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JP2008107757A - 光ケーブル及びその解体方法 - Google Patents

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JP2008107757A JP2006342158A JP2006342158A JP2008107757A JP 2008107757 A JP2008107757 A JP 2008107757A JP 2006342158 A JP2006342158 A JP 2006342158A JP 2006342158 A JP2006342158 A JP 2006342158A JP 2008107757 A JP2008107757 A JP 2008107757A
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Abstract

【課題】多数本の光ファイバ心線を収納した溝付きスロットの外周に、粗巻き紐を施し、その上に押え巻きテープ及びシースを施してなる光ケーブルにおいて、解体時に粗巻き紐を確実且つ短時間で容易に切断除去することを可能にする。
【解決手段】光ケーブル1において、押え巻きテープ6は、粗巻き紐5の一部5aが露出するように隙間6aをもたせて施され、その上にシース7が施される。その隙間6aから露出した部分5aはシース7に融着している。この光ケーブル1を解体するに際しては、シース7を切断して、スロット2側から剥がすことにより、粗巻き紐5を切断する。
【選択図】図1

Description

本発明は、溝付きスロットの溝内に多数本の光ファイバ心線を収納し、スロットの外周に粗巻き紐、押え巻きテープ、及びシースを施してなる光ケーブル、及びその解体方法に関する。
情報通信の進展により光ケーブルを用いたネットワーク化が進むなかで、使用済み光ケーブルの廃棄量も増大しているが、地球環境保護と資源の有効利用の観点から、光ケーブルのリサイクルに対する対応が求められている。光ケーブルのリサイクルを実施するに当たって、リサイクルコストやリサイクル品の品質、また、リサイクルを考慮した光ケーブルに関して、今までにも種々の提案がなされている。
光ケーブルは、単心のものから1000心を超えるものもある。代表的な光ケーブルとしては、溝付きスロットの溝内に数百心の単心又はテープ状の光ファイバ心線を収納し、この外周に止水又は外被成形時の熱絶縁のための押え巻きテープを、螺旋巻きあるいは縦添えで施し、その外側をケーブル外被で覆った構造のものがある。この光ケーブルのリサイクルでは、ケーブル外被又はスロットのプラスチック材(通常、ポリエチレン)が対象とされるが、ケーブル外被のみを再利用するか、スロット(スペーサとも呼ばれている)のみを再利用するか、又はケーブル外被とスロットの両方を再利用するかによって、リサイクルの形態も多少異なっている。
例えば、特許文献1には、ケーブル外被を再利用するに際して、ケーブル外被の剥ぎ取りの段階で吸水テープ材等の異物を除去でき、再生化段階での異物除去に要する設備、マンナワーの低減を図るための解体方法が開示されている。この解体方法では、ケーブル外被に剥離のための切り込みを入れる際に、ケーブル外被内面に接する押え巻きテープ材に達しないように薄皮を残して切り込むようにしている。
また、特許文献2には、スペーサ(スロット)を再利用するに際して、スペーサ本体内からテンションメンバを小さい剥離引取り力でスムーズに剥離する方法が開示されている。この方法は、スペーサ本体に剥離のためのスリットを切り込んだ後、外周から圧力を加えてスペーサ本体に接着状態にあるテンションメンバを分離する。次いで、傾斜する分離プレートに設けたガイド孔からテンションメンバのみを挿通させて引出し、スペーサ本体を分離プレートの外面に乗り上げるようにして分離解体している。
また、特許文献3には、スペーサ(スロット)とケーブルシース(ケーブル外被)の両方を再利用するに際して、スペーサとケーブルシースの樹脂材料を効率的に回収し、リサイクル処理の低コスト化を図るための光ケーブルが開示されている。この光ケーブルは、スペーサ(例えば、高密度ポリエチレン)とケーブルシース(例えば、低密度ポリエチレン)の熱可塑性樹脂の密度を同程度にし、また、スペーサ内の抗張力(テンションメンバ)に添わせてスペーサを引裂くための引裂き用抗張力体を埋設している。
