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JP2018063016A - 流体バルブ - Google Patents

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JP2018063016A JP2016202357A JP2016202357A JP2018063016A JP 2018063016 A JP2018063016 A JP 2018063016A JP 2016202357 A JP2016202357 A JP 2016202357A JP 2016202357 A JP2016202357 A JP 2016202357A JP 2018063016 A JP2018063016 A JP 2018063016A
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洋充 衣川
Hiromitsu Kinugawa
洋充 衣川
洋輔 成海
Yosuke Narumi
洋輔 成海
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Abstract

【課題】摺動面のグリスを容易に補充することができる流体バルブを提供する。【解決手段】流量調整弁(流体バルブ)70は、内側空間に熱湯(流体)を流入する流入口71A、内側空間から熱湯を流出する流出口71B、及び周側面に形成されて内周面にグリスを供給する貫通孔71Cを有する円筒状のホルダ71と、ホルダ71の内周面に沿って摺動自在にホルダ71に収容されており、ホルダ71との相対回転により流出口71Bを開閉するシリンダ72と、を備えている。【選択図】図7

Description

本発明は流体バルブに関するものである。
特許文献1は従来の流体バルブを開示している。この流体バルブは、円盤状に形成された一対のディスク弁体を備えている。一対のディスク弁体は、摺動自在に同軸状に重ね合わされてバルブケース内に設置されている。一方のディスク弁体は、バルブケースに固定されており、他方のディスク弁体は、その盤面と垂直な軸心周りに回転自在に配置されている。一対のディスク弁体は、円盤の厚さ方向に貫通する通水孔が夫々形成されている。そして、一方のディスク弁体の盤面のうち通水孔以外の部位にグリス充填用凹部が設けられてグリスが充填されている。このような構成により、特許文献1の流体バルブは、一対のディスク弁体の摺動面間の摺動抵抗が低減された円滑な摺動を実現することができる。また、グリス充填用凹部に多量のグリスが充填されるので、ディスク弁体の摺動面間に長期にわたってグリスを存在させることができる。
特開平7−224951号公報
しかしながら、特許文献1の流体バルブの場合でも、摺動面間のグリスはいずれ流出又は蒸発してしまう。その場合には、摺動面間に再度グリスを充填することが考えられるが、特許文献1のような構成では、重ね合わされた一対のディスク弁体間にグリスを補充するためには一旦分解しなくてはならず、作業が煩雑であった。
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、摺動面のグリスを容易に補充することができる流体バルブを提供することを解決すべき課題としている。
本発明の流体バルブは、内側空間に流体を流入する流入口、内側空間から流体を流出する流出口、及び周側面に形成されて内周面にグリスを供給する貫通孔を有する円筒状のホルダと、
前記ホルダの内周面に沿って摺動自在に前記ホルダに収容されており、前記ホルダとの相対回転により前記流出口を開閉するシリンダと、
を備えることを特徴とする。
この流体バルブは、内周面をシリンダの外周面との摺動面とするホルダの周側面に、グリスを供給するための貫通孔が形成されている。このため、ホルダの外周面から貫通孔にグリスを充填することで、シリンダを抜き出すことなく摺動面にグリスを供給することができる。
