JP2009116017A - 光ケーブル及び光ケーブルの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】押え巻きテープの除去と共に粗巻き紐の除去も同時に除去することができ、ケーブルの解体時及び光ファイバ分岐時の被覆除去性に優れた光ケーブルとその製造方法を提供する。
【解決手段】光ファイバ心線14を収納した溝付きスロット12の外周に、粗巻き紐15と押え巻きテープ16とシース17とを順に施してなる光ケーブルで、粗巻き紐15は、押え巻きテープ16の内面に接して接着され、スロット12には接着されないようにする。粗巻き紐15は熱可塑性樹脂を含み、シース17の成形時の熱により押え巻きテープ16に溶着される。また、粗巻き紐15は、少なくとも2層以上の融点の異なる複数の材料層でテープ状に形成されていて、融点の低い方の材料層15aが押え巻きテープ16に接するように巻付けられる。
【選択図】図1
【解決手段】光ファイバ心線14を収納した溝付きスロット12の外周に、粗巻き紐15と押え巻きテープ16とシース17とを順に施してなる光ケーブルで、粗巻き紐15は、押え巻きテープ16の内面に接して接着され、スロット12には接着されないようにする。粗巻き紐15は熱可塑性樹脂を含み、シース17の成形時の熱により押え巻きテープ16に溶着される。また、粗巻き紐15は、少なくとも2層以上の融点の異なる複数の材料層でテープ状に形成されていて、融点の低い方の材料層15aが押え巻きテープ16に接するように巻付けられる。
【選択図】図1
Description
本発明は、溝付きスロットの溝内に多数本の光ファイバ心線を収納し、スロットの外周に粗巻き紐、押え巻きテープ、及びシースを順に施してなる光ケーブル及び光ケーブルの製造方法に関する。
情報通信の進展により光ケーブルを用いたネットワーク化が進むなかで、使用済み光ケーブルの廃棄量も増大しているが、地球環境保護と資源の有効利用の観点から、光ケーブルのリサイクルに対する対応が求められている。光ケーブルのリサイクルを実施するに当たって、リサイクルコストやリサイクル品の品質、また、リサイクルを考慮した光ケーブルに関して、今までにも種々の提案がなされている。
光ケーブルは、単心のものから1000心を超えるものもある。代表的な光ケーブル1としては、図2(A)に示すように、中心にテンションメンバ3を埋設一体化し、複数の溝2aを外周に設けたプラスチック材からなるスロット2(スペーサとも言う)により構成される。スロット2の溝2aは螺旋状又はSZ状に形成され、溝2a内には複数本の光ファイバ心線又はテープ状の光ファイバ心線4が集線され収納される。
光ケーブル1の製造過程で、光ファイバ心線4を溝2a内に収納した直後、溝2aから光ファイバ心線4が脱落する(特に、SZ状スロットの場合)のを防止するために、粗巻き紐5がスロット2の外周に直ちに螺旋状に、比較的粗いピッチで巻き付けられる。粗巻き紐5が施されたスロット2の外周には、ケーブル内への止水又はシース成形時の熱絶縁のための押え巻きテープ6(上巻テープとも言う)を螺旋巻きあるいは縦添えで施し、その外側をシース7(外被とも言う)で被覆して光ケーブル1とされる。水走り防止のためには、押え巻きテープ6は吸水性を持つ材料で構成される。
通常、この押え巻きテープ6としては、幅広のテープが用いられ、スロット2の外周面に、テープの一部が重なるように螺旋状に巻かれる。一般に、この巻き方を横巻きの重ね巻きと言う。そして、粗巻き紐5と押え巻きテープ6とは、図2(A)に示すようにお互いクロスするように巻かれているか、お互い平行になるように巻かれている。
図2(A)の光ケーブル1をリサイクルのために解体する場合、まず、シース7に切込みを入れて、これを剥ぎ取り回収手段により回収する。次いで、図2(B)に示すように、シース7が除去されて露出された押え巻きテープ6に、カッター8aを当ててでり込みを入れ、押え巻きテープ6を切断すると共に粗巻き紐5を切断する。切断された押え巻きテープ6及び粗巻き紐5の屑は、自然に落下するか、解体装置のダイス10でスロット表面をしごくことによって、強制的に落下させることにより回収廃棄するようにしている。
しかしながら、押え巻きテープ6と粗巻き紐5に対して、カッター8aにより切込みを入れたとき、押え巻きテープ6は幅広テープで且つ摩擦がある程度大きいので切断は容易であるが、図2(B)に示すように、粗巻き紐5が切断されずに残ってしまうことがある。この理由としては、カッター8aがスロット2のリブ部にある粗巻き紐に当たる場合は、リブ部が壁となって粗巻き紐が逃げないため比較的切断し易いが、スロット2の溝部2aに跨る粗巻き紐は、カッター8aに対し逃げるため切断されないことがある。また、一端が切断された粗巻き紐は、張力が開放された状態となって弛むため、カッター8aが当たっても切断されずにスロット2の長手方向に逃げてしまうことがある。
粗巻き紐5に切断できない部分が生じると、スロット2に巻き付いた紐自体が緩み易くなって、リブ部上の粗巻き紐5に対しての切断ができなくなることがある。そのため、切断が不十分となり、粗巻き紐5と押え巻きテープ6を自然に落下させて完全に除去することは困難となることがある。さらに、ダイス10等を用いてスロット表面をしごいて除去する場合も、粗巻き紐5は、溜まり絡まって毛玉状に固まって、押え巻きテープ6の切断を妨げたり、ダイス10の通し穴を塞いでスロット2の移動が停止されるなどの障害を発生し、効率のよいケーブル解体ができないという問題があった。
