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JP2016173409A - 支持部材、像保持体、画像形成装置 - Google Patents

支持部材、像保持体、画像形成装置 Download PDF

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JP2016173409A JP2015052373A JP2015052373A JP2016173409A JP 2016173409 A JP2016173409 A JP 2016173409A JP 2015052373 A JP2015052373 A JP 2015052373A JP 2015052373 A JP2015052373 A JP 2015052373A JP 2016173409 A JP2016173409 A JP 2016173409A
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Abstract

【課題】外周面全体を筒体の内周面と接触させる断面C字状の支持部材を用いる場合と比して、筒体に生じる振動を抑制することができる支持部材、像保持体、及び画像形成装置を得る。【解決手段】支持部材116を用いた場合には、筒体108の内周面108Aと接触する位置は6点以上である。さらに、直線E1に対して一方側に位置する複数の接触部において、最も離れて配置されている二つの接触部は、周方向において90〔度〕以上離れており、隣り合う二つの接触部は、周方向において20〔度〕以上離れている。このため、筒体108の断面変形が抑制され、さらに、筒体108に生じる振動が抑制される。【選択図】図1

Description

本発明は、支持部材、像保持体、及び画像形成装置に関する。
特許文献1に記載の画像形成装置の感光体ドラムの内部には、感光体ドラムの内壁面と摺動自在に接しその内壁面を所定の力で押圧する摺接部材が配置されている。
特開平08−54804号公報
特許文献1に記載の摺接部材(支持部材)には、周方向において一部が離間した離間部が感光体ドラム(筒体)の軸方向に延びるように形成されている。そして、摺接部材は、両端部が対向した断面C字状とされている。また、設計上の狙いとしては、摺接部材の外周面全体が、感光体ドラムの内周面と接触するようになっている。
しかし、摺接部材の単品ばらつき、及び感光体ドラムの単品ばらつきによって、摺接部材の外周面全体が、感光体ドラムの内周面と接触することはまれであり、摺接部材の外周面の一部と感光体ドラムの内周面とが接触してしまう。さらに、摺接部材の外周面の一部と感光体ドラムの内周面とが接触する位置が、部品間でばらついてしまう。このため、断面C字状の支持部材では、感光体ドラムの振動を抑制する効果が低下してしまうことがある。
本発明の課題は、外周面全体を筒体の内周面と接触させる断面C字状の支持部材を用いる場合と比して、筒体に生じる振動を抑制することである。
本発明の請求項1に係る支持部材は、像保持体を構成する筒体の内部に支持され、周方向における一部に前記筒体の軸方向に延びる離間部が形成された円弧状とされ、前記筒体の内部に支持された状態で前記軸方向から見て前記筒体の中心を挟んで前記離間部の反対側に形成され、前記軸方向に延びる溝部と、前記筒体の周方向において間隔を空けて形成され、前記筒体の内周面と接触する6以上の接触部と、を備え、前記筒体の内部に支持された状態で、前記軸方向から見て、複数の前記接触部は、前記離間部の中央と前記筒体の中心とを通る直線に対して対称性を有し、前記筒体の内部に支持された状態で、前記軸方向から見て、前記直線に対して一方側に位置する複数の前記接触部において、最も離れて配置されている二つの前記接触部は、前記周方向において90〔度〕以上離れており、隣り合う二つの前記接触部は、前記周方向において20〔度〕以上離れていることを特徴とする。
本発明の請求項2に係る支持部材は、請求項1に記載の支持部材において、前記筒体の内周面側に突出し、前記軸方向から見て、前記周方向の両端に角部が形成されている突出部を備え、前記角部が、複数の前記接触部の少なくとも一部を構成していることを特徴とする。
本発明の請求項3に係る像保持体は、筒状で表面に画像を保持する筒体と、前記筒体の内部に支持される請求項1又は2に記載の支持部材と、を備えることを特徴とする。
本発明の請求項4に係る画像形成装置は、請求項3に記載の像保持体と、前記像保持体の表面を帯電させる帯電装置と、帯電した前記像保持体の表面を露光して静電潜像を形成する露光装置と、前記像保持体の表面に形成される静電潜像をトナー画像として現像する現像装置と、前記トナー画像を記録媒体に転写する転写装置と、を備えることを特徴とする。
本発明の請求項1の支持部材によれば、外周面全体を筒体の内周面と接触させる断面C字状の支持部材を用いる場合と比して、筒体に生じる振動を抑制することができる。
本発明の請求項2の支持部材によれば、突出部の突出端面(天面)を筒体の内周面と接触させる場合と比して、筒体の内周面と接触する位置を安定させることができる。
本発明の請求項3の像保持体によれば、請求項1又は2に記載の支持部材を備えていない場合と比して、像保持体に形成される画像の濃度ムラを抑制することができる。
