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JP2023141359A - シート処理装置 - Google Patents

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JP2023141359A
JP2023141359A JP2022047645A JP2022047645A JP2023141359A JP 2023141359 A JP2023141359 A JP 2023141359A JP 2022047645 A JP2022047645 A JP 2022047645A JP 2022047645 A JP2022047645 A JP 2022047645A JP 2023141359 A JP2023141359 A JP 2023141359A
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stacking
tray
sheet
paper
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JP2022047645A
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English (en)
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雄太 森
Yuta Mori
圭 佐々木
Kei Sasaki
淳也 鈴木
Junya Suzuki
一貴 瀬戸
Kazuki Seto
和樹 三品
Kazuki Mishina
淳 篠田
Atsushi Shinoda
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

【課題】中綴じ積載トレイとして使用している場合、平紙排紙の積載量が制限されない後処理装置を提供する。【解決手段】排紙口H1、H2などの複数の排出口と、該折り処理を行ったシートを排出する排紙口H3などの排出口と、シート又はシート束を積載する第1積載トレイ20、第2積載トレイ50などの複数の積載手段と、を有し、排出口と積載手段の数は、排出口>積載手段の関係で構成され、積載手段を昇降させる昇降モータ30、60などの昇降手段と、昇降手段を適した位置で動作及び停止させるCPU101などの制御部と、を備えた後処理装置300などのシート処理装置であって、積載手段は、昇降手段で移動し、折り処理を行わないシートと、折り処理を行ったシート束との排出において共用可能であり、折り処理を行ったシート束を積載するため、積載手段が折り処理の排出口へ移動した場合、空いた排出口の位置に一つ上段の積載手段が下降することが可能である。【選択図】図3

Description

本発明は、シート処理装置に関する。
中綴じされ2つ折りされた用紙束をより多く積載可能とし、また、2つ折りしない通常の用紙の排紙トレイと共用できるようにする後処理装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1記載の発明は、通常排紙(以下、「平紙排紙」ともいう)の積載トレイと中綴じ積載トレイを共用して使用でき、中綴じ冊子の大量排紙が可能である。
しかしながら、特許文献1記載の発明では、中綴じ排出として積載トレイを使用している場合は、平紙排紙の積載が他の排紙トレイ(上段トレイ)のみの積載となり、積載量が制限されてしまう、という問題がある。
本発明は、平紙積載トレイと中綴じ積載トレイを共用可能にした後処理装置において、中綴じ積載トレイとして使用している場合、平紙排紙先が限定されないようにすることで、平紙排紙の積載量が制限されないシート処理装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、シート束を2つ折りにする中折り手段、及び該2つ折りにする際にシート束を綴じる中綴じ手段と、排出されたシート、又はシート束を搬送する搬送手段と、折り処理を行わないシートを排出する複数の排出口と、該折り処理を行ったシートを排出する排出口と、前記シート又は前記シート束を積載する複数の積載手段と、を有し、前記排出口と前記積載手段の数は、前記排出口>前記積載手段の関係で構成され、前記積載手段を昇降させる昇降手段と、前記昇降手段を適した位置で動作及び停止させる制御部と、を備えたシート処理装置であって、前記積載手段は、前記昇降手段で移動し、前記折り処理を行わないシートと、前記折り処理を行ったシート束との排出において共用可能であり、前記折り処理を行ったシート束を積載するため、前記積載手段が折り処理の排出口へ移動した場合、空いた前記排出口の位置に一つ上段の積載手段が下降することが可能であるシート処理装置にある。
