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JP2020165279A - 水廻りユニットルームおよびプレハブ構造体 - Google Patents

水廻りユニットルームおよびプレハブ構造体 Download PDF

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JP2020165279A
JP2020165279A JP2019092142A JP2019092142A JP2020165279A JP 2020165279 A JP2020165279 A JP 2020165279A JP 2019092142 A JP2019092142 A JP 2019092142A JP 2019092142 A JP2019092142 A JP 2019092142A JP 2020165279 A JP2020165279 A JP 2020165279A
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義崇 田中
Yoshitaka Tanaka
義崇 田中
賢治 安東
Kenji Ando
賢治 安東
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Abstract

【課題】本発明は、プレハブ構造体の内部に容易に設置することが可能な水廻り空間を設けることができる水廻りユニットルームおよび水廻りユニットルームを備えるプレハブ構造体を提供することを目的とする。【解決手段】水廻り空間を備えた水廻りユニットルームは、プレハブ構造体の内部に設けられ、プレハブ構造体の外壁面に対向して配置される水廻りユニットルームの側壁外面に水廻り器具からの内部配管の接続端部が外壁面に向かって所定距離だけ突出するよう配設され、接続端部が外部配管と接続されるように側壁外面における所定領域に配設されている。【選択図】図2

Description

本発明は、シャワールーム、トイレルーム、洗面ルームなどを備える水廻りユニットルームおよび水廻りユニットルームを備えるプレハブ構造体に関し、特に工事現場などに設置されるプレハブ構造体の内部に据え付けられる水廻りユニットルームに関する。
工事現場などに設置されるプレハブ構造体は、建築工程の大部分を工場で予め生産し、現場において組み立て設置される構造を有している。プレハブ構造体は、ユニット化された部屋(ユニットハウス)を現場状況に応じて組み合わせて設置する構成である。ユニットハウスの基本は規格化されたボックスフレームの構造にパネルを取り付けて構成され、ボックスフレームを組み合わせることにより様々な建築空間を形成することができる。ボックスフレームには壁、窓、ドアなどの各種パネルが取り付けられる構成であり、品質が一定化した所望のプレハブ構造体を短期間で完成させることができるというメリットを有する。また、プレハブ構造体は、建築が容易であり、短期間に建築できるというメリットの他に、解体した後に組み立てて再使用できるというメリットを有している。
工事現場においては、シャワールーム、トイレルーム、洗面ルームなどのウエット空間である水廻り空間が、プレハブ構造体とは別の場所に設置されるのが一般的である。しかしながら、現場で働く人にとっては、仕事場や居住空間となるプレハブ構造体の内部に水廻り空間が存在しないことは不便であり、労働環境としても好ましいものではなかった。また、プレハブ構造体は、再使用できるというメリットを有しているため、水廻り空間においても再使用できる構成が経済上においても好ましいものとなる。
なお、本発明において、水廻り空間とは、水を使用するウエット空間を示すものであり、シャワールーム、トイレルーム、洗面ルーム、キッチンルームなどを含むものである。また、水廻り器具とは水を使用する器具であり、水栓器具、洗面器具、シャワー器具、トイレ器具、キッチン器具などが含まれる。
本発明においては、プレハブ構造体の内部に容易に設置することが可能なシャワールーム、トイレルーム、洗面ルームなどの水廻り空間を設けることができる水廻りユニットルーム、およびこの水廻りユニットルームを備えるプレハブ構造体の提供を目的とする。
本発明に係る一態様の水廻りユニットルームは、
プレハブ構造体の内部に設けられ、水廻り空間を備えた水廻りユニットルームであって、
前記プレハブ構造体において室内と室外とを区分けする外壁面に対向して配置される前記水廻りユニットルームの側壁外面に水廻り器具からの内部配管の接続端部が前記外壁面に向かって突出するよう配設され、前記接続端部が外部配管と接続されるように前記側壁外面における所定領域に配設されている。
本発明に係る一態様のプレハブ構造体は、
ユニットハウスで構成され、前記ユニットハウスの内部に水廻り空間を備えた水廻りユニットルームが設けられたプレハブ構造体であって、
前記ユニットハウスにおいて室内と室外とを区分けする外壁面に対向して配置される前記水廻りユニットルームの側壁外面に水廻り器具からの内部配管の接続端部が前記外壁面に向かって突出するよう配設され、
前記接続端部が外部配管と接続されるように前記側壁外面における所定領域に配設され、
前記内部配管の前記接続端部が配設された前記側壁外面の所定領域が、前記プレハブ構造体の前記外壁面に形成された開口と対向するように配置されている。
