JP2009198070A - 加熱調理器 - Google Patents
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Abstract
【課題】構造が複雑になることなく、蒸気供給を精密に制御することができる加熱調理器を提供する。
【解決手段】食品を配置する加熱室と、この加熱室に蒸気を供給し、複数の出力が異なるスチーム用ヒータ38,39を有するスチーム発生装置30と、この複数のスチーム用ヒータ38,39を、並列接続または直接接続に切り替える切り替え手段27〜29、53とを有することを特徴とする加熱調理器。
【選択図】図1
【解決手段】食品を配置する加熱室と、この加熱室に蒸気を供給し、複数の出力が異なるスチーム用ヒータ38,39を有するスチーム発生装置30と、この複数のスチーム用ヒータ38,39を、並列接続または直接接続に切り替える切り替え手段27〜29、53とを有することを特徴とする加熱調理器。
【選択図】図1
Description
本発明は、加熱室内に蒸気を供給する蒸気供給手段を備えた加熱調理器に関する。
従来より、加熱室に蒸気を供給する蒸気供給手段を備え、当該加熱室内の食品を蒸気に晒して調理するように構成された加熱調理器が供されている。
このものによれば、加熱手段として出力が異なる二つの上下ヒータにより蒸気生成室内で蒸気を生成する構成をしていた。この場合、上ヒータと、下ヒータ、また並列接続されることにより上下ヒータの3種類の出力を可変することにより、ヒータの制御を行っていた(特許文献1参照)。
特許2006−341165号公報
このものによれば、加熱手段として出力が異なる二つの上下ヒータにより蒸気生成室内で蒸気を生成する構成をしていた。この場合、上ヒータと、下ヒータ、また並列接続されることにより上下ヒータの3種類の出力を可変することにより、ヒータの制御を行っていた(特許文献1参照)。
しかしながら、近年蒸気を供給して加熱する加熱調理においては、蒸気が供給された加熱室内の温度を一定に維持して調理するメニューなどが増加してきており、加熱室内の温度を精密に制御する必要を有している。
このような調理において、特許文献1に記載の加熱調理器によれば、3種類の出力を可変して加熱制御するだけでは、加熱室内に加熱ムラなどの不具合が生じる恐れを有していた。
そこで精密に制御するためには、ヒータを追加して3つのヒータを組み合わせることで、より精密な制御が可能となるが、コストが高くなく、構造が複雑になるという問題があった。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、構造が複雑になることなく、蒸気供給の制御をすることにより、加熱室内の温度を精密に制御することができる加熱調理器を提供することにある。
このような調理において、特許文献1に記載の加熱調理器によれば、3種類の出力を可変して加熱制御するだけでは、加熱室内に加熱ムラなどの不具合が生じる恐れを有していた。
そこで精密に制御するためには、ヒータを追加して3つのヒータを組み合わせることで、より精密な制御が可能となるが、コストが高くなく、構造が複雑になるという問題があった。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、構造が複雑になることなく、蒸気供給の制御をすることにより、加熱室内の温度を精密に制御することができる加熱調理器を提供することにある。
本発明の加熱調理器は、食品を配置する加熱室と、この加熱室に蒸気を供給し、複数の出力が異なる加熱手段を有する蒸気供給手段と、この複数の加熱手段を、並列接続または直接接続に切り替える切り替え手段と、を有することを特徴とする。
本発明の加熱調理器によれば、複数の出力が異なる加熱手段を並列接続または直接接続に切り替えることができるようにしたので、多くの出力に可変することができ、以って蒸気の精密な制御をすることができる。そのため、加熱室内の温度を精密に制御することができ、適切な加熱調理をすることができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態について図1ないし図10を参照して説明する。図2に示すように、電子レンジ1(加熱調理器に相当)の外郭を構成する外箱2は矩形状に形成されており、この外箱2の底部下面には脚部3が設けられている。電子レンジ1の前面に設けられた扉4は、当該電子レンジ1の前面下部においてヒンジ部(図示せず)により上下方向に回動可能に枢止されており、外箱2内に設けられた加熱室5を開閉する。この扉4の前面上部には手掛け部6が設けられており、扉4の前面下部には操作部7が設けられている。この操作部7の具体的な構成については後述する。
以下、本発明の第1の実施形態について図1ないし図10を参照して説明する。図2に示すように、電子レンジ1(加熱調理器に相当)の外郭を構成する外箱2は矩形状に形成されており、この外箱2の底部下面には脚部3が設けられている。電子レンジ1の前面に設けられた扉4は、当該電子レンジ1の前面下部においてヒンジ部(図示せず)により上下方向に回動可能に枢止されており、外箱2内に設けられた加熱室5を開閉する。この扉4の前面上部には手掛け部6が設けられており、扉4の前面下部には操作部7が設けられている。この操作部7の具体的な構成については後述する。
