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JP2022018324A - 印刷装置、被印刷媒体幅導出方法、及びプログラム - Google Patents

印刷装置、被印刷媒体幅導出方法、及びプログラム Download PDF

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晃男 橋本
Akio Hashimoto
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Abstract

Figure 2022018324000001
【課題】センサ等の検出手段を別途備えることなく被印刷媒体の幅方向長さを検出可能とする。
【解決手段】印刷装置1は、被印刷媒体(感熱テープ21)を搬送する搬送部(搬送用モータ32、プラテンローラ7)と、搬送部にセットされた被印刷媒体を搬送部に搬送させた際の当該搬送部の回転速度に基づいて被印刷媒体の幅方向長さを導出する制御部(制御回路12)とを備える。
【選択図】図8

Description

本明細書の開示は、印刷装置、被印刷媒体幅導出方法、及びプログラムに関する。
従来から、被印刷媒体に文字、図形等を印刷してラベルを作成するラベルプリンタが知られている。そのようなラベルプリンタとして、例えば、特許文献1には、印刷テープを収容したテープカートリッジに設けられた複数の穴をテープ識別センサにより検出することで、印刷テープの種別(テープ幅等)を検出可能としたプリンタが記載されている。
特開2013-015950号公報
特許文献1に記載されているようなラベルプリンタでは、被印刷媒体の幅方向長さを検出するために、テープ識別センサ等といった検出手段を別途備える必要がある。
以上のような実情を踏まえ、本発明の一側面に係る目的は、センサ等の検出手段を別途備えることなく被印刷媒体の幅方向長さを検出可能とする技術を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る印刷装置は、被印刷媒体を搬送する搬送部と、前記搬送部にセットされた前記被印刷媒体を前記搬送部に搬送させた際の当該搬送部の回転速度に基づいて前記搬送部にセットされた前記被印刷媒体の幅方向長さを導出する制御部とを備える。
本発明の一態様に係る被印刷媒体幅導出方法は、搬送部にセットされた被印刷媒体を前記搬送部に搬送させた際の当該搬送部の回転速度に基づいて前記被印刷媒体の幅方向長さを導出する。
本発明の一態様に係るプログラムは、搬送部にセットされた被印刷媒体を前記搬送部に搬送させた際の当該搬送部の回転速度に基づいて前記被印刷媒体の幅方向長さを導出する処理をプロセッサに実行させる。
上記の態様によれば、センサ等の検出手段を別途備えることなく被印刷媒体の幅方向長さを検出することができるので、製品コストの低減を図ることが可能になる。
蓋4を閉じた状態における印刷装置1の平面図である。 蓋4を開けた状態における印刷装置1の平面図である。 印刷装置1のハードウェア構造を示すブロック図である。 プラテンローラ7とサーマルヘッド8との間に感熱テープ21が挟持された状態を模式的に示す図(その1)である。 プラテンローラ7とサーマルヘッド8との間に感熱テープ21が挟持された状態を模式的に示す図(その2)である。 感熱テープ21のテープ幅と、プラテンローラ7とサーマルヘッド8との間の摩擦との関係を示す図である。 制御回路12が搬送用モータ32を制御してプラテンローラ7を回転させたときのエンコーダ33からの信号波形を例示する図である。 印刷制御処理の一例を示すフローチャートである。 感熱テープ21のテープ幅毎に、エンコーダ信号波形の各パルスカウント数に相当する時間が示されたテーブルを例示する図である。
図1は、蓋4を閉じた状態における印刷装置1の平面図である。図2は、蓋4を開けた状態における印刷装置1の平面図である。以下、図1及び図2を参照しながら、印刷装置1の構成について説明する。
