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JP2023141358A - シート処理装置及び画像形成システム - Google Patents

シート処理装置及び画像形成システム Download PDF

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JP2023141358A
JP2023141358A JP2022047644A JP2022047644A JP2023141358A JP 2023141358 A JP2023141358 A JP 2023141358A JP 2022047644 A JP2022047644 A JP 2022047644A JP 2022047644 A JP2022047644 A JP 2022047644A JP 2023141358 A JP2023141358 A JP 2023141358A
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saddle
sheet bundle
stitched
paper
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JP2022047644A
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Inventor
三樹彦 齋藤
Mikihiko Saito
和正 南
Kazumasa Minami
夏樹 三尾
Natsuki Mio
昭吉 入江
Akiyoshi Irie
正暁 川崎
Masaaki Kawasaki
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

Figure 2023141358000001
【課題】中綴じされた用紙束の挙動を制御し、より正確な互い違い積載ができるシート処理装置を提供する。
【解決手段】シートに中綴じを行う後処理ユニット103などの綴じ処理手段と、中綴じされた用紙束などの積載紙2を積載する積載容器1と、積載紙2を積載容器の底面1cへ排出する搬送路4a、4bなどの左右一対の搬送路と、積載紙2を積載容器の下側に排出する搬送ローラ5などの排出手段と、積載容器に積載された積載紙2を持ち上げるアーム3などの持ち上げ部材とを有する後処理装置102であって、持ち上げ部材により積載容器内の積載紙2を持ち上げ、積載紙2を左右一対の搬送路の何れか一方で搬送することにより、持ち上げられた積載紙2の下側に排出し、持ち上げ部材を積載容器の外側に退避させて積載紙2を降ろす動作を繰り返すことにより、積載紙2の左右の向きを変えて積載紙2を積載容器の下方から積載する。
【選択図】図3

Description

本発明は、シート処理装置及び画像形成システムに関する。
中綴じ用紙束を低コストで単純に大量積載する目的で、2つの搬送路で交互に用紙束を搬送し、用紙束の折り目位置を互い違いにして積載する構成(中綴じ折畳み製本排出装置)が知られている(特許文献1参照)。
また、画像形成装置より排出される用紙が積層されても1頁目の用紙が常に最上層となるようにする目的で、排紙トレイの両側にスライド部材を配置して上下動作させ、順次記録紙を下層側へと排出する技術(用紙処理装置)が知られている(特許文献2参照)。
特許文献1記載の発明は、本発明とは確かに左右2つの排紙口から用紙束の向きを変えて交互に積載する点で類似する。
しかしながら、特許文献1記載の発明では、自由落下時における用紙束の挙動制御が困難であり積載が不安定である、という問題がある。
特許文献2記載の発明は、本発明とは確かに下から排紙する点で類似する。
しかしながら、特許文献2記載の発明では、中綴じ用紙束を積載する場合は、折り目位置が膨らむため大量に積載できない、という問題がある。