図3は、扉4を開放した状態の電子レンジ1の正面図である。加熱室5は前面が開口した矩形状をなしており、当該加熱室5の左側壁5aおよび右側壁5bの内面には、突起状の皿載置部8が上下2段に対向するように形成されている。これら対向する皿載置部8上には食品配置用皿である角皿9(図4および図5参照)が載置される。この角皿9は、皿載置部8上を前面側にスライド移動させることにより加熱室5から取出し可能である。
図4は、電子レンジ1の内部構成を概略的に示す縦断側面図である。加熱室5の後方には、機械室10が設けられており、この機械室10の中央部には熱風循環装置11(室内加熱手段に相当)が設けられている。この熱風循環装置11の具体的な構成については後述する。機械室10の上部には、加熱室5内の温度を測定する温度センサ12(温度検知手段に相当)が設けられており、機械室10の下部には、マイクロ波を発生するマグネトロン13と、このマグネトロン13の駆動装置14が設けられている。このマグネトロン13は、加熱室5の下面中央に延びる導波管15を通して、マイクロ波を当該加熱室5内に供給可能としている。
加熱室5の上方には、上ヒータ16が設けられている。この上ヒータ16は、加熱室5の上面に沿うように配設されており、定格出力は700Wである。また、加熱室5の下方には、定格出力700Wの下ヒータ(図示せず)が設けられている。
次に、熱風循環装置11の具体的な構成について説明する。熱風循環装置11は、熱風用ファン17と熱風用ヒータ18とを備えて構成されている。
熱風用ファン17は、ケーシング19に覆われており、このケーシング19の後側にはファンモータ20が取り付けられている。このファンモータ20の回転軸は、ケーシング19内に挿入されており、これに熱風用ファン17の中心ボス部が取り付けられている。これにより、ファンモータ20が熱風用ファン17を回転駆動するように構成されている。なお、本実施形態においては、熱風用ファン17としては遠心ファンが用いられている。
熱風用ファン17は、ケーシング19に覆われており、このケーシング19の後側にはファンモータ20が取り付けられている。このファンモータ20の回転軸は、ケーシング19内に挿入されており、これに熱風用ファン17の中心ボス部が取り付けられている。これにより、ファンモータ20が熱風用ファン17を回転駆動するように構成されている。なお、本実施形態においては、熱風用ファン17としては遠心ファンが用いられている。
熱風用ヒータ18は、ケーシング19に覆われており、第1の熱風用ヒータ21と第2の熱風用ヒータ22の2つのシーズヒータから構成されている。第1の熱風用ヒータ21と第2の熱風用ヒータ22は、何れも熱風用ファン17の周囲を囲うように配設されている。これら第1の熱風用ヒータ21と第2の熱風用ヒータ22は、それぞれ定格出力が異なっており、第1の熱風用ヒータ21の定格出力は700Wであり、第2の熱風用ヒータ22の定格出力は300Wである。
加熱室5の後壁5cには、多数の小孔からなる吸入口23が形成されている。この吸入口23は、熱風用ファン17の中央部に対向しており、ファンモータ20により熱風用ファン17が回転すると、加熱室5内の空気が当該吸入口23から吸い込まれる(図4中矢印A参照)。また、加熱室5の後壁5cには、多数の小孔からなる吹出口24が形成されている。この吹出口24は、吸入口23の周囲に配置されており、ファンモータ20により熱風用ファン17が回転すると、吸入口23から吸入された空気が熱風用ヒータ18を介して当該吹出口24から加熱室5内に吹き出される(図4中矢印B参照)。なお、上記した角皿9は、吸入口23を上下から挟むように載置される。
図5に示すように、加熱室5の左側壁5aの外側には、スチーム発生装置30(蒸気供給手段に相当)が設けられている。このスチーム発生装置30は、水タンク31およびスチーム発生容器32を備えて構成されている。
水タンク31は、加熱室5の下側の空間に配設されており、パイプ33を介してスチーム発生容器32に接続されている。この水タンク31は、約400mlの水を収容可能な大きさを有しており、外箱2に対して着脱可能に構成されている。パイプ33の途中には給水ポンプ34が設けられており、この給水ポンプ34が駆動すると、水タンク31内の水がスチーム発生容器32に供給されるようになっている。
水タンク31は、加熱室5の下側の空間に配設されており、パイプ33を介してスチーム発生容器32に接続されている。この水タンク31は、約400mlの水を収容可能な大きさを有しており、外箱2に対して着脱可能に構成されている。パイプ33の途中には給水ポンプ34が設けられており、この給水ポンプ34が駆動すると、水タンク31内の水がスチーム発生容器32に供給されるようになっている。
図6に示すように、スチーム発生容器32は、加熱室5側(図6では右側)が開口する凹状の容器本体35と、その開口を覆う容器カバー36とから構成されており、容器本体35と容器カバー36との間には、容量が約12mlのスチーム発生室32aが形成される。これら容器本体35と容器カバー36は、例えば金属ダイカスト(例えばアルミダイカスト)から構成されている。
