JP2019012948A - 情報処理システム、その制御方法、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザが登録すべきデータの送信先情報をコピー元の画像形成装置からコピー先の画像形成装置にコピーする際に誤って設定されることを抑制する仕組みを提供すること。【解決手段】データを送信可能な情報処理システムであって、データの送信先を示す第一の送信先情報をユーザ情報と対応付けて登録し、ここで登録された第一の送信先情報と同一の送信先情報を登録している他のユーザのユーザ情報を特定する。そして特定したユーザ情報に対応づけられた、第一の送信先情報とは異なる第二の送信先情報を取得し、特定したユーザ情報と取得した第二の送信先情報とを通知する。【選択図】図7
Description
本発明は、データの送信先情報をコピー可能な情報処理システム、その制御、及びプログラムに関する。
複合機等のファクシミリ(以下、FAX)機能を用いて特定の宛先にデータを送信する情報処理システムにおいて、ユーザもしくは複合機ごとに、データ送信を行う頻度が高い宛先をあらかじめ登録する機能がある。この機能を用いることにより、ユーザはFAXの宛先を毎回入力する手間を省き操作を簡略化できると共に、入力ミスによる誤送信を低減することが可能となる。さらに、当該機能は、FAX送信の宛先を複合機のユーザに関連付けて登録することも可能であり、複数の宛先を特定の基準でまとめて登録することができる。
また、登録された宛先は複合機の入れ替えや会社での人員の異動が発生した場合など、ユーザが使用する複合機を変更する場合は宛先の登録の再設定が必要となる。例えば、人事異動が多い部門のユーザは、情報処理システムにより頻繁に当該機能を実施することとなる。
特許文献1では、画像形成装置に対する設定情報の登録を簡便にすべく、コピー先の画像形成装置に対して必要な設定情報をコピー元の画像形成装置又はファイルから選択的にコピーすることが可能な仕組みが開示されている。
ところで、ユーザが、宛先の登録を行う際にコピーすべきでない宛先を誤ってコピーした場合には、設定のやり直しや誤った宛先に対してFAXを誤送信してしまう恐れがあった。しかしながら、特許文献1にはこのような課題に対して何ら開示も示唆もない。そのため、従来の情報処理システムでは、宛先を登録する機能におけるユーザの利便性が不十分であった。
そこで、本発明は、ユーザが登録すべきデータの送信先情報をコピー元の画像形成装置からコピー先の画像形成装置にコピーする際に誤って設定されることを抑制する仕組みを提供することを特徴とする。
本発明の情報処理システムは、データを送信可能な情報処理システムであって、データの送信先を示す第一の送信先情報をユーザ情報と対応付けて登録する登録手段と、前記登録手段で登録された前記第一の送信先情報と同一の送信先情報を登録している他のユーザのユーザ情報を特定する特定手段と、前記特定手段で特定したユーザ情報に対応づけられた第二の送信先情報を取得する取得手段と、前記特定手段で特定したユーザ情報と、前記取得手段で取得した第二の送信先情報を通知する通知手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、ユーザが登録すべきデータの送信先情報をコピー元の画像形成装置からコピー先の画像形成装置する際に誤って設定されることを抑制する効果を奏する。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明行う。
図1は、本発明のシステム構成の一例を示す構成図である。本発明の情報処理システムは、管理サーバ102、複合機103がLAN(Local Area Network)等のネットワーク101を介して、相互にデータ通信可能に(データを送信可能に)接続されている。図1のネットワーク101上に接続される各種端末あるいはサーバの構成は一例であり、用途や目的に応じて様々な構成例があることは言うまでもない。
管理サーバ102は、ユーザ情報やユーザごとの設定情報を記憶し管理するサーバ装置である。ユーザごと、もしくは複合機ごとに複合機103上で設定されたお気に入り情報や設定情報は、管理サーバ102に送信される。
複合機103は、印刷、スキャン、ファクシミリ(以下、ファクス、またはFAX)等の複数の機能を実行可能な装置である。複合機103は、カードリーダ319と通信可能に接続されている。
尚、本実施形態では、このようなシステム構成となっているが、これに限らない。例えば、複合機103が管理サーバ102の機能を備えてもよい。
図2は、本実施形態における管理サーバ102、複合機103のハードウェア構成を示す図である。
CPU201は、システムバス204に接続される各デバイスやコントローラを統括的に制御する。
また、ROM202あるいは外部メモリ211には、CPU201の制御プログラムであるBIOS(Basic Input / OutputSystem)やオペレーティングシステムプログラム(以下、OS)。また、各サーバ或いは各PCの実行する機能を実現するために必要な各種プログラム等が記憶されている。RAM203は、CPU201の主メモリ、ワークエリア等として機能する。
CPU201は、処理の実行に際して必要なプログラム等をRAM203にロードして、プログラムを実行することで各種動作を実現するものである。
また、入力コントローラ(入力C)205は、キーボード等の入力デバイス209や不図示のマウス等のポインティングデバイスからの入力を制御する。
ビデオコントローラ(VC)206は、ディスプレイ210等の表示器への表示を制御する。表示器はCRTや液晶ディスプレイでも構わない。
メモリコントローラ(MC)207は、ブートプログラム、ブラウザソフトウエア、各種のアプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイル、各種データ等を記憶するハードディスク(HD)。また、フレキシブルディスク(FD)或いはPCMCIAカードスロットにアダプタを介して接続されるカード型メモリ等の外部メモリ211へのアクセスを制御する。
通信I/Fコントローラ(通信I/FC)208は、ネットワークを介して、外部機器と接続・通信するものであり、ネットワークでの通信制御処理を実行する。例えば、TCP/IPを用いたインターネット通信等が可能である。
尚、CPU201は、例えばRAM203内の表示情報用領域へアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行することにより、ディスプレイ210上での表示を可能としている。また、CPU201は、ディスプレイ210上の不図示のマウスカーソル等でのユーザ指示を可能とする。
