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JP2017212133A - ロック緊急解除装置 - Google Patents

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JP2017212133A
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JP2016105223A
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賢宏 平下
Takahiro Hirashita
賢宏 平下
英司 北野
Eiji Kitano
英司 北野
佐々木 将
Susumu Sasaki
将 佐々木
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Tokai Rika Co Ltd
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Abstract

【課題】部品点数を削減することができるロック緊急解除装置を提供する。
【解決手段】充電ケーブルロック装置22及びリッドロック装置42には、これらのロック状態を強制解除するときに操作される解除操作部52が連結されている。解除操作部52は、充電ケーブルロック装置22及びリッドロック装置42の各ロック部材に連結されている。解除操作部52が引き操作されると、この操作に連動して充電ケーブルロック装置22及びリッドロック装置42の各ロック部材がアンロック方向に作動し、これらがアンロック状態に強制的に切り替えられる。
【選択図】図5

Description

本発明は、充電ケーブルロック装置及びリッドロック装置を強制的に解除可能なロック緊急解除装置に関する。
従来、例えばプラグインハイブリッド車や電気自動車等の場合、車載されたバッテリの充電は、車体の給電口を開閉するリッドを開けて、充電設備から延びる充電ケーブルの先端の充電コネクタ(給電プラグ)を給電口のインレットに接続することにより行う。また、車体に接続された充電ケーブルが盗難に遭わないように、充電ケーブルをインレットにロックする充電ケーブルロック装置を設けることが検討されている。この種の充電ケーブルロック装置としては、例えば充電ケーブルの先端に設けられたロックアームを、インレットの係止部に係止した状態で上から押さえ付けることにより、インレットにロックするものが周知である(特許文献1等参照)。
特開2012−079503号公報
ところで、充電ケーブルロック装置がロック状態のとき、例えば装置が故障するなどしてアンロックに戻せないと不便であるので、ロック状態を強制解除したい場合がある。また、このニーズは、リッドの開操作をロックするリッドロック装置でも同様である。そこで、充電ケーブルロック装置の緊急解除やリッドロック装置の緊急解除を可能とするにあたって、これを少ない部品点数で実現したいニーズがあった。
本発明の目的は、部品点数を削減することができるロック緊急解除装置を提供することにある。
前記問題点を解決するロック緊急解除装置は、インレットに接続された充電ケーブルを当該インレットにロック可能な充電ケーブルロック装置と、前記インレットが収納された給電口を開閉するリッドを車体にロック可能なリッドロック装置とを、手動操作によって作動可能な構成であって、前記充電ケーブルロック装置のロック部材と前記リッドロック装置のロック部材とに間接又は直接連結された解除操作部を操作することにより、前記充電ケーブルロック装置及び前記リッドロック装置の両方をアンロック方向に作動させて、これらを強制的にアンロックする。
本構成によれば、1つの解除操作部で充電ケーブルロック装置及びリッドロック装置の両方を強制解除可能としたので、この種のロック緊急解除装置を、充電ケーブルロック装置及びリッドロック装置ごとに各々設ける必要がない。よって、ロック緊急解除装置に係る部品点数を削減することが可能となる。
前記ロック緊急解除装置において、前記解除操作部は、操作方向に沿って延びる形状をなしていることが好ましい。この構成によれば、解除操作部を配置するにあたって大きなスペースを必要としないので、装置サイズの大型化を抑制することが可能となる。
前記ロック緊急解除装置において、前記解除操作部による強制的なアンロック操作は、当該解除操作部を引く操作であることが好ましい。この構成によれば、解除操作部を引くという簡素な操作態様によって、充電ケーブルロック装置及びリッドロック装置の両方を同時に強制解除することが可能となる。
