JPS594206Y2 - 湯水混合栓 - Google Patents
湯水混合栓Info
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- JPS594206Y2 JPS594206Y2 JP10062780U JP10062780U JPS594206Y2 JP S594206 Y2 JPS594206 Y2 JP S594206Y2 JP 10062780 U JP10062780 U JP 10062780U JP 10062780 U JP10062780 U JP 10062780U JP S594206 Y2 JPS594206 Y2 JP S594206Y2
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- Japan
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- hot water
- valve
- sleeve
- water
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Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、湯および水の各開閉弁機構と、温水温度調
節機構を同軸上に有し、がっこれら各機構が別々のハン
ドルにより操作できるようにした湯水混合栓の改良に関
するものである。
節機構を同軸上に有し、がっこれら各機構が別々のハン
ドルにより操作できるようにした湯水混合栓の改良に関
するものである。
従来、大衆浴場、サウナ風呂等において使用される湯水
混合栓には種々の方式のものが考案され実用に供されて
いるが、いずれの混合栓においても各別のハンドルによ
り操作される湯および水等用の弁を栓匣体内に組込み、
この各弁を各別に操作することにより温水(上り湯)を
供給するようにしていた。
混合栓には種々の方式のものが考案され実用に供されて
いるが、いずれの混合栓においても各別のハンドルによ
り操作される湯および水等用の弁を栓匣体内に組込み、
この各弁を各別に操作することにより温水(上り湯)を
供給するようにしていた。
このため、所望温度の温水を得ようとする場合、両手で
各弁を操作しなければならず、またその操作による弁の
開度も一致しないため、冷水あるいは熱湯のみが放出さ
れることがあり、温水調節が極めて困難であると共に、
熱湯が放出された場合には火傷などの危険性が伴う欠点
があった。
各弁を操作しなければならず、またその操作による弁の
開度も一致しないため、冷水あるいは熱湯のみが放出さ
れることがあり、温水調節が極めて困難であると共に、
熱湯が放出された場合には火傷などの危険性が伴う欠点
があった。
そこで上記問題を解決した湯水混合栓として実開昭53
−11543号が提案されている。
−11543号が提案されている。
かかる湯水混合栓において、栓匣体内にその湯導入室及
び水導入室から湯水混合室への湯及び水の通路を開閉す
る弁装置は、その中心軸線上に配置した単一のステムと
、このステムに形成した互いに逆リードねし部に螺合さ
れているとともにステムにその軸線方向にスライド可能
に取付けられ、ステムの回転に伴うねしリードにより上
記湯水混合室と湯導入室及び水導入室の各通路を開閉す
る弁体を主要素として構成されている。
び水導入室から湯水混合室への湯及び水の通路を開閉す
る弁装置は、その中心軸線上に配置した単一のステムと
、このステムに形成した互いに逆リードねし部に螺合さ
れているとともにステムにその軸線方向にスライド可能
に取付けられ、ステムの回転に伴うねしリードにより上
記湯水混合室と湯導入室及び水導入室の各通路を開閉す
る弁体を主要素として構成されている。
しかし、このような構造の弁装置における弁体はステム
の回転に伴う互いに逆の等リードねし部によって開閉操
作されるものであるため、その開閉時の動きは互いに逆
で、しかもステムの回転角度に対する弁体のステム軸線
方向への移動量が等しい。
の回転に伴う互いに逆の等リードねし部によって開閉操
作されるものであるため、その開閉時の動きは互いに逆
で、しかもステムの回転角度に対する弁体のステム軸線
方向への移動量が等しい。
したがって各弁体の弁座に対する接触圧を等しくするた
めには、両弁体をステムの中間がら常に等距離、即ち常
に対称位置に保持されていなければならない。
めには、両弁体をステムの中間がら常に等距離、即ち常
に対称位置に保持されていなければならない。
しかし、ステムに対する弁体に組付誤差が生じていると
、弁座に対する接触圧に差が生じ湯又は水の漏れ原因と
なるとともに、極端な場合には一方の弁体が弁座に圧接
しているにもかかわらず、他方の弁体と弁座間に隙間が
生じてしまい、弁体の組付修正が必要となって手数がか
かり、保守も面倒で故障も多く構造も複雑となっていた
。
、弁座に対する接触圧に差が生じ湯又は水の漏れ原因と
なるとともに、極端な場合には一方の弁体が弁座に圧接
しているにもかかわらず、他方の弁体と弁座間に隙間が
生じてしまい、弁体の組付修正が必要となって手数がか
かり、保守も面倒で故障も多く構造も複雑となっていた
。
この考案は上記のような従来の問題を解決したもので、
湯及び水の通路開閉用の各弁体を同一方向に開閉動作で
きる構造とすることにより、両弁体を同時にかつ接触圧
差等を生じさせることなく同一状態に開閉操作できるよ
うにするとともに、希望する温水をバンドルのワンタッ
チ操作で容易にかつ確実に供給でき、併せて故障の低減
と保守及び組付の容易性を向上できるようにした湯水混
合栓を提供することを目的とする。
湯及び水の通路開閉用の各弁体を同一方向に開閉動作で
きる構造とすることにより、両弁体を同時にかつ接触圧
差等を生じさせることなく同一状態に開閉操作できるよ
うにするとともに、希望する温水をバンドルのワンタッ
チ操作で容易にかつ確実に供給でき、併せて故障の低減
と保守及び組付の容易性を向上できるようにした湯水混
合栓を提供することを目的とする。
この考案の湯水混合栓は上記目的を遠戚するために左右
両端部にそれぞれ給湯口または給水口を有すると共にこ