容器本体35には、棒状のシーズヒータからなるスチーム用ヒータ37が設けられている。このスチーム用ヒータ37(加熱手段に相当)は、蒸気発生室32aの上下に設けられた第1のスチーム用ヒータ38と第2のスチーム用ヒータ39の2つから構成されている。これら第1のスチーム用ヒータ38と第2のスチーム用ヒータ39の両端の端子は容器本体35から突出しており、それぞれ電源25に接続されている。これら第1のスチーム用ヒータ38と第2のスチーム用ヒータ39は、それぞれ定格出力が異なっており、第1のスチーム用ヒータ38の定格出力は900Wであり、第2のスチーム用ヒータ39の定格出力は400Wである。
容器本体35の外箱2側(図6では左側)には給水口40が形成されており、この給水口40には上記したパイプ33(図6では二点鎖線で示す)が接続されている。また、容器本体35には、スチーム発生容器32内の温度を検出するサーミスタ41(図8参照)が取り付けられているとともに、蒸気発生室32a内に突出する複数の放熱フィン43が一体に形成されている。これら放熱フィン43は、断面コの字状や断面T字型に形成されており、その先端部が容器カバー36の内面に略当接するようになっている。
容器カバー36には、3個の筒状の突出口42が横方向に略等間隔に並んで形成されている。これら突出口42は、容器カバー36を貫通しており、その先端部が容器カバー36から加熱室5側に向けて突出している。一方、加熱室5の左側壁5aには、上段の皿載置部8と下段の皿載置部8の間に位置して、突出口42に対応する3個の開口部44が形成されている。また、加熱室5の左側壁5aの内面には、開口部44の周縁を覆うカバー部材45が取り付けられている。このカバー部材45には、開口部44と連通する3個の筒状のスチーム噴出口46が設けられている。
上記した第1のスチーム用ヒータ38、第2のスチーム用ヒータ39は、図1に示すように、それぞれ電源25に接続され、複数のスチーム用ヒータ37が各種リレースイッチ27〜28(切り替え手段)のオンオフにより出力が可変に制御される構成となっている。
具体的に説明すると、第1のスチーム用ヒータ38は、リレースイッチ27を介して電源25の電源線25a,25b間に接続されている。第2のスチーム用ヒータ39は、リレースイッチ28を介して電源25の電源線25a,25b間に接続されている。さらに、第1のスチーム用ヒータ38およびリレースイッチ27の共通接続点と、第2のスチーム用ヒータ39およびリレースイッチ28の共通接続点とは、リレースイッチ29を介して接続されている。従って、第1のスチーム用ヒータ38と第2のスチーム用ヒータ39は、リレースイッチ29が閉じることにより直列に接続可能に構成されている。
具体的に説明すると、第1のスチーム用ヒータ38は、リレースイッチ27を介して電源25の電源線25a,25b間に接続されている。第2のスチーム用ヒータ39は、リレースイッチ28を介して電源25の電源線25a,25b間に接続されている。さらに、第1のスチーム用ヒータ38およびリレースイッチ27の共通接続点と、第2のスチーム用ヒータ39およびリレースイッチ28の共通接続点とは、リレースイッチ29を介して接続されている。従って、第1のスチーム用ヒータ38と第2のスチーム用ヒータ39は、リレースイッチ29が閉じることにより直列に接続可能に構成されている。
次に、扉4の前面下部に設けられた操作部7の構成について図7を参照して説明する。操作部7には、スタートボタン47、操作ダイヤル48、温度ボタン49、時間ボタン50、調理形態選択ボタン51(選択手段に相当)および表示部52が設けられている。
スタートボタン47は、設定された条件で食品の調理を開始するためのものであり、操作ダイヤル48は、調理内容(例えば調理メニュー)を設定するためのものである。温度ボタン49は、食品の加熱温度を設定するためのものであり、時間ボタン50は、食品の加熱時間を設定するためのものである。表示部52は、設定された調理メニューや調理時間などを表示するためのものである。
スタートボタン47は、設定された条件で食品の調理を開始するためのものであり、操作ダイヤル48は、調理内容(例えば調理メニュー)を設定するためのものである。温度ボタン49は、食品の加熱温度を設定するためのものであり、時間ボタン50は、食品の加熱時間を設定するためのものである。表示部52は、設定された調理メニューや調理時間などを表示するためのものである。
調理形態選択ボタン51は、「レンジ」,「高温スチーム」,「低温スチーム」,「オーブン」の4つの領域に区分されおり、これら4つの調理形態を選択できるようになっている。「レンジ」は、食品をマイクロ波により加熱する調理形態である。「高温スチーム」は、食品を熱風とスチーム(蒸気)により加熱する調理形態である。「低温スチーム」は、加熱室内に蒸気を供給した状態で加熱室内を100度C以下に維持して食品を略飽和蒸気下に一定時間置くことで加熱調理する調理形態である。「オーブン」は、加熱室5の上段に配置された食品を熱風と輻射熱により加熱する調理形態である。
次に、電子レンジ1の電気的構成について図8を参照して説明する。電子レンジ1が備える制御装置53(切り替え手段に相当)には、上記した操作部7、温度センサ12、サーミスタ41、電源25などが接続されている。本実施形態では、電源25の入力電圧は約100Vである。操作部7は、調理形態、調理メニューなどを設定した信号を制御装置53に入力する。温度センサ12およびサーミスタ41は、それぞれ温度検出信号を制御装置53に入力する。
