JP2023027909A - コンクリート床下地の仕上げ方法及びコンクリート床下地の仕上げ構造 - Google Patents
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Abstract
Description
研磨剤の粒度がP60~P150の研磨手段にて乾燥した水系塗材組成物の塗材表面を研磨し、
樹脂のガラス転移温度が10℃~50℃のシリコーン・アクリル共重合体樹脂エマルジョンと、成膜助剤と、を含む主剤と、シランカップリング剤を含む硬化剤とから成るトップコート組成物を塗付して仕上げることを特徴とするコンクリート床下地の仕上げ方法を提供する。
厚み0.3mm~0.7mmのステンレスから成る金鏝にて、1m2当り0.6kg~1.0kgの塗付量で、且つ、塗膜断面視にて波間隔が70~500mmの鏝波が連続して形成されるように塗付して乾燥させ、
この上に前記水系塗材組成物Iを、前記金鏝にて1m2当り0.6kg~1.0kgの塗付量で、且つ、塗膜断面視にて波間隔が1~10mmの鏝ビビリ波が連続して形成されるように塗付して乾燥させ、
この上にアクリル樹脂系エマルジョンと、充填材と、骨材と、顔料と、増粘剤と、成膜助剤と、から成り、充填材と骨材の重量比が充填材:骨材=1:1.3~2.7である水系塗材組成物IIを、
1m2当り0.2kg~0.4kgの塗付量でローラー刷毛を使用して配り塗りした後、厚み0.3mm~0.7mmのステンレスから成る金鏝又はヘラにて、前記鏝ビビリ波の進行方向に対して略直角方向にシゴキ塗りして乾燥させ、
研磨材の粒度がP60~P150の研磨手段にて乾燥した水系塗材組成物IIの塗材表面を研磨し、
樹脂のガラス転移温度が10℃~50℃のシリコーン・アクリル共重合体樹脂エマルジョンと、成膜助剤と、を含む主剤と、シランカップリング剤を含む硬化剤とから成るトップコート組成物を塗付して仕上げることを特徴とするコンクリート床下地の仕上げ方法を提供する。
この上に、アクリル樹脂系エマルジョンと、充填剤と、骨材と、顔料と、増粘剤と、成膜助剤と、から成る水系塗材組成物を塗付して乾燥させ、該水系塗材組成物の表面を研磨剤の粒度がP60~P150の研磨手段にて研磨された水系塗材組成物層を設け、
この上に樹脂のガラス転移温度が10℃~50℃のシリコーン・アクリル共重合体樹脂エマルジョンと、成膜助剤と、を含む主剤と、シランカップリング剤を含む硬化剤とから成るトップコート組成物を塗付して仕上げられたトップコート組成物層を設けたことを特徴とするコンクリート床下地の仕上げ構造を提供する。
研磨剤の粒度がP60~P150の研磨手段にて乾燥した水系塗材組成物の塗材表面を研磨し、
樹脂のガラス転移温度が10℃~50℃のシリコーン・アクリル共重合体樹脂エマルジョンと、成膜助剤と、を含む主剤と、シランカップリング剤を含む硬化剤とから成るトップコート組成物を塗付して仕上げることを特徴とするコンクリート床下地の仕上げ方法であり、使用する水系塗材組成物及びトップコート組成物には、上記成分のほか必要に応じて消泡剤や分散剤等を配合することが出来る。
厚み0.3mm~0.7mmのステンレスから成る金鏝にて、1m2当り0.6kg~1.0kgの塗付量で、且つ、塗膜断面視にて波間隔が70~500mmの鏝波が連続して形成されるように塗付して乾燥させ、
この上に前記水系塗材組成物Iを、前記金鏝にて1m2当り0.6kg~1.0kgの塗付量で、且つ、塗膜断面視にて波間隔が1~10mmの鏝ビビリ波が連続して形成されるように塗付して乾燥させ、
この上にアクリル樹脂系エマルジョンと、充填材と、骨材と、顔料と、増粘剤と、成膜助剤と、から成り、充填材と骨材の重量比が充填材:骨材=1:1.3~2.7である水系塗材組成物IIを、
1m2当り0.2kg~0.4kgの塗付量でローラー刷毛を使用して配り塗りした後、厚み0.3mm~0.7mmのステンレスから成る金鏝又はヘラにて、前記鏝ビビリ波の進行方向に対して略直角方向にシゴキ塗りして乾燥させ、
研磨材の粒度がP60~P150の研磨手段にて乾燥した水系塗材組成物IIの塗材表面を研磨し、
