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JP2011253068A - 画像形成装置及びその制御方法 - Google Patents

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JP2011253068A JP2010127310A JP2010127310A JP2011253068A JP 2011253068 A JP2011253068 A JP 2011253068A JP 2010127310 A JP2010127310 A JP 2010127310A JP 2010127310 A JP2010127310 A JP 2010127310A JP 2011253068 A JP2011253068 A JP 2011253068A
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Abstract

【課題】 紙上に印刷するCAL時(自動階調補正や多次色CAL、ICCプロファイル作成時)、紙紛などの異物が存在していても、高精度のCALを実行できる画像形成における階調補正方法及び画像形成装置とその制御方法を提供する。
【解決手段】 記録媒体に複数の濃度のパッチから構成された濃度補正用のパッチチャートを印刷する画像形成工程と、前記印刷されたパッチチャートを読み取る画像読取工程と、読み取られたパッチチャートの濃度データから濃度補正データを生成する濃度補正工程とを有する画像形成における階調補正方法で、読み取られたパッチチャートのパッチ内の読み取り値が、所定の値から高明度の側または低明度の側にずれているエリアの大きさが所定の大きさを超えるエリアを異常エリアとして検出し、前記濃度補正工程では、前記検出された異常エリアから特定の距離内の読み取りデータを濃度補正に使用しない。
【選択図】 図9

Description

本発明は画像形成装置及びその制御方法に関する。特に、色材を紙上に印刷する画像形成装置における、画像形成装置の安定性を維持するために実行される自動階調補正、あるいは多次色CALやICCプロファイルと呼ばれる多次色の補正に関する。
画像形成装置には電子写真方式、インクジェット方式、オフセット方式の印刷装置などさまざまな方式が存在するが、電子写真方式ではさまざまな画像安定化技術が提案されている。電子写真方式は感光体と呼ばれる像担持体に一次帯電器によって帯電され、レーザなどの光学系によって潜像が形成される。潜像に対してトナーと呼ばれる色材を有する現像器でトナーを像担持体に現像させる。現像され、像担持体に保持されているトナーは、1回もしくは2回の転写によって紙上に転写され、熱定着装置によって紙に固着される。電子写真方式の基本印刷プロセスは上記静電現象を用いているため、温湿度の影響を受け易い。そのため、上記不安定さを解決するため多くの安定化手法が提案されてきた。
特許文献1は、自動階調補正(以下CALと呼ぶ)と呼ばれ、紙上にテストパターンを印刷し、現在のエンジンガンマ特性(入力信号と濃度との関係)を検出している。所定のターゲット階調になるようにLUT(ルックアップテーブル:入力された信号を同じもしくは違う信号に1次変換するテーブルのこと)を生成し、それ以後の画像形成時に上記LUTを介すことによって所望の階調性に補正している。上記CALにおいて、出力されたテストパターンはリーダで読み取られる。リーダとはコピー時に使用される原稿の画像を読み取る装置であり、原稿画像をRGBもしくはグレー(輝度情報)のデータとして読み取ることができる。
リーダの画像読取部に紙粉や塵などのゴミが存在する場合、流し読み時に画像読取部に付着していたゴミが原稿の搬送方向(副走査方向)に縦スジの画像になる。流し読みで無い場合は、紙粉が存在する部分にのみ白い点となって読み込まれる。流し読み時の縦スジを検出ならびに補正する方法としては、特許文献2のようにゴミが検出された部分の画像データを削除する画像処理方法が存在する。また、ガラス表面上の異物を検出する方法としては、特許文献3のように原稿を読取るための撮像部と異なる画像台表面の画像を読取る撮像部を設けて異物を検出する検出方法が存在していた。また、特許文献1では、CAL時に紙粉等が付着して隣り合うパッチの濃度の勾配が高い領域を判定し、演算上で問題を回避していた。また、画像形成装置の安定化制御時のノイズ回避方法として、特許文献4のようにサンプルデータ列中の大きい値と小さい値を他の値の平均値で置換するノイズ除去方法が存在していた。
特開平8−251413号公報 特開2002−247310号公報 特開2005−167933号公報 特開2004−070184号公報
色材を紙に転写する前に紙粉などの異物が紙上に存在すると、異物周辺に転写されるべき色材が飛び散る。図19(a)のように、紙粉によって紙粉周囲の転写圧力分布と紙粉部分の紙の抵抗値が変わることによって色材が飛び散るのである。擬似中間調処理と呼ばれるハーフトーニング手法を使用している画像形成装置の場合、飛び散りが発生すると色材が紙を覆う面積比率(以下網点%という)は増える。濃度は紙の白と色材とで表現されているため、紙の白を飛び散りによって覆うため濃度が濃くなってしまうのである。また紙粉は色材が転写されたあと、定着装置やローラ等で剥がされるため、色材が存在せず白い点となる。このような状態でCALを実行すると本来の濃度がわからなくなるため、精度が低下していた。上記課題に対し特許文献2や3では、紙粉や塵などの異物は紙上に存在していないため、課題を解決することができない。
特許文献1では、パッチの濃度の勾配が規定の傾き以上の場合はランダムノイズを重畳させるため、エンジンの素特性が大きな傾きを持っているとき、ランダムノイズの重畳のため所望の階調補正がなされない。あるいは、規定の傾き量を高く設定していた場合には、紙粉や飛び散りによってエンジン素特性ではないのに、その検出された濃度を用いて階調補正が実行されていた。さらにいうと、紙粉などは2次元の形状をもっているため、2次元的にノイズ除去できなければ補正に必要な濃度情報の不足が発生し、高精度に補正ができない。また特許文献4は、ノイズ発生箇所を除去したり、平均値に当てはめたりするため、少ないノイズの場合は有効であるが、本発明の課題のようなパッチ中の紙粉の影響が広範囲に及ぶ場合は対応できない。
本発明は、リーダの画像読取部に紙紛などの異物が存在していても、高精度のCALを実行できる画像形成における階調補正方法及び画像形成装置とその制御方法を提供する。
