JP2008155482A - 画像印刷装置及び制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】記録材の種別を判別する精度を向上するとともに、判別処理に要する時間を低減させる。
【解決手段】画像印刷装置は、記録材ごとの性質を表す1以上のパラメータを検出する検出部と、各パラメータと記録材の種別との対応関係を登録した判別テーブルを用いて、検出部による1回の検出処理によって検出された各パラメータから記録材の種別を判別する第1判別部と、判別対象の記録材が同一の印刷ジョブにおける2枚目以降の記録材である場合に、1枚前の記録材の種別と、第1判別部により判別された今回の記録材の種別とが同一であるか否かを判定する第1判定部と、1枚前の記録材の種別と今回の記録材の種別とが異なると判定されたときに、記録材の面内で検出位置を移動させながら検出部によって複数回の検出処理を実行させ、得られた各パラメータの平均値と判別テーブルとから記録材の種別を判別する第2判別部とを含む。
【選択図】図7
【解決手段】画像印刷装置は、記録材ごとの性質を表す1以上のパラメータを検出する検出部と、各パラメータと記録材の種別との対応関係を登録した判別テーブルを用いて、検出部による1回の検出処理によって検出された各パラメータから記録材の種別を判別する第1判別部と、判別対象の記録材が同一の印刷ジョブにおける2枚目以降の記録材である場合に、1枚前の記録材の種別と、第1判別部により判別された今回の記録材の種別とが同一であるか否かを判定する第1判定部と、1枚前の記録材の種別と今回の記録材の種別とが異なると判定されたときに、記録材の面内で検出位置を移動させながら検出部によって複数回の検出処理を実行させ、得られた各パラメータの平均値と判別テーブルとから記録材の種別を判別する第2判別部とを含む。
【選択図】図7
Description
本発明は、印刷条件を決定するために記録材の種別を判別する画像印刷装置に関する。
従来から画像印刷装置は、例えば、操作者から設定された記録材のサイズや種類(以下、種別と称す。)に応じて、記録材の搬送条件、転写条件及び定着条件などの印刷条件を決定している。また、内部に記録材の種別を判別するセンサを用いて、判別された種別に応じて印刷条件を決定する画像印刷装置も知られている。
特許文献1は、発光素子から記録材へ光を発射し、記録材に反射した反射光を受光することで、光沢度の高いグロスフィルムと、光沢度の低い普通紙とを判別する画像印刷装置を示している。また、特許文献2は、発光素子から記録材へ光を発射し、記録材を通過した透過光を受光することで、記録材の厚さを判別する画像印刷装置を示している。
特開平02−138805号公報
特開2001−139189号公報
しかし、近年、記録材の種別が多くなり、類似した種別の記録材を判別することが困難になりつつある。これは、種別の異なる記録材から受光センサにより取得した値の差が、小さすぎるからである。記録材自体の表面の粗さや厚み等がばらつくことによって、同一の記録材の面内であっても検出した値がばらつき、誤って判別することがある。
そこで、記録材の判別精度を向上させるために、同一の記録材の面内で、検出位置を移動し、複数回の検出作業を実施して得られた検出結果の平均値を用いれば、誤判別を低減できると考えられる(関連技術)。
しかしながら、上述した関連技術の画像印刷装置では、複数回の検出作業を繰り返すため印刷時のスループットに問題がある。検出作業は、記録材の姿勢を安定させるために、記録材を停止させた状態で行われる。よって、複数回の検出作業を実施すれば、検出位置を移動する毎に記録材を停止させる必要がある。例えば、1回の検出作業を実施するのに800ms程度の時間を要したとする。記録材の検出回数をN回とすると、複数回の検出作業に要する時間は、800×Nms程度となる。よって、記録材の種別を判別する判別精度は向上するが、高スループットでの印刷は難しい。
本発明は、上述した問題に鑑みて成されたものであり、判別処理に要する時間の増加を抑制しつつ、記録材の種別の判別精度を向上させる画像印刷装置を提供することを目的とする。
本発明は、例えば、画像印刷装置として実現できる。画像印刷装置は、記録材ごとの性質を表す1以上のパラメータを検出する検出部を含む。また、画像印刷装置は、各パラメータと記録材の種別との対応関係を登録した判別テーブルを用いて、検出部による1回の検出処理によって検出された各パラメータから記録材の種別を判別する第1判別部を含む。また、画像印刷装置は、判別対象の記録材が同一の印刷ジョブにおける2枚目以降の記録材である場合に、1枚前の記録材の種別と、第1判別部により判別された今回の記録材の種別とが同一であるか否かを判定する第1判定部とを含む。画像印刷装置は、1枚前の記録材の種別と今回の記録材の種別とが異なると判定されたときに、記録材の面内で検出位置を移動させながら検出部によって複数回の検出処理を実行させ、得られた各パラメータの平均値と判別テーブルとから記録材の種別を判別する第2判別部とを含む。
本発明は、判別処理に要する時間の増加を抑制しつつ、記録材の種別の判別精度を向上させる画像印刷装置を提供できる。
以下、本発明に係る実施形態について図面を用いて説明する。なお、以下の実施の形態は特許請求の範囲に記載された発明を限定するものでなく、また本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。また、本発明は、一適用例として、電子写真方式の画像印刷装置によって実現される。しかしながら、本発明は、インクジェットプリンタ等、他の画像印刷方式を採用した画像印刷装置によって実現されてもよい。
