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JP2011070069A - 像加熱装置 - Google Patents

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JP2011070069A JP2009222319A JP2009222319A JP2011070069A JP 2011070069 A JP2011070069 A JP 2011070069A JP 2009222319 A JP2009222319 A JP 2009222319A JP 2009222319 A JP2009222319 A JP 2009222319A JP 2011070069 A JP2011070069 A JP 2011070069A
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Abstract

【課題】非通紙部昇温を十分に回避できる電磁誘導加熱方式の像加熱定着装置を提供する。
【解決手段】励磁コイル71と磁性体コア72・92を有する磁束発生手段70と、磁束発生手段の発生磁束の作用により電磁誘導発熱する誘導発熱体20を有し、画像を担持して搬送される記録材Sを誘導発熱体の熱により加熱する像加熱装置であって、磁性体コア72・92は記録材搬送方向に直交する方向で分割されており、その分割された磁性体コア72の少なくとも1つが移動手段77・771・75・78・94・74にて前記励磁コイル71に対して所定に対向した第1の位置とその第1の位置よりも励磁コイル71から離れた第2の位置とに移動可能になっており、移動可能な磁性体コア72が第2の位置に移動して励磁コイル71との間に形成される空間Kに対して送風する送風手段95・96を有する。
【選択図】図4

Description

本発明は、電子写真・静電記録・磁気記録などの画像形成プロセスによって画像形成を行う複写機・プリンタ・ファクシミリ、それらの複合機能機等の画像形成装置に搭載される像加熱装置として用いて好適な電磁(磁気)誘導加熱方式の像加熱装置に関する。像加熱装置としては、記録材上の未定着画像を定着或いは仮定着する定着装置、記録材に定着された画像を加熱することにより画像の光沢を増大させる光沢増大化装置を挙げることができる。また、インクジェット方式などの、染料や顔料を含む液体により画像形成を行う画像形成装置においてインクを速く乾かすため像加熱装置等を挙げることができる。
上記のような画像形成装置において、記録材上に形成された未定着のトナー画像を加熱する定着装置としては、熱ローラ方式の装置が汎用されている。この装置は、互いに圧接・回転している定着ローラ(加熱回転体:熱ローラ)と加圧ローラ(加圧回転体)の圧接部(ニップ部)で未定着のトナー画像を担持した記録材を挟持搬送しながら熱と圧力を加える。これにより、トナー画像を記録材に溶融定着させるものである。このような定着装置において、定着ローラを加熱するための手段として励磁コイルによる磁界で定着ローラ内面に設けた誘導発熱体に渦電流を発生させジュール熱により発熱させる方法が提案されている。この方法は熱発生源をトナーのごく近くに置くことができるので、従来のハロゲンランプを用いた熱ローラ方式に比して、定着装置起動時に定着ローラ表面の温度が定着に適当な温度になるまでに要する時間が短くできるという特徴がある。また熱発生源からトナーヘの熱伝達経路が短く単純であるため熱効率が高いという特徴もある。しかしながら、上述のような定着装置においては、小サイズの記録材を連続して装置に通紙して多量に定着処理した時などに、定着ローラ表面の記録材の接触する所(通紙領域部)では該記録材に熱が伝わり搬送されて行く。これに対し、接触しない所(非通紙領域部)では熱を付与するものがないので該熱が蓄積され、大きな温度差が生じてしまうことがある。通常、通紙領域部は、所定の定着温度に維持されるので、非通紙領域部が過度に昇温してしまう(以下これを非通紙部昇温と称する)。このような非通紙領域部昇温が生じると、磁束発生手段を構成しているコイルの表皮効果等による発熱や、磁性体コアのヒステリシス損による自己発熱とあいまって、コイルの巻線被覆に高い耐熱性を有した樹脂が必要になって装置構成が制約される。また、コアが固有のキュリー温度を超え、磁性を失うといった事態が発生する。これを防止するため、特許文献1で提案されている技術は、コアが記録材搬送方向に直交する方向で分割され、移動手段にて励磁コイルと離れる方向に移動可能としている。これにより、コアが移動した部分では、コイルとコアの距離が離れるため、コイルの周りにできる体コアおよび誘導発熱体からなる磁気回路の効率が落ちて、発熱量が低下する。すなわち、非通紙部昇温が回避され、その結果、コアやコイルの異常昇温も回避される。