かかる課題を解決するために、本発明の画像形成装置は、記録媒体に複数の濃度のパッチから構成された濃度補正用のパッチチャートを印刷する画像形成手段と、前記印刷されたパッチチャートを読み取る画像読取手段と、読み取られたパッチチャートの濃度データから濃度補正データを生成する濃度補正手段とを有する画像形成装置であって、読み取られたパッチチャートのパッチ内の読み取り値が、所定の値から高明度の側または低明度の側にずれているエリアの大きさが所定の大きさを超えるエリアを異常エリアとして検出する検出手段と、前記検出された異常エリアの位置を算出する算出手段とを有し、前記濃度補正手段は、前記算出された異常エリアの位置から特定の距離内の読み取りデータを濃度補正に使用しないことを特徴とする。
リーダの画像読取部に紙紛などの異物が存在していても、高精度のCALを実行できる画像形成における階調補正方法及び画像形成装置とその制御方法を提供することができる。
すなわち、CAL実行時、テストパターン読み込み情報を用いて画像読取部の異物を特定する。特定された異物の規定周辺画素の内側はCAL演算に使用せず、残りの輝度情報を使用いてCAL演算を行う。あるいは、異物からの輝度勾配を2次元的に検出し、一定の勾配以下になる画素を特定し、その特定された画素と異物までの輝度情報を使用せず、残りの輝度情報を使用してCAL演算を行う。また、規定の周辺画素は擬似中間調処理の種類によっても飛び散りの出易さや濃度への影響は異なることから、スクリーン周波数(LPI(Line/Inch)や線数とも呼ぶ)が細かいほど規定の周辺画素大きくする構成にしてもよい。さらに、擬似中間調処理の特性上、ハイライト部分に紙粉があってもその周りに色材があまり来ないため影響が少ない。またシャドウ部では飛び散ってもすぐ色材が存在するため濃度影響は少ない。よって、ハイライト<中間調、シャドウ部<中間調の関係になるような規定周辺画素にしてもよい。
本実施形態に係わる画像形成装置の概略構成例を示す図である。 本実施形態に係わるスキャナの概略構成例を示す図である。 本実施形態に係わる操作部の概略構成例を示す図である。 本実施形態に係わる画像形成装置の制御構成例を示す図である。 (a)は本実施形態に係わるRIP部の概略構成例を示す図、(b)は本実施形態に係わるスキャナ部の概略構成例を示す図、(c)は本実施形態に係わる出力画像処理部の概略構成例を示す図である。 本実施形態に係わる自動階調補正の基本的な手順を示すフローチャートである。 本実施形態に係わる自動階調補正のテストパターンの例を示す図である。 本実施形態に係わるγ特性とLUTとの関係を示す模式図である。 実施形態1に係わる図6の演算ステップの手順例を示すフローチャートである。 実施形態1に係わるラベリングマトリクスの例を示す図である。 (a)は実施形態1に係わるラベリング結果の例を示す図、(b)は実施形態1に係わる重心結果の例を示す図である。 実施形態2に係わるエッジ抽出を説明する模式図である。 実施形態3に係わるドットゲインの概略を説明する図である。 実施形態3に係わる異物と飛びちりの概略を説明する図である。 実施形態4に係わる異物と濃度域の関係を説明する図である。 実施形態4に係わる異物エッジからの削除領域を説明する図である。 実施形態5に関する図6の演算ステップの手順例を示すフローチャートである。 実施形態5に係わる平滑化フィルタの例を示す図である。 実施形態5に係わる輝度勾配算出の変化を示す図である。 実施形態5に係わる輝度勾配算出の概略を説明する図である。 実施形態5の変形例に係わるディザマトリクスの概略を説明する図である。
<本実施形態の画像形成装置の構成例>
(プリンタ部11の説明) 図1は電子写真方式のプリンタ部11の概略構成図であり、図1は、プリンタ部としてのレーザビームプリンタの概略構成を示す縦断面図である。図1に示すプリンタ部11は、プリンタ部本体Aの内部に、像担持体としてドラム形の電子写真感光体(以下「感光ドラム」という)100を備えている。感光ドラム100の周囲にはその回転方向に沿ってほぼ順に、帯電部101、露光部102、現像部103、中間転写部104、クリーニング部105、前帯電器106が配設されている。中間転写部104の感光ドラム100の対向には、1次転写部107が内蔵されている。また、記録媒体(例えば、紙)Pの搬送方向に沿っての上流側から順に、給搬送部109、2次転写部108、搬送ベルト部110、定着部111、排紙トレイ112が配設されている。また、プリンタ部本体Aの上部には、スキャナ入力部200が配設されている。上述の感光ドラム100は、アルミシリンダの外周面に、a−Si感光体を層状に設けたものであり、駆動手段(不図示)によって矢印方向に所定のプロセススピードで回転駆動される。感光ドラム100は、その表面が帯電部101によって所定の極性・所定の電位に均一に帯電される。帯電部101としては、例えば、感光ドラム100に対して非接触のコロナ帯電器を使用することができる。帯電後の感光ドラム100は、露光部102によって静電潜像が形成される。
スキャナ入力部200には、原稿Dが載せられ、読み取り動作を実施するが、動作等の詳細は後述する。スキャナ入力部200で読み取られた画像情報は、図1の入力画像処理部(不図示)、出力画像処理部(不図示)で加工されて露光部102に入力される。露光部102は、レーザ発振器102a、ポリゴンミラー102b、レンズ102c、反射ミラー102d等を有しており、上述のスキャナ入力部200から入力された画像情報に応じて感光ドラム1表面を露光して静電潜像を形成する。感光ドラム100の表面に形成された静電潜像は、現像部103によってトナーが付着されてトナー像として現像される。一方、給搬送部109の給紙カセット109aに収納されている記録材Pが、給紙ローラ109bによって給紙され、搬送ローラ8c によって、2次転写部108に突入する。上述の現像部103によって感光ドラム100上に形成されたトナー像は、中間転写部104中の1次転写部107で転写バイアスを印加することで、中間転写部104上に保持され、さらに2次転写部108で転写バイアスを印加し、記録材P表面に転写される。トナー像が転写された記録材Pは、搬送ベルト部110によって定着部111に搬送され、ここで、定着ローラ111aと加圧ローラ111bとによって加熱・加圧されて表面にトナー像が定着され、その後、排紙トレイ112上に排出される。