本発明は、中綴じされた用紙束の挙動を制御し、より正確な互い違い積載ができるシート処理装置を提供することを主な目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、画像形成されたシートに中綴じを行う中綴じ綴じ処理手段と、前記中綴じされたシート束を積載する積載容器と、前記中綴じされたシート束を前記積載容器の底面へ排出する左右一対の搬送路と、前記中綴じされたシート束を前記積載容器の前記底面上又は該底面上に積載された該中綴じされたシート束上に排出する排出手段と、前記積載容器に積載された前記中綴じされたシート束を持ち上げる持ち上げ部材と、を有するシート処理装置であって、前記持ち上げ部材により前記積載容器内の前記中綴じされたシート束を持ち上げ、該中綴じされたシート束を前記左右一対の搬送路の何れか一方で搬送することにより、前記持ち上げ部材により持ち上げられた前記中綴じされたシート束の下側に排出し、前記持ち上げ部材を前記積載容器の外側に退避させて前記中綴じされたシート束を降ろす動作を繰り返すことにより、前記中綴じされたシート束の左右の向きを変えて前記中綴じされたシート束を前記積載容器の下方から積載するシート処理装置である。
本発明によれば、中綴じされたシート束の挙動を制御し、より正確な互い違い積載ができるシート処理装置を提供することができる。
画像形成装置と綴じ処理等が可能な後処理装置とを連結して構成された画像形成システムを示す図である。 複数枚の用紙を中綴じ処理する例で説明する後処理装置の構成図である。 下から互い違いに積載するための積載ユニットの構成を説明した図である。 積載ユニットの3D形状及び位置関係を概略的に表した斜視図である。 (a)~(f)は中綴じされた用紙束を積載容器の右下の開口部から排紙する場合のアームの動作(1)~(4)を説明する説明図である。 N部ごとに互い違い積載する場合の動作順序を示すフローチャートである。 (a)~(c)は様々な排紙パターンで積載容器に積載した状態を表す図である。 (a)は図6の一実施例の前半部分に対応して積載容器に積載された積載紙の状態を説明する図、(b)は一実施例の前半部分に対応したフローチャートである。 (a)は図6の一実施例の後半部分に対応して積載容器に積載された積載紙の状態を説明する図、(b)は一実施例の後半部分に対応したフローチャートである。 (a)はアームの形状及び駆動動作の第1変形例の平面図、(b)は(a)の正面図である。 (a)はアームの形状及び駆動動作の第2変形例の平面図、(b)は(a)の正面図である。
以下、図を参照して実施例を含む本発明の実施の形態を詳細に説明する。各実施形態、各実施例等に亘り、同一の機能及び形状等を有する構成要素(部材や構成部品)等については、混同の虞がない限り一度説明した後では同一符号を付すことによりその説明を省略する。
図1を参照して本発明の一実施形態に係る画像形成システムについて説明する。図1は画像形成装置と複数種類の綴じ処理等が可能な後処理装置とを連結して構成された画像形成システムの構成例を示す図である。
図1に示すように、画像形成システム100は、シートとしての用紙等に画像を形成する画像形成装置101と、画像形成装置101で画像形成された用紙等を受け取り、パンチ処理や端綴じ、中綴じ処理等の各種処理を施した後、シート積載装置として複数ある積載部に排出する後処理装置102とが連結されて構成されている。
本発明に係るシート処理装置は、後処理装置102が有する後処理ユニット103にて中央を中綴じし二つ折りしたシート束としての用紙束を機内下方のシート積載装置として構成された積載ユニット104へ搬送し、折り目位置を左右互い違いにして下から積載する技術である。
図2を参照して後処理装置について、複数枚のシートとしての用紙を中綴じ処理する例で説明する。図2は複数枚の用紙を中綴じ処理する例で説明する後処理ユニットの構成図であり、「用紙搬送」、「ステイプル」、「二つ折り」の動作概要について説明する。
図2に示す「用紙搬送」に関係する構成及び動作は、以下の通りである。図1の画像形成装置101にて画像を形成された用紙は、搬送路201及び複数の搬送ローラ群202を通って後処理装置102内に搬送され、後処理装置102の外側に設置された上下動可能な排紙トレイ206へと排出される。画像を形成された用紙Pが図2に示すように、半分程度後処理装置102の外側に排出されると、叩きコロ203及び開閉ガイド板204が点線で示すように下がり、用紙をステイプルトレイ207へ押し当て、さらに排紙ローラ205が逆回転に転じて用紙をステイプラ212へとスイッチバックし、基準フェンス213に突き当てて用紙搬送方向215に揃える。
