JP2007272191A - 電子写真感光体およびそれを用いた画像形成方法、並びに画像形成装置、画像形成装置用プロセスカートリッジ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】導電性支持体上に、感光層、表面層を順に有する電子写真感光体において、表面層が特定の電荷輸送性構造を有しないラジカル重合性モノマーと、電荷輸送性構造を有するラジカル重合性化合物を、熱、光、電離性放射線の何れかを用いて硬化することにより形成されたものであるとともに、感光層および/又は表面層中に特定の構造を有するアミン化合物を含有する。
【選択図】なし
Description
上記のような装置構成部材の特性から、感光体の表面には物理的な外力が直接加えられるため、感光体に対してはそれらへの耐久性が要求されてきた。
これらの画像濃度ムラの発生メカニズムについてははっきりとはわかっていないが、以下に示すようなことが原因と考えられている。
このように、機械的耐久性を向上するための手段については未だに課題が多いうえに、酸化性ガス耐久性の改善に関する報告はほとんどなく、対策が充分でないのが現状である。
また、本発明は、上記電子写真感光体を用いた画像形成方法、画像形成装置、及び画像形成装置用プロセスカートリッジを提供することを目的とする。
(1)「導電性支持体上に、少なくとも感光層、表面層を順に有する電子写真感光体において、該表面層が少なくとも下記一般式(1)で示される電荷輸送性構造を有しないラジカル重合性モノマーと、電荷輸送性構造を有するラジカル重合性化合物を、熱、光、電離性放射線の少なくとも何れかを用いて硬化することにより形成されたものであるとともに、該感光層および/又は該表面層中に下記一般式(2)で示される化合物から選ばれる少なくとも1種を含有することを特徴とする電子写真感光体。
(2)「導電性支持体上に、少なくとも感光層、表面層を順に有する電子写真感光体において、該表面層が少なくとも下記一般式(1)で示される電荷輸送性構造を有しないラジカル重合性モノマーと、電荷輸送性構造を有するラジカル重合性化合物を、熱、光、電離性放射線の少なくとも何れかを用いて硬化することにより形成されたものであるとともに、該感光層および/又は該表面層中に下記一般式(3)で示される化合物から選ばれる少なくとも1種を含有することを特徴とする電子写真感光体。
(3)「前記感光層および/又は前記表面層中に、さらに前記(1)に記載の一般式(2)で示される化合物から選ばれる少なくとも1種を含有することを特徴とする前記(2)に記載の電子写真感光体」;
(4)「前記表面層に用いる電荷輸送性構造を有しないラジカル重合性モノマーとして、前記一般式(1)で示されるラジカル重合性モノマーと、3官能以上のラジカル重合性モノマーとを混合して用いることを特徴とする前記(1)乃至(3)のいずれかに記載の電子写真感光体」;
(5)「前記表面層に用いられる電荷輸送性構造を有するラジカル重合性化合物の官能基が、アクリロイルオキシ基及び/又はメタクリロイルオキシ基であることを特徴とする前記(1)乃至(4)のいずれかに記載の電子写真感光体」;
(6)「前記表面層に用いられる電荷輸送性構造を有するラジカル重合性化合物の電荷輸送構造が、トリアリールアミン構造であることを特徴とする前記(1)乃至(5)のいずれかに記載の電子写真感光体」;
(7)「前記表面層に用いられる電荷輸送性構造を有するラジカル重合性化合物の官能基数が1つであることを特徴とする前記(1)乃至(6)のいずれかに記載の電子写真感光体」;
(8)「前記表面層に用いられる1官能の電荷輸送性構造を有するラジカル重合性化合物が、下記一般式(4)又は(5)で示される化合物の一種以上であることを特徴とする前記(7)に記載の電子写真感光体。
(9)「前記表面層に用いられる1官能の電荷輸送性構造を有するラジカル重合性化合物が、下記一般式(6)で示される化合物の一種以上であることを特徴とする前記(7)に記載の電子写真感光体。
(10)「前記表面層の硬化手段が加熱又は光エネルギー照射手段であることを特徴とする前記(1)乃至(9)のいずれかに記載の電子写真感光体」;
(11)「前記表面層の硬化手段が光エネルギー照射手段であることを特徴とする前記(10)に記載の電子写真感光体」;
(12)「前記表面層の膜厚が1〜15μmであることを特徴とする前記(1)乃至(11)のいずれかに記載の電子写真感光体」;
(13)「前記感光層が、少なくとも電荷発生層および電荷輸送層を積層した構造であることを特徴とする前記(1)乃至(12)のいずれかに記載の電子写真感光体」;
(14)「前記(1)乃至(13)のいずれかに記載の電子写真感光体を用いて、少なくとも電子写真感光体を帯電させる帯電プロセスと、帯電プロセスによって帯電させられた電子写真感光体表面に静電潜像を形成する潜像形成プロセスと、潜像形成プロセスによって形成された静電潜像にトナーを付着させる現像プロセスと、現像プロセスによって形成されたトナー像を被転写体に転写させる転写プロセスとを繰り返し行なうことを特徴とする画像形成方法」;
(15)「前記(1)乃至(13)のいずれかに記載の電子写真感光体と、電子写真感光体を帯電させる帯電器と、帯電器によって帯電させられた電子写真感光体表面に静電潜像を形成する潜像形成器と、潜像形成器によって形成された静電潜像にトナーを付着させる現像器と、現像器よって形成されたトナー像を被転写体に転写させる転写器とを有する画像形成装置」;
(16)「前記(1)乃至(13)のいずれかに記載の電子写真感光体と、少なくとも電子写真感光体を帯電させる帯電器と、帯電器によって帯電させられた電子写真感光体表面に静電潜像を形成する潜像形成器と、潜像形成器によって形成された静電潜像にトナーを付着させる現像器と、現像器よって形成されたトナー像を被転写体に転写させる転写器と、転写後に電子写真感光体表面に残留したトナーを電子写真感光体表面から除去するクリーニング器からなる群から選ばれた一つの手段を有するものであって、画像形成装置本体に着脱可能としたことを特徴とする画像形成装置用プロセスカートリッジ」。
架橋性材料を感光体の表面層に用いることによって、機械的耐久性を飛躍的に向上させることが可能であり、これによって摩耗や傷により生じる画像欠陥を大幅に低減することができる。しかしながら、架橋時に熱や光などのエネルギーを付与する必要が有り、そのために感光層を構成する材料が劣化するために、電気特性の低下や酸化性ガス耐久性の低下などを引き起こすことがある。これは画像濃度ムラといった新たな問題を引き起こすことが懸念される。
しかしながら、本発明のような機械的耐久性に優れた表面層を有する電子写真感光体は、機械的な外力によってもほとんど摩耗が生じず、長期に亘って感光層表面に傷や欠陥が生じにくい反面、酸化性ガスやイオン性物質などを表面やバルクから除去しにくいために酸化性ガスへの耐久性が低い場合には画質の劣化が顕在化しやすい。
以下に本発明について詳細に説明する。
