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JP2014110449A - 圧電部品 - Google Patents

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JP2014110449A JP2012262559A JP2012262559A JP2014110449A JP 2014110449 A JP2014110449 A JP 2014110449A JP 2012262559 A JP2012262559 A JP 2012262559A JP 2012262559 A JP2012262559 A JP 2012262559A JP 2014110449 A JP2014110449 A JP 2014110449A
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Takashi Maeda
隆 前田
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Abstract

【課題】 低コストで高精度に周波数調整され、長期間の使用によっても周波数の変動が抑制された圧電部品を提供する。
【解決手段】 本発明の圧電部品は、支持基板1と、支持基板1上に搭載され両端が固定された圧電素子2と、支持基板2上に搭載され、圧電素子2に設けられた電極(励振電極22、23)と電気的に接続されたコンデンサ31、32とを含むことを特徴とする。これにより、低コストで高精度に周波数調整され、長期間の使用によっても周波数の変動が抑制された圧電部品が得られる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、高精度な周波数特性が求められる圧電部品に関するものである。
従来、図3に示すように、支持基板61と、該支持基板61上に両端が導電性接合材62で固定された圧電素子63と、支持基板61の上面に設けられた電極64および下面に設けられた電極65によって容量の形成されたレゾネータが知られている(特許文献1を参照)。
特開2005−210404号公報
近年、レゾネータなどの圧電部品には、周波数公差の高精度化(低減)が求められてきている。上記のレゾネータを多数個取りで製造しようとすると、多数個の状態で周波数調整する必要があることから、となりの個片の配線導体による影響を受けて浮遊容量をひろってしまい、個片にした時と容量のズレが発生し、周波数公差の高精度化(低減)を実現するための周波数調整が困難となってしまう。一方、多数個取りではなく一個ずつ圧電部品を製造しようとすると、コスト高になってしまう。
また、上記の圧電部品を過酷な環境で長期間使用すると、圧電素子を固定する導電性接合材(バンプ)が変形して、浮遊容量が変化することで周波数が変動してしまうおそれがある。本発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、低コストで高精度に周波数調整され、長期間の使用によっても周波数の変動が抑制された圧電部品を提供することを目的とする。
本発明の圧電部品は、支持基板と、該支持基板上に両端が固定されるようにして搭載された圧電素子と、前記支持基板上に搭載され、前記圧電素子に設けられた電極と電気的に接続されたコンデンサとを含むことを特徴とする。
また本発明の圧電部品は、上記の構成において、前記支持基板の下面に端子電極を有し、前記励振電極および前記コンデンサが前記端子電極と電気的に接続されていることを特徴とする。
また本発明の圧電部品は、上記の構成において、前記励振電極および前記コンデンサがビアホール導体を介して前記端子電極と電気的に接続されていることを特徴とする。
また本発明の圧電部品は、上記の構成において、前記圧電素子が振動する領域の直下に位置する前記支持基板の上面には電極が設けられていないことを特徴とする。
また本発明の圧電部品は、上記の構成において、前記支持基板が多層構造であることを特徴とする。
また本発明の圧電部品は、前記励振電極と電気的に接続されたコンデンサが複数個ある
ことを特徴とする。
本発明によれば、個片にする前の多数個取りの状態で近接する配線導体からの影響による浮遊容量を抑え、個々の圧電部品の発振周波数を精度よく測定できるようになる。これにより、高精度な周波数公差を有する圧電部品が多数個取りで製造(量産)でき、低コストで高精度に周波数調整された圧電部品を得ることができる。また、支持基板上から容量形成用の配線導体を無くしたことで、圧電素子を固定する導電性接合材(バンプ)が変形したとしても、浮遊容量による変化が少なくなくなり、安定した発振周波数が得られるので、過酷な環境でも長期間周波数が安定する。