前記ロック緊急解除装置において、前記解除操作部は、撓んだ形状に形成されていることが好ましい。この構成によれば、解除操作部の非操作時、充電ケーブルロック装置やリッドロック装置が作動したときには、解除操作部が撓んだり伸びたりするので、解除操作部の位置を大きく変えずに、通常の充電ケーブルロック装置及びリッドロック装置のロック作動及びアンロック作動の動きを許容することが可能となる。
前記ロック緊急解除装置において、前記解除操作部のグリップ部は、車内のトリムカバーによって開閉される収納部に引き出されていることが好ましい。この構成によれば、ロック緊急解除装置の部品点数が少なく済むので、ロック緊急解除装置の装置サイズも小さく収まる。このため、車内のトリムカバーにより開閉される収納部にグリップ部を配置しておくようにしても、収納部のサイズを大きくする必要がない。よって、トリムカバーのサイズが小さく済むので、車内の見栄え悪化を防ぐことが可能となる。
本発明によれば、部品点数を削減することができる。
一実施形態の給電口付近の外観を示す斜視図。 充電ケーブルロック装置の断面図。 (a)〜(c)は充電ケーブルロック装置の作動図。 (a),(b)はリッドロック装置の作動図。 ロック緊急解除装置の外観図。 充電ケーブルロック装置のハウジング内の解除レバー周辺を示す斜視図。 充電ケーブルロック装置の解除レバー周辺の構成を示す斜視図。 リッドロック装置の解除レバー周辺の構成を示す斜視図。 解除操作部を操作する前のロック緊急解除装置の斜視図。 解除操作部を操作したときのロック緊急解除装置の斜視図。 車内のトリムカバー周辺の外観を示す斜視図。 別例の解除操作部を示す概略図。
以下、ロック緊急解除装置の一実施形態を図1〜図11に従って説明する。
図1に示すように、例えばプラグインハイブリッド車や電気自動車等のバッテリ搭載型の車両1は、外部の充電設備(住宅電源、充電スタンド等)により車両1のバッテリ(図示略)を充電可能な充電システム2を備える。この場合、車体3の側壁には、車体3に設けられた給電口4を開閉するリッド5が設けられている。給電口4には、充電設備から延びる充電ケーブル6を接続することが可能なインレット7が設けられている。インレット7は、給電口4の内部の給電口フレーム8に凹設された穴部9内に配置されている。インレット7には、インレット7側の電気的な接続部11が設けられている。
充電ケーブル6は、ケーブル線14と、ケーブル線14の先端に配置された充電コネクタ15とを備える。充電コネクタ15の先端には、インレット7との接続口となる筒状の接続部16が設けられている。充電コネクタ15をインレット7に接続するとき、接続部16がインレット7の内部に挿し込まれる。充電コネクタ15がインレット7に接続されたとき、接続部16の内部に設けられた端子部(図示略)がインレット7の接続部11と電気接続される。
充電ケーブル6(充電コネクタ15)は、充電コネクタ15をインレット7に接続したときの抜け止めとなるロックアーム17が設けられている。ロックアーム17は、先端に設けられた係止爪18と、ロックアーム17を作動させるときに操作する操作部19とを備える。ロックアーム17は、充電コネクタ15内の付勢部によって閉じ側に常時付勢され、操作部19を操作することで開き側に回動する。充電コネクタ15がインレット7に接続されたときには、ロックアーム17の係止爪18が係止突20に係止することにより、インレット7から抜け止めされる。
図2に示すように、充電システム2は、充電ケーブル6(充電コネクタ15)を、充電される側のインレット7にロックすることが可能な充電ケーブルロック装置22を備える。充電ケーブルロック装置22のハウジング23の内部には、充電ケーブル6に係止可能なロック部材24が、自身の長手方向(図2のZ軸方向)に沿って往復動可能に組み付けられている。ロック部材24は、自位置で回る回動ピース25を介してモータ26に連結されている。ロック部材24は、ロック/アンロック方向に沿って延びるピン形状に形成されている。
回動ピース25は、ウォームギヤ27を介してモータ26のモータ軸に組み付けられている。ウォームギヤ27は、モータ軸に配設されたウォーム28と、回動ピース25の中央部に配設されたウォームホイール29とからなる。回動ピース25は、モータ26の駆動力により略円柱状の軸部30の軸心L1回りに回動し、この回動動作に伴い、案内機構31を介してロック部材24がスライド方向(図2のZ軸方向)に往復動する。ロック部材24及び軸部30は、モータ26のモータ軸と交差する。モータ26は、例えばDCモータが使用される。
ロック部材24は、ハウジング23の底壁において開口する収納穴23aにスライド移動可能に嵌め込まれている。ロック部材24は、ロック方向(図2の矢印Z1方向)にスライド移動すると、収納穴23aの開口から外部に大きく露出し、アンロック方向(図4の矢印Z2方向)にスライド移動すると、収納穴23a内に引き込まれる。ロック部材24の外周には、ロック部材24と収納穴23aとの間の防水を確保するシール部材32が取り付け固定されている。シール部材32は、例えばOリングが使用され、ハウジング23の内壁に段状に凹設された環状の溝に係止されている。