また、制御装置53には、マグネトロン13の駆動装置14、ファンモータ20、第1の熱風用ヒータ21、第2の熱風用ヒータ22、給水ポンプ34、第1のスチーム用ヒータ38、第2のスチーム用ヒータ39、表示部52、リレースイッチ26a、26b、27、28、29などが接続されている。この制御装置53は、図示しないマイクロコンピュータやリレー駆動装置などを含んで構成されており、電子レンジ1の動作全般を制御する。
次に、上記構成の電子レンジ1の作用について説明する。本実施形態では、上記した4つの調理形態のうち、「低温スチーム」を実行する場合について説明する。
「低温スチーム」は、加熱室内に100度Cの蒸気を供給するとともに、加熱室内の温度を100度C以下の所定の温度に維持するように制御することにより、食品を100度C以下の飽和蒸気下に晒すことにより加熱調理する調理形態であり、例えば、茶碗蒸しなどの調理に利用される。
使用者が、調理形態選択ボタン51により「低温スチーム」を選択すると、表示部52に複数の調理メニューが表示される。
「低温スチーム」は、加熱室内に100度Cの蒸気を供給するとともに、加熱室内の温度を100度C以下の所定の温度に維持するように制御することにより、食品を100度C以下の飽和蒸気下に晒すことにより加熱調理する調理形態であり、例えば、茶碗蒸しなどの調理に利用される。
使用者が、調理形態選択ボタン51により「低温スチーム」を選択すると、表示部52に複数の調理メニューが表示される。
この調理メニューは、100度C以下の低温のスチーム環境下で調理する適切な調理方法がプログラムされているものであって、「中華まん」「シューマイ」「茶碗蒸し」「プリン」等を有している。
これら調理メニューは、夫々加熱調理する適温が異なるメニューであって、「中華まん」は90度C、「シューマイ」は80度C、「茶碗蒸し」は70度C、「プリン」60度Cに設定されており、これは、加熱室内の温度を蒸気のように温度を維持することにより最適な調理をすることができるためである。
そしてそのうちの1つの調理メニューを選択してスタートボタン47を操作すると、制御装置53は、その選択された調理メニューに応じて、スチーム用ヒータ37の合計出力が異なるようにリレースイッチを制御する(図9参照)。
これら調理メニューは、夫々加熱調理する適温が異なるメニューであって、「中華まん」は90度C、「シューマイ」は80度C、「茶碗蒸し」は70度C、「プリン」60度Cに設定されており、これは、加熱室内の温度を蒸気のように温度を維持することにより最適な調理をすることができるためである。
そしてそのうちの1つの調理メニューを選択してスタートボタン47を操作すると、制御装置53は、その選択された調理メニューに応じて、スチーム用ヒータ37の合計出力が異なるようにリレースイッチを制御する(図9参照)。
(a)「中華まん」の場合
「中華まん」が選択されたときは、制御装置53は、図9(a)に示すように、リレースイッチ27を閉じて第1のスチーム用ヒータ38を作動させるとともに、リレースイッチ28を閉じて第2のスチーム用ヒータ39を作動させる。
これにより、第1のスチーム用ヒータ38と第2のスチーム用ヒータ39とは並列接続されて、蒸気を生成する為の熱源としてのスチーム用ヒータ37の合計出力が1300Wになる(以後、第1の出力状態と称す)。
「中華まん」が選択されたときは、制御装置53は、図9(a)に示すように、リレースイッチ27を閉じて第1のスチーム用ヒータ38を作動させるとともに、リレースイッチ28を閉じて第2のスチーム用ヒータ39を作動させる。
これにより、第1のスチーム用ヒータ38と第2のスチーム用ヒータ39とは並列接続されて、蒸気を生成する為の熱源としてのスチーム用ヒータ37の合計出力が1300Wになる(以後、第1の出力状態と称す)。
この状態では、合計出力は1300Wであり、家庭用の電子レンジに許容されている最大出力である1500W以下に維持される。
そして、そして、スチーム発生容器32に設置されているサーミスタ41が蒸気発生室32aの温度を120度C以上に達したと判断したら、制御装置53は所定容量の水が間欠的に、例えば2秒おきに蒸気発生室32aに供給されるように給水ポンプ34を駆動させ、水タンク31からの1回当たりの給水量が1.0mlとなるよう給水ポンプ34を制御している(給水量3.0ml/分)。
蒸気発生容器32に給水ポンプ34により少量の水が供給されると、その水は蒸気発生室32a内に落下し、瞬時に蒸発する。
この蒸気発生室32aで発生した蒸気は、スチーム噴出口46から加熱室5内に放出される。このとき、突出口42及びスチーム噴出口46が筒状であるため、蒸気は図6の矢印Sのように加熱室5の左壁部に対して略垂直な方向に放出される。
そして加熱室5内で蒸気は拡散し、加熱室内の温度が徐々に増加していき、温度センサ12が検知した加熱室5内の温度が90度Cに到達したことを判断した時に、給水ポンプ34の間欠運転を弱くすることにより、加熱室内に供給される蒸気量を制御することで加熱室5内の温度が90度に一定に維持されるように調整し、加熱室内の調理物を100度Cより低い温度帯で加熱調理する。