れら各給湯口および給水口に各別の導入室を介して一線
に配列連通される湯水混合室を有し、かつこの湯水混合
室と連通ずる温水吐出口を有する栓匣体と、この栓匣体
内に上記湯導入室と上記湯水混合室間を連通ずるようそ
の隔壁を水密に貫通して左右方向に配置され、かつ栓匣
体に対し回転可能に支持されているとともに上記湯水混
合室側に湯および水の流量調整用流出口を形成した温水
温度を調節するための第1のスリーブと、上記湯導入室
側において上記栓匣体に回転可能にかつ水密に取付けら
れ、かつ上記第1のスリーブに結合された温水温度調整
用のバンドル軸と、上記栓匣体内に上記水導入室と上記
湯水混合室間を連通ずるようその隔壁を水密に貫通して
上記第1のスリーブと互いに嵌合するよう配置され、か
つ上記第1のスリーブの流出口と各別に重り合う湯およ
び水の流量調整用流出口を形成した第2のスリーブと、
上記第1のスリーブ内の湯流入側に形成した弁座および
上記第2のスリーブ内の水流入側に形成した弁座に同一
方向がら離接するよう各別に配置され、かつ互いの弁棒
により連繋した弁体と、上記湯側弁体を常時閉方向に付
勢する弾性部材と、上記水導入室側において上記栓匣体
に回転可能にかつ水密に取付けられ、かつ上記水側弁体
の弁棒と一体のねじ部に螺合されていると共に回転操作
により上記弁体及びこれに連動して上記弁体を操作する
弁開閉操作用のバンドル軸とから構成したものである。
両端部にそれぞれ給湯口または給水口を有すると共にこ
れら各給湯口および給水口に各別の導入室を介して一線
に配列連通される湯水混合室を有し、かつこの湯水混合
室と連通ずる温水吐出口を有する栓匣体と、この栓匣体
内に上記湯導入室と上記湯水混合室間を連通ずるようそ
の隔壁を水密に貫通して左右方向に配置され、かつ栓匣
体に対し回転可能に支持されているとともに上記湯水混
合室側に湯および水の流量調整用流出口を形成した温水
温度を調節するための第1のスリーブと、上記湯導入室
側において上記栓匣体に回転可能にかつ水密に取付けら
れ、かつ上記第1のスリーブに結合された温水温度調整
用のバンドル軸と、上記栓匣体内に上記水導入室と上記
湯水混合室間を連通ずるようその隔壁を水密に貫通して
上記第1のスリーブと互いに嵌合するよう配置され、か
つ上記第1のスリーブの流出口と各別に重り合う湯およ
び水の流量調整用流出口を形成した第2のスリーブと、
上記第1のスリーブ内の湯流入側に形成した弁座および
上記第2のスリーブ内の水流入側に形成した弁座に同一
方向がら離接するよう各別に配置され、かつ互いの弁棒
により連繋した弁体と、上記湯側弁体を常時閉方向に付
勢する弾性部材と、上記水導入室側において上記栓匣体
に回転可能にかつ水密に取付けられ、かつ上記水側弁体
の弁棒と一体のねじ部に螺合されていると共に回転操作
により上記弁体及びこれに連動して上記弁体を操作する
弁開閉操作用のバンドル軸とから構成したものである。
以下、この考案の一実施例を第1図〜第9図について説
明する。
明する。
図面において、1は略T字状をなす栓匣体で、この栓匣
体1の水平部内の両端部にそれぞれ湯導入室2および水
導入室3を形成し、かっこの両導入室2と3間には湯水
混合室5を形成すると共に、栓匣体1の垂直部先端の下
面には温水吐出口6を設け、7さらにこの吐出口6と連
通ずる室7と上記湯水混合室5間は第2図に示すように
隔壁8により分離されている。
体1の水平部内の両端部にそれぞれ湯導入室2および水
導入室3を形成し、かっこの両導入室2と3間には湯水
混合室5を形成すると共に、栓匣体1の垂直部先端の下
面には温水吐出口6を設け、7さらにこの吐出口6と連
通ずる室7と上記湯水混合室5間は第2図に示すように
隔壁8により分離されている。
また上記栓匣体1の湯導入室2および水導入室3には給
湯口9および給水口10が各別に形成され、この各給湯
口9および給水口10にはこれに螺着した配管受11.
.12によって給湯管および給水管(図示せず)を連結
するカップリング13.14が取付けられている。
湯口9および給水口10が各別に形成され、この各給湯
口9および給水口10にはこれに螺着した配管受11.
.12によって給湯管および給水管(図示せず)を連結
するカップリング13.14が取付けられている。
15は上記栓匣体1の水平部内にその湯導入室2、水導
入室3および湯水混合室5と貫通するように設けた湯お
よび水の流量調整機構で、この流量調整機構15は湯導
入室2から湯水混合室5方向に向は両者の隔壁16に水
蜜にがっ回転可能に嵌挿された筒状の第1のスリーブ1
7を備え、このスリーブ17の湯導入室2側外周には第
3図に示すように湯流入口17 aを形成すると共に、
スリーブ17の湯水混合室5内に位置する隔壁貫通基部
外周と先端部外周にはそれぞれ湯流出口17bと水流出
口17 Cが周方向に対し同一位相に形成されており、
さらに上記スリーブ17の湯導入室2側開口端にはバン
ドル軸18の筒部18 aが螺合等の手段により結合さ
れ、上記バンドル軸18は、上記湯導入室2を閉塞する
よう栓匣体1に螺着した蓋部材19aと、これに螺着さ
れる押ねじ19 bにより回転可能にかつ軸方向には移
動できないよう保持され、そしてバンドル軸1Bの外方
突出軸部18bには操作バンドル37が一体に取付けら
れている。
入室3および湯水混合室5と貫通するように設けた湯お
よび水の流量調整機構で、この流量調整機構15は湯導
入室2から湯水混合室5方向に向は両者の隔壁16に水
蜜にがっ回転可能に嵌挿された筒状の第1のスリーブ1
7を備え、このスリーブ17の湯導入室2側外周には第
3図に示すように湯流入口17 aを形成すると共に、
スリーブ17の湯水混合室5内に位置する隔壁貫通基部
外周と先端部外周にはそれぞれ湯流出口17bと水流出
口17 Cが周方向に対し同一位相に形成されており、
さらに上記スリーブ17の湯導入室2側開口端にはバン
ドル軸18の筒部18 aが螺合等の手段により結合さ
れ、上記バンドル軸18は、上記湯導入室2を閉塞する
よう栓匣体1に螺着した蓋部材19aと、これに螺着さ
れる押ねじ19 bにより回転可能にかつ軸方向には移
動できないよう保持され、そしてバンドル軸1Bの外方