本発明によれば、プレハブ構造体の内部において、容易に設置し、解体することが可能なシャワールーム、トイレルーム、洗面ルームなどの水廻り空間を設けた水廻りユニットルーム、およびこの水廻りユニットルームを備えるプレハブ構造体を提供することができる。
本発明に係る実施の形態1の水廻りユニットルームが設けられたプレハブ構造体の一例を示す斜視図 実施の形態1の水廻りユニットルームがプレハブ構造体のユニットハウスの内部に設置された構成を模式的に示す斜視図 実施の形態1の水廻りユニットルームの正面側を主として見た斜視図 実施の形態1の水廻りユニットルームの背面側を主として示す斜視図 並設された複数のユニットハウスを有するプレハブ構造体において、ユニットハウスに対して水廻りユニットルームを設置する場合の構成を模式的に示す平面図 本発明に係る実施の形態2において、ユニットハウスに対して水廻りユニットルームを設置するための方法を模式的に示した平面図 実施の形態2において、ユニットハウス2に対する側壁パネルの取り付け方法の一例を模式的に示す側面断面図 実施の形態2において、ユニットハウスに側壁パネルが取り付けられた状態を上方から見た平面断面図
以下、本発明の水廻りユニットルームの具体的な実施の形態としてシャワールーム、トイレルーム、洗面ルームなどの水廻り空間を備えた水廻りユニットルームについて添付の図面を参照しながら説明する。なお、本発明の水廻りユニットルームとしては、以下の実施の形態に記載した水廻り空間を備えた水廻りユニットルームの構成に限定されるものではなく、例えば、シャワールーム、トイレルーム、洗面ルーム、キッチンルームの単独の構成、若しくはこれらの組み合わせの構成、またはシャワー器具、トイレ器具、洗面器具、浴槽、キッチンなどの各種水廻り器具の少なくとも一つを含むルームが含まれる。本発明の水廻りユニットルームは、以下の実施の形態において説明する技術的特徴を有する技術的思想に基づく水廻りユニットルームの構成を含むものである。
また、以下の実施の形態において示す数値、形状、構成、ステップ(工程)、およびステップの順序などは、一例を示すものであり、本発明を実施の形態の内容に限定するものではない。以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。なお、図面においては、理解しやすくするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示している。
先ず始めに、本発明の水廻りユニットルームおよびプレハブ構造体における各種態様を例示する。
本発明に係る第1の態様は、プレハブ構造体の内部に設けられ、水廻り空間を備えた水廻りユニットルームであって、
前記プレハブ構造体において室内と室外とを区分けする外壁面に対向して配置される前記水廻りユニットルームの側壁外面に水廻り器具からの内部配管の接続端部が前記外壁面に向かって突出するよう配設され、前記接続端部が外部配管と接続されるように前記側壁外面における所定領域に配設されている。
本発明に係る第2の態様の水廻りユニットルームは、前記の第1の態様の前記内部配管の前記接続端部が、前記プレハブ構造体の前記外壁面に向かって前記水廻りユニットルームの側壁外面から所定長さだけ突出するよう構成されてもよい。
本発明に係る第3の態様の水廻りユニットルームは、前記の第1の態様または第2の態様の前記内部配管の前記接続端部が、前記外部配管と接続するための配管継手を備えてもよい。
本発明に係る第4の態様の水廻りユニットルームは、前記の第1の態様または第2の態様において、複数の水廻り器具からの前記内部配管の前記接続端部のそれぞれが、同一方向に並行に突出するよう構成されてもよい。
本発明に係る第5の態様の水廻りユニットルームは、前記の第1の態様または第2の態様において、複数の水廻り器具からの前記内部配管の前記接続端部が、前記水廻りユニットルームの前記側壁外面において集中的に配設されている。
本発明に係る第6の態様の水廻りユニットルームは、前記の第1の態様または第2の態様において、前記内部配管の前記接続端部が配設された前記側壁外面の裏面側となる前記水廻りユニットルームの内面側には、水廻り器具が配設されてもよい。
本発明に係る第7の態様の水廻りユニットルームは、前記の第1の態様から第6の態様のいずれかの態様における前記プレハブ構造体の内面に近接して配設される水廻りユニットルームにおいて、前記プレハブ構造体の内面に近接して配置される側壁外面にスペーサが設けられてもよい。
本発明に係る第8の態様のプレハブ構造体は、ユニットハウスで構成され、前記ユニットハウスの内部に水廻り空間を備えた水廻りユニットルームが設けられたプレハブ構造体であって、
前記ユニットハウスにおいて室内と室外とを区分けする外壁面に対向して配置される前記水廻りユニットルームの側壁外面に水廻り器具からの内部配管の接続端部が前記外壁面に向かって突出するよう配設され、前記接続端部が外部配管と接続されるように前記側壁外面における所定領域に配設され、
前記内部配管の前記接続端部が配設された前記側壁外面の所定領域が、前記プレハブ構造体の前記外壁面に形成された開口と対向するように配置されている。
本発明に係る第9の態様のプレハブ構造体は、前記の第8の態様において、複数の水廻り器具からの前記内部配管の前記接続端部のそれぞれが、同一方向に平行に突出するよう構成されてもよい。
本発明に係る第10の態様のプレハブ構造体は、前記の第8の態様または第9の態様において、複数の水廻り器具からの前記内部配管の前記接続端部が、前記水廻りユニットルームの前記側壁外面において集中的に配設され、前記外壁面の開口の内側となるよう配設されてもよい。