[第1の実施形態]
以下では、図1乃至図11を参照して第1の実施形態について説明する。図1は、第1の実施形態に対応する画像印刷装置の一例を示す断面図である。ここでは、本発明に関する主要な要素についてのみ説明を記載する。
以下では、図1乃至図11を参照して第1の実施形態について説明する。図1は、第1の実施形態に対応する画像印刷装置の一例を示す断面図である。ここでは、本発明に関する主要な要素についてのみ説明を記載する。
画像印刷装置100は、記録材判別センサ101、搬送路102、画像形成部103a、b、c、d、定着部104、記録材カセット105、106及びマルチトレイ107を含む。また、画像印刷装置100は、搬送路102に沿って記録材を搬送するための各ローラを含む。
記録材判別センサ101は、記録材カセット105、106及びマルチトレイ107から供給される記録材の表面に光を照射し、その時の正反射光量と乱反射光量を検出する。そのため、記録材判別センサ101は、記録材カセット105、106及びマルチトレイ107から供給される記録材が合流する位置に配置されることが望ましい。また、記録材判別センサ101は、搬送路に形成されたスリットから記録材の裏面に光を照射し、その時の正透過光量を検出する。これにより、画像印刷装置100は、印刷ジョブにおいて、供給された記録材ごとの性質を検出する。具体的な記録材判別センサ101の説明については、図2を用いて後述する。
画像形成部103a、b、c、dは、搬送されてきた記録材に現像剤像を形成する。画像形成部103a、b、c、dは、それぞれ順にブラック、シアン、マゼンダ、イエローの現像剤を備えている。具体的に、画像形成部103a、b、c、dは、それぞれ感光体ドラム、現像装置、露光装置及び転写ローラを含んで構成される。簡単に説明すると、記録材に画像を形成する際に、各画像形成部103(103a〜103d)は、まず感光体ドラム上に露光装置によって静電潜像を形成し、現像装置により現像化する。その後、各画像形成部103は、感光体ドラム及び転写ローラによって搬送されてくる記録材を狭持搬送することにより感光体ドラム上に形成した現像剤像を記録材に転写する。
定着部104は、各画像形成部103によって形成された現像剤像を記録材に定着させる。具体的に、定着部104は、記録材上の現像剤像を加圧及び加熱することにより記録材に定着させる。その後、現像剤像が定着された記録材は、機外へ排出される。
記録材カセット105、106は、記録材を積載し、印刷ジョブにおいて指定された記録材を搬送路102へ供給する。また、マルチトレイ107には、A4、B5等の定型サイズとは異なるサイズや性質の記録材が手差しで挿入される。このように、画像印刷装置100は、様々な性質の記録材を扱うことができる。
図2は、第1の実施形態に対応する記録材判別センサの一例を示す図である。記録材判別センサ101は、図2に示すように、搬送路102の上側に配置された発光素子であるLED201及び受光素子であるフォトトランジスタ202、203を含む。また、記録材判別センサ101は、搬送路102の下側に配置された発光素子であるLED204を含む。このため、搬送路102には、記録材の裏面側から光を照射するための窓209が設けられる。
LED201を光源とする光は、スリット206aを介して搬送路102上の記録材208の表面に対し照射される。記録材208からの反射光は、スリット206b、206cを介し集光されてフォトトランジスタ202、203に受光される。これによって記録材208の表面粗さを判別するための光沢度を検出する。
LED204を光源とする光は、光を集光させるために形成される集光ガイド207を通って記録材208の裏面へ照射される。記録材208からの透過光は、スリット206b、206cを介してフォトトランジスタ202、203に受光される。これによって記録材208の厚さを判別するための透過度を検出する。
本実施形態によれば、LED201は、照射する光が記録材208の表面に対して、図2に示すように所定の角度をもって斜めより照射されるように配置される。また、LED204は、照射する光が記録材208の裏面に対して、図2に示すようにフォトトランジスタ202の真下の位置から照射されるように配置される。
このように、本実施形態による画像印刷装置100は、記録材判別センサ101を用いて、記録材の性質を表す1以上のパラメータ、例えば、光沢度や透過度を検出する。画像印刷装置100は、これらの1以上のパラメータを用いて、記録材の種別、例えば、普通紙、厚紙及びグロス紙などを判別する。判別された記録材の種別は、記録材の搬送条件、転写条件や定着条件などの印刷条件を決定するために利用される。
図3は、第1の実施形態に対応する画像印刷装置における制御構成の一例を示す図である。ここでは、本発明に関する制御構成についてのみ説明を記載する。すなわち、本発明における画像印刷装置の制御構成は、以下で説明する構成に限定されない。
