JP2017007137A - 印刷装置、およびスケールの汚れ判断方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】スケールが汚れているか否かを高い精度で判断すること。
【解決手段】印刷装置1は、モーターによって駆動され、印刷に関する動作を行う動作部と、モーターに流れる電流を検出する電流検出部40a,40bと、スケールと、動作部の駆動に応じてスケールを読み取って信号を出力するエンコーダー18a,18bと、電流検出部40で検出された電流とエンコーダー18a,18bから出力された信号とに基づいて、スケールが汚れているか否かを判断する判断動作を実行可能な制御部92と、を備える。
【選択図】図9
【解決手段】印刷装置1は、モーターによって駆動され、印刷に関する動作を行う動作部と、モーターに流れる電流を検出する電流検出部40a,40bと、スケールと、動作部の駆動に応じてスケールを読み取って信号を出力するエンコーダー18a,18bと、電流検出部40で検出された電流とエンコーダー18a,18bから出力された信号とに基づいて、スケールが汚れているか否かを判断する判断動作を実行可能な制御部92と、を備える。
【選択図】図9
Description
本発明は、印刷装置、およびスケールの汚れ判断方法に関する。
従来から、印刷装置の一例として、媒体に向かって液体を吐出して媒体に画像などの記録を行うインクジェット式プリンターが知られていた。インクジェット式プリンターは、走査方向に印刷部を移動させながら媒体に液体を吐出させる吐出動作と、媒体を搬送方向に搬送させる搬送動作と、を交互に繰り返す。これらの印刷部や媒体を搬送する搬送部にはモーターが駆動源として利用され、その動作量を検出するために、スケールと、センサーを備えたエンコーダーとが用いられている。このような印刷装置では、吐出部から液体を吐出した際に印刷装置の内部を浮遊する極微小の液滴(ミスト)が生じ、このミストがスケールに付着して印刷部や媒体の移動量が正確に検出されなくなる恐れがあった。このため、例えば、特許文献1には、スケールの汚れを検知するプリンター(印刷装置)が開示されている。
しかしながら、特許文献1に記載の印刷装置は、モーターの駆動指示に対応して想定されるエンコーダーの出力信号と、現実の出力信号と、の相違に基づいてスケールの汚れを検知している。このため、モーターの不具合や、媒体のジャミングなどにより印刷部や搬送部の動作が妨げられた場合であっても、スケールに汚れがあるものとして検知されてしまう恐れがあった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例に係る印刷装置は、モーターによって駆動され、印刷に関する動作を行う動作部と、前記モーターに流れる電流を検出する電流検出部と、スケールと、前記動作部の駆動に応じて前記スケールを読み取って信号を出力するエンコーダーと、前記電流検出部で検出された電流と前記エンコーダーから出力された信号とに基づいて、前記スケールが汚れているか否かを判断する判断動作を実行可能な制御部と、を備えることを特徴とする。
本適用例によれば、モーターが駆動することにより電流検出部で検出される電流と、動作部が動作することによりエンコーダーから出力される信号と、に基づいてスケールが汚れているか否かを判断する。これにより、エンコーダーから異常な信号が出力された場合、スケールの汚れに起因する異常なのか、動作部の動作障害に起因する異常なのかを判断することができる。したがって、スケールが汚れているか否かを高い精度で判断することができる。
[適用例2]上記適用例に記載の印刷装置において、前記制御部は、前記判断動作において、前記モーターに流れる電流が一定であり、且つ、前記エンコーダーから出力される信号の周期が所定周期の範囲外の場合に、前記スケールが汚れていると判断することが好ましい。
本適用例によれば、モーターに流れる電流が一定であり、且つ、エンコーダーから出力される信号の周期が所定の範囲外の場合に、スケールが汚れていると判断する。詳しくは、動作部が一定の速度で移動している時、モーターは一定の速度で回転しモーターには一定の電流が流れるので、モーターの電流が一定である場合には、動作部に障害が生じていないことが推測される。逆に、この状態でエンコーダーから所定の範囲外の周期の信号が出力された場合には、スケールに付着した汚れにより信号の周期が乱れたものと判断することができる。これにより、スケールが汚れているか否かを高い精度で判断することができる。
[適用例3]上記適用例に記載の印刷装置において、前記動作部は、走査方向に移動しながら媒体に印刷を行う印刷部であり、前記エンコーダーは、前記印刷部の移動に応じて信号を出力することが好ましい。
本適用例によれば、印刷部の移動に対応するスケールの汚れを高精度に検知することができる。
[適用例4]上記適用例に記載の印刷装置において、前記動作部は、回転することで搬送方向に媒体を搬送する搬送部であり、前記エンコーダーは、前記搬送部の搬送に応じて信号を出力することが好ましい。
本適用例によれば、搬送部の回転に対応するスケールの汚れを高精度に検知することができる。
[適用例5]上記適用例に記載の印刷装置は、前記スケールの清掃を行う清掃部を備え、
前記制御部は、前記判断動作によって前記スケールが汚れていると判断した場合に、前記清掃部によって前記スケールを清掃する清掃動作を実行することが好ましい。
前記制御部は、前記判断動作によって前記スケールが汚れていると判断した場合に、前記清掃部によって前記スケールを清掃する清掃動作を実行することが好ましい。
本適用例によれば、印刷装置は、スケールの汚れが検出された際に、清掃部を用いてスケールを清掃することができる。
[適用例6]上記適用例に記載の印刷装置において、前記スケールの清掃を行う清掃部を備え、前記制御部は、前記清掃部によって前記スケールを清掃する清掃動作を実行した後に、前記判断動作を実行することが好ましい。
本適用例によれば、清掃部を用いてスケールを清掃した後に、スケールの汚れが十分に低減されたか否かを確認することができる。
[適用例7]本適用例に係るスケールの汚れ判断方法は、モーターによって駆動され印刷に関する動作を行う動作部と、前記動作部の駆動に応じて前記スケールを読み取って信号を出力するエンコーダーと、を備えた印刷装置におけるスケールの汚れ判断方法であって、前記モーターに流れる電流と前記エンコーダーから出力された信号とに基づいて、前記スケールが汚れているか否かを判断することを特徴とする。
本適用例によれば、モーターが駆動することにより電流検出部で検出される電流と、動作部が動作することによりエンコーダーから出力される信号と、に基づいてスケールが汚れているか否かを判断する。これにより、エンコーダーから異常な信号が出力された場合、スケールの汚れに起因する異常なのか、動作部の動作障害に起因する異常なのかを判断することができる。したがって、スケールが汚れているか否かを高い精度で判断することができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の各図においては、各層や各部材を認識可能な程度の大きさにするため、各層や各部材の尺度を実際とは異ならせている。
(実施形態)
<印刷装置の概略構成>