したがって、本発明の流体バルブは、摺動面にグリスを容易に補充することができる。
実施例1に係る流量調整弁(流体バルブ)が備えられた水栓を示す斜視図である。 実施例1に係る流量調整弁(流体バルブ)が備えられた水栓を示す正面図である。 実施例1に係る流量調整弁(流体バルブ)が備えられた水栓を示す側面図である。 実施例1に係る流量調整弁(流体バルブ)が備えられた水栓の吐出管先端部を示す拡大断面図である。 実施例1に係る流量調整弁(流体バルブ)を示す斜視図である。 実施例1に係る流量調整弁(流体バルブ)を示す側面図である。 実施例1に係る流量調整弁(流体バルブ)を示す断面図である。 実施例1に係る流量調整弁(流体バルブ)を示す底面図である。 実施例1に係る流量調整弁(流体バルブ)の作用を説明するための図であり、水栓から取り外した状態を示す図である。 実施例2に係る流量調整弁(流体バルブ)を説明するための図である。
本発明における好ましい実施の形態を説明する。
本発明の流体バルブにおいて、前記貫通孔は、前記ホルダの軸方向に複数配列され得る。この場合、摺動面の広範にわたってグリスを行き渡らせることができる。
本発明の流体バルブにおいて、前記貫通孔は、前記ホルダの軸方向にスリット状に延びて形成され得る。この場合、摺動面の広範にわたってグリスを行き渡らせることができる。
本発明の流体バルブにおいて、前記流出口は前記ホルダの周側面に形成されており、
前記シリンダは、前記ホルダとの相対回転により前記流出口と連通する開口を周側面に形成しており、
前記貫通孔は、前記ホルダの周側面のうち、前記開口に対応する部位よりも軸方向の端部寄りの位置に形成され得る。
この場合、ホルダの周側面のうち、シリンダの開口と重ならない部位に形成された貫通孔にグリスを充填することができる。このため、ホルダの周側面の開口と重なる部位に形成された貫通孔と比較して、充填されたグリスの流出を抑制することができる。その結果、より長期にわたる摺動面の円滑な摺動を実現することができる。
次に、本発明の流体バルブを具体化した実施例について、図面を参照しつつ説明する。なお、以下の実施例では、本発明に係る流体バルブとして流量調整弁を例示する。また、以下の説明では、便宜上、鉛直方向を上下方向とする。
<実施例1>
実施例1の流量調整弁70は、図1〜図4に示す水栓1に備えられている。水栓1は、熱湯及び熱湯と水を混合した湯水を吐出する熱湯混合水栓であり、流量調整弁70は熱湯の吐出量を調整する流体バルブである。水栓1は、壁面取り付け型の水栓である。水栓1は、水栓本体10、吐出管20、湯水吐出口30、熱湯吐出口40、レバー式ハンドル50及び回動式ハンドル60を備えている。
水栓本体10は、水平方向に長い略直方体形状をなしている。水栓本体10の背面両端部には、給水管2及び給湯管3が夫々接続されている。給水管2及び給湯管3は、壁面内の配管から水栓本体10に水及び湯を夫々供給する。給湯管3は最高約95℃の熱湯を供給することができる。水栓本体10は、これら給水管2及び給湯管3からの水及び熱湯を混合して流出させる図示しない混合弁を内蔵している。
吐出管20は、その基端部が水栓本体10に回動自在に接続されている。吐出管20は断面略円形状に形成されているとともに、全体として略L字形状に形成されている。吐出管20は直線状に延びる直線状部21を有している。直線状部21は水平方向に延伸している。吐出管20は、水栓本体10の正面前方を中心として、水平面内で約180°の範囲で回動自在とされている。吐出管20は、水栓本体10の混合弁を経由した湯水を流通する湯水流通路22と、給湯管3からの熱湯を流通する熱湯流通路23とを有している。すなわち、吐出管20は、湯水と熱湯が別々に流通する2系統の流通路を有している。また、吐出管20はカバー部材24を有している。カバー部材24は耐熱樹脂製である。湯水流通路22及び熱湯流通路23はこのカバー部材24内に配されている。