(スキャナ入力部200の説明) 図2はプリンタ部11の上部に取り付けられたスキャナ入力部200の概略構成図である。図2において、読み取られるべき原稿Dは、原稿台ガラス201の上に載置され、操作部300(図3参照)のスタートキーが押されたり、スキャナドライバのOKキーをクリックされたりするなどをトリガとして、スキャン動作を開始する。スキャン動作を開始すると、第一ミラーユニット202と第二ミラーユニット203は、一旦ホームポジションセンサ204のあるホームポジションまで戻り、原稿照明ランプ205が点灯し、原稿を照射する。反射光は第1ミラーユニット202内の第1ミラー206と、第2ミラーユニット203内の第2ミラー207及び第3ミラー208を経由して、レンズ209を通してCCDセンサ20上に結像され、光信号としてCCDセンサ20に入力される。なお、第1ミラーユニット202、第2ミラーユニットの移動は、スキャナモータ210で駆動される。後述するCAL時は、紙の下地情報を用いて相対濃度で階調を調整するため、紙の白色部が飽和してしまうような光量やゲインの条件ではハイライト部の精度が低下してしまう。そのため、通常の画像読取り時と比べ、85%のゲインとなるよう、スキャナの受光条件を変更している。
(操作部300の説明) 図3は操作部300の概略構成図であり、ユーザモードの調整・CLN(クリーニング)をユーザが選択したときの画面である。MFPの操作部300は、キー入力部301とタッチパネル部302から成っている。キー入力部301は、定常的な操作設定を行うことができるキー入力部分である。ユーザモードキー303は、ユーザごとのシステム設定画面に移行するためのキーである。本件に関係する裏写り低減CALは、上記ユーザモードキーを押し、調整・CLNボタンをタッチパネルで触れると、選択画面が表示される。新しい薄紙などで裏写り低減CALを実行する際は、上記操作画面の調整・CLNボタンから入り、裏写り低減CALを選択して実行すればよい。
<画像形成装置の制御構成例> 図4は、本実施形態に係る画像形成装置の制御の構成例を示すブロック図である。画像形成装置は、ネットワークとの接続を可能にするインタフェースや、各種画像処理を実行する画像処理部が内蔵されたシステム構成である。よって、画像形成装置をMFP(Multi Function Peripheral:マルチファンクション周辺機器)と呼ぶ。MFPは、自装置内部に複数のジョブのデータを記憶可能なハードディスク等のメモリを具備する。MFPの複数の機能としては、スキャナ入力部200から出力されたジョブデータに対し該メモリを介してプリンタ部11でプリント可能にするコピー機能を含む。また、コンピュータ等の外部装置から出力されたジョブデータに対し該メモリを介してプリント部11でプリント可能にするプリント機能を含む。
(MFP制御部1を中心とする構成例) 図4に示すように、MFP制御部1には各種情報のインタフェースとして、以下の構成部を有する。紙原稿などの画像を読み取り、読み取られた画像データを画像処理する入力画像処理部2を有する。また、ファクシミリなどに代表される電話回線を利用した画像の送受信を行うFAX部3を有する。また、ネットワークを利用して画像データや装置情報をやりとりするNIC(Network Interface Card)部4を有する。また、外部装置と画像データなどの情報交換を行う専用インタフェース部(専用I/F部)5を有する。また、USB(Universal Serial Bus)メモリ(リムーバブルメディアの一種)に代表されるUSB機器と画像データなどを送受するUSBインタフェース(USB I/F)部6を有する。そして、MFP制御部1(CPU)では、MFPの用途に応じて画像データを一時保存したり、経路を決定したりといった交通整理の役割を担っている。
次に、文書管理部8は、複数の画像データを格納可能なハードディスク等のメモリを具備する。例えば、MFP制御部1が主体となって、上記各インタフェースから入力された画像データを該ハードディスクに複数格納可能に制御する。そして、該ハードディスクに格納された画像データを適宜読み出して、プリンタ部11の出力部に転送して、該プリンタ部11によるプリント処理等の出力処理を実行可能に制御する。又、オペレータからの指示により、ハードディスクから読み出した画像データを、コンピュータや他の画像形成装置等の外部装置に転送可能に制御する。画像データを文書管理部8に記憶する際には、必要に応じて画像データを圧縮して格納したり、逆に圧縮して格納された画像データを読み出す際に元の画像データに伸張して戻したりするなどの処理に対して、圧縮伸張部7を介して行っている。また、データがネットワークを経由する際には、JPEG、JBIG、ZIPなど圧縮データを使用することも一般知られており、データがMFPに入った後、この圧縮伸張部7にて解凍(伸張)される。また、リソース管理部9には、フォント、ガンマテーブルなど共通に扱われる各種パラメータテーブルなどが格納されており、必要に応じて呼び出すことができると共に、新しいパラメータテーブルを格納したり、修正して更新したりすることができる。本実施形態の薄紙種毎の裏写りを低減する最適な画像形成条件の算出演算(裏写り低減CAL)の実施時に生成される画像形成条件情報は、このリソース管理部9に格納され、必要に応じてMFP制御部1が参照し、プリンタ部11に情報を送る。次に、MFP制御部1では、PDLデータが入力された場合には、RIP部13でRIP(Raster Image Processor)処理を施す。また、プリントする画像に対して、必要に応じて出力画像処理部12でプリントのための画像処理を行ったりする。更に、その際に作られる画像データの中間データやプリントレディデータ(プリントのためのビットマップデータやそれを圧縮したデータ)を、必要に応じて文書管理部8で再度格納することもできる。そして、画像形成を行うプリンタ部11に送られる。プリンタ部11でプリントアウトされたシートは、後処理部10へ送り込まれ、シートの仕分け処理やシートの仕上げ処理が行われる。
ここで、MFP制御部1は円滑にジョブを流す役割を担っており、MFPの使い方に応じて、以下のようにパス切り替えが行われている。但し、中間データとして画像データを必要に応じて格納することは一般に知られているが、ここでは文書管理部8が始点、終点になる以外のアクセスは表記していない。また、必要に応じて利用される圧縮伸張部7と後処理部10、あるいは、全体のコアとなるMFP制御部1などの処理は省略して、おおよそのフローがわかるように記載する。