本実施形態の感光体は、導電性支持体上に少なくとも感光層、表面層をこの順に有することを特徴とする積層体である。感光層としては電荷発生機能と電荷輸送機能を有していれば単層構造をとっても多層構造をとってもよい。実施態様の一例を図1〜図3を用いて説明する。
図2および図3に示した電子写真感光体の断面図は、感光層が積層の場合の例であり、導電性支持体上に電荷発生機能を担う電荷発生層と、電荷輸送機能を担う電荷輸送層とを分離して積層した態様のものである。本態様をとる場合は、図示するとおり導電性支持体上への電荷発生層と電荷輸送層の積層順番は特に限定されることはなく、用途に応じて使い分けることが可能であり、感光体最表面には表面層が積層される。
本発明のような表面層を設けた場合、耐傷性、耐摩耗性を有するために使用による感光体表面の変化(傷つき、摩耗)は非常に少なく、長期に亘って初期の状態を維持することが可能となる。その反面、帯電器などで生成されるオゾンやNOXなどの酸化性ガスによって画質の劣化(画像濃度ムラ)が生じやすい欠点がある。
酸化性ガスによる画像濃度ムラのメカニズムは、帯電器によって生成した酸化性ガス由来のイオン性物質が感光体表面に堆積し、吸湿することにより感光体最表面の抵抗が低下することにより、静電潜像上の電荷が感光体表面上を横に移動するためと考えられている。
そのため、このような課題に対する解決手段として従来用いられている酸化防止剤などと異なり、本発明に示される化合物を感光体中に添加することよる電荷輸送能低下や架橋阻害、硬度低下を引き起こすことなく、目的としている酸性ガス耐久性を有する電子写真感光体を得ることが可能となる。
尚、前記一般式(2)及び(3)で表わされる化合物には、特公昭58−57739号公報、特許第2529299号公報等に記載された化合物も含まれるが、該一般式(2)で表わされる化合物は、対応するホスホン酸エステル化合物又はトリフェニルホスホニウム塩化合物と、対応するアルデヒド化合物との反応による、所謂変性ウイッチヒ(Wittig)反応又はウイッチヒ(Wittig)反応により製造でき、さらに該一般式(3)で表わされる化合物は、該一般式(2)で表わされる化合物を還元することにより製造することができる。
これらの化合物は、感光層もしくは表面層中へ添加してもよいし、感光層と表面層の両方に同時に添加してもよい。感光層が電荷発生層と電荷輸送層からなるような多層構造を有する場合であっても、いずれの層へ適用してもよいし、2層以上の層に適用してもよい。
添加量としては、所望の感光体電気特性および機械特性を満足する量であれば特に限定されないが、具体的には添加する層の全量に対して0.01〜150重量%が好ましい。添加量が0.01重量%未満の場合は所望の酸化性ガス耐久性が得にくい。また添加量が150重量%を超える場合には充分な酸化性ガス耐久性が得られる一方で、所望の機械的耐久性や電気特性が得られないことが有り好ましくない。
次に、本発明の架橋表面層の構成材料について説明する。
<電荷輸送性構造を有しないラジカル重合性モノマーの説明>
本発明に用いられる電荷輸送性構造を有しないラジカル重合性モノマーは、前記一般式(1)で表わされ、アクリロイルオキシ基またはメタクリロイルオキシ基のラジカル重合性官能基を5個以上有するモノマーが本発明の目的を達成するために好ましい。
また、前記一般式(1)中のR17は、本発明の目的を達成するために、単結合、ヒドロキシル基置換アルキレンエーテル基が好ましい。
5個以上のアクリロイルオキシ基を有する化合物は、例えば水酸基がその分子中に5個以上ある化合物とアクリル酸(塩)、アクリル酸ハライド、アクリル酸エステルを用い、エステル反応あるいはエステル交換反応させることにより得ることができる。また、5個以上のメタクリロイルオキシ基を有する化合物も同様にして得ることができる。また、ラジカル重合性官能基を5個以上有する単量体中のラジカル重合性官能基は、同一でも異なってもよい。
これらのモノマーは収率が優れる、製造コストが低い及び生産性が高いなどの理由から多価アルコールのエステル化により製造されることが例示でき、さらに、これらのモノマーを2種以上、さらに詳しくは2種、3種又は4種を併用する場合であって、6個のラジカル重合性官能基を有するモノマーを用いるときには、収率が優れるという点で、エステル化により6個のラジカル重合性官能基を有するモノマー、及びエステル化されずに水素基が残存した5個以下のラジカル重合性官能基を有するモノマーとの混合物を用いることが好ましい。更にその配合率は、同様に収率が優れるという点で該6個のラジカル重合性官能基を有するモノマーを20〜99重量%含有することが好ましく、より好ましくは30〜97重量%、更に好ましくは40〜95重量%である。同様の理由により、5個のラジカル重合性官能基を有するモノマーを用いるときには、このモノマーを20〜99重量%含有することが好ましく、より好ましくは30〜97重量%、さらに好ましくは40〜95重量%であり、同様の理由により4個のラジカル重合性官能基を有するモノマーを用いるときには、このモノマーを0.01〜30重量%含有することが好ましく、より好ましくは0.1〜20重量%、更に好ましくは3〜5重量%であり、同様の理由により3個のラジカル重合性官能基を有するモノマーを用いるときには、このモノマーを0.01〜30重量%含有することが好ましく、より好ましくは0.1〜20重量%、更に好ましくは3〜5重量%である。
・1個のアクリロイルオキシ基及び5個の水素基を有する化合物
・2個のアクリロイルオキシ基及び4個の水素基を有する化合物
・3個のアクリロイルオキシ基及び3個の水素基を有する化合物
・4個のアクリロイルオキシ基及び2個の水素基を有する化合物
5個のメタクリロイルオキシ基及び1個の水素基を有する化合物30〜70重量%、好ましくは40〜60重量%並びに6個のメタクリロイルオキシ基を有する化合物70〜30重量%、好ましくは60〜40重量%を含有する混合物、5個のメタクリロイルオキシ基及び1個の水素基を有する化合物30〜65重量%、好ましくは40〜55重量%、6個のメタクリロイルオキシ基を有する化合物65〜30重量%、好ましくは55〜40重量%、並びに、以下に列挙する化合物の中から選択される1種、2種、3種又は4種が0.01〜5重量%、好ましくは1〜3重量%を含有する混合物が例示できる。
・1個のメタクリロイルオキシ基及び5個の水素基を有する化合物
・2個のメタクリロイルオキシ基及び4個の水素基を有する化合物
・3個のメタクリロイルオキシ基及び3個の水素基を有する化合物
・4個のメタクリロイルオキシ基及び2個の水素基を有する化合物
本発明に用いられる電荷輸送性構造を有するラジカル重合性化合物としては、例えばトリアリールアミン、ヒドラゾン、ピラゾリン、カルバゾールなどの正孔輸送性構造、例えば縮合多環キノン、ジフェノキノン、シアノ基やニトロ基を有する電子吸引性芳香族環などの電子輸送構造を有しており、且つラジカル重合性官能基を有する化合物を指す。このラジカル重合性官能基とは、炭素−炭素2重結合を有し、ラジカル重合可能な基であれば何れでもよい。
