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JP2019169542A - R−t−b系焼結磁石の製造方法 - Google Patents

R−t−b系焼結磁石の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】R−T−B系焼結磁石の磁石特性を向上させる製造方法を提供する。【解決手段】本R−T−B系焼結磁石の製造方法は、R−T−B系焼結磁石のためのグリーン成形体を用意する工程S10と、アトマイズ法によって作製されたPr−Ga合金粉末を用意する工程S20と、グリーン成形体の表面の少なくとも一部にPr−Ga合金粉末を塗布する工程S30と、Pr−Ga合金粉末が表面の少なくとも一部に塗布されたグリーン成形体を焼結する焼結工程S40と、を包含する。【選択図】図2

Description

本発明はR−T−B系焼結磁石の製造方法に関する。
R−T−B系焼結磁石(Rは希土類元素うちの少なくとも一種であり、Ndを必ず含む。TはFeまたはFeとCoであり、Bは硼素である)は永久磁石の中で最も高性能な磁石として知られており、ハードディスクドライブのボイスコイルモータ(VCM)、電気自動車用(EV、HV、PHVなど)モータ、産業機器用モータなどの各種モータや家電製品などに使用されている。
R−T−B系焼結磁石は、主としてR14B化合物からなる主相と、この主相の粒界部分に位置する粒界相とから構成されている。主相であるR14B化合物は高い飽和磁化と異方性磁界を持つ強磁性材料であり、R−T−B系焼結磁石の特性の根幹をなしている。
高温では、R−T−B系焼結磁石の保磁力HcJ(以下、単に「HcJ」という場合がある)が低下するため、不可逆熱減磁が起こる。そのため、特に電気自動車用モータに使用されるR−T−B系焼結磁石では、高いHcJを有することが要求されている。
R−T−B系焼結磁石において、R14B化合物中のRに含まれる軽希土類元素RL(例えば、NdやPr)の一部を重希土類元素RH(例えば、DyやTb)で置換すると、HcJが向上することが知られている。RHの置換量の増加に伴い、HcJは向上する。
しかし、R14B化合物中のRLをRHで置換すると、R−T−B系焼結磁石のHcJが向上する一方、残留磁束密度B(以下、単に「B」という場合がある)が低下する。また、特にDyなどのRHは、資源存在量が少ないうえ、産出地が限定されているなどの理由から、供給が安定しておらず、価格が大きく変動するなどの問題を有している。そのため、近年、RHをできるだけ使用することなく、HcJを向上させることが求められている。
特許文献1には、Dyの含有量を抑制しつつ保磁力の高いR−T−B系希土類焼結磁石が開示されている。この焼結磁石の組成は、一般に用いられてきたR−T−B系合金に比べてB量が相対的に少ない特定の範囲に限定され、かつ、Al、Ga、Cuのうちから選ばれる1種以上の金属元素Mを含有している。その結果、粒界にR17相が生成され、このR17相から粒界に形成される遷移金属リッチ相(R13M)の体積比率が増加することにより、HcJが向上する。
国際公開第2013/008756号
特許文献1に開示されているR−T−B系希土類焼結磁石では、Dyの含有量を低減しつつ高いHcJが得られるものの、Bが大幅に低下するという問題があった。また、近年、電気自動車用モータ等の用途において更に高いHcJを有するR−T−B系焼結磁石が求められている。
本発明の様々な実施形態は、RHの含有量を低減しつつ、高いBと高いHcJを有するR−T−B系焼結磁石の製造方法を提供する。