図1は、実施形態に係る印刷装置の概略全体構成を示す斜視図である。図2は印刷装置の概略全体構成を示す側面図である。なお、図1および図2においては、印刷装置から構成部材の一部の記載を省略しており、例えば、図1は給紙部13などの図示を、図2は筐体の一部などの図示を省略して表している。
まず、印刷装置1の概略構成について図1および図2を用いて説明する。
<印刷装置の概略構成>
図1は、実施形態に係る印刷装置の概略全体構成を示す斜視図である。図2は印刷装置の概略全体構成を示す側面図である。なお、図1および図2においては、印刷装置から構成部材の一部の記載を省略しており、例えば、図1は給紙部13などの図示を、図2は筐体の一部などの図示を省略して表している。
まず、印刷装置1の概略構成について図1および図2を用いて説明する。
印刷装置1は、モーターによって駆動され印刷に関する動作を行う動作部を備えている。図1および図2に示すように、印刷装置1は、キャリッジモーター71によって駆動され媒体6の幅方向である走査方向Xに移動しながら媒体6に印刷を行う動作部としての印刷部(キャリッジ4)を備えている。また、印刷装置1は、駆動モーター15によって駆動され走査方向と交差する搬送方向Yに媒体6の搬送を行う動作部としての搬送部8を備えている。
また、印刷装置1は、キャリッジ4の鉛直方向Z下方に配設され媒体6を支持搬送するためのプラテン5、キャリッジ4を媒体6の幅方向である走査方向Xに沿って往復移動させるキャリッジ移動機構7、媒体6がセットされる給紙部13、を備えている。さらに、印刷装置1は、印刷が終了した媒体6を排出する排出部14、搬送部8および排出部14を駆動する駆動モーター15、駆動モーター15の回転駆動力を搬送部8から排出部14に伝達する伝動部16、を備えている。
キャリッジ4は、ガイドロッド9に対して移動自在に取り付けられている。このガイドロッド9は、走査方向Xに沿って架設された支持部材をなす。そして、キャリッジ4は、キャリッジ移動機構7によりガイドロッド9に沿った走査方向Xに往復移動するように構成されている。
キャリッジ4は、媒体6に向かってインクを吐出する記録ヘッド2と、記録ヘッド2から吐出されるインクを貯留するインクカートリッジ3と、を備えている。インクカートリッジ3は、キャリッジ4に対して着脱自在に取り付けられている。印刷装置1は、例えば、ブラック、マゼンタ、イエロー、シアンのインクを貯留したインクカートリッジ3を備えており、各インクがインクカートリッジ3から記録ヘッド2に供給される。なお、これ以外に、例えばホワイトやブラックなどのインクをさらに備えていてもよい。また、インクカートリッジ3は、本実施形態のようにキャリッジ4に装着する形態以外にも、例えば、印刷装置1の筐体側に装着してインク供給チューブを介して記録ヘッド2にインクを供給する形態であってもよい。
キャリッジ4の移動範囲内において記録領域よりも外側の端部領域には、キャリッジ4の走査の基点となるホームポジションが設定されている。本実施形態におけるホームポジションには、記録ヘッド2の図示しないノズル形成面を封止するキャッピング部材11と、ノズル形成面を払拭するためのワイパー部材12とが配置されている。そして、印刷装置1は、このホームポジションから反対側の端部へ向けてキャリッジ4が移動する往動時と、ホームポジション側へ向けてキャリッジ4が移動する復動時との双方向で媒体6上に文字や画像等を記録する所謂双方向記録が可能に構成されている。
プラテン5は、走査方向Xに長尺な板状の部材であり、その表面には長手方向に沿って所定の間隔で複数の支持突起5aが突設されている。各支持突起5aは鉛直方向Zにおける上方へ突出している。各支持突起5aの上面は、媒体6を支える当接面となり、媒体6の背面(インクが着弾する記録面とは反対側の面)を部分的に支える。また、プラテン5の表面であって、各支持突起5aから外れた部分には、インク吸収材5bが配設されている。このインク吸収材5bは、例えばフェルトやスポンジ等で作製された吸液性を有する多孔質部材から成っている。
搬送部8は、搬送駆動ローラー21、搬送従動ローラー22、シャフト23、ローター24、および搬送ローラー駆動ギア25を有している。シャフト23は、印刷装置1の筐体の上フレーム27に回転自在に軸支されている。搬送ローラー駆動ギア25、上フレーム27、ローター24、搬送駆動ローラー21は、図2の手前側から、シャフト23の軸方向においてこの順に重なる状態で配置されている。搬送駆動ローラー21、ローター24、および搬送ローラー駆動ギア25は、回転軸としてのシャフト23に接続されている。
ローター24は、駆動モーター15による駆動力により回転する。これに伴って、搬送駆動ローラー21および搬送ローラー駆動ギア25も一体的に回転する。搬送ローラー駆動ギア25は、伝動部16の第1伝動ギア37と噛み合っている。したがって、搬送ローラー駆動ギア25が回転することにより、伝動部16の第1伝動ギア37に駆動モーター15の駆動力が伝達される。搬送従動ローラー22は、筐体に回転自在に軸支され、押圧部材29によってプラテン5側へ押圧される。
給紙部13から媒体6が送られてくると、押圧部材29が搬送従動ローラー22をプラテン5側に押圧することにより、搬送従動ローラー22とプラテン5との間に媒体6が挟まれる。この状態で搬送駆動ローラー21が回転すると、媒体6が搬送方向Yの下流側に搬送されると共に、この媒体6の移動に伴って搬送従動ローラー22が回転する。
排出部14は、排紙駆動ローラー31、排紙従動ローラー32、シャフト33、および排紙部駆動ギア34を有し、媒体6の搬送経路においてプラテン5の下流側(排紙側)に配置されている。排紙駆動ローラー31および排紙部駆動ギア34は、それぞれ回転軸としてのシャフト33に接続されている。シャフト33は、上フレーム27に回転自在に支持されている。また、排紙従動ローラー32は、上フレーム27に対して回転自在に支持され、排紙駆動ローラー31の回転に伴って回転する。
排紙部駆動ギア34は、伝動部16の第2伝動ギア38と噛み合っている。したがって、駆動モーター15による駆動力が、伝動部16の第2伝動ギア38を介して排紙部駆動ギア34に伝達される。排紙部駆動ギア34がシャフト33を軸として回転すると、排紙駆動ローラー31も一体的に回転する。そして、プラテン5側から媒体6が送られてくると、媒体6は、排紙駆動ローラー31と排紙従動ローラー32との間に挟まれる。この状態で排紙駆動ローラー31が回転すると、媒体6が排紙側に搬送され、この媒体6の移動に伴って排紙従動ローラー32が回転する。
伝動部16は、シャフト36、第1伝動ギア37、および第2伝動ギア38を有する。第1伝動ギア37および第2伝動ギア38は、図2における手前からこの順に配置され、回転の軸としてのシャフト36に接続されている。シャフト36は、筐体の上フレーム27に回転自在に支持される。
また、印刷装置1には、スケールとしてのリニアスケール17と、リニアスケール17を読み取って動作部としてのキャリッジ4の動作量の検出を行うための信号を出力するエンコーダー18aが設けられている。言い換えれば、印刷装置1は、動作部の駆動に応じてスケールを読み取って信号を出力するエンコーダー18aを備えている。リニアスケール17は、上フレーム27の背面の内壁に走査方向Xに沿って張設され、エンコーダー18aは、キャリッジ4の背面に取り付けられている。これにより、キャリッジ4の走査方向Xの移動量がエンコーダー18aで検出できるようになっている。つまり、走査方向Xに移動しながら媒体6に印刷を行う印刷部が動作部として存在し、エンコーダー18aは、印刷部の移動に応じて信号を出力する。なお、以下の説明では、リニアスケール17およびエンコーダー18aをリニアエンコーダー10ともよぶ。