これらラジカル重合性官能基としては、例えば、下記に示す1−置換エチレン官能基、1,1−置換エチレン官能基等が挙げられる。
1−置換エチレン官能基としては、例えば以下の式で表わされる官能基が挙げられる。
1,1−置換エチレン官能基としては、例えば以下の式で表わされる官能基が挙げられる。
これらの置換基を具体的に例示すると、α−塩化アクリロイルオキシ基、メタクリロイルオキシ基、α−シアノエチレン基、α−シアノアクリロイルオキシ基、α−シアノフェニレン基、メタクリロイルアミノ基等が挙げられる。
電荷輸送性構造としてはトリアリールアミン構造が効果が高い。さらに、下記一般式(4)又は(5)で示される化合物を用いた場合、感度、残留電位等の電気的特性が良好に持続される。
前記一般式(4)、(5)において、R6の置換基中、アルキル基としては、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基等、アリール基としては、フェニル基、ナフチル基等が、アラルキル基としては、ベンジル基、フェネチル基、ナフチルメチル基が、アルコキシ基としては、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基等がそれぞれ挙げられ、これらは、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、メチル基、エチル基等のアルキル基、メトキシ基、エトキシ基等のアルコキシ基、フェノキシ基等のアリールオキシ基、フェニル基、ナフチル基等のアリール基、ベンジル基、フェネチル基等のアラルキル基等により置換されていてもよい。
R6の置換基のうち、特に好ましいものは水素原子、メチル基である。
置換もしくは無置換のAr7、Ar8はアリール基であり、アリール基としては縮合多環式炭化水素基、非縮合環式炭化水素基及び複素環基が挙げられる。
複素環基としては、カルバゾール、ジベンゾフラン、ジベンゾチオフェン、オキサジアゾール、及びチアジアゾール等の1価基が挙げられる。
(1)ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基等。
(2)アルキル基;
好ましくは、C1〜C12とりわけC1〜C8、さらに好ましくはC1〜C4の直鎖または分岐鎖のアルキル基であり、これらのアルキル基にはさらにフッ素原子、水酸基、シアノ基、C1〜C4のアルコキシ基、フェニル基又はハロゲン原子、C1〜C4のアルキル基もしくはC1〜C4のアルコキシ基で置換されたフェニル基を有していてもよい。
(式中、R30は(2)で定義したアルキル基を表わす。)
具体的には、メトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、i−プロポキシ基、t−ブトキシ基、n−ブトキシ基、s−ブトキシ基、i−ブトキシ基、2−ヒドロキシエトキシ基、ベンジルオキシ基、トリフルオロメトキシ基等が挙げられる。
アリール基としてはフェニル基、ナフチル基が挙げられる。これは、C1〜C4のアルコキシ基、C1〜C4のアルキル基またはハロゲン原子を置換基として含有してもよい。具体的には、フェノキシ基、1−ナフチルオキシ基、2−ナフチルオキシ基、4−メトキシフェノキシ基、4−メチルフェノキシ基等が挙げられる。
(5)アルキルメルカプト基またはアリールメルカプト基;
具体的にはメチルチオ基、エチルチオ基、フェニルチオ基、p−メチルフェニルチオ基等が挙げられる。
(6)以下の式で表わされる置換基;
具体的には、アミノ基、ジエチルアミノ基、N−メチル−N−フェニルアミノ基、N,N−ジフェニルアミノ基、N,N−ジ(トリール)アミノ基、ジベンジルアミノ基、ピペリジノ基、モルホリノ基、ピロリジノ基等が挙げられる。
(8)置換又は無置換のスチリル基、置換又は無置換のβ−フェニルスチリル基、ジフェニルアミノフェニル基、ジトリルアミノフェニル基等。
置換もしくは無置換のアルキレン基としては、C1〜C12、好ましくはC1〜C8、さらに好ましくはC1〜C4の直鎖または分岐鎖のアルキレン基であり、これらのアルキレン基にはさらにフッ素原子、水酸基、シアノ基、C1〜C4のアルコキシ基、フェニル基又はハロゲン原子、C1〜C4のアルキル基もしくはC1〜C4のアルコキシ基で置換されたフェニル基を有していてもよい。具体的にはメチレン基、エチレン基、n−ブチレン基、i−プロピレン基、t−ブチレン基、s−ブチレン基、n−プロピレン基、トリフルオロメチレン基、2−ヒドロキエチレン基、2−エトキシエチレン基、2−シアノエチレン基、2−メトキシエチレン基、ベンジリデン基、フェニルエチレン基、4−クロロフェニルエチレン基、4−メチルフェニルエチレン基、4−ビフェニルエチレン基等が挙げられる。
置換もしくは無置換のアルキレンエーテル基としては、エチレンオキシ基、プロピレンオキシ基等のアルキレンオキシ基、エチレングリコール、プロピレングリコール等から誘導されるアルキレンジオキシ基、ジエチレングリコール、テトラエチレングリコール、トリプロピレングリコール等から誘導されるジまたはポリ(オキシアルキレン)オキシ基等が挙げられ、アルキレンエーテル基のアルキレン基はヒドロキシル基、メチル基、エチル基等の置換基を有してもよい。
ビニレン基としては、以下の一般式で表わされる置換基が挙げられる。
置換もしくは無置換のアルキレン基としは、前記Xのアルキレン基と同様なものが挙げられる。
置換もしくは無置換のアルキレンエーテル基としては、前記Xのアルキレンエーテル基が挙げられる。
アルキレンオキシカルボニル基としては、カプロラクトン変性基が挙げられる。
また、本発明の表面層は、少なくとも前記一般式(1)で示される電荷輸送性構造を有しないラジカル重合性モノマー及び電荷輸送性構造を有するラジカル重合性化合物(好ましくは1官能)を、熱、光、電離性放射線の少なくとも何れかを用いて同時に硬化させた架橋表面層であるが、熱エネルギーや光エネルギーを用いて架橋表面層を形成する場合には、必要に応じてこの架橋反応を効率よく進行させるために架橋表面層中に重合開始剤を使用してもよい。電離性放射線を用いた架橋を行う場合は、通常重合開始剤を用いることなく架橋反応を得ることが可能であるが、電離性放射線照射後に残存する未硬化成分を硬化させるために、後処理として熱エネルギー及び/又は光エネルギーを付与することも可能であるが、その場合でも下記に示す重合開始剤を添加すると効果的である。
本発明の表面層は、少なくとも前記一般式(1)で示される電荷輸送性構造を有しないラジカル重合性モノマー及び電荷輸送性構造を有するラジカル重合性化合物(好ましくは1官能)を同時に硬化させた架橋表面層であるが、これ以外に耐摩耗性の向上を目的としてフィラー微粒子を含有させることができる。
フィラーの平均一次粒径は、0.01〜0.5μmであることが表面層の光透過率や耐摩耗性の点から好ましい。フィラーの平均一次粒径が0.01μm未満の場合は、分散性の低下等を引き起こし、耐摩耗性の向上効果が充分に発揮されず、0.5μmを超える場合には、分散液中においてフィラーの沈降性が促進されたり、トナーのフィルミングが発生したりする可能性がある。