図2に示す「ステイプル」に関係する構成及び動作は、以下の通りである。上記の用紙搬送が繰り返され、綴じ枚数分の用紙搬送が完了すると、用紙束は揃えジョガー211によって用紙搬送方向215に対して垂直に揃えられ、ステイプラ212によって用紙束中央に綴じ処理が施される。
図2に示す「二つ折り」に関係する構成及び動作は、以下の通りである。基準フェンス213が移動ベルト214を介して用紙搬送方向215に沿って移動することで、用紙束を折りブレード210、折りローラ208及び開口部209からなる折り手段へ送る。用紙束の綴じ位置が折り位置に達すると、用紙束が折りブレード210によって折りローラ208へ押し込まれ二つ折りが施される。その後、用紙束は折り目位置を先端にして図3に詳細構成を示す積載ユニット104へ搬送される。
この際、折り目位置を先端にして積載ユニット104へ搬送された用紙束は、図3に示す積載ユニット104の最上流に配設されている分岐爪8によって搬送路を切り替えられる。即ち、分岐爪8が図示しない駆動源(例えばソレノイドとバネの組み合わせ)によって角度を変えると、中綴じ処理された用紙束を右側の搬送路4a又は左側の搬送路4bの何れか一方に搬送すべく切り替えられる。
図3、図4を参照して下から互い違いに積載するための積載ユニット104の構成について説明する。図3は下から互い違いに積載するための積載ユニットの構成を説明した図である。図4は積載ユニット104の3D形状及び位置関係を概略的に表した斜視図である。図3及び図4に示す各構成要素は、後述するように左右対称となるように配置されているため、重複説明を避ける点から積載ユニット104の主として右側の構成について説明する。
積載ユニット104は、積載容器1と、左右一対の略L字形状のアーム3と、各アーム3を上下方向Zに独立で移動する駆動源6Bと、中綴じされた用紙束を積載容器1の底面へ排出する左右一対の搬送路4a、4bとを具備している。
積載ユニット104は、また各搬送路4a、4bの下流側にそれぞれ配置された搬送ローラ5と、各搬送ローラ5を独立で駆動する駆動源6Aと、各アーム3の図3において左右一対の手前側壁面と奥側壁面とに配置されたスライドレール7等とを具備している。
積載容器1は、略箱型形状の壁で囲まれた容器であり、積載容器1内に積載された中綴じされた用紙束を取り出すために図4に示すように正面が開放された開口部1a形状となっている。また、積載容器1の左右の側壁面下部には、搬送ローラ5によって排紙される中綴じされた用紙束2を受け入れる排紙口11が形成されており、図4に示すように、アーム3が上下動しても干渉しないように溝1bが形成されている。尚、積載容器1内にある中綴じされた用紙束は、以下、積載紙2ともいう。
各アーム3は、積載容器1の下部の角に沿って略L字形状をなし、直角をなす部位には突起部9が略垂直に突出形成されている。各アーム3は、積載紙2に接触して積載紙2を下から持ち上げるために積載容器1の内側に突出可能となるように形成された突出部3aと、各アーム3を上下方向Zに移動するために積載容器1の外側において駆動源6Bの駆動力が伝達される駆動伝達部3bとが一体的に形成されている。
アーム3を上下方向Zに移動する昇降機構は、図3、図4に示すように、一例としてラック&ピニオン機構を用いている。即ち、アーム3の昇降機構は、駆動源6Bの出力軸に固定されたピニオン6Baと、ピニオン6Baと常に噛み合いアーム3を上下Z方向に移動させるラック6Bbと、ラック6Bbを上下Z方向に案内する案内部材(図示せず)とから主に構成されている。駆動源6Bは、例えばDCモータ等の電動モータからなり、積載ユニット104のフレームに固設されている。アーム3の駆動伝達部3bの上端部近傍には、ラック6Bbが連結されている。
また、積載容器1の周囲には、アーム3のホームポジションないしは下限位置を検知するホームポジション検知センサ(図示せず)と、アーム3の上限位置を検知する上限位置検知センサ(図示せず)とが配設されている。
さらには、後述する図5(c)に示すアーム3の姿勢変更を考慮して、アーム3の駆動伝達部3bの上端部とラック6Bbの下端部との連結部を、球面軸受や円筒軸受を介して、連結するようにしてもよい。
各アーム3は、それぞれ独立した駆動源6Bによって駆動が制御され、図示しないアーム通過センサ及び紙検知センサの信号に基づいて、制御手段としての図示しないCPU等を備えた制御部によって、予め設定されたタイミングで各アーム3の駆動及び用紙束の搬送が可能となるように構成されている。