画像印刷装置100は、図3に示す制御装置301を含む。制御装置301は、メイン制御部302、発光素子駆動部306、検出部307、判別部308、平均値演算部309及びメモリ310を含む。メイン制御部302は、発光素子駆動部306を制御し、判別された記録材の種別によって印刷条件を決定するための判定部303、決定部304及び問い合わせ部305を含む。また、制御装置301は、図1に示す記録材カセット105、106、マルチトレイ107、各画像形成部103、定着部104、各ローラである搬送機構部311及び不図示の表示操作パネル312を制御する。表示操作パネル312は、画像印刷装置100の状態、例えば、動作中やジャムの発生などを操作者へ報知する。また、表示操作パネル312は、入力機構を有しており、操作者からの印刷条件の設定等を受け付ける。
発光素子駆動部306は、メイン制御部302の指示に従ってLED(発光素子)201、204を駆動する。検出部307は、反射光及び透過光を受光するフォトトランジスタ(受光素子)202、203からの出力値を16bitの分解能でA/D変換して、記録材ごとの性質を表す1以上のパラメータを検出する。例えば、検出部307は、記録材の光沢度(正反射光量/乱反射光量)を示すパラメータを求める。但し、正反射光量はLED201のみを発光した場合におけるフォトトランジスタ203の出力となり、乱反射光量はLED204のみを発光した場合におけるフォトトランジスタ202の出力となる。また、検出部307は、記録材の透過度を示す正透過光量を求める。但し、正透過光量は、LED204のみを発光した場合におけるフォトトランジスタ202の出力となる。
判別部308は、検出部307によって検出された各パラメータと判別テーブルとを用いて、記録材の種別を判別する。ここで、判別テーブルとは、例えば、メモリ310に予め記憶されている各パラメータと記録材の種別との対応関係を登録したテーブルを示す。判別テーブルの詳細な説明に関しては、図4を用いて後述する。
平均値演算部309は、検出部307によって複数回の検出が行われた場合に各パラメータの平均値を求めて判別部308に出力する。例えば、1枚の記録材に対して2回の検出処理を実施して光沢度の平均値を求める場合は、以下のような式によって求められる。
PA=(P1+P2)/2
ここで、P1は1回目に検出された光沢度を示し、P2は2回目に検出された光沢度を示す。また、PAは、求められる光沢度の平均値を示す。
PA=(P1+P2)/2
ここで、P1は1回目に検出された光沢度を示し、P2は2回目に検出された光沢度を示す。また、PAは、求められる光沢度の平均値を示す。
ここで、本実施形態によれば、判別部308は、記録材の種別を判別するための簡易な判別と、詳細な判別との2つの判別処理を行う。簡易な判別とは、検出部307による1回の検出処理によって検出された各パラメータに対応する記録材の種別を判別する簡易判別処理を示す。一方、詳細な判別とは、記録材の面内で検出位置を移動させながら検出部307によって複数回の検出処理を実行させ、得られた各パラメータの平均値と判別テーブルとから記録材の種別を判別する詳細判別処理を示す。
判定部303は、簡易判別処理が行われた後に、詳細判別処理が必要であるか否かを判定する。例えば、判定部303は、判別対称の記録材が同一の印刷ジョブにおける2枚目以降の記録材である場合に、1枚前の記録材において判別された種別と、今回の記録材において判別された種別とが同一であるか否かを判定する。また、判定部303は、簡易判別処理に用いられた各パラメータの少なくとも1つが判別テーブルにおいて種別を区分するための各種別の境界線から類似及び非類似を断定するための断定線までに存在する類似範囲に含まれる値であるか否かを判定する。この判定処理についての詳細は、図5を用いて後述する。
決定部304は、判別部308による判別結果から搬送条件、転写条件及び定着条件などの印刷条件を決定する。例えば、決定部304は、判定部303によって1枚前の記録材において判別された種別と今回の記録材において判別された種別とが異なると判定された場合に、詳細判別処理による判別結果から印刷条件を決定する。一方、判定部303によって同一であると判定された場合に、決定部304は、簡易判別処理による判別結果から印刷条件を決定する。また、決定部304は、判定部303によって簡易判別処理に用いられたパラメータが類似範囲に含まれる値であると判定された場合に、詳細判別処理による判別結果から印刷条件を決定する。一方、判定部303によって類似範囲に含まれる値でないと判定された場合に、決定部304は、簡易判別処理による判別結果から印刷条件を決定する。
問い合わせ部305は、判別対象の記録材が同一の印刷ジョブにおける2枚目以降の記録材である場合に、操作者に対して1枚前の印刷条件から変更してもよいか否かを問い合わせる。しかしながら、本実施形態において、問い合わせ部305は、使用されない。問い合わせ部305の詳細については、第3の実施形態において説明する。
図4は、第1の実施形態に対応する記録材の種別を判別するための判別テーブルの一例を示す図である。判別テーブル401は、説明を容易にするため縦軸に光沢度及び横軸に透過度を有するグラフとして説明する。しかしながら、判別テーブル401は、メモリ310に以下で説明するような記録材の種別を判別するために必要となる情報が記憶されて実現される。なお、図4に示すグラフは、横軸の右に向かって光沢度が高くなり、縦軸の上に向かって透過度が低くなる。