本発明の請求項4の画像形成装置によれば、請求項3に記載の像保持体を備えていない場合と比して、出力画像の濃度ムラを抑制することができる。
(A)(B)本発明の実施形態に係る第1実施例の支持部材を示した断面図である。 本発明の実施形態に係る第1実施例の支持部材を示した拡大断面図である。 本発明の実施形態に係る第1実施例の支持部材を示した斜視図である。 (A)(B)本発明の実施形態に係る第2実施例の支持部材を示した断面図である。 本発明の実施形態に係る第2実施例の支持部材を示した拡大断面図である。 (A)(B)本発明の実施形態に係る第3実施例の支持部材を示した断面図である。 本発明の実施形態に係る第3実施例の支持部材を示した拡大断面図である。 本発明の実施形態に係る第1実施例の支持部材が筒体に支持された際の筒体の変形モードを示した図面である。 本発明の実施形態に係る第2実施例の支持部材が筒体に支持された際の筒体の変形モードを示した図面である。 本発明の実施形態に係る第3実施例の支持部材が筒体に支持された際の筒体の変形モードを示した図面である。 本発明の実施形態に係る第1〜3実施例の支持部材が筒体に支持された際の筒体の周波数特性、及び比較例の支持部材が筒体に支持された際の筒体の周波数特性を示した図面である。 本発明の実施形態に係る像保持体等を示した断面図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置に備えられた画像形成部を示した構成図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置を示した概略構成図である。 (A)(B)本発明の実施形態に対する第1比較例の支持部材を示した断面図である。 (A)(B)本発明の実施形態に対する第2比較例の支持部材を示した断面図である。 本発明の実施形態に対する第1比較例の支持部材が筒体に支持された際の筒体の変形モードを示した図面である。
本発明の実施形態に係る支持部材、像保持体、画像形成装置の一例を図1〜図17に従って説明する。なお、図中に示す矢印Hは装置上下方向(鉛直方向)を示し、矢印Wは装置幅方向(水平方向)を示し、矢印Dは装置奥行方向(水平方向)を示す。
(全体構成)
図14に示されるように、本実施形態に係る画像形成装置10には、上下方向(矢印H方向)の下方から上方へ向けて、記録媒体としてのシート部材Pが収容される収容部14と、収容部14に収容されたシート部材Pを搬送する搬送部16と、収容部14から搬送部16によって搬送されるシート部材Pに画像形成を行う画像形成部20と、読取原稿Gを読み取る原稿読取部22とが、この順で備えられている。
〔収容部〕
収容部14には、画像形成装置10の装置本体10Aから装置奥行方向の手前側に引き出し可能な収容部材26が備えられており、この収容部材26にシート部材Pが積載されている。さらに、収容部14には、積載されたシート部材Pを、搬送部16を構成する搬送経路28に送り出す送出ロール32が備えられている。
〔搬送部〕
搬送部16には、送出ロール32に対してシート部材Pの搬送方向の下流側(以下「搬送方向下流側」と記載する)に配置され、シート部材Pを一枚ずつ分離して搬送する分離ロール34が備えられている。
また、搬送経路28において、分離ロール34に対して搬送方向下流側には、シート部材Pを一端停止させるとともに、決められたタイミングでシート部材Pを後述する転写位置Tへ送り出す位置合せロール36が配置されている。
さらに、搬送経路28の終端側には、画像形成部20によって画像が形成されたシート部材Pを、画像形成部20の上方に形成された排出部74に排出させる排出ロール76が配置されている。
〔原稿読取部〕
原稿読取部22には、読取原稿Gを搬送する自動原稿搬送装置40によって搬送された読取原稿Gに、又はプラテンガラス42に載せられた読取原稿Gに光を照射する光源44が備えられている。
〔画像形成部〕
図13に示されるように、画像形成部20は、像保持体56と、像保持体56の表面を帯電させる帯電装置の一例としての帯電ロール58とを備えている。また、画像形成部20は、画像データに基づいて帯電した像保持体56の表面を露光して静電潜像を形成する露光装置60(図14参照)と、この静電潜像を現像してトナー画像として可視化する現像装置62とを備えている。
さらに、画像形成部20は、搬送経路28に沿って搬送されるシート部材Pに像保持体56の表面に形成されたトナー画像を転写する転写ロール64を備えている。また、画像形成部20は、加熱ロール66Hと加圧ロール66Nとから構成され、シート部材P上のトナー画像を加熱・加圧してシート部材Pに定着する定着装置66(図14参照)を備えている。さらに、画像形成部20は、トナー画像が転写された後の像保持体56に残留するトナーを像保持体56から掻き落として像保持体56を清掃するクリーニングブレード68を備えている。
なお、像保持体56、帯電ロール58等については、詳細を後述する。
(全体構成の作用)
画像形成装置10では、次のようにして画像が形成される。
先ず、電圧が印加された帯電ロール58は、像保持体56の表面と接触して像保持体56の表面を予定の電位で一様にマイナス帯電させる。続いて、原稿読取部22によって読み取られた画像データ又は外部から入力されたデータに基づいて露光装置60が帯電した像保持体56の表面に露光光を照射して静電潜像を形成する。
