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JP6508608B2 - 吐水装置 - Google Patents

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JP6508608B2 JP2014132087A JP2014132087A JP6508608B2 JP 6508608 B2 JP6508608 B2 JP 6508608B2 JP 2014132087 A JP2014132087 A JP 2014132087A JP 2014132087 A JP2014132087 A JP 2014132087A JP 6508608 B2 JP6508608 B2 JP 6508608B2
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Description

本発明は、3種類の吐水形態を有する吐水装置に関する。
3つ以上の吐水口を有し、3種類の吐水形態を有する浴室用途の吐水装置として、開閉弁、切替弁もしくは流量調節弁のいずれか2つ以上が連通した吐水装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−131975号公報
このような特許文献1に記載されている吐水装置は、温度調整ハンドルとハンドシャワー用流量調整ハンドル、オーバーヘッドシャワー用流量調整ハンドル等が別体で構成されていることにより、目的に応じて異なるハンドルを操作するため、使い勝手が優れなかった。
さらに、特許文献1に記載されている吐水装置は、止水時からオーバーヘッドシャワーによる吐水を行えるため、オーバーヘッドシャワーによる使用者の頭上へ吐水開始時に使用者が望まない温度の水が予期せずに吐水されてしまう問題があった。
そこで、本発明は、前述したような従来技術の問題を解決するものであって、すなわち、本発明の目的の一つは、吐水開始時に使用者の頭上へ予期しない温度の水が予期せずに吐水されることを抑制すると共に、使い勝手の優れた吐水装置を提供することである。
請求項1に係る発明は、第一吐水孔から第一の吐水形態を吐水し、第二吐水孔から第二の吐水形態を吐水し、第三吐水孔から使用者の頭上へと第三の吐水形態を吐水する吐水装置であって、前記いずれかの吐水形態を選択可能である吐水形態選択部材と、前記第一吐水孔と前記第二吐水孔と前記第三吐水孔とが接続され前記吐水形態選択部材の選択に応じて前記第一吐水孔と前記第二吐水孔と前記第三吐水孔とのいずれかと連通して流路を形成する流路形成部材とを備え、前記吐水形態選択部材が、前記第一吐水孔と前記第二吐水孔と前記第三吐水孔とのいずれからも吐水されていない止水状態において前記第三の吐水形態の選択を禁止する禁止手段を有していると共に、前記吐水形態選択部材により前記止水状態から前記第一の吐水形態または前記第二の吐水形態が選択された後に、前記禁止手段による禁止が解除されよう構成され、前記吐水形態選択部材が、回転操作により前記第一の吐水形態および前記第二の吐水形態を選択し、前記回転操作の回転軸に沿った進退操作により前記第三の吐水形態を選択する操作ハンドルであることにより、前述した課題を解決するものである。
本請求項1に係る発明の吐水装置によれば、第一吐水孔と第二吐水孔と第三吐水孔とを備えていることにより、使用者の頭上への吐水やそれ以外の使用者の意図する部分への吐水などの様々な吐水形態を提供することができるばかりでなく、吐水形態選択部材が、第一吐水孔と第二吐水孔と第三吐水孔とのいずれからも吐水されていない止水状態から第三の吐水形態の選択を禁止する禁止手段を有していると共に、吐水形態選択部材により止水状態から第一の吐水形態または第二の吐水形態が選択された後に、禁止手段による禁止が解除されることにより、吐水形態選択部材の禁止手段が第一吐水孔と第二吐水孔と第三吐水孔とのいずれからも吐水されていない止水状態において第三の吐水形態による吐水を禁止し、吐水形態選択部材により第一の吐水形態または第二の吐水形態による吐水が選択された後に禁止手段を解除して第三の吐水形態による吐水を行うため、流路形成部材内に残留していた冷水が第一吐水孔または第二吐水孔から排出され、吐水開始時の使用者の頭上へ予期しない温度の水が予期せずに吐水されることを抑制することができる。