また、特許文献4には、シース(ケーブル外被)を再利用するに際して、シースのリサイクル時にシース内面に配される押え巻きテープの不織布繊維が不純物として混入しないようにする光ケーブルが開示されている。この光ケーブルは、シースを外層シースと内層シースの2層構造とし、内層シースに押出し成形時に外層シースと熱融着しない材料を用いている。内層シース自体には、不織布が直接接触して不織布繊維が混入するが、外層シースには不織布繊維が混入しないので、外層シースを良質なリサイクル品として再利用できるようにしている。
特開2005−326656号公報 特開2001−30193号公報 特開2004−240061号公報 特開2004−20619号公報
図4は、上述した従来技術による溝付きスロットを用いた光ケーブルのリサイクル方法の一例を示す図である。従来の光ケーブル1は、図4に示すように中心にテンションメンバ3を埋設一体化し、複数の溝2aを外周に設けたプラスチック材からなるスロット2により構成される。スロット2の溝2aは螺旋状又はSZ状に形成され、溝2a内には複数本の光ファイバ心線又はテープ状の光ファイバ心線4が集線され収納される。光ケーブル1の製造過程で、光ファイバ心線4を溝2a内に収納した直後、溝2aから光ファイバ心線4が脱落する(特に、SZ状スロットの場合)のを防止するために、粗巻き紐5がスロット2の外周に直ちに螺旋状に巻き付けられる。粗巻き紐5としては、テープ状のものも含まれる。
粗巻き紐5が施されたスロット2の外周には、ケーブル内への止水又は外被成形時の熱絶縁のための押え巻きテープ6を螺旋巻きあるいは縦添えで施し、その外側をシース7で被覆して光ケーブル1とされる。水走り防止のためには、押え巻きテープ6は吸水性を持つ材料で構成される。
このように、光ケーブル1は、シース7とスロット2の中間に巻かれる押え巻き層を少なくとも有している。通常、この押え巻き層としては、幅広のテープ形状の押え巻きテープ6が用いられ、図4及び図5に示すようにスロット2の外周面を螺旋状にテープの一部が重なるように巻かれる。通常、この巻き方を横巻きの重ね巻きと言う。この粗巻き紐5及び押え巻きテープ6は、図4の拡大図に示すようにお互いクロスして巻くことも、図5に示すようにお互い平行に巻くこともある。
なお、螺旋溝を有するスロットの場合は、粗巻き紐5を用いずに押え巻きテープ6のみで光ファイバ心線の脱落を防止することも可能であるが、SZ溝を有するスロットの場合は、光ファイバの脱落防止のために、複数本の光ファイバ心線を集線してスロット2の溝2aに収納すると同時に、押え巻きテープ6を施すのは難しく製造線速を遅くする必要などがあり効率的でない。このため、通常は、SZスロットを用いる場合、複数本の光ファイバ心線4を収納する地点近くで、巻き付けが容易な繊維束からなる粗巻き紐5で光ファイバ心線4の脱落を防止してから、押え巻きテープ6を施している。
上述した光ケーブル1をリサイクルする場合、例えば、前記特許文献1に開示のようなケーブル外被7に切り込みを入れる外被切り込み処理手段10と、切り込みを入れたケーブル外被7を2分する外被分離処理手段11とを用いて、シース7を除去する。外被切り込み処理手段10は、位置調整が可能な第1のケーブル保持ローラ10aと、第2の保持ローラ10bで光ケーブル1の保持位置を調整し、外被カッター10cをシース7の両側から当てて切り込みを入れる。外被分離処理手段11は、2分割された外被破材7aを、例えば、外被ガイドローラ11aを経てピンチローラからなる外被引取りローラ11bで引取り、排出シュータ(図示省略)に送り込んで再利用に供する。
次いで、押え巻き除去手段12により押え巻きテープ6とその内側の粗巻き紐5を切断して除去する。この押え巻き除去手段12は、例えば、シース7が除去され、表面に押え巻きテープ6が施された状態の光ケーブルコアの外面に押え巻きカッター12aで切り込みを入れて、押え巻きテープ6をテープ屑6bに、粗巻き紐5を紐屑5bにする。そして、紐屑5b及びテープ屑6bは廃棄容器12cに自然に落下させるか、あるいはスロットの位置決めにも用いられるダイス12bでスロット表面をしごくことによって、強制的に落下させることにより回収する。