突出軸部18bには操作バンドル37が一体に取付けら
れている。
また、上記流量調整機構15は水導入室3から湯水混合
室5との隔壁20を水密に貫通して上記第1のスリーブ
17の外周に嵌合された第2のスノーブ21を有し、こ
のスリーブ21の水導入室3例外周には第4図に示すよ
うに水流人口21 aが形成され、さらに第1のスリー
ブ17内にイ装置する第2のスリーブ21の外周壁には
第1のスリーブ17の湯流出口17bおよび水流出口1
7Cにそれぞれ対向する湯流出口21 bおよび水流出
口21 Cが周方向に対し互いに180度位相をずらし
て形成され、そして各スリーブを相対回転して湯流出口
17 bと21 b、水流出口17 Cと21 Cの重
り度合で湯および水の吐出量すなわち温水温度を調節す
るようになっていると共に、上記第1のスリーブ11の
湯流入口17 aと対向する上記第2のスリーブ21の
内周壁および、水流人口21 Hに対向するスリーブ2
1の内周壁にはそれぞれ弁座22.23を形成し、この
各弁座22および23にそれぞれ離接する法用弁体24
および水用弁体25が互いに軸線を一致させてスリーブ
17および21内に移動可能に配置されている。
室5との隔壁20を水密に貫通して上記第1のスリーブ
17の外周に嵌合された第2のスノーブ21を有し、こ
のスリーブ21の水導入室3例外周には第4図に示すよ
うに水流人口21 aが形成され、さらに第1のスリー
ブ17内にイ装置する第2のスリーブ21の外周壁には
第1のスリーブ17の湯流出口17bおよび水流出口1
7Cにそれぞれ対向する湯流出口21 bおよび水流出
口21 Cが周方向に対し互いに180度位相をずらし
て形成され、そして各スリーブを相対回転して湯流出口
17 bと21 b、水流出口17 Cと21 Cの重
り度合で湯および水の吐出量すなわち温水温度を調節す
るようになっていると共に、上記第1のスリーブ11の
湯流入口17 aと対向する上記第2のスリーブ21の
内周壁および、水流人口21 Hに対向するスリーブ2
1の内周壁にはそれぞれ弁座22.23を形成し、この
各弁座22および23にそれぞれ離接する法用弁体24
および水用弁体25が互いに軸線を一致させてスリーブ
17および21内に移動可能に配置されている。
また上記スリーブ21の水導入室3側聞目端には、上記
水導入室3の閉塞を兼ねて栓匣体1に水密に螺着した筒
状の蓋部材26が螺合等の手段により結合され、この蓋
部材26内には弁操作用のバンドル軸27が回転可能に
かつ軸方向には移動できないよう取付けられており、バ
ンドル軸27の蓋部材26から突出したテーパ軸部27
aにはバンドル2Bが取付けられている。
水導入室3の閉塞を兼ねて栓匣体1に水密に螺着した筒
状の蓋部材26が螺合等の手段により結合され、この蓋
部材26内には弁操作用のバンドル軸27が回転可能に
かつ軸方向には移動できないよう取付けられており、バ
ンドル軸27の蓋部材26から突出したテーパ軸部27
aにはバンドル2Bが取付けられている。
上記法用弁体24はこれと一体の軸線方向に延びる弁棒
29を有し、この弁棒29の一端部は上記第1のスリー
ブ17内のほぼ中央に設けた隔壁30を貫通して水用弁
体25側に突出され、かつ弁棒29の他端は上記バンド
ル軸18の筒部18 aの底部中央に形成したガイド穴
18 cにスライド可能に嵌合されていると共に、上記
筒部18Hの底部と弁体24間に圧縮ばね31を介在し
、これにより弁体24を常時弁座22に圧接される方向
に付勢するようにしである。
29を有し、この弁棒29の一端部は上記第1のスリー
ブ17内のほぼ中央に設けた隔壁30を貫通して水用弁
体25側に突出され、かつ弁棒29の他端は上記バンド
ル軸18の筒部18 aの底部中央に形成したガイド穴
18 cにスライド可能に嵌合されていると共に、上記
筒部18Hの底部と弁体24間に圧縮ばね31を介在し
、これにより弁体24を常時弁座22に圧接される方向
に付勢するようにしである。
一方、上記水用弁体25はこれと一体にした軸線方向に
延びる弁棒32を有し、この弁棒32は、これに形成し
た角柱部33をスリーブ21の開口端側内周壁に形成し
た角穴(六角穴)34に嵌合することにより軸方向に対
し移動できるように、そして周方向には回転できないよ
うになっている。
延びる弁棒32を有し、この弁棒32は、これに形成し
た角柱部33をスリーブ21の開口端側内周壁に形成し
た角穴(六角穴)34に嵌合することにより軸方向に対
し移動できるように、そして周方向には回転できないよ
うになっている。
また、上記弁棒32の蓋部材26側端部外周には2条式
の雄ねじ35が形成され、この雄ねじ35は弁操作用バ
ンドル軸27の筒部27 bの内周壁に形成した雌ねじ
36に螺合されており、したがってバンドル28を正逆
方向に回転操作すると、弁棒32および弁体25が軸方
向に移動され、これに伴い水導入室3と混合室5間が開
閉されると同時に、弁棒32の動きは弁棒29を介して
法用弁体24にも伝達され、その湯導入室2と混合室5
間を開閉するのである。
の雄ねじ35が形成され、この雄ねじ35は弁操作用バ
ンドル軸27の筒部27 bの内周壁に形成した雌ねじ
36に螺合されており、したがってバンドル28を正逆
方向に回転操作すると、弁棒32および弁体25が軸方
向に移動され、これに伴い水導入室3と混合室5間が開
閉されると同時に、弁棒32の動きは弁棒29を介して
法用弁体24にも伝達され、その湯導入室2と混合室5
間を開閉するのである。
なお、水用弁体25がその弁座23に圧接されている状
態では、法用弁体24の弁棒29の先端29 aと水用
弁体25の弁棒32の先端32 aとは軽く接触するよ
うになっている。
態では、法用弁体24の弁棒29の先端29 aと水用
弁体25の弁棒32の先端32 aとは軽く接触するよ
うになっている。
第2図において、符号3Bはこの考案における温水流出
の時間を設定するタイマー機構で、このタイマー機構3
8は湯水混合室5と室7とを区画する隔壁8の部分に設
置され、混合室5からの混和温水がタイマー機構38内
を通過することにより温水の流動エネルギーで歯車列か
らなるタイマーを駆動し、タイムアツプに伴う作動力を