樹脂のガラス転移温度が10℃~50℃のシリコーン・アクリル共重合体樹脂エマルジョンと、成膜助剤と、を含む主剤と、シランカップリング剤を含む硬化剤とから成るトップコート組成物を塗付して仕上げることを特徴とするコンクリート床下地の仕上げ方法であり、使用する水系塗材組成物及びトップコート組成物には、上記成分のほか必要に応じて消泡剤や分散剤等を配合することが出来る。
この上に、アクリル樹脂系エマルジョンと、充填剤と、骨材と、顔料と、増粘剤と、成膜助剤と、から成る水系塗材組成物を塗付して乾燥させ、該水系塗材組成物の表面を研磨剤の粒度がP60~P150の研磨手段にて研磨された水系塗材組成物層を設け、
この上に樹脂のガラス転移温度が10℃~50℃のシリコーン・アクリル共重合体樹脂エマルジョンと、成膜助剤と、を含む主剤と、シランカップリング剤を含む硬化剤とから成るトップコート組成物を塗付して仕上げられたトップコート組成物層を設けたことを特徴とするコンクリート床下地の仕上げ構造であり、該仕上げ構造を形成する水系塗材組成物及びトップコート組成物には、必要に応じて消泡剤や分散剤等を配合することが出来る。
本発明に使用する水系塗材組成物、水系塗材組成物I及び水系塗材組成物IIを構成するアクリル樹脂系エマルジョンには、アクリル酸エステル系共重合樹脂、酢酸ビニル・アクリル酸エステル系共重合樹脂、シリコーン変性アクリル樹脂等のアクリル樹脂系エマルジョンを使用することができる。アクリル樹脂とするアクリル系単量体としては、メチルアクリレート、エチルアクリレート、n-プロピルアクリレート、イソプロピルアクリレート、n-ブチルアクリレート、イソブチルアクリレート、sec-ブチルアクリレート、t-ブチルアクリレート、ヘキシルアクリレート、2-エチルヘキシルアクリレート、オクチルアクリレート、ノニルアクリレート、デシルアクリレート、ドデシルアクリレート、n-アミルアクリレート、イソアミルアクリレート、ラウリルアクリレート、ステアリルアクリレート、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、n-プロピル(メタ)アクリレート、イソプロピル(メタ)アクリレート、n-ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、sec-ブチル(メタ)アクリレート、t-ブチル(メタ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレート、2-エチルヘキシル(メタ)アクリレート、オクチル(メタ)アクリレート、ノニル(メタ)アクリレート、デシル(メタ)アクリレート、ドデシル(メタ)アクリレート、n-アミル(メタ)アクリレート、イソアミル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、フェニル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、メトキシエチル(メタ)アクリレート、エトキシエチル(メタ)アクリレート、メトキシプロピル(メタ)アクリレート、エトキシプロピル(メタ)アクリレート、等を使用することが出来る。
本発明に使用する水系塗材組成物、水系塗材組成物I及び水系塗材組成物IIを構成する充填材は、平均粒径D50(重量による積算50%の粒径)が100μm未満のものを言い、組成物の粘度や塗付性の調整を目的として配合し、重質炭酸カルシウム、クレー、カオリン、タルク、沈降性硫酸バリウム、炭酸バリウム、硅砂粉等が使用でき、重質炭酸カルシウムが安価でコスト的負担を軽減させることが出来る。充填材の配合量は、水系塗材組成物においては、組成物全体に対して3~25重量%、好ましくは4~21重量%であり、3重量%未満では下地の色が透けるなどの隠蔽性が不足し、25重量%超では塗材粘度が高くなって塗付作業性が不良となる場合がある。4重量%未満では色調によっては隠蔽性が低下する場合があり、21重量%超では冬季等の低温度下では塗付作業性が低下する傾向にある。
