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JP2008157220A - 内燃機関の吸気量推定方法および装置 - Google Patents

内燃機関の吸気量推定方法および装置 Download PDF

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Abstract

【課題】大きな加減速時にも、最適量の燃料を遅れなく供給するべく、吸気行程の開始前に吸気量を推定可能な吸気量推定方法等を提供することを目的とする。
【解決手段】内燃機関Eの吸気通路3内に配置した、流体エネルギー量を検出する検出手段4により、機関の1サイクル中における圧縮行程から排気行程にかけての、吸気バルブ21が連続して閉っている間の、第1の点P1と該点から隔った第2の点P2の、圧力等の値を検知して、該それぞれ検知した第1の点P1と第2の点P2の二つの値をパラメータとして、前記第1の点P1と第2の点P2における吸気通路3内のそれぞれの圧力等の値とそれに続く吸気行程での吸気量とを、内燃機関の種々の運転状態において予め求め、これらの各値と吸気量の相関関係を三次元マップの形態にした吸気量算出マップを用いた演算により、次の吸気行程においてシリンダ5内に吸気されるであろう予測吸気量Itを求める。
【選択図】 図1

Description

本願発明は、自動二輪車、不整地走行車両(All Terrain Vehicle)、小型滑走艇(PWC:Personal Water Craft)等に搭載される内燃機関(この明細書及び特許請求の範囲において「エンジン」ともいう)の各吸気行程における吸気量を推定する吸気量推定方法および装置に関する。
内燃機関、例えば、自動二輪車等に搭載されている内燃機関(エンジン)は、出力及び燃費の向上と排気ガスの浄化等を企図して、吸気通路内を通過するフレッシュエアに最適な量の燃料を最適なタイミングで燃料噴射装置から噴射しようとする、所謂燃料噴射装置を具備したものが多用される。このような燃料噴射装置は、その時々の内燃機関の負荷状態及び回転状態に合わせた量の燃料を各吸気毎に噴射するよう構成されている。しかしながら、噴射された燃料のうち、かなりの部分が吸気通路の壁面に付着し、その吸気行程の燃料としてではなく次あるいはその次の吸気行程での燃料として該壁面から蒸発することによってシリンダ内へ供給される。このような状態は、内燃機関が定常状態で運転されているときには、新たに壁面に付着する燃料と壁面から蒸発する燃料の各量が均衡して、各吸気行程において常に最適な量の燃料が供給されることになる。しかし、運転状態が変化するとき、つまり、加速時や減速時の運転状態の過渡期には、噴射され新たに壁面に付着する燃料と既に壁面に付着して蒸発する燃料の各量とが一致せず、したがって、所望の加速あるいは減速又は最適な燃焼状態を得ることができない。つまり、前記加速時においては、壁面に付着する燃料の量が蒸発する燃料の量に比べて多くなるため、空燃比がリーンになって、所望の加速状態を得ることができず、一方、減速時には、空燃比がオーバー・リッチとなって、良好な排気ガスが得られにくい。
このため、従来から、このような過渡期においても適切な空燃比が得られるように、燃料噴射装置を制御する燃料噴射制御装置は、その過渡期の状況に応じて、つまり、内燃機関の加速時には、燃料噴射量を増加させるような制御をおこない、また、減速時には、燃料噴射量を減少させるような制御をおこなうような制御(この明細書において単に「補正制御」という)をおこなうことによって、過渡期においても最適な状態の空燃比を最適なタイミングで得ようとするような補正制御がおこなわれていた(特許文献1参照)。
特開昭62−101855号公報。
しかしながら、前述の従来の補正制御の場合、前記燃料噴射制御装置が、そのときのエンジン回転数、スロットル開度、吸気圧力をパラメータとした燃料噴射量算出ベースマップに基づいて補正制御をおこなって、刻々の燃料噴射量を決定するため、過渡期、特に大きな加速あるいは減速を伴うような過渡期には、状態が刻々大きく変化するため、時間的な遅れが生じ、必ずしも最適な量の燃料を最適なタイミングで供給するような制御がおこなわれない場合がある。つまり、前記燃料噴射量算出ベースマップは、定常状態から過渡期にわたって、前記エンジン回転数やスロットル開度、吸気圧力等を複雑な相関関係によって制御するように構成されているため、加速時の時間的遅れを無くすように制御内容を補正すると、減速時あるいはその他の状態での排気ガスの状態が好ましくない方に変化したり、あるいは運転時のフィーリングが良くない方に変化したりする等の状況が生じて、かかる制御内容の補正は難しい場合が多い。
本発明は、このような現況に鑑みておこなわれたもので、大きな加速あるいは減速時にも、最適な量の燃料が時間的遅れなくシリンダ内に供給するべく、吸気行程の開始前にその吸気量を推定することができる吸気量推定方法と装置とを提供することを目的とする。
本第1の発明にかかる吸気量推定方法は、内燃機関の吸気通路内に配置した、流体エネルギー量を検出する検出手段により、
前記内燃機関の1サイクル中における圧縮行程から排気行程にかけての、吸気バルブが連続して閉っている間の、第1の点と該第1の点から時間的に隔った第2の点の、それぞれの、流体エネルギー量の値を検知して、
前記それぞれ検知した第1の点と第2の点の二つの値をパラメータとして、
前記第1の点と第2の点における吸気通路内のそれぞれの流体エネルギー量の各値とそれに続く吸気行程での吸気量とを、内燃機関の種々の運転状態において予め求め、これらの各値と吸気量の相関関係を表した吸気量算出マップを用いた演算により、