印刷装置1は、被印刷媒体である感熱テープ21に印刷を行うラベルプリンタである。以降では、感熱テープ21を使用する感熱方式のラベルプリンタを例にして説明するが、印刷方式は特に限定しない。印刷装置1は、インクリボンを使用する熱転写方式のラベルプリンタであってもよい。
印刷装置1は、図1に示すように、装置筐体2と、入力部3と、開閉自在な蓋4と、窓5と、表示部6と、を備えている。また、図示しないが、装置筐体2には、電源コード接続端子、外部機器接続端子、記憶媒体挿入口等が設けられている。
入力部3は、装置筐体2の上面に設けられている。入力部3は、入力キー、十字キー、変換キー、決定キー等の種々のキーを備える。蓋4は、装置筐体2上に配置されている。利用者は、ボタン4aを押下してロック機構を解除することで、図2に示すように、蓋4を開けることができる。蓋4には、蓋4が閉じた状態でも印刷装置1に感熱テープ21が収容されているか否かを目視で確認可能とするために、窓5が形成されている。また、蓋4は、表示部6を有している。
表示部6は、例えば、液晶ディスプレイ、有機EL(electro-luminescence)ディスプレイ等である。表示部6は、入力部3からの入力に対応する文字等、各種設定のための選択メニュー、各種処理に関するメッセージ等、を表示する。なお、表示部6はタッチパネル付きのディスプレイであってもよく、入力部3の一部として機能しても良い。
装置筐体2は、図2に示すように、蓋4の下方に、媒体アダプタ収容部2aと、プラテンローラ7と、サーマルヘッド8を備えている。媒体アダプタ収容部2aには、媒体アダプタ20が収容される。また、装置筐体2は、さらに、感熱テープ21が排出される排出口2bとサーマルヘッド8の間に、フルカッター9と、ハーフカッター10と、フォトセンサ11を備えている。ハーフカッター10、フルカッター9、フォトセンサ11は、排出口2b側から、この順番で配設されている。
媒体アダプタ20は、感熱テープ21を収容する。媒体アダプタ20に収容される感熱テープ21は、例えば、長手方向に巻かれて円筒形状を有した状態で収容される。媒体アダプタ20は、感熱テープ21のテープ幅(幅方向長さ)に合わせて設計されている。この例では、媒体アダプタ20は、テープ幅6mmのテープ用の媒体アダプタである。
印刷装置1では、感熱テープ21を収容した媒体アダプタ20が印刷装置1に収容されることで、感熱テープ21が印刷装置1に収容される。なお、印刷装置1は、異なるテープ幅に対応した媒体アダプタを収容することができる。印刷装置1は、具体的には、例えば、図2に示す6mmのテープ用の媒体アダプタ20の他に、12mmのテープ用の媒体アダプタ、18mmのテープ用の媒体アダプタ等を収容することができる。
感熱テープ21は、例えば、下層から順にセパレータと、粘着層と、基材と、発色層と、保護層とが積層された5層構造を有している。セパレータは粘着層を覆うように剥離可能に基材に貼り付けられている。セパレータの材料は、例えば、紙であるが、紙に限らず、PET(ポリエチレンテレフタレート)であってもよい。粘着層は、基材に塗布された粘着材である。基材の材料は、例えば、有色のPETである。発色層は、熱エネルギーの加熱により発色する感熱発色層である。保護層の材料は、例えば、透明なPETである。感熱テープ21の構成は、このような5層構造の構成に限らない。例えば、感熱テープ21は、保護層を有さず、発色層が露出したものであってもよい。
プラテンローラ7は、感熱テープ21を搬送する。プラテンローラ7は、搬送用モータ32(図3参照)の回転により回転する。搬送用モータ32は、例えば、ステッピングモータ、直流(DC)モータ等である。プラテンローラ7は、媒体アダプタ20から繰り出された感熱テープ21をサーマルヘッド8との間に狭持しながら回転することで、感熱テープ21を搬送方向に搬送する。
サーマルヘッド8は、感熱テープ21に印刷を行う印刷ヘッドである。サーマルヘッド8は、感熱テープ21の搬送方向に直交する主走査方向に配列された複数の発熱素子8a(図3参照)を有し、発熱素子8aで感熱テープ21を加熱することにより1ラインずつ印刷を行う。