本発明に係る第11の態様のプレハブ構造体は、前記の第8の態様または第9の態様における前記内部配管と前記外部配管とを接続する接続配管が貫通した前記開口において、前記接続配管により占有されない開口部分が封止部材により封止されるように構成してもよい。
本発明に係る第12の態様のプレハブ構造体は、前記の第8の態様から第11の態様のいずれかの態様において、
前記ユニットハウスの内面に近接して配設される水廻りユニットルームには、前記ユニットハウスの内面に近接して配置される側壁外面に所定隙間を形成するためのスペーサが設けられ、
前記スペーサが前記ユニットハウスの内面に当接するよう構成されてもよい。
(実施の形態1)
以下、本発明に係る実施の形態1の水廻りユニットルームおよびプレハブ構造体について、図面を参照しながら説明する。図1は実施の形態1の水廻りユニットルーム3が設けられているプレハブ構造体1の一例を示す斜視図である。
図1に示すように、プレハブ構造体1は複数のユニットハウス2を組み合わせて構成されている。図1に示すプレハブ構造体1は、並設されたユニットハウス2の上に並設されたユニットハウス2を積み重ねた2階建て構造である。各ユニットハウス2は、基本的に同様の構造を有し、各種アレンジが可能なように規格された寸法で構成されている。ユニットハウス2は、スチール製のボックスフレームにパネルが取り付けられて構成される。それぞれのパネルは、設置されるプレハブ構造体1の仕様に応じて、パネル(側壁、天井、床)、窓パネル、ドアパネルなどが予め準備されている。
図2は1つのユニットハウス2の内部に水廻りユニットルーム3が設置された構成を模式的に示す斜視図である。図2においては、ユニットハウス2の外形を一点鎖線で示している。ユニットハウス2の床面上には水廻りユニットルーム3が設置されている。プレハブ構造体1においては複数のユニットハウス2を並設した構造であるため、ユニットハウス2における側壁の少なくとも一面(図2においては背面)がユニットハウス2の外部との境界となる外壁面2aとなる。ここで外壁面2aとは、室内と室外とを区分けする側壁であり、フレームに外壁パネルが取り付けられて構成される。図2に示すユニットハウス2においては、水廻りユニットルーム3の背面が外壁面2aに対向するように近接して配設されている。
図3は、実施の形態1の水廻りユニットルーム3の正面側を主として見た斜視図であり、内部構成を示すように断面図で示している。実施の形態1の水廻りユニットルーム3は、シャワールーム4およびトイレルーム5が並設された構成である。シャワールーム4とトイレルーム5との間には、開閉可能な蛇腹形式、所謂アコーディオン形式のカーテン(パーティション)20が設けられている。図3に示すように、シャワールーム4においては、ユニットハウス2の外壁面2aに対向する背面(側壁外面)の裏面側に水廻り器具であるシャワー器具6、水栓器具7、洗面器具8などが設けられている。また、トイレルーム5においても、ユニットハウス2の外壁面2aに対向する背面(側壁外面)の裏面側に近接して水廻り器具であるトイレ器具9が配置されている。従って、水廻りユニットルーム3において水廻り器具からの内部配管である給水管13、給湯管14、排水管15、汚水管(トイレ排水管)16の内部配管は、水廻りユニットルーム3の背面(側壁外面)側への導出経路が全体的に短い経路となるよう配設されている。
なお、実施の形態1の水廻りユニットルーム3においては、図3に示したシャワールーム4とトイレルーム5とを並設した構成を例として説明するが、本発明の水廻りユニットルームとしては、シャワールーム、トイレルームの他に洗面台を備えた洗面ルーム、浴室を備えたバスルームなどの各種水廻り器具における少なくとも一つの器具を備えたルームの単独構成、または各種水廻り器具をそれぞれ備えた複数のルームの並設構成を含むものである。
図3に示した水廻りユニットルーム3においては、シャワールーム4にシャワー器具6、水栓器具7、洗面器具8などが設けられており、トイレルーム5にトイレ器具9およびそのトイレ器具9に付随する水タンク17などが設けられている。また、シャワールーム4の天井には換気扇10が設けられている。
図3に示した水廻りユニットルーム3は、プレハブ構造体1のユニットハウス2の床上に設置できるように、複数の支持脚11により支持されている。水廻りユニットルーム3は支持脚11によりユニットハウス2の床に対して固定される構造を有する。
水廻りユニットルーム3の床を構成する床パネル12は、防水パンで構成されており、複数の支持脚11によりユニットハウス2の床に対して所定空間を有して支持される。このように床パネル12の直下には所定空間が形成されるため、この床下空間にはシャワールーム4およびトイレルーム5からの排水管15、汚水管(トイレ排水管)16などの配管が施設可能である。
[水廻りユニットルーム3の配管]
図4は、実施の形態1の水廻りユニットルーム3の背面(側壁外面)側を主として示すように、下方から見た斜視図である。図4に示すように、シャワールーム4の背面側には給水管13、給湯管14、および排水管15(15a、15b)などの内部配管が配設されている。実施の形態1における排水管15には、洗面排水管15aと、床排水管15bとを含む。洗面排水管15aは、シャワールーム4における洗面器具からの排水を流し、床排水管15bは、シャワールーム4とトイレルーム5との共通の床パネル12において一カ所に集められた排水を流す構造である。