次の吸気行程においてシリンダ内に吸気されるであろう予測吸気量を求める、ことを内容とする。なお、前記第1の点と時間的に隔たった第2の点は、クランク角において隔たった第1の点と第2の点とも言い得る。
このように構成された本第1の発明にかかる吸気量推定方法によると、この内燃機関の1サイクル中における吸気バルブが閉っている吸気行程中の時間的隔たりをもった少なくとも2点(第1の点と第2の点)における流体エネルギー量の値、例えば、圧力、流量、流速のうちの少なくともいずれか1の値を検知し、この検知した2点の各値と前記吸気量算出マップを用いて、演算により次の吸気行程においてシリンダ内に吸気されであろう予測吸気量を燃料噴射が開始される前に得ることができる。このため、この予測吸気量に見合った量の燃料の量を予め算出して、供給する燃料の量を変えて、つまり、減速時には燃料を減量し、加速時には燃料を増量して、次の吸気行程において供給してやれば、最適な空燃比を常に得ることが可能となる。この結果、内燃機関の過渡期を含むあらゆる運転状態において、排気ガスの浄化が促進されることは勿論のこと、時間的遅れのない円滑な加速や減速が得られる。
また、本第2の発明にかかる内燃機関の吸気量推定装置は、内燃機関の吸気通路に配設され吸気通路内の流体エネルギー量の値を検出する検出手段と、
吸気通路内の流体エネルギー量の値と次の吸気行程における吸気量との相関関係を、予め求めてマップの形態にした吸気量算出マップと、前記検出手段から送信されてきた前記流体エネルギー量の値とを記憶する記憶装置と、
この内燃機関の1サイクル中における圧縮行程から排気行程にかけての、吸気バルブが連続して閉っている間の、第1の点と該第1の点から時間的に隔った第2の点の、それぞれの流体エネルギー量の値に関するデータを前記検出手段から得て、該得たデータと、前記記憶装置に記憶している吸気量算定マップとを用いて、次の吸気行程における吸気量を演算する演算装置とを具備する、ことを内容とする。
本第2の発明にかかる前記吸気量推定装置によれば、前記本第1の発明にかかる吸気量推定方法を実施することが可能となる。
そして、前記本第1の発明にかかる吸気量推定方法において、前記流体エネルギー量を検出する検出手段が、圧力センサー、流量センサー、流速センサーのうちの少なくともいずれか1のセンサーであり、前記流体エネルギー量の値が圧力、流量、流速のうちの少なくともいずれか1の値であってよい。
そして、前記本第1の発明にかかる吸気量推定方法において、前記相関関係を表した吸気量算出マップが三次元マップの形態をしたマップであると、迅速に吸気量を推定することができる方法を実現でき、また、ある箇所の特性のみ修正したい場合にも容易に対応することができる。
そして、前記本第1の発明にかかる吸気量推定方法において、前記吸気量算出マップが、複数の吸気行程における異なる値をもつ既知の吸気量に対して、それぞれの吸気行程における前記第1の点と第2の点の、それぞれの圧力、流量、流速のうちのいずれか1の各値を、計測により求めて、X軸に前記第1の点と第2の点のうちのいずれかの点の前記計測により求めた各値をとり、該X軸に直交するY軸に前記第1の点と第2の点のうちの残りの点の各値をとり、これら各対応する前記第1の点と第2の点のX軸とY軸とのそれぞれの交点から、該X軸およびY軸に直交するZ軸上に、前記第1の点と第2の点の各値に対応する前記既知の吸気量の値をとった、立体マップの形態であると、好ましい実施形態となる。
また、前記本第2の発明にかかる吸気量推定装置において、前記吸気量算出マップが、複数の吸気行程における異なる値をもつ既知の吸気量に対して、それぞれの吸気行程における前記第1の点と第2の点の、それぞれの流体エネルギー量の値の各値を、計測により求めて、X軸に前記第1の点と第2の点のうちのいずれか1の各値をとり、該X軸に直交するY軸に前記第1の点と第2の点のうちの残りの点の各値をとり、これら各対応する前記第1の点と第2の点のX軸とY軸とのそれぞれの交点から、該X軸およびY軸に直交するZ軸上に、前記第1の点と第2の点の各値に対応する前記既知の吸気量の値をとった、立体マップの形態である、好ましい実施形態となる。
また、前記本第2の発明にかかる吸気量推定装置において、前記流体エネルギー量の値が、圧力、流量、流速のうちの少なくともいずれか1の値であり、前記検出手段が圧力センサー、流量センサー、流速センサーのいずれかであってよい。
本発明にかかる内燃機関の吸気量推定方法および吸気量推定装置によれば、大きな加速あるいは減速時にも、最適な量の燃料が時間的遅れなくシリンダ内に供給することができるように、吸気行程の終了前にその吸気量を推定することができる。
この結果、内燃機関が定常運転状態は勿論のこと、加速時や減速時の過渡期においても、常に良好な排気ガス状態を得ることができ、また、レスポンスの良い円滑な加速および減速状態を得ることができる。また、最適な空燃比が常に維持されるために、燃費の向上にも寄与する。
以下、本発明の実施形態にかかる内燃機関の吸気量推定方法と吸気量推定装置について、自動二輪車に搭載される内燃機関(エンジンともいう)に適用した場合を例に挙げて、該吸気量推定方法と吸気量推定装置の内容と共にこの方法等によって得た予測吸気量に基づいて最適な量の燃料を最適なタイミングで供給し、その結果、円滑な加速及び減速等が得られるように構成された自動二輪車について、図面を参照しながら、具体的に説明する。
