JP2015055644A - 電子写真感光体、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
Description
前記機械的ハザードの一例としては、画像形成プロセスの転写後に電子写真感光体上に残留するトナーを除去(所謂トナークリーニングプロセス)する手段の一つであるブレードクリーニング由来のものが挙げられる。ブレードクリーニングとは、感光体上に弾性部材(所謂クリーニングブレード)を当接することにより、強制的に電子写真感光体上からトナーを除去する手段であり、少ないスペースで大きなトナー除去能力を有するため、電子写真装置の小型化には非常に有効である。しかし、その一方で電子写真感光体に直接弾性部材を当接し、摺擦させるため、電子写真感光体への機械的なストレスが非常に大きく、感光体の最表面に配置された層が摩耗しやすいと言ったデメリットが指摘されている。このため、本クリーニング方式を適用した電子写真装置においては、電子写真感光体の摩耗が長寿命化に対する課題となることが多く、この課題に対しては、高硬度保護層を積層する技術が提案されている(特許文献1〜5参照)。
また、帯電プロセスで電子写真感光体表面に電荷を付与する際に、帯電器近傍でオゾン・窒素酸化物などの酸性ガスが発生することが知られており(非特許文献6参照)、電子写真感光体はこれら酸性ガスに曝される。電子写真感光体の多くには正孔輸送性材料や、電子輸送性材料といった電荷輸送性材料を含有しており、これらの材料の電子供与性・受容性や感光層中の含有量によって電子写真感光体の電荷輸送機能が決定する。しかしながら、これらの材料の多くは酸性ガスによって変質しやすい性質を有する(非特許文献7参照)ことが知られており、前述のような帯電プロセスにおいて発生した酸性ガスによって電荷輸送製材量が酸化劣化を起こし、電荷輸送機能等の感光体特性が変化する。短寿命の電子写真感光体を用いる場合には、酸性ガスによる劣化が電子写真感光体の最表層のみとなることが多く、劣化成分も少量に留まることから大きな電子写真感光体の特性低下は引き起こさないが、長寿命の電子写真感光体を用いる場合には、酸性ガスによる劣化が電子写真感光体内部まで至る場合もあり、多くの劣化成分を電子写真感光体内部に有することとなるため、前記のような電子写真感光体の特性低下は大きくなる。結果として出力画像の画質への影響が大きく、画像濃度の低下、地汚れ、連続出力時の画像の均質性等の重大な問題を引き起こすことが知られている。
しかしながら、これらの技術を用いた場合であっても、酸化劣化を生じる構成成分を電子写真感光体内部に比較的多量に有しているため本質的な改善とはならず、長期の使用に適用した場合には電荷輸送性材料に代表されるような酸化劣化されやすい構成成分が徐々に変質することによって、電子写真感光体の特性変化が引き起こされ、長期に亘って画像品質を維持できないという課題がある。
前記表面層が、無機微粒子と、下記一般式(1)、(2)、及び(3)で表される化合物から選択される少なくとも1種の化合物を含有し、
前記無機微粒子が、第13族元素をドープした酸化亜鉛微粒子であり、
前記表面層における電界強度が1×104V/cmであるときの表面固有抵抗率R1が、1×1013Ω/cm2以上であり、
前記表面固有抵抗率R1と、前記表面層における電界強度が1.5×105V/cmであるときの表面固有抵抗率R15との比(R1/R15)が、100〜5,000である。
本発明の電子写真感光体は、導電性支持体と、前記導電性支持体上に、少なくとも感光層及び表面層をこの順に有してなり、更に必要に応じてその他の層を有してなる。
一般に電子写真感光体の帯電性及び電荷輸送性に大きな寄与を有する材料としては電荷輸送材料が挙げられる。多くの電子写真感光体の特性は当該材料の機能によって決定されるといっても過言ではなく、そのため比較的多くの電荷輸送材料が含有される。当該材料は電荷輸送性を有する反面、酸性ガス及びアルカリ性ガス雰囲気においては劣化しやすいといった特徴を有しており、前述の通り、長期の使用においては電子写真プロセスや、使用環境上負荷される酸性ガス及びアルカリ性ガスによって容易に変質し、結果として電子写真感光体の特性低下を引き起こす。この材料劣化を抑制しつつ、優れた電子写真感光体特性を発現させるために酸化防止剤、光安定剤等を電子写真感光体の感光層又は表面層に添加するなどの手段が多く検討されており、処方設計を重ねることによって長期間の使用によっても特性低下の少ない電子写真感光体が実用化されるなど、比較的高い効果を示す。しかしながら、酸性ガス及びアルカリ性ガスによって劣化する材料は電子写真感光体中に含有されており、長期間の使用によって徐々に特性低下が生じることは自明であり、この改善手段によって生じる副作用が別の問題を引き起こすなど、本質的な改善には至らないのが現状である。
前記表面層が、無機微粒子と、下記一般式(1)、(2)、及び(3)で表される化合物から選択される少なくとも1種の化合物を含有し、
前記無機微粒子が、第13族元素をドープした酸化亜鉛であり、
前記表面層における電界強度が1×104V/cmであるときの表面固有抵抗率R1が、1×1013Ω/cm2以上であり、
前記表面固有抵抗率R1と、前記表面層における電界強度が1.5×105V/cmであるときの表面固有抵抗率R15との比(R1/R15)が、100〜5,000であることにより、前述のような繰り返し使用によって容易に劣化する電荷輸送性材料を極力低減した場合であっても、優れた帯電性・電荷輸送性を有するとともに、長期に亘って安定した特性を有する電子写真感光体を得ることができることを知見した。
本発明者は、表面層の電荷輸送性材料を極力低減した場合であってもこれらの機能を十分に有する電子写真感光体とするためには、低電界において高抵抗を示し、中電界〜高電界においては低抵抗を示すことが重要であることが突き止め、本発明を完成した。
潜像維持性に優れた電子写真感光体を得るためには、電子写真感光体の劣化抑制、及び電子写真感光体の最表面に堆積するイオン性物質の影響低減が重要な要件となる。電子写真感光体の劣化抑制に関しては1×104V/cm以上3×104V/cm以下における電子写真感光体の表面固有抵抗率が1×1013Ω/cm2以上であり、好ましくは1×1014Ω/cm2以上であれば優れた潜像維持性を示すことが種々の実験から判明した。これは本発明に記載の表面層においては、潜像維持に対して寄与の大きな電界が前記電界強度近傍であることに由来すると考えられ、この電界強度範囲において比較的高抵抗とすることによって、電荷の移動を阻害し潜像維持性が高くすることが可能と思われる。1×104V/cmの電界強度において1×1013Ω/cm2未満である場合には潜像維持性が十分ではなく、出力画像のドットの細りや画像ボケが発生するため好ましくない。
ここで、電子写真感光体の表面固有抵抗率の測定方法について記載する。
前記電子写真感光体の表面固有抵抗率は、一般に知られる方法で測定してよく、例えば、JIS−C2139:2008(固体電気絶縁材料−体積抵抗率及び表面固有抵抗率の測定方法)などに準拠して測定する方法などが挙げられる。一般に電子写真感光体はシリンダー形状を示すものが多く、前記文献の方法では測定が困難な場合は下記に示す方法で測定してもよい。
前記電極形状としては既知長さを有し、既知間隙を有する対抗電極とし、電極長さとしては10mm以上、30mm以下であることが好ましく、電極間隙としては25μm以上100μm以下であることが好ましい。前記電極長さ、及び前記電極間隙は測定に使用する直流電圧源の容量及び電流計の精度に基づいて決定するとよい。電極を構成する金属としては電子写真感光体表面に電極形成可能であれば適宜選択してよく、一般に用いられる金、銀、銅、アルミニウム、ニッケル、プラチナ、クロム、亜鉛、炭素等が挙げられる。対抗電極は互いに同種金属であることが好ましい。電極作製方法としては、電子写真感光体の構成成分が変質しない方法であれば特に限定はされないが、真空蒸着法が電子写真感光体の変質が生じにくく、好ましい。
電界印可電源としては十分安定な直流電圧源であれば特に限定されない。また電圧印可時の試料通過電流の測定には微少電流計を使用し、本発明に記載の1×104V/cmの測定が可能な測定精度が得られれば特に限定されない。
測定回路図を図1に示す。電圧印可極性は負帯電用電子写真感光体を評価する場合には負電圧印可とし、正帯電用電子写真感光体を評価する場合には正電圧印可とすることが好ましい。60秒間以上の測定を実施し、60秒間における電流値に基づいて表面固有抵抗率を算出することが好ましい。
・電流−電圧計:Keithley社製 ソースメジャーユニット タイプ2410
・電極金属:金
・電極長さ:10mm
・電極間隙:25μm
・測定雰囲気:25℃で50%RH
・測定時間:70秒間(電圧印可後60秒間後の電流値から表面抵抗を算出する)
前記表面層は、無機微粒子と、前記一般式(1)、(2)、及び(3)で表される化合物から選択される少なくとも1種の化合物とを含有し、電荷輸送性を有さない樹脂及び電荷輸送性化合物を含有することが好ましく、更に必要に応じてその他の成分を含有してなる。
前記無機微粒子としては、第13族元素をドープした酸化亜鉛微粒子が用いられる。
前記第13族元素としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、硼素、アルミニウム、ガリウム、インジウムなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、電荷輸送性及び潜像維持性に優れ、表面層の電気的特性を維持できる点で、ガリウムが好ましい。
ここで、ドープするとは、前記第13族元素を制御された濃度だけ前記酸化亜鉛に添加することをいう。
前記焼結防止剤の含有量としては、前記第13族元素をドープした酸化亜鉛に対して、0.5質量%〜20質量%の範囲であることが好ましい。
前記無機微粒子として表面修飾されたガリウムドープ酸化亜鉛微粒子、焼結防止剤としてSiを用いた場合には、Siの含有量はSiO2換算で2質量%〜15質量%が好ましい。
このような特徴を有する第13属元素をドープした酸化亜鉛を本発明に適用した場合に、比較的高い透明性を有する塗膜とすることが可能であると共に、高い電気的安定性を有する酸化亜鉛とすることができ、本発明に記載の電子写真感光体の特徴の一つである静電安定性を更に高くする効果がある。
前記第13族元素をドープした酸化亜鉛微粒子の体積抵抗率の測定方法としては、所定量の粉体の圧密体を所定の圧力を用いて作製した後に、圧密体上下端に電極を設け、所定の電圧を印加した場合の電流値を測定する方法が挙げられる。本発明においては圧密体作製時に二水準の圧力を適用して供試体を作製し、各圧密体空隙率と各圧密体体積抵抗率とを算出した後に、空隙率50vol%における抵抗率を指数関数近似から求めたものを無機微粒子の体積抵抗率とした。下記に測定条件を記載する。
・供試体に用いる酸化亜鉛微粒子量:1.0g
・供試体形状:円柱(直径20mm)
・供試体作製時の圧力:10MPa、20MPa
・供試体電極:W
・印加電圧:0.1V
前記焼結防止剤を含む第13族元素をドープした酸化亜鉛の製造方法は(1)酸化亜鉛又は焼成によって酸化亜鉛となる前駆化合物と第13族元素とが固体状態で混合された混合物を作製する工程、(2)工程(1)で作製した混合物と焼結防止剤とを混合する工程、(3)工程(2)によって得られた混合物を所定の温度によって焼成する工程からなる。前記焼成温度としては第13族元素が酸化亜鉛微粒子中で拡散することを目的として比較的高温とすることが好ましく、また焼結防止剤が有効に働く温度範囲内で焼成することが好ましい。具体的には、600℃以上850℃以下で焼成することによって本発明に適した第13族元素をドープした酸化亜鉛を得ることができる。
前記一級及び二級のいずれかのアミノ基による前記亜鉛粒子の修飾法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、一級乃至二級のアミノ基を有する化合物を用いて、前記亜鉛粒子を修飾する方法などが挙げられる。
前記一級乃至二級のアミノ基を有する化合物としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、N−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、N−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルトリエトキシシラン、3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−アミノプロピルトリエトキシシラン、3−トリエトキシシリル−N−(1,3−ジメチル−ブチリデン)プロピルアミン、p−アミノフェニルトリメトキシシラン、アミノエチルアミノメチルフェネチルトリメトキシシラン、N−フェニルアミノプロピルトリメトキシシラン、N−フェニルアミノメチルトリエトキシシラン、フェニルアミノメチルメチルジメトキシシランなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、フェニルアミノ基を有する化合物が好ましい。
前記表面修飾亜鉛粒子を製造する方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、一級乃至二級のアミノ基を有する化合物を用いて、亜鉛粒子を修飾する以下の方法が例示として挙げられる。
前記湿式メディア分散型装置は、容器内にメディアとしてビーズを充填し、更に回転軸と垂直に取り付けられた攪拌ディスクを高速回転させることにより、無機微粒子の凝集粒子を砕いて粉砕乃至分散する工程を有する装置である。その構成としては、無機微粒子に表面処理を行う際に金属酸化物粒子を十分に分散させ、かつ表面処理できる形式であれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、縦型乃至横型、連続式乃至回分式など、種々の様式のものが挙げられる。
前記表面修飾無機微粒子の体積抵抗率は、JIS−K6911に準拠する測定装置を用いることで測定することができる。前記測定装置としては、例えば、MCP−PD51型、ロレスタGP、ハイレスタUP(いずれも、株式会社三菱化学アナリテック製)などが挙げられる。
前記測定装置においては任意の圧力下での測定が可能である。前記表面修飾無機微粒子の体積抵抗率は、シリンダー空隙率が50%の状態における粉体抵抗率の値を複数の測定結果より内挿もしくは外挿することで算出し、この値を前記表面修飾無機微粒子の体積抵抗率とする。近似は指数関数近似を用いる。前記空隙率は以下の算出式にて求められる。
シリンダー空隙率(%)=(1−測定した微粒子の重量÷微粒子の密度÷加圧時の微粒子の体積)×100
表面層における前記表面修飾無機微粒子の検出には、例えば、ガスクロマトグラフ質量分析計(GCMS)、飛行時間質量分析計(TOF−SIMS)、核磁気共鳴(NMR)、赤外分光光度計(IR)、ラマン分光光度計、オージェ分光(AES)など一般的な分析手法を用いることができる。
これまで一般に用いられていた電子写真感光体は、機械的耐久性に乏しかったため、クリーニングブレードなどで負荷される機械的外力によって摩耗が生じ、最表面に堆積したイオン性物質を容易に除去できたため、画像濃度ムラが顕在化しにくいものであった。しかしながら、本発明に記載するような無機微粒子を比較的多く含有した表面層を有する電子写真感光体は、感光体表面が摩耗しにくく、表面に堆積したイオン性物質の除去が非常に困難となるため、画像濃度ムラが顕在化しやすい。特に架橋性材料を用いて表面層を形成する場合は、架橋による体積収縮のために表面層の自由体積が大きくなり、比較的層内部までイオン性物質の影響を受けやすい。このため画像濃度ムラが顕在化しやすく、加えて回復が遅くなるといった、これまでにみられなかった不具合が生じる。このような電子写真感光体最表面に堆積したイオン性物質によって引き起こされる課題を解決するためには、下記一般式(1)、(2)、及び(3)で表される化合物から選択される少なくとも1種の化合物を含有させることが効果的である。
前記一般式(1)で表されるジアミン化合物は特公昭62−13382号公報、米国特許第4223144号公報、米国特許第3271383号公報、米国特許第3291788号公報で染料中間体もしくは高分子化合物の前駆体として記載されている。前記化合物は、感光体を繰り返し使用する際の画像品質維持に有効である。その理由は、現時点では明らかになっていないが、化学構造内に含まれるアルキルアミノ基が塩基性の強い基であるので、画像農奴ムラの原因物質と考えられている酸化性ガスやイオン性物質に対しての中和効果が推測される。また、芳香族炭化水素環基置換アミノ基は、電荷輸送能が優れる官能基であることが知られており[高橋ら、電子写真学会誌、25巻、3号、16頁、1986年]、本発明に用いられる前記ジアミン化合物はこの基を含むことから電荷輸送能の高い化合物であることがわかる。更には、他の電荷輸送物質と併用することにより高感度、並びに繰り返し安定性等が更に増すことも置換されている。
前記一般式(2)で表される化合物が、前記電子写真感光体最表面に堆積したイオン性物質によって引き起こされる課題を解決する上で好ましい理由は、現時点で明確にされていないが、前記化合物の構造内に含まれる、例えば、前記一般式(2)におけるR2及びR3置換アミノ基(R2、R3は、芳香環基置換もしくは無置換の炭素数1〜4のアルキルアミノ基)が酸化性ガスに対して有効なラジカル物質生成抑制を行うことにあると推測される。下記一般式(2)で表される化合物は、電荷輸送能力も有しているため、それ自身で電荷担体のトラップとして働かず、添加に伴う残留電位上昇等の電気的な特性劣化は殆どみられないものとなる。
前記一般式(2)で表されるアルキルアミノ基を有するアリールメタン化合物としては、下記一般式(2−1)〜(2−3)で表される化合物が挙げられる。
電子写真感光体の最表面に堆積したイオン性物質によって引き起こされる課題を解決するためには下記一般式(3)及び下記一般式(3−1)で表される化合物を含有させることが効果的である。その理由については、現時点では明らかになっていないが、該化合物の構造内に含まれる置換アミノ基が酸化性ガスに対して有効なラジカル物質生成抑制を行っているものと推測される。また、下記一般式(3)及び下記一般式(3−1)で表される化合物は、電荷輸送能力も有しているため、それ自身が電荷担体のトラップとして働くことがなく、添加に伴う残留電位上昇等の電気的な特性劣化は殆どみられない。
そのため、このような課題に対する解決手段として従来用いられている酸化防止剤などと異なり、本発明に示される化合物を感光体中に添加することよる電荷輸送能低下や架橋阻害、硬度低下を引き起こすことなく、目的としている酸性ガス耐久性を有する電子写真感光体を得ることが可能となる
なお、前記一般式(3)及び前記一般式(3−1)で表される化合物には、特公昭58−57739号公報、特許第2529299号公報等に記載された化合物も含まれるが、前記一般式(3−1)で表される化合物は、対応するホスホン酸エステル化合物又はトリフェニルホスホニウム塩化合物と、対応するアルデヒド化合物との反応による、所謂変性ウイッチヒ(Wittig)反応又はウイッチヒ(Wittig)反応により製造でき、更に該一般式(3−1)で表される化合物は、該一般式(3)で表される化合物を還元することにより製造することができる。
前記一般式(1)から(3)のいずれかで表される化合物の含有量としては、所望の感光体電気特性及び機械特性を満足する量であれば、特に限定されないが、具体的には、添加する層の全量100質量部に対して、0.01質量部〜150質量部が好ましい。前記含有量が、0.01質量部未満であると、所望の酸化性ガス耐久性が得にくいことがある。一方、前記含有量が、150質量部を超えると、充分な酸化性ガス耐久性が得られる一方で、所望の機械的耐久性や電気特性が得られないことが有り好ましくない。
電荷輸送性を有さないとは、正孔輸送性構造と電子輸送性構造を有さないことをいう。 前記正孔輸送性構造としては、例えば、トリアリールアミン、ヒドラゾン、ピラゾリン、カルバゾールなどがもつ構造が挙げられ、前記電子輸送性構造としては、例えば、縮合多環キノン、ジフェノキノン、シアノ基、ニトロ基等の電子吸引性芳香族環が挙げられる。
前記電荷輸送性を有さない樹脂としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、電子輸送性構造を有さない熱可塑性樹脂や架橋性官能基を有する架橋重合性化合物の架橋樹脂などが挙げられる。これらの中でも、機械的耐久性の点で、架橋重合性化合物の架橋樹脂が好ましい。
前記電子輸送性構造を有さない熱可塑性樹脂としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、スチレン樹脂、スチレン−アクリロニトリル共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−無水マレイン酸共重合体、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリアリレート樹脂、フェノキシ樹脂、ポリカーボネート樹脂、酢酸セルロース、エチルセルロース、ポリビニルブチラール、ポリビニルホルマール、ポリビニルトルエン、ポリ−N−ビニルカルバゾールなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、スチレン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリアリレート樹脂が好ましい。
前記架橋重合性化合物の架橋樹脂としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、アクリル樹脂、フェノール樹脂、ウレタン樹脂、有機珪素樹脂、エポキシ樹脂などの樹脂が挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。これらの架橋重合性化合物の架橋樹脂の中でも、前記表面層の電荷輸送性、潜像維持性の観点からアクリル樹脂が好ましい。
前記アクリル樹脂とは、アクリル重合性化合物とラジカル重合開始剤とを混合し架橋したものであり、合成する方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、公知のアクリル重合性化合物と公知のラジカル重合開始剤とを混合し、加熱、光照射等のエネルギーを付与して架橋することにより合成する方法が好ましい。
前記フェノール樹脂としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ノボラック樹脂、レゾール樹脂などが挙げられる。これらの中でも、潜像維持性に優れ、酸触媒等の開始剤を必須とするノボラック樹脂と比較して、前記開始剤を用いることなく架橋反応させることができる点で、レゾール樹脂が好ましい。
前記ウレタン樹脂としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、エステル系ウレタン樹脂、エーテル系ウレタン樹脂などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
前記2官能以上のポリオール化合物としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、アルキレングリコール、アルキレンエーテルグリコール、脂環式ジオール、脂環式ジオールのアルキレンオキサイド付加物、ビスフェノール類のアルキレンオキサイド付加物等のジオール化合物;多価脂肪族アルコール(例えば、グリセリン、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ソルビトール等)、3価以上のフェノール類(例えば、フェノールノボラック、クレゾールノボラック等)、3価以上のフェノール類のアルキレンオキサイド付加物等の3価以上のポリオール化合物などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
前記2官能以上のイソシアネート化合物としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、トリレンジイソシアネート(TDI)、ジフェニルメタンジイソシアネート、キシレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、ビス(イソシアネートメチル)シクロヘキサン、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、HDIイソシアヌレート体、HDIビウレット体、XDIトリメチロールプロパンアダクト体、IPDIトリメチロールプロパンアダクト体、IPDIイソシアヌレート体などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
前記エポキシ樹脂としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂、フェノールノボラック型エポキシ樹脂などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
前記有機珪素樹脂(シリコーン樹脂)としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ビニルシリコーン、ポリエーテル変性シリコーン、ポリグリセリン変性シリコーン、アミノ変性シリコーン、エポキシ変性シリコーン、メルカプト変性シリコーン、メタクリル変性シリコーン、カルボン酸変性シリコーン、脂肪酸エステル変性シリコーン、アルコール変性シリコーン、アルキル変性シリコーン、フロロアルキル変性シリコーンなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
前記電荷輸送性化合物としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、トリアリールアミン、ヒドラゾン、ピラゾリン、カルバゾール等の正孔輸送性構造を有する公知の正孔輸送物質;電子吸引性芳香族環(縮合多環キノン、ジフェノキノン、シアノ基、ニトロ基等)などの電子輸送構造を有する公知の電子輸送物質などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
また、前記電荷輸送性を有さない樹脂として、前記架橋樹脂を用いる場合には、前記架橋樹脂に対して反応性を有する官能基、例えば、水酸基、アクリロイルオキシ基、メタクリロイルオキシ基等を有する電荷輸送性化合物を用いてもよい。
前記添加剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、分散剤、界面活性剤、可塑剤、レベリング剤、酸化防止剤などが挙げられる。
前記表面修飾無機微粒子を表面層中に良好に分散させる場合、分散剤を用いてもよい。前記分散剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記分散剤の含有量としては、特に制限はなく、無機微粒子の粒径等に応じて適宜選択することができるが、無機微粒子全量に対して、0.5質量%〜30質量%が好ましく、1質量%〜15質量%がより好ましい。前記含有量が、0.5質量%未満であると、前記無機微粒子の分散効果が得られないことがあり、30質量%を超えると、残留電位の著しい上昇を引き起こす等の不具合を生じることがある。
前記表面修飾無機微粒子を前記表面層中に良好に分散させる場合、界面活性剤を用いてもよい。前記界面活性剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記界面活性剤の含有量としては、特に制限はなく、無機微粒子の粒径等に応じて適宜選択することができるが、前記無機微粒子全量に対して、0.5質量%〜30質量%が好ましく、1質量%〜15質量%がより好ましい。前記含有量が、0.5質量%未満であると、前記無機微粒子の分散効果が得られないことがあり、30質量%を超えると、残留電位の著しい上昇を引き起こす等の不具合を生じることがある。
前記可塑剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ジブチルフタレート、ジオクチルフタレートなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。前記可塑剤の含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、前記電荷輸送性を有さない樹脂100質量部に対して、0質量部〜30質量部が好ましい。
前記レベリング剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ジメチルシリコーンオイル、メチルフェニルシリコーンオイル等のシリコーンオイル類;側鎖にパーフルオロアルキル基を有するポリマー又はオリゴマーなどが挙げられる。前記レベリング剤の含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、前記電荷輸送性を有さない樹脂100質量部に対して、0質量部〜1質量部が好ましい。
前記酸化防止剤としては、特に制限はなく、例えば、フェノール系化合物、パラフェニレンジアミン類、ハイドロキノン類、有機硫黄化合物類、有機燐化合物類、ヒンダードアミン類などが挙げられる。前記酸化防止剤の含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、前記電荷輸送性を有さない樹脂100質量部に対して、0質量部〜5質量部が好ましい。
前記表面層の形成方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、前記電荷輸送性を有さない樹脂、前記表面修飾無機微粒子、及び前記添加剤を含む塗工液を、電子写真感光体における感光層の表面に塗工した後、UV照射や加熱乾燥を行い、硬化することにより形成する方法などが挙げられる。
前記加熱する方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、空気、窒素等の気体、蒸気、各種熱媒体、赤外線、電磁波等の熱エネルギーを塗工面側又は前記導電性支持体側から加熱する方法などが挙げられる。
前記加熱する際の温度としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、100℃〜170℃が好ましい。前記温度が、100℃未満であると、前記表面層中に残留する溶媒が多くなりやすく、電子写真感光体特性に影響を与えることがある。一方、前記温度が170℃を超えると、前記表面層に隣接する感光層中の低分子量成分が、前記表面層に移行しやすくなり、本発明に記載した表面固有抵抗率の制御やその他特性の低下を引き起こす恐れがある。
前記感光層としては、積層型感光層であってもよく、単層型感光層であってもよい。
前記単層型感光層は、電荷発生機能と電荷輸送機能とを同時に有する層である。
