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JP2016074382A - 車両上部構造 - Google Patents

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JP2016074382A
JP2016074382A JP2014207873A JP2014207873A JP2016074382A JP 2016074382 A JP2016074382 A JP 2016074382A JP 2014207873 A JP2014207873 A JP 2014207873A JP 2014207873 A JP2014207873 A JP 2014207873A JP 2016074382 A JP2016074382 A JP 2016074382A
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bracket
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拓也 大島
Takuya Oshima
拓也 大島
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Toyota Motor Corp
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Abstract

【課題】側面衝突時に車両上部の変形を抑制することができる車両上部構造を得る。
【解決手段】車両上部構造40は、車両前後方向に延在するルーフサイドレール18と、ルーフサイドレール18及びルーフパネル14よりも車室内側で車両幅方向に延在するルーフR/F42と、ルーフR/F42に対して車両上下方向の上側又は下側に配置され、車両幅方向に延在するセンタフレーム44と、ルーフサイドレール18の車室内側、ルーフR/F42、及びセンタフレーム44に結合されるブラケット46と、を有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、車両上部構造に関する。
特許文献1には、ルーフリインフォースメントと、サンルーフ用のリインフォースメントとを有する車両上部構造において、ルーフリインフォースメントの車両幅方向の端部をルーフサイドレールのレールインナに連結した構造が開示されている。言い換えると、ルーフリインフォースメントのみがレールインナに連結され、サンルーフ用のリインフォースメントがレールインナに連結されていない車両上部構造と言える。
特開2009−056990号公報
しかしながら、上記先行技術による場合、車両側面への衝突時(側面衝突時)、ルーフサイドレールに加わった衝突荷重は、ブラケットを介してルーフリインフォースメントのみに伝達されるため、より多くの荷重伝達が望まれる。このように、ブラケットを用いてルーフリインフォースメントのみをレールインナに連結した構造では、側面衝突時に荷重伝達経路が一つしかなく、サンルーフ用のリインフォースメントを有効に活用しきれていない。よって、車両上部の変形を抑制するには改善の余地がある。
本発明は上記事実を考慮し、側面衝突時に車両上部の変形を抑制することができる車両上部構造を得ることが目的である。
請求項1に記載の本発明に係る車両上部構造は、車両前後方向に延在するルーフサイドレールと、前記ルーフサイドレール及び車両のルーフパネルよりも車室内側で車両幅方向に延在するルーフリインフォースメントと、前記ルーフリインフォースメントに対して車両上下方向の上側又は下側に配置され、車両幅方向に延在するセンタフレームと、前記ルーフサイドレールの車室内側、前記ルーフリインフォースメント、及び前記センタフレームに結合されるブラケットと、を有する。
請求項1に記載の本発明に係る車両上部構造では、ブラケットにより、ルーフサイドレールにルーフリインフォースメント及びセンタフレームが結合される。ここで、側面衝突時、衝突荷重は、ルーフサイドレールからブラケットを経由してルーフリインフォースメントに至る第1伝達経路と、ルーフサイドレールからブラケットを経由してセンタフレームに至る第2伝達経路とに分散されて伝達される。
このように、本発明に係る車両上部構造では、衝突荷重が、反衝突方向の第1伝達経路と第2伝達経路とに分散されて伝達されることで、車両上部の一部に局所集中することが抑制される。このため、ルーフリインフォースメントのみをレールインナに連結した構造に比べて、側面衝突時に車両上部の変形を抑制することができる。
請求項2に記載の本発明に係る車両上部構造の前記ブラケットは、前記ルーフリインフォースメント及び前記センタフレームのうち車両上下方向の下側に位置する方の上面と、前記ルーフリインフォースメント及び前記センタフレームのうち車両上下方向の上側に位置する方の下面とに結合される。
請求項2に記載の本発明に係る車両上部構造では、ブラケットが、ルーフリインフォースメント及びセンタフレームのうち車両上下方向の下側に位置する方の上面と、ルーフリインフォースメント及びセンタフレームのうち車両上下方向の上側に位置する方の下面とに結合される。これにより、ブラケットでルーフサイドレール、ルーフリインフォースメント、及びセンタフレームを結合できるので、車両上部構造を簡単な構造とすることができる。