また、印刷装置1には、スケールとしてのロータリースケール39(図7参照)と、ロータリースケール39を読み取って動作部としての搬送部8の動作量の検出を行うための信号を出力するエンコーダー18b(図7参照)が設けられている。言い換えれば、印刷装置1は、動作部の駆動に応じてスケールを読み取って信号を出力するエンコーダー18bを備えている。ロータリースケール39及びエンコーダー18bは、ローター24の外周縁部に設けられている。これにより、搬送部8で搬送される媒体6の移動量(搬送量)を検出できるようになっている。つまり、回転することで搬送方向に媒体6を搬送する搬送部8が動作部として存在し、エンコーダー18は、搬送部8の回転に応じて信号を出力する。なお、以下の説明では、ロータリースケール39およびエンコーダー18bをロータリーコーダー26ともよぶ。
図3は、リニアエンコーダーの概略構成を示す平面図である。図4は、図3におけるA−A線での断面図である。図5は、エンコーダーから出力される信号波形の一例を示す図である。
図3に示すように、リニアエンコーダー10は、リニアスケール17とエンコーダー18aとを有している。リニアスケール17は、記録ヘッド2の移動方向、すなわち走査方向Xに長尺な帯状の部材である。リニアスケール17は、鉛直方向Zの中央に位置するスケール中央部17aと、このスケール中央部17aの上下に設けられたスケール縁部17bと、から成っている。
スケール中央部17aには、光を遮蔽する遮光部80が走査方向Xに沿って所定の間隔で複数設けられている。遮光部80は、スケール中央部17aの鉛直方向Zに長尺な筋状に印刷された(塗料などで塗りつぶされた)部分である。この遮光部80を一定の間隔で複数設けることで、隣り合う遮光部80の間には光が透過可能な透光部81が設けられている。すなわち、スケール中央部17aには、透光部81と遮光部80とが走査方向Xに沿って交互にストライプ状に設けられて検出パターンが形成されている。
図4に示すように、エンコーダー18aは、光を照射する発光素子等を有する発光部19と、光を受光する受光素子等を有する受光部20とを備えている。発光部19と受光部20とは、互いに対向するように備えられ、発光部19の光軸は受光部20に向けられている。リニアスケール17のスケール中央部17aは、発光部19と受光部20との間に配置されている。
リニアエンコーダー10のエンコーダー18aは、印刷部としてのキャリッジ4の移動量に応じた信号を出力する。詳しくは、発光部19から照射(発光)された光は、リニアスケール17の透光部81では透過して受光部20によって受光される一方、遮光部80では遮蔽されて受光部20に受光されない。そして、エンコーダー18aは、スケール中央部17aの透光部81での受光状態と遮光部80での受光状態の差異に応じて、信号を走査方向Xにおけるキャリッジ4の位置情報として出力するようになっている。
図5に示すように、リニアエンコーダー10のエンコーダー18aから出力される波形は、リニアスケール17の透光部81では受光部20で受光された受光区間を「ON」で示す電圧で出力し、遮光部80では受光部20で受光されなかった遮光区間を「OFF」で示す電圧で出力する。遮光部80は一定間隔で設けられ、エンコーダー18aはキャリッジ4と共に所定の速度で移動するため、「ON」と「OFF」の回数をカウントすることで、キャリッジ4の移動量を求めることができる。
図6は、清掃部の概略構成を示す側面図である。
印刷装置1は、リニアスケール17が汚れた場合に、リニアスケール17の清掃を行う清掃部50aを備えている。詳しくは、図6に示すように、清掃部50aは、二枚の矩形状の平板51a,51bと、梁部52と、アクチュエーター53と、清掃部材54と、を有している。梁部52は、平板51aと平板51bとの略中央部を接続している。平板51a,51bは、梁部52の有する回転軸56を支点として回動可能に取り付けられている。平板51a,51bの一端部の対向する面には、アクチュエーター53が設けられている。
印刷装置1は、リニアスケール17が汚れた場合に、リニアスケール17の清掃を行う清掃部50aを備えている。詳しくは、図6に示すように、清掃部50aは、二枚の矩形状の平板51a,51bと、梁部52と、アクチュエーター53と、清掃部材54と、を有している。梁部52は、平板51aと平板51bとの略中央部を接続している。平板51a,51bは、梁部52の有する回転軸56を支点として回動可能に取り付けられている。平板51a,51bの一端部の対向する面には、アクチュエーター53が設けられている。
また、一端部とは反対側の他端部には、清掃部材54a,54bが対向するように設けられ、リニアスケール17が清掃部材54aと清掃部材54bとの間に配置されている。清掃部材54a,54bとしては、例えば、多孔質素材のウレタン樹脂などを使用することができる。アクチュエーター53を平板51a,51bの一端部の対向する面を押し広げるように駆動させると、平板51a,51bは回転軸56を支点に回動し、他端側の対向する面が狭くなる。これにより、リニアスケール17が清掃部材54aと清掃部材54bとで挟持される。清掃部50aは、エンコーダー18aと同様にキャリッジ4の背面に取り付けられているので、リニアスケール17を挟持した状態でキャリッジ4を走査方向Xに移動させることで、リニアスケール17を清掃することができる。なお、清掃部50aの構成は、一例であり、この構成に限定するものではない。
図7は、ロータリーエンコーダーの概略構成を示す平面図である。
図7に示すように、ロータリーエンコーダー26は、ロータリースケール39とエンコーダー18bを有している。ロータリースケール39は、ローター24の外周縁部に設けられ、ロータリースケール39とローター中央部24aとから成るローター24は、回転軸としてのシャフト23に接続されている。エンコーダー18bは、印刷装置1の筐体の上フレーム27に固定されている。
図7に示すように、ロータリーエンコーダー26は、ロータリースケール39とエンコーダー18bを有している。ロータリースケール39は、ローター24の外周縁部に設けられ、ロータリースケール39とローター中央部24aとから成るローター24は、回転軸としてのシャフト23に接続されている。エンコーダー18bは、印刷装置1の筐体の上フレーム27に固定されている。
ロータリースケール39には、光を遮蔽する遮光部83がローター24の円周方向に沿って所定の間隔で複数設けられている。遮光部83は、ローター24の円周から中心に至る線分(半径方向)に沿って長尺な筋状に印刷された(塗料などで塗りつぶされた)部分である。この遮光部83を一定の間隔で複数設けることで、隣り合う遮光部83の間には光が透過可能な透光部84が設けられている。すなわち、ロータリースケール39には、透光部84と遮光部83とが円周方向に沿って交互にストライプ状に設けられて検出パターンが形成されている。
ロータリーエンコーダー26のエンコーダー18bは、図4に示したリニアエンコーダー10のエンコーダー18aと同じ構成である。ロータリーエンコーダー26では、エンコーダー18bに備えられている発光部19と受光部20との間に、ロータリースケール39が配置されている。