さらに、1つの吐水形態選択部材がいずれかの吐水形態を選択可能であることにより、吐水形態選択部材の操作によって第一の吐水形態と第二の吐水形態と第三の吐水形態とを切り替えるため、複数の吐水形態選択部材により吐水形態を選択する場合に比べて使い勝手の優れた吐水装置を提供することができる。
また、吐水形態選択部材が、回転操作により第一の吐水形態および第二の吐水形態を選択し、回転操作の回転軸に沿った進退操作により第三の吐水形態を選択する操作ハンドルであることにより、操作ハンドルへの動作のみで第一の吐水形態と、第二の吐水形態と、第三形態の吐水とを選択するため、吐水装置の使い勝手をさらに向上することができる。
本請求項3に係る発明は、請求項2に記載された吐水装置の構成に加えて、前記流路形成部材が、前記操作ハンドルの回転操作により前記第一吐水孔および前記第二吐水孔への給水を制御する回動弁と、前記操作ハンドルの進退操作により前記第三吐水孔への給水を制御する直動弁とを備えていることにより、前述した課題を解決するものである。
本請求項3に係る発明の吐水装置によれば、請求項2に係る発明が奏する効果に加えて、流路形成部材が、操作ハンドルの回転操作により第一吐水孔および第二吐水孔への給水を制御する回動弁と、操作ハンドルの進退操作により第三吐水孔への給水を制御する直動弁とを備えていることにより、第一吐水孔および第二吐水孔への給水制御動作と第三吐水孔への給水制御動作とが異なるため、第三の吐水形態に誤って切り替えて使用者の頭上へ予期しない温度の水が予期せずに吐水されることを抑制することができる。
本請求項4に係る発明は、請求項3に記載された吐水装置の構成に加えて、前記流路形成部材が、前記操作ハンドルの内周に挿入される挿入部を有し前記回動弁および前記直動弁を収納するケーシングを備え、前記操作ハンドルが、前記挿入部の外周に設けられた突起と前記進退操作で当接して前記禁止手段を形成する凸部を前記操作ハンドルの内周面に備え、前記止水状態において前記凸部と当接していた前記突起が、前記操作ハンドルの前記回転操作により前記凸部と離隔することにより、前述した課題を解決するものである。
本請求項4に係る発明の吐水装置によれば、請求項3に係る発明が奏する効果に加えて、操作ハンドルが、挿入部の外周に設けられた突起と進退方向で当接して禁止手段を形成する凸部を操作ハンドルの内周面に備えていることにより、止水状態において凸部と当接していた突起が操作ハンドルの回転操作により凸部と離隔し、操作ハンドルの進退操作で内周面を進退自在になるため、簡便な構造で止水状態から第一の吐水形態または第二の吐水形態が選択された後に凸部による禁止を解除し、直動弁を制御することができる。
本請求項5に係る発明は、請求項4に記載された吐水装置の構成に加えて、前記ケーシングが、内部に水を供給する給水孔を有しており、前記回動弁が、前記給水孔から供給された水の流入口を有し、前記操作ハンドルを進退操作して前記第三の吐水形態を選択した際に前記直動弁が、前記流入口を封止することにより、前述した課題を解決するものである。
本請求項5に係る発明の吐水装置によれば、請求項4に係る発明が奏する効果に加えて、操作ハンドルを進退操作して第三の吐水形態を選択した際に直動弁が、流入口を封止することにより、給水孔から第三の吐水孔へと連通する流路が形成されて、この流路内を水が流れるため、この流路内の水圧によって第三の吐水形態を維持することができる。
本発明により、使用者の頭上への吐水やそれ以外の使用者の意図する部部分への吐水などの様々な吐水形態を提供することができるばかりでなく、吐水開始時に使用者の頭上へ予期しない温度の水が予期せずに吐水されることを抑制すると共に、使い勝手の優れた吐水装置を提供することができる。
本発明の第1実施形態の吐水装置の外観斜視図。 本発明の第1実施形態の流路形成部材周辺の流路を示す図。 本発明の第1実施形態の操作ハンドルの正面図。 本発明の第1実施形態の止水状態における操作ハンドルおよび流路形成部材のA−A断面図。 本発明の第1実施形態の止水状態における操作ハンドルおよび流路形成部材のB−B断面図。 本発明の第1実施形態の止水状態における操作ハンドルおよび、挿入部を除いた流路形成部材のC−C断面を示す斜視断面図。 本発明の第1実施形態の止水状態における操作ハンドルおよび流路形成部材のC−C断面を示す斜視断面図。 本発明の第1実施形態の第一の吐水形態における操作ハンドルおよび流路形成部材のA−A断面図。 本発明の第1実施形態の第一の吐水形態における操作ハンドルおよび流路形成部材のB−B断面図。 本発明の第1実施形態の第三の吐水形態における操作ハンドルおよび流路形成部材のA−A断面図。