(a)は本発明の圧電部品の実施の形態の一例を示す一部省略概略平面図、(b)は(a)に示す圧電部品の底面図である。 (a)は図1に示すA−A線概略断面図、(b)は図1に示すB−B線概略断面図、(c)は図1に示す圧電部品の概略側面図である。 (a)は従来の圧電部品の一例を示す概略平面図、(b)は(a)に示す圧電部品の概略断面図である。
本発明の圧電部品の実施の形態の例について図面を参照して詳細に説明する。
図1(a)は本発明の圧電部品の実施の形態の一例を示す一部省略(蓋体省略)概略平面図、図1(b)は図1(a)に示す圧電部品の底面図である。また、図2(a)は図1に示すA−A線概略断面図、図2(b)は図1に示すB−B線概略断面図、図2(c)は図1に示す圧電部品の概略側面図である。
図1および図2に示す例の圧電部品は、支持基板1と、支持基板1上に搭載され両端が固定された圧電素子2と、支持基板1上に搭載され、圧電素子2に設けられた電極(励振電極22、23)と電気的に接続されたコンデンサ31、32とを含むことを特徴とする。
支持基板1は、誘電体層11と、一対の信号端子121、122と、グランド端子13と、配線導体141〜146、151〜153と、ビアホール導体161〜169とを含む構成になっている。
支持基板1を構成する誘電体層11は、例えば、長さが2.5mm〜7.5mm、幅が1.0mm〜3.0mm、厚みが0.1mm〜1mmの四角形状の平板として形成された層である。この誘電体層11としては、アルミナ等のセラミック材料、及びガラスエポキシ等の樹脂系材料を用いる事ができる。
本例では、支持基板1を構成する誘電体11は2層の誘電体層111、112が積層された構成となっていて、下側の誘電体層112の下面から側面にかけて端子電極として一対の信号端子121、122およびグランド端子13が設けられている。
また、上側の誘電体層111の上面には配線導体141、142、143、144、145、146が設けられていて、詳細には、圧電素子2の励振電極22、23がそれぞれ電気的に接続される配線導体141、142、コンデンサ31の一方の電極311が電気的に接続される配線導体143、コンデンサ31の他方の電極312が電気的に接続される配線導体144、コンデンサ32の一方の電極321が電気的に接続される配線導体1
45、コンデンサ32の他方の電極322が電気的に接続される配線導体146が設けられている。
また、上側の誘電体層111と下側の誘電体層112との間に配線導体151、配線導体152、配線導体153が設けられているとともに、上側の誘電体層111を貫通するようにビアホール導体161、162、163、164、165、166が設けられ、下側の誘電体層112を貫通するようにビアホール導体167、168、169が設けられている。なお、図1において、配線導体151、152、153の透視による配置を破線で示している。
そして、配線導体141と配線導体151とがビアホール導体161を介して電気的に接続されている。また、配線導体143と配線導体151とがビアホール導体163を介して電気的に接続されている。さらに、配線導体151と信号端子121とがビアホール導体167を介して電気的に接続されている。
同様に、配線導体142と配線導体152とがビアホール導体162を介して電気的に接続されている。また、配線導体145と配線導体152とがビアホール導体165を介して電気的に接続されている。さらに、配線導体152と信号端子122とがビアホール導体168を介して電気的に接続されている。
また、配線導体144と配線導体153とがビアホール導体164を介して電気的に接続されているとともに、配線導体146と配線導体153とがビアホール導体166を介して電気的に接続されている。さらに、配線導体153とグランド端子13とがビアホール導体169を介して電気的に接続されている。
なお、信号端子121、122、グランド端子13、配線導体141、142、143、144、145、146、151、152、153およびビアホール導体161、162、163、164、165、166、167、168、169の材料としては、例えば金,銀,銅,アルミニウム、タングステン等の金属粉末を含む導電性ペーストを印刷し、焼結させてなるものが挙げられる。また、部品の搭載を行う配線導体141、142,143,144,145,146、信号端子121,122、グランド端子13は必要に応じてNi/Au、Ni/Sn等のめっきを形成する。