上記バンドル28に伝達し、水および湯の弁機構を閉動
作させるようになっている。
の時間を設定するタイマー機構で、このタイマー機構3
8は湯水混合室5と室7とを区画する隔壁8の部分に設
置され、混合室5からの混和温水がタイマー機構38内
を通過することにより温水の流動エネルギーで歯車列か
らなるタイマーを駆動し、タイムアツプに伴う作動力を
上記バンドル28に伝達し、水および湯の弁機構を閉動
作させるようになっている。
すなわち、タイマー機構38は栓匣体1の下面から匣体
壁を水密に貫通して水平隔壁8より混合室5内に突出す
る両端閉塞の筒状水車ケース39を備え、この水車ケー
ス39の基板40は栓匣体1の下面に一体に固着される
と共に、水車ケース39内の軸心には軸41が回転可能
に保持され、そしてこの軸41には放射状の羽根からな
る水車42が固着されている。
壁を水密に貫通して水平隔壁8より混合室5内に突出す
る両端閉塞の筒状水車ケース39を備え、この水車ケー
ス39の基板40は栓匣体1の下面に一体に固着される
と共に、水車ケース39内の軸心には軸41が回転可能
に保持され、そしてこの軸41には放射状の羽根からな
る水車42が固着されている。
また、上記水車ケース39の混合室5内突出部の外周壁
には第5図に示す如くケース内接線方向に貫通する複数
個の噴射ノズル口43が形成され、この各ノズル口43
から流入する温水等の流体を水車42の羽根に噴射して
水車42、すなわち軸41に回転を与えるようになって
いる。
には第5図に示す如くケース内接線方向に貫通する複数
個の噴射ノズル口43が形成され、この各ノズル口43
から流入する温水等の流体を水車42の羽根に噴射して
水車42、すなわち軸41に回転を与えるようになって
いる。
44は上記ケース39の下部外壁に形成した室7への排
出口である。
出口である。
第2図および第6図において、符号45は上記水車ケー
ス基板40の下面に配設したタイマ一手段を構成する減
速用歯車列で、この歯車列45は上記軸41の基板40
の下面突出端に固着した駆動歯車46に連繋され、歯車
列45にはさらに弁作動歯車47が連繋されている。
ス基板40の下面に配設したタイマ一手段を構成する減
速用歯車列で、この歯車列45は上記軸41の基板40
の下面突出端に固着した駆動歯車46に連繋され、歯車
列45にはさらに弁作動歯車47が連繋されている。
弁作動歯車47は軸48によつて基板40に回転自在に
取付けられており、この弁作動歯車47のボース部47
aには、第7図a。
取付けられており、この弁作動歯車47のボース部47
aには、第7図a。
bに示す如く外周一部に設けた切欠き49 aと、この
切欠き49 aを除く外周に螺旋状のガイド段部49
bを有する円盤状のカム49が回転可能に枢着されてい
る。
切欠き49 aを除く外周に螺旋状のガイド段部49
bを有する円盤状のカム49が回転可能に枢着されてい
る。
また、符号50は上記カム49により操作される上記弁
体24.25の開口ツク解除機構で、上記ケース基板4
0の下面に弁作動歯車47に近接して弁体24、25の
軸線と並行に配置した操作杆51を備え、この操作杆5
1はケース基板40に固着した枢支ブロック52a、5
2b間にスライド可能に、がっ回転可能に支持され、こ
の操作杆51にはカムフォロア53の基部53 aが一
体に取付けられているとともに、カムフォロア基部53
aと一方の枢支ブロック52 b間には第6図に示す
如く圧縮ばね54を介在し、これによりカムフォロア5
3および操作杆51を後述するロックピン58側に付勢
するとともに、枢支ブロック52 a側のカムフォロア
の基部53 aにトーションばね72を取付け、その一
端をカムフォロア保合部53 bに固定し、他端を基板
40に係合することによりフォロア53にその係合部5
3 bがガイド段部49 bに圧接する方向の回転力を
付与するようになっている。
体24.25の開口ツク解除機構で、上記ケース基板4
0の下面に弁作動歯車47に近接して弁体24、25の
軸線と並行に配置した操作杆51を備え、この操作杆5
1はケース基板40に固着した枢支ブロック52a、5
2b間にスライド可能に、がっ回転可能に支持され、こ
の操作杆51にはカムフォロア53の基部53 aが一
体に取付けられているとともに、カムフォロア基部53
aと一方の枢支ブロック52 b間には第6図に示す
如く圧縮ばね54を介在し、これによりカムフォロア5
3および操作杆51を後述するロックピン58側に付勢
するとともに、枢支ブロック52 a側のカムフォロア
の基部53 aにトーションばね72を取付け、その一
端をカムフォロア保合部53 bに固定し、他端を基板
40に係合することによりフォロア53にその係合部5
3 bがガイド段部49 bに圧接する方向の回転力を
付与するようになっている。
さらに上記カム49の周面および切欠き49 aに係合
するカムフォロア53の係合部53 bはカム49の回
転に伴いガイド段部49 bによって切欠き49 a内
に案内されるようになっている。
するカムフォロア53の係合部53 bはカム49の回
転に伴いガイド段部49 bによって切欠き49 a内
に案内されるようになっている。
第6図において、符号55は上記ロック解除機構50に
より操作され、かつ上記弁体24.25を開状態にロッ
クするロック機構で、このロック機構55は上記操作杆
51の中心軸線上に位置して、上記蓋部材26と一体に
栓匣体1に固着された皿状のバンドルカバー56の外側
面に取付けられている。
より操作され、かつ上記弁体24.25を開状態にロッ
クするロック機構で、このロック機構55は上記操作杆
51の中心軸線上に位置して、上記蓋部材26と一体に
栓匣体1に固着された皿状のバンドルカバー56の外側
面に取付けられている。
すなわち、当該ロック機構55は、上記操作杆51の軸
線に一致させてバンドルカバー56にねじ込み固着した
ガイドブツシュ57と、このガイドブツシュ57内に摺
動可能に嵌挿され、かつその挿入先端をバンドルカバー
56を貫通してバンドル28側に突出させたロックピン
58と、このロックピン58が貫通するようガイドブツ
シュ57の他端開口に螺合した中空の押えねじ59と、
