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JP2010119689A - 吸収性物品 - Google Patents

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Takao Kasai
孝夫 笠井
Takuya Koda
拓也 幸田
Masashi Kawazoe
雅史 川添
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Abstract

【課題】着用者に違和感を与えにくく、ショーツ等の衣類からの剥離も容易な吸収性物品を提供すること。
【解決手段】本発明の吸収性物品は、肌対向面を形成する表面シート2、衣類対向面を形成する裏面シート3、及びこれら両シート間に配された吸収体3を具備し、前記裏面シート3に、衣類に固定するための止着部7が設けられており、前記裏面シート3は、伸縮部31と非伸縮部32とを有しており、吸収性物品の前端側の左右の隅部1a,1aに前記伸縮部31が位置し、該吸収性物品の幅方向の中央領域に前記非伸縮部32が位置しており、前記中央領域の前記非伸縮部32上に前記止着部7が設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、生理用ナプキン、パンティライナー(おりものシート)、失禁パッド等の吸収性物品に関する。
従来、肌対向面を形成する表面シート、衣類対向面を形成する裏面シート、及びこれら両シート間に吸収体を具備する、生理用ナプキン等の吸収性物品が広く知られている。
また、吸収性物品の衣類対向面を構成する裏面シートに伸縮性シートを用いることも知られており、例えば、特許文献1には、透湿性シートに弾性体を貼り合わせたものを裏面シートとして用いることが記載され、特許文献2には、伸縮性を有しないが透湿性を有する領域と、透湿性は有しないが伸縮性を有する領域とを共押出成形によって交互に多列状に配し、且つその表面に凹凸模様を設けてなる多孔性シートを裏面シートとして用いることが記載されている。
特許第3636223号公報 特許第3628376号公報
しかし、従来の吸収性物品、特に肌対向面と衣類対向面との間に吸収体を備え、該衣類対向面に衣類に固定するための止着部が設けられた吸収性物品においては、その製造時に、伸縮性シートの寸法が安定しないために均質な吸収性物品を製造することが困難であったり、止着部が設けられた伸縮性シートが伸びて該止着部をショーツからスムーズに剥離できない場合があった。また、吸収性物品の周縁部に存する表面シートと裏面シートとの接合部に非伸縮性部分が生じて着用者に違和感を与える場合もあった。
従って、本発明の目的は、着用者に違和感を与えにくく、ショーツ等の衣類からの剥離も容易な吸収性物品を提供することにある。
本発明は、肌対向面を形成する表面シート、衣類対向面を形成する裏面シート、及びこれら両シート間に配された吸収体を具備し、前記裏面シートに、衣類に固定するための止着部が設けられている吸収性物品であって、前記裏面シートは、伸縮部と非伸縮部とを有しており、吸収性物品の前端側の左右の隅部に前記伸縮部が位置し、該吸収性物品の幅方向の中央領域に前記非伸縮部が位置しており、前記中央領域の前記非伸縮部上に前記止着部が設けられている吸収性物品を提供することにより前記目的を達成したものである。
本発明の吸収性物品は、着用者に違和感を与えにくく、ショーツ等の衣類からの剥離も容易である。
以下、本発明をその好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。
本発明の一実施形態である生理用ナプキン1(以下、単にナプキン1ともいう)は、図1に示すように、肌対向面Pを形成する表面シート2、衣類対向面Qを形成する裏面シート3、及びこれら両シート間に配された吸収体4を具備し、裏面シート3に、該ナプキン1を衣類に固定するための止着部7が設けられている。衣類対向面Qは、ナプキン(吸収性物品)における、ショーツ等の衣類の内面に対向する面である。衣類の内面は、衣類における、着用者の肌側に向けられる面である。
ナプキン1は、ショーツの内面側(着用時に着用者の肌側に向けられる面側)に載置される本体部分5と、本体部分5から左右に延出するウイング部6,6を有している。一対のウイング部6,6は、本体部分5の長手方向において、着用時に着用者の排泄部に対向配置される部位である排泄部対向部Cの両側に形成されている。