これにより、画像データに対応した静電潜像が像保持体56の表面に形成される。さらに、この静電潜像は、現像装置62によって現像され、トナー画像として可視化される。
そこで、収容部材26から送出ロール32によって搬送経路28へ送り出されたシート部材Pが、位置合せロール36によって決められたタイミングで転写位置Tへ送り出される。転写位置Tでは、シート部材Pが像保持体56と転写ロール64とに挟持搬送されることで、像保持体56の表面に形成されたトナー画像がシート部材Pに転写される。
シート部材Pに転写されたトナー画像は、シート部材Pが加熱ロール66Hと加圧ロール66Nとの間を通過することでシート部材Pに定着される。そして、トナー画像が定着されたシート部材Pは、排出ロール76によって排出部74へ排出される。
(要部構成)
次に、像保持体56、帯電ロール58等について説明する。
〔帯電ロール〕
帯電ロール58は、図12に示されるように、装置奥行方向に延び、金属材料(例えば、ステンレス)で形成された軸部58Aと、内部に軸部58Aが挿入される円筒状で、ゴム材料で形成されたロール部58Bと、を備えている。
さらに、軸部58Aの両端側の部分は、ロール部58Bから外部に露出しており、一対の軸受部材102に回転可能に支持されている。また、夫々の軸受部材102を像保持体56側に向けて付勢する付勢部材104が、軸部58Aを挟んで像保持体56の反対側に配置されている。この構成より、帯電ロール58のロール部58Bが像保持体56に押し付けられ、像保持体56が回転すると、帯電ロール58が従動して回転するようになっている。
また、軸部58Aには、電源106から直流電圧に交流電圧を重畳した重畳電圧が印加されるようになっている。
〔像保持体〕
像保持体56は、図12に示されるように、装置奥行方向に延びる円筒状の筒体108と、筒体108において装置奥行方向(筒体108の軸方向と同様の方向)の一端側(図中上側)に固定される伝達部材110とを備えている。また、像保持体56は、筒体108において装置奥行方向の他端側(図中下側)に固定される支持部材112を備えている。さらに、像保持体56は、筒体108の内部に配置され、筒体108の断面が変形するのを抑制する第1実施例に係る支持部材116、第2実施例に係る支持部材136、又は第3実施例に係る支持部材156を備えている。
筒体108は、金属材料を円筒状に形成した基材の外表面に感光層を塗布したものである。本実施形態では、筒体108の基材は、アルミニウム管であって、筒体108の厚さは、0.8〔mm〕とされている。そして、筒体108の外径は、30〔mm〕とされ、筒体108の装置奥行方向の長さは、340〔mm〕とされている。
伝達部材110は、樹脂材料で円盤形状に形成され、筒体108の内部に一部が嵌め込まれることで筒体108の一端側に固定され、開放された筒体108の一端側を閉止している。さらに、伝達部材110には、筒体108の中心Fを通る円柱状の貫通孔110Aが形成されている。また、伝達部材110において装置奥行方向の外側を向いた外表面には、貫通孔110Aを挟むように複数の凹部110Bが形成されている。
支持部材112は、樹脂材料で円盤形状に形成され、筒体108の内部に一部が嵌め込まれることで筒体108の他端側に固定され、開放された筒体108の他端側を閉止している。さらに、支持部材112には、筒体108の中心Fを通る円柱状の貫通孔112Aが形成されている。なお、支持部材116、136、156については、詳細を後述する。
〔その他〕
像保持体56の装置奥行方向の一端側には、図12に示されるように、像保持体56(伝達部材110)に伝達される回転力を発生するモータ80が配置されている。
モータ80は、板状のフレーム84に取り付けられている。さらに、モータ80のモータ軸部80Aは、伝達部材110の貫通孔110Aに挿入されている。また、モータ軸部80Aの外周面には、屈曲した先端部が伝達部材110の凹部110Bに挿入されている板状のブラケット88が固定されている。これにより、伝達部材110は、モータ80が発生する回転力を筒体108に伝達するようになっている。
一方、像保持体56の装置奥行方向の他端側には、像保持体56(支持部材112)を回転可能に支持する段付円柱状の軸部材90が配置されている。軸部材90は、板状のフレーム部材92に取り付けられている。
そして、軸部材90は、筒体108の中心F上に延びて支持部材112の貫通孔112Aに挿入される軸部90Cを有している。また、貫通孔112Aの内周面と軸部90Cの外周面との間には空隙が設けられており、軸部90Cに対して支持部材112は、所謂滑り軸受として機能している。
この構成において、モータ80を稼働させると、モータ軸部80Aが回転する。モータ軸部80Aの回転は、ブラケット88及び筒体108の一端側に固定された伝達部材110を介して筒体108に伝達される。そして、筒体108の他端側に固定された支持部材112が、軸部90Cに対して回転することで、像保持体56が中心F周りに回転するようになっている。
〔支持部材〕
次に、筒体108の内部に支持される第1実施例に係る支持部材116、第2実施例に係る支持部材136、及び第3実施例に係る支持部材156について説明する。
[第1実施例]
第1実施例に係る支持部材116は、図12に示されるように、筒体108の内部に嵌め込まれて筒体108の装置奥行方向の中央側に支持されている。
