JP2012212612A - 導光部材及びバックライト装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】出光効率が高く、照度のバラツキが小さい導光部材を実現する。
【解決手段】対向する二つの主面310,320及び対向する二つの光導入面330,350を有する導光板300と、導光板300の主面310に形成された接着部400と、主面310に接着部400によって接着された光学フィルム500とを備える導光部材100において、導光板の厚みT、対向する二つの光導入面330,350の間の距離L、主面310において対向する二つの光導入面330,350のうち近い方の光導入面までの距離がAである部分における、二つの主面310,320の単位面積当たりの接着部400の占有割合の合計Sが、主面310,320のA/Lが20%〜50%の部分で、
を満たすようにする。
【選択図】図1
【解決手段】対向する二つの主面310,320及び対向する二つの光導入面330,350を有する導光板300と、導光板300の主面310に形成された接着部400と、主面310に接着部400によって接着された光学フィルム500とを備える導光部材100において、導光板の厚みT、対向する二つの光導入面330,350の間の距離L、主面310において対向する二つの光導入面330,350のうち近い方の光導入面までの距離がAである部分における、二つの主面310,320の単位面積当たりの接着部400の占有割合の合計Sが、主面310,320のA/Lが20%〜50%の部分で、
を満たすようにする。
【選択図】図1
Description
本発明は導光部材及びそれを備えるバックライト装置に関する。
液晶表示装置に用いられるバックライト装置として、光源からの光を導光板の側面である光導入面から導入して、導光板の主面(おもて面又は裏面)から出射させるサイドライト型のバックライト装置が知られている。サイドライト型のバックライト装置は、直下型のバックライト装置と比較して薄型に構成できるという利点を有している。このようなサイドライト型のバックライト装置においては、装置のさらなる薄型化の要請に応えるため、より薄い導光板の採用が検討されている。薄型の導光板については、例えば、特許文献1,2などにおいて検討がなされている。
通常、バックライト装置において導光板は単独では使用されず、例えば拡散フィルム、プリズムフィルム、輝度向上フィルム、反射シート、偏光フィルム等の光学フィルムと組み合わせて使用される。したがって、バックライト装置を製造する際には、通常は導光板と光学フィルムとを貼り合わせることになる。このように導光板と光学フィルムとを貼り合わせた部材を、以下、適宜「導光部材」と呼ぶ。しかし、導光板と光学フィルムとを組み合わせて使用するとバックライト装置の製造工程が増えるため、少ない工程数で効率よく製造を行えるバックライト装置の開発が望まれる。
また、導光板の主面には、出光効率を向上させる観点から、出光部(光取出構造と呼ばれることもある。)が形成されることがある。通常、出光部は光が透過できる材料によって、導光板の主面から突出した部分として形成される。通常、このような導光板においては、導光板内を導光された光は、主面の出光部が形成されていない部分からは導光板の外部へと出て行かないが、主面の出光部が形成された部分からは、出光部を透過して導光板の外部へと出て行くようになっている。
一般に、バックライト装置用の導光板は、出光効率が高いことと、照度のバラツキが小さいことが求められる。ところが、薄型の導光板の場合、厚い導光板にくらべて、側面から導入された光の内部反射の回数が大幅に大きくなる傾向がある。このため、従来の厚い導光板と同じような配置及び大きさで薄型の導光板に出光部を形成すると、照度のバラツキが大きくなり、照度ムラが発生することがあった。具体的には、光の内部反射の回数が増えることで、主面の光源近くの部分からは光が外部へと簡単に出て行くため照度が大きくなり、主面の光源から遠い部分では導光される光の量が少なくなって照度が小さくなる傾向があった。このような事情により、薄型の導光板を備えたバックライト装置では出光効率及び照度のバラツキの両方をバランス良く改善することは困難であった。
本発明は上述した課題に鑑みて創案されたもので、出光効率が高く、照度のバラツキが小さい導光部材、並びに、当該導光部材を備えて従来よりも少ない工程数で製造できるバックライト装置を提供することを目的とする。
本発明者は上述した課題を解決するべく鋭意検討した結果、導光板と光学フィルムとを貼り合わせる接着部を出光部として用いれば出光部を形成する工程と導光板及び光学フィルムを貼り合わせる工程とを一工程で行えるため、導光部材及びバックライト装置の製造方法において工程数を減らせることを見出した。また、このような導光部材において、導光板の主面の所定の部分において接着部の占有割合を当該地点の位置に応じた適正な範囲に収めれば出光効率及び照度のバラツキの両方を改善することができることを見出した。さらに、前記の占有割合の適正な範囲は、導光板の厚み、光導入面間の距離、及び問題とする地点から光導入面までの距離の関数によって表されることを見出した。以上の知見に基づき、本発明者は本発明を完成させた。
すなわち、本発明は以下の〔1〕〜〔3〕を要旨とする。
すなわち、本発明は以下の〔1〕〜〔3〕を要旨とする。
〔1〕 対向する二つの主面及び対向する二つの光導入面を有する導光板と、前記導光板の少なくとも一つの前記主面に形成された接着部と、前記導光板の前記接着部が形成された前記主面に前記接着部によって接着された光学フィルムとを備える導光部材であって、
前記導光板の厚みをT(mm)とし、対向する二つの前記光導入面の間の距離をL(mm)とし、前記主面において対向する二つの前記光導入面のうち近い方の前記光導入面までの距離がA(mm)である部分における、対向する二つの前記主面の単位面積当たりの前記接着部の占有割合の合計をS(%)とした場合、前記主面のA/Lが20%〜50%の部分において、下記式Iを満たす、導光部材。
〔2〕 前記導光板の前記主面のA/Lが20%〜50%の部分において、下記式II〜IVのいずれかを満たす、〔1〕記載の導光部材。
〔3〕 〔1〕又は〔2〕記載の導光部材を備えるバックライト装置。
前記導光板の厚みをT(mm)とし、対向する二つの前記光導入面の間の距離をL(mm)とし、前記主面において対向する二つの前記光導入面のうち近い方の前記光導入面までの距離がA(mm)である部分における、対向する二つの前記主面の単位面積当たりの前記接着部の占有割合の合計をS(%)とした場合、前記主面のA/Lが20%〜50%の部分において、下記式Iを満たす、導光部材。
〔2〕 前記導光板の前記主面のA/Lが20%〜50%の部分において、下記式II〜IVのいずれかを満たす、〔1〕記載の導光部材。
〔3〕 〔1〕又は〔2〕記載の導光部材を備えるバックライト装置。
本発明の導光部材及びバックライト装置は、出光効率が高く、照度のバラツキが小さい。また、本発明の導光部材及びバックライト装置は、従来よりも少ない工程数で製造することが可能である。
以下、本発明について実施形態及び例示物等を示して詳細に説明するが、本発明は以下の実施形態及び例示物等に限定されるものではなく、本発明の要旨及びその均等の範囲を逸脱しない範囲において任意に変更して実施できる。
なお、以下の説明において、構成要素の方向が「平行」及び「直交」とは、特に断らない限り、本発明の効果を損ねない範囲内、例えば±5°の範囲内での誤差を含んでいてもよい。また、ある方向に「沿って」とは、ある方向に「平行に」との意味である。
なお、以下の説明において、構成要素の方向が「平行」及び「直交」とは、特に断らない限り、本発明の効果を損ねない範囲内、例えば±5°の範囲内での誤差を含んでいてもよい。また、ある方向に「沿って」とは、ある方向に「平行に」との意味である。
〔第一実施形態〕
図1は、本発明の第一実施形態としてのバックライト装置の概要を模式的に示す斜視図である。また、図2は、本発明の第一実施形態としてのバックライト装置を模式的に示す図であって、導光板を主面に垂直な平面で切った様子を示す図である。
図1は、本発明の第一実施形態としてのバックライト装置の概要を模式的に示す斜視図である。また、図2は、本発明の第一実施形態としてのバックライト装置を模式的に示す図であって、導光板を主面に垂直な平面で切った様子を示す図である。
図1に示すように、本発明の第一実施形態としてのバックライト装置10は、導光部材100と、光源210,220とを備える。
導光部材100は、導光板300と、接着部400と、光学フィルム500とを備える。ここで導光板300とは、剛直な部材だけでなく、例えば樹脂フィルムのように可撓性を有する部材も含む。本実施形態において導光板300は直方体状の部材であり、対向する二つの主面310,320と、四つの側面330〜360とを有する。前記の側面330〜360のうち、対向する二つの側面330,350は光導入面となっていて、側面330に光を照射できる位置に光源210が設置され、側面350に光を照射できる位置に光源220が設置されている。したがって、図2に示すように、光源210,220から発せられた光Bは、光導入面である側面330,350を通って導光板300内に導入され、主面310,320で内部反射を繰り返しながら導光板300内を導光されるようになっている。
前記の側面330及び側面350は光導入面として機能するため、以下の説明ではそれぞれ適宜「光導入面330」及び「光導入面350」と呼ぶ。また、導光板300の二つの主面のうち、一方の主面310を適宜「おもて面310」と呼び、他方の主面320を「裏面320」と呼ぶ。
