JP6425791B2 - 画像処理装置、画像処理装置の制御方法 - Google Patents
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Description
本発明は、画像処理装置、画像処理装置の制御方法に関する。
画像読み取り装置、印刷装置、通信装置を備え、コピー、プリント、スキャンした画像の送信等の画像処理アプリケーションを持つMFP(Multi Function Peripheral)が知られている。また、近年のセキュリティー意識の向上から多くのMFPはユーザー認証を行なう機能を備えている。このようなMFPでは、タッチパネルを介して認証情報としてユーザー名、パスワードの入力を受け付けたり、カード認証機能を利用し、カードから認証情報を読み取ることで認証情報を取得したりしている。しかし、MFP上のタッチパネルからユーザー名やパスワード等を入力することや、カード認証機能を導入することは、すぐにMFPを利用したいユーザーにとってコスト面や操作性の面で手間となっている。また、厳格なセキュリティー性を求めないため認証機能を導入していないが、認証機能を導入していないことでMFPのパーソナライズ機能が使えず、利便性を損なっているユーザーもいる。
ユーザー操作の手間を削減し、簡単にパーソナライズ機能を利用できる手段として、ユーザーに紐付くアイコン画像をMFPの画面上に表示し、ユーザーは表示されている自身のアイコン画像を選択するだけでよいMFPが存在する(特許文献1)。
ユーザー操作の手間を削減し、簡単にパーソナライズ機能を利用できる手段として、ユーザーに紐付くアイコン画像をMFPの画面上に表示し、ユーザーは表示されている自身のアイコン画像を選択するだけでよいMFPが存在する(特許文献1)。
しかし、特許文献1の技術では、MFPユーザー識別用のユーザーIDに、PCから印刷指示した印刷データ内に付加されているジョブオーナー名とコンピューター名とを使用し、ユーザーを自動登録している。しかしながら、ユーザーのオフィス環境は様々で、小さなオフィス環境においてはPCへのユーザー認証にドメインを利用せず、ローカル認証をしている場合もある。逆に大きなオフィス環境においては、PCへのユーザー認証にドメインを利用することが考えられる。更に、同一オフィス内で、1人のユーザーが複数のPCを所有し、ドメインを利用したユーザー認証を行ってPCにログインしている環境もある。
そこで、本発明の画像処理装置は、ドメイン認証のできる外部装置と通信可能な画像処理装置であって格納部に印刷データを格納可能な画像処理装置において、前記外部装置から送信された印刷データであってユーザ名の情報とドメイン名の情報と外部装置名の情報とを備える印刷データを取得し、前記ユーザ名と前記ドメイン名とが含まれ且つ前記外部装置名が含まれないユーザ識別情報を生成する手段と、前記生成されたユーザ識別情報に関連付けて前記格納部に格納される印刷データを管理する手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、印刷データの投入者情報に応じて生成するユーザー識別情報を切り替え、ユーザー識別情報を登録するので、ネットワークシステムの環境に応じて適切なユーザー識別情報を登録することができる。
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
(第1の実施形態)
<システム構成>
図1は、印刷システムのシステム構成の一例を示す図である。
図1に示されるように、印刷システムでは、MFP101とPC102とがLAN100を介して通信可能に接続されている。PC102からMFP101に対してプリントジョブが送信される。MFP101はPC102から受信したプリントジョブを溜め置いてから印刷する機能を少なくとも有する。プリントジョブは印刷ジョブの一例である。PC102は、情報処理装置の一例を示す図である。
<システム構成>
図1は、印刷システムのシステム構成の一例を示す図である。
図1に示されるように、印刷システムでは、MFP101とPC102とがLAN100を介して通信可能に接続されている。PC102からMFP101に対してプリントジョブが送信される。MFP101はPC102から受信したプリントジョブを溜め置いてから印刷する機能を少なくとも有する。プリントジョブは印刷ジョブの一例である。PC102は、情報処理装置の一例を示す図である。
<ハードウェア構成>
図2は、MFP101のハードウェア構成の一例を示す図である。
図2において、コントローラユニット216は、画像入力デバイスとして機能するスキャナ214や、画像出力デバイスとして機能するプリンタ212と接続されている。一方、コントローラユニット216は、LANや公衆回線(WAN)(例えば、PSTN又はISDN等)と接続することで、画像データやデバイス情報の入出力も行う。
コントローラユニット216において、CPU201は、システム全体を制御するプロセッサーである。RAM202は、CPU201が動作するためのシステムネットワークメモリであり、プログラムを記録するためのプログラムメモリや、画像データを一時記録するための画像メモリでもある。CPU201がROM203又はHDD204に記憶されているプログラムに基づいて処理を実行することによって、後述するMFP101のソフトウェア構成やフローチャートの処理が実現される。
ROM203は、システムのブートプログラムや各種制御プログラムが格納されている。ハードディスクドライブ(HDD)204は、システムを制御するための各種プログラム、画像データ、ユーザー認証・識別に必要なユーザー情報等を格納する。
操作部インタフェース(操作部I/F)207は、操作部(UI)208とのインタフェース部であり、操作部208に表示する画像データを操作部208に対して出力する。
図2は、MFP101のハードウェア構成の一例を示す図である。
図2において、コントローラユニット216は、画像入力デバイスとして機能するスキャナ214や、画像出力デバイスとして機能するプリンタ212と接続されている。一方、コントローラユニット216は、LANや公衆回線(WAN)(例えば、PSTN又はISDN等)と接続することで、画像データやデバイス情報の入出力も行う。