図3(a)〜(c)に、案内機構31の具体的構成を示す。ロック部材24の上部側面には、ピン形状の係止突起33が突設されている。この係止突起33は、回動ピース25の軸部30の側面に凹設された斜め向きの案内溝(スロープ)34に所定の隙間を有した状態で係止されている。このように、本例の充電ケーブルロック装置22は、ロック部材24及び回動ピース25が機械的に連結した直結型となっている。案内溝34は、回動ピース25のアンロック方向(図3(c)の矢印R2方向)の回転に伴い、下側の斜面(以降、アンロック案内面35と記す)、つまり下側の溝縁により係止突起33を押し上げることにより、ロック部材24をアンロック方向(図3(c)の矢印Z2方向)に案内する。
回動ピース25においてウォームホイール29の下側には、ロック部材24をロック位置に案内するロック案内部36が突設されている。ロック案内部36は、モータ26が回動してロック作動が開始されたとき、回動ピース25のロック方向(図3(a)の矢印R1方向)の回転に伴い、下側の斜面(以降、ロック案内面37と記す)によりロック部材24の頭部38を押し下げることにより、ロック部材24をロック方向(図3(a)の矢印Z1方向)に案内する。
図3(c)に示すように、ロック案内部36の最下位置には、ロック部材24をロック位置で保持する強度受け面39が形成されている。本例の強度受け面39は、ロック位置のロック部材24が仮にアンロック方向に押し上げられるような動きをとっても、広い面でロック部材24の頭部38を支持することにより、ロック部材24をロック位置で保持する。ロック部材24がロック位置に到達すると、ロックアーム17の係止爪18に当接可能となり、充電ケーブルロック装置22がロック状態になる。なお、アンロック作動は、モータ26がロック時と逆方向に回動して各部材がロックとは反対方向に作動することにより実現される。
図4(a),(b)に示すように、車両1は、給電口4を開閉するリッド5をロック可能なリッドロック装置42を備える。リッドロック装置42のハウジング43の内部には、リッド5に係止可能なロック部材44が、自身の長手方向(図4(a),(b)の矢印F方向)に沿って往復動可能に組み付けられている。ロック部材44は、カムギヤ45と係合され、このカムギヤ45がウォーム46を介してモータ47に連結されている。ロック部材44は、ロック/アンロック方向に沿って延びるピン形状に形成されている。カムギヤ45は、軸部48回りに回動する。
図4(a)に示すように、アンロック状態のときのリッドロック装置42は、ロック部材44がハウジング43の内部に引き込まれた状態をとる。これにより、ロック部材44がリッド5に干渉せず、リッド5の開閉が許容される。
図4(a)から図4(b)の流れで示すように、モータ47が回動してロック作動が開始されたとき、ウォーム46の回動を通じてカムギヤ45が軸部48回りのロック方向(図4(a)の矢印R3方向)に回転し、これに伴い、ロック部材44がロック方向(図4(b)の矢印F1方向)にスライド移動する。これにより、ロック部材44がリッド5に係止可能となり、リッドロック装置42がロック状態になる。なお、アンロック作動は、モータ47がロック時と逆方向に回動して各部材がロックとは反対方向に作動することにより実現される。
図5に示すように、車両1は、充電ケーブルロック装置22及びリッドロック装置42を手動操作によって作動可能なロック緊急解除装置51を備える。本例のロック緊急解除装置51は、ロック状態の充電ケーブルロック装置22及びリッドロック装置42を、手動操作によって同時に強制解除できることを実現する。
ロック緊急解除装置51は、充電ケーブルロック装置22及びリッドロック装置42の強制解除時に操作する解除操作部52を備える。本例の解除操作部52は、操作方向(図5の矢印E方向)に沿って延びる形状(本例はワイヤ形状)、かつ撓んだ形状(途中で曲げられた形状)に形成されている。解除操作部52の端部には、操作時の掴み易さを確保するグリップ部53が設けられている。解除操作部52は、充電ケーブルロック装置22及びリッドロック装置42の両方に連結されている。これにより、1つの解除操作部52を操作するのみで、充電ケーブルロック装置22及びリッドロック装置42の両方を同時に解除することを可能とする。
撓み形状の本例の解除操作部52は、2箇所で折れ曲がった形状をとっている。本例の場合、先端側において曲がった第1可撓部52aと、グリップ部53側において曲がった第2可撓部52bとを備える。第1可撓部52a及び第2可撓部52bは、互いに反対方向に折れ曲がった形状をとる。