導光板300のおもて面310及び裏面320は、少なくとも光源210及び220の軸線方向(即ち、出射する光の主光線の方向。以下、「光軸方向」と略称することがある)について、通常、凹凸及び起伏の無い平坦な面となっている。本実施形態では、光軸方向は、光導入面330及び350に直交する方向となっている。また、ここで平坦な面とは、光軸方向に測定した場合、算術平均粗さRaが通常0.05μm以下、好ましくは0.02μm以下、より好ましくは0.01μm以下の面を指す。このように光軸方向の算術平均粗さRaが小さいことにより、接着部400が形成されていない部分370からの光の出射を抑制できる。したがって、接着部400が形成されていない部分370から光が意図せず取り出されることを防止し、照度ムラを更に確実に抑制できる。また、下限に制限は無いが、光軸方向で通常0.001μm以上である。前記の算術平均粗さRaは、JIS B601−2001に規定された方法によって、光軸方向に測定した値を採用する。また、おもて面310と裏面320とはマクロには平行となっているので、導光板300の厚みT(図3参照。)は、おもて面310及び裏面320の面内方向において均一となっている。
なお、上記光軸方向に平滑であること満たしておれば、光軸方向と直交する方向については、導光板300内の導光を乱さない限り、おもて面310及び裏面320の形状に制限はない。例えば、おもて面310及び裏面320は、光軸方向と直交する方向にも平坦であってもよい。
また、例えば、おもて面310及び裏面320には、光軸方向に対して平行に延びる畝状の凹凸を設けてもよい。これにより、おもて面310及び裏面320には光軸方向に対して平行な溝が形成されるので、この溝の斜面での内部反射により、導光板300内を進む光が光軸方向と直交する方向へ拡散することを防止することができる。前記の凹凸は、おもて面310及び裏面320の一部にだけ形成してもよく、おもて面310及び裏面320のすべてに形成してもよい。前記の凹凸をその延在する方向に対して直交する平面で切った断面の形状は、例えば、三角形状等の多角形状、半円形、半楕円等の円の一部の形容などが挙げられる。これらの形状は、例えば断面が多角形状である場合には所謂プリズム形状となり、断面が円の一部の形状である場合には、所謂レンチキュラ状となる。また、これらの形状は、任意に組み合わせて混在させてもよく、さらにそれぞれの溝又は畝の間に平坦部を設けてもよい。
ただし、接着部400を形成した主面(本実施形態では、おもて面310)については、光軸方向に加え、光軸方向に直交する方向においても、平滑であることがより好ましい。接着部400を形成した主面に前記のように溝が形成されると、接着部400を形成する際に、未硬化の接着部を形成する材料が溝に沿って毛管現象により移動し、滲みなどの想定外の現象が発生して、占有割合の合計Sを制御し難くなるおそれがある。したがって、接着部400を形成した主面とは反対側の主面(本実施形態では、裏面320)にのみ凹凸を形成することが、導光部材100の製造を容易にする観点から、好ましい。
さらに、導光板300の側面340,360は、通常、凹凸及び起伏の無い平坦な面となっているが、必要に応じて、凹凸構造を設けてもよい。例えば、複数の導光板を組み合わせて一体の導光板として使用する際などでは、導光板同士を組み合わせることを目的とした凹凸構造が側面340,360にあってもよい。具体例を挙げると、互いに嵌合して複数の導光板を固定しうる嵌合部を設けてもよい。ただし、この場合も、おもて面310及び裏面320と同じく、側面340,360も光軸方向においては平滑であることが好ましい。
通常、導光板300内を導光される光B(図2参照。)は、おもて面310、裏面320及び側面340,360へと大きい入射角度で入射することになるので、導光板300と空気層との界面であるおもて面310、裏面320及び側面340,360では内部反射する。このような内部反射を繰り返すことにより、光源210,220から発せられた光Bは、導光板300内を導光されるようになっている。
導光板300の厚みT(図3参照)は、通常0.020mm以上、好ましくは0.05mm以上、より好ましくは0.10mm以上であり、通常2.0mm以下、好ましくは1.5mm以下、より好ましくは1.0mm以下である。本実施形態の導光板300は、このように厚みを薄くできるため、照明装置や液晶表示装置等にユニット化して組み込む際のユニットの厚みを薄くしたり、軽量化したりすることができる。ただし、導光板300の厚みTが過度に薄いと製造が困難になったりハンドリング性が損なわれたりすることがあるため、前記のように厚みTには下限がある。
図2に示すように、導光板300のおもて面310には接着部400が形成されている。接着部400は、導光板300と光学フィルム500とを貼り合わせる部材である。また、接着部400は、導光板300と光学フィルム500とを繋ぐ光路として機能する部位である。
接着部400は導光板300のおもて面310及び光学フィルム500の主面510に結着している。これにより、導光板300と光学フィルム500とは接着部400による接着によって一体化されていて、導光板300と接着部400との間には両者の界面が形成され、また、接着部400と光学フィルム500との間にも両者の界面が形成される。おもて面310の接着部400が形成された部分(即ち、導光板300と接着部400との界面)410における導光板300と接着部400との屈折率差は、通常、おもて面310の接着部400が形成されていない部分(即ち、導光板300と空気層との界面)370における導光板300と空気層との屈折率差よりも小さくなる。このため、導光板300と空気層との界面370では入射角が大きすぎて内部反射を生じた光Bであっても、導光板300と接着部400との界面410を透過することができる。こうして導光板300から取り出された光Bは、接着部400を透過して、接着部400と光学フィルム500との界面420を通って光学フィルム500内に入る。その後、その光Bは光学フィルム500を透過し、光学フィルム500の導光板300とは反対側の主面520に到達する。一般に、ほとんどの光学フィルム500の導光板300と反対側の主面520は、導光板300側の主面510と異なり、粗面あるいは主面510と平行ではない面で構成されている。このため、光学フィルム500に入った光は、主面520における臨界反射角を超え、主面520を通って光学フィルム500の外部へと出光する。また、光学フィルム500にヘイズがある場合は、光学フィルム500に入った光は、その光の方向が変えられることにより、臨界反射角を越え、同じく、光学フィルム500から出光する。このようにして、導光板300内を導光される光Bは、接着部400及び光学フィルム500を透過して導光部材100の外部へと出て行くことができるようになっている。
ただし、本実施形態の導光部材10においては、導光板300の主面であるおもて面310及び裏面320の所定の部分(具体的には、後述するA/Lが20%〜50%の部分。)において、以下の式Iが満たされる。
図3は、本発明の第一実施形態に係る導光板を模式的に示す斜視図である。図3に示すように、前記の式Iにおいて、T(mm)は導光板300の厚みを表す。
また、前記の式Iにおいて、L(mm)は対向する二つの光導入面330及び光導入面350の間の距離を表す。
さらに、前記の式Iにおいて、S(単位なし)は、主面であるおもて面310又は裏面320の部分P1における、対向する二つの主面(即ち、おもて面310及び裏面320)の単位面積当たりの接着部400(図3では図示せず。)の占有割合の合計を表す。
また、部分P1とは、主面であるおもて面310又は裏面320において、対向する二つの光導入面330及び350のうち近い方の光導入面330又は350までの距離がA(mm)である部分を表す。すなわち、前記の式Iにおいて、A(mm)は、前記の部分P1から、対向する二つの光導入面330及び350のうち、近い方の面までの距離を表す。したがって、Aの最小値は0mmであり、Aの最大値は0.5Lとなる。
また、前記の式Iにおいて、L(mm)は対向する二つの光導入面330及び光導入面350の間の距離を表す。
さらに、前記の式Iにおいて、S(単位なし)は、主面であるおもて面310又は裏面320の部分P1における、対向する二つの主面(即ち、おもて面310及び裏面320)の単位面積当たりの接着部400(図3では図示せず。)の占有割合の合計を表す。
また、部分P1とは、主面であるおもて面310又は裏面320において、対向する二つの光導入面330及び350のうち近い方の光導入面330又は350までの距離がA(mm)である部分を表す。すなわち、前記の式Iにおいて、A(mm)は、前記の部分P1から、対向する二つの光導入面330及び350のうち、近い方の面までの距離を表す。したがって、Aの最小値は0mmであり、Aの最大値は0.5Lとなる。
前記の占有割合の合計Sに関して、部分P1における接着部400の占有割合とは、一方の主面(本実施形態では、おもて面310)の部分P1と、当該主面に対向する主面(本実施形態では、裏面320)において部分P1に対向する部分P2との合計面積に対する、部分P1において接着部400が形成された部分の面積の割合のことをいう。また、接着部400が形成された部分の面積とは、接着部400が導光板300の主面(本実施形態では、おもて面310)に接する部分の面積をいい、通常は接着部400の底面の面積を言う。また、占有割合の合計とは、一方の主面(本実施形態では、おもて面310)の部分P1における接着部400の占有割合と、他方の主面(本実施形態では、裏面320)において部分P1に対向する部分P2における接着部の占有割合との合計を言う。さらに、裏面320において部分P1に対向する部分P2とは、部分P1を通るおもて面310の垂線と裏面320とが交差する部分を意味する。