コントローラユニット216において、CPU201は、システム全体を制御するプロセッサーである。RAM202は、CPU201が動作するためのシステムネットワークメモリであり、プログラムを記録するためのプログラムメモリや、画像データを一時記録するための画像メモリでもある。CPU201がROM203又はHDD204に記憶されているプログラムに基づいて処理を実行することによって、後述するMFP101のソフトウェア構成やフローチャートの処理が実現される。
ROM203は、システムのブートプログラムや各種制御プログラムが格納されている。ハードディスクドライブ(HDD)204は、システムを制御するための各種プログラム、画像データ、ユーザー認証・識別に必要なユーザー情報等を格納する。
操作部インタフェース(操作部I/F)207は、操作部(UI)208とのインタフェース部であり、操作部208に表示する画像データを操作部208に対して出力する。
また、操作部I/F207は、操作部208から本システム使用者が入力した情報(例えば、ユーザ情報等)をCPU201に伝える役割をする。なお、操作部208は、タッチパネルを有する表示部を備える。ユーザーは、表示部に表示されたボタンを、押下(指等でタッチ)することにより、各種指示を行うことができる。
ネットワークインタフェース(Network I/F)205は、ネットワーク(LAN)に接続し、データの入出力を行う。モデム(MODEM)206は、公衆回線に接続し、FAXの送受信等のデータの入出力を行う。
外部インタフェース(外部I/F)218は、USB、IEEE1394、プリンタポート、RS−232C等の外部入力を受け付け、例えば認証で必要となるICカードの読み取り用のカードリーダ219が接続される。そして、CPU201は、この外部I/F218を介してカードリーダ219によるICカードからの情報読み取りを制御し、ICカードから読み取られた情報を取得することができる。以上のデバイスがシステムバス209上に配置される。
ネットワークインタフェース(Network I/F)205は、ネットワーク(LAN)に接続し、データの入出力を行う。モデム(MODEM)206は、公衆回線に接続し、FAXの送受信等のデータの入出力を行う。
外部インタフェース(外部I/F)218は、USB、IEEE1394、プリンタポート、RS−232C等の外部入力を受け付け、例えば認証で必要となるICカードの読み取り用のカードリーダ219が接続される。そして、CPU201は、この外部I/F218を介してカードリーダ219によるICカードからの情報読み取りを制御し、ICカードから読み取られた情報を取得することができる。以上のデバイスがシステムバス209上に配置される。
イメージバスインタフェース(IMAGE BUS I/F)220は、システムバス209と画像データを高速で転送する画像バス215とを接続し、データ構造を変換するバスブリッジである。画像バス215は、PCIバス又はIEEE1394で構成される。画像バス215上には以下のデバイスが配置される。
ラスタイメージプロセッサ(RIP)210は、例えば、PDLコード等のベクトルデータをビットマップイメージに展開する。プリンタインタフェース(プリンタI/F)211は、プリンタ212とコントローラユニット216とを接続し、画像データの同期系/非同期系の変換を行う。また、スキャナインタフェース(スキャナI/F)213は、スキャナ214とコントローラユニット216とを接続し、画像データの同期系/非同期系の変換を行う。
画像処理部217は、入力画像データに対し補正、加工、編集を行う等、プリント出力画像データに対して、プリンタの補正、解像度変換等を行う。また、これに加えて、画像処理部217は、画像データの回転や、多値画像データに対してはJPEG、2値画像データはJBIG、MMR、MH等の圧縮伸張処理を行う。
ラスタイメージプロセッサ(RIP)210は、例えば、PDLコード等のベクトルデータをビットマップイメージに展開する。プリンタインタフェース(プリンタI/F)211は、プリンタ212とコントローラユニット216とを接続し、画像データの同期系/非同期系の変換を行う。また、スキャナインタフェース(スキャナI/F)213は、スキャナ214とコントローラユニット216とを接続し、画像データの同期系/非同期系の変換を行う。
画像処理部217は、入力画像データに対し補正、加工、編集を行う等、プリント出力画像データに対して、プリンタの補正、解像度変換等を行う。また、これに加えて、画像処理部217は、画像データの回転や、多値画像データに対してはJPEG、2値画像データはJBIG、MMR、MH等の圧縮伸張処理を行う。
スキャナ214は、原稿となる紙上の画像を照明し、CCDラインセンサで走査することで、ラスタイメージデータとして電気信号に変換する。原稿用紙が原稿フィーダのトレイにセットされ、装置使用者が操作部208から読み取り起動指示することにより、CPU201がスキャナ214に指示を与え、フィーダは原稿用紙を1枚ずつフィードし、原稿画像の読み取り動作を行う。
プリンタ212は、ラスタイメージデータを用紙上の画像に変換する部分であり、その方式は感光体ドラムや感光体ベルトを用いた電子写真方式、微少ノズルアレイからインクを吐出して用紙上に直接画像を印字するインクジェット方式等がある。プリント動作の起動は、CPU201からの指示によって開始される。なお、プリンタ212には、異なる用紙サイズ又は異なる用紙向きを選択できるように複数の給紙段を持ち、それに対応した用紙カセットがある。
操作部208は、LCD表示部を有し、LCD上にタッチパネルシートが貼られており、システムの操作画面を表示すると共に、表示してあるキーが押されるとその位置情報を操作部I/F207を介してCPU201に伝える。また、操作部208は、各種操作キーとして、例えば、スタートキー、ストップキー、IDキー、リセットキー等を備える。
カードリーダ219は、CPU201からの制御により、ICカード内に記憶されている情報を読み取り、読み取った情報を外部I/F218を介してCPU201へ通知する。