本開示のR−T−B系焼結磁石の製造方法は、例示的な実施形態において、R:27.5質量%以上33.0質量%以下(Rは希土類元素うちの少なくとも一種であり、Ndを必ず含む)、B:0.85質量%以上0.97質量%以下、T:61.5質量%以上(Tは、Fe及びCoであり、質量比でTの90%以上がFeである)、を含有する主合金粉末のグリーン成形体を用意する工程と、Pr:65質量%以上97質量%以下(Prの30質量%を他の希土類元素によって置換できる)、及びGa:3質量%以上35質量%以下(Gaの50質量%以下をCuで置換できる)を含有し、アトマイズ法によって作製されたPr−Ga合金粉末を用意する工程と、前記グリーン成形体の表面の少なくとも一部に前記Pr−Ga合金粉末を塗布する工程と、前記Pr−Ga合金粉末が前記表面の少なくとも一部に塗布された前記グリーン成形体を焼結する焼結工程と、を包含する。
ある実施形態において、前記焼結工程における前記焼結温度をT℃、焼結時間をt秒とするとき、T<1120、かつ、5×(1120−T)<t<10×(1120−T)の関係が成立する。
ある実施形態において、[T]を質量%で示すTの含有量、[B]を質量%で示すBの含有量とするとき、前記R−T−B系焼結磁石は、[T]/55.85>14[B]/10.8の関係を満足する。
ある実施形態において、前記Pr−Ga合金粉末中のNd含有量は不可避的不純物含有量以下である。
本開示の実施形態によると、アトマイズ法によって作製されたPr−Ga合金粉末を合金粉末のグリーン成形体の表面に塗布した後、Pr−Ga合金粉末が表面に塗布された成形体を焼結するため、グリーン成形体が焼結する過程で液相状態になった粒界内をPr及びGaが拡散し、HcJの向上を実現できる。主相の粒子内部におけるPr及びGaの濃度は低いため、Bの低下も抑制される。このため、Dyなどの重希土類元素の含有量を低減しても、高いB及びHcJを有するR−T−B系焼結磁石を製造することができる。
R−T−B系焼結磁石の一部を拡大して模試的に示す断面図である。 図1Aの破線矩形領域内を更に拡大して模式的に示す断面図である。 本開示の実施形態によるR−T−B系焼結磁石の製造方法における工程の例を示すフローチャートである。 焼結温度Tと焼結時間tとの関係を示すグラフである。
図1Aは、R−T−B系焼結磁石の一部を拡大して模式的に示す断面図であり、図1Bは図1Aの破線矩形領域内を更に拡大して模式的に示す断面図である。図1Aには、一例として長さ5μmの矢印が大きさを示す基準の長さとして参考のために記載されている。図1A及び図1Bに示されるように、R−T−B系焼結磁石は、主としてR14B化合物からなる主相12と、主相12の粒界部分に位置する粒界相14とから構成されている。粒界相14は、図1Bに示されるように、2つのR14B化合物粒子(グレイン)が隣接する二粒子粒界相14aと、3つのR14B化合物粒子が隣接する粒界三重点14bとを含む。
主相12であるR14B化合物は高い飽和磁化と異方性磁界を持つ強磁性材料である。したがって、R−T−B系焼結磁石では、主相12であるR14B化合物の存在比率を高めることによってBを向上させることができる。R14B化合物の存在比率を高めるためには、原料合金中のR量、T量、B量を、R14B化合物の化学量論比(R量:T量:B量=2:14:1)に近づければよい。
特許文献1に記載されているように、一般的なR−T−B系焼結磁石よりもB量を少なく、すなわち、R14B型化合物の化学量論比のB量よりも少なくして、Gaを添加すると、Gaを含む遷移金属リッチ相(R−T−Ga相)が粒界相14内に生成してHcJが向上する。
本発明者らが鋭意検討した結果、R−T−Ga相は磁化を有しているため、R−T−B系焼結磁石の二粒子粒界14a及び粒界三重点14bのうち、特にHcJに主に影響すると考えられる二粒子粒界14aにR−T−Ga相が多く存在すると、HcJ向上の妨げになることがわかった。また、R−T−Ga相の生成とともに、二粒子粒界14aにR−T−Ga相よりも磁化が低いと考えられるR−Ga相が生成されていることもわかった。そこで、高いHcJを有するR−T−B系焼結磁石を得るためには、R−T−Ga相を生成する必要はあるものの、二粒子粒界14aにR−Ga相を多く生成させることが重要であると考えた。
