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JP2010089925A - 画像形成装置 - Google Patents

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JP2010089925A
JP2010089925A JP2008262189A JP2008262189A JP2010089925A JP 2010089925 A JP2010089925 A JP 2010089925A JP 2008262189 A JP2008262189 A JP 2008262189A JP 2008262189 A JP2008262189 A JP 2008262189A JP 2010089925 A JP2010089925 A JP 2010089925A
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JP2008262189A
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Tsutomu Kato
勉 加藤
Kokichi Haga
浩吉 芳賀
Yohei Watanabe
陽平 渡邉
Takehide Mizutani
武英 水谷
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

【課題】転写位置に向け転写材を指向させる搬送ガイドにおける問題に鑑み、転写材後端の跳ね上げを防止して跳ね上げによる転写ブレやトナー散りなどの弊害を防止することができる構成を備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】表面にトナー像を担持可能な像担持体と、該像担持体上のトナー像を転写材に転写可能な転写装置と、該転写装置における転写位置に向けて転写材をガイドする転写材ガイド部材300とを備えている画像形成装置において、 上記転写材ガイド部材300は、転写材の移動方向と直角な方向である幅方向一端側と他端側とで転写材の離間タイミングを異ならせる構成として、幅方向に沿ってガイド先端部を傾斜させた構成を備えていることを特徴とする
【選択図】図3

Description

本発明は、画像形成装置に関し、さらに詳しくは、転写材の移動方向後端での跳ね上げを防止する構造に関する。
周知のように、複写機やプリンタあるいは印刷機などの画像形成装置においては、潜像担持体である感光体上に形成された静電潜像が現像装置から供給される現像剤によって可視像処理される。
可視像処理されたトナー像は転写材に転写された後、定着装置による加熱・加圧によってトナーが融解・浸透することで定着されて複写画像とされる。
感光体上に形成されたトナー像は、そのまま転写材に転写される場合あるいは中間転写体として用いられる中間転写ベルトに一旦転写された後、転写材に対して転写される場合とがある。後者の転写方式は、フルカラー画像形成時に用いられる方式であり、各色の画像が形成された作像部を中間転写ベルトが移動する過程で各色の画像が順次転写され、重畳画像が転写材に一括転写される。
ところで、転写材に対する画像の転写位置近傍には、転写画像とのレジストタイミングを設定された転写材を転写位置に向けて搬送する搬送装置が設けられている。搬送装置には、転写材を転写位置に向けガイドするガイド部材が設けられており、レジストタイミングを設定されて転写材が転写位置に向けて導入される。
近年、装置の小型化が推進されてきており、このため、レジストローラから転写位置に向けた搬送路の形態も直線状ではなく湾曲させて縦方向での占有スペースを少なくする場合がある。このため、搬送される転写材は、搬送装置のガイド部を通過する際に、ガイド部によって進行方向を変化させられることがある。転写材の進行方向が転写位置の前方で変化すると、転写材の搬送方向後端が跳ね上がることがある。つまり、転写材は、ガイド部材を抜ける際に搬送方向後端がそれまでガイド部材によって方向付けられていた湾曲状態から解放されて転写材の剛性による形状復元力によって元の形態に戻ろうとして跳ね上がることがある。特に曲げ剛性の高いとされるハガキなどの厚紙を用いた場合には後端跳ね上げ現象が顕著となる。
転写材の搬送方向後端が跳ね上がると、その際に生じる衝撃力によって画像同士の転写位置がずれて色ずれやトナー散りなどの異常画像が発生する。