特開2001−194940号公報
しかしながら、近年、画像形成装置の生産性の向上によって、一層通紙部領域での発熱量が必要となり、それに伴って非通紙部領域においても発熱量が増大してしまっていた。そのため、より一層に非通部昇温を十分に回避することが求められるようになった。本発明は上記先行技術の更なる改善に係り、画像形成装置の生産性が向上しても、非通紙部昇温を十分に回避できる電磁誘導加熱方式の像加熱装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明に係る像加熱装置の代表的な構成は、励磁コイルと磁性体コアを有する磁束発生手段と、前記磁束発生手段の発生磁束の作用により電磁誘導発熱する誘導発熱体を有し、画像を担持して搬送される記録材を前記誘導発熱体の熱により加熱する像加熱装置であって、前記磁性体コアは記録材搬送方向に直交する方向で分割されており、その分割された磁性体コアの少なくとも1つが移動手段にて前記励磁コイルに対して所定に対向した第1の位置とその第1の位置よりも前記励磁コイルから離れた第2の位置とに移動可能になっており、前記移動可能な磁性体コアが前記第2の位置に移動して励磁コイルとの間に形成される空間に対して送風する送風手段を有すること特徴とする。
本発明によれば、磁性体コアが移動したことで形成される空間からエアーを誘導発熱体へ吹き付けるようにしたため、画像形成装置の生産性が向上しても、非通紙昇温を十分に回避することができる。
(a)実施例1における画像形成装置の概略構成を示す縦断面模式図、(b)は定着装置を背面側(記録材出口側)から見た斜視図 (a)は図1の(b)のX矢視図、(b)は(a)のY−Y線に沿う拡大断面図 (a)は定着ローラ・加圧ローラ・励磁コイル・励磁コアの分解斜視図、(b)は装置の制御系統のブロック図 (a)はコア移動動作の流れを説明するフローチャート、(b)は移動可能なコアが第2の位置に移動されている状態時の図 (a)は実施例2における定着装置を背面側(記録材出口側)から見た斜視図、(b)は(a)のX矢視図 (a)は図5の(b)のY−Y線に沿う拡大断面図、(b)は全てのソレノイドが動作している状態時の定着装置を背面側(記録材出口側)から見た斜視図 (a)は図6の(b)のX矢視図、(b)は(a)のY−Y線に沿う拡大断面図 送風手段の吸気の説明図
[実施例1]:《画像形成装置例》図1の(a)は本発明に従う像加熱装置を定着装置(定着器)200として搭載した画像形成装置の一例である電子写真フルカラープリンタ100の概略構成を示す縦断面模式図である。このプリンタ100は、制御回路部(CPU)300と通信可能に接続したホスト装置500から入力する電気デジタル画像情報(画像データ)に応じて画像形成動作して、記録材上にフルカラー画像を形成して出力することができる。装置500は、例えば、コンピュータ、イメージリーダー等である。回路部300は、装置500や操作部(操作パネル)400と電気的信号の授受をする、また、各種作像機器と電気的信号の授受をし、作像シーケンス制御を司る。8は無端状でフレキシブルな中間転写ベルトであり、二次転写対向ローラ8a、ターンローラ8b、テンションロ−ラ8cとの間に張架されていて、ローラ8aが駆動されることにより矢印の反時計方向に所定の速度で回転駆動される。13は二次転写ローラであり、ローラ8aに対してベルト8を介して圧接している。ベルト8とローラ13との当接部が二次転写ニップ部である。1Y・1M・1C・1Kは第1乃至第4の4つの画像形成部であり、ベルト8の下行側ベルト部分においてベルト移動方向に沿って所定の間隔をおいて一列に配置されている。各画像形成部はレーザ露光方式の電子写真プロセス機構であり、それぞれ、矢印の時計方向に所定の速度で回転駆動される像担持体(画像形成媒体)としてのドラム型の電子写真感光体(以下、ドラムと略記する)2を有する。各ドラム2の周囲には、一次帯電器3、現像装置4、一次転写ローラ5、ドラムクリーナ装置6が配置されている。各画像形成部において、ドラム2、一次帯電器3、現像装置4、ドラムクリーナ装置6はプロセスカートリッジとしてユニット化されていて、プリンタ本体に対して着脱交換可能である。各ローラ5はベルト8の内側に配置されていて、ベルト8の下行側のベルト部分を介して対応するドラム2に対して圧接している。各ドラム2とベルト8との当接部がそれぞれ一次転写ニップ部である。7は各画像形成部のドラム2に対するレーザ露光装置であり、与えられる画像情報の時系列電気デジタル画素信号に対応した発光を行うレーザ発光手段、ポリゴンミラー、反射ミラー等で構成されている。