判別テーブル401は、検出された各パラメータ(ここでは、光沢度及び透過度となる。)と比較するために判別部308によって用いられる。判別テーブル401は、例えば、図4に示すように光沢度及び透過度から普通紙、厚紙及びグロス紙とに記録材の種別を判別する。図4に示す境界線407は、各種別を区分するための閾値を示す。すなわち、縦軸、横軸及び境界線407で区分された領域404に属する検出結果は、普通紙に判別される。同様に、領域405は厚紙を示し、領域406は、グロス紙を示す。このように判別部308によって判別された記録材の種別は、決定部304によって印刷条件を決定するために用いられる。
このような判別テーブル401の判別機能を実現するために、メモリ310には、記録材を判別するための境界線407となる閾値が記憶される。さらに、メモリ310には、LED201に対応する2種類以上の異なる発光量のデータと、LED204に対応する1種類の発光量のデータが格納される。また、メモリ310には、工場出荷時に基準紙を用いてフォトトランジスタ202、203によって測定された正反射光量、乱反射光量が格納される。これにより、製品ごとで検出処理の設定値を調整することで、本画像印刷装置100は、LED201、204及びフォトトランジスタ202、203の個体差による検出処理のばらつきを抑制しうる。
図5は、第1の実施形態に対応する簡易判別処理による判別結果の一例を示す図である。ここでは、簡易判別処理による判別精度について判別テーブル401を用いて説明する。
ここでは、普通紙、厚紙、そしてグロス紙に対して、検出部307による1回の検出結果を用いる簡易判別処理をそれぞれ3回実施した判別結果を示す。図5において、三角印が普通紙、丸印が厚紙、そして四角印がグロス紙を用いて検出された結果を示す。図5に示すように、簡易判別処理では、同一記録材であっても検出値にばらつきが生じる。その結果、普通紙の検出結果501は、光沢度がグロス紙の範囲であるために、グロス紙と誤って判別される。このように、簡易判別処理では、検出結果のばらつきにより判別精度が低くなる。
図6は、第1の実施形態に対応する詳細判別処理による判別結果の一例を示す図である。ここでは、詳細判別処理による判別精度について判別テーブル401を用いて説明する。
ここでは、普通紙、厚紙、そしてグロス紙に対して、検出部307による複数回の検出結果を用いる詳細判別処理をそれぞれ3回実施した判別結果を示す。図6において、三角印が普通紙、丸印が厚紙、そして四角印がグロス紙を用いて検出された結果を示す。図6に示すように、詳細判別処理では、同一記録材における検出値のばらつきが、図5に示す簡易判別処理のばらつきに比べて小さい。したがって、簡易判別処理において発生していたように、普通紙をグロス紙に誤って判別する可能性が非常に低い。つまり、詳細判別処理は、簡易判別処理に比べて、記録材の種別を判別する精度が向上する。
しかし、詳細判別処理は、記録材の検出位置を移動させる毎に記録材を停止させて、記録材の検出を実施する作業を繰り返すことになり、簡易判別処理に比べて、判別処理に要する時間が増加する。通常、1回の検出処理を実施するのに800ms程度の時間を要する。つまり、検出処理の回数をN回とすると、複数回の検出処理に要する時間は、800×N(ms)程度となる。そこで、本実施形態による画像印刷装置100は、記録材の判別精度を低下させることなく、一つの印刷ジョブに要する検出時間の増加を必要最小限に抑制することを実現する。
図7は、第1の実施形態に対応する印刷条件を決定する制御を示すフローチャートである。なお、ここでは、説明の便宜上、一つの印刷ジョブで2枚連続片面印刷する場合について説明する。
ステップS701において、メイン制御部302は、印刷ジョブの1枚目における記録材の種別を判別する。ここでの判別処理は、簡易判別処理となる。詳細に、メイン制御部302は、まず、搬送機構部311を制御して記録材判別センサ101の位置まで記録材を搬送する。次に、メイン制御部302は、発光素子駆動部306を制御して、LED201、204を駆動させて検出を開始する。その後、検出部307は、フォトトランジスタ202、203からの信号を取得して、1以上のパラメータである光沢度及び透過度を検出する。検出部307は、検出した光沢度及び透過度の値を判別部308へ出力する。判別部308は、メモリ310に記憶された判別テーブル401を用いて、検出された光沢度及び透過度に対応する記録材の種別を判別する。なお、ここで判別された種別を1Aとする。
続いて、ステップS702において、判定部303は、S701で検出された光沢度及び透過度が判別テーブル401において類似範囲の値であるか否かを判定する。ここで、類似範囲について、図8を用いて説明する。図8は、第1の実施形態に対応する判別テーブルにおける類似範囲を説明する図である。図8は、判別テーブル401に、境界線407を示す閾値(光沢度X、透過度Y)から±σ(断定線)までの範囲となる類似範囲803を追記している。類似範囲803は、記録材の種別が誤って判別される可能性が高い範囲示す。例えば、記録材の検出結果801は、類似範囲803の範囲内に存在する。また、検出結果802は、類似範囲803の範囲外に存在する。ここでステップS702を用いることで、誤って判別された可能性が高い検出結果801についてのみ、判別部308は、詳細判別処理を実施する。これにより、本画像印刷装置100は、記録材の種別を判別するために要する時間の増加を最小限に抑制しうる。