従来、転写材の後端跳ね上げを防止するための構成として、転写材のガイド部材、いわゆる、搬送ガイド部材によって設定される転写材の転写位置への進入角度を転写材の曲げ剛性により異ならせるようにした構成(例えば、特許文献1)、あるいは、搬送ガイド部材の搬送方向下流側での張り出し量を転写材の搬送方向と直交する方向に相当する幅方向で中央部と両端部とで異ならせた構成(例えば、特許文献2)、さらには、搬送ガイドを転写材の前記幅方向複数に分割して厚さが同じであっても幅の異なる転写材の進入角度を異ならせるようにした構成(例えば特許文献3)がある。
特開平05−346738号公報 特開2005−314064 特開2008−39840
しかし、画像形成装置の高性能化、即ち、カラー化、オフィス文書以外の様々な文書を作成する利用分野の多様化が進んだ結果、使用される転写材の種類が多様化し、従来よりも剛性の高い転写材にトナー像を転写する場合、従来の技術では転写材後端の跳ね上がる力を完全に緩和することができないのが現状である。
また、カラー化によりタンデム中間転写方式の画像形成装置が増えているが、中間転写ベルトを搭載した画像形成装置では、例えば、図10に示すように、中間転写ベルトBTと、転写材の厚さによって撓み変形させることで進入角度を変化させることができるマイラーMなどのガイド部材とが近接して配置される場合がある。この構成においては、マイラーMなどの可撓性部材が撓むのに必要なスペースQを十分に確保することが難しく、転写材の後端で跳ね上げ力を完全に吸収して跳ね上げを完全に緩和することが難しくなる。
本発明の目的は、上記従来の画像形成装置における問題、特に、転写位置に向け転写材を指向させる搬送ガイドにおける問題に鑑み、転写材後端の跳ね上げを防止して跳ね上げによる転写ブレやトナー散りなどの弊害を防止することができる構成を備えた画像形成装置を提供することにある。
この目的を達成するため、本発明は次の構成よりなる。
(1)表面にトナー像を担持可能な像担持体と、該像担持体上のトナー像を転写材に転写可能な転写装置と、該転写装置における転写位置に向けて転写材をガイドする転写材ガイド部材とを備えている画像形成装置において、
上記転写材ガイド部材は、上記転写材の移動方向前方側に位置して該転写材での像転写面側を案内する主ガイド部と、上記移動方向における上記主ガイド部の後方に位置する副ガイド部とを備え、
該副ガイド部は、上記主ガイド部材によって片持ち梁状に設けられ、転写材の移動方向と直角な方向に相当する幅方向において一端側と他端側とで該転写材の移動方向後端の離間タイミングを異ならせる構成を備え、
上記離間タイミングを異ならせる構成として、副ガイド部における上記転写材の移動方向前方側に位置する先端を該転写材の幅方向に沿って傾斜させた構成が用いられることを特徴とする画像形成装置。
(2)上記副ガイド部は、上記転写材の幅方向に沿って転写材の幅サイズに合わせて複数に分割されていることを特徴とする(1)に記載の画像形成装置。
(3)上記転写材ガイド部材における副ガイド部は、複数に分割された同一部品を上記幅方向に並置して構成されていることを特徴とする(1)に記載の画像形成装置。
(4)上記転写材ガイド部材における主ガイド部は、上記転写材の移動方向と直角な方向に沿って該移動方向先端面が傾斜していることを特徴とする(1)に記載の画像形成装置。
(5)上記像担持体が、ベルトを用いた像担持体であることを特徴とする(1)に記載の画像形成装置。
(6)上記像担持体として中間転写体が用いられることを特徴とする(1)に記載の画像形成装置。
本発明によれば、転写材の移動方向と直角な方向に相当する幅方向において一端側と他端側とで該転写材の移動方向後端の離間タイミングを異ならせることができるので、転写材後端が幅方向全域で同時に離間する場合と違って、幅方向で徐々に離間させることにより、形状復元の際の反発力を緩和させやすくできる。これにより、転写材の後端跳ね上げを幅サイズに関係なく効率よく抑制して、跳ね上げが原因する転写ブレやトナー散りなどの弊害を防止することができる。
以下、図面により本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は、本発明による画像形成装置の構成を示す模式図である。
同図に示す画像形成装置100は、トナー像を担持可能な像担持体として無端状ベルトが用いられる中間転写ベルトの展張面に沿って複数の画像形成ステーションが並置されたタンデム方式の画像形成装置である。
画像形成装置100は、画像形成部Aの下方に、記録材として用いられる転写材を収容している給紙バンクBを備えている。
画像形成部Aには、複数のローラ2A〜2Fに掛け回された中間転写ベルト1が設けられており、中間転写ベルト1は、符号2Aで示す駆動ローラにより図示矢印方向に移動するようになっている。
図1に示す中間転写ベルト1は、展張面の一部がローラ2Fによって内周面側に向け迂回されており、迂回されたことで生じたスペースに後述する定着装置10が配置されて高さ方向の丈を小さくできるようになっている。
