JP2018119747A - エバポレータ - Google Patents
エバポレータ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2018119747A JP2018119747A JP2017011764A JP2017011764A JP2018119747A JP 2018119747 A JP2018119747 A JP 2018119747A JP 2017011764 A JP2017011764 A JP 2017011764A JP 2017011764 A JP2017011764 A JP 2017011764A JP 2018119747 A JP2018119747 A JP 2018119747A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tube
- leeward
- section
- tube group
- refrigerant
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000003507 refrigerant Substances 0.000 claims abstract description 129
- 238000009423 ventilation Methods 0.000 claims abstract description 13
- 238000005192 partition Methods 0.000 claims description 15
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 claims description 5
- 239000002826 coolant Substances 0.000 claims description 2
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 8
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 8
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 4
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 4
- 238000005057 refrigeration Methods 0.000 description 4
- 238000005219 brazing Methods 0.000 description 3
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 229910000838 Al alloy Inorganic materials 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
Abstract
【課題】1つのパスを構成する通風方向に並んだ2つの下降流チューブ群の熱交換チューブ内を流れる冷媒量を均一化しうるエバポレータを提供する。
【解決手段】エバポレータ1の風下側チューブ列3に第1〜第3のチューブ群16〜18を設け、風上側チューブ列4に第4〜第5のチューブ群19,21を設ける。通風方向に並んだ下降流チューブ群である第3および第4チューブ群18,19により1つのパスを構成する。第3チューブ群18の上端部を風下側上ヘッダ部5の第3区画24の第1流出部分34に通じさせ、第3チューブ群18の下端部を風下側下ヘッダ部6の第4区画27に通じさせる。第3区画24の第1流出部分34および第4区画27のうちのすくなくともいずれか一方に、第3チューブ群18の熱交換チューブ2内の冷媒の流れに抵抗を付与する抵抗付与部36,40を設ける。
【選択図】図2
【解決手段】エバポレータ1の風下側チューブ列3に第1〜第3のチューブ群16〜18を設け、風上側チューブ列4に第4〜第5のチューブ群19,21を設ける。通風方向に並んだ下降流チューブ群である第3および第4チューブ群18,19により1つのパスを構成する。第3チューブ群18の上端部を風下側上ヘッダ部5の第3区画24の第1流出部分34に通じさせ、第3チューブ群18の下端部を風下側下ヘッダ部6の第4区画27に通じさせる。第3区画24の第1流出部分34および第4区画27のうちのすくなくともいずれか一方に、第3チューブ群18の熱交換チューブ2内の冷媒の流れに抵抗を付与する抵抗付与部36,40を設ける。
【選択図】図2
Description
この発明は、たとえば自動車に搭載される冷凍サイクルであるカーエアコンに好適に使用されるエバポレータに関する。
この明細書および特許請求の範囲において、図1〜図3の上下、左右を上下、左右というものとし、図1および図2に矢印Xで示す方向を通風方向というものとする。