本発明の各種装置及びサーバが後述する各種処理を実行するために用いられる各種プログラム等は外部メモリ211に記録されており、必要に応じてRAM203にロードされることによりCPU201によって実行されるものである。さらに、本発明に係わるプログラムが用いる定義ファイルや各種情報テーブルは外部メモリ211に格納されている。
次に、複合機103のハードウェア構成の一例について図3を用いて説明する。
コントローラユニット316は、画像入力デバイスとして機能するスキャナ部314や、画像出力デバイスとして機能するプリンタ部312と接続する一方、LANやWANと接続することで、画像データやデバイス情報の入出力を行う。
CPU301は、システム全体を制御するプロセッサである。RAM302は、CPU301が動作するためのシステムワークメモリであり、プログラムを記録するためのプログラムメモリや、画像データを一時記録するための画像メモリである。
ROM303は、システムのブートプログラムや各種制御プログラムが格納されている。ハードディスクドライブ(HDD)304は、システムを制御するための各種プログラム,画像データ等を格納する。
操作部インタフェース(操作部I/F)307は、操作部308とのインタフェース部であり、操作部308に表示する画像データを操作部308に対して出力する。また、操作部I/F307は、操作部308から本システム使用者が入力した情報(例えば、ユーザ情報等)をCPU301に伝える役割をする。なお、操作部308はタッチパネルを有する表示部を備え、該表示部に表示されたボタンを、ユーザが押下(指等でタッチ)することにより、各種指示を行うことができる。
ネットワークインタフェース(Network I/F)305は、ネットワーク(LAN)に接続し、データの入出力を行う。モデム(MODEM)306は、公衆回線に接続し、FAXの送受信等のデータの入出力を行う。
外部インタフェース(外部I/F)318は、USB(Universal Serial Bus)、IEEE1394(Institute of Electrical and Electronic Engineers 1394)。また、外部インタフェース(外部I/F)318は、プリンタポート、RS−232C(Recommended Standard 232 version C)等の外部入力を受け付けるI/F部である。本実施形態においては認証で必要となるICカードの読み取り用のカードリーダ319が外部I/F318に接続されている。
更に、CPU301は、この外部I/F318を介してカードリーダ319によるICカードからの情報読み取りを制御し、当該ICカードから読み取られた情報を取得可能である。以上のデバイスがシステムバス309上に配置される。
イメージバスインタフェース(IMAGE BUS I/F)320は、システムバス309と画像データを高速で転送する画像バス315とを接続し、データ構造を変換するバスブリッジである。
画像バス315は、PCIバス(Peripheral Components Interconnect bus)またはIEEE1394で構成される。画像バス315上には以下のデバイスが配置される。
ラスタイメージプロセッサ(RIP)310は、ベクトルデータをビットマップイメージに展開する。
プリンタインタフェース(プリンタI/F)311は、プリンタ部312とコントローラユニット316を接続し、画像データの同期系/非同期系の変換を行う。
スキャナインタフェース(スキャナI/F)313は、スキャナ部314とコントローラユニット316を接続し、画像データの同期系/非同期系の変換を行う。
画像処理部317は、入力画像データに対し補正、加工及び編集やプリント出力画像データに対して、プリンタの補正、解像度変換等を行う。また、これに加えて、画像処理部317は、画像データの回転や、多値画像データに対してはJPEG(Joint Photographic Experts Group)。そして2値画像データはJBIG(Joint Bi−level Image Experts Group)等の圧縮伸張処理を行う。
スキャナ部314は、原稿となる紙上の画像を照明し、CCDラインセンサで走査することで、ラスタイメージデータとして電気信号に変換する。原稿用紙は原稿フィーダのトレイにセットし、装置使用者が操作部308から読み取り起動指示することにより、CPU301がスキャナ部314に指示を与え、フィーダは原稿用紙を1枚ずつフィードし原稿画像の読み取り動作を行う。
プリンタ部312は、ラスタイメージデータを用紙上の画像に変換する部分であり、その方式は感光体ドラムや感光体ベルトを用いた電子写真方式、微少ノズルアレイからインクを吐出して用紙上に直接画像を印字するインクジェット方式等がある。しかし、どの方式でも構わない。プリント動作の起動は、CPU301からの指示によって開始する。なお、プリンタ部312には、異なる用紙サイズまたは異なる用紙向きを選択できるように複数の給紙段を持ち、それに対応した用紙カセットを備える。
操作部308は、LCD(Liquid Crystal Display)表示部を有し、LCD上にタッチパネルシートが貼られており、システムの操作画面を表示する。それとともに、表示してあるキーが押されるとその位置情報を操作部I/F307を介してCPU301に伝える。また、操作部308は、各種操作キーとして、例えば、スタートキー、ストップキー、IDキー、リセットキー等を備える。
ここで、操作部308のスタートキーは、原稿画像の読み取り動作を開始する時などに用いる。スタートキーの中央部には、緑と赤の2色LEDがあり、その色によってスタートキーが使える状態にあるかどうかを示す。また、操作部308のストップキーは、稼働中の動作を止める働きをする。また、操作部308のIDキーは、使用者のユーザIDを入力する時に用いる。リセットキーは、操作部からの設定を初期化する時に用いる。
以上のような構成によって、複合機103は、スキャナ部314から読み込んだ画像データをNetwork I/F305からLANに送信する。そしてLANから受信した印刷データをNetwork I/F305を経由してプリンタ部312より印刷出力することができる。
また、スキャナ部314から読み込んだ画像データをモデム306により、公衆回線上にFAX送信し、公衆回線からFAX受信した画像データをプリンタ部312により出力することできる。
次に、管理サーバ102、複合機103の機能構成図について、図4を用いて説明する。尚、図4の各種装置、あるいはサーバの機能構成は一例であり、用途や目的に応じて様々な構成例があることは言うまでもない。
