JP2010231843A - 磁気記録媒体、磁気信号再生システムおよび磁気信号再生方法 - Google Patents
磁気記録媒体、磁気信号再生システムおよび磁気信号再生方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010231843A JP2010231843A JP2009078157A JP2009078157A JP2010231843A JP 2010231843 A JP2010231843 A JP 2010231843A JP 2009078157 A JP2009078157 A JP 2009078157A JP 2009078157 A JP2009078157 A JP 2009078157A JP 2010231843 A JP2010231843 A JP 2010231843A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic
- recording medium
- protrusions
- height
- magnetic recording
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/62—Record carriers characterised by the selection of the material
- G11B5/68—Record carriers characterised by the selection of the material comprising one or more layers of magnetisable material homogeneously mixed with a bonding agent
- G11B5/70—Record carriers characterised by the selection of the material comprising one or more layers of magnetisable material homogeneously mixed with a bonding agent on a base layer
- G11B5/708—Record carriers characterised by the selection of the material comprising one or more layers of magnetisable material homogeneously mixed with a bonding agent on a base layer characterised by addition of non-magnetic particles to the layer
- G11B5/7085—Record carriers characterised by the selection of the material comprising one or more layers of magnetisable material homogeneously mixed with a bonding agent on a base layer characterised by addition of non-magnetic particles to the layer non-magnetic abrasive particles
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/62—Record carriers characterised by the selection of the material
- G11B5/68—Record carriers characterised by the selection of the material comprising one or more layers of magnetisable material homogeneously mixed with a bonding agent
- G11B5/70—Record carriers characterised by the selection of the material comprising one or more layers of magnetisable material homogeneously mixed with a bonding agent on a base layer
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/62—Record carriers characterised by the selection of the material
- G11B5/68—Record carriers characterised by the selection of the material comprising one or more layers of magnetisable material homogeneously mixed with a bonding agent
- G11B5/70—Record carriers characterised by the selection of the material comprising one or more layers of magnetisable material homogeneously mixed with a bonding agent on a base layer
- G11B5/706—Record carriers characterised by the selection of the material comprising one or more layers of magnetisable material homogeneously mixed with a bonding agent on a base layer characterised by the composition of the magnetic material
- G11B5/70626—Record carriers characterised by the selection of the material comprising one or more layers of magnetisable material homogeneously mixed with a bonding agent on a base layer characterised by the composition of the magnetic material containing non-metallic substances
- G11B5/70642—Record carriers characterised by the selection of the material comprising one or more layers of magnetisable material homogeneously mixed with a bonding agent on a base layer characterised by the composition of the magnetic material containing non-metallic substances iron oxides
- G11B5/70678—Ferrites
Landscapes
- Magnetic Record Carriers (AREA)
Abstract
【解決手段】本発明は、非磁性支持体上に強磁性粉末および結合剤を含む磁性層を有する磁気記録媒体に関する。本発明の磁気記録媒体は、磁性層表面の原子間力顕微鏡で測定した突起密度が0.002個/μm2以下となる突起高さは40nm以下であり、磁性層表面の原子間力顕微鏡で測定した高さ15nm以上の突起密度は0.01〜0.18個/μm2の範囲であり、上記高さ15nm以上の突起はカーボンブラックから形成される突起とモース硬度7を超える物質から形成される突起とを含み、かつ上記カーボンブラックから形成される突起の平均高さは上記モース硬度7を超える物質から形成される突起の平均高さより大きい。更に本発明は、前記磁気記録媒体を含む磁気信号再生システムおよび前記磁気記録媒体を使用する磁気信号再生方法に関する。
【選択図】なし
Description
更に本発明は、前記磁気記録媒体を使用する磁気信号再生システムおよび磁気信号再生方法に関するものである。
(1)磁性層表面から高さ40nmを超える突起を排除することにより、磁性層表面の平滑性を高め電磁変換特性を向上することができる。
(2)ただし、磁性層表面に突起がまったく存在しない状態では、走行時に媒体とヘッドが貼り付き摩擦特性が著しく低下する。そこで本願発明者は、磁性層表面に高さ40nm以下の範囲で突起を形成することにより摩擦特性を確保することとした。しかし、走行開始時にヘッドと接触する突起が高硬度な研磨剤から形成されたものであると、初期摩擦係数が高くなり安定走行が困難となる。
(3)一方、走行開始時にヘッドと接触する突起をカーボンブラックから形成することにより、初期摩擦係数を低減することができる。これは、カーボンブラックが固体潤滑剤の役割を果たすためと考えられる。しかし、カーボンブラックから形成される突起は軟らかいため、ヘッドとの接触圧で変形してつぶれ、面接触になりやすく初期摩擦を低減できたとしても結果的に摩擦係数が増大してしまう。また、カーボンブラックは繰返し走行における耐摩耗性に乏しく、変形以外の要因として、走行に伴い突起が摩滅してしまうことも摩擦係数増大の原因となり得る。
(4)これに対し、本願発明者の検討により、カーボンブラックにより高い突起を形成するとともに、研磨剤のような硬い物質により低い突起を形成することにより走行中の摩擦特性を向上することができることが新たに見出された。これは、硬い物質により形成される突起はヘッドとの接触圧によっても変形せず点接触を維持することができるからである。カーボンブラックから高い突起を形成するとともに、硬い物質により低い突起を形成すれば、カーボンブラックから形成される突起がヘッドとの接触圧によって変形し沈み込んだとしても、硬い物質から形成される突起により点接触を維持することができるため、走行中の摩擦特性を確保することができる。硬い物質から形成される突起によりヘッドとの接触圧を受けることで、カーボンブラックから形成される突起への、過度の接触圧を回避することもできる。
すなわち、固体潤滑剤としての摩擦低減機能を有しているカーボンブラックから形成される突起がヘッドと接触し、ある程度の接触圧を受けて変形する。この接触により、カーボンブラックの固体潤滑機能が発現される。ただし、このまま接触圧が大きくなりすぎると、面接触になりやすい。そこで硬い物質から形成される突起を、適度に低い位置に設けることで接触圧を受け止めることにより、カーボンブラックの固体潤滑機能と、点接触状態を両立することができる。
本願発明者は、以上の知見に基づき更に検討を重ねた結果、本発明を完成するに至った。
[1]非磁性支持体上に強磁性粉末および結合剤を含む磁性層を有する磁気記録媒体であって、
磁性層表面の原子間力顕微鏡で測定した突起密度が0.002個/μm2以下となる突起高さは40nm以下であり、
磁性層表面の原子間力顕微鏡で測定した高さ15nm以上の突起密度は0.01〜0.18個/μm2の範囲であり、
上記高さ15nm以上の突起はカーボンブラックから形成される突起とモース硬度7を超える物質から形成される突起とを含み、かつ上記カーボンブラックから形成される突起の平均高さは上記モース硬度7を超える物質から形成される突起の平均高さより大きいことを特徴とする磁気記録媒体。
[2]前記高さ15nm以上の突起中のカーボンブラックから形成される突起の平均高さと上記モース硬度7を超える物質から形成される突起との差は1nm以上10nm以下である[1]に記載の磁気記録媒体。