ナプキン1における表面シート2は、液透過性の中央シート21と、液不透過性又は撥水性の一対のサイドシート22,22とからなる。中央シート21は、吸収体4の幅よりやや大きい幅を有し、ナプキン1の全長に亘っている。サイドシート22,22は、それぞれ、ナプキン1の輪郭をなす外縁部22aと直線状の内縁部22bとを有し、ナプキン1の長手方向に沿って直線状に延びる接合部23(図2参照)において中央シート21と接合されている。
ナプキン1における裏面シート3は、図1(b)に示すように、伸縮部31と非伸縮部32,33,34とを有している。図1(b)中の斜線を付した部分が、裏面シート3の非伸縮部32,33,34である。
本実施形態における伸縮部31は、図1(b)に示すように、本体部分5の両側部それぞれに、それぞれナプキン1の略全長に亘るように帯状に形成されている。
そして、ナプキン1の前端側の左右の隅部1a,1aに伸縮部31の一部が位置すると共に、ナプキン1の後端側の左右の隅部1b,1bにも該伸縮部31の他の一部が位置している。更に、排泄部対向部Cにおける本体部分5の両側部1c,1cにも伸縮部31が位置している。ナプキン1の前端とは、着用時に着用者の腹部側に配される端部であり、ナプキン1の後端とは、着用時に着用者の背中寄りに配される端部である。
他方、図1(b)に示すように、裏面シート3の前記非伸縮部32は、ナプキン1の幅方向の中央領域に位置している。また、裏面シート3の前記非伸縮部33は、ウイング部6,6に位置し、裏面シート3の前記非伸縮部34は、後方フラップ部8,8に位置している。後方フラップ部8,8は、排泄部対向部Cより後方に位置する部分における吸収体4の両側縁それぞれの外方に位置する部分であり、ナプキン1の装着時に、ショーツ等の衣類の内面上に配置される。
伸縮部と非伸縮部を有する裏面シートとしては、エラストマー樹脂と非伸縮性の樹脂とを共押出して伸縮部と非伸縮部とを一体的に形成したシートや、伸縮性シートに非伸縮性シートあるいは繊維や繊維集合体などを部分的に貼り付けて非伸縮部とし、該非伸縮部以外を伸縮部としたもの、エラストマー樹脂と、エラストマー樹脂に各種粒子や繊維などを混合し伸縮性を低下させた改質エラストマー樹脂とを共押出して伸縮部と非伸縮部とを一体的に形成したシート、非伸縮性樹脂の一部にプリーツ加工などの立体加工を施し伸張可能としたシート等を用いることもできる。
前記エラストマー樹脂としては、熱可塑性のエラストマー等を特に制限なく用いることができる。例えば、密度0.90g/cm3以下のメタロセン触媒を用いた低密度ポリエチレンや、SBS(スチレン−ブタジエン−スチレン)、SIS(スチレン−イソプレン−スチレン)、SEBS(スチレン−エチレン−ブタジエン−スチレン)、SEPS(スチレン−エチレン−プロピレン−スチレン)等のスチレン系エラストマー、オレフィン系エラストマー(エチレン系のα−オレフィンエラストマー、エチレン・ブテン・オクテン等を共重合したプロピレン系エラストマー)、ポリエステル系エラストマー、ポリウレタン系エラストマー等の単独あるいは2種以上の混合物が挙げられる。この中でも、装着違和感の低減の観点から、低モジュラスで永久歪が小さい樹脂が望ましく、スチレン系エラストマーやポリオレフィン系エラストマーを用いることが好ましい。
前記非伸縮性の樹脂としては、例えば、低密度ポリエチレン、低密度直鎖状ポリエチレンポリプロピレン、ポリ乳酸、ポリブチレンサクシネート等が挙げられる。非伸縮性の樹脂としては、各種添加剤や可塑剤等を含んでいてもよい。
伸縮性シートに非伸縮性シートを部分的に貼り付けて伸縮部及び非伸縮部を形成する場合の伸縮性シートとしては、上記の熱可塑性のエラストマー樹脂からなるシートが挙げられ、該非伸縮性シートとしては、上記の非伸縮性の樹脂からなるシートや、紙、各種不織布、エラストマー樹脂に各種粒子や繊維などを混合し伸縮性を低下させた改質エラストマー樹脂からなるシート等が挙げられる。
裏面シート3の伸縮部31は、少なくともナプキン1の長手方向に伸縮性を有することが好ましく、長手方向及び幅方向に伸縮性を有することがより好ましい。
また、裏面シートの伸縮部31は、ナプキン(吸収性物品)の長手方向と同方向に、30%伸長させた後、即ち1.3倍の長さまで伸長させた後、収縮させたときの残留歪が10%以下、特に5%以下であることが好ましい。また、30%伸張時の強度が80cN/10mm以下、特に40cN/10mm以下であることが好ましい。
また、裏面シートの非伸縮部32は、伸縮性を有さないものが好ましいが、非伸縮部32は、わずかに伸縮性を有する材料あるいは伸縮性が劣る材料を排除するものではない。具体的には、ナプキン(吸収性物品)の長手方向に10%伸長させた時の強度が100cN/mmを超えるもの(好ましくは200cN/mm以上)であれば良い。また、加えて30%伸長後収縮させたときの残留歪が10%を超えるものであることが好ましい。また、ナプキン(吸収性物品)の長手方向と同方向に30%伸長させた時に、0−30%伸長範囲の応力−ひずみ曲線内に降伏点を有することが好ましい。
