース2により形成される筐体に回動自在に保持される支軸28a、支軸28aから放射状に凸設された複数の第1の腕28b、及び第2の腕28cが一体的に形成されている。
【0036】
複数の第1の腕28bは、複数極の電路30の夫々に配設された複数の電流リレー170のプランジャ174の夫々に係合し、第2の腕28cが制御スイッチ25の作動レバー25aに係合しており、電路30に配設された電流リレー170のうち少なくともいずれか1つの電流リレー170が動作すると連結棒28が回動して制御スイッチ25が開閉される。
【0037】
なお、コンビネーションスタータの構成については実施の形態1における図1と同様である。
また、回路遮断器102の構成については実施の形態1における図2に示す回路遮断器101と同一の符号を付したものは、同一またはこれに相当するものである。
さらに、回路遮断器102およびコンビネーションスタータの動作については上述した実施の形態1と同様であり、説明を諸略する。
【0038】
以上のように構成された実施の形態2の回路遮断器は、複数極の電路のコンビネーションスタータにおいて、1つの制御スイッチ25を配設するだけで、短絡電流などの大電流が流れたときに、電流リレー170のプランジャ174の動作により連結棒28が回動して制御スイッチ25が開路し、開閉制御回路70の電圧コイル72に電路30から供給されていた電力が遮断され電磁接触子50を開路させるので、可動接触子51がチャタリング現象を生じることがなく、電磁接触子50の可動接触子51の可動接点51a、固定接点52が異常摩耗や溶着することがない。
【0039】
【発明の効果】
以上のように、この発明の回路遮断器を使用したコンビネーションスタータによれば、電磁接触子の開閉を制御する開閉制御回路と、電路に短絡電流などの大電流が流れたときに電磁接触子を開路させるように開閉制御回路を制御する制御スイッチとを備え、電路に短絡電流などの大電流が流れたときに、電流リレーの動作により制御スイッチが開路し電磁接触子を開路させるので、可動接触子がチャタリング現象を生じることがなく、電磁接触子の可動接触子の可動接点、固定接点が異常摩耗や溶着することがない。
【0040】
また、回路遮断器に内蔵された大電流に応動する電流リレーの動作に基づいて制御スイッチが開閉するので、特別に大電流に応動する電流リレーを配設することがなく、低コストでコンビネーションスタータを構成させることができる。
【0041】
また、複数極の電路のコンビネーションスタータにおいて、複数極の電路の夫々に配設され短絡電流などの大電流に応動する複数の電流リレーと、この複数の電流リレーおよび制御スイッチに係合し、複数の電流リレーの少なくともいずれか一つの電流リレーが動作したときに制御スイッチを開閉させる連結棒とを備えたことで、一つの制御スイッチを配設するだけで、短絡電流などの大電流が流れたときに、電流リレーのプランジャの動作により連結棒が回動して制御スイッチが開路され、開閉制御回路の電圧コイルに電路から供給されていた電力が遮断され電磁接触子を開路させるので、可動接触子がチャタリング現象を生じることがなく、電磁接触子の可動接触子の可動接点、固定接点が異常摩耗や溶着することがない。
【0042】
また、電流リレーは短絡電流などの大電流が流れたときに磁束を発生する電流コイルと、
前記磁束に基づいて往復動して制御スイッチを開閉させるプランジャと、電路に流れる電流が小さいときに制御スイッチが閉を保持するようにプランジャを付勢する弾性部材とにより構成させたので、制御スイッチの開閉動作が確実であると共に安価に構成できる。
【0043】
また、この発明の回路遮断器は、短絡電流などの大電流に応動する電流リレーと、電流リレーの動作に基づいて開閉される制御スイッチと、この制御スイッチの開閉信号を出力する出力端子とを備えたので、短絡電流などの大電流の検出信号を確実に出力させることができ、電磁接触子を制御する開閉制御回路の制御手段、回路遮断器が短絡電流などの大電流により作動したことを表示させるブザーやランプを制御する表示検出手段として用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるコンビネーションスタータの構成図である。
【図2】 図1のコンビネーションスタータを構成する回路遮断器の断面図である。
【図3】 図2の回路遮断器を構成する電流リレーの拡大断面図である。
【図4】 図1のコンビネーションスタータにおいて電路に短絡電流などの大電流が流れたときの動作を示すタイムチャートである。
【図5】 この発明の実施の形態2によるコンビネーションスタータを構成する回路遮断器の断面図である。
【図6】 図5の回路遮断器を構成する連結棒の拡大斜視図である。
【図7】 従来のコンビネーションスタータの構成図である。
【図8】 図7のコンビネーションスタータを構成する回路遮断器の断面図である。
【図9】 図7のコンビネーションスタータにおいて電路に短絡電流などの大電流が流れたときの動作を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
3 反発接触子(開閉手段)、4 可動接触子(開閉手段)、T トグルリンク機構、
25 制御スイッチ、 28 連結棒、30 電路、 40 負荷、50 電磁接触子、
70 開閉制御回路、 170 電流リレー、 171 電流コイル、
174 プランジャ、 176 弾性部材。
Claims (1)
- 筐体と、
この筐体に収納され複数極の電路に流れる負荷電流を開閉する開閉手段と、
前記複数極の電路の夫々に配設され、短絡電流などの大電流のときに応動する複数の電流リレーと、
この電流リレーの動作に基づいて前記開閉手段を動作させて前記電路を開路させるトグルリンク機構とを備えた回路遮断器において、
前記電流リレーの動作に基づいて開閉される制御スイッチと、
この制御スイッチの開閉信号を出力する出力端子とを備え、
前記複数の電流リレーおよび前記制御スイッチの双方に係合する連結棒により、前記複数の電流リレーの少なくともいずれか一つの電流リレーが動作したときに前記制御スイッチが開閉されるとともに、
前記電流リレーは、前記短絡電流などの大電流が流れたときに磁束を発生する電流コイルと、前記磁束に基づいて往復動して前記連結棒を回動せしめるプランジャと、前記電路に流れる電流が小さいときに前記連結棒を回動せしめないように前記プランジャを付勢する弾性部材とにより構成されていることを特徴とする回路遮断器。
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