中間転写ベルト1における展張面の一つには、色毎の画像形成が可能な画像形成ステーションが並置されている。
各画像形成ステーションはともに同じ構成を備えており、今、代表して黒色対象とする画像形成ステーション(図1において符号Kで示す箇所)を説明すると次の通りである。なお、各画像形成ステーションには、色の意味を示すY,M,C,Kを後述する感光体ドラム内に表示し、各装置には添え字を付加しておく。
画像形成ステーションには、回転可能な感光体ドラム3が設けられており、感光体ドラム3の周囲には、画像形成処理を行う装置のうちで、帯電装置4,現像装置5およびクリーニング装置6が纏めてプロセスカートリッジ内に収容されている。
各画像形成ステーションの上部には、書き込み装置7が配置されており、内蔵されているレーザ光源から光学系を介して画像情報に応じた書き込み光が感光体ドラム3に向け出射されるようになっている。
各画像形成ステーションにおける中間転写ベルト1を挟んで感光体ドラム3と対向する位置には、1次転写装置を構成する1次転写ローラ8がそれぞれ配置されている。
一方、中間転写ベルト1には、その移動方向において各画像形成ステーションを通過した位置に配置されている転写背圧ローラ2Bと対向して2次転写部材に相当する2次転写ローラ9が配置されている。
2次転写ローラ9は、中間転写ベルト1に重畳転写された画像を給紙バンクBから繰り出される転写材に対して一括転写する機能を有する。
2次転写ローラ9から転写材が搬送される位置には、後述する搬送装置200によって搬送された転写材のトナー像を定着するための定着装置10が配置されている。
定着装置10は、加熱ローラ10Aおよび定着ローラ10Bに掛け回された定着ベルト10Cおよび定着ローラ10Bに対向する加圧ローラ10Dを備えて構成されたベルト定着方式を用いる構成であり、ベルトの熱容量が小さいことを利用して所定の定着温度までの立ち上がり時間を短くした構成とされている。
定着装置10では、定着ローラ10Bと加圧ローラ10Dとで転写材を挟持搬送する過程で転写材に対して加熱・加圧を行い転写材に担持されているトナー像を融解、浸透させて定着するようになっている。
定着後の転写材は搬送装置によって装置外部に配置されている排出トレイ100Aあるいは詳細を説明しないが両面複写の際の反転搬送装置RPに向け搬送されるようになっている。
2次転写後の中間転写ベルト1は、迂回部近傍に設けられているベルトクリーニング装置11によって残留トナーや紙粉などの異物を清掃される。
ベルトクリーニング装置11は、図1に示す構成の場合、中間転写ベルト1に当接するクリーニングブレード11Aおよびローラやブラシローラ11Bなどが用いられるクリーニング部材を備えている。クリーニング部材に対しては、中間転写ベルト1の内周面側に配置されたバックアップローラ12が対向して設けられて各クリーニング部材による異物の掻き取り効果を高めるようになっている。
一方、給紙バンクBには、複数の給紙カセットB1、B2が備えられており、各給紙カセットB1,B2における転写材繰り出し側には、繰り出しローラB3および給送ローラB4がそれぞれ配置されている。
給紙カセットB1,B2から繰り出された転写材の搬送路中には、2次転写ローラ9が位置する2次転写部の手前にレジストローラ13が配置されており、画像位置とのレジストタイミングを設定されて転写材を繰り出せるようになっている。なお、図1において符号Cは、手差し給紙部を示しており、手差し給紙部Cからの搬送路はレジストローラ13の手前側で給紙バンクからの搬送路と合流するようになっている。
以上のような構成の画像形成装置100では、画像形成ステーションにおいて感光体ドラム3が帯電装置4により一様帯電されると書き込み装置7からの書き込み光による静電潜像が形成され、静電潜像が現像装置5から供給されるトナーにより可視像処理されてトナー像が形成される。
感光体ドラム3に担持されたトナー像は、中間転写ベルト1に対して1次転写ローラ8による転写バイアスを用いて転写され、各画像形成ステーションにおいて重畳転写されたトナー像が2次転写ローラ9により給紙バンクBから繰り出された転写材に対して一括転写される。
2次転写を終えた転写材は、後述する搬送装置200により定着装置10に向け搬送され、定着装置10によってトナー像が定着され、排出トレイ100Aあるいは反転搬送装置RPに向け搬送される。
1次転写を終えた感光体ドラム3および中間転写ベルト1は、画像形成ステーションに設けられているクリーニング装置6およびベルトの迂回部分に設けられているクリーニング装置10によってそれぞれクリーニングされて次回の画像形成に備えられる。