請求項3に記載の本発明に係る車両上部構造の前記ブラケットは、前記ブラケットは、前記ルーフサイドレールと、前記ルーフリインフォースメント及び前記センタフレームの一方とに結合される第1ブラケットと、前記ルーフリインフォースメント及び前記センタフレームに結合される第2ブラケットと、を有する。
請求項3に記載の本発明に係る車両上部構造では、第1ブラケットが、ルーフサイドレールと、ルーフリインフォースメント及びセンタフレームの一方とに結合される。これにより、ルーフリインフォースメント及びセンタフレームの一方が、ルーフサイドレールに対して、第1ブラケットを介して配設される。さらに、第2ブラケットが、ルーフリインフォースメント及びセンタフレームに結合される。これにより、ルーフリインフォースメント及びセンタフレームの他方が、ルーフリインフォースメント及びセンタフレームの一方に対して、第2ブラケットを介して配設される。
このように、ルーフサイドレール側から順に各部材の組み付けが行われるので、ルーフ側及びルーフサイドレール側から組み付ける構成に比べて、車両上部構造の組み付け性を向上させることができる。また、車両上部構造の組み付け性が向上することにより、車両上部構造の立て付け性も向上させることができる。
請求項4に記載の本発明に係る車両上部構造は、前記ルーフパネルに形成された開口部を開放及び閉止するサンルーフユニットが設けられ、前記センタフレームが、前記サンルーフユニットの一部を構成する。
請求項4に記載の本発明に係る車両上部構造では、センタフレームがサンルーフユニットの一部を構成するので、センタフレームとサンルーフユニットが別々の構成に比べて、車両上部構造の部品数を減らすことができる。
以上説明したように、請求項1に記載の車両上部構造によれば、側面衝突時に車両上部の変形を抑制することができるという優れた効果を有する。
請求項2に記載の車両上部構造によれば、車両上部構造を簡単な構造とすることができるという優れた効果を有する。
請求項3に記載の車両上部構造によれば、車両上部構造の組み付け性を向上させることができるという優れた効果を有する。
請求項4に記載の車両上部構造によれば、車両上部構造の部品数を減らすことができるという優れた効果を有する。
第1実施形態に係る車両上部構造が適用された車両の上部を示す斜視図である。 第1実施形態に係る車両上部の要部を車内側から見た斜視図である。 図1の4−4線で切断した切断面を拡大して示す拡大断面図である。 第1実施形態に係る車両上部の要部を車外側から見た平面図である。 第1実施形態に係る車両上部の要部を車外側から見た斜視図である。 第1実施形態に係る車両上部の要部を車内側から見た斜視図である。 図1の4−4線で切断した切断面を拡大して示す拡大断面図である。 第2実施形態に係る車両上部の要部を車内側から見た斜視図である。 第2実施形態に係る車両上部の要部を車外側から見た斜視図である。 第2実施形態に係る車両上部の要部についての拡大断面図(図1の4−4線と同様の位置での断面図)である。
[第1実施形態]
以下、図1〜図7を参照して、本発明に係る車両上部構造の第1実施形態について説明する。なお、各図に適宜示す矢印FRは車両前方側を示しており、矢印UPは車両上方側を示しており、矢印OUTは車両幅方向外側を示している。
<車両の全体構成>
図1には、第1実施形態に係る車両10が示されている。車両10の車両上部12には、ルーフパネル14が設けられている。
ルーフパネル14には、車両上下方向に貫通した開口部16が形成されている。開口部16は、後述するサンルーフユニット34の一部であるフレーム35により囲まれている。また、ルーフパネル14の車両幅方向両側には、車両前後方向に沿って延在するルーフサイドレール18がそれぞれ設けられている。なお、ルーフサイドレール18の車両幅方向及び車両上下方向の外側には、図3に示すサイドアウタパネル32が設けられているが、図1では、サイドアウタパネル32の図示を省略している。
一対のルーフサイドレール18の前端部には、車両幅方向に沿ってフロントヘッダ20が架け渡されている。一対のルーフサイドレール18の後端部には、車両幅方向に沿ってリヤヘッダ22が架け渡されている。また、ルーフサイドレール18の前端部からは、車両前方且つ車両下方へ向かってフロントピラー24が延在されている。さらに、ルーフサイドレール18の車両前後方向の中央部からは、車両下方へ向かってセンタピラー26が延在されている。加えて、ルーフサイドレール18の後端部からは、車両後方且つ車両下方へ向かってリヤピラー28が延在されている。
フロントピラー24の下端部、センタピラー26の下端部、及びリヤピラー28の下端部は、車両前後方向に沿って延在されたロッカ29(図4参照)にそれぞれ結合されている。さらに、車両上部12には、車両上部構造40が設けられている。
<要部構成>
次に、車両上部構造40について説明する。
図2に示すように、第1実施形態に係る車両上部構造40は、既述のルーフサイドレール18と、ルーフリインフォースメント42と、センタフレーム44と、ブラケット46とを有する。センタフレーム44は、一例として、車両上部12に設けられたサンルーフユニット34の一部を構成している。なお、ルーフリインフォースメント42は、以下、「ルーフR/F42」と称する。また、図2では、ボルト64(図3参照)の図示を省略している。ここで、車両上部構造40は、車両上部12の車両幅方向の両側で同様の結合構造となっている。このため、車両幅方向の一方側の車両上部構造40について説明し、他方側の説明を省略する。
(ルーフサイドレール)