(第1実施形態)
図1は本発明の第1実施形態の吐水装置100の外観斜視図である。
吐水装置100は、冷水CWを供給する冷水源CWSと、温水HWを供給する温水源HWSと、吐水の温度調整を行う温調ハンドルTHと、吐水形態を選択する吐水形態選択部材である吐水ハンドル140と、使用者が把持して使用するハンドシャワーHSと、使用者の体の側面に吐水するボディシャワーBSと、使用者の頭上に吐水するオーバーヘッドシャワーOHSとを備えている。
次に、吐水装置100の流路について述べる。
冷水源CWSは冷水CWを吐水装置100に供給し、温水源HWSは温水HWを吐水装置100に供給する。
そして、冷水源CWSから供給された冷水CWおよび温水源HWSから供給された温水HWは、まず吐水装置100の下方に設けられた温調ハンドルTHに供給される。
使用者が温調ハンドルTHを操作することにより、冷水CWと温水HWとが混合された湯水混合水MWが生成される。
図2は本発明の第1実施形態の流路形成部材150周辺の流路を示す図である。
使用者が温調ハンドルTHを操作することにより生成された湯水混合水MWは、操作ハンドル140と連結した流路形成部材150に供給される。
操作ハンドル140および流路形成部材150は、吐水装置100の高さ方向中央付近に位置しており、連結軸153にて一体に連結されている。
そして、使用者が操作ハンドル140を操作することにより、連結軸153を介して流路形成部材150内の流路が切り替えられ、ハンドシャワーHSから吐水される第一の吐水形態と、ボディシャワーBSから吐水される第二の吐水形態と、オーバーヘッドシャワーOHSから吐水される第三の吐水形態とを選択することができる。
図3は本発明の第1実施形態のカバーCを外した状態の操作ハンドル140の正面図である。
止水状態から操作ハンドル140を左方向に回転させると第一の吐水形態となり、止水状態から操作ハンドル140を右方向に回転させると第二の吐水形態となる。
図4は本発明の第1実施形態の止水状態における操作ハンドル140および流路形成部材150のA−A断面図であり、図5は本発明の第1実施形態の止水状態における操作ハンドル140および流路形成部材150のB−B断面図である。
操作ハンドル140は、中空の円筒形状であり、円筒状の操作ハンドル基部141と、この操作ハンドル基部141よりも直径が大きく使用者が把持する把持部142とにより外観を形成している。
流路形成部材150は、ケーシング151により、周面の一部が平坦面となっている中空の円柱形状の外観を形成している。
さらに、ケーシング151の前方には操作ハンドル140に挿入される挿入部154が形成されている。
ケーシング151は、温調ハンドルTHによって生成された湯水混合水MWが供給される給水孔151aが下方に形成されていると共に、給水孔151aから流路形成部材150に流入した水をハンドシャワーHSに供給する第一通水孔141bが左方に、給水孔151aから流路形成部材150に流入した水をボディシャワーBSに供給する第二通水孔141cが右方に、給水孔151aから流路形成部材150に流入した水をオーバーヘッドシャワーOHSに供給する第三通水孔141dが後方にそれぞれ形成されている。
さらにケーシング151内には、中空の円筒形状であり前方から後方にのびる回動弁152が挿入されている。
そして回動弁152には、側面に円形の開口152bが二つ、後方側にはケーシング151の給水孔151aから流路形成部材150内に流入した水が流入する流入口152aがそれぞれ形成されている。
また、操作ハンドル140と流路形成部材150とは、回動弁152内を貫通する円柱状の連結軸153で連結されている。
そして連結軸153が、操作ハンドル140および流路形成部材150から脱落しないように、操作ハンドル140と連結軸153との間、および流路形成部材150と連結軸153との間でそれぞれ円柱状の抜け止めピン153aが挿入されている。
さらに連結軸153の後方には、算盤玉形状の直動弁153bが設けられており、ケーシング151の後方に設けられた第三通水孔151dを閉止することができる。
次に、操作ハンドル140と流路形成部材150との連結構造について、図6および図7を用いて説明する。
図6は、本発明の第1実施形態の止水状態における操作ハンドル140および、挿入部154を除いた流路形成部材150のC−C断面を示す斜視断面図であり、図7は本発明の第1実施形態の止水状態における操作ハンドル140および流路形成部材150のC−C断面を示す斜視断面図である。
