JP2501067B2 - シリンジ注入ポンプ - Google Patents
シリンジ注入ポンプInfo
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- syringe
- slider
- guide
- injection pump
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- Expired - Lifetime
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- Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)
Description
パターンでステップ注入することができる安全で取扱い
の簡便なシリンジ注入ポンプに係り、特にシリンジ内に
嵌挿された押圧子の一端を係止してこれを進退可能に案
内保持するスライダのガイド手段の改良に関する。
至5に示すように基台上10に図示しないシリンジを支
持する凹部14と、この凹部14に支持されたシリンジ
を上部より弾力的に押圧するクランパ16で構成された
保持部18と、基台10の底部に配設され駆動源として
の小形電動モータ20の出力軸に接続されたねじ軸22
に係脱可能に押圧付勢して螺合するクラッチ機構24
と、このクラッチ機構24を操作すべく基台10に形成
された貫通長穴28を挿通してこの基台10の上部に設
けられたスライダ26と、このスライダ26の上部に軸
支された軸受30を介してスライダ26を直進方向に案
内する一対のスライドガイド32と、クラッチ機構24
とスライダ26を連結する連結部材33をシールすべく
中央長手方向に切込35を形成したゴムシート34とで
構成される。さらに、このクラッチ機構24は、ブロッ
ク36を挿通するねじ軸22に対し係脱可能に螺合する
ハーフナット38と、このハーフナット38を弾力的に
押圧付勢する圧縮ばね40とで構成される。
は、図示しないシリンジを基台10上の保持部18に並
列に着脱可能に保持し、これらシリンジ内に摺動可能に
嵌挿された押圧子の一端をスライダ26の係止部27に
係止しこれを電動モータ20によるスライダ26の直進
移動により、各シリンジ内に充填した液等を、患者の体
外循環血液回路や血管等に対し定流量かつ連続的にステ
ップ注入することができる。
ジ注入ポンプは、押圧子の一端を係止して単一の駆動源
により直進方向に移動するスライダ26と基台10の裏
面に配設されたクラッチ機構24とを連結する連結部3
3は長穴28を挿通し、この長穴28裏面に貼着された
ゴムシート34によりシールされ、長穴28の直下に設
けられたスライドガイド32を保護している。
28では、この長穴28のゴムシート34部には液体や
異物が堆積し易く、これがゴムシート34の切込35を
通して内部に侵入した異物がねじ軸22に絡んだり付着
したりすると駆動源の動きがスライダ26に確実に伝達
されず、伝達効率が低下してスライダ26の動きが損な
われ患者へのシリンジ内薬液の定量かつ連続的な注入が
不規則になるため、患者にとって危険な状態を招く結果
となり、またこのような液体や異物の侵入を防止する
為、基台10およびこれに保持されるシリンジ注入ポン
プを垂直に設置しなければならない等の制約を強いられ
る等の難点を有していた。
に保持されたシリンジ内に摺動可能に嵌挿された押圧子
を、単一の駆動源によりこれに係脱可能に接続して、直
進移動するスライダに係止すると共に、このスライダを
ガイド手段によりシリンジ軸方向に案内保持するように
構成することにより、外部からスライダのガイド部へ液
体や異物等が侵入するのを確実に防止し、スライダの安
定した動きを達成することができるシリンジ注入ポンプ
を提供することにある。
め、本発明に係るシリンジ注入ポンプは、基台上に保持
されたシリンジの押圧子を進退移動可能なスライダに係
止してこれを駆動源により直進移動することによりシリ
ンジ内部に充填された薬液等を定量かつ連続的に注入す
るシリンジ注入ポンプにおいて、基台上にシリンジを保
持するように形成した保持部と、シリンジ内に摺動可能
に嵌挿された押圧子に係止する係止部を備えると共に単
一の駆動源に係脱可能に接続されて直進移動するスライ
ダと、このスライダを挿通してこれをシリンジ軸方向に
案内保持するガイド手段とを設け、前記ガイド手段は、
両端を前記保持部の端部と前記基台の上端部に支持され
ると共に底面が開口する断面逆U字形に形成してこの開
口内部に案内溝を形成したガイド杆と、このガイド杆の
内部の案内溝に嵌挿するように設けた軸受手段とからな
り、前記ガイド杆の内部に前記スライダと一体結合する
軸受手段を摺動可能に案内支持するように構成してなる
ことを特徴とする。
台上の保持部に保持されたシリンジ内に摺動可能に嵌挿
された押圧子を、単一の駆動源によりこれに係脱可能に
接続して、直進移動するスライダに係止すると共に、こ
のスライダをガイド手段によってシリンジ軸方向に案内
保持するように構成することにより、外部からスライダ
のガイド部に対する液体や異物等の侵入を無くし、スラ
イダの安定した動きが達成され、患者の体外循環血液回