フルカッター9は、フルカットを行う切断装置であり、感熱テープ21を切断してテープ片を作成する。なお、フルカットとは、感熱テープ21を構成する層の全てを感熱テープ21の幅方向に沿って切断する動作のことである。
ハーフカッター10は、ハーフカットを行う切断装置であり、感熱テープ21に切れ目を入れる。なお、ハーフカットとは、感熱テープ21のうちのセパレータ以外の層を幅方向に沿って切断する動作のことである。
フォトセンサ11は、感熱テープ21の先端を検出するために、感熱テープ21の搬送路上に配置されたセンサである。フォトセンサ11は、例えば、発光素子と受光素子を備えている。発光素子は、例えば、発光ダイオードであり、受光素子は、例えば、フォトダイオードである。フォトセンサ11は、発光素子から出射した光の反射光を受光素子で検出し、後述する制御回路12(図3参照)へ信号を出力する。制御回路12は、例えば、受光素子で検出した反射光量の変化に基づいて、感熱テープ21の先端を検出する。なお、フォトセンサ11は発光素子から出射した光の反射光を検出するフォトリフレクタに限らない。フォトセンサ11は、発光素子と受光素子が対向して配置されたフォトインタラプタであってもよい。
図3は、印刷装置1のハードウェア構造を示すブロック図である。印刷装置1は、上述した構成要素に加えて、図3に示すように、制御回路12、ROM(Read Only Memory)13、RAM(Random Access Memory)14、表示駆動回路15、ヘッド駆動回路16、サーミスタ17、搬送用モータ駆動回路31、搬送用モータ32、エンコーダ33、カッターモータ駆動回路34、カッターモータ35を備える。
制御回路12は、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサを含む制御部である。制御回路12は、ROM13に格納されているプログラムをRAM14に展開し実行することで、印刷装置1の各部(例えば、プラテンローラ7)の動作を制御する。
ROM13には、プログラム(後述の図8に示す処理を行うためのプログラムを含む)、プログラムの実行に必要な各種データ(例えば、フォント、後述の基準回転速度や各テープ幅の感熱テープ21の場合の差分等)が格納されている。RAM14は、プログラムの実行に用いられるワークメモリである。なお、印刷装置1での処理に用いられるプログラム及びデータを格納するコンピュータ読み取り可能な記録媒体には、ROM13、RAM14のような、物理的な(非一時的な)記録媒体が含まれる。
表示駆動回路15は、液晶表示ドライバ回路、有機EL表示ドライバ回路である。表示駆動回路15は、制御回路12の制御下において、RAM14に格納されている表示データに基づいて表示部6を制御する。
ヘッド駆動回路16は、制御回路12の制御下において、印刷データと制御信号に基づいてサーマルヘッド8が有する発熱素子8aへの通電を制御する。サーマルヘッド8は、主走査方向に配列された複数の発熱素子8aを有し、当該発熱素子8aで感熱テープ21を加熱することにより1ラインずつ印刷を行う。サーミスタ17は、サーマルヘッド8に埋め込まれている。サーミスタ17は、サーマルヘッド8の温度を測定する。
搬送用モータ駆動回路31は、制御回路12の制御下で、搬送用モータ32を駆動する。搬送用モータ32は、例えばステッピングモータであってもよく、直流(DC)モータであってもよい。搬送用モータ32は、プラテンローラ7を回転させる。なお、搬送用モータ32は、搬送用モータ駆動回路31の制御下で、感熱テープ21を繰り出す方向である順方向だけではなく、感熱テープ21を巻戻す方向である逆方向にも回転する。
プラテンローラ7は、搬送用モータ32の駆動力によって回転し、感熱テープ21の長手方向(副走査方向、搬送方向)に沿って、感熱テープ21を搬送する。プラテンローラ7は、搬送用モータ32が順方向に回転しているときには、媒体アダプタ20から感熱テープ21を繰り出し、搬送用モータ32が逆方向に回転しているときには、媒体アダプタ20から繰り出されている感熱テープ21を巻戻す。