管理サーバ102は、認証情報管理部401、記憶部402を備える。
認証情報管理部401は、複合機103から取得したユーザ情報と、記憶部402に記憶されているユーザ情報とを照らし合わせ、ユーザごとの複合機103の利用権限を取得する。ユーザ情報の追加指示や、ユーザの権限情報の変更指示がなされた場合は、適宜、記憶部402で記憶しているユーザ情報の更新を行う。また、記憶部402で管理されいているユーザ情報と、カードリーダ319で検知したカード情報に含まれるユーザ情報との照らし合わせも行う。記憶部402で管理されているユーザ情報と、検知したカード情報に対応づいたユーザ情報とが一致した場合に、管理サーバ102はコピー要求を受け付けたユーザに記憶部402で記憶されるお気に入り情報を紐づけてコピーするなどの処理も行う。
記憶部402は、管理サーバ102内で管理する各種テーブルを記憶する。また、複合機103から認証要求を受け付けた際には認証テーブルにアクセスし、取得したユーザ情報やカード情報に対応づいたユーザ情報を検索する。ユーザごとに対応づいた送信先(宛先)の情報も記憶し、コピー要求を受け付けた場合には、指定されたお気に入り情報や宛先情報のコピーフラグを1にしてコピー許可を受信するまで待機する。
次に、複合機103の機能構成図について説明する。複合機103はサーバ通信部403、認証部404、表示制御部405、記憶部406、お気に入り管理部408、期間判定部409を備える。
サーバ通信部403は、管理サーバ102と通信を行うための機能部である。複合機103でユーザの選択やFAX送信先の指定を受け付けた場合は、指定を受け付けた情報を管理サーバ102に送信する。
認証部404は、認証システム全般の制御及び、複合機103から受信したユーザ情報と記憶部406で記憶されているユーザ情報との照合等を行う機能部である。情報のコピー要求を複合機103から受信した場合に、コピー要求を受け取ったユーザのユーザ情報と記憶部406で記憶されているユーザ情報とが一致した場合はコピー要求を許可する。
表示制御部405は、画面の表示制御を行うための機能部である。例えば、ユーザが複合機103にログイン後に複合機103の機能画面を操作部308に表示する。また、ユーザがコピーすべき情報を通知する通知画面等も操作部308に表示するよう制御する。
記憶部406は、複合機103から受信したユーザ情報や、ユーザが選択・入力した情報をユーザ情報に対応付けて記憶する。
お気に入り管理部408は、記憶部406に記憶されている特定の情報に対して情報のコピー要求を複合機103から受信した場合は、当該情報のコピーフラグを1にしてコピー許可を受け付けるまでコピーの待機を行う。また、ユーザから情報のコピー許可を受け付けた場合はコピー要求を受け付けたユーザ(コピー先)に対応付けてコピー元の情報をコピーする処理を行う。
期間判定部409は、記憶部406で記憶している情報の編集を制限する期間を管理し、当該編集不可期間の情報と現在の日時情報とを用いて、編集可能か否かを判定する機能部である。例えば、他のユーザのお気に入り情報をコピーした場合であっても、編集不可期間が1週間と設定されていた場合はコピーしたユーザは1週間、当該お気に入り情報を編集することができない。期間判定部409で編集不可期間を過ぎた(経過した)と判定した場合に当該お気に入り情報の編集が許可される。
次に、本発明の実施形態における処理の詳細な説明を図5から図14を用いて説明する。
まず、本実施形態における宛先情報の登録についての全体フローについて説明する。
ステップS501では、複合機103のCPU201は、、ユーザからのログイン要求を受け付ける。カードリーダ319を備える複合機103の場合はICカードをカードリーダ319にタッチさせることによってカード番号を受け付ける。もしくは複合機103に付属しているキー操作によりユーザIDの入力を受け付けてもよい。
ステップS502では、複合機103のCPU201は、表示制御部405の機能により操作部308にメイン画面(不図示)を表示する。
ステップS503では、複合機103のCPU301は、メイン画面に表示されている機能のうち、お気に入りボタンの押下を受け付ける。本実施形態におけるお気に入りボタンとは、FAXの送信先をユーザごとに対応付けて登録する画面に推移するためのボタンを示す。
ステップS504では、複合機103のCPU301は、表示制御部405の機能によりお気に入り画面を表示する。本実施形態におけるお気に入り画面とは、お気に入りとしてまとめたFAXの送信先のリストもしくはファイルをユーザごとに対応付けて登録する、当該登録済みの送信先にFAXを送信する、送信先のリストを編集する、等の処理を受け付ける画面を示す。尚、本実施形態でお気に入りとは、ユーザが頻繁に利用するFAXの送信先のリストもしくはファイルを示すがFAXに限らず複合機103でスキャンしたデータの送り先のアドレスなどFAX送信先以外の情報であってもよい。ユーザがよく利用する情報をユーザごと、もしくは当該情報を登録する装置ごとにリストやファイル、データとしてまとめる機能をお気に入り機能とする。
ステップS505では、複合機103のCPU301は、ステップS504で表示したお気に入り画面に表示される各種ボタンの押下を受け付けたか否かを判定する。他のユーザに対応づいて記憶されているお気に入り情報をコピーするボタンの押下を受け付けた場合はステップS506のPULL処理に処理を進める。新しくお気に入りにFAX送信先の登録を行うボタンの押下を受け付けた場合はステップS507の新規登録処理に処理を進める。登録済みのお気に入り情報を他のユーザにコピーさせるボタンの押下を受け付けた場合はステップS508に処理を進める。
次に、ステップS507の新規登録処理の一連の流れについて図6を用いて説明する。
ステップS601では、複合機103のCPU301は、FAXの送信先アドレスをお気に入りとして登録する処理を行う。
ここで、図9を用いて、登録処理の一連の流れについて説明する。
図9のステップS901では、複合機103のCPU301は、操作部308よりFAX番号の入力を受け付ける。ここではFAX番号の入力を受け付けるが、ユーザ名や検索コードなど、FAXの送信先が特定できる情報であればどの入力を受け付けてもよい。
ステップS902では、複合機103のCPU301は、サーバ通信部403の機能によりステップS901で入力を受け付けたFAX番号を管理サーバ102に送信する。
ステップS903では、管理サーバ102のCPU201は、複合機103から送信されたFAX番号を受信する。
ステップS904では、管理サーバ102のCPU201は、管理サーバの記憶部402に記憶されているFAX番号の中から、ステップS903で受信したFAX番号を検索する。