図1は本発明の実施形態にかかる多気筒エンジン(この実施形態では並列4気筒DOHCエンジン)を搭載した自動二輪車の外観の構成を示す全体斜視図、図2は図1に搭載されている多気筒エンジンの要部の概略の構成を示すブロック図である。
図1において、Eは自動二輪車Aに搭載されている吸気量推定装置を備えたエンジンで、このエンジンEは、吸気管10内に形成されている吸気通路3(図2参照)と燃料噴射装置1とを具備し、この燃料噴射装置1が前記吸気通路3内に燃料を噴射して混合気をシリンダ内に供給することができるように構成されている。
この燃料噴射装置1は、図2に図示するように、燃料噴射制御装置2に信号線L1で接続されており、この燃料噴射制御装置2の制御に基づいて、該燃料噴射装置1内の燃料供給弁(図示せず)が作動して、所望量の燃料を所望のタイミングで噴射するよう構成されている。
前記燃料噴射装置1は、また燃料供給管路5と燃料供給ポンプPを介して、燃料タンクTと接続されており、該燃料タンクTから必要な燃料が所望のときに供給されるように構成されている。
また、前記吸気通路3のスロットルバルブ7の下流側には、流体エネルギー量の検出手段の一種である圧力センサー4が配置されており、この圧力センサー4は、前記燃料噴射制御装置2に信号線L4で接続され、吸気通路3内の圧力を検出して該燃料噴射制御装置2に送信するよう構成されている。
さらに、前記エンジンEのクランク軸(図示せず)近傍には、エンジンの回転数を検出する回転数センサー6が配置されており、この回転数センサー6は、前記燃料噴射制御装置2に信号線L6を介して接続され、エンジンEの回転数を検出して該燃料噴射制御装置2に送信するよう構成されている。
また、前記吸気通路3に回動可能に配設されている前記スロットルバルブ7の回動軸7aには、スロットル開度センサー8が配置されており、このスロットル開度センサー8は、前記燃料噴射制御装置2に信号線L8を介して接続され、スロットルバルブ7の開度を検出して該燃料噴射制御装置2に送信するよう構成されている。なお、スロットルバルブ7の形態が吸気通路3の通路長手方向に対して直交する方向にスライドして開閉する形態の場合には、前記スロットル開度センサーとして、前記スライド方向の移動量を検出する形態のものが使用される。
また、前記エンジンEのウォータジャケット18内には、冷却液の温度を検出する水温センサー9が配置されており、この水温センサー9は、前記燃料噴射制御装置2に信号線L9を介して接続され、エンジンEの冷却液の温度(水温)を検出して該燃料噴射制御装置2に送信するよう構成されている。
そして、前記燃料噴射制御装置2は後述する種々の演算等をおこなう演算装置2Aとこれに信号線で接続されているメモリ(記憶装置)2Bとを備え、このメモリ2B内には、前記演算装置2Aで実行される後述する始動時噴射量決定プログラム、ベース燃料噴射量決定制御のプログラム、補正制御のプログラム等のプログラムと、始動時燃料噴射マップ、燃料噴射量算出ベースマップ、吸気量算出マップ等が記憶されている。
そして、この燃料噴射制御装置2内では、図13にブロック図の形態で全体の概略の制御内容が図示された、以下に述べるような制御がおこなわれる。
そして、このように構成された本内燃機関は、シリンダ5内への燃料の供給に際して、各吸気行程において以下に述べるように、該吸気行程においてシリンダ内に供給されるであろう予測吸気量Itが推定され、この予測吸気量Itに基づいて次の吸気行程で燃焼室に供給すべきシリンダ流入燃料量Qが算出され、このシリンダ流入燃料量Qに基づいて壁面付着ロジックを用いて燃料噴射量Fxが算出される。そして、前記シリンダ流入燃料量Qと前記燃料噴射量Fxから補正値(この実施形態では補正値として「補正係数ζ」を使用)が求められる。一方、スロットル開度等から算出されるベース燃料噴射量Ftが算出されるとともに、前記補正係数ζを用いて該ベース燃料噴射量Ftが補正される。その結果、定常状態での運転時は勿論のこと、加速時や減速時の過渡期においても、最適な量の空燃比を得ることができるよう構成されている。以下、図13に示されるブロック図の制御の内容を構成する、吸気量推定方法と、壁面付着(吸気通路壁面への燃料の付着をいう)を配慮した燃料供給の制御内容等を、図3に示すフローチャートに沿って説明する。
この自動二輪車Aのメインスイッチがライダーの操作等によってONになる(ステップ1:S1)と、前記燃料噴射制御装置2,圧力センサー4,回転数センサー6,スロットル開度センサー8,水温センサー9等がONの状態となり(ステップ2:S2)、これらのセンサーからの検出データが該燃料噴射制御装置2に伝達されるとともに、前記演算装置2Aに始動時噴射量決定プログラム、ベース燃料噴射量決定制御のプログラム、補正制御のプログラム等のプログラムと、始動時燃料噴射マップ、燃料噴射量算出ベースマップ、吸気量算出マップ等が必要に応じて適宜読み込まれる(ステップ3:S3)。
この状態で、ライダーが図示しないスターターボタンを押圧する(ステップ4:S4)と、該燃料噴射制御装置2の演算装置2Aは、検出した水温とスロットル開度等に関するデータと前記始動時噴射量決定プログラムを用いて、前記始動時燃料噴射マップから始動時の燃料噴射量を算出して(ステップ5:S5)、前記燃料噴射装置1を制御して、該算出した量の燃料を噴射せしめる(ステップ6:S6)。この結果、エンジンEが始動する。
このような手順を経てエンジンEが始動すると、引き続き、前記圧力センサー4は前記吸気通路3内の圧力値を検出し、前記回転数センサー6はエンジンEの回転数を検出し、前記スロットル開度センサー8は前記スロットルバルブ7の開度を検出し、前記水温センサー9がエンジンEのウォータジャケット18内の冷却液の温度(水温)を検出する(ステップ7:S7)。そして、これらの検出した各データは、前記信号線L1〜L9を介して、前記燃料噴射制御装置2に送信される(ステップ8:S8)。