(A) 複写機能:入力画像処理部2→出力画像処理部12→プリンタ部11
(B) FAX送信機能:入力画像処理部2→FAX部3
(C) FAX受信機能:FAX部3→出力画像処理部12→プリンタ部3
(D) ネットワークスキャン:入力画像処理部2→NIC部4
(E) ネットワークプリント:NIC部4→RIP部13→出力画像処理部12→プリンタ部11
(F) 外部装置へのスキャン:入力画像処理部2→専用I/F部5
(G) 外部装置からのプリント:専用I/F部5→出力画像処理部12→プリンタ部11
(H) 外部メモリへのスキャン:入力画像処理部2→USB I/F部6
(I) 外部メモリからのプリント:USB I/F部6→RIP部13→出力画像処理部12→プリンタ部11
(J)スキャンボックス機能:入力画像処理部2→出力画像処理部12→文書管理部8
(K) ボックスプリント機能:文書管理部8→プリンタ部11
(L) ボックス受信機能:NIC部4→RIP部13→出力画像処理部12→文書管理部8
(M) ボックス送信機能:文書管理部8→NIC部4
(N) プレビュー機能:文書管理部8→操作部14
(P) 自動階調補正:出力画像処理部12→プリンタ部11→入力画像処理部2→出力画像処理部12→リソース管理部9
(入力画像処理部2の構成例) 図5(a)は、スキャナ入力部200内の画像データのフローと構成を示すブロック図である。単色の1ラインCCDセンサ20を用いて、読み込まれた画像は、600dpiの電気信号に変換し、単色の画像データとしてA/D変換部21に入力される。A/D変換部021は、ゲイン調整とオフセット調整を行い、8ビットの画像データ(濃度データ)に変換される。シェーディング補正部22からは入力画像処理部2内に配置された画像処理ブロックである。シェーディング補正部22では、基準白色板の読み取り信号を用いて、CCDセンサ20の各画素の感度のばらつきや原稿照明ランプの光量のばらつきなどを補正する。フィルタ処理部23では、注目画素と複数の周辺画素を含めて畳み込み積分を行い、CCDセンサ20から取り込まれた画像をより鮮鋭にみせる処理を施す。濃度補正を行う階調補正部24は、文字モード、写真モード、その混在モードなど3つの画像モードに応じた階調になるよう、プリンタ部11の出力特性も加味して一次元のルックアップテーブル(LUT)として濃度補正データが保持されている。文字モードとは、文字をくっきり再現するために低濃度から中濃度にかけては入力画像を極端に白か黒かで再現するようなカーブになっている。写真モードは、原稿を忠実に再現するためにほぼリニアなカーブ、混在モードはその中間的な位置づけとなっている。ハーフトーン処理部25は、モアレの起きにくい誤差拡散系(一般的に、注目画素とその周辺画素に対して誤差フィルタで重み付けする)の処理を利用し階調を面積比率で表現する。多値画像から2値画像へ変換して擬似的に中間調を表現している。更に、ノッチ処理部26では、注目画素とその周辺画素に対してウィンドウを用いて不要なノッチ(ギザギザ)を補正する方法で、予め用意されたパターンと一致した場合にはその注目画素を変化させる。なお、本実施形態に関連する自動階調補正時は、シェーディング補正部22の後の処理をバイパスし、MTF制御部に輝度情報を送付している。
(RIP部13の構成例) 図5(b)を用いて、RIP部13の構成について説明する。RIPとは、PDLで記述された文字、線画、図形などのベクトル情報、あるいは、色、パターン、写真などの画像走査線情報などを同時にページ上に再現する。そのために、それぞれのオブジェクト情報をメモリ上にビットマップ(ラスタイメージ)展開するプロセッサである。元来、ハードウェアとして出力装置側に搭載されていたが、現在では、CPUの高速化によりソフトウェアで実現されている。RIP部13は、一般に、インタプリタ部30とレンダリング部31の2つの部分から成り立っている。インタプリタ部30は、PDLの翻訳を行うPDL解釈部32と、解釈したPDLデータからディスプレイリストと呼ばれる中間ファイルを生成するDL(Display List)生成部33とで構成されている。一方、レンダリング部31は、ディスプレイリストをビットマップ(ラスタイメージ)に展開するDL展開部34を有する。また、ユーザから指示された明るさ調整やプリンタの階調補正を行うための階調補正部35を有する。また、多値のグレースケール画像を2値画像に変換する擬似中間調処理を実行するスクリーン処理部36を有する。ディスプレイリストに対してPDL解釈部32は、入力されてきた様々な種類のPDLデータを解析する部分である。入力フォーマットとしては、Adobe社のPostScript(登録商標)言語やHP(Hewlett−Packard)社のPCL(Printer Control Language)言語などが有名である。これらは、ページ単位の画像を作成するためのプリンタ制御コードで記載されており、単純な文字コードのほか、図形描画のコードや写真画像のコードなども含まれている。また、PDF(Portable Document Format)というAdobe社の開発した文書表示用ファイル形式も様々な業界で多用されており、ドライバを使用せず直接MFPに投げ込まれたこのフォーマットも対象としている。そのほか、PPML(Personalized Print Markup Language)と呼ばれるVDP(Variable Data Print)向けフォーマットのも対応している。また、JPEG(Joint Photographic Experts Group)やTIFF(Tagged Image File Format)と呼ばれるカラー画像の圧縮フォーマットなどにも対応している。なお、後述する自動階調補正はPDLにも有効で、作成されリソース管理部009に保存されたLUTは階調補正部035にセットされる。