本発明者らの実験の結果、アトマイズ法によって作製されたPr−Ga合金粉末(アトマイス粉)を、R−T−B系焼結磁石の主合金の粉末から形成したグリーン成形体の表面に塗布した後、所定条件のもとで焼結工程を実行することにより、R及びGaを主相結晶粒12の内部にほとんど導入させずに二粒子粒界14aへ導入できることがわかった。こうして、本発明の実施形態によれば、二粒子粒界にR−Ga相を多く生成させることができる。
前述したように、R−T−B系焼結磁石は、主相を形成するための主合金の粉末粒子が焼結によって結合した構造を有しており、主としてR14B化合物からなる主相と、この主相の粒界部分に位置する粒界相とから構成されている。Pr−Ga合金の融点は、焼結温度よりも低いため、Pr−Ga合金の粉末粒子は、焼結工程の途中で溶融する。このため、Pr及びGaは、グリーン成形体から焼結によって形成されつつあるR−T−B系焼結磁石の主として粒界相を構成する。
なお、Pr−Ga合金は粉砕性が悪い。このため、Pr−Ga合金に対して通常の水素粉砕及び微粉砕を行うと、粉砕に長時間を要し、量産性に問題がある。Pr−Ga合金に水素を吸蔵した状態で微粉砕すると、粉砕性は向上するが、得られた焼結磁石には水素が残存して磁気特性が劣化する場合がある。このため、水素吸蔵を利用する場合は、水素をなるべく残存させないために焼結時間を長くしたり、焼結温度を高めにしたりして、水素を充分に放出させる必要がある。しかし、そのような焼結条件では、R及びGaが主相結晶粒内に拡散してしまい、高いHcJを得ることができない。
本開示の実施形態では、Pr−Ga合金のアトマイズ粉を使用することにより、粉砕を行うことなく粉末粒子(例えば106μm以下の粒径を有する粒子)を得ることが可能となる。合金が吸蔵した水素を焼結工程中に放出させる必要がないため、焼結時間を長くしたり、焼結温度を高めにする必要もない。その結果、R及びGaによって粒界相を改質して磁石特性を高めるために適した焼結条件を選択することができた。
本開示によるR−T−B系焼結磁石の製造方法は、図2に例示されるように、R−T−B系焼結磁石用の主合金粉末を配向磁界中で圧縮して形成した「グリーン成形体」を準備する工程S10と、アトマイズ法により作製されたPr−Ga合金の粉末を準備する工程S20とを含む。主合金粉末のグリーン成形体を準備する工程S10とPr−Ga合金の粉末を準備する工程S20との順序は任意であり、それぞれ、異なる場所で製造された主合金粉末のグリーン成形体及びPr−Ga合金の粉末を用いてもよい。更に本開示によるR−T−B系焼結磁石の製造方法は、主合金粉末のグリーン成形体の表面の一部または全部にPr−Ga合金粉末を塗布する工程(塗布工程)S30と、Pr−Ga合金粉末が表面に塗布された状態のグリーン成形体を焼結する工程(焼結工程)S40とを含む。
本開示の実施形態における主合金粉末は、
R:27.5質量%以上33.0質量%以下(Rは希土類元素うちの少なくとも一種であり、Ndを必ず含む)、
B:0.85質量%以上0.97質量%以下、
T:61.5質量%以上(Tは、Fe及びCoであり、質量比でTの90%以上がFeである)、
を含有する。
上記の主合金粉末を磁界中で圧縮して成形体(グリーン成形体)を作製するする。
一方、本開示の実施形態におけるPr−Ga合金粉末は、
Pr:65質量%以上97質量%以下、及び
Ga:3質量%以上35質量%以下(Gaの50質量%以下をCuで置換できる)、
を含有する。
本開示の実施形態における塗布工程S30では、グリーン成形体に対するPr−Ga合金粉末の質量比が1質量%以上10質量%以下にする。
本開示の実施形態における焼結工程S40では、グリーン成形体を焼結する。ある実施形態において、焼結温度をT℃、焼結時間をt秒とするとき、T<1120、かつ、
以下の式1の関係が成立するように焼結条件を調整する。
T<1120、かつ、
5×(1120−T)<t<10×(1120−T)式1