本発明に使用する水系塗材組成物、水系塗材組成物I及び水系塗材組成物IIを構成する骨材は、平均粒径D50(重量による積算50%の粒径)が100μm以上のものを言い、仕上がり表面に凹凸を付与することを目的として配合されるが、平均粒径が100μm以上であればその粒子径は任意に選択することができ、例えば硅砂、ガラス、シリカ、タルク、重質炭酸カルシウムなどが使用可能である。市販の平均粒径が200μmの重質炭酸カルシウムとしてはK-250(商品名,旭鉱末(株)製)がある。骨材の配合量は、水系塗材組成物においては組成物全体に対して20~60重量%であり20重量%未満では意匠性(塗材の凹凸感)が不足し、60重量%超では作業性が低下する場合がある。
本発明に使用する水系塗材組成物、水系塗材組成物I及び水系塗材組成物IIをそれぞれ構成する上記充填材と上記骨材の重量比は、水系塗材組成物においては、充填材:骨材=1:1.3~15.0であり、1:1.3未満では塗材として凹凸感の無い仕上がりとなり、15.0超では塗付作業性が不十分となる。ここでいう「塗材としての」の意義は、具体的には、1m2当り0.2kg~1.0kgの塗付量である際、と言い換えることができる。
本発明に使用する水系塗材組成物、水系塗材組成物I及び水系塗材組成物IIを構成する顔料には、酸化チタン、酸化亜鉛、カーボンブラック、酸化第二鉄(弁柄)、クロム酸鉛、黄鉛、黄色酸化鉄等の無機系顔料等が使用できるが、中でも酸化チタンは下地の隠蔽性に優れ、白色であるため主たる顔料として使用することが出来る。
本発明に使用する水系塗材組成物、水系塗材組成物I及び水系塗材組成物IIを構成する増粘剤は、鏝塗り作業性や保水性の向上を目的として配合し、水溶性セルロースエーテル、ウレタン変性ポリエーテル、ポリカルボン酸等が使用できる。水溶性セルロースエーテルとしてはhiメトローズ90SH15000(信越化学株式会社製、商品名)がある。増粘剤の配合量は組成物全体に対して0.1~5.0重量%が好ましく、0.1重量%未満では十分な増粘効果が得られず塗材の凹凸模様が不十分となり、5.0重量%超では塗付作業性が低下する。
本発明に使用する水系塗材組成物、水系塗材組成物I及び水系塗材組成物IIを構成する成膜助剤には、エマルジョンのポリマー粒子の融着を促進し、ポリマーによる均一な皮膜を形成させることを目的で配合し、エチレングリコールジエチルエーテル、ベンジルアルコール、ブチルセロソルブ、エステルアルコール等を使用することが出来る。成膜助剤の配合量は組成物全体に対して0.5~10重量%が好ましく、0.5重量%未満では低温での成膜が不十分となる場合があり、10重量%超では塗材の表面に汚れが付着し易くなる場合がある。
表1の配合に従って、実施例の水系塗材組成物I、水系塗材組成物IIを作製した。表1において、アクリル樹脂系エマルジョンはアクロナールPS743(固形分:55重量%、樹脂のガラス転移温度:30℃、スチレン、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステルの共重合体、BASF社製、商品名)を使用し、充填剤Aは硅砂粉#300(平均粒径D5025μm、株式会社トウチュウ製、商品名)を、充填材Bは平均粒径D50が10μmの重質炭酸カルシウムBF-200(備北粉化社製、商品名)を、充填材Cは平均粒径D50が20μmの重質炭酸カルシウムSFT-2000(三共製粉製、商品名)を使用し、骨材Aは、東北硅砂7号(比重1.5、平均粒径D50150μm、東北硅砂株式会社製、商品名)を、骨材Bは、平均粒径D50が200μmの重質炭酸カルシウムK-250(旭鉱末社製、商品名)を使用し、顔料には酸化チタンR-820(石原産業株式会社製、商品名)を使用し、増粘剤は水溶性セルロースエーテルhiメトローズ90SH-15000(信越化学株式会社製、商品名)を、成膜助剤はテキサノールCS-12(チッソ株式会社製、商品名)を、使用した。また、トップコート組成物は、主剤として、JC-40A(シリコーン・アクリル共重合体樹脂エマルジョン(固形分45重量%)60重量部、成膜助剤 3重量部、水22重量部、その他添加剤15重量部、アイカ工業社製)を、硬化剤として、3-グリシドキシプロピルトリメトキシシランを3重量部の合計100重量部を塗付直前に均一に混合して使用した。水系塗材組成物I、水系塗材組成物IIでは、その他の添加剤として消泡剤及び分散剤等を添加したが、これらは水系塗材用の市販品より適宜選択されるものを使用することが出来る。