前記単層型感光層は、電荷発生物質、電荷輸送物質、及び結着樹脂を含有してなり、更に必要に応じてその他の成分を含有してなる。
前記電荷発生物質としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、後述する積層型感光層で用いられるものと同様の物質などが挙げられる。前記電荷発生物質の含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、前記結着樹脂100質量部に対し、5質量部〜40質量部が好ましい。
前記電荷輸送物質としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、後述する積層型感光層で用いられるものと同様の物質などが挙げられる。前記電荷輸送物質の含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、前記結着樹脂100質量部に対して、190質量部以下が好ましく、50質量部〜150質量部がより好ましい。
前記結着樹脂としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、後述する積層型感光層で用いられるものと同様の結着樹脂などが挙げられる。
前記その他の成分としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、後述する積層型感光層で用いられるものと同様の低分子電荷輸送物質、同様の溶媒、同様のレベリング剤、上述の酸化防止剤などが挙げられる。
前記単層型感光層の形成方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、電荷発生物質、電荷輸送物質、結着樹脂、その他の成分等を分散機を用いて適当な溶媒(例えば、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジクロロエタン、シクロヘキサン等)に溶解乃至分散して得られた塗工液を、塗布乃至乾燥することにより形成する方法などが挙げられる。
前記積層型感光層は、電荷発生機能及び電荷輸送機能をそれぞれ独立した層が担うため、少なくとも電荷発生層と、電荷輸送層とをこの順に有する。なお、前記電荷発生層、及び前記電荷輸送層は、従来公知のものを使用することができる。
前記電荷発生層は、電荷発生物質を含み、結着樹脂を含むことが好ましく、更に必要に応じて上述の酸化防止剤等のその他の成分を含む。
前記電荷発生物質としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、無機系材料、有機系材料などが挙げられる。
前記無機系材料としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、結晶セレン、アモルファス−セレン、セレン−テルル、セレン−テルル−ハロゲン、セレン−ヒ素化合物、アモルファス−シリコン(例えば、ダングリングボンドを水素原子、ハロゲン原子等でターミネートしたもの;ホウ素原子、リン原子等をドープしたものなどが好適)などが挙げられる。
前記有機系材料としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、金属フタロシアニン、無金属フタロシアニン等のフタロシアニン系顔料;アズレニウム塩顔料、スクエアリック酸メチン顔料、カルバゾール骨格を有するアゾ顔料、トリフェニルアミン骨格を有するアゾ顔料、ジフェニルアミン骨格を有するアゾ顔料、ジベンゾチオフェン骨格を有するアゾ顔料、フルオレノン骨格を有するアゾ顔料、オキサジアゾール骨格を有するアゾ顔料、ビススチルベン骨格を有するアゾ顔料、ジスチリルオキサジアゾール骨格を有するアゾ顔料、ジスチリルカルバゾール骨格を有するアゾ顔料、ペリレン系顔料、アントラキノン系又は多環キノン系顔料、キノンイミン系顔料、ジフェニルメタン及びトリフェニルメタン系顔料、ベンゾキノン及びナフトキノン系顔料、シアニン及びアゾメチン系顔料、インジゴイド系顔料、ビスベンズイミダゾール系顔料などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記結着樹脂としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ポリアミド樹脂、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂、ポリケトン樹脂、ポリカーボネート樹脂、シリコーン樹脂、アクリル樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリビニルホルマール樹脂、ポリビニルケトン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリ−N−ビニルカルバゾール樹脂、ポリアクリルアミド樹脂などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記その他の成分としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、低分子電荷輸送物質、溶媒、レベリング剤などが挙げられ、上述の酸化防止剤を含んでもよい。
前記その他の成分の含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、添加する層の総質量に対して0.01質量%〜10質量%が好ましい。
前記低分子電荷輸送物質としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、電子輸送物質、正孔輸送物質などが挙げられる。
前記溶媒としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジオキソラン、トルエン、ジクロロメタン、モノクロロベンゼン、ジクロロエタン、シクロヘキサノン、シクロペンタノン、アニソール、キシレン、メチルエチルケトン、アセトン、酢酸エチル、酢酸ブチルなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記レベリング剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ジメチルシリコーンオイル、メチルフェニルシリコーンオイル等のシリコーンオイルなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記電荷発生層の形成方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、前記電荷発生物質及び前記結着樹脂を前記溶媒等の前記その他の成分に溶解乃至分散して得られた塗工液を、前記導電性支持体上に塗布して乾燥することにより形成する方法などが挙げられる。なお、前記塗工液は、キャスティング法などにより塗布することができる。
前記電荷輸送層は、帯電電荷を保持させ、かつ、露光により電荷発生層で発生分離した電荷を移動させて保持していた帯電電荷と結合させることを目的とする層である。帯電電荷を保持させる目的を達成するためには、電気抵抗が高いことが要求される。また、保持していた帯電電荷で高い表面電位を得る目的を達成するためには、誘電率が小さく、かつ、電荷移動性がよいことが要求される。
前記電荷輸送物質としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、電子輸送物質、正孔輸送物質、高分子電荷輸送物質などが挙げられる。
前記電子輸送物質(電子受容性物質)としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、クロルアニル、ブロムアニル、テトラシアノエチレン、テトラシアノキノジメタン、2,4,7−トリニトロ−9−フルオレノン、2,4,5,7−テトラニトロ−9−フルオレノン、2,4,5,7−テトラニトロキサントン、2,4,8−トリニトロチオキサントン、2,6,8−トリニトロ−4H−インデノ〔1,2−b〕チオフェン−4オン、1,3,7−トリニトロジベンゾチオフェン−5,5−ジオキサイドなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
前記正孔輸送物質(電子供与性物質)としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、オキサゾール誘導体、オキサジアゾール誘導体、イミダゾール誘導体、トリフェニルアミン誘導体、9−(p−ジエチルアミノスチリルアントラセン)、1,1−ビス−(4−ジベンジルアミノフェニル)プロパン、スチリルアントラセン、スチリルピラゾリン、フェニルヒドラゾン類、α−フェニルスチルベン誘導体、チアゾール誘導体、トリアゾール誘導体、フェナジン誘導体、アクリジン誘導体、ベンゾフラン誘導体、ベンズイミダゾール誘導体、チオフェン誘導体などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
前記高分子電荷輸送物質は、後述する結着樹脂の機能と電荷輸送物質の機能を併せ持つ材料である。
前記結着樹脂としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ポリカーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、メタクリル樹脂、アクリル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、ポリスチレン樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、アルキッド樹脂、シリコーン樹脂、ポリビニルカルバゾール樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリビニルホルマール樹脂、ポリアクリレート樹脂、ポリアクリルアミド樹脂、フェノキシ樹脂などが用いられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
なお、前記電荷輸送層は、架橋性のバインダー樹脂と架橋性の電荷輸送物質との共重合体を含むこともできる。
前記その他の成分としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、溶媒、可塑剤、レベリング剤などが挙げられ、上述した酸化防止剤を含んでもよい。
前記その他の成分の含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、添加する層の総質量に対して0.01質量%〜10質量%が好ましい。
前記溶媒としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、前記電荷発生層と同様なものが使用できるが、前記電荷輸送物質及び前記結着樹脂を良好に溶解する溶媒が好ましい。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上混合して使用してもよい。
前記可塑剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ジブチルフタレート、ジオクチルフタレート等の一般樹脂の可塑剤などが挙げられる。
前記レベリング剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ジメチルシリコーンオイル、メチルフェニルシリコーンオイル等のシリコーンオイル類;側鎖にパーフルオロアルキル基を有するポリマー乃至オリゴマーなどが挙げられる。
前記電荷輸送層の形成方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、前記電荷輸送物質及び前記結着樹脂を前記溶媒等の前記その他の成分に溶解乃至分散して得られた塗工液を、前記電荷発生層上に塗布して加熱乃至乾燥することにより形成する方法などが挙げられる。
前記加熱する方法としては、例えば、空気、窒素等の気体、蒸気、各種熱媒体、赤外線、電磁波等の熱エネルギーを塗工面側又は支持体側から加熱する方法などが挙げられる。
前記加熱する際の温度としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、100℃〜170℃が好ましい。前記温度が100℃未満であると、膜中の有機溶媒を十分取り除くことができず、電子写真特性の低下や摩耗耐久性低下が生じることがある。一方、前記温度が170℃を超えると、表面にゆず肌状の欠陥や亀裂の発生、隣接層との界面で剥離の発生などが生じるだけでなく、感光層中の揮発性成分が外部に霧散した場合、所望の電気特性が得られなくなることがある。
前記その他の層としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、下引き層、中間層などが挙げられる。
前記下引き層は、前記導電性支持体と前記感光層との間に設けることができる。
前記下引き層は、樹脂を含み、更に必要に応じて上述の酸化防止剤、微粉末顔料、カップリング剤等のその他の成分を含む。
これらの中でも、前記樹脂の上に感光層を溶媒で塗布する点で、一般の有機溶媒に対して耐溶媒性の高い樹脂が好ましい。
前記中間層は、前記電荷輸送層と前記表面層との間に、前記表面層への電荷輸送層成分の混入を抑える又は両層間の接着性を改善することを目的として設けることができる。
前記導電性支持体としては、体積抵抗値が1×1010Ω・cm以下の導電性を示すものであれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。なお、特開昭52−36016号公報に開示されたエンドレスベルト(エンドレスニッケルベルト、エンドレスステンレスベルト等)を用いてもよい。
前記導電性層の形成方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、導電性粉体及び結着樹脂を、必要に応じて溶媒に分散乃至溶解して得られた塗工液を前記導電性支持体上に塗布することにより形成する方法、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリスチレン、ポリ塩化ビニリデン、ポリエチレン、塩化ゴム、テフロン(登録商標)等の素材に前記導電性粉体を含有させた熱収縮チューブを用いて形成する方法などが挙げられる。
以下では、本発明の電子写真感光体の実施形態について説明する。
第1の実施形態に係る電子写真感光体の層構成について、図2を用いて説明する。
図2は、単層型感光層を有する構成であり、導電性支持体21上に、単層型感光層26及び表面層25を順次積層した電子写真感光体の層構成を示した図である。
第2の実施形態に係る電子写真感光体の層構成について、図3を用いて説明する。
図3は、積層型感光層を有する構成であり、導電性支持体21上に、電荷発生層23、電荷輸送層24、及び表面層25を順次積層した電子写真感光体の層構成を示した図である。なお、電荷発生層23及び電荷輸送層24が感光層に該当する。
第3の実施形態に係る電子写真感光体の層構成について、図4を用いて説明する。
図4は、図3の構成を有する電子写真感光体に、更に中間層を設けた構成を有する。
図4は、導電性支持体21上に、下引き層22、電荷発生層23、電荷輸送層24、及び表面層25を順次積層した電子写真感光体の層構成を示した図である。なお、電荷発生層23及び電荷輸送層24が感光層に該当する。
第4の実施形態に係る電子写真感光体の層構成について、図5を用いて説明する。
図5は、積層型感光層を有する構成であり、導電性支持体21上に、電荷輸送層24、電荷発生層23、及び表面層25を順次積層した電子写真感光体の層構成を示した図である。なお、電荷発生層23及び電荷輸送層24が感光層に該当する。
前記画像形成装置は、電子写真感光体、前記電子写真感光体の表面を帯電させる帯電手段、帯電された前記電子写真感光体表面を露光して静電潜像を形成する露光手段、前記静電潜像をトナーを用いて現像して可視像を形成する現像手段、及び前記可視像を記録媒体に転写する転写手段を少なくとも有してなり、更に必要に応じて、その他の手段を有してなる。前記画像形成装置において使用する電子写真感光体が、上述の本発明の電子写真感光体である。なお、帯電手段と、露光手段とを合わせて静電潜像形成手段と称することもある。
前記帯電手段としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、導電性又は半導電性のロール、ブラシ、フィルム、ゴムブレード等を備えたそれ自体公知の接触帯電器、コロトロン、スコロトロン等のコロナ放電を利用した非接触帯電器(電子写真感光体表面と帯電器との間に100μm以下の空隙を有する近接方式の非接触帯電器を含む)などが挙げられる。
前記露光手段としては、前記帯電手段により帯電された前記電子写真感光体の表面に、形成すべき像様に露光を行うことができれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、例えば、複写光学系、ロッドレンズアレイ系、レーザー光学系、液晶シャッタ光学系、LED光学系などの各種露光器が挙げられ、前記露光器における光源としては、発光ダイオード(LED)、半導体レーザー(LD)、エレクトロルミネッセンス(EL)などの高輝度が確保できる光源などが挙げられる。なお、本発明においては、前記電子写真感光体の裏面側から像様に露光を行う光背面方式を採用してもよい。
前記現像手段としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、前記トナー乃至現像剤を用いて現像することができる限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、前記現像剤を収容し、前記静電潜像に該現像剤を接触又は非接触的に付与可能な現像器を少なくとも有するものが好ましい。前記現像器としては、乾式現像方式のものであってもよいし、湿式現像方式のものであってもよく、また、単色用現像器であってもよいし、多色用現像器であってもよい。例えば、前記現像剤を摩擦攪拌させて帯電させる攪拌器と、回転可能なマグネットローラとを有するものなどが好ましい。前記現像器内では、例えば、前記トナーと前記キャリアとが混合攪拌され、その際の摩擦により該トナーが帯電し、回転するマグネットローラの表面に穂立ち状態で保持され、磁気ブラシが形成される。該マグネットローラは、前記電子写真感光体近傍に配置されているため、該マグネットローラの表面に形成された前記磁気ブラシを構成する前記トナーの一部は、電気的な吸引力によって該電子写真感光体の表面に移動する。その結果、前記静電潜像が該トナーにより現像されて該電子写真感光体の表面に該トナーによる可視像が形成される。
前記転写手段は、前記可視像を記録媒体に転写する手段であるが、前記電子写真感光体表面から記録媒体に可視像を直接転写する方法と、中間転写体を用い、該中間転写体上に可視像を一次転写した後、該可視像を前記記録媒体上に二次転写する方法がある。いずれの態様も良好に使用することができるが、高画質化に際して転写による悪影響が大きいような場合には、転写回数が少ない前者(直接転写)の方法が好ましい。前記転写は、例えば、前記可視像を、転写帯電器を用いて前記電子写真感光体を帯電することにより行うことができ、前記転写手段により行うことができる。
前記その他の手段としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、定着手段、除電手段、クリーニング手段、リサイクル手段、制御手段などが挙げられる。
前記定着手段としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、公知の加熱加圧手段が好ましく、前記加熱加圧手段としては、加熱ローラと加圧ローラとの組み合わせ、加熱ローラと加圧ローラと無端ベルトとの組み合わせなどが挙げられ、前記加熱加圧手段における加熱としては、通常80℃〜200℃が好ましい。前記定着としては、例えば、各色のトナーに対し前記記録媒体に転写する毎に行ってもよいし、各色のトナーに対しこれを積層した状態で一度に同時に行ってもよい。
前記除電手段としては、特に制限はなく、前記電子写真感光体に対し除電バイアスを印加することができればよく、公知の除電器の中から適宜選択することができ、例えば、除電ランプなどが好適に挙げられる。
前記クリーニング手段としては、特に制限はなく、前記電子写真感光体上に残留する前記電子写真トナーを除去することができればよく、公知のクリーナの中から適宜選択することができ、例えば、磁気ブラシクリーナ、静電ブラシクリーナ、磁気ローラクリーナ、ブレードクリーナ、ブラシクリーナ、ウエブクリーナなどが好適に挙げられる。
前記リサイクル手段としては、特に制限はなく、公知の搬送手段などが挙げられる。
前記制御手段としては、前記各手段の動きを制御できれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、シークエンサー、コンピュータ等の機器などが挙げられる。
以下では、本発明の画像形成装置の実施形態について説明する。
図6は、本発明の画像形成装置を説明するための概略図であり、電子写真感光体1の周りに、帯電手段3、露光手段5、現像手段6、転写手段10などが配置される。
本発明のプロセスカートリッジは、電子写真感光体と、前記電子写真感光体の表面を帯電させる帯電手段、帯電された前記電子写真感光体表面を露光して静電潜像を形成する露光手段、前記静電潜像をトナーを用いて現像して可視像を形成する現像手段、及び前記可視像を記録媒体に転写する転写手段の少なくともいずれかの手段を有してなり、更に必要に応じてその他の手段を有してなる。本発明のプロセスカートリッジにおいて使用する電子写真感光体は、上述した本発明の電子写真感光体である。
直径40mmのアルミニウムシリンダー上に、下記組成の下引き層用塗工液、電荷発生層用塗工液、及び電荷輸送層用塗工液を順次、塗布し、乾燥することにより、厚み3.5μmの下引き層、厚み0.2μmの電荷発生層、及び厚み20μmの電荷輸送層を形成した。
・アルキッド樹脂(ベッコゾール1307−60−EL、DIC株式会社製)・・・12部
・メラミン樹脂(スーパーベッカミン G−821−60、DIC株式会社製)・・・ 8部
・酸化チタン(CR−EL、石原産業株式会社製)・・・80部
・メチルエチルケトン・・・250部
・下記構造式(1)のビスアゾ顔料・・・2.5部
<構造式(1)>
・シクロヘキサノン・・・200部
・メチルエチルケトン・・・80部
・ビスフェノールZポリカーボネート(パンライトTS−2050、帝人化成社製)・・・10部
・下記構造式(2)の電荷輸送性化合物・・・7部
<構造式(2)>
・1%シリコーンオイルのテトラヒドロフラン溶液(KF50−100CS、信越化学工業社製)・・・1部
・電荷輸送性構造を有しない樹脂(トリメチロールプロパントリアクリレート、TMPTA、東京化成社製)・・・100部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン、イルガキュアI−184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)・・・5部
・Alドープ酸化亜鉛微粒子(Pazet CK、平均粒径35nm、ハクスイテック社製、103Ω・cm)・・・35.7部
・前記一般式(2)で示される化合物(例示化合物 No.17)・・・7.1部
・界面活性剤(BYK−P105、ビックケミー社製)・・・1.8部
・テトラヒドロフラン・・・952部
・シクロヘキサノン・・・238部
実施例1の表面層用塗工液に含まれる酸化亜鉛の含有比を下記配合比に変更した以外は、実施例1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液〕
・電荷輸送性構造を有しない樹脂(トリメチロールプロパントリアクリレート、TMPTA、東京化成社製)・・・100部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン、イルガキュアI−184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)・・・5部
・Alドープ酸化亜鉛微粒子(Pazet CK、平均粒径35nm、ハクスイテック社製、103Ω・cm)・・・111.1部
・前記一般式(1)で示される化合物(例示化合物 No.17)・・・11.1部
・界面活性剤(BYK−P105、ビックケミー社製)・・・5.6部
・テトラヒドロフラン・・・1778部
・シクロヘキサノン・・・444部
実施例1の表面層用塗工液に含まれる酸化亜鉛の含有比を下記配合比に変更した以外は実施例1と同様にして電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液〕
・電荷輸送性構造を有しない樹脂(トリメチロールプロパントリアクリレート、TMPTA、東京化成社製)・・・100部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン、イルガキュアI−184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)・・・5部
・Alドープ酸化亜鉛微粒子(Pazet CK、平均粒径35nm、ハクスイテック社製、103Ω・cm)・・・171.4部
・前記一般式(1)で示される化合物(例示化合物 No.17)・・・14.3部
・界面活性剤(BYK−P105、ビックケミー社製)・・・8.6部
・テトラヒドロフラン・・・2438部
・シクロヘキサノン・・・610部
実施例2の表面層用塗工液に含まれる酸化亜鉛を下記のものに変更した以外は、実施例2と同様にして、電子写真感光体を作製した。
・Alドープ酸化亜鉛微粒子(23−K、平均粒径152nm、ハクスイテック社製、103Ω・cm)
実施例1の表面層用塗工液に用いる酸化亜鉛を下記のものに変更した以外は、実施例1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
・Gaドープ酸化亜鉛微粒子(Pazet GK−40、平均粒径32nm)、ハクスイテック社製、103Ω・cm)
実施例5の表面層用塗工液を下記のものに変更した以外は、実施例5と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液〕
・電荷輸送性構造を有しない樹脂(トリメチロールプロパントリアクリレート、TMPTA、東京化成社製)・・・100部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン、イルガキュアI−184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)・・・5部
・Gaドープ酸化亜鉛微粒子(Pazet GK−40、平均粒径32nm、ハクスイテック社製、103Ω・cm)・・・58.3部
・前記一般式(1)で示される化合物(例示化合物 No.17)・・・8.3部
・界面活性剤(BYK−P105、ビックケミー社製)・・・2.9部
・テトラヒドロフラン・・・1200部
・シクロヘキサノン・・・300部
実施例2の表面層用塗工液に用いる酸化亜鉛を下記のものに変更した以外は、実施例2と同様にして、電子写真感光体を作製した。
・Gaドープ酸化亜鉛微粒子(Pazet GK−40、平均粒径32nm、ハクスイテック社製、103Ω・cm)
実施例3の表面層用塗工液に用いる酸化亜鉛を下記のものに変更した以外は、実施例3と同様にして、電子写真感光体を作製した。
・Gaドープ酸化亜鉛微粒子(Pazet GK−40、平均粒径32nm、ハクスイテック社製、103Ω・cm)
実施例5で用いた酸化亜鉛を下記の手順で表面処理した酸化亜鉛を用い、下記表面層用塗工液を用いた以外は、実施例5と同様にして、電子写真感光体を作製した。
なお、表面層用塗工液は、下記のように調製した。まず、ジルコニア製ビーズ(平均粒子径:0.1mm)を110g投入した50mL容器に、後述する表面処理方法で表面処理したGaドープ酸化亜鉛、及びシクロヘキサノンを入れ、1,500rpmの振動条件で2時間の振動分散を行い、N−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子を分散させた分散液を調製した。次に、前記分散液を、シルコニア製ビーズ(平均粒子径:5mm)を60g投入した50mL容器に移し替え、200rpmの回転速度で24時間の分散を行い、ミルベースを調製した。そして、トリメチロールプロパントリアクリレートを溶解したテトラヒドロフラン溶液に、前記ミルベースを添加して、下記組成の表面層用塗工液を調製した。
〔表面処理方法〕
メタノール100g中にN−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシラン(KBM−573、信越シリコーン社製)を2.5g加え、Gaドープ酸化亜鉛微粒子(Pazet GK−40、平均粒径32nm、ハクスイテック社製)25gを加え、95℃で2時間環流し、その後減圧下で溶剤を除去し、溶剤がなくなった時点で150℃に昇温し、2時間保持することでN−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子を得た。
・電荷輸送性構造を有しない樹脂(トリメチロールプロパントリアクリレート、TMPTA、東京化成社製)・・・100部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン、イルガキュアI−184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)・・・5部
・N−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子(103Ω・cm)・・・35.7部
・前記一般式(1)で示される化合物(例示化合物 No.17)・・・7.1部
・テトラヒドロフラン・・・952部
・シクロヘキサノン・・・238部
実施例5で用いた表面層用塗工液を下記のものに変更した以外は、実施例5と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液〕
・電荷輸送性構造を有しない樹脂(トリメチロールプロパントリアクリレート、TMPTA、東京化成社製)・・・100部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン、イルガキュアI−184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)・・・5部
・N−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子(103Ω・cm)・・・58.3部
・前記一般式(1)で示される化合物(例示化合物 No.17)・・・8.3部
・テトラヒドロフラン・・・1200部
・シクロヘキサノン・・・300部