[3]前記高さ15nm以上の突起中、前記カーボンブラックから形成される突起の突起密度PAと前記モース硬度7を超える物質から形成される突起の突起密度PBとは、0.01≦PB/PA≦2.0の関係を満たす[1]または[2]に記載の磁気記録媒体。
[4]前記磁性層表面の原子間力顕微鏡により測定される表面平均粗さRaは、0.5nm以上3.0nm以下である[1]〜[3]のいずれかに記載の磁気記録媒体。
[5]前記モース硬度7を超える物質は、アルミナまたは炭化珪素である[1]〜[4]のいずれかに記載の磁気記録媒体。
[6]前記磁性層の厚さは0.01〜0.1μmの範囲である[1]〜[5]のいずれかに記載の磁気記録媒体。
[7]前記強磁性粉末は、六方晶フェライト粉末である[1]〜[6]のいずれかに記載の磁気記録媒体。
[8]再生ヘッドとして巨大磁気抵抗効果型磁気ヘッドを使用する磁気信号再生システムにおいて使用される[1]〜[7]のいずれかに記載の磁気記録媒体。
[9][1]〜[8]のいずれかに記載の磁気記録媒体と、再生ヘッドとして巨大磁気抵抗効果型磁気ヘッドとを含む磁気信号再生システム。
[10][1]〜[8]のいずれかに記載の磁気記録媒体に記録された磁気信号を、巨大磁気抵抗効果型磁気ヘッドを用いて再生する磁気信号再生方法。
(1)磁性層表面の原子間力顕微鏡で測定した突起密度が0.002個/μm2となる突起高さは40nm以下である。
(2)磁性層表面の原子間力顕微鏡で測定した高さ15nm以上の突起密度は0.01〜0.18個/μm2の範囲である。
(3)上記高さ15nm以上の突起はカーボンブラックから形成される突起とモース硬度7を超える物質から形成される突起とを含み、かつ上記カーボンブラックから形成される突起の平均高さは上記モース硬度7を超える物質から形成される突起の平均高さより大きい。
本発明の磁気記録媒体と、再生ヘッドとして巨大磁気抵抗効果型磁気ヘッドを含む磁気信号再生システム;
本発明の磁気記録媒体に記録された磁気信号を、巨大磁気抵抗効果型磁気ヘッドを用いて再生する磁気信号再生方法、
に関する。
なお、磁性層表面には長波長のうねり成分が存在するため、基準面からの高さが一定以下の場合、このうねり成分に突起が吸収されてしまい突起として検出することができない。突起として形成するには15nm程度の高さが必要であるため、高さ15nmを突起高さの基準値として採用することとする。
本発明において、「カーボンブラックから形成される突起」とは、突起を構成する固体成分中、最も多く含まれる成分がカーボンブラックであることをいう。「モース硬度7を超える物質から形成される突起」等についても同様である。突起を構成する成分の分析は、エネルギー分散型X線分光法(EDS:energy dispersive X-ray spectrometry。EDXと呼ばれることもある)、または、オージェ電子分光法(AES:Auger Electron Spectroscopy)などによって行うことができる。以下において、「カーボンブラックから形成される突起」を「カーボンブラック突起」ともいい、「モース硬度7を超える物質」を「高硬度物質」、「モース硬度7を超える物質から形成される突起」を「高硬度突起」ともいう。カーボンブラックのモース硬度は4程度であるため、カーボンブラック突起は高硬度突起よりも軟らかい。本発明では、この軟らかいカーボンブラック突起が走行開始時にヘッドと接触するように、カーボンブラック突起の平均高さを高硬度突起の平均高さより大きくする。これにより、走行中の摩擦特性を良好に維持することができる。この点の詳細は先に説明した通りである。
(a)磁性層塗布液の分散条件(分散滞留時間、分散媒体の粒径等)の調整
(b)磁性層中のカーボンブラックおよび高硬度物質の粒径および添加量の調整
(c)カレンダ処理条件(カレンダ温度、処理速度、圧力等)の調整
(d)磁性層塗布液の調製方法の調整
(e)非磁性層の形成方法
(f)磁性層表面の表面処理
(g)非磁性支持体の変形特性の調整
分散滞留時間は、分散機の先端周速および分散媒体の充填率にもよるが、例えば0.5〜10時間、好ましくは1〜7時間、更に好ましくは2〜5時間とすることができる。分散機の先端周速は5〜20m/秒が好ましく、7〜15m/秒であることがさらに好ましい。分散媒体としては、ジルコニアビーズを使用することが好ましく、その粒径は0.1〜1mmであることが好ましく、0.1〜0.5mmであることが更に好ましい。分散媒体の充填率は30〜80%、好ましくは50〜80%とすることができる。なお本発明において充填率は体積基準で表される。分散を強化するほど、前記最高突起高さは低くなる傾向にある。
磁性層中のカーボンブラックの平均一次粒径は、例えば10〜200nm、好ましくは50〜150nm、更に好ましくは70〜120nmである。磁性層中のカーボンブラック量は、強磁性粉末100質量部あたり0.1〜5質量部とすることが好ましく、0.15〜2質量部とすることが更に好ましい。磁性層中の高硬度物質の平均一次粒径は、例えば10〜150nm、好ましくは30〜150nm、更に好ましくは50〜120nmである。磁性層中の高硬度物質量は、強磁性粉末100質量部あたり1〜20質量部とすることが好ましく、2〜15質量部とすることが更に好ましい。
カレンダ条件としては、カレンダロールの種類および段数、カレンダ圧力、カレンダ温度、カレンダ速度等を挙げることができる。カレンダを強化するほど磁性層表面平滑性は高まり、前記最高突起高さは低くなる傾向にある。カレンダ圧力は、例えば200〜500kN/m、好ましくは250〜350kN/mであり、カレンダ温度は、例えば70〜120℃、好ましくは80〜100℃であり、カレンダ速度は、例えば50〜300m/min、好ましくは100〜200m/minである。また、カレンダロールとして表面が硬いロールを使用するほど、また段数を増やすほど、磁性層表面は平滑化する傾向にあるためカレンダロールの組み合わせや段数によって突起数を調整することができる。
磁性層塗布液中の粒状物質の凝集は粗大突起形成の原因となるため、凝集しやすい粒状物質は別分散することが好ましい。例えば、研磨剤および/またはカーボンブラックを別分散した後、磁性層塗布液に添加することにより粗大な磁性層表面突起数を低減する一方で微小な磁性層表面突起数を増やすことができる。また、研磨剤の種類によっては過度に分散処理を施すと、研磨剤が過剰に分散ないしは破壊されることにより、研磨剤によって高さ15nm以上の突起を形成できない場合がある。他方、強磁性粉末やカーボンブラックは微粒子化するほど分散が困難となるため、十分に分散処理を施すことが好ましい。このように各粒状物質によって最適な分散条件が異なる場合には、強磁性粉末を含有する分散液(磁性液)、カーボンブラックを含有する分散液(カーボンブラック液)、研磨剤を含有する分散液(研磨剤液)をそれぞれ別分散して調製した後、同時または順次混合し磁性層塗布液を調製することが好ましい。
本発明の磁気記録媒体は、非磁性支持体と磁性層との間に、非磁性粉末および結合剤を含む非磁性層を有することもできる。非磁性層を有する磁気記録媒体においては、非磁性層の表面状態が磁性層の表面性に影響を及ぼし得るため、非磁性層の形成方法によって磁性層表面性を制御することができる。具体的には、(i)非磁性層塗布液を塗布、乾燥させた後に磁性層塗布液を塗布する逐次重層塗布(wet on dry)を行うこと、(ii)上記(i)における非磁性層形成方法(塗布方法、カレンダ処理、サーモ処理等の調整)によって磁性層表面性を制御することができる。また、非磁性層の結合剤として放射線硬化型樹脂を使用することによりレベリング効果によって非磁性層の表面平滑性を高めることができる。これにより、前記最高突起高さを低くすることができる。
表面処理は、例えば、ナイフブレードまたはラッピングテープによって行うことができる。ナイフブレードの材質としては、ステンレス鋼、サファイア、クロム鋼等の通常ナイフに使用される素材をすべて使用することができる。ラッピングテープは、例えば、粗面度#300〜#10000の範囲で使用することができる。ナイフブレードまたはラッピングテープをテープ走行方向に対して逆行するように、例えば90度から5度の範囲内の角度で磁性面に押接させ、テープ表面の異物(突起物)を除去することができる。
このような表面処理により、磁性層表面の粗大突起を低減し、前記最高突起高さを低くすることができる。
特に、非磁性層を有さない磁気記録媒体においては、磁性層中のカーボンブラックや高硬度物質が非磁性支持体と接触し得る。このような磁気記録媒体においては、非磁性支持体の硬さや弾性率などの変形特性を調整することで、支持体への粒子のもぐりこみ量が変化するので磁性層表面における突起の高さを調整することができる。
本発明の磁気記録媒体において、磁性層に含まれる強磁性粉末としては、六方晶フェライト粉末および強磁性金属粉末を挙げることができる。
強磁性粉末を、日立製透過型電子顕微鏡H−9000型を用いて粒子を撮影倍率100000倍で撮影し、総倍率500000倍になるように印画紙にプリントして粒子写真を得る。粒子写真から目的の磁性体を選びデジタイザーで粉体の輪郭をトレースしカールツァイス製画像解析ソフトKS−400で粒子のサイズを測定する。500個の粒子のサイズを測定する。上記方法により測定される粒子サイズの平均値を強磁性粉末の平均粒子サイズとする。
また、該粉体の平均粉体サイズは、上記粉体サイズの算術平均であり、500個の一次粒子について上記の如く測定を実施して求めたものである。一次粒子とは、凝集のない独立した粉体をいう。
そして、粉体の形状が特定の場合、例えば、上記粉体サイズの定義(1)の場合は、平均粉体サイズを平均長軸長と言い、同定義(2)の場合は平均粉体サイズを平均板径と言い、(最大長径/厚さ乃至高さ)の算術平均を平均板状比という。同定義(3)の場合は平均粉体サイズを平均直径(平均粒径、平均粒子径ともいう)という。粉体サイズ測定において、標準偏差/平均値をパーセント表示したものを変動係数と定義する。
本発明の磁気記録媒体は、非磁性支持体と磁性層との間に、非磁性粉末と結合剤を含む非磁性層を有することができる。非磁性層に用いられる非磁性粉末は、例えば、金属酸化物、金属炭酸塩、金属硫酸塩、金属窒化物、金属炭化物、金属硫化物等の無機化合物から選択することができる。無機化合物としては、例えばα化率90%以上のα−アルミナ、β−アルミナ、γ−アルミナ、θ−アルミナ、炭化ケイ素、酸化クロム、酸化セリウム、α−酸化鉄、ヘマタイト、ゲータイト、コランダム、窒化珪素、チタンカーバイト、酸化チタン、二酸化珪素、酸化スズ、酸化マグネシウム、酸化タングステン、酸化ジルコニウム、窒化ホウ素、酸化亜鉛、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、二硫化モリブデンなどを単独または組合せで使用することができる。特に好ましいものは、粒度分布が小さく、機能付与の手段が多いこと等から、二酸化チタン、酸化亜鉛、酸化鉄、硫酸バリウムであり、更に好ましいものは二酸化チタン、α−酸化鉄である。これら非磁性粉末の平均粒子サイズは0.005〜2μmであることが好ましいが、必要に応じて粒子サイズの異なる非磁性粉末を組み合わせたり、単独の非磁性粉末でも粒径分布を広くして同様の効果をもたせることもできる。非磁性粉末の平均粒子サイズは0.01μm〜0.2μmであることが特に好ましい。特に、非磁性粉末が粒状金属酸化物である場合は、平均粒子径0.08μm以下であることが好ましく、針状金属酸化物である場合は、平均長軸長が0.3μm以下であることが好ましく、0.2μm以下であることがさらに好ましい。タップ密度は0.05〜2g/mlであることが好ましく、より好ましくは0.2〜1.5g/mlである。非磁性粉末の含水率は0.1〜5質量%であることが好ましく、より好ましくは0.2〜3質量%、更に好ましくは0.3〜1.5質量%である。非磁性粉末のpHは2〜11であることができ、5.5〜10の間が特に好ましい。