つまり、印刷装置1において、制御回路12は、搬送用モータ駆動回路31を介して搬送用モータ32を制御することで、プラテンローラ7を制御する制御部である。また、搬送用モータ32とプラテンローラ7は、感熱テープ21を搬送する搬送部である。
エンコーダ33は、搬送用モータ32又はプラテンローラ7の回転(駆動)に応じて信号を制御回路12へ出力する。エンコーダ33は、搬送用モータ32の回転軸に設けられていてもよく、プラテンローラ7の回転軸に設けられていてもよい。制御回路12は、エンコーダ33からの信号に基づいて感熱テープ21の搬送量を特定することができる。また、制御回路12は、エンコーダ33からの信号に基づいて、搬送用モータ32又はプラテンローラ7の回転速度を特定することもできる。搬送用モータ32又はプラテンローラ7の回転速度は、感熱テープ21を搬送する搬送部の回転速度でもある。なお、搬送用モータ32又はプラテンローラ7の回転速度という表現は、搬送用モータ32又はプラテンローラ7の回転周期、回転角度(例えば、所定時間当たりの回転角度)をも含むものとする。
カッターモータ駆動回路34は、制御回路12の制御下において、カッターモータ35を駆動する。フルカッター9は、カッターモータ35の動力によって動作し、感熱テープ21を切断し、テープ片を作成する。ハーフカッター10は、カッターモータ35の動力によって動作し、感熱テープ21のうちのセパレータ以外の層を切断する。
以上のように構成された印刷装置1では、センサ等の検出手段を別途備えることなく、搬送部(プラテンローラ7)にセットされた感熱テープ21(プラテンローラ7とサーマルヘッド8との間に挟持された感熱テープ21)のテープ幅を検出することが可能である。以下、この点について、図4から図8を参照しながら、具体的に説明する。
図4及び図5は、プラテンローラ7とサーマルヘッド8との間に感熱テープ21が挟持された状態を模式的に示す図である。図6は、感熱テープ21のテープ幅と、プラテンローラ7とサーマルヘッド8との間の摩擦との関係を示す図である。図4及び図5に示すように、プラテンローラ7とサーマルヘッド8との間に感熱テープ21が挟持された状態では、当該挟持された感熱テープ21のテープ幅の違いによって、プラテンローラ7とサーマルヘッド8との接触面積が異なってくる。詳しくは、感熱テープ21のテープ幅が大きくなるほど、プラテンローラ7とサーマルヘッド8との接触面積が小さくなり、感熱テープ21のテープ幅が小さくなるほど、プラテンローラ7とサーマルヘッド8との接触面積が大きくなる。これは即ち、図6に示すように、感熱テープ21のテープ幅が大きくなるほど、プラテンローラ7とサーマルヘッド8との間の摩擦が小さくなり、感熱テープ21のテープ幅が小さくなるほど、プラテンローラ7とサーマルヘッド8との間の摩擦が大きくなることでもある。
このことから、制御回路12が搬送用モータ32を制御してプラテンローラ7を回転させたとき、プラテンローラ7とサーマルヘッド8との間に挟持される感熱テープ21のテープ幅の違い(プラテンローラ7とサーマルヘッド8との間の摩擦の違い)により、プラテンローラ7の回転速度に差が生じることになる。なお、プラテンローラ7の回転は、搬送用モータ32の回転に連動していることから、プラテンローラ7の回転速度に差が生じることは、搬送用モータ32の回転速度に差が生じることでもある。
図7は、制御回路12が搬送用モータ32を制御してプラテンローラ7を回転させたときのエンコーダ33からの信号波形(以下「エンコーダ信号波形」という)を例示する図である。図7には、上から順に、プラテンローラ7とサーマルヘッド8との間に感熱テープ21が挟持されていない場合(以下「テープなし」の場合という)のエンコーダ信号波形、プラテンローラ7とサーマルヘッド8との間にテープ幅が小さい感熱テープ21が挟持されている場合(以下「テープ幅小」の場合という)のエンコーダ信号波形、プラテンローラ7とサーマルヘッド8との間にテープ幅が大きい感熱テープ21が挟持されている場合(以下「テープ幅大」の場合という)のエンコーダ信号波形を示している。