実施例5で用いた表面層用塗工液を下記のものに変更した以外は、実施例5と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液〕
・電荷輸送性構造を有しない樹脂(トリメチロールプロパントリアクリレート、TMPTA、東京化成社製)・・・100部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン、イルガキュアI−184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)・・・5部
・N−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子(103Ω・cm)・・・111.1部
・前記一般式(1)で示される化合物(例示化合物 No.17)・・・11.1部
・テトラヒドロフラン・・・1,778部
・シクロヘキサノン・・・444部
実施例5で用いた表面層用塗工液を下記のものに変更した以外は、実施例5と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液〕
・電荷輸送性構造を有しない樹脂(トリメチロールプロパントリアクリレート、TMPTA、東京化成社製)・・・100部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン、イルガキュアI−184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)・・・5部
・N−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子(103Ω・cm)・・・171.4部
・前記一般式(1)で示される化合物(例示化合物 No.17)・・・14.3部
・テトラヒドロフラン・・・2,438部
・シクロヘキサノン・・・610部
実施例5で用いた表面層用塗工液を下記のものに変更した以外は、実施例5と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液〕
・電荷輸送性構造を有しない樹脂(トリメチロールプロパントリアクリレート、TMPTA、東京化成社製)・・・100部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン、イルガキュアI−184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)・・・5部
・N−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子(103Ω・cm)・・・38.5部
・前記一般式(1)で示される化合物(例示化合物 No.17)・・・15.4部
・テトラヒドロフラン・・・1,026部
・シクロヘキサノン・・・256部
実施例5で用いた表面層用塗工液を下記のものに変更した以外は、実施例5と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液〕
・電荷輸送性構造を有しない樹脂(トリメチロールプロパントリアクリレート、TMPTA、東京化成社製)・・・100部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン、イルガキュアI−184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)・・・5部
・N−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子(103Ω・cm)・・・63.6部
・前記一般式(1)で示される化合物(例示化合物 No.17)・・・18.2部
・テトラヒドロフラン・・・1,309部
・シクロヘキサノン・・・327部
実施例5で用いた表面層用塗工液を下記のものに変更した以外は、実施例5と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液〕
・電荷輸送性構造を有しない樹脂(トリメチロールプロパントリアクリレート、TMPTA、東京化成社製)・・・100部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン、イルガキュアI−184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)・・・5部
・N−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子(103Ω・cm)・・・125.0部
・前記一般式(1)で示される化合物(例示化合物 No.17)・・・25.0部
・テトラヒドロフラン・・・2,000部
・シクロヘキサノン・・・500部
実施例5で用いた表面層用塗工液を下記のものに変更した以外は、実施例5と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液〕
・電荷輸送性構造を有しない樹脂(トリメチロールプロパントリアクリレート、TMPTA、東京化成社製)・・・100部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン、イルガキュアI−184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)・・・5部
・N−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子(103Ω・cm)・・・200.0部
・前記一般式(1)で示される化合物(例示化合物 No.17)・・・33.3部
・テトラヒドロフラン・・・2,844部
・シクロヘキサノン・・・711部
実施例9の表面層用塗工液に用いる一般式(1)で示される化合物を下記のものに変更した以外は、実施例9と同様にして、電子写真感光体を作製した。
・前記一般式(1)で示される化合物(例示化合物 No.2)
実施例11の表面層用塗工液に用いる一般式(1)で示される化合物を下記のものに変更した以外は、実施例11と同様にして、電子写真感光体を作製した。
・前記一般式(1)で示される化合物(例示化合物 No.2)
実施例12の表面層用塗工液に用いる一般式(1)で示される化合物を下記のものに変更した以外は、実施例12と同様にして、電子写真感光体を作製した。
・前記一般式(1)で示される化合物(例示化合物 No.2)
実施例9の表面層用塗工液に用いる一般式(1)で示される化合物を下記のものに変更した以外は、実施例9と同様にして、電子写真感光体を作製した。
・前記一般式(1)で示される化合物(例示化合物 No.4)
実施例11の表面層用塗工液に用いる一般式(1)で示される化合物を下記のものに変更した以外は、実施例11と同様にして、電子写真感光体を作製した。
・前記一般式(1)で示される化合物(例示化合物 No.4)
実施例12の表面層用塗工液に用いる一般式(1)で示される化合物を下記のものに変更した以外は、実施例12と同様にして、電子写真感光体を作製した。
・前記一般式(1)で示される化合物(例示化合物 No.4)
実施例11で用いた表面層用塗工液を下記のものに変更した以外は、実施例11と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液〕
・電荷輸送性構造を有しない樹脂(トリメチロールプロパントリアクリレート、TMPTA、東京化成社製)・・・100部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン、イルガキュアI−184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)・・・5部
・N−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子(103Ω・cm)・・・142.9部
・前記一般式(1)で示される化合物(例示化合物 No.17)・・・14.3部
・前記構造式(2)で示される化合物・・・28.6部
・テトラヒドロフラン・・・2,286部
・シクロヘキサノン・・・571部
実施例11で用いた表面層用塗工液を下記のものに変更した以外は、実施例11と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液〕
・電荷輸送性構造を有しない樹脂(トリメチロールプロパントリアクリレート、TMPTA、東京化成社製)・・・100部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン、イルガキュアI−184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)・・・5部
・N−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子(103Ω・cm)・・・200.0部
・前記一般式(1)で示される化合物(例示化合物 No.17)・・・20.0部
・前記構造式(2)で示される化合物・・・80.0部
・テトラヒドロフラン・・・3,200部
・シクロヘキサノン・・・800部
実施例11で用いた表面層用塗工液を下記のものに変更した以外は、実施例11と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液〕
・電荷輸送性構造を有しない樹脂(トリメチロールプロパントリアクリレート、TMPTA、東京化成社製)・・・100部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン、イルガキュアI−184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)・・・5部
・N−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子(103Ω・cm)・・・333.3部
・前記一般式(1)で示される化合物(例示化合物 No.17)・・・33.3部
・前記構造式(2)で示される化合物・・・200部
・テトラヒドロフラン・・・5,333部
・シクロヘキサノン・・・1,333部
実施例7で用いた表面層用塗工液を下記のものに変更した以外は、実施例7と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液〕
・電荷輸送性構造を有しない樹脂(トリメチロールプロパントリアクリレート、TMPTA、東京化成社製)・・・100部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン、イルガキュアI−184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)・・・5部
・N−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子(103Ω・cm)・・・142.9部
・前記一般式(1)で示される化合物(例示化合物 No.17)・・・14.3部
・下記構造式(3)で示される化合物・・・28.6部
<構造式(3)>
・テトラヒドロフラン・・・2,286部
・シクロヘキサノン・・・571部
実施例7で用いた表面層用塗工液を下記のものに変更した以外は、実施例7と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液〕
・電荷輸送性構造を有しない樹脂(トリメチロールプロパントリアクリレート、TMPTA、東京化成社製)・・・100部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン、イルガキュアI−184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)・・・5部
・N−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子(103Ω・cm)・・・200.0部
・前記一般式(1)で示される化合物(例示化合物 No.17)・・・20.0部
・前記構造式(3)で示される化合物・・・80.0部
・界面活性剤(BYK−P105、ビックケミー社製)・・・10部
・テトラヒドロフラン・・・3,200部
・シクロヘキサノン・・・800部
実施例7で用いた表面層用塗工液を下記のものに変更した以外は、実施例7と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液〕
・電荷輸送性構造を有しない樹脂(トリメチロールプロパントリアクリレート、TMPTA、東京化成社製)・・・100部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン、イルガキュアI−184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)・・・5部
・N−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子(103Ω・cm)・・・333.3部
・前記一般式(1)で示される化合物(例示化合物 No.17)・・・33.3部
・前記構造式(3)で示される化合物・・・200部
・界面活性剤(BYK−P105、ビックケミー社製)・・・16.7部
・テトラヒドロフラン・・・5,333部
・シクロヘキサノン・・・1,333部
実施例7で用いた表面層用塗工液を下記のものに変更した以外は、実施例7と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液〕
・電荷輸送性構造を有しない樹脂(トリメチロールプロパントリアクリレート、TMPTA、東京化成社製)・・・100部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン、イルガキュアI−184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)・・・5部
・N−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子(103Ω・cm)・・・142.9部
・前記一般式(1)で示される化合物(例示化合物 No.17)・・・14.3部
・前記構造式(3)で示される化合物・・・28.6部
・テトラヒドロフラン・・・2,286部
・シクロヘキサノン・・・571部
実施例7で用いた表面層用塗工液を下記のものに変更した以外は、実施例7と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液〕
・電荷輸送性構造を有しない樹脂(トリメチロールプロパントリアクリレート、TMPTA、東京化成社製)・・・100部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン、イルガキュアI−184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)・・・5部
・N−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子(103Ω・cm)・・・200.0部
・前記一般式(1)で示される化合物(例示化合物 No.17)・・・20.0部
・前記構造式(3)で示される化合物・・・80.0部
・テトラヒドロフラン・・・3,200部
・シクロヘキサノン・・・800部
実施例7で用いた表面層用塗工液を下記のものに変更した以外は、実施例7と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液〕
・電荷輸送性構造を有しない樹脂(トリメチロールプロパントリアクリレート、TMPTA、東京化成社製)・・・100部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン、イルガキュアI−184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)・・・5部
・N−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子(103Ω・cm)・・・333.3部
・前記一般式(1)で示される化合物(例示化合物 No.17)・・・33.3部
・前記構造式(3)で示される化合物・・・200部
・テトラヒドロフラン・・・5,333部
・シクロヘキサノン・・・1,333部
下記組成の表面層塗工液を実施例1の手順で作製した導電性支持体、下引き層、電荷発生層、及び電荷輸送層からなる積層体上にスプレー塗工法にて、厚み4.5μmの表面層を成膜し、130℃で30分間の乾燥を行うことによって電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液〕
・ビスフェノールZポリカーボネート(パンライトTS−2050、帝人化成社製)・・・100部
・N−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子(103Ω・cm)・・・35.7部
・前記一般式(1)で示される化合物(例示化合物 No.17)・・・7.1部
・テトラヒドロフラン・・・952部
・シクロヘキサノン・・・238部
実施例32で用いた表面層用塗工液を下記のものに変更した以外は、実施例32と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液〕
・ビスフェノールZポリカーボネート(パンライトTS−2050、帝人化成社製)・・・100部
・N−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子(103Ω・cm)・・・111.1部
・前記一般式(1)で示される化合物(例示化合物 No.17)・・・11.1部
・テトラヒドロフラン・・・1,779部
・シクロヘキサノン・・・444部
実施例32で用いた表面層用塗工液を下記のものに変更した以外は、実施例32と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液〕
・ビスフェノールZポリカーボネート(パンライトTS−2050、帝人化成社製)・・・100部
・N−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子(103Ω・cm)・・・171.4部
・一般式(1)で示される化合物(例示化合物 No.17)・・・14.3部
・テトラヒドロフラン・・・2,438部
・シクロヘキサノン・・・610部
実施例32〜34の表面層用塗工液に用いるビスフェノールZポリカーボネートを下記のものに変更した以外は、実施例32〜34と同様にして、電子写真感光体を作製した。
・下記2つの化合物をOH価/NCO価=1.0となるように調整したもの
(1)下記構造式(3)のポリオール化合物
<構造式(3)>
実施例33の表面層用塗工液に用いるビスフェノールZポリカーボネートを下記のものに変更した以外は、実施例33と同様にして、電子写真感光体を作製した。
・ポリアリレート樹脂(U−100、ユニチカ社製)
実施例33の表面層用塗工液に用いるビスフェノールZポリカーボネートを下記のものに変更した以外は、実施例33と同様にして、電子写真感光体を作製した。
・スチレン樹脂(製品名:セプトン2043、クラレ社製)
実施例33の表面層用塗工液に用いるビスフェノールZポリカーボネートを下記のものに変更した以外は、実施例33と同様にして、電子写真感光体を作製した。
・フェノール樹脂(製品名:PR9480、住友ベークライト社製)
実施例33の表面層用塗工液に用いるビスフェノールZポリカーボネートを下記のものに変更した以外は、実施例33と同様にして、電子写真感光体を作製した。
・下記処方の液を60℃の温度条件で2時間攪拌を行った後、錫有機酸塩(nBu2・Sn(OAc)2)を0.016部添加した後、40℃の温度条件で3時間攪拌を行った化合物。
・メチルトリメトキシシラン・・・10部
・1%酢酸水溶液・・・5部
・n−ブタノール・・・15部
実施例1の表面層用塗工液を下記のものに変更した以外は、実施例1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液〕
・電荷輸送性構造を有しない樹脂(トリメチロールプロパントリアクリレート、TMPTA、東京化成社製)・・・100部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン、イルガキュアI−184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)・・・5部
・テトラヒドロフラン・・・533部
・シクロヘキサノン・・・133部
実施例1の表面層用塗工液を下記のものに変更した以外は、実施例1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液〕
・電荷輸送性構造を有しない樹脂(トリメチロールプロパントリアクリレート、TMPTA、東京化成社製)・・・100部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン、イルガキュアI−184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)・・・5部
・前記構造式(3)で表される化合物・・・5.3部
・テトラヒドロフラン・・・561部
・シクロヘキサノン・・・140部
実施例1の表面層用塗工液を下記のものに変更した以外は、実施例1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液〕
・電荷輸送性構造を有しない樹脂(トリメチロールプロパントリアクリレート、TMPTA、東京化成社製)・・・100部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン、イルガキュアI−184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)・・・5部
・酸化亜鉛微粒子(Nanotek ZnO、平均粒径34nm、シーアイ化成社製、109Ω・cm)・・・5.3部
・界面活性剤(BYK−P105、ビックケミー社製)・・・0.3部
・テトラヒドロフラン・・・590部
・シクロヘキサノン・・・147部
実施例1の表面層用塗工液を下記のものに変更した以外は、実施例1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液〕
・電荷輸送性構造を有しない樹脂(トリメチロールプロパントリアクリレート、TMPTA、東京化成社製)・・・100部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン、イルガキュアI−184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)・・・5部
・酸化亜鉛微粒子(Nanotek ZnO、平均粒径34nm、シーアイ化成社製、109Ω・cm)・・・100部
・界面活性剤(BYK−P105、ビックケミー社製)・・・5部
・テトラヒドロフラン・・・1,600部
・シクロヘキサノン・・・400部
実施例1の表面層用塗工液を下記のものに変更した以外は、実施例1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液〕
・電荷輸送性構造を有しない樹脂(トリメチロールプロパントリアクリレート、TMPTA、東京化成社製)・・・100部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン、イルガキュアI−184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)・・・5部
・酸化亜鉛微粒子(Nanotek ZnO、平均粒径34nm、シーアイ化成社製、109Ω・cm)・・・233.3部
・界面活性剤(BYK−P105、ビックケミー社製)・・・11.7部
・テトラヒドロフラン・・・3,022部
・シクロヘキサノン・・・756部
実施例1の表面層用塗工液を下記のものに変更した以外は、実施例1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液〕
・電荷輸送性構造を有しない樹脂(トリメチロールプロパントリアクリレート、TMPTA、東京化成社製)・・・100部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン、イルガキュアI−184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)・・・5部
・酸化亜鉛微粒子(Nanotek ZnO、平均粒径34nm、シーアイ化成社製、109Ω・cm)・・・5.6部
・前記一般式(1)で示される化合物(例示化合物 No.17)・・・5.6部
・界面活性剤(BYK−P105、ビックケミー社製)・・・0.3部
・テトラヒドロフラン・・・622部
・シクロヘキサノン・・・156部
実施例1の表面層用塗工液を下記のものに変更した以外は、実施例1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液〕
・電荷輸送性構造を有しない樹脂(トリメチロールプロパントリアクリレート、TMPTA、東京化成社製)・・・100部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン、イルガキュアI−184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)・・・5部
・酸化亜鉛微粒子(Nanotek ZnO、平均粒径34nm、シーアイ化成社製、109Ω・cm)・・・111.1部
・前記一般式(1)で示される化合物(例示化合物 No.17)・・・11.1部
・界面活性剤(BYK−P105、ビックケミー社製)・・・5.6部
・テトラヒドロフラン・・・1,778部
・シクロヘキサノン・・・444部
実施例1の表面層用塗工液を下記のものに変更した以外は、実施例1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液〕
・電荷輸送性構造を有しない樹脂(トリメチロールプロパントリアクリレート、TMPTA、東京化成社製)・・・100部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン、イルガキュアI−184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)・・・5部
・酸化亜鉛微粒子(Nanotek ZnO、平均粒径34nm、シーアイ化成社製、109Ω・cm)・・・280部
・前記一般式(1)で示される化合物(例示化合物 No.17)・・・20部
・界面活性剤(BYK−P105、ビックケミー社製)・・・14部
・テトラヒドロフラン・・・3,627部
・シクロヘキサノン・・・907部
実施例6〜8の表面層用塗工液に用いる酸化亜鉛微粒子を下記のものに変更した以外は、実施例6〜8と同様にして、電子写真感光体を作製した。
・N−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾された酸化亜鉛微粒子(109Ω・cm)
〔表面処理方法〕
メタノール100g中にN−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシラン(KBM−573、信越シリコーン社製)を2.5g加え、酸化亜鉛微粒子(Nanotek ZnO、平均粒径34nm、シーアイ化成社製)を25g加え、95℃で2時間環流し、その後減圧下で溶剤を除去し、溶剤がなくなった時点で150℃に昇温し、2時間保持することでN−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾された酸化亜鉛微粒子を得た。
実施例1の表面層用塗工液を下記のものに変更した以外は、実施例1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液〕
・電荷輸送性構造を有しない樹脂(トリメチロールプロパントリアクリレート、TMPTA、東京化成社製)・・・100部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン、イルガキュアI−184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)・・・5部
・N−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾された酸化亜鉛微粒子・・・7.1部
・前記一般式(1)で示される化合物(例示化合物 No.17)・・・7.1部
・前記構造式(3)で示される化合物・・・28.6部
・テトラヒドロフラン・・・622部
・シクロヘキサノン・・・156部
実施例1の表面層用塗工液を下記のものに変更した以外は、実施例1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液〕
・電荷輸送性構造を有しない樹脂(トリメチロールプロパントリアクリレート、TMPTA、東京化成社製)・・・100部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン、イルガキュアI−184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)・・・5部
・N−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾された酸化亜鉛微粒子・・・200部
・前記一般式(1)で示される化合物(例示化合物 No.17)・・・20部
・前記構造式(3)で示される化合物・・・80部
・テトラヒドロフラン・・・3,200部
・シクロヘキサノン・・・800部
比較例4〜9の表面層用塗工液に使用した酸化亜鉛微粒子を下記のものに変更した以外は、比較例4〜9と同様にして、電子写真感光体を作製した。
・酸化チタン微粒子(Nanotek TiO2、平均粒径36nm、シーアイ化成社製、107Ω・cm)
比較例4〜6の表面層用塗工液に使用した酸化亜鉛微粒子を下記のものに変更した以外は、比較例4〜6と同様にして、電子写真感光体を作製した。
・酸化錫微粒子(Nanotek SnO2、平均粒径21nm、シーアイ化成社製、103Ω・cm)
比較例4〜6の表面層用塗工液に使用した酸化亜鉛微粒子を下記のものに変更した以外は、比較例4〜6と同様にして、電子写真感光体を作製した。
・Gaドープ酸化亜鉛微粒子
(Pazet GK−40、平均粒径32nm、ハクスイテック社製、103Ω・cm)
実施例1の表面層用塗工液を下記のものに変更した以外は、実施例1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液〕