この押えねじ59とロックピン58の鍔部58 a間に
介挿した圧縮スプリング60とから構成され、さらにロ
ックピン58の押えねじ外突出端部には、長さ調節用の
ボルト61が螺合され、このボルト61はロックナツト
62によりロックピン58に固定されるようになってお
り、そしてボルト61の頭部には上記操作杆51の先端
が押付は状態に係合されている。
線に一致させてバンドルカバー56にねじ込み固着した
ガイドブツシュ57と、このガイドブツシュ57内に摺
動可能に嵌挿され、かつその挿入先端をバンドルカバー
56を貫通してバンドル28側に突出させたロックピン
58と、このロックピン58が貫通するようガイドブツ
シュ57の他端開口に螺合した中空の押えねじ59と、
この押えねじ59とロックピン58の鍔部58 a間に
介挿した圧縮スプリング60とから構成され、さらにロ
ックピン58の押えねじ外突出端部には、長さ調節用の
ボルト61が螺合され、このボルト61はロックナツト
62によりロックピン58に固定されるようになってお
り、そしてボルト61の頭部には上記操作杆51の先端
が押付は状態に係合されている。
また、上記ロックピン58が突出する上記バンドルカバ
ー56内のバンドル2Bの端面には、第1図、第6図に
示す如くリング状の弁開セット用ロック板63が一体に
固着されており、このロック板63は第9図a、1)に
示すようにその一部をバンドル28の端面から離間する
方向に三角形状に折曲げたロックピン掛止部63 aを
備え、この掛止部63 aの急傾斜辺64にはロックピ
ン58が掛止されるようになっていると共に、急傾斜辺
の角度を略3o度にしてロックピン58がみだりに外れ
ないようにしである。
ー56内のバンドル2Bの端面には、第1図、第6図に
示す如くリング状の弁開セット用ロック板63が一体に
固着されており、このロック板63は第9図a、1)に
示すようにその一部をバンドル28の端面から離間する
方向に三角形状に折曲げたロックピン掛止部63 aを
備え、この掛止部63 aの急傾斜辺64にはロックピ
ン58が掛止されるようになっていると共に、急傾斜辺
の角度を略3o度にしてロックピン58がみだりに外れ
ないようにしである。
さらに、上記ロック板63をバンドル28の端面に固着
したとき、ピン掛止部63 aおよびこれに連なる部分
が第6図に示す如くバンドル端面がら僅かに浮上がるよ
うにして、P点を支点にピン掛止部63 aの部分にば
ね力を生じさせ、バンドル2Bを操作して作動により弁
を開閉するときロックピン58とピン掛止部63 aに
おける急傾斜辺64との係脱を容易にするようになって
いる。
したとき、ピン掛止部63 aおよびこれに連なる部分
が第6図に示す如くバンドル端面がら僅かに浮上がるよ
うにして、P点を支点にピン掛止部63 aの部分にば
ね力を生じさせ、バンドル2Bを操作して作動により弁
を開閉するときロックピン58とピン掛止部63 aに
おける急傾斜辺64との係脱を容易にするようになって
いる。
65はロック板63に形成したストッパで、このストッ
パ65に掛止するストッパ受け66をバンドルカバー5
6の内面に突設し、この両者によりバンドル28の回転
操作角度を限定する。
パ65に掛止するストッパ受け66をバンドルカバー5
6の内面に突設し、この両者によりバンドル28の回転
操作角度を限定する。
67は上記弁操作バンドル28内に装着した渦巻ばね(
第1図参照)で、この渦巻ばね67の外周端はバンドル
28に固着され、かつその内周端を蓋部材26に固着し
て、渦巻ばね67の戻り力によりバンドル28、すなわ
ち弁棒32に弁体24.25が常時閉動作する方向(時
計方向)に回転力が付与されるようになっている。
第1図参照)で、この渦巻ばね67の外周端はバンドル
28に固着され、かつその内周端を蓋部材26に固着し
て、渦巻ばね67の戻り力によりバンドル28、すなわ
ち弁棒32に弁体24.25が常時閉動作する方向(時
計方向)に回転力が付与されるようになっている。
第2図において、符号6Bは栓の温水流出時間(弁の開
時間)を調節する流体流出時間設定機構で、この機構6
8は、上記栓匣体1にその下面より室7内に下面壁を貫
通して水密に螺着した保持部材69と、この保持部材6
9内にこれを軸方向に水密に貫通螺合したバイアス流量
調節ねじ70とからなり、この調節ねじ70の螺入先端
は上記隔壁8に穿設したバイパスロア1に、その開口開
度が調整し得るように係合され、そしてバイパスロア1
の開度を調節することにより混合室5内の水圧をコント
ロールし、同時にケースノズル口43がら水車42に作
用する噴射圧をコントロールして水車42の回転速度を
制御し、弁の開時間を調整するようになっている。
時間)を調節する流体流出時間設定機構で、この機構6
8は、上記栓匣体1にその下面より室7内に下面壁を貫
通して水密に螺着した保持部材69と、この保持部材6
9内にこれを軸方向に水密に貫通螺合したバイアス流量
調節ねじ70とからなり、この調節ねじ70の螺入先端
は上記隔壁8に穿設したバイパスロア1に、その開口開
度が調整し得るように係合され、そしてバイパスロア1
の開度を調節することにより混合室5内の水圧をコント
ロールし、同時にケースノズル口43がら水車42に作
用する噴射圧をコントロールして水車42の回転速度を
制御し、弁の開時間を調整するようになっている。
次に上記のように構成されたこの考案装置の動作につい
て説明する。
て説明する。
第1図に示すように各弁体24.25がそれぞれの弁座
22.23に圧接されているときは、給湯口9および給
水口10からの湯および水は遮断され、混合室5内には
流出されず、したがって混合栓は閉状態におかれる。
22.23に圧接されているときは、給湯口9および給
水口10からの湯および水は遮断され、混合室5内には
流出されず、したがって混合栓は閉状態におかれる。
吐出口6からの上り湯放出に際しては、バンドル28の
つまみ部28 aを渦巻ばね67に抗し第1図において
手前に引く。
つまみ部28 aを渦巻ばね67に抗し第1図において
手前に引く。
すると、ロック板63の平坦部に対向していたロックピ
ン58がロック板63の回転(反時計廻り方向)に伴っ