ステップS905では、管理サーバ102のCPU201は、ステップS904で検索した結果、ステップS903で受信したFAX番号と一致した番号が記憶部402に記憶されているか否かを判定する。ステップS903で受信したFAX番号と一致した番号が記憶部402に記憶されていると判定した場合はステップS906に処理を進める。ステップS903で受信したFAX番号と一致した番号が記憶部402に記憶されていると判定しなかった場合はステップS907に処理を進める。
ステップS906では、管理サーバ102のCPU201は、ステップS905で一致すると判定したFAX番号に対応づいて記憶されているFAX送信先のユーザ情報を複合機103に送信する。
ステップS907では、管理サーバ102のCPU201は、ステップS905で一致するとFAX番号が記憶部402に記憶されていなかった場合にその旨(不一致メッセージ)を複合機103に送信する。
ステップS908では、複合機103のCPU301は、管理サーバ102から送信された検索結果を受信する。
ステップS909では、複合機103のCPU301は、ステップS908で受信した検索結果にFAX送信先のユーザ情報が含まれているか否かを判定する。ユーザ情報が含まれていると判定した場合はステップS911に処理を進める。ユーザ情報が含まれていると判定しなかった場合はステップS910に処理を進める。
ステップS910では、複合機103のCPU301は、ステップS909でユーザ情報があると判定しなかった場合、つまりステップS908で受信した検索結果が不一致メッセージだった場合の処理を示す。表示制御部405の機能により不一致メッセージを複合機103が備える画面に表示する。
ステップS911では、複合機103のCPU301は、ステップS908で受信したユーザ情報を複合機103が備える画面に表示する。ここで表示する画面は、ユーザにFAX番号に該当するユーザ情報であるか否か確認する画面であるとよい。
ステップS912では、複合機103のCPU301は、ステップS911で表示させ確認したユーザ情報をお気に入りとして登録するか否かを判定する。登録するか否かは、表示制御部405の機能により登録するか否かを問う画面を表示させてボタンの押下により登録するか否かの選択を受け付けるとよい。ユーザ登録をすると判定した場合はステップS913に処理を進める。ユーザ登録をすると判定しなかった場合は一連の登録処理を終了する。
ステップS913では、複合機103のCPU301は、ユーザをお気に入りに登録する登録要求を管理サーバ102に送信する。ここで、図8のようにユーザに対してお気に入りを複数登録できる場合は、どのお気に入りフォルダに登録するかの情報と共にユーザ情報と登録要求を送信する。
ステップS914では、管理サーバ102のCPU201は、複合機103から送信されたユーザの登録要求を受信する。
ステップS915では、管理サーバ102のCPU201は、ステップS914で受信したユーザ情報をお気に入りとして登録する。
ステップS916では、管理サーバ102のCPU201は、ステップS915で登録した結果を複合機103に送信する。
ステップS917では、複合機103のCPU301は、管理サーバ102から登録結果を受信する。
ステップS918では、複合機103のCPU301は、登録完了画面(不図示)を複合機103が備える画面に表示する。
以上で、登録処理の一連の流れの説明を終了する。この処理によりユーザが特定の送信先を登録することで、ユーザはお気に入りから選択するだけで簡単にデータを送信することができ、かつFAX番号の誤入力を低減することができる。
図6に説明を戻す。ステップS601の登録処理が完了すると、ステップS602で複合機103のCPU301は、サジェスト処理要求を管理サーバ102に送信する。
ステップS602では、管理サーバ102のCPU301は、複合機103からのサジェスト処理要求を受信する。
ステップS603では、管理サーバ102のCPU301は、サジェスト処理を実行する。サジェスト処理の詳細については、図7のフローチャートを用いて説明する。
ここで、図7のサジェスト処理の一連の流れについて説明する。サジェスト処理とは、データの送信先を登録しているユーザに対して、コピーすべき、もしくはコピーする可能性が高いデータの送信先を予測して複合機103が備える画面上に表示させる処理である。
まず、ステップS701では、管理サーバ102のCPU301は、ユーザから受け付けた、新規登録のデータの送信先を記憶部406から取得する。
ステップS702では、管理サーバ102のCPU301は、ステップS701で取得した送信先情報をキーに送信先テーブル800を検索し、該当する送信先情報を登録しているユーザを特定する。尚、本実施形態ではFAXの送信先の登録を受け付け、FAXの送信先番号をキーにして送信先テーブル800を検索する。しかし、FAXの送信先番号だけでなく、コードやメールアドレス、キーワードなど検索キーとするのはお気に入りの登録内容に応じて変更可能とする。
図8は、ユーザごとに関連付けて記憶されるデータの送信先を示す送信先テーブル800の一例を示すテーブルである。送信先テーブル800は、ユーザID801とお気に入り802からお気に入り806を含む。ユーザID801は、複合機103を利用するユーザごとに一意に割り振られる識別番号を示す。お気に入り802からお気に入り806は、FAXやスキャンデータを送信する送信先の情報を、ユーザごとに関連付けて格納する格納場所を示す。例えば、送信先テーブル800では1のユーザに対してお気に入りとして5つデータの送信先を格納可能であり、1のお気に入り802に対しては複数の送信先を格納して記憶することが可能となる。ユーザは送信先テーブル800を参照し、お気に入り802から806に登録された送信先を検索せずに選択することが可能となる。例えば、ステップS702で送信先Aが検索された場合、送信先テーブル800においてユーザID「U00002」とユーザID「U00003」が送信先Aをお気に入りとして登録していることが分かる。
ステップS703では、管理サーバ102のCPU301は、ステップS702で送信先情報をキーにユーザ検索した結果、検索結果であるユーザがヒットしたか否かを判定する。検索にユーザがヒットしたと判定した場合はステップS704に処理を進める。検索にユーザがヒットしたと判定しなかった場合は一連の処理を終了する。
ステップS704では、管理サーバ102のCPU301は、ステップS703でヒットしたユーザの情報を複合機103に送信する。