フルカラー画像の形成動作は次のとおりである。画像形成動作は、装置500や操作部400から回路部300に対して、画像データ、通紙使用する記録材サイズ、枚数等のユーザー設定情報が転送された後に開始される。回路部300は装置500から入力されたカラー色分解画像情報に基づいて、各画像形成部1Y・1M・1C・1Kを作像動作させる。これにより、各画像形成部において、それぞれ、回転するドラム2の面に対して所定の制御タイミングで、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の色トナー像が形成される。ドラム2にトナー像を形成する電子写真作像原理・プロセスは公知に属するからその説明は省略する。各画像形成部のドラム2の面に形成される上記の色トナー像はそれぞれ一次転写ニップ部にて、各ドラム2の回転方向と順方向に、かつ各ドラム2の回転速度に対応した速度で回転駆動されているベルト8の外面に対して順次に所定に重畳されて一次転写される。各ローラ5には所定の一次転写バイアスが所定の制御タイミングで印加される。これにより、ベルト8の面にY色+M色+C色+K色の4つの色トナー像の重ね合わせによる未定着のフルカラートナー像が合成形成される。一方、回路部300は装置500或いは操作部400の記録材サイズ入力手段600(図3の(b))からの記録材サイズ選択信号により、その信号に対応したサイズの記録材を給送部から給送する。即ち、所定の給送制御タイミングにて、大小各種幅サイズの記録材Sを積載収容させた上下多段のカセット給送部9A・9B・9Cのうちの選択されたサイズの記録材が収納されている段位の給送カセットのピックアップローラ10が駆動される。これにより、その段位の給送カセットに積載収納されている記録材Sが1枚分離給送されて縦搬送パス11を通ってレジストローラ対12に搬送される。ローラ対12は、回転するベルト8上の上記のフルカラートナー像の先端が二次転写ニップ部に到達するタイミングに合わせて記録材Sの先端部が二次転写ニップ部に到達するように記録材Sをタイミング搬送する。ローラ13には所定の二次転写バイアスが所定の制御タイミングで印加される。これにより、二次転写ニップ部において、ベルト8上のフルカラーのトナー像が一括して記録材Sの面に二次転写されていく。そして、記録材Sはベルト8の面から分離され縦ガイド14に案内されて像加熱装置である定着装置200に導入される。この装置200により上記の複数色のトナー像が溶融混色されて記録材表面に固着像として定着される。装置200を出た記録材はフルカラー画像形成物として定着出口ローラ15、搬送パス16を通って排出ローラ17により排出トレイ18上に送り出される。モノ黒プリントモードの場合には、ブラックトナー像を形成する第4の画像形成部1Kのみが作像動作制御される。
《定着装置》以下の説明において、定着装置200又はこれを構成している部材に関し、正面とは装置を記録材入口側からみた面、背面とはその反対側の面(記録材出口側)である。また、左右とは装置を正面から見て左又は右である。また、長手方向とは、回転体の軸線方向、又は記録材搬送路面において記録材搬送方向に直交する方向又はその方向に平行な方向である。また、短手方向とは長手方向に直交する方向である。上流側と下流側とは記録材搬送方向に関して上流側と下流側である。記録材サイズ(紙幅)あるいは記録材の通紙幅とは、記録材面において記録材搬送方向に直交する方向の記録材寸法(幅寸法)である。図1の(b)は定着装置200を背面側(記録材出口側)から見た斜視図である。図2の(a)は図1の(b)のX矢視図、(b)は(a)のY−Y線に沿う拡大断面図である。図3の(a)は定着ローラ・加圧ローラ・励磁コイル・励磁コアの分解斜視図、(b)は装置200の制御系統のブロック図である。Zは記録材Sの搬送方向である。この定着装置200は、磁束の作用により電磁誘導発熱する誘導発熱体としての加熱回転体の外側に磁束発生手段を設けた外部加熱型の電磁誘導加熱方式の像加熱装置である。加熱回転体(回転可能な誘導発熱体)としての定着ローラ20と、加圧回転体としての加圧ローラ22と、磁束発生手段としての磁束発生ユニット70を有する。また、装置200の非通紙部領域にエアー送風(冷却送風)を行うための送風手段としてのファン95とダクト96を有する。ローラ20はユニット70の発生磁束の作用により電磁誘導発熱する誘導発熱体であり、装置枠体(不図示)の左右の対向側板間に軸受部材を介して回転可能に配設されている。ローラ20は、鉄等の強磁性の金属(透磁率の高い金属)を使うことで、ユニット70から発生する磁束を金属内部により多く拘束させることができる。即ち、磁束密度を高くすることができることにより、金属表面に渦電流を発生し、効率的にローラ20を発熱させることができる。