本発明によれば、折り処理を行わないシートと、折り処理を行ったシート束との排出において共用可能にしたシート処理装置において、中綴じシート積載手段として使用している場合でも、通常排出シートの排出先が限定されないように構成しているので、通常排出シートの積載量が制限されない。
画像形成装置と大容量給紙装置と後処理装置とで構成される画像形成システムの全体を示す図である。 後処理装置の概要構成を示す構成図である。 本発明の基本的な構成を示す概略図である。 積載トレイの昇降構成を示す図である。 積載トレイの昇降構成を示す図である。 積載トレイの昇降構成を示す図である。 (a)、(b)は第2積載トレイが中綴じトレイとして使用される場合の構成図である。 第2積載トレイの中間トレイ部におけるベルト搬送駆動部を構成している部材を説明する斜視図である。 (a)~(d)は第2積載トレイを中綴じトレイとして使用した際のリミット/リミットレス排紙の切り替えについて説明する図である。 第2積載トレイの中間トレイ部の構成について説明する斜視図である。 後処理装置と画像形成装置とからなる画像形成システムの制御構成を示すブロック図である。 後処理装置の主な動作フローを説明するフローチャートである。
以下、図を参照して実施例を含む本発明の実施の形態を詳細に説明する。各実施形態、各実施例等に亘り、同一の機能及び形状等を有する構成要素(部材や構成部品)等につい
ては、混同の虞がない限り一度説明した後では同一符号を付すことによりその説明を省略する。
図1を参照して画像形成装置と、周辺機器である大容量給紙装置と、後処理装置とで構成される画像形成システムについて説明する。図1は画像形成装置と大容量給紙装置と後処理装置とで構成される画像形成システムの全体を示す図である。
図1の画像形成システムは、大容量給紙装置100と、画像形成装置200と、後処理装置300とによって構成されている。大容量給紙装置100は、画像形成装置200の給紙トレイに加えてシートの一例としての用紙の給送を行う。画像形成装置200は、画像の書き込みを行い、画像を用紙に形成する。後処理装置300は、ソート、端綴じ、中綴じ、パンチなどの後処理を行う。
図2を参照して後処理装置の概要構成について説明する。図2は後処理装置の概要構成を示す構成図である。
図2において、画像形成装置200(図1参照)で画像を形成された用紙は、1枚の用紙に後処理を施す後処理手段(この実施形態では穿孔手段としてのパンチユニットPU)を有する搬送路A(搬送ローラ対1、2、3、4)を通り、搬送ローラ対(以下、単に「搬送ローラ」と称する)5、6、7、8、9を経て、上シフトトレイでもある第1積載トレイ20へ導く搬送路Bを備えている。また、前記搬送路Aを通り、搬送ローラ10、11、12を経て下シフトトレイでもある第2積載トレイ50へ導く搬送路C、搬送ローラ13、14、15、16及びステープル排紙ローラ17を経て、整合及びステープル綴じ等を行う処理トレイF(以下、「ステープル処理トレイ」とも称する)へ導く搬送路D、Eを備え、各搬送路A、B、C、D、Eの分岐部に配置された分岐爪T1、T2、T3によって振り分けられるように構成されている。
搬送路A及び搬送路D、Eを経てステープル処理トレイFへ導かれ、ステープル処理トレイFで整合及びステープル等を施された用紙は、シフトトレイへと導く搬送路Cを経由して、第2積載トレイ50へと導かれる。また、搬送路D内には分岐爪T3が配置され、図示しない低荷重バネにより図の状態に保持されており、用紙後端がこれを通過した後、搬送ローラ14、15、16をそれぞれ逆転することによって用紙後端をプレスタック経路(用紙収容部)Eへ導いて用紙を滞留させ、次用紙と重ね合わせて搬送することが可能なように構成されている。この動作を繰り返すことによって2枚以上の用紙を重ね合わせて搬送することも可能である。重ね合わせて搬送した用紙は部材401に用紙後端を載せて、部材402が搬送方向に動作し用紙の整合を行う。整合後、ステープラSPにて用紙の綴じ動作を実施し、綴じ後放出する。