この後、光ファイバ心線回収手段13により、スロット2の解放された溝2aから光ファイバ心線4を引き出して除去する。光ファイバ心線回収手段13は、例えば、心線ガイドローラ13aを経て、ピンチローラからなる引取ローラ13b又はドラムで直接巻き取って回収する。光ファイバ心線4が除去されたスロット2は、例えば、前記特許文献2に開示のようなテンションメンバ剥離手段14を用いてスロットからテンションメンバを分離する。このテンションメンバ剥離手段14は、スロット2の両側面にスロットカッター14aによる切り込みを入れて側面を圧縮することにより、テンションメンバ3との密着を分離する。次いで、分離装置14bを用いて、2分割されたスロット破材2bとテンションメンバ3とに分離し、スロット破材2bは再利用に供され、テンションメンバ3はドラム等に巻き取って処分される。
上述のリサイクル処理の押え巻き除去手段12において、押え巻きテープ6と粗巻き紐5に対して、除去のために押え巻きカッター12aにより切り込みが入れられる。このとき、押え巻きテープ6は幅広テープで且つ摩擦がある程度大きいのでカッター12a等で長手に切る作業は可能であるが、粗巻き紐5が切断されずに残ってしまうことがある。この理由としては、カッター12aがスロットのリブ部にある粗巻き紐に当たる場合は、リブ部が壁となって粗巻き紐が逃げないため比較的切断し易いが、スロットの溝部を跨る粗巻き紐は、カッター12aに対し逃げるため、切断されないことがある。また、端部が切断された粗巻き紐5は張力が開放された状態となって弛むため、押え巻きカッター12aが当たっても切断されずにスロット2の長手方向に逃げてしまうことがある。
粗巻き紐5に切断できない部分が生じると、スロット2に巻き付いた紐自体が緩み易くなって、リブ部上の粗巻き紐5に対しての切断もできなくなることがある。そのため、切断が不十分となり、粗巻き紐5と押え巻きテープ6を自然に落下させて完全に除去することは困難となることがあった。さらに、ダイス等を用いてスロット表面をしごいて除去する場合も、粗巻き紐5は溜まり絡まって毛玉状に固まって、押え巻きテープ6の切断を妨げたり、ダイス12bの通し穴を塞いでスロット2の移動が停止されるなどの障害を発生し、効率のよいケーブル解体ができないという問題があった。そのため、粗巻き紐5の除去は、巻きまわしながら除去するなどの対策が必要となり、粗巻き紐のピッチが短いため極めて煩雑な作業となり、多くの所要時間を要した。
本発明は、上述した実情に鑑みてなされたもので、多数本の光ファイバ心線を収納した溝付きスロットの外周に、光ファイバ心線がスロットの溝から脱落するのを防止する粗巻き紐を施し、その上に押え巻きテープ及びシースを施してなる光ケーブルで、解体時に粗巻き紐を確実且つ短時間で容易に切断除去することが可能な光ケーブルとその解体方法の提供を目的とする。
本発明による光ケーブルは、溝付きスロットの溝内に光ファイバ心線を収納し、そのスロットの外周に粗巻き紐、押え巻きテープ、及びシースを順に施してなる。その押え巻きテープは、粗巻き紐の一部が露出するように隙間をもたせて施され、その上にシースが施されており、その隙間から露出した部分の粗巻き紐はシースに融着している。
本発明による光ケーブルの解体方法は、上述の光ケーブルを解体するに際し、シースを切断して、スロット側から剥がすことにより、粗巻き紐を切断するものである。
本発明の光ケーブルによれば、粗巻き紐のうち押え巻きテープの隙間から一部露出した部分がシースと融着しているので、シースを剥ぐだけの容易で時間のかからない作業で、粗巻き紐を確実に切断することができる。
図により本発明の実施の形態を説明する。図1は本発明の第1の実施形態に係る光ケーブルを示す図、図2は本発明の第2の実施形態に係る光ケーブルを示す図、図3は本発明の第3の実施形態に係る光ケーブルを示す図である。図中、1は光ケーブル、2はスロット、2aは溝、3はテンションメンバ、4は光ファイバ心線、5は粗巻き紐、6は押え巻きテープ、7はシース(ケーブル外被)を示す。
光ケーブル1は、図1〜図3に示すように中心にテンションメンバ(抗張力体とも言う)3を埋設一体化し、複数の溝2aを設けたプラスチック材からなるスロット(スペーサとも言う)2により構成される。スロット2の溝2aは、螺旋状又はSZ状に形成され、溝2a内には複数本の光ファイバ心線又はテープ状の光ファイバ心線4が収納される。光ケーブルの製造過程で、光ファイバ心線4が溝2a内に収納された後、溝2aから脱落する(特に、SZスロットの場合)のを防止するために、粗巻き紐5が直ちにスロット2の外周に巻き付けられる。