ロータリーエンコーダー26は、搬送部8の搬送量に応じた信号を出力する。詳しくは、エンコーダー18bは、遮光部83での受光状態と透光部84での受光状態の差異に応じた信号を、搬送方向Yにおける媒体6の搬送量情報として出力するようになっている。ロータリーエンコーダー26のエンコーダー18bから出力される波形は、図5に示したエンコーダー18aから出力される波形と同様に、ロータリースケール39の透光部84では受光部20で受光された受光区間を「ON」で示す電圧で出力し、遮光部83では受光部20で受光されなかった遮光区間を「OFF」で示す電圧で出力する。遮光部83は一定間隔で設けられ、ロータリースケール39は搬送部8の回転軸と同じシャフト23と共に所定の速度で回転するため、「ON」と「OFF」の回数をカウントすることで、媒体6の搬送量を求めることができる。
また、印刷装置1は、ロータリースケール39が汚れた場合に、ロータリースケール39の清掃を行う清掃部50bを備えている。ロータリースケール39に備えられている清掃部50bの構成は、上述したリニアスケール17に備えられている清掃部50aと同じ構成であるため、その説明を省略する。清掃部50bでは、清掃部材54aと清掃部材54bとの間にロータリースケール39が配置されている。清掃部50bのアクチュエーター53を駆動させると、ロータリースケール39が清掃部材54aと清掃部材54bとで挟持される。清掃部50bは、エンコーダー18bと同様に印刷装置1の筐体の上フレーム27に固定されているので、ロータリースケール39を挟持した状態でロータリースケール39がシャフト23と共に回転することで、ロータリースケール39を清掃することができる。
図8(a)は電流検出部を示すブロック図である。図8(b)は電流検出部としての電流検出回路の一例を示す回路図である。
本実施形態の印刷装置1は、モーターとしてのキャリッジモーター71に流れる電流を検出する電流検出部40a、および、モーターとしての駆動モーター15に流れる電流を検出する電流検出部40bを備えている。図8(a)に示すように、例えば、電流検出部40aは、キャリッジモーター71と、キャリッジモーター71を駆動させるための駆動電圧を供給する電源と、の間に設けることができる。電流検出部40bは、駆動モーター15と、駆動モーター15を駆動させるための駆動電圧を供給する電源と、の間に設けることができる。電流検出部40a,40bとしては、公知の電流検出センサーを用いることができる。電流検出センサーの出力端子Voutからは、モーターが駆動することにより流れる電流値に比例した電圧が出力される。
本実施形態の印刷装置1は、モーターとしてのキャリッジモーター71に流れる電流を検出する電流検出部40a、および、モーターとしての駆動モーター15に流れる電流を検出する電流検出部40bを備えている。図8(a)に示すように、例えば、電流検出部40aは、キャリッジモーター71と、キャリッジモーター71を駆動させるための駆動電圧を供給する電源と、の間に設けることができる。電流検出部40bは、駆動モーター15と、駆動モーター15を駆動させるための駆動電圧を供給する電源と、の間に設けることができる。電流検出部40a,40bとしては、公知の電流検出センサーを用いることができる。電流検出センサーの出力端子Voutからは、モーターが駆動することにより流れる電流値に比例した電圧が出力される。
また、電流検出部40a,40bとしては、演算増幅器41と抵抗42〜46を用いた電流検出回路で構成することもできる。図8(b)に示すように、モーター(駆動モーター15,キャリッジモーター71)と、モーターを駆動させるための駆動電圧を供給する電源との間に、検出抵抗42が設けられている。検出抵抗42の電源側の一端は、抵抗43の一端に接続され、抵抗43の他端は、演算増幅器41の非反転入力端子(+端子)と、抵抗45の一端とに接続されている。検出抵抗42のモーター(駆動モーター15,キャリッジモーター71)側の他端は抵抗44の一端に接続され、抵抗44の他端は、演算増幅器41の反転入力端子(−端子)に接続されている。抵抗46は、演算増幅器41の反転入力端子(−端子)と、演算増幅器41の出力端子との間に接続されている。モーター(駆動モーター15,キャリッジモーター71)が駆動すると、抵抗45の他端からは、基準電圧Vrefが出力され、演算増幅器41の出力端子Voutからは、モーターが駆動することにより流れる電流値に比例した電圧が出力される。なお、図8(b)で示した電流検出回路は一例であり、この回路構成に限定するものではない。
<印刷装置の電気的構成>
図9は、印刷装置1の電気的な構成を示す電気ブロック図である。次に、印刷装置1の電気的構成について図9を用いて説明する。
図9は、印刷装置1の電気的な構成を示す電気ブロック図である。次に、印刷装置1の電気的構成について図9を用いて説明する。
制御部92は印刷装置1の制御を行うための制御ユニットである。制御部92は、制御回路98と、インターフェイス部(I/F)95と、CPU(Central Processing Unit)96と、記憶部97とを含んで構成されている。インターフェイス部95は、コンピューターやデジタルカメラなどの画像を取り扱う外部装置91と印刷装置1との間でデータの送受信を行うためのものである。CPU96は、検出器群99からの入力信号処理や印刷装置1全体の制御を行うための演算処理装置である。検出器群99は、キャリッジモーター71に流れる電流を検出する電流検出部40aと、駆動モーター15に流れる電流を検出する電流検出部40bと、キャリッジ4の移動量に応じた信号を出力するエンコーダー18a(リニアエンコーダー10)と、搬送部8の搬送量に応じた信号を出力するエンコーダー18b(ロータリーエンコーダー26)とを含んでいる。
記憶部97は、CPU96のプログラムを格納する領域や作業領域などを確保するためのものであり、RAM(Random Access Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)などの記憶素子を有している。CPU96は、制御回路98により、キャリッジ4を走査方向Xに移動させるキャリッジモーター71、媒体6を搬送方向Yに搬送させる駆動モーター15、媒体6に向かってインクを吐出させる記録ヘッド2、リニアスケール17の清掃を行う清掃部50a、ロータリースケール39の清掃を行う清掃部50b、および図示しない各装置を制御する。
<リニアスケールの汚れ検知方法および清掃方法>
図10は、リニアスケールの汚れ検知方法および清掃方法を示すフローチャート図である。図11は、スケールにミストの汚れが付着した場合にエンコーダーから出力される信号の一例を示す図である。印刷装置1に備えられているリニアスケール17の汚れを検知する汚れ検知方法、および汚れが検知された場合にリニアスケール17の汚れを清掃する清掃方法について図9、図10および図11を用いて説明する。制御部92は、記憶部97に格納されているプログラムに従って、例えば、印刷装置1に電源が投入された後などに、リニアスケール17の汚れ検知、および清掃を行う。