左右一対の搬送ローラ5は、中綴じされた用紙束(積載紙2)を積載容器1の底面へ搬送する排出部材である。各搬送ローラ5は、それぞれ独立した駆動源6Aによって駆動が制御され、図示しないアーム通過センサ及び紙検知センサの信号に基づいて、上記制御部によって、予め設定されたタイミングで各搬送ローラ5の駆動及び用紙束の搬送が可能に構成されている。
各搬送ローラ5の駆動機構は、駆動源6A(例えば電動モータ)の出力軸に固定された駆動プーリ(図示せず)と、駆動ローラとなる搬送ローラ5の軸に取り付けられた従動プーリ(図示せず)と、上記駆動プーリと上記従動プーリとの間に巻き掛けられた無端状のベルト22とから構成されている。駆動源6Aは、例えばステッピングモータ等の電動モータからなり、積載ユニット104のフレームに固設されている。
各アーム3の図において手前側面と奥側面とには、スライドレール7がそれぞれ配置されている。スライドレール7は、略D型形状をなし、各アーム3の角に形成された突起部9がスライドレール7に形成された溝7cに沿って移動するようになっている。スライドレール7の溝7cには、アーム3を垂直方向に真っすぐに上昇させる経路7aと、アーム3の突出部3aを積載容器1の外側に退避し開きながらアーム3を下降させる経路7bとを有する。
積載容器1の上面には、満杯検知センサ12が設置されており、積載容器1内に積載された積載紙2の高さが満杯検知センサ12の高さに到達すると積載上限に達したことを検知する。
図5を参照して中綴じされた用紙束を右下の開口部から排紙する場合のアーム3の駆動動作を説明する。図5(a)~図5(f)は中綴じされた用紙束を積載容器1の右下の開口部1aから排紙する場合のアームの動作(1)~(4)を説明する説明図である。尚、中綴じされた用紙束を左下の開口部から排紙する場合のアームの駆動動作についても、後述する内容と同様である。
排紙前は、図5(a)に示すようにアーム3の突出部3aが積載容器1の底面1cで停止させるようになっている。この停止位置をアーム3のホームポジションとする。
動作(1)
図2に示す後処理装置102の上流側で中綴じ処理が開始されると、図5(b)に示すように、右側のアーム3の突起部9とスライドレール7の経路7aとの係合を介して、右側のアーム3がスライドレール7の経路7aに沿って上端まで移動して、積載紙2の右側を持ち上げ、停止する。そして、図3に示した分岐爪8が中綴じ処理された用紙束を右側の搬送路4aへ搬入するように切り替わり、図3及び図5(f)に示す積載容器1の右下側の排紙口11から上記用紙束を排紙する。この際、左側のアーム3をそのホームポジションで停止させて左側の排紙口11を塞ぎ、排出された用紙束が左側のアーム3の内側部分に突き当たり、搬送方向に揃えられる。
動作(2)
スライドレール7に設置した2つの切替爪10a、10bは経路7aを塞ぐようにバネなどで常に1方向に付勢されている。図5(e)に示すようにアーム3が通過する際は、アーム3のL字形状の角の突起部9が切替爪10bを押し上げて経路7bを塞ぐようになっている。アーム3上昇後は切替爪10bにかかる付勢力(トルク)により再び経路7aを塞がれ、図5(c)に示すようにアーム3が下降する際には、突起部9を介して経路7aから経路7bへ誘導する。
動作(3)
排紙が完了したら、アーム3を下降させる。アーム3の駆動伝達部3bであるL字形状上端は図3に示す駆動源6Bによって垂直方向にしか動かないが、L字形状の角部は経路7bのカーブに沿って動くので、下降と同時に、L字形状のアーム3の駆動伝達部3bの上端を支点にして外側に開く。図5(c)に示すように、アーム3が開き切ると、アーム3は積載容器1の外側へ完全に退避し、持ち上げていた積載紙2を排紙・積載した用紙束の上に降す。
動作(4)
アーム3がスライドレール7の下端に到達すると、上記(2)の動作と同様にして、経路7bから経路7aへとアームの進路が切り替わり、アーム3をホームポジションまで上昇させる。
上記(1)~(4)の動作を繰り返すことで用紙束を一番下から順に積載できる。さらに上記(1)の動作のたびに搬送方向に揃えられるため、用紙束の積載整合性を高めることができる。
図6を参照してN部ごとに互い違い積載する場合の動作順序について説明する。図6はN部ごとに互い違い積載する場合の動作順序を示すフローチャートである。