(出力画像処理部12の構成例) 図5(c)を用いて、出力画像処理部12の構成について説明する。出力画像処理部12は、通常作像時と自動階調補正時の処理ブロックが異なる。MFP制御部1から通常作像用の2値画像データを入力した出力画像処理部12は、ライン幅を補正するためのライン補正部41や、必要に応じて600dpiからプリンタの1200dpiに変換するための解像度変換部42を備える。そして、処理後の2値データをMFP制御部1を介してプリンタ部11へ送る。なお、通常作像時に入力される画像データは、600dpiもしくは1200dpiの2値データであり、1200dpi時は解像度変換部042はバイパスされる。自動階調補正用の画像データを入力し、MFP制御部から階調補正情報の生成を指示された際には、入力されたテストパターン(600dpi多値)からパッチを切り出すパッチ切り出し43を実施する。次に、異物を検出する異物検出部44、検出された異物とその異物から特定の距離内の周辺の輝度情報を除去する異物周囲除去部45、異物を除去されたあとの残った輝度情報を平均化する平均化部46までの処理を切り出した各パッチに対して実施する。そして、LUT生成部47へ入力させる。なお、異物検出部44は、異物周囲除去部45に対して、異物が存在している位置情報である異常エリア内の重心位置を送付し、切り出したパッチ画像データから上記異物の位置情報を参照して異物部分とその周辺を除去することが特徴である。LUT生成部47は、入力された各パッチ輝度情報からエンジンの階調を把握し、ターゲットとなる階調になるよう階調補正情報(LUT)を生成し、MFP制御部001を介してリソース管理部9へ入力させる。
<本実施形態の画像形成装置の動作例>
(自動階調補正の基本フロー) 図6に本実施形態に係わる自動階調補正の基本フローを示す。なお、自動階調補正は画像処理装置内のプログラムに記載された内容で、MFP制御部1(CPU)が必要な動作や演算を実行させている。自動階調補正を図3のように操作画面から実行指示されたMFPは(S1)、図7に示すような、濃度補正用のテストパターンを印刷する(S2)。テストパターンは複数の階調(1色64パッチのパッチチャート)からなる。印刷されたテストパターンはユーザの手でスキャナ入力部200の原稿台に置かれ(S3)、操作画面より読み込みボタンが押されることで(S4)、読取を開始する(S5)。読み取られたテストパターンは、パッチ毎に平均化された輝度情報に変換される。平均化された輝度情報は、読み取り部の輝度と濃度との関係を持った一次元の輝度濃度変換テーブルによって濃度情報に変換され、MFPのγ特性を把握する。図8のように、上記MFPのγ特性が所望のγ特性(本実施形態は明度リニア)になるようLUTを作成し(S6)、リソース管理部9にLUTを保存する(S7)。なお、上記演算ステップ(S6)では、出力画像処理部12にてパッチの切り出しや異物の検出、除去などを施され、輝度情報を平均化する。上記パッチの切り出しから輝度情報を平均化までは、本発明の特徴部分であり、後ほど演算詳細フロー(図9)を用いて説明する。以上が基本的な自動階調補正のフローである。
[実施形態1]
(演算フローS6の詳細) 次に、本発明の課題である、テストパターン上の異物を検出し、その異物による自動階調補正の影響を抑える演算ステップ(図6のS6)の実施形態1について、図9に従って説明する。上記演算ステップは、出力画像処理部12内に設けられた、パッチ切り出し部43、異物検出部44、異物周囲除去部45、平均化部46、LUT生成部47までのことを意味する。なお、平均化とLUT生成フローは上記自動階調補正の基本フローで説明したため説明を省略する。テストチャートを出力したMFP制御部1は、スキャナでテストチャートを読み取る(図6のS5)。読み取られたテストパターンを階調毎に演算する必要があるため、パッチの切り出しを実行する(S16)。パッチ切り出し(S16)は、MFP制御部からの指示により、パッチ切り出し部43を用いて、図7に示す読み取られたA4サイズのテストパターンに対して、パッチ毎に主走査12mm×副走査8mmの切り出しを行わせる。図7のテストパターンは4×16の64階調を1セットとして4種類の自動階調補正パターンであるが、4種類のセットはそれぞれスクリーン処理が異なっている。
尚、テストパターンが読取部に斜めに置かれても切り出しを行う必要がある。図7で、テストパターンの左上パッチA、右下パッチBの濃いパッチを検出し、その後右上のパッチCとパッチDの輝度を比較する。そして、パッチDの輝度とパッチCの輝度の差(D−C)が正となる場合、パッチA〜Cを使ってアライメント調整(3点の座標から置かれたチャートの傾きなどを判断)し、パッチを切り出す。パッチDの輝度とパッチCの輝度の差(D−C)が0や負となる場合は、タッチパネル部302上にチャートの置きなおしを指示する表示を行う。なお、テストパターン上は主走査16mm×副走査12mmのパッチであるため、上下左右に2mmのマージンを見ている。このマージンは、読取装置の光の映りこみや画像形成装置のエッジ部分の不安定さを考慮したもので、本発明に関連するものではない。
次に、切り出した12mm×8mmのパッチから紙粉などの異物が存在していたかを検出する画像処理ブロックが異物検出部44である。異物検出部44は、2値化ステップ(S26)、ラベリングステップ(S36)、面積比率演算ステップ(S46)、重心演算ステップ(S56)、異物判定ステップ(S66)、異物除去領域判定ステップ(S86)からなる。2値化ステップ(S26)は、パッチ内部での最低輝度と最大輝度の中間輝度値を閾値に、低明度のトナーが印刷された部分を黒(1)、高明度の下地の白を(0)になるよう2値化される。ラベリングステップ(S36)は、上記12mm×8mmのパッチ内全ての黒点ならびに白点を主走査副走査開始点(左上)から主走査副走査終了点(右下)までラベリングと呼ばれる画像検索手法で検出し、検出順に番号を付与しておく。そして、付与された番号順に面積を検出する。なお、エッジに接している黒点ならびに白点にはラベルを付与しない。ラベリングとは、入力された2値化済みの画像において、連結画素には同一のラベルを付与していく手法である。例えば図10のような3×3画素の領域で画像データの左上から各画素とその周辺画素の2値化済み情報を検査する。"a"は注目画素で必要に応じてラベルが付加される。注目画素の近傍8画素に注目画素と同じ黒が存在していれば注目画素にラベルを付加する。連結されている画素には同じ番号を付与する。検査段階で連結画素が途切れれば次の独立した黒点に1増やしたラベル情報を付加する。上記検査ならびにラベルの付加を黒点と白点の2種類検査する。図11(a)は、実施形態1に係るラベリング結果を示す図である。連結画素には同一のラベル「1」や「2」が付与されていることを理解できよう。
面積比率演算ステップ(S46)は、ラベリングされた番号を有する画素数をカウントする。図11(a)のラベリング結果ならば、表1の画素数となる。全てのラベル(N番目)までの画素数を確認した後、1〜N番目の画素数の平均値を求め、各ラベルの面積比を演算する。図11(a)の場合は、ラベル1〜11までの画素総数は“59”となり、平均値は“5”(≒59/11)であり、各ラベルの面積比率は、面積比率(ラベル)=画素数/平均値×100である。