図10は、リニアスケールの汚れ検知方法および清掃方法を示すフローチャート図である。図11は、スケールにミストの汚れが付着した場合にエンコーダーから出力される信号の一例を示す図である。印刷装置1に備えられているリニアスケール17の汚れを検知する汚れ検知方法、および汚れが検知された場合にリニアスケール17の汚れを清掃する清掃方法について図9、図10および図11を用いて説明する。制御部92は、記憶部97に格納されているプログラムに従って、例えば、印刷装置1に電源が投入された後などに、リニアスケール17の汚れ検知、および清掃を行う。
ステップS1は、電流検出部40aによりキャリッジモーター71に流れる電流を求める電流検出工程である。制御部92が、キャリッジモーター71に駆動電圧を印加すると、キャリッジ移動機構7に駆動が伝わり、キャリッジ4が走査方向Xに移動する。キャリッジ4が走査方向Xに正常に移動すると、電流検出部40aはキャリッジモーター71の駆動(回転)に応じて流れる電流値に比例した電圧の信号をCPU96に出力する。キャリッジ4が、キャリッジモーター71の不具合や媒体6のジャミングなどにより走査方向Xへの移動を妨げられ、その動作を停止した場合は、キャリッジモーター71の回転が停止し、電流検出部40aから信号は出力されない。なお、媒体6のジャミングとは、動作部と媒体6とが接触し、動作部の動作が妨げられることである。
ステップS2は、リニアエンコーダー10によりキャリッジ4の移動量に応じた信号を求める信号取得工程である。キャリッジ4が走査方向Xに正常に移動し、リニアスケール17に汚れがない場合、リニアエンコーダー10のエンコーダー18aは、図5に示したような、所定の周期を有した信号を出力する。また、ミストによる汚れがリニアスケール17の透光部81に付着した場合は、汚れが発光部19から照射した光を遮り受光部20で受光されなくなる。この場合に、エンコーダー18aから出力される波形の一例を図11に示している。
例えば、両隣を遮光部80で挟まれた透光部81の全体がミストの汚れで覆われた場合には、図11のC1部に示すように所定の周期の3倍の時間を有する「OFF」信号がエンコーダー18aから出力される。また、透光部81の一部分がミストで汚染された場合には、図11のC2部に示すように、所定の周期よりも短い時間を有する「OFF」信号がエンコーダー18aから出力される。なお、キャリッジ4が停止している場合には、「ON」または「OFF」の連続した信号がエンコーダー18aから出力される。
ステップS3は、電流検出部40aで検出された電流とリニアエンコーダー10から出力された信号とに基づいてリニアスケール17の汚れを検知する汚れ検知工程である。CPU96は、キャリッジモーター71に流れる電流に比例した電圧が一定であり、且つ、エンコーダー18aから出力された信号の周期が所定周期の範囲外の場合に、リニアスケール17に汚れがあると、判断する。
詳しくは、CPU96は、電流検出部40aとリニアエンコーダー10のエンコーダー18aとから出力された信号を受信する。CPU96は、電流検出部40aから出力された電流に比例した電圧が一定である場合は、キャリッジ4が走査方向Xに正常に移動し、キャリッジモーター71が正常に駆動(回転)しているものと判断する。そして、エンコーダー18aから出力された信号の周期と、記憶部97に格納されている所定周期とを比較して、エンコーダー18aから出力された信号の周期が所定周期の範囲外の場合(ステップS3:Yes)には、CPU96は、リニアスケール17にミストが付着して信号の周期が所定周期の範囲外になったものと判断してステップS4に進む。エンコーダー18aから出力された信号の周期が所定周期の範囲内の場合(ステップS3:No)には、CPU96は、リニアスケール17の汚れなしと判断してリニアスケール17の汚れ検知を終了する。
本実施形態の印刷装置1は、エンコーダー18aから出力される信号に加えて、電流検出部40aから出力される信号に基づいてリニアスケール17の汚れを検知するので、エンコーダー18aから所定周期の範囲外の信号が出力された場合、リニアスケール17の汚れに起因するものか、キャリッジ4の動作障害に起因するものかを識別することができる。
ステップS4は、リニアスケール17の汚れが検知された場合に、リニアスケール17の汚れを清掃する清掃工程である。制御部92は、清掃部50aのアクチュエーター53を駆動して、平板51aと平板51bとの間に配置されているリニアスケール17を清掃部材54aと清掃部材54bとで挟持する。そして、制御部92は、キャリッジモーター71に駆動電圧を印加してキャリッジ4を走査方向Xに移動した後、アクチュエーター53の駆動を解除する。清掃部50aは、キャリッジ4と共に移動するので、リニアスケール17の両面が清掃部材54a,54bで清掃される。
制御部92は、さらにステップS1からステップS3までの汚れ検知工程を行い、リニアスケール17の汚れが検知されなくなるまで、ステップS4の清掃工程およびステップS1からステップS3までの汚れ検知工程を繰り返す。
本実施形態の印刷装置1は、清掃部50aを備えているので、リニアスケール17の汚れが検知された際に、続けてリニアスケール17の清掃を行うことで、印刷装置1を短時間で正常動作させることができる。また、清掃工程の後に、さらに汚れ検知工程を行うので、リニアスケール17が汚れたまま印刷装置1が再稼働され、画質の低下した印刷が行われるのを防止することができる。
上記の動作は、制御部92の制御によって実行される。つまり、印刷装置1は、電流検出部40aで検出された電流とエンコーダー18aから出力された信号とに基づいて、スケールが汚れているか否かを判断する判断動作を実行可能な制御部92を備えている。
そして、制御部92は、判断動作において、モーターに流れる電流が一定であり、且つ、エンコーダー18aから出力される信号の周期が所定周期の範囲外の場合に、スケールが汚れていると判断する。これにより、スケールが汚れているか否かを高い精度で判断することができる。
また、制御部92は、判断動作によってスケールが汚れていると判断した場合に、清掃部50aによってスケールを清掃する清掃動作を実行する。
また、制御部92は、清掃部50aによってスケールを清掃する清掃動作を実行した後に、判断動作を実行する。
上記の動作をスケールの汚れ判断方法に適用すると、モーターによって駆動され印刷に関する動作を行う動作部と、動作部の駆動に応じてスケールを読み取って信号を出力するエンコーダー18aと、を備えた印刷装置におけるスケールの汚れ判断方法であって、モーターに流れる電流とエンコーダー18aから出力された信号とに基づいて、スケールが汚れているか否かを判断する、スケールの汚れ判断方法である。これにより、スケールが汚れているか否かを高い精度で判断することができる。
本実施形態の印刷装置1は、清掃部50aを備えているので、リニアスケール17の汚れが検知された際に、続けてリニアスケール17の清掃を行うことで、印刷装置1を短時間で正常動作させることができる。また、清掃工程の後に、さらに汚れ検知工程を行うので、リニアスケール17が汚れたまま印刷装置1が再稼働され、画質の低下した印刷が行われるのを防止することができる。
上記の動作は、制御部92の制御によって実行される。つまり、印刷装置1は、電流検出部40aで検出された電流とエンコーダー18aから出力された信号とに基づいて、スケールが汚れているか否かを判断する判断動作を実行可能な制御部92を備えている。
