JP2017000020A - 容器詰茶飲料及びフロック発生抑制方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】抽出用茶葉が、三番茶以降の茶葉から作られる抹茶を、抽出用茶葉の総量に対して、1.0〜15重量%含み、かつ前記容器詰茶飲料が前記抽出用茶葉の抽出液を含み、ストリクチニン量が0.61mg/100mL以下、更にアルミニウム量が0.09mg/100mL以上であり、濁度OD720が0.10である、容器詰茶飲料、及び容器詰茶飲料のフロック発生抑制方法。
【選択図】なし
Description
本発明の容器詰茶飲料は、三番茶以降の茶葉から作られる抹茶を含む抽出用茶葉の抽出液を含む。これによって、本発明の容器詰茶飲料は、容器詰茶飲料の長期間の保管によるフロックの発生を抑制しながらも、嗜好性の良い飲料を提供することができる。抽出用茶葉として、三番茶以降の茶葉から作られる抹茶を単独で用いることも、三番茶以降の茶葉から作られる抹茶とそれ以外の茶葉とが混合された茶葉を用いることもできる。それ以外の茶葉は一種又は二種以上であってもよい。味のバランスを良くし、嗜好性を高められることから、三番茶以降の茶葉から作られる抹茶以外の茶葉を含むことが好ましい。
本発明において、「茶飲料」とは、特に限定されるものではないが、茶葉又はその抽出液を含む飲料をいう。本願の茶飲料は、緑茶のみならず、黒豆茶、玄米茶等の穀物茶や各種ブレンド茶、茶飲料をベースとするアルコール等の飲料も包含する包括概念であるものとする。本発明の容器詰茶飲料は、三番茶以降の茶葉から作られる抹茶の風味や味等とのバランスから、緑茶飲料であることが好ましい。
本発明において、「抽出用茶葉」とは、茶飲料を抽出するための茶葉をいう。本発明の茶飲料を抽出するための抽出用茶葉には、三番茶以降の茶葉から作られる抹茶が含まれる。
本発明において、「三番茶以降の茶葉」とは、具体的には、三番茶、四番茶又は秋冬番茶等をいう。一般的に、茶の種類はその摘採時期により、以下のとおりに分類される。茶葉の摘採は春頃から開始され、その年の最初に生育した新芽を摘採したものを一番茶と呼び、以降、摘採した順番により、二番茶、三番茶、四番茶、秋冬番茶と呼ぶ。摘採地域にもよるが、一般に一番茶は4〜5月頃、二番茶は6〜7月頃、三番茶は7月頃、四番茶は8月頃、秋冬番茶は10月頃に摘採される。一般には暖地ほど摘採回数が多く、寒冷地ほど摘採回数が少ない。一般的に南九州の摘採回数は4回、南九州を除く九州、四国、東海の平坦部は3回、その他の地域は2回であって、四番茶が摘採できるのは暖地の中でも限られた地域である。
また、本発明の茶飲料に含まれる抽出液を抽出するための茶葉は、三番茶以降の茶葉から作られる抹茶以外に、他の茶葉を含むことができる。抽出に用いられる茶葉は、茶樹(Camellia sinensis(L)O.Kuntze)から摘採した葉や茎であれば、その品種、産地、摘採時期、摘採方法、栽培方法等が限定されるものではない。茶樹の品種は、例えば、小葉種(Camellia sinensis(L)O.Kuntze var.sinensis,中国種ともよばれ主に緑茶用に使用される。)、大葉種(Camellia sinensis(L)O.Kuntze var.assamica,アッサム種ともよばれ主に紅茶葉に用いられる。)、中葉種(Camillia sinensis(L)O.Kuntze var.assamica Chinese Large Leaf type、中国系アッサム種ともよばれ主に烏龍茶の原料として使用される。)、これらの雑種等が挙げられる。また、抽出用茶葉は1種又は2種以上でよい。
本発明の茶飲料のストリクチニン量は、特に限定されるものではないが、0.61mg/100mL以下であることが好ましく、0.60mg/100mL以下であることがより好ましく、0.59mg/100mL以下であることがさらに好ましく、0.58mg/100mL以下であることが特に好ましい。なお、本発明において、「ストリクチニン量」とは、抽出用茶葉の抽出後、加熱殺菌前の茶抽出液に含まれるストリクチニンの量をいう。容器詰茶飲料は、殺菌のため加熱されることが一般的であるが、この加熱によってストリクチニンがエラグ酸に分解される。ここで、ストリクチニンはタンニンの一種である一方、エラグ酸はタンニンとは異なるものである。一方で、茶飲料の製造分野において、ストリクチニン濃度を測定する手法は確立しているため、ストリクチニン濃度は、エラグ酸濃度よりも測定が容易である。本発明において、ストリクチニン量は、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)(Waters社製)を用いて測定した値である。