下地としてJISA5430規定のフレキシブルボード(150×210mm厚さ10mm)を使用し、気温23℃湿度50%RHで、プライマーとして固形分40重量%の水系エポキシ樹脂プライマーJDE-921(商品名,アイカ工業(株)製)を0.1kg/m2塗付し、温度23℃湿度50%RHで16時間養生する。乾燥後表1の水系塗材組成物Iを厚み0.5mmのステンレス製金鏝にて1m2当り0.8kgの塗付量で、且つ、塗膜断面視にて波間隔が70~500mmの鏝波が連続して形成されるように塗付して乾燥させる。次に塗付した材料と同一の水系塗材組成物Iを、同ステンレス製金鏝にて1m2当り0.8kgの塗付量で、且つ、塗膜断面視にて波間隔が1~10mmの鏝ビビリ波が連続して形成されるように塗付して乾燥させる。
下地としてJISA5430規定のフレキシブルボード(100×100mm厚さ8mm)を使用し、当該下地2枚の木口同士を突き付け、その裏面を養生テープで仮止めする。下地のオモテ面に上記と同様に水系エポキシ樹脂プライマーJDE-921、水系塗材組成物I、水系塗材組成物II、トップコート組成物を塗付して仕上げ、気温23℃湿度50%RHで7日間養生して試験体とした。その後裏面の仮止めの養生テープをはがし、インストロン万能試験機にて、試験体の両端を2mm/分で引張り、突きつけ部にピンホールが発生した距離が0.5mm以上を○、0.5mm未満を×と評価した。
下地としてJISA5430規定のフレキシブルボード(100×100mm厚さ10mm)を使用し、上記と同様に水系エポキシ樹脂プライマーJDE-921、水系塗材組成物I、水系塗材組成物II、トップコート組成物を塗付して仕上げ、気温23℃湿度50%RHで7日間養生して試験体とした。該試験体についてJIS K 7204(摩耗輪CS-17、荷重4.9N、1000回転)で摩耗試験を行い、摩耗量が100mg未満を〇、100mg以上を×と評価した。
下地としてJISA5430規定のフレキシブルボード(300×300mm厚さ10mm)を使用し、上記と同様に水系エポキシ樹脂プライマーJDE-921、水系塗材組成物I、水系塗材組成物II、トップコート組成物を塗付して仕上げ、気温23℃湿度50%RHで7日間養生して試験体とした。該試験体について塗り床材のすべり試験方法(NNK-003)に準拠して滑り抵抗係数(C.S.R)を測定し、0.6以上を〇、0.6未満を×と評価した。
下地としてJISA5430規定のフレキシブルボード(150×150mm厚さ10mm)を使用し、上記と同様に水系エポキシ樹脂プライマーJDE-921、水系塗材組成物I、水系塗材組成物II、トップコート組成物を塗付して仕上げ、気温23℃湿度50%RHで7日間養生して試験体とした。該試験体についてJIS K 3920に準拠して耐ヒールマーク性試験を行い、試験後の試験体と試験前の試験体の色差ΔEを色彩色差計CR-410(コニカミノルタセンシング社製)にて測定した。ΔEが3以下を〇、3超を×と評価した。
下地としてJISA5430規定のフレキシブルボード(80×265mm厚さ4mm)を使用し、上記と同様に水系エポキシ樹脂プライマーJDE-921、水系塗材組成物I、水系塗材組成物II、トップコート組成物を塗付して仕上げ、気温23℃湿度50%RHで7日間養生して試験体とした。各試験体の塗膜面にJIS A 5705に準拠して塗膜面に汚染物質を滴下し、48時間後に該汚染物質をふき取り評価した。評価は以下のように判断した。〇:異常なし、△:若干の軟化、膨潤、僅かな外観の変化、×:軟化、膨潤、著しい外観の変化。
下地としてJIS A 5371規定の舗道板(300×300×60mm)を使用し、20℃湿度50%RHで、上記と同様に水系エポキシ樹脂プライマーJDE-921、水系塗材組成物I、水系塗材組成物II、トップコート組成物を塗付して仕上げ、それぞれの温度及び湿度にて14日間養生して試験体とした。該試験体についてNNK-0002に準拠し、落球衝撃試験を行い、舗道板にクラックが発生する落球回数を測定し、30回以上を〇、30回未満を×と評価した。