そして、制御部92は、判断動作において、モーターに流れる電流が一定であり、且つ、エンコーダー18aから出力される信号の周期が所定周期の範囲外の場合に、スケールが汚れていると判断する。これにより、スケールが汚れているか否かを高い精度で判断することができる。
また、制御部92は、判断動作によってスケールが汚れていると判断した場合に、清掃部50aによってスケールを清掃する清掃動作を実行する。
また、制御部92は、清掃部50aによってスケールを清掃する清掃動作を実行した後に、判断動作を実行する。
上記の動作をスケールの汚れ判断方法に適用すると、モーターによって駆動され印刷に関する動作を行う動作部と、動作部の駆動に応じてスケールを読み取って信号を出力するエンコーダー18aと、を備えた印刷装置におけるスケールの汚れ判断方法であって、モーターに流れる電流とエンコーダー18aから出力された信号とに基づいて、スケールが汚れているか否かを判断する、スケールの汚れ判断方法である。これにより、スケールが汚れているか否かを高い精度で判断することができる。
<ロータリースケールの汚れ検知方法および清掃方法>
図12は、ロータリースケール39の汚れ検知方法および清掃方法を示すフローチャート図である。印刷装置1に備えられているロータリースケール39の汚れを検知する汚れ検知方法、および汚れが検知された場合のロータリースケール39の汚れを清掃する清掃方法について図9、図11および図12を用いて説明する。制御部92は、記憶部97に格納されているプログラムに従って、例えば、印刷装置1に電源が投入された後などに、ロータリースケール39の汚れ検知、および清掃を行う。
図12は、ロータリースケール39の汚れ検知方法および清掃方法を示すフローチャート図である。印刷装置1に備えられているロータリースケール39の汚れを検知する汚れ検知方法、および汚れが検知された場合のロータリースケール39の汚れを清掃する清掃方法について図9、図11および図12を用いて説明する。制御部92は、記憶部97に格納されているプログラムに従って、例えば、印刷装置1に電源が投入された後などに、ロータリースケール39の汚れ検知、および清掃を行う。
ステップS11は、電流検出部40bにより駆動モーター15に流れる電流を求める電流検出工程である。制御部92が、駆動モーター15に駆動電圧を印加すると、搬送部8に駆動が伝わり、媒体6が搬送方向Yに搬送される。媒体6が搬送方向Yに正常に搬送されると、電流検出部40bは駆動モーター15の駆動(回転)に応じて流れる電流値に比例した電圧の信号をCPU96に出力する。搬送部8が、駆動モーター15の不具合や媒体6のジャミングなどにより、その動作を停止した場合は、駆動モーター15の回転が停止し、電流検出部40bから電流検出の信号は出力されない。
ステップS12は、ロータリーエンコーダー26により媒体6の移動量に応じた信号を求める信号取得工程である。媒体6が搬送方向Yに正常に移動し、ロータリースケール39に汚れがない場合、ロータリーエンコーダー26のエンコーダー18bは、図5に示したような、所定の周期を有した信号を出力する。また、ミストによる汚れがロータリースケール39の透光部84に付着した場合は、汚れが発光部19から照射した光を遮り受光部20で受光されなくなる。この場合に、エンコーダー18bから出力される波形の一例を図11に示している。
例えば、両隣を遮光部83で挟まれた透光部84の全体がミストの汚れで覆われた場合には、図11のC1部に示すように所定の周期の3倍の時間を有する「OFF」信号がエンコーダー18bから出力される。また、透光部84の一部分がミストに汚染された場合には、図11のC2部に示すように、所定の周期よりも短い時間を有する「OFF」信号がエンコーダー18bから出力される。なお、搬送部8が停止している場合には、「ON」または「OFF」の連続した信号がエンコーダー18bから出力される。
ステップS13は、電流検出部40bで検出された電流とロータリーエンコーダー26から出力された信号とに基づいてロータリースケール39の汚れを検知する汚れ検知工程である。CPU96は、駆動モーター15に流れる電流に比例した電圧が一定であり、且つ、エンコーダー18bから出力された信号の周期が所定周期の範囲外の場合に、ロータリースケール39に汚れがあると、判断する。
詳しくは、CPU96は、電流検出部40bとロータリーエンコーダー26のエンコーダー18bとから出力された信号を受信する。CPU96は、電流検出部40bから出力された電流に比例した電圧が一定である場合は、媒体6が搬送方向Yに正常に搬送され、駆動モーター15が正常に駆動(回転)しているものと判断する。そして、エンコーダー18bから出力された信号の周期と、記憶部97に格納されている所定周期とを比較して、エンコーダー18bから出力された信号の周期が所定周期の範囲外の場合(ステップS13:Yes)には、CPU96は、ロータリースケール39にミストが付着して信号の周期が所定周期の範囲外になったものと判断してステップS14に進む。エンコーダー18bから出力された信号の周期が所定周期の範囲内の場合(ステップS13:No)には、CPU96は、ロータリースケール39の汚れなしと判断してロータリースケール39の汚れ検知工程を終了する。
本実施形態の印刷装置1は、エンコーダー18bから出力される信号に加えて、電流検出部40bから出力される信号に基づいてロータリースケール39の汚れを検知するので、エンコーダー18bから所定周期の範囲外の信号が出力された場合、ロータリースケール39の汚れに起因するものか、媒体6の搬送障害に起因するものかを識別することができる。
ステップS14は、ロータリースケール39の汚れが検知された場合に、ロータリースケール39の汚れを清掃する清掃工程である。制御部92は、清掃部50bのアクチュエーター53を駆動して、平板51aと平板51bとの間に配置されているロータリースケール39を清掃部材54aと清掃部材54bとで挟持する。そして、制御部92は、駆動モーター15に駆動電圧を印加してシャフト23と共に、ロータリースケール39を回転させた後、アクチュエーター53の駆動を解除する。清掃部50bは、印刷装置1の筐体の上フレーム27に固定されているので、駆動モーター15の回転に伴ってロータリースケール39の両面が清掃部材54a,54bで清掃される。
制御部92は、さらにステップS11からステップS13までの汚れ検知工程を行い、ロータリースケール39の汚れが検知されなくなるまで、ステップS14の清掃工程およびステップS11からステップS13までの汚れ検知工程を繰り返す。
本実施形態の印刷装置1は、清掃部50bを備えているので、ロータリースケール39の汚れが検知された際に、続けてロータリースケール39の清掃を行うことで、印刷装置1を短時間で正常動作させることができる。また、清掃工程の後に、さらに汚れ検知工程を行うので、ロータリースケール39が汚れたまま印刷装置1が再稼働され、画質の低下した印刷が行われるのを防止することができる。
上記の動作は、制御部92の制御によって実行される。つまり、印刷装置1は、電流検出部40bで検出された電流とエンコーダー18bから出力された信号とに基づいて、スケールが汚れているか否かを判断する判断動作を実行可能な制御部92を備えている。
そして、制御部92は、判断動作において、モーターに流れる電流が一定であり、且つ、エンコーダー18bから出力される信号の周期が所定周期の範囲外の場合に、スケールが汚れていると判断する。これにより、スケールが汚れているか否かを高い精度で判断することができる。
