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JP2014134775A - 光学フィルム、光学フィルム用転写体、画像表示装置 - Google Patents

光学フィルム、光学フィルム用転写体、画像表示装置 Download PDF

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JP2014134775A JP2013246266A JP2013246266A JP2014134775A JP 2014134775 A JP2014134775 A JP 2014134775A JP 2013246266 A JP2013246266 A JP 2013246266A JP 2013246266 A JP2013246266 A JP 2013246266A JP 2014134775 A JP2014134775 A JP 2014134775A
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Takayuki Shimada
貴之 嶋田
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

【課題】偏光面の制御により外来光の反射を低減する光学フィルムに関して、リワーク性の良い光学フィルムを提供する。
【解決手段】直線偏光板5と、1/4波長位相差板6とが積層された光学フィルム3において、1/4波長位相差板6は、透明フィルムによる支持体基材(7)と、支持体基材(7)の上に設けられた第1の配向層8、第1の配向層8に係る配向規制力により配向した状態で硬化されて作製された第1の位相差層10とを備える。第1の配向層8の厚さが、1μm以上、2μm以下である。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば画像表示パネルに配置して、円偏光板の機能により外来光の反射を低減する光学フィルム、光学フィルム用転写体、画像表示装置に関するものである。
従来、画像表示パネル等に関して、画像表示パネルの出射面に円偏光板による光学フィルムを配置し、この光学フィルムにより外来光の反射を低減する方法が提案されている。この光学フィルムは、直線偏光板、1/4波長位相差板により構成され、画像表示パネルのパネル面に向かう無偏光の外来光を直線偏光板により直線偏光に変換し、続く1/4波長位相差板により円偏光に変換する。ここでこの円偏光による外来光は、画像表示パネルの表面等で反射するものの、この反射の際に偏光面の回転方向が逆転する。その結果、この反射光は、到来時とは逆に、1/4波長位相差板により直線偏光板で遮光される方向の直線偏光に変換された後、続く直線偏光板により遮光され、その結果、外部への出射が著しく抑制される。
この光学フィルムに関して、特許文献1には、1/2波長板、1/4波長板を組み合わせて1/4波長位相差板を構成することにより、この光学フィルムを逆分散特性により機能させる方法が提案されている。この方法の場合、カラー画像の表示に供する広い波長帯域において、逆分散特性により光学フィルムを構成することができる。
また特許文献2には、配向状態で重合固化した液晶材料により1/2波長板、1/4波長板をそれぞれ作製してこの種の光学フィルムを作成する構成が開示されている。ここでこのように液晶材料により1/2波長板、1/4波長板を作製する場合には、液晶材料を配向させる配向層が必要になる。これにより特許文献2には、透明フィルム材による基材の上に、1/4波長板に係る配向層及び位相差層の積層体、1/2波長板に係る配向層及び位相差層の積層体を配置した構成が開示されている。
特開平10−68816号公報 特開2001−337225号公報
ところで、上記光学フィルムを有機ELパネル等による画像表示装置に設ける場合、異物の混入等により、画像表示パネルに貼り付けた光学フィルムを剥がし、再び貼り直すこと(以下、「リワーク」と記す)が行われる。
しかしながら、上記した特許文献2に記載の構成では、光学フィルムをリワークすると、1/2波長板、1/4波長板の配向層に細かいヒビ(クラック)が入り、結局、光学フィルムを貼り直して再使用できなくなる場合があり、これによりリワーク性が実用上未だ不十分な問題があった。