1枚目の記録材の検出結果が類似範囲803の範囲外である場合、メイン制御部302は、処理をS704に遷移させる。続いて、ステップS704において、決定部304は、1枚目の記録材の印刷条件を種別1Aから決定する。一方、類似範囲803の範囲内である場合、ステップS703において、判別部308は、詳細判別処理を実施する。なお、ここで判別された種別を1Bとする。続いて、ステップS704において、決定部304は、1枚目の記録材の印刷条件を種別1Bから決定する。印刷条件が決定されると、ステップS705において、メイン制御部302は、決定された印刷条件に従って記録材に画像を形成する。なお、以下では1枚目で印刷条件を決定する際に用いられた記録材の種別を1とする。
ここで、S703の詳細判別処理について説明する。光沢度の検出において、メイン制御部302は、記録材を少し移動させ、記録材の光量検出位置を変える。その後、メイン制御部302は、LED201を再発光させて、記録材の光沢度(正反射光量/乱反射光量)を求める。求めた光沢度をPa1’とする。また、S701で求められた光沢度をPa1とする。平均値演算部309は、光沢度Pa1と光沢度Pa1’との平均値Pa1A(Pa1A=(Pa1+Pa1’)/2)を求める。また、透過度の検出において、メイン制御部302は、記録材を少し移動させ、記録材の光量検出位置を変える。その後、メイン制御部302は、LED204を再発光して、記録材の透過度(正透過光量)を求める。求めた透過度をPb1’とする。また、S701で求められた透過度をPb1とする。平均値演算部309は、透過度Pb1と透過度Pb1’との平均値Pb1A(Pb1A=(Pb1+P1b’)/2)を求める。判別部308は、判別テーブル401を用いて、平均値演算部309によって求められた光沢度及び透過度の平均値Pa1A、Pb1Aに対応する種別1Bを判別結果とする。
次に、ステップS706において、メイン制御部302は、印刷ジョブの2枚目における記録材の種別を判別する。ここでの判別処理は、簡易判別処理となる。ここでの処理は、S701と同様であるため詳細な説明は省略する。なお、ここで判別された種別を2Aとする。また、得られた記録材の光沢度をPa2、透過度をPb2とする。
ステップS707において、判定部303は、1枚目の記録材で判別された種別1と、S706で判別された種別2Aとが同一であるか否かを判定する。同一であると判定されると、ステップS711において、決定部304は、種別2Aから印刷条件を決定する。また、ここで、同一であると判定されると、決定部304は、1枚目で決定された印刷条件をそのまま2枚目の印刷条件として決定してもよい。一方、同一でないと判定されると、メイン制御部302は、処理をS708へ遷移させる。
ステップS707において、判定部303は、1枚目の記録材で判別された種別1と、S706で判別された種別2Aとが同一であるか否かを判定する。同一であると判定されると、ステップS711において、決定部304は、種別2Aから印刷条件を決定する。また、ここで、同一であると判定されると、決定部304は、1枚目で決定された印刷条件をそのまま2枚目の印刷条件として決定してもよい。一方、同一でないと判定されると、メイン制御部302は、処理をS708へ遷移させる。
ステップS708において、判定部303は、S706で検出された光沢度Pa2及び透過度Pb2が判別テーブル401において類似範囲803の値であるか否かを判定する。詳細な説明については、S702と重複するため省略する。検出結果が類似範囲803の範囲外であると判定されると、ステップS711において、決定部304は、種別2Aから印刷条件を決定する。その後、ステップS712において、メイン制御部302は、決定された印刷条件に従って2枚目の記録材に画像を形成する。一方、検出結果が類似範囲803の範囲内であると判定されると、メイン制御部302は、処理をS709へ遷移させる。
ステップS709において、判別部308は、詳細判別処理を実施する。なお、ここで判別された種別を2Bとする。続いて、ステップS710において、決定部304は、S709で判別された種別2Bから印刷条件を決定する。その後、ステップS711において、メイン制御部302は、決定された印刷条件に従って2枚目の記録材に画像を形成する。
また、本実施形態によれば、2枚目以降の詳細判別処理の判定(S708)に用いられる判別テーブル401の類似範囲は、1枚目の詳細判別処理の判定(S702)に用いられる判別テーブル401の類似範囲803と異なる。これは、2枚目以降の類似範囲を1枚目の記録材において判別された種別により限定することで不要な詳細判別処理を実施しないためである。2枚目以降の類似範囲について、図9乃至図11を用いて説明する。
図9は、第1の実施形態に対応する1枚目の記録材が普通紙と判別された場合の2枚目以降の判別テーブルにおける類似範囲を示す図である。図9に示すように、1枚目の記録材における種別が普通紙であると判別されると、類似範囲901は、普通紙と判別される領域から、光沢度の閾値X+σ及び透過度の閾値Y−σと設定される。これは、実際に判別した記録材の種別が1枚目と同様に普通紙である可能性が高いため、普通紙における類似範囲のみを詳細判別処理の対象としている。
図10は、第1の実施形態に対応する1枚目の記録材が厚紙と判別された場合の2枚目以降の判別テーブルにおける類似範囲を示す図である。図10に示すように、1枚目の記録材における種別が厚紙であると判別されると、類似範囲1001は、厚紙と判別される領域から、光沢度の閾値X+σ及び透過度の閾値Y+σと設定される。これは、実際に判別した記録材の種別が1枚目と同様に厚紙である可能性が高いため、厚紙における類似範囲のみを詳細判別処理の対象としている。