図3に示すように、ルーフサイドレール18は、車室13の外側に配置されたルーフサイドレールアウタパネル54と、車室13の内側に配置されたルーフサイドレールインナパネル56とによって構成されている。ルーフサイドレールアウタパネル54の上端部54Aは、ルーフサイドレールインナパネル56の上端部56Aと溶接で結合されている。また、ルーフサイドレールアウタパネル54の下端部54Bは、センタピラー26の一部を構成するセンタピラーアウタパネル58の上部と溶接で結合されている。なお、図3では、断面よりも車両前後方向の前側に位置する部材及び部位を二点鎖線で示している。
ルーフサイドレールインナパネル56の下端部56Bは、センタピラー26の一部を構成するセンタピラーインナパネル62の上部と溶接で結合されている。さらに、センタピラーアウタパネル58とセンタピラーインナパネル62とが、下端部54B及び下端部56Bよりも車両上下方向の下側で結合されている。このようにして、ルーフサイドレール18は、閉断面を形成している。
また、ルーフサイドレールインナパネル56における下端部56Bの車両上下方向における上側には、車両幅方向の内側に斜め上方へ延びる傾斜部56Cが形成されている。さらに、傾斜部56Cの車両上下方向における上側には、車両上下方向の上側に延びる縦壁部56Dが形成されている。なお、既述の上端部56Aは、縦壁部56Dの車両上下方向の上端から車両幅方向の内側に張り出された部位である。
(ルーフリインフォースメント)
図2に示すように、ルーフR/F42は、ルーフパネル14の補強部材であり、ルーフパネル14よりも車室13の内側(以後、「車室内側」という)で車両幅方向に延在している。また、ルーフR/F42は、一対のルーフサイドレール18よりも車室内側に配設されている。さらに、ルーフR/F42は、車両幅方向を長手方向とする長尺状で、且つ車両前後方向に沿った断面形状において矩形波状に形成されている。
図5に示すように、ルーフR/F42の車両幅方向の端部42Aは、ルーフサイドレール18へ向かって下方へ緩やかに傾斜されている。また、図4に示すように、ルーフR/F42の端部42Aには、車両前後方向に並んだ2箇所の溝部42Bが形成されている。溝部42Bの底部42Cは、車両幅方向及び車両前後方向に沿った平板状に形成されている。さらに、底部42Cには、車両上下方向に貫通した貫通孔42Dが形成されている。加えて、溝部42Bの車両前側端部及び車両後側端部には、車両前後方向に沿って張り出されたフランジ部42Eが形成されている。なお、図5では、ルーフR/F42の底部42Cと一体で形成されたウェルドナット65(図3参照)の図示を省略している。
図3に示すように、貫通孔42Dは、ボルト64の軸部を挿入可能な大きさとなっている。そして、ルーフR/F42の底部42Cは、ブラケット46の後述する第2締結部46Eにボルト64で締結されている。
図4に示すように、本実施形態では、一対のセンタピラー26の間にルーフR/F42を配設しているが、これに限らず、ルーフR/F42をセンタピラー26に対して車両前後方向の前側又は後側にオフセットした位置に配設してもよい。また、車両前後方向に間隔をあけて複数のルーフR/F42を配設してもよい。さらに、ルーフR/F42の車両幅方向の一端側に対して他端側を車両前後方向にオフセットさせて、平面視でルーフR/F42を斜めに配設してもよい。
〔サンルーフユニット〕
図3に示すように、サンルーフユニット34は、ルーフパネル14を車室13側から覆うルーフヘッドライニング15と、ルーフパネル14との間に設けられている。また、サンルーフユニット34は、センタフレーム44を含む図示しないハウジングと、センタフレーム44上に固定されたガイドレール52と、ガイドレール52により案内されるサンルーフ36と、サンルーフ36を駆動する図示しない駆動機構とを有する。
即ち、センタフレーム44は、サンルーフユニット34の一部を構成している。なお、ルーフヘッドライニング15とルーフサイドレール18との間には、エアバッグ68が設けられている。エアバッグ68は、一部が樹脂製のプロテクタ69で覆われている。
図2に示すように、サンルーフユニット34は、図示しないハウジングの一部であり車両10の開口部16を形成するフレーム35を有する。そして、図1に示すように、サンルーフユニット34では、図示しない駆動機構がサンルーフ36を車両前後方向及び車両上下方向に移動させることで、ルーフパネル14に形成された開口部16が、サンルーフ36により開放及び閉止されるようになっている。
(センタフレーム)
図5及び図6に示すように、センタフレーム44は、一対のルーフサイドレール18間で、且つルーフR/F42の車両上下方向の下側に、車両幅方向に沿って延在している。また、センタフレーム44は、車両幅方向を長手方向とする長尺状で、且つ車両前後方向に沿った断面形状において矩形波状に形成されている。
具体的には、センタフレーム44には、車両上下方向の上側に膨出され車両幅方向に延在する断面矩形状の突条部44Aが、車両前後方向に並んで2条形成されている。突条部44Aの車両幅方向の端部には、車両幅方向の外側に斜め上方へ延びる傾斜部44Bと、傾斜部44Bの車両幅方向の端部から車両幅方向の外側に延びる平坦部44Cとが形成されている。さらに、突条部44Aの車両前側端部及び車両後側端部には、車両前後方向に沿って張り出されたフランジ部44Dが形成されている。
図3に示すように、センタフレーム44の平坦部44Cには、車両上下方向に貫通した貫通孔44Eが形成されている。貫通孔44Eは、ボルト66の軸部を挿入可能な大きさとなっている。そして、平坦部44Cは、ブラケット46の後述する第1締結部46Cにボルト66で締結されている。