この種のエバポレータとして、長手方向を上下方向に向けるとともに左右方向に間隔をおいて配置された複数の熱交換チューブからなり、かつ通風方向に並んで設けられた風下側および風上側チューブ列と、風下側および風上側チューブ列の熱交換チューブの上下両端部が通じさせられた左右方向に長い風下側および風上側上下両ヘッダ部とを備えており、両チューブ列に、複数の熱交換チューブからなり、かつ冷媒が上から下に流れる下降流チューブ群と冷媒が下から上に流れる上昇流チューブ群とが交互に並ぶように設けられ、風下側チューブ列に3以上のチューブ群があるとともに風上側チューブ列に風下側チューブ列のチューブ群の数よりも1つ少ないチューブ群があり、風下側チューブ列の1つの下降流チューブ群の風上側に風上側チューブ列の1つの下降流チューブ群が配置されるとともに、両下降流チューブ群により1つのパスが構成され、風下側チューブ列における当該1つのパスを構成する下降流チューブ群および当該下降流チューブ群の冷媒流れ方向上流側に隣り合う上昇流チューブ群の上端部が、風下側上ヘッダ部に設けられかつ両端が閉鎖された1つの上側風下区画に通じさせられ、風上側チューブ列における前記1つのパスを構成する下降流チューブ群の上端部が、風上側上ヘッダ部に設けられ、かつ両端が閉鎖されるとともに前記上側風下区画よりも左右方向の長さが短い1つの上側風上区画に通じさせられ、上側風下区画に、上昇流チューブ群が通じさせられかつ上昇流チューブ群の熱交換チューブから冷媒が流入する第1流入部分と、下降流チューブ群が通じさせられかつ下降流チューブ群の熱交換チューブに冷媒が流出する第1流出部分とがあり、上側風下区画の第1流入部分および第1流出部分の全体、ならびに上側風上区画の全体がそれぞれ1つの空間となっており、上側風下区画の第1流出部分と上側風上区画とが第1冷媒通過部によって通じさせられ、風下側チューブ列における前記1つのパスを構成する下降流チューブ群の下端部が、風下側下ヘッダ部に設けられかつ両端が閉鎖された1つの下側風下区画に通じさせられ、風上側チューブ列における前記1つのパスを構成する下降流チューブ群および当該下降流チューブ群の冷媒流れ方向下流側に隣り合う上昇流チューブ群の下端部が、風上側下ヘッダ部に設けられ、かつ両端が閉鎖されるとともに前記下側風下区画よりも左右方向の長さが長い1つの下側風上区画に通じさせられ、下側風上区画に、下降流チューブ群が通じさせられかつ下降流チューブ群の熱交換チューブから冷媒が流入する第2流入部分と、上昇流チューブ群が通じさせられかつ上昇流チューブ群の熱交換チューブに冷媒が流出する第2流出部分とがあり、下側風下区画の全体、ならびに下側風上区画の第2流入部分および第2流出部分の全体がそれぞれ1つの空間となっており、下側風下区画と下側風上区画の第2流入部分とが第2冷媒通過部によって通じさせられているエバポレータが知られている(特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1記載のエバポレータでは、風下側上ヘッダ部の上側風下区画において、風下側チューブ列の中間チューブ群から上側風下区画の流入部分に流入した冷媒が、同最遠チューブ群側に流れる際に、慣性により奥側(上側風下区画での流れ方向下流側)に流れやすくなるので、冷媒通過部を通過して上側風上区画に入った後に風上側チューブ列の最遠チューブ群の全熱交換チューブに流入する冷媒の量よりも、風下側チューブ列の最遠チューブ群の全熱交換チューブに流入する冷媒の量の方が多くなる傾向にある。したがって、両最遠チューブ群の全熱交換チューブ内を流れる冷媒量が不均一になり、冷却性能が低下するおそれがある。
この発明の目的は、上記問題を解決し、通風方向に並んで設けられて1つのパスを構成する2つの下降流チューブ群の熱交換チューブ内を流れる冷媒量を均一化して冷却性能を向上しうるエバポレータを提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するために以下の態様からなる。
1)長手方向を上下方向に向けるとともに左右方向に間隔をおいて配置された複数の熱交換チューブからなり、かつ通風方向に並んで設けられた風下側および風上側チューブ列と、風下側および風上側チューブ列の熱交換チューブの上下両端部が通じさせられた左右方向に長い風下側および風上側上下両ヘッダ部とを備えており、両チューブ列に、複数の熱交換チューブからなり、かつ冷媒が上から下に流れる下降流チューブ群と冷媒が下から上に流れる上昇流チューブ群とが交互に並ぶように設けられ、風下側チューブ列に3以上のチューブ群があるとともに風上側チューブ列に風下側チューブ列のチューブ群の数よりも1つ少ないチューブ群があり、風下側チューブ列の1つの下降流チューブ群の風上側に風上側チューブ列の1つの下降流チューブ群が配置されるとともに、両下降流チューブ群により1つのパスが構成され、風下側チューブ列における当該1つのパスを構成する下降流チューブ群および当該下降流チューブ群の冷媒流れ方向上流側に隣り合う上昇流チューブ群の上端部が、風下側上ヘッダ部に設けられかつ両端が閉鎖された1つの上側風下区画に通じさせられ、風上側チューブ列における前記1つのパスを構成する下降流チューブ群の上端部が、風上側上ヘッダ部に設けられ、かつ両端が閉鎖されるとともに前記上側風下区画よりも左右方向の長さが短い1つの上側風上区画に通じさせられ、上側風下区画に、上昇流チューブ群が通じさせられかつ上昇流チューブ群の熱交換チューブから冷媒が流入する第1流入部分と、下降流チューブ群が通じさせられかつ下降流チューブ群の熱交換チューブに冷媒が流出する第1流出部分とがあり、上側風下区画の第1流入部分および第1流出部分の全体、ならびに上側風上区画の全体がそれぞれ1つの空間となっており、上側風下区画の第1流出部分と上側風上区画とが第1冷媒通過部によって通じさせられ、風下側チューブ列における前記1つのパスを構成する下降流チューブ群の下端部が、風下側下ヘッダ部に設けられかつ両端が閉鎖された1つの下側風下区画に通じさせられ、風上側チューブ列における前記1つのパスを構成する下降流チューブ群および当該下降流チューブ群の冷媒流れ方向下流側に隣り合う上昇流チューブ群の下端部が、風上側下ヘッダ部に設けられ、かつ両端が閉鎖されるとともに前記下側風下区画よりも左右方向の長さが長い1つの下側風上区画に通じさせられ、下側風上区画に、下降流チューブ群が通じさせられかつ下降流チューブ群の熱交換チューブから冷媒が流入する第2流入部分と、上昇流チューブ群が通じさせられかつ上昇流チューブ群の熱交換チューブに冷媒が流出する第2流出部分とがあり、下側風下区画の全体、ならびに下側風上区画の第2流入部分および第2流出部分の全体がそれぞれ1つの空間となっており、下側風下区画と下側風上区画の第2流入部分とが第2冷媒通過部によって通じさせられているエバポレータであって、
上側風下区画の第1流出部分および下側風下区画のうち少なくともいずれか一方に、風下側チューブ列における前記1つのパスを構成する下降流チューブ群の熱交換チューブ内の冷媒の流れに抵抗を付与する抵抗付与部が設けられているエバポレータ。
上側風下区画の第1流出部分および下側風下区画のうち少なくともいずれか一方に、風下側チューブ列における前記1つのパスを構成する下降流チューブ群の熱交換チューブ内の冷媒の流れに抵抗を付与する抵抗付与部が設けられているエバポレータ。
2)上側風下区画の第1流出部分に、第1流出部分に通じる下降流チューブ群の熱交換チューブ内への冷媒の流入を抑制する第1抵抗付与部が、少なくとも一部の熱交換チューブの真上に間隔をおいて設けられている上記1)記載のエバポレータ。
3)上側風下区画と上側風上区画との間に仕切部が設けられ、仕切部に、貫通穴からなる第1冷媒通過部が左右方向に間隔をおいて複数形成され、仕切部における少なくとも一部の冷媒通過部の下端部分に板状の第1抵抗付与部が一体に設けられている上記2)記載のエバポレータ。
4)下側風下区画に、下側風下区画に通じる下降流チューブ群の熱交換チューブ内からの冷媒の流出を抑制する第2抵抗付与部が、少なくとも一部の熱交換チューブの真下に間隔をおいて設けられている上記1)〜3)のうちのいずれかに記載のエバポレータ。
5)下側風下区画と下側風上区画との間に仕切部が設けられ、仕切部に、貫通穴からなる第2冷媒通過部が左右方向に間隔をおいて複数形成され、仕切部における少なくとも一部の第2冷媒通過部の上端部分に板状の第2抵抗付与部が一体に設けられている上記4)記載のエバポレータ。
6)風下側上ヘッダ部の一端に冷媒入口が設けられるとともに風上側上ヘッダ部の冷媒入口と同一端に冷媒出口が設けられ、風下側チューブ列に3つのチューブ群が設けられるとともに、冷媒入口に最も近い最近チューブ群および冷媒入口から最も遠い最遠チューブ群が下降流チューブ群であり、風上側チューブ列に2つのチューブ群が設けられるとともに、冷媒出口から最も遠い最遠チューブ群が下降流チューブ群であり、両チューブ列の最遠チューブ群によって1つのパスが構成されている上記1)〜5)のうちのいずれかに記載のエバポレータ。
上記1)〜6)のエバポレータによれば、上側風下区画の第1流出部分および下側風下区画のうち少なくともいずれか一方に、風下側チューブ列における前記1つのパスを構成する下降流チューブ群の熱交換チューブ内の冷媒の流れに抵抗を付与する抵抗付与部が設けられているので、抵抗付与部の働きによって、風下側チューブ列の上側風下区画の第1流出部分に通じている下降流チューブ群の熱交換チューブ内に流入する冷媒の量が低減されるとともに、第1冷媒通過部を通って上側風上区画に入るとともに上側風上区画に通じている下降流チューブ群の熱交換チューブ内へ流入する冷媒の量が増加する。したがって、風下側および風上側チューブ列における前記1つのパスを構成する下降流チューブ群の全熱交換チューブを流れる冷媒量を均一化することが可能になって、エバポレータの冷却性能が優れたものになる。
上記2)のエバポレータによれば、風下側チューブ列の上側風下区画の第1流出部分に通じている下降流チューブ群の熱交換チューブ内に流入する冷媒量を効果的に低減することが可能になる。
上記3)のエバポレータによれば、切り曲げ加工によって貫通穴からなる第1冷媒通過部および板状の第1抵抗付与部を同時に形成することができる。
上記4)のエバポレータによれば、風下側チューブ列の上側風下区画の第1流出部分に通じている下降流チューブ群の熱交換チューブ内に流入する冷媒量を効果的に低減することが可能になる。
上記5)のエバポレータによれば、切り曲げ加工によって貫通穴からなる第2冷媒通過部および板状の第2抵抗付与部を同時に形成することができる。
以下、この発明の実施形態を、図面を参照して説明する。以下に述べる実施形態は、この発明によるエバポレータをカーエアコンを構成する冷凍サイクルに適用したものである。
なお、以下の説明において、「アルミニウム」という用語には、純アルミニウムの他にアルミニウム合金を含むものとする。
図1〜図4はこの発明のエバポレータの全体構成を示し、図5および図6はその要部の構成を示す。なお、図2においては、熱交換チューブやフィンなどの具体的な図示は省略されている。