プリンタ212は、ラスタイメージデータを用紙上の画像に変換する部分であり、その方式は感光体ドラムや感光体ベルトを用いた電子写真方式、微少ノズルアレイからインクを吐出して用紙上に直接画像を印字するインクジェット方式等がある。プリント動作の起動は、CPU201からの指示によって開始される。なお、プリンタ212には、異なる用紙サイズ又は異なる用紙向きを選択できるように複数の給紙段を持ち、それに対応した用紙カセットがある。
操作部208は、LCD表示部を有し、LCD上にタッチパネルシートが貼られており、システムの操作画面を表示すると共に、表示してあるキーが押されるとその位置情報を操作部I/F207を介してCPU201に伝える。また、操作部208は、各種操作キーとして、例えば、スタートキー、ストップキー、IDキー、リセットキー等を備える。
カードリーダ219は、CPU201からの制御により、ICカード内に記憶されている情報を読み取り、読み取った情報を外部I/F218を介してCPU201へ通知する。
以上のような構成によって、MFP101は、スキャナ214から読み込んだ画像データをLAN100上に送信したり、LAN100を介して受信した印刷データをプリンタ212により印刷出力したりすることができる。
また、MFP101は、スキャナ214から読み込んだ画像データをモデム206により、公衆回線上にFAX送信したり、公衆回線からFAX受信した画像データをプリンタ212により出力したりすることができる。
また、MFP101は、スキャナ214から読み込んだ画像データをモデム206により、公衆回線上にFAX送信したり、公衆回線からFAX受信した画像データをプリンタ212により出力したりすることができる。
<ソフトウェア構成>
図3は、MFP101のソフトウェア構成の一例を示す図である。
画面表示管理部301は、操作部208に何を表示するかを制御する。
アプリケーション選択メニュー302は、ユーザーにアプリケーションを選択させるメニュー画面を操作部208等に提供する。
図4は、メニュー画面の一例を示す図である。この画面例では、"コピー"401、"パーソナルプリント"402、"スキャンして送信"403の3つのアプリケーションと設定管理部313等で管理される設定メニューへの入口となる"設定・登録"404とのボタンが存在する。
図4のメニュー画面400においてパーソナルプリント402が押下されると、図5に示すようなユーザー選択画面1100が操作部208に表示される。ユーザー選択画面1100にはユーザー登録されているユーザーのアイコンが表示される。
図3は、MFP101のソフトウェア構成の一例を示す図である。
画面表示管理部301は、操作部208に何を表示するかを制御する。
アプリケーション選択メニュー302は、ユーザーにアプリケーションを選択させるメニュー画面を操作部208等に提供する。
図4は、メニュー画面の一例を示す図である。この画面例では、"コピー"401、"パーソナルプリント"402、"スキャンして送信"403の3つのアプリケーションと設定管理部313等で管理される設定メニューへの入口となる"設定・登録"404とのボタンが存在する。
図4のメニュー画面400においてパーソナルプリント402が押下されると、図5に示すようなユーザー選択画面1100が操作部208に表示される。ユーザー選択画面1100にはユーザー登録されているユーザーのアイコンが表示される。
図5は、ユーザー選択画面の一例を示す図である。
図5において、ユーザーは自分のユーザーアイコン(例えば、ユーザーアイコン1102)を押下する。すると、図6に示すような前記ユーザーのプリントジョブの一覧画面が表示される。ここでユーザーアイコンとは、ユーザーを図や絵柄等で表わしたものである。ユーザーは、自身のユーザーアイコンを選択することによって、MFP101のパーソナライズ機能を操作性よく活用することができる。ユーザーアイコンは、ユーザーオブジェクトの一例である。
図6は、プリントジョブの一覧画面の一例を示す図である。
図6のプリントジョブの一覧画面においては、ユーザー名1201"UserA D"に紐づいてジョブ管理部306に保管されているプリントジョブの一覧であるジョブリスト1202が示されている。ユーザーはプリントジョブの印刷を行う際、ジョブリスト1202から任意の文書を選び印刷開始ボタン1205を押下してプリントジョブを出力するよう指示することができる。又は、ユーザーは任意のプリントジョブを選択した後、削除ボタン1204を押下して任意のプリントジョブをジョブ管理部306から削除するよう指示することもできる。プリントジョブの選択では一つ一つのプリントジョブを押下して選択することもできるし、全選択ボタン1203を押下し、全プリントジョブをまとめて選択することもできる。
図6に示すようなプリントジョブの一覧画面を表示する処理は、プリントジョブの一覧を表示する表示制御の処理の一例である。
図5において、ユーザーは自分のユーザーアイコン(例えば、ユーザーアイコン1102)を押下する。すると、図6に示すような前記ユーザーのプリントジョブの一覧画面が表示される。ここでユーザーアイコンとは、ユーザーを図や絵柄等で表わしたものである。ユーザーは、自身のユーザーアイコンを選択することによって、MFP101のパーソナライズ機能を操作性よく活用することができる。ユーザーアイコンは、ユーザーオブジェクトの一例である。
図6は、プリントジョブの一覧画面の一例を示す図である。
図6のプリントジョブの一覧画面においては、ユーザー名1201"UserA D"に紐づいてジョブ管理部306に保管されているプリントジョブの一覧であるジョブリスト1202が示されている。ユーザーはプリントジョブの印刷を行う際、ジョブリスト1202から任意の文書を選び印刷開始ボタン1205を押下してプリントジョブを出力するよう指示することができる。又は、ユーザーは任意のプリントジョブを選択した後、削除ボタン1204を押下して任意のプリントジョブをジョブ管理部306から削除するよう指示することもできる。プリントジョブの選択では一つ一つのプリントジョブを押下して選択することもできるし、全選択ボタン1203を押下し、全プリントジョブをまとめて選択することもできる。
図6に示すようなプリントジョブの一覧画面を表示する処理は、プリントジョブの一覧を表示する表示制御の処理の一例である。