図3は、焼結温度Tと焼結時間tとの関係を示すグラフである。グラフ中の破線は、焼結時間tの下限値を規定する5×(1120−T)を示す曲線である。一方、グラフ中の点線は、焼結時間tの上限値を規定する10×(1120−T)を示す曲線である。
焼結温度Tを例えば1020℃に設定した場合、焼結時間tの下限値を規定する5×(1120−T)は5×100=50000秒であり、これは約13時間50分である。また、焼結時間tの上限値を規定する10×(1120−T)は10×100=100000秒であり、これは約27時間46分である。従って、焼結温度Tが1020℃であれば、焼結時間tは約13時間50分以上約27時間46分以下の範囲から選択される。焼結温度は、950℃以上1120℃未満が好ましい。
本開示の実施形態によれば、上記の主合金粉末から形成したグリーン成形体の表面にPr−Ga合金粉末を塗布した状態で、上記特定条件のもとで焼結が実行されることにより、焼結工程時に粒界相中のPr−Ga相生成が適切に進行する。その結果、R−T−B系焼結磁石の粒界相が磁石内部の全体にわたって改質されて高いB及びHcJを実現する。R−T−B系焼結磁石素材を焼結によって作製した後、このR−T−B系焼結磁石素材の表面から内部にPr及びGaを拡散して導入した場合は、R−T−B系焼結磁石の粒界相内であっても、R−T−B系焼結磁石の表面に近い領域と、R−T−B系焼結磁石の内部とでは、Pr−Ga相の生成量に差が生じてしまう。しかし、本開示の実施形態によれば、焼結前の段階からPr及びGaがグリーン成形体の表面に塗布されているため、従来法による問題が解決する。
また、本開示の実施形態において、Pr−Ga合金の粉末は、アトマイズ法によって作製されている。アトマイズ法によって作製された粉末は「アトマイズ粉末(atomized powder)」と呼ばれることがある。
アトマイズ法は、溶湯噴霧法とも呼ばれる粉末作製方法の1種であり、ガスアトマイズ法、プラズマアトマイズ法などの公知のアトマイズ法を含む。例えばガスアトマイズ法によれば、金属または合金を溶解炉で溶融して溶湯を形成し、その溶湯を窒素またはアルゴンなどの不活性ガス雰囲気中に噴霧して凝固させる。噴霧された溶湯は、微細な液滴として飛散するため、高速度で冷却されて凝固する。作製される粉末粒子は、それぞれ、球形の形状を持つため、粉砕を行う必要はない。アトマイズ法によって作製される粉末粒子のサイズは、例えば10μm〜200μmの範囲に分布する。
アトマイズ法によれば、噴霧される合金溶湯の液滴が小さく、各液滴の重量に対する表面積が相対的に大きいため、冷却速度が高くなる。そのため、形成される粉末粒子は、非晶質または微結晶質である。なお、これらの粉末粒子に対しては、塗布前において付加的に熱処理を行って非晶質を結晶化させてもよい。
Pr−Ga合金の粉末の粒度は篩わけすることによって調整され得る。また、篩わけで排除される粉末が10質量%以内であれば、その影響は少ないので、篩わけせずに用いてもよい。
焼結工程の後に更に、真空または不活性ガス雰囲気中、焼結温度よりも低い温度で付加的な熱処理を実施してもよい。焼結工程S40と、付加熱処理を実施する工程との間に、他の工程、例えば冷却工程などが実行されてもよい。
本開示の製造方法によって作製されたR−T−B系焼結磁石は、以下の組成を有している。
R:27.5質量%以上、34.0質量%以下(Rは、希土類元素のうち少なくとも一種でありNd及びPrの少なくとも一方を必ず含む)、
B:0.85質量%以上、0.93質量%以下、
Ga:0.20質量%以上、0.70質量%以下、
Cu:0.05質量%以上、0.70質量%以下、
Al:0.05質量%以上、0.40質量%以下、及び
T:61.5質量%以上(Tは、FeとCoであり質量比でTの90%以上がFeである)を含み、かつ、[T]は質量%で示すTの含有量であり、[B]は質量%で示すBの含有量とするとき、[T]/55.85>14[B]/10.8が成立する。
以下、各合金の組成について更に詳しく説明する。
1.主合金の組成
(R) Rの含有量は27.5〜33.0質量%である。Rは希土類元素うちの少なくとも一種であり、Ndを必ず含む。Rが27.5質量%未満では焼結過程で液相が十分に生成せず、焼結体を充分に緻密化することが困難になる。一方、Rが33.0質量%を超えても本発明の効果を得ることができるが、焼結体の製造工程中における合金粉末が非常に活性になり、合金粉末の著しい酸化や発火などが生じる可能性があるため、33.0質量%以下が好ましい。Rは28質量%〜33.0質量%であることがより好ましく、29質量%〜33質量%であることが更に好ましい。重希土類元素RHの含有量は、5質量%以下であることが好ましい。本発明の実施形態では、重希土類元素RHを使用しなくても高いBと高いHcJを得ることができるため、より高いHcJを求められる場合でも、重希土類元素RHの添加量を低減できる。
(B) Bの含有量は、0.85〜0.97質量%である。Bの含有量を0.85〜0.97質量%含有させた主合金粉末から形成したグリーン成形体の表面にPr−Ga合金粉末を塗布して焼結することにより、高いBと高いHcJを得ることができる。Bの含有量が0.85質量%未満であるとBが低下する可能性があり、0.97質量%を超えるとHcJが低下する可能性がある。また、Bの一部はCで置換できる。
(Ga) 主合金粉末におけるGaの含有量は、0〜0.8質量%である。本発明は、Pr−Ga合金の粉末を主合金粉末のグリーン成形体に塗布することにより、Gaを粒界相に導入するため、主合金粉末のGa量は比較的少ない量(又はGaを含有しない)にする。Gaの含有量が0.8質量%を超えると、主相中にGaが含有することで主相の磁化が低下し、高いBを得ることができない可能性がある。好ましくはGaの含有量は、0.5質量%以下である。より高いBを得ることができる。
(M) Mの含有量は、0〜2質量%である。MはCu、Al、Nb、Zrの少なくとも一種であり、0質量%であっても本発明の効果を奏することができるが、Cu、Al、Nb、Zrの合計で2質量%以下含有することができる。Cu、Alを含有することによりHcJを向上させることができる。Cu、Alは積極的に添加してもよいし、使用原料や合金粉末の製造過程において不可避的に導入されるものを活用してもよい。また、Nb、Zrを含有することにより焼結時における結晶粒の異常粒成長を抑制することができる。Mは好ましくは、Cuを必ず含み、Cuを0.05〜0.30質量%含有する。Cuを0.05〜0.30質量%含有することにより、よりHcJを向上させることができるからである。
(T) Tは、Fe、またはFeとCoである。質量比でTの90%以上がFeであることが好ましい。Feの一部をCoで置換することができる。但し、Coの置換量が、質量比でT全体の10%を超えるとBが低下するため好ましくない。Tの含有量は、61.5質量%以上である。Tの含有量が61.5質量%未満であると、大幅にBrが低下する恐れがある。好ましくは、Tが残部である。
本開示における主合金粉末は、ジジム合金(Nd−Pr)、電解鉄、フェロボロンなどの合金中及び製造工程中に通常含有される不可避的不純物、及び、少量の上記以外の元素(上記R、B、Ga、M、T以外の元素)を含有してもよい。例えば、Ti、V、Cr、Mn、Ni、Si、La、Ce、Sm、Ca、Mg、O(酸素)、N(炭素)、C(窒素)、Mo、Hf、Ta、Wなどをそれぞれ含有してもよい。
主合金粉末は、Nd−Fe−B系焼結磁石に代表される一般的なR−T−B系焼結磁石の製造方法を用いて準備することができる。一例を挙げると、ストリップキャスト法等で作製された原料合金を、ジェットミルなどを用いて1μm以上10μm以下に粉砕した後、磁界中で成形し、900℃以上1100℃以下の温度で焼結することにより準備することができる。
原料合金の粉砕粒径(気流分散式レーザー回折法による測定で得られる体積中心値=D50)が1μm未満では粉砕粉を作製するのが非常に困難であり、生産効率が大幅に低下するため好ましくない。一方、粉砕粒径が10μmを超えると最終的に得られるR−T−B系焼結磁石用主合金粉末の結晶粒径が大きくなり過ぎ、高いHcJを得ることが困難となるため好ましくない。