図1〜図4において、エバポレータ(1)は、幅方向を図1および図2に矢印Xで示す通風方向に向けるとともに長手方向を上下方向に向けた状態で左右方向(通風方向と直角をなす方向)に間隔をおいて配置された複数のアルミニウム製扁平状熱交換チューブ(2)からなる風下側チューブ列(3)および風上側チューブ列(4)と、風下側チューブ列(3)の熱交換チューブ(2)の上下両端側に長手方向を左右方向(熱交換チューブ(2)の並び方向)に向けて配置され、かつ風下側チューブ列(3)の全熱交換チューブ(2)が接続されたアルミニウム製風下側上ヘッダ部(5)およびアルミニウム製風下側下ヘッダ部(6)と、風上側チューブ列(4)の熱交換チューブ(2)の上下両端側に長手方向を左右方向に向けて配置され、かつ風上側チューブ列(4)の全熱交換チューブ(2)が接続されたアルミニウム製風上側上ヘッダ部(7)および風上側下ヘッダ部(8)とを備えている。
風下側上ヘッダ部(5)と風上側上ヘッダ部(7)、および風下側下ヘッダ部(6)と風上側下ヘッダ部(8)とは、たとえば1つのタンク(9)(11)内を左右方向にのびる板状の仕切部(9a)(11a)により通風方向に2つの空間に分割することにより設けられている。風下側上ヘッダ部(5)の右端部に冷媒入口(12)が設けられるとともに、風上側上ヘッダ部(7)の右端部に冷媒出口(13)が設けられている。風下側チューブ列(3)および風上側チューブ列(4)の全熱交換チューブ(2)は、上下両端寄りの一定長さ部分が、両上ヘッダ部(5)(7)および両下ヘッダ部(6)(8)内に挿入された状態で、両タンク(9)(11)にろう材によって接合されている(以下、ろう材による接合をろう付と称する)。風下側チューブ列(3)および風上側チューブ列(4)の全熱交換チューブ(2)の上端部は両上ヘッダ部(5)(7)内にあるとともに、同下端部は両下ヘッダ部(6)(8)内にあり、全熱交換チューブ(2)の上端および下端は同一高さ位置にある。なお、全熱交換チューブ(2)の上端の高さ位置および下端の高さ位置は若干異なっている場合もある。また、風下側チューブ列(3)の熱交換チューブ(2)の数と風上側チューブ列(4)の熱交換チューブ(2)の数とは等しくなっている。
両チューブ列(3)(4)の隣接する熱交換チューブ(2)どうしの間の通風間隙および左右両端の熱交換チューブ(2)の外側に、それぞれ両チューブ列(3)(4)の熱交換チューブ(2)に跨って共有されるようにアルミニウム製コルゲートフィン(14)が配置されて両熱交換チューブ(2)にろう付され、左右両端のコルゲートフィン(14)の外側にそれぞれアルミニウム製サイドプレート(15)が配置されてコルゲートフィン(14)にろう付されている。左右両端の熱交換チューブ(2)とサイドプレート(15)との間も通風間隙となっている。両チューブ列(3)(4)の隣接する熱交換チューブ(2)どうしの間の通風間隙を通過した空気は、車両用空調装置が搭載されている車両の車室内に送り込まれる。
風下側チューブ列(3)に、連続して並んだ複数の熱交換チューブ(2)からなる3以上の奇数、ここでは3つチューブ群(16)(17)(18)が、冷媒入口(12)側端部(右端部)から他端部側(左端部)に向かって並んで設けられ、風上側チューブ列(4)に、連続して並んだ複数の熱交換チューブ(2)からなりかつ風下側チューブ列(3)のチューブ群(16)(17)(18)よりも1つ少ない数、ここでは2つのチューブ群(19)(21)が、冷媒出口(13)とは反対側の端部(左端部)から冷媒出口(13)側端部(右端部)に向かって並んで設けられている。以下、風下側チューブ列(3)の3つのチューブ群(16)(17)(18)を冷媒入口(12)側端部(右端部)から他端部(左端部)に向かって第1〜第3チューブ群といい、風上側チューブ列(4)の2つのチューブ群(19)(21)を冷媒出口(13)とは反対側端部から右端部に向かって第4および第5チューブ群というものとする。
第1チューブ群(16)が、風下側チューブ列(3)における冷媒入口(12)に最も近い位置にある最近チューブ群であり、第3チューブ群(18)が、風下側チューブ列(3)における冷媒入口(12)から最も遠い位置にある最遠チューブ群である。また、第4チューブ群(19)が、風上側チューブ列(4)における冷媒出口(13)から最も遠い位置にある最遠チューブ群であり、第5チューブ群(21)が、冷媒出口(13)に最も近い位置にある最近チューブ群である。風下側チューブ列(3)の第1および第2チューブ群(16)(17)を構成する熱交換チューブ(2)の合計数は、風上側チューブ列(4)の第5チューブ群(21)を構成する熱交換チューブ(2)の数と等しくなっており、第1および第2チューブ群(16)(17)の左右方向の合計幅は、第5チューブ群(21)の左右方向の幅と同一である。風下側チューブ列(3)の第3チューブ群(18)を構成する熱交換チューブ(2)の数は、風上側チューブ列(4)の第4チューブ群(19)を構成する熱交換チューブ(2)の数と等しくなっており、両チューブ群(18)(19)の左右方向の幅は同一である。