上記の残留歪、応力−ひずみ曲線及び30%伸張時の強度は、以下のようにして求めることができる。
〔残留歪の測定方法〕
裏面シートの測定対象部位(伸縮部又は非伸縮部)から、ナプキン(吸収性物品)の長手方向の長さが100mm、該長手方向に直交する方向(幅方向)の長さが10mmの測定片を切り出し(伸縮部又は非伸縮部の寸法の制約で所定の寸法で試料を作成できない場合は適宜変更する。残留歪は試料の幅に依存しないものとみなす。)、引張圧縮試験機RTC−1210A(株式会社東洋オリエンテック)を用いて、引張モードで測定した。測定は、5枚の測定片について行い、上下各1点の値を削除し、残る3点の平均値を測定値とした。測定片を引張圧縮試験機に装着されたエアーチャック間に初期試料長(チャック間距離)50mmでセットし、引張圧縮試験機のロードセル(定格出力5kg)に取り付けられたチャックを300mm/分の速度で上昇させて、測定片を伸長させた。測定片が初期試料長の30%、つまり65mmまで伸びた時点で、チャックの移動方向を逆転させ、チャックを300mm/分の速度で下降させ、初期試料長の位置まで戻した。この間の操作で、ロードセルで検出される荷重と、測定片の伸びとの関係をチャートに記録した。
残留歪は、最大伸び長さ(=65mm)からチャックを下降させて、初めて荷重ゼロを記録したときの長さ(試験後の試料長)と、初期試料長(=50mm)とから、下記式(1)により求めた。
残留歪(%)=〔(試験後の試料長−初期試料長)/初期試料長〕×100 (1)
〔応力−ひずみ曲線ならびに30%伸張時の強度測法〕
裏面シートの測定対象部位(伸縮部又は非伸縮部)から、ナプキン(吸収性物品)の長手方向の長さが100mm、該長手方向に直交する方向(幅方向)の長さが10mmの測定片を切り出し(伸縮部又は非伸縮部の寸法の制約で所定の寸法で試料を作成できない場合は適宜変更する。30%伸張時の強度は試料の幅に比例するものとみなし、幅が10mmに満たない場合は測定値を10mmあたりの値に換算する。サンプル長が100mmに満たない場合は適宜短縮し、エアーチャック間を調整する。)、引張圧縮試験機RTC−1210A(株式会社東洋オリエンテック)を用いて、引張モードで測定した。測定は、5枚の測定片について行い、上下各1点の値を削除し、残る3点の平均値を測定値とした。測定片を引張圧縮試験機に装着されたエアーチャック間に初期試料長(チャック間距離)50mmでセットし、引張圧縮試験機のロードセル(定格出力5kg)に取り付けられたチャックを300mm/分の速度で上昇させて、測定片を伸長させた。この間の操作で、ロードセルで検出される荷重と、測定片の伸びとの関係をチャートに記録し、応力−ひずみ曲線を得た。測定片が初期試料長の30%、つまり15mm伸びた時点のロードセルで検出される荷重を30%伸張時の強度とした。
「0−30%伸長範囲の応力−ひずみ曲線内に降伏点を有する」とは、初期長から伸長率30%に達するまでの範囲に降伏点を有することを意味する。図9に、伸長率が約7%のところに降伏点を有する応力−ひずみ曲線の例を示した。降伏点は、弾性変形領域を過ぎてネッキングといわれるくびれが試験片の長さ方向に生じる点である。
裏面シートの非伸縮部32〜34、特に幅方向の中央領域に位置する非伸縮部32は、ナプキン1の長手方向に伸張したときの、10%伸張時の強度が、200cN/10mm以上であることが好ましい。
〔長手方向10%伸張時の強度の測定方法〕
非伸縮部から、ナプキン(吸収性物品)の長手方向の長さが100mm、該長手方向に直交する方向(幅方向)の長さが10mmの測定片を切り出し(非伸縮部の寸法の制約で所定の寸法で試料を作成できない場合は適宜変更する。10%伸張時の強度は試料の幅に比例するものとみなし、幅が10mmに満たない場合は測定値を10mmあたりの値に換算し、サンプル長が100mmに満たない場合は適宜短縮し、エアーチャック間を調整する。)、引張圧縮試験機RTC−1210A(株式会社東洋オリエンテック)を用いて、引張モードで測定した。測定は、5枚の試験片について行い、上下各1点の値を削除し、残る3点の平均値を測定値とした。測定片を引張圧縮試験機に装着されたエアーチャック間に初期試料長(チャック間距離)50mmでセットし、引張圧縮試験機のロードセル(定格出力5kg)に取り付けられたチャックを300mm/分の速度で上昇させて、測定片を伸長させた。測定片が初期試料長の10%、つまり5mm伸びた時点のロードセルで検出される荷重を10%伸張時の強度とした。