なお、本実施形態では、断面矩形波状のセンタフレーム44を用いているが、他の断面形状のセンタフレームを使用してもよい。どのような構成のセンタフレームを用いるかは、車種やそれに伴う車両上部構造との関係で適宜選択すればよい。また、センタフレーム44は、ルーフR/F42に対して車両上下方向の上側に配置されていてもよい。
フレーム35は、一例として、サンルーフユニット34の車両上下方向上側の上部フレームを構成している。センタフレーム44は、一例として、サンルーフユニット34の車両上下方向下側の下部フレームを構成している。ここで、本実施形態では、フレーム35の一部がルーフR/F42の車両上下方向の下側に入りこんだ配置状態となっているが、フレーム35はブラケット46に結合されないため、フレーム35を「センタフレーム」に含めていない。なお、サンルーフユニット34において、例えば、フレーム35とセンタフレーム44とが一体化された構成や、センタフレーム44が無くフレーム35がブラケット46に結合された構成では、フレーム35が「センタフレーム」に含まれる。
(ブラケット)
図2及び図3に示すように、ブラケット46は、車両上下方向の下側から上側に向けて、第1傾斜部46Aと、縦壁部46Bと、第1締結部46Cと、第2傾斜部46Dと、第2締結部46Eとが一体化された構成とされている。即ち、ブラケット46は、車両前後方向に沿った断面形状において、複数箇所で屈曲された形状となっている。
第1傾斜部46Aは、車両幅方向の内側に斜め上方へ延びる板状部である。また、第1傾斜部46Aの車両上下方向に対する傾斜角度は、ルーフサイドレール18の傾斜部56Cの車両上下方向に対する傾斜角度と同程度とされている。縦壁部46Bは、第1傾斜部46Aの車両上下方向の上端で車両上下方向に沿って直立する板状部である。
第1締結部46Cは、縦壁部46Bの車両上下方向の上端から車両幅方向の内側に車両幅方向に沿って延びる板状部である。図4に示すように、第1締結部46Cは、車両前後方向に並んで2箇所形成されている。また、それぞれの第1締結部46Cには、車両上下方向に貫通した貫通孔46Fが形成されている。貫通孔46Fの大きさは、ボルト66(図3参照)の軸部を挿入可能な大きさとされている。
さらに、それぞれの第1締結部46Cには、車両上下方向に貫通した貫通孔46Gが形成されている。貫通孔46Gは、溶接作業用の孔である。加えて、第1締結部46Cには、第1締結部46Cと一体でウェルドナット67が形成されている。
図3に示すように、第2傾斜部46Dは、第1締結部46Cの車両幅方向の内側の端部から車両幅方向の内側に斜め上方へ延びる板状部である。また、第2傾斜部46Dの車両上下方向に対する傾斜角度は、第1傾斜部46Aの車両上下方向に対する傾斜角度よりも小さくなっている。さらに、第2傾斜部46Dは、車両幅方向に沿った断面で見た長さが、第1傾斜部46Aの車両幅方向に沿った断面で見た長さよりも短くなっている。
第2締結部46Eは、第2傾斜部46Dの車両上下方向の上端から車両幅方向の内側に車両幅方向に沿って延びる板状部である。図2に示すように、第2締結部46Eは、車両前後方向に並んで2箇所形成されている。また、それぞれの第2締結部46Eには、車両上下方向に貫通した貫通孔46Hが形成されている。貫通孔46Hの大きさは、ボルト64(図3参照)の軸部を挿入可能な大きさとされている。
図2に示すように、ブラケット46の車両前後方向の中央には、車室13の内側へ向けて膨出された補強用のリブ46Iが形成されている。リブ46Iは、第1傾斜部46Aから第2締結部46Eまで繋がった1条の突条部である。また、ブラケット46には、縦壁部46B及び第1締結部46Cから車室13の内側へ向けて膨出された補強用のリブ46Jと、第2傾斜部46Dから車室13の内側へ向けて膨出された補強用のリブ46Kとが形成されている。
さらに、ブラケット46には、第1締結部46C、第2傾斜部46D、及び第2締結部46Eの車両前後方向の前側及び後側で車両上下方向に直立する側壁46Lが形成されている。加えて、ブラケット46には、側壁46Lの車両上下方向の上端から車両前後方向の前側及び後側に張り出されたフランジ部46Mが形成されている。
ここで、図3に示すように、ブラケット46の第1傾斜部46Aは、ルーフサイドレールインナパネル56の傾斜部56Cに溶接により結合(結合)されている。また、縦壁部46Bは、ルーフサイドレールインナパネル56の縦壁部56Dに溶接により結合(結合)されている。さらに、ブラケット46は、第1締結部46Cにおける車両上下方向の下面46Nがセンタフレーム44の車両上下方向の上面44Fと接触した状態で、ボルト66によりセンタフレーム44の平坦部44Cに締結(結合)されている。
加えて、ブラケット46は、第2締結部46Eにおける車両上下方向の上面46PがルーフR/F42の車両上下方向の下面42Fと接触した状態で、ボルト64によりルーフR/F42の車両幅方向の底部42Cに締結(結合)されている。このように、ブラケット46は、ルーフサイドレール18の車室内側、センタフレーム44の上面44F、及びルーフR/F42の下面42Fに結合されている。
(車両上部構造の組み付け)
図3に示すように、車両上部構造40の組み付けでは、ルーフサイドレールインナパネル56の傾斜部56C及び縦壁部56Dにブラケット46の第1傾斜部46A及び縦壁部46Bを溶接(結合)する。続いて、ルーフパネル14とルーフR/F42とが組み付けられた状態で、ルーフR/F42の底部42Cをブラケット46の第2締結部46Eに載せる。そして、車両下方側から貫通孔46H及び貫通孔42Dにボルト64を挿入し、ルーフR/F42とブラケット46とを締結する。