シャワールーム4の背面(側壁外面)側の給水管13、給湯管14、および排水管15(15a、15b)の内部配管においては、外部配管設備からの外部配管に接続するための接続端部が一定の領域に集中するように配設されている。実施の形態1の水廻りユニットルーム3においては、給水管13、給湯管14、および排水管15(15a、15b)におけるそれぞれの接続端部が、シャワールーム4の背面から所定長さだけ突出するよう設けられている。それぞれの接続端部の突出端部には、外部配管設備からの外部配管に接続するための配管継手が設けられている。
また、水廻りユニットルーム3のトイレルーム5の背面(側壁外面)には、汚水管(トイレ排水管)16が配設されている。この汚水管16の接続端部は、シャワールーム4の背面側に設けた内部配管の接続端部と同様に、トイレルーム5の背面から所定長さだけ突出するよう設けられている。
実施の形態1の水廻りユニットルーム3においては、給水管13、給湯管14、排水管15(15a、15b)、および汚水管16におけるそれぞれの接続端部が、ユニットハウス2の背面である外壁面2aに向かって略水平に所定長さだけ突出している。接続端部が突出している所定長さとしては、例えば、水廻りユニットルーム3の背面(側壁外面)から約50mm〜150mmの長さである。このため、水廻りユニットルーム3は、その背面が対向するユニットハウス2の外壁面2aに近接して配置されるが、水廻りユニットルーム3の背面から突出しているそれぞれの接続端部(継手部分)がユニットハウス2の外壁面2aに接触しないように設置される。
上記のように、水廻りユニットルーム3のシャワールーム4の背面(側壁外面)には、給水管13、給湯管14、および排水管15が配設されており、これらの内部配管の突出部分である接続端部が所定領域内に集中するように設けられている。また、トイレルーム5の背面の下方には、汚水管16の接続端部(継手部分)が略水平方向に突出するように配設されている。このように接続端部が配設された側壁外面の裏側となる内面側には、水廻りユニットルーム3におけるシャワー器具6、水栓器具7、洗面器具8、トイレ器具9などの水廻り器具が配設されており、こられの水廻り器具から各接続端部までの内部配管が全体的に短くなるよう配設されている。このように、実施の形態1の水廻りユニットルーム3においては、シャワールーム4およびトイレルーム5における内部配管の全体が短くなるように構成されており、各内部配管の接続端部(突出部分)が水廻りユニットルーム3の背面下側に集中して配置されている。
水廻りユニットルーム3におけるそれぞれの内部配管の接続端部は、実質的に同一方向に突出するよう配設されており、それぞれの内部配管の突出端部である接続端部には外部配管と接続するための配管継手が設けられている。
なお、実施の形態1の構成においては、シャワールーム4の背面側に配設される内部配管の接続端部(継手部分)をシャワールーム4の背面下側に集中させ、トイレルーム5の背面側に配設される配管の接続端部(継手部分)をトイレルーム5の背面下側に設けた構成で説明するが、変形例としては、水廻りユニットルーム3における全ての内部配管の接続端部(継手部分)を背面の一カ所に集中的に配置する構成としてもよい。
上記のように構成された水廻りユニットルーム3が配設されるユニットハウス2の外壁面2aにおいては、外部配管との接続のための開口(18、19)が形成されている。実施の形態1の構成においては第1開口18および第2開口19の2つの開口が形成されている(図2参照)。
ユニットハウス2の外壁面2aに形成される第1開口18は、シャワールーム4の背面下側に対向するように形成されている。第1開口18が形成されている位置は、シャワールーム4の給水管13、給湯管14、および排水管15の各内部配管の接続端部(継手部分)が集中して配設された所定領域に対向する位置である。従って、ユニットハウス2の外壁面2aを外側から見たとき、第1開口18を通して給水管13、給湯管14、および排水管15の各内部配管の接続端部(継手部分)を確認することが可能となる。即ち、内部配管の接続端部は、水廻りユニットルーム3の側壁外面の所定領域に集中的に配設されており、ユニットハウス2の外壁面2aの第1開口18の内側となるよう配設されている。また、第1開口18の大きさは、それぞれの接続端部に対して作業者が容易にアクセス可能な大きさであり、それぞれの内部配管と外部配管との接続作業を容易なものとする形状を有している。
また、ユニットハウス2の外壁面2aに形成される第2開口19は、トイレルーム5の背面下側に対向するように形成されている。第2開口19が形成されている位置は、トイレルーム5の汚水管16の接続端部(継手部分)が配設された領域に対向する位置である。従って、ユニットハウス2の外壁面2aを外側から見たとき、第2開口19を通して汚水管16の内部配管の接続端部(継手部分)を確認することが可能となる。即ち、内部配管の接続端部は、水廻りユニットルーム3の側壁外面の所定領域に配設されており、ユニットハウス2の外壁面2aの第2開口19の内側となるよう配設されている。また、第2開口19の大きさは、汚水管16の接続端部に対して作業者が容易にアクセス可能な大きさであり、汚水管16と外部配管との接続作業を容易なものとする形状を有している。
なお、前述の変形例のように、水廻りユニットルーム3における全ての配管の接続端部(継手部分)を一カ所に集中する構成とした場合には、ユニットハウス2の外壁面2aには各内部配管の接続端部(継手部分)が集中する領域に対向して1つの開口を形成して、容易に接続作業が行えるように構成すればよい。
