JP2009138234A - 表面処理剤および鋼板 - Google Patents
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Abstract
【課題】 クロム化合物を使用することなく、低い焼付け温度で焼付けができ、脱脂後においても優れた耐食性を有する皮膜を亜鉛系めっき鋼板の表面に形成することができ、また、優れた耐型かじり性を亜鉛系めっき鋼板に付与することができ、さらに、塗装ロールの腐食を抑制することができる表面処理剤およびこの表面処理剤によって表面処理された鋼板を提供する。
【解決手段】 亜鉛系めっき鋼板の表面処理に用いられる表面処理剤である。この表面処理剤は、水溶性の多価金属リン酸塩化合物と、ヘキサフルオロチタン酸およびヘキサフルオロチタン酸塩のうちの少なくとも一方と、バナジウム化合物と、アセチレンアルコールと、キレート剤とを含む。
【選択図】 なし
Description
また本発明は、シランカップリング剤を含むことを特徴とする。
また本発明は、前記バナジン酸化合物は、メタバナジン酸アンモニウムおよびバナジン酸カリウムのうちの少なくとも一方であることを特徴とする。
また本発明は、前記ホスホン酸系キレート剤は、1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸であることを特徴とする。
各試験片を、JIS Z−2371規格に準拠した塩水噴霧装置を用いて、塩水濃度5%、槽内温度35℃、噴霧圧力200psi(約14.1kg/cm2)の条件で塩水噴霧環境に曝し、72時間後の表面に発生した白錆の面積率を測定した。
◎:白錆面積率0%
○:白錆面積率0%より高く5%未満
△:白錆面積率5%より高く10%未満
×:白錆面積率10%より高く50%未満
××:白錆面積率50%以上
各試験片を40℃のアルカリ脱脂液(日本パーカライジング社製,FC4480(pH約10))に30秒間浸漬し、水洗した後、乾燥させて得た試験片を用いて、上記と同様の条件での塩水噴霧後の耐食性を評価した。評価は、上記と同様の評価基準で行った。
各試験片を60℃のアルカリ脱脂液(日本パーカライジング社製,N364S(pH約12))に120秒間浸潰し、水洗した後、乾燥させて得た試験片を用いて、上記と同様の条件での塩水噴霧後の耐食性を評価した。評価は、上記と同様の評価基準で行った。
各試験片(板厚0.8mm)を30mm×150mmのサイズに切断し、板厚の−10%のクリアランスでコの字型に成形(ダイスおよびポンチの肩R=5mm)し、成形品の外観(金型による摺動を受けた部位)を目視にて評価した。
◎:かじりが目立たない。
○:かじりが僅かに目立つ。
△:かじりが目立つ。
×:かじりが非常に目立つ。
バウデン試験機で各試験片と金型板材(金型の材質と同じ材質で作成された板材)とを接触させた状態で、試験片に加重1kg・fをかげながら、30回往復させ、30回目の往復時における往路の動摩擦係数と、復路の動摩擦係数との平均値により評価した。
◎:0.2未満
○:0.2〜0.35未満
△:0.35〜0、45未満
×:0.45以上
各試験片に神東塗料社製グリミン(アルキドメラミン塗料)を約30μm塗布し、130℃で焼付けをした。その後、80℃の温水に2時間浸漬し、乾燥させて得た試験片の表面に碁盤目状に切込みを入れ、テープ剥離テストを行った。
◎:剥離面積0〜2%未満
○:剥離面積2〜5%未満
△:剥離面積5〜20%未満
×:剥離面積20%以上
電気亜鉛めっき鋼板(片面当たりめっき付着量:20g/m2)の片面のめっき面に、多価金属リン酸塩化合物として、第一リン酸アルミニウム4.0%と、チタンフッ化水素酸3.0%(75重量部)と、チタンフッ化アンモニウム1.0%(25重量部)と、バナジウム化合物として、メタバナジン酸アンモニウム0.3%(7.5重量部)と、キレート剤として、ホスホン酸系キレート剤の1−ヒドロキシエチリデン−1,1一ジホスホン酸5.5%(137.5重量部)と、アセチレンアルコールとして、プロパギルアルコール6.0×10−2%(1.5重量部)とを含有する水溶液をスピンコータで塗布し、100℃で焼付けて、付着量が500mg/m2の皮膜を形成し、試験片を作製した。