操作ハンドル140の内周面の左方には凸部143が操作ハンドル140の軸方向に形成されている。
そして、挿入部154には、挿入部154の外周面から突出した突起154aが設けられており、止水状態においては突起154aが凸部143の前方の端面である凸部接触面143aと軸方向で当接している。
また、操作ハンドル140は使用者の操作により回転軸Pを中心に回動する。操作ハンドル140が回動すると、凸部143も操作ハンドル140の回動に伴い回動するため、凸部接触面143aと突起154aとが離間する。
続いて、図4乃至図10に基づいて、本発明の第1実施形態の吐水装置100における動作について説明する。
まず図4および図5より、本発明の第1実施形態における吐水装置100の止水状態について説明する。
温調ハンドルTHにより温度調節された湯水混合水MWが、給水孔151aから流路形成部材150に流入する。
そして直動便153が第三通水孔151dを閉塞していることにより、湯水混合水MWは流入口152aに流入する。
このとき、止水状態において回動弁152に設けられた開口152bは第一通水孔151bおよび第二通水孔151cと連通していないため、湯水混合水MWは回動弁152内に貯留される。
なお、止水状態において操作ハンドル140の凸部143が、流路形成部材150の突起154aと凸部接触面143aとが軸方向で当接しているため、操作ハンドル140前方に引き出して第三の吐水状態を選択することができない。
すなわち、凸部143が第三の吐水手段の選択を禁止する禁止手段である。
次に図3、図8および図9より、本発明の第1実施形態における吐水装置100の第一の吐水形態について説明する。
止水状態において、操作ハンドル140を左に回すと第一の吐水状態が選択される。
このとき、温調ハンドルTHにより温度調節された湯水混合水MWが、給水孔151aから流路形成部材150に流入する。
そして直動便153が第三通水孔151dを閉塞していることにより、湯水混合水MWは流入口152aに流入する。
第一の吐水形態が選択された状態において、操作ハンドル140が止水状態から回転された状態であるため、回動弁152に設けられた開口152bが第一通水孔151bと連通する。
これにより、給水孔151aから流入した湯水混合水MWが開口152bおよび第一通水孔151bを通り、第一吐水孔110から吐水される。
また、第一の吐水形態を選択した際に、操作ハンドル140が左に回されていることにより、操作ハンドル140の凸部143が、流路形成部材150の突起154aと凸部接触面143aで当接しない。
これにより、操作ハンドル140の進退動作の規制が解除されるため、凸部143を含む操作ハンドル140前方に引き出して第三の吐水状態を選択することができる状態になっている。
すなわち、操作ハンドル140により止水状態から第一の吐水形態が選択されると、凸部143による第三の吐水形態の選択の禁止が解除される。
なお、第二の吐水状態については、吐水状態において操作ハンドル140を右に回すことで選択される吐水状態であり、操作ハンドル140を右に回すことで開口152bが第二通水孔151cと連通する。
これにより、給水孔151aから流入した湯水混合水MWが開口152bおよび第二連通孔151cを通り、第二吐水孔120から使用者の体の側面に吐水される。
また、第二の吐水形態についても、操作ハンドル140が右に回されていることにより、操作ハンドル140の凸部143が、流路形成部材150の突起154aと凸部接触面143aで当接しない。
これにより、操作ハンドル140の進退動作の規制が解除されるため、凸部143を含む操作ハンドル140前方に引き出して第三の吐水状態を選択することができる状態になっている。
すなわち、操作ハンドル140により止水状態から第二の吐水形態が選択されると、凸部143による第三の吐水形態の選択の禁止が解除される。
次に図10より、本発明の第1実施形態における吐水装置100の第三の吐水形態について説明する。
第一の吐水形態および第二の吐水形態において、操作ハンドル140を前方へ引き出すと第三の吐水状態が選択される。
このとき、操作ハンドル140の前方の引き出しに伴い、抜け止めピン153aにより連結軸153も前方に引き出される。
そして、連結軸153の前方への進出に伴い、直動弁153bも前方へ進出し、回動弁152に設けられた流入口152aを封止する。