この蒸気発生室32aで発生した蒸気は、スチーム噴出口46から加熱室5内に放出される。このとき、突出口42及びスチーム噴出口46が筒状であるため、蒸気は図6の矢印Sのように加熱室5の左壁部に対して略垂直な方向に放出される。
そして加熱室5内で蒸気は拡散し、加熱室内の温度が徐々に増加していき、温度センサ12が検知した加熱室5内の温度が90度Cに到達したことを判断した時に、給水ポンプ34の間欠運転を弱くすることにより、加熱室内に供給される蒸気量を制御することで加熱室5内の温度が90度に一定に維持されるように調整し、加熱室内の調理物を100度Cより低い温度帯で加熱調理する。
そして一定時間経過すると、給水ポンプ34の駆動を停止するとともに、リレースイッチ27、28をオフしスチーム用ヒータ37の動作も停止する。
これにより「中華まん」の調理が終了する。
これにより「中華まん」の調理が終了する。
(b)「シューマイ」の場合
図9に示すように、リレースイッチ27を閉じて第1のスチーム用ヒータ38のみを作動させて、スチーム用ヒータ37の合計出力が900Wになるようにする(以後、第2の出力状態と称す)。
そして蒸気発生室32aへの給水量は、1分間に2.0mlとなるように給水ポンプ34を制御する。
この出力で蒸気を加熱室内に供給し、加熱室内の温度を80度Cに維持するようにシューマイを調理する。
図9に示すように、リレースイッチ27を閉じて第1のスチーム用ヒータ38のみを作動させて、スチーム用ヒータ37の合計出力が900Wになるようにする(以後、第2の出力状態と称す)。
そして蒸気発生室32aへの給水量は、1分間に2.0mlとなるように給水ポンプ34を制御する。
この出力で蒸気を加熱室内に供給し、加熱室内の温度を80度Cに維持するようにシューマイを調理する。
(c)「茶碗蒸し」の場合
図9に示すように、リレースイッチ28を閉じて第2のスチーム用ヒータ39のみを作動させて、スチーム用ヒータ37の合計出力が400Wになる(以後、第3の出力状態と称す)。
そして蒸気発生室32aへの給水量は、1分間に1.5mlとなるように給水ポンプ34を制御する。
この出力で蒸気を加熱室内に供給し、加熱室内の温度を70度Cに維持するように茶碗蒸しを調理する。
図9に示すように、リレースイッチ28を閉じて第2のスチーム用ヒータ39のみを作動させて、スチーム用ヒータ37の合計出力が400Wになる(以後、第3の出力状態と称す)。
そして蒸気発生室32aへの給水量は、1分間に1.5mlとなるように給水ポンプ34を制御する。
この出力で蒸気を加熱室内に供給し、加熱室内の温度を70度Cに維持するように茶碗蒸しを調理する。
(d)「プリン」の場合
図9に示すように、リレースイッチ29をだけ閉じて第1のスチーム用ヒータ38と第2のスチーム用ヒータ39が直列に接続されるようにする。
これにより、第1のスチーム用ヒータ38と第2のスチーム用ヒータ39とは直列接続して作動するため、スチーム用ヒータ37の合計出力が280Wとなる(以後、第4の出力状態と称す)。
そして蒸気発生室32aへの給水量は、1分間に1.0mlとなるように給水ポンプ34を制御する。
この出力で蒸気を加熱室内に供給し、加熱室内の温度を60度Cに維持するようにプリンを調理する。
図9に示すように、リレースイッチ29をだけ閉じて第1のスチーム用ヒータ38と第2のスチーム用ヒータ39が直列に接続されるようにする。
これにより、第1のスチーム用ヒータ38と第2のスチーム用ヒータ39とは直列接続して作動するため、スチーム用ヒータ37の合計出力が280Wとなる(以後、第4の出力状態と称す)。
そして蒸気発生室32aへの給水量は、1分間に1.0mlとなるように給水ポンプ34を制御する。
この出力で蒸気を加熱室内に供給し、加熱室内の温度を60度Cに維持するようにプリンを調理する。
以上のように(a)〜(d)の調理メニューに応じてスチーム用ヒータ37の合計出力を変更し、それに応じて給水ポンプ34の給水量を変更することにより、図10に示すように、給水量が変化しても、冷えることなく、過熱することなくスチーム発生容器32の温度が一定になるように維持でき、給水された水の蒸発量にしたがって、発生する蒸気の量が増加していく。
これは、給水量が多くなると、それにより蒸気発生室32aの温度が低くなり、蒸気が発生しなくなってしまう。これに対し、温度が低くならないように適切なスチームヒータ37の合計出力を加えているから、常に蒸気が供給される状態を維持でき、かつ蒸気量の自由な変更が可能となる。
そのため、加熱室内に供給される蒸気量を変更でき、加熱室内の温度を所望の温度帯に維持しやすくなる。
すなわち、高い温度に維持しなくてはいけない調理メニューにおいては、加熱室内の温度が下がらないように温度を一定維持するための蒸気供給量が必要であり、低い温度に維持したい場合は、過剰供給すると加熱室内の温度が高くなりすぎで所望する温度に維持することができなくなるから、それに応じた蒸気量が必要となる。
すなわち、高い温度に維持しなくてはいけない調理メニューにおいては、加熱室内の温度が下がらないように温度を一定維持するための蒸気供給量が必要であり、低い温度に維持したい場合は、過剰供給すると加熱室内の温度が高くなりすぎで所望する温度に維持することができなくなるから、それに応じた蒸気量が必要となる。