以上のような構成の画像形成装置を対象として本発明の特徴部について説明すると次の通りである。
本実施形態において、レジストローラ13から2次転写部に転写材が繰り出される位置には、転写材ガイド部材300が配置されている。
転写材ガイド部材300は、図2に示すように、転写材での像転写側の面に対向する位置で、移動方向(図2において矢印Fで示す方向)に沿って複数に分割された主ガイド部300Aおよび副ガイド部300Bと、転写材での像転写側の面と反対側の裏面に対向する位置で転写材を2次転写部に向け指向させる下ガイド部300Cと主ガイド部300Aを支持しながら自らも転写材の像転写面側に対向している支持ガイド301とを備えている。支持ガイド301は、剛性が比較的高く、厚い転写材が衝突した際にも変形しにくくされている。
転写材ガイド部材300における主ガイド部300Aは、転写材の移動方向前方側に位置して転写材の像転写面側に対向しており、副ガイド部300Bは、転写材の移動方向後方側に位置して転写材の像転写面側に対向して転写材の移動方向後端が転写ガイド部材300を通過する際に接触するようになっている。
主ガイド部300Aと副ガイド部300Bとは撓み易さが異ならせてある。
つまり、主ガイド部300Aおよび副ガイド部300Bは、いずれもポリエチレンテレフタレート(PET)が用いられており、それら各部における撓み剛性として、主ガイド部300Aよりも副ガイド部300Bの方が撓み易くされている。撓み易さを設定する構成としては、材料の厚さあるいは、梁状とした場合の支持スパンの長さなどが用いられる。
転写材ガイド部材300における副ガイド部300Bは、主ガイド部300Aに対して片持ち梁状に支持されて先端が2次転写部近傍に延出されており、先端は、転写材の幅方向に沿って転写材後端の離間タイミングを異ならせる構成とされている。
つまり、離間タイミングを異ならせる構成としては、図3に示すように、転写材の移動方向前方側に位置する先端が転写材の移動方向と直角な方向に相当する転写材の幅方向に沿って勾配量hが得られるように傾斜させてあり、この傾斜した先端から転写材後端が離れるタイミングを転写材の幅方向一端側と他端側とで異ならせている。
この場合の勾配量hは、転写材の幅方向一端側から他端側にかけて転写材が順次連続して副ガイド部300Bの先端から離間できる高さに相当している。これにより、転写材の後端が幅方向全域で同時に離間しないようにできる。
本実施形態は以上のような構成であるから、給紙バンクBから繰り出されてレジストローラ13によりレジストタイミングを設定されたうえで搬送移動してくる転写材は、搬送ガイド部材300に達する。
搬送ガイド部材300を移動する転写材は、転写材ガイド部材300の主ガイド部300Aと接触した後、副ガイド部300Bに接触しながら移動し、2次転写部に導入される。
副ガイド部300Bは、主ガイド部300Aよりも撓みやすい部材であり、しかも、転写材の幅方向での離間タイミングを幅方向一端側と他端側とで異ならせるようになっている。このため、図4に示すように、転写材後端が湾曲した状態(図4において符号Pで示す状態)から元の形状(図4中、符号P’で示す状態)に戻ろうとした場合には、幅方向全域が同時に離間するのでなく、幅方向に沿って後端が徐々に離間する。これにより、転写材後端は、幅方向全域が同時に離間する場合のように、ガイド部から離れた瞬間に強い反発力が発生するようなことがなく、幅方向一端側から他端側にかけて徐々に跳ね上げを抑制されて反発力が緩和されることになる。特に、離間タイミングを異ならせる構成として、副ガイド部材300Bの端縁を傾斜面としているだけの簡単な構成で転写材の反発力の緩和が可能となる。
本実施形態では、副ガイド部300Bの撓み易さとして、最も跳ね上げが顕著な厚紙、例えば、ハガキなどを対象として撓み剛性が設定されている。これにより、ハガキより薄くて跳ね上げ力として作用する形状復元力が弱い転写材の場合には跳ね上げ抑制が顕著となる。
なお、上記の構成においては、副ガイド部300Bと主ガイド部300Aとを別部材として設け、主ガイド部300Aよりも副ガイド部300Bの方を撓み易くしたが、この構成に代えて、主ガイド部300Aの先端に副ガイド部に相当する特性を有した部分を形成する構成、あるいは、副ガイド部300Bを複数重ね合わせて先端同士をずらした構成とすることも可能である。
次に本発明の別実施形態について説明する。
本実施形態は、副ガイド部300Bを転写材の幅方向に沿って転写材のサイズに合うように分割したことを特徴としている。
本実施形態の具体的な構成を説明する前に、上記特徴とした理由について説明する。