また、制御部92は、判断動作によってスケールが汚れていると判断した場合に、清掃部50bによってスケールを清掃する清掃動作を実行する。なお、清掃動作は、他の場合にも行ってもよい。例えば、ユーザーにより清掃動作の実行指示がされた場合、印刷装置1の電源がオフからオンにされた場合、印刷装置1に一定以上の負荷を与えた場合(印刷量や印刷時間が所定以上となった場合)、などに清掃動作を行ってもよい。
また、制御部92は、清掃部50bによってスケールを清掃する清掃動作を実行した後に、判断動作を実行する。
上記の動作をスケールの汚れ判断方法に適用すると、モーターによって駆動され印刷に関する動作を行う動作部と、動作部の駆動に応じてスケールを読み取って信号を出力するエンコーダー18bと、を備えた印刷装置におけるスケールの汚れ判断方法であって、モーターに流れる電流とエンコーダー18bから出力された信号とに基づいて、スケールが汚れているか否かを判断する、スケールの汚れ判断方法である。これにより、スケールが汚れているか否かを高い精度で判断することができる。
本実施形態の印刷装置1は、清掃部50bを備えているので、ロータリースケール39の汚れが検知された際に、続けてロータリースケール39の清掃を行うことで、印刷装置1を短時間で正常動作させることができる。また、清掃工程の後に、さらに汚れ検知工程を行うので、ロータリースケール39が汚れたまま印刷装置1が再稼働され、画質の低下した印刷が行われるのを防止することができる。
上記の動作は、制御部92の制御によって実行される。つまり、印刷装置1は、電流検出部40bで検出された電流とエンコーダー18bから出力された信号とに基づいて、スケールが汚れているか否かを判断する判断動作を実行可能な制御部92を備えている。
そして、制御部92は、判断動作において、モーターに流れる電流が一定であり、且つ、エンコーダー18bから出力される信号の周期が所定周期の範囲外の場合に、スケールが汚れていると判断する。これにより、スケールが汚れているか否かを高い精度で判断することができる。
また、制御部92は、判断動作によってスケールが汚れていると判断した場合に、清掃部50bによってスケールを清掃する清掃動作を実行する。なお、清掃動作は、他の場合にも行ってもよい。例えば、ユーザーにより清掃動作の実行指示がされた場合、印刷装置1の電源がオフからオンにされた場合、印刷装置1に一定以上の負荷を与えた場合(印刷量や印刷時間が所定以上となった場合)、などに清掃動作を行ってもよい。
また、制御部92は、清掃部50bによってスケールを清掃する清掃動作を実行した後に、判断動作を実行する。
上記の動作をスケールの汚れ判断方法に適用すると、モーターによって駆動され印刷に関する動作を行う動作部と、動作部の駆動に応じてスケールを読み取って信号を出力するエンコーダー18bと、を備えた印刷装置におけるスケールの汚れ判断方法であって、モーターに流れる電流とエンコーダー18bから出力された信号とに基づいて、スケールが汚れているか否かを判断する、スケールの汚れ判断方法である。これにより、スケールが汚れているか否かを高い精度で判断することができる。
以上述べたように、本実施形態に係る印刷装置1によれば、以下の効果を得ることができる。
印刷装置1は、キャリッジモーター71に流れる電流を検出する電流検出部40aと、キャリッジ4の移動量に応じた信号を出力するリニアエンコーダー10と、を備えている。印刷装置1は、リニアエンコーダー10のエンコーダー18aから出力される信号に加えて、電流検出部40aから出力される信号に基づいてリニアスケール17の汚れを検知するので、エンコーダー18aから所定周期の範囲外の信号が出力された場合、リニアスケール17の汚れに起因するものか、キャリッジ4の動作障害に起因するものかを識別することができる。したがって、リニアスケール17の汚れの検知精度を向上させた印刷装置1を提供することができる。
印刷装置1は、清掃部50aを備えているので、リニアスケール17の汚れが検知された際に、清掃部50aを用いてリニアスケール17の清掃を行うことで、印刷装置1を短時間で正常動作させることができる。
印刷装置1は、キャリッジモーター71に流れる電流を検出する電流検出部40aと、キャリッジ4の移動量に応じた信号を出力するリニアエンコーダー10と、を備えている。印刷装置1は、リニアエンコーダー10のエンコーダー18aから出力される信号に加えて、電流検出部40aから出力される信号に基づいてリニアスケール17の汚れを検知するので、エンコーダー18aから所定周期の範囲外の信号が出力された場合、リニアスケール17の汚れに起因するものか、キャリッジ4の動作障害に起因するものかを識別することができる。したがって、リニアスケール17の汚れの検知精度を向上させた印刷装置1を提供することができる。
印刷装置1は、清掃部50aを備えているので、リニアスケール17の汚れが検知された際に、清掃部50aを用いてリニアスケール17の清掃を行うことで、印刷装置1を短時間で正常動作させることができる。
印刷装置1のリニアスケール17の汚れ検知方法は、キャリッジモーター71に流れる電流を検出する電流検出工程と、キャリッジ4の移動量に応じた信号を求める移動量取得工程と、電流検出部40aで検出された電流とリニアエンコーダー10から出力された信号とに基づいてリニアスケール17の汚れを検知する汚れ検知工程と、を含んでいる。印刷装置1は、リニアエンコーダー10のエンコーダー18aから出力される信号に加えて、電流検出部40aから出力される信号に基づいてリニアスケール17の汚れを検知するので、エンコーダー18aから所定周期の範囲外の信号が出力された場合、リニアスケール17の汚れに起因するものか、キャリッジ4の動作障害に起因するものかを識別することができる。したがって、リニアスケール17の汚れの検知精度を向上させたリニアスケール17の汚れ検知方法を提供することができる。
印刷装置1のリニアスケール17の清掃方法は、リニアスケール17の汚れ検知方法によるリニアスケール17の汚れ検知工程と、リニアスケール17の汚れが検知された場合にリニアスケール17の汚れを清掃する清掃工程と、を含んでいる。印刷装置1は、汚れ検知工程でリニアスケール17の汚れが検知された際に、続けてリニアスケール17の清掃を行うので、印刷装置1を短時間で正常動作させることが可能なリニアスケール17の清掃方法を提供することができる。また、清掃工程の後に、さらに汚れ検知工程を行うので、リニアスケール17が汚れたまま印刷装置1が再稼働され、画質の低下した印刷が行われるのを防止することが可能なリニアスケール17の清掃方法を提供することができる。
印刷装置1は、駆動モーター15に流れる電流を検出する電流検出部40bと、媒体6の移動量(搬送量)に応じた信号を出力するロータリーエンコーダー26と、を備えている。印刷装置1は、ロータリーエンコーダー26のエンコーダー18bから出力される信号に加えて、電流検出部40bから出力される信号に基づいてロータリースケール39の汚れを検知するので、エンコーダー18bから所定周期の範囲外の信号が出力された場合、ロータリースケール39の汚れに起因するものか、媒体6の搬送障害に起因するものかを識別することができる。したがって、ロータリースケール39の汚れの検知精度を向上させた印刷装置1を提供することができる。