・電荷輸送性構造を有しない樹脂(トリメチロールプロパントリアクリレート、TMPTA、東京化成社製)・・・100部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン、イルガキュアI−184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)・・・5部
・Alドープ酸化亜鉛微粒子(Pazet CK、平均粒径35nm、ハクスイテック社製、103Ω・cm)・・・5.6部
・前記一般式(1)で示される化合物(例示化合物 No.17)・・・5.6部
・界面活性剤(BYK−P105、ビックケミー社製)・・・0.3部
・テトラヒドロフラン・・・622部
・シクロヘキサノン・・・156部
実施例1の表面層用塗工液を下記のものに変更した以外は、実施例1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液〕
・電荷輸送性構造を有しない樹脂(トリメチロールプロパントリアクリレート、TMPTA、東京化成社製)・・・100部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン、イルガキュアI−184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)・・・5部
・Alドープ酸化亜鉛微粒子(Pazet CK、平均粒径35nm、ハクスイテック社製、103Ω・cm)・・・280部
・前記一般式(2)で示される化合物(例示化合物 No.17)・・・20部
・界面活性剤(BYK−P105、ビックケミー社製)・・・14部
・テトラヒドロフラン・・・3,627部
・シクロヘキサノン・・・907部
比較例26〜27の表面層用塗工液に使用した酸化亜鉛微粒子を下記のものに変更した以外は、比較例26〜27と同様にして、電子写真感光体を作製した。
・Gaドープ酸化亜鉛微粒子(Pazet GK−40、平均粒径32nm、ハクスイテック社製、103Ω・cm)
比較例26〜27の表面層用塗工液に使用した酸化亜鉛微粒子を下記のものに変更した以外は、比較例26〜27と同様にして、電子写真感光体を作製した。
・N−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子
実施例1の表面層用塗工液を下記のものに変更した以外は、実施例1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液〕
・電荷輸送性構造を有しない樹脂(トリメチロールプロパントリアクリレート、TMPTA、東京化成社製)・・・100部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン、イルガキュアI−184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)・・・5部
・前記一般式(1)で示される化合物(例示化合物 No.17)・・・5.3部
・テトラヒドロフラン・・・561部
・シクロヘキサノン・・・140部
実施例1の表面層用塗工液を下記のものに変更した以外は、実施例1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液〕
・電荷輸送性構造を有しない樹脂(トリメチロールプロパントリアクリレート、TMPTA、東京化成社製)・・・100部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン、イルガキュアI−184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)・・・5部
・前記一般式(1)で示される化合物(例示化合物 No.17)・・・11.1部
・テトラヒドロフラン・・・593部
・シクロヘキサノン・・・148部
実施例1の表面層用塗工液を下記のものに変更した以外は、実施例1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液〕
・電荷輸送性構造を有しない樹脂(トリメチロールプロパントリアクリレート、TMPTA、東京化成社製)・・・100部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン、イルガキュアI−184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)・・・5部
・前記一般式(1)で示される化合物(例示化合物 No.17)・・・25部
・テトラヒドロフラン・・・667部
・シクロヘキサノン・・・167部
実施例1の表面層用塗工液を下記のものに変更した以外は、実施例1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液〕
・電荷輸送性構造を有しない樹脂(トリメチロールプロパントリアクリレート、TMPTA、東京化成社製)・・・100部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン、イルガキュアI−184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)・・・5部
・前記一般式(1)で示される化合物(例示化合物 No.17)・・・5.9部
・前記構造式(3)で示される化合物・・・11.8部
・テトラヒドロフラン・・・628部
・シクロヘキサノン・・・157部
実施例1の表面層用塗工液を下記のものに変更した以外は、実施例1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液〕
・電荷輸送性構造を有しない樹脂(トリメチロールプロパントリアクリレート、TMPTA、東京化成社製)・・・100部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン、イルガキュアI−184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)・・・5部
・前記一般式(1)で示される化合物(例示化合物 No.17)・・・6.7部
・前記構造式(3)で示される化合物・・・26.7部
・テトラヒドロフラン・・・711部
・シクロヘキサノン・・・178部
実施例1の表面層用塗工液を下記のものに変更した以外は、実施例1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液〕
・電荷輸送性構造を有しない樹脂(トリメチロールプロパントリアクリレート、TMPTA、東京化成社製)・・・100部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン、イルガキュアI−184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)・・・5部
・前記一般式(1)で示される化合物(例示化合物 No.17)・・・7.7部
・前記構造式(3)で示される化合物・・・46.2部
・テトラヒドロフラン・・・821部
・シクロヘキサノン・・・205部
各電界強度における電子写真感光体の表面固有抵抗率の測定を以下のようにして行った。
本発明に記載の電子写真感光体の表面固有抵抗率は、一般に知られる方法で測定してよく、例えば、JIS−C2139:2008(固体電気絶縁材料−体積抵抗率及び表面固有抵抗率の測定方法)などに準拠して測定する方法などが挙げられる。一般に電子写真感光体はシリンダー形状を示すものが多く、前記文献の方法では測定が困難な場合は下記に示す方法で測定してもよい。
電極形状としては既知長さを有し、既知間隙を有する対抗電極とし、電極長さとして10mmであり、電極間隙としては25μmである。電極長さ、電極間隙は測定に使用する直流電圧源の容量及び電流計の精度に基づいて決定するとよい。電極を構成する金属としては電子写真感光体表面に電極形成可能であれば適宜選択してよく、一般に用いられる金、銀、銅、アルミニウム、ニッケル、プラチナ、クロム、亜鉛、炭素等が挙げられる。対抗電極は互いに同種金属であることが好ましい。電極作製方法としては、電子写真感光体の構成成分が変質しない方法であれば特に限定はされないが、真空蒸着法が電子写真感光体の変質が生じにくく、好ましい。
粒子含有率が適性に含有されている場合(比較例4、7、10、13、15、18、21、24)には、実施例の場合と同様に表面層の表面固有抵抗率及び電界強度変化による表面固有抵抗率の変化は理想的な形となっていることが分かる。
株式会社リコー製Imagio MP C5000の感光体ユニットから帯電ユニットを除く部材(クリーニングブレード等)を取り除いた改造感光体ユニットを用いてランニング試験に用いた。実施例、比較例で作製した感光体を取り付けた改造感光体ユニットをImagio MP C5000改造機にセットし、通紙を行わず帯電、現像のみを繰り返し実施できるようにした。帯電条件としては、帯電ローラを用い、直流電圧に交流電圧を重畳させた交番電圧を印加し、交流電圧のピークツーピーク電圧Vppは約1.9[kV]、周波数fは約900[Hz]、直流電圧は−650[V]、電子写真感光体の回転速度は230mm/secに設定した。現像条件としては、655nmのLDを用い、書き込みパターンを100%書き込みパターン(全ベタ)とした。本条件で15万枚のランニング(5%テストパターン/帯電−露光電位差550V/電子写真感光体静電容量110pF/cm2)と同等の静電疲労を電子写真感光体に負荷するためには、約3.8時間のランニングによって達成できることが通過電荷量計算から示される。本評価ではランニング15万枚相当の静電疲労試験を上述の改造機を用いて実施し、以下に示す評価機を用いて画像評価を実施した。
画像評価には、画像出力時の初期空転プロセスをなくすように改造したIPSiO MP C5000改造機を用いた。トナーとしてはImagioトナータイプ27を用い、用紙としてはNBSリコー社製MyPaper(A4サイズ)を用いた。スタート時の感光体表面電位は−650Vとし、前記静電疲労前後における機内電位(帯電後電位及び露光部電位)の評価を行った。出力画像としては、ハーフトーン出力を3枚連続で行い、出力画像のドット再現状態を目視及び顕微鏡で確認した。機内電位の測定結果及び、画像評価結果を表2−1及び表2−2に示す。
その他の結果から、実施例1〜41についてはランニング前後での暗部電位・明部電位の変化は極めて小さく、良好な電子写真感光体となっていることがわかる。その中でもアルミドープの酸化亜鉛、ガリウムドープの酸化亜鉛を用いた場合には明部電位の安定性が高くなっており、特にガリウムドープの酸化亜鉛を用いた場合は非常に高い安定性を示し、暗部電位、明部電位とも変動が極めて少ないことがわかった。これは酸化亜鉛自身はその粒子バルク、表面に酸素欠損を多く含むために大気中で酸化により抵抗値が変動しやすいのに対して、酸素欠損を補填する形で13族元素をドープすることにより、大気中での安定性が高くなるためと考えられ、加えてガリウム元素自身が大気中で参加されにくく、非常に安定な特性を示すことに由来するものと考えられる。加えて、いずれの実施例においても前記一般式(1)で表される化合物を含有しているため、電子写真作像プロセスにおける帯電プロセスでの酸性ガスに対する耐性が高く、長期に亘って使用した場合でも良好な画像品質が得られていることが分かる。これに対して、粒子含有率が小さく、表面固有抵抗率及び表面固有抵抗率の電界強度依存性が小さい表面層を有する比較例3、6、9、12、14、17、20、23、26、28、30については明部電位が初期から高く、また、明部電位の上昇も比較的大きくなっている。これは高電界強度における表面固有抵抗率が比較的高いため、電荷輸送性が十分でなく、使用するうちに、電荷輸送性が大きく低下してしまったためと思われる。特に高電界においても1×1014Ω/cm2を上回る比較例26、28、30については明部電位が非常に大きく、画像濃度の低下が顕著に現れる結果であるとともに、ランニング前後での暗部電位、明部電位が大きく、十分な安定性が得られなかった。第13族元素を含有しない酸化亜鉛微粒子ならびにその他酸化物金属微粒子を用いた比較例3〜22及び比較例26〜27については、表1の結果からは表面層の表面固有抵抗率は良好であったが、ランニング前後での暗部電位及び明部電位の変動が実施例と比較して非常に大きくなる傾向を示す。またランニング後の出力画像の濃度低下も生じているが、これはランニング後に明部電位が上昇したことによって生じたものと思われる。また、粒子含有量が大きい表面層を有する比較例5、8、11、16、19、22、25、27、29、31については、暗部電位、明部電位とその変動量はそれほど大きくはないものの、いずれの感光体についてもドット再現性不良が見られた。これは低電界での表面固有抵抗率が1×1013Ω/cm以下と小さく、表面固有抵抗率R1と1.5×105V/cm2における表面固有抵抗率R15との比R1/R15については5,000以上を示すため、潜像が崩れやすいことに由来した現象と考えることができる。これとは対照的に、表面固有抵抗率及びその電界強度変化が適性となっていると考えられる比較例4、7、10、13、15、18、21、24のうち、比較例4、15、21、24については画像濃度低下又は画像ボケ現象が生じる結果となった。これは粒子として大気中で不安定な材料を含有する表面層を使用しているため、帯電プロセスにおいて発生する酸性ガスによって表面抵抗が低下したため生じる現象であると考えられる。また、比較例7、10、13、18については前記一般式(1)で表される化合物を含有しているため、前記酸性ガスに対して耐性が高くなったために画像ボケ発生が抑制されたものと考えられるが、表面層に使用している無機微粒子が大気酸素中で不安定であるために、酸性ガスに対する耐性が不十分であることを示していると考えられる。
以上の結果から、本発明の電子写真感光体は優れた電荷輸送性及び潜像保持性を有し、長期に亘るランニングを実施した場合であっても極めて高い電荷輸送性及び潜像保持性を示し、長期に亘って画像品質に関わる欠陥の少ない電子写真感光体であることが判明した。
メタノール100g中に、N−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシラン(KBM−573、信越化学工業株式会社製)2.5gと、Gaドープ酸化亜鉛微粒子(Pazet GK−40、一次粒子平均粒径32nm、ハクスイテック株式会社製)25gを加えた。それを95℃で2時間環流し、その後減圧下で溶剤を除去し、溶剤がなくなった時点で150℃に昇温し、2時間保持することでN−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子(体積抵抗率9.2×101Ω・cm)を得た。
製造されたN−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子の体積抵抗率は、MCP−PD51型とロレスタGPとの組み合わせ、又はMCP−PD51型とハイレスタUPとの組み合わせ(いずれも株式会社三菱化学アナリテック製)を用いて、JIS−K6911に基づき測定した。シリンダー空隙率が50%の状態における粉体抵抗率の値を、3回の測定結果より内挿することで算出し、この値を前記N−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子の体積抵抗率とした。近似は指数関数近似を用いる。前記空隙率は以下の算出式にて求めた。
シリンダー空隙率(%)=(1−測定した微粒子の重量÷微粒子の密度÷加圧時の微粒子の体積)×100
Gaドープ酸化亜鉛微粒子を酸化亜鉛微粒子(Nanotek(登録商標) ZnO、一次粒子平均粒径28nm、シーアイ化成株式会社製)に変更した以外は、製造例1と同様にして、N−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾された酸化亜鉛微粒子(体積抵抗率3.0×104Ω・cm)を得た。
Gaドープ酸化亜鉛微粒子を酸化チタン微粒子(ET−300、一次粒子平均粒径40nm、石原産業株式会社製)に変更した以外は、製造例1と同様にして、N−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾された酸化チタン微粒子(体積抵抗率5.0×101Ω・cm)を得た。
Gaドープ酸化亜鉛微粒子を酸化スズ微粒子(S−2000、一次粒子平均粒径30nm、三菱マテリアル株式会社製)に変更した以外は、製造例1と同様にして、N−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾された酸化スズ微粒子(体積抵抗率2.0×102Ω・cm)を得た。
Gaドープ酸化亜鉛微粒子を酸化スズ微粒子(S−1、一次粒子平均粒径43nm、三菱マテリアル株式会社製)に変更した以外は、製造例1と同様にして、N−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾された酸化スズ微粒子(体積抵抗率7.0×107Ω・cm)を得た。
N−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランをN−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン(KBM−603、信越化学工業株式会社製)に変更した以外は、製造例1と同様にして、N−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子(体積抵抗率7.2×101Ω・cm)を得た。
N−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランを3−アミノプロピルトリメトキシシラン(KBM−903、信越化学工業株式会社製)に変更した以外は、製造例1と同様にして、3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子(体積抵抗率8.4×101Ω・cm)を得た。
Gaドープ酸化亜鉛微粒子をシリカ微粒子(R972CF、一次粒子平均粒径20nm、日本アエロジル株式会社製)に変更した以外は、製造例1と同様にして、N−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたシリカ微粒子(体積抵抗率4.0×1012Ω・cm)を得た。
N−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランを3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン(KBM−503、信越化学工業株式会社製)に変更した以外は、製造例1と同様にして、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子(体積抵抗率8.0×101Ω・cm)を得た。
N−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランを4−〔2−(トリエトキシシリル)エチル〕トリフェニルアミンに変更した以外は、製造例1と同様にして、4−〔2−(トリエトキシシリル)エチル〕トリフェニルアミンで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子(体積抵抗率5.0×101Ω・cm)を得た。
Gaドープ酸化亜鉛微粒子をシリカ微粒子(Sciqas 0.05μm、一次粒子平均粒径50nm、堺化学工業株式会社製)に変更した以外は、製造例1と同様にして、N−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたシリカ微粒子(体積抵抗率3.0×109Ω・cm)を得た。
Gaドープ酸化亜鉛微粒子を酸化スズ微粒子(S−2000、一次粒子平均粒径 30nm、三菱マテリアル株式会社製)に、N−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランを、下記の構造式(1)で表される化合物A−1に変更した以外は、製造例1と同様にして、化合物A−1で修飾された酸化スズ微粒子(体積抵抗率2.0×102Ω・cm)を得た。
Gaドープ酸化亜鉛微粒子を酸化チタン微粒子(PT−401M、一次粒子平均粒径 70nm、石原産業株式会社製)に変更した以外は、製造例1と同様にして、N−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾された酸化チタン微粒子(体積抵抗率7.4×106Ω・cm)を得た。
メタノール100g中に、N−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシラン(KBM−573、信越化学工業株式会社製)2.5gと、Gaドープ酸化亜鉛微粒子(無機微粒子A、一次粒子平均粒径31nm)25gを加えた。それを95℃で2時間環流し、その後減圧下で溶剤を除去し、溶剤がなくなった時点で150℃に昇温し、2時間保持することでN−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子2(体積抵抗率5.8×104Ω・cm)を得た。
酸化亜鉛100gを、35質量%塩酸250gと純水350gからなる塩酸水溶液中へ添加し、酸化亜鉛を溶解させることで、塩化亜鉛水溶液を作製した。次に、作製した塩化亜鉛水溶液中に硝酸ガリウム八水和物14.7gを添加した。これとは別に、重炭酸アンモニウム(特級試薬)230gを精製水1500gに溶解して、重炭酸アンモニウム水溶液を別途調製した。前記硝酸ガリウムを溶解させた塩化亜鉛水溶液を、重炭酸アンモニウム水溶液にゆっくり添加し、沈殿物を生成させた。次いで、メタケイ酸ナトリウム9水和物23.5gを含む水溶液150mLと10質量%硫酸を、pHを7〜9の範囲になるように流量を調整しながら添加し、90分間かけて同時に添加した。その後、沈殿物を充分洗浄した後、液相より分別し、130℃で5時間乾燥した。最後に、乾燥粉をメノウ乳鉢で解砕して、焼成前駆体とし、本前駆体を、アルミナ製ボートへ入れ、管状炉を用いて、窒素ガス0.2リットル/分間、水素ガス0.1リットル/分間の混合気体を流通しながら200℃/時間で700℃まで昇温した。そのまま2時間保持してから室温まで放冷することによって本発明に適した平均粒径31nmの無機微粒子Aを得た。
N−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランをN−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン(KBM−603、信越化学工業株式会社製)に変更した以外は、製造例14と同様にして、N−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子2(体積抵抗率5.8×104Ω・cm)を得た。
N−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランを3−アミノプロピルトリメトキシシラン(KBM−903、信越化学工業株式会社製)に変更した以外は、製造例14と同様にして、3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子2(体積抵抗率3.8×104Ω・cm)を得た。
N−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランを3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン(KBM−503、信越化学工業株式会社製)に変更した以外は、製造例14と同様にして、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子(体積抵抗率6.9×104Ω・cm)を得た。
N−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランを4−〔2−(トリエトキシシリル)エチル〕トリフェニルアミンに変更した以外は、製造例14と同様にして、4−〔2−(トリエトキシシリル)エチル〕トリフェニルアミンで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子(体積抵抗率1.3×104Ω・cm)を得た。
直径40mmのアルミニウムシリンダー上に、下記組成の下引き層用塗工液、電荷発生層用塗工液、電荷輸送層用塗工液を順次、塗布、乾燥することにより、平均厚み3.5μmの下引き層、平均厚み0.2μmの電荷発生層、及び平均厚み20μmの電荷輸送層を形成した。
・アルキッド樹脂・・・12部
(ベッコゾール1307−60−EL、DIC株式会社製)
・メラミン樹脂・・・8部
(スーパーベッカミン G−821−60、DIC株式会社製)
・酸化チタン・・・80部
(CR−EL、石原産業株式会社製)
・メチルエチルケトン・・・250部
・下記構造式(2)のビスアゾ顔料・・・2.5部
・ポリビニルブチラール(XYHL、UCC社製)・・・0.5部
・シクロヘキサノン・・・200部
・メチルエチルケトン・・・80部
・ビスフェノールZポリカーボネート・・・10部
(パンライトTS−2050、帝人化成株式会社製)
・下記構造式(3)の電荷輸送性化合物・・・7部
・テトラヒドロフラン・・・100部
・1質量%シリコーンオイルのテトラヒドロフラン溶液・・・1部
(KF50−100CS、信越化学工業株式会社製)
下記組成の表面層用塗工液を前記導電性支持体、下引き層、電荷発生層、及び電荷輸送層をこの順で有する積層体上に下記表面層用塗工液を用いてスプレー塗工法にて平均厚み4.5μmの表面層を成膜した。
〔表面層用塗工液1〕
・トリメチロールプロパントリアクリレート・・・100部
(TMPTA,東京化成工業株式会社製)
・製造例1のN−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子1(体積抵抗率9.2×101Ω・cm)・・・100部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン、イルガキュア(登録商標)184,チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製)・・・5部
・前記一般式(2)で示される化合物(例示化合物No.2−1)・・・5部
・メチルエチルケトン・・・1,845部
前記表面層を成膜した積層体を回転させながら、メタルハライドランプを用いて、照度900mW/cm2、照射時間120秒間の条件で光照射を行うことで表面層を架橋させた後に、130℃、30分間の条件で乾燥させて電子写真感光体を得た。
実施例A1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液2に変更した以外は、実施例A1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液2〕
・トリメチロールプロパントリアクリレート・・・100部
(TMPTA、東京化成工業株式会社製)
・製造例1のN−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子1(体積抵抗率9.2×101Ω・cm)・・・33.3部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン、イルガキュア(登録商標)184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製)・・・5部
・前記一般式(2)で示される化合物(例示化合物No.2−1)・・・5部
・メチルエチルケトン・・・1,245部
実施例A1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液3に変更した以外は、実施例A1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液3〕
・トリメチロールプロパントリアクリレート・・・100部
(TMPTA,東京化成工業株式会社製)
・製造例1のN−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子1(体積抵抗率9.2×101Ω・cm)・・・150部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン、イルガキュア(登録商標)184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製)・・・5部
・前記一般式(2)で示される化合物(例示化合物No.2−1)・・・5部
・メチルエチルケトン・・・2,295部
実施例A1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液4に変更し、実施例A1に記載の導電性支持体、下引き層、電荷発生層、及び電荷輸送層をこの順で有する積層体上にスプレー塗工法にて平均厚み4.5μmの表面層を形成し、150℃で30分間の条件で乾燥させて、電子写真感光体を得た。
〔表面層用塗工液4〕
・下記2つの化合物をOH価/NCO価=1.0となるように調整したもの・・・100部
1.下記構造式(4)のポリオール化合物
(タケネート(登録商標)D140N、三井武田ケミカル株式会社製)
・製造例1のN−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子1(体積抵抗率9.2×101Ω・cm)・・・100部
・前記一般式(2)で示される化合物(例示化合物No.2−1)・・・5部
・メチルエチルケトン・・・1,845部
実施例A1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液5に変更した以外は、実施例A1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液5〕
・下記2つの化合物をOH価/NCO価=1.0となるように調整したもの・・・100部
1.前記構造式(4)のポリオール化合物
2.イソシアネート化合物(タケネート(登録商標)D140N、三井武田ケミカル株式会社製)
・製造例1のN−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子1(体積抵抗率9.2×101Ω・cm)・・・33.3部
・前記一般式(2)で示される化合物(例示化合物No.2−1)・・・5部
・メチルエチルケトン・・・1,245部
実施例A1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液6に変更した以外は、実施例A1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液6〕
・下記2つの化合物をOH価/NCO価=1.0となるように調整したもの・・・100部
1.前記構造式(4)のポリオール化合物