本発明は、上記した点に鑑みてなされたものであり、円偏光板の機能により外来光の反射を低減する光学フィルム、光学フィルム用転写体、光学フィルムを備えた画像表示装置に関して、リワーク性の良い光学フィルム、光学フィルム用転写体、このような光学フィルムを備えた画像表示装置を提供することを目的とする。
本発明者は、上記課題を解決するために鋭意研究を重ね、配向層の厚みを制限することによって光学フィルムの耐屈曲性を高めてリワーク性を向上する、との着想に至り、本発明を完成するに至った。
(1) 直線偏光板と、1/4波長位相差板とが積層された光学フィルムにおいて、
前記1/4波長位相差板は、
透明フィルムによる支持体基材と、
前記支持体基材の上に設けられた第1の配向層と、
前記第1の配向層に係る配向規制力により配向した状態で硬化されて作製された第1の位相差層とを備え、
前記第1の配向層の厚さが、1μm以上、2μm以下である
ことを特徴とする光学フィルム。
(1)によれば、支持体基材に設けられる第1の配向層の厚みが、1μm以上、2μm以下であることにより、仮に支持体基材からの溶剤等の浸潤が生じる場合であっても、この浸潤による位相差層の特性の劣化を有効に回避して、耐屈曲性を高めることができ、これによりリワーク性の良い光学フィルムを提供することができる。
(2) (1)において、前記支持体基材は、トリアセチルセルロース(TAC)を含むフィルム部材である。
(2)によれば、TACから溶出する溶剤が位相差層の配向状態に及ぼす影響を効果的に防止することができる。
(3) (1)又は(2)において、
1/4波長位相差板は、
前記第1の位相差層の上に設けられた第2の配向層と、
前記第2の配向層に係る配向規制力により配向した状態で硬化されて作製された第2の位相差層とを備え、
前記第1の位相差層が、透過光に1/2波長分の位相差を付与する1/2波長位相差層であり、
前記第2の位相差層が、透過光に1/4波長分の位相差を付与する1/4波長位相差層である。
(3)によれば、1/4波長位相差板の光学機能層を、1/2波長板と1/4波長板との積層構造によって形成することができる。
(4) (3)において、前記第2の配向層の厚さが、前記第1の配向層の厚さと等しい。
(4)によれば、第1の配向層と第2の配向層との製造工程で条件を大きく異ならせることなく作成することができ、光学フィルムの製造工程を簡易化することができる。
(5) (3)において、前記第2の配向層の厚さが、前記第1の配向層の厚さより薄い。
(5)によれば、光学フィルムの厚みを一段と薄くすることができる。
(6) (1)において、前記第1の位相差層は、
逆分散特性により、透過光に1/4波長分の位相差を付与する1/4波長位相差層である。
(6)によれば、逆分散特性による単層の位相差層により1/4波長位相差板を構成するようにして、リワーク性の良い光学フィルムを提供することができる。
(7) (1)から(6)のいずれかに記載の光学フィルムを備えたことを特徴とする画像表示装置。
(7)によれば、リワーク性の良い光学フィルムを備えた画像表示装置を提供することができる。
(8) 直線偏光板に転写される転写層を備え、前記転写層が1/4波長位相差板としての機能を担う光学フィルム用転写体であって、
支持体基材と、
前記支持体基材上に設けられた配向層と、
前記配向層に係る配向規制力により配向した状態で硬化されて作製された位相差層とを備え、
前記転写層が、少なくもと前記位相差層であり、
前記配向層の厚さが、1μm以上、2μm以下であることを特徴とする。
(8)によれば、転写法により直線偏光板に転写して円偏光板による光学フィルムを作製する場合に適用して、リワーク性の良い光学フィルムを製造することができる。