風下側上ヘッダ部(5)内が板状の分割部(22)により左右方向に並んだ2つの区画(23)(24)に分割されることによって、風下側上ヘッダ部(5)に、冷媒入口(12)に通じるとともに、第1チューブ群(16)の熱交換チューブ(2)の上端部が通じる区画(23)と、第2および第3チューブ群(17)(18)の熱交換チューブ(2)の上端部が通じる区画(24)とが設けられ、風下側下ヘッダ部(6)内が分割部(25)により左右方向に並んだ2つの区画(26)(27)に分割されることによって、風下側下ヘッダ部(6)に、第1および第2チューブ群(16)(17)の熱交換チューブ(2)の下端部が通じる区画(26)と、第3チューブ群(18)の熱交換チューブ(2)の下端部が通じる区画(27)とが設けられている。また、風上側上ヘッダ部(7)内が分割部(28)により左右方向に並んだ2つの区画(29)(31)に分割されることによって、風上側上ヘッダ部(7)に、第4チューブ群(19)の熱交換チューブ(2)の上端部が通じる区画(29)と、冷媒出口(13)に通じるとともに、第5チューブ群(21)の熱交換チューブ(2)の上端部が通じる区画(31)とが設けられている。また、風上側下ヘッダ部(8)内の全体に、第4および第5チューブ群(19)(21)の熱交換チューブ(2)の下端部が通じる区画(32)が設けられている。
以下、風下側上ヘッダ部(5)の冷媒入口(12)に通じるとともに第1チューブ群(16)の熱交換チューブ(2)の上端部が通じる区画(23)を第1区画、風下側下ヘッダ部(6)の第1および第2チューブ群(16)(17)の熱交換チューブ(2)の下端部が通じる区画(26)を第2区画、風下側上ヘッダ部(5)の第2および第3チューブ群(17)(18)の熱交換チューブ(2)の上端部が通じる区画(24)を第3区画、風下側下ヘッダ部(6)の第3チューブ群(18)の熱交換チューブ(2)の下端部が通じる区画(27)を第4区画、風上側上ヘッダ部(7)の第4チューブ群(19)の熱交換チューブ(2)の上端部が通じる区画(29)を第5区画、風上側下ヘッダ部(8)の第4および第5チューブ群(19)(21)の熱交換チューブ(2)の下端部が通じる区画(32)を第6区画、風上側上ヘッダ部(7)の冷媒出口(13)に通じるとともに、第5チューブ群(21)の上端部が通じる区画(31)を第7区画というものとする。
第3区画(24)には、第2チューブ群(17)が通じさせられかつ第2チューブ群(17)の熱交換チューブ(2)から冷媒が流入する第1流入部分(33)と、第3チューブ群(18)が通じさせられかつ第3チューブ群(18)の熱交換チューブ(2)に冷媒が流出する第1流出部分(34)とがある。第1流入部分(33)および第1流出部分(34)は、それぞれ全体に1つとなった内部空間を有しており、第1流出部分(34)の右端部は第1流入部分(33)の左端部に通じさせられている。
第3区画(24)の第1流出部分(34)と第5区画(29)とは、上側タンク(9)内を風下側上ヘッダ部(5)と風上側上ヘッダ部(7)とに分割する仕切部(9a)に左右方向に間隔をおいて形成された方形貫通穴からなる複数の第1冷媒通過部(35)により通じさせられている。第1冷媒通過部(35)の下端は第3区画(24)および第5区画(29)の内部空間の底面よりも上方に離隔しており、かつ全第1冷媒通過部(35)の下端が同一高さ位置にある。
第3区画(24)の第1流出部分(34)に、第1流出部分(34)に通じる第3チューブ群(18)の熱交換チューブ(2)内への冷媒の流入を抑制する板状の第1抵抗付与部(36)が、少なくとも一部の熱交換チューブ(2)の真上に間隔をおいて設けられている。この実施形態においては、すべての第1抵抗付与部(36)は熱交換チューブ(2)の真上に位置するように設けられている。第1抵抗付与部(36)は、上側タンク(9)内を風下側上ヘッダ部(5)と風上側上ヘッダ部(7)とに分割する仕切部(9a)における第1冷媒通過部(35)の下端部分に設けられている。たとえば、第1冷媒通過部(35)および第1抵抗付与部(36)は、上側タンク(9)の仕切部(9a)に切り曲げ加工を施すことによって同時に形成される。
第6区画(32)には、第4チューブ群(19)が通じさせられかつ第4チューブ群(19)の熱交換チューブ(2)から冷媒が流入する第2流入部分(37)と、第5チューブ群(21)が通じさせられかつ第5チューブ群(21)の熱交換チューブ(2)に冷媒が流出する第2流出部分(38)とがある。第2流入部分(37)および第2流出部分(38)は、それぞれ全体に1つとなった内部空間を有しており、第2流出部分(38)の左端部は第2流入部分(37)の右端部に通じさせられている。
第4区画(27)と第6区画(32)の第2流入部分(37)とは、下側タンク(11)内を風下側下ヘッダ部(6)と風上側下ヘッダ部(8)とに分割する仕切部(11a)に左右方向に間隔をおいて形成された方形貫通穴からなる複数の第2冷媒通過部(39)により通じさせられている。第2冷媒通過部(39)の上端は第4区画(27)および第6区画(32)の内部空間の上面よりも下方に離隔しており、かつ全第2冷媒通過部(39)の上端が同一高さ位置にある。
第4区画(27)に、第4区画(27)に通じる第3チューブ群(18)の熱交換チューブ(2)内への冷媒の流入を抑制する板状の第2抵抗付与部(40)が、少なくとも一部の熱交換チューブ(2)の真下に間隔をおいて設けられている。この実施形態においては、すべての第2抵抗付与部(40)は熱交換チューブ(2)の真下に位置するように設けられている。第2抵抗付与部(40)は、下側タンク(11)内を風下側下ヘッダ部(6)と風上側下ヘッダ部(8)とに分割する仕切部(11a)における第2冷媒通過部(39)の上端部分に設けられている。たとえば、第2冷媒通過部(39)および第2抵抗付与部(40)は、下側タンク(11)の仕切部(11a)に切り曲げ加工を施すことによって同時に形成される。