支持基板1の上には、圧電素子2が両端を固定されるようにして搭載されている。具体的には、図2に示すように、圧電素子2の両端部が導電性接合材4によって支持基板1上に振動可能に固定されている。圧電素子2は、圧電体21と、圧電体21の両主面にそれぞれ設けられた励振電極22、23とを備えるものであり、導電性接合材4を介して圧電素子2の励振電極22と配線導体141とが電気的に接続されているとともに、導電性接合材4を介して圧電素子2の励振電極23と配線導体142とが電気的に接続されている。
ここで、導電性接合材4は、支持基板1の上面と圧電素子2の下面との間に所定の空間(間隙)を確保する機能も有している。このような導電性接合材4としては、例えばはんだや導電性接着剤等が用いられ、はんだであれば、例えば銅,錫,銀からなる鉛を含まない材料等を用いることができ、導電性接着剤であれば、銀,銅,ニッケル等の導電性粒子を75〜95質量%含有したエポキシ系の導電性樹脂またはシリコーン系の樹脂を用いることができる。
圧電素子2を構成する圧電体21は、例えば、長さが1.0mm〜4.0mm、幅が0.2mm〜2mm、厚みが40μm〜1mmの四角形状の平板として形成され、長さ方向
または厚み方向に分極処理されたものである。この圧電体21は、例えば、チタン酸鉛,チタン酸ジルコン酸鉛,ニオブ酸ナトリウム,ニオブ酸カリウム,ビスマス層状化合物等を基材とする圧電セラミックスや、水晶,タンタル酸リチウム,ニオブ酸リチウム等の圧電単結晶を用いて形成することができる。
また、圧電体の21の上側の主面に設けられた励振電極22は一方の端部から他方の端部側に向けて延びるように設けられ、圧電体の21の下側の主面に設けられた励振電極23は他方の端部から一方の端部側に向けて延びるように設けられ、それぞれ互いに対向する領域を有している。この励振電極22、23は、例えば金,銀,銅,アルミニウム等の金属を用いることができ、それぞれ圧電体21の表面に例えば0.1μm〜3μmの厚みに被着される。
このような圧電素子2は、両端部から励振電極22および励振電極23間に電圧を印加したとき、励振電極22と励振電極23とが対向する領域において、特定の周波数で厚み縦振動もしくは厚みすべり振動の圧電振動を発生させるようになっているものである。
そして、支持基板1の上には、圧電素子2に設けられた電極(励振電極22、23)と電気的に接続されたコンデンサ3(31、32)が搭載されている。具体的には、コンデンサ31の一方の端部311が、配線導体143、ビアホール導体163、配線導体151、ビアホール導体161および配線導体141を介して励振電極22と電気的に接続され、これらはビアホール導体167を介して信号端子121と電気的に接続されている。また、コンデンサ32の一方の端部321が、配線導体145ビアホール導体165、配線導体152、ビアホール導体162および配線導体142を介して励振電極23と電気的に接続され、これらはビアホール導体168を介して信号端子122と電気的に接続されている。なお、コンデンサ31の他方の端部312とコンデンサ32の他方の端部322とは、配線導体144、ビアホール導体164、配線導体153、ビアホール導体166および配線導体146を介して電気的に接続され、これらはビアホール導体169を介してグランド端子13と電気的に接続されている。
このように本例では支持基板1上に2個のコンデンサ3(31、32)が平面視で圧電素子2の搭載位置とは離れた位置に搭載されていて、これにより搭載するコンデンサの容量値を任意に選択できる。また、圧電素子2の電極直下に容量形成電極が無いので、浮遊容量の発生を抑制でき、安定した発振周波数を得ることができる。
ここで、コンデンサ3としては、0402型(L0.4mm W0.2mm T0.2mm)、0603型(L0.6mm W0.3mm T0.3mm)等の大きさのコンデンサが使用できる。また、コンデンサを形成する使用材料としては、BaO、TiO、MgO、SrO、CaO、La,Nd等の少なくとも2種以上を含む組成系からなるものを用いることができる。
それぞれのコンデンサ31、32において得られる静電容量は、圧電素子2と接続されて形成される発振回路のICとのマッチングによって定められる。