また、ステープル処理トレイFで束ねた用紙は、綴じずに分岐爪T4によって搬送路Gへ送られる。搬送路Gへ送られた用紙束は、搬送ローラ120、121を経て、中綴じステープラSSPにより中綴じされ、用紙束を二つ折りする中折りローラ122に導かれた後、中綴じトレイ90へ排出される。
この中綴じトレイ90は、通常、上下方向にシフトしないように構成されており、ユーザが独自で排紙受け皿として設置するものである。
また、各搬送路A~Fの用紙の搬送タイミングを検知するため、搬送路Aにセンサ301、搬送路Bにセンサ302、搬送路Cにセンサ303、搬送路Dにセンサ305、306、搬送路Fにセンサ304を設置し、各センサにてエラーを検知したら、システム搬送を停止するようになっている。
図2において、符号H1は搬送ローラ9から後処理装置300の外側へ排出されるシートの排出口としての用紙の排紙口(同図では第1積載トレイ20へ用紙を排出する場合を示す)を示している。また、符号H2は搬送ローラ12から後処理装置300の外側へ排出されるシートの排出口としての用紙の排紙口(同図では第2積載トレイ50へ用紙を排出する場合を示す)を示している。また、符号H3は中折りローラ122から後処理装置300の外側へ排出されるシートの排出口としての用紙の排紙口を示している。
図3を参照しては本発明の基本的な構成について説明する。図3は本発明の基本的な構成を示す概略図である。
本発明では、平紙積載用の下段トレイと中綴じ積載トレイを共用可能にし、下段トレイ(第2積載トレイ)を中綴じ積載トレイとして使用している場合、平紙排出先が限定されないよう、上段の平紙積載用トレイを下段の平紙排紙の位置の排紙口H2まで移動可能とすることができるように構成したものである。
下段トレイを中綴じトレイとして使用することで、既存技術では排紙口の数=積載トレイの数の関係であったが、本発明では排紙口の数>積載トレイの数とすることができ、積載トレイの削減が可能になる。
例として、以下にシートやシート束の排出口としての排紙口を3つ持つ場合の動作を記載する。なお、平紙排紙の排紙口は2つ以上あってもよい。
下段トレイである第2積載トレイ50を下段の平紙積載トレイの位置から、中綴じ積載トレイとして使用する場合、上段トレイである第1積載トレイ20は上段での平紙積載トレイ、又は下段平紙積載トレイとして使用することができる。
また、異なる排紙口に積載手段(第1積載トレイ20又は第2積載トレイ50)が移動する際に、既にシート(用紙)が積載されていた場合、積載されているシートと積載トレイが異なる排紙口に移動後に排出されたシートと混ざってしまう可能性がある。そのため、積載されたシートの上にシートを積み重ねの許可判断を実施することが可能であり、積み重ねを許可した場合は、既に積載されたシートの位置からソートをし、異なる排紙口から排出されたシートが幅方向にずれて積載されることで、各々の排紙口H1~H3から排出されたシートが識別可能になる(請求項5参照)。
図4~図6を参照して積載トレイの昇降構成について説明する。図4~図6は積載トレイの昇降構成を示す図である。以下、説明の簡明化を図るため、第1積載トレイ20は、上段の積載トレイ20、又は単に積載トレイ20ともいう。同様に、第2積載トレイ50は、下段の積載トレイ50、又は単に積載トレイ50ともいう。
図4は、上段の積載トレイ20が排紙口H1に、下段の積載トレイ50が排紙口H2にそれぞれ位置していて、共に平紙を排紙される場合のトレイの位置関係を示している。
図5は、上段の積載トレイ20が下段の排紙口H2に位置していて平紙の排紙を、また下段の積載トレイ50が排紙口H3に位置していて中綴じ冊子を排紙される場合のトレイの位置関係を示している。
図6は、上段の積載トレイ20が排紙口H1に位置していて平紙を排紙される場合を、また下段の積載トレイ50が排紙口H3に位置していて中綴じ冊子を排紙される場合のトレイの位置関係を示している。
上段の積載トレイ20、及び下段の積載トレイ50は、後述するように昇降ベルトを介して昇降駆動ギア、昇降モータに接続されており、昇降モータの回転方向により、上段の積載トレイ20や下段の積載トレイ50の昇降動作を切り替えるようになっている。