磁性層および非磁性層に使用される結合剤としては、従来公知の熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、反応型樹脂やこれらの混合物を挙げることができる。熱可塑性樹脂としては、ガラス転移温度が−100〜150℃、数平均分子量が1,000〜200,000、好ましくは10,000〜100,000、重合度が約50〜1000程度のものを使用することができる。このような例としては、塩化ビニル、酢酸ビニル、ビニルアルコール、マレイン酸、アクリル酸、アクリル酸エステル、塩化ビニリデン、アクリロニトリル、メタクリル酸、メタクリル酸エステル、スチレン、ブタジエン、エチレン、ビニルブチラール、ビニルアセタール、ビニルエーテル、等を構成単位として含む重合体または共重合体、ポリウレタン樹脂、各種ゴム系樹脂が挙げられる。また、熱硬化性樹脂または反応型樹脂としては、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン硬化型樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、アルキド樹脂、アクリル系反応樹脂、ホルムアルデヒド樹脂、シリコーン樹脂、エポキシ−ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂とイソシアネートプレポリマーの混合物、ポリエステルポリオールとポリイソシアネートの混合物、ポリウレタンとポリイソシアネートの混合物等が挙げられる。これらの樹脂については、朝倉書店発行の「プラスチックハンドブック」に詳細に記載されている。また、公知の放射線硬化型樹脂を使用することも可能である。これらの例とその製造方法については特開昭62−256219号公報に詳細に記載されている。以上の樹脂は単独または組合せて使用することができる。前述のように、非磁性層に放射線硬化型樹脂を使用することにより、磁性層表面性を制御することもできる。
本発明の磁気記録媒体は、少なくとも磁性層にカーボンブラックを含むものであり、非磁性層にもカーボンブラックを含むことができる。使用可能なカーボンブラックとしては、ゴム用ファーネス、ゴム用サーマル、カラー用ブラック、アセチレンブラック等を挙げることができる。比表面積は5〜500m2/g、DBP吸油量は10〜400ml/100g、pHは2〜10、含水率は0.1〜10質量%、タップ密度は0.1〜1g/ccであることがそれぞれ好ましい。本発明に用いられるカーボンブラックの具体的な例としてはキャボット社製BLACKPEARLS 2000、1300、1000、900、905、800、700、VULCAN XC−72、旭カーボン社製#80、#60、#55、#50、#35、三菱化成工業社製#2400B、#2300、#900、#1000、#30、#40、#10B、コロンビアンカーボン社製CONDUCTEX SC、RAVEN 150、50、40、15、RAVEN−MT−P、日本EC社製ケッチェンブラックEC等が挙げられる。カーボンブラックを分散剤などで表面処理したり、樹脂でグラフト化して使用しても、表面の一部をグラファイト化したものを使用してもかまわない。これらのカーボンブラックは単独、または組合せで使用することができる。磁性層に使用するカーボンブラックの平均粒径および添加量は前述の通りである。非磁性層中のカーボンブラックの平均一次粒径は、例えば5〜300nm、好ましくは10〜250nm、更に好ましくは20〜200nmであり、添加量は非磁性粉末に対して0.1〜30質量%とすることが好ましい。本発明において、磁性層および/または非磁性層に使用できるカーボンブラックについては、例えば、「カーボンブラック便覧」(カーボンブラック協会編)を参考にすることができる。
磁性層に含まれる研磨剤としては、前述の高硬度物質を挙げることができる。これらの研磨剤は必要に応じ非磁性層に添加することもできる。非磁性層に添加することで表面形状を制御したり、研磨剤の突出状態を制御したりすることができる。これら磁性層、非磁性層の添加する研磨剤の粒径、量はむろん最適値に設定すべきものである。
磁性層および非磁性層には、潤滑効果、帯電防止効果、分散効果、可塑効果、などをもつ添加剤を使用することができる。添加剤としては、例えば、二硫化モリブデン、二硫化タングステン、グラファイト、窒化ホウ素、フッ化黒鉛、シリコーンオイル、極性基を持つシリコーン、脂肪酸変性シリコーン、フッ素含有シリコーン、フッ素含有アルコール、フッ素含有エステル、ポリオレフィン、ポリグリコール、ポリフェニルエーテル、フェニルホスホン酸、ベンジルホスホン酸、フェネチルホスホン酸、α−メチルベンジルホスホン酸、1−メチル−1−フェネチルホスホン酸、ジフェニルメチルホスホン酸、ビフェニルホスホン酸、ベンジルフェニルホスホン酸、α−クミルホスホン酸、トルイルホスホン酸、キシリルホスホン酸、エチルフェニルホスホン酸、クメニルホスホン酸、プロピルフェニルホスホン酸、ブチルフェニルホスホン酸、ヘプチルフェニルホスホン酸、オクチルフェニルホスホン酸、ノニルフェニルホスホン酸等の芳香族環含有有機ホスホン酸およびそのアルカリ金属塩、オクチルホスホン酸、2−エチルヘキシルホスホン酸、イソオクチルホスホン酸、イソノニルホスホン酸、イソデシルホスホン酸、イソウンデシルホスホン酸、イソドデシルホスホン酸、イソヘキサデシルホスホン酸、イソオクタデシルホスホン酸、イソエイコシルホスホン酸等のアルキルホスホン酸およびそのアルカリ金属塩、リン酸フェニル、リン酸ベンジル、リン酸フェネチル、リン酸α−メチルベンジル、リン酸1−メチル−1−フェネチル、リン酸ジフェニルメチル、リン酸ビフェニル、リン酸ベンジルフェニル、リン酸α−クミル、リン酸トルイル、リン酸キシリル、リン酸エチルフェニル、リン酸クメニル、リン酸プロピルフェニル、リン酸ブチルフェニル、リン酸ヘプチルフェニル、リン酸オクチルフェニル、リン酸ノニルフェニル等の芳香族リン酸エステルおよびそのアルカリ金属塩、リン酸オクチル、リン酸2−エチルヘキシル、リン酸イソオクチル、リン酸イソノニル、リン酸イソデシル、リン酸イソウンデシル、リン酸イソドデシル、リン酸イソヘキサデシル、リン酸イソオクタデシル、リン酸イソエイコシル等のリン酸アルキルエステルおよびそのアルカリ金属塩、アルキルスルホン酸エステルおよびそのアルカリ金属塩、フッ素含有アルキル硫酸エステルおよびそのアルカリ金属塩、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、ステアリン酸ブチル、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、エライジン酸、エルカ酸等の炭素数10〜24の不飽和結合を含んでも分岐していてもよい一塩基性脂肪酸およびこれらの金属塩、またはステアリン酸ブチル、ステアリン酸オクチル、ステアリン酸アミル、ステアリン酸イソオクチル、ミリスチン酸オクチル、ラウリル酸ブチル、ステアリン酸ブトキシエチル、アンヒドロソルビタンモノステアレート、アンヒドロソルビタントリステアレート等の炭素数10〜24の不飽和結合を含んでも分岐していてもよい一塩基性脂肪酸と、炭素数2〜22の不飽和結合を含んでも分岐していてもよい1〜6価アルコール、炭素数12〜22の不飽和結合を含んでも分岐していてもよいアルコキシアルコールまたはアルキレンオキサイド重合物のモノアルキルエーテルのいずれか一つとからなるモノ脂肪酸エステル、ジ脂肪酸エステルまたは多価脂肪酸エステル、炭素数2〜22の脂肪酸アミド、炭素数8〜22の脂肪族アミンなどが使用できる。また、上記炭化水素基以外にもニトロ基およびF、Cl、Br、CF3、CCl3、CBr3等の含ハロゲン炭化水素等炭化水素基以外の基が置換したアルキル基、アリール基、アラルキル基を持つものでもよい。
非磁性支持体としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等のポリエステル類、ポリオレフィン類、セルローストリアセテート、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリスルフォン、芳香族ポリアミド、ポリベンゾオキサゾールなどの公知のフィルムが使用できる。ガラス転移温度が100℃以上の支持体を用いることが好ましく、ポリエチレンナフタレート、アラミドなどの高強度支持体を用いることが特に好ましい。また必要に応じ、磁性面とベース面の表面粗さを変えるため、特開平3−224127号公報に示されるような積層タイプの支持体を用いることもできる。これらの支持体にはあらかじめコロナ放電処理、プラズマ処理、易接着処理、熱処理、除塵処理、などを行ってもよい。
本発明の磁気記録媒体の厚み構成は、非磁性支持体の厚みが、好ましくは3〜80μm、より好ましくは3〜50μm、特に好ましくは3〜10μmである。
本発明の磁気記録媒体は、非磁性支持体の磁性層を有する面とは反対の面にバックコート層を有することもできる。バックコート層には、カーボンブラックと無機粉末が含有されていることが好ましい。結合剤、各種添加剤は、磁性層や非磁性層の処方を適用することができる。特に前記非磁性層の処方を適用することが好適である。バックコート層の厚みは、0.9μm以下が好ましく、0.1〜0.7μmが更に好ましい。
本発明の磁気記録媒体を製造するために使用される各層形成用塗布液を調製する工程は、通常、混練工程、分散工程、およびこれらの工程の前後に必要に応じて設けた混合工程からなる。個々の工程はそれぞれ2段階以上にわかれていてもかまわない。本発明に使用する強磁性粉末、非磁性粉体、結合剤、カーボンブラック、研磨剤、帯電防止剤、潤滑剤、溶剤などすべての原料はどの工程の最初または途中で添加してもかまわない。また、個々の原料を2つ以上の工程で分割して添加してもかまわない。例えば、ポリウレタンを混練工程、分散工程、分散後の粘度調整のための混合工程で分割して投入してもよい。本発明の目的を達成するためには、従来の公知の製造技術を一部の工程として用いることができる。混練工程ではオープンニーダ、連続ニーダ、加圧ニーダ、エクストルーダなど強い混練力をもつものを使用することが好ましい。ニーダを用いる場合は強磁性粉末または非磁性粉体と結合剤のすべてまたはその一部(ただし全結合剤の30質量%以上が好ましい)および強磁性粉末100質量部に対し15〜500質量部の範囲で混練処理することができる。これらの混練処理の詳細については特開平1−106338号公報、特開平1−79274号公報に記載されている。また、磁性層塗布液および非磁性層塗布液を分散させるためにはガラスビーズを用いることができ、高比重の分散メディアであるジルコニアビーズ、チタニアビーズ、スチールビーズを用いることが好ましく、前述の通りジルコニアビーズを使用することが特に好ましい。これら分散メディアの粒径と充填率等の分散条件の詳細は先に説明した通りである。分散機は公知のものを使用することができる。
また、非磁性層塗布液が湿潤状態にあるうちに、その上に磁性層形成用塗布液を塗布、乾燥させる方法(Wet on wet)を用いる場合には、以下のような方式を用いることが好ましい。第一に磁性塗料の塗布で一般的に用いられるグラビア塗布、ロール塗布、ブレード塗布、エクストルージョン塗布装置等により、まず非磁性層を塗布し、非磁性層がウェット状態のうちに特公平1−46186号公報や特開昭60−238179号公報、特開平2−265672号公報に開示されている支持体加圧型エクストルージョン塗布装置により磁性層を塗布する方法;第二に特開昭63−88080号公報、特開平2−17971号公報、特開平2−265672号公報に開示されているような塗布液通液スリットを二つ内蔵する一つの塗布ヘッドにより上下層をほぼ同時に塗布する方法;第三に特開平2−174965号公報に開示されているバックアップロール付きエクストルージョン塗布装置により上下層をほぼ同時に塗布する方法である。なお、磁性粒子の凝集による磁気記録媒体の電磁変換特性等の低下を防止するため、特開昭62−95174号公報や特開平1−236968号公報に開示されているような方法により塗布ヘッド内部の塗布液にせん断を付与することが望ましい。塗布液の粘度は、Wet on dry方式で塗布する場合と、Wet on Wet方式で塗布する場合とで、各々の方式に最適な粘度に調整することが好ましい。