本実施例においては、ローラ20は誘導発熱体としての金属ローラを主体とし、その外周面に弾性体層と離型層(表面層)が順次に設けられている。ローラ22も装置枠体の左右の対向側板間に軸受部材を介して回転可能に配設されている。ローラ22は芯金を弾性体層で被覆した弾性を有するローラである。ローラ20とローラ22は並行に配列されており、かつ付勢手段(不図示)により弾性体層の弾性に抗して所定の押圧力にて圧接されている。これにより、ローラ20とローラ22の間に記録材搬送方向に関して所定幅のニップ部(定着ニップ部)Nが形成されている。ユニット70は、ローラ20のローラ22側とは反対側において、装置枠体の左右の対向側板間に、左右端部を対向側板に対して固定して配設されている。ユニット70はローラ20に並行に配列されており、かつローラ20との間に所定の隙間αを存して対向している。ユニット70はローラ20に沿って長いハウジング(ケーシング)76に対して、励磁コイル71、磁性体コア72(72a、72b、73c、72d)・92・82等を組み付けた組み立て体である。
回路部300はホスト装置500或いは操作部400から入力する画像形成開始信号に基づく所定の制御タイミングにおいて、定着モータMFを駆動させる。このモータMFの駆動力が動力伝達系を介してローラ20又は/及びローラ22に伝達される。これにより、両ローラ20・22がそれぞれ図2の(b)において矢印R20・R22の方向に所定の速度で回転駆動される。また、回路部300は、励磁回路(電磁誘導加熱駆動回路、高周波コンバータ)301をオンする。これによりAC電源302からコイル71に高周波電流が流される。そして、コイル71によって発生した磁界によりローラ20の誘導発熱体である金属基体(導電層)が誘導発熱してローラ20が昇温する。即ち、コイル71は励磁回路301から供給される交流電流によって交番磁束を発生する。交番磁束はコア72・92・82に導かれてローラ20の金属基体に作用して金属基体に渦電流を発生させる。その渦電流は誘導発熱体の固有抵抗によってジュール熱を発生させる。このように、コイル71に対して交流電流を供給することで発生磁束の作用により誘導発熱体であるローラ20が電磁誘導発熱する。そして、ローラ20の表面温度が第1の温度検知手段である通紙部サーミスタTH1で検知される。サーミスタTH1から出力される検知温度に関する電気的な情報がA/Dコンバータを介して回路部300へ入力する。回路部300はサーミスタTH1からの検知温度情報に基づいてローラ20が目標温度(定着温度)に昇温して維持されるように励磁回路301を制御する。即ち、電源302からコイル71に対する供給電力を制御する。上記のようにして、ローラ20・22が回転駆動され、また、ローラ20が予め設定されている定着温度に立ち上がって温調される。この状態において、ニップ部Nに、未定着トナー画像を担持して搬送される記録材Sがトナー画像担持面側をローラ20側にして導入される。記録材Sはニップ部Nにおいてローラ20の外周面に密着し、ローラ20と一緒にニップ部Nを挟持搬送されていく。これにより、記録材Sにローラ20の熱が付与され、またニップ圧を受けて画像が記録材Sの表面に固着画像として熱圧定着される。
ユニット70の構成について説明する。ハウジング76は左右方向を長手とする横長箱型の耐熱樹脂成型品である。ハウジング76の底板76a側がローラ20に対する対向面である。底板76aは横断面においてローラ20の外周面の略半周範囲に沿うようにハウジング内側に湾曲している。ハウジング76は、底板76a側とは反対側が開口部76bとして開放されている。ハウジング76は、底板76a側をローラ20に対して所定の隙間αを存して対向させて、左右端部を装置枠体(不図示)の左右の対向側板に対して固着手段で固定して配設される。コイル71は、図3の(a)に示すように、長手方向に略楕円形状(横長舟形)をしており、ローラ20の外周面に沿うように、ハウジング内側に湾曲しているハウジング底板76aの内面に当てがわれてハウジング内部に収められている。コイル71の芯線としては、φ0.1乃至0.3mmの細線を略80乃至160本程度束ねたリッツ線を用いている。細線には絶縁被覆電線を用いている。また、コア72、92を周回するように8乃至12回巻回してコイルを構成したものが使われる。コイル71には励磁回路301が接続されており、交番電流をコイル71に供給できるようになっている。コア72・92は、ローラ20の長手方向に沿って配設されており、かつ、記録材搬送方向Zに直交する方向に複数に分割されて並んで配置されており、コイル71の巻き中心部と周囲を囲むように構成されている。