図11は、第1の実施形態に対応する1枚目の記録材がグロス紙と判別された場合の2枚目以降の判別テーブルにおける類似範囲を示す図である。図11に示すように、1枚目の記録材における種別がグロス紙であると判別されると、類似範囲1101は、グロス紙と判別される領域から、光沢度の閾値X−σと設定される。これは、実際に判別した記録材の種別が1枚目と同様にグロス紙である可能性が高いため、グロス紙における類似範囲のみを詳細判別処理の対象としている。
以上説明したように、本実施形態による画像印刷装置は、同一の印刷ジョブにおいて、1枚前の記録材の種別と今回の記録材において判別された種別とが異なると判定されたときにのみ、複数回の検出処理を実施して詳細判別処理を行う。これにより、本画像印刷装置は、記録材の性質を検出するための検出処理を必要最小限に抑制する。したがって、本画像印刷装置は、判別処理に要する時間の増加を抑制しつつ、記録材の種別の判別精度を向上させうる。
なお、本発明は、上記実施形態に限らず様々な変形が可能となる。本画像印刷装置は、例えば、簡易判別処理に用いられた各パラメータの少なくとも1つが判別テーブルにおける類似範囲に含まれる値であるときのみに、詳細判別処理を実行してもよい。これにより、本画像印刷装置は、他の種別と類似した記録材であっても、誤って判別される誤判別を低減しうる。また、本画像印刷装置は、他の種別と類似した記録材のみに詳細判別処理を実施するため、判別処理全体のスループットを低下させることなく、判別精度を向上させうる。
また、本画像印刷装置は、1枚目の記録材の判別処理に用いられる類似範囲から2枚目以降の記録材の判別処理に用いられる類似範囲を限定してもよい。これにより、本画像印刷装置は、2枚目以降の不要な詳細判別処理を抑制しうる。したがって、本画像印刷装置は、記録材の種別を判別する精度を保ちつつ、判別処理に要する時間を低減させうる。
また、本実施形態による画像印刷装置では、検出位置を1回だけ変更して、検出回数が2回となる詳細判別処理について説明した。しかしながら、詳細判別処理の検出回数は、2回に限定するものではなく、検出精度に応じて回数を増やしてもよい。また、本実施形態では、説明の便宜上、1つの印刷ジョブで2枚連続片面印刷する場合について説明した。しかしながら、1つの印刷ジョブで3枚以上連続印刷する場合に、3枚目以降の詳細判別処理についても、1枚前の判別結果と比較することで省略してもよい。
[第2の実施形態]
次に、図12を参照して第2の実施形態について説明する。本実施形態による画像印刷装置100は、前回の印刷ジョブと同一の記録材カセット105、106から供給される記録材について判別処理を省略することを特徴とする。図12は、第2の実施形態に対応する印刷条件を決定する制御を示すフローチャートである。なお、ここでは、図7に示すフローチャートと重複するステップについては説明を省略する。すなわち、ここでは、ステップS701からステップS712までの説明を省略する。
[第2の実施形態]
次に、図12を参照して第2の実施形態について説明する。本実施形態による画像印刷装置100は、前回の印刷ジョブと同一の記録材カセット105、106から供給される記録材について判別処理を省略することを特徴とする。図12は、第2の実施形態に対応する印刷条件を決定する制御を示すフローチャートである。なお、ここでは、図7に示すフローチャートと重複するステップについては説明を省略する。すなわち、ここでは、ステップS701からステップS712までの説明を省略する。
本実施形態による画像印刷装置100では、記録材カセット(CST)105、106に積載された記録材は同一である可能性が高いため、CSTの開閉が無い場合にCST内の記録材は変わらない可能性が高い。そのため、本画像印刷装置100は、一つ前の印刷ジョブで決定した印刷条件を、次の印刷ジョブにおける1枚目の印刷条件として用いることで、1枚目の記録材における判別処理を省略する。これにより、本画像印刷装置100は、ファーストプリントアウト時間を短縮しうる。また、本画像印刷装置100において、印刷ジョブにおいて決定された印刷条件又は印刷条件を決定するために用いられた記録材の種別は、メモリ310に記憶されている。
ステップS1201において、メイン制御部302は、開始された印刷ジョブにおいて指定された給紙口を判別する。具体的に、メイン制御部302は、指定された給紙口が記録材カセット105、106であるか、マルチトレイ107であるかを判別する。マルチトレイ107である場合、メイン制御部302は、処理をS701に遷移させ、判別処理を開始する。
一方、記録材カセット105、106である場合、ステップS1202において、メイン制御部302は、該当する記録材カセット(ここでは、記録材カセット105とする)が前回の印刷ジョブで利用されてから開閉されているか否かを判定する。これは、記録材カセット105、106の開閉情報をメモリ310に記憶された情報から取得するようにしてもよい。また、メイン制御部302は、記録材カセット105、106ごとにメモリ310に記憶された前回使用された印刷ジョブにおいて決定された印刷条件又は印刷条件を破棄してもよい。これにより、S1202の処理において、メイン制御部302は、前回の印刷ジョブにおける情報がメモリ310に記憶されているか否かを判定すればよい。