続いて、センタフレーム44の上面44Fをブラケット46の下面46Nに押し付けた状態で、車両下方側から貫通孔44E及び貫通孔46Fにボルト66を挿入し、センタフレーム44とブラケット46とを締結する。これにより、車両上部構造40が形成される。
ブラケット46はルーフサイドレール18の車室内側と結合させたが、例えば、センタピラーインナパネル62をルーフサイドレール18とブラケット46との間まで延在させる等、別部材を介してブラケット46とルーフサイドレール18とを結合させてもよい。即ち、「ルーフサイドレールの車室内側に結合されるブラケット」とは、ルーフサイドレール18に直接的に結合されるブラケット46に限らず、ルーフサイドレール18の車室内側に別部材を介して間接的に結合されるブラケット46を含む概念である。
<作用並びに効果>
次に、第1実施形態の車両上部構造40の作用並びに効果について説明する。
図7に示すように、側面衝突時に車両10の車体側部に車両10の側方から荷重Fが入力されると、当該荷重Fは、センタピラー26からルーフサイドレール18へ伝達された後、ルーフサイドレール18に結合されたブラケット46に入力される。
ここで、車両上部構造40では、ルーフサイドレール18にブラケット46を介して、ルーフR/F42及びセンタフレーム44が結合されている。このため、ブラケット46に入力された荷重Fは、ブラケット46からルーフR/F42に至る第1伝達経路に荷重F1として伝達され、ブラケット46からセンタフレーム44に至る第2伝達経路に荷重F2として伝達される。即ち、ブラケット46に入力された荷重Fは、荷重F1と荷重F2とに分散されて効率良く伝達される。なお、荷重Fが入力されたブラケット46は、塑性変形等し、所定のエネルギー吸収作用をする。
このように、車両上部構造40では、車両10の車体側部へ入力された荷重Fが、反衝突方向における第1伝達経路の荷重F1と第2伝達経路の荷重F2とに分散されて伝達されることで、当該荷重Fが、車両上部12の一部に局所集中することが抑制される。これにより、車両上部構造40では、ルーフR/F42のみをルーフサイドレール18に結合した構造に比べて、側面衝突時に車両上部12の変形を抑制することができる。
また、車両上部構造40では、一対のセンタピラー26間にルーフR/F42及びセンタフレーム44を配設している。このため、車両10の車体側部に荷重Fが入力されたとき、センタピラー26からブラケット46を介して、ルーフR/F42及びセンタフレーム44に効率良く荷重F1、F2を伝達させることができる。この結果、センタピラー26が車両幅方向の内側へ倒れ込むのを抑制することができ、車室13内の空間を確保することができる。
さらに、車両上部構造40では、ブラケット46が、車両上下方向の下側のセンタフレーム44の上面44Fと、車両上下方向の上側のルーフR/F42の下面42Fとに結合される。これにより、ブラケット46でルーフサイドレール18、ルーフR/F42、及びセンタフレーム44を結合できるので、車両上部構造40を簡単な構造とすることができる。
加えて、車両上部構造40では、センタフレーム44がサンルーフユニット34の一部を構成するので、センタフレーム44とサンルーフユニット34が別々の構成に比べて、車両上部構造40の部品数を減らすことができる。
なお、本実施形態では、車両上部構造40について、車両幅方向の両側で同様の結合構造を適用したが、これに限らず、車両幅方向の一方側と他方側とで異なる結合構造を適用してもよい。例えば、車両幅方向の一方側では、レーザ溶接によってルーフサイドレール18とブラケット46とを結合し、車両幅方向の他方側では、ボルト及びナットによってルーフサイドレール18とブラケット46とを結合してもよい。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態に係る車両上部構造80について説明する。
第2実施形態に係る車両上部構造80は、図1に示す第1実施形態に係る車両10において、車両上部構造40に換えて設けられている。なお、第1実施形態と同様の構成については、同じ符号を付して説明を適宜省略する。同様の構成とは、一部の長さや形状が異なるものの、基本的な機能が同様である構成を含む概念である。
図8に示すように、車両上部構造80は、ルーフサイドレール18と、ルーフリインフォースメント82と、センタフレーム84と、第1ブラケット86と、第2ブラケット88とを有する。センタフレーム84は、一例として、車両上部12に設けられたサンルーフユニット34の一部を構成している。なお、ルーフリインフォースメント82は、以下、「ルーフR/F82」と称する。また、図8では、ボルト及びルーフパネルの図示を省略している。ここで、車両上部構造80は、車両上部12の車両幅方向の両側で同様の結合構造となっている。このため、車両幅方向の一方側の車両上部構造80について説明し、他方側の説明を省略する。
図10に示すように、本実施形態では、ルーフサイドレールインナパネル56の縦壁部56Dに車両幅方向に貫通した貫通孔56Eが形成されている。また、貫通孔56Eの周縁で且つ車両幅方向の外側には、ウェルドナット91が形成されている。
(ルーフリインフォースメント)