本発明によれば、円偏光板の機能により外来光の反射を低減する光学フィルム、光学フィルム用転写体、光学フィルムを備えた画像表示装置に関して、リワーク性の良い光学フィルム、光学フィルム用転写体、このような光学フィルムを備えた画像表示装置を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る画像表示装置を示す図である。 本発明の第1実施形態の光学フィルムにおける、1/4波長位相差板、直線偏光板の配置を説明するための図である。 本発明の第2実施形態に係る光学フィルムを示す図である。 本発明の第3実施形態の光学フィルム用転写体を示す図である。 本発明の第4実施形態の光学フィルムを示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態に係る画像表示装置1を示す図である。この画像表示装置1では、画像表示パネル2のパネル面(視聴者側面)に、光学フィルム3が配置される。画像表示パネル2は、例えば可撓性を有するシート形状による有機ELパネルであり、所望のカラー画像を表示する。
光学フィルム3は、円偏光板の機能により画像表示パネル2に到来する外来光の反射を抑圧する光学フィルムである。このため光学フィルム3は、直線偏光板5、1/4波長位相差板6を積層して構成される。光学フィルム3は、図示しないセパレータフィルムを剥離して感圧接着剤による粘着層4を露出させた後、この粘着層4により、画像表示パネル2のパネル面に貼り付けられて保持される。
1/4波長位相差板6は、透過光に1/4波長分の位相差を付与して1/4位相差板として機能する位相差層10(以下、「1/4波長板」と記す)と、透過光に1/2波長分の位相差を付与して1/2位相差板として機能する位相差層12(以下、「1/2波長板」と記す)との積層体により構成される。これにより1/4波長位相差板6は、カラー画像の表示に供する広い波長帯域で逆分散特性を確保し、光学フィルム3は、広い波長帯域で十分に外来光の反射を抑圧する。
これらにより画像表示装置1では、画像表示パネル2の表示画面側より、順次、1/4波長板10、1/2波長板12、直線偏光板5が配置される。また図2に示すように、矢印により示す直線偏光板5の透過軸に対して、1/2波長板12、1/4波長板10の遅相軸(それぞれ矢印により示す)が、それぞれ反時計回りに15度、75度の角度を成すように配置される。
より具体的に、1/4波長板10は、面内位相差(Re)が125nm以上、150nm以下により作成され、1/2波長板12は面内位相差(Re)が235nm以上、285nm以下により作成される。これにより光学フィルム3は、直線偏光板5側より入射する可視光域波長域(450〜750nm)の透過光を、楕円率0.8以上の円偏光により出射する。
1/4波長位相差板6は、画像表示パネル2側から、順に、1/4波長板10、1/4波長板用配向膜11、1/4波長板用賦型樹脂層8、1/2波長板12、1/2波長板用配向膜13、1/2波長板用賦型樹脂層9が設けられる。1/4波長板用賦型樹脂層8は、微細な凹凸形状の賦型に供する賦型用樹脂層であり、この実施形態ではこの賦型用樹脂に紫外線硬化性樹脂が適用される。なおこの紫外線硬化性樹脂については、例えばアクリル系等、賦型処理に供する各種の樹脂を広く適用することができる。1/4波長板用賦型樹脂層8は、賦型処理により表面に微細な凹凸形状が形成され、1/4波長位相差板6は、この1/4波長板用賦型樹脂層8の表面形状により1/4波長板用配向膜11が形成される。1/4波長板用賦型樹脂層8は、屈折率異方性を保持した状態で固化(硬化)された液晶材料により形成され、1/4波長位相差板6は、この液晶材料を1/4波長板用配向膜11の配向規制力により配向させる。なお以下において、1/4波長板用賦型樹脂層、1/2波長板用賦型樹脂層9は、適宜、配向層と呼ぶ。
また続いて1/4波長位相差板6は、1/2波長板12、1/2波長板用配向膜13、1/2波長板用賦型樹脂層9が順次設けられる。1/2波長板用賦型樹脂層9は、微細な凹凸形状の賦型に供する賦型用樹脂層であり、この実施形態ではこの賦型用樹脂に紫外線硬化性樹脂が適用される。なおこの紫外線硬化性樹脂については、例えばアクリル系等、賦型処理に供する各種の樹脂を広く適用することができる。1/2波長板12は、賦型処理により表面に微細な凹凸形状が形成され、1/4波長位相差板6は、この1/2波長板12の表面形状により1/2波長板用配向膜13が形成される。1/2波長板用賦型樹脂層9は、屈折率異方性を保持した状態で固化(硬化)された液晶材料により形成され、1/4波長位相差板6は、この液晶材料を1/2波長板用配向膜13の配向規制力により配向させる。