尚、サジェスト処理は図8のサジェスト機能設定テーブル810に示すように、サジェスト機能を実施するか否かの設定も受け付ける。サジェスト機能設定テーブル810は、ユーザID807とサジェスト機能808を有する。サジェスト機能808にONが格納されている場合は複合機103はサジェスト処理を実行し、サジェスト機能808にOFFが格納されている場合はサジェスト処理を実行しない。
以上で、図7のフローチャートにおける、サジェスト処理についての説明を終了する。この処理により、ユーザがお気に入りとして登録したデータの送信先を、同様にお気に入りとして登録している他のユーザを特定することができる。同一のデータの送信先を登録している他のユーザを特定し、当該ユーザが登録している他の送信先をユーザに通知(サジェストする)することで、その他必要な送信先を手間なく見つけることが可能となる。
ここで、図6に処理を戻す。図6のステップS605では、管理サーバ102のCPU301は、ステップS604のサジェスト処理で取得した情報を複合機103に送信する。
ステップS606では、複合機103のCPU301は、管理サーバ102から送信されたサジェスト情報を受信する。
ステップS607では、複合機103のCPU301は、ステップS606で受信したサジェスト情報に、ステップS604のサジェスト処理の結果特定されたユーザ一覧が含まれているか否かを判定する。ユーザ一覧が含まれたサジェスト情報を受信したと判定した場合はステップS608に処理を進める。ユーザ一覧が含まれたサジェスト情報を受信したと判定しなかった場合はデータの送信先をお気に入りに新規で登録する一連の処理を終了する。
ステップS608では、複合機103のCPU301は、表示制御部405の機能により操作部308にダイアログボックスを表示させる。このダイアログボックスでは、ステップS606で受信した、送信先Aをお気に入りに登録している他のユーザ情報一覧を表示させる。当該表示されている他のユーザの選択を受け付け、他のユーザのお気に入り情報をコピーするか否かを選択させてもよい。サジェスト処理により通知された他のユーザがお気に入りに登録しているデータの送信先の中には、複合機103を操作するユーザも登録すべき送信先が含まれている可能性が高い。そのため、他のユーザのお気に入り情報を容易にコピーできるようステップS608ではダイアログを表示させる。
ステップS609では、複合機103のCPU301は、サジェスト処理により示された他のユーザのお気に入り情報を参照し、他のユーザが登録しているデータの送信先をコピーするPULL処理を行う。以上で、図6のデータの送信先をお気に入りに新規として登録する一連の処理は終了する。
次に、図10を用いて、PULL処理について詳細な説明を行う。PULL処理は、他のユーザがお気に入りとして登録しているデータの送信先情報をコピーして容易に自身のお気に入りとして登録可能にする処理を示す。
ステップS1001では、複合機103のCPU301は、表示制御部405の機能により、サジェスト処理により特定されたユーザ一覧を操作部308に表示するよう制御する。
ステップS1002では、複合機103のCPU301は、ステップS1001で表示されたユーザ一覧からお気に入りをコピーしたいユーザ(コピー元)の選択を受け付ける。
ステップS1003では、複合機103のCPU301は、ステップS1002で選択を受け付けたユーザのお気に入り情報を取得するための取得要求を管理サーバ102に送信する。
ステップS1004では、管理サーバ102のCPU301は、選択ユーザのお気に入り情報を取得するための取得要求を、複合機103から受信する。
ステップS1005では、管理サーバ102のCPU301は、ステップS1004で受信した選択ユーザのお気に入り情報を複合機103に送信する。例えば、図11の送信先テーブル1100の情報を複合機103のCPU301は、管理サーバ102から複合機103に送信する。送信先テーブル1100は、図8の送信先テーブル800のうち、ステップS1002で選択を受け付けたユーザIDU00002の送信先テーブルを抽出したものである。送信先テーブル1100の構成は、送信先テーブル800の構成とおなじであるため説明は省略する。
ステップS1006では、複合機103のCPU201は、管理サーバ102から送信されたお気に入り情報(ここでは送信先テーブル1100)を受信する。
ステップS1007では、複合機103のCPU201は、ステップS1006で受信した選択ユーザのお気に入り情報のうち、コピーするお気に入りの格納場所、もしくはコピーするデータの送信先の選択を受け付ける。ユーザは複数の送信先が格納されたお気に入りのフォルダごとコピーしたい場合はお気に入りすべてをコピーできる。また、またお気に入りとして登録されている送信先のうち、ユーザが一つ一つ指定して送信先をコピーしたい場合は、送信先の指定を受け付けてコピーできるとよい。
ステップS1008では、複合機103のCPU201は、即時に他のユーザのお気に入り情報をコピーするか否かを判定する。即時にお気に入り情報をコピーすると判定した場合はステップS1013に処理を進める。即時にお気に入り情報をコピーすると判定しなかった場合はステップS1009に処理を進める。ちなみに、即時にコピーする場合と即時にコピーしない場合の違いとして、コピー元の他のユーザがその場で許可可能か否かで判定を別にする。例えば、コピー元のユーザが即時にコピー許可指示を出せる状態であればステップS1013以降即時にお気に入り情報をコピーする処理に進める。コピー元のユーザが即時にコピー許可指示を出せる状態でない場合は、コピー先ユーザ(複合機103を操作するユーザ)のリクエストをコピー元ユーザに送信すべくステップS1009の処理に進める。
ステップS1009では、複合機103のCPU201は、ステップS1007で選択を受け付けたコピー対象の情報を管理サーバ102に送信する。例えば、図11のコピー要求テーブル1110の情報を送信する。
図11コピー要求テーブル1110は、図10のステップS1002とステップS10007の処理により、ユーザから選択を受け付けた他のユーザのお気に入り情報をコピーするための情報を示す。コピー要求テーブル1110は、ユーザID1111と、コピー待ち1112と、依頼元1113と、コピー対象1114とを有する。ユーザID1111はユーザごとに割り振られた一意の識別番号を示す。コピー待ち1112は、コピー要求テーブル1110に格納された情報がコピー済みかコピー待ちかの情報を示す。依頼元1113は、コピー要求を管理サーバ102に送信したユーザのユーザIDを示す。ユーザIDは、ログイン情報から取得するとよい。コピー対象1114は、依頼元1113に格納されているユーザから選択を受け付けた、ユーザID1111に格納されているユーザのお気に入り情報を示す。コピー要求テーブル1110においては、依頼元のユーザU00005が、U00002のユーザのお気に入りファイルであるお気に入り1、お気に入り2、及びお気に入り4のコピー要求を管理サーバ102に送信し、現在コピー待ち状態であることが分かる。コピー待ち1112がTRUEである場合は、U0002のユーザIDを持つユーザが複合機103にログインする際にダイアログ表示してコピー要求があること、コピー許可するか否かの通知を複合機103のCPU301が行う。