各層用塗布液の塗布には、磁性塗料の塗布で一般的に用いられるグラビア塗布、ロール塗布、ブレード塗布、エクストルージョン塗布装置等を用いることができる。
磁性層形成用塗布液
(磁性液)
バリウムフェライト磁性粉:100部
(Hc:2100Oe(168kA/m)、平均粒子サイズ:25nm)
スルホン酸基含有ポリウレタン樹脂:15部
シクロヘキサノン:150部
メチルエチルケトン:150部
(研磨剤液)
α−アルミナ(平均一次粒径110nm):9.0部
塩化ビニル共重合体(日本ゼオン製MR110):0.7部
シクロヘキサノン:20部
(カーボンブラック液)
カーボンブラック(平均一次粒径80nm):0.5部
シクロヘキサノン:2部
(その他成分)
ブチルステアレート:1部
ステアリン酸:1部
ポリイソシアネート(日本ポリウレタン社製コロネート):2.5部
(仕上げ添加溶剤)
シクロヘキサノン:180部
メチルエチルケトン:180部
非磁性無機質粉末(α−酸化鉄):80部
(粒子サイズ:0.15μm、平均針状比:7、BET比表面積:52m2/g)
カーボンブラック(平均一次粒径20nm):20部
スルホン酸基含有塩化ビニル共重合体:13部
スルホン酸基含有ポリウレタン樹脂:6部
フェニルホスホン酸:3部
シクロヘキサノン:140部
メチルエチルケトン:170部
ブチルステアレート:2部
ステアリン酸:1部
ポリイソシアネート(日本ポリウレタン社製コロネート):5部
非磁性無機質粉末(α−酸化鉄):80部
(粒子サイズ:0.15μm、平均針状比:7、BET比表面積:52m2/g)
カーボンブラック(平均一次粒径20nm):20部
カーボンブラック(平均一次粒径100nm):3部
塩化ビニル共重合体:13部
スルホン酸基含有ポリウレタン樹脂:6部
フェニルホスホン酸:3部
シクロヘキサノン:140部
メチルエチルケトン:170部
ステアリン酸:3部
ポリイソシアネート(日本ポリウレタン社製コロネート):5部
メチルエチルケトン:400部
カーボンブラック液は、攪拌機付きバッチ型超音波分散装置にて、攪拌回転数1500rpmで、30分処理して液化処理した。液化したカーボンブラック液を横型ビーズミル分散機により、粒径0.5mmのZrビーズを用い、ビーズ充填率80%、ローター先端周速10m/秒で、1パス滞留時間を2分とし、6パスの分散処理を行った。その液をディゾルバー攪拌機で周速10m/秒で30分攪拌後、フロー式超音波分散機にて流量3kg/分で、3パス処理した。
研磨剤液は、アルミナ:塩化ビニル共重合体(日本ゼオン製MR110):シクロヘキサノン=90:7:200(質量比)の混合物として調製した後、粒径1mmのZrビーズとともに竪型サンドミル分散機に入れ、ビーズ体積/(研磨剤液体積+ビーズ体積)が60%になるように調整し、180分間サンドミル分散処理を行い、処理後の液を取り出し、フロー式の超音波分散濾過装置を用いて、超音波分散濾過処理を施した。
磁性液、カーボンブラック液および研磨剤液と、その他の成分としての潤滑剤、硬化剤および仕上げ添加溶剤をディゾルバー攪拌機に導入し、周速10m/秒で30分間攪拌した後、フロー式超音波分散機により流量7.5kg/分で3パス処理した後に、1μmのフィルタで濾過して磁性層形成用塗布液を作製した。
潤滑剤(ブチルステアレート、ステアリン酸)およびポリイソシアネートを除く、前記成分をオープン型ニーダーにより混練・希釈処理して、その後、横型ビーズミル分散機により分散処理を実施した。その後、潤滑剤(ブチルステアレート、ステアリン酸)およびポリイソシアネートを添加して、ディゾルバー攪拌機にて攪拌・混合処理を施して非磁性層形成用塗布液を作製した。
潤滑剤(ステアリン酸)およびポリイソシアネート、メチルエチルケトン(400部)を除く、前記成分をオープン型ニーダーにより混練・希釈処理して、その後、横型ビーズミル分散機により分散処理を実施した。その後、潤滑剤(ステアリン酸)およびポリイソシアネート、メチルエチルケトン(400部)を添加して、ディゾルバー攪拌機にて攪拌・混合処理を施し、バックコート層形成用塗布液を作製した。
熱処理後の非磁性層上に、乾燥後の厚さが0.08μmになるように磁性層形成用塗布液を塗布し乾燥させた。
その後、金属ロールのみから構成されるカレンダーで速度40m/min、線圧300kg/cm(294kN/m)、温度100℃で表面平滑化処理を行った。その後、70℃dry環境で36時間熱処理を行った。熱処理後、1/2インチ幅にスリットし、スリット品の送り出し、巻き取り装置を持った装置に不織布とカミソリブレードが磁性面に押し当たるように取り付けたテープクリーニング装置で磁性層の表面のクリーニングを行いテープ試料を得た。
乾燥後の厚さが1.5μmになるように非磁性層形成用塗布液を塗布、乾燥した後、乾燥後の厚さが0.08μmになるように磁性層形成用塗布液を塗布、乾燥し、更にバックコート層形成用塗布液を、支持体の反対面に乾燥後の厚さが0.5μmになるように塗布、乾燥させた。その後、金属ロールのみから構成されるカレンダーで速度80m/min、線圧300kg/cm(294kN/m)、温度90℃で表面平滑化処理を行った。上記の点以外は実施例1と同様の方法でテープ試料を作製した。
非磁性層形成用塗布液中のスルホン酸基含有塩化ビニル共重合体を、C=C二重結合を持つ官能基を付与したスルホン酸基含有塩化ビニル共重合体に変更するとともに、ポリイソシアネート(日本ポリウレタン社製コロネート)を、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(DPHA)(日本化薬社製カヤラッドDPHA)に変更して調液した。
乾燥後の厚さが1.0μmになるよう非磁性層形成用塗布液を塗布、乾燥した後、125kVの加速電圧で40kGyのエネルギーとなるよう電子線を照射した。その上に乾燥後の厚さが0.08μmになるように磁性層形成用塗布液を塗布、乾燥し、更にバックコート層形成用塗布液を、支持体の反対面に乾燥後の厚さが0.5μmになるように塗布、乾燥させた。
その後、金属ロールのみから構成されるカレンダーで速度80m/min、線圧300kg/cm(294kN/m)、温度100℃で表面平滑化処理を行った。その後、70℃dry環境で36時間熱処理を行った。熱処理後、1/2インチ幅にスリットし、スリット品の送り出し、巻き取り装置を持った装置に不織布とカミソリブレードが磁性面に押し当たるように取り付けたテープクリーニング装置で磁性層の表面のクリーニングを行った。更に、AFMで40μm角で測定したときのRa=15nmのAlTiC製の丸棒(直径4mm)に180°ラップさせて、100gのテンションで20mm/secの速度で100往復の表面処理を行いテープ試料を得た。
シクロヘキサノン120部を金属製容器に入れ、ディゾルバー攪拌機で周速10m/秒で攪拌しながら、その液中にバリウムフェライト磁性粉100部を投入し、超音波分散機で30分間の分散処理を行い、その後、スルホン酸基含有ポリウレタン樹脂 15部、シクロヘキサノン 30部、メチルエチルケトン 150部を混合した液を作製した。この液を実施例1と同様に横型ビーズミル分散機で分散、カーボン液や研磨剤液、その他の成分を混合して磁性層形成用塗布液を作製した。
厚さ6μmのポリエチレンナフタレート支持体上に、乾燥後の厚さが1.0μmになるように非磁性層形成用塗布液を塗布、乾燥した後、乾燥後の厚さが0.08μmになるように磁性層形成用塗布液を塗布、乾燥し、更にバックコート層形成用塗布液を、支持体の反対面に乾燥後の厚さが0.5μmになるように塗布、乾燥させた。その後は、カレンダー処理を速度80m/min、線圧300kg/cm(294kN/m)、温度90℃で行った点以外は実施例1と同様の方法でテープ試料を作製した。
乾燥後の厚さが1.0μmになるように非磁性層形成用塗布液を塗布、乾燥した以外は、実施例2と同様の方法でテープ試料を作製した。
実施例5に対して研磨剤液の量を1/2とした他は実施例5と同様の方法でテープ試料を作製した。
磁性液をオープン型ニーダーにより混練・希釈処理後、竪型サンドミル分散機により、粒径0.5mmのZrビーズを用い、ビーズ体積/(磁性液体積+ビーズ体積)が60%になるように調整し、720分間サンドミル分散処理を行った。
カーボンブラック液は、攪拌機付きバッチ型超音波分散装置にて、攪拌回転数1200rpmで、30分処理して液化処理した。液化したカーボンブラック液を横型ビーズミル分散機により、粒径0.5mmZrビーズを用い、ビーズ充填率80%、ローター先端周速10m/秒で、1パス滞留時間を2分とし、6パスの分散処理を行った。その液をディゾルバー攪拌機で周速10m/秒で30分攪拌後、フロー式超音波分散機にて流量3kg/分で、2パス処理した。
磁性液中に、カーボンブラック液および粒径100nmのSiC粉体を9部、その他の成分としての潤滑剤、硬化剤及び仕上げ添加溶剤を投入して15分間サンドミル分散処理を行った後、1μmのフィルタで濾過して磁性層形成用塗布液を作製した。その他は実施例4と同様の方法でテープ試料を作製した。
粒径100nmのSiC粉体に代えて実施例1と同様の研磨剤溶液を用意して同量添加した以外は、実施例7と同様の方法でテープ試料を作製した。
カレンダー処理の速度を40m/min、温度を100℃とした以外は実施例5と同様の方法でテープ試料を作製した。
Ra=15nmのAlTiC製の丸棒での表面処理を行わなかった以外は実施例3と同様の方法でテープ試料を作製した。
カレンダー処理の速度を80m/min、温度を80℃とした以外は実施例1と同様の方法でテープ試料を作製した。
実施例2に対して、ダイヤモンド粉末(平均一次粒径80nm)3部、シクロヘキサノン 27部とし、竪型サンドミルで分散時間を360分分散した液を研磨剤液として用い、更に、カレンダー処理の速度を40m/min、温度を100℃とした以外は実施例2と同様の方法でテープ試料を作製した。
カーボン液、研磨剤液の量を2倍として、カレンダー温度を90℃とした以外は実施例10と同様の方法でテープ試料を作製した。
カーボン液を無添加とした以外は、実施例5と同様の方法でテープ試料を作製した。
磁性液をオープン型ニーダーにより混練・希釈処理後、研磨剤液と混合した後に、竪型サンドミル分散機により、粒径0.5mmのZrビーズを用い、ビーズ体積/(磁性液体積+研磨剤液体積+ビーズ体積)が60%になるように調整し、720分間サンドミル分散処理を行った。
カーボンブラック液は、攪拌機付きバッチ型超音波分散装置にて、攪拌回転数1200rpmで、30分処理して液化処理した。液化したカーボンブラック液を横型ビーズミル分散機により、粒径0.5mmZrビーズを用い、ビーズ充填率80%、ローター先端周速10m/秒で、1パス滞留時間を2分とし、6パスの分散処理を行った。その液をディゾルバー攪拌機で周速10m/秒で30分攪拌後、フロー式超音波分散機にて流量3kg/分で、2パス処理した。
磁性液中に、カーボンブラック液、潤滑剤、硬化剤および仕上げ添加溶剤を投入して15分間サンドミル分散処理を行った後、1μmのフィルタで濾過して磁性層形成用塗布液を作製した。その他は実施例2と同様の方法でテープ試料を作製した。
カーボン液を添加せず、研磨剤液を3/2倍添加し、カレンダー処理温度を80℃と変更した以外は実施例5と同様の方法でテープ試料を作製した。
アルミナ:9、SiC:9、ダイヤモンド:10
1.電磁変換特性の評価
ヘッドを固定した1/2吋リールテスターで測定した。ヘッド/テープ相対速度は4m/secとした。
記録はMIGヘッド(ギャップ長0.15μm、トラック幅3.0μm)を使い、記録電流は各テープの最適記録電流に設定した。
再生ヘッドには素子厚み15nm、シールド間隔0.1μm、リード幅1.0μmのGMRヘッドを用いた。
線記録密度(180KFci)の信号を記録し、再生信号をシバソク社製のスペクトラムアナライザーで測定し、キャリア信号の出力と、スペクトル全帯域の積分ノイズとの比をS/N比とした。得られたS/N比を、以下の基準で判断した。
実施例1のS/N比を0dBとし、
実施例1のS/N比+0.5dB以上 ◎
実施例1のS/N比−2.0dB〜+0.5dB ○
実施例1のS/N比〜−2.0dB ×