また、後述するように、上段の積載トレイ20、及び下段の積載トレイ50は、共通の昇降レール19に沿って上下移動するように駆動され、積載トレイ20及び積載トレイ50の各々の昇降動作上には、各排紙口で積載トレイ20、50が停止できるようにセンサフィラーが設けられている。
図4に示すように、上段の積載トレイ20は、積載トレイ20の基部と一体的に設けられた支持部21を介して昇降レール19に上下移動可能に支持されている。第1積載トレイ昇降駆動部22は、昇降レール19と上下方向に平行に設けられ、駆動プーリ24と従動プーリ25との間に巻き掛けられ、支持部21を固定している昇降ベルト23と、駆動プーリ24に設けられた昇降駆動ギア26とを有する。また、第1積載トレイ昇降駆動部22は、昇降駆動ギア26と噛み合うアイドルギア27と、アイドルギア27と噛み合うウォームホイール28と、ウォームホイール28と噛み合うウォーム29と、ウォーム29に駆動力伝達可能(例えばベルト又はギアによる駆動力伝達)に接続された昇降モータ30とを有する。
図4に示すように、積載トレイ20の支持部21には、積載トレイセンサ31が取り付けられている。装置本体側には、積載トレイ20が排紙口H1から排紙される用紙や用紙束を積載可能とする位置を占めたことを検知する第1センサフィラー32と、積載トレイ20が排紙口H2から排紙される用紙や用紙束を積載可能とする位置を占めたことを検知する第2センサフィラー33とが所定の位置に設けられている。
一方、積載トレイ20には、積載トレイセンサ31が取り付けられている。積載トレイ20が昇降して、積載トレイセンサ31が第1センサフィラー32や第2センサフィラー33と係合することにより、積載トレイ20が排紙口H1や排紙口H2から排出される用紙や用紙束を積載可能な位置を占めたことが検知されるようになっている。
図4に示すように、下段の積載トレイ50は、積載トレイ50の基部と一体的に設けられた支持部51を介して昇降レール19に上下移動可能に支持されている。第2積載トレイ昇降駆動部52は、昇降レール19と上下方向に平行に設けられ、駆動プーリ54と従動プーリ55との間に巻き掛けられ、支持部51を固定している昇降ベルト53と、駆動プーリ54に設けられた昇降駆動ギア56とを有する。また、第2積載トレイ昇降駆動部52は、昇降駆動ギア56と噛み合うアイドルギア57と、アイドルギア57と噛み合うウォームホイール58と、ウォームホイール58と噛み合うウォーム59と、ウォーム59に駆動力伝達可能(例えばベルト又はギアによる駆動力伝達)に接続された昇降モータ60とを有する。
図4に示すように、積載トレイ50の支持部51には、積載トレイセンサ61が取り付けられている。装置本体側には、積載トレイ50が排紙口H2から排紙される用紙や用紙束を積載可能とする位置を占めたことを検知する第3センサフィラー62と、積載トレイ50が排紙口H3から排紙される用紙や用紙束を積載可能とする位置を占めたことを検知する第4センサフィラー63とが所定の位置に設けられている。
一方、積載トレイ50には、積載トレイセンサ61が取り付けられている。積載トレイ50が昇降して、積載トレイセンサ61が第3センサフィラー62と係合することにより、積載トレイ50が排紙口H2から排出される用紙や用紙束を積載可能な位置を占めたことが検知されるようになっている。また、積載トレイセンサ61が第4センサフィラー63と係合することにより、積載トレイ50が排紙口H3から排出される用紙や用紙束を積載可能な位置を占めたことが検知されるようになっている。
図7、図8を参照して第2積載トレイ50に中綴じ排紙する場合の構成及び動作について説明する。図7(a)、図7(b)は第2積載トレイ50が中綴じトレイとして使用される場合の構成図である。図8は第2積載トレイ50の中間トレイ部65におけるベルト搬送駆動部66を構成している部材を説明する斜視図である。
図7、図8に示すように、第2積載トレイ50は、中間トレイ部65と、ベルト搬送駆動部66と、筐体部71との構造に分かれている。第2積載トレイ50には、中間トレイ部65として機能する部材が配設されている。中間トレイ部65は、第2積載トレイ50上に排出積載される用紙や用紙束を積載する積載面50aから上方に出没可能に構成されたベルト搬送駆動部66を備えている。