ここで、Nはユーザが設定可能であり、N=1、3にそれぞれ設定された場合の積載状態が図7(b)、図7(c)の積載状態を表している。図6の左側や右側に一部構成要素の図示を省略した各動作を代表する斜視図と、上記動作(1)~(4)に該当する範囲を括弧を付して表す。
初めにステップS1において、ユーザにより選択された中綴じ及びN部ごとに互い違い積載する処理信号を後処理装置102が受け取り、1部目の中綴じ処理が開始される。このとき後の繰り返しステップ中にカウントする排紙部数nおよび左右切替回数mをn=0、m=0と初期設定する。次に上記動作(1)~(3)に該当するステップS2~S5が実行される。
動作(4)において、ステップS6でアーム3が下端に到達すると、排紙部数nをカウントアップする(n=n+1)。次にステップS7にて排紙部数n(0≦n≦N)がNに達したかどうかを判断する。n<Nならば、ステップS2に戻って再びアームを上昇させステップS2~S7を繰り返す。n=Nならば、積載紙2の折り目位置がN部揃えられた状態となるのでステップS8に分岐しアーム3をホームポジションで停止させ、左右切替数mをカウントアップする(m=m+1)。さらにステップS9にて排紙総部数N×mが印刷部数に達しているかを判断する。達していなければ排紙部数nをn=0に戻し、ステップS10に分岐し搬送路4a、4bとアーム3とを左右切り替えて再び動作(1)から動作(4)の動作を繰り返す。印刷総部数に達していれば印刷完了とする。
尚、図6のステップS8に示す「HP」は、上述の「ホームポジション」を示している。図6の動作はステップS1~ステップS10まであるが、その詳細は上述した通りである。
図7を参照して様々な排紙パターンで積載容器に積載した状態を説明する。図7(a)~図7(c)は様々な排紙パターンで積載容器に積載した状態を表す図である。
片側から積載し続けると図7(a)のように折り目位置側の膨らみがかさばって積載量が稼げない。そこで上記(4)の動作後に搬送路4a、4bとアーム3を左右切り替えて上記(1)~上記(4)の動作を実行することで、図7(b)のように折り目位置の向きを交互にして積載し、積載面を水平に保ちながらより大量に積載することができる。また、図6で説明したように左右切替えのタイミングを設定できるので、例えば図7(c)のように3部ごとに向きを変えて積載でき、印刷した資料をユーザが配布しやすいように任意の部数に自動仕分けすることも可能である。
図8、図9を参照して図6の一実施例について説明する。図8(a)は図6の一実施例の前半部分に対応して積載容器に積載された積載紙の状態を説明する図、図8(b)は一実施例の前半部分に対応したフローチャートである。図9(a)は図6の一実施例の後半部分に対応して積載容器に積載された積載紙の状態を説明する図、図9(b)は一実施例の後半部分に対応したフローチャートである。
図8、図9に示す一実施例では、例えば積載紙2として排紙部数12部の印刷物を3部ずつ互い違い積載する場合(N=3)について説明する。
図8(a)に示すように、積載容器1の底面1cに積載された積載紙2の排紙部数n=3となる。また、図8(b)に示すように、図8(a)積載紙2の部数n=3を得るための動作フローとしては、ステップS2~ステップS7までの動作を3ループし、ステップS6ではn=n+1とする。
図9(b)に示すように、図8(b)においてステップS2~ステップS7までの動作を3ループした後、ステップS10で搬送路4a、4bとアーム3とを左右切り替える左右切替(左右切替回数m)を行い、図8(b)におけるステップS2~ステップS7と、ステップS10の左右切替回数4ループする。そして、m=4のとき、ステップS9にてN×m=3×4となるので排紙・印刷完了となる。
図10を参照して、図3、図4に示した一実施形態のアームの形状及び駆動動作とは別の第1変形例を説明する。図10(a)はアームの形状及び駆動動作の第1変形例の平面図、図10(b)は図10(a)の正面図である。
第1変形例では、図10(a)に示すように、アーム3Aの爪部が関節でもある軸部3Aaの回りに水平に回転して、積載容器1の外側に退避し、持ち上げていた中綴じされた用紙束2を下げるものである。