これらのエンコーダ信号波形において、搬送用モータ32の1回転分の周期は、図7に示すように、テープなしの場合(プラテンローラ7とサーマルヘッド8との間の摩擦が最も大きくなる場合でもある)に最も大きくなり、プラテンローラ7とサーマルヘッド8との間に感熱テープ21が挟持されている場合(以下「テープあり」の場合という)は、そのテープ幅が大きい方が(プラテンローラ7とサーマルヘッド8との間の摩擦が小さい方が)小さくなる。また、図7に示すように、仮に、テープなしの場合の搬送用モータ32の1回転分の周期を基準値とすると、テープありの場合は、そのテープ幅が大きい方が、搬送用モータ32の1回転分の周期と基準値との差分が大きくなる。すなわち、搬送用モータ32の回転速度は、テープなしの場合に最も遅くなり、テープありの場合は、そのテープ幅が大きい方が速くなる。これは、プラテンローラ7の回転速度についても同様である。
そこで、印刷装置1では、搬送部(プラテンローラ7)にセットされた感熱テープ21(印刷装置1に収納されている感熱テープ21)のテープ幅を検出する際は、制御回路12が、搬送用モータ32を制御して感熱テープ21を搬送させ、このときのエンコーダ33からの信号に基づいてプラテンローラ7(又は搬送用モータ32)の回転速度を測定(特定)し、当該回転速度に基づいて、搬送部(プラテンローラ7)にセットされた感熱テープ21のテープ幅を導出する。
具体的には、印刷装置1は、テープなしの場合のプラテンローラ7(又は搬送用モータ32)の回転速度(感熱テープ21が搬送部(プラテンローラ7)にセットされていない状態でのプラテンローラ7(又は搬送用モータ32)の回転速度でもある)を基準回転速度として予めROM13に格納しておくと共に、各テープ幅の感熱テープ21の場合のプラテンローラ7(又は搬送用モータ32)の回転速度と基準回転速度との差分を予めROM13に格納しておく。なお、テープなしの場合と各テープ幅の感熱テープ21の場合のプラテンローラ7(又は搬送用モータ32)の回転速度は、搬送用モータ32を制御してプラテンローラ7を回転させたときのエンコーダ33からの信号に基づいて取得されたものである。そして、搬送部(プラテンローラ7)にセットされた感熱テープ21のテープ幅を検出する際は、制御回路12が、搬送用モータ32を制御して感熱テープ21を搬送させ、このときのエンコーダ33からの信号に基づいてプラテンローラ7(又は搬送用モータ32)の回転速度を測定(特定)し、当該回転速度とROM13に格納されている基準回転速度との差分を算出し、当該差分とROM13に格納されている各テープ幅の感熱テープ21の場合の差分とに基づいて、搬送部(プラテンローラ7)にセットされた感熱テープ21のテープ幅を導出する。これにより、センサ等の検出手段を別途備えることなく、搬送部(プラテンローラ7)にセットされた感熱テープ21のテープ幅を検出することが可能になる。なお、基準回転速度が取得された時に搬送用モータ32に与えられていた制御信号と、各テープ幅の感熱テープ21の場合のプラテンローラ7(又は搬送用モータ32)の回転速度が取得された時に搬送用モータ32に与えられていた制御信号と、テープ幅が検出される感熱テープ21を搬送する際に搬送用モータ32に与えられる制御信号は、同じ制御信号である。これは即ち、基準回転速度の測定時と、搬送部(プラテンローラ7)にセットされた感熱テープ21をプラテンローラ7(又は搬送用モータ32)に搬送させた際の当該プラテンローラ7(又は搬送用モータ32)の回転速度の測定時とでは、搬送用モータ32に対して行われるエネルギー制御(又は搬送用モータ32に対して与えられるエネルギー)が同一である、ということでもある。以下、このようなテープ幅を検出する処理を含む印刷制御処理について、図8を用いて説明する。
図8は、印刷制御処理の一例を示すフローチャートであり、その処理の一部は被印刷媒体幅導出方法の一例を示すものである。なお、この印刷制御処理は、ROM13に格納されたプログラムをプロセッサが実行することで制御回路12が行う処理であり、例えば、印刷装置1が入力部3からの印刷指示入力を取得すると開始する処理である。