支持部材116は、樹脂材料を用いて形成され、図1(A)(B)に示されるように、周方向における一部に軸方向に形成された離間部116Aが形成され、両端部が対向した円弧状とされている。本第1実施例では、支持部材116は、ABS樹脂(アクリロニトリル ブタジエン スチレン)を用いて形成されている。また、支持部材116の厚さは、4〔mm〕とされ、支持部材116の装置奥行方向の長さは、100〔mm〕とされている。
さらに、支持部材116には、図1(B)に示されるように、支持部材116が筒体108の内部に支持された状態で、装置奥行方向から見て、筒体108の中心Fを挟んで離間部116Aの反対側に、溝部116Bが形成されている。この溝部116Bは、支持部材116の外周面116Dに形成され、装置奥行方向に延びている(図3参照)。
ここで、外周面116Dは、図1(B)中で一点鎖線及び実線で示され、装置奥行方向に延びる面である。このように、この外周面116Dの一部には、仮想の面も含まれる。そして、外周面116Dは、支持部材116が筒体108の内部に配置された状態で、装置奥行方向から見て、円形となる面である。なお、この外周面116Dと、支持部材116の内周面116Eとの距離が、前述した支持部材116の厚さとなる。
また、支持部材116には、支持部材116が筒体108の内部に支持された状態で、装置奥行方向から見て、離間部116Aの中央と中心Fとを通る直線E1に対して対称にとなるように、一対の平面部116Cが形成されている。この一対の平面部116Cは、外周面116D(仮想の部分)と接触し、図1(A)、(B)に示されるように、装置幅方向(図中左右方向)を向いている。なお、離間部116Aの中央とは、離間部116Aを構成する支持部材116の一端部116Fと他端部116Gとの中間である。
さらに、支持部材116には、外周面116Dから筒体の内周面108A側に突出する4個の突出部118、120、122、124が形成されている。突出部118及び突出部120は、直線E1に対して図中右側に配置され、突出部122及び突出部124は、直線E1に対して図中左側に配置されている。また、突出部118は、突出部120に対して上方に形成され、突出部122は、突出部124に対して上方に形成されている。
さらに、支持部材116が筒体108の内部に支持された状態で、突出部118及び突出部120と、突出部122及び突出部124とは、直線E1を挟んで対称に形成されている。また、支持部材116が筒体108の内部に支持された状態で、突出部118及び突出部122と、突出部120及び突出部124とは、装置奥行方向から見て、直線E1を中心Fに対して90〔度〕回転させた直線E3を挟んで対称に形成されている。
以下、突出部118について説明する。
突出部118は、装置奥行方向から見て、図2に示されるように、外周面116Dから立ち上がる一方の側面118A及び他方の側面118Bと、天面118Cとから構成され、装置奥行方向に延びている。一方の側面118Aは、離間部116A側に位置し、他方の側面118Bは、平面部116Cの一部を構成している。
そして、天面118Cと一方の側面118Aとで構成される角部118Dと、天面118Cと他方の側面118Bとで構成される角部118Eとだけが、筒体108の内周面108Aと接触している。
突出部118と突出部120とは、図1(B)に示されるように、装置奥行方向から見て、直線E3に対して対称形状とされ、突出部118と突出部122は、直線E1に対して対称形状とされている。さらに、突出部120と突出部124とは、直線E1に対して対称形状とされている。
そして、突出部120には、角部120D及び角部120Eが形成され、突出部122には、角部122D及び角部122Eが形成され、突出部124には、角部124D及び角部124Eが形成されている。このように、角部118D、118E、角部120D、120E、角部122D、122E、及び角部124D、124Eは、筒体108の内周面108Aと接触する接触部の一例とされている。そして、支持部材116は、8点で筒体108の内周面108Aと接触している。換言すると、支持部材116は、筒体108の内周面108Aと接触する8の角部を備えている。
また、離間部116Aの中央及び中心Fを結ぶ線分と、角部118D及び中心Fを結ぶ線分との成す角度θ1は、30〔度〕とされ、角部118D及び中心Fを結ぶ線分と、角部118E及び中心Fを結ぶ線分との成す角度θ2は、47〔度〕とされている。さらに、角部118E及び中心Fを結ぶ線分と、角部120E及び中心Fを結ぶ線分との成す角度θ3は、26〔度〕とされ、角部120E及び中心Fを結ぶ線分と、角部120D及び中心Fを結ぶ線分との成す角度θ4は、47〔度〕とされている。また、角部120D及び中心Fを結ぶ線分と、溝部116Bの中央及び中心Fを結ぶ線分との成す角度θ5は、30〔度〕とされている。
つまり、直線E1に対して一方側に位置する角部118D、118E、角部120D、120Eにおいて、最も離れて配置されている一端の角部118Dと他端の角部120Dとは、周方向において120〔度〕であり、90〔度〕以上離れている。また、最も近くに配置されている一方の角部118Eと他方の角部120Eとは、周方向において26〔度〕である。つまり、隣り合う二つの接触部は、全て20〔度〕以上離れている。