熱湯流通路23は、管部23A及びバルブケース23Bを有して形成されている。管部23Aは管状に形成されている。管部23Aは直線状部21の中心軸Cに沿って延びている。バルブケース23Bは、一端が閉塞された円筒状に形成されている。バルブケース23Bは、直線状部21の中心軸Cに同芯に配されている。バルブケース23Bは、その開口端側を吐出管20の先端側に向けて管部23Aに接続されている。具体的には、図4に示すように、バルブケース23Bの閉塞端側には連通孔23Cが形成されており、この連通孔23Cに管部23Aの先端部が差し込まれてろう付け等により液密に接続されている。そして、この連通孔23Cを介して、管部23A内の空間とバルブケース23B内の空間が連通している。また、バルブケース23Bの周側面には連通孔23Dが形成されている。連通孔23Dは、バルブケース23B内の空間と熱湯吐出口40とを連通している。
湯水吐出口30は、吐出管20に形成されて湯水を吐出する。熱湯吐出口40は、吐出管20に形成されて熱湯を吐出する。図3に示すように、湯水吐出口30及び熱湯吐出口40は、吐出管20から夫々異なる突出量で突出して形成されている。湯水吐出口30及び熱湯吐出口40は、吐出管20の直線状部21の先端部から下方に突出する形態で夫々設けられている。そして、熱湯吐出口40の下端は、湯水吐出口30の下端よりも下方まで延びて形成されている。すなわち、熱湯吐出口40は、湯水吐出口30よりも大きな突出量で下方に突出している。湯水吐出口30及び熱湯吐出口40は、湯水吐出口30が吐出管20の基端側、熱湯吐出口40が吐出管20の先端側となる配置で、吐出管20の直線状部21の延出する方向に沿って隣接して夫々設けられている。
レバー式ハンドル50は、水栓本体10の混合弁による湯水の混合割合及び吐出量を調節する操作ハンドルである。レバー式ハンドル50は、水栓本体10の上面の長手方向略中央に回動自在に設けられている。レバー式ハンドル50は、水平軸周りの回動、すなわち、レバー式ハンドル50の先端が上下に移動する回動操作により湯水の吐出量を調節する。また、レバー式ハンドル50は、鉛直軸周りの回動、すなわち、レバー式ハンドル50の先端が水平に移動する回動操作により、湯水の混合割合を調節する。
回動式ハンドル60は熱湯を吐出する吐水操作を行う。回動式ハンドル60は、流量調整弁70を操作するハンドルであり、熱湯吐出口40から吐出される熱湯の吐出量を調節する。回動式ハンドル60による吐水操作とは、円柱形状をなす吐出管20の直線状部21の中心軸Cと同軸周りの回動操作である。すなわち、回動式ハンドル60は、所定の回動軸としての中心軸C周りに回動自在に設けられており、この回動操作によって流量調整弁70を操作する。また、回動式ハンドル60は、ロック機構により、吐水操作である回動操作をロックされたロック状態にされる。このロック状態は、ロック解除操作を行うことにより、ロック解除状態に切り替えられる。このロック解除操作とは、回動式ハンドル60の中心軸C方向への移動操作であり、ロック状態とされた回動式ハンドル60の中心軸C方向への引っ張り操作である。すなわち、回動式ハンドル60は、吐出管20の直線状部21の中心軸C方向に移動自在に設けられている。
流量調整弁70は、回動式ハンドル60の回動操作に応じて、熱湯吐出口40から吐出する熱湯の吐出量を調整する弁である。流量調整弁70は吐出管20の先端部に挿脱自在に収容される。流量調整弁70は、図4に示すように、バルブケース23Bの内側空間に収容される。詳細には、流量調整弁70は、その開口端が吐出管20の基端部側を向くように、バルブケース23Bの開口端からバルブケース23B内の空間に挿入され、止め輪Rにより固定されている。流量調整弁70は、全体として有底の円筒形状をなしており、有底円筒形状のバルブケース23B内にバルブケース23Bと同軸に収容される。図5〜図8に示すように、流量調整弁70は、ホルダ71及びシリンダ72を備えている。流量調整弁70は、回動式ハンドル60の回動操作によって、シリンダ72がホルダ71に対して相対回動し、回動量に応じて、熱湯吐出口40から吐出する熱湯の吐出量を調整する。