2.イソシアネート化合物(タケネート(登録商標)D140N、三井武田ケミカル株式会社製)
・製造例1のN−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子1(体積抵抗率9.2×101Ω・cm)・・・150部
・前記一般式(2)で示される化合物(例示化合物No.2−1)・・・5部
・メチルエチルケトン・・・2,295部
実施例A1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液7に変更し、実施例A1に記載の導電性支持体、下引き層、電荷発生層、及び電荷輸送層をこの順で有する積層体上にスプレー塗工法にて平均厚み4.5μmの表面層を形成し、150℃で30分間の条件で乾燥させて、電子写真感光体を得た。
〔表面層用塗工液7〕
・ビスフェノールZポリカーボネート・・・100部
(パンライト(登録商標)TS−2050、帝人化成株式会社製)
・製造例1のN−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子1(体積抵抗率9.2×101Ω・cm)・・・100部
・前記一般式(2)で示される化合物(例示化合物No.2−1)・・・5部
・テトラヒドロフラン・・・4,612部
実施例A1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液8に変更した以外は、実施例A1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液8〕
・ビスフェノールZポリカーボネート・・・100部
(パンライト(登録商標)TS−2050、帝人化成株式会社製)
・製造例1のN−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子1(体積抵抗率9.2×101Ω・cm)・・・33.3部
・前記一般式(2)で示される化合物(例示化合物No.2−1)・・・5部
・テトラヒドロフラン・・・3,113部
実施例A1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液9に変更した以外は、実施例A1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液9〕
・ビスフェノールZポリカーボネート・・・100部
(パンライト(登録商標)TS−2050、帝人化成株式会社製)
・製造例1のN−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子1(体積抵抗率9.2×101Ω・cm)・・・150部
・前記一般式(2)で示される化合物(例示化合物No.2−1)・・・5部
・テトラヒドロフラン・・・5,738部
実施例A1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液10に変更した以外は、実施例A1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液10〕
・トリメチロールプロパントリアクリレート・・・100部
(TMPTA,東京化成工業株式会社製)
・製造例6のN−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子(体積抵抗率7.2×101Ω・cm)・・・100部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン、イルガキュア(登録商標)184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製)・・・5部
・前記一般式(2)で示される化合物(例示化合物No.2−1)・・・5部
・メチルエチルケトン・・・1,845部
実施例A1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液11に変更した以外は、実施例A1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液11〕
・トリメチロールプロパントリアクリレート・・・100部
(TMPTA,東京化成工業株式会社製)
・製造例7の3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子(体積抵抗率8.4×101Ω・cm)・・・100部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン、イルガキュア(登録商標)184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製)・・・5部
・前記一般式(2)で示される化合物(例示化合物No.2−1)・・・5部
・メチルエチルケトン・・・1,845部
実施例A1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液12に変更した以外は、実施例A1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液12〕
・トリメチロールプロパントリアクリレート・・・100部
(TMPTA,東京化成工業株式会社製)
・製造例14のN−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子2(体積抵抗率5.8×104Ω・cm)・・・100部
・ 光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン、イルガキュア(登録商標)184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製)・・・5部
・前記一般式(2)で示される化合物(例示化合物No.2−1)・・・5部
・メチルエチルケトン・・・1,845部
実施例A1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液13に変更した以外は、実施例A1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液13〕
・トリメチロールプロパントリアクリレート・・・100部
(TMPTA,東京化成工業株式会社製)
・製造例14のN−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子2(体積抵抗率5.8×104Ω・cm)・・・33部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン、イルガキュア(登録商標)184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製)・・・5部
・前記一般式(2)で示される化合物(例示化合物No.2−1)・・・5部
・メチルエチルケトン・・・1,245部
実施例A1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液14に変更した以外は、実施例A1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液14〕
・トリメチロールプロパントリアクリレート・・・100部
(TMPTA,東京化成工業株式会社製)
・製造例14のN−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子2(体積抵抗率5.8×104Ω・cm)・・・150部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン、イルガキュア(登録商標)184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製)・・・5部
・前記一般式(2)で示される化合物(例示化合物No.2−1)・・・5部
・メチルエチルケトン・・・2,295部
実施例A1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液15に変更した以外は、実施例A1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液15〕
・下記2つの化合物をOH価/NCO価=1.0となるように調整したもの・・・100部
1.前記構造式(4)のポリオール化合物
2.イソシアネート化合物(タケネート(登録商標)D140N、三井武田ケミカル株式会社製)
・製造例14のN−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子2(体積抵抗率5.8×104Ω・cm)・・・100部
・前記一般式(2)で示される化合物(例示化合物No.2−1)・・・5部
・メチルエチルケトン・・・1,845部
実施例A1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液16に変更した以外は、実施例A1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液16〕
・下記2つの化合物をOH価/NCO価=1.0となるように調整したもの・・・100部
1.前記構造式(4)のポリオール化合物
2.イソシアネート化合物(タケネート(登録商標)D140N、三井武田ケミカル株式会社製)
・製造例14のN−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子2(体積抵抗率5.8×104Ω・cm)・・・33.3部
・前記一般式(2)で示される化合物(例示化合物No.2−1)・・・5部
・メチルエチルケトン・・・1,245部
実施例A1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液17に変更した以外は、実施例A1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液17〕
・下記2つの化合物をOH価/NCO価=1.0となるように調整したも・・100部
1.前記構造式(4)のポリオール化合物
2.イソシアネート化合物(タケネート(登録商標)D140N、三井武田ケミカル株式会社製)
・製造例14のN−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子2(体積抵抗率5.8×104Ω・cm)・・・150部
・前記一般式(2)で示される化合物(例示化合物No.2−1)・・・5部
・メチルエチルケトン・・・2,295部
実施例A1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液18に変更した以外は、実施例A1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液18〕
・ビスフェノールZポリカーボネート・・・100部
(パンライト(登録商標)TS−2050、帝人化成株式会社製)
・製造例14のN−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子2(体積抵抗率5.8×104Ω・cm)・・・100部
・前記一般式(2)で示される化合物(例示化合物No.2−1)・・・5部
・テトラヒドロフラン・・・4,612部
実施例A1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液19に変更した以外は、実施例A1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液19〕
・ビスフェノールZポリカーボネート・・・100部
(パンライト(登録商標)TS−2050、帝人化成株式会社製)
・製造例14のN−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子2(体積抵抗率5.8×104Ω・cm)・・・33.3部
・前記一般式(2)で示される化合物(例示化合物No.2−1)・・・5部
・テトラヒドロフラン・・・3,113部
実施例A1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液20に変更した以外は、実施例A1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液20〕
・ビスフェノールZポリカーボネート・・・100部
(パンライト(登録商標)TS−2050、帝人化成株式会社製)
・製造例14のN−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子2(体積抵抗率5.8×104Ω・cm)・・・150部
・前記一般式(2)で示される化合物(例示化合物No.2−1)・・・5部
・テトラヒドロフラン・・・5,738部
実施例A1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液21に変更した以外は、実施例A1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液21〕
・トリメチロールプロパントリアクリレート・・・100部
(TMPTA,東京化成工業株式会社製)
・製造例15のN−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子2(体積抵抗率5.8×104Ω・cm)・・・ 100部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン、イルガキュア(登録商標)184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製)・・・5部
・前記一般式(2)で示される化合物(例示化合物No.2−1)・・・5部
・メチルエチルケトン・・・,845部
実施例A1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液22に変更した以外は、実施例A1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液22〕
・トリメチロールプロパントリアクリレート・・・100部
(TMPTA,東京化成工業株式会社製)
・製造例16の3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子2(体積抵抗率3.8×104Ω・cm)・・・100部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン、イルガキュア(登録商標)184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製)・・・5部
・前記一般式(2)で示される化合物(例示化合物No.2−1)・・・5部
・メチルエチルケトン・・・1,845部
実施例A1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液23に変更した以外は、実施例A1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液23〕
・トリメチロールプロパントリアクリレート・・・100部
(TMPTA,東京化成工業株式会社製)
・製造例14のN−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子2(体積抵抗率5.8×104Ω・cm)・・・100部
・下記構造式(A)の電荷輸送材料・・・10部
<構造式A>
・前記一般式(2)で示される化合物(例示化合物No.2−1)・・・5部
・メチルエチルケトン・・・1,845部
実施例A1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液24に変更した以外は、実施例A1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液24〕
・トリメチロールプロパントリアクリレート・・・100部
(TMPTA,東京化成工業株式会社製)
・製造例14のN−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子2(体積抵抗率5.8×104Ω・cm)・・・100部
・上記構造式(A)の電荷輸送材料・・・20部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン、イルガキュア(登録商標)184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製)・・・5部
・前記一般式(2)で示される化合物(例示化合物No.2−1)・・・5部
・メチルエチルケトン・・・2,025部
実施例A1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液25に変更した以外は、実施例A1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液25〕
・トリメチロールプロパントリアクリレート・・・100部
(TMPTA,東京化成工業株式会社製)
・製造例14のN−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子2(体積抵抗率5.8×104Ω・cm)・・・100部
・上記構造式(A)の電荷輸送材料・・・40部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン、イルガキュア(登録商標)184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製)・・・5部
・前記一般式(2)で示される化合物(例示化合物No.2−1)・・・5部
・メチルエチルケトン・・・2,205部
実施例A1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液26に変更した以外は、実施例A1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液26〕
・ビスフェノールZポリカーボネート・・・100部
(パンライト(登録商標)TS−2050、帝人化成株式会社製)
・製造例14のN−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子2(体積抵抗率5.8×104Ω・cm)・・・100部
・下記構造式(B)の電荷輸送材料・・・10部
<構造式(B)>
・テトラヒドロフラン・・・4,838部
実施例A1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液27に変更した以外は、実施例A1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液27〕
・ビスフェノールZポリカーボネート・・・100部
(パンライト(登録商標)TS−2050、帝人化成株式会社製)
・製造例14のN−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子2(体積抵抗率5.8×104Ω・cm)・・・100部
・上記構造式(B)の電荷輸送材料・・・20部
・前記一般式(2)で示される化合物(例示化合物No.2−1)・・・5部
・テトラヒドロフラン・・・5,062部
実施例A1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液28に変更した以外は、実施例A1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液28〕
・ビスフェノールZポリカーボネート・・・100部
(パンライト(登録商標)TS−2050、帝人化成株式会社製)
・製造例14のN−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子2(体積抵抗率5.8×104Ω・cm)・・・100部
・上記構造式(B)の電荷輸送材料・・・40部
・前記一般式(2)で示される化合物(例示化合物No.2−1)・・・5部
・テトラヒドロフラン・・・5,513部
実施例A1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液29に変更した以外は、実施例A1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液29〕
・トリメチロールプロパントリアクリレート・・・100部
(TMPTA,東京化成工業株式会社製)
・製造例1のN−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子1(体積抵抗率9×101Ω・cm)・・・105部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン)・・・5部
(イルガキュア184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製)
・前記一般式(2)で示される化合物(例示化合物No.(2)−1)・・・5部
・メチルエチルケトン・・・1,067部
・シクロヘキサノン・・・267部
実施例A1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液30に変更した以外は、実施例A1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液30〕
・トリメチロールプロパントリアクリレート・・・100部
(TMPTA,東京化成工業株式会社製)
・製造例14のN−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子2(体積抵抗率6×104Ω・cm)・・・105部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン)・・・5部
(イルガキュア184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製)
・前記一般式(2)で示される化合物(例示化合物No.(2)−1)・・・5部
・メチルエチルケトン・・・1,067部
・シクロヘキサノン・・・267部
実施例A1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液31に変更した以外は、実施例A1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液31〕
・トリメチロールプロパントリアクリレート・・・100部
(TMPTA,東京化成工業株式会社製)
・製造例14のN−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子2(体積抵抗率6×104Ω・cm)・・・110部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン)・・・5部
(イルガキュア184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製)
・前記一般式(2)で示される化合物(例示化合物No.(2)−1)・・・5部
・メチルエチルケトン・・・1,120部
・シクロヘキサノン・・・280部
実施例A1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液32に変更した以外は、実施例A1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液32〕
・トリメチロールプロパントリアクリレート・・・100部
(TMPTA,東京化成工業株式会社製)
・製造例14のN−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子2(体積抵抗率6×104Ω・cm)・・・130部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン)・・・5部
(イルガキュア184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製)
・前記一般式(2)で示される化合物(例示化合物No.(2)−1)・・・5部
・メチルエチルケトン・・・1,067部
・シクロヘキサノン・・・267部
実施例A1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液33に変更した以外は、実施例A1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液33〕
・ビスフェノールZポリカーボネート・・・100部
(パンライト(登録商標)TS−2050、帝人化成株式会社製)
・製造例14のN−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子2(体積抵抗率6×104Ω・cm)・・・105部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン)・・・5部
(イルガキュア184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製)
・前記一般式(2)で示される化合物(例示化合物No.(2)−1)・・・5部
・メチルエチルケトン・・・1,067部
・シクロヘキサノン・・・267部
実施例A1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液34に変更した以外は、実施例A1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液34〕
・ビスフェノールZポリカーボネート・・・100部
(パンライト(登録商標)TS−2050、帝人化成株式会社製)
・製造例14のN−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子2(体積抵抗率6×104Ω・cm)・・・110部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン)・・・5部
(イルガキュア184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製)
・前記一般式(2)で示される化合物(例示化合物No.(2)−1)・・・5部
・メチルエチルケトン ・・・ 1,120部
・シクロヘキサノン ・・・ 280部
実施例A1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液35に変更した以外は、実施例A1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液35〕
・トリメチロールプロパントリアクリレート・・・100部
(TMPTA,東京化成工業株式会社製)
・製造例14のN−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子2(体積抵抗率6×104Ω・cm)・・・110部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン)・・・5部
(イルガキュア184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製)
・前記一般式(2)で示される化合物(例示化合物No.(2)−1)・・・5部
・下記構造式(A)の電荷輸送材料・・・10部
<構造式(A)>
・シクロヘキサノン・・・307部
実施例A1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液36に変更した以外は、実施例A1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液36〕
・トリメチロールプロパントリアクリレート・・・100部
(TMPTA,東京化成工業株式会社製)
・製造例14のN−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子2(体積抵抗率6×104Ω・cm)・・・125部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン)・・・5部
(イルガキュア184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製)
・前記一般式(2)で示される化合物(例示化合物No.(2)−1)・・・5部
・上記構造式(A)の電荷輸送材料・・・20部
・メチルエチルケトン・・・1,333部
・シクロヘキサノン・・・333部
実施例A1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液37に変更した以外は、実施例A1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液37〕
・トリメチロールプロパントリアクリレート・・・100部
(TMPTA,東京化成工業株式会社製)
・製造例14のN−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子2(体積抵抗率6×104Ω・cm)・・・120部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン)・・・5部
(イルガキュア184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製)
・前記一般式(2)で示される化合物(例示化合物No.(2)−1)・・・10部
・上記構造式(A)の電荷輸送材料・・・10部
・メチルエチルケトン・・・1,280部
・シクロヘキサノン・・・320部
実施例A1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液38に変更した以外は、実施例A1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液38〕
・トリメチロールプロパントリアクリレート・・・100部
(TMPTA,東京化成工業株式会社製)
・製造例14のN−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子2(体積抵抗率6×104Ω・cm)・・・130部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン)・・・5部
(イルガキュア184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製)
・前記一般式(2)で示される化合物(例示化合物No.(2)−1)・・・20部
・上記構造式(A)の電荷輸送材料・・・10部
・メチルエチルケトン・・・1,387部