分割されたコアの少なくとも1つが後述するように移動手段にてコイル71に対して所定に対向した第1の位置とその第1の位置よりもコイル71から離れた第2の位置に移動可能となっている。本実施例においては、コア72は左右の通紙端部側の領域Eにおけるコアであり、このコア72が後述するコア移動機構によってハイジング76内を移動可能となっている。また、コア92は通紙中央部の領域Dにおけるコアでり、このコア92はハウジング76内に固定されている。ここで、本実施例の画像形成装置100、定着装置200においては、大小各種幅サイズの記録材Sの搬送は、記録材幅中心を基準とするいわゆる中央基準搬送でなされる。図2の(a)において、Aは装置に対する最大通紙幅(以下、大サイズ紙幅と記す)、Cは装置に対する最小通紙幅(以下、小サイズ紙幅と記す)、Bは大サイズ紙幅Aと最小通紙幅Cとの中間の通紙幅(以下、中サイズ紙幅と記す)である。コア92が対応している領域Dは小サイズ紙幅Cに対応している。領域Dとコア72b・72cとにかかる部分は中サイズ紙幅Bに対応している。領域Dとコア72a・72b・72c・72dとにかかる部分、即ち領域Dと領域E・Eとを合わせて部分は大サイズ紙幅Aに対応している。コア82は、ハウジング底板76aの外側において、底板76の湾曲部を中にして記録材搬送方向の上流側と下流側とにハウジング長手に沿って領域Dと領域Eとに渡って固定して配置されている。コア72・92・82はコイル71より発生した交流磁束を効率よくローラ20を構成している誘導発熱体に導く役目をする。すなわち、磁気回路の効率を上げるためと磁気遮蔽のために用いている。コア72・92・82の材質として、フェライト等の高透磁率残留磁束密度の低いものを用いると良い。通紙部サーミスタTH1は領域Dに対応する定着ローラ部分の温度を検知する。端部サーミスタTH2は領域Dに対応する定着ローラ部分の温度を検知している。本実施例においては、コア72dに対応する定着ローラ部分の温度を検知している。
移動可能なコア72の移動機構の構成について説明する。コア72はハウジング76内をコイル71に接近する方向とコイル71から離れる方向とに個々に移動可能な都合4つのコア72a・72b・72c・72dにより構成されている。各コア72(a乃至d)は、それぞれ、コアホルダ77(a乃至d)に熱溶着され保持されており、ハウジング76内に収まっている。また、ホルダ77はコア72とコイル71との間隙を変化させる方向、すなわち矢印P方向に移動可能となっている。尚、本実施例では、ホルダ77を具備したが、ホルダ77を廃止し、コア72のみで実施例のコア72とホルダ77の形状を具備してもよい。リンク部材75(a乃至d)は長穴部がホルダ77の連結部771と連結され、回転軸78の周りに回転可能となっている。したがって、リンク部材75がQ1方向へ回転すると、ホルダ77とコア72がP1方向へ移動する。この移動方向P1はコア72がコイル71から離間する方向である。リンク部材75がQ2方向へ回転すると、ホルダ77とコア72がP2方向へ移動する。この移動方向P2はコア72がコイル71に対して接近する方向である。このように、リンク部材75を設けることによって、ホルダ77とコア72の移動距離を長くすることが可能となる。各リンク部材75(a乃至d)はそれぞれソレノイド94(a乃至d)と連結しており、ソレノイド94の動力によって、Q1方向へ回転可能となっている。また、リンク部材75は付勢部材74(a乃至d)とも連結されており、Q2方向へ付勢される。付勢部材74は片側をハウジング76に支持されている。図2の(b)に示す状態は、ソレノイド94が動作せず(ソレノイド−OFF)、付勢部材74の付勢力によって、リンク部材75がQ2方向に付勢されている。この状態においては、コア72がコイル71に対して所定に接近した第1の位置に移動している状態に保持されている。図4の(b)に示す状態は、ソレノイド94が動作して(ソレノイド−ON)、付勢部材74の付勢力に抗して、リンク部材75がQ1方向に付勢されている。この状態においては、コア72が図2の(b)の第1の位置よりもコイル71から所定に離間した第2の位置に移動している状態に保持されている。コア92はコア72の第1の位置と略同じ位置に固定して配設されている。97はコア92のコイル71側とは反対側を覆わせたフード部材である。このフード部材によりコア92側(領域D側)への後述する冷却風の回り込みが阻止される。図2の(b)と図4の(b)において、Hはコイル71の周りにできるコア72および誘導発熱体であるローラ20からなる磁気回路(仮想線)を示している。