AFMで40μm角で測定した時のRa=15nmの直径4mmのAlTiC製の丸棒にテープを180°ラップさせ、100gの荷重をかけて14mm/secの速度で45mm摺動させた。この時の2パス目の等速で摺動中の荷重をロードセルで検出し、以下の式:
摩擦係数=ln(測定値(g)/100(g))/π
に基づいて摩擦係数を算出し、下記基準で判断をした。
摩擦係数 < 0.25 ◎
摩擦係数 < 0.3 ○
摩擦係数 < 0.4 △
摩擦係数 < 0.5 ×
摩擦係数 > 0.5 ××
AFM(Veeco社Nanoscope4)でテープ表面40μm×40μmの領域を測定した。スキャン速度(探針移動速度)は40μm/sec、分解能は512×512pixelとした。この領域の内、同一領域を観察するためのマーキング部を除く30×30μmの領域を対象に、基準面からの高さが15nm以上となる突起数を求め、突起数/900の計算で突起密度(個/μm2)を算出した。
上記3.の測定において、突起密度が0.002個/μm2以下となる高さを最高突起高さとした。
前記3.にて突起密度を求める際、高さ15nm以上の突起を含む領域を特定した像を得て保存した。上面図(Top View)も同様に保存した後、高さ15nm以上の突起を含む領域を特定した像を上面図に重ね合わせた。この重ね合わせた図の一例を図1に示す。図1中、マル付き数字で示した円形領域が高さ15nm以上の突起を含む領域である。AFM像では、黒〜赤〜黄〜白の色分けにより高低を判別することができる。AFM像では上記円形領域1つにつき1つ、黄〜白色の微小な点が含まれており、この微小な点が高さ15nm以上の突起を示す。図1中のマル1〜マル4で示した円形領域を含む一部拡大図を図2に示す。次いで高さ15nm以上の突起の周囲に、AFMでマーキングした。図2に示す円形領域を含むマーキング像の一部拡大図を図3に示す。AFMで表面形状を測定する場合、特に軟らかい試料では探針硬さや設定を最適条件で観察しないと、探針で試料を傷つけてしまうことが知られている。逆に、試料硬さと探針硬さ、および設定を調整することで、狙った突起の周囲に突起位置特定のためのマーキングを施すことが可能である。実施例および比較例におけるAFMでのマーキングは、Veeco社のnanoscope4を用いて、硬さが5〜50N/m程度の探針を用い、コンタクトモードで走査させて行った。尚、マーキング以外のAFM測定は、コンタクトモードであってもタッピングモードであっても、試料表面を傷つける事のない適切な硬さの探針で適切な条件で測定することができる(コンタクトモード、タッピングモードはVeeco社AFMにて用いられる用語であり、タッピングモードはノンコンタクトモードなどの表現が用いられる場合もあるが、同義である)。
マーキング終了後、走査型電子顕微鏡でマーキングを目印に高さ15nm以上の突起をそれぞれ拡大観察し、突起領域の組成をEDS(EDXとも呼ばれる)で分析して、炭素が主たる成分として検出されSiが検出されなかった突起をカーボンブラック突起、Alが検出された突起をアルミナから形成された高硬度突起、Siが検出された突起をSiCから形成された高硬度突起と特定した。抽出した高さ15nm以上の全突起に対して成分を分析した。
次いで、前記3にて、基準面からの高さが15nm以上となる突起数を求めた領域を対象として、測定対象突起の高さを基準面から20nm以上、25nm以上と変更して突起数とその位置を求め、全突起の高さを測定した。例えば、基準面から15nm以上の突起として存在したが、同じく20nm以上の突起としては存在しなかった突起は高さ15nm、基準面から20nm以上の突起としては存在し、25nm以上の突起としては存在しなかった突起は高さ20nmとした。この刻みを5nmより細かく行うことで、各突起の高さをより正確に把握することができる。
これらの作業により、高硬度突起の突起、カーボンブラック突起のそれぞれについて、各高さの突起数、平均突起高さおよび最高突起高さを求めた。なお、比較例2では突起成分の特定が不可能であった。
前記方法で、高さ15nm以上の高硬度突起とカーボンブラック突起を分離した後、高硬度突起の突起密度が0.002個/μm2以下になる高さと、カーボンブラック突起の突起密度が0.002個/μm2以下になる高さの差[(カーボンブラック突起の突起密度が0.002個/μm2以下になる高さ)−(高硬度突起の突起密度が0.002個/μm2以下になる高さ)]を算出した。
前記3にて、高さ15nm以上の突起を求めた領域を対象として、表面粗さRaを求めた。
これに対し、比較例1では高さ15nm以上の突起が多すぎるので、摩擦特性は確保できるがスペーシングが大きくなりすぎてS/Nが低下した。
比較例2では、高さ15nm以上の突起が少なすぎるため磁気テープを走行させることができず、摩擦特性および電磁変換特性の測定は不可能であった。
比較例3では、高さ15nm以上の突起が多すぎること、および高さ40nmを超える突起が存在することにより、摩擦特性は確保できるがスペーシングが大きくなりすぎてS/Nが低下した。
比較例4が摩擦特性が劣化したことは、カーボンブラックを添加しなかったため初期摩擦が高くなったことによるものと考えられる。他方、比較例5において摩擦特性が低下したことは、高硬度突起が存在しなかったためヘッドとの接触が面接触になってしまったことによるものと考えられる。なお、比較例5では研磨剤を添加したにもかかわらず高硬度突起が存在しなかった理由は、磁性液と研磨剤液を同時分散したため、研磨剤が過度に分散され分散ないしは破壊されたことにあると考えられる。
比較例6は、研磨剤が多量に添加されているため、カレンダー成形性が悪く磁性層表面が粗くなった。このため摩擦特性は良好であるものの電磁変換特性は劣化した。
以上の結果から、本発明により磁性層表面性を制御することによって、優れた電磁変換特性と摩擦特性を兼ね備えた磁気記録媒体が得られることが示された。
Claims (10)
- 非磁性支持体上に強磁性粉末および結合剤を含む磁性層を有する磁気記録媒体であって、
磁性層表面の原子間力顕微鏡で測定した突起密度が0.002個/μm2以下となる突起高さは40nm以下であり、
磁性層表面の原子間力顕微鏡で測定した高さ15nm以上の突起密度は0.01〜0.18個/μm2の範囲であり、
上記高さ15nm以上の突起はカーボンブラックから形成される突起とモース硬度7を超える物質から形成される突起とを含み、かつ上記カーボンブラックから形成される突起の平均高さは上記モース硬度7を超える物質から形成される突起の平均高さより大きいことを特徴とする磁気記録媒体。 - 前記高さ15nm以上の突起中のカーボンブラックから形成される突起の平均高さと上記モース硬度7を超える物質から形成される突起との差は1nm以上10nm以下である請求項1に記載の磁気記録媒体。
- 前記高さ15nm以上の突起中、前記カーボンブラックから形成される突起の突起密度PAと前記モース硬度7を超える物質から形成される突起の突起密度PBとは、0.01≦PB/PA≦2.0の関係を満たす請求項1または2に記載の磁気記録媒体。
- 前記磁性層表面の原子間力顕微鏡により測定される表面平均粗さRaは、0.5nm以上3.0nm以下である請求項1〜3のいずれか1項に記載の磁気記録媒体。
- 前記モース硬度7を超える物質は、アルミナまたは炭化珪素である請求項1〜4のいずれか1項に記載の磁気記録媒体。
- 前記磁性層の厚さは0.01〜0.1μmの範囲である請求項1〜5のいずれか1項に記載の磁気記録媒体。
- 前記強磁性粉末は、六方晶フェライト粉末である請求項1〜6のいずれか1項に記載の磁気記録媒体。
- 再生ヘッドとして巨大磁気抵抗効果型磁気ヘッドを使用する磁気信号再生システムにおいて使用される請求項1〜7のいずれか1項に記載の磁気記録媒体。
- 請求項1〜8のいずれか1項に記載の磁気記録媒体と、再生ヘッドとして巨大磁気抵抗効果型磁気ヘッドとを含む磁気信号再生システム。
- 請求項1〜8のいずれか1項に記載の磁気記録媒体に記録された磁気信号を、巨大磁気抵抗効果型磁気ヘッドを用いて再生する磁気信号再生方法。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009078157A JP2010231843A (ja) | 2009-03-27 | 2009-03-27 | 磁気記録媒体、磁気信号再生システムおよび磁気信号再生方法 |
US12/662,010 US8315017B2 (en) | 2009-03-27 | 2010-03-29 | Magnetic recording medium, magnetic signal reproduction system and magnetic signal reproduction method |
EP10158137A EP2234106A1 (en) | 2009-03-27 | 2010-03-29 | Magnetic recording medium, magnetic signal reproduction system and magnetic signal reproduction method |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009078157A JP2010231843A (ja) | 2009-03-27 | 2009-03-27 | 磁気記録媒体、磁気信号再生システムおよび磁気信号再生方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010231843A true JP2010231843A (ja) | 2010-10-14 |
JP2010231843A5 JP2010231843A5 (ja) | 2011-10-13 |
Family
ID=42103412
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009078157A Pending JP2010231843A (ja) | 2009-03-27 | 2009-03-27 | 磁気記録媒体、磁気信号再生システムおよび磁気信号再生方法 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US8315017B2 (ja) |
EP (1) | EP2234106A1 (ja) |
JP (1) | JP2010231843A (ja) |
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016027518A (ja) * | 2014-06-30 | 2016-02-18 | 富士フイルム株式会社 | 磁気記録媒体 |
JP2017168178A (ja) * | 2016-03-14 | 2017-09-21 | 日立マクセル株式会社 | 磁気記録媒体 |
JP2017224380A (ja) * | 2014-06-30 | 2017-12-21 | 富士フイルム株式会社 | 磁気記録媒体 |
EP3528252A1 (en) | 2018-02-20 | 2019-08-21 | Fujifilm Corporation | Magnetic tape cartridge |
JP2020126704A (ja) * | 2019-01-31 | 2020-08-20 | 富士フイルム株式会社 | 磁気テープ、磁気テープカートリッジおよび磁気テープ装置 |
WO2020183898A1 (ja) | 2019-03-13 | 2020-09-17 | 富士フイルム株式会社 | 記録装置、読取装置、記録方法、記録プログラム、読取方法、読取プログラム、および磁気テープ |
WO2020183899A1 (ja) | 2019-03-13 | 2020-09-17 | 富士フイルム株式会社 | 記録装置、読取装置、記録方法、記録プログラム、読取方法、読取プログラム、および磁気テープ |