式Iをグラフで表すと、図4のようになる。図4から分かるように、式Iは、パラメータS・L/Tが、パラメータA/Lの三次関数で表される所定の範囲(即ち、図4では斜線部)内に収まることを表す。導光板300のおもて面310及び裏面320の所定の部分において式Iが満たされることにより、出光効率を高くすることと、照度のバラツキを抑制することとの両方を実現することができる。導光板300のおもて面310及び裏面320の所定の部分においてS・L/Tが式Iの下限値を下回ると、光導入面330,350を通って導光板300内に導入された光の大部分が接着部400を透過できず、導入されたのとは反対側の光導入面330,350を通って外部に出光して失われるので、出光効率が低くなる可能性がある。また、導光板300のおもて面310及び裏面320の所定の部分においてS・L/Tが上限値を上回ると、光導入面330,350から導入された光が光導入面330,350に近い地点で多く接着部400を透過することになり、光学フィルム500の主面520からの出光も光導入面330,350に近い地点で多くなるので、照度のバラツキが大きくなる可能性がある。さらに、導光板300のおもて面310の所定の部分の一部においてS・L/Tが式Iの下限値を下回ると、その部分において局所的に照度が低下して照度のバラツキが生じ、また、局所的に照度が低下した分だけ出光効率が低下する可能性がある。また、導光板300のおもて面310の所定の部分の一部においてS・L/Tが上限値を上回ると、その部分において局所的に照度が上昇して照度のバラツキが生じる可能性がある。
式Iによれば、導光板300の主面であるおもて面310及び裏面320に接着部400を形成する際、当該おもて面310及び裏面320において接着部400をどのような位置、占有割合、寸法で形成すれば、出光効率を高くすることと、照度のバラツキを抑制することとの両方を実現することができるかが分かる。
例えば、式Iからは、接着部400は、光導入面330,350からの距離が離れるほど、密に形成することが好ましいことがわかる。光導入面330,350に近い地点で多くの光が接着部400を透過して外部に出光すると、光導入面330,350から遠い地点まで十分な量の光が導光されず、導光部材100の中央付近において照度が不足する可能性がある。さらに、式Iからは、接着部400の占有割合が、光導入面330,350からの距離に応じて線形的に(即ち、一次関数的に)増加するのではなく、曲線的に増加することが好ましいことも分かる。
また、式Iからは、例えば、導光板300の厚みが厚いほど、接着部400は密に形成することが好ましいことがわかる。厚みTが変化すれば接着部400の位置、占有割合、寸法などの適切な設定も変化することだけでなく、当該厚みTに応じて具体的に接着部400をどのように設定すればよいかを明らかにした点で、式Iには技術的な意義がある。
また、式Iからは、例えば、接着部400がどの程度密に形成されているかを表す指標としては、接着部400の占有割合ではなく、占有割合の合計Sを採用することが好ましいことがわかる。仮に二つの主面のうち一方の主面(例えば、おもて面310)における接着部400の占有割合だけを検討したとすると、他方の主面(例えば、裏面320)に形成された接着部を透過して導光部材100の外部へと出光することにより導光板300内から失われる光の影響を見逃すことになる。
また、式Iは、少なくともA/Lが20%〜50%の部分で成り立てば、他の部分では任意である。近い方の光導入面330,350の近傍の20%の部分においては式Iが成立しなくても、照度のバラツキを小さくし、且つ、出光効率を高くすることができる。ただし、照度のバラツキを更に抑制する観点からは、すべての部分において式Iが成立することが好ましい。
さらに、本実施形態の導光部材100においては、導光板300の主面であるおもて面310及び裏面320のA/Lが20%〜50%の部分において、以下の式II〜式IVのいずれかが満たされることが好ましく、更にはすべての部分において以下の式II〜式IVのいずれかが満たされることがより好ましい。
式II〜式IVにおいて、パラメータT、L、S及びAは、いずれも式Iと同様である。
式II〜式IVをグラフで表すと、図5のようになる。図5から分かるように、式II〜式IVは、それぞれ、パラメータS・L/Tが、パラメータA/Lの三次関数で表される所定の範囲内に収まることを表す。式II〜式IVは、パラメータS・L/Tが式Iで表されるよりも狭い範囲に収まることを規定している。式II〜式IVを満たすことにより、照度のバラツキを更に安定して抑制することが可能である。
前記の式Iを満たすことにより、導光部材100の出光効率を通常85%以上とでき、また、導光部材100の光学フィルム500の主面520の各地点における照度の標準偏差σを1%以下にすることができる。出光効率がこのように高く、かつ、照度の標準偏差σがこのように小さければ、バックライト装置としては十分な性能を有しているといえる。なお、出光効率とは、光導入面330,350から導光板300内に導入された光のうち、接着部400を透過して光学フィルム500の主面520から出光した光の割合を表す。また、照度の標準偏差σは、照度のバラツキの程度を表す指標値であり、この標準偏差σが小さいほど照度のバラツキが小さいことを表す。
接着部400の形状は、本発明の効果を著しく損なわない限り任意である。したがって、接着部400は、例えば、図6に示すように、所定の方向に延在する線状の部位であってもよい。接着部400が所定の方向に延在する線状の部位である場合、当該接着部400の断面形状(延在方向に垂直な平面で切った断面の形状)は任意である。さらに、接着部400が所定の方向に延在する線状の部位である場合、当該接着部400の延在方向も任意であり、各接着部400の延在方向は揃っていてもよく、交差していてもよい。また、接着部400は、例えば、図7に示すように、点状に形成された部位であってもよい。
ただし、接着部400が、図6に示すような線状の部位である場合、当該接着部400の寸法のうち、幅Wは、以下の条件を満たすことが好ましい。すなわち、導光板300の厚みが1mm以下である場合、幅Wは、0.5mm以下が好ましく、0.3mm以下がより好ましい。また、導光板300の厚みが1mmより大きく3mm以下である場合、幅Wは、1.5mm以下が好ましく、0.5mm以下が好ましい。幅Wをこのような範囲に収めることにより、接着部400を視認し難くできるので、ドット見え及び部分的な照度ムラを抑制できる。ここで、接着部400の幅Wとは、接着部400を、その延在方向に垂直な平面で切った断面の底辺の長さを表し、通常は導光板300と接着部400との界面の幅に一致する。また、ドット見えとは、導光部材100ならびに各種光学フィルムをバックライト装置10として組み立てた際に、観察者が目視にて接着部400を介して出光する光を輝線又は輝点として視認できるようになる現象をいう。
また、接着部400が図7に示すような円形又は略円形の底面を有する点状の部位400である場合、当該接着部400の寸法のうち、底面の直径Rは、以下の条件を満たすことが好ましい。すなわち、導光板300の厚みが1mm以下である場合、直径Rは、0.5mm以下が好ましく、0.3mm以下がより好ましい。また、導光板300の厚みが1mmより大きく2mm以下である場合、直径Rは、1.5mm以下が好ましく、0.5mm以下が好ましい。直径Rをこのような範囲に収めることにより、接着部400を視認し難くできるので、ドット見え及び部分的な照度ムラを抑制できる。ここで、接着部400の底面の直径Rは、通常は導光板300と接着部400との界面の直径に一致する。
なお、複数存在する接着部400の形状及び寸法は、同じでもよいが、異なっていてもよい。したがって、2種類以上の異なる形状及び寸法の接着部400を組み合わせて用いるようにしてもよい。
接着部400の平行光線透過率は、特に規定されない。前述したとおり、接着部400はそれ自身のヘイズによって導光板300の内部を全反射してきた光の方向をかえる必要はなく、光学フィルム500によって光の方向を変え、出光させるようにしてもよいからである。
本実施形態において導光板300のおもて面310及び裏面320のA/Lが20%〜50%の部分で式Iを満たすためには、おもて面310の面内方向において、接着部400の占有割合は通常は均一とならず、面内方向において不均一となる。この際、例えば、光導入面330,350からの距離に応じておもて面310を複数の部分に区分し、各部分における接着部400の占有割合をグラデーション状に変えるようにすることが好ましい。また、前記の区分された部分のうち、隣り合う部分間の占有割合の差は小さいことが好ましい。さらに、光導入面330,350からの距離が遠くなるほど、前記のように区分される部分の幅(通常は、光導入面330,350に対して直交する方向の寸法)は小さくなることが好ましい。照度のバラツキをより安定して抑制するためである。
図1に示す光学フィルム500は、導光板300のおもて面310に接着部400によって接着されたフィルムである。この光学フィルム500は、導光板300を導光され接着部400を透過してきた光の少なくとも一部を透過させるフィルムであれば、任意のフィルムを用いてもよい。具体的な光学フィルム500の種類は、バックライト装置10の用途に応じて選択すればよい。
本実施形態においては光学フィルム500の主面520から導光部材100の外部へと光が出光するので、光学フィルム500の主面520は、導光部材100の出光面として機能する。
本実施形態においては光学フィルム500の主面520から導光部材100の外部へと光が出光するので、光学フィルム500の主面520は、導光部材100の出光面として機能する。
光学フィルム500からの光の取り出しを効率的にする観点から、光学フィルム500の主面520は、平坦な面ではなく、凹凸を有する粗面となっていることがより好ましい。ここで粗面とは、算術平均粗さRaが平坦な面よりも大きい面のことを意味する。
また、例えば、光学フィルム500の主面520には、白色インクの印刷(例えば、スクリーン印刷、インクジェット印刷等)、拡散ビーズの塗布、各種粗面加工により、光取出構造が形成されていてもよい。
また、例えば、光学フィルム500の主面520には、白色インクの印刷(例えば、スクリーン印刷、インクジェット印刷等)、拡散ビーズの塗布、各種粗面加工により、光取出構造が形成されていてもよい。