て掛止部83 aと接触するようになり、同時に掛止部
63 aの昇りリードによってロックピン58およびこ
れに連結した操作杆51をスプリング60.54に抗し
第6図の矢印X方向に押出しながら相対摺動し、掛止部
63 aの最上部端を過ぎると、ロックピン58は急傾
斜辺64側に落込み掛止する。
ン58がロック板63の回転(反時計廻り方向)に伴っ
て掛止部83 aと接触するようになり、同時に掛止部
63 aの昇りリードによってロックピン58およびこ
れに連結した操作杆51をスプリング60.54に抗し
第6図の矢印X方向に押出しながら相対摺動し、掛止部
63 aの最上部端を過ぎると、ロックピン58は急傾
斜辺64側に落込み掛止する。
これによりバンドル28か、ら手を離してもバンドル2
8は、ロックピン58が急傾斜辺64に掛止することで
回動位置にロックされる。
8は、ロックピン58が急傾斜辺64に掛止することで
回動位置にロックされる。
このとき、渦巻ばね67の戻りばね力により急傾斜辺6
4がロックピン58の先端を第9図すにおいて矢印A方
向がら押圧するため、急傾斜辺64に生じる分力によっ
てロックピン58および操作杆51が矢印X方向に押さ
れる。
4がロックピン58の先端を第9図すにおいて矢印A方
向がら押圧するため、急傾斜辺64に生じる分力によっ
てロックピン58および操作杆51が矢印X方向に押さ
れる。
このため、操作杆51と一体となっているカムフォロア
53の係合部53 Cがカム49の外周面に押付けられ
る。
53の係合部53 Cがカム49の外周面に押付けられ
る。
一方、バンドル2Bと一体にバンドル軸27が回転する
と、その雌ねじ36と雄ねじ35との作用により弁棒3
2が第1図において矢印B方向にスライドされ、弁体2
5を弁座23から離間し、これと同時に上記弁棒32の
動きに追従する弁体24を弁座22から離間し、弁口を
それぞれ開放する。
と、その雌ねじ36と雄ねじ35との作用により弁棒3
2が第1図において矢印B方向にスライドされ、弁体2
5を弁座23から離間し、これと同時に上記弁棒32の
動きに追従する弁体24を弁座22から離間し、弁口を
それぞれ開放する。
このため、水供給源から給水口10を通して水導入室3
内に流入した水は、第2のスリーブ21の水流人口21
a−弁座23の開口−第1スリーブ17の水流出口1
7C−第2スリーブ21の水流出口21 Cの経路で混
合室5内に吐出され、また、湯供給源から給湯口9を通
して湯導入室2内に流入した湯は、第1スリーブ17の
湯流入口17 aの一弁座−22の開口−第1スリーブ
17の湯流出口17 b−第2スリーブ21の湯流出口
21 bの経路で混合室5内に吐出され、両者は混和さ
れた後、タイマー機構38を通して吐出口6から放出さ
れる。
内に流入した水は、第2のスリーブ21の水流人口21
a−弁座23の開口−第1スリーブ17の水流出口1
7C−第2スリーブ21の水流出口21 Cの経路で混
合室5内に吐出され、また、湯供給源から給湯口9を通
して湯導入室2内に流入した湯は、第1スリーブ17の
湯流入口17 aの一弁座−22の開口−第1スリーブ
17の湯流出口17 b−第2スリーブ21の湯流出口
21 bの経路で混合室5内に吐出され、両者は混和さ
れた後、タイマー機構38を通して吐出口6から放出さ
れる。
すなわち、時間設定機構68のねじ70はバイパスロア
1を閉塞しているため、混合室5の温水は、タイマー機
構38のノズル口43からケース39内に噴射され、こ
の噴射流により水車42を回転させた後、排出口44か
ら吐出口6側へと流入されることになる。
1を閉塞しているため、混合室5の温水は、タイマー機
構38のノズル口43からケース39内に噴射され、こ
の噴射流により水車42を回転させた後、排出口44か
ら吐出口6側へと流入されることになる。
また、温水の噴射流により駆動される水車42の回転は
、歯車列45により減速されて作動歯車41に伝達され
、カム49を第6図の矢印C方向に回転させる。
、歯車列45により減速されて作動歯車41に伝達され
、カム49を第6図の矢印C方向に回転させる。
カム49が回転すると、その外周面に圧接しているカム
フォロア53の保合部53 bはカム外周面と摺接しな
がら螺旋状ガイド段部49 bに沿って第8図の矢印り
方向にばね54のねじ力に抗して徐々に位置変位し、係
合部53 bをカム49の切欠き49 a内に導入し得
る姿勢に移行させる。
フォロア53の保合部53 bはカム外周面と摺接しな
がら螺旋状ガイド段部49 bに沿って第8図の矢印り
方向にばね54のねじ力に抗して徐々に位置変位し、係
合部53 bをカム49の切欠き49 a内に導入し得
る姿勢に移行させる。
そして、水車42の動作開始、すなわち吐出口6がらの
温水放出が開始されてから所望時間(5〜6秒)経過し
て作動歯車47が一回転し、カム49の切欠き49 a
がカムフォロア53の係合部対向位置にくると、係合部
53 bの先端が上記渦巻ばね67による押圧力によっ
て切欠き49 a内に没入する。
温水放出が開始されてから所望時間(5〜6秒)経過し
て作動歯車47が一回転し、カム49の切欠き49 a
がカムフォロア53の係合部対向位置にくると、係合部
53 bの先端が上記渦巻ばね67による押圧力によっ
て切欠き49 a内に没入する。
すると、操作杆51もX方向の力で切欠き49 aの深
さ分だけ第6図の矢印E方向に移動され、操作杆51に
よるロックピン58への抑え力が減少する。
さ分だけ第6図の矢印E方向に移動され、操作杆51に
よるロックピン58への抑え力が減少する。
このため、操作杆51に連結されたロックピン5Bは渦
巻ばね67の戻り力で矢印X方向に押され、ロック板6
3の急傾斜辺64から外れる。
巻ばね67の戻り力で矢印X方向に押され、ロック板6
3の急傾斜辺64から外れる。
これによりバンドル28および弁棒32は渦巻ばね67
の戻り力によって閉じ方向に回転され、弁体24.25
は閉じられると同時に温水の放出をストップすることに
なる。
の戻り力によって閉じ方向に回転され、弁体24.25
は閉じられると同時に温水の放出をストップすることに
なる。
また、バンドル28が元位置に復帰され、がつロックピ