図2および図3に示した実施形態においては、撓み易さを異ならせたガイド部を設け、転写材の幅方向での転写材後端の離間タイミングを異ならせることにより、厚紙などの剛性が高い転写材であっても、後端の跳ね上げを抑制して跳ね上げによる異常画像の発生を防止できる。
しかし、副ガイド部300Bは、画像形成装置における転写材の最大通紙幅に合わせて設定されている場合が多い。このため、転写材の幅が狭い場合、つまり、最大通紙幅以下である場合には十分な効果が得られないことがある。これは、幅方向での離間タイミングの設定が十分異なった状態とはならず、図9に示すように、副ガイド部(便宜上、符号300B0’で示す)が転写材の幅方向で一様な延出長さとなっている場合に近似して、転写材の後端が幅方向でほとんど同時に離れる状態となるためである。
そこで、本実施形態では、転写材の幅に合わせて副ガイド部300Bを構成することにより、上述した問題を解決して図2,3に示した構成を用いた場合よりもさらに効果的に後端の跳ね上げをなくして異常画像の発生を防止するようにしている。以下に構成を説明する。
図5は、副ガイド部を転写材の幅方向で複数領域を占める状態に分割した構成を示している。
同図に示す副ガイド部400は、最大通紙幅に近い幅広の転写材を対象とした幅広用の副ガイド部400Aと、ハガキなどの狭幅の転写材を対象とした狭幅用の副ガイド部400Bとで構成されている。これら各幅ガイド部400A、400Bの先端は、図3に示した場合と同様に、転写材の幅方向に沿って傾斜する辺部を形成されている。
このような構成においては、幅広の転写材を対象とした場合には幅広用の副ガイド部400Aに跨って転写材が移動し、転写材後端が図3に示した場合と同様に離間タイミングを異ならせるようになっている。また、狭幅の転写材を対象とした場合には、その幅に対応した副ガイド部400Bを転写材が移動できるので、幅方向での離間タイミングを異ならせる場合においても、副ガイド部400Bの幅の領域内で異ならせることができる。
従って、幅広および狭幅のいずれの転写材を対象とした場合でも、副ガイド部400A、400Bの撓み易さの違いと離間タイミングを異ならせることで転写材後端の跳ね上げを抑制できることになる。
また、図5に示した構成では、転写材の幅方向両端に位置する、幅広用の副ガイド部400Aは、同一部材が用いられており、その先端位置を図3に示した場合と同様な傾斜片となるように、図5において符号300Cで示す下ガイド部材の端縁に対向する片部の設置位置をずらして設けられている。これにより、幅広用の副ガイド部400A同士を異なった部品とすることなく共通部品を用いることができるので、部品管理などのコストを低減することができる。
図6には、転写材の離間タイミングを異ならせるために用いられる副ガイド部のうちで、少なくとも最も離間タイミングが遅くなる位置近傍に配置されている副ガイド部を分割した構成が示されている。
つまり、図6に示すように、転写材の幅方向中央を基準として、離間タイミングが早い側に相当する一方側には、転写材の幅方向中央を基準として、ハガキなどの狭福の転写材および幅広の転写材の両方の幅方向一端側領域を含む副ガイド部(便宜上、符号500で示す)が設けられ、転写材の幅方向中央を基準として、離間タイミングが遅くなる側に相当する他方側には、ハガキなどの狭幅の転写材を対象とした狭幅用副ガイド部(便宜上、符号400B’で示す)と、幅広の転写材を対象とした幅広用副ガイド部(便宜上、符号400A’で示す)が用いられている。
幅広用副ガイド部400A’は、隣り合うものと同一部材が用いられて幅広の転写材をガイドできるようになっている。この場合においても、拡幅用副ガイド部400A’および狭福用副ガイド部400B’の先端は転写材の幅方向に沿って傾斜する片部が形成されている。
図7は、転写材の幅方向全域に亘って副ガイド部を転写材の幅に対応する位置にそれぞれ分割して設けた構成を示している。同図に示す副ガイド部のうちで、狭福用副ガイド部(便宜上、符号400B1’で示す)は、幅広用副ガイド部400A’における先端の傾斜角度よりも大きい傾斜角を持つ傾斜片とされている。
これにより、狭幅の転写材に当接する狭幅用副ガイド部400B1’の数が少なくても、狭幅用副ガイド部400B1’を通過する転写材の離間タイミングを顕著に異ならせることができる。また、幅広の転写材を対象とする副ガイド部が設けられていても、狭幅の転写材を対象とする副ガイド部において、狭幅の転写材を対象として跳ね上げを吸収できる撓みを独立して起こさせることができる。
ところで、分割された副ガイド部は、主ガイド部から張り出す先端が傾斜している関係で主ガイド部の先端からの距離が異なっている。主ガイド部に対して片持ち梁状に支持されている場合には、その梁のスパン長さが撓み易さに影響する。