光学フィルム500の厚みに特に制限は無いが、通常0.02mm以上、好ましくは0.05mm以上、より好ましくは0.10mm以上であり、通常3.0mm以下、好ましくは1.0mm以下、より好ましくは0.5mm以下である。なお、光透過性のある光学フィルム500を使用する場合、その厚みは薄いほうがより好ましい。これは、一般に光学フィルム500のベースポリマーは着色している場合が多く、厚みが厚いと光路長が長くなり、結果として出光する光の波長成分に変化をきたす虞が高いからである。また、光学フィルム500の厚みを薄くすることにより、バックライト装置10を薄型化できる。
光源210,220は、導光板300の光導入面330,350に光を照射する装置である。光源210,220は、通常、光源210,220の軸線方向(即ち、出射する光の主光線の方向;光軸方向)が、光導入面330,350に対して直交するように設置される。
光源210,220としては、線光源、点光源などを用いてもよいが、点光源を用いることが好ましい。点光源を使用すると、光源を小さく設計できるからである。光源を小さくすることにより、入光効率を高めることができる。
光源210,220としては、線光源、点光源などを用いてもよいが、点光源を用いることが好ましい。点光源を使用すると、光源を小さく設計できるからである。光源を小さくすることにより、入光効率を高めることができる。
対向して設置される光源210,220は光学設計を簡易にし、また、同一部材を使用し、製造部品数を最小限にするために、通常は、光学的に同一のものが使用される。光学的に同一とは、光源210及び220の全体の照度及び配光特性が略同一であることを意味し、通常は光源210及び220として同一の製品を用いると光学的に同一であるといえる。本発明においても、光源210及び220は光学的に同一な光源を使用している。
点光源としては、例えば、LED(Light Emitting Diode)が挙げられる。LEDは、発光効率が高く、省エネルギーの観点から優れた光源である。本実施形態においては光源210,220としてLEDを用いているものとする。光源210,220には図示しない電源から電力が供給され、供給された電力により個別に発光可能となっている。
本発明の第一実施形態としてのバックライト装置10は上述したように構成されている。このため、使用時には、光源210,220を発光させ、光導入面330,350に光を照射する。光導入面330,350に照射された光は、光導入面330,350を通って導光板300内に導入される。導入された光は、主面であるおもて面310及び裏面320並びに側面340,360で内部反射を繰り返しながら導光板300内を導光される。導光された光は接着部400及び光学フィルム500を通り、光学フィルム500の主面520から導光部材100の外部へと出光する。これにより、バックライト装置10は光学フィルム500の主面520を出光面とする面発光装置として機能する。
さらに、本実施形態のバックライト装置10では、導光板300のおもて面310及び裏面320のA/Lが20%〜50%の部分で前記の式Iを満たすようになっているので、出光効率を高くでき、且つ、照度のバラツキを抑制できる。このような効果は、厚みTが薄い導光板300を用いた場合に特に顕著である。したがって、本実施形態のバックライト装置10によれば、小型化、薄型化及び軽量化と、出光効率の向上と、照度ムラの抑制とをいずれも実現できる。
また、本実施形態では接着部400が導光板300から光を取り出す出光部として機能するので、接着部400と出光部とを別々に設ける必要が無い。したがって、導光部材100の製造の際に接着部400を設ける工程と出光部を設ける工程とを一工程で行うことが可能であるので、製造時の工程数を減らし、製造効率を改善することができる。
また、バックライト装置を製造する際に導光板と光学フィルムとを別々に用意する場合と比べて、本実施形態のように導光板300と光学フィルム500とを接着部400で貼り合せて予め導光部材100を用意しておけば、取り扱いが容易であり、バックライト装置10を製造する際に導光板300と光学フィルム500との間に異物が混入することを抑制できる。
さらに、導光部材100では導光板300の主面であるおもて面310が光学フィルム500によって覆われることになるので、導光板300の傷つきを防止することができる。
以上、本発明の一実施形態について具体的に説明したが、上述した実施形態は更に変更して実施してもよい。
例えば、導光板300は図1に示すような直方体以外の形状にしてもよい。
また、例えば、導光部材100の光導入面330及び350にはさまざまな目的により、レンズ様の面状構造を設けてもよい。この面状構造として適切な形状を付与することにより、導光板300への入光効率を向上させたり、あるいは、光源210及び220が点光源である場合、離間して設置された点光源と点光源の間の比較的導光する光量が少ない部分を均整化することもできる。
さらに、例えば光学フィルム500として光を反射する反射シートを用いてもよい。光学フィルム500が反射シートのような光透過性を持たないフィルムである場合は、接着部400に入った光は接着部400と光学フィルム500の界面420にて反射し、導光板100及び接着部材400から出光する。特に、光学フィルム500が反射シートである場合、大部分の光は導光板300の裏面320を通って出光する(第三実施形態参照)。
例えば、導光板300は図1に示すような直方体以外の形状にしてもよい。
また、例えば、導光部材100の光導入面330及び350にはさまざまな目的により、レンズ様の面状構造を設けてもよい。この面状構造として適切な形状を付与することにより、導光板300への入光効率を向上させたり、あるいは、光源210及び220が点光源である場合、離間して設置された点光源と点光源の間の比較的導光する光量が少ない部分を均整化することもできる。
さらに、例えば光学フィルム500として光を反射する反射シートを用いてもよい。光学フィルム500が反射シートのような光透過性を持たないフィルムである場合は、接着部400に入った光は接着部400と光学フィルム500の界面420にて反射し、導光板100及び接着部材400から出光する。特に、光学フィルム500が反射シートである場合、大部分の光は導光板300の裏面320を通って出光する(第三実施形態参照)。
〔第二実施形態〕
図8は、本発明の第二実施形態としてのバックライト装置を模式的に示す図であって、導光板を主面に垂直な平面で切った様子を示す図である。
図8は、本発明の第二実施形態としてのバックライト装置を模式的に示す図であって、導光板を主面に垂直な平面で切った様子を示す図である。
図8に示すように、本発明の第二実施形態としてのバックライト装置20は、導光板300の裏面320に接着部600が形成され、この接着部600によって導光板300の裏面320に光学フィルム700が接着されていることにより、導光板300の二つの主面であるおもて面310及び裏面320の両方に接着部400,600及び光学フィルム500,700が形成されていること以外は、第一実施形態に係るバックライト装置10と同様である。この際、おもて面310の接着部400と裏面320の接着部600とは、形状、寸法、占有割合等が同じであってもよく、異なっていてもよい。また、おもて面310に接着された光学フィルム500と裏面320に接着された光学フィルム700とは、同じ種類のフィルムであってもよく、異なる種類のフィルムであってもよい。
本実施形態のバックライト装置20においても、第一実施形態と同様に、導光板300の主面であるおもて面310及び裏面320のA/Lが20%〜50%の部分において、式Iを満たしており、更に式II〜式IVのいずれかが満たされることが好ましい。これにより、出光効率を高くすることと、照度のバラツキを抑制することとの両方を実現することができる。
また、本実施形態のバックライト装置20によれば、導光板300のおもて面310に接着された光学フィルム500の主面520だけでなく、裏面320に接着された光学フィルム700の主面710からも光を出光させることができる。この際には、通常、主面520及び主面710から出光させたい光の割合に応じて、接着部400及び接着部600が占める割合を、式Iを満たす範囲で略一定の割合にふりわける。
また、本発明の第二実施形態としてのバックライト装置20によれば、第一実施形態に係るバックライト装置10と同様の利点を得ることができる。
さらに、本発明の第二実施形態としてのバックライト装置20は、第一実施形態と同様に変更して実施してもよい。
さらに、本発明の第二実施形態としてのバックライト装置20は、第一実施形態と同様に変更して実施してもよい。
〔第三実施形態〕
図9は、本発明の第三実施形態としてのバックライト装置を模式的に示す図であって、導光板を主面に垂直な平面で切った様子を示す図である。
図9は、本発明の第三実施形態としてのバックライト装置を模式的に示す図であって、導光板を主面に垂直な平面で切った様子を示す図である。
図9に示すように、本発明の第三実施形態としてのバックライト装置30は、導光板300の裏面320に接着部600が形成され、この接着部600によって導光板300の裏面320に光学フィルムとして拡散反射シート800が接着されていること以外は、第一実施形態に係るバックライト装置10と同様である。この際、おもて面310の接着部400と裏面320の接着部600とは、形状、寸法、占有割合等が同じであってもよく、異なっていてもよい。
拡散反射シート800は、その主面810に入射する光を拡散反射させるフィルムである。したがって、導光板300の裏面320に形成された接着部600と導光板300との界面610を通って接着部600に進入した光Bは、接着部600と拡散反射シート800との界面620において拡散反射し、再び界面610を通って導光板300内へ戻るようになっている。通常、このように反射した光Bは、拡散反射シート800とは反対側の主面であるおもて面310に反射前と異なる角度で入射するので、一定割合がおもて面310を透過し、光学フィルム500を透過して導光部材100の外部へと出光する。