この構成において、支持部材116を筒体108の内部に支持させる際には、先ず、支持部材116が把持される。支持部材116が把持されると、支持部材116は、離間部116Aの離間距離K1が短くなるように溝部116Bが変形するようになっている(図1(A)(B)参照)。そして、支持部材116が撓み、この撓んだ状態で、支持部材116が筒体108の内部に挿入されるようになっている。
[第2実施例]
次に、第2実施例に係る支持部材136について説明する。支持部材136については、支持部材116と異なる点を主に説明する。
第2実施例に係る支持部材136の外周面136Dは、図4(B)中で一点鎖線及び実線で示され、装置奥行方向に延びる面である。そして、外周面136Dは、支持部材136が筒体108の内部に配置された状態で、装置奥行方向から見て、円形となる面である。さらに、外周面136Dの一部には、仮想の面も含まれる。
また、支持部材136には、支持部材136が筒体108の内部に支持された状態で、装置奥行方向から見て、直線E1に対して対称にとなるように、一対の平面部136Cが形成されている。この一対の平面部136Cは、外周面136Dから凹んでおり、図4(A)、(B)に示されるように、装置幅方向(図中左右方向)を向いている。
さらに、支持部材136には、外周面136Dから筒体の内周面108A側に突出する4個の突出部138、140、142、144が形成されている。突出部138及び突出部140は、直線E1に対して図中右側に配置され、突出部142及び突出部144は、直線E1に対して図中左側に配置されている。また、突出部138は、突出部140に対して上方に形成され、突出部142は、突出部144に対して上方に形成されている。
さらに、支持部材136が筒体108の内部に支持された状態で、突出部138及び突出部140と、突出部142及び突出部144とは、直線E1を挟んで対称に形成されている。また、支持部材136が筒体108の内部に支持された状態で、突出部138及び突出部142と、突出部140及び突出部144とは、装置奥行方向から見て、直線E3を挟んで対称に形成されている。
以下、突出部138について説明する。
突出部138は、装置奥行方向から見て、図5に示されるように、外周面136Dから立ち上がる一方の側面138A及び他方の側面138Bと、天面138Cとから構成され、装置奥行方向に延びている。一方の側面138Aは、支持部材136の他端部116Gの一部を構成している。
そして、天面138Cと一方の側面138Aとで構成される角部138Dと、天面138Cと他方の側面138Bとで構成される角部138Eとだけが、筒体108の内周面108Aと接触している。
また、支持部材136が筒体108の内部に支持された状態で、突出部138と突出部140は、図4(B)に示されるように、装置奥行方向から見て、直線E3に対して対称形状とされ、突出部138と突出部142とは、直線E1に対して対称形状とされている。さらに、支持部材136が筒体108の内部に支持された状態で、突出部140と突出部144とは、直線E1に対して対称形状とされている。
そして、突出部140には、角部140D及び角部140Eが形成され、突出部142には、角部142D及び角部142Eが形成され、突出部144には、角部144D及び角部144Eが形成されている。このように、角部138D、138E、角部140D、140E、角部142D、142E、及び角部144D、144Eは、筒体108の内周面108Aと接触する接触部の一例とされている。そして、支持部材136は、8点で筒体108の内周面108Aと接触している。換言すると、支持部材136は、筒体108の内周面108Aと接触する8の角部を備えている。
また、離間部116Aの中央及び中心Fを結ぶ線分と、角部138D及び中心Fを結ぶ線分との成す角度θ6は、7〔度〕とされ、角部138D及び中心Fを結ぶ線分と、角部138E及び中心Fを結ぶ線分との成す角度θ7は、53〔度〕とされている。さらに、角部138E及び中心Fを結ぶ線分と、角部140E及び中心Fを結ぶ線分との成す角度θ8は、60〔度〕とされ、角部140E及び中心Fを結ぶ線分と、角部140D及び中心Fを結ぶ線分との成す角度θ9は、53〔度〕とされている。また、角部140D及び中心Fを結ぶ線分と、溝部116Bの中央及び中心Fを結ぶ線分との成す角度θ10は、7〔度〕とされている。
つまり、直線E1に対して一方側に位置する角部138D、138E、角部140D、140Eにおいて、最も離れて配置されている一端の角部138Dと他端の角部140Dとは、周方向において166〔度〕であり、90〔度〕以上離れている。また、最も近くに配置されている一方の角部138Eと他方の角部140Eとは、周方向において60〔度〕である。つまり、隣り合う二つの接触部は、全て20〔度〕以上離れている。
[第3実施例]
次に、第3実施例に係る支持部材156について説明する。支持部材156については、支持部材116と異なる点を主に説明する。
第3実施例に係る支持部材156の外周面156Dは、図6(B)中で一点鎖線及び実線で示され、装置奥行方向に延びる面である。そして、外周面156Dは、支持部材156が筒体108の内部に配置された状態で、装置奥行方向から見て、円形となる面である。さらに、外周面156Dの一部には、仮想の面も含まれる。
また、支持部材156には、支持部材156が筒体108の内部に支持された状態で、装置奥行方向から見て、直線E1に対して対称にとなるように、一対の平面部156Cが形成されている。この一対の平面部156Cは、外周面156D(仮想の部分)と接触しており、図6(A)、(B)に示されるように、装置幅方向(図中左右方向)を向いている。