水廻りユニットルーム3の天井に換気扇10を設けた構成においては、ユニットハウス2の外壁面2aの上部に換気開口(第3開口)21を形成して(図2参照)、換気ダクトにより換気扇10と換気開口21とを連通する構成としてもよい。
[ユニットハウスに対する水廻りユニットルームの設置]
図5は、複数のユニットハウス2が並設されたプレハブ構造体1において、少なくとも一つのユニットハウス2に対して、例えば、シャワールーム4を備えた水廻りユニットルーム30を設置する場合の構成を模式的に示す平面図である。図5に示す水廻りユニットルーム30は、ユニットハウス2における奥側の壁である外壁面2aに近接して配設されており、外壁面2aの一部に採光窓2bが設けられている。この水廻りユニットルーム30のシャワールーム4においても、図4に示した構成と同様に、背面側に給水管13、給湯管14、および排水管15の各内部配管の接続端部(継手部分)が特定の領域に集中して設けられている。
前述の実施の形態において説明したように、水廻りユニットルーム30が設置されるユニットハウス2の外壁面2aには、所定の位置に所定形状の開口が形成されている。この開口(18、19)を通して水廻りユニットルーム30の給水管13、給湯管14、および排水管15などの内部配管の接続端部(継手部分)と外部配管との接続作業が行われる構成である。
以下、工事現場などにおいて組み立てられるプレハブ構造体1に対して、水廻りユニットルーム30を設置する場合の流れについて説明する。以下に説明する水廻りユニットルーム30においては、プレハブ構造体1を構成する複数のユニットハウス2における特定された一つのユニットハウス2に水廻りユニットルーム30を設ける場合である。
上記のように、例えば、シャワールーム4を備えた水廻りユニットルーム30は、工場などにおいて予め組み立てられており、輸送可能に梱包されている。梱包された水廻りユニットルーム30は、そのまま現場に輸送される。現場においては、プレハブ構造体1において水廻りユニットルーム30を設けるべきユニットハウス2の床面の所定位置に対して、リフトおよび/またはクレーンなどの搬送手段を用いて水廻りユニットルーム30が設置される。水廻りユニットルーム30がユニットハウス2の床面の所定位置に設置されると、水廻りユニットルーム30を取り囲むように、プレハブ構造体1(ユニットハウス2)における側壁、天井などを含む所定の各種パネルが取り付けられて固定される。
プレハブ構造体1(ユニットハウス2)に対する所定の各種パネルが取り付け固定された後、水廻りユニットルーム30が設置されたユニットハウス2の外壁面2aに形成されている開口(18、19)を通して、配管の接続作業が行われる。このとき、作業者は外壁面2aの開口(18、19)を通して外部から各内部配管の接続端部(配管継手)と外部配管との接続状態を確認することが可能であるため、内部配管の接続端部と外部配管との接続作業は容易なものとなる。この接続作業においては、換気ダクトの接続および電気配線の接続なども行われる。
水廻りユニットルーム30における内部配管などの接続作業が終了した後、ユニットハウス2の外壁面2aの開口において、接続配管により占有されていない残余部分である開口部分は封止部材により封止してもよい。封止部材としては、例えば、配管以外の開口部分を膜体状のゴム部材により封止したり、開口部分に対応した形状の硬質部材(例えば、木、樹脂など)を嵌め込んだり、その隙間にシーリング材を詰めて封止したり構成としてもよい。上記のように、内部配管と外部配管とを接続する接続配管が貫通した開口において、接続配管により占有されない開口部分は、封止部材により封止された状態となる。ここで封止とは、完全な密封でなくともよく、雨、風が直接的に内部に入り込まない状態でもよい。
上記のように、本発明に係る実施の形態2のプレハブ構造体1のユニットハウス2に対しては、水廻りユニットルーム3が所定位置に設置された後、当該プレハブ構造体1の内部において所定のパネルが取り付けられ、器具などが設置され、所定の接続作業などが行われ、最終的に組立作業が終了する。一方、このように完成されて使用されたプレハブ構造体1は、組立作業時の流れとは反対の流れの解体作業を行い、別の現場で組み立て作業(接続作業)を行うことが可能な構成であり、容易に再使用可能な構成となる。
(実施の形態2)
以下、本発明に係る実施の形態2の水廻りユニットルームおよびプレハブ構造体について、図面を参照しながら説明する。実施の形態2において、前述の実施の形態1と異なる点は、ユニットハウスに対する水廻りユニットルームの設置方法であり、実施の形態2におけるプレハブ構造体、ユニットハウス、および水廻りユニットルームは、前述の実施の形態1におけるプレハブ構造体1、ユニットハウス2、および水廻りユニットルーム3、30と同様の構造を有している。
実施の形態2におけるユニットハウス2に対する水廻りユニットルーム3の設置方法を用いることにより、水廻りユニットルーム3の側壁外面に配設された内部配管と、外部配管との接続が容易になると共に、内部配管からの配管が貫通するユニットハウス2の外壁面2aの開口形状を小さくすることが可能となる。
なお、実施の形態2の説明において、前述の実施の形態1と同様の作用、構成、および機能を有する要素には同じ参照符号を付し、重複する記載を避けるため説明を省略する場合がある。
[ユニットハウスに対する水廻りユニットルームの設置]