このような本実施形態のバックライト装置30においても、第一実施形態と同様に、導光板300の主面であるおもて面310及び裏面320のA/Lが20%〜50%の部分において、式Iを満たしており、更に式II〜式IVのいずれかが満たされることが好ましい。これにより、出光効率を高くすることと、照度のバラツキを抑制することとの両方を実現することができる。
また、本発明の第三実施形態としてのバックライト装置30によれば、第一実施形態に係るバックライト装置10と同様の利点を得ることができる。
さらに、本発明の第三実施形態としてのバックライト装置30は、第一実施形態と同様に変更して実施してもよい。
さらに、本発明の第三実施形態としてのバックライト装置30は、第一実施形態と同様に変更して実施してもよい。
〔導光板の材料及び製造方法等〕
導光板の材料としては、例えば、ガラス、透明樹脂等が挙げられる。ここで透明とは、JIS K7361−1により両面平滑な2mm厚み板で測定した全光線透過率が70%以上であることをいう。なお、導光板の材料は、1種類を単独で用いてもよく、2種類以上を任意の比率で組み合わせて用いてもよい。
導光板の材料としては、例えば、ガラス、透明樹脂等が挙げられる。ここで透明とは、JIS K7361−1により両面平滑な2mm厚み板で測定した全光線透過率が70%以上であることをいう。なお、導光板の材料は、1種類を単独で用いてもよく、2種類以上を任意の比率で組み合わせて用いてもよい。
導光板の材料としては、透明樹脂を用いることが好ましい。一般に樹脂は弾性率が低いため、透明樹脂を用いて薄い導光板を製造すると、通常、その導光板は可撓性を有する。このため、例えばバックライト装置を表示装置に設けた場合に、光源及び付帯回路などにより局所的な加熱が起こった際でも、表示装置の表示パネルを局所的に押す現象が生じ難い。したがって、バックライト装置を表示装置に設けた場合、光りぬけを防止することができる。ここで、前記の光りぬけとは、表示装置の表示面において光学的密着が生じ、局所的に照度が高くなる現象を言う。
通常、樹脂は重合体を含む。前記の透明樹脂が含む重合体としては、例えば、プロピレン−エチレン共重合体、ポリスチレン、(メタ)アクリル酸エステル−芳香族ビニル化合物共重合体、ポリエチレンテレフタレート、テレフタル酸−エチレングリコール−シクロヘキサンジメタノール共重合体、ポリカーボネート、メタクリル重合体、脂環式構造を有する重合体(例えば、ノルボルネン系重合体)などが挙げられる。これらの中で、脂環式構造を有する重合体、メタクリル重合体および(メタ)アクリル酸エステル−芳香族ビニル化合物共重合体が好適であり、脂環式構造を有する重合体が特に好ましい。
脂環式構造を有する重合体は、溶融状態での流動性が良好である。したがって、例えば射出成形により導光板を製造する場合、低い射出圧力で金型のキャビティを充填することができるため、薄い導光板を比較的成形しやすく、ウエルドラインが発生しにくい。また、例えば押し出し成形により導光板を製造する場合、成形時の厚みムラが少なく、成形後の形状付与が容易である。さらに、脂環式構造を有する重合体は吸湿性が極めて低いので、寸法安定性に優れ、導光板に反りを生じにくい。さらに、脂環式構造を有する重合体は比重が小さいので、導光板を軽量化することができる。
脂環式構造を有する重合体としては、主鎖または側鎖に脂環式構造を有する重合体が挙げられる。中でも、主鎖に脂環式構造を有する重合体は、機械的強度と耐熱性が良好なので、特に好適である。
前記の脂環式構造は、飽和環状炭化水素構造であることが好ましい。また、脂環式構造を構成する炭素原子数は、好ましくは4以上、より好ましくは5以上であり、好ましくは30以下、より好ましくは20以下、特に好ましくは15以下である。さらに、脂環式構造を有する重合体中の脂環式構造を有する繰り返し単位の割合は、50重量%以上であることが好ましく、70重量%以上であることがより好ましく、90重量%以上であることがさらに好ましい。
前記の脂環式構造は、飽和環状炭化水素構造であることが好ましい。また、脂環式構造を構成する炭素原子数は、好ましくは4以上、より好ましくは5以上であり、好ましくは30以下、より好ましくは20以下、特に好ましくは15以下である。さらに、脂環式構造を有する重合体中の脂環式構造を有する繰り返し単位の割合は、50重量%以上であることが好ましく、70重量%以上であることがより好ましく、90重量%以上であることがさらに好ましい。
脂環式構造を有する重合体としては、例えば、ノルボルネン系単量体の開環重合体若しくは開環共重合体またはそれらの水素添加物;ノルボルネン系単量体の付加重合体若しくは付加共重合体またはそれらの水素添加物;単環の環状オレフィン系単量体の重合体またはその水素添加物;環状共役ジエン系単量体の重合体またはその水素添加物;ビニル脂環式炭化水素系単量体の重合体若しくは共重合体またはそれらの水素添加物;ビニル芳香族炭化水素系単量体の重合体または共重合体の芳香環を含む不飽和結合部分の水素添加物;などが挙げられる。これらの中で、ノルボルネン系単量体の重合体の水素添加物およびビニル芳香族炭化水素系単量体の重合体の芳香環を含む不飽和結合部分の水素添加物は、機械的強度と耐熱性に優れるので、特に好適である。
さらに、前記の好ましい重合体のなかでも、メタクリル重合体は、透明性に優れ、強靭でひびが入りにくいので、好適に用いることができる。このようなメタクリル重合体を含む樹脂としては、例えば、JISK6717に規定されるメタクリル酸メチル重合物を80%以上含むメタクリル樹脂成形材料を挙げられる。この規格に規定されるメタクリル樹脂の中で、ビカット軟化点温度96〜100℃、メルトフローレート8〜16の指定分類コード100−120の樹脂は、適度な流動性と強度を有するので、特に好適である。
導光板の材料には、成形時における酸化劣化及び熱劣化を防止するために、酸化防止剤を含ませてもよい。酸化防止剤としては、例えば、フェノール系酸化防止剤、リン系酸化防止剤、イオウ系酸化防止剤などが挙げられる。これらの中で、フェノール系酸化防止剤が好適であり、中でもアルキル置換酸化防止剤が特に好ましい。なお、酸化防止剤は、1種類を単独で用いてもよく、2種類以上を任意の比率で組み合わせて用いてもよい。酸化防止剤の量は、重合体成分100重量部に対して、好ましくは0.01重量部以上、より好ましくは0.02重量部以上であり、好ましくは2重量部以下、より好ましくは1重量部以下である。
導光板の材料には、導光板の耐光性などを向上させるために、耐光安定剤を含ませてもよい。耐光安定剤としては、例えば、ヒンダードアミン系耐光安定剤(HALS)、ベンゾエート系耐光安定剤などが挙げられる。これらの中で、ヒンダードアミン系耐光安定剤が好ましい。なお、耐光安定剤は、1種類を単独で用いてもよく、2種類以上を任意の比率で組み合わせて用いてもよい。耐光安定剤の量は、重合体成分100重量部に対して、好ましくは0.01重量部以上、より好ましくは0.02重量部以上、特に好ましくは0.05重量部以上であり、好ましくは2重量部以下、より好ましくは1重量部以下、特に好ましくは0.5重量部以下である。
導光板の材料には、必要に応じて、さらに任意の添加剤を含ませてもよい。添加剤としては、例えば、熱安定剤、紫外線吸収剤、近赤外線吸収剤などの安定剤;滑剤、可塑剤などの樹脂改質剤;染料、顔料などの着色剤;帯電防止剤、光拡散剤などが挙げられる。なお、添加剤は、1種類を単独で用いてもよく、2種類以上を任意の比率で組み合わせて用いてもよい。
導光板としては、例えば、その屈折率が1.53(臨界角40.7°)のものを用いてもよい。
導光板が樹脂で形成されている場合、導光板が吸湿により寸法変化(伸びや反り)を生じる可能性がある。寸法変化を生じると、しわ等が発生し、光学特性を損なうおそれがある。また、特に導光板の寸法が大きい場合(例えば、40インチ)には、当該寸法変化により、バックライト装置において光源と光導入面との相対位置関係が変化し、光利用効率が低下する傾向もある。このため、導光板の吸水率は、0.50%以下が好ましく、0.25%以下がより好ましく、0.05%以下がさらに好ましい。なお、本願明細書中における吸水率は、JIS K7209 A法に準拠して、厚み3mmで、直径50mmの円板形または一辺50mmの正方形の試験片を50℃で24時間乾燥したのちデシケ一ター中で放冷し、23℃の水に24時間浸漬したときの重量増から求めることができる。
導光板の形成材料は、耐熱性に優れることが好ましい。具体的には、ビカット軟化温度が、90℃以上であることが好ましく、100℃以上であることがより好ましく、110℃以上であることが特に好ましい。導光板の形成材料の耐熱性が低いと、光源等から発せられる熱によって導光板が溶けたり変形したりして、光学特性を損なう可能性がある。なお、前記のビカット軟化温度は、JIS K7206 Bに規定された方法により測定できる。
導光板の製造方法に制限は無いが、例えば樹脂により導光板を形成する場合には、射出成形法、押出成形法により製造できる。
〔接着部の材料等〕
接着部の材料としては、導光板を導光された光が透過でき、導光板と光学フィルムとを接着できるものを用いる。例えば、接着部の材料として、接着剤を用いてもよい。この接着剤は、狭義の接着剤(23℃における剪断貯蔵弾性率が1〜500MPaであり、常温で粘着性を示さない、いわゆるホットメルト型の接着剤)のみならず、23℃における剪断貯蔵弾性率が1MPa未満である粘着剤をも包含する。
接着部の材料としては、導光板を導光された光が透過でき、導光板と光学フィルムとを接着できるものを用いる。例えば、接着部の材料として、接着剤を用いてもよい。この接着剤は、狭義の接着剤(23℃における剪断貯蔵弾性率が1〜500MPaであり、常温で粘着性を示さない、いわゆるホットメルト型の接着剤)のみならず、23℃における剪断貯蔵弾性率が1MPa未満である粘着剤をも包含する。