本実施形態のナプキン1は、上記のように、ナプキン1の長手方向前端側の左右の隅部1a,1aに、裏面シート3の伸縮部31が位置しているため、ナプキン1の着用中に、該隅部1a,1aにヨレ等が生じにくく、また該隅部1a,1aが比較的柔軟であり、着用者に違和感を与えにくいものである。
更に、本実施形態のナプキン1は、ナプキン1の長手方向後端側の左右の隅部1b,1bにも、裏面シート3の伸縮部31が位置しているため、一層、着用者に違和感を与えにくいものとなっている。
また、排泄部対向部C、特に排泄部対向部Cおける本体部分5の両側部1c,1cにも伸縮部31が位置しているため、装着時にナプキン1の幅が狭くなっても、伸縮部が収縮することによってナプキン1の中央部がよれることがなく、安定した吸収性能を発現できるとともに、大腿部のこすれによる違和感を低減する効果を有する。
本実施形態のナプキン1のように、裏面シート3の伸縮部31が、排泄部対向部Cを縦断して、吸収性物品の長手方向に延びている場合、該排泄部対向部Cにおける該伸縮部31の幅W1〔図1(b)参照〕は、10〜20mmであることが好ましい。伸縮部31の幅W1は、ショーツの内面側に載置される本体部分5における幅であり、非伸縮部32から本体部分5の外縁までの幅である。本実施形態のナプキン1のように、ウイング部6,6を有する場合の前記伸縮部31の幅W1は、中央領域の非伸縮部32から、各ウイング部6,6の前後の立ち上がり基点を結ぶ直線L6〔図1(b)参照〕までの距離である。
また、本実施形態のナプキン1においては、ナプキン1の前端側及び後端側の左右の隅部1a,1a,1b,1bの何れにおいても、図2に示すように、ナプキン1の隅部周縁部11が、裏面シート3の伸縮部31と、該伸縮部31の伸縮性を阻害しないように該伸縮部31に積層された表面シート2からなる。隅部周縁部は、隅部1a,1a,1b,1bに位置する吸収性物品の周縁部である。
図2及び図3には、ナプキン1の前端側の一方の隅部1a(図1(b)の左側の隅部1a)の隅部周縁部11における、裏面シート3の伸縮部31と表面シート2との接合態様を示したが、他の隅部1a,1b,1bの隅部周縁部11においても同様の態様で裏面シート3と表面シート2とが接合されている。
本実施形態のナプキン1における各隅部周縁部11は、図2に示すように、裏面シート3の伸縮部31と表面シート2とによって形成されており、該各隅部周縁部11における裏面シート3の伸縮部31と表面シート2とは、図3に示すように、接合部12と非接合部13とがナプキン1の長手方向に交互に配置された間欠的な接合によって接合されている。裏面シート3の伸縮部31と表面シート2とが接合された接合部12は、ヒートシール、超音波シール、接着剤等の公知の接合方法によって形成することができる。
図4は、裏面シート3の伸縮部31と表面シート2との間欠的な接合の他の好ましいパターンを示す図である。図4には、隅部1aの隅部周縁部11における接合パターンを示してある。図4(a)に示す例においては、接合部12が散点状に形成されており、図4(b)に示す例においては、接合部12と非接合部13とが、それぞれナプキンの長手方向に対してやや傾斜した状態に、交互に形成されている。
図3及び図4に示すように、ナプキン1の長手方向に間欠的に接合する場合、同方向における、接合部12の長さL12と、接合部12,12間に位置する非接合部13の長さL13の比(L12/L13)は、0.5〜20、特に1〜10が好ましい。また、非接合部13の前記長さL13は、1〜10mm、特に2〜5mmが好ましい。
伸縮部31と表面シート2とが間欠的な接合によって接合されていることによって、隅部周縁部11における伸縮部31の伸縮性が損なわれない。
肌に当たりやすい隅部周縁部11における伸縮部31の伸縮性を損なわれないようにすることで、姿勢の変化や動作によって、身体とくに大腿部やそけい部、下腹部とナプキン1がこすれを起こすのを抑制し、着用者の違和感を低減する効果がある。また、身体の動きによってナプキン1がよれやずれを起こすのを防ぎ、安定した吸収性能を発現できる。
裏面シート3の前記非伸縮部32は、ナプキン1の幅方向の中央領域に位置しており、該非伸縮部32上に、前記止着部7が設けられている。図1(b)中の2点鎖線で囲んだ矩形状の部分71が止着部7が設けられている範囲である。
ナプキン1は、幅方向の中央領域に裏面シート3の非伸縮部32を有することで、ナプキン1の本体部分5をショーツ等の衣類に固定するための止着部7を、該非伸縮部32上に形成でき、裏面シートの伸縮部上に形成した場合とは異なり、裏面シートが伸びて止着部7がショーツ等の衣類から剥離し難くなるといった不都合を防止することができる。
