JP2503322Y2 - 車両用リヤシ―ト - Google Patents
車両用リヤシ―トInfo
- Publication number
- JP2503322Y2 JP2503322Y2 JP6964090U JP6964090U JP2503322Y2 JP 2503322 Y2 JP2503322 Y2 JP 2503322Y2 JP 6964090 U JP6964090 U JP 6964090U JP 6964090 U JP6964090 U JP 6964090U JP 2503322 Y2 JP2503322 Y2 JP 2503322Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat
- seat cushion
- rail
- rear direction
- vehicle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Seats For Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は車両用リヤシートに関する。
(従来技術) 車両用リヤシートの一形式として、車室内の後部に上
下方向に移動可能に組付けられた上方バック部と、同上
方バック部の下端部に上端部を前後方向に回動可能に組
付けられた下方バック部とからなるシートバックを、同
下方バック部の下端部にてシートクッションの後端部に
前後方向に回動可能に組付けてなり、かつ前記シートク
ッションをフロアに固定したロアレールに摺動可能に組
付けたアッパレールに支持してなる車両用リヤシートが
ある。かかるリヤシートはシートクッションの前後方向
への位置調整を可能にしたものであるが、シートクッシ
ョンの位置調整時には同シートクッションに連動してシ
ートバックの下端部が前方に移動して同シートバックの
後方への傾斜角を大きくし、かつシートクッションの後
方への位置調整時には同シートクッションに連動してシ
ートバックの下端部が後方に移動して同シートバックの
後方への傾斜角を小さくする。
下方向に移動可能に組付けられた上方バック部と、同上
方バック部の下端部に上端部を前後方向に回動可能に組
付けられた下方バック部とからなるシートバックを、同
下方バック部の下端部にてシートクッションの後端部に
前後方向に回動可能に組付けてなり、かつ前記シートク
ッションをフロアに固定したロアレールに摺動可能に組
付けたアッパレールに支持してなる車両用リヤシートが
ある。かかるリヤシートはシートクッションの前後方向
への位置調整を可能にしたものであるが、シートクッシ
ョンの位置調整時には同シートクッションに連動してシ
ートバックの下端部が前方に移動して同シートバックの
後方への傾斜角を大きくし、かつシートクッションの後
方への位置調整時には同シートクッションに連動してシ
ートバックの下端部が後方に移動して同シートバックの
後方への傾斜角を小さくする。
(考案が解決しようとする課題) ところで、従来のかかる形式のリヤシートにおいて
は、シートクッションが前後方向に水平状に移動すると
ともにこれに応じてシートバックの後方への傾斜角が変
化するため、シートバックの前面とシートクッションの
上面とがなす角度(以下シート角という)が大きく変化
し、かえって乗員の座り心地を損なうおそれがある。
は、シートクッションが前後方向に水平状に移動すると
ともにこれに応じてシートバックの後方への傾斜角が変
化するため、シートバックの前面とシートクッションの
上面とがなす角度(以下シート角という)が大きく変化
し、かえって乗員の座り心地を損なうおそれがある。
従って、本考案の目的はシートクッションの前後方向
の位置調整時のシート角の変化をできるだけ小さくし
て、乗員の快適な座り心地を確保することにある。
の位置調整時のシート角の変化をできるだけ小さくし
て、乗員の快適な座り心地を確保することにある。
(課題を解決するための手段) 本考案は上記した形式の車両用リヤシートにおいて、
前記ロアレールの後端部に支持アームを前後方向に回動
可能に組付けるとともに、同支持アームを前記アッパレ
ールに連結して同アッパレールの摺動に連動して前後方
向に回動可能とし、かつ前記シートクッションの後端部
を前記支持アームに回動可能に組付けて前記アッパレー
ルの前方への摺動に連動して前方かつ下方へ移動可能と
したことを特徴とするものである。
前記ロアレールの後端部に支持アームを前後方向に回動
可能に組付けるとともに、同支持アームを前記アッパレ