そして、前記各データを受信した燃料噴射制御装置2では、前記演算装置2Aが、前記メモリ2Bに記憶され予め読み出していた燃料噴射量算出ベースマップと、前記各データの値を用いて、前記ベース燃料噴射量決定制御のプログラムを実行して、ベース燃料噴射量Ftを算出する(ステップ9:S9)。このベース燃料噴射量Ftは、例えば、図15に図示するように、X軸にスロットル開度を、Y軸にエンジン回転数を、Z軸に第1のベース燃料噴射量Ft1をとってこれらの相関関係を示す三次元マップを予め形成しておいて、そのときのエンジン回転数とスロットル開度の値から、そのときの該第1のベース燃料噴射量Ft1の値を求める。また、一方において、図16に図示するように、X軸に吸気圧を、Y軸にエンジン回転数を、Z軸に第2のベース燃料噴射量Ft2をとってこれらの相関関係を示す三次元マップを予め形成しておいて、そのときのエンジン回転数と吸気圧の値から、そのときの第2のベース燃料噴射量Ft2の値を求める。
そして、前記求めた第1のベース燃料噴射量Ft1と第2のベース燃料噴射量Ft2との値を用いて、下記の(1)式と図17に示す重み付け係数αの決定マップとを用いて、最終的な「ベース燃料噴射量Ft」を求める。なお、前記重み付け係数αは、スロットル開度に基づいて決定される。図17は、横軸にスロットル開度を、縦軸に重み付け係数αの値をとって、スロットル開度に対する重み付け係数αの値の変化を示した図であって、この重み付け係数αの値の変化は、スロットル開度が「ゼロ」から所定の小さい値(第1開度値Th1)までの範囲では、スロットル開度が増加しても重み付け係数αの値は「ゼロ」であり、前記第1開度値Th1からある値(第2開度値Th2)までの領域では一次関数的にスロットル開度の大きさに比例して重み付け係数αの値が大きくなり、スロットル開度が前記第2開度値Th2に達するとその後はスロットル開度が増加しても重み付け係数αの値は一定になっている。かかる図15〜図17に示すマップは、得ようとする内燃機関の各回転数における出力等に鑑みて、予め求めておく。
Figure 2008157220
また、前記圧力センサー4により、燃料を噴射しようとする気筒の1サイクル中において圧縮行程から排気行程にかけて吸気バルブ21(図2参照)が連続して閉っている間の時間的隔たりをもった少なくとも2点、換言すると、前記圧縮行程から排気行程にかけて吸気バルブ21が連続して閉まっている間の吸気通路内の圧力(流体エネルギー量)が単調に変化する時間的隔たりをもった2点、例えば、図4に図示するように、前記2点のうちの始点となる第1の点となる内燃機関の圧縮行程開始の下死点近傍の点と、後の1点(第2の点)となる前記始点となる第1の点からクランク角で約360度、時間にして約1/100秒(この時間に関する数値は内燃機関の回転数によって異なる)程度間隔をあけた爆発行程の下死点前の第2の点の2点の圧力値に関するデータP1,P2を得る。そして、前記データP1,P2を前記燃料噴射制御装置2に取り込んで、この圧力値に関するデータP1,P2と図5に示す前記2点の圧力値(X軸方向の値とY軸方向の値)と予測吸気量(図5のZ軸方向の値)の関係を表す前記吸気量算出マップを用いて、予測吸気量Itを求める(ステップ10:S10)。この予測吸気量の求め方の具体的内容については後述する。
次に、前記予測吸気量Itを用いて、前記ベース燃料噴射量Ftに対する補正制御を実行するための補正値(この実施形態では補正係数ζ)を求める。つまり、この実施形態では、該補正制御は、補正係数ζを乗算することによっておこなわれるが、そのため、まず、補正係数ζを求める(ステップ11:S11)。具体的には、前記補正係数ζは、この実施形態では、以下のように求めている。即ち、前記予測吸気量Itとそのとき必要な空燃比εから必要な燃料供給量Q(Q=It・ε)をまず算出する。
そして、前記必要な燃料供給量Qから、図22に図示するブロック図に表される「壁面付着モデル」から導きだされる図23のブロック図に示す「壁面付着逆モデル」の制御ロジックにより、下記の式(2)で表される燃料噴射量Fxを求める。そして、前記必要な燃料供給量Qを前記燃料噴射量Fxで除することによって、補正係数ζ(ζ=Q/Fx)を得る。
Figure 2008157220
なお、式(2)における「W(n-1)」は、式(3)で表される。
Figure 2008157220
ここで、図22の「壁面付着モデル」は、壁面に付着する燃料の量「W(n)」及び壁に付着している燃料が壁面から離れてシリンダ内へ流入する燃料の量「W(n)・B」を配慮した、燃料噴射量Fxからシリンダに流入する燃料供給量(シリンダ流入燃料量)Qを求めるための制御ロジックを表したブロック図である。また、図23は、図22に示す制御ロジックを基づいて、壁面に付着する燃料の量及び壁面に付着している燃料が壁面から離れてシリンダ内へ流入する燃料の量を配慮した、シリンダに流入する燃料供給量(シリンダ流入燃料量)Qから燃料噴射量Fxを逆に求めるための、制御ロジックを表したブロック図である。
なお、図22,図23において、「A」は前記燃料噴射量Fxのうち直接シリンダに流入する燃料の比率、「1−A」は前記燃料噴射量Fxのうち壁面に付着する燃料の比率、「1/Z」は遅れ要素、「W(n)」は壁面に付着した燃料の量、「W(n-1)」は壁面に付着した燃料量に遅れ要素1/Zを乗算して得た燃料の量、Bは壁面に付着している燃料が蒸発する蒸発比率、「1−B」は壁面に付着している燃料のうち蒸発しない燃料の比率である。また、前記燃料の比率A、前記蒸発比率Bは、エンジン回転数、スロットル開度、吸気圧及びエンジンの水温等のうちの少なくともいずれか1つに基づいて求めるようにしてもよい。