このような効果を得る観点から、裏面シート3の非伸縮部32の幅W2は、30〜50mmであることが好ましい。非伸縮部32の幅W1が、ナプキン(吸収性物品)の長手方向の位置によって異なる場合には、排泄部対向部Cの吸収性物品長手方向中央部における幅を基準とする。
また、本体部分5に設けられた止着部7は、その面積の60〜100%が、非伸縮部32上に位置していることが好ましく、その面積の80〜100%が、非伸縮部32上に位置していることがより好ましく、その面積の90〜100%が、非伸縮部32上に位置していることがより好ましい。また、止着部7の幅W3〔図1(b)参照〕は、非伸縮部32の幅W2と同等(W2の105%以下)又は該幅W2以下であることが好ましい。
なお、止着部は矩形に限定されず、複数の矩形を組み合わせたもの、ストライプ状や楕円、その他任意の形およびその組み合わせとすることができる。図5に、止着部の形成態様のいくつかの例を示した。
また、ナプキン1は、幅方向の中央領域に裏面シート3の非伸縮部32を有することで、ナプキン1を縦流れ方式で製造する場合の流れ方向の寸法安定性が向上し、寸法な品質の均質なナプキン1を効率良く連続生産することができる。このような観点から、本実施形態のナプキン1における前記非伸縮部32は、ナプキン1の長手方向の略全長に亘っている。縦流れ方式の製造方法は、ナプキンが長手方向に連なった形状のナプキン連続体を経てナプキンを製造する方法である。
非伸縮部32は、ナプキン1の長手方向に沿って測定した長さL1が、ナプキン1の全長Lの、80〜100%であることが好ましく、90〜100%であることがより好ましく、100%であることが更に好ましい。
また、裏面シート3の非伸縮部33,33は、ナプキン1のウイング部6,6にそれぞれ位置している。ウイング部6に非伸縮部33を有することで、ウイング部6を、ショーツの非肌当接面側に折り返して固定する操作が容易となる。
ナプキン1の周縁部における、隅部周縁部11以外の部分においては、隅部周縁部11と同様の態様で表面シート2と裏面シート3とが接合されていても良いし、表面シート2と裏面シート3とがヒートシールや接着剤等で非接合部を生じることなく接合されていてもよい。
ナプキン1の各部の形成材料について説明すると、中央シート21、サイドシート22,22、吸収体4等としては、従来、生理用ナプキン等の吸収性物品に従来用いられている各種の材料等を、特に制限なく用いることができる。例えば、中央シート2としては、各種製法による不織布や、開孔フィルム、これらの積層体等を用いることができる。サイドシート22としては、撥水性の不織布(サーマルボンド不織布、スパンボンド不織布、スパンボンドーメルトブローンースパンボンド不織布、スパンボンドーメルトブローンーメルトブローンースパンボンド不織布等)や、樹脂フィルムと不織布との積層体等を用いることができる。
吸収体4としては、パルプ繊維等の繊維材料からなる繊維集合体(不織布でも良い)又はこれに高吸水性ポリマーを保持させたものをティッシュペーパーや透水性の不織布で被覆してなるものや、湿式抄造法や乾式法により製造した吸収シート等を用いることができる。
また、伸縮性を有する吸収体を用いることもできる。伸縮性を有する吸収体としては、各種公知のものを特に制限なく用いることができ、例えば、特開2006−198396号公報に記載のもの、該公報の従来技術に記載のもの等を用いることもできる。
また、吸収体4として、多数の吸収部からなる分割型の吸収体を用いることができる。図6及び図7は、分割型の吸収体の一例を示す図である。
図6及び図7に示す分割型の吸収体4Aにおいては、吸収部40は平面視において円形ないし、四隅が丸みを帯び、かつ四辺が外方に若干凸状の緩やかな曲線となっている矩形の形状をしている。しかしながら、吸収部40の平面視の形状はこれに限られない。例えば、吸収部40は平面視して正方形や長方形、菱形の形状であり得る。また、これらの形状を2種以上組み合わせたものであってもよい。
吸収部40は、平面方向にわたり規則的な散点パターンで配置されている。具体的には、吸収部は、相互に交差するそれぞれ多列の第1の列40A及び第2の列40Bをなすように配置されている。隣り合う吸収部間においては、裏面シート3の表面が露出している。その結果、隣り合う吸収部間には、裏面シート3の伸縮部又は非伸縮部の露出部を含む空間42が形成されている。この空間42は吸収体4A中の液の流通が可能な容積、幅及び/又は高さを有するものである。