ステップS1010では、管理サーバ102のCPU301は、複合機103から送信されたコピー対象の情報を受信する。
ステップS1011では、管理サーバ102のCPU301は、ステップS1010で受信した情報をコピー要求テーブル1110に登録する。
ステップS1012では、複合機103のCPU301は、表示制御部405の機能により、データの送信先のコピー要求(リクエスト)をコピー元となる他のユーザに送信したことを通知するダイアログを表示する。ダイアログを表示した後はコピー要求を受信する他のユーザの認証待ちになるため一連の処理を終了する。
ステップS1013では、複合機103のCPU301は、表示制御部405の機能によりカード検知を受け付ける画面を表示させ、コピー元となるユーザのICカードを検知する。コピー元となるユーザはお気に入り情報のコピーを許可する場合はここでICカードを検知させる。
ステップS1014では、複合機103のCPU301は、ステップS1013で検知したICカードのユーザ情報を取得し、管理サーバ102に送信する。尚、ここではICカードの検知を受け付けたが、生体認証やキー入力などユーザ情報が識別できるものであればその方法や記録媒体を用いてもよい。
ステップS1015では、管理サーバ102のCPU301は、認証情報管理部401の機能によりステップS1002で選択を受け付けたユーザとステップS1014で取得したユーザのユーザIDが一致するか否かを判定する。一致する場合は、コピー要求を受信したユーザがお気に入り情報のコピーを許可したと判断する。選択を受け付けたユーザと検知したICカードのユーザとが一致したと判定した場合はステップS1016に処理を進める。選択を受け付けたユーザと検知したICカードのユーザとが一致したと判定しなかった場合はステップS1017に処理を進める。
ステップS1016では、管理サーバ102のCPU301は、ステップS1015で認証したユーザのお気に入り情報を、コピー要求を送信したユーザ(コピー先)のお気に入り情報としてコピーする。
図11の送信先テーブル1120は、コピー要求テーブル1110の情報に基づき、管理サーバ102が依頼元ユーザU00005のお気に入り情報として送信先をコピーした状態を示すテーブルである。送信先テーブル1120の構成は送信先テーブル800と同じであるため説明を省略する。コピー要求テーブル1110のコピー対象1114に格納された情報により、ユーザU00002のお気に入り1、お気に入り2、お気に入り4がユーザU00005のテーブルにコピーされる。
ステップS1017では、管理サーバ102のCPU301は、コピー処理結果を複合機103に送信する。
ステップS1018では、複合機103のCPU301は、管理サーバ102からコピー処理結果を受信する。ステップS1015でユーザ情報が一致しないと判定された場合はその旨を受信する。
ステップS1019では、複合機103のCPU301は、ステップS1018で取得したコピー処理結果よりコピーが成功したか否かを判定する。コピーが成功したと判定した場合はステップS1021に処理を進める。コピーが成功したと判定しなかった場合はステップS1020に処理を進める。
ステップS1020では、複合機103のCPU301は、ステップS1019でコピー成功ではない、つまりコピー処理に失敗したと判定した場合、表示制御部405の機能によりお気入り情報コピー失敗画面を表示させて一連の処理を終了する。
ステップS1021では、複合機103のCPU301は、ステップS1019でコピー成功と判定された場合に、表示制御部405の機能により編集期間不可設定処理を行う。
ここで、図13を用いて編集不可期間設定処理について図13のフローチャートを用いて説明を行う。図13は、他のユーザにコピーさせるお気に入り情報を一定期間編集させない設定を受け付けるフローチャートである。
ステップS1301では、複合機103のCPU301は、コピーしたお気に入り情報に編集不可期間を設定するか否かの選択を受け付けるダイアログを表示制御部405の機能により表示させる。
ステップS1302では、複合機103のCPU301は、ステップS1301で表示した画面(不図示)より、編集不可期間の設定を受け付けたか否かを判定する。編集不可期間の設定を受け付けたと判定した場合はステップS1303に処理を進める。編集不可期間の設定を受け付けたと判定しなかった場合は一連の処理を終了する。
ステップS1303では、複合機103のCPU301は、操作部(不図示)308の操作画面より、編集を不可とする期間の入力を受け付ける。編集不可期間の設定はお気に入り情報事に設定可能である。
ステップS1304では、ステップS1303で入力を受け付けた期間の情報を管理サーバ102に送信する。
ステップS1305では、管理サーバ102のCPU301は、複合機103から送信された編集不可期間の情報を受信する。
ステップS1306では、管理サーバ102のCPU301は、ステップS1305で受信した編集不可期間の情報を記憶部402の機能により編集不可期間テーブル1400に登録する。
図14は、編集不可期間テーブル1400の一例を示す図である。編集不可期間テーブル1400は、お気に入り1402、編集不可期間1402を有する。お気に入り1402は、お気に入りとして割り振られた格納場所(フォルダ)を示す。お気に入り1401には複数の送信先を関連付けて格納することができる。編集不可期間1402は、お気に入り1401を編集することができない期間を示す。例えば、お気に入り1は1か月間編集不可となる。
ステップS1307では、管理サーバ102のCPU301は、表示制御部405の機能により、編集不可期間を設定した旨の通知をダイアログとして表示する。
以上により、編集不可期間設定処理についての説明を終了する。これにより、お気に入りに登録している送信先の変更や編集ができない状態のままでお気に入り情報のコピーを許可することが可能となる。
以上で、図10のPULL処理についての一連の流れの説明を終了する。この処理により、ユーザは他のユーザのお気に入り情報をコピーし、容易にお気に入り情報を登録することが可能となる。また、お気に入り情報のコピーの前にコピー元のユーザの許可を必要とするため、誤った情報の登録を抑止可能な効果を奏する。