また更に、これらのフィラーは少なくとも一種の表面処理剤で表面処理させることが可能であり、そうすることがフィラーの分散性の面から好ましい。フィラーの分散性の低下は残留電位の上昇だけでなく、塗膜の透明性の低下や塗膜欠陥の発生、更には耐摩耗性の低下をも引き起こすため、高耐久化あるいは高画質化を妨げる大きな問題に発展する可能性がある。表面処理剤としては、従来用いられている表面処理剤を使用することができるが、フィラーの絶縁性を維持できる表面処理剤が好ましい。
表面処理量については、用いるフィラーの平均一次粒径によって異なるが、フィラー重量に対して3〜30重量%が適しており、5〜20重量%がより好ましい。表面処理量がこれよりも少ないとフィラーの分散効果が得られず、また多すぎると残留電位の著しい上昇を引き起こす。これらフィラー材料は単独もしくは2種類以上混合して用いられる。
更に、本発明の塗工液は必要に応じて各種可塑剤(応力緩和や接着性向上の目的)、レベリング剤、ラジカル反応性を有しない低分子電荷輸送物質などの添加剤が含有できる。これらの添加剤は公知のものが使用可能であり、可塑剤としてはジブチルフタレート、ジオクチルフタレート等の一般の樹脂に使用されているものが利用可能で、その使用量は塗工液の総固形分100重量部に対し20重量部以下、好ましくは10重量部以下に抑えられる。また、レベリング剤としては、ジメチルシリコーンオイル、メチルフェニルシリコーンオイル等のシリコーンオイル類や、側鎖にパーフルオロアルキル基を有するポリマーあるいはオリゴマーが利用でき、その使用量は塗工液の総固形分に対し3重量部以下が適当である。
本発明の表面層は、少なくとも電荷輸送性構造を有しない前記一般式(1)で示されるラジカル重合性モノマーと電荷輸送性構造を有するラジカル重合性化合物(好ましくは1官能)とを含有する塗工液を、後述する感光層上に塗布、硬化することにより形成される。塗布に用いられる塗工液はラジカル重合性モノマーが液体である場合、これに他の成分を溶解して塗布することも可能であるが、必要に応じて溶媒により希釈して塗布される。ここで用いられる溶剤としては、通常用いられるものであれば特に限定されない。例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノールなどのアルコール系、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノンなどのケトン系、酢酸エチル、酢酸ブチルなどのエステル系、テトラヒドロフラン、ジオキサン、プロピルエーテルなどのエーテル系、ジクロロメタン、ジクロロエタン、トリクロロエタン、クロロベンゼンなどのハロゲン系、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族系、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、セロソルブアセテートなどのセロソルブ系などが挙げられる。これらの溶媒は単独または2種以上を混合して用いてもよい。
熱エネルギーとしては、空気、窒素などの気体、蒸気、あるいは各種熱媒体、赤外線、電磁波を用いることができ、塗工面側あるいは支持体側から加熱することによって行なわれる。加熱温度は100℃以上、170℃以下が好ましい。100℃未満の場合、反応速度が遅いために生産性が低下するとともに、未反応の材料が膜中に残留する原因となる。一方、170℃より高い温度で処理した場合、架橋による膜の収縮が大きくなり、表面にゆず肌状の欠陥や亀裂が生じたり、隣接層との界面で剥離が生じることがある。また、感光層中の揮発性成分が外部に霧散するなどした場合には、所望の電気特性を得られなくなるなどのことがあるため好ましくない。架橋による収縮が大きい樹脂を使用する際には、100℃未満の低温で予備架橋した後に100℃以上の高温で架橋を完結させる方法も有効である。
硬化後の表面層に対して、必要に応じて後加熱をしてもよい。例えば、膜中に残留溶媒が多く残留している場合などは、電気的特性の低下や経時劣化の原因となりうるため、後加熱により残留溶媒を揮発させることが好ましい。
表面層/感光層間での接着性不良による層間剥離を防ぐことを目的として、必要に応じて両層間に接着層を設けてもよい。
次に感光層について説明する。前記のとおり、感光層は機能分離型積層構造であってもよいし、単層構造をとってもよい。積層構造の場合には、感光層は一般に電荷発生層と電荷輸送層から形成される。また、単層構造の場合には感光層は電荷発生機能と電荷輸送機能を同時に有する層である。以下、積層構造の感光層および単層構造の感光層のそれぞれについて述べる。
電荷発生層は、電荷発生機能を有する電荷発生物質を主成分とする層で、必要に応じてバインダー樹脂を併用することもできる。電荷発生物質としては、無機系材料と有機系材料を用いることができる。
以上のようにして設けられる電荷発生層の膜厚は、0.01〜5μm程度が適当であり、好ましくは0.05〜2μmである。
電荷輸送層は、電荷輸送機能を有する層で、電荷輸送物質及びバインダー樹脂を主成分とする層である。
電荷輸送物質としては、正孔輸送物質と電子輸送物質とがある。
ここで用いられる溶剤としては、テトラヒドロフラン、ジオキサン、トルエン、ジクロロメタン、モノクロロベンゼン、ジクロロエタン、シクロヘキサノン、メチルエチルケトン、アセトンなどが用いられる。これらは単独で使用しても2種以上混合して使用してもよい。
電荷輸送層の膜厚は解像度・応答性の点から、30μm以下とすることが好ましく、25μm以下がより好ましい。下限値に関しては、使用するシステム(特に帯電電位等)に異なるが、5μm以上が好ましい。
単層構造の感光層は電荷発生機能と電荷輸送機能を同時に有する層である。感光層は電荷発生物質および電荷輸送物質およびバインダー樹脂を適当な溶剤に溶解ないし分散し、これを塗布、乾燥することによって形成できる。また、必要により可塑剤やレベリング剤、酸化防止剤等を添加することもできる。
バインダー樹脂としては先に電荷輸送層で挙げたバインダー樹脂のほかに、電荷発生層で挙げたバインダー樹脂を混合して用いてもよい。もちろん、先に挙げた高分子電荷輸送物質も良好に使用できる。バインダー樹脂100重量部に対する電荷発生物質の量は5〜40重量部が好ましく、電荷輸送物質の量は0〜190重量部が好ましく、さらに好ましくは50〜150重量部である。感光層は、電荷発生物質、バインダー樹脂を電荷輸送物質とともにテトラヒドロフラン、ジオキサン、ジクロロエタン、シクロヘキサン等の溶媒を用いて分散機等で分散した塗工液を、浸漬塗工法やスプレーコート、ビードコート、リングコートなどで塗工して形成できる。
感光層の膜厚は、5〜25μm程度が適当である。