さらに、支持部材156には、外周面156Dから筒体の内周面108A側に突出する4個の突出部158、160、162、164が形成されている。突出部158及び突出部160は、直線E1に対して図中右側に配置され、突出部162及び突出部164は、直線E1に対して図中左側に配置されている。また、突出部158は、突出部160に対して上方に形成され、突出部162は、突出部164に対して上方に形成されている。
さらに、支持部材156が筒体108の内部に支持された状態で、突出部158及び突出部160と、突出部162及び突出部164とは、直線E1を挟んで対称に形成されている。
以下、突出部158、160について説明する。
突出部158は、装置奥行方向から見て、図7に示されるように、外周面156Dから立ち上がる一方の側面158A及び他方の側面158Bと、天面158Cとから構成され、装置奥行方向に延びている。一方の側面158Aは、支持部材156の他端部116Gの一部を構成し、他方の側面158Bは、平面部156Cの一部を構成している。
そして、天面158Cと一方の側面158Aとで構成される角部158Dと、天面158Cと他方の側面158Bとで構成される角部158Eとが形成され、角部158Dだけが、筒体108の内周面108Aと接触している。
これに対して突出部160は、装置奥行方向から見て、外周面156Dから立ち上がる一方の側面160A及び他方の側面160Bと、天面160Cとから構成され、装置奥行方向に延びている。他方の側面160Bは、平面部156Cの一部を構成している。
そして、天面160Cと一方の側面160Aとで構成される角部160Dと、天面160Cと他方の側面160Bとで構成される角部160Eとだけが、筒体108の内周面108Aと接触している。
一方、突出部162には、図6(B)に示されるように、角部162D及び角部162Eが形成され、突出部164には、角部164D及び角部164Eが形成されている。
このように、角部158D、角部160D、160E、角部162D、及び角部164D、164Eは、筒体108の内周面108Aと接触する接触部の一例とされている。そして、支持部材156は、6点で筒体108の内周面108Aと接触している。換言すると、支持部材156は、筒体108の内周面108Aと接触する6の角部を備えている。
また、図7に示されるように、離間部116Aの中央及び中心Fを結ぶ線分と、角部158D及び中心Fを結ぶ線分との成す角度θ11は、5〔度〕とされ、角部158D及び中心Fを結ぶ線分と、角部160E及び中心Fを結ぶ線分との成す角度θ12は、100〔度〕とされている。さらに、角部160E及び中心Fを結ぶ線分と、角部160D及び中心Fを結ぶ線分との成す角度θ13は、45〔度〕とされ、角部160D及び中心Fを結ぶ線分と、溝部116Bの中央及び中心Fを結ぶ線分との成す角度θ14は、30〔度〕とされている。
つまり、直線E1に対して一方側に位置する角部158D、160D、160Eにおいて、最も離れて配置されている一端の角部158Dと他端の角部160Dとは、周方向において145〔度〕であり、90〔度〕以上離れている。また、最も近くに配置されている一方の角部160Eと他方の角部160Dとは、周方向において45〔度〕である。つまり、隣り合う二つの接触部は、全て20〔度〕以上離れている。
(要部構成の作用)
次に、像保持体56、帯電ロール58等の作用について説明する。
モータ80を稼働させると像保持体56が回転する(図12参照)。像保持体56が回転すると、帯電ロール58が従動して回転する。像保持体56の図示せぬ感光層を帯電させるため、帯電ロール58の軸部58Aには、電源106から直流電圧に交流電圧を重畳した重畳電圧が印加される。
重畳電圧を構成する交流電圧(1kHz〜3kHz)により、帯電ロール58と像保持体56との間には交番電界が発生する。これにより、像保持体56と帯電ロール58との間には、周期的(2kHz〜6kHz)な静電吸引力が生じる。
ここで、本実施例の支持部材116、136、156に対する第1比較例としての支持部材200及び第2比較例としての支持部材250について説明する。支持部材200、250については、支持部材116と異なる部位を主に説明する。
先ず、第1比較例としての支持部材200について説明する。
支持部材200の外周面200Dには、図15(A)(B)に示されるように、突出部及び平面部は形成されておらず、支持部材200は、断面C字状とされている。そして、設計上の狙いとしては、外周面200D全体が筒体108の内周面108Aと接触するようになっている。
ここで、支持部材200の単品ばらつき、及び筒体108の単品ばらつきによって、支持部材200の外周面200D全体が、筒体108の内周面108Aと接触することはまれであり、支持部材200の外周面200Dの一部と筒体108の内周面とが接触してしまう。また、支持部材200の外周面200Dの一部と筒体108の内周面108Aとが接触する位置もばらついてしまう。このため、筒体108に生じる振動が抑制されないことがある。
次に、第2比較例としての支持部材250について説明する。