図11を参照して、図3、図4に示した一実施形態のアームの形状及び駆動動作及び図10に示した第1変形例とは別の第2変形例を説明する。図11(a)はアームの形状及び駆動動作の第2変形例を示す平面図、図11(b)は図11(a)の正面図である。
第2変形例では、図11(a)に示すように、アーム3Bの爪部が折れることで積載容器1の外側に退避し、持ち上げていた中綴じされた用紙束2を下げるものである。
上記一実施形態等には、実質的に以下の態様及び効果が記載されていたと言える。
即ち、第1の態様は、画像形成されたシートに中綴じを行う後処理ユニット103などの綴じ処理手段と、前記中綴じされたシート束を積載する積載容器1などの積載容器と、中綴じされた用紙束2などの前記中綴じされたシート束を前記積載容器の底面1cなどの底面へ排出する搬送路4a、搬送路4bなどの左右一対の搬送路と、前記中綴じされたシート束を前記積載容器の下側に排出する搬送ローラ5などの排出手段と、前記積載容器に積載された前記中綴じされたシート束を持ち上げるアーム3などの持ち上げ部材と、を有する後処理装置102などのシート処理装置であって、前記持ち上げ部材により前記積載容器内の前記中綴じされたシート束を持ち上げ、該中綴じされたシート束を前記左右一対の搬送路の何れか一方で搬送することにより、前記持ち上げ部材により持ち上げられた前記中綴じされたシート束の下側に排出し、前記持ち上げ部材を前記積載容器の外側に退避させて前記中綴じされたシート束を降ろす動作を繰り返すことにより、前記中綴じされたシート束の左右の向きを変えて前記中綴じされたシート束を前記積載容器の下方から積載するシート処理装置である。
かかる構成により、第1の態様によれば、中綴じされたシート束の挙動を制御し、より正確な互い違い積載ができるシート処理装置を提供することができる。
第2の態様は、第1の態様において、前記持ち上げ部材は、前記積載容器の左右に1つずつ配置され、前記中綴じされたシート束を突き当てるアーム3などの突き当て部材を有し、かつ、前記中綴じされたシート束の片側を持ち上げ、持ち上げた側の搬送路4a又は搬送路4bなどの搬送路から前記中綴じされたシート束を排出し、逆側の前記持ち上げ部材に突き当て整合することを特徴とする。
かかる構成により、第2の態様によれば、排出されるごとに搬送方向に揃えられるため、シート積載整合性が向上する。
第3の態様は、第1又は第2の態様において、前記持ち上げ部材は、前記持ち上げ部材を上下動させる駆動源6Bなどの駆動源と、上昇と下降の経路7a、経路7bなどの2つの経路を持つスライドレール7などのガイド部材と、前記ガイド部材と嵌合させて前記持ち上げ部材を前記ガイド部材に沿って動かすための突起部9などの支持部材と、前記ガイド部材の動きをもう一方の経路へと誘導させる分岐爪8などの分岐部材によって構成され、上昇経路で前記中綴じされたシート束を持ち上げ、前記分岐部材で下降経路に切替え、前記下降経路で前記中綴じされたシート束から離間させて前記中綴じされたシート束を降ろし、再び積載された前記中綴じされたシート束の下へ移動させることを特徴とする。
かかる構成により、第3の態様によれば、上下動の駆動源だけで、まっすぐ持ち上げる、退避して降ろすの2つの動作ができ、コストを抑えることができる。
第4の態様は、第1~第3の何れか1つに記載の態様において、前記中綴じされたシート束を前記積載容器へ1部排出するごとに、前記左右一対の搬送路の何れか一方に切り替えることを特徴とする。
かかる構成により、第4の態様によれば、膨らんだ折り目位置を左右交互にすることで、積載面を水平に保ったまま大量に積載できる。
第5の態様は、第1~第3の何れか1つに記載の態様において、前記中綴じされたシート束を前記積載容器へ複数部排出するごとに、前記左右一対の搬送路の何れか一方に切り替えることを特徴とする。
かかる構成により、第5の態様によれば、ユーザが印刷物を配布しやすいように、印刷物を自動で任意の部数ごとに仕分けることができる。
第6の態様は、シートに画像を形成する画像形成装置と、該画像形成装置により画像を形成されたシートに少なくとも中綴じ処理が可能な第1~第5の何れか1つに記載のシート処理装置とを連結したことを特徴とする画像形成システムである。
かかる構成により、第6の態様によれば、第1~第5の何れか1つに記載のシート処理装置による効果を奏する。