本発明の感光体においては、導電性支持体と感光層との間に下引き層を設けることができる。下引き層は一般には樹脂を主成分とするが、これらの樹脂はその上に感光層を溶剤で塗布することを考えると、一般の有機溶剤に対して耐溶剤性の高い樹脂であることが望ましい。このような樹脂としては、ポリビニルアルコール、カゼイン、ポリアクリル酸ナトリウム等の水溶性樹脂、共重合ナイロン、メトキシメチル化ナイロン等のアルコール可溶性樹脂、ポリウレタン、メラミン樹脂、フェノール樹脂、アルキッド−メラミン樹脂、エポキシ樹脂等、三次元網目構造を形成する硬化型樹脂等が挙げられる。また、下引き層にはモアレ防止、残留電位の低減等のために酸化チタン、シリカ、アルミナ、酸化ジルコニウム、酸化スズ、酸化インジウム等で例示できる金属酸化物の微粉末顔料を加えてもよい。
下引き層の膜厚は0〜5μmが適当である。
また、本発明においては、耐環境性の改善のため、とりわけ、感度低下、残留電位の上昇を防止する目的で、表面層、感光層、電荷発生層、電荷輸送層、下引き層、中間層等の各層に酸化防止剤を添加することができる。
本発明に用いることができる酸化防止剤として、下記のものが挙げられる。
2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾール、ブチル化ヒドロキシアニソール、2,6−ジ−t−ブチル−4−エチルフェノール、ステアリル−β−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、2,2′−メチレン−ビス−(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)、2,2′−メチレン−ビス−(4−エチル−6−t−ブチルフェノール)、4,4′−チオビス−(3−メチル−6−t−ブチルフェノール)、4,4′−ブチリデンビス−(3−メチル−6−t−ブチルフェノール)、1,1,3−トリス−(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニル)ブタン、1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン、テトラキス−[メチレン−3−(3′,5′−ジ−t−ブチル−4′−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]メタン、ビス[3,3′−ビス(4′−ヒドロキシ−3′−t−ブチルフェニル)ブチリックアッシド]クリコ−ルエステル、トコフェロール類など。
N−フェニル−N′−イソプロピル−p−フェニレンジアミン、N,N′−ジ−sec−ブチル−p−フェニレンジアミン、N−フェニル−N−sec−ブチル−p−フェニレンジアミン、N,N′−ジ−イソプロピル−p−フェニレンジアミン、N,N′−ジメチル−N,N′−ジ−t−ブチル−p−フェニレンジアミンなど。
2,5−ジ−t−オクチルハイドロキノン、2,6−ジドデシルハイドロキノン、2−ドデシルハイドロキノン、2−ドデシル−5−クロロハイドロキノン、2−t−オクチル−5−メチルハイドロキノン、2−(2−オクタデセニル)−5−メチルハイドロキノンなど。
ジラウリル−3,3′−チオジプロピオネート、ジステアリル−3,3′−チオジプロピオネート、ジテトラデシル−3,3′−チオジプロピオネートなど。
<有機燐化合物類>
トリフェニルホスフィン、トリ(ノニルフェニル)ホスフィン、トリ(ジノニルフェニル)ホスフィン、トリクレジルホスフィン、トリ(2,4−ジブチルフェノキシ)ホスフィンなど。
これら化合物は、ゴム、プラスチック、油脂類などの酸化防止剤として知られており、市販品を容易に入手できる。
本発明における酸化防止剤の添加量は、添加する層の総重量に対して、好ましくは0.01〜10重量部である。
導電性支持体としては、体積抵抗1010Ω・cm以下の導電性を示すもの、例えば、アルミニウム、ニッケル、クロム、ニクロム、銅、金、銀、白金などの金属、酸化スズ、酸化インジウムなどの金属酸化物を蒸着またはスパッタリングにより、フィルム状もしくは円筒状のプラスチック、紙に被覆したもの、あるいはアルミニウム、アルミニウム合金、ニッケル、ステンレスなどの板およびそれらを押し出し、引き抜きなどの工法で素管化後、切削、超仕上げ、研摩などの表面処理を施した管などを使用することができる。また、特開昭52−36016号公報に開示されたエンドレスニッケルベルト、エンドレスステンレスベルトも導電性支持体として用いることができる。
電子写真感光体の低表面エネルギー化によるクリーニング性向上や、電気的・機械的ハザードからの保護を目的として、電子写真感光体の表面に保護物質を塗布してもよい。
保護物質としては電子写真感光体表面に均一に塗布できるものであれば種々の材料を使うことが可能であるが、ワックス、シリコーンオイル、脂肪酸塩のような材料が有効である。脂肪酸塩は電子写真感光体の電気特性の低下を引き起こさずに感光体表面に薄層均一塗布が可能であることから特に有効である。脂肪酸としてはウンデシル酸、ラウリン酸、トリデシル酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ペンダデシル酸、ステアリン酸、ヘプタデシル酸、アラキン酸、モンタン酸、オレイン酸、アラキドン酸、カプリル酸、カプリン酸、カプロン酸などが挙げられ、その金属塩としては亜鉛、鉄、銅、マグネシウム、アルミニウム、カルシウムなどの金属との塩が挙げられる。
保護物質の塗布方法については特に限定されないが、例えば、クリーニング部材など感光体に当接する部材にあらかじめ保護物質を塗布させておく方法や、専用の塗布部材をプロセスカートリッジと一体とする方法が挙げられる。専用の塗布部材を設ける場合は長期に亘って安定した量を塗布することができるため好ましい。
次に図面に基づいて本発明の画像形成装置を詳しく説明する。
本発明の画像形成装置とは、本発明の架橋表面層を有した電子写真感光体を用い、例えば少なくとも感光体に帯電、画像露光、現像の過程を経た後、画像保持体(転写紙)へのトナー画像の転写の各手段よりなり、さらに必要により、定着及び感光体表面のクリーニングという手段よりなるものである。
場合により、静電潜像を直接転写体に転写し現像する画像形成装置では、感光体に配した上記手段を必ずしも有するものではない。
次に、均一に帯電された感光体(1)上に静電潜像を形成するために画像露光部(5)が用いられる。この光源には、蛍光灯、タングステンランプ、ハロゲンランプ、水銀灯、ナトリウム灯、発光ダイオード(LED)、半導体レーザー(LD)、エレクトロルミネッセンス(EL)などの発光物全般を用いることができる。そして、所望の波長域の光のみを照射するために、シャープカットフィルター、バンドパスフィルター、近赤外カットフィルター、ダイクロイックフィルター、干渉フィルター、色温度変換フィルターなどの各種フィルターを用いることもできる。
次に、必要に応じて感光体上の潜像を取り除く目的で除電手段が用いられる。除電手段としては除電ランプ(2)、除電チャージャが用いられ、それぞれ前記露光光源、帯電手段が利用できる。