接着剤の例を挙げると、水性接着剤、溶剤型接着剤、二液硬化型接着剤、紫外線硬化型接着剤、感圧性接着剤などが挙げられる。接着剤の選択に特に制限は無いが、通常は透明性の高い接着剤を用いる。また、製造工程の時間短縮のために、貼り合わせ直後から物性が変化しない接着剤か、速やかに硬化する接着剤(例えば、ホットメルト接着剤、紫外線硬化型接着剤、電子線硬化型接着剤等)が好ましい。さらに製品の信頼性と機械的強度を確保するためには、紫外線硬化型接着剤及び電子線硬化型接着剤が特に好ましい。接着剤の例を挙げると、アクリル系、ウレタン系、ポリエステル系、ポリアミド、ポリビニルエーテル、ポリビニルアルコール、ポリビニルアセタール、ポリビニルホルマール、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、エチレン−酢酸ビニル系、エチレン−アクリル酸エステル系、エチレン−塩化ビニル系、スチレン−ブタジエン−スチレン等の合成ゴム系、エポキシ系、シリコーン系等の接着剤が挙げられる。なお、接着剤は、1種類を単独で用いてもよく、2種類以上を任意の比率で組み合わせて用いてもよい。
接着剤には、添加剤を含ませてもよい。添加剤の例を挙げると、例えば、光線方向変更機能を持つ微粒子などが挙げられる。このような微粒子としては、例えば、接着剤のベースポリマーとは屈折率が異なる材料で形成された拡散ビーズ、フィラー等の白色反射材などが挙げられる。具体例を挙げると、ガラス、シリカ、水酸化アルミニウム、酸化アルミニウム、酸化チタン、酸化亜鉛、硫酸バリウム、マグネシウムシリケート、およびこれらの混合物等の無機フィラー;アクリル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリアクリロニトリル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリシロキサン樹脂、メラミン樹脂、ベンゾグアナミン樹脂、フッ素樹脂、ポリカーボネート樹脂、シリコーン樹脂、ポリエチレン樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アクリロニトリル、及びこれらの架橋物等の有機フィラーなどが挙げられる。これらの中でも、有機フィラーとしては、アクリル樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリシロキサン樹脂、及びこれらの架橋物からなる微粒子が、高分散性、高耐熱性、成形時の着色(黄変)がない点で好ましい。これらの中でも、より透明性に優れる点でアクリル樹脂の架橋物からなる微粒子がより好ましい。なお、これらの微粒子は、2種類以上の素材からなるものを用いてもよいし、2種類以上の微粒子を組み合わせて用いてもよい。
接着部の材料は、硬化後の接着部の屈折率と、導光板ならびに接着する光学フィルムの屈折率との差があまり大きく異ならないことが好ましい。屈折率差が大きいと、導光板と接着部との界面および、接着部と光学フィルムとの界面にて全反射を起こし、接着部に光が入光しなくなる可能性がある。したがって、接着部の屈折率と導光板ならびに光学フィルムとの屈折率差は、通常0.5以下、好ましくは0.2以下である。中でも特に好ましいのは、接着部の屈折率が導光板の屈折率よりも高く、光学フィルムの屈折率よりも低いことである。
接着部の材料は、硬化時に透明なものであってもよいが、ヘイズを有するものであってもよい。接着部がヘイズを有する場合、接着部自体による光の拡散効果を期待できる。例えば光学フィルムとして拡散フィルム、プリズムフィルム、再帰性輝度向上フィルム、反射シート、偏光フィルム等を用いる場合には、接着部の材料はヘイズを有していてもよく、特に偏光フィルムを用いる場合にはヘイズを有することが好ましい。
〔光学フィルムの種類及び物性等〕
光学フィルムとしては、光を透過しうる任意の光学フィルムを用いてもよい。また、光学フィルムとしては、導光板の片方の主面であれば、反射シートのように光を透過させないフィルムを用いてもよい。さらに、光学フィルムは、1層のみからなる単層構造のフィルムを用いてもよく、2層以上の層を備える積層構造のフィルムを用いてもよい。
光学フィルムの例を挙げると、拡散フィルム、プリズムフィルム、再帰性輝度向上フィルム、偏光フィルム、位相差フィルム等が挙げられる。また、第三実施形態における反射シートは、概ね白色の反射シートを用いてもよく、例えばフィルムに微細な気泡を持ち気泡の界面の全反射により反射するもの、あるいは各種フィラーを含み全反射性能を有するものなどであってもよい。ただし、金属製の反射シートと導光板とを接着させると点灯時のバックライト装置全体の温度上昇と線膨張率の差により、反りなどを生じる虞がある。その観点では、導光板に高分子材料を用いる場合、反射シートにも線膨張率が7×10−5/K程度の高分子材料をベースとしたものを使用することが好ましい。
光学フィルムとしては、光を透過しうる任意の光学フィルムを用いてもよい。また、光学フィルムとしては、導光板の片方の主面であれば、反射シートのように光を透過させないフィルムを用いてもよい。さらに、光学フィルムは、1層のみからなる単層構造のフィルムを用いてもよく、2層以上の層を備える積層構造のフィルムを用いてもよい。
光学フィルムの例を挙げると、拡散フィルム、プリズムフィルム、再帰性輝度向上フィルム、偏光フィルム、位相差フィルム等が挙げられる。また、第三実施形態における反射シートは、概ね白色の反射シートを用いてもよく、例えばフィルムに微細な気泡を持ち気泡の界面の全反射により反射するもの、あるいは各種フィラーを含み全反射性能を有するものなどであってもよい。ただし、金属製の反射シートと導光板とを接着させると点灯時のバックライト装置全体の温度上昇と線膨張率の差により、反りなどを生じる虞がある。その観点では、導光板に高分子材料を用いる場合、反射シートにも線膨張率が7×10−5/K程度の高分子材料をベースとしたものを使用することが好ましい。
光学フィルムの材料としては、通常は樹脂を用い、好ましくは熱可塑性樹脂を用いる。樹脂に含まれる重合体の例を挙げると、ポリエチレン、ポリプロピレン等のオレフィン重合体、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等のポリエステル重合体、ポリフェニレンサルファイド等のポリアリーレンサルファイド重合体、ポリビニルアルコール重合体、ポリカーボネート重合体、ポリアリレート重合体、セルロースエステル重合体、ポリエーテルスルホン重合体、ポリスルホン重合体、ポリアリルサルホン重合体、ポリ塩化ビニル重合体、ノルボルネン重合体、棒状液晶ポリマー、スチレン又はスチレン誘導体の単独重合体または他のモノマーとの共重合体を含むポリスチレン系重合体、ポリアクリロニトリル重合体、ポリメチルメタクリレート重合体、あるいはこれらの多元共重合ポリマーなどが挙げられる。また、樹脂には必要に応じて添加剤を含有させてもよい。なお、光学フィルムの材料は、1種類を単独で用いてもよく、2種類以上を任意の比率で組み合わせて用いてもよい。
光学フィルムの透明性については、全光線透過率及びヘイズなどがそれぞれの光学フィルムの異方性及び再帰反射性などにより一概に定義できないが、一般にバックライト装置に用いられる光学フィルムであれば、その多くが使用できる。
〔導光部材の製造方法〕
導光部材の製造方法に制限は無いが、通常は、長尺の導光板、長尺の光学フィルム、並びに、必要に応じて、もう一つの長尺の光学フィルムを用意し、これらのフィルムの主面に接着部の材料を付着させ、前記の導光板及び光学フィルムを貼り合せた後で、得られた長尺の複層フィルムから所望の形状及び寸法で導光部材を切り取って製造する。以下、図面を示してこの製造方法について説明する。
導光部材の製造方法に制限は無いが、通常は、長尺の導光板、長尺の光学フィルム、並びに、必要に応じて、もう一つの長尺の光学フィルムを用意し、これらのフィルムの主面に接着部の材料を付着させ、前記の導光板及び光学フィルムを貼り合せた後で、得られた長尺の複層フィルムから所望の形状及び寸法で導光部材を切り取って製造する。以下、図面を示してこの製造方法について説明する。
図10は、導光部材の製造方法の一例を模式的に示す図である。図10に示すように、本例の方法では、長尺の光学フィルム(本例では、反射シート)910、長尺の導光板920及び長尺の光学フィルム930を用意する。ここで「長尺」とは、当該フィルムの幅に対して、少なくとも5倍以上の長さを有するものをいい、好ましくは10倍若しくはそれ以上の長さを有し、具体的にはロール状に巻き取られて保管又は運搬される程度の長さを有するものをいう。
矢印X1で示すように、長尺の反射シート910は、長尺方向(通常、縦方向及びMD方向に一致する。)に連続的に搬送される。この搬送される長尺の反射シート910の主面911に印刷装置941から接着剤を印刷して、接着部951を形成する。この際の印刷パターンは、導光部材960において式Iが満たされるように設定される。印刷方法に制限は無いが、好ましい例としては、シルクスクリーン印刷、インクジェット印刷などが挙げられる。
その後、接着部951を形成した反射シート910は、対向する一対のロール971,972間へと送られる。また、このロール971,972間へは、矢印X2で示すように長尺の導光板920が搬送されている。長尺の反射シート910と長尺の導光板920とは、ロール971,972に挟み込まれることで、接着部951により接着される。
反射シート910と導光板920とを接着した時点では、接着部951は硬化していない場合がある。この場合には、必要に応じて例えば乾燥、加熱、紫外線照射等の処理を行うことにより、接着部951を硬化させることが好ましい。
接着された反射シート910及び導光板920は、印刷装置942へと搬送される。印刷装置942は、導光板920の、反射シート910と接着された主面とは反対側の主面921に接着剤を印刷して、接着部952を形成する。この際も印刷パターンは、導光部材960において式Iが満たされるように設定される。
主面921に接着部952を形成した導光板920及び反射シート910は、対向する一対のロール973,974間へと送られる。また、このロール973,974間へは、矢印X3で示すように、長尺の光学フィルム930も送られ、ロール973,974に挟み込まれることで、導光板920と光学フィルム930は接着部952によって接着される。