なお、図1では省略しているが、図2に示すように、支持基板1の上には圧電素子2を覆うように蓋体5が設けられている。この蓋体5は、支持基板1の上面の周縁部に接着剤などで接合されていて、これにより、支持基板1とともに形成した空間に収容されている圧電素子2を外部からの物理的な影響や化学的な影響から保護する機能と、支持基板1とともに形成した空間内への水等の異物の浸入を防ぐための気密封止機能を有している。なお、蓋体5の材料として、例えば、樹脂,ガラス,SUSなどの金属、アルミナなどのセラミックス等を用いることができる。また、エポキシ樹脂等の絶縁性樹脂材料に無機フィ
ラーを25〜80質量%の割合で含有させて支持基板1との熱膨張係数の差を小さくするようにしたものでもよい。
以上の構成によれば、支持基板1上にコンデンサ3(31、32)を配置して容量制御する構造としたことにより、個片にする前の多数個取りの状態で近接する配線導体からの浮遊容量の影響を抑え、個々の圧電部品の発振周波数を精度よく測定できるようになる。これにより、高精度な発振周波数公差を有する圧電部品が多数個取りで製造(量産)でき、低コストで高精度に周波数調整された圧電部品を得ることができる。
また、支持基板1上から容量形成用の配線導体を無くしたことで、圧電素子を固定する導電性接合材(バンプ)が変形したとしても、浮遊容量による変化が少なくなくなり、安定した発振周波数が得られるので、過酷な環境でも長期間周波数が安定する。
ここで、図2に示すように、支持基板1の下面に端子電極(信号端子121、122およびグランド端子13)を有し、圧電素子2の励振電極22、23およびコンデンサ31、32が端子電極(信号端子121、122およびグランド端子13)と電気的に接続されているのが好ましい。これにより、シート状態(多数個取りの状態)で発振周波数を測定しながら周波数調整ができる為、高精度の周波数公差を有する圧電部品が多数個取りで量産できるようになる。
また、図2に示すように、圧電素子2の励振電極22、23およびコンデンサ31、32と端子電極(一対の信号端子121、122およびグランド端子13)とがビアホール導体161〜169を介して電気的に接続されているのが好ましく、この構成によれば、気密封止が可能となるので、過酷な環境でもより長期間周波数を安定させることができる。
また、図2に示すように、圧電素子2が振動する領域の直下に位置する支持基板1の上面には電極(配線導体)が設けられていないのが好ましく、この構成によれば、さらに浮遊容量をなくすことができ、さらに過酷な環境でも長期間周波数が安定するようになる。
特に、図2に示すように、支持基板1が多層構造であることで、支持基板1の上面に電極(配線導体)を形成せずに回路を形成でき、浮遊容量のない回路設計が可能となる。
また、圧電素子2に設けられた励振電極22、23と電気的に接続されたコンデンサ3が複数個あるのが好ましい。図1乃至図3では、励振電極22と励振電極23とのそれぞれに電気的に接続されたコンデンサ3が1個ずつ(コンデンサ31、コンデンサ32)で合計2個あるが、それぞれに2個ずつあるいはそれ以上接続されるようにしてもよい。この構成によれば、容量を細かく調整出来る。また、全ての圧電素子2を搭載した後にも、コンデンサ3を変えて周波数を自在に調整できる為、高精度の周波数公差を有する圧電部品が多数個取りで量産できるようになる。
なお、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更・改良等が可能である。
次に、本実施の形態の圧電部品の製造方法の例について説明する。
まず、支持基板1を作製するための多数個取り基板を作製する。例えば、原料粉末を水や分散剤と共にボールミルを用いて混合した後に、バインダ,溶剤,可塑剤等を加えてグリーンシートとする。このグリーンシートに孔加工を施した後、金,銀,銅,アルミニウム,タングステン等の金属粉末を含む導電性ペーストを印刷し、積層する。これを例えば
900℃〜1600℃のピーク温度で焼成する。
次に、圧電素子2を構成する圧電体21は、例えば、原料粉末を水や分散剤と共にボールミルを用いて混合した後に、バインダ、可塑剤等を加え、乾燥、整粒した。このようにして得られた原料をプレス成型後、焼成し、圧電磁器を得る。得られた圧電磁器の端面に電極を形成し、例えば25℃〜300℃の温度にて厚み方向に例えば0.4kV/mm〜6kV/mmの電圧をかけて分極処理を行う。
圧電体21の上下面に形成される励振電極22および励振電極23は、得られた圧電磁器に、真空蒸着法,PVD法,スパッタリング法等を用いて圧電体21の上下面に金属膜を被着させ、厚みが1μm〜10μm程度のフォトレジスト膜をそれぞれの金属膜上にスクリーン印刷等を用いて形成した後に、フォトエッチングによってパターニングすることによって、形成することができる。パターンニングされた圧電磁器を所定のサイズにダイシング等でカットすることにより圧電素子2が作製される。