図6に示すように、充電ケーブルロック装置22には、ロック強制解除操作時に解除操作部52によって作動される解除レバー56が設けられている。解除レバー56の側面には、ギヤ部57が設けられ、このギヤ部57が回動ピース25のギヤ部58に係合されている。回動ピース25のギヤ部58は、軸部30と同軸上に形成されている。解除レバー56がアンロック方向(図6の矢印G1方向)にスライド移動すると、ギヤ部57,58を介して回動ピース25がアンロック方向(図6の矢印R2方向)に回動することにより、ロック部材24がアンロック方向(図6の矢印Z2方向)に移動する。
図7に示すように、解除レバー56の裏面には、解除操作部52に連結される突起59が設けられている。この突起59は、ハウジング23に貫設された孔部60を通じてハウジング23の外部に引き出されている。解除操作部52の先端には、突起59が係止される係止部61が設けられている。本例の係止部61は、孔形状に形成され、孔の内周縁に突起59が係止されている。本例の解除操作部52は、解除レバー56、ウォームギヤ27及び回動ピース25を介して、間接的にロック部材24と連結されている。
図8に示すように、リッドロック装置42には、ロック強制解除操作時に解除操作部52によって作動される解除レバー64が設けられている。解除レバー64は、リッドロック装置42のロック部材44と連動するようにロック部材44に連結されている。解除レバー64は、連結部65を介して解除操作部52に連結されている。本例の連結部65は、解除操作部52のピン66を解除レバー64(孔部67)に軸支するものとなっている。本例の解除操作部52は、解除レバー64を介してロック部材44と間接的に連結されている。
次に、図9〜図11を用いて、ロック緊急解除装置51の作用及び効果を説明する。
図9に示すように、解除操作部52が強制解除方向(図9の矢印E1方向)に引っ張られていないとき、充電ケーブルロック装置22がロック作動又はアンロック作動を行うと、これら作動に伴って解除レバー56も動く。このとき、解除レバー56に連結された解除操作部52が動こうとするが、第1可撓部52a及び第2可撓部52bで位置変位が吸収されて、解除操作部52が撓んだり伸びたりする。よって、グリップ部53の位置はそのままで、充電ケーブルロック装置22のロック作動やアンロック作動を実行することが可能となる。
また、解除操作部52が強制解除方向(図9の矢印E1方向)に引っ張られていないとき、リッドロック装置42がロック作動及びアンロック作動を行うと、これら作動に伴って解除レバー64が解除操作部52のピン66を引っ張ったり押したりする。このとき、解除レバー64に連結された解除操作部52が動こうとするが、第1可撓部52a及び第2可撓部52bで位置変位が吸収されて、解除操作部52が撓んだり伸びたりする。よって、グリップ部53の位置はそのままで、リッドロック装置42のロック作動やアンロック作動を実行することが可能となる。
図10に示すように、ロック状態の充電ケーブルロック装置22を強制解除したいとき、又はロック状態のリッドロック装置42を強制解除したいときには、解除操作部52を強制解除方向(図10の矢印E1方向)に引っ張る。このとき、解除操作部52の先端の係止部61が、充電ケーブルロック装置22の解除レバー56をアンロック方向に引っ張り、この作動に連動して、ロック部材24がアンロック方向に作動する。これにより、充電ケーブルロック装置22が強制解除される。
また、解除操作部52が強制解除方向(図10の矢印E1方向)に引っ張られたとき、解除操作部52のピン66が、リッドロック装置42の解除レバー64をアンロック方向に引っ張る。このため、この引っ張り作動に連動して、ロック部材44がアンロック方向に作動する。これにより、リッドロック装置42も強制解除される。以上により、解除操作部52を操作するだけで、充電ケーブルロック装置22及びリッドロック装置42の両方を、一度に強制解除することができる。
さて、本例の場合、1つの解除操作部52で充電ケーブルロック装置22及びリッドロック装置42の両方を強制解除可能なロック緊急解除装置51を設けた。このため、この種のロック緊急解除装置51を、充電ケーブルロック装置22及びリッドロック装置42ごとに各々設ける必要がない。よって、ロック緊急解除装置51に係る部品点数を削減することが可能となる。これに伴い、装置コストの低減、配置スペースの制約がなくなることによる車両搭載性の向上、緊急解除時のアクセス性の向上など、種々の効果も得ることができる。
解除操作部52は、緊急解除時の操作方向に沿って延びる形状(ワイヤ形状)をなしている。よって、解除操作部52を配置するにあたって大きなスペースを必要としないので、装置サイズの大型化を抑制することができる。