コピー303、パーソナルプリント304、スキャンして送信305は、MFP101で動作するアプリケーションの例である。コピー303は、所謂コピーを行うものである。パーソナルプリント304は、PC102から投入されたプリントジョブを溜め置いて、ログインしたユーザーの投入したプリントジョブのリストを表示し、ユーザーに内容を確認させて印刷するアプリケーションである。パーソナルプリント304は以下で構成される。ジョブ管理部306とプリントジョブのヘッダー情報を解析するジョブデータ解析部307とプリントジョブのヘッダーから必要情報を組み合わせてユーザー識別IDを生成し、プリントジョブと紐づけるジョブデータ管理部308とである。ユーザー識別IDは、ユーザー識別情報の一例である。
スキャンして送信305は、スキャナ214によりスキャンされた画像をメール等で外部に送信するアプリケーションである。
スキャンして送信305は、スキャナ214によりスキャンされた画像をメール等で外部に送信するアプリケーションである。
ユーザー認証・識別部309は、ユーザー識別ID登録機能が実現される部分であり、認証手段管理部310とユーザー管理部311とアプリケーション管理部312とから構成される。
認証手段管理部310は、『ユーザー認証を適用しない』、『デバイス利用時に必ず認証を要求する(デバイス認証)』、『認証が必要なアプリケーションが選択されたときに認証を要求する(機能選択時認証)』の何れでMFP101が動作するか等を管理する。本実施形態を含む以下で示す実施形態は『ユーザー認証を適用しない』(ユーザー識別は行う)の動作時に有効な処理である。
ユーザー管理部311は、MFP101を利用するユーザーの識別ID、UI上での表示名称、電子メールアドレス、部署名等のユーザーに紐づく属性を管理する。本実施形態を含む以下で示す実施形態のユーザー識別ID生成方法で生成されたユーザー情報はユーザー管理部311で管理される。
アプリケーション管理部312は、認証手段管理部310で機能選択時認証が設定されている場合に、ユーザー認証・識別が必要なアプリケーションをリストで管理する。
認証手段管理部310は、『ユーザー認証を適用しない』、『デバイス利用時に必ず認証を要求する(デバイス認証)』、『認証が必要なアプリケーションが選択されたときに認証を要求する(機能選択時認証)』の何れでMFP101が動作するか等を管理する。本実施形態を含む以下で示す実施形態は『ユーザー認証を適用しない』(ユーザー識別は行う)の動作時に有効な処理である。
ユーザー管理部311は、MFP101を利用するユーザーの識別ID、UI上での表示名称、電子メールアドレス、部署名等のユーザーに紐づく属性を管理する。本実施形態を含む以下で示す実施形態のユーザー識別ID生成方法で生成されたユーザー情報はユーザー管理部311で管理される。
アプリケーション管理部312は、認証手段管理部310で機能選択時認証が設定されている場合に、ユーザー認証・識別が必要なアプリケーションをリストで管理する。
図7は、アプリケーション管理部312が管理するリストの一例を示す図である。
リストによれば、"パーソナルプリント""スキャンして送信"、"設定・登録"を利用する際にユーザーの認証・識別が必要で、"コピー"を利用する際には必要ないことが分かる。認証機能を有効にしている際はユーザー認証が必要となるが、認証機能が無効の場合はユーザー識別のみが行われる。
設定管理部313は、MFP101に関わる設定を一元的に管理する。
リストによれば、"パーソナルプリント""スキャンして送信"、"設定・登録"を利用する際にユーザーの認証・識別が必要で、"コピー"を利用する際には必要ないことが分かる。認証機能を有効にしている際はユーザー認証が必要となるが、認証機能が無効の場合はユーザー識別のみが行われる。
設定管理部313は、MFP101に関わる設定を一元的に管理する。
<ユーザー自動登録方法>
図8は、ユーザー識別IDの生成を行うユーザー自動登録の流れを示す図である。パーソナルプリント304が受信したプリントジョブに付加された投入者情報(ジョブオーナー情報)からユーザー識別IDを生成する。ユーザー管理部311は生成されたユーザー識別IDを登録する。
図8は、ユーザー識別IDの生成を行うユーザー自動登録の流れを示す図である。パーソナルプリント304が受信したプリントジョブに付加された投入者情報(ジョブオーナー情報)からユーザー識別IDを生成する。ユーザー管理部311は生成されたユーザー識別IDを登録する。
<ユーザー識別ID生成方法>
図9は、図8で示したPC102がMFP101に投入するプリントジョブ中のデータ構成等の一例を示す図である。
図9(a)に示されるようにパーソナルプリントジョブ600はヘッダー情報601と実データであるジョブデータ602とで構成されている。ヘッダー情報601の属性値は図9(b)に示すようにプリンタードライバーがPC102のOSから取得した情報であり、"オーナー名"、"ドメイン名"、"コンピューター名"、"Job名"、"日付"等である。ヘッダー情報601には上記に挙げた以外の情報を含んでいてもよい。図9(b)ではMFPにパーソナルプリントジョブを投入したユーザーがドメイン認証でログインしたPCからプリントジョブを送付した例を示している。図9(b)よりオーナー名"UserA"、ドメイン名"D"、コンピューター名"PCA"、投げたジョブ名"test.txt"、日付"20140530"であることが分かる。
コンピューター名は、情報処理装置名の一例である。
図9(b)に対し、図9(c)はローカルログインしたPCからプリントジョブを送信した場合のヘッダー情報601の属性値の一例を示している。図9(c)の例ではドメインの値が""空となっているのが分かる。
MFP101は、ヘッダー情報601に含まれる"オーナー名"、"ドメイン名"、"コンピューター名"を利用し、以下に示すパターンで組み合わせてユーザー識別IDを生成し、MFP101のユーザー管理部311に保管する。
図9は、図8で示したPC102がMFP101に投入するプリントジョブ中のデータ構成等の一例を示す図である。
図9(a)に示されるようにパーソナルプリントジョブ600はヘッダー情報601と実データであるジョブデータ602とで構成されている。ヘッダー情報601の属性値は図9(b)に示すようにプリンタードライバーがPC102のOSから取得した情報であり、"オーナー名"、"ドメイン名"、"コンピューター名"、"Job名"、"日付"等である。ヘッダー情報601には上記に挙げた以外の情報を含んでいてもよい。図9(b)ではMFPにパーソナルプリントジョブを投入したユーザーがドメイン認証でログインしたPCからプリントジョブを送付した例を示している。図9(b)よりオーナー名"UserA"、ドメイン名"D"、コンピューター名"PCA"、投げたジョブ名"test.txt"、日付"20140530"であることが分かる。