電気亜鉛めっき鋼板(片面当たりめっき付着量:20g/m2)の片面のめっき面に、多価金属リン酸塩化合物として、第一リン酸アルミニウム4.0%と、チタンフッ化水素酸3.0%(75重量部)と、チタンフッ化アンモニウム1.0%(25重量部)と、バナジウム化合物として、メタバナジン酸アンモニウム0.3%(7.5重量部)と、キレート剤として、ホスホン酸系キレート剤の1−ヒドロキシエチリデン−1,1一ジホスホン酸5.5%(137.5重量部)と、アセチレンアルコールとして、プロパギルアルコール4.0×10−5%(0.001重量部)とを含有する水溶液をスピンコータで塗布し、100℃で焼付けて、付着量が100mg/m2の皮膜を形成し、試験片を作製した。
電気亜鉛めっき鋼板(片面当たりめっき付着量:20g/m2)の片面のめっき面に、多価金属リン酸塩化合物として、第一リン酸アルミニウム4.0%と、チタンフッ化水素酸3.0%(75重量部)と、チタンフッ化アンモニウム1.0%(25重量部)と、バナジウム化合物として、メタバナジン酸アンモニウム0.3%(7.5重量部)と、キレート剤として、ホスホン酸系キレート剤の1−ヒドロキシエチリデン−1,1一ジホスホン酸5.5%(137.5重量部)と、アセチレンアルコールとして、プロパギルアルコール1.2%(30重量部)とを含有する水溶液をスピンコータで塗布し、100℃で焼付けて、付着量が900mg/m2の皮膜を形成し、試験片を作製した。
電気亜鉛めっき鋼板(片面当たりめっき付着量:20g/m2)の片面のめっき面に、多価金属リン酸塩化合物として、第一リン酸アルミニウム4.0%と、チタンフッ化水素酸3.0%(75重量部)と、チタンフッ化アンモニウム1.0%(25重量部)と、バナジウム化合物として、メタバナジン酸アンモニウム0.3%(7.5重量部)と、キレート剤として、ホスホン酸系キレート剤の1−ヒドロキシエチリデン−1,1一ジホスホン酸5.5%(137.5重量部)と、アセチレンアルコールとして、メチルブチノール0.2−5%(5重量部)とを含有する水溶液をスピンコータで塗布し、100℃で焼付けて、付着量が200mg/m2の皮膜を形成し、試験片を作製した。
電気亜鉛めっき鋼板(片面当たりめっき付着量:20g/m2)の片面のめっき面に、多価金属リン酸塩化合物として、第一リン酸アルミニウム4.0%と、チタンフッ化水素酸3.0%(75重量部)と、チタンフッ化アンモニウム1.0%(25重量部)と、バナジウム化合物として、メタバナジン酸アンモニウム0.3%(7.5重量部)と、キレート剤として、ホスホン酸系キレート剤の1−ヒドロキシエチリデン−1,1一ジホスホン酸5.5%(137.5重量部)と、アセチレンアルコールとして、メチルブチノール0.2%(5重量部)と、他の腐食抑制剤として、チオシアン酸アンモニウム3.7×10−5%(9.25×10−4重量部)およびアルキルピコリニウムクロライド3.0×10−6%(7.5×10−5重量部)とを含有する水溶液をスピンコータで塗布し、100℃で焼付けて、付着量が600mg/m2の皮膜を形成し、試験片を作製した。
電気亜鉛めっき鋼板(片面当たりめっき付着量:20g/m2)の片面のめっき面に、多価金属リン酸塩化合物として、第一リン酸アルミニウム4.0%と、チタンフッ化水素酸0.3%(7.5重量部)と、チタンフッ化アンモニウム0.10%(2.5重量部)と、バナジウム化合物として、メタバナジン酸アンモニウム0.3%(7.5重量部)と、キレート剤として、ホスホン酸系キレート剤の1−ヒドロキシエチリデン−1,1一ジホスホン酸0.4%(10重量部)と、アセチレンアルコールとして、プロパギルアルコール6.0×10−2%(1.5重量部)とを含有する水溶液をスピンコータで塗布し、100℃で焼付けて、付着量が1000mg/m2の皮膜を形成し、試験片を作製した。