次に、図13に図示する如く、前記演算で求めた前記ベース燃料噴射量Ftに前記補正係数ζを乗算して、最終的に、次の吸気行程で噴射すべき実燃料噴射量Fy(Fy=Ft・ζ)を得る(ステップ12:S12)。
そして、前記求めた噴射すべき実燃料噴射量Fyの燃料を、前記燃料噴射装置1から噴射する(ステップ13:S13)。
各気筒毎に且つ各サイクル毎(各複数サイクル毎であってもよい)に、前記ステップ7からステップ13を繰り返すことによって、常に最適な量の燃料が供給される結果、加速時には、図11に図示するようなスロットル開度に対応した時間的遅れの少ない円滑な加速状況と良好な空燃比が得られ、減速時には図12に図示するようなスロットル開度に対応した時間的遅れの少ない円滑な減速状況と良好な空燃比が得られる。
つまり、前述したように、各サイクル毎に変化する前記各センサーの検知した値に基づいて、次の吸気行程で吸気する吸気量を予測して、この予測された吸気量(「予測吸気量It」)と最適な「空燃比ε」に基づいて前記「必要な燃料供給量Q」を得て、この「必要な燃料供給量Q」と図23に示す「壁面付着逆モデル」を表したブロック図に示される制御ロジックを用いて、下記の式(2)で表される「燃料噴射量Fx」を得る。さらに、前記「必要な燃料供給量Q」と「燃料噴射量Fx」から「補正値(補正係数ζ)」を得て、図13のブロック図に図示するように、この補正係数ζを前記「ベース燃料噴射量Ft」に乗算することによって前記「ベース燃料噴射量Ft」を補正して、次の行程で噴射すべき実燃料噴射量Fyを得るよう構成され、燃料噴射装置1から実燃料噴射量Fyの燃料が適宜タイミングで噴射される。このため、定常状態は勿論のこと加速時や減速時の過渡期においても、その状態(定常状態、加速状態あるいは減速状態)に合致した最適な燃料噴射量を時間的にも適正に噴射される結果、大きく変化しない空燃比の混合気が、シリンダ19内に供給される。
この結果、加速時にも空燃比がリーンになることを防ぎ且つエンジン回転数(内燃機関の回転数)も図11の「エンジン回転数」の欄に実線で示すようにスロットル開度の動作(操作)にレスポンス良く追随して上昇する。
また、図12の「エンジン回転数」の欄に実線で示すように、減速時にも、その状態に合致した空燃比を形成する燃料噴射量が時間的遅れなく噴射されるため、オーバー・リッチになることがない。この結果、減速時にもエンジンの回転数はレスポンス良く追随して下降するとともに、良好な排気ガスを得ることができる。
そして、何らかの理由により、前記ベース燃料噴射マップ等が複雑に補正された場合にも、該複雑な補正とは前記補正値が独立して設定されているため、該補正値は前記予測吸気量It等にの変化に対応して簡単に変更できる。しかも最適な空燃比が常に得られるため、定常状態はもとより、加速時にも減速時にも、エンジンの回転数はレスポンス良く追随して変化するとともに、常に良好な排気ガスを得ることができる。
上述した本実施形態にかかるエンジンEによれば、加速時においてもライダーのアクセル操作に合致した所望の加速状態を得ることができ、また、減速時にも、所望の減速状態とともに良好な排気ガスを得ることができる。
なお、図11,図12の「実燃料噴射量Fy」の欄に図示するように、この実施形態では、補正された結果噴射される実燃料噴射量Fyは、前記(1)式で求めたベース燃料噴射量Ftに補正値である補正係数ζを乗算して得た量の燃料となる。この図11,図12の「実燃料噴射量Fy」の欄に示す図は、縦軸に燃料噴射量をとり、横軸に時間軸をとって、加速時(図11参照)又は減速時(図12参照)の各サイクル毎に噴射される実燃料噴射量Fyの変化の状態を補正前のものを破線で補正後のものを実線で表した図である。
ところで、前記圧力センサー4からの2点のデータを用いて予測吸気量を算出する前記吸気量算出マップを、概念的に図示すると、図5に図示するようになる。つまり、図5に図示する吸気量算出マップは、1サイクル中において圧縮行程から排気行程にかけて吸気バルブが連続して閉っている間の時間的隔たりをもった2点、この実施形態の場合には、1サイクル中において圧縮行程から排気行程にかけて吸気バルブが連続して閉っている間の、該圧縮行程の始まりの下死点近傍の第1の点と、爆発行程の終了の下死点近傍の第2の点の2点の、それぞれの圧力の各値P1,P2をX軸とY軸にとり、且つ、予測吸気量をZ軸にとって、これらの相関関係を、予め、立体マップ(三次元マップ)の形態にしたものである。そして、かかるマップは、既知の吸気量に対してその吸気量が得られるときの吸気通路の前記2点の圧力を測定することによって、予め作成しておく。
そして、各サイクル毎(あるいは場合によっては「各複数サイクル毎」であってもよい)に前記2点の圧力P1,P2を検出して、図5のマップを用いて、これらP1とP2との交点に位置する前記Z軸の予測吸気量Itを読みとれば、該予測吸気量Itを簡単に且つ迅速に求めることができる。なお、図5において、各予測吸気量はメッシュ状に表した三次元平面(傾斜曲面)で表されている。
また、前記実施形態では、図6に図示するように各気筒の吸気通路3にそれぞれ1つの圧力センサー4を配置し信号線L4により前記燃料噴射制御装置2(図2参照)に送信するよう構成しているが、図7に図示し後述するように、各吸気通路3からパイプ4Uを延設してこのパイプ4U内に1つの圧力センサー4を配置するような形態であってもよい。これら別の実施形態については後述する。