次に、PUSH処理の一連の流れについて図12を用いて説明する。PUSH処理とは他のユーザに対して複合機103にログインしているユーザが登録しているお気に入り情報をコピーさせる処理を示す。
ステップS1201では、複合機103のCPU301は、複合機103にログインしているユーザのお気に入り情報をコピーさせたい他のユーザ(コピー先)の選択を受け付ける。
ステップS1202では、複合機103のCPU301は、コピーさせたいお気に入り情報、もしくはデータの送信先の選択を受け付ける。
ステップS1203では管理サーバ102のCPU301は、ステップS1202で選択を受け付けたお気に入り情報のコピーフラグを1に設定する。
ステップS1204では、複合機103のCPU301は、ステップS1202で選択を受け付けたお気に入り情報をステップS1201で選択を受け付けたユーザに即時コピーするか否かを判定する。即時コピーすると判定した場合はステップS1205に処理を進める。即時コピーすると判定しなかった場合はステップS1206に処理を進める。
ステップS1205では、複合機103のCPU301は、ステップS1201で選択を受け付けたコピー先のユーザ情報にコピー要求(リクエスト)を送信し(コピー要求送信)、コピー要求を送信した旨を操作部308で通知して一連の処理を終了する。コピー要求を受け取ったユーザがから、コピーを許可する情報を受信するまでお気に入り情報のコピー処理は待機する。
ステップS1206では、複合機103のCPU301は、表示制御部405の機能によりカード検知を受け付ける画面を表示させ、コピー先となるユーザのICカードを検知する。コピー先となるユーザはお気に入り情報を受信してコピーする場合はここでICカードを検知させる。
ステップS1207では、複合機103のCPU301は、ステップS1026で検知したICカードのユーザ情報を取得し、管理サーバ102に送信する。尚、ここではICカードの検知を受け付けたが、生体認証やキー入力などユーザ情報が識別できるものであればその方法や記録媒体を用いてもよい。
ステップS1208では、管理サーバ102のCPU301は、認証情報管理部401の機能によりステップS1201で選択を受け付けたユーザとステップS1206で取得したユーザのユーザIDが一致するか否かを判定する。一致する場合は、コピー要求を受信したユーザがお気に入り情報のコピーを許可したと判断する。選択を受け付けたユーザと検知したICカードのユーザとが一致したと判定した場合はステップS1210に処理を進める。選択を受け付けたユーザと検知したICカードのユーザとが一致したと判定しなかった場合はステップS1209に処理を進める。
ステップS1209では、管理サーバ102のCPU301は、コピー成功フラグを1に設定する。
ステップS1210では、管理サーバ102のCPU301は、ステップS1203でコピー対象フラグを1にしたお気に入り情報をステップS1201で選択を受け付けたユーザ(コピー先)のお気に入り情報としてコピーさせる。
ステップS1211では、管理サーバ102のCPU301は、コピーが成功したか否かを示すコピー成功フラグを0に設定する。
ステップS1212では、管理サーバ102のCPU301は、お気に入り情報に設定していたコピー対象フラグを0にする。これによりコピー処理を実行したことを示す。
ステップS1213では、管理サーバ102のCPU301は、コピー処理結果を複合機103に送信する。
ステップS1214では、複合機103のCPU301は、管理サーバ102からコピー処理結果を受信する。
ステップS1215では、複合機103のCPU301は、ステップS1214で受信したコピー処理結果を参照し、コピー成功フラグが0か否か、つまりお気に入り情報のコピー処理が成功したか否かを判定する。コピー成功フラグが0であり、コピー処理が成功したと判定された場合はステップS1217に処理を進める。コピー成功フラグが1であり、コピー処理が成功したと判定されなかった場合はステップS1216に処理を進める。
ステップS1216では、複合機103のCPU301は、表示制御部405の機能によりコピー失敗画面(不図示)を操作部308に表示して一連の処理を終了する。
ステップS1217では、複合機103のCPU301は、表示制御部405の機能によりコピー成功画面(不図示)を操作部308に表示する。
ステップS1218では、複合機103のCPU301は、編集不可期間設定処理により編集不可期間の設定を受け付ける。ステップS1218の処理は、図13の編集不可期間設定処理のフローチャートと同じ処理であるため説明を省略する。
以上により、他のユーザにお気に入り情報をコピーさせるPUSH処理についての一連の流れの説明を終了する。このPUSH処理により、業務の引継ぎなどでユーザが別のユーザのお気に入り情報をコピーし、設定すべきデータの送信先を容易に引き継ぐことが可能となる。また、コピーさせたいユーザ(コピー元)がコピーすべきお気に入り情報を指定してコピー処理を行うため、間違ったお気に入り情報を登録する可能性も低くなる。
以上、説明したように、本実施形態によれば、ユーザが登録すべきデータの送信先情報をコピー元の画像形成装置からコピー先の画像形成装置にコピーする際に誤って設定されることを抑制する効果を奏する。
本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラム若しくは記憶媒体等としての実施形態も可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用してもよいし、また、1つの機器からなる装置に適用してもよい。
なお、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを、システム或いは装置に直接、或いは遠隔から供給するものを含む。そして、そのシステム或いは装置のコンピュータが前記供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合も本発明に含まれる。
したがって、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、前記コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等の形態であってもよい。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RWなどがある。また、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,DVD−R)などもある。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続する。そして、前記ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、若しくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。