図9に示すルーフR/F82は、ルーフパネル14(図1参照)の補強部材であり、ルーフパネル14よりも車室内側で車両幅方向に延在している。また、ルーフR/F82は、一対のルーフサイドレール18よりも車室内側に配設されている。さらに、ルーフR/F82は、車両幅方向を長手方向とする長尺状で、且つ車両前後方向に沿った断面形状において矩形波状に形成されている。
また、ルーフR/F82には、車両上下方向の上側に膨出され車両幅方向に延在する断面矩形状の突条部82Aと、突条部82Aの車両前後方向の前側及び後側で車両幅方向に延在され車両上下方向の上側に開口した溝部82B、82Cとが形成されている。さらに、ルーフR/F82には、溝部82Bの車両上下方向の上端から車両前後方向の前側へ張り出された板状のフランジ部82Dと、溝部82Cの車両上下方向の上端から車両前後方向の後側へ張り出された板状のフランジ部82Eとが形成されている。
フランジ部82D、82Eの車両幅方向の端部には、それぞれ車両上下方向に貫通した貫通孔82Fが形成されている。また、ルーフR/F82には、フランジ部82D、82Eの車両幅方向の端部から車両幅方向の外側に斜め下方へ延びる板状の傾斜部82Gが形成されている。傾斜部82Gには、板厚方向に貫通した貫通孔82Hが形成されている。さらに、ルーフR/F82には、突条部82A、溝部82B、82C、及び傾斜部82Gの車両幅方向の端部から車両幅方向の外側へ張り出された板状の鍔部82Iが形成されている。
図8に示すように、本実施形態では、一対のセンタピラー26の間にルーフR/F82を配設しているが、これに限らず、ルーフR/F82をセンタピラー26に対して車両前後方向の前側又は後側にオフセットした位置に配設してもよい。また、車両前後方向に間隔をあけて複数のルーフR/F82を配設してもよい。さらに、ルーフR/F82の車両幅方向の一端側に対して他端側を車両前後方向にオフセットさせて、平面視でルーフR/F82を斜めに配設してもよい。
(センタフレーム)
図9に示すように、センタフレーム84は、一対のルーフサイドレール18間で、且つルーフR/F82の車両上下方向の下側に、車両幅方向に沿って延在している。また、センタフレーム84は、車両幅方向を長手方向とする長尺状で、且つ車両前後方向に沿った断面形状において矩形波状に形成されている。さらに、センタフレーム84は、サンルーフユニット34の一部を構成している。
具体的には、センタフレーム84には、車両上下方向の上側に膨出され車両幅方向に延在する断面矩形状の突条部84Aが、車両前後方向に並んで2条形成されている。突条部84Aの車両幅方向の端部には、車両幅方向の外側に斜め上方へ延びる傾斜部84Bと、傾斜部84Bの車両幅方向の端部から車両幅方向の外側に延びる平坦部84Cとが形成されている。さらに、突条部44Aの車両前側端部及び車両後側端部には、車両前後方向に沿って張り出されたフランジ部84Dが形成されている。フランジ部84Dには、車両上下方向に貫通した貫通孔84Eが形成されている。
図10に示すように、センタフレーム84の平坦部84Cには、車両上下方向に貫通した貫通孔84Fが、車両幅方向に間隔をあけて2箇所形成されている。2箇所の貫通孔84Fは、ボルト92、94の軸部を挿入可能な大きさとなっている。また、平坦部84Cにおける車両幅方向の外側の貫通孔84Fの周縁で、且つ車両上下方向の上側の部位には、ウェルドナット96が形成されている。そして、平坦部84Cは、後述する第1ブラケット86及び第2ブラケット88にボルト92、94で締結されている。
なお、図10では、断面よりも車両前後方向の前側に位置する部材及び部位を二点鎖線で示している。また、図10では、ルーフヘッドライニング15、エアバッグ68、及びプロテクタ69(図1参照)の図示を省略している。
本実施形態では、断面矩形波状のセンタフレーム84を用いているが、他の断面形状のセンタフレームを使用してもよい。どのような構成のセンタフレームを用いるかは、車種やそれに伴う車両上部構造との関係で適宜選択すればよい。また、センタフレーム84は、ルーフR/F82に対して車両上下方向の上側に配置されていてもよい。
(第1ブラケット)
図8に示すように、第1ブラケット86は、車両幅方向を長手方向とし車両前後方向に沿った断面形状が矩形波状の部材を逆L字状に屈曲させた形状とされている。具体的には、第1ブラケット86は、車両上下方向に沿って直立する縦壁部86Aと、縦壁部86Aの車両上下方向の上端から車両幅方向に沿って車室内側へ延びる延出部86Bとを有する。
縦壁部86A及び延出部86Bには、それぞれ車室内側へ膨出された断面矩形状の1条の突条部86Cと、突条部86Cの車両前後方向の前側及び後側で車室内側に開口した2本の溝部86Dとが形成されている。また、縦壁部86A及び延出部86Bには、溝部86Dの車両前後方向の前端及び後端から車両前後方向の前側及び後側へ張り出された板状のフランジ部86Eが形成されている。延出部86Bのフランジ部86Eには、車両上下方向に貫通した貫通孔86Fが形成されている。なお、溝部86Dの車室内側から見た底部に相当する板状の部位を被締結部86Gと称する。
図10に示すように、縦壁部86Aにおける被締結部86Gには、車両幅方向に貫通した貫通孔86Hが形成されている。また、延出部86Bにおける被締結部86Gには、車両上下方向に貫通した貫通孔86I、86Jが、車両幅方向に間隔をあけて形成されている。なお、被締結部86Gにおける車室13の中央に近い側に貫通孔86Iが形成され、中央から遠い側に貫通孔86Jが形成されている。
(第2ブラケット)