自然状態(弛緩状態)において、各吸収部40は、生理用ナプキンの場合、平面視における面積が10〜900mm2、特に50〜450mm2であることが、吸収体の伸縮性と吸収性能を両立させる点から好ましい。また、各吸収部が存する位置における吸収体の厚みTは、0.4〜10mm、特に0.8〜5mmであることが、吸収体を備えた吸収性物品の装着感の向上の観点及び吸収体の剛性を低くして該吸収体および裏面シートを備えた吸収性物品を着用者の体型に適合させるという観点から好ましい。ここでいう、吸収体4Aの厚みTは、吸収部40が固定されている裏面シート3の厚みは含まない。吸収部40は、超音波エンボス等の各種公知の方法によって形成された固定点43で裏面シート3の伸縮部31又は非伸縮部32に固定されている。
なお、各吸収部の形状や面積は上記寸法に限定されず、例えば、ベビー用、大人用のおむつや尿取りパッドなど、吸収性物品によって適宜変更可能である。
隣り合う吸収部の間の距離D(図7参照)は、空間の容積に影響し、ひいては空間における液の流通性に影響する。この観点から、自然状態(弛緩状態)において、距離Dは0.2〜5mm、特に0.5〜3mmであることが好ましい。距離Dは、後述する伸縮性吸収体の製造条件をコントロールすることで制御できる。なお1つの吸収部に着目したとき、その周囲に複数の他の吸収部40が位置し、当該1つの吸収部と、当該他の吸収部との距離Dが、当該他の吸収部によって相違する場合には、距離Dが最も小さくなる場合の当該距離Dを隣り合う吸収部間の距離とする。
吸収部の構成材料としては、特に制限はないが繊維材料、多孔質体、それらの組み合わせなどを用いることができる。繊維材料としては例えば、木材パルプ、コットン、麻などの天然繊維、ポリエチレンやポリプロピレンなどのポリオレフィン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル系樹脂、ポリビニルアルコール樹脂等の合成樹脂からなる単繊維、これらの樹脂を2種以上含む複合繊維、アセテートやレーヨンなどの半合成繊維を用いることができる。合成樹脂からなる繊維を用いる場合、該繊維は熱によって形状が変化する熱収縮繊維であってもよい。例えば、熱によって繊度は大きくなるが繊維長は短くなるものや、熱によって繊度はほとんど変化しないが、形状がコイル状に変化することで見かけの繊維の占有する長さが短くなるものであってもよい。多孔質体としては、スポンジ、不織布、高吸水性ポリマーの凝集物(高吸水性ポリマーと繊維とが凝集したもの)などを用いることができる。
止着部7を形成するための粘着剤としては、生理用ナプキン等の吸収性物品に従来使用されている各種のもの等を特に制限なく用いることができる。また、止着部は、粘着剤に限らずメカニカルファスナーを用いてもよい。
本発明の吸収性物品は、前述した実施形態に制限されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
例えば、ナプキン1の前端側及び/又は後端側の隅部1a,1bにおける、裏面シート3と表面シート2の接合状態は、図8に示すようなものであっても良い。
図8に示す実施形態においては、隅部周縁部11が、裏面シート3の伸縮部31及び表面シート2で構成されており、隅部周縁部11における伸縮部31と表面シート2とは、ナプキン(吸収性物品)の周縁端14から所定の範囲(例えば1〜10mmの範囲)が非接合状態で積層された非接合部15となされており、非接合部15と吸収体4の外周縁41との間に、裏面シート3と表面シート2とが接合された接合部16が形成されている。接合部16は、ヒートシール、超音波シール、接着剤等の公知の接合方法によって形成することができる。
図8に示す実施形態においても、隅部周縁部11に非接合部15を有することによって、裏面シート3の伸縮部31の伸縮性が損なわれにくい。このように、ナプキン1の肌に当たりやすい隅部周縁部11における伸縮部31の伸縮性が損なわれないことで、姿勢の変化や動作によって、身体とくに大腿部やそけい部、下腹部とナプキン1がこすれを起こすのを抑制し、着用者の違和感を低減する効果がある。また、身体の動きによってナプキン1がよれやずれを起こすのを防ぎ、安定した吸収性能を発現することができる。さらに接合部16は、吸収体4からあふれた液がナプキン1の周縁部14にむかってにじみモレを起こすのを抑制する効果が期待できる。
また、上述したナプキン1は、該ナプキン1の前端側及び後端側の左右の隅部1a,1a,1b,1bのそれぞれに、裏面シート3の伸縮部31が位置していたが、前端側の左右の隅部1a,1a及び後端側の左右の隅部1b,1bの何れか一方のみに、裏面シート3の伸縮部31が位置していても良い。また、上述したナプキン1は、ウイング部6における裏面シート3にも非伸縮部33を有していたが、そのような非伸縮部33を有しないものであっても良く、ウイング部6に位置する裏面シート3の全域が伸縮部からなるものであっても良い。また、上述したナプキン1は、後部フラップ部8における裏面シート3にも非伸縮部34を有していたが、そのような非伸縮部34を有しないものであっても良い。