ここでこれら1/2波長板用配向膜13及び1/4波長板用配向膜11に係る微細な凹凸形状は、一方向に延長するライン状(線)の凹凸形状により形成され、この一方向に延長する方向が直線偏光板5の透過軸に対して、それぞれ反時計回りに15度、75度の角度を成す方向となるように作成される。
直線偏光板5は、TAC等の透明フィルムからなる基材15の下面側が鹸化処理された後、光学機能層16が配置される。なお基材15は、これに代えてポリ(メタ)アクリル酸メチル、ポリ(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸メチル−(メタ)アクリル酸ブチル共重合体、(メタ)アクリル酸メチル−スチレン共重合体等のアクリル樹脂等の樹脂、ソーダ硝子、カリ硝子、鉛硝子、石英硝子等の硝子等を適用することができる。
光学機能層16は、直線偏光板としての光学的機能を担う部位であり、例えばポリビニルアルコール(PVA)によるフィルム材に、ヨウ素化合物分子を吸着配向させて作製される。直線偏光板5、1/4波長位相差板6の間には、TACフィルムでなる支持体基材7が設けられる。
1/4波長位相差板6は、このTACフィルムによる支持体基材7に、1/2波長板用賦型樹脂層9が形成された後、例えばロール版を使用した賦型処理によりこの1/2波長板用賦型樹脂層9の表面に微細な凹凸形状が作製されて1/2波長板用配向膜13が形成される。また続いて液晶材料を成膜して硬化させることにより、この1/2波長板用配向膜13の配向規制力により液晶材料を配向させた状態で硬化させて1/2波長板12が形成される。また続いて1/4波長板用賦型樹脂層8が成膜された後、例えばロール版を使用した賦型処理によりこの1/4波長板用賦型樹脂層8の表面に微細な凹凸形状が作製されて1/4波長板用配向膜11が形成される。また続いて液晶材料を成膜して硬化させることにより、この1/4波長板用配向膜11の配向規制力により液晶材料を配向させた状態で硬化させて1/4波長板10が形成される。
1/4波長位相差板6は、支持体基材7の直線偏光板5側面が鹸化処理された後、光学機能層16と張合わされる。
これにより1/4波長位相差板6では、一連の製造工程において、支持体基材7が繰り返し温度上昇し、支持体基材7に残留する溶剤成分が支持体基材7から溶出することになる。この溶剤成分が1/2波長板12である位相差層に浸潤すると、位相差層における液晶材料の配向が乱れることになる。これにより位相差層の光学特性を十分に確保する観点から、支持体基材7に接する1/2波長板用賦型樹脂層9の膜厚を十分に確保し、この1/2波長板用賦型樹脂層9を溶剤溶出のバリア層として十分に機能させることが必要である。
しかしながら上述したように、配向層に生じるクラックによりリワーク性が劣化することにより、配向層にあっては、極力厚みを薄くして十分な屈曲性を確保し、クラックが生じないようにすることが必要である。
そこでこの実施形態では、1/2波長板用賦型樹脂層9の厚みを1μm以上、2μm以下の厚みである、厚み2μmに設定した。また1/4波長板用賦型樹脂層8の厚みを1/2波長板用賦型樹脂層9の厚みと等しい厚みに設定した。
1/4波長板用賦型樹脂層8、1/2波長板用賦型樹脂層9の厚みを2μm以下とすれば、耐屈曲性を向上し、リワーク時におけるクラックの発生を十分に防止できることにより、リワーク性を向上することができる。また少なくとも1/2波長板用賦型樹脂層9の厚みを1μm以上とすれば、支持体基材7から溶出する溶剤に対して、1/2波長板用賦型樹脂層9を十分にバリア層として機能させることができ、1/2波長板12の光学特性の劣化を防止することができる。またこのように1/2波長板用賦型樹脂層9の厚みを設定して、1/4波長板用賦型樹脂層8の厚みを1/2波長板用賦型樹脂層9の厚みと等しい厚みに設定することにより、それぞれ第1及び第2の配向層である1/4波長板用賦型樹脂層8及び1/2波長板用賦型樹脂層9で、製造工程で条件を大きく異ならせることなく作成することができ、光学フィルムの製造工程を簡易化することができる。
なお直線偏光板5に係る構成において、基材15は、厚み30μm程度であり、光学機能層16は、厚み20μm以下、15μm程度により構成することができる。また、支持体基材7は、基材15と同様に、30μm程度の厚みを有している。
[検証実験]