粗巻き紐5は、例えば、太さが1260デニールのナイロン繊維を束ねた紐状のものが用いられたり、テープ形状のものが用いられる。また、100心程度の光ケーブルで、スロット外径が9mm程度の場合、粗巻き紐5は20mmピッチで2条の紐を巻きつけて(10mmピッチとなる)形成される。なお、粗巻き紐5は、ナイロン、アラミド繊維などのポリアミド系、ポリエステル系、アクリル系、ポレオレフィン系などの種々の材料を用いることができるが、押え巻きテープ6を施す前に光ファイバ心線4が溝2aから脱落しない程度に保持されていればよく、取扱い性がよくて安価なものが用いられる。但し、粗巻き紐5としては、後述するように熱可塑性樹脂であることが好ましい。
粗巻き紐5が施されたスロット2の外周には、ケーブル内への止水のため、又は外被成形時に成形材が光ファイバ心線に直接接触しないように熱絶縁のための押え巻きテープ6が施される。押え巻きテープ6には、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン等の繊維からなる種々のものが用いられ、テープ幅としては例えば20mm〜30mm程度のものが用いられるが、後述するようにこれに限ったものではない。
この押え巻きテープ6は、螺旋巻きあるいは縦添えで施され、その外側をシース7で被覆して光ケーブル1とされる。なお、光ファイバ心線4の収納直後に押え巻きテープ6を施すのは技術的に難しく、製造線速を遅くする必要などがあり効率的でない。そのため、通常は、SZスロットを用いる場合、粗巻き紐5で光ファイバ心線4の脱落を防止してから押え巻きテープ6が施されている。SZスロットを用いる場合に限らず、螺旋スロット等、他のスロットに対しても、本発明では粗巻き紐5を用いるものとする。
本発明では、螺旋巻きの例を図1及び図2で、縦添えの例を図3でそれぞれ示すように、螺旋巻きや縦添えの場合のいずれであっても押え巻きテープ6の重ね巻きは行わず、間隔6aを設けるように巻く。
従って、螺旋巻きで押え巻き層を形成する場合には、図1及び図2に示すようにスロット2に対して横巻きで且つ隙間6aをもたせた開き巻きが採用される。図1及び図2のいずれの巻き方を採用した場合でも、基本的に粗巻き紐5の一巻き毎に露出部分5aが隙間6aから現れるような構成とすることで、解体時の切断部分を一巻き毎にすることができるので、解体を容易にすることができる。
図1に示す押え巻きテープ6は、粗巻き紐5と巻き方向を逆方向で(クロスした状態で)、且つわずかに開き巻き状態で巻かれている。このように粗巻き紐5及び押え巻きテープ6を逆方向に巻くと、押え巻きテープ6は開き巻きで巻かれているので、テープとテープの間に隙間6aが存在し、その隙間6aの部分に必ず、粗巻き紐5の一部(露出部分)5aが現れることとなる。
図2に示す押え巻きテープ6は、粗巻き紐5と同方向に巻かれているが、少なくとも隙間6aから粗巻き紐5の一部5aが露出するよう巻きピッチを異ならしめるなどの対策が必要となる。しかしながら、後述するように、図2に示す同方向の開き巻きは、押え巻きテープ6の幅を広くしなくても粗巻き紐5の切断間隔を一定以上長くできる点で有利である。
一方、縦添えで押え巻き層を形成する場合は、図3に示すように、重ねしろを含まないようなテープ幅のものが用いられる。すなわち、押え巻きテープ6を縦添えで施す場合には、スロット2の外周よりも小さい幅の押え巻きテープを使用することにより、粗巻き紐5の露出部分5aを設けることができる。このようにして、押え巻きテープ6は、スロット2に対して隙間6aをもって縦添えで施される。押え巻きテープ6が縦添えで施される場合は、テープ6上にさらに別の粗巻き紐が施される場合もある。シース7を施す時に同時に押え巻きテープ6を施す場合は、前記粗巻き紐は不要となる。
粗巻き紐5及び押え巻きテープ6の巻き方について、図1〜図3に例示したが、押え巻きテープ6は、粗巻き紐5の一部5aが露出するように隙間6aをもたせて施されていればよい。なお、シース7がなく、押え巻きテープ6が露出した状態を、本明細書では光ケーブルコアあるいは集合コアと呼ぶ。
そして、このような押え巻き構成で作られた集合コアの上にシース7を施すと、隙間6aからその一部5aが覗いているスロット直上に巻かれた粗巻き紐5は、露出部分5aにおいて高温で押し出しされたシース7と直接接触するため、シース7の熱で粗巻き紐5の一部5aが溶融し、その隙間6aから覗いている露出部分5aがシース7の内面と融着する。