図6の(a)、(b)、(c)は、複数のユニットハウス2が並設されたプレハブ構造体1において、少なくとも一つのユニットハウス2に対して、例えば、シャワールーム4およびトイレルーム5を備えた水廻りユニットルーム3を設置するための方法を模式的に示した平面図である。
図6の(a)は、ユニットハウス2の中央部分に水廻りユニットルーム3を仮置きした状態を示している。図6の(a)に示すように、ユニットハウス2に対して水廻りユニットルーム3を仮置きした最初の段階においては、水廻りユニットルーム3がユニットハウス2における側壁パネル70(外面壁2aを含む)が取り付けられる位置から所定の間隔L、例えば、少なくとも700〜800mmの間隔を有する位置に仮置きされる。図6の(a)に示すユニットハウス2の場合においては、所定の間隔Lを確保するために、水廻りユニットルーム3を所定の設置位置から90度回転された位置に仮置きした状態を示している。
上記のように所定の間隔Lを有して水廻りユニットルーム3がユニットハウス2の内部に仮置きされることにより、水廻りユニットルーム3の仮置きされた後において、ユニットハウス2の側面を構成する複数の側壁パネル70の取付けが容易なものとなる。即ち、水廻りユニットルーム3と側壁パネル70との間に形成された所定の隙間Lを有する空間に作業者が入り、側壁パネル70の取り付け作業を容易に行うことが可能となる。
なお、実施の形態2のユニットハウス2においては、後述するように床パネルおよび天井パネルがフレームに取り付けられた後、水廻りユニットルーム3が床パネル上に仮置きされ、複数の側壁パネル70が嵌め込まれてユニットハウス2が組み立てられる構成である。
図6の(b)は、ユニットハウス2の側壁パネル70を取り付けた後において、仮置き状態の水廻りユニットルーム3を90度回転させて所定の設置位置と同じ向きに配置すると共に、水廻りユニットルーム3をユニットハウス2の一方の側壁パネル70に当接するように横移動(図6の(b)においては左方向への移動)させた状態を示している。水廻りユニットルーム3において、ユニットハウス2の側壁パネル70の内面に対向し、近接して配置される側壁外面には複数のスペーサ40が設けられている。図6の(b)に示す水廻りユニットルーム3において、ドア37が設けられている面を正面とすると、背面側と左側面側のそれぞれの側壁外面にスペーサ40が設けられている。図6の(b)に示す水廻りユニットルーム3は、ユニットハウス2における背面側の側壁パネル70(2a)と左側面側の側壁パネル70とに近接して配置される構成である。なお、実施の形態2においては側壁外面に複数のスペーサ40を設けた構成で説明するが、側壁外面に沿って延設された1つのスペーサにより対応することも可能である。
上記のように、水廻りユニットルーム3における特定の側壁外面には複数のスペーサ40が設けられているため、水廻りユニットルーム3をユニットハウス2の内部(床パネル上)で横移動(スライド)させることにより、水廻りユニットルーム3はユニットハウス2の内部の所定位置に確実に、且つ容易に配置することが可能となる。即ち、水廻りユニットルーム3を横移動させることにより、スペーサ40が所定の側壁パネル70の内面に当接するため、水廻りユニットルーム3がユニットハウス2の内部の所定位置に正確に配置される(図6の(c)参照)。
図6の(b)に示す状態は、前述のように、ユニットハウス2の内部において水廻りユニットルーム3を90度回転させ、左方向に横移動させて左側面側の側壁パネル70に当接した状態を示している。図6の(c)に示す状態は、図6の(b)に示す状態から、水廻りユニットルーム3をユニットハウス2の内部において背面側に横移動させて背面側の側壁パネル70(2a)に当接した状態を示している。
実施の形態2においては、図6の(b)に示す状態から図6の(c)に示す状態へ水廻りユニットルーム3を横移動させているため、水廻りユニットルーム3の背面側から突設されている給水管、給湯管、排水管および汚水管などの内部配管50が、対向するユニットハウス2の外壁面2aに形成されたそれぞれの開口60に対して確実に挿入される構成となる。
なお、実施の形態2におけるユニットハウス2に対する水廻りユニットルーム3の設置方法において、図6の(b)に示す状態から図6の(c)に示す状態へ水廻りユニットルーム3を横移動させるとき、水廻りユニットルーム3の背面側から突設された内部配管50に対して、対応する開口60に予め貫通させた接続配管を接続させておき、当該接続配管によりそれぞれの内部配管50を対応する開口60に導くように案内する設置方法を用いてもよい。および/または、水廻りユニットルーム3を背面側へ横移動させるとき、水廻りユニットルーム3の背面側から突設された内部配管50および/または接続配管を作業者が支持して、対応する開口60に内部配管50を案内してもよい。
実施の形態2においては上記のように水廻りユニットルーム3がユニットハウス2の内部の所定位置に確実に配設されるため、ユニットハウス2の外壁面2aに形成される開口60は、水廻りユニットルーム3の背面側から突設される内部配管50の突出位置に確実に対向する位置に配置される。即ち、水廻りユニットルーム3における内部配管50の突設位置が予め特定されているため、ユニットハウス2の外壁面2aに形成されて内部配管50が挿入される開口60の形状を、内部配管50の外径寸法に対応した形状とすることが可能となる。この結果、開口60の形状としては、挿入された内部配管50との隙間を小さくすることが可能であり、隙間に対する封止部材などの装着においても容易なものとなる。