支持部材250の外周面250Dには、図16(A)(B)に示されるように、周方向に同様の間隔で4個の突起254が形成されており、突起254の先端が、筒体108の内周面108Aと接触している。つまり、支持部材250は、4点で筒体108の内周面108Aと接触している。換言すると、支持部材250は、筒体108の内周面108Aと接触する4の接触部を備えている。
また、この突起254は、振動する際に筒体108が潰れる方向(図中左右、上下方向)に対して45度の角度で配置されている。
第1比較例と異なり、外周面250D全体を筒体108の内周面108Aと接触させようとしていないため、支持部材250と筒体108の内周面108Aとが接触する位置は、ばらつかない。
しかし、図16(A)(B)の二点鎖線に示されるように、筒体108の断面が周期的に縦長の楕円形状に変形した場合、及び横長の楕円形状に変形した場合に、筒体108の断面変形が抑制されない。
これに対して、第1実施例に係る支持部材116は、8点で筒体108の内周面108Aと接触している。また、筒体108の内部に支持された状態で、装置奥行方向から見て、角部118D、118E、角部120D、120Eと、角部122D、122E、角部124D、124Eとは、直線E1に対して対称とされている(図1(B)参照)。
同様に、第2実施例に係る支持部材136は、8点で筒体108の内周面108Aと接触している。また、筒体108の内部に支持された状態で、装置奥行方向から見て、角部138D、138E、角部140D、140Eと、角部142D、142E、角部144D、144Eとは、直線E1に対して対称とされている(図4(B)参照)。
さらに、第3実施例に係る支持部材156は、6点で筒体108の内周面108Aと接触している。筒体108の内部に支持された状態で、装置奥行方向から見て、角部158D、角部160D、160Eと、角部162D、角部164D、164E、は、直線E1に対して対称とされている(図6(B)参照)。
このため、支持部材116、136、156と筒体108の内周面108Aとが接触する位置は、第1比較例と異なり、ばらつかない。
また、実施例に係る支持部材116、支持部材136又は支持部材156を用いた場合には、筒体108の内周面108Aと接触する位置は6点以上である。さらに、直線E1に対して一方側に位置する複数の接触部において、最も離れて配置されている二つの接触部は、周方向において90〔度〕以上離れており、隣り合う二つの接触部は、周方向において20〔度〕以上離れている。このため、第2比較例と異なり、筒体108の断面変形が抑制される。
〔評価〕
次に、実施例に係る支持部材116、136、156、及び第1比較例に係る支持部材200を筒体108の内部に支持させた場合の筒体108の変形について、有限要素法によるシミュレーションによって評価した。
図17には、第1比較例に係る支持部材200を用いた場合のシミュレーションの結果が示され、図8には、第1実施例に係る支持部材116を用いた場合のシミュレーションの結果が示されている。また、図9には、第2実施例に係る支持部材136を用いた場合のシミュレーションの結果が示され、図10には、第3実施例に係る支持部材156を用いた場合のシミュレーションの結果が示されている。
各図に示す点線が、支持部材200、116、136、156を支持していない場合の筒体108の形状を示し、各図に示す実線が、支持部材200、116、136、156を支持した場合の筒体108の形状を示している。なお、各図に示す筒体108の変形の度合については、容易に理解できるように誇張して示している。
第1比較例に係る支持部材200を支持した筒体108は、図17に示されるように、装置幅方向(図中左右方向)に広がるように大きく変形している。これは、支持部材200では、支持部材200の外周面200D全体が、筒体108の内周面108Aと接触しているため、筒体108が図中左右方向に広がるように大きく変形したものと考えられる。
一方、各実施例に係る支持部材116、136、156を支持した筒体108は、図8、図9、図10に示されるように、外周面全体を筒体の内周面と接触させる支持部材200と比して、装置幅方向、及び装置上下方向(図中上下方向)における筒体108の変形が抑制されている。これは、支持部材116、136、156の外周面116D、136D、156D全体が、筒体108の内周面108Aと接触するのではなく、6点以上の角部で内周面108Aと接触しているためと考えられる。
次に、実施例に係る支持部材116、136、156、及び第1比較例に係る支持部材200を筒体108の内部に支持させた場合、並びに支持部材を用いなかった場合の筒体108の周波数特性について、有限要素法により解析した。
図11に示すグラフの横軸は、筒体108の周波周を示し、縦軸は筒体108の振幅を示す。
グラフ中の点線L1は、支持部材を用いなかった場合を示し、グラフ中の破線L2は、第1比較例に係る支持部材200を用いた場合を示す。また、グラフ中の一点鎖線L3は、第1実施例に係る支持部材116を用いた場合を示し、グラフ中の二点鎖線L4は、第2実施例に係る支持部材136を用いた場合を示し、グラフ中の実線L5は、第3実施例に係る支持部材156を用いた場合を示す。
ここで、筒体108が3500〔Hz〕〜4000〔Hz〕の周波周で振動する際に発生する音が、ユーザーにとって不快な音となる。
図11のグラフで示されるように、筒体108の周波周が3500〔Hz〕〜4000〔Hz〕の間では、実施例に係る支持部材116、136、156を用いることで、支持部材を用いなかった場合及び第1比較例に係る支持部材200を用いた場合と比して、筒体108に生じる振幅が小さくなっている。