電気亜鉛めっき鋼板(片面当たりめっき付着量:20g/m2)の片面のめっき面に、多価金属リン酸塩化合物として、第一リン酸アルミニウム4.0%と、チタンフッ化水素酸30%(750重量部)と、チタンフッ化アンモニウム10%(250重量部)と、バナジウム化合物として、メタバナジン酸アンモニウム0.3%(7.5重量部)と、キレート剤として、ホスホン酸系キレート剤の1−ヒドロキシエチリデン−1,1一ジホスホン酸40%(1000重量部)と、アセチレンアルコールとして、プロパギルアルコール6.0×10−2%(1.5重量部)とを含有する水溶液をスピンコータで塗布し、100℃で焼付けて、付着量が800mg/m2の皮膜を形成し、試験片を作製した。
電気亜鉛めっき鋼板(片面当たりめっき付着量:20g/m2)の片面のめっき面に、多価金属リン酸塩化合物として、第一リン酸アルミニウム20%と、チタンフッ化水素酸15%(75重量部)と、チタンフッ化アンモニウム5%(25重量部)と、バナジウム化合物として、メタバナジン酸アンモニウム0.2%(1重量部)と、キレート剤として、ホスホン酸系キレート剤の1−ヒドロキシエチリデン−1,1一ジホスホン酸20%(100重量部)と、アセチレンアルコールとして、プロパギルアルコール6.0×10−2%(0.3重量部)とを含有する水溶液をスピンコータで塗布し、100℃で焼付けて、付着量が300mg/m2の皮膜を形成し、試験片を作製した。
電気亜鉛めっき鋼板(片面当たりめっき付着量:20g/m2)の片面のめっき面に、多価金属リン酸塩化合物として、第一リン酸アルミニウム2.0%と、チタンフッ化水素酸1.5%(75重量部)と、チタンフッ化アンモニウム0.5%(25重量部)と、バナジウム化合物として、メタバナジン酸カリウム1.0%(50重量部)と、キレート剤として、ホスホン酸系キレート剤の1−ヒドロキシエチリデン−1,1一ジホスホン酸5.0%(250重量部)と、アセチレンアルコールとして、プロパギルアルコール6.0×10−2%(3.0重量部)とを含有する水溶液をスピンコータで塗布し、100℃で焼付けて、付着量が600mg/m2の皮膜を形成し、試験片を作製した。
電気亜鉛めっき鋼板(片面当たりめっき付着量:20g/m2)の片面のめっき面に、多価金属リン酸塩化合物として、第一リン酸アルミニウム4.0%と、チタンフッ化水素酸4.0%(100重量部)と、バナジウム化合物として、メタバナジン酸アンモニウム0.3%(7.5重量部)と、キレート剤として、ホスホン酸系キレート剤の1−ヒドロキシエチリデン−1,1一ジホスホン酸5.5%(137.5重量部)と、アセチレンアルコールとして、プロパギルアルコール6.0×10−2%(1.5重量部)とを含有する水溶液をスピンコータで塗布し、100℃で焼付けて、付着量が500mg/m2の皮膜を形成し、試験片を作製した。
電気亜鉛めっき鋼板(片面当たりめっき付着量:20g/m2)の片面のめっき面に、多価金属リン酸塩化合物として、第一リン酸アルミニウム4.0%と、チタンフッ化水素酸3.0%(75重量部)と、チタンフッ化アンモニウム1.0%(25重量部)と、バナジウム化合物として、メタバナジン酸アンモニウム0.3%(7.5重量部)と、キレート剤として、ホスホン酸系キレート剤の1−ヒドロキシエチリデン−1,1一ジホスホン酸5.5%(137.5重量部)と、固体潤滑剤として、ポリエチレンワックス1.3%(32.5重量部)と、アセチレンアルコールとして、プロパギルアルコール6.0×10−2%(1.5重量部)とを含有する水溶液をスピンコータで塗布し、100℃で焼付けて、付着量が400mg/m2の皮膜を形成し、試験片を作製した。
電気亜鉛めっき鋼板(片面当たりめっき付着量:20g/m2)の片面のめっき面に、多価金属リン酸塩化合物として、第一リン酸アルミニウム4.0%と、チタンフッ化水素酸3.0%(75重量部)と、チタンフッ化アンモニウム1.0%(25重量部)と、バナジウム化合物として、メタバナジン酸アンモニウム0.3%(7.5重量部)と、キレート剤として、ホスホン酸系キレート剤の1−ヒドロキシエチリデン−1,1一ジホスホン酸5.5%(137.5重量部)と、シランカップリング剤(チッソ社製サイラエースS510)0.6%(15重量部)と、アセチレンアルコールとして、プロパギルアルコール6.0×10−2%(1.5重量部)とを含有する水溶液をスピンコータで塗布し、100℃で焼付けて、付着量が700mg/m2の皮膜を形成し、試験片を作製した。