また、上述したナプキン1は、表面シート2が、中央シート21及び一対のサイドシート22からなる複合シートものであったが、それに代えて、裏面シート3と同形状の一枚のシートからなる表面シートを用いることもできる。
また、本発明の吸収性物品は、生理用ナプキン以外に、パンティライナー(おりものシート)、失禁パッド等であっても良い。
以下、本発明を、実施例を用いて更に具体的に説明するが、かかる実施例により本発明は何ら制限されるものではない。
〔実施例1〕まず、エラストマー樹脂として、タフマー4050S(三井化学製、エチレン−ブテン−1コポリマー、密度0.863g/cm3)をTダイを用いて坪量20g/m2となるように押し出し成型し、伸縮性フィルムを得た。次に、非伸縮性の樹脂として、ウルトゼックス2520F(直鎖状低密度ポリエチレン、三井化学製、密度0.920、MI=8)を、坪量20g/m2となるように押し出し成型し非伸縮性のフィルムを得た。
得られた2つのフィルムを、幅40mmの非伸縮性シート−幅25mmエラストマーシート−幅75mmの非伸縮性シート−幅25mmエラストマーシート−幅40mmの非伸縮性シートとなるように、互いの重なり合わせを3mmとなるようにしてヒートシールし、伸縮部と非伸縮部が幅方向交互に並んだ裏面シートを得た。
吸収体は次の方法に従い作成した。架橋処理パルプ(Weyerhauser製「High Bulk Additive HBA−S」)70重量部、及び針葉樹クラフトパルプ(「カリブ」)30重量部を水中に分散混合し、更に上記混合したパルプの乾燥重量100部に対し、紙力補強剤(ポリアミドエピクロルヒドリン樹脂、星光PMC(株)製、カイメンWS−570)を樹脂成分で1重量部を水中に分散混合し、所定の濃度とした後、この分散混合液を湿式抄紙機のフォーミングパートで乾燥坪量が25g/m2になるように繊維ウエブを形成した。次いで、該繊維ウエブをサクションボックスにより、乾燥繊維ウエブ100重量部に基づき水分率100重量部になるまで、繊維ウエブを脱水した。次いで、プレスパート直前で、脱水後の湿潤した繊維ウエブ上に、吸水性ポリマー(日本触媒製、CAW−151)を散布坪量50g/m2でほぼ均一に散布した。次いで、上記繊維ウエブの吸水性ポリマー散布面に、繊維集合体として、上記繊維ウエブと同様の配合組成を有する、予め抄紙しておいた吸収紙(坪量25g/m2)を重ね合わせ、かかる繊維ウエブと吸収紙との重ね合わせ体をドライヤーに導入し、130℃の温度にて乾燥、一体化することにより、内部に吸水性ポリマーが固定されている吸収性シートを得た。2枚の上記吸収性シート(長さ90mm、幅35mm)を重ね合わせた後、その上下に2枚の上記吸収性シート(長さ200mm、幅75mm)を配し、長手方向前後両端部を曲線状にカットして吸収体とした。
表面シートは次のようにして作成した。まず、繊維長51mmの短繊維( 芯: ポリエチレンテレフタレート、鞘:高密度ポリエチレンからなる複合繊維、2.1dtex) をカード機に供給し、カードウエブを作成した後エアスルー方式で熱処理を施し、坪量30g/m2の不織布を得た。得られた不織布に対して、一対の凹凸ロールを備えた延伸装置を用いて不織布を長手方向に延伸加工を施した。これにより長手方向に伸長する坪量26g/m2の不織布が得られた。
得られた吸収体の非肌当接面側に接着剤を塗布し、該接着剤を介して該吸収体の非肌当接面上に裏面シート中央非伸縮部を固定した。次いで、該吸収体の肌当接面の全面を上記表面シートで覆い、更に、該表面シートの肌当接面側に対して常法に従ってエンボス処理を施し、防漏溝を形成し、ナプキン前駆体を得た。こうして得られたナプキン前駆体の非肌当接面、裏面シートの外面の非伸縮部分(ナプキン1の中央部分およびウイング部)に粘着剤を塗布して粘着部を形成し、更に、表裏面シートそれぞれにおける吸収体の周縁部からの延出部分(裏面シートはエラストマー部分に相当)において、一片1.5mmのドット状のエンドシール(互いのドットの間隔は1mm、図4(a)参照)を施し、ナプキンを得た。
〔実施例2〕
実施例1の裏面シートを多列押し出し法によって作成し裏面シートを得た。すなわち、伸縮部の組成物用押出機としての単軸押出機aと、非伸縮部の押出機としての単軸押出機bを用い、それ自体公知の共押出Tダイ( ダイリップでの各樹脂流路幅が幅35mmの直鎖状低密度ポリエチレン樹脂部−幅15mmのエラストマー部−幅75mmの直鎖状低密度ポリエチレン樹脂部−幅25mmのエラストマー部−幅35mmの直鎖状低密度ポリエチレン樹脂部となるようにした。得られたフィルムの坪量は25g/m2であった。