図8に示す印刷制御処理が開始されると、制御回路12は、まず、テープ順搬送を開始する(ステップS1)。ここでは、制御回路12が、搬送用モータ32を制御して、感熱テープ21の順方向への搬送を開始させる。
次に、制御回路12は、速度測定を行う(ステップS2)。ここでは、制御回路12が、エンコーダ33からの信号に基づいて、プラテンローラ7(又は搬送用モータ32)の回転速度を測定(特定)する。
次に、制御回路12は、テープ幅判定を行う(ステップS3)。ここでは、制御回路12が、ステップS2で測定(特定)されたプラテンローラ7(又は搬送用モータ32)の回転速度とROM13に格納されている基準回転速度との差分を算出し、当該差分とROM13に格納されている各テープ幅の感熱テープ21の場合の差分とに基づいて、搬送中の感熱テープ21のテープ幅を判定(導出)する。この判定(導出)では、例えば、ROM13に格納されている各テープ幅の感熱テープ21の場合の差分の中から、算出された差分に最も近い差分が特定され、当該特定された差分についてのテープ幅が、搬送中の感熱テープ21のテープ幅として判定(導出)される。
次に、制御回路12は、印刷開始時の位置までテープ逆搬送を行う(ステップS4)。ここでは、制御回路12が、搬送用モータ32を制御して、感熱テープ21の先頭が印刷開始時の位置(例えば、フォトセンサ11の位置)に戻るまで、感熱テープ21を逆方向に搬送させる。
次に、制御回路12は、1枚分の印刷処理を行う(ステップS5)。ここでは、制御回路12が、印刷データとステップS3で判定(導出)されたテープ幅等に基づいて、搬送用モータ32とサーマルヘッド8を制御して、印刷データに応じた1枚分の印刷パターンを感熱テープ21に1ラインずつ印刷させた後、カッターモータ駆動回路34を制御して、ハーフカッター10により感熱テープ21に切れ目を入れる処理を行う。
次に、制御回路12は、印刷枚数分終了したか否かを判定する(ステップS6)。ここでは、制御回路12が、感熱テープ21への印刷枚数分の印刷パターンの印刷が終了したか否かを判定する。ステップS6の判定結果がNOの場合は、処理がステップS5に戻る。
一方、ステップS6の判定結果がYESの場合、制御回路12は、フルカット処理を行う(ステップS7)。ここでは、制御回路12が、カッターモータ駆動回路34を制御して、フルカッター9に感熱テープ21を切断させる処理を行う。ステップS7が終了すると、図8に示した印刷制御処理が終了する。
以上に説明した印刷装置1によれば、センサ等の検出手段を別途備えることなく感熱テープ21のテープ幅を検出することができるので、製品コストの低減を図ることが可能になる。
上述した実施形態は、発明の理解を容易にするために具体例を示したものであり、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではない。印刷装置、被印刷媒体幅導出方法、及び、プログラムは、特許請求の範囲の記載を逸脱しない範囲において、さまざまな変形、変更が可能である。
上述した実施形態では、基準回転速度(テープなしの場合のプラテンローラ7(又は搬送用モータ32)の回転速度)と、各テープ幅の感熱テープ21の場合のプラテンローラ7(又は搬送用モータ32)の回転速度と基準回転速度との差分とを予めROM13に格納しておく具体例を示したが、それらの代わりに、各テープ幅の感熱テープ21の場合のプラテンローラ7(又は搬送用モータ32)の回転速度を予めROM13に格納しておいてもよい。この場合は、制御回路12が、搬送用モータ32を制御して感熱テープ21を搬送させ、このときのエンコーダ33からの信号に基づいてプラテンローラ7(又は搬送用モータ32)の回転速度を測定(特定)し、当該回転速度とROM13に格納されている各テープ幅の感熱テープ21の場合のプラテンローラ7(又は搬送用モータ32)の回転速度とに基づいて、搬送中の感熱テープ21のテープ幅を導出してもよい。この導出では、例えば、ROM13に格納されている各テープ幅の感熱テープ21の場合のプラテンローラ7(又は搬送用モータ32)の回転速度の中から、測定(特定)されたプラテンローラ7(又は搬送用モータ32)の回転速度に最も近い回転速度が特定され、当該特定された回転速度についてのテープ幅が、搬送中の感熱テープ21のテープ幅として導出される。このような変形例によれば、ROM13に格納しておくデータ量をより少なくすることができると共に、テープ幅の導出に係る処理量を少なくすることもできる。