従って、このようなシース7との融着のために、スロット2からの光ファイバ心線4の飛び出しを押えるためにスロット直上に施す粗巻き紐5としては、シース押し出し時の熱で溶ける素材を用いる。このような素材としては、熱可塑性樹脂が好ましい。また、シース7は、一般にポリエチレンで形成され、再利用が可能な材料である。
上述のごとき構造を採用することによって、スロット直上の粗巻き紐5はシース7を剥いだ時に、シース7と融着している部分で引っ張られ、その結果、粗巻き紐5は、露出部分5aで切断されるため、スロット型光ケーブル(特にSZ撚りスロットケーブル)の解体作業においてもっとも煩雑な作業であるスロット直上の粗巻き紐5の除去を、容易に短時間で行うことが可能となる。また、図1及び図2のように押え巻きテープ6を開き巻きで巻くことで、重ね巻き時に生じた光ケーブル1の向きによる剥がし易さの方向性差も解消され、さらに作業性が向上する。
なお、このシース7には押え巻きテープ6の繊維や粗巻き紐5が混入し易く、再生化したときの品質を低下させる。このため、不純物が混入しない純度の高い再生品を得る場合には、特許文献4に開示のようにリサイクル品に供される外層外被と、押え巻きテープ6の混入が許容される内層外被の2層で形成するようにしてもよい。この場合、シース7の内層外被と粗巻き紐5の一部5aとが融着することとなる。また、粗巻き紐5の材質にシース7と同様のポリエチレンを用いることによって、シース7と粗巻き紐5の一部5aとが混在しても、再生化したときの品質低下を防ぐことは可能となる。
また、スロット2は、中心にテンションメンバ3を有し、光ケーブル1に高い抗張力を持たせるためにスロット2とテンションメンバ3は接着一体化されている必要がある。一方、スロット2を再利用するには、溝2a内に収納された光ファイバ心線4を除去し、スロット2とテンションメンバ3を剥離する必要がある。これには、例えば、特許文献2に開示の剥離方法を用いたり、あるいは、特許文献3に開示のように、スロットを引裂くための引裂き用抗張力体を埋設しておくようにしてもよい。
上述のごとき光ケーブル1を解体する解体方法は、シース7に長手方向に沿ってカッターなどで切れ目を入れて切断し、シース7をスロット側から剥がすことにより、露出部分5aを切断する。すなわち、この解体方法では、スロット直上の粗巻き紐5をシース7とともに切断、除去する。
実際、このような光ケーブル1の全体的な解体は、図4で説明したのと同様な処理形態を基本としている。すなわち、シース7のリサイクルには、例えば、前記特許文献1に開示のようなシース7に切り込みを入れる外被切り込み処理手段10と、切り込みを入れたシース7を2分する外被分離処理手段11を用いて、シース7を除去する。
外被切り込み処理手段10は、位置調整が可能な第1のケーブル保持ローラ10aと第2の保持ローラ10bで光ケーブル1の保持位置を調整し、外被カッター10cを光シース7の両側から当てて切り込みを入れる。外被分離処理手段11は、2分割された外被破材7aを、例えば、外被ガイドローラ11aを経てピンチローラからなる外被引取りローラ11bで引取り、排出シュータ(図示省略)に送り込んで再利用に供する。
本発明では、外被切り込み処理手段10によるシース7の切断除去により、シース7との融着部分(露出部分5aに相当)で粗巻き紐5が引っ張られ、融着部分で切断されることとなる。なお、図3で示した縦添えの場合にはシース7の表面の露出部分5aに相当する位置に印を付けておくなどして、その位置を避けるようにシース7の切断除去を行うとよい。切断時には、シース7と粗巻き紐屑5bとが融着したまま粗巻き紐屑5bもシース7とともに排出シュータに送り込まれるか、あるいは粗巻き紐5が押え巻きテープ6とスロット2との間に残る。
また、次の押え巻き除去手段12により光ケーブルコア上の押え巻きテープ6を切断することで、シース7の切断に伴い切断された粗巻き紐5が押え巻きテープ6とスロット2との間に残っていた場合でも、粗巻き紐5は切断されているので確実に粗巻き紐5の除去が可能となる。この押え巻き除去手段12では、例えば、光ケーブルコアの長手方向に沿ってカッターを用いて押え巻きテープ6に切り込みを入れて切断除去する。これにより、粗巻き紐屑5b及び切断された短片状のテープ屑6bは自然に落ち廃棄容器12cで回収されるが、回転ブラシ等のブラシ手段や空を吹き付ける風圧手段(図示せず)で強制的に剥ぎ取るようにしてもよい。それでもスロット上に残るような場合は、図4に示すようにダイス12bなどによりしごかれて落下し、廃棄容器12cで回収される。