ールに連結して同アッパレールの摺動に連動して前後方
向に回動可能とし、かつ前記シートクッションの後端部
を前記支持アームに回動可能に組付けて前記アッパレー
ルの前方への摺動に連動して前方かつ下方へ移動可能と
したことを特徴とするものである。
(考案の作用・効果) かかる構成のリヤシートにおいては、シートクッショ
ンの前方への位置調整時にはシートクッションの後端部
が下降し、かつ後方への位置調整時には同シートクッシ
ョンの後端部が上昇する。このため、シートクッション
の昇降がシートバックの後方傾斜に連動して変化し、シ
ートクッションの前後方向への位置調整時にシート角が
大きく変化することがない。従って、シートクッション
の前後方向への位置調整時にも快適な座り心地が確保さ
れる。
ンの前方への位置調整時にはシートクッションの後端部
が下降し、かつ後方への位置調整時には同シートクッシ
ョンの後端部が上昇する。このため、シートクッション
の昇降がシートバックの後方傾斜に連動して変化し、シ
ートクッションの前後方向への位置調整時にシート角が
大きく変化することがない。従って、シートクッション
の前後方向への位置調整時にも快適な座り心地が確保さ
れる。
(実施例) 以下本考案の一実施例を図面に基づいて説明するに、
第1図には本考案に係る車両用リヤシートが示されてい
る。当該リヤシートはシートトラック10,シートクッシ
ョン20,シートバック30および支持機構40を主要構成部
材としている。シートトラック10はフロア上に固定した
ロアレール11と、ロアレール11の長手方向(前後方向)
に摺動可能に組付けたアッパレール12とを備え、アッパ
レール12は図示しない公知の駆動機構を乗員が作動させ
ることにより前後方向に摺動可能に構成されている。シ
ートクッション20はアッパレール12の上面に立設した前
側ブラケット13と、後述する支持機構40とにより支持さ
れている。これにより、シートクッション20はアッパレ
ール12と一体的に前後方向に移動する。
第1図には本考案に係る車両用リヤシートが示されてい
る。当該リヤシートはシートトラック10,シートクッシ
ョン20,シートバック30および支持機構40を主要構成部
材としている。シートトラック10はフロア上に固定した
ロアレール11と、ロアレール11の長手方向(前後方向)
に摺動可能に組付けたアッパレール12とを備え、アッパ
レール12は図示しない公知の駆動機構を乗員が作動させ
ることにより前後方向に摺動可能に構成されている。シ
ートクッション20はアッパレール12の上面に立設した前
側ブラケット13と、後述する支持機構40とにより支持さ
れている。これにより、シートクッション20はアッパレ
ール12と一体的に前後方向に移動する。
シートバック30は第1図〜第4図に示すように、上方
バック部31と下方バック部32からなり、上方バック部31
を構成する第1バックフレーム33には枠部33aの両側部3
3bにボデー側取付け用のブラケット34が組付けられてい
る。各ブラケット34は断面略L字形を呈していて、その
長孔34a,34bにて樹脂製ブッシュ34cを介してボルト34d
により上下方向に摺動可能に組付けられている。各ブラ
ケット34は車室内の後部にてボデー側に固定される。下
方バック部32を構成する第2バックフレーム35はその枠
部35aの上端部にて第1バックフレーム33の枠部33aの下
端部に前後方向に回動可能に組付けられている。また、
同第2バックフレーム35の枠部35aの下端部はシートク
ッション20の後端部に前後方向に回動可能に組付けられ
ている。
バック部31と下方バック部32からなり、上方バック部31
を構成する第1バックフレーム33には枠部33aの両側部3
3bにボデー側取付け用のブラケット34が組付けられてい
る。各ブラケット34は断面略L字形を呈していて、その
長孔34a,34bにて樹脂製ブッシュ34cを介してボルト34d
により上下方向に摺動可能に組付けられている。各ブラ
ケット34は車室内の後部にてボデー側に固定される。下
方バック部32を構成する第2バックフレーム35はその枠
部35aの上端部にて第1バックフレーム33の枠部33aの下
端部に前後方向に回動可能に組付けられている。また、
同第2バックフレーム35の枠部35aの下端部はシートク
ッション20の後端部に前後方向に回動可能に組付けられ
ている。
しかして、シートクッション20はその前端部の下面に
突設した前側ブラケット21にてアッパレール12側の前側
ブラケット13に前後方向に回動可能に組付けられてお
り、かつその後端部の下面に突設した後側ブラケット22