好ましくは、グリーン成形体を構成する主合金粉末は式2を満足する。
[T]/55.85>14[B]/10.8 式2
この不等式(1)を満足することにより、Bの含有量が一般的なR−T−B系焼結磁石よりも少なくなる。一般的なR−T−B系焼結磁石は、主相であるR14B相以外にFe相やR17相が生成しないよう[T]/55.85(Feの原子量)が14[B]/10.8(Bの原子量)よりも少ない組成となっている([T]は質量%で示すTの含有量であり、[B]は質量%で示すBの含有量である)。
本開示の好ましい実施形態では、一般的なR−T−B系焼結磁石と異なり、[T]/55.85(Feの原子量)が14[B]/10.8(Bの原子量)よりも多くなるように不等式(1)で規定する。なお、主合金粉末におけるTはFeが主成分であるためFeの原子量を用いている。
2.Pr−Ga合金粉末の組成
(Pr) Pr−Ga合金粉末のPrは、Pr−Ga合金の全体の65〜97質量%である。このPrの30質量%以下を他の希土類元素で置換することができる。具体的には、Prの30質量%以下をNdで置換することができ、Prの20質量%以下をDy及び/又はTbで置換することができる。
(Ga) GaはPr−Ga合金全体の3質量%〜35質量%であり、Gaの50質量%以下をCuで置換することができる。Pr−Ga合金は、不可避的不純物を含んでいても良い。
なお、本開示における「Prの30%以下をNdで置換することができ」とは、Pr−Ga合金中のPrの含有量(質量%)を100%とし、そのうち30%をNdで置換できることを意味する。例えば、Pr−Ga合金中のPrが70質量%(Gaが30質量%)であれば、Ndを21質量%まで置換することができる。すなわち、Prが49質量%、Ndが21質量%となる。Dy、Tb、Cuの場合も同様である。
Pr及びGaを上記範囲内としたPr−Ga合金の粉末を主合金粉末のグリーン成形体の表面に塗布することにより、焼結工程でPr及びGaを粒界相に濃縮して磁石の全体にわたって粒界相に分散させることができる。Pr−Ga合金中のPrの一部は、Nd、Dy及び/又はTbと置換されていてもよいが、それぞれの置換量が上記範囲を超えるとPrが少なすぎるため、高いBと高いHcJを得ることができない。好ましくは、Pr−Ga合金のNd含有量は不可避的不純物含有量以下(およそ1質量%以下)である。Gaは、50%以下をCuで置換することができるが、Cuの置換量が50%を超えるとHcJが低下する可能性がある。
本開示におけるPr−Ga合金の粉末は、アトマイズ法によって作製される。このため、機械的な粉砕を行わないでも、前述したように、球形の形状を有している。
3.Pr−Ga合金粉末の塗布
Pr−Ga合金の粉末は、アトマイズ法によって作製され、球形の形状を有しているため、均一に塗布することが容易になる。Pr−Ga合金の粉末の塗布は、任意の方法で可能である。例えば、Pr−Ga合金粉末を成形体の表面に散布することにより塗布してもよく、Pr−Ga合金粉末を溶媒に分散させ、そのスラリーを焼結体へ塗布してもよい。
塗布量は、Pr−Ga合金粉末が塗布されたグリーン成形体の全体に対するPr−Ga合金粉末の質量比が1質量%以上10質量%以下である。
本開示の実施形態によって得られた焼結磁石に対して、更に磁気特性を向上させることを目的として追加的な熱処理を行ってもよい。例えば、焼結温度よりも低い温度(400℃以上600℃以下)で一段熱処理を行ってもよい。あるいは、相対的に高い温度(700℃以上焼結温度以下)で第一熱処理を行った後、相対的に低い温度(400℃以上600℃以下)で第二熱処理を行ってもよい(二段熱処理)。二段熱処理の具体例は、750℃以上850℃以下の温度で5分から500分程度の第一熱処理、及び、440℃以上550℃以下の温度で5分から500分程度の第二熱処理を含み得る。第一熱処理と第二熱処理との間において、室温まで冷却したたり、または、440℃以上550℃以下の温度まで冷却してもよい。焼結後の冷却時に生成されるR13Ga相は、相対的に高い温度の熱処理によって消失し得る。第二熱処理前にR13Ga相の量を低減すると、粒界相が拡大し、HcJを高めることができる。また、相対的に低い温度の熱処理は、R−T−Ga相及びR−Ga相の生成を促進し得る。