電気亜鉛めっき鋼板(片面当たりめっき付着量:20g/m2)の片面のめっき面に、多価金属リン酸塩化合物として、第一リン酸アルミニウム20%を含有する水溶液をスピンコ一夕で塗布し、100℃で焼付けて、付着量が500mg/m2の皮膜を形成し、試験片を作製した。
電気亜鉛めっき鋼板(片面当たりめっき付着量:20g/m2)の片面のめっき面に、多価金属リン酸塩化合物として、第一リン酸アルミニウム20%と、キレート剤として、ホスホン酸系キレート剤の1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸15%(75重量部)とを含有する水溶液をスピンコータで塗布し、100℃で焼付けて、付着量が500mg/m2の皮膜を形成し、試験片を作製した。
電気亜鉛めっき鋼板(片面当たりめっき付着量:20g/m2)の片面のめっき面に、多価金属リン酸塩化合物として、第一リン酸アルミニウム20%と、バナジウム化合物として、メタバナジン酸アンモニウム0.75%(3.75重量部)と、キレート剤として、ホスホン酸系キレート剤の1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸8.75%(43.75重量部)とを含有する水溶液をスピンコータで塗布し、100℃で焼付けて、付着量が500mg/m2の皮膜を形成し、試験片を作製した。
電気亜鉛めっき鋼板(片面当たりめっき付着量:20g/m2)の片面のめっき面に、多価金属リン酸塩化合物として、第一リン酸アルミニウム20%と、チタンフッ化水素酸16.7%(83.5重量部)と、チタンフッ化アンモニウム16.7%(83.5重量部)と、キレート剤として、ホスホン酸系キレート剤の1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸23.3%(116.5重量部)とを含有する水溶液をスピンコ一夕で塗布し、100℃で焼付けて、付着量が500mg/m2の皮膜を形成し、試験片を作製した。
電気亜鉛めっき鋼板(片面当たりめっき付着量:20g/m2)の片面のめっき面に、多価金属リン酸塩化合物として、第一リン酸アルミニウム4.0%と、チタンフッ化水素酸3.0%(75重量部)と、チタンフッ化アンモニウム1.0%(25重量部)と、バナジウム化合物として、メタバナジン酸アンモニウム0.3%(7.5重量部)と、キレート剤として、ホスホン酸系キレート剤の1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸0.2%(5重量部)とを含有する水溶液をスピンコータで塗布し、100℃で焼付けて、付着量が500mg/m2の皮膜を形成し、試験片を作製した。
塗装ロール鋼材として使用する鋼板としては、例えば材質STKM13A(JIS G3445)の上にクロムめっき等を施したものが使用可能であるが、本腐食試験の塗装ロール鋼材としてはクロムめっきを施していない冷延鋼板を用いた。鋼板を実施例13,14および比較例6,7の表面処理剤に浸漬し、密栓して20℃で1日保存後、重量を測定した。浸漬前後での鋼板の重量差から腐食量を求め、以下の基準により評価した。
◎:2g/m2/day未満
○:2g/m2/day以上、5g/m2/day未満
△:5g/m2/day以上、20g/m2/day未満
×:20g/m2/day以上
多価金属リン酸塩化合物として、第一リン酸アルミニウム4.0%と、チタンフッ化水素酸3.0%(75重量部)と、チタンフッ化アンモニウム1.0%(25重量部)と、バナジウム化合物として、メタバナジン酸アンモニウム0.3%(7.5重量部)と、キレート剤として、ホスホン酸系キレート剤の1−ヒドロキシエチリデン−1,1一ジホスホン酸5.5%(137.5重量部)と、アセチレンアルコールとして、プロパギルアルコール6.0×10−2%(1.5重量部)とを含有する水溶液を調製し、表面処理剤を作製した。