そこで、本実施形態では、分割された副ガイド部を用いる場合、図6および図7に示すように、主ガイド部300Aの先端300A1も、転写材の幅方向に傾斜させる。
この場合の傾斜角度は、副ガイド部の先端で設定されている傾斜角度に対応させてある。
これにより、副ガイド部は各分割位置で主ガイド部からの張り出し量が同じとなり、副ガイド部を同一部材で構成する場合にも主ガイド部に対する副ガイド部の撓み易さを確保することができる。
なお、副ガイド部は、複数のものを重ねて設けてもよく、図8は、この場合を示している。つまり図8において、主ガイド部400A’の厚さ方向表裏各面に副ガイド部400B’,400Cを設ける。
この場合にも各副ガイド部400B’,400Cの先端は傾斜片とされている。
本実施形態では、幅広の転写材だけではなく、狭福の転写材を対象とした場合でも、狭副転写材専用の副ガイド部が用いられるので、狭副転写材の後端跳ね上げを、撓み変形および離間タイミングの設定によって抑制することができる。
なお、図示しないが、ガイド支持部材301(図2参照)に対して副ガイド部のみが設けられている場合には、副ガイド部の先端が傾斜しているのに対応させてガイド支持部材301の先端を傾斜させることで、図6,図7に示した場合と同様な効果を得ることができる。また、副ガイド部の撓み変形が大きくなるような場合には、その撓み変形により副ガイド部が主ガイド部から剥離することも考えられるので、この場合には、副ガイド部の撓み変形方向に主ガイド部およびガイド支持部材を設けるようにしてもよい。
本発明の実施形態による画像形成装置の構成を説明するための模式図である。 図1に示した画像形成装置に用いられる転写材搬送部の構成を説明するための模式図である。 図2に示した転写材搬送部の要部を示す平面図である。 図2に示した転写材搬送部の作用を説明するための図2相当の模式図である。 図2に示した転写材搬送部に用いられる副ガイド部に関する別実施形態を説明するための図3相当の平面図である。 図5に示した別実施形態における要部変形例を示す図3相当の平面図である。 図5に示した別実施形態における要部のさらに別の変形例を示す図3相当の平面図である。 図6および図7に示した構成の側面図である。 転写材の後端跳ね上げを防止する構成に関する従来例を説明するための図3相当の平面図である。 転写材搬送部における転写材の後端跳ね上げを防ぐための従来構造を示す模式図である。
符号の説明
1 中間転写ベルト
9 2次転写ローラ
300 転写材搬送ガイド部材
300A 主ガイド部
300A1 主ガイド部の先端
300B,400,400B’ 副ガイド部
300C 下ガイド部
301 ガイド支持部材

Claims (6)

  1. 表面にトナー像を担持可能な像担持体と、該像担持体上のトナー像を転写材に転写可能な転写装置と、該転写装置における転写位置に向けて転写材をガイドする転写材ガイド部材とを備えている画像形成装置において、
    上記転写材ガイド部材は、上記転写材の移動方向前方側に位置して該転写材での像転写面側を案内する主ガイド部と、上記移動方向における上記主ガイド部の後方に位置する副ガイド部とを備え、
    該副ガイド部は、上記主ガイド部材によって片持ち梁状に設けられ、転写材の移動方向と直角な方向に相当する幅方向において一端側と他端側とで該転写材の移動方向後端の離間タイミングを異ならせる構成を備え、
    上記離間タイミングを異ならせる構成として、副ガイド部における上記転写材の移動方向前方側に位置する先端を該転写材の幅方向に沿って傾斜させた構成が用いられることを特徴とする画像形成装置。
  2. 上記副ガイド部は、上記転写材の幅方向に沿って転写材の幅サイズに合わせて複数に分割されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 上記転写材ガイド部材における副ガイド部は、複数に分割された同一部品を上記幅方向に並置して構成されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 上記転写材ガイド部材における主ガイド部は、上記転写材の移動方向と直角な方向に沿って該移動方向先端面が傾斜していることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 上記像担持体が、ベルトを用いた像担持体であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 上記像担持体として中間転写体が用いられることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
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