熱処理は、いずれも、真空雰囲気または不活性ガス(ヘリウムやアルゴンなど)で行うことが望ましい。
本開示を実施例によりさらに詳細に説明するが、本開示はそれらに限定されるものではない。
実施例1
およそ表1のNo.Aに示す組成となるように各元素を秤量してストリップキャスト法により鋳造し、フレーク状の合金を得た。得られたフレーク状の合金を水素加圧雰囲気で水素脆化させた後、550℃まで真空中で加熱、冷却する脱水素処理を施し、粗粉砕粉を得た。次に、得られた粗粉砕粉に、潤滑剤としてステアリン酸亜鉛を粗粉砕粉100質量%に対して0.04質量%添加、混合した後、気流式粉砕機(ジェットミル装置)を用いて、窒素雰囲気中で乾式粉砕し、粒径D50が4.3μmの主合金粉末を得た。得られた主合金粉末の成分分析結果を表1のNo.Aに示す。表1における各成分は、高周波誘導結合プラズマ発光分光分析法(ICP−OES)を使用して測定した。なお、以下、主合金粉末、R−Ga合金粉末及びR−T−B系焼結磁石の組成も同様にして測定した。得られた主合金粉末に潤滑剤としてステアリン酸亜鉛を微粉砕粉末100質量%に対して0.05質量%添加、混合した後、磁界中で成形し、成形体(グリーン成形体)を得た。なお、成形装置には、磁界印加方向と加圧方向とが直交する、いわゆる直角磁界成形装置(横磁界成形装置)を用いた。
Figure 2019169542
次に表2に示す組成の合金のR−Ga合金粉末(No.a)をアトマイズ法により作製した。得られたR−Ga合金粉末の粒度は106μm以下であった。
Figure 2019169542
次に、前記グリーン成形体の表面にR−Ga合金粉末(No.a)を散布することにより塗布した。Pr−Ga合金粉末が塗布されたグリーン成形体の全体に対するPr−Ga合金粉末の質量比は3質量%であった。
Pr−Ga合金粉末が塗布されたグリーン成形体を、表3に示す焼結温度及び焼結時間にて焼結した。なお、焼結時間が本開示の式1(5×(1120−T)<t<10×(1120−T))を満たしている場合は〇と、満たしていない場合は×と記載している。また、焼結温度及び焼結磁石は成形体に熱電対をとりつけることにより測定した。焼結後のR−T−B系焼結磁石に、真空中で900℃で2時間保持した後室温まで冷却し、次いで真空中で500℃で2時間保持した後、室温まで冷却する熱処理を施しR−T−B系焼結磁石(No.1〜9)を得た。得られたR−T−B系焼結磁石の成分を確認した所、いずれも(No.1〜9)Nd:22.52%、Pr:9.67%、B:0.88%、Co:0.87%、Al:0.1%、Cu:0.22%、Ga:0.49%、Zr:0.1%、Fe:64.89%前後(質量%)であり、本開示の式2([T]/55.85>14[B]/10.8 )を満たしていた。 熱処理後の焼結磁石(試料No.1〜9)に機械加工を施し、縦7mm、横7mm、厚み7mmの試料を作製し、B−Hトレーサによって各試料の特性(B及びHcJ)を測定した。測定結果を表3に示す。
Figure 2019169542
表3に示すように、本発明例は、いずれも高いBと高いHcJを有するR−T−B系焼結磁石が得られているのに対し、焼結時間が本開示の範囲外である比較例はいずれも高いBと高いHcJを有するR−T−B系焼結磁石が得られていない。
実施例2
およそ表4のNo.B〜Iに示す組成となるように各元素を秤量してストリップキャスト法により鋳造し、フレーク状の合金を得た。得られたフレーク状の合金を実施例1と同様の方法で粉砕し、主合金粉末を得た。得られた主合金粉末の組成を表4に示す。
Figure 2019169542