上述のようにして冷媒入口(12)、冷媒出口(13)、第1〜第5チューブ群(16)(17)(18)(19)(21)、第1〜第7区画(23)(26)(24)(27)(29)(32)(31)、および第1〜第2冷媒通過部(35)(39)が設けられることによって、冷媒は、風下側チューブ列(3)の最近チューブ群である第1チューブ群(16)、風下側チューブ列(3)の最遠チューブ群である第3チューブ群(18)および風上側チューブ列(4)の最遠チューブ群である第4チューブ群(19)の熱交換チューブ(2)内を上から下に流れることになり、これらのチューブ群(16)(18)(19)が下降流チューブ群となっている。また、冷媒は、風下側チューブ列(3)の第2チューブ群(17)、および風上側チューブ列(4)の第5チューブ群(21)の熱交換チューブ(2)内を下から上に流れることになり、これらのチューブ群(17)(21)が上昇流チューブ群となっている。したがって、両チューブ列(3)(4)に、複数の熱交換チューブ(2)からなり、かつ冷媒が上から下に流れる下降流チューブ群と冷媒が下から上に流れる上昇流チューブ群とが交互に並ぶように設けられている。
すなわち、風下側チューブ列(3)の下降流チューブ群である第3チューブ群(18)の風上側に風上側チューブ列(4)の下降流チューブ群である第4チューブ群(19)が配置されるとともに、両チューブ群(18)(19)により1つのパスが構成され、第3チューブ群(18)の上端部が、風下側上ヘッダ部(5)に設けられかつ両端が閉鎖された1つの上側風下区画である第3区画(24)の第1流出部分(34)に通じさせられ、第3チューブ群(18)の冷媒流れ方向上流側に隣り合う上昇流チューブ群である第2チューブ群(17)の上端部が、風下側上ヘッダ部(5)に設けられかつ両端が閉鎖された1つの上側風下区画である第3区画(24)の第1流入部分(33)に通じさせられている。また、風上側チューブ列(4)における第3チューブ群(18)と1つのパスを構成する下降流チューブ群である第4チューブ群(19)の上端部が、風上側上ヘッダ部(7)に設けられ、かつ両端が閉鎖されるとともに第3区画(24)よりも左右方向の長さが短い1つの上側風上区画である第5区画(29)に通じさせられている。さらに、第4チューブ群(19)の下端部が、風上側下ヘッダ部(8)に設けられかつ両端が閉鎖された1つの下側風上区画である第6区画(32)の第2流入部分(37)に通じさせられ、第4チューブ群(19)の冷媒流れ方向下流側に隣り合う上昇流チューブ群である第5チューブ群(21)の下端部が第6区画(32)の第2流出部分(38)に通じさせられている。なお、第3および第4チューブ群(18)(19)を除いた残りのチューブ群(16)(17)(21)は、それぞれ単独で1つのパスを構成している。
したがって、冷媒入口(12)から流入した冷媒は、次のように2つの経路を流れて冷媒出口(13)から流出するようになされている。第1の経路は、第1区画(23)、第1チューブ群(16)の熱交換チューブ(2)、第2区画(26)、第2チューブ群(17)の熱交換チューブ(2)、第3区画(24)の第1流入部分(33)、第3区画(24)の第1流出部分(34)、第3チューブ群(18)の熱交換チューブ(2)、第4区画(27)、第2冷媒通過部(35)、第6区画(32)の第2流入部分(37)、第6区画(32)の第2流出部分(38)、第5チューブ群(21)の熱交換チューブ(2)および第7区画(31)である。第2の経路は、第1区画(23)、第1チューブ群(16)の熱交換チューブ(2)、第2区画(26)、第2チューブ群(17)の熱交換チューブ(2)、第3区画(24)の第1流入部分(33)、第3区画(24)の第1流出部分(34)、第1冷媒通過部(35)、第5区画(29)、第4チューブ群(19)の熱交換チューブ(2)、第6区画(32)の第2流入部分(37)、第6区画(32)の第2流出部分(38)、第5チューブ群(21)の熱交換チューブ(2)および第7区画(31)である。
上述したエバポレータ(1)は、圧縮機、冷媒冷却器としてのコンデンサおよび減圧器としての膨張弁とともに冷凍サイクルを構成し、カーエアコンとして車両、たとえば自動車に搭載される。カーエアコンの稼働時には、圧縮機、コンデンサおよび膨張弁を通過した冷媒が、上述した2つの経路を通って、冷媒入口(12)から流入するとともに冷媒出口(13)から流出し、冷媒が風下側チューブ列(3)の熱交換チューブ(2)内、および風上側チューブ列(4)の熱交換チューブ(2)内を流れる間に、隣り合う熱交換チューブ(2)どうしの間の通風間隙を通過する空気と熱交換をし、空気は冷却され、冷媒は気相となって流出する。すなわち、上述したエバポレータ(1)において、第1抵抗付与部(36)および第2抵抗付与部(40)の働きによって、風下側チューブ列(3)の第3区画(24)の第1流出部分(33)に通じている第3チューブ群(18)の熱交換チューブ(2)内に流入する冷媒の量が低減されるとともに、第1冷媒通過部(35)を通って第5区画(29)に入るとともに第5区画(29)に通じている第4チューブ群(19)の熱交換チューブ(2)内へ流入する冷媒の量が増加する。その結果、第3チューブ群(18)の全熱交換チューブ(2)を流れる冷媒量と、第3チューブ群(18)と1つのパスを構成する第4チューブ群(19)の全熱交換チューブ(2)を流れる冷媒量とを均一化することが可能になる。したがって、エバポレータ(1)の冷却性能が優れたものになる。