また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明に含まれるものである。 また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせる。そして、ダウンロードした鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される。その他、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。その後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
なお、前述した実施形態は、本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。即ち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
101 ネットワーク
102 管理サーバ
103 複合機
201 CPU
202 ROM
203 RAM
208 通信I/Fコントローラ
211 外部メモリ
301 CPU
302 ROM
303 RAM
305 NetworkI/F
308 操作部
102 管理サーバ
103 複合機
201 CPU
202 ROM
203 RAM
208 通信I/Fコントローラ
211 外部メモリ
301 CPU
302 ROM
303 RAM
305 NetworkI/F
308 操作部
Claims (6)
- データを送信可能な情報処理システムであって、
データの送信先を示す第一の送信先情報をユーザ情報と対応付けて登録する登録手段と、
前記登録手段で登録された前記第一の送信先情報と同一の送信先情報を登録している他のユーザのユーザ情報を特定する特定手段と、
前記特定手段で特定したユーザ情報に対応づけられた第二の送信先情報を取得する取得手段と、
前記特定手段で特定したユーザ情報と、前記取得手段で取得した第二の送信先情報を通知する通知手段と、
を有することを特徴とする情報処理システム。 - 前記情報処理システムは、
前記取得手段で取得した前記第二の送信先情報をコピーするコピー手段を、さらに備え、
前記登録手段は、前記コピー手段でコピーした前記第二の送信先情報をユーザ情報と対応付けて登録することを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。 - 前記情報処理システムは、
前記通知手段で通知されたユーザ情報に前記第二の送信先情報をコピーするコピー要求を送信するコピー要求送信手段、を更に備え、
前記コピー要求送信手段で送信したコピー要求が許可された場合には前記第二の送信先情報がコピーされ、コピー要求が許可されなかった場合には前記第二の送信先情報がコピーされないことを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理システム。 - 前記情報処理システムは、
前記送信先情報の編集を受け付けない期間を設定する設定手段を更に備え、
前記設定手段で前記第二の送信先情報に編集を受け付けない期間が設定されていた場合には、所定の期間が経過するまで前記第二の送信先情報の編集を受け付けないことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理システム。 - データを送信可能な情報処理システムの制御方法であって、
データの送信先を示す第一の送信先情報をユーザ情報と対応付けて登録する登録ステップと、
前記登録ステップで登録された前記第一の送信先情報と同一の送信先情報を登録している他のユーザのユーザ情報を特定する特定ステップと、
前記特定ステップで特定したユーザ情報に対応づけられた第二の送信先情報を取得する取得ステップと、
前記特定ステップで特定したユーザ情報と、前記取得ステップで取得した第二の送信先情報を通知する通知ステップと、
を有することを特徴とする情報処理システムの制御方法。 - データを送信可能な情報処理システムとして機能させるプログラムであって、
前記情報処理システムを、
データの送信先を示す第一の送信先情報をユーザ情報と対応付けて登録する登録手段と、
前記登録手段で登録された前記第一の送信先情報と同一の送信先情報を登録している他のユーザのユーザ情報を特定する特定手段と、
前記特定手段で特定したユーザ情報に対応づけられた第二の送信先情報を取得する取得手段と、
前記特定手段で特定したユーザ情報と、前記取得手段で取得した第二の送信先情報を通知する通知手段
として機能させることを特徴とするプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017129032A JP2019012948A (ja) | 2017-06-30 | 2017-06-30 | 情報処理システム、その制御方法、及びプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017129032A JP2019012948A (ja) | 2017-06-30 | 2017-06-30 | 情報処理システム、その制御方法、及びプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019012948A true JP2019012948A (ja) | 2019-01-24 |
Family
ID=65227047
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017129032A Pending JP2019012948A (ja) | 2017-06-30 | 2017-06-30 | 情報処理システム、その制御方法、及びプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2019012948A (ja) |
-
2017
- 2017-06-30 JP JP2017129032A patent/JP2019012948A/ja active Pending
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