印刷装置1は、清掃部50bを備えているので、ロータリースケール39の汚れが検知された際に、清掃部50bを用いてロータリースケール39の清掃を行うことで、印刷装置1を短時間で正常動作させることができる。
印刷装置1は、清掃部50bを備えているので、ロータリースケール39の汚れが検知された際に、清掃部50bを用いてロータリースケール39の清掃を行うことで、印刷装置1を短時間で正常動作させることができる。
印刷装置1のロータリースケール39の汚れ検知方法は、駆動モーター15に流れる電流を検出する電流検出工程と、媒体6の移動量(搬送量)に応じた信号を求める移動量取得工程と、電流検出部40bで検出された電流とロータリーエンコーダー26のエンコーダー18bから出力された信号とに基づいてロータリースケール39の汚れを検知する汚れ検知工程と、を含んでいる。印刷装置1は、エンコーダー18bから出力される信号に加えて、電流検出部40bから出力される信号に基づいてロータリースケール39の汚れを検知するので、エンコーダー18bから所定周期の範囲外の信号が出力された場合、ロータリースケール39の汚れに起因するものか、媒体6の搬送障害に起因するものかを識別することができる。したがって、ロータリースケール39の汚れの検知精度を向上させたロータリースケール39の汚れ検知方法を提供することができる。
印刷装置1のロータリースケール39の清掃方法は、ロータリースケール39の汚れ検知方法によるロータリースケール39の汚れ検知工程と、ロータリースケール39の汚れが検知された場合にロータリースケール39の汚れを清掃する清掃工程と、を含んでいる。印刷装置1は、汚れ検知工程でロータリースケール39の汚れが検知された際に、続けてロータリースケール39の清掃を行うので、印刷装置1を短時間で正常動作させることが可能なロータリースケール39の清掃方法を提供することができる。また、印刷装置1は、清掃工程の後に、さらに汚れ検知工程を行うので、ロータリースケール39が汚れたまま印刷装置1が再稼働され、画質の低下した印刷が行われるのを防止することが可能なロータリースケール39の清掃方法を提供することができる。
1…印刷装置、2…記録ヘッド、3…インクカートリッジ、4…キャリッジ、5…プラテン、6…媒体、7…キャリッジ移動機構、8…搬送部、9…ガイドロッド、10…リニアエンコーダー、11…キャッピング部材、12…ワイパー部材、13…給紙部、14…排出部、15…駆動モーター、16…伝動部、17…リニアスケール、18a,18b…エンコーダー、21…搬送駆動ローラー、22…搬送従動ローラー、23,33,36…シャフト、24…ローター、25…搬送ローラー駆動ギア、26…ロータリーエンコーダー、29…押圧部材、31…排紙駆動ローラー、32…排紙従動ローラー、34…排紙部駆動ギア、39…ロータリースケール、40a,40b…電流検出部、50a,50b…清掃部、71…キャリッジモーター、91…外部装置、92…制御部、95…インターフェイス部、96…CPU、97…記憶部、98…制御回路、99…検出器群。
Claims (7)
- モーターによって駆動され、印刷に関する動作を行う動作部と、
前記モーターに流れる電流を検出する電流検出部と、
スケールと、
前記動作部の駆動に応じて前記スケールを読み取って信号を出力するエンコーダーと、
前記電流検出部で検出された電流と前記エンコーダーから出力された信号とに基づいて、前記スケールが汚れているか否かを判断する判断動作を実行可能な制御部と、を備えることを特徴とする印刷装置。 - 請求項1に記載の印刷装置であって、
前記制御部は、前記判断動作において、前記モーターに流れる電流が一定であり、且つ、前記エンコーダーから出力される信号の周期が所定周期の範囲外の場合に、前記スケールが汚れていると判断することを特徴とする印刷装置。 - 請求項1または2に記載の印刷装置であって、
前記動作部は、走査方向に移動しながら媒体に印刷を行う印刷部であり、
前記エンコーダーは、前記印刷部の移動に応じて信号を出力することを特徴とする印刷装置。 - 請求項1または2に記載の印刷装置であって、
前記動作部は、回転することで搬送方向に媒体を搬送する搬送部であり、
前記エンコーダーは、前記搬送部の搬送に応じて信号を出力することを特徴とする印刷装置。 - 請求項1から4のいずれか一項に記載の印刷装置であって、
前記スケールの清掃を行う清掃部を備え、
前記制御部は、前記判断動作によって前記スケールが汚れていると判断した場合に、前記清掃部によって前記スケールを清掃する清掃動作を実行することを特徴とする印刷装置。 - 請求項1から5のいずれか一項に記載の印刷装置であって、
前記スケールの清掃を行う清掃部を備え、
前記制御部は、前記清掃部によって前記スケールを清掃する清掃動作を実行した後に、前記判断動作を実行することを特徴とする印刷装置。 - モーターによって駆動され印刷に関する動作を行う動作部と、前記動作部の駆動に応じて前記スケールを読み取って信号を出力するエンコーダーと、を備えた印刷装置におけるスケールの汚れ判断方法であって、
前記モーターに流れる電流と前記エンコーダーから出力された信号とに基づいて、前記スケールが汚れているか否かを判断することを特徴とするスケールの汚れ判断方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015122641A JP2017007137A (ja) | 2015-06-18 | 2015-06-18 | 印刷装置、およびスケールの汚れ判断方法 |
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Publications (1)
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ID=57762333
Family Applications (1)
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Country Status (1)
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JP (1) | JP2017007137A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2021146555A (ja) * | 2020-03-18 | 2021-09-27 | 株式会社リコー | エンコーダ清掃具および液体を吐出する装置 |
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2015
- 2015-06-18 JP JP2015122641A patent/JP2017007137A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2021146555A (ja) * | 2020-03-18 | 2021-09-27 | 株式会社リコー | エンコーダ清掃具および液体を吐出する装置 |
JP7463783B2 (ja) | 2020-03-18 | 2024-04-09 | 株式会社リコー | 液体を吐出する装置 |
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