上述した実施形態においては、上側風下区画である第3区画(24)の第1流出部分(34)および下側風下区画である第4区画(27)のいずれにも抵抗付与部(36)(40)が設けられているが、これに限定されるのものではなく、第3区画(24)の第1流出部分(34)および第4区画(27)のいずれか一方のみに抵抗付与部が設けられていてもよい。
この発明によるエバポレータは、カーエアコンを構成する冷凍サイクルに好適に用いられる。
(1):エバポレータ
(2):熱交換チューブ
(3):風下側チューブ列
(4):風上側チューブ列
(5):風下側上ヘッダ部
(6):風下側下ヘッダ部
(7):風上側上ヘッダ部
(8):風上側下ヘッダ部
(9a)(11a):仕切部
(16)(17)(18):第1〜第3チューブ群
(19)(21):第4および第5チューブ群
(24):第3区画(上側風下区画)
(27):第4区画(下側風下区画)
(29):第5区画(上側風上区画)
(32):第6区画(下側風上区画)
(33):第1流入部分
(34):第1流出部分
(35):第1冷媒通過部
(36):第1抵抗付与部
(37):第2流入部分
(38):第2流出部分
(39):第2冷媒通過部
(40):第2抵抗付与部
(2):熱交換チューブ
(3):風下側チューブ列
(4):風上側チューブ列
(5):風下側上ヘッダ部
(6):風下側下ヘッダ部
(7):風上側上ヘッダ部
(8):風上側下ヘッダ部
(9a)(11a):仕切部
(16)(17)(18):第1〜第3チューブ群
(19)(21):第4および第5チューブ群
(24):第3区画(上側風下区画)
(27):第4区画(下側風下区画)
(29):第5区画(上側風上区画)
(32):第6区画(下側風上区画)
(33):第1流入部分
(34):第1流出部分
(35):第1冷媒通過部
(36):第1抵抗付与部
(37):第2流入部分
(38):第2流出部分
(39):第2冷媒通過部
(40):第2抵抗付与部
Claims (6)
- 長手方向を上下方向に向けるとともに左右方向に間隔をおいて配置された複数の熱交換チューブからなり、かつ通風方向に並んで設けられた風下側および風上側チューブ列と、風下側および風上側チューブ列の熱交換チューブの上下両端部が通じさせられた左右方向に長い風下側および風上側上下両ヘッダ部とを備えており、両チューブ列に、複数の熱交換チューブからなり、かつ冷媒が上から下に流れる下降流チューブ群と冷媒が下から上に流れる上昇流チューブ群とが交互に並ぶように設けられ、風下側チューブ列に3以上のチューブ群があるとともに風上側チューブ列に風下側チューブ列のチューブ群の数よりも1つ少ないチューブ群があり、風下側チューブ列の1つの下降流チューブ群の風上側に風上側チューブ列の1つの下降流チューブ群が配置されるとともに、両下降流チューブ群により1つのパスが構成され、風下側チューブ列における当該1つのパスを構成する下降流チューブ群および当該下降流チューブ群の冷媒流れ方向上流側に隣り合う上昇流チューブ群の上端部が、風下側上ヘッダ部に設けられかつ両端が閉鎖された1つの上側風下区画に通じさせられ、風上側チューブ列における前記1つのパスを構成する下降流チューブ群の上端部が、風上側上ヘッダ部に設けられ、かつ両端が閉鎖されるとともに前記上側風下区画よりも左右方向の長さが短い1つの上側風上区画に通じさせられ、上側風下区画に、上昇流チューブ群が通じさせられかつ上昇流チューブ群の熱交換チューブから冷媒が流入する第1流入部分と、下降流チューブ群が通じさせられかつ下降流チューブ群の熱交換チューブに冷媒が流出する第1流出部分とがあり、上側風下区画の第1流入部分および第1流出部分の全体、ならびに上側風上区画の全体がそれぞれ1つの空間となっており、上側風下区画の第1流出部分と上側風上区画とが第1冷媒通過部によって通じさせられ、風下側チューブ列における前記1つのパスを構成する下降流チューブ群の下端部が、風下側下ヘッダ部に設けられかつ両端が閉鎖された1つの下側風下区画に通じさせられ、風上側チューブ列における前記1つのパスを構成する下降流チューブ群および当該下降流チューブ群の冷媒流れ方向下流側に隣り合う上昇流チューブ群の下端部が、風上側下ヘッダ部に設けられ、かつ両端が閉鎖されるとともに前記下側風下区画よりも左右方向の長さが長い1つの下側風上区画に通じさせられ、下側風上区画に、下降流チューブ群が通じさせられかつ下降流チューブ群の熱交換チューブから冷媒が流入する第2流入部分と、上昇流チューブ群が通じさせられかつ上昇流チューブ群の熱交換チューブに冷媒が流出する第2流出部分とがあり、下側風下区画の全体、ならびに下側風上区画の第2流入部分および第2流出部分の全体がそれぞれ1つの空間となっており、下側風下区画と下側風上区画の第2流入部分とが第2冷媒通過部によって通じさせられているエバポレータであって、
上側風下区画の第1流出部分および下側風下区画のうち少なくともいずれか一方に、風下側チューブ列における前記1つのパスを構成する下降流チューブ群の熱交換チューブ内の冷媒の流れに抵抗を付与する抵抗付与部が設けられているエバポレータ。 - 上側風下区画の第1流出部分に、第1流出部分に通じる下降流チューブ群の熱交換チューブ内への冷媒の流入を抑制する第1抵抗付与部が、少なくとも一部の熱交換チューブの真上に間隔をおいて設けられている請求項1記載のエバポレータ。