路や血管等に薬液等を定量かつ連続的に注入することが
でき、シリンジ注入ポンプの信頼性の向上を図ることが
できる。
施例につき、添付図面を参照しながら以下詳細に説明す
る。
平面図、図2は図1のB−B断面図を示す。図1および
図2において、参照符号42は基台(以下、フレームと
称する)を示し、このフレーム42の下部には正逆回転
可能な小形電動モータ44が取付けられ、この電動モー
タ44は減速歯車機構と伝動歯車(図示せず)を介して
一体的に組立てられている。このモータ44の出力軸に
は、ねじ軸46が接続され、このねじ軸46は回転自在
に軸受により軸支されると共に、図示しない圧縮ばねに
よりねじ軸46を一方向に軸受と共に付勢され、僅か軸
方向に移動可能に支持されている。ねじ軸46のモータ
44側においては、作動板48がねじ軸46に所定のス
ラスト力が作用した際に、この作動板48を前記ばね弾
力に抗して図中の右側に移動させるように構成すると共
に、この作動板48の移動を検出するための検出器(例
えば、リミットスイッチ)50を設け、この検出器50
は逆L字形を形成したステー52により固定される。
向の中央部より端部にかけて山形に形成され、その両側
には中央が偏平なV字形溝部を形成した一対の保持部5
4と、この保持部54の外側において前記溝部に並列支
持された2本のシリンジ58を上部より弾力的にクラン
プする一対のクランパ56とが設けられている。また、
山形に形成された保持部54の中央の端部と、フレ−ム
42の端部上面に固定されたスタンド60とには、後述
するスライダ64のガイド手段を構成するガイド杆62
の一端が支持されている。そして、このガイド杆62に
は、スライダ64が挿通されると共に、このスライダ6
4の内部に挿着されたブロック66に支承された軸受手
段からなる複数のカムフォロア68が嵌挿されて、前記
スライダ64が摺動可能に案内支持される。
のV溝保持部54にクランパ56を介してクランプ保持
されたシリンジ58に嵌挿された押圧子55端部のフラ
ンジを係止する係止部65が形成され、この係止部65
に係止された押圧子55は前述した小形電動モータ44
によるスライダ64の連続的な直進移動によりシリンジ
58内部の薬液が患者の体内にスムーズに注入される。
る断面逆U字形に形成され、この開口内部には、前記カ
ムフォロア68の外周が嵌挿可能な溝で形成された案内
溝67が設けられる。そして、この案内溝67に案内さ
れるカムフォロア68は、ガイド杆62の内部に完全に
収納されるので、外部から液体や異物がこのガイド部へ
侵入することがなく、スライダ64のスムーズな動きを
確保することができる。
運動に変換してこの動きをスライダ64に伝達しまたは
停止させるクラッチ機構につき図1、2及び図3を基に
説明する。すなわち、図1および図2に示すように、フ
レーム42の底部には小形電動モータ44の出力軸に一
端を接続されたねじ軸46に係脱可能なクラッチ機構7
0が設けられている。そして、このクラッチ機構70
は、フレーム42の底部に固定された箱体72内部に設
けられた案内軸74および前記箱体72の内側面に形成
された案内溝76に合成樹脂により一体成形された枠体
78が軸方向に移動可能に案内支持されている。
れたスライダ64とは連結軸80を介して接続され、こ
の連結軸80の枠体78側端部にはハーフナット82が
固定支持され、軸80に揺動可能に支持されたハーフナ
ット82を前記枠体78内壁との間に介挿された圧縮ば
ね84によりねじ軸46に対し押圧付勢している。
の他端部にはこのスライダ64内部に収納されたノブ8
6が固定され、このノブ86の一部をスライダ64の側
面開口部より外部に突出させることによりクラッチ機構
70の操作部が構成される。
4側面より突出するノブ86を指により押込み操作する
ことにより、ねじ軸46に螺合しているハーフナット8
2を容易に離脱することができる。
より回転駆動されるねじ軸46の回転をハーフナット8
2を介してスライダ64を軸方向直線移動させることに
より、シリンジ58内部に充填された薬液を連続的に患
者の体内に注入させることができ、押圧子55がフルス
トローク移動してシリンジ58内に薬液が無くなるとス
ライダ64の動きが停止し、これがねじ軸46に作用す
るスラスト力により作動板48をばねに抗して図中右側
に移動させ、リミットスイッチ50を作動させてモータ
を停止することができる。
発明のシリンジ注入ポンプによれば、基台上にシリンジ
を保持するように形成した保持部と、シリンジ内に摺動
可能に嵌挿された押圧子に係止する係止部を備えると共
に単一の駆動源に係脱可能に接続されて直進移動するス
ライダと、このスライダを挿通してこれをシリンジ軸方
向に案内保持するガイド手段とを設け、前記ガイド手段
は、両端を前記保持部の端部と前記基台の上端部に支持
されると共に底面が開口する断面逆U字形に形成してこ
の開口内部に案内溝を形成したガイド杆と、このガイド
杆の内部の案内溝に嵌挿するように設けた軸受手段とか
らなり、前記ガイド杆の内部に前記スライダと一体結合
する軸受手段を摺動可能に案内支持する構成としたこと
により、外部からスライダのガイト部へ液体や異物等が