開閉されている場合、メイン制御部302は、処理をS701に遷移させ、判別処理を開始する。一方、開閉されていない場合、ステップS1203において、メイン制御部302は、メモリ310に記憶されている前回の印刷ジョブにおいて決定された印刷条件に従って1枚目の記録材に画像を形成する。
以上説明したように、本画像印刷装置は、記録材を供給する複数の記録材カセットと、各記録材カセットから供給された記録材において判別された種別を記録材カセットごとに記憶する記憶部とをさらに含んでもよい。この場合、決定部は、判別対象の記録材が印刷ジョブにおける1枚目の記録材であって、1枚目の記録材を供給した記録材カセットが、対応する記憶部に最後に種別が記憶されてから開閉されていない場合に、判別処理を省略してもよい。また、決定部は、1枚目の記録材を供給した記録材カセットが対応する記憶部に最後に種別が記憶されてから開閉されている場合に、少なくとも簡易判別処理を実行させて得られた判別結果から印刷条件を決定してもよい。これにより、本画像印刷装置は、印刷ジョブにおける1枚目の記録材において、不要な判別処理を省略でき、さらに印刷のスループットを向上させうる。
また、本実施形態では、記録材カセット及びマルチトレイを有する画像印刷装置について説明したが、オプションフィーダを有する画像印刷装置であっても、本実施形態による記録材カセットと同様の制御が実行可能である。
[第3の実施形態]
次に、図13及び図14を参照して、第3の実施形態について説明する。同一の印刷ジョブ内で印刷条件を変更した場合、同一の印刷ジョブの記録材が別々の印刷条件で印刷される場合が発生する。これは、同一の印刷ジョブの記録材でグロス値や定着性などの画質が異なる記録材が発生し、ユーザにとって好ましくない場合がある。そこで、本実施形態は、同一の印刷ジョブにおいて、途中で印刷条件を変更する場合に、操作者に対して確認を行う。
次に、図13及び図14を参照して、第3の実施形態について説明する。同一の印刷ジョブ内で印刷条件を変更した場合、同一の印刷ジョブの記録材が別々の印刷条件で印刷される場合が発生する。これは、同一の印刷ジョブの記録材でグロス値や定着性などの画質が異なる記録材が発生し、ユーザにとって好ましくない場合がある。そこで、本実施形態は、同一の印刷ジョブにおいて、途中で印刷条件を変更する場合に、操作者に対して確認を行う。
図13は、第3の実施形態に対応する印刷条件を決定する制御を示すフローチャートである。なお、ここでは、図7に示すフローチャートと重複するステップについては説明を省略する。すなわち、ここでは、ステップS1301からステップS1304の処理についてのみ詳細な説明を記載する。図14は、第3の実施形態に対応する印刷システムを示す図である。
S709で2枚目の記録材における詳細判別処理が行われると、ステップ1301において、判定部303は、1枚目の記録材において判別された種別と、S709の詳細判別処理で判別された種別とが同一であるか否かを判定する。同一である場合、メイン制御部302は、処理をS1303に遷移させ、2枚目の印刷条件を1枚目の記録材と同じ印刷条件に設定する。
一方、同一でない場合、ステップS1302において、問い合わせ部305は、操作者に対して2枚目の印刷条件を1枚目の印刷条件から変更してもよいか否かを問い合わせる。ここで、問い合わせ部305は、図14に示すように、PC1401の表示部1403又は画像印刷装置100の表示操作パネル312に確認画面を表示してもよい。操作者から入力は、メイン制御部302へ伝達される。
変更が許可されない場合、ステップS1303において、決定部304は、2枚目の印刷条件を1枚目の記録材と同じ印刷条件に設定する。一方、変更が許可された場合、ステップS1304において、決定部304は、S709の詳細判別処理で判別された種別から印刷条件を決定する。
以上説明したように、本画像印刷装置は、同一の印刷ジョブにおいて、1枚目の判別結果と2枚目の判別結果が異なる場合に、記録材の印刷条件変更してもよいか否かを操作者に問い合わせる。これにより、本画像印刷装置は、さらに記録材の判別精度を向上しうる。また、本画像印刷装置は、ユーザフレンドリーな操作体系を提供しうる。
100:画像印刷装置
101:記録材判別センサ
102:搬送路
103a〜d:画像形成部
104:定着部
105、106:記録材カセット
107:マルチトレイ
101:記録材判別センサ
102:搬送路
103a〜d:画像形成部
104:定着部
105、106:記録材カセット
107:マルチトレイ
Claims (9)
- 画像印刷装置であって、
記録材ごとの性質を表す1以上のパラメータを検出する検出部と、
各パラメータと記録材の種別との対応関係を登録した判別テーブルを用いて、前記検出部による1回の検出処理によって検出された各パラメータから記録材の種別を判別する第1判別部と、
判別対象の記録材が同一の印刷ジョブにおける2枚目以降の記録材である場合に、1枚前の記録材の種別と、前記第1判別部により判別された今回の記録材の種別とが同一であるか否かを判定する第1判定部と、
前記1枚前の記録材の種別と前記今回の記録材の種別とが異なると判定されたときに、記録材の面内で検出位置を移動させながら前記検出部によって複数回の検出処理を実行させ、得られた各パラメータの平均値と前記判別テーブルとから記録材の種別を判別する第2判別部と
を含むことを特徴とする画像印刷装置。 - 前記1枚前の記録材の種別と前記今回の記録材の種別とが異なると判定された場合に、前記第2判別部による判別結果から印刷条件を決定し、