ホルダ71は円筒状に形成されている。ホルダ71の一方の端面には流入口71Aが形成されている。流入口71Aは、上流側の熱湯流通路23に向けて開口し、熱湯流通路23内を流通する熱湯を流量調整弁70内に流入する。ホルダ71の周側面には流出口71Bが形成されている。流出口71Bは、下流側の熱湯流通路23に向けて開口し、流量調整弁70内の熱湯を下流側の熱湯流通路23へ流出する。すなわち、流量調整弁70は、上流側に開口する流入口71Aから流体を軸方向に流入し、下流側に開口する流出口71Bから流体を径方向へ流出する。流入口71A及び流出口71Bは、流量調整弁70をバルブケース23B内に収容した状態においては、流入口71Aが吐出管20基端側の連通孔23Cに開口して連通し、流出口71Bが下方の連通孔23Dに開口して連通している。
また、ホルダ71の周側面には貫通孔71Cが形成されている。貫通孔71Cにはグリスが充填され、摺動面となるホルダ71の内周面とシリンダ72の外周面との間にグリスを供給する。本実施例において、貫通孔71Cは複数形成されている。複数の貫通孔71Cは、ホルダ71の軸方向に配列して形成されている。貫通孔71Cは、ホルダ71の周側面のうち、開口72Aに対応する部位よりも軸方向端部寄りの位置にも形成されている。
なお、ホルダ71の流入口71A側とは反対側の端面にはロック部材73が取り付けられている。ロック部材73は、回動式ハンドル60による回動操作をロックするロック機構を構成する部材である。また、ホルダ71の流出口71Bが形成された周側面に対向する反対側の周側面には第2流入口71Dが形成されている。第2流入口71Dは、径方向からの流体の流入が可能な流入口である。流量調整弁70は、軸方向に形成された流入口71A、及び径方向に形成された第2流入口71Dの少なくとも一方から流体を流入させることができる。
シリンダ72は有底筒状に形成されている。シリンダ72は、ホルダ71の内周面を摺動自在にホルダ71に収容されている。また、シリンダ72は、ホルダ71との相対回転により流出口71Bを開閉する。シリンダ72は、ホルダ71の内周面に沿って回動自在に設けられている。このシリンダ72の回動は、吐出管20の中心軸C周りの回動である。すなわち、シリンダ72とホルダ71とは、中心軸C周りに相対回動自在に設けられている。
シリンダ72の周側面には開口72Aが形成されている。開口72Aは、シリンダ72のホルダ71との相対回動によりホルダ71の流出口71Bと連通する。開口72Aは扁平な涙滴状に形成されている。開口72Aは、流出口71Bとの連通開始時には、涙滴形状の幅狭部に相当する部位が連通する。また、シリンダ72の閉塞側の端部には操作軸部72Bが設けられている。操作軸部72Bは、ホルダ71の他端及びロック部材73を貫通して吐出管20の先端方向に延びて形成されている。回動式ハンドル60は、この操作軸部72Bに連結されている。
なお、シリンダ72の開口72Aが形成された周側面に対向する反対側の周側面には第2開口(図示せず)が形成されている。第2開口は、ホルダ71の第2流入口71Dに対応する開口である。第2開口は、回動操作時には、開口72Aと流出口71Bとの連通に先んじて第2流入口71Dと連通する。また、第2開口は、流量調整弁70が全閉状態においても第2流入口71Dと僅かに連通している。
また、本実施例において、流出口71Bは、ホルダ71とは別体に設けられた流出口部材71Eに形成されており、この流出口部材71Eは、シール部材71Fを介してホルダ71の周側面に形成された流出口用開口71Gに嵌め込まれている(図4〜図8参照)。シール部材71Fは、シリンダ72の外周面に液密且つ摺動自在に当接する。また、シール部材71Fは、流量調整弁70がバルブケース23B内に収容されたときには、連通孔23D周縁のバルブケース23Bの内周面に液密に当接する。
次に、上記のように構成された実施例1の流量調整弁70の作用について説明する。水栓1において、熱湯を吐出する吐水操作を行う場合には回動式ハンドル60を操作する。この回動式ハンドル60の回動操作によって、流量調整弁70のシリンダ72がホルダ71に対して相対回動し、回動量に応じた量の熱湯が熱湯吐出口40から吐出される。