この状態で温調ハンドルTHにより温度調節された湯水混合水MWが、給水孔151aから流路形成部材150に流入する。
そして、直動便153が流入口152aを封止していることにより、湯水混合水MWは第三通水孔151dに流入する。
第三通水孔151dへ流入した湯水混合水MWは、第三吐水孔130から使用者の頭上へと吐水される。
なお、第三の吐水形態を使用者が選択した時、湯水混合水MWが流路形成部材150内を満たしているため、使用者が操作ハンドル140から手を離したとしても、湯水混合水MWの水圧により直動便153が流入口152aを封止し続けることができる。
このようにして得られた本発明の第1実施形態の吐水装置100は、第一吐水孔110と第二吐水孔120と第三吐水孔130とを備えていることにより、使用者の頭上への吐水やそれ以外の使用者の意図する部分への吐水などの様々な吐水形態を提供することができるばかりでなく、吐水形態選択部材である操作ハンドル140が、第一吐水孔110と第二吐水孔120と第三吐水孔130とのいずれからも吐水されていない止水状態から第三の吐水形態の選択を禁止する禁止手段である凸部143を有していると共に、操作ハンドル140により止水状態から第一の吐水形態または第二の吐水形態が選択された後に、凸部143による禁止が解除されることにより、操作ハンドル140の凸部143が第一吐水孔110と第二吐水孔120と第三吐水孔130とのいずれからも吐水されていない止水状態において第三の吐水形態による吐水を禁止し、操作ハンドル140により第一の吐水形態または第二の吐水形態による吐水が選択された後に凸部143を解除して第三の吐水形態による吐水を行うため、流路形成部材150内に残留していた冷水が第一吐水孔110または第二吐水孔120から排出され、吐水開始時の使用者の頭上へ予期しない温度の水が予期せずに吐水されることを抑制することができる。
さらに、1つの操作ハンドル140がいずれかの吐水形態を選択可能であることにより、操作ハンドル140の操作によって第一の吐水形態と第二の吐水形態と第三の吐水形態とを切り替えるため、使い勝手の優れた吐水装置100を提供することができる。
さらに、回転操作により第一の吐水形態および第二の吐水形態を選択し、回転操作の回転軸に沿った進退操作により第三の吐水形態を選択する操作ハンドル140があることにより、操作ハンドル140への動作のみで第一の吐水形態と、第二の吐水形態と、第三形態の吐水とを選択するため、吐水装置100の使い勝手をさらに向上することができる。
さらに、流路形成部材150が、操作ハンドル140の回転操作により第一吐水孔110および第二吐水孔120への給水を制御する回動弁152と、操作ハンドル140の進退操作により第三吐水孔130への給水を制御する直動弁153bとを備えていることにより、第一吐水孔110および第二吐水孔120への給水制御動作と第三吐水孔130への給水制御動作とが異なるため、第三の吐水形態に誤って切り替えて使用者の頭上へ予期しない温度の水が予期せずに吐水されることを抑制することができる。
さらに、操作ハンドル140が、挿入部154の外周に設けられた突起154aと進退方向で当接する凸部143を操作ハンドル140の内周面に備えていることにより、止水状態において凸部143と当接していた突起154aが操作ハンドル140の回転操作により凸部143と離隔し、操作ハンドル140の進退操作で内周面を進退自在になるため、簡便な構造で止水状態から第一の吐水形態または第二の吐水形態が選択された後に凸部143による禁止を解除し、直動弁153bを制御することができる。
さらに、操作ハンドル140を進退操作して第三の吐水形態を選択した際に直動弁153bが、流入口152aを封止することにより、給水孔151aから第三の吐水孔130へと連通する流路が形成されて、この流路内を水が流れるため、この流路内の水圧によって第三の吐水形態を維持することができる。
本発明は、第一吐水孔から第一の吐水形態を吐水し、第二吐水孔から第二の吐水形態を吐水し、第三吐水孔から使用者の頭上へと第三の吐水形態を吐水する吐水装置であって、前記いずれかの吐水形態を選択可能である吐水形態選択部材と、前記第一吐水孔と前記第二吐水孔と前記第三吐水孔とが接続され前記吐水形態選択部材の選択に応じて前記第一吐水孔と前記第二吐水孔と前記第三吐水孔とのいずれかと連通して流路を形成する流路形成部材とを備え、前記吐水形態選択部材が、前記第一吐水孔と前記第二吐水孔と前記第三吐水孔とのいずれからも吐水されていない止水状態において前記第三の吐水形態の選択を禁止する禁止手段を有していると共に、前記吐水形態選択部材により前記止水状態から前記第一の吐水形態または前記第二の吐水形態が選択された後に、前記禁止手段による禁止が解除され、使用者の頭上への吐水やそれ以外の使用者の意図する部部分への吐水などの様々な吐水形態を提供することができるばかりでなく、吐水開始時に使用者の頭上へ予期しない温度の水が予期せずに吐水されることを抑制すると共に、使い勝手の優れた吐水装置を提供することができるものであれば、その具体的な実施態様は、如何なるものであっても構わない。