次に実施例1と同様に表5に示す組成の合金のR−Ga合金粉末(No.a〜e)をアトマイズ法により作製して用意した。得られたR−Ga合金粉末の粒度は106μm以下であった。
Figure 2019169542
次に表6に示す条件で主合金粉末とR−Ga合金粉末をV型混合機に投入して混合し、混合合金粉末(微粉砕粉末)を作製した。No.11は、No.C(主合金粉末)とNo.a(R−Ga合金粉末)とを混合したものであり、混合粉末の全体に対するR−Ga合金粉末の質量比は1質量%である。No.12〜21も同様に記載している。また、No.10は、主合金粉末のみでR−Ga合金粉末を混合しなかった。前混合合金粉末を実施例1と同様な方法で成形し、成形体を得た。得られた成形体を、1040℃で36000秒(10hr)にて焼結した。なお、焼結温度及び焼結磁石は本開示の範囲内である。得られた焼結体に実施例1と同様の熱処理を施しR−T−B系焼結磁石(No.11〜21)を得た。R−T−B系焼結磁石の組成を表7に示す。本開示の式2を満たしている場合は〇と、満たしていない場合は×と記載している。R−T−B系焼結磁石(試料No.11〜21)に機械加工を施し、縦7mm、横7mm、厚み7mmの試料を作製し、B−Hトレーサによって各試料の特性(B及びHcJ)を測定した。測定結果を表6に示す。
Figure 2019169542
Figure 2019169542
表6に示すように、本発明例は、いずれも高いBと高いHcJを有するR−T−B系焼結磁石が得られているのに対し、R−Ga合金粉末を使用していないNo.10や合金粉末の全体に対するPr−Ga合金粉末の質量比が10質量%を超えているNo.16やPr−Ga合金粉末におけるPr量が外れているNo.18及びNo.19の比較例は、いずれも高いBと高いHcJを有するR−T−B系焼結磁石が得られていない。
本発明によれば、高いBと高いHcJを有するR−T−B系焼結磁石を作製することができる。本発明の焼結磁石は、高温下に晒されるハイブリッド車搭載用モータ等の各種モータや家電製品等に好適である。
12 R14B化合物からなる主相
14 粒界相
14a 二粒子粒界相
14b 粒界三重点

Claims (4)

  1. R:27.5質量%以上33.0質量%以下(Rは希土類元素うちの少なくとも一種であり、Ndを必ず含む)、
    B:0.85質量%以上0.97質量%以下、
    T:61.5質量%以上(Tは、Fe及びCoであり、質量比でTの90%以上がFeである)、
    を含有する主合金粉末のグリーン成形体を用意する工程と、
    Pr:65質量%以上97質量%以下(Prの30質量%を他の希土類元素によって置換できる)、及び
    Ga:3質量%以上35質量%以下(Gaの50質量%以下をCuで置換できる)
    を含有し、アトマイズ法によって作製されたPr−Ga合金粉末を用意する工程と、
    前記グリーン成形体の表面の少なくとも一部に前記Pr−Ga合金粉末を塗布する工程と、
    前記Pr−Ga合金粉末が前記表面の少なくとも一部に塗布された前記グリーン成形体を焼結する焼結工程と、
    を包含する、R−T−B系焼結磁石の製造方法。
  2. 前記焼結工程における前記焼結温度をT℃、焼結時間をt秒とするとき、
    T<1120、かつ、
    5×(1120−T)<t<10×(1120−T)の関係が成立する、請求項1に記載のR−T−B系焼結磁石の製造方法。
  3. [T]を質量%で示すTの含有量、[B]を質量%で示すBの含有量とするとき、前記R−T−B系焼結磁石は、
    [T]/55.85>14[B]/10.8
    の関係を満足する、請求項1または2に記載のR−T−B系焼結磁石の製造方法。
  4. 前記Pr−Ga合金粉末中のNd含有量は不可避的不純物含有量以下である、請求項1から3のいずれかに記載のR−T−B系焼結磁石の製造方法。
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