この時、流量調整弁70は、シリンダ72の外周面がホルダ71の内周面に対して摺動する。シリンダ72とホルダ71の摺動面には、貫通孔71Cに充填されたグリスが十分に供給されており、円滑に回動する。また、貫通孔71Cは、ホルダ71の周側面の軸方向に複数配列されていることにより摺動面の広範にわたってグリスが供給されており、良好な摺動を実現している。さらに、貫通孔71Cは、ホルダ71の周側面のうち、開口72Aに対応する部位よりも軸方向端部寄りの位置に形成されている。この部位に供給されるグリスは、流通する熱湯に直接接触しないので流出し難い。したがって、流量調整弁70は、長期にわたって良好な潤滑状態が維持される。
また、この時、シリンダ72の開口72Aがホルダ71の流出口71Bと連通し、流量調整弁70の下流側の熱湯流通路23へ熱湯が流通する。開口72Aは、流出口71Bとの連通開始時には、涙滴形状の幅狭部に相当する部位が連通する。これにより急激な流量変化が抑制される。
熱湯吐出口40から吐出される熱湯は、回動式ハンドル60の回動操作の操作量に応じた吐出量で吐出される。流量調整弁70は、回動式ハンドル60の回動により、ホルダ71に対してシリンダ72が相対回動するのみであり、軸方向への変位は生じない。このため、回動式ハンドル60の回動による軸方向の変位も生じず、美観を損なうことがない。
回動式ハンドル60のスムーズな回動が困難になった場合、貫通孔71Cに充填されたグリスの流失、蒸発が考えられるので、グリスを補充する。この場合、最初に、回動式ハンドル60、止め輪Rを外す。その後、図9に示すように、バルブケース23Bから流量調整弁70を取り出す。これにより、ホルダ71の外周面が露出し、貫通孔71Cにグリスを容易に補充できる。
なお、回動式ハンドル60は、通常状態においては、回動操作がロックされたロック状態とされている。このため、意図しない操作や誤操作によって熱湯が吐出されるのが防止される。回動式ハンドル60により吐水操作である回動操作を行うには、ロック解除操作である引っ張り操作を行いロック解除状態にする。これによりロック解除状態とされ、回動操作が可能となる。
また、回動式ハンドル60は、吐出管20の先端に設けられているので、操作者は吐出される熱湯よりも手前で回動操作を行うことができ安全である。また、回動式ハンドル60は、吐出管20の外径と略同径の円柱状に形成されており、その中心軸が吐出管20の直線状部21の中心軸Cと同軸になるように直線状部21の先端部に配置されているので、すっきりとした美観を呈している。
また、熱湯吐出口40は湯水吐出口30よりも吐出管20の先端寄りの位置に設けられており、吐出管20の先端に配置された回動式ハンドル60により近い位置から熱湯が吐出される。
また、湯水吐出口30と熱湯吐出口40とは別に設けられている。これにより、例えば、熱湯を吐出した直後に湯水を吐出する場合でも、残っていた熱湯が不意に吐出してしまうことがない。また、湯水吐出口30は、その下端が熱湯吐出口40の下端よりも上方に位置しているので、熱湯の吐出される熱湯吐出口40との吐出位置の違いを容易に認識できる。
以上のように、本実施例の流量調整弁70は、内側空間に熱湯を流入する流入口71A、内側空間から熱湯を流出する流出口71B、及び周側面に形成されて内周面にグリスを供給する貫通孔71Cを有する円筒状のホルダ71と、
ホルダ71の内周面に沿って摺動自在にホルダ71に収容されており、ホルダ71との相対回転により流出口71Bを開閉する有底筒状のシリンダ72と、
を備えている。
この流量調整弁70は、内周面をシリンダ72の外周面との摺動面とするホルダ71の周側面に、グリスを供給するための貫通孔71Cが形成されている。このため、ホルダ71の外周面から貫通孔71Cにグリスを充填することで、シリンダ72を抜き出すことなく摺動面にグリスを供給することができる。
したがって、流量調整弁70は、摺動面にグリスを容易に補充することができる。