コンピューター名は、情報処理装置名の一例である。
図9(b)に対し、図9(c)はローカルログインしたPCからプリントジョブを送信した場合のヘッダー情報601の属性値の一例を示している。図9(c)の例ではドメインの値が""空となっているのが分かる。
MFP101は、ヘッダー情報601に含まれる"オーナー名"、"ドメイン名"、"コンピューター名"を利用し、以下に示すパターンで組み合わせてユーザー識別IDを生成し、MFP101のユーザー管理部311に保管する。
図10は、ヘッダー情報601から生成するユーザー識別IDの生成パターンの一例を示した図である。
MFP101は、ヘッダー情報601に含まれる"オーナー名"、"ドメイン名"、"コンピューター名"を利用し、3つの情報が全て存在する場合は、オーナー名とドメイン名とを組み合わせた値701をユーザー識別IDとして生成する。値701は図9(b)の場合のユーザー識別IDの値である。
MFP101は、ヘッダー情報601にドメイン名がない場合は、オーナー名とコンピューター名とを組み合わせた値702をユーザー識別IDとして生成する。値702は図9(c)の場合のユーザー識別IDの値である。
MFP101は、ヘッダー情報601にオーナー名しかない場合は、オーナー名だけの値703をユーザー識別IDとして生成する。
MFP101は、コンピューター名だけがない場合は、オーナー名とドメイン名とを組み合わせた値704をユーザー識別IDとして生成する。
MFP101は、オーナー名がない場合は、オーナーが特定できないため、GuestユーザーとしてGuest(値705)をユーザー識別IDとして生成する。
MFP101は、ヘッダー情報601に含まれる"オーナー名"、"ドメイン名"、"コンピューター名"を利用し、3つの情報が全て存在する場合は、オーナー名とドメイン名とを組み合わせた値701をユーザー識別IDとして生成する。値701は図9(b)の場合のユーザー識別IDの値である。
MFP101は、ヘッダー情報601にドメイン名がない場合は、オーナー名とコンピューター名とを組み合わせた値702をユーザー識別IDとして生成する。値702は図9(c)の場合のユーザー識別IDの値である。
MFP101は、ヘッダー情報601にオーナー名しかない場合は、オーナー名だけの値703をユーザー識別IDとして生成する。
MFP101は、コンピューター名だけがない場合は、オーナー名とドメイン名とを組み合わせた値704をユーザー識別IDとして生成する。
MFP101は、オーナー名がない場合は、オーナーが特定できないため、GuestユーザーとしてGuest(値705)をユーザー識別IDとして生成する。
コンピューター名がない場合とは、例えばLPRコマンドからのジョブ送信等、プリンタードライバーを利用せずにプリントジョブをMFPに投入した場合等が考えられる。
ユーザー識別IDを自動生成する場合、MFP101は、各情報の組み合わせの間に「@」を入力する。「@」は操作部208から入力が禁止されている文字であり、自動登録されたユーザー識別IDか、手動登録されたユーザー識別IDかを区別することが可能となる。よって上記の条件を満たせばMFP101は、組合せの間に入れる情報として「@」以外の文字等を利用してもよい。
また、MFP101は、オーナー名しかなかった場合(値703)とオーナー名がない場合(値705)とでは1つの情報からユーザー識別IDを生成しているため「@」を使用していない。しかし、手動登録されたユーザー識別IDと区別するため、MFP101は、自動登録の際は例え1つの情報からユーザー識別IDを生成した場合でも例えば"UserA@"、"Guest@"のように禁止文字を付加するようにしてもよい。
生成されたユーザー識別ID700はユーザー管理部311によってHDD204等に保管される。
ユーザー識別IDを自動生成する場合、MFP101は、各情報の組み合わせの間に「@」を入力する。「@」は操作部208から入力が禁止されている文字であり、自動登録されたユーザー識別IDか、手動登録されたユーザー識別IDかを区別することが可能となる。よって上記の条件を満たせばMFP101は、組合せの間に入れる情報として「@」以外の文字等を利用してもよい。
また、MFP101は、オーナー名しかなかった場合(値703)とオーナー名がない場合(値705)とでは1つの情報からユーザー識別IDを生成しているため「@」を使用していない。しかし、手動登録されたユーザー識別IDと区別するため、MFP101は、自動登録の際は例え1つの情報からユーザー識別IDを生成した場合でも例えば"UserA@"、"Guest@"のように禁止文字を付加するようにしてもよい。
生成されたユーザー識別ID700はユーザー管理部311によってHDD204等に保管される。
上述したように本実施形態では、MFP101は、受信したプリントジョブのヘッダー情報から第一にオーナー名、第二にドメイン名、第三にコンピューター名という優先順位を付け上位2個の情報を組み合わせてユーザー識別IDを生成している。これによって、同一ドメインを利用した複数PCにユーザー認証を行ってログインしているユーザーは、どのPCからプリントジョブを送信してもMFP内では同一ユーザーからのプリントジョブとして管理される。したがって、ユーザーによるMFP上でプリントジョブの検索性が高くなる。
図11は、ユーザー管理部311で保管しているユーザー情報の一例を示す図である。
生成されたユーザー識別IDはユーザー管理部311内でユーザー情報800を識別する情報(ユーザー識別ID801)として保管される。例えば、値701のユーザー識別ID"UserA@D"は図11中のユーザー識別ID806のように保管される。
ユーザー情報800ではユーザー識別ID801以外に、操作部208にユーザーアイコンとして表示するユーザー名802や、カード認証機能を備えている場合はカードID803が含まれる。また、ユーザー情報800にはその他、ユーザーのメールアドレス804、部署名805等、ユーザー識別ID801に紐づく情報が含まれる。