にて支持機構40を介してロアレール11に組付けられてい
る。支持機構40は略U字形状の左右一対の支持アーム41
とリンク42からなり、各支持アーム41はその中央基端部
にてロアレール11側に固定した後側ブラケット14に前後
方向に回動可能に組付けられている。支持アーム41は第
1,第2連結アーム部41a,41bを備え、各第1連結アーム
部41aが後側ブラケット22の各連結アーム2部22aに前後
方向に回動可能に組付けられ、かつ各第2連結アーム部
41bがリンク42の後端部の各側部に前後方向に回動可能
に組付けられている。かかるリンク42の前端部はアッパ
レール12の中間部に立設したブラケット15に前後方向に
回動可能に組付けられていて、支持機構40の第1連結ア
ーム部41aの上端が第2連結アーム部41bの上端に比較し
て前方かつ下方に位置し、かつリンク42が後方へ上方傾
斜して延びている。
突設した前側ブラケット21にてアッパレール12側の前側
ブラケット13に前後方向に回動可能に組付けられてお
り、かつその後端部の下面に突設した後側ブラケット22
にて支持機構40を介してロアレール11に組付けられてい
る。支持機構40は略U字形状の左右一対の支持アーム41
とリンク42からなり、各支持アーム41はその中央基端部
にてロアレール11側に固定した後側ブラケット14に前後
方向に回動可能に組付けられている。支持アーム41は第
1,第2連結アーム部41a,41bを備え、各第1連結アーム
部41aが後側ブラケット22の各連結アーム2部22aに前後
方向に回動可能に組付けられ、かつ各第2連結アーム部
41bがリンク42の後端部の各側部に前後方向に回動可能
に組付けられている。かかるリンク42の前端部はアッパ
レール12の中間部に立設したブラケット15に前後方向に
回動可能に組付けられていて、支持機構40の第1連結ア
ーム部41aの上端が第2連結アーム部41bの上端に比較し
て前方かつ下方に位置し、かつリンク42が後方へ上方傾
斜して延びている。
かかる構成のリヤシートにおいては、シートクッショ
ン20を前後方向に位置調整することができ、シートクッ
ション20の前方への位置調整時シートバック30において
は下方に移動するとともにシートバック30の下方バック
部32の下端部が前方に移動してシートバック30の後方へ
の傾斜角を漸次増大させる。この間、支持機構40におけ
る両支持アーム41は前方に回動して両連結アーム部41a,
41bの上端が漸次下降する。このため、シートクッショ
ン20の前方への位置調整時にはシートバック30の後方傾
斜角の増大に伴いシートクッション20の後端部が下降
し、シートクッション20とシートバック30とがなすシー
ト角度が略一定に保持される。また、シートクッション
20の後方への位置調整時シートバック30においては上方
を移動するとともに、シートバック30の下方バック部32
の下端部が後方に移動してシートバック30の後方への傾
斜角を漸次減少させる。この間、支持機構40における両
支持アーム41は後方に回動して両連結アーム部41a,41b
の上端が漸次上昇する。このため、シートクッション20
の後方への位置調整時にはシートバック30の後方傾斜角
の減少に伴いシートクッション20の後端部が上昇し、シ
ートクッション20とシートバック30とがなすシート角度
が略一定に保持される。
ン20を前後方向に位置調整することができ、シートクッ
ション20の前方への位置調整時シートバック30において
は下方に移動するとともにシートバック30の下方バック
部32の下端部が前方に移動してシートバック30の後方へ
の傾斜角を漸次増大させる。この間、支持機構40におけ
る両支持アーム41は前方に回動して両連結アーム部41a,
41bの上端が漸次下降する。このため、シートクッショ
ン20の前方への位置調整時にはシートバック30の後方傾
斜角の増大に伴いシートクッション20の後端部が下降
し、シートクッション20とシートバック30とがなすシー
ト角度が略一定に保持される。また、シートクッション
20の後方への位置調整時シートバック30においては上方
を移動するとともに、シートバック30の下方バック部32
の下端部が後方に移動してシートバック30の後方への傾
斜角を漸次減少させる。この間、支持機構40における両
支持アーム41は後方に回動して両連結アーム部41a,41b
の上端が漸次上昇する。このため、シートクッション20
の後方への位置調整時にはシートバック30の後方傾斜角
の減少に伴いシートクッション20の後端部が上昇し、シ