この後、図4で説明したように、光ファイバ心線回収手段13により、スロット2の解放された溝2aから光ファイバ心線4を引出して除去する。光ファイバ心線回収手段13は、例えば、心線ガイドローラ13aを経て、ピンチローラからなる引取ローラ13b又はドラムで直接巻き取って回収する。また、光ファイバ心線4が除去されたスロット2は、例えば、前記特許文献2に開示のようなテンションメンバ剥離手段14を用いてスロットからテンションメンバを分離する。このテンションメンバ剥離手段14は、スロット2の両側にスロットカッター14aによる切り込みを入れて側面を圧縮してテンションメンバ3との密着を分離する。次いで、分離装置14bを用いて、2分割されたスロット破材2bとテンションメンバ3とに分離し、スロット破材2bは再利用に供され、テンションメンバ3はドラム等に巻き取って処理される。
上述のごとき光ケーブル解体方法は、屋内作業を前提としたものであり、シース7の切断除去時に、粗巻き紐5がシース7と共に排出シュータに送り込まれず押え巻きテープ6とスロット2との間に残っていたとしても、押え巻きテープ6の切断に伴って、粗巻き紐屑5bは廃棄容器12cで回収されることとなる。しかしながら、中間分岐や端末処理等の電柱上等の屋外環境での作業においては、押え巻きテープ6の除去時に、既に切断されている粗巻き紐5の破断片が飛散する可能性があり、環境対策上の考慮を必要とするケースもある。例えば、10mm程度以下の小径のスロット2を用いた光ケーブル1の場合、幅細の押え巻きテープ6を用いる必要があるため、図1のごとき逆方向開き巻き構造を採用すると、粗巻き紐5の露出間隔(つまり破断間隔)が狭くなり、その結果、押え巻きテープ6の除去時に、多くの破断片が発生し飛散し易い。
屋外での押え巻きテープ除去時に、既に切断されている粗巻き紐5の破断片が飛散することを回避するためには、次の方法を採用するとよい。すなわち、図1及び図2で示した横巻きの場合に、シース7の除去時に粗巻き紐5が切断される間隔を、或る一定以上長くしておく。これによって、その後に押え巻きテープ6を除去している最中でも、粗巻き紐5の切断片が飛散せず粗巻き紐5がスロット2上に巻き付いたままの状態を保つことができる。このような状態を保つためには、粗巻き紐5の切断間隔は長ければ長い程、また粗巻き紐5のスロット2への巻き付け数が多ければ多い程、効果がある。しかし、いずれも大きすぎると逆に粗巻き紐5の除去作業性が悪くなる。なお、図3で示した縦添えの場合には、切断間隔は粗巻き紐5の巻き間隔と一致し一巻き毎に切断されるため、切断間隔を或る一定以上にするか否かで飛散性が変わる訳ではない。
一般的に行われている布設されているケーブルの中間で、シースを半割りして分岐作業を行う中間分岐作業においては、取り付ける接続箱(クロージャ)の寸法や取り出す光ファイバ心線の接続余長の確保から、シース剥ぎ取り長の最低長は500mm程度である。このことから、粗巻き紐5は少なくとも500mmに1回は切断されることが好ましい。また、切断点から次の切断点までの間(露出間隔によって決定)に、押え巻きテープ6は、1周以上スロット2に巻き付いていることが好ましい。1周以上スロット2に巻き付いていると、切断後の粗巻き紐5が、容易に落下しないため飛散し難くなる。
粗巻き紐5の切断間隔を一定以上長くするためには、押え巻きテープ6を図1及び図2で示したように横巻きする場合、次の(i),(ii)のいずれかの方法を採用するとよい。但し、(i)の方法は、スロット2が太径である場合には採用可能であるが、小径である場合には製造上現実的ではない。スロット2が小径である場合には、粗巻き紐5が切断されるための露出間隔を或る一定以上長くするためには、(ii)の方法が現実的である。
(i)押え巻きテープ6のテープ幅を拡げる。
(ii)粗巻き紐5と押え巻きテープ6の巻き方向を同方向にし、押え巻きテープ6を開き巻きで巻き付ける。両者の巻き付けピッチを調整することによって押え巻きテープ6の隙間から粗巻き紐5が露出する露出間隔を長くする。
次に、押え巻きテープ6の隙間6aについて調査を行い、その結果に基づき隙間6aの大きさと粗巻き紐5の切断度合いについて考察する。まず、図1で例示したような押え巻きテープ6が粗巻き紐5と逆方向に開き巻きされた構造で且つ表1の構造の光ケーブルを試作し、ケーブルシースの外観及び10mのサンプルを用いて粗巻き紐除去性を評価した。この調査では、SZ撚りスロットの上に、幅3mm、厚さ0.17mmのポリエチレン製テープを粗巻き紐5として左巻きに巻き、その上に厚さ0.18mmの不織布を押え巻きテープ6として右巻きに巻いた。このようにして製造した集合コアの上に厚さ2mmのポリエチレンシースをシース7として施した。