解除操作部52による強制的なアンロック操作は、解除操作部52を引く操作となっている。よって、解除操作部52を引くという簡素な操作態様によって、充電ケーブルロック装置22及びリッドロック装置42の両方を同時に強制解除することができる。
解除操作部52は、撓んだ形状に形成されている。これにより、解除操作部52の非操作時、充電ケーブルロック装置22やリッドロック装置42が作動したときには、解除操作部52が撓んだり伸びたりするので、解除操作部52の位置を大きく変えずに、通常の充電ケーブルロック装置22及びリッドロック装置42のロック作動及びアンロック作動の動きを許容することができる。
図11に示すように、解除操作部52のグリップ部53は、車内のトリムカバー70によって開閉される収納部71に引き出されている。ところで、本例のロック緊急解除装置51は部品点数が少なく済むので、ロック緊急解除装置51の装置サイズも小さく収まる。このため、車内のトリムカバー70によって開閉される収納部71にグリップ部53を配置しておくようにしても、収納部71のサイズを大きくする必要がない。よって、トリムカバー70のサイズが小さく済むので、車内の見栄え悪化を防ぐことができる。
なお、実施形態はこれまでに述べた構成に限らず、以下の態様に変更してもよい。
・図12に示すように、解除操作部52の途中に、解除操作部52の経路を方向転換できる支点73を設けてもよい。この場合、配置の自由度を確保するのに一層有利となる。
・充電ケーブルロック装置22の解除レバー56と解除操作部52の係合箇所(突起59及び係止部61)は、ねじ、爪、クランプなど、種々の係合構造が採用可能である。なお、これは、リッドロック装置42の解除レバー64と解除操作部52との係合箇所(連結部65)においても同様である。
・解除操作部52は、例えば紐であってもよい。
・解除操作部52の形状は、ワイヤ状に限定されず、解除レバー56,64を作動させることができる形状であればよい。
・解除操作部52は、引く方向に操作されることに限定されず、押し操作されるものでもよい。
・解除操作部52は、撓んだ形状に限定されず、例えば真っ直ぐに延びた形状であってもよい。
・解除操作部52は、充電ケーブルロック装置22のロック部材24に対して各種部材を介して間接的に連結されることに限らず、直接連結されてもよい。なお、これは、リッドロック装置42のロック部材44でも同様である。
・充電ケーブルロック装置22は、ロックアーム17の操作を規制できる態様であれば、どのような構造でもよい。また、リッドロック装置42も、リッド5の開閉を規制できる態様であれば、どのような構造でもよい。
・インレット7への充電ケーブルロック装置22の組付方向は、ロック部材24のスライド方向がインレット7の高さ方向に沿う向きに限定されず、他の配置方向に変更してもよい。
・ロック部材24,44は、スライド方向に往復動するものに限らず、例えば自位置で回動してロック/アンロックが切り替わるなど、他の構造に変更してもよい。
・インレット7は、種々の形状に変更可能である。
・充電ケーブルロック装置22は、アクチュエータによりロック部材24が作動する電動式に限らず、例えばユーザの操作によってロック部材24を作動させる機械式としてもよい。なお、これは、リッドロック装置42も同様である。
1…車両、6…充電ケーブル、7…インレット、22…充電ケーブルロック装置、42…リッドロック装置、51…ロック緊急解除装置、52…解除操作部、53…グリップ部、70…トリムカバー、71…収納部。

Claims (5)

  1. インレットに接続された充電ケーブルを当該インレットにロック可能な充電ケーブルロック装置と、前記インレットが収納された給電口を開閉するリッドを車体にロック可能なリッドロック装置とを、手動操作によって作動可能なロック緊急解除装置であって、
    前記充電ケーブルロック装置のロック部材と前記リッドロック装置のロック部材とに間接又は直接連結された解除操作部を操作することにより、前記充電ケーブルロック装置及び前記リッドロック装置の両方をアンロック方向に作動させて、これらを強制的にアンロックする
    ことを特徴とするロック緊急解除装置。
  2. 前記解除操作部は、操作方向に沿って延びる形状をなしている
    請求項1に記載のロック緊急解除装置。
  3. 前記解除操作部による強制的なアンロック操作は、当該解除操作部を引く操作である
    請求項1又は2に記載のロック緊急解除装置。
  4. 前記解除操作部は、撓んだ形状に形成されている
    請求項1〜3のうちいずれか一項に記載のロック緊急解除装置。
  5. 前記解除操作部のグリップ部は、車内のトリムカバーによって開閉される収納部に引き出されている
    請求項1〜4のうちいずれか一項に記載のロック緊急解除装置。
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