ところで、この実施形態1では、予測吸気量を得て、該予測吸気量を利用して壁面付着の補正ロジックにより該壁面付着の補正制御をおこなうように構成されているが、この実施形態1の一部の構成、つまり、各気筒における各サイクル毎に、前記予測吸気量Itと最適な空燃比εから必要な燃料噴射量Qを求め、該必要な燃料噴射量Qを実燃料噴射量Fyとして燃料噴射装置1から噴射させるような構成を具備させることによって、適正な燃焼状態を得ることがきる内燃機関を実現することができる。
(実施形態2)
ところで、前記した如く、図7に図示するように、各吸気通路3からパイプ4Uを延設してこのパイプ4U内に1つの圧力センサー4を配置するような形態の場合、即ち、図7に図示する如く1つの圧力センサー4Bのみを配置して全気筒の吸気通路の平均の圧力値(平均吸気圧という)を用いて前記予測吸気量を求める場合には、以下のようになる。つまり、
前記平均の圧力値の変化は、図24に図示するように、単一の気筒(例えば、第1気筒)の吸気通路の圧力の変化に比べて、殆ど変化しないことから、前述した2点における測定では予測吸気量を得ることはできない。
このため、かかる場合には、図18に図示するように、予め、X軸に前記平均吸気圧を、Y軸にエンジン回転数をとり、Z軸に予測吸気量をとった予測吸気量算出マップを作成しておき、そのときの平均吸気圧の値とエンジン回転数の値を前記圧力センサー4Bおよびエンジン回転数を検出するセンサーから得て、これらの各値と図18に示すマップを用いて、予測吸気量Itを算出する。
また、かかる実施形態の吸気量推定方法を用いて実燃料噴射量Fyを求めるための全体の構成を概念的に表すと図14に図示する如くなる。内容的には、圧力センサーからの圧力値に平均値を用いている以外は、図13に示す場合と同様である。このため、詳細な説明は省略する。
このように、1つの圧力センサーのみを用いても、前記実施形態1の場合と同様に、予測吸気量Itを算出することができる。
そして、このように1つの圧力センサー4のみを配置するような形態の場合には、シンプルな構成となり、安価に実施できる形態となる。
また、別の実施形態として、図8に図示するように、各気筒の吸気通路3毎に1つの圧力センサー4を配置するとともに、前記ベース燃料噴射量を演算するために、全気筒の吸気通路3の平均の圧力値を求めるための圧力センサー4Bを別に設けて、この圧力センサー4Bと前記吸気通路3間をパイプ4Uで接続するように構成してもよい。
さらには、図9に図示するように、全気筒のうちの1つの気筒の吸気通路3の圧力を検出する圧力センサー4と、前記ベース燃料噴射量を演算するための、全気筒の吸気通路3の平均の圧力値を求めるためのパイプ4Uを介して接続した圧力センサー4Bとを設けてもよい。
また、図10に図示するように、全気筒のうちの2つ気筒の吸気通路3の圧力を検出する圧力センサー4と、前記ベース燃料噴射量を演算するための、全気筒の吸気通路の平均の圧力値を求めるためにパイプ4Uを介して接続した圧力センサー4Bを設けてもよい。なお、図8〜図10において、4BLは、前記圧力センサー4Bからの検出値を前記燃料噴射制御装置2に送信するための信号線である。
(実施形態3)
また、前記予測吸気量の算出に、エンジン回転数とスロットル開度と吸気圧の各値をパラメータとして用いる場合には、例えば、図19に図示するように、X軸にスロットル開度を、Y軸にエンジン回転数を、Z軸に第1の予測吸気量1をとって、これらの相関関係を表した第1の三次元マップ(傾斜曲面状のマップ)を予め形成しておいて、そのときのエンジン回転数とスロットル開度との値から、該第1の三次元マップを用いて、そのときの第1の予測吸気量It1の値を求める。
また、一方において、図20に図示するように、X軸に吸気圧を、Y軸にエンジン回転数を、Z軸に第2の予測吸気量It2をとって、これらの相関関係を表した第2の三次元マップ(傾斜曲面状のマップ)を予め形成しておいて、そのときのエンジン回転数と吸気圧との値から、該第2の三次元マップを用いて、そのときの第2の予測吸気量It2の値を求める。
そして、前記求めた第1の予測吸気量It1と第2の予測吸気量It2との値を用いて、下記の(4)式と図21に示す重み付け係数βとを用いて、最終的な予測吸気量Itを求めることができる。なお、前記重み付け係数βは、スロットル開度に基づいて決定される。図21は、横軸にスロットル開度を、縦軸に重み付け係数βの値をとって、スロットル開度に対する重み付け係数βの値の変化を示した図であって、この重み付け係数βの値の変化は、スロットル開度が「ゼロ」から所定の小さい値(第1開度値Th)までの範囲では、スロットル開度が増加しても重み付け係数βの値は「ゼロ」であり、前記第1開度値Th1からある値(第2開度値Th2)までの領域では一次関数的にスロットル開度の大きさに比例して重み付け係数βの値が大きくなり、スロットル開度が前記第2開度値Th2に達するとその後はスロットル開度が増加しても重み付け係数βの値は一定になっている。そして、この図21に示す線図は、得ようとする内燃機関の各回転数における出力等から予め求めておくものである。
Figure 2008157220
ところで、前記実施形態では、予測吸気量Itを、流体エネルギー量の一つである吸気通路内の圧力を用いて得るように構成しているが、吸気通路内の吸気の流速あるいは吸気の流量を用いて得るように構成してもよい。