Figure 2008107757
ここで、ケーブル外観の評価基準としては、外観が良好である場合に「○」を、面が凹凸しており外観が悪い場合に「×」を示している。また、除去性のうち切断の評価基準としては、次のようなものを採用している。
○: スロット直上押巻き(粗巻き紐5)の露出部分5aがシース7の内面と融着しており、シース除去時に露出部分5aが切断される。
×: スロット直上押え巻き(粗巻き紐5)が切断されない。
また、除去性のうちシース一体除去の評価基準としては、次のようなものを採用している。ここで、「○」又は「◎」の場合には、ポリエチレンシースを剥ぐと、スロット直上に巻いたポリエチレンテープは、不織布と不織布の隙間から出ている部分は溶けてシース内面に張り付いており、不織布の下に隠れている部分は溶けずにそのままの形状で残っているため、シースに張り付いている部分に引っ張られ、引きちぎれる。
○: シース除去時に切断された粗巻き紐5の断片は、押え巻きテープ6とスロット2の間に残る場合もあるが、その多くがシース7のいずれかの部分に融着したままの状態でシース7と共に除去される。
◎: シース除去時に切断された粗巻き紐5の断片がシース7のいずれかの部分に融着したままの状態でシース7と共に除去される。
×: スロット直上押え巻き(粗巻き紐5)がシース7と一体に除去されない。
シース一体除去性が「○」又は「◎」の場合のいずれでも、シースを剥ぐと同時にこれまで除去作業がもっとも煩雑なスロット直上の粗巻き紐の除去を簡単に行うことが可能となっている。
表1で除去性についての結果を示したように、図1で例示したような逆方向開き巻きの場合、その隙間6aは1mm以上であることが好ましいことが分かる。このように、除去性については隙間6aの開き幅W1が関係するだけであり、従って、図2で例示したような同方向開き巻きの場合にも同様に隙間6aは1mm以上であることが好ましい。なお、隙間6aがあまり大きくなるとケーブルの外観がわるくなるため、隙間6aは20mm以下にすることが好ましい。さらに最適には、押え巻きテープ6としての機能を十分に発揮するために、隙間6aを10mm以下にすることが好ましい。
また、この調査では、巻き付ける粗巻き紐5は1本で行ったが、これに限ったものではなく、2本や3本など2本以上であっても同様の結果が得られる。
次に、図2で例示したような押え巻きテープ6が粗巻き紐5と同方向に開き巻きされた構造で且つ表2の構造の光ケーブルを試作し、10mのサンプルを用いて粗巻き紐5の破断片飛散性及び除去性を評価した。この調査では、スロット径6mmのSZ撚りスロットの上に、幅2.5mm、厚さ0.07mmのポリエチレン製テープを粗巻き紐5として巻き、さらにその上に厚さ0.23mmの吸水性能を持った不織布テープを押え巻きテープ6として巻いた。粗巻き紐5及び押え巻きテープ6の巻き方は表3の条件とした。このようにして製造した集合コアの上に厚さ1.5mmmのポリエチレンシースをシース7として施した。
Figure 2008107757
ここで、破断片飛散性の評価基準としては、押え巻きテープ6の除去中にスロット2から粗巻き紐5が落下するものを「×」、落下しないものを「○」とする。また、除去性の評価基準としては、片手で容易に除去できるものを「◎」、片手で除去できるものを「○」、片手で除去できないものを「×」とする。
表2で破断片飛散性及び除去性についての結果を示したように、押え巻きテープ6の隙間6aによる露出部分5aから次の露出部分5aまでの間の巻き付け回数(露出間隔E内の巻き付け回数)が、1回以上あれば、破断片飛散を抑えることができた。但し、上限は10回であり、巻き付け回数がそれ以上となると除去性が問題になることが判明した。
さらに、表2で結果を示したように、露出間隔E(切断間隔ピッチ)が20mm〜500mm、巻き付け回数が1〜10回以内の条件であれば、破断片が飛散することなく除去性も問題ない。さらに、押え巻きテープ6のピッチPbと粗巻き紐5のピッチPaが近い条件ではより除去性がよいことも分かる(除去性評価「◎」)。このような条件では、押え巻きテープ6を除去する際、押え巻きテープ6と粗巻き紐5とを一緒に持って除去することができ、これにより粗巻き紐5が押え巻きテープ6と一体となってスムーズに取れるためである。