(まとめ)
以上説明したように、実施例に係る支持部材116、136、156を用いることで、断面C字状の支持部材200を用いる場合と比して、筒体108に生じる振動が抑制される。
また、第1実施例の支持部材116においては、突出部118、120、122、124の各角部を筒体108の内周面108Aと接触させることで、各突出部の天面を内周面108A場合と比して、筒体108の内周面108Aと接触する位置が安定する。なお、支持部材136、156についても同様である。
また、筒体108の振動が抑制されることで、筒体108が振動することにより発生する音が抑制される。
また、実施例に係る支持部材116、136、156を用いることで、断面C字状の支持部材200を用いる場合と比して、筒体108の断面変形が抑制される。
また、像保持体56については、筒体108に生じる振動が抑制されることで、像保持体56に形成されるトナー画像の濃度ムラが抑制される。
また、画像形成装置10については、像保持体56上のトナー画像の濃度ムラが抑制されることで、出力画像の濃度ムラが抑制される。
なお、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態をとることが可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、上記実施形態では、溝部116Bは、支持部材116、136、156の外周面116D、136D、156Dに形成されたが、内周面に形成されてもよい。
また、上記実施形態では、装置奥行方向から見て、角部118D、118E、角部120D、120Eと、角部122D、122E、角部124D、124Eとは、直線E1に対して対称とされ、角部138D、138E、角部140D、140Eと、角部142D、142E、角部144D、144Eとは、直線E1に対して対称とされ、角部158D、角部160D、160Eと、角部162D、164D、角部164E、は、直線E1に対して対称とされたが、対称性(部位が互いに向き合う位置関係にあること)があればよい。
10 画像形成装置
56 像保持体
58 帯電ロール(帯電装置の一例)
60 露光装置
62 現像装置
108 筒体
108A 内周面
116B 溝部
116 支持部材
116A 離間部
118 突出部
118D 角部(接触部の一例)
118E 角部(接触部の一例)
120 突出部
120D 角部(接触部の一例)
120E 角部(接触部の一例)
122 突出部
122D 角部(接触部の一例)
122E 角部(接触部の一例)
124 突出部
124D 角部(接触部の一例)
124E 角部(接触部の一例)
136 支持部材
138 突出部
138D 角部(接触部の一例)
138E 角部(接触部の一例)
140 突出部
140D 角部(接触部の一例)
140E 角部(接触部の一例)
142 突出部
142D 角部(接触部の一例)
142E 角部(接触部の一例)
144 突出部
144D 角部(接触部の一例)
144E 角部(接触部の一例)
156 支持部材
158 突出部
158D 角部(接触部の一例)
160 突出部
160D 角部(接触部の一例)
160E 角部(接触部の一例)
162 突出部
162D 角部(接触部の一例)
164 突出部
164D 角部(接触部の一例)
164E 角部(接触部の一例)

Claims (4)

  1. 像保持体を構成する筒体の内部に支持され、
    周方向における一部に前記筒体の軸方向に延びる離間部が形成された円弧状とされ、
    前記筒体の内部に支持された状態で前記軸方向から見て前記筒体の中心を挟んで前記離間部の反対側に形成され、前記軸方向に延びる溝部と、
    前記筒体の周方向において間隔を空けて形成され、前記筒体の内周面と接触する6以上の接触部と、を備え、
    前記筒体の内部に支持された状態で、前記軸方向から見て、複数の前記接触部は、前記離間部の中央と前記筒体の中心とを通る直線に対して対称性を有し、
    前記筒体の内部に支持された状態で、前記軸方向から見て、前記直線に対して一方側に位置する複数の前記接触部において、最も離れて配置されている二つの前記接触部は、前記周方向において90〔度〕以上離れており、隣り合う二つの前記接触部は、前記周方向において20〔度〕以上離れている支持部材。
  2. 前記筒体の内周面側に突出し、前記軸方向から見て、前記周方向の両端に角部が形成されている突出部を備え、
    前記角部が、複数の前記接触部の少なくとも一部を構成している請求項1に記載の支持部材。
  3. 筒状で表面に画像を保持する筒体と、
    前記筒体の内部に支持される請求項1又は2に記載の支持部材と、
    を備える像保持体。
  4. 請求項3に記載の像保持体と、
    前記像保持体の表面を帯電させる帯電装置と、
    帯電した前記像保持体の表面を露光して静電潜像を形成する露光装置と、
    前記像保持体の表面に形成される静電潜像をトナー画像として現像する現像装置と、
    前記トナー画像を記録媒体に転写する転写装置と、
    を備える画像形成装置。
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