下地としてJIS A 5371規定の舗道板(300×300×60mm)を使用し、上記と同様に水系エポキシ樹脂プライマーJDE-921、水系塗材組成物I、水系塗材組成物II、トップコート組成物を塗付して仕上げ、気温23℃湿度50%RHまたは40℃または5℃にて14日間養生する。その後、各温度下で建研式引張試験機にて付着性試験を行い、その際の破壊形態がいずれの温度下においても舗道板の凝集破壊であるものを〇、それ以外を×と評価した。
下地としてJIS A 6909 7.3試験用基板(b)付着強さ試験及び温冷繰返し試験用基板 に規定のセメントモルタル板(70×70×20mm)を使用し、上記と同様に水系エポキシ樹脂プライマーJDE-921、水系塗材組成物I、水系塗材組成物II、トップコート組成物を塗付して仕上げ、気温23℃湿度50%RHまたは40℃または5℃にて14日間養生する。その後試験体の4側面をエポキシパテで止水処理し、23℃水中に18時間浸漬→-20℃3時間静置→50℃3時間静置→23℃水中18時間浸漬→を繰り返し、該繰返しを10回行う。その後塗膜に剥がれ、ふくれ等の不具合が無いものを〇、それ以外を×と評価した。
<評価結果>
Claims (3)
- コンクリート床下地に必要によりプライマーまたは下地調整材を塗付して乾燥させ、この上に、アクリル樹脂系エマルジョンと、充填剤と、骨材と、顔料と、増粘剤と、成膜助剤と、から成る水系塗材組成物を塗付して乾燥させ、
研磨剤の粒度がP60~P150の研磨手段にて乾燥した水系塗材組成物の塗材表面を研磨し、
樹脂のガラス転移温度が10℃~50℃のシリコーン・アクリル共重合体樹脂エマルジョンと、成膜助剤と、を含む主剤と、シランカップリング剤を含む硬化剤とから成るトップコート組成物を塗付して仕上げることを特徴とするコンクリート床下地の仕上げ方法。 - コンクリート床下地に必要によりプライマーまたは下地調整材を塗付して乾燥させ、この上に、アクリル樹脂系エマルジョンと、充填材と、骨材と、顔料と、増粘剤と、成膜助剤と、から成り、充填材と骨材の重量比が充填材:骨材=1:2.8~15.0である水系塗材組成物Iを、
厚み0.3mm~0.7mmのステンレスから成る金鏝にて、1m2当り0.6kg~1.0kgの塗付量で、且つ、塗膜断面視にて波間隔が70~500mmの鏝波が連続して形成されるように塗付して乾燥させ、
この上に前記水系塗材組成物Iを、前記金鏝にて1m2当り0.6kg~1.0kgの塗付量で、且つ、塗膜断面視にて波間隔が1~10mmの鏝ビビリ波が連続して形成されるように塗付して乾燥させ、
この上にアクリル樹脂系エマルジョンと、充填材と、骨材と、顔料と、増粘剤と、成膜助剤と、から成り、充填材と骨材の重量比が充填材:骨材=1:1.3~2.7である水系塗材組成物IIを、
1m2当り0.2kg~0.4kgの塗付量でローラー刷毛を使用して配り塗りした後、厚み0.3mm~0.7mmのステンレスから成る金鏝又はヘラにて、前記鏝ビビリ波の進行方向に対して略直角方向にシゴキ塗りして乾燥させ、
研磨材の粒度がP60~P150の研磨手段にて乾燥した水系塗材組成物IIの塗材表面を研磨し、
樹脂のガラス転移温度が10℃~50℃のシリコーン・アクリル共重合体樹脂エマルジョンと、成膜助剤と、を含む主剤と、シランカップリング剤を含む硬化剤とから成るトップコート組成物を塗付して仕上げることを特徴とするコンクリート床下地の仕上げ方法。 - コンクリート床下地の上に必要によりプライマー層または下地調整材層を設け、
この上に、アクリル樹脂系エマルジョンと、充填剤と、骨材と、顔料と、増粘剤と、成膜助剤と、から成る水系塗材組成物を塗付して乾燥させ、該水系塗材組成物の表面を研磨剤の粒度がP60~P150の研磨手段にて研磨された水系塗材組成物層を設け、
この上に樹脂のガラス転移温度が10℃~50℃のシリコーン・アクリル共重合体樹脂エマルジョンと、成膜助剤と、を含む主剤と、シランカップリング剤を含む硬化剤とから成るトップコート組成物を塗付して仕上げられたトップコート組成物層を設けたことを特徴とするコンクリート床下地の仕上げ構造。
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