ン58もスプリング60により元位置に復帰されると、
操作杆51はばね54によりその端面が枢支ブロック5
2 aに突き当るまで移動され、これに伴いカムフォロ
ア53の係合部53 bはカム49の切欠き49 aか
ら抜は出し、同時にばね54のねじり力によりカムフォ
ロア53を第8図の矢印りと逆方向に作動歯車47に突
き当るまで回動させ、保合部53 bの先端を切欠き4
9 aから外れたカム外周面49 Cに対向させる。
ン58もスプリング60により元位置に復帰されると、
操作杆51はばね54によりその端面が枢支ブロック5
2 aに突き当るまで移動され、これに伴いカムフォロ
ア53の係合部53 bはカム49の切欠き49 aか
ら抜は出し、同時にばね54のねじり力によりカムフォ
ロア53を第8図の矢印りと逆方向に作動歯車47に突
き当るまで回動させ、保合部53 bの先端を切欠き4
9 aから外れたカム外周面49 Cに対向させる。
このようにする理由は、係合部53 bと切欠き49
aとが互いに対向された位置関係にあると、バンドル2
8を弁開放方向に回転しても、係合部53 bが切欠き
49 a内に逃げてロックピン5Bと急傾斜辺64との
掛止力が充分に得られずバンドル28の開位置ロックが
できなくなるためである。
aとが互いに対向された位置関係にあると、バンドル2
8を弁開放方向に回転しても、係合部53 bが切欠き
49 a内に逃げてロックピン5Bと急傾斜辺64との
掛止力が充分に得られずバンドル28の開位置ロックが
できなくなるためである。
また、栓からの温水の放出流量、すなわち流出時間を長
くして上記の場合よりも多い温水を放出しようとする場
合は、時間設定機構68のねじ70を保持部材69から
抜出る方向に操作してバイパスロア1を開口し、混合室
5からの温水の一部を直接室7に流出させる。
くして上記の場合よりも多い温水を放出しようとする場
合は、時間設定機構68のねじ70を保持部材69から
抜出る方向に操作してバイパスロア1を開口し、混合室
5からの温水の一部を直接室7に流出させる。
すると、ノズル口43からケース内の水車42に噴射さ
れる圧力が低下し、水車42の回転速度を低下させるこ
ととなり、この結果、弁作動歯車47が一回転するに要
する時間が上記の場合よりも長くなり、温水放出量が増
大することになる。
れる圧力が低下し、水車42の回転速度を低下させるこ
ととなり、この結果、弁作動歯車47が一回転するに要
する時間が上記の場合よりも長くなり、温水放出量が増
大することになる。
この装置による温水吐出量と時間はほぼ比例関係にある
。
。
なお、この考案ではタイマー機構を特に必要としない。
以上のようにこの考案装置によれば、栓匣体の湯水混合
室と、その左右に位置する湯導入室および水導入室間に
その通路を開閉するそれぞれの弁機構を同一軸線上に配
設し、この一方の弁機構の弁体を弾性部材により常時閉
方向に付勢するとともに、他方の弁機構の弁体をその弁
棒に螺合されるバンドル軸を回転操作することで開閉し
、かつこれに追従させて上記一方の弁体を同一状態に開
閉するよう構成したものであるから、バンドル軸を所定
角度回転するだけで両弁体を同時にかつ同一状態に開閉
操作することができ、このため、従来のように湯あるい
は水のみが放出されるようなことがない。
室と、その左右に位置する湯導入室および水導入室間に
その通路を開閉するそれぞれの弁機構を同一軸線上に配
設し、この一方の弁機構の弁体を弾性部材により常時閉
方向に付勢するとともに、他方の弁機構の弁体をその弁
棒に螺合されるバンドル軸を回転操作することで開閉し
、かつこれに追従させて上記一方の弁体を同一状態に開
閉するよう構成したものであるから、バンドル軸を所定
角度回転するだけで両弁体を同時にかつ同一状態に開閉
操作することができ、このため、従来のように湯あるい
は水のみが放出されるようなことがない。
また、他方の弁体の動きを弁棒を介して一方の弁体に伝
達する方式を採っているため、弁機構が簡単になり、か
つ故障も低減できるほか保守も容易となる。
達する方式を採っているため、弁機構が簡単になり、か
つ故障も低減できるほか保守も容易となる。
さらにまた、各弁機構の吐出側には、その湯および水の
吐出流量を同時に調節することで温水の温度を調整する
調節機構を弁機構と同軸に設け、これを単一のバンドル
により外部から任意に操作できるようにしたので、従来
のように弁の開度調整が不要となり、希望する温度の温
水をバンドル操作一つで容易にかつ確実に供給できる。
吐出流量を同時に調節することで温水の温度を調整する
調節機構を弁機構と同軸に設け、これを単一のバンドル
により外部から任意に操作できるようにしたので、従来
のように弁の開度調整が不要となり、希望する温度の温
水をバンドル操作一つで容易にかつ確実に供給できる。
また、弁体24.25を内蔵した第1、第2スリーブお
よびこれらスリーブに給金されたバンドル軸1B、 3
6は棒状に組付けられたカセット構造になっているため
、これを栓匣体内に装着する場合は、バンドル28側か
ら栓匣体内に差込み、蓋部材26を栓匣体にねじ込むこ
とで行うことができ、このため、組立分解が容易になる
などの効果がある。
よびこれらスリーブに給金されたバンドル軸1B、 3
6は棒状に組付けられたカセット構造になっているため
、これを栓匣体内に装着する場合は、バンドル28側か
ら栓匣体内に差込み、蓋部材26を栓匣体にねじ込むこ
とで行うことができ、このため、組立分解が容易になる
などの効果がある。
第1図はこの考案にかかる湯水混合栓の一例を示す横断
平面図、第2図は第1図のII −II線に沿う断面図
、第3図、第4図はこの考案の混合栓に用いられる流量
調節機構の第1、第2スリーブの断面図、第5図は第2
図の■−■線に沿う断面図、第6図は同じく第2図の■
■−■線に沿う断面図、第7図aはこの考案におけるタ
イマー機構のカムの側面図、同図すはその平面図、第8
図はこの考案におけるカムとカムフォロアとの関係を示
す側面図、第9図aはこの考案におけるロック板の平面
図、同図すはその側面図である。 1・・・・・・栓匣体、2・・・・・・湯導入室、3・