・シクロヘキサノン・・・347部
実施例A1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液39に変更した以外は、実施例A1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液39〕
・トリメチロールプロパントリアクリレート・・・100部
(TMPTA,東京化成工業株式会社製)
・製造例14のN−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子2(体積抵抗率6×104Ω・cm)・・・105部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン)・・・5部
(イルガキュア184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製)
・前記一般式(2)で示される化合物(例示化合物No.(3)−1)・・・5部
・メチルエチルケトン・・・1,067部
・シクロヘキサノン・・・267部
実施例A1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液40に変更した以外は、実施例A1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液40〕
・トリメチロールプロパントリアクリレート・・・100部
(TMPTA,東京化成工業株式会社製)
・製造例14のN−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子2(体積抵抗率6×104Ω・cm)・・・110部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン)・・・5部
(イルガキュア184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製)
・前記一般式(2)で示される化合物(例示化合物No.(3)−1)・・・10部
・メチルエチルケトン・・・1,120部
・シクロヘキサノン・・・280部
実施例A1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液41に変更した以外は、実施例A1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液41〕
・トリメチロールプロパントリアクリレート・・・100部
(TMPTA,東京化成工業株式会社製)
・製造例14のN−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子2(体積抵抗率6×104Ω・cm)・・・105部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン)・・・5部
(イルガキュア184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製)
・前記一般式(2)で示される化合物(例示化合物No.(4)−1)・・・5部
・メチルエチルケトン・・・1,067部
・シクロヘキサノン・・・267部
実施例A1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液42に変更した以外は、実施例A1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液42〕
・トリメチロールプロパントリアクリレート・・・100部
(TMPTA,東京化成工業株式会社製)
・製造例14のN−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子2(体積抵抗率6×104Ω・cm)・・・110部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン)・・・5部
(イルガキュア184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製)
・前記一般式(2)で示される化合物(例示化合物No.(4)−1)・・・10部
・メチルエチルケトン・・・1,120部
・シクロヘキサノン・・・280部
実施例A1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液43に変更した以外は、実施例A1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液43〕
・トリメチロールプロパントリアクリレート・・・100部
(TMPTA,東京化成工業株式会社製)
・製造例14のN−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子2(体積抵抗率6×104Ω・cm)・・・105部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン)・・・5部
(イルガキュア184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製)
・前記一般式(2)で示される化合物(例示化合物No.(5)−1)・・・5部
・メチルエチルケトン・・・1,067部
・シクロヘキサノン・・・267部
実施例A1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液44に変更した以外は、実施例A1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液44〕
・トリメチロールプロパントリアクリレート・・・100部
(TMPTA,東京化成工業株式会社製)
・製造例14のN−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子2(体積抵抗率6×104Ω・cm)・・・110部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン)・・・5部
(イルガキュア184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製)
・前記一般式(2)で示される化合物(例示化合物No.(5)−1)・・・10部
・メチルエチルケトン・・・1,120部
・シクロヘキサノン・・・280部
実施例A1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液45に変更した以外は、実施例A1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液45〕
・トリメチロールプロパントリアクリレート・・・100部
(TMPTA,東京化成工業株式会社製)
・電荷輸送剤(N,N’−ジフェニル−N,N’−ビス(3−メチルフェニル)−[1,1’]ビフェニル−4,4’−ジアミン)・・・67部
・製造例8のN−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたシリカ微粒子(体積抵抗率4.0×1012Ω・cm)・・・5部
・4フッ化エチレン樹脂粒子・・・10部
(AD911L、平均粒径0.25μm、旭硝子株式会社製)
・フッ化アルキル基含有メタクリルコポリマー・・・0.25部
(重量平均分子量30,000)
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン、イルガキュア(登録商標)184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製)・・・5部
・酸化防止剤(2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール、東京化成工業株式会社製)・・・1.6部
・テトラヒドロフラン・・・1,486部
・トルエン・・・200部
実施例A1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液46に変更した以外は、実施例A1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液46〕
・トリメチロールプロパントリアクリレート・・・100部
(TMPTA,東京化成工業株式会社製)
・製造例8のN−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたシリカ微粒子(体積抵抗率4.0×1012Ω・cm)・・・5部
・4フッ化エチレン樹脂粒子・・・10部
(AD911L、平均粒径0.25μm、旭硝子株式会社製)
・フッ化アルキル基含有メタクリルコポリマー・・・0.25部
(重量平均分子量30,000)
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン、イルガキュア(登録商標)184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製)・・・5部
・酸化防止剤(2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール、東京化成工業株式会社製)・・・1.6部
・テトラヒドロフラン・・・880部
・トルエン・・・200部
実施例A1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液47に変更した以外は、実施例A1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液47〕
・トリメチロールプロパントリアクリレート・・・100部
(TMPTA,東京化成工業株式会社製)
・Gaドープ酸化亜鉛微粒子1(体積抵抗率2.4×101Ω・cm)・・・100部
(Pazet GK−40、一次粒子平均粒径32nm、ハクスイテック株式会社製)
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン、イルガキュア(登録商標)184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製)・・・5部
・メチルエチルケトン・・・1,845部
実施例A1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液48に変更した以外は、実施例A1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液48〕
・トリメチロールプロパントリアクリレート・・・100部
(TMPTA,東京化成工業株式会社製)
・Gaドープ酸化亜鉛微粒子1(体積抵抗率2.4×101Ω・cm)・・・100部
(Pazet GK−40、一次粒子平均粒径32nm、ハクスイテック株式会社製)
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン、イルガキュア(登録商標)184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製)・・・5部
・酸化防止剤(2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール、東京化成工業株式会社製)・・・1.7部
・メチルエチルケトン・・・1,845部
実施例A1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液49に変更した以外は、実施例A1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液49〕
・ビスフェノールZポリカーボネート・・・100部
(パンライト(登録商標)TS−2050、帝人化成株式会社製)
・Gaドープ酸化亜鉛微粒子1(体積抵抗率2.4×101Ω・cm)・・・100部
(Pazet GK−40、一次粒子平均粒径32nm、ハクスイテック株式会社製)
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン、イルガキュア(登録商標)184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製)・・・5部
・酸化防止剤(2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール、東京化成工業株式会社製)・・・1.7部
・テトラヒドロフラン・・・4,612部
・テトラヒドロフラン・・・4,612部
実施例A1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液50に変更した以外は、実施例A1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液50〕
・トリメチロールプロパントリアクリレート・・・100部
(TMPTA,東京化成工業株式会社製)
・製造例9の3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子(体積抵抗率8.0×101Ω・cm)・・・100部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン、イルガキュア184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製)・・・5部
・メチルエチルケトン・・・1,845部
実施例A1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液51に変更した以外は、実施例A1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液51〕
・トリメチロールプロパントリアクリレート・・・100部
(TMPTA,東京化成工業株式会社製)
・製造例10の4−〔2−(トリエトキシシリル)エチル〕トリフェニルアミンで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子(体積抵抗率5.0×101Ω・cm)・・・100部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン、イルガキュア184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製)・・・5部
・メチルエチルケトン・・・1,845部
実施例A1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液52に変更した以外は、実施例A1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液52〕
・トリメチロールプロパントリアクリレート・・・100部
(TMPTA,東京化成工業株式会社製)
・Gaドープ酸化亜鉛微粒子(無機微粒子A、体積抵抗率3.2×104Ω・cm)・・・100部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン、イルガキュア(登録商標)184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製)・・・5部
・メチルエチルケトン・・・1,845部
実施例A1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液53に変更した以外は、実施例A1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液53〕
・トリメチロールプロパントリアクリレート・・・100部
(TMPTA,東京化成工業株式会社製)
・Gaドープ酸化亜鉛微粒子(無機微粒子A、体積抵抗率3.2×104Ω・cm)・・・ 100部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン、イルガキュア(登録商標)184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製)・・・5部
・酸化防止剤(2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール、東京化成工業株式会社製)・・・1.7部
・メチルエチルケトン・・・1,845部
実施例A1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液54に変更した以外は、実施例A1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液54〕
・トリメチロールプロパントリアクリレート・・・100部
(TMPTA,東京化成工業株式会社製)
・製造例17の3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子2(体積抵抗率6.9×104Ω・cm)・・・100部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン、イルガキュア(登録商標)184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製)・・・5部
・メチルエチルケトン・・・1,845部
実施例A1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液55に変更した以外は、実施例A1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液55〕
・トリメチロールプロパントリアクリレート・・・100部
(TMPTA,東京化成工業株式会社製)
・製造例18の4−〔2−(トリエトキシシリル)エチル〕トリフェニルアミンで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子2(体積抵抗率1.3×104Ω・cm)・・・100部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン、イルガキュア184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製)・・・5部
・メチルエチルケトン・・・1,845部
実施例A1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液56に変更した以外は、実施例A1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液56〕
・トリメチロールプロパントリアクリレート・・・100部
(TMPTA,東京化成工業株式会社製)
・製造例11のN−フェニル−3−アミノプロピルメトキシシランで修飾されたシリカ微粒子(体積抵抗率3.0×109Ω・cm)・・・100部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン、イルガキュア184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製)・・・5部
・メチルエチルケトン・・・1,845部
実施例A1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液57に変更した以外は、実施例A1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液57〕
・トリメチロールプロパントリアクリレート・・・100部
(TMPTA,東京化成工業株式会社製)
・製造例12の化合物A−1で修飾された酸化スズ微粒子(体積抵抗率2.0×102Ω・cm)・・・100部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン、イルガキュア(登録商標)184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製)・・・5部
・メチルエチルケトン・・・1,845部
実施例及び比較例で作製した電子写真感光体について表A1〜表A3に示す。
*比較例A1の表面層材料は、4フッ化エチレン樹脂、フッ化アルキル基含有メタクリルコポリマー、電荷輸送材料(N,N’−ジフェニル−N,N’−ビス(3−メチルフェニル)−[1,1’]ビフェニル−4,4’−ジアミン)を含む。
*比較例B2の表面層材料は、4フッ化エチレン樹脂、フッ化アルキル基含有メタクリルコポリマーを含む。
*比較例A13の表面修飾官能基の構造式(1)は以下の通りである。
*Gaドープ酸化亜鉛微粒子1(GaドープZnO 1)に使用している無機微粒子のSi含有率は0.8%、Gaドープ酸化亜鉛微粒子2(GaドープZnO 2)に使用している無機微粒子のSi含有率は3.2%である。
実施例及び比較例で作製した電子写真感光体について、下記評価を実施した。
imagio Neo270(株式会社リコー製)の現像ユニットを分解して、表面電位計MODEL344(TREK社製)に接続されているプローブを現像ユニットに取り付けた後、実施例及び比較例の各感光体を装着した。23℃、55%RHの環境下で帯電電位が−800Vになるように感光体に印加する電位を調節した後、黒ベタ画像を出力して、通紙試験前の露光部電位を測定した。
次に下記の摩耗耐久性評価を行い、その後に各実施例及び比較例の感光体を用いて、同様の方法により通紙試験後の露光部の電位を測定した。通紙前、通紙後の露光部電位、及び通紙前後における露光部電位の変化を示す。結果を表A4−1及び表A4−2に示す。
実機通紙試験前後における露光部電位の変動が小さいものほど化学的耐久性に優れている。
前記摩耗耐久性試験は、画像形成装置として、imagio Neo270(株式会社リコー製)を使用した。
用紙としてはMyPaper(A4サイズ、株式会社NBSリコー製)を用いた。常温常湿(23℃,55%RH)の環境にて短手方向を送り方向として50%ハーフトーン(黒)の3万枚の画像形成を行った。次に、高温高湿(28℃、75%RH)の環境下で同様にして3万枚の画像形成を行った。最後に、低温低湿(10℃、15%RH)の環境下で同様に3万枚の画像形成を行い、合計9万枚の実機通紙試験を行った。実機通紙試験を実施する前後の感光体の膜厚を、渦電流式膜厚計フィッシャースコープMMS(フィッシャー社製)を用いて測定し、摩耗量を求め、下記基準で評価した。結果を表A4−1及び表A4−2に示す。
〔評価基準〕
A:摩耗量が0.2μm以下
B:摩耗量が0.2μmより大きく0.5μm以下
C:摩耗量が0.5μmより大きく1μm以下
D:摩耗量が1μmより大きい
imagio Neo270(株式会社リコー製)に、実施例及び比較例の感光体を装着した後、A4サイズの用紙MyPaper(株式会社NBSリコー製)を用いて、上述の実機通紙試験の各環境において3万枚の画像形成を実施した後に、日本画像学会テストチャートNo.3を出力し、下記基準により画質を評価した。結果を表A4−1及び表A4−2に示す。
〔評価基準〕
A:画像品質にほとんど低下がないレベル
B:画像品質は若干低下したが、目視観察では問題ないレベル
C:目視観察でも画像品質の低下がわかるレベル
D:画像品質に重大な問題があるレベル
これに対して、比較例A1の電子写真感光体は、表面層に電荷輸送物質と酸化防止剤を含んでいるため、化学的耐久性は実用に耐えうる水準である。しかし、フィラーとして4フッ化エチレン樹脂粒子、フッ化アルキル基含有メタクリルコポリマー、及び二級アミノ基を有する化合物によって修飾された体積抵抗率が1×108Ω・cmより大きい無機微粒子を表面層に添加していても、機械的耐久性が低く、画像品質の維持にも劣ることがわかる。
比較例A2の電子写真感光体は、比較例A1とは異なり、電荷輸送物質が表面層にないため、初期より露光部電位が高く、異常画像が見られた。そのため、摩耗耐久性試験、及び低温低湿、高温高湿の環境での画像品質試験は実施しなかった。
比較例A4、A5、A9の電子写真感光体は、表面層が酸化防止剤を含んでいるために、化学的耐久性は実用に耐えうる水準である。表面層中の無機微粒子の体積抵抗率はいずれも1×108Ω・cm以下であるが、一級及び二級のいずれかのアミノ基を有する化合物によって被覆されていないため、機械的耐久性に乏しく、画像品質の維持にも劣ることがわかる。
比較例A3、A6、A7、A8、A10、A11の電子写真感光体は、表面層が酸化防止剤及び電荷輸送物質を含んでいないため、機械的耐久性は十分である。表面層中の無機微粒子の体積抵抗率はいずれも1×108Ω・cm以下である。しかし、微粒子の表面が修飾されていない(比較例A3)、アミノ基を有さない化合物により修飾されている(比較例A6)、及び三級アミノ基を有する化合物により修飾されている(比較例A7)ため、化学的耐久性に乏しく、画像品質の維持にも劣ることがわかる。
比較例A12の電子写真感光体は、表面層に酸化防止剤及び電荷輸送物質を含んでいないため機械的耐久性は十分である。また、無機微粒子がアミノ基を有する化合物により修飾されているので、通紙前後の露光後電位の変動も小さい。しかし、表面層中の無機微粒子の体積抵抗率は3×109Ω・cmと大きく、23℃,55%RHでは問題なかったものの10℃,20%RH、28℃,75%RH環境では画像品質を維持することができていないことが分かる。
比較例A13の電子写真感光体は、表面層に酸化防止剤及び電荷輸送物質を含んでいないため機械的耐久性は十分である。しかし、無機微粒子が酸化防止剤としての機能を発現する材料で修飾されているものの、その特性は十分ではない。そのために、画像品質の維持が不十分であり、また通紙前後の露光後電位の変動も大きい。
直径40mmのアルミニウムシリンダー上に、下記組成の下引き層用塗工液、電荷発生層用塗工液、電荷輸送層用塗工液を順次、塗布、乾燥することにより、平均厚み3.5μmの下引き層、平均厚み0.2μmの電荷発生層、及び平均厚み20μmの電荷輸送層を形成した。
・アルキッド樹脂・・・12部
(ベッコゾール1307−60−EL、DIC株式会社製)
・メラミン樹脂・・・8部
(スーパーベッカミン G−821−60、DIC株式会社製)
・酸化チタン・・・80部
(CR−EL、石原産業株式会社製)
・メチルエチルケトン・・・250部
・下記構造式(2)のビスアゾ顔料・・・2.5部
・ポリビニルブチラール(XYHL、UCC社製)・・・0.5部
・シクロヘキサノン・・・200部
・メチルエチルケトン・・・80部
・ビスフェノールZポリカーボネート・・・10部
(パンライトTS−2050、帝人化成株式会社製)
・下記構造式(3)の電荷輸送性化合物・・・7部
・テトラヒドロフラン・・・100部
・1質量%シリコーンオイルのテトラヒドロフラン溶液・・・1部
(KF50−100CS、信越化学工業株式会社製)
下記組成の表面層用塗工液を前記導電性支持体、下引き層、電荷発生層、及び電荷輸送層をこの順で有する積層体上に下記表面層用塗工液を用いてスプレー塗工法にて平均厚み4.5μmの表面層を成膜した。
〔表面層用塗工液1〕
・トリメチロールプロパントリアクリレート・・・100部
(TMPTA,東京化成工業株式会社製)
・製造例1のN−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子1(体積抵抗率9.2×101Ω・cm)・・・100部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン、イルガキュア(登録商標)184,チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製)・・・5部
・前記一般式(3)で示される化合物(例示化合物No.2−1)・・・5部
・メチルエチルケトン・・・1,845部
前記表面層を成膜した積層体を回転させながら、メタルハライドランプを用いて、照度900mW/cm2、照射時間120秒間の条件で光照射を行うことで表面層を架橋させた後に、130℃、30分間の条件で乾燥させて電子写真感光体を得た。
実施例B1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液2に変更した以外は、実施例B1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液2〕
・トリメチロールプロパントリアクリレート・・・100部
(TMPTA、東京化成工業株式会社製)
・製造例1のN−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子1(体積抵抗率9.2×101Ω・cm)・・・33.3部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン、イルガキュア(登録商標)184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製)・・・5部
・前記一般式(3)で示される化合物(例示化合物(例示化合物No.2−1)・・・5部
・メチルエチルケトン・・・1,245部
実施例B1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液3に変更した以外は、実施例B1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液3〕
・トリメチロールプロパントリアクリレート・・・100部
(TMPTA,東京化成工業株式会社製)
・製造例1のN−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子1(体積抵抗率9.2×101Ω・cm)・・・150部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン、イルガキュア(登録商標)184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製)・・・5部
・前記一般式(3)で示される化合物(例示化合物No.2−1)・・・5部
・メチルエチルケトン・・・2,295部
実施例B1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液4に変更し、実施例B1に記載の導電性支持体、下引き層、電荷発生層、及び電荷輸送層をこの順で有する積層体上にスプレー塗工法にて平均厚み4.5μmの表面層を形成し、150℃で30分間の条件で乾燥させて、電子写真感光体を得た。
〔表面層用塗工液4〕
・下記2つの化合物をOH価/NCO価=1.0となるように調整したもの・・・100部
1.下記構造式(4)のポリオール化合物
(タケネート(登録商標)D140N、三井武田ケミカル株式会社製)
・製造例1のN−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子1(体積抵抗率9.2×101Ω・cm)・・・100部
・前記一般式(3)で示される化合物(例示化合物No.2−1)・・・5部
・メチルエチルケトン・・・1,845部