その他、感光体に近接していない原稿読み取り、給紙、定着、排紙等の手段は公知のものが使用できる。
この画像形成手段は、複写装置、ファクシミリ、プリンタ内に固定して組み込まれていてもよいが、プロセスカートリッジの形態でそれら装置内に組み込まれ、着脱自在としたものであってもよい。プロセスカートリッジの一例を図5に示す。
画像形成装置用プロセスカートリッジとは、感光体(101)を内蔵し、他に帯電手段(102)、現像手段(104)、転写手段(106)、クリーニング手段(107)、除電手段(図示せず)の少なくとも一つを具備し、画像形成装置本体に着脱可能とした装置(部品)である。
《感光体の作製方法》
φ30mmのアルミニウムシリンダー上に、下記組成の下引き層用塗工液、電荷発生層用塗工液、電荷輸送層用塗工液を順次、塗布、乾燥することにより、3.5μmの下引き層、0.2μmの電荷発生層、18μmの電荷輸送層を形成した。
〔下引き層用塗工液〕
・アルキッド樹脂 6部
(ベッコゾール1307−60−EL、大日本インキ化学工業製)
・メラミン樹脂 4部
(スーパーベッカミン G−821−60、大日本インキ化学工業製)
・酸化チタン 40部
・メチルエチルケトン 50部
・下記構造式(1)のビスアゾ顔料 2.5部
・ポリビニルブチラール(XYHL、UCC製) 0.5部
・シクロヘキサノン 200部
・メチルエチルケトン 80部
・ビスフェノールZポリカーボネート 10部
(パンライトTS−2050、帝人化成製)
・下記構造式(2)の低分子電荷輸送物質 7部
・テトラヒドロフラン 100部
・1%シリコーンオイルのテトラヒドロフラン溶液 1部
(KF50−100CS、信越化学工業製)
・電荷輸送性構造を有しないラジカル重合性モノマー 95部
下記式のジペンタエリスリトールヘキサアクリレート
(KAYARAD DPHA,日本化薬社製)
・1官能の電荷輸送性構造を有するラジカル重合性化合物 95部
(例示化合物 No.54)
・一般式(2)または(3)で示される化合物 6部
(例示化合物 No.2−1)
・光重合開始剤 10部
1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン
(イルガキュアI−184,チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)
・テトラヒドロフラン 1200部
実施例1の表面層用塗工液に用いた電荷輸送性構造を有しないラジカル重合性モノマーを下記のものに変更した以外は実施例1と同様にして電子写真感光体を作製した。
・電荷輸送性構造を有しないラジカル重合性モノマー 95部
下記式のカプロラクトン変性ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート
(KAYARAD DPCA−120,日本化薬社製)
実施例1の表面層用塗工液に用いた電荷輸送性構造を有しないラジカル重合性モノマーを下記のものに変更した以外は実施例1と同様にして電子写真感光体を作製した。
・電荷輸送性構造を有しないラジカル重合性モノマー 95部
下記〈1〉及び〈2〉を重量比1:1で用いた2種混合モノマー
〈1〉下記式のカプロラクトン変性ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート
KAYARAD DPCA−120,日本化薬社製)
実施例3の表面層用塗工液に用いた一般式(2)または(3)で示される化合物を下記のものに変更した以外は実施例3と同様にして電子写真感光体を作製した。
・一般式(2)または(3)で示される化合物 6部
(例示化合物 No.3−1)
実施例3の表面層用塗工液に用いた一般式(2)または(3)で示される化合物を下記のものに変更した以外は実施例3と同様にして電子写真感光体を作製した。
・一般式(2)または(3)で示される化合物
下記〈3〉及び〈4〉を重量比1:1で用いた化合物 6部
〈3〉例示化合物 No.2−1
〈4〉例示化合物 No.3−1
実施例1の電荷輸送層用塗工液と表面層用塗工液を下記のものに変更した以外は実施例1と同様にして電子写真感光体を作製した。
・ビスフェノールZポリカーボネート 10部
(パンライトTS−2050、帝人化成製)
・前記構造式(2)の低分子電荷輸送物質 7部
・一般式(2)または(3)で示される化合物 0.2部
(例示化合物 No.2−1)
・テトラヒドロフラン 100部
・1%シリコーンオイルのテトラヒドロフラン溶液 1部
(KF50−100CS、信越化学工業製)
・電荷輸送性構造を有しないラジカル重合性モノマー 95部
ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート
(KAYARAD DPHA,日本化薬社製)
・1官能の電荷輸送性構造を有するラジカル重合性化合物 95部
(例示化合物 No.54)
・光重合開始剤 10部
1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン
(イルガキュアI−184,チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)
・テトラヒドロフラン 1200部
実施例6の表面層用塗工液に用いた電荷輸送性構造を有しないラジカル重合性モノマーを下記のものに変更した以外は実施例6と同様にして電子写真感光体を作製した。
・電荷輸送性構造を有しないラジカル重合性モノマー 95部
下記式のカプロラクトン変性ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート
(KAYARAD DPCA−120,日本化薬社製)
実施例6の表面層用塗工液に用いた電荷輸送性構造を有しないラジカル重合性モノマーを下記のものに変更した以外は実施例6と同様にして電子写真感光体を作製した。
・電荷輸送性構造を有しないラジカル重合性モノマー 95部
下記〈1〉及び〈2〉を重量比1:1で用いた2種混合モノマー
〈1〉下記式のカプロラクトン変性ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート
(KAYARAD DPCA−120,日本化薬社製)
実施例8の表面層用塗工液に用いた一般式(2)または(3)で示される化合物を下記のものに変更した以外は実施例8と同様にして電子写真感光体を作製した。
・一般式(2)または(3)で示される化合物 6部
(例示化合物 No.3−1)
実施例8の表面層用塗工液に用いた一般式(2)または(3)で示される化合物を下記のものに変更した以外は実施例8と同様にして電子写真感光体を作製した。
・一般式(2)または(3)で示される化合物
下記〈3〉及び〈4〉を重量比1:1で用いた化合物 6部
〈3〉例示化合物 No.2−1
〈4〉例示化合物 No.3−1