重心演算は、以下の式1を使用して行われる。
ここで、(xi、yi)は、同一のラベルが付与された各画素の座標を示している。iは、0ないしn−1の自然数である。nは前画素数である。なお、図11(a)の画像であれば重心は、図11(b)の濃いハッチングの画素部になる。異物判定ステップ(S66)は、上記面積比率が300%を超える黒点もしくは白点が存在するかを判別する。超えている黒点ならびに白点が存在する場合、異物であると判断する。300%以下ならば異物が存在しないと判断する。表1であればラベル5が異物と判断される(S76)。
異物除去領域判定ステップ(S86)は、異物であると判断(S76)されたラベルにのみ、その重心周囲4mmの領域を把握する。なお、白点と黒点の両方の異物があると判断された場合には、どちらも、ならびに重複する部分も除去するよう異物周囲除去部45に伝える。以上が異物検出部43が実行する演算フローである。異物周囲除去ステップ(S96)は、異物周囲除去部45で処理されるステップで、異物検出部44で異物と判断された重心周囲4mmの領域情報をゼロに置き換えると同時に置き換えた画素数を記憶しておく。
課題で述べたように、紙粉などの異物が色材転写前に存在すると2次転写部で色材が飛び散る。その飛び散りと紙粉などの異物が濃度に影響を及ぼす範囲は、重心からおおよそ4mm以下であることが実験などから確認できた。よって本実施形態では一律に重心からの4mmの重心周囲を自動階調補正の濃度情報として使用しない。
平均化ステップ(S106)は、平均化部46を用いて12mm×8mmのパッチ内の輝度情報を平均化する。なお、上記異物周囲除去部45で輝度情報をゼロに置き換えられた場合、平均値を算出するときの総画素数情報から置き換えた画素数を差し引くことで、異物と異物周辺部の輝度情報を含まない平均化を行っている。なお、画像形成装置の濃度再現もしくは色再現範囲よりも画像読取装置の濃度もしくは色読取範囲の方が広いため、上記のようにゼロに置き換えることで問題は発生しない。しかし、輝度値ゼロも発生してしまうような画像形成装置や画像読取装置の組み合わせであったならば、そもそもの輝度平均化時に、異物除去領域を含めない処理を行えばよい。
上記演算されたパッチ輝度は、あらかじめ作成されている輝度濃度変換テーブルを介して表2のような濃度情報に変換される。
表2は縦の方向に自動階調補正時のパッチの入力信号値で、単純にパッチの平均輝度を求め、濃度に変換したものが"パッチ平均"。本実施形態の異物検出、異物重心周囲(異物重心からの距離が4mm内)を削除した場合の一例である。
表2の従来例1では、傾きが一定以上に達したn+1パッチ(入力信号32)は使用せず、n+2パッチ(入力信号36)の濃度値と現在のnパッチ(入力信号28)との線形補完によってn+1パッチ(入力信号32)の濃度情報を決定している。従来例2では、傾きがマイナスになるn+1パッチ(入力信号36)は使用せず、n+2パッチ(入力信号40)の濃度値と現在のnパッチ(入力信号32)との線形補完によってn+1パッチ(入力信号36)の濃度情報を決定している。従来例3では、傾きがマイナスになるn+1パッチ(入力信号36)は使用せず、現在のnパッチ(入力信号32)の濃度情報を使用した単純置き換え例である。このように従来例では、異物がどのパッチで発生したのかは特定されていない。本来のパッチ濃度の如何にかかわらず、入力信号前後の濃度との関係でパッチ濃度が補正されてきた。よって異物などが含まれている場合は高精度に階調が補正されていなかった。
上記従来例1〜3に対し、本実施形態の方法で異物検出、異物重心周囲4mmの情報を含まないよう演算した結果、本来の濃度ではないパッチは入力信号32のパッチであることがまず特定される。また、異物重心4mmを削除したあとの平均濃度は22レベルであることがわかった。すなわち、単純なパッチ平均や従来例1〜3には補正できなかった異物を含むパッチの自動階調補正に反映させるべき本来の濃度を高精度に求めることに成功した。なお、輝度−濃度変換テーブルを用いて濃度情報に変換したが、相対反射濃度(紙基準反射濃度)で1.5を255階調で255として規格化をしている。高精度な濃度情報に変換されたパッチ濃度情報は、図6のフローに従い、γLUTが作成され、自動階調補正を終了する。
<実施形態1の効果> このように異物を平均黒点もしくは平均白点からの逸脱量で判断し、その重心周囲4mmをパッチの輝度平均情報から削除する。ここれによって、異物によって発生した飛び散りによる濃度アップ分を含まない、エンジンの素の階調特性を正確に把握することができる。上記手法を用いて自動階調補正を実施することによって高精度な補正が可能になった。
[実施形態2]
実施形態1では、演算速度の観点から、異物の重心から一律4mmという簡単な演算で本発明の課題を解決したが、本実施形態2では、異物の形状を加味して平均化時の削除領域を最適化する構成に変更する。実施形態1で述べた、異物除去領域判定ステップ(S96)の機能を拡充し、重心からの周囲4mmではなく異物のエッジ情報を取得し、そのエッジからの周囲2mmの輝度を削除する。異物判定ステップ(S66,S76)で異物と判断された黒点もしくは白点のエッジ情報を取得する。異物と判断された黒点もしくは白点のエッジ情報はラベリング時と似た方法で、図12に示す注目画素とその周囲の8画素の情報によって判断される。図12の"a"〜"e"は注目画素。その注目画素の周囲8画素を検査する。注目画素の周囲に異なる画素(以下背景画素という)が何個あるかを検査する。その検査結果に応じて注目画素がエッジかエッジではないかを、異物と判断されたラベルの全画素を注目画素として検査していく。
背景画素の個数とエッジかエッジではないかとの関係は、以下のように判断できる。
背景画素の個数が0画素:ラベリングされているがエッジではなく異物の内部画素、
背景画素の個数が1画素〜7画素:エッジ、
背景画素の個数が8画素:ラベリングはされたものの1画素しかない独立した画素。
なお、異物判定ステップ(S66)で平均画素数の300%以上となる画素を抽出済みであり、本実施形態においては背景画素が8という独立した画素は存在しない。上記異物のエッジから、外側2mmの輝度情報をゼロに置き換えると同時に置き換えた画素数を記憶しておく。これ以降の説明は、実施形態1と同じであるため説明を省略する。
