JP2010100903A - 低降伏比かつ耐脆性亀裂発生特性に優れた厚肉高張力鋼板およびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】Cu−Ni−Nb−Ti系を基本成分系とし、必要に応じて、Mo,Cr,V,B,Ca,REM,Zr,Mgの一種または二種を含有し、残部Feおよび不可避的不純物からなり、板厚中央部のビッカース硬さHvmが板厚方向のビッカース硬さの平均Hvaに対し、Hvm≦1.05Hvaを満足し、ミクロ組織がベイナイトを主体とし、第2相として島状マルテンサイトがベイナイト中に面積率5〜15%で分散している鋼。上記組成を有する鋼を、特定温度に再加熱後、1000℃以下950℃以上の温度域での累積圧下率≧30%を含む熱間圧延を行い、圧延終了後、加速冷却し、特定温度に再加熱、空冷する。
【選択図】なし
Description
しかしながら、特許文献1記載の技術では多数回の熱処理を行う必要があり、生産性が低下し、製造コストが上昇する。
発明者等はベイナイトと島状マルテンサイトの2相組織鋼板を製造するにあたり、特に厚肉化に伴い母材CTOD特性が著しく低下する原因について鋭意研究を行った。
1.質量%で、
C:0.04〜0.08%
Si:0.05〜0.2%
Mn:1.5〜2.0%
P≦0.006%
S≦0.0006%
Al:0.01〜0.05%
Cu:0.1〜0.7%
Ni:0.1〜1.0%
Nb:0.01〜0.06%
Ti:0.005〜0.020%
N:0.001〜0.006%
を含有し、残部Feおよび不可避的不純物からなり、
板厚中央部のビッカース硬さHvmが板厚方向のビッカース硬さの平均Hvaに対し、
Hvm≦1.05Hva
を満足し、
ミクロ組織がベイナイトを主体とし、第2相として島状マルテンサイトがベイナイト中に面積率5〜15%で分散していることを特徴とする、
低降伏比かつ耐脆性亀裂発生特性に優れた厚肉高張力鋼板。
2.さらに、質量%で、
Mo:0.01〜1%
Cr:0.01〜1%
V:0.01〜0.1%
B:0.0005〜0.005%
の1種または2種以上を含有することを特徴とする、1記載の低降伏比かつ耐脆性亀裂発生特性に優れた厚肉高張力鋼板。
3.さらに、質量%で、
Ca:0.0005〜0.01%
REM:0.0005〜0.02%
Zr:0.0005〜0.03%
Mg:0.0005〜0.01%
の1種または2種以上を含有することを特徴とする、1または2記載の、低降伏比かつ耐脆性亀裂発生特性に優れた厚肉高張力鋼板。
4.1乃至3のいずれか一つに記載の組成を有し、連続鋳造法にて製造された鋼片を、
1000〜1100℃に再加熱後、熱間圧延を開始し、1000℃以下950℃以上の温度域で累積圧下率≧30%、950℃未満の温度域で累積圧下率≧70%となるよう圧延を行い、圧延終了後、直ちに、700℃以上から冷却速度20〜80℃/sで冷却を開始し、450〜650℃の温度域で冷却停止後、600〜700℃に再加熱し、空冷することを特徴とする、低降伏比かつ耐脆性亀裂発生特性に優れた厚肉高張力鋼板の製造方法。
Cは低温変態組織においては過飽和固溶することで強度上昇に寄与する。この効果を得るためには0.04%以上の添加が必要であるが、0.08%を超えて添加すると、板厚中央偏析部の島状マルテンサイトが増加し、母材CTOD特性の劣化を引き起こすため、上限を0.08%とする。
Siは0.05%以上の添加で変態強化によらず固溶強化するため、母材、HAZの強度上昇に有効である。しかし、0.2%を超えて添加すると母材およびHAZにおいて島状マルテンサイトが生成しやすくなる。特に、板厚中央偏析部のような、Mn,Pが濃化した領域でこの効果は顕著であり、偏析部の硬度上昇を通じて母材CTOD値の劣化を引き起こすため、上限を0.20%とする。
Mnは焼入性向上元素として作用する。さらに、多量に添加することで、フェライト相に固溶できるC量を低減する効果があり、鋼のオーステナイト域から加速冷却でベイナイト変態させる際、未変態オーステナイト領域へのC濃化を大きくするので、島状マルテンサイトの生成量を増加させることができる。
Pは鋼中に不可避不純物として存在する。特に中心偏析部での偏析が著しい元素であり、島状マルテンサイトの増加を引き起こし、母材CTOD特性を著しく劣化させるため、上限を0.006%とする。好ましくは、0.004%以下とする。