実施例B1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液5に変更した以外は、実施例B1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液5〕
・下記2つの化合物をOH価/NCO価=1.0となるように調整したもの・・・100部
1.前記構造式(4)のポリオール化合物
2.イソシアネート化合物(タケネート(登録商標)D140N、三井武田ケミカル株式会社製)
・製造例1のN−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子1(体積抵抗率9.2×101Ω・cm)・・・33.3部
・前記一般式(3)で示される化合物(例示化合物No.2−1)・・・5部
・メチルエチルケトン・・・1,245部
実施例B1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液6に変更した以外は、実施例B1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液6〕
・下記2つの化合物をOH価/NCO価=1.0となるように調整したもの・・・100部
1.前記構造式(4)のポリオール化合物
2.イソシアネート化合物(タケネート(登録商標)D140N、三井武田ケミカル株式会社製)
・製造例1のN−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子1(体積抵抗率9.2×101Ω・cm)・・・150部
・前記一般式(3)で示される化合物(例示化合物No.2−1)・・・5部
・メチルエチルケトン・・・2,295部
実施例B1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液7に変更し、実施例B1に記載の導電性支持体、下引き層、電荷発生層、及び電荷輸送層をこの順で有する積層体上にスプレー塗工法にて平均厚み4.5μmの表面層を形成し、150℃で30分間の条件で乾燥させて、電子写真感光体を得た。
〔表面層用塗工液7〕
・ビスフェノールZポリカーボネート・・・100部
(パンライト(登録商標)TS−2050、帝人化成株式会社製)
・製造例1のN−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子1(体積抵抗率9.2×101Ω・cm)・・・100部
・前記一般式(3)で示される化合物(例示化合物No.2−1)・・・5部
・テトラヒドロフラン・・・4,612部
実施例B1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液8に変更した以外は、実施例B1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液8〕
・ビスフェノールZポリカーボネート・・・100部
(パンライト(登録商標)TS−2050、帝人化成株式会社製)
・製造例1のN−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子1(体積抵抗率9.2×101Ω・cm)・・・33.3部
・前記一般式(3)で示される化合物(例示化合物No.2−1)・・・5部
・テトラヒドロフラン・・・3,113部
実施例B1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液9に変更した以外は、実施例B1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液9〕
・ビスフェノールZポリカーボネート・・・100部
(パンライト(登録商標)TS−2050、帝人化成株式会社製)
・製造例1のN−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子1(体積抵抗率9.2×101Ω・cm)・・・150部
・前記一般式(3)で示される化合物(例示化合物No.2−1)・・・5部
・テトラヒドロフラン・・・5,738部
実施例B1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液10に変更した以外は、実施例B1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液10〕
・トリメチロールプロパントリアクリレート・・・100部
(TMPTA,東京化成工業株式会社製)
・製造例6のN−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子(体積抵抗率7.2×101Ω・cm)・・・100部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン、イルガキュア(登録商標)184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製)・・・5部
・前記一般式(3)で示される化合物(例示化合物No.2−1)・・・5部
・メチルエチルケトン・・・1,845部
実施例B1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液11に変更した以外は、実施例B1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液11〕
・トリメチロールプロパントリアクリレート・・・100部
(TMPTA,東京化成工業株式会社製)
・製造例7の3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子(体積抵抗率8.4×101Ω・cm)・・・100部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン、イルガキュア(登録商標)184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製)・・・5部
・前記一般式(3)で示される化合物(例示化合物No.2−1)・・・5部
・メチルエチルケトン・・・1,845部
実施例B1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液12に変更した以外は、実施例B1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液12〕
・トリメチロールプロパントリアクリレート・・・100部
(TMPTA,東京化成工業株式会社製)
・製造例14のN−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子2(体積抵抗率5.8×104Ω・cm)・・・100部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン、イルガキュア(登録商標)184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製)・・・5部
・前記一般式(3)で示される化合物(例示化合物No.2−1)・・・5部
・メチルエチルケトン・・・1,845部
実施例B1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液13に変更した以外は、実施例B1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液13〕
・トリメチロールプロパントリアクリレート・・・100部
(TMPTA,東京化成工業株式会社製)
・製造例14のN−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子2(体積抵抗率5.8×104Ω・cm)・・・33部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン、イルガキュア(登録商標)184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製)・・・5部
・前記一般式(3)で示される化合物(例示化合物No.2−1)・・・5部
・メチルエチルケトン・・・1,245部
実施例B1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液14に変更した以外は、実施例B1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液14〕
・トリメチロールプロパントリアクリレート・・・100部
(TMPTA,東京化成工業株式会社製)
・製造例14のN−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子2(体積抵抗率5.8×104Ω・cm)・・・150部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン、イルガキュア(登録商標)184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製)・・・5部
・前記一般式(3)で示される化合物(例示化合物No.2−1)・・・5部
・メチルエチルケトン・・・2,295部
実施例B1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液15に変更した以外は、実施例B1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液15〕
・下記2つの化合物をOH価/NCO価=1.0となるように調整したもの・・・100部
1.前記構造式(4)のポリオール化合物
2.イソシアネート化合物(タケネート(登録商標)D140N、三井武田ケミカル株式会社製)
・製造例14のN−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子2(体積抵抗率5.8×104Ω・cm)・・・100部
・前記一般式(3)で示される化合物(例示化合物No.2−1)・・・5部
・メチルエチルケトン・・・1,845部
実施例B1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液16に変更した以外は、実施例B1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液16〕
・下記2つの化合物をOH価/NCO価=1.0となるように調整したもの・・・100部
1.前記構造式(4)のポリオール化合物
2.イソシアネート化合物(タケネート(登録商標)D140N、三井武田ケミカル株式会社製)
・製造例14のN−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子2(体積抵抗率5.8×104Ω・cm)・・・33.3部
・前記一般式(3)で示される化合物(例示化合物No.2−1)・・・5部
・メチルエチルケトン・・・1,245部
実施例B1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液17に変更した以外は、実施例B1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液17〕
・下記2つの化合物をOH価/NCO価=1.0となるように調整したも・・100部
1.前記構造式(4)のポリオール化合物
2.イソシアネート化合物(タケネート(登録商標)D140N、三井武田ケミカル株式会社製)
・製造例14のN−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子2(体積抵抗率5.8×104Ω・cm)・・・150部
・前記一般式(3)で示される化合物(例示化合物No.2−1)・・・5部
・メチルエチルケトン・・・2,295部
実施例B1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液18に変更した以外は、実施例B1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液18〕
・ビスフェノールZポリカーボネート・・・100部
(パンライト(登録商標)TS−2050、帝人化成株式会社製)
・製造例14のN−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子2(体積抵抗率5.8×104Ω・cm)・・・100部
・前記一般式(3)で示される化合物(例示化合物No.2−1)・・・5部
・テトラヒドロフラン・・・4,612部
実施例B1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液19に変更した以外は、実施例B1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液19〕
・ビスフェノールZポリカーボネート・・・100部
(パンライト(登録商標)TS−2050、帝人化成株式会社製)
・製造例14のN−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子2(体積抵抗率5.8×104Ω・cm)・・・33.3部
・前記一般式(3)で示される化合物(例示化合物No.2−1)・・・5部
・テトラヒドロフラン・・・3,113部
実施例B1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液20に変更した以外は、実施例B1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液20〕
・ビスフェノールZポリカーボネート・・・100部
(パンライト(登録商標)TS−2050、帝人化成株式会社製)
・製造例14のN−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子2(体積抵抗率5.8×104Ω・cm)・・・150部
・前記一般式(3)で示される化合物(例示化合物No.2−1)・・・5部
・テトラヒドロフラン・・・5,738部
実施例B1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液21に変更した以外は、実施例B1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液21〕
・トリメチロールプロパントリアクリレート・・・100部
(TMPTA,東京化成工業株式会社製)
・製造例15のN−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子2(体積抵抗率5.8×104Ω・cm)・・・100部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン、イルガキュア(登録商標)184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製)・・・5部
・前記一般式(3)で示される化合物(例示化合物No.2−1)・・・5部
・メチルエチルケトン・・・,845部
実施例B1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液22に変更した以外は、実施例B1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液22〕
・トリメチロールプロパントリアクリレート・・・100部
(TMPTA,東京化成工業株式会社製)
・製造例16の3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子2(体積抵抗率3.8×104Ω・cm)・・・100部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン、イルガキュア(登録商標)184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製)・・・5部
・前記一般式(3)で示される化合物(例示化合物No.2−1)・・・5部
・メチルエチルケトン・・・1,845部
実施例B1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液23に変更した以外は、実施例B1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液23〕
・トリメチロールプロパントリアクリレート・・・100部
(TMPTA,東京化成工業株式会社製)
・製造例14のN−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子2(体積抵抗率5.8×104Ω・cm)・・・100部
・下記構造式(A)の電荷輸送材料・・・10部
<構造式A>
・前記一般式(3)で示される化合物(例示化合物No.2−1)・・・5部
・メチルエチルケトン・・・1,845部
実施例B1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液24に変更した以外は、実施例B1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液24〕
・トリメチロールプロパントリアクリレート・・・100部
(TMPTA,東京化成工業株式会社製)
・製造例14のN−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子2(体積抵抗率5.8×104Ω・cm)・・・100部
・上記構造式(A)の電荷輸送材料・・・20部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン、イルガキュア(登録商標)184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製)・・・5部
・前記一般式(3)で示される化合物(例示化合物No.2−1)・・・5部
・メチルエチルケトン・・・2,025部
実施例B1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液25に変更した以外は、実施例B1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液25〕
・トリメチロールプロパントリアクリレート・・・100部
(TMPTA,東京化成工業株式会社製)
・製造例14のN−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子2(体積抵抗率5.8×104Ω・cm)・・・100部
・上記構造式(A)の電荷輸送材料・・・40部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン、イルガキュア(登録商標)184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製)・・・5部
・前記一般式(3)で示される化合物(例示化合物No.2−1)・・・5部
・メチルエチルケトン・・・2,205部
実施例B1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液26に変更した以外は、実施例B1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液26〕
・ビスフェノールZポリカーボネート・・・100部
(パンライト(登録商標)TS−2050、帝人化成株式会社製)
・製造例14のN−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子2(体積抵抗率5.8×104Ω・cm)・・・100部
・下記構造式(B)の電荷輸送材料・・・10部
<構造式(B)>
・テトラヒドロフラン・・・4,838部
実施例B1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液27に変更した以外は、実施例B1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液27〕
・ビスフェノールZポリカーボネート・・・100部
(パンライト(登録商標)TS−2050、帝人化成株式会社製)
・製造例14のN−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子2(体積抵抗率5.8×104Ω・cm)・・・100部
・上記構造式(B)の電荷輸送材料・・・20部
・前記一般式(3)で示される化合物(例示化合物No.2−1)・・・5部
・テトラヒドロフラン・・・5,062部
実施例B1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液28に変更した以外は、実施例B1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液28〕
・ビスフェノールZポリカーボネート・・・100部
(パンライト(登録商標)TS−2050、帝人化成株式会社製)
・製造例14のN−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子2(体積抵抗率5.8×104Ω・cm)・・・100部
・上記構造式(B)の電荷輸送材料・・・40部
・前記一般式(3)で示される化合物(例示化合物No.2−1)・・・5部
・テトラヒドロフラン・・・5,513部
実施例B1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液29に変更した以外は、実施例B1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液29〕
・トリメチロールプロパントリアクリレート・・・100部
(TMPTA,東京化成工業株式会社製)
・製造例1のN−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子1(体積抵抗率9×101Ω・cm)・・・105部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン)・・・5部
(イルガキュア184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製)
・前記一般式(3)で示される化合物(例示化合物No.2−1)・・・5部
・メチルエチルケトン・・・1,067部
・シクロヘキサノン・・・267部
実施例B1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液30に変更した以外は、実施例B1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液30〕
・トリメチロールプロパントリアクリレート・・・100部
(TMPTA,東京化成工業株式会社製)
・製造例14のN−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子2(体積抵抗率6×104Ω・cm)・・・105部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン)・・・5部
(イルガキュア184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製)
・前記一般式(3)で示される化合物(例示化合物No.2−1)・・・5部
・メチルエチルケトン・・・1,067部
・シクロヘキサノン・・・267部
実施例B1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液31に変更した以外は、実施例B1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液31〕
・トリメチロールプロパントリアクリレート・・・100部
(TMPTA,東京化成工業株式会社製)
・製造例14のN−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子2(体積抵抗率6×104Ω・cm)・・・110部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン)・・・5部
(イルガキュア184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製)
・前記一般式(3)で示される化合物(例示化合物No.2−1)・・・5部
・メチルエチルケトン・・・1,120部
・シクロヘキサノン・・・280部
実施例B1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液32に変更した以外は、実施例B1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液32〕
・トリメチロールプロパントリアクリレート・・・100部
(TMPTA,東京化成工業株式会社製)
・製造例14のN−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子2(体積抵抗率6×104Ω・cm)・・・130部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン)・・・5部
(イルガキュア184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製)
・前記一般式(3)で示される化合物(例示化合物No.2−1)・・・5部
・メチルエチルケトン・・・1,067部
・シクロヘキサノン・・・267部
実施例B1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液33に変更した以外は、実施例B1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液33〕
・ビスフェノールZポリカーボネート・・・100部
(パンライト(登録商標)TS−2050、帝人化成株式会社製)
・製造例14のN−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子2(体積抵抗率6×104Ω・cm)・・・105部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン)・・・5部
(イルガキュア184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製)
・前記一般式(3)で示される化合物(例示化合物No.2−1)・・・5部
・メチルエチルケトン・・・1,067部
・シクロヘキサノン・・・267部
実施例B1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液34に変更した以外は、実施例B1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液34〕
・ビスフェノールZポリカーボネート・・・100部
(パンライト(登録商標)TS−2050、帝人化成株式会社製)
・製造例14のN−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子2(体積抵抗率6×104Ω・cm)・・・110部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン)・・・5部
(イルガキュア184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製)
・前記一般式(3)で示される化合物(例示化合物No.2−1)・・・5部
・メチルエチルケトン・・・1,120部
・シクロヘキサノン・・・280部
実施例B1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液35に変更した以外は、実施例B1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液35〕
・トリメチロールプロパントリアクリレート・・・100部
(TMPTA,東京化成工業株式会社製)
・製造例14のN−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子2(体積抵抗率6×104Ω・cm)・・・110部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン)・・・5部
(イルガキュア184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製)
・前記一般式(3)で示される化合物(例示化合物No.2−1)・・・5部
・下記構造式(A)の電荷輸送材料・・・10部
<構造式(A)>
・シクロヘキサノン・・・307部
実施例B1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液36に変更した以外は、実施例B1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液36〕
・トリメチロールプロパントリアクリレート・・・100部
(TMPTA,東京化成工業株式会社製)
・製造例14のN−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子2(体積抵抗率6×104Ω・cm)・・・125部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン)・・・5部
(イルガキュア184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製)
・前記一般式(3)で示される化合物(例示化合物No.2−1)・・・5部
・上記構造式(A)の電荷輸送材料・・・20部
・メチルエチルケトン・・・1,333部
・シクロヘキサノン・・・333部
実施例B1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液37に変更した以外は、実施例B1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液37〕
・トリメチロールプロパントリアクリレート・・・100部
(TMPTA,東京化成工業株式会社製)
・製造例14のN−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子2(体積抵抗率6×104Ω・cm)・・・120部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン)・・・5部
(イルガキュア184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製)