また、前記補正制御による補正では補正値として補正係数ζを用い該補正係数ζをベース燃料噴射量Ftに乗算するよう構成しているが、これに代えて、補正値として補正量を求めて前記ベース燃料噴射量Ftに加算あるいは減算するような構成にしてもよい。例えば、予測吸気量Itが増加する場合には、前記補正量を加算して燃料噴射量Fxを増加させ、また、予測吸気量Itが減少する場合には、前記補正量を減算して燃料噴射量Fxを減少させるように構成してもよい。
また、前記予測吸気量It,補正値あるいはベース燃料噴射量Ftは、前述のように各三次元マップ等の制御マップを用いた演算により求めてもよく、あるいは、数式を用いた演算により求めてもよい。一般的には、前述したように三次元マップ等の制御マップを用いて演算により求める形態の方が、各条件下においてより細かい設定や調整(補正)等をおこなうことができる点で好ましい構成となる。
また、前記実施形態では、吸気通路3内の流量を得るために前記流体エネルギー量を検出する検出手段として圧力センサー4を用いているが、これに代えて、流量センサーで吸気通路3内の吸気量を直接検出するように構成してもよく、あるいは流速センサーで吸気通路3内の流速を検出し該流速から吸気量を得るように構成してもよい。つまり、前記エネルギー量の値を検出する検出手段としては、圧力センサー、流量センサー、流速センサー、あるいは他のセンサーを用いてもよい。
また、前記予測吸気量Itは、前述のように、前記ベース燃料噴射量Ftを補正する補正値ζを得るために使用されるのではなく、この予測吸気量Itに最適な「空燃比ε」を乗算して「必要な燃料供給量Q」を求め、この「必要な燃料供給量Q」を実燃料噴射量Fyとして、あるいはこの「必要な燃料供給量Q」に前記壁面付着補正ロジックを用いて前記「燃料噴射量Fx」を得て、この燃料噴射量Fxを実燃料噴射量Fyとして、用いてもよい。
また、前述した実施形態では自動二輪車に搭載される内燃機関について説明したが、本発明は、その他の車両等、例えば、前記不整地走行車両や小型滑走艇等に搭載される内燃機関としても、あるいは汎用の内燃機関としても利用できる。
また、本発明にかかる吸気量推定方法及び装置は、燃料の供給のため以外にも適用できる。
なお、図2において、21はシリンダヘッド20に配置されている吸気バルブ、22はシリンダヘッド20に配置されている排気バルブ、24は前記吸気通路3の上流側に設けられているエアクリーナ、25はエンジンEのシリンダ19内に摺動自在に配置されているピストン、28は吸気通路3からの混合気が吸入されるシリンダ内の空間、29は点火プラグを示す。図2において、シリンダヘッド20内の各バルブの駆動機構等は省略している。
本発明は、前述した実施形態に限定されるものでなく、当業者が自明の範囲において、適宜変更した形態で実施することができることは言うまでもない。
本発明にかかる内燃機関の吸気量推定方法及び吸気量推定装置は、自動二輪車、不整地走行車両、小型滑走艇等のエンジン等に利用することができる。
本発明の実施形態にかかる多気筒エンジン(4気筒エンジン)を搭載した自動二輪車の外観の構成を示す全体斜視図である。 図1に搭載されている多気筒エンジンの要部の概略の構成を概念的に示すブロック図である。 図2に図示する構成の内燃機関の燃料噴射量を決定し噴射する一連の制御プロセス等を示すフローチャートである。 燃料を噴射しようとする気筒の吸気バルブが閉まっている同一サイクル中の時間的隔たりをもった少なくとも2点を吸気通路内の圧力の値を縦軸に時間を横軸にして表した図である。 図3に示す制御において使用される2点の吸気圧と予測吸気量の相関関係を三次元的に示した吸気量算出マップを概念的に示した図である。 各気筒の吸気通路とそこに配置された圧力センサーの構成を概念的に示した図である。 図6と別の実施形態にかかる各気筒の吸気通路と圧力センサーの構成を概念的に示した図である。 図6,図7とは別の実施形態にかかる各気筒の吸気通路と圧力センサーの構成を概念的に示した図である。 図6〜図8とは別の実施形態にかかる各気筒の吸気通路と圧力センサーの構成を概念的に示した図である。 図6〜図9とは別の実施形態にかかる各気筒の吸気通路と圧力センサーの構成を概念的に示した図である。 本発明の実施形態にかかる内燃機関(エンジン)の加速時の制御の内容とその効果を表した図であって、縦軸に、スロットル開度Th、吸気圧、該吸気圧から得られた予測吸気量It、該吸気圧とエンジン回転数とスロットル開度から得られるベース燃料噴射量Ft、壁面付着に起因する補正値ζ、補正後の実燃料噴射量Fy、空燃比ε、エンジン回転数の各値をとり、横軸に時間軸をとってこれらの関係を表した図である。 本発明の実施形態にかかる内燃機関(エンジン)の減速時の制御の内容とその効果を表した図であって、縦軸に、スロットル開度Th、吸気圧、該吸気圧から得られた予測吸気量It、該吸気圧とエンジン回転数とスロットル開度から得られるベース燃料噴射量Ft、壁面付着に起因する補正値ζ、補正後の実燃料噴射量Fy、空燃比ε、エンジン回転数の各値をとり、横軸に時間軸をとってこれらの関係を表した図である。 本発明の実施形態にかかる各気筒の吸気圧に基づいておこなわれる補正制御と補正の対象となるベース燃料噴射量の制御の内容を表したブロック線図である。 本発明の実施形態にかかる各気筒の平均吸気圧に基づいておこなわれる補正制御と補正の対象となるベース燃料噴射量の制御の内容を表したブロック線図である。 図13,図14におけるベース燃料噴射量の一部(第1のベース燃料噴射量)を算出するためスロットル開度とエンジン回転数と該第1のベース燃料噴射量との相関関係を三次元マップ的に示した図である。 図13,図14におけるベース燃料噴射量の他の一部(第2のベース燃料噴射量)を算出するため吸気圧とエンジン回転数と該第2のベース燃料噴射量との相関関係を三次元マップ的に示した図である。 