US10902877B2 (en) | 2019-03-25 | 2021-01-26 | Fujifilm Corporation | Recording and reproducing device and recording and reproducing method |
JP2021136046A (ja) * | 2020-02-28 | 2021-09-13 | 富士フイルム株式会社 | 磁気記録媒体、磁気テープカートリッジおよび磁気記録再生装置 |
US11120832B2 (en) | 2019-09-26 | 2021-09-14 | Fujifilm Corporation | Recording and reproducing device, recording and reproducing method, and magnetic tape cartridge |
WO2022025154A1 (ja) * | 2020-07-31 | 2022-02-03 | 富士フイルム株式会社 | 磁気記録媒体、磁気テープカートリッジおよび磁気記録再生装置 |
US11276427B2 (en) | 2019-09-04 | 2022-03-15 | Fujifilm Corporation | Magnetic tape recording and reproducing apparatus and recording and reproducing method |
WO2023002723A1 (ja) * | 2021-07-21 | 2023-01-26 | ソニーグループ株式会社 | 磁気記録媒体およびカートリッジ |
Families Citing this family (89)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5799045B2 (ja) * | 2013-03-15 | 2015-10-21 | 富士フイルム株式会社 | 磁気記録媒体およびその製造方法 |
JP6316248B2 (ja) | 2015-08-21 | 2018-04-25 | 富士フイルム株式会社 | 磁気テープおよびその製造方法 |
US10540996B2 (en) | 2015-09-30 | 2020-01-21 | Fujifilm Corporation | Magnetic tape having characterized magnetic layer and magnetic tape device |
US10403319B2 (en) | 2015-12-16 | 2019-09-03 | Fujifilm Corporation | Magnetic tape having characterized magnetic layer, tape cartridge, and recording and reproducing device |
JP6552402B2 (ja) | 2015-12-16 | 2019-07-31 | 富士フイルム株式会社 | 磁気テープ、磁気テープカートリッジ、磁気記録再生装置および磁気テープの製造方法 |
JP6430927B2 (ja) | 2015-12-25 | 2018-11-28 | 富士フイルム株式会社 | 磁気テープおよびその製造方法 |
JP6465823B2 (ja) | 2016-02-03 | 2019-02-06 | 富士フイルム株式会社 | 磁気テープおよびその製造方法 |
JP6427127B2 (ja) | 2016-02-03 | 2018-11-21 | 富士フイルム株式会社 | 磁気テープおよびその製造方法 |
JP6467366B2 (ja) | 2016-02-29 | 2019-02-13 | 富士フイルム株式会社 | 磁気テープ |
JP6472764B2 (ja) | 2016-02-29 | 2019-02-20 | 富士フイルム株式会社 | 磁気テープ |
JP6474748B2 (ja) | 2016-02-29 | 2019-02-27 | 富士フイルム株式会社 | 磁気テープ |
JP6556096B2 (ja) | 2016-06-10 | 2019-08-07 | 富士フイルム株式会社 | 磁気テープおよび磁気テープ装置 |
JP6534637B2 (ja) | 2016-06-13 | 2019-06-26 | 富士フイルム株式会社 | 磁気テープおよび磁気テープ装置 |
JP6556100B2 (ja) | 2016-06-22 | 2019-08-07 | 富士フイルム株式会社 | 磁気テープ |
JP6534969B2 (ja) | 2016-06-22 | 2019-06-26 | 富士フイルム株式会社 | 磁気テープ |
JP6717684B2 (ja) | 2016-06-23 | 2020-07-01 | 富士フイルム株式会社 | 磁気テープおよび磁気テープ装置 |
JP6507126B2 (ja) | 2016-06-23 | 2019-04-24 | 富士フイルム株式会社 | 磁気テープおよび磁気テープ装置 |
JP6498154B2 (ja) | 2016-06-23 | 2019-04-10 | 富士フイルム株式会社 | 磁気テープおよび磁気テープ装置 |
JP6549529B2 (ja) | 2016-06-23 | 2019-07-24 | 富士フイルム株式会社 | 磁気テープおよび磁気テープ装置 |
JP6556102B2 (ja) | 2016-06-23 | 2019-08-07 | 富士フイルム株式会社 | 磁気テープおよび磁気テープ装置 |
JP6556101B2 (ja) | 2016-06-23 | 2019-08-07 | 富士フイルム株式会社 | 磁気テープおよび磁気テープ装置 |
JP6496277B2 (ja) | 2016-06-23 | 2019-04-03 | 富士フイルム株式会社 | 磁気テープ |
JP6549528B2 (ja) | 2016-06-23 | 2019-07-24 | 富士フイルム株式会社 | 磁気テープおよび磁気テープ装置 |
JP6529933B2 (ja) | 2016-06-24 | 2019-06-12 | 富士フイルム株式会社 | 磁気テープ |
JP6552467B2 (ja) | 2016-08-31 | 2019-07-31 | 富士フイルム株式会社 | 磁気テープ |
JP6556107B2 (ja) | 2016-08-31 | 2019-08-07 | 富士フイルム株式会社 | 磁気テープ |
JP6585570B2 (ja) | 2016-09-16 | 2019-10-02 | 富士フイルム株式会社 | 磁気記録媒体およびその製造方法 |
JP6701072B2 (ja) | 2016-12-27 | 2020-05-27 | 富士フイルム株式会社 | 磁気テープ装置およびヘッドトラッキングサーボ方法 |
JP6588002B2 (ja) | 2016-12-27 | 2019-10-09 | 富士フイルム株式会社 | 磁気テープ装置および磁気再生方法 |
JP6684203B2 (ja) | 2016-12-27 | 2020-04-22 | 富士フイルム株式会社 | 磁気テープ装置および磁気再生方法 |
JP2018106778A (ja) | 2016-12-27 | 2018-07-05 | 富士フイルム株式会社 | 磁気テープ装置および磁気再生方法 |
JP6689223B2 (ja) | 2017-02-20 | 2020-04-28 | 富士フイルム株式会社 | 磁気テープ |
JP6684234B2 (ja) | 2017-02-20 | 2020-04-22 | 富士フイルム株式会社 | 磁気テープ装置および磁気再生方法 |
JP6689222B2 (ja) | 2017-02-20 | 2020-04-28 | 富士フイルム株式会社 | 磁気テープ |
JP6685248B2 (ja) | 2017-02-20 | 2020-04-22 | 富士フイルム株式会社 | 磁気テープ |
JP6684238B2 (ja) | 2017-02-20 | 2020-04-22 | 富士フイルム株式会社 | 磁気テープ |
JP6684239B2 (ja) | 2017-02-20 | 2020-04-22 | 富士フイルム株式会社 | 磁気テープ |
JP6684235B2 (ja) | 2017-02-20 | 2020-04-22 | 富士フイルム株式会社 | 磁気テープ装置およびヘッドトラッキングサーボ方法 |
JP6684237B2 (ja) | 2017-02-20 | 2020-04-22 | 富士フイルム株式会社 | 磁気テープ装置およびヘッドトラッキングサーボ方法 |
JP6649298B2 (ja) | 2017-02-20 | 2020-02-19 | 富士フイルム株式会社 | 磁気テープ装置およびヘッドトラッキングサーボ方法 |
JP6649297B2 (ja) | 2017-02-20 | 2020-02-19 | 富士フイルム株式会社 | 磁気テープ装置および磁気再生方法 |
JP6637456B2 (ja) | 2017-02-20 | 2020-01-29 | 富士フイルム株式会社 | 磁気テープ |
JP6602806B2 (ja) | 2017-02-20 | 2019-11-06 | 富士フイルム株式会社 | 磁気テープ |
JP6602805B2 (ja) | 2017-02-20 | 2019-11-06 | 富士フイルム株式会社 | 磁気テープ |
JP6684236B2 (ja) | 2017-02-20 | 2020-04-22 | 富士フイルム株式会社 | 磁気テープ装置および磁気再生方法 |
JP6632561B2 (ja) | 2017-03-29 | 2020-01-22 | 富士フイルム株式会社 | 磁気テープ装置および磁気再生方法 |
JP6660336B2 (ja) | 2017-03-29 | 2020-03-11 | 富士フイルム株式会社 | 磁気テープ装置およびヘッドトラッキングサーボ方法 |
JP6626032B2 (ja) | 2017-03-29 | 2019-12-25 | 富士フイルム株式会社 | 磁気テープ装置および磁気再生方法 |
JP6632562B2 (ja) | 2017-03-29 | 2020-01-22 | 富士フイルム株式会社 | 磁気テープ |
JP6615814B2 (ja) | 2017-03-29 | 2019-12-04 | 富士フイルム株式会社 | 磁気テープ装置およびヘッドトラッキングサーボ方法 |
JP6649314B2 (ja) | 2017-03-29 | 2020-02-19 | 富士フイルム株式会社 | 磁気テープ装置およびヘッドトラッキングサーボ方法 |
JP6626031B2 (ja) | 2017-03-29 | 2019-12-25 | 富士フイルム株式会社 | 磁気テープ装置および磁気再生方法 |
JP6649312B2 (ja) | 2017-03-29 | 2020-02-19 | 富士フイルム株式会社 | 磁気テープ装置および磁気再生方法 |
JP6649313B2 (ja) | 2017-03-29 | 2020-02-19 | 富士フイルム株式会社 | 磁気テープ装置および磁気再生方法 |
JP6615815B2 (ja) | 2017-03-29 | 2019-12-04 | 富士フイルム株式会社 | 磁気テープ装置およびヘッドトラッキングサーボ方法 |
JP6694844B2 (ja) | 2017-03-29 | 2020-05-20 | 富士フイルム株式会社 | 磁気テープ装置、磁気再生方法およびヘッドトラッキングサーボ方法 |
JP6723198B2 (ja) | 2017-06-23 | 2020-07-15 | 富士フイルム株式会社 | 磁気テープおよび磁気テープ装置 |
JP6691512B2 (ja) | 2017-06-23 | 2020-04-28 | 富士フイルム株式会社 | 磁気記録媒体 |
JP6717785B2 (ja) | 2017-07-19 | 2020-07-08 | 富士フイルム株式会社 | 磁気記録媒体 |