上記したように、本発明の発明者は、配向層として機能する1/4波長板用賦型樹脂層8、1/2波長板用賦型樹脂層9の厚みを制限することにより、光学フィルムのリワーク性を向上させることに着目した。一方、配向層の厚みが薄くなると、配向層上の液晶の配向性が低下することが知られている。このため、本発明の発明者は、第1実施形態の光学フィルム3について、リワーク性と配向性とを実験によって検証した。
耐屈曲性実験
第1実施形態の光学フィルムのリワーク性を検証するために行われた、耐屈曲性の実験について説明する。実験では、1/2波長板用賦型樹脂層9の厚みを変化させて耐屈曲性を試験した。耐屈曲性の試験は、円筒形マンドレル法(JIS:K5600−5−1(ISO1519))によって行われた。実験には、最も細い直径が2mmのマンドレルが使用された。また、1/2波長板用賦型樹脂層9の材料の塗布は、グラビア版によって行われた。
配向性実験
配向性実験では、耐屈曲性実験で作成された複数の光学フィルム3について、その配向性が検証された。なお、検証は、例えば、偏光透過率の測定等、公知の方法によって行われた。
Figure 2014134775
表1は、第1実施形態の光学フィルム3の耐屈曲性実験と、液晶配向の実験との結果を示した図である。表1から明らかなように、円筒形マンドレル法による耐屈曲性実験では、1/2波長板用賦型樹脂層9の厚さが3μmになると、クラックの発生が見られた(符号「×」により示す)。なお、クラックの発生は、目視によって行われた。
また、液晶配向性の実験では、1/2波長板用賦型樹脂層9の厚みが1μm以上である場合、良好な配向状態が得られることが分かった(符号「○」により示す)。また、1/2波長板用賦型樹脂層9の厚みが2μm以上である場合、さらに良好な配向状態が得られることが分かった(符号「◎」により示す)。
ただし、実験によれば、1/2波長板用賦型樹脂層9の厚みが0.5μm以下である場合、特に厚みが0.3μm以下になると、1/2波長板用賦型樹脂層9の膜質が低下し、実用に耐えられないことが分かった(符号「△」及び「×」により示す)。このことから、第1実施形態では、少なくとも、1/2波長板用賦型樹脂層9の厚みを1μm以上、2μm以下とした。
以上説明したように、第1実施形態によれば、耐屈曲性、液晶配向性のいずれについても良好な特性を有し、リワーク性の高い光学フィルムを提供することができる。
[第2実施形態]
図3は、図1との対比により第2実施形態に係る構成を示す図である。この実施形態において、図1について上述した画像表示装置1と同一の構成は、対応する符号を付して示し、重複した説明は省略する。
ここで光学フィルムは、厚さが薄いことが望まれる。また、1/4波長板用賦型樹脂層8の厚さが厚い方が位相差層(1/4波長板)10の配向性が向上する。なおこの理由は、1/4波長板用賦型樹脂層8直下の支持体基材7から溶出する溶剤と関連性があると考えられる。以上の観点を考慮して、第2実施形態では、一段と光学フィルムの厚みを薄くする。
そこでこの実施形態では、支持体基材7に近い側の配向層である1/2波長板用賦型樹脂層9の厚みを1μm以上、2μm以下の厚みである、厚み2μmに設定した上で、支持体基材7から遠い側の配向層である1/4波長板用賦型樹脂層8の厚みを1/2波長板用賦型樹脂層9の厚みとより薄い、厚み1μmとし、光学フィルム33を作製した。
これによりこの実施形態では、第1実施形態に比して一段と厚みを薄くすることができる。
[第3実施形態]
図4は、図1及び図2との対比により第3実施形態に係る光学フィルム用転写体を示す図である。この実施形態において、第1及び第2実施形態と同一の構成は、対応する符号を付して示し、重複した説明は省略する。
この実施形態では、転写法を適用して直線偏光板に1/4波長位相差板46を積層する。ここで転写法は、例えば基材の上に所望の層を形成する場合に、この層を直接当該基材上に形成するのでは無く、一旦、離型性の支持体上に剥離可能に該層を積層形成して転写体を作成した後、工程、需要等に応じて、該支持体上に形成した層を、最終的に該層を積層すべき基材(被転写基材)上に接着、積層し、その後、該支持体を剥離除去することにより、該基材上に所望の層を形成する方法である。