その後、必要に応じて乾燥、加熱、紫外線照射等の処理を行って接着部952を硬化させる。これにより、反射シート910、導光板920及び光学フィルム930が、接着部951,952によって接着された長尺の複層フィルム980が得られる。この長尺の複層フィルム980を打ち抜き装置990によって所望の形状及び寸法で打ち抜くことにより、導光部材960が得られる。
このように、本発明の導光部材は接着部が導光板から光を取り出す出光部として機能するようにしたので、導光部材の製造の際に接着部と出光部とを別々に設ける必要が無く、製造時の工程数を減らして製造効率を改善できる。
また、導光板と光学フィルムとを貼り合わせた導光部材は長尺のフィルムを用いて製造することが可能であるので、ロールトゥロールでの貼り合せが可能となり、貼り合わせた複層フィルムから打ち抜き加工により導光部材を製造できるので、この点でも製造効率を改善できる。
また、導光板と光学フィルムとを貼り合わせた導光部材は長尺のフィルムを用いて製造することが可能であるので、ロールトゥロールでの貼り合せが可能となり、貼り合わせた複層フィルムから打ち抜き加工により導光部材を製造できるので、この点でも製造効率を改善できる。
〔光源〕
光源としては、例えば、LED、レーザーダイオード、冷陰極管(CCFL、EEFL)、熱陰極管(HCFL)等が挙げられるが、点光源を用いることが好ましい。点光源としては、十分な光量を得られる方式であればどのようなものでもよく、例えば半導体レーザー等を用いてもよい。ただし、通常は、前記の実施形態で説明したようにLEDを用いることが好ましい。LEDとしては、例えば、青黄色系擬似白色発光ダイオード、3色(RGB)方式の白色発光ダイオード等が挙げられる。
光源としては、例えば、LED、レーザーダイオード、冷陰極管(CCFL、EEFL)、熱陰極管(HCFL)等が挙げられるが、点光源を用いることが好ましい。点光源としては、十分な光量を得られる方式であればどのようなものでもよく、例えば半導体レーザー等を用いてもよい。ただし、通常は、前記の実施形態で説明したようにLEDを用いることが好ましい。LEDとしては、例えば、青黄色系擬似白色発光ダイオード、3色(RGB)方式の白色発光ダイオード等が挙げられる。
LEDとしては、例えば、サイドエミット型LED、表面実装型LED、砲弾型LED等を用いる。LEDの発光部の寸法は、LEDの配光特性に応じて設定しうる。通常、LEDの発光部の幅及び高さは等しくなるようにするが、LEDとして断面が楕円形または長円形等のものを用いる場合には、幅と高さとが異なる寸法のものを用いてもよい。
一般的なハイドーム型のLEDは配光がランバーシアンであり、半値角(半値全角)が120°程度の比較的に大きい発散光を出射する。ただし、光源から照射される光のうちより多くを導光板に導入する観点から、LEDとしては、半値全角は80°以下が好ましく、70°以下がより好ましく、60°以下が特に好ましい。理想的には、可能な限り平行光に近い光を発するLEDが好ましい。また、導光板の光導入面に近い部分でLED間に相当する部分が暗くなることを抑制する観点からは、LEDとしては、半値全角は90°以上が好ましく、100°以上がより好ましく、110°以上が特に好ましい。
なお、光源としては、LED等の発光素子と、レンズ等の光学素子とを組み合わせて用いてもよい。例えば、半値全角が広いLEDを用いる場合であっても、当該LEDとレンズとを組み合わせれば、上記のような好ましい範囲の半値全角で光を照射する光源を実現できる。
〔用途〕
本発明のバックライト装置は、例えば、液晶表示装置の液晶パネルに光を供給する装置として好適である。
液晶パネルは、例えば、液晶層を挟んで、配向膜、透明電極、ガラス板、カラーフィルタ、偏光板等を適切な位置に積層配置した部材である。本発明のバックライト装置を液晶表示装置に適用する場合、通常は、本発明のバックライト装置を液晶パネルの背面側に設け、液晶パネルに背面から光を供給できるようにする。
さらに、必要に応じて液晶パネルとバックライト装置との間には、任意の光学フィルムを設けるようにしてもよい。
本発明のバックライト装置は、例えば、液晶表示装置の液晶パネルに光を供給する装置として好適である。
液晶パネルは、例えば、液晶層を挟んで、配向膜、透明電極、ガラス板、カラーフィルタ、偏光板等を適切な位置に積層配置した部材である。本発明のバックライト装置を液晶表示装置に適用する場合、通常は、本発明のバックライト装置を液晶パネルの背面側に設け、液晶パネルに背面から光を供給できるようにする。
さらに、必要に応じて液晶パネルとバックライト装置との間には、任意の光学フィルムを設けるようにしてもよい。
以下、実施例を示して本発明について具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨及びその均等の範囲を逸脱しない範囲において任意に変更して実施してもよい。
〔実施例1〕
図11は、実施例1で行ったシミュレーションにおいて設定したシミュレーション条件を説明する図である。以下の実施例では、光学シミュレーションソフト「LightTools」(サイバネット株式会社製)を用いて、後述する条件で光学モデルを作成し、シミュレーションを行った。
なお、導光板の材料としては、熱可塑性脂環構造含有樹脂(商品名ZEONOR1420、日本ゼオン社製、屈折率1.533、臨界角40.7°、吸水率0.01%)を用いたものと設定した。また、接着部の材料としては、アクリル系粘着剤(商品名 ニッセツKP1954、日本カーバイド社製)を用いたものと設定した。さらに、光学フィルムとしては、拡散フィルム(商品名 D−124U、ツジデン社製)を用いたものと設定した。
図11は、実施例1で行ったシミュレーションにおいて設定したシミュレーション条件を説明する図である。以下の実施例では、光学シミュレーションソフト「LightTools」(サイバネット株式会社製)を用いて、後述する条件で光学モデルを作成し、シミュレーションを行った。
なお、導光板の材料としては、熱可塑性脂環構造含有樹脂(商品名ZEONOR1420、日本ゼオン社製、屈折率1.533、臨界角40.7°、吸水率0.01%)を用いたものと設定した。また、接着部の材料としては、アクリル系粘着剤(商品名 ニッセツKP1954、日本カーバイド社製)を用いたものと設定した。さらに、光学フィルムとしては、拡散フィルム(商品名 D−124U、ツジデン社製)を用いたものと設定した。
図11に示すように、導光板1として、矩形の平板状の導光板を設定した。この導光板1の表面はすべて平坦な面(算術平均粗さRa=0.02μm)であるとし、導光板1の寸法は、縦=100mm、横(光導入面間の距離)L=1000mmとした。また、厚みTは1.0mm、0.5mm及び0.3mmの3つのケースを設定した。
この導光板1の一方の主面2に、側面に相当する光導入面3,4からの距離に応じて、表1で示す占有割合となるようにスクリーン印刷で接着部(図示せず。)を形成したものとした。また、表1に設定値が示された位置の間の部分では、幅50mmごとにグラデーションとなるように占有割合を設定した。この際、接着部は円柱状であり、接着部の底辺の直径は0.05mm、高さ0.025mmに設定した。さらに、導光板1の接着部を形成した主面2に、前記の接着部によって、光学フィルム(図示せず。)を接着したこととした。また、導光板1の他方の主面には接着部は形成されていないものとした。
前記の導光板1の側面に相当する光導入面3,4の正面の位置に、光源5,6を設けたこととした。光源5,6としては、幅5mmの基板に複数個のLED(縦2.5mm、横1.5mm、厚み0.5mm。)を、光導入面3,4に沿って並べて実装したものを設定した。また、光導入面3,4から光源5,6の発光部までの距離は2.5mmとした。なお、前記LEDの発光部の吸収は15%とし、半値全角が120°であるとした。
導光板1の光導入面3,4から光源5,6の基板の端部にかけては、ランプカバー(図示せず。)により覆ったものとして設定した。なお、ランプカバーの内側表面の反射は反射率98%のランバート反射であるとした。
前記の構成において光源5,6から光導入面3,4に光を照射した場合における、出光効率及び光学フィルムの主面における各地点の照度の標準偏差σをシミュレーションにより計算した。結果を表1に示す。また、一方の光導入面3からの距離A、光導入面3及び光導入面4の間の距離L、導光板1の厚みT、並びに、導光板1の主面2における接着部の占有割合の合計Sの関係を、距離Aが0mm、100mm、200mm、300mm、400mm及び500mmの部分について、図12に示す。
〔実施例2〕
導光板1の主面2の占有割合の合計Sの設定を表2に示すように変更したこと以外は実施例1と同様にして、出光効率及び光学フィルムの主面における各地点の照度の標準偏差σをシミュレーションにより計算した。本出光割合Sは両入光端付近の10%を除く部分(即ち、A/L=10%〜50%の部分)で、式Iを満たしている。結果を表2に示す。また、距離A、距離L、厚みT、並びに、占有割合の合計Sの関係を、距離Aが0mm、100mm、200mm、300mm、400mm及び500mmの部分について、図13に示す。
導光板1の主面2の占有割合の合計Sの設定を表2に示すように変更したこと以外は実施例1と同様にして、出光効率及び光学フィルムの主面における各地点の照度の標準偏差σをシミュレーションにより計算した。本出光割合Sは両入光端付近の10%を除く部分(即ち、A/L=10%〜50%の部分)で、式Iを満たしている。結果を表2に示す。また、距離A、距離L、厚みT、並びに、占有割合の合計Sの関係を、距離Aが0mm、100mm、200mm、300mm、400mm及び500mmの部分について、図13に示す。
〔実施例3〕