以上本発明の好ましい実施の形態について説明したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、上述の説明で特に限定していない限り、特許請求の範囲に記載された本発明の趣旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。例えば、上記実施形態や実施例、或いは変形例等に記載した技術事項を適宜組み合わせたものであってもよい。
本発明の実施の形態に適宜記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
1 積載容器
2 積載紙(中綴じされたシート束の一例)
3 アーム(持ち上げ部材の一例、突き当て部材の一例)
3a 突出部
3b 駆動伝達部
4a 搬送路(左右一対の搬送路の何れか一方の搬送路の一例)
4b 搬送路(左右一対の搬送路の何れか一方の搬送路の一例)
5 搬送ローラ(排出手段の一例、排出部材)
6A 駆動源
6B 駆動源
8 分岐爪(分岐部材の一例)
9 突起部(支持部材の一例)
10a、10b 切替爪
11 排紙口
12 満杯検知センサ
100 画像形成システム
101 画像形成装置
102 後処理装置(シート処理装置の一例)
103 後処理ユニット(綴じ処理手段の一例)
104 積載ユニット(シート積載装置)
215 用紙搬送方向(シート搬送方向)
X 左右・横方向
Y 前後・奥行方向
Z 上下・鉛直方向
特開2001-192162号公報 特開平10-203702号公報

Claims (6)

  1. 画像形成されたシートに中綴じを行う綴じ処理手段と、
    前記中綴じされたシート束を積載する積載容器と、
    前記中綴じされたシート束を前記積載容器の底面へ排出する左右一対の搬送路と、
    前記中綴じされたシート束を前記底面上又は該底面上に積載された該中綴じされたシート束上に排出する排出手段と、
    前記積載容器に積載された前記中綴じされたシート束を持ち上げる持ち上げ部材と、
    を有するシート処理装置であって、
    前記持ち上げ部材により前記積載容器内の前記中綴じされたシート束を持ち上げ、該中綴じされたシート束を前記左右一対の搬送路の何れか一方で搬送することにより、前記持ち上げ部材により持ち上げられた前記中綴じされたシート束の下側に排出し、前記持ち上げ部材を前記積載容器の外側に退避させて前記中綴じされたシート束を降ろす動作を繰り返すことにより、前記中綴じされたシート束の左右の向きを変えて前記中綴じされたシート束を前記積載容器の下方から積載するシート処理装置。
  2. 前記持ち上げ部材は、前記積載容器の左右に1つずつ配置され、前記中綴じされたシート束を突き当てる突き当て部材を有し、かつ、前記中綴じされたシート束の片側を持ち上げ、持ち上げた側の搬送路から前記中綴じされたシート束を排出し、逆側の前記持ち上げ部材に突き当て整合することを特徴とする請求項1に記載のシート処理装置。
  3. 前記持ち上げ部材は、
    前記持ち上げ部材を上下動させる駆動源と、
    上昇と下降の2つの経路を持つガイド部材と、
    前記ガイド部材と嵌合させて前記持ち上げ部材を前記ガイド部材に沿って動かすための支持部材と、
    前記ガイド部材の動きをもう一方の経路へと誘導させる分岐部材によって構成され、
    上昇経路で前記中綴じされたシート束を持ち上げ、前記分岐部材で下降経路に切替え、前記下降経路で前記中綴じされたシート束から離間させて前記中綴じされたシート束を降ろし、再び積載された前記中綴じされたシート束の下へ移動させることを特徴とする請求項1又は2に記載のシート処理装置。
  4. 前記中綴じされたシート束を前記積載容器へ1部排出するごとに、前記左右一対の搬送路の何れか一方に切り替えることを特徴とする請求項1~3の何れか1つに記載のシート処理装置。
  5. 前記中綴じされたシート束を前記積載容器へ複数部排出するごとに、前記左右一対の搬送路の何れか一方に切り替えることを特徴とする請求項1~3の何れか1つに記載のシート処理装置。
  6. シートに画像を形成する画像形成装置と、該画像形成装置により画像を形成されたシートに少なくとも中綴じ処理が可能な請求項1~5の何れか1つに記載のシート処理装置とを連結したことを特徴とする画像形成システム。
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