実施例1の電荷輸送層用塗工液と表面層用塗工液を下記のものに変更した以外は実施例1と同様にして電子写真感光体を作製した。
・ビスフェノールZポリカーボネート 10部
(パンライトTS−2050、帝人化成製)
・前記構造式(2)の低分子電荷輸送物質 7部
・一般式(2)または(3)で示される化合物 0.2部
(例示化合物 No.2−1)
・テトラヒドロフラン 100部
・1%シリコーンオイルのテトラヒドロフラン溶液 1部
(KF50−100CS、信越化学工業製)
・電荷輸送性構造を有しないラジカル重合性モノマー 95部
ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート
(KAYARAD DPHA,日本化薬社製)
・1官能の電荷輸送性構造を有するラジカル重合性化合物 95部
(例示化合物 No.54)
・一般式(2)または(3)で示される化合物 0.2部
(例示化合物 No.2−1)
・光重合開始剤 10部
1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン
(イルガキュアI−184,チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)
・テトラヒドロフラン 1200部
実施例11の表面層用塗工液に用いた一般式(2)または(3)で示される化合物を下記のものに変更した以外は実施例11と同様にして電子写真感光体を作製した。
・一般式(2)または(3)で示される化合物 6部
(例示化合物 No.3−1)
実施例1の表面層用塗工液に用いた電荷輸送性構造を有するラジカル重合性化合物を下記のものに変更した以外は実施例1と同様にして電子写真感光体を作製した。
・下記構造式の電荷輸送性構造を有するラジカル重合性化合物 95部
実施例3の表面層塗工液に用いた光重合開始剤を下記熱重合開始剤に変更し、実施例3と同様の手法で表面層を塗布することによって得た導電性支持体/下引き層/電荷発生層/電荷輸送層/表面層からなる積層体を135℃60分の加熱によって表面層を架橋させることによって、電子写真感光体を得た。
・熱重合開始剤 10重量部
1,1’−アゾビス(1−アセトキシ−1−フェニルエタン)
(OTAZO−15、大塚化学社製)
実施例3で用いた表面層塗工液組成物のうち、光重合開始剤添加せずに作製した表面層塗工液を用いて、実施例3と同様の手法で表面層を塗布することによって得た導電性支持体/下引き層/電荷発生層/電荷輸送層/表面層からなる積層体を、電子線照射装置を用いて加速電圧150keV、照射量5Mradの条件で電子線を照射することで表面層を架橋した。電子線照射後に130℃30分間の加熱を行うことによって、電子写真感光体を得た。
実施例1の表面層用塗工液を下記のものに変更した以外は実施例1と同様にして電子写真感光体を作製した。
・電荷輸送性構造を有しないラジカル重合性モノマー 95部
ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート
(KAYARAD DPHA,日本化薬社製)
・1官能の電荷輸送性構造を有するラジカル重合性化合物 95部
(例示化合物 No.54)
・光重合開始剤 10部
1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン
(イルガキュアI−184,チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)
・テトラヒドロフラン 1200部
比較例1の表面層用塗工液に用いた電荷輸送性構造を有しないラジカル重合性モノマーを下記のものに変更した以外は比較例1と同様にして電子写真感光体を作製した。
・電荷輸送性構造を有しないラジカル重合性モノマー 95部
カプロラクトン変性ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート
(KAYARAD DPCA−120,日本化薬社製)
比較例1の表面層用塗工液に用いた電荷輸送性構造を有しないラジカル重合性モノマーを下記のものに変更した以外は比較例1と同様にして電子写真感光体を作製した。
・電荷輸送性構造を有しないラジカル重合性モノマー 95部
下記〈1〉及び〈2〉を重量比1:1で用いた2種混合モノマー
〈1〉カプロラクトン変性ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート
(KAYARAD DPCA−120,日本化薬社製)
〈2〉トリメチロールプロパントリアクリレート
(TMPTA,東京化成社製)
比較例1の表面層用塗工液を下記のものに変更した以外は比較例1と同様にして電子写真感光体を作製した。
・1官能の電荷輸送性構造を有するラジカル重合性化合物 95部
(例示化合物 No.54)
・一般式(2)または(3)で示される化合物 0.1部
(例示化合物 No.2−1)
・光重合開始剤 5部
1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン
(イルガキュアI−184,チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)
・テトラヒドロフラン 600部
比較例1の表面層用塗工液を下記のものに変更した以外は比較例1と同様にして電子写真感光体を作製した。
・電荷輸送性構造を有しないラジカル重合性モノマー 95部
ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート
(KAYARAD DPHA,日本化薬社製)
・一般式(2)または(3)で示される化合物 0.1部
(例示化合物 No.2−1)
・光重合開始剤 5部
1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン
(イルガキュアI−184,チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)
・テトラヒドロフラン 600部
実施例1の表面層用塗工液に用いた電荷輸送性構造を有しないラジカル重合性モノマーを下記のものに変更した以外は実施例1と同様にして電子写真感光体を作製した。
下記構造式2官能アクリレート
(KAYARAD NPGDA,日本化薬社製)
実施例1の表面層用塗工液に用いた電荷輸送性構造を有するラジカル重合性化合物に変えて下記構造式の電荷輸送性構造を有する化合物に変更した以外は実施例1と同様にして電子写真感光体を作製した。
・電荷輸送性構造を有する化合物 95部
《表面粗さ測定》
表面粗さ測定は、サーフコム1400D(東京精密製)を用い、表面粗さRz(十点平均粗さ、JIS B0601−1982規格)を評価長さ2.5mm、基準長さ0.5mmに対し測定した。測定箇所は軸方向のドラムの両端から80mmとドラム中央の3点、周方向90度の4通り、合計12点を測定しその平均値をドラムの表面粗さRzとした。前述の方法で作成した感光体について表面粗さを測定した結果を表5に示す。