ベルト搬送駆動部66は、図7、図8に示すように、駆動プーリ67と従動プーリ68との間に掛け渡された搬送ベルト66aと、ベルト搬送モータ76と、ベルト搬送モータ76の回転駆動力を搬送ベルト66aに伝達するギア列77とを有する。このようにベルト搬送駆動部66は、ベルト搬送モータ76の回転駆動力を搬送ベルト66aに伝達する構成になっている。
中綴じ用紙束を排出する中綴じ用の排紙口H3の下部近傍のエンドフェンス75には、図7において左側方に突出した略L字形状をなす突起部材74が配設されている。
図7(a)~図7(b)に示すように、第2積載トレイ50が中綴じ用の排紙口H3まで下降したとき、突起部材74の上部がベルト搬送駆動部66の筐体部71と接触し、筐体部71ごとベルト搬送駆動部66を持ち上げて第2積載トレイ50の用紙や用紙束の積載面50aから搬送ベルト66aが上方に突出する構成になっている。
第2積載トレイ50が中綴じ用の排紙口H3から上昇するとき、突起部材74の上部がベルト搬送駆動部66と離れ、ベルト搬送駆動部66が自重で落ち込み、積載面50aから突出しなくなる。この構造により、平紙排紙時に用紙が搬送ベルト66aとの摩擦係数で排出時にエンドフェンス75まで戻りきらなくなる状態を回避することが可能になる。
中間トレイ部65には、ベルト搬送駆動部66が上下方向に移動可能となるようにガイドコロ用のガイドレール70が配置されている。搬送ベルト66aの積載面50aから突出する詳細は以下の通りである。即ち、ベルト搬送駆動部66にガイドコロ69を有するとともに、中間トレイ部65にガイドコロ69をガイドするガイドレール70を有している。ガイドコロ69をガイドレール70で上下方向に移動可能に支持することで、ベルト搬送駆動部66のガイドコロ69がガイドレール70に沿って上下し、ベルト搬送駆動部66を斜め並行な姿勢を保ったまま、上下動可能としている。このガイド構成により、第2積載トレイ50が中綴じ用の排紙口H3まで下降した場合、突起部材74がベルト搬送駆動部66と接触することで搬送ベルト66aを持ち上げて、積載面50aから搬送ベルト66aが突出できる。
図9を参照して第2積載トレイを中綴じトレイとして使用した際のリミット/リミットレス排紙の切り替えについて説明する。図9(a)はリミットレス排紙の切り替え前(リミット排紙時)の第2積載トレイの斜視図、図9(b)はリミットレス排紙の切り替え後の第2積載トレイの斜視図である。図9(c)はリミットレス排紙の切り替え前(リミット排紙時)の第2積載トレイの断面図、図9(d)はリミットレス排紙の切り替え後の第2積載トレイの斜視図である。
第2積載トレイ50を中綴じ積載トレイとして使用する場合は、リミット排紙とリミットレス排紙を切替え可能であり、搬送ベルト66aを有する搬送ベルト部の筐体を水平、もしくは傾斜下向きの角度へ回転することで、印刷を止めることなく中綴じ冊子の排出ができる。
リミット排紙、もしくはリミットレス排紙をする際は、図7で説明した突起部材74により、ベルト搬送駆動部66に付随する搬送ベルト66aが持ち上げられた状態で、ベルト搬送モータ76を回転させることにより、搬送ベルト66a上の用紙束PAを送り出すことが可能である。
リミットレス排紙の場合は、用紙束PAを下へ落としながら印刷を止めることなく排出する方式であるため、ユーザが独自で受け皿を設置することとなる。
図10を参照して第2積載トレイの中間トレイ部の構成について説明する。図10は第2積載トレイの中間トレイ部の構成について説明する斜視図である。
図10に示すように、中間トレイ部65の近傍には、中間トレイ可動モータ79が第2積載トレイ50に設けられている。中間トレイ可動モータ79の回転駆動力・回転量は、ギア列77(駆動ギア、従動ギア)を介して中間トレイ可動プレート78に伝達される。
中間トレイ可動モータ79の駆動により、中間トレイ可動プレート78を回転させることで、中間トレイ可動プレート78と当接する中間トレイ部65を回転することができる。中間トレイ可動プレート78の回転量(回転角度)は、中間トレイ可動モータ79の近傍に設けられた中間トレイホームポジションセンサ80の検知に基づいて、所定の回転量を制御する(後述する図11参照)。
中綴じ排紙時は、中間トレイ可動モータ79及び中間トレイ可動プレート78を介して、中間トレイ部65を水平、もしくは傾斜下向きの角度へ回転することで、リミット排紙とリミットレス排紙とを切替えることが可能である。これに限らず、平紙排紙時も中間トレイ可動プレート78を回転することで、水平、もしくは傾斜下向きの角度へ回転したときは、張り付き低減の効果、更に上向きの角度へ回転したときはエンドフェンスへの排紙等の戻りを良くして排紙積載の精度向上の効果が得られる。