図8に示すように、第2ブラケット88は、底部88Aと、第1側部88Bと、平坦部88Cと、第2側部88Dと、第1フランジ部88Eと、第2フランジ部88Fとが一体化された部材である。なお、図8及び図9では、各部材がボルトで締結(結合)される前の状態が示されている。
底部88Aは、車両幅方向及び車両前後方向に広がる矩形の板状部であり、センタフレーム84の平坦部84C上に載置可能な大きさとされている。また、図10に示すように、底部88Aには、車両上下方向に貫通する貫通孔88Iが形成されている。さらに、底部88Aにおける貫通孔88Iの周縁で、且つ車両上下方向の上側の部位には、ウェルドナット98が形成されている。
第1側部88Bは、底部88Aにおける車両幅方向の内側の端部から車両上下方向に沿って上側へ延びる矩形の板状部である。平坦部88Cは、第1側部88Bの車両上下方向の上端から車両幅方向の内側へ延びる矩形板状の部位である。また、平坦部88Cの車両幅方向の長さは、底部88Aの車両幅方向の長さよりも短くなっている。
図8に示すように、第2側部88Dは、底部88A、第1側部88B、及び平坦部88Cに対して、車両前後方向の前側端部及び後側端部でそれぞれ車両上下方向に沿って直立する板状部である。
図9に示すように、第1フランジ部88Eは、第2側部88Dの車両上下方向の上端から、車両前後方向の前側及び後側へ張り出された板状部である。また、第1フランジ部88Eには、車両上下方向に貫通した貫通孔88Gが形成されている。さらに、第1フランジ部88Eの車両上下方向の位置は、平坦部84Cの車両上下方向の位置よりも高い位置にある。
第2フランジ部88Fは、第2側部88Dの車両上下方向の上部で、且つ第1フランジ部88Eの車両幅方向の外側の端部から車両幅方向の外側に斜め下方へ延びる板状の傾斜部である。また、第2フランジ部88Fには、車両上下方向に貫通した貫通孔88Hが形成されている。
なお、底部88Aの車両幅方向の外側の端部及び平坦部88Cの車両幅方向の内側の端部には、車両上下方向に直立する側壁が無く、開放されている。
ここで、図10に示すように、第1ブラケット86における縦壁部86Aの被締結部86Gは、ボルト93がウェルドナット91に締結されることで、ルーフサイドレールインナパネル56に結合されている。また、第1ブラケット86における延出部86Bの被締結部86Gは、ボルト92がウェルドナット98に締結され、ボルト94がウェルドナット96に締結されることで、センタフレーム84及び第2ブラケット88に結合されている。
さらに、第1ブラケット86の貫通孔86F(図8参照)と、センタフレーム84の貫通孔84E(図9参照)とに図示しないボルトが挿入され、ナットで締結されることで、フランジ部86E(図8参照)とフランジ部84D(図9参照)とが結合されている。加えて、図9に示すように、貫通孔88Gと貫通孔82F、貫通孔88Hと貫通孔82Hにそれぞれ図示しないボルトが挿入され、ナットで締結されることで、第2ブラケット88とルーフR/F82とが結合されている。
(車両上部構造の組み付け)
図8及び図9に示すように、車両上部構造80の組み付けでは、貫通孔88Gと貫通孔82F、貫通孔88Hと貫通孔82Hにそれぞれ図示しないボルトを挿入し、ナットで締結することで、第2ブラケット88の車両上下方向の上側にルーフR/F82を結合する。続いて、図10に示すように、貫通孔86J及び車両幅方向の外側の貫通孔84Fにボルト94を挿入し、ウェルドナット96に仮締めすることで、第1ブラケット86の車両上下方向の上側にセンタフレーム84を仮結合する。
続いて、図10に示すように、貫通孔86Hと貫通孔56Eにボルト93を挿入し、ウェルドナット91に締結することで、ルーフサイドレールインナパネル56の車両幅方向の内側に第1ブラケット86を結合する。続いて、センタフレーム84の車両上下方向の上側に第2ブラケット88を載せる。続いて、貫通孔86I、車両幅方向の内側の貫通孔84F、及び貫通孔88Iに車両下方側からボルト92を挿入し、ウェルドナット98に締結する。さらに、仮締めしていたボルト94を車両下方側からウェルドナット96に締結することで、第1ブラケット86の車両上下方向の上側にセンタフレーム84を結合する。これにより、車両上部構造80が形成される。
第1ブラケット86はルーフサイドレール18の車室内側と結合させたが、センタピラーインナパネルをルーフサイドレール18と第1ブラケット86との間まで延在させる等、別部材を介して第1ブラケット86とルーフサイドレール18とを結合させてもよい。即ち、「ルーフサイドレールの車室内側に結合されるブラケット」とは、ルーフサイドレール18に直接的に結合される第1ブラケット86に限らず、ルーフサイドレール18の車室内側に別部材を介して間接的に結合される第1ブラケット86を含む概念である。
<作用並びに効果>
次に、第2実施形態の車両上部構造80の作用並びに効果について説明する。
図10に示すように、側面衝突時に車両10の車体側部に車両10の側方から荷重Fが入力されると、当該荷重Fは、センタピラー26からルーフサイドレール18へ伝達された後、ルーフサイドレール18に結合された第1ブラケット86に入力される。
第1ブラケット86に入力された荷重Fは、第1ブラケット86からセンタフレーム84及び第2ブラケット88を介してルーフR/F82に至る第1伝達経路に荷重F3として伝達される。また、第1ブラケット86に入力された荷重Fは、第1ブラケットからセンタフレーム84に至る第2伝達経路に荷重F4として伝達される。即ち、第1ブラケット86に入力された荷重Fは、荷重F3と荷重F4とに分散されて効率良く伝達される。なお、荷重Fが入力された第1ブラケット86、及び荷重F3が入力された第2ブラケット88は、塑性変形等し、所定のエネルギー吸収作用をする。