図15,図16におけるベース燃料噴射量の一部(第1のベース燃料噴射量)と他の一部(第2のベース燃料噴射量)とを用いてベース燃料噴射量を算出するための重みづけ係数αを算出するため、スロットル開度とαとの相関関係を表した図である。 各気筒の平均吸気圧とエンジン回転数を用いて予測吸気量を算出するため吸気圧とエンジン回転数と予測吸気量との相関関係を三次元マップ的に示した図である。 エンジン回転数とスロットル開度と吸気圧をパラメータとして用いて予測吸気量を算出するため、スロットル開度とエンジン回転数と予測吸気量の一部(第1の予測吸気量)との相関関係を三次元マップ的に示した図である。 エンジン回転数とスロットル開度と吸気圧をパラメータとして用いて予測吸気量を算出するため、吸気圧とエンジン回転数と予測吸気量の他の一部(第2の予測吸気量)との相関関係を三次元マップ的に示した図である。 図19,図20における予測吸気量の一部(第1の予測吸気量)と他の一部(第2の予測吸気量)とを用いて予測吸気量を算出するための重みづけ係数βを算出する、スロットル開度とβとの相関関係を表した図である。 燃料噴射量に対するシリンダ流入量の関係を示すブロック線図である。 吸気通路内へ燃料を噴射したときに該燃料噴射量とシリンダ内へ流入する燃料の関係を示す壁面付着逆モデルをを表したブロック線図である。 吸気通路内の吸気圧を縦軸に時間を横軸にして各気筒の平均吸気圧の変化の状態(太線参照)を第1シリンダの吸気圧の変化の状態(細線参照)とともに表した図である。
符号の説明
A…自動二輪車
E…エンジン(内燃機関)
1…燃料噴射装置
2…燃料噴射制御装置
3…吸気通路
19…シリンダ

Claims (7)

  1. 内燃機関の吸気通路内に配置した、流体エネルギー量を検出する検出手段により、
    前記内燃機関の1サイクル中における圧縮行程から排気行程にかけての、吸気バルブが連続して閉っている間の、第1の点と該第1の点から時間的に隔った第2の点の、それぞれの、流体エネルギー量の値を検知して、
    前記それぞれ検知した第1の点と第2の点の二つの値をパラメータとして、
    前記第1の点と第2の点における吸気通路内のそれぞれの流体エネルギー量の各値とそれに続く吸気行程での吸気量とを、内燃機関の種々の運転状態において予め求め、これらの各値と吸気量の相関関係を表した吸気量算出マップを用いた演算により、
    次の吸気行程においてシリンダ内に吸気されるであろう予測吸気量を求める、内燃機関の吸気量推定方法。
  2. 前記流体エネルギー量を検出する検出手段が、圧力センサー、流量センサー、流速センサーのうちの少なくともいずれか1のセンサーであり、前記流体エネルギー量の値が圧力、流量、流速のうちの少なくともいずれか1の値であることを特徴とする請求項1記載の吸気量推定方法。
  3. 前記相関関係を表した吸気量算出マップが三次元マップの形態したマップであることを特徴とする請求項1又は2記載の吸気量推定方法。
  4. 前記吸気量算出マップが、
    複数の吸気行程における異なる値をもつ既知の吸気量に対して、それぞれの吸気行程における前記第1の点と第2の点の、それぞれの圧力、流量、流速のうちのいずれか1の各値を、計測により求めて、X軸に前記第1の点と第2の点のうちのいずれかの点の前記計測により求めた各値をとり、該X軸に直交するY軸に前記第1の点と第2の点のうちの残りの点の各値をとり、これら各対応する前記第1の点と第2の点のX軸とY軸とのそれぞれの交点から、該X軸およびY軸に直交するZ軸上に、前記第1の点と第2の点の各値に対応する前記既知の吸気量の値をとった、立体マップの形態である、
    請求項1〜3のいずれか1の項に記載の吸気量推定方法。
  5. 内燃機関の吸気通路に配設され吸気通路内の流体エネルギー量の値を検出する検出手段と、
    吸気通路内の流体エネルギー量の値と次の吸気行程における吸気量との相関関係を、予め求めてマップの形態にした吸気量算出マップと、前記検出手段から送信されてきた前記流体エネルギー量の値とを記憶する記憶装置と、
    この内燃機関の1サイクル中における圧縮行程から排気行程にかけての、吸気バルブが連続して閉っている間の、第1の点と該第1の点から時間的に隔った第2の点の、それぞれの流体エネルギー量の値に関するデータを前記検出手段から得て、該得たデータと、前記記憶装置に記憶している吸気量算定マップとを用いて、次の吸気行程における吸気量を演算する演算装置とを具備する、内燃機関の吸気量推定装置。
  6. 前記吸気量算出マップが、複数の吸気行程における異なる値をもつ既知の吸気量に対して、それぞれの吸気行程における前記第1の点と第2の点の、それぞれの流体エネルギー量の値の各値を、計測により求めて、X軸に前記第1の点と第2の点のうちのいずれか1の各値をとり、該X軸に直交するY軸に前記第1の点と第2の点のうちの残りの点の各値をとり、これら各対応する前記第1の点と第2の点のX軸とY軸とのそれぞれの交点から、該X軸およびY軸に直交するZ軸上に、前記第1の点と第2の点の各値に対応する前記既知の吸気量の値をとった、立体マップの形態である、請求項5記載の吸気量推定装置。
  7. 前記流体エネルギー量の値が、圧力、流量、流速のうちの少なくともいずれか1の値であり、前記検出手段が圧力センサー、流量センサー、流速センサーのいずれかであることを特徴とする請求項5又は6記載の吸気量推定装置。
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