中間トレイ部65には、図7で説明したベルト搬送駆動部66が中綴じ排出位置に移動した際に、図7に示した突起部材74がベルト搬送駆動部66の筐体部71と接触することで、ベルト搬送駆動部66が上下移動するために、ベルト搬送駆動部66に付随の4つのガイドコロ69に対応したガイドレール70を有している。これにより、ベルト搬送駆動部66のガイドコロ69がガイドレール70に沿って上下動することができる。
このガイド構成により、上述したように、第2積載トレイ50が中綴じ排紙口H3まで下降した場合、突起部材74がベルト搬送駆動部66と接触することで、ベルト搬送駆動部66を斜め並行な姿勢を保ったまま持ち上げて、中間トレイ部65の上面から搬送ベルト66が突出できるようになっている。また、第2積載トレイ50が下段排紙位置まで上昇した場合、ベルト搬送駆動部66を斜め並行な姿勢を保ったまま自重で下がり、中間トレイ部65の内部側に搬送ベルト66aが格納できるようになっている。
図11を参照して後処理装置300と画像形成装置200とからなる画像形成システムの制御構成を説明する。図11は後処理装置と画像形成装置とからなる画像形成システムの制御構成を示すブロック図である。
図11に示すように、後処理装置300は、CPU101、I/Oインターフェイス102等を有するマイクロコンピュータを搭載した制御回路を備えている。CPU101には、画像形成装置200のCPUあるいは操作パネル105の各スイッチ等、及び図示しない各センサからの信号が通信インターフェイス103を介して入力され、CPU101は入力された信号に基づいて所定の制御を実行する。
更に、CPU101は、ソレノイド用のドライバ、モータドライバを介してソレノイド及びモータを駆動制御し、インターフェイスから装置内のセンサ情報を取得する。また、制御対象やセンサに応じてI/Oインターフェイス102を介してモータドライバによってモータの駆動制御を行い、センサからセンサ情報を取得する。なお、前記制御は、図示しないROMに格納されたプログラムコードをCPU101が読み込んで図示しないRAMに展開し、当該RAMをワークエリア及びデータバッファとして使用しながら前記プログラムコードで定義されたプログラムに基づいて実行される。
図11において、後処理装置300の「各センサ」としては、図2のセンサ301~306、図4の積載トレイセンサ31、61、図10の中間トレイホームポジションセンサ80等が挙げられる。
また、図11における後処理装置300の「各DCモータ」としては、昇降モータ30、60、図9のベルト搬送モータ76が、また「各ステッピングモータ」としては、図10の中間トレイ可動モータ79がそれぞれ挙げられる。
図12を参照して後処理装置300の主な動作フローを説明する。
通紙条件にて通常排紙処理が選択された場合(中綴じの処理が選択されない場合)には、操作パネル150で設定された枚数分の通紙が開始され、枚数分の通紙・印刷が完了すると、動作が終了する(ステップS1~ステップS3)。
一方、ステップS1において、中綴じの処理が選択されたら、中綴じの冊子が排出可能なように、第2積載トレイ50(以下、図12では「下段トレイ」とする)を中綴じ排紙位置まで下降させる(ステップS4)。
第2積載トレイの下降動作時において、積載トレイセンサ61によって下段トレイが検知されたとき下段トレイが中綴じ排紙位置まで下降したと判断し、下段トレイ下降を停止する(ステップS6)。
下段トレイが中綴じ排紙位置にある状態で、第1積載トレイ20(以下、図12では「上段トレイ」とする)に大量排紙しない場合、通紙開始~通紙完了する(ステップS7~ステップS9)。
一方、ステップS7において、上段トレイに大量排紙する場合は、上段トレイを下段排紙位置まで下降させる。下降時は積載トレイセンサ31によって上段トレイが検知されたとき上段トレイが下段排紙位置まで下降したと判断し、上段トレイ下降を停止する(ステップS14)。以降の詳細な動作フローは図12に記載した通りである。
なお、上段トレイの下降に関しては、下降の有無をユーザが選択できるものとする。