本発明の茶飲料に含まれるアルミニウム量は、特に限定されるものではないが、0.09mg/100mL以上であることが好ましく、0.10mg/100mL以上であることがより好ましく、0.11mg/100mL以上であることがさらに好ましく、0.12mg/100mL以上であることが特に好ましい。本発明において、アルミニウム量は、誘導結合プラズマ質量分析法(ICP−MS)(機種名:Agilent 7700、Agilent社製)を用いて測定した値である。
本発明の茶飲料の濁度は、特に限定されるものではなく、濁りのあるものでも、透明なものでもよいが、視覚的な優位性から、透明又は半透明であるものが好ましい。本願発明の茶飲料は、フロックの発生が抑制されるため、飲料本来の透明性を維持することができる。
本発明の容器詰茶飲料は、酸化防止剤、pH調整剤、香料、各種エステル類、有機酸類、有機酸塩類、無機酸類、無機酸塩類、無機塩類、色素類、乳化剤、保存料、調味料、品質安定剤等の各種添加剤を配合してもよい。
本発明の容器詰茶飲料のpHは、25℃で5.0以上であることが好ましく、5.5以上であることが好ましく、5.7以上であることがより好ましく、6.0以上であることがさらに好ましい。pHが5.0以下になると、好ましくない酸味が生じることがある。また、pHは、25℃で7.2以下であることが好ましく、7.0以下であることが好ましく、6.7以下であることがより好ましく、6.5以下であることがさらに好ましい。Hがこのような範囲にあることで、長期間の保管した際でも飲料の味の劣化の抑制効果及びフロックの発生の抑制の効果を高めることができる。なお、pHは、所定の範囲に調整するために、pH調整剤等を用いることができる。
本発明に用いられる容器は、密閉可能なものであれば、特に限定されるものではなく、例えば、ポリエチレンテレフタラート(PET)製、各種プラスチック製、ガラス製、紙製、スチール製、アルミニウム製、各種金属製、ビニール製又はこれらの加工素材製や複合素材製等であってよいが、視覚的な優位性から、透明又は半透明であるものが好ましい。本発明の茶飲料は、透明又は半透明な容器であっても、フロックの発生が抑制されるため、視覚的に優れた容器詰茶飲料を提供できる。
本発明の容器詰茶飲料の製造方法は、特に限定されるものではなく、一般的な茶飲料の製造方法を適用しても、フロックの発生を抑制することができる。
抹茶製造工程では、石臼やボールミル、ジェットミル等により微粉砕加工を行うことで、三番茶以降の茶葉を抹茶にすることができる。
本発明における抽出用茶葉製造工程は、特に限定されないが、抹茶製造工程で得られた三番茶以降の茶葉から作られる抹茶を、他の茶葉と混合し抽出用茶葉とすることができる。
本発明における抽出工程は、特に限定されないが、抽出用茶葉製造工程で得られた抽出用茶葉を、熱水又は冷水で抽出することができる。抽出用茶葉中の茶の旨味成分やフロック抑制成分を効率良く抽出できることから、熱水で抽出するのが好ましい。抽出に用いる熱水の温度は、特に抽出能に優れることから、50℃以上が好ましく、60℃以上がより好ましく、70℃以上がさらに好ましい。また、抽出効率を高めるために、必要に応じて撹拌することができる。
本発明における抽出工程は、特に限定されないが、調成した茶抽出液に、水や各種添加物を配合することができる。配合量や配合成分の種類は、特に限定されるものではなく、嗜好性の向上や品質の保持を目的として、適宜調整することができる。
本発明の容器詰茶飲料のフロック発生抑制方法は、三番茶以降の茶葉から作られる抹茶又はその抽出液を配合する。三番茶以降の茶葉から作られる抹茶又はその抽出液を配合することにより、容器詰茶飲料のフロック発生を強く抑制することができる。
以下、実施例により、本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの記載に何ら限定されるものではない。
まず、実施例の抽出用茶葉として用いる秋冬番茶抹茶の調製方法について説眼する。京都府産の宇治抹茶の茶葉をボールミルで微粉砕化した。