上記のように、実施の形態2におけるユニットハウス2に対する水廻りユニットルーム3の設置方法においては、水廻りユニットルーム3からの内部配管50の突出端部がユニットハウス2の外壁面2aに形成される開口60から外側に配置された構成となる。このため、実施の形態2におけるユニットハウス2に対する水廻りユニットルーム3の設置方法を用いることにより、内部配管と外部配管との接続作業が容易になると共に、接続状態の保守および点検などの作業が容易なものとなる。
また、上記のように、実施の形態2の水廻りユニットルーム3においては、ユニットハウス2の側壁パネル70の内面に対向し、近接して配置される側壁外面には、複数のスペーサ40が設けられている。このようにスペーサ40を設けてユニットハウス2の側壁パネル70の内面に当接させて位置決めする構成であるため、ユニットハウス2の内部における水廻りユニットルーム3の配置を正確に行うことができる。この結果、水廻りユニットルーム3から導出する内部配管の位置を正確に特定することが可能となり、外部配管との接続をさらに容易なものとしている。
さらに、実施の形態2の水廻りユニットルーム3においては、上記のように位置決めのスペーサ40が設けられているため、水廻りユニットルーム3がユニットハウス2の内部において正確に配置され、ユニットハウス2の内部において水廻りユニットルーム3の外面を形成する化粧パネル、例えばドア部材を含む化粧パネルの寸法を規定することができるため、化粧パネルを予め正確に切断して取り付けることが可能となり、歩留まりがよく、作業効率の高いものとなる。
また、スペーサ40を設けて水廻りユニットルーム3とユニットハウス2との間に所定の隙間を形成することができるため、互いの振動の伝導が抑制されて、静音化を図ることができると共に、その隙間に配管などの部材の配設も可能となり、省スペース化を図ることが可能となる。
上記のように、実施の形態2におけるユニットハウス2に対する水廻りユニットルーム3の設置方法における最初の段階において、図6の(a)に示したように、水廻りユニットルーム3がユニットハウス2における側壁パネル70(2a)から所定の間隔L、例えば、少なくとも700〜800mmの間隔を有して仮置きされている。このように水廻りユニットルーム3がユニットハウス2の側壁パネル70から所定の間隔Lを有しているため、側壁パネル70の取り付け作業を容易に行うことが可能となる。作業者が行う側壁パネル70の取り付け方法の一例を以下に説明する。
図7の(a)、(b)は、ユニットハウス2において、天井パネル71および床パネル72が取り付けられている状態に対して、背面側の側壁パネル70(外壁面2a)の取り付け方法の一例を模式的に示す側面断面図である。図7の(a)に示すように、先ず、背面側の側壁パネル70の下端に形成された突起70aが床パネル72に形成された凹部72aに挿入される。次に、側壁パネル70がその下端を支点として立ち上げられて、側壁パネル70の上端外面側を天井パネル71の端部に形成されたストッパ71aに当接させる。このように側壁パネル70の上端外面がストッパ71aに当接させることにより、ユニットハウス2における背面側の側壁パネル70が略鉛直方向に配設された状態となる。
図7の(b)は、ユニットハウス2において、背面側の側壁パネル70が略鉛直方向に配設された後、側壁パネル70と天井パネル71との間の内側のコーナ部分にモール80が配設されて、側壁パネル70が天井パネル71と床パネル72との間に確実に固定される。
図8は、ユニットハウス2における複数の側壁パネル70が取り付けられた状態を上方から見た状態を示した断面図であり、複数の側壁パネル70がその側面部分で互いに嵌め込まれて取り付けられた状態を模式的に示している。図8に示すように、側壁パネル70の一方の側面部分に形成された突出部分70bが側壁パネル70の他方の側面部分に形成された凹部分70cに嵌め込まれて連結されて、一平面が形成される構成である。
ユニットハウス2のコーナ部分にはジョイントフレーム90が配設されており、このジョイントフレーム90において側壁パネル70に対向する位置には凹部分90aが形成されている。ジョイントフレーム90に形成された凹部分90aに側壁パネル70の一方の側面部分に形成された突出部分70bが嵌め込まれて、複数の側壁パネル70によりユニットハウス2の側壁面が形成されている。
上記のように、天井パネル71と床パネル72との間に取り付けられる複数の側壁パネル70は、側壁パネル70の突起70aを床パネル72の凹部72aに挿入して立ち上げた後、スライドさせて互いに嵌め込まれる構成を有している。このため、実施の形態2におけるユニットハウス2は所望の剛性を有するものとなり、信頼性の高い構造を有する。
上記のように、各実施の形態において具体的に説明したように、本発明における水廻りユニットルームは、予め組み立てられた状態で現場に輸送されて、プレハブ構造体(ユニットハウス)の所定位置に設置される構成であるため、水廻りユニットルームに対する現場における作業としては、基本的には配管、電気などの簡単な接続作業が主作業となる。この結果、プレハブ構造体(ユニットハウス)に設置される水廻りユニットルームは、いずれの現場においても品質の高い状態で均一化を図ることができ、信頼性の高い水廻り器具を備えるプレハブ構造体を提供することが可能となる。