95は非通紙部領域(領域E)へエアー送風を行うためのファンであり、ダクト96によってハウジング76と連結されている。コア移動機構とファン95の動作を説明する。回路部300は画像形成装置100に設置されている操作部400や装置500の記録材サイズ入力手段600(図3の(a))からの信号を読み取り、その情報をもとにソレノイド94(a乃至d)を制御している。また、回路部300は端部サーミスタTH2からの信号を読み取り、その情報をもとにファン95を制御している。図4の(a)のフローチャートを参照してコア移動動作の流れを説明する。回路部300は、ジョブが開始すると、記録材サイズ入力手段600から記録材サイズの入力値を読み取る。ここで、記録材サイズが小サイズ紙である場合には、回路部300はソレノイド94a、94b、94c、94dの全てを動作(ソレノイド−ON)させる。これにより、コア72a・72b・72c・72dの全てが図2の(b)の第1の位置から図4の(b)の第2の位置に移動してその第2の位置に保持された状態になり、コイル71との間に空間(離間空間)Kが形成される。また、記録材サイズが中サイズであると、回路部300はソレノイド94a、94dとを動作させる。これにより、コア72aと72dが図2の(b)の第1の位置から図4の(b)の第2の位置に移動してその第2の位置に保持された状態になり、コイル71との間に空間Kが形成される。コア72bと72cはソレノイド94bと94cが動作されない(ソレノイド−OFF)ので図2の(b)の第1の位置に保持されたままとなり、コイル71との間には空間Kは形成されない。さらに、記録材サイズが大サイズであると、回路部300はソレノイド94a、94b、94c、94dの全てを動作させない。これにより、コア72a・72b・72c・72dの全てが図2の(b)の第1の位置のままとされ、コイル71との間には空間Kは形成されない。こうして、通紙使用される記録材Sの幅サイズに応じたコア移動動作が終了し、通紙開始される。そして、記録材サイズが小サイズ、もしくは中サイズであった場合は、通紙中において、端部サーミスタTH2が所定温度T1を超えた場合にはファンをONする。そして、端部サーミスタTH2が所定温度T1以下になった場合にはファン95をOFFする。通紙中はこれらを繰り返すことによって、ローラ20の端部領域(非通紙部領域)の表面温度を所定温度T1以下に保つように制御する。また、記録材サイズが大サイズであった場合は非通紙部昇温は生じないので、通紙ジョブが終了するまで、ファン動作は行わない。
図4の(b)は、記録材サイズ入力手段600の信号から小サイズと認識した際の、非通紙部領域Eのコア移動後の状態を示す断面図である。ソレノイド94a乃至94dの動作によって、リンク部材75a乃至75dは回転軸78を中心にQ1方向へ回転する。これに伴って、ホルダ77a乃至77dおよびコア72はP1方向へ移動し、コア72a乃至72dは第1の位置から第2の位置に移動してはコア72a乃至72dとコイル71の間隙が広がっている。即ち、コア72a乃至72dとコイル71との間に空間Kが形成される。従って、コア72が第2の位置に位置している状態においては、図2の(b)のように第1の位置に位置している場合よりも、コイル71の周りにできるコア72および誘導発熱体であるローラ20からなる磁気回路Hの効率が落ちて、発熱量が低下する(作用A)。さらにコア72が移動したことで形成されるコア72とコイル71との間の空間Kを利用して、その空間Kに対して送風手段95・96により送風する。即ち、ファン95から発生するエアーRをダクト96→ハウジング76→コイル71の隙間を経由して、ローラ20の非通紙部領域(領域E)へ吹き付けるように構成されている。即ち、前記送風によりローラ20の前記空間Kに対応する部分に対するエアーの吹き付けがなされる。したがって、領域Eにおいては、ローラ20の非通紙部領域が冷やされることによって、非通紙部昇温を抑えられる(作用B)。このように、作用Aと作用Bが働くことで、従来技術よりも非通紙昇温を抑えることができる。通紙される記録材Sが中サイズとの場合は、コア72aと72dとが第1の位置から第2の位置に移動することで、コア72aと72dとに対応するローラ20の非通紙部領域に作用Aと作用Bが働くことで、従来技術よりも非通紙昇温を抑えることができる。また、コア72だけ動かせばよく、装置全体を煩雑にすることなく、省スペースで構成することが可能となる。また、コア72が移動することによって、エアーRが送られる経路にコイル71が存在することになり、コイル71にもエアーRを吹き付けられることになる。即ち、前記送風により、コイル71の前記空間Kに対応する部分に対するエアーの吹き付けがなされる。したがって、コイル71の発熱損失によって生じるコイルの自己昇温も防止することが可能になる。
[実施例2]