また、貫通孔71Cは、ホルダ71の軸方向に複数配列されているので、摺動面の広範にわたってグリスを行き渡らせることができる。
また、流出口71Bはホルダ71の周側面に形成されており、シリンダ72は、ホルダ71との相対回転により流出口71Bと連通する開口72Aを周側面に形成している。そして、貫通孔71Cは、ホルダ71の周側面のうち、開口72Aに対応する部位よりも軸方向の端部寄りの位置に形成されている。
このような構成により、本実施例の流量調整弁70は、ホルダ71の周側面のうち、シリンダ72の開口72Aと重ならない部位に形成された貫通孔71Cにグリスを充填することができる。このため、ホルダ71の周側面の開口72Aと重なる部位に形成された貫通孔71Cと比較して、充填されたグリスの流出を抑制することができる。その結果、より長期にわたる摺動面の円滑な摺動を実現することができる。
<実施例2>
実施例2の流体バルブである流量調整弁270は、貫通孔271Cの形成形態の点において、実施例1の流量調整弁70と相違する。図10に示すように、流量調整弁270は、ホルダ271を備えており、このホルダ271は、軸方向にスリット状に延びて形成された貫通孔271Cを有する。この場合も、実施例1と同様の作用効果を奏する。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)実施例1及び2では、熱湯混合水栓に適用された流体バルブとしての流量調整弁を例示したが、これに限定されない。流体バルブは、熱湯や水を吐出する単水栓に適用されてもよい。
(2)実施例1及び2では、流体バルブとして流量調整弁を例示したが、厳密な流量調整を行わないいわゆる開閉弁であってもよい。
(3)実施例1及び2では、円筒形状をなす流体バルブへの流体の流入形態として、軸方向に形成された流入口から流体を流入する形態を例示したが、径方向に形成された流入口である第2流入口から流体を流入する形態であってもよい。
(4)実施例1及び2では、ホルダとは別体の流出口部材を設けて流出口を形成する形態を例示したが、流入口をホルダに直接形成してもよい。
1…水栓
2…給水管
3…給湯管
10…水栓本体
20…吐出管
21…直線状部
22…湯水流通路
23…熱湯流通路
23A…管部
23B…バルブケース
23C…連通孔
23D…連通孔
24…カバー部材
30…湯水吐出口
40…熱湯吐出口
50…レバー式ハンドル
60…回動式ハンドル
70,270…流量調整弁(流体バルブ)
71,271…ホルダ
71A…流入口
71B…流出口
71C,271C…貫通孔
71D…第2流入口
71E…流出口部材
71F…シール部材
71G…流出口用開口
72…シリンダ
72A…開口
72B…操作軸部
73…ロック部材
C…直線状部の中心軸
R…止め輪

Claims (4)

  1. 内側空間に流体を流入する流入口、内側空間から流体を流出する流出口、及び周側面に形成されて内周面にグリスを供給する貫通孔を有する円筒状のホルダと、
    前記ホルダの内周面に沿って摺動自在に前記ホルダに収容されており、前記ホルダとの相対回転により前記流出口を開閉するシリンダと、
    を備えることを特徴とする流体バルブ。
  2. 前記貫通孔は、前記ホルダの軸方向に複数配列されていることを特徴とする請求項1記載の流体バルブ。
  3. 前記貫通孔は、前記ホルダの軸方向にスリット状に延びて形成されていることを特徴とする請求項1記載の流体バルブ。
  4. 前記流出口は前記ホルダの周側面に形成されており、
    前記シリンダは、前記ホルダとの相対回転により前記流出口と連通する開口を周側面に形成しており、
    前記貫通孔は、前記ホルダの周側面のうち、前記開口に対応する部位よりも軸方向の端部寄りの位置に形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の流体バルブ。
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