ユーザー名802はユーザー識別IDから「@」を除き改行した値となっている。但し、このことは本実施の形態を制限するものではなく、ユーザー名802、ユーザー識別IDと同一であっても、「@」を抜いてスペースを入れる等、その他の方法で作成されたものであってもよい。
ユーザー情報800のユーザー識別ID以外の情報はユーザーが操作部208を操作してメニュー画面400等を介して手動で登録、編集することもできる。ユーザー識別ID801は、ユーザー情報800内において情報の一意性を担保するためにユーザーが手動で登録、編集することができない情報である。またユーザー情報800でユーザー認証用のPW(パスワード)やICカード認証用のカードID803をユーザー識別IDと関連づけて管理することでユーザー認証機能を有効とした際のユーザー情報の連携を行うこともできる。
生成されたユーザー識別IDはユーザー管理部311内でユーザー情報800を識別する情報(ユーザー識別ID801)として保管される。例えば、値701のユーザー識別ID"UserA@D"は図11中のユーザー識別ID806のように保管される。
ユーザー情報800ではユーザー識別ID801以外に、操作部208にユーザーアイコンとして表示するユーザー名802や、カード認証機能を備えている場合はカードID803が含まれる。また、ユーザー情報800にはその他、ユーザーのメールアドレス804、部署名805等、ユーザー識別ID801に紐づく情報が含まれる。
ユーザー名802はユーザー識別IDから「@」を除き改行した値となっている。但し、このことは本実施の形態を制限するものではなく、ユーザー名802、ユーザー識別IDと同一であっても、「@」を抜いてスペースを入れる等、その他の方法で作成されたものであってもよい。
ユーザー情報800のユーザー識別ID以外の情報はユーザーが操作部208を操作してメニュー画面400等を介して手動で登録、編集することもできる。ユーザー識別ID801は、ユーザー情報800内において情報の一意性を担保するためにユーザーが手動で登録、編集することができない情報である。またユーザー情報800でユーザー認証用のPW(パスワード)やICカード認証用のカードID803をユーザー識別IDと関連づけて管理することでユーザー認証機能を有効とした際のユーザー情報の連携を行うこともできる。
図12は、MFPがPCから取得したプリントジョブ中のヘッダー情報601からユーザー識別IDを生成しユーザー管理部311にユーザー登録する又はユーザー管理部311に既存か否かを判断しプリントジョブを保管する情報処理を示すフローチャートである。
S901において、PC102のプリンタードライバーは、ユーザーからパーソナルプリントの指示を受け付ける。
S902において、プリンタードライバーは、パーソナルプリントジョブ600の生成、送信を行う。パーソナルプリントジョブ600は、ユーザー情報(又はジョブを投入する投入者情報)を含むヘッダー情報601とジョブデータ602とで構成されている。
S903において、MFP101のパーソナルプリント304のジョブ管理部306は、パーソナルプリントジョブを受信し、保存する。
S904において、ジョブ管理部306は、パーソナルプリントジョブ600からヘッダー情報601を取得し、解析する。
S905において、ユーザー管理部311は、解析の結果に応じて、ユーザー登録処理を行う。ユーザー登録処理の詳細は後述する図13に示す。
S906において、ジョブ管理部306は、生成されたユーザー識別IDとジョブデータ602とを紐づけて(関連付けて)保管し、図12に示す処理を終了する。
S901において、PC102のプリンタードライバーは、ユーザーからパーソナルプリントの指示を受け付ける。
S902において、プリンタードライバーは、パーソナルプリントジョブ600の生成、送信を行う。パーソナルプリントジョブ600は、ユーザー情報(又はジョブを投入する投入者情報)を含むヘッダー情報601とジョブデータ602とで構成されている。
S903において、MFP101のパーソナルプリント304のジョブ管理部306は、パーソナルプリントジョブを受信し、保存する。
S904において、ジョブ管理部306は、パーソナルプリントジョブ600からヘッダー情報601を取得し、解析する。
S905において、ユーザー管理部311は、解析の結果に応じて、ユーザー登録処理を行う。ユーザー登録処理の詳細は後述する図13に示す。
S906において、ジョブ管理部306は、生成されたユーザー識別IDとジョブデータ602とを紐づけて(関連付けて)保管し、図12に示す処理を終了する。
図13は、ユーザー登録処理の一例を示すフローチャートである。
S1001において、ユーザー管理部311は、ジョブ管理部306からヘッダー情報601の解析結果を取得する。
S1002において、ユーザー管理部311は、解析結果に基づき、ヘッダー情報601にオーナー名があるか否かを判定する。ユーザー管理部311は、ヘッダー情報601にオーナー名がある場合、S1003に進み、ヘッダー情報601にオーナー名がない場合、S1011に進む。
S1003において、ユーザー管理部311は、解析結果に基づき、ヘッダー情報601にドメイン名があるか否かを判定する。ユーザー管理部311は、ヘッダー情報601にドメイン名がある場合、S1004に進み、ヘッダー情報601にドメイン名がない場合、S1008に進む。
S1004において、ユーザー管理部311は、ユーザー識別ID="オーナー名@ドメイン名"(値701や値704等)を生成する。
S1001において、ユーザー管理部311は、ジョブ管理部306からヘッダー情報601の解析結果を取得する。
S1002において、ユーザー管理部311は、解析結果に基づき、ヘッダー情報601にオーナー名があるか否かを判定する。ユーザー管理部311は、ヘッダー情報601にオーナー名がある場合、S1003に進み、ヘッダー情報601にオーナー名がない場合、S1011に進む。
S1003において、ユーザー管理部311は、解析結果に基づき、ヘッダー情報601にドメイン名があるか否かを判定する。ユーザー管理部311は、ヘッダー情報601にドメイン名がある場合、S1004に進み、ヘッダー情報601にドメイン名がない場合、S1008に進む。