そこでこのように複数のスチーム用ヒータ37を並列接続、直列接続に切り替え可能なような構成とし、合計出力を4つに設定できるようにしたため、加熱室内を調理メニューに応じた最適な雰囲気に維持できるように、動作させる出力を変更し最適な量の蒸気を供給することができる。
なお、本実施例では、調理メニューに応じて調理メニューに応じての合計出力を変更するようにしたが、調理する温度帯に応じて出力を変更するようにしてもよい。
例えば低い温度帯(40度C〜65度C)に維持する調理をする場合は、スチーム用ヒータ38、39を直列接続させて合計出力を280Wで動作させて、温度が低い場合は、給水ポンプの間欠運転動作を遅くすることにより、蒸気供給量を低くすることができるので、より精密に加熱室内温度を維持することができる。
例えば低い温度帯(40度C〜65度C)に維持する調理をする場合は、スチーム用ヒータ38、39を直列接続させて合計出力を280Wで動作させて、温度が低い場合は、給水ポンプの間欠運転動作を遅くすることにより、蒸気供給量を低くすることができるので、より精密に加熱室内温度を維持することができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について図11、図12を参照して説明する。上述した第1の実施形態は、調理メニューに応じて複数のスチーム用ヒータの接続を並列接続と直列接続に切り替えるものを示したが、この第2の実施形態は、加熱室内の温度に応じて複数のスチーム用ヒータの接続を並列接続と直列接続に切り替えるものを示す。
以下、上述した第1の実施形態と同一の部分については説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
次に、本発明の第2の実施形態について図11、図12を参照して説明する。上述した第1の実施形態は、調理メニューに応じて複数のスチーム用ヒータの接続を並列接続と直列接続に切り替えるものを示したが、この第2の実施形態は、加熱室内の温度に応じて複数のスチーム用ヒータの接続を並列接続と直列接続に切り替えるものを示す。
以下、上述した第1の実施形態と同一の部分については説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
使用者が、調理形態選択ボタン51により「低温スチーム」を選択すると、表示部52に複数の調理メニューが表示される。その際に使用者が操作部7の温度ボタン49を選択すると、表示部52は目標設定温度の表示に切り替わる。
そして使用者が所望する温度帯70度C(目標温度)を選択設定した場合には、制御装置53は、加熱室内の温度を温度センサ12で測定しながら、加熱室の温度が70度Cに維持されるように加熱室5内に蒸気を供給していく。
そして使用者が所望する温度帯70度C(目標温度)を選択設定した場合には、制御装置53は、加熱室内の温度を温度センサ12で測定しながら、加熱室の温度が70度Cに維持されるように加熱室5内に蒸気を供給していく。
その場合、加熱室内の温度に到達するまでの工程において、制御装置53は、図11に示すように、加熱室内の温度が目標温度である70度Cに近づくにつれて温度センサ12の検知情報に基づいてリレースイッチ27〜29を切り替えて、スチーム用ヒータ38、39の並列接続(第1工程)、スチーム用ヒータ38の単独接続(第2工程)、スチーム用ヒータ39の単独接続(第3工程)、スチーム用ヒータ38、39の直列接続(第4工程)と接続の工程を変更していく。そしてこの工程に応じて蒸気発生室32aへの水の供給量を徐々に少量にしていく。このようにすることで、蒸気量を徐々に小さくしていくことができる。
特に並列、直列接続できる構成としたから、図11に示すようにスチーム用ヒータ37の合計出力を実施例1における第1の出力状態から第2、第3、第4のより細かい出力状態へと切り替えることができ合計出力が徐々に小さくするようにできる。
よって図12に示すように加熱室内の温度は徐々に目標温度に近づくような動作を示し、目標温度をオーバーシュートするような挙動をすることがない。
したがって、目標温度に正確に管理することが必要で、目標温度以上になると目的が達成できないような調理メニューにおいては、スチーム用ヒータの合計出力を細かく変更できる構成であることから蒸気量を細かく調整でき、目標温度に近づくにつれて合計出力を徐々に小さくすることにより、目標温度以上にオーバーシュートすることがないから、より正確な温度管理をすることができる。
したがって、目標温度に正確に管理することが必要で、目標温度以上になると目的が達成できないような調理メニューにおいては、スチーム用ヒータの合計出力を細かく変更できる構成であることから蒸気量を細かく調整でき、目標温度に近づくにつれて合計出力を徐々に小さくすることにより、目標温度以上にオーバーシュートすることがないから、より正確な温度管理をすることができる。
また同様に、本実施例では、温度センサ12の検知情報に応じてリレースイッチ27〜29の切り替えを制御するようにしたが、図13に示すように調理の経過時間に応じてリレースイッチ27〜29の切替を制御することによりスチーム用ヒータ38、39を並列接続または直列接続に切り替えて、合計出力を変更するように制御してもよい。