Sもまた鋼中に不可避不純物として存在する。特に介在物として存在し、鋼の清浄度を低下させ、母材CTOD特性に悪影響を及ぼすため、上限を0.0006%とする。好ましくは、0.0004%以下とする。
Alは脱酸元素として作用する。0.01%以上の添加で十分な脱酸効果が得られるが、0.05%超えて添加すると偏析部も含めて鋼の清浄度が低下し、靭性低下の原因となるため、上限を0.05%とする。
Cuは0.1%以上の添加によって焼入性向上元素として作用し、多量のMn添加の代替とすることができる。しかし、0.7%を超えて添加すると、過飽和に固溶したCuが加速冷却後の再加熱時に析出し、特に鋼の降伏強度が析出硬化によって上昇する結果、低YRとすることが困難となるため、上限を0.7%とする。
Niもまた、焼入性向上元素として作用するほか、添加しても靱性劣化を起こさないため、有用な元素である。この効果を得るために、0.1%以上の添加が必要であるが、高価な元素であるため、上限を1.0%とする。
Nbは炭化物を形成することで、特に2回以上の熱サイクルを受ける溶接熱影響部(HAZ)の焼戻し軟化を防止して、引張強度600MPaを超える高強度ラインパイプ用鋼板として必要なHAZ強度を得るために必要な元素である。
Tiは窒化物を形成し、鋼中の固溶N量低減に有効であるほか、析出したTiNがピンニング効果でオーステナイト粒の粗大化を抑制をすることで、母材、HAZの靱性向上に寄与する。
Nは通常鋼中の不可避不純物として存在するが、前述の通りTi添加を行うことで、オーステナイト粒の粗大化を抑制するTiNを形成する。必要とするピンニング効果を得るためには0.001%以上鋼中に存在することが必要であるが、0.006%を超える場合、溶接部、特に溶融線近傍の1450℃以上に加熱された領域でTiNが分解すると固溶Nの悪影響が著しいため、上限を0.006%とする。
Mo,Cr,V,Bは強度上昇の目的で1種または2種以上の添加を行うことができる。
Moは0.01%以上の添加によって焼入性向上元素として作用し、多量のMn添加の代替とすることができる。しかし、高価な元素であり、かつ1%を超えて添加しても強度上昇は飽和するため、添加する場合は、上限を1%とする。
Crもまた0.01%以上の添加によって焼入性向上元素として作用し、多量のMn添加の代替とすることができる。しかし、1%を超えて添加するとHAZ靱性が著しく劣化するため、添加する場合は、上限を1%とする。
VはNbとの複合添加により、多重溶接熱サイクル時に析出硬化し、HAZ軟化防止に寄与する。0.01%以上添加することで、軟化防止効果が発現するが、0.1%を超えて添加すると析出硬化が著しくHAZ靱性を劣化させるため、添加する場合は、上限を0.1%とする。
Bはオーステナイト粒界に偏析し、フェライト変態を抑制することで、特にHAZの強度低下防止に寄与する。この効果を得るために、0.0005%以上の添加を必要とするが、0.005%を超えて添加してもその効果は飽和するため、添加する場合は、上限を0.005%とする。
Ca,REM,Zr,Mgは鋼中の非金属介在物であるMnSの形態制御、あるいは酸化物あるいは窒化物を形成し、主に溶接熱影響部におけるオーステナイト粒の粗大化をピンニング効果で抑制するなど、溶接部を含む鋼の靱性向上の目的で添加することができる。
Caは鋼中の硫化物の形態制御に有効な元素であり、0.0005%以上添加することで靱性に有害なMnSの生成を抑制する。しかし、0.01%を超えて添加すると、CaO−CaSのクラスターを形成して、靱性を劣化させるようになるので、添加する場合は、上限を0.01%とする。
REMもまた鋼中の硫化物の形態制御に有効な元素であり、0.0005%以上添加することで靱性に有害なMnSの生成を抑制する。しかし、高価な元素であり、かつ0.02%を超えて添加しても効果が飽和するため、添加する場合は、上限を0.02%とする。
Zrは鋼中で炭窒化物を形成し、とくに溶接熱影響部においてオーステナイト粒の粗大化を抑制するピンニング効果をもたらす。十分なピンニング効果を得るためには、0.0005%以上の添加が必要であるが、0.03%を超えて添加すると、鋼中の清浄度が著しく低下し、靱性が低下するようになるので、添加する場合は、上限を0.03%とする。