このように、車両上部構造80では、車両10の車体側部へ入力された荷重Fが、反衝突方向における第1伝達経路の荷重F3と第2伝達経路の荷重F4とに分散されて伝達されることで、当該荷重Fが、車両上部12の一部に局所集中することが抑制される。これにより、車両上部構造80では、ルーフR/F82のみをルーフサイドレール18に結合した構造に比べて、側面衝突時に車両上部12の変形を抑制することができる。
また、車両上部構造80では、一対のセンタピラー26間にルーフR/F82及びセンタフレーム84を配設している。このため、車両10の車体側部に荷重Fが入力されたとき、センタピラー26から第1ブラケット86及び第2ブラケット88を介して、ルーフR/F82及びセンタフレーム84に効率良く荷重F3、F4を伝達させることができる。この結果、センタピラー26が車両幅方向の内側へ倒れ込むのを抑制することができ、車室13内の空間を確保することができる。
さらに、車両上部構造80では、ルーフサイドレール18側から順に各部材の組み付けが行われるので、ルーフ側及びルーフサイドレール側から組み付ける構成に比べて、車両上部構造80の組み付け性を向上させることができる。また、車両上部構造80の組み付け性が向上することにより、車両上部構造80の立て付け性も向上させることができる。
加えて、車両上部構造80では、センタフレーム84がサンルーフユニット34の一部を構成するので、センタフレーム84とサンルーフユニット34が別々の構成に比べて、車両上部構造80の部品数を減らすことができる。その他の作用については、第1実施形態と同様である。
なお、本実施形態では、車両上部構造80について、車両幅方向の両側で同様の結合構造を適用したが、これに限らず、車両幅方向の一方側と他方側とで異なる結合構造を適用してもよい。例えば、車両幅方向の一方側では、レーザ溶接によってルーフサイドレール18と第1ブラケット86とを結合し、車両幅方向の他方側では、ボルト及びナットによってルーフサイドレール18と第1ブラケット86とを結合してもよい。
ルーフR/F42、センタフレーム44、及びブラケット46は、センタピラー26に対して車両前後方向の前側又は後側にオフセットした位置に配設されていてもよい。この場合、一例として、ブラケット46を車両前後方向に拡幅しブラケット46の一部をセンタピラー26と車両前後方向でラップさせることで、センタピラー26から入力される荷重の伝達効率を向上させてもよい。
ルーフR/F82、センタフレーム84、第1ブラケット86、及び第2ブラケット88は、センタピラー26に対して車両前後方向の前側又は後側にオフセットした位置に配設されていてもよい。この場合、一例として、第1ブラケット86及び第2ブラケット88を車両前後方向に拡幅し、第1ブラケット86及び第2ブラケット88の一部をセンタピラー26と車両前後方向でラップさせる。このようにして、センタピラー26から入力される荷重の伝達効率を向上させてもよい。
以上、本発明の第1実施形態及び第2実施形態に係る車両上部構造について説明したが、これらの実施形態を適宜組み合わせて用いても良いし、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
10 車両
14 ルーフパネル
16 開口部
18 ルーフサイドレール
34 サンルーフユニット
40 車両上部構造
42 ルーフリインフォースメント
42F 下面
44 センタフレーム
44F 上面
46 ブラケット
80 車両上部構造
82 ルーフリインフォースメント
84 センタフレーム
86 第1ブラケット
88 第2ブラケット

Claims (4)

  1. 車両前後方向に延在するルーフサイドレールと、
    前記ルーフサイドレール及び車両のルーフパネルよりも車室内側で車両幅方向に延在するルーフリインフォースメントと、
    前記ルーフリインフォースメントに対して車両上下方向の上側又は下側に配置され、車両幅方向に延在するセンタフレームと、
    前記ルーフサイドレールの車室内側、前記ルーフリインフォースメント、及び前記センタフレームに結合されるブラケットと、
    を有する車両上部構造。
  2. 前記ブラケットは、前記ルーフリインフォースメント及び前記センタフレームのうち車両上下方向の下側に位置する方の上面と、前記ルーフリインフォースメント及び前記センタフレームのうち車両上下方向の上側に位置する方の下面とに結合される請求項1に記載の車両上部構造。
  3. 前記ブラケットは、
    前記ルーフサイドレールと、前記ルーフリインフォースメント及び前記センタフレームの一方とに結合される第1ブラケットと、
    前記ルーフリインフォースメント及び前記センタフレームに結合される第2ブラケットと、
    を有する請求項1又は請求項2に記載の車両上部構造。
  4. 前記ルーフパネルに形成された開口部を開放及び閉止するサンルーフユニットが設けられ、
    前記センタフレームが、前記サンルーフユニットの一部を構成する請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の車両上部構造。
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