S1004において、ユーザー管理部311は、ユーザー識別ID="オーナー名@ドメイン名"(値701や値704等)を生成する。
S1005において、ユーザー管理部311は、生成したユーザー識別IDがユーザー情報800のユーザー識別ID801に既に存在するか否かを判定する。ユーザー管理部311は、ユーザー識別IDがユーザー情報800のユーザー識別ID801に既に存在する場合、S1006に進み、ない場合、S1007に進む。
S1006において、ユーザー管理部311は、生成したユーザー識別IDをユーザー情報800に登録せず、図13に示す処理を終了する。
一方、S1007において、ユーザー管理部311は、生成したユーザー識別IDをユーザー情報800に登録し、図13に示す処理を終了する。
S1008において、ユーザー管理部311は、解析結果に基づき、ヘッダー情報601にコンピューター名があるか否かを判定する。ユーザー管理部311は、ヘッダー情報601にコンピューター名がある場合、S1009に進み、ヘッダー情報601にコンピューター名がない場合、S1010に進む。
S1009において、ユーザー管理部311は、ユーザー識別ID="オーナー名@コンピューター名"(値702等)を生成し、S1005に進む。
S1010において、ユーザー管理部311は、ユーザー識別ID="オーナー名"(値703等)を生成し、S1005に進む。
S1006において、ユーザー管理部311は、生成したユーザー識別IDをユーザー情報800に登録せず、図13に示す処理を終了する。
一方、S1007において、ユーザー管理部311は、生成したユーザー識別IDをユーザー情報800に登録し、図13に示す処理を終了する。
S1008において、ユーザー管理部311は、解析結果に基づき、ヘッダー情報601にコンピューター名があるか否かを判定する。ユーザー管理部311は、ヘッダー情報601にコンピューター名がある場合、S1009に進み、ヘッダー情報601にコンピューター名がない場合、S1010に進む。
S1009において、ユーザー管理部311は、ユーザー識別ID="オーナー名@コンピューター名"(値702等)を生成し、S1005に進む。
S1010において、ユーザー管理部311は、ユーザー識別ID="オーナー名"(値703等)を生成し、S1005に進む。
S1011において、ユーザー管理部311は、ユーザーが特定できないプリントジョブとし、ユーザー識別ID="Guest"(値705等)を生成し、S1005に進む。ユーザー識別ID="Guest"は、ゲスト用のユーザー識別情報の一例である。但し、ヘッダー情報601にオーナー名がなかった場合、ユーザーが特定できないため、MFP101は、パーソナルプリントジョブ600をエラーとしてPC102に返し、MFP101に保管しなくてもよい。また、モバイル端末からMFP101にプリントジョブが送信される場合も考えられる。MFP101は、モバイル端末から送信されるプリントジョブのヘッダー情報601にモバイル端末を特定できる情報が含まれている場合、前記情報を含むユーザー識別IDを生成してもよい。前記情報としては、例えばモバイル端末の機種名等を示す"○○hone"(図11の810)や、モバイル端末のOSを示す"△os"等がある。更にヘッダー情報601にモバイル端末の所有者名が含まれていた場合、MFP101は、所有者名と前記モバイル端末を特定できる情報とを組み合わせたユーザー識別IDを生成するようにしてもよい。モバイル端末を特定できる情報は、携帯端末装置情報の一例である。
S1004や、S1009、S1010、S1011の処理は、ユーザー識別情報生成の処理の一例である。
S1004や、S1009、S1010、S1011の処理は、ユーザー識別情報生成の処理の一例である。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、ユーザー識別IDを図10で示す生成パターンで図13に示した処理により生成していた。
しかし、ユーザー識別IDの生成方法をユーザー自身が設定することもできる。
図14は、図10で示すプリントジョブのヘッダー情報から生成するユーザー識別IDの生成パターンを設定する画面の一例を示す図である。
ユーザーは図4の設定・登録ボタン404を押下し、図14で示す設定画面1400を表示させ設定を行う。
ユーザーは、ユーザー名@ドメイン名の組み合わせ(1401)、ユーザー名@コンピューター名の組み合わせは(1402)、ユーザー名のみ(1403)の何れかを選択し、設定ボタン1404を押下する。
ここで選択した設定値は設定管理部313にて保管される。
ユーザー識別IDの生成パターンは、ヘッダー情報601内の他の情報を利用したパターンであってもよい。
図13のユーザー登録処理時に、ユーザー管理部311は、設定管理部313の値を確認してからユーザー識別ID700を生成する。即ち、設定管理部313に設定画面1400を介して設定された設定値が管理されていた場合、ユーザー管理部311は、設定値に基づき、設定画面1400を介して設定された(又は指定された)投入者情報(又は属性情報)を用いてユーザー識別IDを生成する。
これにより、ユーザーはユーザー自身の環境に応じた最も利便性の高いユーザー識別IDを生成、自動登録することができる。
第1の実施形態では、ユーザー識別IDを図10で示す生成パターンで図13に示した処理により生成していた。
しかし、ユーザー識別IDの生成方法をユーザー自身が設定することもできる。
図14は、図10で示すプリントジョブのヘッダー情報から生成するユーザー識別IDの生成パターンを設定する画面の一例を示す図である。
ユーザーは図4の設定・登録ボタン404を押下し、図14で示す設定画面1400を表示させ設定を行う。
ユーザーは、ユーザー名@ドメイン名の組み合わせ(1401)、ユーザー名@コンピューター名の組み合わせは(1402)、ユーザー名のみ(1403)の何れかを選択し、設定ボタン1404を押下する。
ここで選択した設定値は設定管理部313にて保管される。
ユーザー識別IDの生成パターンは、ヘッダー情報601内の他の情報を利用したパターンであってもよい。