Mgは製鋼過程で鋼中に微細な酸化物を生成し、特に、溶接熱影響部においてオーステナイト粒の粗大化を抑制するピンニング効果をもたらす。十分なピンニング効果を得るためには、0.0005%以上の添加が必要であるが、0.01%を超えて添加すると、鋼中の清浄度が低下し、靱性を低下させるようになるので、添加する場合は、上限を0.01%とする。
ミクロ組織はベイナイトを主体とし、第2相として、島状マルテンサイトがベイナイト中に面積率5〜15%となるように均一に分散した組織とする。尚、ミクロ組織中にセメンタイト、残留γを、強度、靭性を損なわない範囲で含むことを許容する。セメンタイト、残留γの量は、個々にあるいは両者を合わせても面積率10%未満であることが望ましい。
本発明の厚鋼板は、以下の製造方法により製造することができる。
ラインパイプ用鋼としての経済性,生産性の観点から厚鋼板用の鋼片の製造は連続鋳造法とする。
熱間圧延を行う際、鋼片をオーステナイト化するため1000℃以上に加熱する。一方1100℃を超えて加熱を行うと、結晶粒粗大化が著しく、母材シャルピーおよび母材CTOD特性に悪影響を及ぼすため、上限を1100℃とする。
板厚中央部におけるC,Mn,P,S等の偏析を軽減するため、本発明鋼は、製造条件において1000℃以下950℃以上での熱間圧延での累積圧下率≧30%と規定する。
オーステナイト未再結晶域である950℃未満で、累積で大圧下を行い、オーステナイト粒を伸展させ、その後の加速冷却で変態生成するベイナイトを微細化する。
引張強度600MPa以上の高強度を達成するため、ミクロ組織をベイナイト主体の組織にする必要がある。このため、熱間圧延後加速冷却を実施する。冷却開始温度が700℃未満となると、熱間圧延後、冷却開始までの空冷過程においてオーステナイト粒界から初析フェライトが生成し、母材強度が低下するため、加速冷却を開始する温度の下限温度を700℃とする。
加速冷却後ただちに再加熱することで、未変態オーステナイトにCを濃縮させその後の空冷過程で島状マルテンサイトを生成させることができる。再加熱開始までの時間が長い場合、その間の温度低下によって未変態オーステナイトが減少し、加熱後の空冷過程で生成する島状マルテンサイト量が少なくなるため、300秒以内で再加熱を行うことが望ましい。好ましくは100秒以内である。
Claims (4)
- 質量%で、
C:0.04〜0.08%
Si:0.05〜0.2%
Mn:1.5〜2.0%
P≦0.006%
S≦0.0006%
Al:0.01〜0.05%
Cu:0.1〜0.7%
Ni:0.1〜1.0%
Nb:0.01〜0.06%
Ti:0.005〜0.020%
N:0.001〜0.006%
を含有し、残部Feおよび不可避的不純物からなり、
板厚中央部のビッカース硬さHvmが板厚方向のビッカース硬さの平均Hvaに対し、
Hvm≦1.05Hva
を満足し、
ミクロ組織がベイナイトを主体とし、第2相として島状マルテンサイトがベイナイト中に面積率5〜15%で分散していることを特徴とする、
低降伏比かつ耐脆性亀裂発生特性に優れた厚肉高張力鋼板。 - さらに、質量%で、
Mo:0.01〜1%
Cr:0.01〜1%
V:0.01〜0.1%
B:0.0005〜0.005%
の1種または2種以上を含有することを特徴とする、請求項1記載の低降伏比かつ耐脆性亀裂発生特性に優れた厚肉高張力鋼板。 - さらに、質量%で、
Ca:0.0005〜0.01%
REM:0.0005〜0.02%
Zr:0.0005〜0.03%
Mg:0.0005〜0.01%
の1種または2種以上を含有することを特徴とする、請求項1または2記載の、低降伏比かつ耐脆性亀裂発生特性に優れた厚肉高張力鋼板。 - 請求項1乃至3のいずれか一つに記載の組成を有し、連続鋳造法にて製造された鋼片を、1000〜1100℃に再加熱後、熱間圧延を開始し、1000℃以下950℃以上の温度域で累積圧下率≧30%、950℃未満の温度域で累積圧下率≧70%となるよう圧延を行い、圧延終了後700℃以上から冷却速度20〜80℃/sで冷却を開始し、450〜650℃の温度域で冷却停止後、600〜700℃に再加熱し、空冷することを特徴とする、低降伏比かつ耐脆性亀裂発生特性に優れた厚肉高張力鋼板の製造方法。
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