この実施の形態では、支持体基材21に1/4波長板用賦型樹脂層8、1/4波長板用配向膜11、1/4波長板10、1/2波長板用賦型樹脂層9、1/2波長板用配向膜13、1/2波長板12が順次形成され、さらに粘着層47、セパレータフィルム23が設けられる。光学フィルム用転写体は、セパレータフィルム23を引き剥がして粘着層47を露出させ、この粘着層47により直線偏光板と一体化される。その後、支持体基材21が引き剥がされる。
この実施形態では、1/4波長板用賦型樹脂層8、1/2波長板用賦型樹脂層9が上述の第1実施形態又は第2実施形態と同一に構成される。
この実施形態では、転写法により光学フィルムを作製する場合において、リワーク性を高めることができる。
〔第4実施形態〕
ところで近年、この種の光学フィルムに適用可能な逆分散特性の液晶材料が開発されており、このような液晶材料を使用する場合には、1/4波長位相差板を単層の位相差層により構成して逆分散特性により機能させることができる。このような単層の位相差層による光学フィルムは、1/2波長板と1/4波長板との積層構造により1/4波長位相差板を構成する場合に比して、一段と光学フィルムの厚みを薄くして可撓性を向上することができる。しかしながらこのように可撓性を向上しても、リワークにより単層の位相差層に係る配向層へのクラックが発生する恐れがある。そこでこの実施形態では、上述の第1〜第3の実施形態について上述した配向層の構成を適用して、単層の位相差層により光学フィルムを作製する。なおここで逆分散特性とは、短波長側ほど透過光における位相差が小さい波長分散特性であり、より具体的には、450nmの波長におけるリタデーション(R450)と、550nmの波長におけるリタデーション(R550)との関係が、R450<R550である特性である。
すなわち図5は、図1との対比により本発明の第4実施形態に係る画像表示装置を示す図である。この画像表示装置51は、1/4波長位相差板56により光学フィルム53が構成され、この1/4波長位相差板56が、1/4波長板60のみにより構成される。またこの1/4波長板60が逆分散特性の液晶材料により構成される。この実施形態では、この1/4波長位相差板56に関する構成が異なる点を除いて、第1実施形態と同一に構成される。
ここでこの逆分散特性による液晶材料は、例えば、特表2010−522892号公報、特開2006−243470号公報、特開2007−243470号公報に記載されている液晶化合物により例示される逆分散性を有する液晶化合物を使用することができるものの、この実施形態では特表2010−522892号公報記載の化合物(1)、RM(1)、RM(3)の混合物を5:3:2の配合比で用いて適用した。
Figure 2014134775
表2は、第1実施形態について上述したと同一の条件により、この実施形態に係る光学フィルム53の耐屈曲性実験と液晶配向の実験との結果を示した図である。表2から明らかなように、円筒形マンドレル法による耐屈曲性実験では、配向層8の厚みを4μm以下にしてクラックの発生を防止できるものの、配向層の厚みを1μm以下にすると、厚みの低下により徐々に位相差層における液晶材料の配向性が劣化することが判る。これによりこの実施形態のように逆分散特性の液晶材料を使用して単層により1/4波長位相板を構成する場合でも、配向層を厚さみ1μm以上、2μm以下に設定して、リワーク性を向上することができる。
〔第5実施形態〕
この実施形態では、上述の第2実施形態、又は第3実施形態に係る1/4波長位相差板を、逆分散特性の液晶材料を使用して単層の位相差層により構成する。この実施形態では、この位相差層の構成が異なる点を除いて、上述の第2実施形態、第3実施形態と同一に構成される。
このように上述の第2実施形態、又は第3実施形態に係る構成に関して、逆分散特性による液晶材料を使用した単層の位相差層により1/4波長位相差板を構成する場合でも、第2実施形態、第3実施形態と同様の効果を得ることができる。
[他の実施形態]
以上、本発明の実施に好適な具体的な構成を詳述したが、本発明は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上述の実施形態を種々に組み合わせ、さらには上述の実施形態の構成を種々に変更することができる。