導光板1の横方向の寸法を変更することにより光導入面3,4間の距離Lを600mmとしたこと、並びに、導光板1の主面2の占有割合の合計Sの設定を表3に示すように変更したこと以外は実施例1と同様にして、出光効率及び光学フィルムの主面における各地点の照度の標準偏差σをシミュレーションにより計算した。本出光割合Sは両入光端付近の17%を除く部分(即ち、A/L=33%〜50%の部分)で、式Iを満たしている。結果を表3に示す。また、距離A、距離L、厚みT、並びに、占有割合の合計Sの関係を、距離Aが0mm、100mm、200mm及び300mmの部分について、図14に示す。
導光板1の横方向の寸法を変更することにより光導入面3,4間の距離Lを600mmとしたこと、並びに、導光板1の主面2の占有割合の合計Sの設定を表3に示すように変更したこと以外は実施例1と同様にして、出光効率及び光学フィルムの主面における各地点の照度の標準偏差σをシミュレーションにより計算した。本出光割合Sは両入光端付近の17%を除く部分(即ち、A/L=33%〜50%の部分)で、式Iを満たしている。結果を表3に示す。また、距離A、距離L、厚みT、並びに、占有割合の合計Sの関係を、距離Aが0mm、100mm、200mm及び300mmの部分について、図14に示す。
〔実施例4〕
導光板1の横方向の寸法を変更することにより光導入面3,4間の距離Lを600mmとしたこと、並びに、導光板1の主面2の占有割合の合計Sの設定を表4に示すように変更したこと以外は実施例1と同様にして、出光効率及び光学フィルムの主面における各地点の照度の標準偏差σをシミュレーションにより計算した。結果を表4に示す。また、距離A、距離L、厚みT、並びに、占有割合の合計Sの関係を、距離Aが0mm、100mm、200mm及び300mmの部分について、図15に示す。
導光板1の横方向の寸法を変更することにより光導入面3,4間の距離Lを600mmとしたこと、並びに、導光板1の主面2の占有割合の合計Sの設定を表4に示すように変更したこと以外は実施例1と同様にして、出光効率及び光学フィルムの主面における各地点の照度の標準偏差σをシミュレーションにより計算した。結果を表4に示す。また、距離A、距離L、厚みT、並びに、占有割合の合計Sの関係を、距離Aが0mm、100mm、200mm及び300mmの部分について、図15に示す。
〔比較例1〕
導光板1の主面2の占有割合の合計Sの設定を表5に示すように変更したこと以外は実施例1と同様にして、出光効率及び光学フィルムの主面における各地点の照度の標準偏差σをシミュレーションにより計算した。結果を表5に示す。また、距離A、距離L、厚みT、並びに、占有割合の合計Sの関係を、距離Aが0mm、100mm、200mm、300mm、400mm及び500mmの部分について、図16に示す。
導光板1の主面2の占有割合の合計Sの設定を表5に示すように変更したこと以外は実施例1と同様にして、出光効率及び光学フィルムの主面における各地点の照度の標準偏差σをシミュレーションにより計算した。結果を表5に示す。また、距離A、距離L、厚みT、並びに、占有割合の合計Sの関係を、距離Aが0mm、100mm、200mm、300mm、400mm及び500mmの部分について、図16に示す。
〔比較例2〕
導光板1の主面2の占有割合の合計Sの設定を表6に示すように変更したこと以外は実施例1と同様にして、出光効率及び光学フィルムの主面における各地点の照度の標準偏差σをシミュレーションにより計算した。結果を表6に示す。また、距離A、距離L、厚みT、並びに、占有割合の合計Sの関係を、距離Aが0mm、100mm、200mm、300mm、400mm及び500mmの部分について、図17に示す。
導光板1の主面2の占有割合の合計Sの設定を表6に示すように変更したこと以外は実施例1と同様にして、出光効率及び光学フィルムの主面における各地点の照度の標準偏差σをシミュレーションにより計算した。結果を表6に示す。また、距離A、距離L、厚みT、並びに、占有割合の合計Sの関係を、距離Aが0mm、100mm、200mm、300mm、400mm及び500mmの部分について、図17に示す。
〔比較例3〕
導光板1の横方向の寸法を変更することにより光導入面3,4間の距離Lを600mmとしたこと、並びに、導光板1の主面2の占有割合の合計Sの設定を表7に示すように変更したこと以外は実施例1と同様にして、出光効率及び光学フィルムの主面における各地点の照度の標準偏差σをシミュレーションにより計算した。結果を表7に示す。また、距離A、距離L、厚みT、並びに、占有割合の合計Sの関係を、距離Aが0mm、100mm及び200mmの部分について、図18に示す。
導光板1の横方向の寸法を変更することにより光導入面3,4間の距離Lを600mmとしたこと、並びに、導光板1の主面2の占有割合の合計Sの設定を表7に示すように変更したこと以外は実施例1と同様にして、出光効率及び光学フィルムの主面における各地点の照度の標準偏差σをシミュレーションにより計算した。結果を表7に示す。また、距離A、距離L、厚みT、並びに、占有割合の合計Sの関係を、距離Aが0mm、100mm及び200mmの部分について、図18に示す。
〔検討〕
表1〜表7から分かるように、導光板の主面のA/Lが20%〜50%の部分において式Iを満たす実施例1〜4の導光部材においては、高い出光効率と、照度のバラツキの抑制とを両方とも実現できている。これに対して、比較例1,3では照度のバラツキが大きく、比較例2では出光効率が十分に高くない。したがって、式Iを満たすことによってはじめて高い出光効率と照度のバラツキの抑制とを両立できることが確認された。
表1〜表7から分かるように、導光板の主面のA/Lが20%〜50%の部分において式Iを満たす実施例1〜4の導光部材においては、高い出光効率と、照度のバラツキの抑制とを両方とも実現できている。これに対して、比較例1,3では照度のバラツキが大きく、比較例2では出光効率が十分に高くない。したがって、式Iを満たすことによってはじめて高い出光効率と照度のバラツキの抑制とを両立できることが確認された。
1 導光板
2 導光板の主面
3,4 光導入面
5,6 光源
10,20,30 バックライト装置
100 導光部材
210,220 光源
300 導光板
310 導光板のおもて面(主面)
320 導光板の裏面(主面)
330 導光板の側面(光導入面)
340 導光板の側面
350 導光板の側面(光導入面)
360 導光板の側面
370 導光板のおもて面の接着部が形成されていない部分(導光板と空気層との界面)
400 接着部
410 導光板のおもて面の接着部が形成された部分(導光板と接着部との界面)
420 接着部と光学フィルムとの界面
500 光学フィルム
510 光学フィルムの主面
520 光学フィルムの導光板とは反対側の主面
600 接着部
610 接着部と導光板との界面
620 接着部と反射シートとの界面
700 光学フィルム
710 光学フィルムの主面
800 反射シート
810 反射シートの主面
910 長尺の反射シート
911 長尺の反射シートの主面
920 長尺の導光板
921 長尺の導光板の主面
930 長尺の光学フィルム
941,942 印刷装置
951,952 接着部
960 導光部材
971〜974 ロール
980 長尺の複層フィルム
990 打ち抜き装置
2 導光板の主面
3,4 光導入面
5,6 光源
10,20,30 バックライト装置
100 導光部材
210,220 光源
300 導光板
310 導光板のおもて面(主面)
320 導光板の裏面(主面)
330 導光板の側面(光導入面)
340 導光板の側面
350 導光板の側面(光導入面)
360 導光板の側面
370 導光板のおもて面の接着部が形成されていない部分(導光板と空気層との界面)
400 接着部
410 導光板のおもて面の接着部が形成された部分(導光板と接着部との界面)
420 接着部と光学フィルムとの界面
500 光学フィルム
510 光学フィルムの主面
520 光学フィルムの導光板とは反対側の主面
600 接着部
610 接着部と導光板との界面
620 接着部と反射シートとの界面
700 光学フィルム
710 光学フィルムの主面
800 反射シート
810 反射シートの主面
910 長尺の反射シート
911 長尺の反射シートの主面
920 長尺の導光板
921 長尺の導光板の主面
930 長尺の光学フィルム
941,942 印刷装置
951,952 接着部
960 導光部材
971〜974 ロール
980 長尺の複層フィルム
990 打ち抜き装置
Claims (3)
- 請求項1又は2記載の導光部材を備えるバックライト装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011078374A JP2012212612A (ja) | 2011-03-31 | 2011-03-31 | 導光部材及びバックライト装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011078374A JP2012212612A (ja) | 2011-03-31 | 2011-03-31 | 導光部材及びバックライト装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012212612A true JP2012212612A (ja) | 2012-11-01 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011078374A Withdrawn JP2012212612A (ja) | 2011-03-31 | 2011-03-31 | 導光部材及びバックライト装置 |
Country Status (1)
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-
2011
- 2011-03-31 JP JP2011078374A patent/JP2012212612A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20140603 |