US10839849B2 (en) | 2017-07-19 | 2020-11-17 | Fujifilm Corporation | Magnetic recording medium having characterized magnetic layer |
US10854227B2 (en) | 2017-07-19 | 2020-12-01 | Fujifilm Corporation | Magnetic recording medium having characterized magnetic layer |
JP6723202B2 (ja) | 2017-07-19 | 2020-07-15 | 富士フイルム株式会社 | 磁気テープ |
JP6714548B2 (ja) | 2017-07-19 | 2020-06-24 | 富士フイルム株式会社 | 磁気テープおよび磁気テープ装置 |
JP6707060B2 (ja) | 2017-07-19 | 2020-06-10 | 富士フイルム株式会社 | 磁気テープ |
JP6723203B2 (ja) | 2017-07-19 | 2020-07-15 | 富士フイルム株式会社 | 磁気テープ |
US10854230B2 (en) | 2017-07-19 | 2020-12-01 | Fujifilm Corporation | Magnetic tape having characterized magnetic layer |
JP6707061B2 (ja) | 2017-07-19 | 2020-06-10 | 富士フイルム株式会社 | 磁気記録媒体 |
JP6678135B2 (ja) | 2017-07-19 | 2020-04-08 | 富士フイルム株式会社 | 磁気記録媒体 |
JP6717786B2 (ja) | 2017-07-19 | 2020-07-08 | 富士フイルム株式会社 | 磁気テープおよび磁気テープ装置 |
JP6717787B2 (ja) | 2017-07-19 | 2020-07-08 | 富士フイルム株式会社 | 磁気テープおよび磁気テープ装置 |
US10978105B2 (en) | 2017-09-29 | 2021-04-13 | Fujifilm Corporation | Magnetic recording medium having characterized magnetic layer and magnetic recording and reproducing device |
JP6884874B2 (ja) | 2017-09-29 | 2021-06-09 | 富士フイルム株式会社 | 磁気テープおよび磁気記録再生装置 |
US10515657B2 (en) | 2017-09-29 | 2019-12-24 | Fujifilm Corporation | Magnetic tape having characterized magnetic layer and magnetic recording and reproducing device |
US10854234B2 (en) | 2017-09-29 | 2020-12-01 | Fujifilm Corporation | Magnetic recording medium having characterized magnetic layer and magnetic recording and reproducing device |
US10854231B2 (en) | 2017-09-29 | 2020-12-01 | Fujifilm Corporation | Magnetic recording medium having characterized magnetic layer and magnetic recording and reproducing device |
CN111164686B (zh) | 2017-09-29 | 2021-06-08 | 富士胶片株式会社 | 磁带及磁记录回放装置 |
US10854233B2 (en) | 2017-09-29 | 2020-12-01 | Fujifilm Corporation | Magnetic recording medium having characterized magnetic layer and magnetic recording and reproducing device |
CN110494917B (zh) * | 2018-02-16 | 2022-02-01 | 索尼公司 | 磁性记录带及其制造方法以及磁性记录带盒 |
US11361792B2 (en) | 2018-03-23 | 2022-06-14 | Fujifilm Corporation | Magnetic tape having characterized magnetic layer and magnetic recording and reproducing device |
US11514943B2 (en) | 2018-03-23 | 2022-11-29 | Fujifilm Corporation | Magnetic tape and magnetic tape device |
US11514944B2 (en) | 2018-03-23 | 2022-11-29 | Fujifilm Corporation | Magnetic tape and magnetic tape device |
US11361793B2 (en) | 2018-03-23 | 2022-06-14 | Fujifilm Corporation | Magnetic tape having characterized magnetic layer and magnetic recording and reproducing device |
JP6830931B2 (ja) | 2018-07-27 | 2021-02-17 | 富士フイルム株式会社 | 磁気テープ、磁気テープカートリッジおよび磁気テープ装置 |
JP6784738B2 (ja) | 2018-10-22 | 2020-11-11 | 富士フイルム株式会社 | 磁気テープ、磁気テープカートリッジおよび磁気テープ装置 |
JP6830945B2 (ja) | 2018-12-28 | 2021-02-17 | 富士フイルム株式会社 | 磁気テープ、磁気テープカートリッジおよび磁気テープ装置 |
JP7042737B2 (ja) | 2018-12-28 | 2022-03-28 | 富士フイルム株式会社 | 磁気テープ、磁気テープカートリッジおよび磁気テープ装置 |
JP7003073B2 (ja) | 2019-01-31 | 2022-01-20 | 富士フイルム株式会社 | 磁気テープ、磁気テープカートリッジおよび磁気テープ装置 |
JP6778804B1 (ja) | 2019-09-17 | 2020-11-04 | 富士フイルム株式会社 | 磁気記録媒体および磁気記録再生装置 |
US12347457B2 (en) * | 2021-03-31 | 2025-07-01 | Sony Group Corporation | Cartridge including magnetic tape including magnetic layer including protrusions on surface thereof |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09128739A (ja) * | 1995-11-02 | 1997-05-16 | Fuji Photo Film Co Ltd | 磁気記録媒体 |
JP2005129182A (ja) * | 2003-10-27 | 2005-05-19 | Fuji Photo Film Co Ltd | 磁気記録媒体 |
Family Cites Families (29)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3100194A (en) | 1958-01-15 | 1963-08-06 | Philips Corp | Ferromagnetic material and method of making the same |
US3031341A (en) | 1958-01-23 | 1962-04-24 | Ibm | High density magnetic recording tape |
US3026215A (en) | 1960-03-09 | 1962-03-20 | Fuji Photo Film Co Ltd | Process of producing magnetic sound recording material in which co-ni-fe ferrite columnar particles are placed in a direct current magnetic field and oriented by means of an ultrasonic wave and afterwards heated and cooled in the direct current magnetic field |
US3242005A (en) | 1961-02-25 | 1966-03-22 | Sony Corp | High density magnetic recording medium |
US3389014A (en) | 1964-10-01 | 1968-06-18 | Fuji Photo Film Co Ltd | Recording element with magnetic coating containing a mixture of granular and acicularmagnetic particles |
JPS58104666A (ja) | 1981-12-16 | 1983-06-22 | Fuji Photo Film Co Ltd | 塗布装置 |
JPS60238179A (ja) | 1984-05-14 | 1985-11-27 | Fuji Photo Film Co Ltd | 塗布装置 |
JPH0627124B2 (ja) | 1984-05-30 | 1994-04-13 | 日本ペイント株式会社 | 微小樹脂粒子およびその製法 |
JPS6218564A (ja) | 1985-07-18 | 1987-01-27 | Sanyo Kokusaku Pulp Co Ltd | 静電記録フイルム |
JPH067944B2 (ja) | 1985-10-18 | 1994-02-02 | 富士写真フイルム株式会社 | 塗布方法 |
JPS62256219A (ja) | 1986-04-28 | 1987-11-07 | Fuji Photo Film Co Ltd | 磁気記録媒体 |
JPH0677712B2 (ja) | 1986-09-30 | 1994-10-05 | 富士写真フイルム株式会社 | 塗布装置 |
JPH0662897B2 (ja) | 1987-09-21 | 1994-08-17 | 富士写真フイルム株式会社 | 磁性塗料の製造方法 |
JPH0646453B2 (ja) | 1987-10-19 | 1994-06-15 | 富士写真フイルム株式会社 | 磁性塗料用混練物の製造方法 |
JP2530202B2 (ja) | 1988-03-18 | 1996-09-04 | 富士写真フイルム株式会社 | 塗布方法 |
JPH0649171B2 (ja) | 1988-07-04 | 1994-06-29 | 富士写真フイルム株式会社 | 塗布方法 |
JPH02174965A (ja) | 1988-12-28 | 1990-07-06 | Fuji Photo Film Co Ltd | 重層塗布方法及び装置 |