また、上述した実施形態では、印刷装置1が入力部3と表示部6を有する具体例を示したが、印刷装置1は、入力部3や表示部6を有しなくてもよく、印刷データや印刷指示等を印刷装置とは別の電子機器から受信してもよい。
また、上述した実施形態では、図7を参照して、搬送用モータ32の1回転分の周期を使用した例を説明したが、使用する周期は、これに限定されるものではない。仮に、搬送用モータ32の1回転分の周期が、エンコーダ信号波形のパルスカウント数4に相当する周期であるとすると、例えばエンコーダ信号波形のパルスカウント数2に相当する周期など、搬送用モータ32の1回転分の周期(エンコーダ信号波形のパルスカウント数4に相当する周期)以外の周期を使用するようにしてもよい。エンコーダ33がプラテンローラ7の回転軸に設けられた場合にも同様である。
また、上述した実施形態では、基準回転速度(テープなしの場合のプラテンローラ7(又は搬送用モータ32)の回転速度)と、各テープ幅の感熱テープ21の場合のプラテンローラ7(又は搬送用モータ32)の回転速度と基準回転速度との差分とを予めROM13に格納しておく具体例を示したが、それらの代わりに、感熱テープ21のテープ幅を導出するためのテーブルとして、感熱テープ21のテープ幅毎に、エンコーダ信号波形の各パルスカウント数に相当する時間が示されたテーブルを予めROM13に格納しておいてもよい。この場合は、制御回路12が、搬送用モータ32を制御して感熱テープ21を搬送させ、このときのエンコーダ33からの信号と、ROM13に格納されているテーブルとに基づいて、搬送中の感熱テープ21のテープ幅を導出してもよい。
図9は、感熱テープ21のテープ幅毎に、エンコーダ信号波形の各パルスカウント数に相当する時間が示されたテーブルを例示する図である。このテーブルには、6mm、12mm、18mmのテープ幅毎に、2、4、6の各パルスカウント数に相当する時間Tが示されている。このテーブルによれば、例えば、エンコーダ33からの信号から、パルスカウント数2に相当する時間がT4(又はT4に最も近い時間)であった場合には、テーブルから、感熱テープ21のテープ幅が12mmであることが導出される。
以下、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[付記1]
被印刷媒体を搬送する搬送部と、
前記搬送部にセットされた前記被印刷媒体を前記搬送部に搬送させた際の当該搬送部の回転速度に基づいて前記搬送部にセットされた前記被印刷媒体の幅方向長さを導出する制御部と
を備えることを特徴とする印刷装置。
[付記2]
前記搬送部の基準回転速度と、各幅方向長さの被印刷媒体を前記搬送部に搬送させた際の当該搬送部の回転速度と前記基準回転速度との差分とが記憶された記憶部を更に備え、
前記制御部は、前記搬送部にセットされた前記被印刷媒体を前記搬送部に搬送させた際の当該搬送部の回転速度と前記記憶部に記憶された前記基準回転速度との差分と、前記記憶部に記憶された各幅方向長さの被印刷媒体についての差分とに基づいて、前記搬送部にセットされた前記被印刷媒体の幅方向長さを導出する
ことを特徴とする付記1記載の印刷装置。
[付記3]
各幅方向長さの被印刷媒体を前記搬送部に搬送させた際の当該搬送部の回転速度が記憶された記憶部を更に備え、
前記制御部は、前記搬送部にセットされた前記被印刷媒体を前記搬送部に搬送させた際の当該搬送部の回転速度と、前記記憶部に記憶された各幅方向長さの被印刷媒体についての回転速度とに基づいて、前記搬送部にセットされた前記被印刷媒体の幅方向長さを導出する
ことを特徴とする付記1記載の印刷装置。