侵入するのを確実に防止することができると共に、スラ
イダの安定した動きが得られる。従って、本発明のポン
プは、患者の体外循環血液回路や血管等に対し、薬液等
を定量かつ連続的に注入することができ、この種のポン
プの信頼性の向上を図ることができる等の優れた効果を
有する。以上、本発明の好適な実施例について説明した
が、本発明は前記実施例に限定されることなく、本発明
の精神を逸脱しない範囲内において種々の設計変更をな
し得ることは勿論である。
示すシリンジ注入ポンプの平面図である。
(a)は図2のC矢視図、(b)は図2のD−D断面図
であり、(c)は図2のE−E断面図である。
る。
イド 33 連結部 34 ゴムシート 35 切込 36 ブロック 38 ハーフナット 40 圧縮ばね 42 基台(フレーム) 44 小形電動モ
ータ 46 ねじ軸 48 作動板 50 検出器(リミットスイッチ) 54 保持部 55 押圧子 56 クランパ 58 シリンジ 60 スタンド 62 ガイド杆 64 スライダ 65 係止部 66 ブロック 67 案内溝 68 軸受(カム
フォロア) 70 クラッチ機構 72 箱体 76 案内溝 78 枠体 80 連結軸 82 ハーフナッ
ト 84 圧縮ばね 86 ノブ
Claims (1)
- 【請求項1】 基台上に保持されたシリンジの押圧子を
進退移動可能なスライダに係止してこれを駆動源により
直進移動することによりシリンジ内部に充填された薬液
等を定量かつ連続的に注入するシリンジ注入ポンプにお
いて、基台上に シリンジを保持するように形成した保持部と、
シリンジ内に摺動可能に嵌挿された押圧子に係止する係
止部を備えると共に単一の駆動源に係脱可能に接続され
て直進移動するスライダと、このスライダを挿通してこ
れをシリンジ軸方向に案内保持するガイド手段とを設
け、前記ガイド手段は、両端を前記保持部の端部と前記基台
の上端部に支持されると共に底面が開口する断面逆U字
形に形成してこの開口内部に案内溝を形成したガイド杆
と、このガイド杆の内部の案内溝に嵌挿するように設け
た軸受手段とからなり、前記ガイド杆の内部に前記スラ
イダと一体結合する軸受手段を摺動可能に案内支持する
ように構成してなる ことを特徴とするシリンジ注入ポン
プ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4174346A JP2501067B2 (ja) | 1992-07-01 | 1992-07-01 | シリンジ注入ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4174346A JP2501067B2 (ja) | 1992-07-01 | 1992-07-01 | シリンジ注入ポンプ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0647091A JPH0647091A (ja) | 1994-02-22 |
JP2501067B2 true JP2501067B2 (ja) | 1996-05-29 |
Family
ID=15977039
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4174346A Expired - Lifetime JP2501067B2 (ja) | 1992-07-01 | 1992-07-01 | シリンジ注入ポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2501067B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3017182B1 (ja) | 1998-09-29 | 2000-03-06 | 富太郎 服部 | 履帯用パッド |
JP5565490B1 (ja) * | 2013-03-26 | 2014-08-06 | 東亜ディーケーケー株式会社 | 送液ポンプ |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS595940U (ja) * | 1982-07-05 | 1984-01-14 | 日機装株式会社 | シリンジ型ステツプ注入ポンプ |
JPH01139074A (ja) * | 1987-11-27 | 1989-05-31 | Terumo Corp | シリンジ付勢装置 |
JPH0241173A (ja) * | 1988-07-29 | 1990-02-09 | Terumo Corp | シリンジポンプ |
JPH0542215A (ja) * | 1991-08-09 | 1993-02-23 | Atom Kk | 輸液装置 |
-
1992
- 1992-07-01 JP JP4174346A patent/JP2501067B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0647091A (ja) | 1994-02-22 |
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