すなわち上述の実施形態では、支持体基材にTACフィルムを用いているが、支持体基材はTACフィルムに限定されるものでなく、PET(Polyethylene terephthalate)フィルムであってもよい。
また上述の実施形態では、賦型用樹脂に紫外線硬化性樹脂を適用する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、紫外線硬化性樹脂以外の各種賦型用樹脂を適用する場合にも広く適用することができる。
また上述の実施形態では、賦型処理により配向層を作成する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、光配向の手法により配向層を作成する場合にも広く適用することができる。なおこの場合、1/2波長板、1/4波長板の何れか一方のみを光配向膜により作成してもよく、双方を光配向膜により作成してもよい。
また上述の実施形態では、可撓性を有するシート形状による画像表示パネルに光学フィルムを配置する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、液晶表示パネル等による一般の画像表示装置に適用する場合、さらには各種の部材に配置して反射防止を図る場合に広く適用することができる。
1、51 画像表示装置
2 画像表示パネル
3、33、53 光学フィルム
4、47 粘着層
5 直線偏光板
6、56 1/4波長位相差板
7 支持体基材
8 1/4波長板用賦型樹脂層
9 1/2波長板用賦型樹脂層
10、60 1/4波長板
11 1/4波長板用配向膜
12 1/2波長板
13 1/2波長板用配向膜
15 基材
16 光学機能層
21 支持体基材
23 セパレータフィルム
46 1/4波長位相差板
47 粘着層

Claims (8)

  1. 直線偏光板と、1/4波長位相差板とが積層された光学フィルムにおいて、
    前記1/4波長位相差板は、
    透明フィルムによる支持体基材と、
    前記支持体基材の上に設けられた第1の配向層と、
    前記第1の配向層に係る配向規制力により配向した状態で硬化されて作製された第1の位相差層とを備え、
    前記第1の配向層の厚さが、1μm以上、2μm以下である
    ことを特徴とする光学フィルム。
  2. 前記支持体基材は、トリアセチルセルロース(TAC)を含むフィルム部材である
    ことを特徴とする請求項1に記載の光学フィルム。
  3. 1/4波長位相差板は、
    前記第1の位相差層の上に設けられた第2の配向層と、
    前記第2の配向層に係る配向規制力により配向した状態で硬化されて作製された第2の位相差層とを備え、
    前記第1の位相差層が、透過光に1/2波長分の位相差を付与する1/2波長位相差層であり、
    前記第2の位相差層が、透過光に1/4波長分の位相差を付与する1/4波長位相差層である
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の光学フィルム。
  4. 前記第2の配向層の厚さが、前記第1の配向層の厚さと等しい
    ことを特徴とする請求項3に記載の光学フィルム。
  5. 前記第2の配向層の厚さが、前記第1の配向層の厚さより薄い
    ことを特徴とする請求項3に記載の光学フィルム。
  6. 前記第1の位相差層は、
    逆分散特性により、透過光に1/4波長分の位相差を付与する1/4波長位相差層である
    ことを特徴とする請求項1に記載の光学フィルム。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載の光学フィルムを備えたことを特徴とする
    画像表示装置。
  8. 直線偏光板に転写される転写層を備え、前記転写層が1/4波長位相差板としての機能を担う光学フィルム用転写体であって、
    支持体基材と、
    前記支持体基材上に設けられた配向層と、
    前記配向層に係る配向規制力により配向した状態で硬化されて作製された位相差層とを備え、
    前記転写層が、少なくもと前記位相差層であり、
    前記配向層の厚さが、1μm以上、2μm以下であることを特徴とする
    光学フィルム用転写体。
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