この場合、所定の調理メニューにおいて、時間に応じて蒸気の供給量を可変することができるから、蒸気の供給を多くする工程、蒸気の供給を少なくする工程と強弱をつけた調理が可能とする。
図13においては、調理開始当初にスチーム用ヒータ37の合計出力を最大とし、徐々に出力を下げることで、過剰に蒸気による加熱調理をすることなく適切な加熱調理をすることができる。
特に複数のスチーム用ヒータ38、39を直列接続できるようにしたから、合計出力280Wと低く設定することができ、調理終了時において必要以上の蒸気を供給する必要はないため直列接続とし低い出力で蒸気を供給することで省エネルギーとすることができる。
特に複数のスチーム用ヒータ38、39を直列接続できるようにしたから、合計出力280Wと低く設定することができ、調理終了時において必要以上の蒸気を供給する必要はないため直列接続とし低い出力で蒸気を供給することで省エネルギーとすることができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について図14〜図16を参照して説明する。上述した第1の実施形態は、調理メニューに応じて複数のスチーム用ヒータの接続を並列接続と直列接続に切り替えるものを示したが、この第3の実施形態は、前述した第1の熱風用ヒータ21と第2の熱風用ヒータ22との組合せの形態について説明する。
以下、上述した第1の実施形態と同一の部分については説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
次に、本発明の第3の実施形態について図14〜図16を参照して説明する。上述した第1の実施形態は、調理メニューに応じて複数のスチーム用ヒータの接続を並列接続と直列接続に切り替えるものを示したが、この第3の実施形態は、前述した第1の熱風用ヒータ21と第2の熱風用ヒータ22との組合せの形態について説明する。
以下、上述した第1の実施形態と同一の部分については説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
この第1の熱風用ヒータ21、第2の熱風用ヒータ22は、それぞれ定格出力は1000W、定格出力は400Wであって、図14に示すように、スチーム用ヒータ37の接続構成に併せて、それぞれ電源25に接続されている。具体的に説明すると、第1の熱風用ヒータ21は、リレースイッチ26aを介して電源25の電源線25a,25b間に接続されており、第2の熱風用ヒータ22は、リレースイッチ26bを介して電源25の電源線25a,25b間に接続されている。
そして制御装置53は、第1の熱風用ヒータ21、第2の熱風用ヒータ22と、スチーム用ヒータ37の合計出力が、家庭用の電子レンジに許容されている最大出力である1500W以下に維持されるように、各リレースイッチ26〜29のオンオフの切り替え制御を行う。
例えば、低温スチーム調理において、加熱室内の温度帯を70度Cに維持する調理の場合であって、目標温度70度Cに到達するまでに、加熱源であるスチーム用ヒータ38と熱風用ヒータ18とに印加される出力の合計の出力を徐々に小さくしていく。
図15、図16に示すように、加熱開始直後の第1工程では、加熱室をすばやく飽和蒸気雰囲気の状態にするために蒸気を多く供給し、且つ加熱室内の温度をすばやく上昇させる為に、リレースイッチ27,28をオンし、スチーム用ヒータ38,39を並列に接続することで加熱源の合計の出力を1300Wとして動作させ、水の供給量が3.0ml/分になるように給水ポンプ34を制御する。
そして第2工程では、リレースイッチ28をオフして第2スチーム用ヒータ39だけを動作させ、リレースイッチ26aをオンすることで同時に第1の熱風用ヒータ700Wを動作させて、合計出力が1200Wになるようにし、水の供給量は2.0ml/分になるように給水ポンプ34を制御する。
図15、図16に示すように、加熱開始直後の第1工程では、加熱室をすばやく飽和蒸気雰囲気の状態にするために蒸気を多く供給し、且つ加熱室内の温度をすばやく上昇させる為に、リレースイッチ27,28をオンし、スチーム用ヒータ38,39を並列に接続することで加熱源の合計の出力を1300Wとして動作させ、水の供給量が3.0ml/分になるように給水ポンプ34を制御する。
そして第2工程では、リレースイッチ28をオフして第2スチーム用ヒータ39だけを動作させ、リレースイッチ26aをオンすることで同時に第1の熱風用ヒータ700Wを動作させて、合計出力が1200Wになるようにし、水の供給量は2.0ml/分になるように給水ポンプ34を制御する。
これにより蒸気供給量が多く、かつ加熱室の温度上昇も向上するが、加熱源全体の出力は第1の工程より下がるようにし、目標温度に到達するまでに加熱室ない温度がオーバーシュートしないように調整している。
また第3の工程(合計出力1100W、給水量2.0ml/分)を経て、第4の工程では、第1のスチーム用ヒータ38と第2のスチーム用ヒータ39とを直列接続して出力を280Wにするとともに、第1の熱風用ヒータ21を動作させて出力900Wを加えて、熱源の合計出力が980Wとなるようにし、給水ポンプ34の給水量を2.0ml/分とする。