図5の(a)は本実施例における像加熱装置としての定着装置200を背面側(記録材出口側)から見た斜視図、(b)は(a)のX矢視図、図6の(a)は図5の(b)のY−Y線に沿う断面図である。本実施例の定着装置200においては、送風手段95・96におけるダクト96を、実施例1における磁束発生ユニット70のハウジング76に兼用させてある。即ち、このダクト96の内側に、コイル71、コア72(72a、72b、73c、72d)・92が配設されている。また、ダクト96の外側にコア82が配設されている。また、ダクト96に対して実施例1と同様の構成のコア移動手段としての、ホルダ77(a乃至d)、リンク部材75(a乃至d)、軸78、ソレノイド94(a乃至d)、付勢部材74(a乃至d)が配設されている。ダクト96は領域Dと領域Eとに渡る長さを有する。ファン95は領域Dと領域Eとの両領域にエアー送風を行うことができるファンである。ダクト96の送風口96aはローラ20よりも記録材搬送方向上流側にあり、その送風口96aにファン95が配設されている。ダクト96の送風口96aとは反対側のエアー出口96bはローラ20よりも記録材搬送方向下流側の記録材搬送路へ向かってエアーを吹き付けるように開口している。エアー出口96bは領域Dと領域Eとに渡っている。移動可能なコア72a、72b、73c、72dの各ホルダ77の記録材搬送方向下流側の端部にはそれぞれホルダ幅と略同じ幅を有するシャッター板91が回転軸91aを介して連結されている。
本実施例においては、ファン95は通紙ジョブが開始するとON(送風動作)にされ、通紙ジョブが終了するとOFF(送風停止)にされて、通紙ジョブの間は常にONに制御される。各ソレノイド94(a乃至d)は通紙ジョブの開始前は全てのソレノイド94a、94b、94c、94dがOFFにされている。従って、移動可能なコア72a、72b、72c、72dは全て第1の位置に保持されている。回路部300は、ジョブが開始すると、記録材サイズ入力手段600から記録材サイズの入力値を読み取る。記録材サイズが大サイズである場合には、回路部300は、全てのソレノイド94a、94b、94c、94dをOFFのままに保持して、画像形成動作をスタートさせる。ファン95はジョブが開始するとONにされる。図5の(a)と(b)、図6の(a)は大サイズ紙が通紙されている時を示す図である。この場合は、ファン95からダクト96内に導入されたエアーは、領域Dにおいては、コア92の外側をR1のように流れてエアー出口96bに至る。また、領域Eにおいては、第1の位置にあるコア72(a乃至d)のホルダ77(a乃至d)の外側をR2のように流れてエアー出口96bに至る。従って、エアーR1とR2はローラ20やコイル71に対する直接的な冷却風としては作用しない。ダクト96のエアー出口96bから出たエアーR1とR2は、ニップ部Nを通過した記録材Sの方向へ向かって吹き付けるように作用する。即ち、送風手段95・96は移動可能なコア72が第1の位置に位置している場合は、ローラ20よりも記録材搬送方向下流側の記録材搬送路へ向かってエアーを吹き付ける。これにより、ニップ部Nを通過したばかりで熱い記録材Sを冷却することができるため、機内昇温を防止することが可能となる。
記録材サイズが小サイズである場合には、回路部300は、全てのソレノイド94a、94b、94c、94dをONにする。これにより、移動可能なコア72a、72b、72c、72dが全て第1の位置から第2の位置に移動されて保持される。また、回路部300は、画像形成動作をスタートさせる。ファン95はジョブが開始するとONにされる。図6の(b)、図7の(a)と(b)は小サイズ紙が通紙されている時を示す図である。図7の(b)のようにコア72(a乃至d)が第2の位置に位置している状態においては、コア72a乃至72dとコイル71との間に空間Kが形成される。従って、コア72が第2の位置に位置している状態においては、図6の(a)のように第1の位置に位置している場合よりも、コイル71の周りにできるコア72および誘導発熱体であるローラ20からなる磁気回路Hの効率が落ちて、発熱量が低下する(作用A)。また、コア72(a乃至d)が第1の位置から第2の位置に移動されて移動することで、シャッター91が軸91aを中心に回動して、図7の(b)のように、空間Kのエアー出口96b側が閉じられた状態になる。即ち、シャッター91がダクト96内の領域Eに対応するエアー経路を規制する。こうして形成される空間Kを利用して、ファン95から発生するエアーRを領域D(通紙部領域)へ向かうエアーR1と領域E(非通紙部領域)へ向かうエアーR2とに分割する。そして、エアーR2をダクト96→コイル71の隙間を経由して、ローラ20へ吹き付けるように構成されている。