多価金属リン酸塩化合物として、第一リン酸アルミニウム4.0%と、チタンフッ化水素酸3.0%(75重量部)と、チタンフッ化アンモニウム1.0%(25重量部)と、バナジウム化合物として、メタバナジン酸アンモニウム0.3%(7.5重量部)と、キレート剤として、ホスホン酸系キレート剤の1−ヒドロキシエチリデン−1,1一ジホスホン酸5.5%(137.5重量部)と、アセチレンアルコールとして、メチルブチノール0.2%(5重量部)と、他の腐食抑制剤として、チオシアン酸アンモニウム3.7×10−5%(9.25×10−4重量部)およびアルキルピコリニウムクロライド3.0×10−6%(7.5×10−5重量部)とを含有する水溶液を調製し、表面処理剤を作製した。
アセチレンアルコールを含まない以外は実施例13と同じ組成の表面処理剤を作製した。
アセチレンアルコールを含まない以外は実施例14と同じ組成の表面処理剤を作製した。
Claims (13)
- 亜鉛系めっき鋼板の表面処理に用いられる表面処理剤であって、
水溶性の多価金属リン酸塩化合物と、ヘキサフルオロチタン酸およびヘキサフルオロチタン酸塩のうちの少なくとも一方と、バナジウム化合物と、アセチレンアルコールと、キレート剤とを含むことを特徴とする表面処理剤。 - 亜鉛系めっき鋼板の表面処理に用いられる表面処理剤であって、
水溶性の多価金属リン酸塩化合物100重量部に対して、ヘキサフルオロチタン酸およびヘキサフルオロチタン酸塩のうちの少なくとも一方を10重量部以上1000重量部以下含み、バナジウム化合物を1重量部以上50重量部以下含み、アセチレンアルコールを0.001重量部以上30重量部以下含み、キレート剤を10重量部以上1000重量部以下含むことを特徴とする表面処理剤。 - 固体潤滑剤を含むことを特徴とする請求項1または2記載の表面処理剤。
- シランカップリング剤を含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の表面処理剤。
- 前記多価金属リン酸塩化合物は、第一リン酸アルミニウムおよび第一リン酸マグネシウムのうちの少なくとも一方であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の表面処理剤。
- 前記ヘキサフルオロチタン酸塩は、ヘキサフルオロチタン酸アンモニウムであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の表面処理剤。
- 前記バナジウム化合物は、バナジン酸化合物であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の表面処理剤。
- 前記バナジン酸化合物は、メタバナジン酸アンモニウムおよびバナジン酸カリウムのうちの少なくとも一方であることを特徴とする請求項7記載の表面処理剤。
- 前記アセチレンアルコールは、プロパギルアルコール、メチルブチノール、ジメチルペンチノール、ブチンジオールおよびヘキシンジオールから選ばれる1種以上であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1つに記載の表面処理剤。
- 前記キレート剤は、ホスホン酸系キレート剤であることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1つに記載の表面処理剤。
- 前記ホスホン酸系キレート剤は、1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸であることを特徴とする請求項10記載の表面処理剤。
- 亜鉛系めっき鋼板の表面に、皮膜が形成された鋼板であって、
前記皮膜は、請求項1〜11のいずれか1つに記載の表面処理剤を前記亜鉛系めっき鋼板の少なくとも一方の表面に塗布して焼付けして形成されることを特徴とする鋼板。 - 前記皮膜の付着量は、100mg/m2以上1000mg/m2以下であることを特徴とする請求項12記載の鋼板。
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