このように、露出間隔内の粗巻き紐5の巻き付け回数は、1回以上且つ10回以下が好ましく、且つ実際の分岐作業を考慮すると露出間隔は500mm以下とすることが好ましい。また、この調査では、巻き付ける粗巻き紐5は1本で行ったが、これに限ったものではなく、2本や3本など2本以上であっても同様の結果が得られる。
次に、図3で例示したような縦添え構造で且つ表3の構造の光ケーブルを試作し、ケーブルシースの外観及び10mのサンプルを用いて粗巻き紐除去性を評価した。除去性や外観の評価基準は、表1のそれと同じとした。この調査では、SZ撚りスロットの上に、幅3mm、厚さ0.17mmのポリエチレン製テープを粗巻き紐5として左巻きに巻き、その上に厚さ0.18mmの不織布を押え巻きテープ6として縦添えで巻いた。このようにして製造した集合コアの上に厚さ2mmのポリエチレンシースをシース7として施した。
Figure 2008107757
表3で示したように、図3で例示したように押え巻きテープ6が縦添えであり隙間6aをもって施されている場合にも、その隙間6aは1mm以上であることが好ましいことが分かる。なお、隙間6aがあまり大きくなるとケーブルの外観がわるくなる。また、押え巻きテープ6としての機能を十分に発揮するためには、隙間6aは4mm未満にすることが好ましい。また、この調査では、巻き付ける粗巻き紐5は1本で行ったが、これに限ったものではなく、2本や3本など2本以上であっても同様の結果が得られる。
本発明の第1の実施形態に係る光ケーブルを示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る光ケーブルを示す図である。 本発明の第3の実施形態に係る光ケーブルを示す図である。 従来技術による溝付きスロットを用いた光ケーブルのリサイクルの一例を示す図である。 従来技術による溝付きスロットを用いた光ケーブルの他の例を示す図である。
符号の説明
1…光ケーブル、2…スロット、2a…溝、3…テンションメンバ、4…光ファイバ心線、5…粗巻き紐、5a…露出部分、6…押え巻きテープ、6a…隙間、7…シース(ケーブル外被)。

Claims (9)

  1. 溝付きスロットの溝内に光ファイバ心線を収納し、前記スロットの外周に粗巻き紐、押え巻きテープ、及びシースを順に施してなる光ケーブルであって、
    前記押え巻きテープは、前記粗巻き紐の一部が露出するように隙間をもたせて施され、その上に前記シースが施されており、前記隙間から露出した部分の粗巻き紐は前記シースに融着していることを特徴とする光ケーブル。
  2. 前記粗巻き紐は、熱可塑性樹脂であることを特徴とする請求項1に記載の光ケーブル。
  3. 前記隙間は1mm以上であることを特徴とする請求項1又は2に記載の光ケーブル。
  4. 前記押え巻きテープは、前記スロットに対して横巻きで且つ前記隙間をもたせた開き巻きで、前記粗巻き紐と逆方向に巻かれて施されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の光ケーブル。
  5. 前記押え巻きテープは、前記スロットに対して横巻きで且つ前記隙間をもたせた開き巻きで、前記粗巻き紐と同方向に巻かれて施されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の光ケーブル。
  6. 前記押え巻きテープは、前記スロットに対して前記隙間をもって縦添えで施されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の光ケーブル。
  7. 前記粗巻き紐は、前記隙間によって露出した部分から次の隙間によって露出した部分までの間に、1回以上且つ10回以下の回数、前記スロットに巻きつけられていることを特徴とする請求項4又は5に記載の光ケーブル。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の光ケーブルを解体する解体方法であって、前記シースを切断して、前記スロット側から剥がすことにより、前記粗巻き紐を切断することを特徴とする光ケーブルの解体方法。
  9. 前記シースを切断して、前記スロット側から前記シースを剥がすことにより、前記粗巻き紐を前記隙間から露出した部分において切断することを特徴とする請求項8に記載の光ケーブルの解体方法。
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