- 上側風下区画と上側風上区画との間に仕切部が設けられ、仕切部に、貫通穴からなる第1冷媒通過部が左右方向に間隔をおいて複数形成され、仕切部における少なくとも一部の冷媒通過部の下端部分に板状の第1抵抗付与部が一体に設けられている請求項2記載のエバポレータ。
- 下側風下区画に、下側風下区画に通じる下降流チューブ群の熱交換チューブ内からの冷媒の流出を抑制する第2抵抗付与部が、少なくとも一部の熱交換チューブの真下に間隔をおいて設けられている請求項1〜3のうちのいずれかに記載のエバポレータ。
- 下側風下区画と下側風上区画との間に仕切部が設けられ、仕切部に、貫通穴からなる第2冷媒通過部が左右方向に間隔をおいて複数形成され、仕切部における少なくとも一部の第2冷媒通過部の上端部分に板状の第2抵抗付与部が一体に設けられている請求項4記載のエバポレータ。
- 風下側上ヘッダ部の一端に冷媒入口が設けられるとともに風上側上ヘッダ部の冷媒入口と同一端に冷媒出口が設けられ、風下側チューブ列に3つのチューブ群が設けられるとともに、冷媒入口に最も近い最近チューブ群および冷媒入口から最も遠い最遠チューブ群が下降流チューブ群であり、風上側チューブ列に2つのチューブ群が設けられるとともに、冷媒出口から最も遠い最遠チューブ群が下降流チューブ群であり、両チューブ列の最遠チューブ群によって1つのパスが構成されている請求項1〜5のうちのいずれかに記載のエバポレータ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017011764A JP2018119747A (ja) | 2017-01-26 | 2017-01-26 | エバポレータ |
CN201721367347.5U CN207350999U (zh) | 2017-01-26 | 2017-10-23 | 蒸发器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017011764A JP2018119747A (ja) | 2017-01-26 | 2017-01-26 | エバポレータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018119747A true JP2018119747A (ja) | 2018-08-02 |
Family
ID=62356049
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017011764A Pending JP2018119747A (ja) | 2017-01-26 | 2017-01-26 | エバポレータ |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2018119747A (ja) |
CN (1) | CN207350999U (ja) |
-
2017
- 2017-01-26 JP JP2017011764A patent/JP2018119747A/ja active Pending
- 2017-10-23 CN CN201721367347.5U patent/CN207350999U/zh not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN207350999U (zh) | 2018-05-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5740134B2 (ja) | エバポレータ | |
JP5693346B2 (ja) | エバポレータ | |
JP5764345B2 (ja) | エバポレータ | |
JP5852811B2 (ja) | 熱交換器 | |
JP5759762B2 (ja) | エバポレータ | |
JP6842915B6 (ja) | エバポレータ | |
JP2013044504A5 (ja) | ||
JP5636215B2 (ja) | エバポレータ | |
JP2012197974A5 (ja) | ||
JP2011257111A5 (ja) | ||
JP2013024517A (ja) | 積層型熱交換器 | |
JP2013249971A (ja) | 熱交換器 | |
JP6785137B2 (ja) | エバポレータ | |
JP2018087646A5 (ja) | ||
JP5674376B2 (ja) | エバポレータ | |
JP5736164B2 (ja) | エバポレータ | |
JP6617003B2 (ja) | 熱交換器 | |
JP4617148B2 (ja) | 熱交換器 | |
JP2018119747A (ja) | エバポレータ | |
JP2017125635A (ja) | 熱交換器およびエバポレータ | |
JP2016023815A (ja) | エバポレータ | |
JP2018119736A (ja) | エバポレータ | |
JP2016057036A (ja) | 熱交換器 | |
JP6486212B2 (ja) | エバポレータおよびこれを用いた車両用空調装置 | |
JP2015040641A (ja) | エバポレータ |