[付記4]
前記基準回転速度とは、前記搬送部に前記被印刷媒体がセットされていない状態での前記搬送部の回転速度である
ことを特徴とする付記2に記載の印刷装置。
[付記5]
前記基準回転速度の測定時と、前記搬送部にセットされた前記被印刷媒体を前記搬送部に搬送させた際の当該搬送部の回転速度の測定時とでは、前記搬送部に対して行われるエネルギー制御が同一である
ことを特徴とする付記2又は4に記載の印刷装置。
[付記6]
搬送部にセットされた被印刷媒体を前記搬送部に搬送させた際の当該搬送部の回転速度に基づいて前記被印刷媒体の幅方向長さを導出する
ことを特徴とする被印刷媒体幅導出方法。
[付記7]
搬送部にセットされた被印刷媒体を前記搬送部に搬送させた際の当該搬送部の回転速度に基づいて前記被印刷媒体の幅方向長さを導出する
処理をプロセッサに実行させることを特徴とするプログラム。
1 印刷装置
2 装置筐体
2a 媒体アダプタ収容部
2b 排出口
3 入力部
4 蓋
4a ボタン
5 窓
6 表示部
7 プラテンローラ
8 サーマルヘッド
8a 発熱素子
9 フルカッター
10 ハーフカッター
11 フォトセンサ
12 制御回路
13 ROM
14 RAM
15 表示駆動回路
16 ヘッド駆動回路
17 サーミスタ
20 媒体アダプタ
21 感熱テープ
31 搬送用モータ駆動回路
32 搬送用モータ
33 エンコーダ
34 カッターモータ駆動回路
35 カッターモータ

Claims (7)

  1. 被印刷媒体を搬送する搬送部と、
    前記搬送部にセットされた前記被印刷媒体を前記搬送部に搬送させた際の当該搬送部の回転速度に基づいて前記搬送部にセットされた前記被印刷媒体の幅方向長さを導出する制御部と
    を備えることを特徴とする印刷装置。
  2. 前記搬送部の基準回転速度と、各幅方向長さの被印刷媒体を前記搬送部に搬送させた際の当該搬送部の回転速度と前記基準回転速度との差分とが記憶された記憶部を更に備え、
    前記制御部は、前記搬送部にセットされた前記被印刷媒体を前記搬送部に搬送させた際の当該搬送部の回転速度と前記記憶部に記憶された前記基準回転速度との差分と、前記記憶部に記憶された各幅方向長さの被印刷媒体についての差分とに基づいて、前記搬送部にセットされた前記被印刷媒体の幅方向長さを導出する
    ことを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
  3. 各幅方向長さの被印刷媒体を前記搬送部に搬送させた際の当該搬送部の回転速度が記憶された記憶部を更に備え、
    前記制御部は、前記搬送部にセットされた前記被印刷媒体を前記搬送部に搬送させた際の当該搬送部の回転速度と、前記記憶部に記憶された各幅方向長さの被印刷媒体についての回転速度とに基づいて、前記搬送部にセットされた前記被印刷媒体の幅方向長さを導出する
    ことを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
  4. 前記基準回転速度とは、前記搬送部に前記被印刷媒体がセットされていない状態での前記搬送部の回転速度である
    ことを特徴とする請求項2に記載の印刷装置。
  5. 前記基準回転速度の測定時と、前記搬送部にセットされた前記被印刷媒体を前記搬送部に搬送させた際の当該搬送部の回転速度の測定時とでは、前記搬送部に対して行われるエネルギー制御が同一である
    ことを特徴とする請求項2又は4に記載の印刷装置。
  6. 搬送部にセットされた被印刷媒体を前記搬送部に搬送させた際の当該搬送部の回転速度に基づいて前記被印刷媒体の幅方向長さを導出する
    ことを特徴とする被印刷媒体幅導出方法。
  7. 搬送部にセットされた被印刷媒体を前記搬送部に搬送させた際の当該搬送部の回転速度に基づいて前記被印刷媒体の幅方向長さを導出する
    処理をプロセッサに実行させることを特徴とするプログラム。
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