・・・・・水導入室、5・・・・・・湯水混合室、6・
・・・・・温水吐出口、9・・・・・・給湯口、10・
・・・・・給水口、15・・・・・・時間設定機構、1
6・・・・・・隔壁、17・・・・・・第1のスリーブ
、17 a・・・・・・湯流入口、17 b・・・・・
・湯流出口、17 C・・・・・・水流出口、18・・
・・・・バンドル軸、19 a・・・・・・蓋部材、2
0・・・・・・隔壁、21・・・・・・第2のスリーブ
、21 a・・・・・・水流入口、21 b・・・・・
・湯流出口、21 C・・・・・・水流出口、22.2
3・・・・・・弁座、24.25・・・・・・弁体、2
6・・・・・・蓋部材、27・・・・・・バンドル軸、
28・・・・・・バンドル、29・・・・・・弁棒、3
0・・・・・・隔壁、31・・・・・・圧縮ばね、32
・・・・・・弁棒、35・・・・・・雄ねじ、36・・
・・・・雌ねじ、37・・・・・・バンドル、38・・
・・・・タイマー機構、50・・・・・・ロック解除機
構。
平面図、第2図は第1図のII −II線に沿う断面図
、第3図、第4図はこの考案の混合栓に用いられる流量
調節機構の第1、第2スリーブの断面図、第5図は第2
図の■−■線に沿う断面図、第6図は同じく第2図の■
■−■線に沿う断面図、第7図aはこの考案におけるタ
イマー機構のカムの側面図、同図すはその平面図、第8
図はこの考案におけるカムとカムフォロアとの関係を示
す側面図、第9図aはこの考案におけるロック板の平面
図、同図すはその側面図である。 1・・・・・・栓匣体、2・・・・・・湯導入室、3・
・・・・・水導入室、5・・・・・・湯水混合室、6・
・・・・・温水吐出口、9・・・・・・給湯口、10・
・・・・・給水口、15・・・・・・時間設定機構、1
6・・・・・・隔壁、17・・・・・・第1のスリーブ
、17 a・・・・・・湯流入口、17 b・・・・・
・湯流出口、17 C・・・・・・水流出口、18・・
・・・・バンドル軸、19 a・・・・・・蓋部材、2
0・・・・・・隔壁、21・・・・・・第2のスリーブ
、21 a・・・・・・水流入口、21 b・・・・・
・湯流出口、21 C・・・・・・水流出口、22.2
3・・・・・・弁座、24.25・・・・・・弁体、2
6・・・・・・蓋部材、27・・・・・・バンドル軸、
28・・・・・・バンドル、29・・・・・・弁棒、3
0・・・・・・隔壁、31・・・・・・圧縮ばね、32
・・・・・・弁棒、35・・・・・・雄ねじ、36・・
・・・・雌ねじ、37・・・・・・バンドル、38・・
・・・・タイマー機構、50・・・・・・ロック解除機
構。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 左右両端部にそれぞれ給湯口9または給水口10を有す
ると共にこれら各給湯口9および給水口10に各別の導
入室2,3を介して一線に配列連通される湯水混合室5
を有し、かつこの湯水混合室5と連通ずる湯水吐出口6
を有する栓匣体1と、この栓匣体1内に上記湯導入室2
と上記湯水混合室5間を連通ずるようその隔壁16を水
密に貫通して左右方向に配置され、かつ栓匣体1に対し
回転可能に支持されているとともに上記湯水混合室5側
に湯および水の流量調整用流出口17b。 17 Cを形成した温水温度を調節するための第1のス
リーブ17と、上記湯導入室2側において上記栓匣体1
に回転可能にかつ水密に取付けられ、かつ上記第1のス
リーブに結合された温水温度調整用のハンドル軸18と
、上記栓匣体1内に上記水導入室3と上記湯水混合室5
間を連通ずるようその隔壁を水蜜に貫通して上記第1の
スリーブと互いに嵌合するよう配置され、かつ上記第1
のスリーブ17の流出口17 b、 17 Cと各別に
重り合う湯および水の流量調整用流出口21 b、 2
1 Cを形成した第2のスリーブ21と、上記第1のス
リーブ17内の湯流入側に形成した弁座22および上記
第2のスリーブ21内の水流入側に形成した弁座23に
同一方向から離接するよう各別に配置され、かつ互いの
弁棒29.32により連繋した弁体24.25と、上記
湯側弁体24を常時閉方向に付勢する弾性部材31と、
上記水導入室3側において上記栓匣体1に回転可能にか
つ水密に取付けられ、かつ上記水側弁体25の弁棒32
と一体のねじ部35に螺合されていると共に回転操作に
より上記弁体25及びこれに連動して上記弁体24を操
作する弁開閉操作用のハンドル軸27とからなる湯水混
合栓。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10062780U JPS594206Y2 (ja) | 1980-07-18 | 1980-07-18 | 湯水混合栓 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10062780U JPS594206Y2 (ja) | 1980-07-18 | 1980-07-18 | 湯水混合栓 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5724373U JPS5724373U (ja) | 1982-02-08 |
JPS594206Y2 true JPS594206Y2 (ja) | 1984-02-06 |
Family
ID=29462188
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10062780U Expired JPS594206Y2 (ja) | 1980-07-18 | 1980-07-18 | 湯水混合栓 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS594206Y2 (ja) |
-
1980
- 1980-07-18 JP JP10062780U patent/JPS594206Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5724373U (ja) | 1982-02-08 |
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