<実施形態2の効果> 異物は円形のみならず1mm×2mmなどの紙の繊維などが付着している場合があり、演算速度の観点から、重心から一律除去である場合はある程度広い範囲を除去しなければならなかった。一方、本実施形態のように異物のエッジ情報を取得すれば、異物の形状に応じた異物周囲除去ならびに平均化が行えるため、本来ならば平均化に含めるべき輝度情報も削除せずにすむため、より高精度な自動階調補正を実行することができる。
[実施形態3]
本実施形態3では、上記異物周囲除去領域をエッジから一律に2mm離れた画素から、スクリーン毎に最適化し、削除量をなるべく抑え平均化に含む画素数を増やした構成を示す。図7のテストパターンは4×16の64階調を1セットとして4種類の自動階調補正パターンであるが、4種類のセットはそれぞれスクリーン処理が異なる。それぞれ1200dpiのドット成長、45度スクリーンで、106、141、169、212lpi(line/inch(線数)ともいう)である。異物による飛び散りと濃度上昇の関係は、本来下地の白が見える部分に対して飛び散った色材が下地を被うため、濃度が上昇する。面積階調表現をしている画像形成装置の場合、濃度は光学的ドットゲインも考慮しなければならない。ドット再現がデジタル的に完全な再現をしていたとしても、同じドット面積率で紙に印刷した場合の概念図を図13に示す。図13で黒い部分がトナーであり、左上図が212lpi、右上図が106lpiである。ドットの端に矢印で記載しているのが光の入射透過散乱を表した図であり、ドットに隣接する白地部に光の回り込みが発生し、白地部を暗くしてしまう。212lpiと106lpiを比較すると、212lpiの方がドット間隔が狭いため、白地の面積も小さく、光学的ドットゲインの影響も受け易い。上記の原理により、同じ面積率でドットを再現できたとしても、光学的ドットゲインによって212lpiの方が濃く見える。図13には飛び散りを示す小さな黒点130a、130bを設けた。その飛びちりも含めた濃さのプロファイルが図13の下図である。このように、212lpiで飛び散りが発生すると、その飛び散りでの光学的ドットゲインがさらに増えてしまうため、飛び散り量に対する濃度上昇率が高いのである。
さらに、線数が高くドットの周期が細かい場合は、図14(a)のように2次転写部で異物にドット(色材)が衝突し飛び散るが、図14(b)のように線数が低くドット周期が粗い場合には異物の衝突量が少なくなる(ドットと異物の衝突率が少ない)。そのため、そもそもの飛び散り量も低線数の方が少ない。上記光学ドットゲイン、ならびにドットと異物の衝突率の2つの理由から、線数毎に異物に対する飛び散り量や濃度への影響度合いが異なる。そのため、高線数側を意識して異物除去領域を大きくしたのでは、異物による飛び散りの影響を受けていない部を削除していることになり、さらなる精度向上は見込めない。よって、本実施形態では、ラベリング後、異物を検出したあとの削除領域を以下の重心からの距離以下に定義する。
106lpi:1.4mm
141lpi:1.5mm
169lpi:1.7mm
212lpi:2.0mm
これ以降の説明は、実施形態2と同じであるため説明を省略する。
<実施形態3の効果> 同じ異物でも、線数によって飛び散りの発生量ならびに濃度への影響度は異なる。その影響度を加味した濃度域に応じた異物除去領域の設定により、より高精度の階調補正を実現できる。
[実施形態4]
本実施形態4では、入力信号値に応じて異物除去領域を変更することを特徴とする。実施形態3の図14で述べたように、異物が存在していても、異物周囲に色材が存在していなければ飛び散りは発生しない。また、色材が存在していても、白地部が少ないシャドウ部では、図15のようにトナー(黒い部分)の重なりによって濃度を表現し始めており、飛び散りが発生しても濃度への影響はほとんどない。すなわち、ハイライトよりも中間調、シャドウ部よりも中間調が異物の影響を受けやすく、入力信号を考慮するべきである。本実施形態4では上記の現象を踏まえ、図16のように横軸に入力信号、縦軸に異物エッジからの除去領域(mm)を設定する。これ以降の説明は実施形態2と同じであるため説明を省略する。
<実施形態4の効果> 同じ異物でも、入力信号(網点%)によって飛び散りの発生量ならびに濃度への影響度は異なる。その影響度を加味した異物除去領域の設定により、より高精度の階調補正を実現できる。
[実施形態5]
本実施形態5では、あらかじめ決められた異物除去領域ではなく、飛び散りによる輝度勾配を把握した上で、異物削除領域を確定することを特徴とする。図17のように、図9との相違は、2値化ステップ(S26)以降の処理と並行して、多値画像を処理する、網点ぼかしフィルタリングステップ(S126)を追加している。ぼかしフィルタは、図18のように、5×5画素の平均化フィルタで周囲25画素の平均値を注目画素に置き換えることで、スクリーン画像を平滑化させている。異物除去領域判定ステップ(S86)は、異物だと判定されたラベルの重心情報を異物判定ステップ(S66)から入手する。異物除去領域判定ステップ(S86)では、異物重心座標から切り出したパッチエッジまでの、網点ぼかしフィルタリングを行った多値画像の輝度勾配プロファイルを全てのパッチエッジ分算出する。上記の画像処理の流れを図19(a)〜(c)に示す。図19(c)で"A"と記載された部分の輝度勾配プロファイルを図19(d)に示す。横軸が輝度で右に行く(値が大きい)ほど明るい。今、重心の異物は紙紛が付着しており、定着装置ではがされたため、白い大きな点となっている。その異物重心からパッチエッジに対しての輝度プロファイルを元に傾きを算出する。なお、傾き算出にあたっては読み取り輝度プロファイルの位置がnとn+500μmずれたときの輝度の差を傾きとして計算する。パッチ画像は600dpiで読み込まれており、細かい傾きを出すことは可能であるが、紙紛の影響は大きな領域であるため、図20のように、重心に近い位置から各画素に500μmはなれた輝度情報との傾きを算出する。
なお、本実施形態5では、以下の領域の輝度情報を自動階調補正に使用しない。
重心から0.5mmの範囲:傾きがなだらかでも演算に使用しない
重心から0.5mmを超えパッチエッジまで:傾きが0.25以上ならびに−0.25以下のn+500の位置から重心までのエリアは使用しない
<実施形態5の効果> 本実施形態のように、輝度の勾配を加味し異物除去領域の最適化を行うことにより高精度な自動階調補正を実行することができた。
<実施形態5の変形例>