抽出用茶葉として、国産緑茶68gと秋冬番茶抹茶2gとの混合物を、75℃のお湯2Lで6分間抽出し、20℃まで自然冷却した後、L−アスコルビン酸ナトリウムを0.7g/1L−水、pH調整剤として、重曹を0.1g/1L−水を添加した。次いで、ろ過した後、PETボトルに充填し、UHT殺菌機を用いて138℃で30秒加熱殺菌し、実施例1の調合液を調製した。
抽出用茶葉として、国産緑茶66gと秋冬番茶抹茶4gとの混合物を用いた以外、実施例1と同様にして、実施例2の調合液を調製した。
抽出用茶葉として、国産緑茶70gを用いた以外、実施例1と同様にして、比較例1の調合液を調製した。
抽出用茶葉として、国産緑茶68gと秋冬番茶粉末2gとの混合物を用いた以外、実施例1と同様にして、比較例3の調合液を調製した。
抽出用茶葉として国産緑茶68gと一番茶抹茶2gとの混合物を用いた以外、実施例1と同様にして、比較例2の調合液を調製した。
まず、実施例1、実施例2、比較例1、比較例2及び比較例3それぞれの調合液中タンニン含有量、加熱殺菌前の抽出液のストリクチニン添加量、調合液中のアルミニウム含有量及び濁度OD720を測定した。結果を表1に示す。
カラム :関東化学 Mightysil RP−18 GP150−4.6(5μm)
移動相A :3%アセトニトリル−超純水
移動相B :30%メタノール
ポンプ流量:1.0ml/min(B−Conc20%)
カラム温度:40℃
検出波長 :UV272nm
注入量 :20μl
分析時間 :30min
ガス :He,Arガス使用
測定モード :スペクトル
スペクトルモードオプション:ピークパターン 3ポイント
繰り返し 3
スイープ回数/繰り返し 100
積分時間(sec)/質量 :0.09
標準液 :関東化学製
まず、ストリクチニン含有量及びアルミニウムの含有量について考察する。表1より、秋冬番茶を抽出用茶葉中に含む実施例1の調合液、実施例2の調合液及び比較例2の調合液は、秋冬番茶を抽出用茶葉中に含まない比較例1の調合液及び比較例3の調合液に比べ、殺菌前の抽出液中のストリクチニンの含有量が少なく、調合液のアルミニウム含有量が多いことが確認された。また、実施例1と実施例2を比較すると、抽出用茶葉中の秋冬番茶含有量のより多い比較例2の調合液は、比較例1の調合液に比べて殺菌前の抽出液中のストリクチニンの含有量が少なく、調合液のアルミニウム含有量が多いことが確認された。これは、秋冬番茶は、一般的な緑茶に比べてストリクチニン含有量が少なく、アルミニウム含有量が多いため、秋冬番茶の割合を増加させるほど、抽出後の液中のストリクチニン含有量が少なくなり、アルミニウム含有量が多くなるためであると考えられる。
いずれの調合液も、タンニン量及び濁度OD720には大きな違いは見られなかった。抽出用茶葉に秋冬番茶抹茶、秋冬番茶粉末又は一番茶抹茶のいずれを含有しても、タンニン量及び濁度OD720に影響を及ぼすものではないことが確認された。
(フロック抑制効果の評価方法と結果)
実施例1、実施例2、比較例1、比較例2及び比較例3の調合液を、PETボトル容器に充填し、密閉した後、それぞれ恒温器を用いて60℃及び37℃に保持した。恒温器で加熱を開始した日から、一日一回目視でフロックの発生を確認し、フロックが観測されるまでの日数をフロックの発生日とした。評価結果を表3に示す。
はじめに、秋冬番茶抹茶含有の効果を確認するため、実施例1、実施例2と比較例1とを対比考察する。ここで、実施例1及び実施例2は、抽出用茶葉が国産緑茶と秋冬番茶抹茶であるのに対し、比較例1は、抽出用茶葉が国産緑茶のみである点で、実施例1、実施例2と比較例1とは相違する。実施例1及び実施例2の調合液のフロック発生日は、60℃及び37℃いずれにおいても比較例1の調合液のフロック発生日に比べて遅かった。以上のとおり、秋冬番茶抹茶を抽出用茶葉中に含有することによって、茶飲料におけるフロックの発生を大幅に抑制できることが確認された。
次に、秋冬番茶抹茶の含有量の効果を確認するため、実施例1と実施例2とを対比考察する。ここで、実施例2の調合液の抽出用茶葉中の秋冬番茶抹茶の割合は、実施例1の調合液の抽出用茶葉中の秋冬番茶抹茶の割合に比べ大きい点で、実施例1の調合液と実施例2の調合液とは相違する。実施例1の調合液と実施例2の調合液はいずれも、37℃におけるフロック発生日が60日であり、両者の間に差異はなかった。一方、60℃においては、実施例1の調合液のフロック発生日が14日であるのに対し、実施例2の調合液のフロック発生日は18日であり、実施例1の調合液に比べて実施例2の調合液のフロックの発生が遅くなった。これは、表1に示すとおり、実施例1の調合液に比べ実施例2の調合液は、ストリクチニン含有量が少なくかつアルミニウム含有量が多いため、フロックの発生がより強く抑制されたものと考えられる。また、フロックがより顕著に発生する60℃においてのみ実施例1の調合液と実施例2の調合液との間でフロックの発生日に差が生じていることから、ストリクチニン含有量とアルミニウム含有量とを併せて調整する手法は、特に高温において効果が高いことが確認された。