前記1枚前の記録材の種別と前記今回の記録材の種別とが同一であると判定された場合に、前記第1判別部による判別結果から印刷条件を決定する決定部をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の画像印刷装置。 - 前記第1判別部による判別処理に用いられた各パラメータの少なくとも1つが、前記判別テーブルにおいて種別を区分するための各種別の境界線から類似及び非類似を断定するための断定線までに存在する類似範囲に含まれる値であるか否かを判定する第2判定部をさらに含み、
前記決定部は、
前記類似範囲に含まれる値であると判定された場合に、前記第2判別部による詳細な判別処理を実行させて得られた判別結果から印刷条件を決定し、
前記類似範囲に含まれる値でないと判定された場合に、前記第1判別部による判別結果から印刷条件を決定する
ことを特徴とする請求項2に記載の画像印刷装置。 - 前記第2判定部は、
判別対象の記録材が印刷ジョブにおける1枚目の記録材である場合に、全ての種別における前記類似範囲を適用して判定し、
判別対象の記録材が同一の印刷ジョブにおける2枚目以降の記録材である場合に、1枚前の記録材の種別に対応する前記類似範囲を適用して判定する
ことを特徴とする請求項3に記載の画像印刷装置。 - 記録材を供給する複数の記録材カセットと、
各記録材カセットから供給された記録材において判別された種別を該記録材カセットごとに記憶する記憶部とをさらに含み、
前記決定部は、判別対象の記録材が印刷ジョブにおける1枚目の記録材であって、
前記1枚目の記録材を供給した記録材カセットが、対応する前記記憶部に最後に種別が記憶されてから開閉されていない場合に、前記第1判別部及び前記第2判別部による判別処理を省略して、前記記憶部に記憶されている種別から印刷条件を決定し、
前記1枚目の記録材を供給した記録材カセットが、対応する前記記憶部に最後に種別が記憶されてから開閉されている場合に、少なくとも前記第1判別部による判別処理を実行させて得られた判別結果から印刷条件を決定する
ことを特徴とする請求項2乃至4の何れか1項に記載の画像印刷装置。 - 判別対象の記録材が同一の印刷ジョブにおける2枚目以降の記録材であって、1枚前の記録材の種別が、前記第1判別部によって判別された種別及び前記第2判別部によって判別された種別と異なるときに、操作者に対して1枚前の記録材において決定された印刷条件から異なる印刷条件へ変更してもよいか否かを問い合わせる問い合わせ部を
さらに含むことを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の画像印刷装置。 - 前記記録材の種別は、普通紙、前記普通紙より光沢度の高いグロス紙及び前記普通紙より透過度の低い厚紙を含む
ことを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の画像印刷装置。 - 前記1以上のパラメータは、少なくとも光沢度及び透過度の何れか一方を含むことを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の画像印刷装置。
- 画像印刷装置を制御する制御方法であって、
記録材ごとの性質を表す1以上のパラメータを検出する検出ステップと、
各パラメータと記録材の種別との対応関係を登録した判別テーブルを用いて、前記検出ステップによる1回の検出処理によって検出された各パラメータから記録材の種別を判別する第1判別ステップと、
判別対象の記録材が同一の印刷ジョブにおける2枚目以降の記録材である場合に、1枚前の記録材の種別と、前記第1判別ステップにより判別された今回の記録材の種別とが同一であるか否かを判定する第1判定ステップと、
前記1枚前の記録材の種別と前記今回の記録材の種別とが異なると判定されたときに、記録材の面内で検出位置を移動させながら前記検出ステップによって複数回の検出処理を実行させ、得られた各パラメータの平均値と前記判別テーブルとから記録材の種別を判別する第2判別ステップと
を含むことを特徴とする制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006346649A JP2008155482A (ja) | 2006-12-22 | 2006-12-22 | 画像印刷装置及び制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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ID=39656938
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JP2006346649A Withdrawn JP2008155482A (ja) | 2006-12-22 | 2006-12-22 | 画像印刷装置及び制御方法 |
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-
2006
- 2006-12-22 JP JP2006346649A patent/JP2008155482A/ja not_active Withdrawn
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