実機による通紙ランニングは、電子写真用プロセスカートリッジに前記感光体を装着し、リコー製Imagio MF2200改造機にプロセスカートリッジを装填して試験を行なった。ここで用いた画像形成装置においては、画像露光光源を655nmの半導体レーザーを用い、帯電方式としてはコロナ帯電方式(スコロトロン型)とした。試験方法としては、暗部電位を−800Vに設定した後に連続してトータル10万枚の印刷を行ない、初期画像及び10万枚の画像及び明部電位、暗部電位の測定を行なった。また、初期、5万枚、10万枚印刷後における感光体の膜厚を測定し、初期膜厚からの減少量を摩耗量として比較を行なった。前述の方法で作成した感光体を本試験方法にて評価した結果を表6に示す。
酸化性ガス耐久性の評価方法としては、前記実施例1〜15および比較例1〜7に示した感光体を別に準備し、NOガス濃度50ppm、NO2ガス濃度15ppmの雰囲気に調整したチャンバー内に4日間静置することでガス曝露を実施した。ガス曝露終了後、前述の画像形成装置を用いて画像濃度50%のハーフトーンを出力し、ガス曝露前後での画像濃度変化を確認した。実施例1〜4、6〜9、11、14〜15および比較例1〜3の感光体について、本試験方法で評価した結果を表7に示す。
一方、比較例1〜3および5〜6についてはいずれも良好な平滑性を有していた。比較例4の感光体については架橋がうまく行なわれず、結果として試験に供することができなかった。また、比較例7の感光体については表面性がよくなく、欠陥が目視で容易に確認することができた。
2 除電ランプ
3 帯電チャージャ
4 イレーサ
5 画像露光部
6 現像ユニット
7 転写前チャージャ
8 レジストローラ
9 転写体
10 転写チャージャ
11 分離チャージャ
12 分離爪
13 クリーニング前チャージャ
14 ファーブラシ
15 クリーニングブレード
101 感光体
102 帯電手段
103 露光手段
104 現像手段
105 転写体
106 転写手段
107 クリーニング手段
Claims (16)
- 導電性支持体上に、少なくとも感光層、表面層を順に有する電子写真感光体において、該表面層が少なくとも下記一般式(1)で示される電荷輸送性構造を有しないラジカル重合性モノマーと、電荷輸送性構造を有するラジカル重合性化合物を、熱、光、電離性放射線の少なくとも何れかを用いて硬化することにより形成されたものであるとともに、該感光層および/又は該表面層中に下記一般式(2)で示される化合物から選ばれる少なくとも1種を含有することを特徴とする電子写真感光体。
- 導電性支持体上に、少なくとも感光層、表面層を順に有する電子写真感光体において、該表面層が少なくとも下記一般式(1)で示される電荷輸送性構造を有しないラジカル重合性モノマーと、電荷輸送性構造を有するラジカル重合性化合物を、熱、光、電離性放射線の少なくとも何れかを用いて硬化することにより形成されたものであるとともに、該感光層および/又は該表面層中に下記一般式(3)で示される化合物から選ばれる少なくとも1種を含有することを特徴とする電子写真感光体。
- 前記感光層および/又は前記表面層中に、さらに請求項1に記載の一般式(2)で示される化合物から選ばれる少なくとも1種を含有することを特徴とする請求項2に記載の電子写真感光体。
- 前記表面層に用いる電荷輸送性構造を有しないラジカル重合性モノマーとして、前記一般式(1)で示されるラジカル重合性モノマーと、3官能以上のラジカル重合性モノマーとを混合して用いることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の電子写真感光体。
- 前記表面層に用いられる電荷輸送性構造を有するラジカル重合性化合物の官能基が、アクリロイルオキシ基及び/又はメタクリロイルオキシ基であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の電子写真感光体。
- 前記表面層に用いられる電荷輸送性構造を有するラジカル重合性化合物の電荷輸送構造が、トリアリールアミン構造であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の電子写真感光体。
- 前記表面層に用いられる電荷輸送性構造を有するラジカル重合性化合物の官能基数が1つであることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の電子写真感光体。
- 前記表面層に用いられる1官能の電荷輸送性構造を有するラジカル重合性化合物が、下記一般式(4)又は(5)で示される化合物の一種以上であることを特徴とする請求項7に記載の電子写真感光体。
- 前記表面層の硬化手段が加熱又は光エネルギー照射手段であることを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の電子写真感光体。
- 前記表面層の硬化手段が光エネルギー照射手段であることを特徴とする請求項10に記載の電子写真感光体。
- 前記表面層の膜厚が1〜15μmであることを特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載の電子写真感光体。
- 前記感光層が、少なくとも電荷発生層および電荷輸送層を積層した構造であることを特徴とする請求項1乃至12のいずれかに記載の電子写真感光体。
- 請求項1乃至13のいずれかに記載の電子写真感光体を用いて、少なくとも電子写真感光体を帯電させる帯電プロセスと、帯電プロセスによって帯電させられた電子写真感光体表面に静電潜像を形成する潜像形成プロセスと、潜像形成プロセスによって形成された静電潜像にトナーを付着させる現像プロセスと、現像プロセスによって形成されたトナー像を被転写体に転写させる転写プロセスとを繰り返し行なうことを特徴とする画像形成方法。
- 請求項1乃至13のいずれかに記載の電子写真感光体と、電子写真感光体を帯電させる帯電器と、帯電器によって帯電させられた電子写真感光体表面に静電潜像を形成する潜像形成器と、潜像形成器によって形成された静電潜像にトナーを付着させる現像器と、現像器よって形成されたトナー像を被転写体に転写させる転写器とを有する画像形成装置。
- 請求項1乃至13のいずれかに記載の電子写真感光体と、少なくとも電子写真感光体を帯電させる帯電器と、帯電器によって帯電させられた電子写真感光体表面に静電潜像を形成する潜像形成器と、潜像形成器によって形成された静電潜像にトナーを付着させる現像器と、現像器よって形成されたトナー像を被転写体に転写させる転写器と、転写後に電子写真感光体表面に残留したトナーを電子写真感光体表面から除去するクリーニング器からなる群から選ばれた一つの手段を有するものであって、画像形成装置本体に着脱可能としたことを特徴とする画像形成装置用プロセスカートリッジ。
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