例えば、第三の吐水形態が使用者の頭上へと吐水するものであれば、第一の吐水形態および第二の吐水形態の種類が限定されるものではなく、カランからの吐水であってもよい。
また、第三の吐水形態への選択方法として、第一実施形態では操作ハンドルを前方へ引くものとしたが、操作ハンドルを後方へ押すものであってもよい。
また、本発明は吐水形態選択部材として回転式の回転ハンドルを用いたが、シングルレバー水栓で用いられるシングルレバーのようなものであってもよい。
100 ・・・ 吐水装置
110 ・・・ 第一吐水孔
120 ・・・ 第二吐水孔
130 ・・・ 第三吐水孔
140 ・・・ 操作ハンドル(吐水形態選択部材)
141 ・・・ 操作ハンドル基部
142 ・・・ 把持部
143 ・・・ 凸部(禁止手段)
143a ・・・ 凸部接触面
150 ・・・ 流路形成部材
151 ・・・ ケーシング
151a ・・・ 給水孔
151b ・・・ 第一通水孔
151c ・・・ 第二通水孔
151d ・・・ 第三通水
152 ・・・ 回動弁
152a ・・・ 流入口
153 ・・・ 連結軸
153a ・・・ 抜け止めピン
153b ・・・ 直動弁
154 ・・・ 挿入部
154a ・・・ 突起
BS ・・・ ボディシャワー
C ・・・ カバー
CW ・・・ 冷水
CWS ・・・ 冷水源
HS ・・・ ハンドシャワー
HW ・・・ 温水
HWS ・・・ 温水源
MW ・・・ 湯水混合水
OHS ・・・ オーバーヘッドシャワー
P ・・・ 回転軸
T ・・・ 外観部材
TH ・・・ 温調ハンドル

Claims (2)

  1. 第一吐水孔から第一の吐水形態を吐水し、第二吐水孔から第二の吐水形態を吐水し、第三吐水孔から使用者の頭上へと第三の吐水形態を吐水する吐水装置であって、
    前記いずれかの吐水形態を選択可能である吐水形態選択部材と、
    前記第一吐水孔と前記第二吐水孔と前記第三吐水孔とが接続され前記吐水形態選択部材の選択に応じて前記第一吐水孔と前記第二吐水孔と前記第三吐水孔とのいずれかと連通して流路を形成する流路形成部材とを備え、
    前記吐水形態選択部材が、前記第一吐水孔と前記第二吐水孔と前記第三吐水孔とのいずれからも吐水されていない止水状態において前記第三の吐水形態の選択を禁止する禁止手段を有していると共に、
    前記吐水形態選択部材により前記止水状態から前記第一の吐水形態または前記第二の吐水形態が選択された後に、前記禁止手段による禁止が解除されるよう構成され、
    前記吐水形態選択部材が、回転操作により前記第一の吐水形態または前記第二の吐水形態を選択し、前記回転操作の回転軸に沿った進退操作により前記第三の吐水形態を選択する操作ハンドルであり、
    前記流路形成部材が、前記操作ハンドルの前記回転操作により前記第一吐水孔および前記第二吐水孔への給水を制御する回動弁と、前記操作ハンドルの進退操作により前記第三吐水孔への給水を制御する直動弁とを備え、
    前記流路形成部材が、前記操作ハンドルの内周に挿入される挿入部を有し前記回動弁および前記直動弁を収納するケーシングを備え、
    前記操作ハンドルが、前記挿入部の外周に設けられた突起と前記進退操作で当接して前記禁止手段を形成する凸部を前記操作ハンドルの内周面に備え、
    前記止水状態において前記凸部と当接していた前記突起が、前記操作ハンドルの前記回転操作により前記凸部と離隔することを特徴とする吐水装置。
  2. 前記ケーシングが、内部に水を供給する給水孔を有しており、
    前記回動弁が、前記給水孔から供給された水の流入口を有し、
    前記操作ハンドルを進退操作して前記第三の吐水形態を選択した際に前記直動弁が、前記流入口を封止することを特徴とする請求項に記載の吐水装置。
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