上記のように、本発明におけるプレハブ構造体のユニットハウスに対しては、水廻りユニットルームが所定位置に設置された後、当該プレハブ構造体の内部において所定のパネルが取り付けられ、器具などが設置され、所定の接続作業などが行われて、最終的に組立作業が終了してプレハブ構造体が完成する。一方、このように完成されて使用されたプレハブ構造体は、組立作業時の流れとは反対の流れの解体作業を行い、別の現場で組み立て作業(接続作業)を行うことが可能な構成であり、容易に再使用可能な構成となる。このとき、プレハブ構造体の内部に設置された水廻りユニットルームは、配管の接続端部(配管継手)を容易に外すことが可能であり、解体されたプレハブ構造体は、水廻りユニットルームと共に別の現場に輸送されて再使用することが可能となる。
以上のように、本発明は、シャワールーム、トイレルーム、洗面ルームなどの水廻り空間を備えた水廻りユニットルームが、プレハブ構造体の内部において、再使用可能な構成であり、配管を容易に、且つ確実に接続することができる構成を有している。
本発明をある程度の詳細さをもって各実施の形態において説明したが、これらの構成は例示であり、これらの実施の形態の開示内容は構成の細部において変化してしかるべきものである。本発明においては、各実施の形態における要素の置換、組合せ、および順序の変更は請求された本発明の範囲及び思想を逸脱することなく実現し得るものである。
本発明の水廻りユニットルームは、水廻り空間をプレハブ構造体の内部に容易に設けることが可能となり、工事現場などにおいて作業者の環境を改善することができ、市場価値の高い製品となる。
1 プレハブ構造体
2 ユニットハウス
2a 外壁面
2b 採光窓
3、30 水廻りユニットルーム
4 シャワールーム
5 トイレルーム
6 シャワー器具
7 水栓器具
8 洗面器具
9 トイレ器具
10 換気扇
11 支持脚
12 床パネル
13 給水管
14 給湯管
15 排水管
16 汚水管
17 水タンク
18 第1開口
19 第2開口
20 カーテン(パーティション)
21 換気開口(第3開口)
40 スペーサ

Claims (12)

  1. プレハブ構造体の内部に設けられ、水廻り空間を備えた水廻りユニットルームであって、
    前記プレハブ構造体において室内と室外とを区分けする外壁面に対向して配置される前記水廻りユニットルームの側壁外面に水廻り器具からの内部配管の接続端部が前記外壁面に向かって突出するよう配設され、前記接続端部が外部配管と接続されるように前記側壁外面における所定領域に配設された、水廻りユニットルーム。
  2. 前記内部配管の前記接続端部は、前記プレハブ構造体の前記外壁面に向かって前記水廻りユニットルームの側壁外面から所定長さだけ突出するよう構成された、請求項1に記載の水廻りユニットルーム。
  3. 前記内部配管の前記接続端部は、前記外部配管と接続するための配管継手を備えた、請求項1または2に記載の水廻りユニットルーム。
  4. 複数の水廻り器具からの前記内部配管の前記接続端部のそれぞれは、同一方向に並行に突出するよう構成された、請求項1または2に記載の水廻りユニットルーム。
  5. 複数の水廻り器具からの前記内部配管の前記接続端部は、前記水廻りユニットルームの前記側壁外面において集中的に配設された、請求項1または2に記載の水廻りユニットルーム。
  6. 前記内部配管の前記接続端部が配設された前記側壁外面の裏面側となる前記水廻りユニットルームの内面側には、水廻り器具が配設された、請求項1または2に記載の水廻りユニットルーム。
  7. 前記プレハブ構造体の内面に近接して配設される水廻りユニットルームにおいて、前記プレハブ構造体の内面に近接して配置される側壁外面にスペーサが設けられた、請求項1から6のいずれか一項に記載の水廻りユニットルーム。
  8. ユニットハウスで構成され、前記ユニットハウスの内部に水廻り空間を備えた水廻りユニットルームが設けられたプレハブ構造体であって、
    前記ユニットハウスにおいて室内と室外とを区分けする外壁面に対向して配置される前記水廻りユニットルームの側壁外面に水廻り器具からの内部配管の接続端部が前記外壁面に向かって突出するよう配設され、
    前記接続端部が外部配管と接続されるように前記側壁外面における所定領域に配設され、
    前記内部配管の前記接続端部が配設された前記側壁外面の所定領域が、前記プレハブ構造体の前記外壁面に形成された開口と対向するように配置される、プレハブ構造体。
  9. 複数の水廻り器具からの前記内部配管の前記接続端部のそれぞれは、同一方向に平行に突出するよう構成された、請求項8に記載のプレハブ構造体。
  10. 複数の水廻り器具からの前記内部配管の前記接続端部は、前記水廻りユニットルームの前記側壁外面において集中的に配設され、前記外壁面の開口の内側となるよう配設された、請求項8または9に記載のプレハブ構造体。
  11. 前記内部配管と前記外部配管とを接続する接続配管が貫通した前記開口において、前記接続配管により占有されない開口部分が封止部材により封止されるように構成された、請求項8または9に記載のプレハブ構造体。
  12. 前記ユニットハウスの内面に近接して配設される水廻りユニットルームにおいて、前記ユニットハウスの内面に近接して配置される側壁外面に所定隙間を形成するためのスペーサが設けられ、
    前記スペーサが前記ユニットハウスの内面に当接するよう構成された、請求項8から11のいずれか一項に記載のプレハブ構造体。
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