吸収体は次のようにして作成した。解繊したパルプ(フラッフパルプ)フラッフパルプ200重両部と吸水性ポリマー50重両部を気流中で均一混合し、合計坪量250g/m2のパルプ/吸水性ポリマー混合積繊体を得た。得られた積繊体を長さ15mm、幅6mmに切断し、吸収体小体を得た。隣り合う吸収体小体の幅方向間隔を2mm、長手方向の間隔を5mmとし、千鳥状に配置した。これ以外は実施例1と同様にして、ナプキンを得た。
〔実施例3〕
実施例2のエラストマー樹脂をペンタマックスVM1100(エクソンモービル製、エチレン−プロピレンコポリマー、密度0.86g/cm3)に変えた以外は実施例2と同様にしてナプキンを得た。
〔実施例4〕
初めに坪量は13g/m2のSMMS不織布(スパンボンド−メルトブローン−メルトブローン−スパンボンド、三井化学製)を用意し、70mm幅に切断した。得られたSMMS不織布を20mm間隔に配し、実施例3に用いたエラストマー樹脂を坪量15g/m2となるようにラミネートし、部分的に伸縮可能な複合シートを得た。得られた複合シートを用いて実施例3と同様にナプキンを得た。
〔比較例1〕
実施例1の裏面シートに換えて、直鎖状低密度ポリエチレンの単独フィルムを用いた以外は実施例1と同様にしてナプキンを得た。
〔比較例2〕
実施例1の裏面シートに換えて、エラストマーの単独フィルムを用いた以外は実施例1と同様にしてナプキンを得た。
実施例1〜4のナプキンはいずれも、着用者の動きに対して追従するように柔軟性のある動きをしつつ、かつ、股下部から排泄物の漏れが極めて少ないものであった。特に、実施例2の場合には股下部での追従性も高く、下着のような動きをするので、違和感が一層低減されるとともに、着用者の動作時の液漏れが一層低減された。一方、比較例1の場合には柔軟性に欠けており、比較例2の場合には股下部において寄れが生じ易く、その場合には排泄物の漏れが生じ易くなると考えられる。
図1は、本発明の一実施形態としての生理用ナプキンを示す図で、(a)は、表面シート側から見た状態を示す図、(b)は、裏面シート側から見た状態を示す図である。 図2は、図1のII−II線拡大模式断面図である。 図3は、裏面シートの伸縮部と表面シートとの間欠的な接合の好ましい一例を示す図である。 図4は、裏面シートの伸縮部と表面シートとの間欠的な接合の好ましい他の例を示す図である。 図5は、本発明の他の実施形態の衣類対向面を示す図である。 図6は、分割型の吸収体の例を示す斜視図である。 図7は、図6VII−VII線断面図である。 図8は、本発明の他の実施形態を示す図(図2相当図)である。 図9は、0−30%伸長範囲に降伏点を有する、応力−ひずみ曲線の一例を示す図である。
符号の説明
1 生理用ナプキン(吸収性物品)
2 表面シート
21 中央シート
22 サイドシート
3 裏面シート
31 伸縮部
32 非伸縮部(吸収性物品の幅方向中央領域に存する非伸縮部)
33 非伸縮部(ウイング部に存する非伸縮部)
4,4A 吸収体
40 吸収部
5 本体部分
6 ウイング部
7 止着部
8 後方フラップ部
C 排泄部対向部
1a,1b 隅部

Claims (6)

  1. 肌対向面を形成する表面シート、衣類対向面を形成する裏面シート、及びこれら両シート間に配された吸収体を具備し、前記裏面シートに、衣類に固定するための止着部が設けられている吸収性物品であって、
    前記裏面シートは、伸縮部と非伸縮部とを有しており、
    吸収性物品の前端側の左右の隅部に前記伸縮部が位置し、該吸収性物品の幅方向の中央領域に前記非伸縮部が位置しており、
    前記中央領域の前記非伸縮部上に前記止着部が設けられている、吸収性物品。
  2. 吸収性物品の後端側の左右の隅部にも前記伸縮部が位置している請求項1記載の吸収性物品。
  3. 前記中央領域の前記非伸縮部は、吸収性物品の長手方向の略全長に亘っている、請求項1又は2記載の吸収性物品。
  4. 前記前端側及び/又は前記後端側の左右の隅部に位置する吸収性物品の隅部周縁部は、前記裏面シートの前記伸縮部と、該伸縮部の伸縮性を阻害しないように該伸縮部に積層された前記表面シートとからなる、請求項1〜3の何れかに記載の吸収性物品。
  5. 前記隅部周縁部を形成する前記伸縮部及び前記表面シートは、間欠的な接合によって接合されている請求項4に記載の吸収性物品。
  6. 前記隅部周縁部を形成する前記伸縮部及び前記表面シートは、吸収性物品の周縁端から所定の範囲が非接合状態で積層された非接合部とされており、該非接合部と前記吸収体の外周縁との間に、前記裏面シートと前記表面シートとが接合された接合部が形成されている請求項4に記載の吸収性物品。
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