実施形態5では、輝度の傾きプロファイルを算出して除去領域を算出した。この方法では非常に大きな異物の場合、濃度情報が取れなくなる可能性がある。また、非常に少ない情報を取り出せる場合でも、その少ない領域が該当するパッチの代表値に値するかは判断が難しい。上記のような問題に対し、本変形例では、スクリーンのマトリクス構造から、最低限必要な領域を定義すればよい。図21は、1200dpi,106lpiの16×16画素=256画素のディザマトリクスである。141lpiであれば、12×12の画素でディザマトリクスは組めるが上記256階調を表現出来ない為、256階調を表現出来る領域以上の12×24画素や24×24画素にする場合が多い。一般的に、同じ解像度で線数が高ければディザマトリクスは大きくなる。以上の背景により、エンジンが再現するパッチの濃度を知るためにはディザマトリクスサイズ以上の輝度情報が必要である。よって線数が高いディザマトリクスを採用している場合には、最低限必要な領域も大きくしなければならない。すなわち、自動階調補正の演算に必要な画素数は、ディザマトリクスサイズ以上であれば構わない。
以上説明してきたように、紙紛などの異物が存在していても、高精度のCALを実行できる画像形成装置を提供することができた。なお、本実施形態では、紙紛などの異物の検出について説明したが、記録媒体上のキズなどを含む異常エリアの検出に拡張しても、同様の構成により同じ効果が得られる。
[他の実施形態]
尚、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用してもよいし、また、1つの機器からなる装置に適用してもよい。例えば、スキャナ、プリンタ、PC、複写機、複合機及びファクシミリ装置の如くである。また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。

Claims (12)

  1. 記録媒体に複数の濃度のパッチから構成された濃度補正用のパッチチャートを印刷する画像形成手段と、前記印刷されたパッチチャートを読み取る画像読取手段と、読み取られたパッチチャートの濃度データから濃度補正データを生成する濃度補正手段とを有する画像形成装置であって、
    読み取られたパッチチャートのパッチ内の読み取り値が、所定の値から高明度の側または低明度の側にずれているエリアの大きさが所定の大きさを超えるエリアを異常エリアとして検出する検出手段と、
    前記検出された異常エリアの位置を算出する算出手段とを有し、
    前記濃度補正手段は、前記算出された異常エリアの位置から特定の距離内の読み取りデータを濃度補正に使用しないことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記検出手段は、前記パッチチャートが複数の擬似中間調処理で形成されている場合に、擬似中間調処理の種類ごとに異なる検出の条件で検出することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記検出手段は、濃度域に応じた検出の条件で検出することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記異常エリアの位置は、前記異常エリア内の重心であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記異常エリアの位置から特定の距離は、濃度域に応じ異なることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記異常エリアの位置から特定の距離は、読み取り情報の濃度の勾配を用いて決定されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記異常エリアの位置から特定の距離は、演算に使用するパッチのエッジから異常エリアまでの距離以下、かつ擬似中間調処理で256階調を表現できる領域以上であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記異常エリアの位置から特定の距離は、擬似中間調処理の種類ごとに異なることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 画像形成装置の制御方法であって、
    画像形成手段が、記録媒体に複数の濃度のパッチから構成された濃度補正用のパッチチャートを印刷する画像形成工程と、
    画像読取手段が、前記印刷されたパッチチャートを読み取る画像読取工程と、
    濃度補正手段が、読み取られたパッチチャートの濃度データから濃度補正データを生成する濃度補正工程と、
    検出手段が、読み取られたパッチチャートのパッチ内の読み取り値が、所定の値から高明度の側または低明度の側にずれているエリアの大きさが所定の大きさを超えるエリアを異常エリアとして検出する検出工程と、
    算出手段が、前記検出された異常エリアの位置を算出する算出工程とを有し、
    前記濃度補正工程では、前記算出された異常エリアの位置から特定の距離内の読み取りデータを濃度補正に使用しないことを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  10. 請求項9に記載の画像形成装置の制御方法の工程をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  11. 請求項10に記載のプログラムを記憶したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
  12. 画像形成における階調補正方法であって、
    画像形成手段が、記録媒体に複数の濃度のパッチから構成された濃度補正用のパッチチャートを印刷し、
    画像読取手段が、前記印刷されたパッチチャートを読み取り、
    濃度補正手段が、読み取られたパッチチャートの濃度データから濃度補正データを生成し、
    検出手段が、読み取られたパッチチャートのパッチ内の読み取り値が、所定の値から高明度の側または低明度の側にずれているエリアの大きさが所定の大きさを超えるエリアを異常エリアとして検出し、
    前記濃度補正データを生成する工程では、前記検出された異常エリアから特定の距離内の読み取りデータを濃度補正に使用しないことを特徴とする画像形成における階調補正方法。
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