通紙完了後は上段トレイ、下段トレイ共にホームポジション(以下、「HP」と記載する)位置に移動する。HP位置は上段トレイは上段排紙位置、下段トレイは下段排紙位置とする。その場合、上段トレイが下段排紙位置、下段トレイが中綴じ排紙位置にある場合、下段トレイが先に上昇してHP位置に戻ってしまうと、下段排紙位置に留まっている上段トレイと衝突してしまう。そのため、先に上段トレイを上段排紙位置まで戻した後、下段トレイを下段排紙位置まで戻すフローとしている。
上記一実施形態によれば、折り処理を行わないシートと、折り処理を行ったシート束との排出において共用可能にしたシート処理装置において、中綴じシート積載手段として使用している場合でも、通常排出シートの排出先が限定されないように構成しているので、通常排出シートの積載量が制限されない、という効果を奏する。
上記一実施形態等には、実質的に以下の態様及び効果が記載されていたと言える。
即ち、第1の態様は、シート束を2つ折りにする中折りローラ122などの中折り手段、及び該2つ折りにする際に用紙束PAなどのシート束を綴じる中綴じステープラSSPなどの中綴じ手段と、排出されたシート、又はシート束を搬送する搬送ベルト66aなどの搬送手段と、折り処理を行わないシートを排出する排紙口H1、H2などの複数の排出口と、該折り処理を行ったシートを排出する排紙口H3などの排出口と、前記シート又は前記シート束を積載する第1積載トレイ20、第2積載トレイ50などの複数の積載手段と、を有し、前記排出口と前記積載手段の数は、前記排出口>前記積載手段の関係で構成され、前記積載手段を昇降させる昇降モータ30、60などの昇降手段と、前記昇降手段を適した位置で動作及び停止させるCPU101などの制御部と、を備えた後処理装置300などのシート処理装置であって、前記積載手段は、前記昇降手段で移動し、前記折り処理を行わないシートと、前記折り処理を行ったシート束との排出において共用可能であり、前記折り処理を行ったシート束を積載するため、前記積載手段が折り処理の排出口へ移動した場合、空いた前記排出口の位置に一つ上段の積載手段が下降することが可能である。
かかる構成により、第1の態様によれば、折り処理を行わないシートと、折り処理を行ったシート束との排出において共用可能にしたシート処理装置において、中綴じシート積載手段として使用している場合でも、通常排出シートの排出先が限定されないように構成しているので、通常排出シートの積載量が制限されない。
換言すれば、平紙排出の積載トレイと中綴じ積載トレイを共用可能にすることで、積載トレイの昇降動作範囲が広くなり、大量排出が可能になる。また、中綴じ積載トレイとして使用している場合、平紙排出先が限定されないよう、上方の平紙排出の積載トレイを下方の平紙排出の位置まで移動可能とすることで、排出先が限定されず平紙排出時の積載量減少も回避できる。
第2の態様は、第1の態様において、最下段の積載手段は、折り処理を行ったシート束を積載時はベルト搬送駆動部66の搬送ベルト66aなどのベルト搬送部が積載面50aなどの積載面から突出してベルト搬送を行い、折り処理を行わないシートの積載時はベルト搬送部が突出しない状態で、シートの積載を行うことを特徴とする。
かかる構成により、第2の態様によれば、冊子を搬送する際はベルト搬送が有効であるが、ベルト搬送部が突出していると通常シートの排出時にシートやシート束が戻りきらなくなってしまうので、ベルト搬送部を引っ込ませることで、通常シート排出時の排出・積載性の低下を回避することができる。
第3の態様は、第2の態様において、折り処理を行ったシートを排出する排出口下部に、ベルト搬送部を突出させる突起部材74などの部材を有し、前記積載手段が折り処理を行ったシートを排出する排出口に移動した場合は、前記部材にベルト搬送部が接触することで突出し、シートを排出する排出口から上昇する場合は、前記部材とベルト搬送部が離れ、自重でベルト搬送部が突出しない状態になることを特徴とする。
かかる構成により、第3の態様によれば、アクチュエータを使用せず、ベルト部が突出可能とすることで、機構の簡略化、コスト低減が可能となる。
第4の態様は、第1~第3の何れか1つの態様において、折り処理を行ったシート束を積載する場合は、リミット排紙とリミットレス排紙を切替え可能であり、傾斜上向きの積載面を有する積載手段の一部が、角度変更可能であることを特徴とする。
かかる構成により、第4の態様によれば、中綴じ積載トレイとして使用した際に、リミットレス排紙可能とすることで、中綴じ冊子の大量排紙が可能となる。