・前記一般式(3)で示される化合物(例示化合物No.2−1)・・・10部
・上記構造式(A)の電荷輸送材料・・・10部
・メチルエチルケトン・・・1,280部
・シクロヘキサノン・・・320部
実施例B1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液38に変更した以外は、実施例B1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液38〕
・トリメチロールプロパントリアクリレート・・・100部
(TMPTA,東京化成工業株式会社製)
・製造例14のN−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子2(体積抵抗率6×104Ω・cm)・・・130部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン)・・・5部
(イルガキュア184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製)
・前記一般式(3)で示される化合物(例示化合物No.2−1)・・・20部
・上記構造式(A)の電荷輸送材料・・・10部
・メチルエチルケトン・・・1,387部
・シクロヘキサノン・・・347部
実施例B1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液39に変更した以外は、実施例B1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液39〕
・トリメチロールプロパントリアクリレート・・・100部
(TMPTA,東京化成工業株式会社製)
・製造例14のN−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子2(体積抵抗率6×104Ω・cm)・・・105部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン)・・・5部
(イルガキュア184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製)
・前記一般式(3)で示される化合物(例示化合物No.3−1)・・・5部
・メチルエチルケトン・・・1,067部
・シクロヘキサノン・・・267部
実施例B1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液40に変更した以外は、実施例B1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液40〕
・トリメチロールプロパントリアクリレート・・・100部
(TMPTA,東京化成工業株式会社製)
・製造例14のN−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子2(体積抵抗率6×104Ω・cm)・・・110部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン)・・・5部
(イルガキュア184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製)
・前記一般式(3)で示される化合物(例示化合物No.3−1)・・・10部
・メチルエチルケトン・・・1,120部
・シクロヘキサノン・・・280部
実施例B1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液41に変更した以外は、実施例B1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液41〕
・トリメチロールプロパントリアクリレート・・・100部
(TMPTA,東京化成工業株式会社製)
・製造例14のN−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子2(体積抵抗率6×104Ω・cm)・・・105部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン)・・・5部
(イルガキュア184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製)
・前記一般式(3)で示される化合物(例示化合物No.2−1:例示化合物3−1=1:1(質量比))・・・5部
・メチルエチルケトン・・・1,067部
・シクロヘキサノン・・・267部
実施例B1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液42に変更した以外は、実施例B1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液42〕
・トリメチロールプロパントリアクリレート・・・100部
(TMPTA,東京化成工業株式会社製)
・製造例14のN−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子2(体積抵抗率6×104Ω・cm)・・・110部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン)・・・5部
(イルガキュア184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製)
・前記一般式(3)で示される化合物(例示化合物No.2−1:例示化合物3−1=1:1(質量比))・・・10部
・メチルエチルケトン・・・1,120部
・シクロヘキサノン・・・280部
実施例B1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液43に変更した以外は、実施例B1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液43〕
・トリメチロールプロパントリアクリレート・・・100部
(TMPTA,東京化成工業株式会社製)
・電荷輸送剤(N,N’−ジフェニル−N,N’−ビス(3−メチルフェニル)−[1,1’]ビフェニル−4,4’−ジアミン)・・・67部
・製造例8のN−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたシリカ微粒子(体積抵抗率4.0×1012Ω・cm)・・・5部
・4フッ化エチレン樹脂粒子・・・10部
(AD911L、平均粒径0.25μm、旭硝子株式会社製)
・フッ化アルキル基含有メタクリルコポリマー・・・0.25部
(重量平均分子量30,000)
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン、イルガキュア(登録商標)184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製)・・・5部
・酸化防止剤(2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール、東京化成工業株式会社製)・・・1.6部
・テトラヒドロフラン・・・1,486部
・トルエン・・・200部
実施例B1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液44に変更した以外は、実施例B1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液44〕
・トリメチロールプロパントリアクリレート・・・100部
(TMPTA,東京化成工業株式会社製)
・製造例8のN−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランで修飾されたシリカ微粒子(体積抵抗率4.0×1012Ω・cm)・・・5部
・4フッ化エチレン樹脂粒子・・・10部
(AD911L、平均粒径0.25μm、旭硝子株式会社製)
・フッ化アルキル基含有メタクリルコポリマー・・・0.25部
(重量平均分子量30,000)
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン、イルガキュア(登録商標)184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製)・・・5部
・酸化防止剤(2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール、東京化成工業株式会社製)・・・1.6部
・テトラヒドロフラン・・・880部
・トルエン・・・200部
実施例B1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液45に変更した以外は、実施例B1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液45〕
・トリメチロールプロパントリアクリレート・・・100部
(TMPTA,東京化成工業株式会社製)
・Gaドープ酸化亜鉛微粒子1(体積抵抗率2.4×101Ω・cm)・・・100部
(Pazet GK−40、一次粒子平均粒径32nm、ハクスイテック株式会社製)
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン、イルガキュア(登録商標)184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製)・・・5部
・ メチルエチルケトン・・・1,845部
実施例B1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液46に変更した以外は、実施例B1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液46〕
・トリメチロールプロパントリアクリレート・・・100部
(TMPTA,東京化成工業株式会社製)
・Gaドープ酸化亜鉛微粒子1(体積抵抗率2.4×101Ω・cm)・・・100部
(Pazet GK−40、一次粒子平均粒径32nm、ハクスイテック株式会社製)
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン、イルガキュア(登録商標)184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製)・・・5部
・酸化防止剤(2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール、東京化成工業株式会社製)・・・1.7部
・メチルエチルケトン・・・1,845部
実施例B1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液47に変更した以外は、実施例B1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液47〕
・ビスフェノールZポリカーボネート・・・100部
(パンライト(登録商標)TS−2050、帝人化成株式会社製)
・Gaドープ酸化亜鉛微粒子1(体積抵抗率2.4×101Ω・cm)・・・100部
(Pazet GK−40、一次粒子平均粒径32nm、ハクスイテック株式会社製)
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン、イルガキュア(登録商標)184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製)・・・5部
・酸化防止剤(2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール、東京化成工業株式会社製)・・・1.7部
・テトラヒドロフラン・・・4,612部
実施例B1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液48に変更した以外は、実施例B1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液48〕
・トリメチロールプロパントリアクリレート・・・100部
(TMPTA,東京化成工業株式会社製)
・製造例9の3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子(体積抵抗率8.0×101Ω・cm)・・・100部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン、イルガキュア184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製)・・・5部
・メチルエチルケトン・・・1,845部
実施例B1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液49に変更した以外は、実施例B1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液49〕
・トリメチロールプロパントリアクリレート・・・100部
(TMPTA,東京化成工業株式会社製)
・製造例10の4−〔2−(トリエトキシシリル)エチル〕トリフェニルアミンで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子(体積抵抗率5.0×101Ω・cm)・・・100部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン、イルガキュア184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製)・・・5部
・メチルエチルケトン・・・1,845部
実施例B1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液50に変更した以外は、実施例B1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液50〕
・トリメチロールプロパントリアクリレート・・・100部
(TMPTA,東京化成工業株式会社製)
・Gaドープ酸化亜鉛微粒子(無機微粒子A、体積抵抗率3.2×104Ω・cm)・・・100部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン、イルガキュア(登録商標)184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製)・・・5部
・メチルエチルケトン・・・1,845部
実施例B1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液51に変更した以外は、実施例B1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液51〕
・トリメチロールプロパントリアクリレート・・・100部
(TMPTA,東京化成工業株式会社製)
・Gaドープ酸化亜鉛微粒子(無機微粒子A、体積抵抗率3.2×104Ω・cm)・・・ 100部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン、イルガキュア(登録商標)184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製)・・・5部
・酸化防止剤(2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール、東京化成工業株式会社製)・・・1.7部
・メチルエチルケトン・・・1,845部
実施例B1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液52に変更した以外は、実施例B1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液52〕
・トリメチロールプロパントリアクリレート・・・100部
(TMPTA,東京化成工業株式会社製)
・製造例17の3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシランで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子2(体積抵抗率6.9×104Ω・cm)・・・100部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン、イルガキュア(登録商標)184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製)・・・5部
・メチルエチルケトン・・・1,845部
実施例B1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液53に変更した以外は、実施例B1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液53〕
・トリメチロールプロパントリアクリレート・・・100部
(TMPTA,東京化成工業株式会社製)
・製造例18の4−〔2−(トリエトキシシリル)エチル〕トリフェニルアミンで修飾されたGaドープ酸化亜鉛微粒子2(体積抵抗率1.3×104Ω・cm)・・・100部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン、イルガキュア184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製)・・・5部
・メチルエチルケトン・・・1,845部
実施例B1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液54に変更した以外は、実施例B1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液54〕
・トリメチロールプロパントリアクリレート・・・100部
(TMPTA,東京化成工業株式会社製)
・製造例11のN−フェニル−3−アミノプロピルメトキシシランで修飾されたシリカ微粒子(体積抵抗率3.0×109Ω・cm)・・・100部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン、イルガキュア184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製)・・・5部
・メチルエチルケトン・・・1,845部
実施例B1で用いた表面層用塗工液1を下記表面層用塗工液55に変更した以外は、実施例B1と同様にして、電子写真感光体を作製した。
〔表面層用塗工液55〕
・トリメチロールプロパントリアクリレート・・・100部
(TMPTA,東京化成工業株式会社製)
・製造例12の化合物A−1で修飾された酸化スズ微粒子(体積抵抗率2.0×102Ω・cm)・・・100部
・光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン、イルガキュア(登録商標)184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製)・・・5部
・メチルエチルケトン・・・1,845部
実施例及び比較例で作製した電子写真感光体を表B1−1〜表B3−2に示す。
*比較例B1の表面層材料は、4フッ化エチレン樹脂、フッ化アルキル基含有メタクリルコポリマー、電荷輸送材料(N,N’−ジフェニル−N,N’−ビス(3−メチルフェニル)−[1,1’]ビフェニル−4,4’−ジアミン)を含む。
*比較例B2の表面層材料は、4フッ化エチレン樹脂、フッ化アルキル基含有メタクリルコポリマーを含む。
*比較例B13の表面修飾官能基の構造式(1)は以下の通りである。
*Gaドープ酸化亜鉛微粒子1(GaドープZnO 1)に使用している無機微粒子のSi含有率は0.8%、Gaドープ酸化亜鉛微粒子2(GaドープZnO 2)に使用している無機微粒子のSi含有率は3.2%である。
実施例及び比較例で作製した電子写真感光体について、下記評価を実施した。
imagio Neo270(株式会社リコー製)の現像ユニットを分解して、表面電位計MODEL344(TREK社製)に接続されているプローブを現像ユニットに取り付けた後、実施例及び比較例の各感光体を装着した。23℃、55%RHの環境下で帯電電位が−800Vになるように感光体に印加する電位を調節した後、黒ベタ画像を出力して、通紙試験前の露光部電位を測定した。
次に下記の摩耗耐久性評価を行い、その後に各実施例及び比較例の感光体を用いて、同様の方法により通紙試験後の露光部の電位を測定した。通紙前、通紙後の露光部電位、及び通紙前後における露光部電位の変化を示す。結果を表B4−1及び表4−2に示す。
実機通紙試験前後における露光部電位の変動が小さいものほど化学的耐久性に優れている。
前記摩耗耐久性試験は、画像形成装置として、imagio Neo270(株式会社リコー製)を使用した。
用紙としてはMyPaper(A4サイズ、株式会社NBSリコー製)を用いた。常温常湿(23℃,55%RH)の環境にて短手方向を送り方向として50%ハーフトーン(黒)の3万枚の画像形成を行った。次に、高温高湿(28℃、75%RH)の環境下で同様にして3万枚の画像形成を行った。最後に、低温低湿(10℃、15%RH)の環境下で同様に3万枚の画像形成を行い、合計9万枚の実機通紙試験を行った。実機通紙試験を実施する前後の感光体の膜厚を、渦電流式膜厚計フィッシャースコープMMS(フィッシャー社製)を用いて測定し、摩耗量を求め、下記基準で評価した。結果を表B4−1及び表B4−2に示す。
〔評価基準〕
A:摩耗量が0.2μm以下
B:摩耗量が0.2μmより大きく0.5μm以下
C:摩耗量が0.5μmより大きく1μm以下
D:摩耗量が1μmより大きい
imagio Neo270(株式会社リコー製)に、実施例及び比較例の感光体を装着した後、A4サイズの用紙MyPaper(株式会社NBSリコー製)を用いて、上述の実機通紙試験の各環境において3万枚の画像形成を実施した後に、日本画像学会テストチャートNo.3を出力し、下記基準により画質を評価した。結果を表B4−1及び表B4−2に示す。
〔評価基準〕
A: 画像品質にほとんど低下がないレベル
B: 画像品質は若干低下したが、目視観察では問題ないレベル
C: 目視観察でも画像品質の低下がわかるレベル
D: 画像品質に重大な問題があるレベル
これに対して、比較例B1の電子写真感光体は、表面層に電荷輸送物質と酸化防止剤を含んでいるため、化学的耐久性は実用に耐えうる水準である。しかし、フィラーとして4フッ化エチレン樹脂粒子、フッ化アルキル基含有メタクリルコポリマー、及び二級アミノ基を有する化合物によって修飾された体積抵抗率が1×108Ω・cmより大きい無機微粒子を表面層に添加していても、機械的耐久性が低く、画像品質の維持にも劣ることがわかる。
比較例B2の電子写真感光体は、比較例1とは異なり、電荷輸送物質が表面層にないため、初期より露光部電位が高く、異常画像が見られた。そのため、摩耗耐久性試験、及び低温低湿、高温高湿の環境での画像品質試験は実施しなかった。
比較例B4、B5、B9の電子写真感光体は、表面層が酸化防止剤を含んでいるために、化学的耐久性は実用に耐えうる水準である。表面層中の微粒子の体積抵抗率はいずれも1×108Ω・cm以下であるが、一級及び二級のいずれかのアミノ基を有する化合物によって被覆されていないため、機械的耐久性に乏しく、画像品質の維持にも劣ることがわかる。
比較例B3、B6、B7、B8、B10、B11の電子写真感光体は、表面層が酸化防止剤及び電荷輸送物質を含んでいないため、機械的耐久性は十分である。表面層中の無機微粒子の体積抵抗率はいずれも1×108Ω・cm以下である。しかし、微粒子の表面が修飾されていない(比較例B3)、アミノ基を有さない化合物により修飾されている(比較例B6)、及び三級アミノ基を有する化合物により修飾されている(比較例B7)ため、化学的耐久性に乏しく、画像品質の維持にも劣ることがわかる。
比較例B12の電子写真感光体は、表面層に酸化防止剤及び電荷輸送物質を含んでいないため機械的耐久性は十分である。また、微粒子がアミノ基を有する化合物により修飾されているので、通紙前後の露光後電位の変動も小さい。しかし、表面層中の微粒子の体積抵抗率は3×109Ω・cmと大きく、23℃,55%RHでは問題なかったものの10℃,20%RH、28℃,75%RH環境では画像品質を維持することができていないことが分かる。
比較例B13の電子写真感光体は、表面層に酸化防止剤及び電荷輸送物質を含んでいないため機械的耐久性は十分である。しかし、無機微粒子が酸化防止剤としての機能を発現する材料で修飾されているものの、その特性は十分ではない。そのために、画像品質の維持が不十分であり、また通紙前後の露光後電位の変動も大きい。
<1> 導電性支持体と、該導電性支持体上に、少なくとも感光層及び表面層をこの順に有する電子写真感光体であって、
前記表面層が、無機微粒子と、下記一般式(1)、(2)、及び(3)で表される化合物から選択される少なくとも1種の化合物を含有し、
前記無機微粒子が、第13族元素をドープした酸化亜鉛微粒子であり、
前記表面層における電界強度が1×104V/cmであるときの表面固有抵抗率R1が、1×1013Ω/cm2以上であり、
前記表面固有抵抗率R1と、前記表面層における電界強度が1.5×105V/cmであるときの表面固有抵抗率R15との比(R1/R15)が、100〜5,000であることを特徴とする電子写真感光体である。
<一般式(1)>
<一般式(2)>
<一般式(3)>
<2> 表面層の1×104V/cmにおける表面固有抵抗率R1と、3×104V/cmにおける表面固有抵抗率R3との比(R1/R3)が、0.1〜10である前記<1>に記載の電子写真感光体である。
<3> 第13族元素をドープした酸化亜鉛微粒子が、ガリウム元素をドープした酸化亜鉛である前記<1>から<2>のいずれかに記載の電子写真感光体である。
<4> 第13族元素をドープした酸化亜鉛微粒子の表面層における含有量が、7体積%〜40体積%である前記<1>から<3>のいずれかに記載の電子写真感光体である。
<5> 無機微粒子が、一級又は二級アミノ基を有する化合物によって被覆されている前記<1>から<4>のいずれかに記載の電子写真感光体である。
<6> 無機微粒子の体積抵抗率が、1×108Ω・cm以下である前記<1>から<5>のいずれかに記載の電子写真感光体である。
<7> 表面層が電荷輸送性を有しない樹脂を含有し、該電荷輸送性を有しない樹脂が、ポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂、ポリアリレート樹脂、スチレン樹脂、フェノール樹脂、及びウレタン樹脂から選択される少なくとも1種である前記<1>から<6>のいずれかに記載の電子写真感光体である。
<8> 表面層が、電荷輸送性化合物を更に含有し、該電荷輸送性化合物の含有量が、電荷輸送性を有しない樹脂100質量部に対して20質量部以下である前記<7>に記載の電子写真感光体である。
<9> 電子写真感光体、前記電子写真感光体の表面を帯電させる帯電手段、帯電された前記電子写真感光体表面を露光して静電潜像を形成する露光手段、前記静電潜像をトナーを用いて現像して可視像を形成する現像手段、及び前記可視像を記録媒体に転写する転写手段を少なくとも有する画像形成装置であって、
前記電子写真感光体が、前記<1>から<8>のいずれかに記載の電子写真感光体であることを特徴とする画像形成装置である。
<10> 電子写真感光体と、該電子写真感光体上に形成された静電潜像をトナーを用いて現像し可視像を形成する現像手段とを少なくとも有するプロセスカートリッジであって、
前記電子写真感光体が、前記<1>から<8>のいずれかに記載の電子写真感光体であることを特徴とするプロセスカートリッジである。
3 帯電手段
5 露光手段
6 現像手段
10 転写手段
21 導電性支持体
23 電荷発生層
24 電荷輸送層
25 表面層
26 単層型感光層
101 電子写真感光体
102 帯電手段
104 現像手段
106 転写手段
Claims (10)
- 導電性支持体と、該導電性支持体上に、少なくとも感光層及び表面層をこの順に有する電子写真感光体であって、
前記表面層が、無機微粒子と、下記一般式(1)、(2)、及び(3)で表される化合物から選択される少なくとも1種の化合物を含有し、
前記無機微粒子が、第13族元素をドープした酸化亜鉛微粒子であり、
前記表面層における電界強度が1×104V/cmであるときの表面固有抵抗率R1が、1×1013Ω/cm2以上であり、
前記表面固有抵抗率R1と、前記表面層における電界強度が1.5×105V/cmであるときの表面固有抵抗率R15との比(R1/R15)が、100〜5,000であることを特徴とする電子写真感光体。
<一般式(1)>
<一般式(2)>
<一般式(3)>
- 表面層の1×104V/cmにおける表面固有抵抗率R1と、3×104V/cmにおける表面固有抵抗率R3との比(R1/R3)が、0.1〜10である請求項1に記載の電子写真感光体。
- 第13族元素をドープした酸化亜鉛微粒子が、ガリウム元素をドープした酸化亜鉛である請求項1から2のいずれかに記載の電子写真感光体。
- 第13族元素をドープした酸化亜鉛微粒子の表面層における含有量が、7体積%〜40体積%である請求項1から3のいずれかに記載の電子写真感光体。
- 無機微粒子が、一級又は二級アミノ基を有する化合物によって被覆されている請求項1から4のいずれかに記載の電子写真感光体。
- 無機微粒子の体積抵抗率が、1×108Ω・cm以下である請求項1から5のいずれかに記載の電子写真感光体。
- 表面層が電荷輸送性を有しない樹脂を含有し、該電荷輸送性を有しない樹脂が、ポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂、ポリアリレート樹脂、スチレン樹脂、フェノール樹脂、及びウレタン樹脂から選択される少なくとも1種である請求項1から6のいずれかに記載の電子写真感光体。
- 表面層が、電荷輸送性化合物を更に含有し、該電荷輸送性化合物の含有量が、電荷輸送性を有しない樹脂100質量部に対して20質量部以下である請求項7に記載の電子写真感光体。
- 電子写真感光体、前記電子写真感光体の表面を帯電させる帯電手段、帯電された前記電子写真感光体表面を露光して静電潜像を形成する露光手段、前記静電潜像をトナーを用いて現像して可視像を形成する現像手段、及び前記可視像を記録媒体に転写する転写手段を少なくとも有する画像形成装置であって、
前記電子写真感光体が、請求項1から8のいずれかに記載の電子写真感光体であることを特徴とする画像形成装置。 - 電子写真感光体と、該電子写真感光体上に形成された静電潜像をトナーを用いて現像し可視像を形成する現像手段とを少なくとも有するプロセスカートリッジであって、
前記電子写真感光体が、請求項1から8のいずれかに記載の電子写真感光体であることを特徴とするプロセスカートリッジ。
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