JP2581975B2 (ja) | 1989-04-05 | 1997-02-19 | 富士写真フイルム株式会社 | 塗布装置 |
JP2653238B2 (ja) | 1989-12-25 | 1997-09-17 | 東レ株式会社 | 磁気記録媒体 |
US5512350A (en) | 1992-07-31 | 1996-04-30 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Magnetic recording medium having a magnetic layer with a specified surface roughness and which contains ferromagnetic powder, binder, and an abrasive |
JP2826234B2 (ja) | 1992-07-31 | 1998-11-18 | 富士写真フイルム株式会社 | 磁気記録媒体及びその製造方法 |
JP2000020939A (ja) * | 1998-04-28 | 2000-01-21 | Victor Co Of Japan Ltd | 磁気記録媒体 |
US7344786B2 (en) * | 2001-10-29 | 2008-03-18 | Fujifilm Corporation | Magnetic recording medium including a smooth coating layer on one side of the support |
JP2004326863A (ja) | 2003-04-22 | 2004-11-18 | Tdk Corp | 磁気記録媒体 |
JP2005216349A (ja) | 2004-01-28 | 2005-08-11 | Fuji Photo Film Co Ltd | 磁気記録媒体 |
JP2005216445A (ja) * | 2004-01-30 | 2005-08-11 | Fuji Photo Film Co Ltd | 磁気記録テープ |
JP2009054270A (ja) * | 2007-05-31 | 2009-03-12 | Fujifilm Corp | 磁気記録媒体、磁気信号再生システムおよび磁気信号再生方法 |
JP2009054272A (ja) * | 2007-07-27 | 2009-03-12 | Fujifilm Corp | 磁気信号再生システムおよび磁気信号再生方法 |
JP2009087468A (ja) * | 2007-09-28 | 2009-04-23 | Fujifilm Corp | 磁気記録媒体、磁気信号再生方法および磁気信号再生システム |
-
2009
- 2009-03-27 JP JP2009078157A patent/JP2010231843A/ja active Pending
-
2010
- 2010-03-29 EP EP10158137A patent/EP2234106A1/en not_active Withdrawn
- 2010-03-29 US US12/662,010 patent/US8315017B2/en active Active
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09128739A (ja) * | 1995-11-02 | 1997-05-16 | Fuji Photo Film Co Ltd | 磁気記録媒体 |
JP2005129182A (ja) * | 2003-10-27 | 2005-05-19 | Fuji Photo Film Co Ltd | 磁気記録媒体 |
Cited By (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016027518A (ja) * | 2014-06-30 | 2016-02-18 | 富士フイルム株式会社 | 磁気記録媒体 |
JP2017224380A (ja) * | 2014-06-30 | 2017-12-21 | 富士フイルム株式会社 | 磁気記録媒体 |
US10096333B2 (en) | 2014-06-30 | 2018-10-09 | Fujifilm Corporation | Magnetic recording medium |
JP2017168178A (ja) * | 2016-03-14 | 2017-09-21 | 日立マクセル株式会社 | 磁気記録媒体 |
EP3528252A1 (en) | 2018-02-20 | 2019-08-21 | Fujifilm Corporation | Magnetic tape cartridge |
JP7012064B2 (ja) | 2019-01-31 | 2022-02-10 | 富士フイルム株式会社 | 磁気テープ、磁気テープカートリッジおよび磁気テープ装置 |
JP2020126704A (ja) * | 2019-01-31 | 2020-08-20 | 富士フイルム株式会社 | 磁気テープ、磁気テープカートリッジおよび磁気テープ装置 |
WO2020183898A1 (ja) | 2019-03-13 | 2020-09-17 | 富士フイルム株式会社 | 記録装置、読取装置、記録方法、記録プログラム、読取方法、読取プログラム、および磁気テープ |
WO2020183899A1 (ja) | 2019-03-13 | 2020-09-17 | 富士フイルム株式会社 | 記録装置、読取装置、記録方法、記録プログラム、読取方法、読取プログラム、および磁気テープ |
US10902877B2 (en) | 2019-03-25 | 2021-01-26 | Fujifilm Corporation | Recording and reproducing device and recording and reproducing method |
US11276427B2 (en) | 2019-09-04 | 2022-03-15 | Fujifilm Corporation | Magnetic tape recording and reproducing apparatus and recording and reproducing method |
US11120832B2 (en) | 2019-09-26 | 2021-09-14 | Fujifilm Corporation | Recording and reproducing device, recording and reproducing method, and magnetic tape cartridge |
US11551718B2 (en) | 2019-09-26 | 2023-01-10 | Fujifilm Corporation | Recording and reproducing device, recording and reproducing method, and magnetic tape cartridge |
JP2021136046A (ja) * | 2020-02-28 | 2021-09-13 | 富士フイルム株式会社 | 磁気記録媒体、磁気テープカートリッジおよび磁気記録再生装置 |
JP7264843B2 (ja) | 2020-02-28 | 2023-04-25 | 富士フイルム株式会社 | 磁気記録媒体、磁気テープカートリッジおよび磁気記録再生装置 |
WO2022025154A1 (ja) * | 2020-07-31 | 2022-02-03 | 富士フイルム株式会社 | 磁気記録媒体、磁気テープカートリッジおよび磁気記録再生装置 |
WO2023002723A1 (ja) * | 2021-07-21 | 2023-01-26 | ソニーグループ株式会社 | 磁気記録媒体およびカートリッジ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US8315017B2 (en) | 2012-11-20 |
US20100246073A1 (en) | 2010-09-30 |
EP2234106A1 (en) | 2010-09-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8315017B2 (en) | Magnetic recording medium, magnetic signal reproduction system and magnetic signal reproduction method | |
US7553565B2 (en) | Magnetic recording medium | |
US20100073816A1 (en) | Magnetic head and method of manufacturing the same, linear tape drive apparatus, and magnetic recording and reproduction method | |
US20090087689A1 (en) | Magnetic recording medium | |
JP2007273036A (ja) | 磁気記録媒体 | |
JP2005129115A (ja) | 磁気記録媒体 | |
JP4228876B2 (ja) | 磁気記録媒体 | |
JP5011183B2 (ja) | 磁気記録媒体の製造方法および磁気記録媒体 | |
JP2010250922A (ja) | 磁気記録媒体、磁気記録媒体用結合剤およびポリウレタン樹脂 | |
JP2008007469A (ja) | 炭酸エステル及びその製造方法、並びに、磁気記録媒体 | |
JP2005129184A (ja) | 磁気記録媒体 | |
JP5468931B2 (ja) | 磁気記録媒体 | |
US20090098414A1 (en) | Method of manufacturing magnetic recording medium and magnetic recording medium manufactured by the same | |
JP5081130B2 (ja) | 粉末用表面改質剤、それを含む磁性塗料および非磁性塗料、ならびに磁気記録媒体 | |
JP5049037B2 (ja) | 炭酸エステル及び磁気記録媒体 | |
JP2004319001A (ja) | 磁気記録媒体 | |
JP2003077115A (ja) | 磁気記録媒体及びそれへの記録方法 | |
JP2007087442A (ja) | 磁気記録媒体 | |
JP4599321B2 (ja) | 磁気記録媒体の製造方法 | |
US20090087685A1 (en) | Magnetic recording medium | |
JP2007272956A (ja) | 磁気記録媒体 | |
JP2007294075A (ja) | 磁気記録媒体 | |
JP4273992B2 (ja) | 磁気記録媒体 | |
JP4228952B2 (ja) | 磁気記録媒体 | |
JP2002329309A (ja) | 磁気記録媒体 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110831 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110831 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120510 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120515 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120713 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20130129 |