次に、秋冬番茶の抹茶化の効果を確認するため、実施例1と比較例2とを対比考察する。ここで、実施例1の調合液と比較例2の調合液は、いずれも抽出用茶葉として秋冬番茶を用いるが、実施例1の調合液は、秋冬番茶が抹茶であるのに対し、比較例2の調合液は、秋冬番茶が粉末である点で、実施例1の調合液と比較例2の調合液とは相違する。両者はいずれも秋冬番茶由来の抽出液を含有するものであり、分析の結果、加熱殺菌前のストリクチニン量にも相違はない。一方、実施例1の調合液は、比較例2の調合液に比べアルミニウム量が少ない。それにも関わらず、60℃及び37℃のいずれにおいても、実施例1の調合液は、比較例2の調合液に比べフロック発生日が大幅に遅かった。以上のとおり、秋冬番茶を抹茶化することで特に優れたフロック抑制効果を得ることができる。
以上のとおり、秋冬番茶抹茶を抽出用茶葉に含有させることで、ストリクチニン含有量やアルミニウム含有量を調整するだけでは得られない、優れたフロック発生抑制効果が確認された。
(官能評価の評価方法と結果)
被験者5名が、1〜7の7段階評価で「おいしさ」、「旨味の強さ」、「渋味の強さ」及び「味わいの強さ」の4項目に関し、比較例1を全て基準点4点とした場合の、実施例1、実施例2及び比較例2の「おいしさ」、「旨味の強さ」、「渋味の強さ」及び「味わいの強さ」4項目についてそれぞれ官能評価を行った。なお、官能評価の数値は、大きいほどおいしさやそれぞれの味が強いことを表すものとする。評価結果を表4に示す。
はじめに、秋冬番茶抹茶含有の効果を確認するため、実施例1、実施例2と比較例1とを対比考察する。秋冬番茶抹茶を含有する実施例1の調合液及び実施例2の調合液は、いずれも「おいしさ」が4.4点であり、秋冬番茶を含有しない比較例1の調合液の「おいしさ」の4点に比べて評価が高かった。以上のとおり、緑茶飲料に秋冬番茶抹茶を含む抽出用茶葉の抽出液を含有することで、緑茶飲料の嗜好性を高められることが確認された。表4より、秋冬番茶抹茶を含む抽出用茶葉の抽出液を添加すると、初めは渋味が強くなるが(実施例1)、その後旨味と味わいが強くなり、渋みがマスキングされた(実施例2)ものと考えられる。
次に、秋冬番茶抹茶含有の効果を確認するため、実施例1と比較例2とを対比考察する。実施例1の調合液は、「おいしさ」が4.4点であるのに対し、比較例2の調合液は、「おいしさ」が4.0点であった。比較例2の調合液は、「旨味の強さ」、「渋みの強さ」及び「味わいの強さ」がいずれも実施例1の調合液に対して高いが、特に「渋みの強さ」が高いため、総合的に「おいしさ」を高めることができなかったと考えられる。
以上のとおり、秋冬番茶抹茶を含む抽出用茶葉の抽出液を含有することで、秋冬番茶由来の強い渋みを抑えられるとともに、旨味の強さや味わいの強さを高めることができ、一番茶のみの抽出用茶葉の抽出液を含む調合液に比べて嗜好性の良い調合液が得られることが確認された。
Claims (8)
- 容器詰茶飲料であって、
抽出用茶葉が三番茶以降の茶葉から作られる抹茶を含み、かつ前記容器詰茶飲料が前記抽出用茶葉の抽出液を含む、容器詰茶飲料。 - 抽出用茶葉に含まれる前記三番茶以降の茶葉から作られる抹茶の量が、前記抽出用茶葉の総量に対して、1.0重量%以上15重量%以下である、請求項1記載の容器詰茶飲料。
- ストリクチニン量が0.61mg/100mL以下である、請求項1又は2記載の容器詰茶飲料。
- アルミニウム量が0.09mg/100mL以上である、請求項1〜3のいずれか1項記載の容器詰茶飲料。
- 濁度OD720が0.10以下である、請求項1〜4のいずれか1項記載の容器詰茶飲料。
- 容器が透明又は半透明である、請求項1〜5のいずれか1項記載の容器詰茶飲料。
- 前記三番茶以降の茶葉が秋冬番茶を含む、請求項1〜6のいずれか1項記載の容器詰茶飲料。
- 三番茶以降の茶葉から作られる抹茶を含む抽出用茶葉の抽出液を配合する工程を備える、容器詰茶飲料のフロック発生抑制方法。
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