したがって、領域Eにおいては、ローラ20の非通紙部領域が冷やされることによって、非通紙部昇温を抑えられる(作用B)。このように、作用Aと作用Bが働くことで、従来技術よりも非通紙部昇温を抑えることができる。領域Dに対応するダクト内エアー経路を流れたエアーはエアー出口96bから出てニップ部Nを通過したばかりで熱い記録材S(小サイズ紙)を冷却することができるため、機内昇温を防止することが可能となる。通紙される記録材Sが中サイズとの場合は、コア72aと72dとが第1の位置から第2の位置に移動することで、コア72aと72dとに対応するローラ20の非通紙部領域に作用Aと作用Bが働くことで、従来技術よりも非通紙昇温を抑えることができる。領域Dとコア72bと72cに対応するダクト内エアー経路を流れたエアーはエアー出口96bから出てニップ部Nを通過したばかりで熱い記録材S(中サイズ紙)を冷却することができるため、機内昇温を防止することが可能となる。
また、コア72だけ動かせばよく、装置全体を煩雑にすることなく、省スペースで構成することが可能となる。また、コア72が移動することによって、エアーR1とエアーR2に効率よく分割でき、記録材を冷却するためのファンを単独で設ける必要もなく、省スペースで構成することが可能となる。また、定着装置200で発生した熱の一部が、定着装置200よりも記録材搬送方向上流側の2次転写部位へ回りこみ、機内昇温させる場合がある。本実施例では図8に示すように、2次転写部へ回りこんだエアーをファン95によって吸い込むことによって機内昇温を防止している。即ち、送風手段95・96はローラ20よりも記録材搬送方向上流側のエアーを吸気している。
[その他の事項]:1)加熱回転体20及び加圧回転体22はローラ体に限られず、エンドレスのベルト体にすることもできる。2)誘導発熱体は回転体に限られず、非回転の部材とすることもできる。3)加熱回転体20の内側に磁束発生手段を配置した内部加熱型の装置構成にすることも可能である。4)画像形成装置・定着装置は記録材の通紙を片側通紙基準で行う構成であってもよい。5)記録材サイズ入力手段600は給紙部から定着装置200に至る記録材搬送路中に設けた記録材サイズ検知手段であってもよい。6)本発明の像加熱装置は実施例の画像加熱定着装置としてばかりではなく、その他、例えば、画像を担持した記録材を加熱して光沢等の表面性を改質する像加熱装置、仮定着する像加熱装置等としても使用できる。また、インクジェット方式などの、染料や顔料を含む液体により画像形成を行う画像形成装置においてインクを速く乾かすため像加熱装置等としても使用できる。6)記録材Pに対する画像tの形成プロセスは転写式電子写真プロセスに限られるものではないことは勿論である。静電記録・磁気記録などの他の画像形成プロセスであってもよい。
200・・像加熱装置、20・・誘導発熱体、70・・磁束発生手段、71・・励磁コイル、72・92・・磁性体コア、S・・記録材、77・771・75・78・94・74・・移動手段、95・96・・送風手段、K・・空間

Claims (5)

  1. 励磁コイルと磁性体コアを有する磁束発生手段と、前記磁束発生手段の発生磁束の作用により電磁誘導発熱する誘導発熱体を有し、画像を担持して搬送される記録材を前記誘導発熱体の熱により加熱する像加熱装置であって、前記磁性体コアは記録材搬送方向に直交する方向で分割されており、その分割された磁性体コアの少なくとも1つが移動手段にて前記励磁コイルに対して所定に対向した第1の位置とその第1の位置よりも前記励磁コイルから離れた第2の位置とに移動可能になっており、前記移動可能な磁性体コアが前記第2の位置に移動して励磁コイルとの間に形成される空間に対して送風する送風手段を有すること特徴とする像加熱装置。
  2. 前記送風により、前記誘導発熱体の前記空間に対応する部分に対するエアーの吹き付けがなされること特徴とする請求項1に記載の像加熱装置。
  3. 前記送風により、前記励磁コイルの前記空間に対応する部分に対するエアーの吹き付けがなされること特徴とする請求項1に記載の像加熱装置。
  4. 前記送風手段は前記誘導発熱体よりも記録材搬送方向上流側のエアーを吸気することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の像加熱装置。
  5. 前記送風手段は前記移動可能な磁性体コアが前記第1の位置に位置している場合は、前記誘導発熱体よりも記録材搬送方向下流側の記録材搬送路へ向かってエアーを吹き付けることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の像加熱装置。
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