図13のユーザー登録処理時に、ユーザー管理部311は、設定管理部313の値を確認してからユーザー識別ID700を生成する。即ち、設定管理部313に設定画面1400を介して設定された設定値が管理されていた場合、ユーザー管理部311は、設定値に基づき、設定画面1400を介して設定された(又は指定された)投入者情報(又は属性情報)を用いてユーザー識別IDを生成する。
これにより、ユーザーはユーザー自身の環境に応じた最も利便性の高いユーザー識別IDを生成、自動登録することができる。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピューターにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読み出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピューターにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読み出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
以上、上述した各実施形態によれば、ドメインを利用したPCへのユーザー認証を行う環境下か否かに関わらず、ユーザーの利便性を損なわず画像処理装置を利用することができる。
101 MFP、102 PC、201 CPU
Claims (14)
- ドメイン認証のできる外部装置と通信可能な画像処理装置であって格納部に印刷データを格納可能な画像処理装置において、
前記外部装置から送信された印刷データであってユーザ名の情報とドメイン名の情報と外部装置名の情報とを備える印刷データを取得し、前記ユーザ名と前記ドメイン名とが含まれ且つ前記外部装置名が含まれないユーザ識別情報を生成する手段と、
前記生成されたユーザ識別情報に関連付けて前記格納部に格納される印刷データを管理する手段と、を有することを特徴とする画像処理装置。 - 前記生成する手段により未登録のユーザ識別情報が生成されたことにしたがって、前記未登録のユーザ識別情報の登録を行う手段を有することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- 前記生成する手段は、外部装置から送信された印刷データであってユーザ名の情報と外部装置名の情報とを備え且つドメイン名の情報を備えない印刷データを取得した場合、前記ユーザ名と前記外部装置名とが含まれ且つドメイン名が含まれないユーザ識別情報を生成することを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
- 情報を表示可能な表示部と、
登録された複数のユーザ識別情報を一覧可能な画面を前記表示部に表示させる手段と、を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像処理装置。 - 情報を表示可能な表示部と、
登録済みのユーザ識別情報に対応する選択オブジェクトが配置された第1の画面を前記表示部に表示させる手段と、
前記第1の画面において選択された選択オブジェクトに対応するユーザ識別情報に関連付けられた印刷データを一覧可能な第2の画面を前記表示部に表示させる手段と、を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像処理装置。 - ユーザ名の情報、ドメイン名の情報および外部装置名の情報は、印刷データのヘッダー部に格納される情報であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像処理装置。
- シートに画像を形成する画像形成部と、
前記ユーザ識別情報に対応するユーザからの印刷指示にしたがって前記印刷データに基づく画像形成を前記画像形成部に実行させる手段と、を有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像処理装置。 - ドメイン認証のできる外部装置と通信可能な画像処理装置であって格納部に印刷データを格納可能な画像処理装置の制御方法において、
前記外部装置から送信された印刷データであってユーザ名の情報とドメイン名の情報と外部装置名の情報とを備える印刷データを取得し、前記ユーザ名と前記ドメイン名とが含まれ且つ前記外部装置名が含まれないユーザ識別情報を生成し、
前記生成されたユーザ識別情報に関連づけて前記格納部に格納される印刷データを管理することを特徴とする画像処理装置の制御方法。 - 未登録のユーザ識別情報が生成されたことにしたがって、前記未登録のユーザ識別情報の登録を行うことを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置の制御方法。
- 外部装置から送信された印刷データであってユーザ名の情報と外部装置名の情報とを備え且つドメイン名の情報を備えない印刷データを取得した場合、前記ユーザ名と前記外部装置名とが含まれ且つドメイン名が含まれないユーザ識別情報を生成することを特徴とする請求項8または9に記載の画像処理装置の制御方法。
- 前記画像処理装置は情報を表示可能な表示部を備え、
登録された複数のユーザ識別情報を一覧可能な画面を前記表示部に表示させることを特徴とする請求項8乃至10のいずれか1項に記載の画像処理装置の制御方法。 - 前記画像処理装置は情報を表示可能な表示部を備え、
登録済みのユーザ識別情報に対応する選択オブジェクトが配置された第1の画面を前記表示部に表示させ、
前記第1の画面において選択された選択オブジェクトに対応するユーザ識別情報に関連付けられた印刷データを一覧可能な第2の画面を前記表示部に表示させることを特徴とする請求項8乃至11のいずれか1項に記載の画像処理装置の制御方法。 - ユーザ名の情報、ドメイン名の情報および外部装置名の情報は、印刷データのヘッダー部に格納される情報であることを特徴とする請求項8乃至12のいずれか1項に記載の画像処理装置の制御方法。
- 前記画像処理装置はシートに画像を形成する画像形成部を備え、
前記ユーザ識別情報に対応するユーザからの印刷指示にしたがって前記印刷データに基づく画像形成を前記画像形成部に実行させることを特徴とする請求項8乃至13のいずれか1項に記載の画像処理装置の制御方法。
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