また、圧電素子2と接続されて形成される発振回路のICとのマッチングによって定められたコンデンサ3を用意する。ここで用いられるコンデンサ3は、例えば0402型(L0.4mm、W0.2mm、T0.2mm)、0603型(L0.6mm、W0.3mm T0.2mm)の一般的なセラミックコンデンサである。
そして、導電性接合材4を用いて、圧電素子2およびコンデンサ3を多数個取り基板の上に搭載し、固定する。導電性接合材4が金属粉末を樹脂中に分散させてなる導電性接着剤の場合は、この導電性接着剤をディスペンサ等を用いて配線導体141〜146の上に塗布しておいて、圧電素子2およびコンデンサ3を載せ、加熱または紫外線照射により導電性接着剤の樹脂を硬化させればよい。または、コンデンサをはんだで実装した後に、圧電素子を前記方法で搭載し、固定する。
次に、多数個取り基板の上に圧電素子2が搭載された状態で周波数調整を行う。周波数調整は図2(b)の圧電素子2表面に形成された励振電極22を、イオンガン等によりエッチングし、厚みを変えることで実施する。ここで、イオンガンの照射は図1の破線で囲まれた領域Z、断面から見た場合、圧電素子2表面に形成された励振電極22と励振電極23とが対向して交差している部分を含む領域、または交差している領域で行う。また発振周波数の調整は、イオンガン照射時に図2の信号端子121、122とグランド端子13に発信周波数測定用の端子を接続し、発振周波数を測定しながら行い、所定の周波数になった時点でイオンガンの照射を停止する方法にて実施する。
そして、圧電素子2およびコンデンサ3を覆うようにして、蓋体5の開口周縁面を支持基板1の上面の周縁部に接合する。蓋体5としては複数の凹部有する多数個取りの集合蓋体シートを用いて、凹部が圧電素子2およびコンデンサ3を覆うようにして集合蓋体シートを多数個取り基板の上に乗せ、蓋体5の開口周縁面となる集合蓋体シートの凸部を支持基板1の上面の周縁部に接合する。例えば、準備しておいた蓋体5の開口周縁面となる集合蓋体シートの凸部に熱硬化性の絶縁性接着剤を塗布し、蓋体5を支持基板1の上面に載せる。しかる後に、蓋体5または支持基板1を加熱することにより絶縁性接着剤を100〜150℃に温度上昇させて硬化させ、蓋体5を支持基板1の上面に接合する。
最後に、各圧電部品(個片)の境界にそってダイシング等で切断する。
以上の方法により、本発明の圧電部品が作製される。
以上のような方法により得られる本発明の構成によれば、所望の容量値のコンデンサを
搭載することで発振周波数の調整が可能な圧電部品を得ることができ、また、目標とする発振周波数に合わせ込むことが可能であるため、高精度の圧電部品を生産性よく製造することが可能となる。
1:支持基板
11:誘電体
111、112:誘電体層
121、122:信号端子
13:グランド端子
141〜146、151〜153:配線導体
161〜169:ビアホール導体
2:圧電素子
21:圧電体
22、23:励振電極
3、31、32:コンデンサ
4:導電性接合材
5:蓋体

Claims (6)

  1. 支持基板と、該支持基板上に両端が固定されるようにして搭載された圧電素子と、前記支持基板上に搭載され、前記圧電素子に設けられた励振電極と電気的に接続されたコンデンサとを含むことを特徴とする圧電部品。
  2. 前記支持基板の下面に端子電極を有し、前記励振電極および前記コンデンサが前記端子電極と電気的に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の圧電部品。
  3. 前記励振電極および前記コンデンサがビアホール導体を介して前記端子電極と電気的に接続されていることを特徴とする請求項2に記載の圧電部品。
  4. 前記圧電素子が振動する領域の直下に位置する前記支持基板の上面には電極が設けられていないことを特徴とする請求項1乃至請求項3のうちのいずれかに記載の圧電部品。
  5. 前記支持基板が多層構造であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のうちのいずれかに記載の圧電部品。
  6. 前記励振電極と電気的に接続されたコンデンサは複数個あることを特徴とする請求項1乃至請求項5のうちのいずれかに記載の圧電部品。
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