第5の態様は、第1~第4の何れか1つの態様において、異なる排出口に前記積載手段が移動する際に、既にシートが積載されていた場合、積載されたシートの上にシートを積み重ねの許可判断が可能であり、積み重ねを許可した場合は、既に積載されたシートの位置からソートをし、異なる排出口から排出されたシートが識別可能であることを特徴とする。
かかる構成により、第5の態様によれば、積載トレイを共有する際に、既に積載されているシートに対して、積み重ね可否判断、及び混在の回避が可能となる。
以上本発明の好ましい実施の形態について説明したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、上述の説明で特に限定していない限り、特許請求の範囲に記載された本発明の趣旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。例えば、上記実施形態等に記載した技術事項を適宜組み合わせたものであってもよい。
本発明の実施の形態に適宜記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
20 第1積載トレイ(積載手段の一例)
22 第1積載トレイ昇降駆動部(昇降手段の一例)
30 昇降モータ(昇降手段の一例)
50 第2積載トレイ(積載手段の一例)
52 第2積載トレイ昇降駆動部(昇降手段の一例)
60 昇降モータ(昇降手段の一例)
66a 搬送ベルト(搬送手段の一例)
101 CPU(制御部の一例)
122 中折りローラ(中折り手段の一例)
200 画像形成装置
300 後処理装置 (シート処理装置の一例)
H1、H2 排紙口(排出口の一例)
H3 排紙口(折り処理の排出口の一例)
SSP 中綴じステープラ(中綴じ手段の一例)
特開2007-91476号公報

Claims (5)

  1. シート束を2つ折りにする中折り手段、及び該2つ折りにする際にシート束を綴じる中綴じ手段と、
    排出されたシート、又はシート束を搬送する搬送手段と、
    折り処理を行わないシートを排出する複数の排出口と、該折り処理を行ったシートを排出する排出口と、
    前記シート又は前記シート束を積載する複数の積載手段と、を有し、
    前記排出口と前記積載手段の数は、前記排出口>前記積載手段の関係で構成され、
    前記積載手段を昇降させる昇降手段と、
    前記昇降手段を適した位置で動作及び停止させる制御部と、を備えたシート処理装置であって、
    前記積載手段は、前記昇降手段で移動し、前記折り処理を行わないシートと、前記折り処理を行ったシート束との排出において共用可能であり、前記折り処理を行ったシート束を積載するため、前記積載手段が折り処理の排出口へ移動した場合、空いた前記排出口の位置に一つ上段の積載手段が下降することが可能であるシート処理装置。
  2. 最下段の積載手段は、折り処理を行ったシート束を積載時はベルト搬送部が積載面から突出してベルト搬送を行い、折り処理を行わないシートの積載時はベルト搬送部が突出しない状態で、シートの積載を行うことを特徴とする請求項1に記載のシート処理装置。
  3. 折り処理を行ったシートを排出する排出口下部に、ベルト搬送部を突出させる部材を有し、前記積載手段が折り処理を行ったシートを排出する排出口に移動した場合は、前記部材にベルト搬送部が接触することで突出し、シートを排出する排出口から上昇する場合は、前記部材とベルト搬送部が離れ、自重でベルト搬送部が突出しない状態になることを特徴とする請求項2に記載のシート処理装置。
  4. 折り処理を行ったシート束を積載する場合は、リミット排紙とリミットレス排紙を切替え可能であり、傾斜上向きの積載面を有する積載手段の一部が、角度変更可能であることを特徴とする請求項1~3の何れか1つに記載のシート処理装置。
  5. 異なる排出口に前記積載手段が移動する際に、既にシートが積載されていた場合、積載されたシートの上にシートを積み重ねの許可判断が可能であり、積み重ねを許可した場合は、既に積載されたシートの位置からソートをし、異なる排出口から排出されたシートが識別可能であることを特徴とする請求項1~4の何れか1つに記載のシート処理装置。
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