そして工程5(合計出力900W、給水量2.0ml/分)、工程6(合計出力580W、給水量1.5ml/分)、工程7(合計出力400W、給水量1.5ml/分)、工程8(合計出力280W、給水量1.0ml/分)は、それぞれ出力が異なるスチーム用ヒータ、熱風用ヒータを最適に組み合わせることにより、スチーム用ヒータの動作は維持しつつ、熱源の合計出力が徐々に小さくするとともに、スチーム用ヒータ37の合計出力に応じて給水ポンプ34の給水量も徐々に少なくする。
このようにスチーム用ヒータを常に動作させながら、並列、直列、単独接続に切り替えるとともに、他の出力が異なる複数の熱風用ヒータを組み合わせて合計の出力(加熱室内に与えるエネルギー)を徐々に低下させていくことで、加熱室内への蒸気の供給を維持させつつ、加熱室内がすぐに目標温度に到達するようにでき、かつ目標温度からオーバーシュートしないようにできる。
またスチーム用ヒータの合計出力に応じて給水ポンプ34の給水量も徐々に少なくすることで、加熱室内への蒸気供給量を細かく調整できる。
これによって調理時間を短縮化できるとともに、蒸気雰囲気中の加熱室内の精密な温度制御が可能となる。
またスチーム用ヒータの合計出力に応じて給水ポンプ34の給水量も徐々に少なくすることで、加熱室内への蒸気供給量を細かく調整できる。
これによって調理時間を短縮化できるとともに、蒸気雰囲気中の加熱室内の精密な温度制御が可能となる。
図面中、1は電子レンジ(加熱調理器)、5は加熱室、8は皿載置部、9は角皿(食品配置用皿)、11は熱風循環装置、12は温度センサ(温度検知手段)、17は熱風用ファン、18は熱風用ヒータ(室内加熱手段)、リレースイッチ26〜29(切り替え手段)、30はスチーム発生装置(蒸気供給手段)、53は制御装置(切り替え手段)、を示す。
Claims (7)
- 食品を配置する加熱室と、
この加熱室に蒸気を供給し、複数の出力が異なる加熱手段を有する蒸気供給手段と、
この複数の加熱手段を、並列接続または直接接続に切り替える切り替え手段と、
を有することを特徴とする加熱調理器。 - 切り替え手段は、調理メニューに応じて接続の切り替えを制御することを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
- 加熱室内の温度を検知する温度検知手段を有し、
切り替え手段は、この温度検知手段の検知情報に応じて接続の切り替えを制御することを特徴とする請求項1または請求項2記載の加熱調理器。 - 切り替え手段は、
加熱室内に蒸気を供給し、所定温度帯に維持する調理メニューが選択された時は、
所定温度帯に近づくにつれて、複数の加熱手段の合計出力が小さくするように接続を切り替えることを特徴とする請求項3記載の加熱調理器。 - 切り替え手段は、
調理時間に応じて接続の切り替えを制御することを特徴とする請求項1乃至請求項4いずれかに記載の加熱調理器。 - 加熱室を加熱する室内加熱手段を有し、
切り替え手段は、
前記室内加熱手段の駆動の切り替えも行うものであって、
前記室内加熱手段と蒸気供給手段を同時に使用する時に、
前記室内加熱手段と前記蒸気供給手段との合計出力が所定の出力を超えないように制御することを特徴とする請求項1乃至請求項5いずれかに記載の加熱調理器。 - 複数の出力が異なる室内加熱手段を有し、
切り替え手段は、
前記室内加熱手段の駆動の切り替えも行うものであって、
加熱室内に蒸気を供給し、所定温度帯に維持する調理メニューが選択された時は、
室内加熱手段と蒸気供給手段との合計出力が、所定の出力を超えないように制御するとともに、少なくとも1つの蒸気供給手段を動作させながら、合計出力が徐々に小さくなるように制御することを特徴とする請求項1ないし請求項5記載の加熱調理器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008039365A JP2009198070A (ja) | 2008-02-20 | 2008-02-20 | 加熱調理器 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2018155008A1 (ja) * | 2017-02-24 | 2018-08-30 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 加熱調理器およびスチーム調理方法 |
-
2008
- 2008-02-20 JP JP2008039365A patent/JP2009198070A/ja active Pending
Cited By (4)
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CN110268198A (zh) * | 2017-02-24 | 2019-09-20 | 松下知识产权经营株式会社 | 加热烹调器和蒸汽烹调方法 |
TWI683075B (zh) * | 2017-02-24 | 2020-01-21 | 日商松下知識產權經營股份有限公司 | 加熱調理器及蒸氣調理方法 |
CN110268198B (zh) * | 2017-02-24 | 2021-07-16 | 松下知识产权经营株式会社 | 加热烹调器和蒸汽烹调方法 |
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