ートクッション20とシートバック30とがなすシート角度
が略一定に保持される。
従って、当該リヤシートにおいてはシートクッション
20の前後方向の位置調整によってもシート角が略一定に
保持され、乗員の快適な座り心地が確保される。
20の前後方向の位置調整によってもシート角が略一定に
保持され、乗員の快適な座り心地が確保される。
第1図は本考案の一実施例に係るリヤシートの概略側面
図、第2図は同リヤシートのシートバックを構成するバ
ックフレームの斜視図、第3図は同バックフレームと取
付けブラケットとの組付け関係を示す部分拡大側面図、
第4図は第3図の矢印IV-IV線方向の横断平面図、第5
図は同リヤシートにおけるシートクッションの前側の支
持部の拡大側面図、第6図は同リヤシートにおけるシー
トクッションの後側の支持部の側面図、第7図は同リヤ
シートのシートクッションの後側を支持する支持機構の
拡大斜視図である。 符号の説明 10……シートトラック、11……ロアレール、12……アッ
パレール、20……シートクッション、30……シートバッ
ク、40……支持機構、41……支持アーム、42……リン
ク。
図、第2図は同リヤシートのシートバックを構成するバ
ックフレームの斜視図、第3図は同バックフレームと取
付けブラケットとの組付け関係を示す部分拡大側面図、
第4図は第3図の矢印IV-IV線方向の横断平面図、第5
図は同リヤシートにおけるシートクッションの前側の支
持部の拡大側面図、第6図は同リヤシートにおけるシー
トクッションの後側の支持部の側面図、第7図は同リヤ
シートのシートクッションの後側を支持する支持機構の
拡大斜視図である。 符号の説明 10……シートトラック、11……ロアレール、12……アッ
パレール、20……シートクッション、30……シートバッ
ク、40……支持機構、41……支持アーム、42……リン
ク。
Claims (1)
- 【請求項1】車室内の後部に上下方向に移動可能に組付
けられた上方バック部と、同上方バック部の下端部に上
端部を前後方向に回動可能に組付けられた下方バック部
とからなるシートバックを、同下方バック部の下端部に
てシートクッションの後端部に前後方向に回動可能に組
付けてなり、かつ前記シートクッションをフロアに固定
したロアレールに摺動可能に組付けたアッパレールに支
持してなる車両用リヤシートにおいて、前記ロアレール
の後端部に支持アームを前後方向に回動可能に組付ける
とともに、同支持アームを前記アッパレールに連結して
同アッパレールの摺動に連動して前後方向に回動可能と
し、かつ前記シートクッションの後端部を前記支持アー
ムに回動可能に組付けて前記アッパレールの前方への摺
動に連動して前方かつ下方へ移動可能としたことを特徴
とする車両用リヤシート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6964090U JP2503322Y2 (ja) | 1990-06-29 | 1990-06-29 | 車両用リヤシ―ト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6964090U JP2503322Y2 (ja) | 1990-06-29 | 1990-06-29 | 車両用リヤシ―ト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0426833U JPH0426833U (ja) | 1992-03-03 |
JP2503322Y2 true JP2503322Y2 (ja) | 1996-06-26 |
Family
ID=31605122
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6964090U Expired - Lifetime JP2503322Y2 (ja) | 1990-06-29 | 1990-06-29 | 車両用リヤシ―ト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2503322Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-06-29 JP JP6964090U patent/JP2503322Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0426833U (ja) | 1992-03-03 |
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