上記のような問題を改善する方法として、例えば、図2(C)に示すように、押え巻きテープ6が露出された後、光ケーブル1の長手方向に押え巻きテープ6の上から、間欠カッター8bで、間欠的な切込み9bを入れて、粗巻き紐5が短い長さとなるように切断しておく。この後、カッター8aで押え巻きテープ6に切込み9a入れてターン毎の短片に切断し、この押え巻きテープ6の内側で、予め、間欠カッター8bによって短く切断されている粗巻き紐5を落下させる方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、粗巻き紐5が毛羽だったり、絡まって毛玉状に固まったりしないように、粗巻き紐5にモノフィラメント、撚られた繊維束、細幅で平坦な帯状等のものを用いることも提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2007−212522号公報
特開2007−212523号公報
図2(C)の解体方法を用いる場合、間欠カッター8bを別途設置する必要があると共に、粗巻き紐5の巻きピッチに応じた切込みタイミングを設定する必要があり、事前に解体する光ケーブルの構成に関する情報を知っておく必要があるが、取得することができない場合もあり、作業準備に時間を要するという問題がある。さらに、光ファイバの中間分岐の被覆除去作業では利用することが難しい。
特許文献2に開示のように粗巻き紐5に特殊のものを用いる場合は、毛羽立ちや絡み等の発生を少なくすることは期待できるとしても完全ではなく、また、特殊の紐を用いるためコスト高となる。
また、光ファイバの分岐作業は、電柱上やパケット車上というような作業環境の悪い状況で行うことが多く、できるだけ簡単で短時間に行えることが要望されている。
また、光ファイバの分岐作業は、電柱上やパケット車上というような作業環境の悪い状況で行うことが多く、できるだけ簡単で短時間に行えることが要望されている。
本発明は、上述した実情に鑑みてなされたもので、押え巻きテープの除去と共に粗巻き紐の除去も同時に除去することができ、ケーブルの解体時及び光ファイバ分岐時の被覆除去性に優れた光ケーブルとその製造方法の提供を目的とする。
本発明による光ケーブルは、光ファイバ心線を収納した溝付きスロットの外周に、粗巻き紐と押え巻きテープとシースとを順に施してなる光ケーブルで、粗巻き紐は、押え巻きテープの内面に接して接着され、スロットには接着されていないことを特徴とする。粗巻き紐は熱可塑性樹脂を含み、シースの成形時の熱により押え巻きテープに溶着される。また、粗巻き紐は、少なくとも2層以上の融点の異なる複数の材料層でテープ状に形成されていて、融点の低い方の材料層が押え巻きテープに接するように巻付けられ、融点の低い方の材料としては、直鎖状低密度ポリエチレン樹脂を用いることができる。
また、本発明による光ケーブルの製造方法は、光ファイバ心線を収納した溝付きスロットの外周に、粗巻き紐と押え巻きテープとシースとを順に施してなる光ケーブルの製造方法で、シースの加熱温度により、粗巻き紐が押え巻きテープの内面に溶着し、スロットに溶着しないように、シースの加熱温度を制御することを特徴とする。
本発明の光ケーブルによれば、光ケーブルの解体に際して、シースを除去してリサイクルを図り、押え巻きテープの除去と同時に粗巻き紐も除去することができ、解体の作業性を向上することができる。また、光ファイバの分岐作業に際しても、シースを除去した領域の押え巻きテープと粗巻き紐を同時に除去でき、被覆除去作業の時間短縮を図ることができる。
図1により本発明の実施の形態を説明する。図1(A)は本発明による光ケーブルの一例を説明する図、図1(B)は光ケーブルの被覆部分の断面構造を示す図、図1(C)は粗巻き紐の一例を説明する図である。図中、11は光ケーブル、12はスロット、12aは溝、13はテンションメンバ、14は光ファイバ心線、15は粗巻き紐、15a,15b,15cは材料層、16は押え巻きテープ、17はシース、18は溶着部を示す。
本発明による光ケーブル11は、図1(A)に示すように、例えば、中心にテンションメンバ13(抗張力体とも言う)を埋設一体化し、複数の溝12aを設けたプラスチック材からなるスロット12(スペーサとも言う)により構成される。スロット12の溝12aは、螺旋状又はSZ状に形成され、溝12a内には複数本の光ファイバ心線又はテープ状の光ファイバ心線14が収納される。光ケーブル11の製造過程で、光ファイバ心線14が、溝12a内に収納された後で押え巻きテープ16を巻付ける前に、溝12aから脱落するのを(特に、SZスロットの場合)防止するために、粗巻き紐15がスロット12の外周に、例えば、10mm〜20mm程度のピッチで巻付けられている。
粗巻き紐15は、例えば、テープ形状のものが用いられ、後述するように、熱可塑性樹脂製のものが用いられる。粗巻き紐15が施されたスロット12の外周には、ケーブル内への止水のため、又はシース成形時に加熱されたシース用の溶融樹脂材が光ファイバ心線に直接接触しないように熱絶縁用としての押え巻きテープ16が施される。押え巻きテープ16には、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン等の繊維からなる不織布等が用いられ、テープ幅としては、例えば、10mm〜30mm程度のものを用いることができる。
この押え巻きテープ16は、スロット12上に重ね巻きあるいは隙間を有しない密接巻きで施され、その外側をシース17(外被とも言う)で被覆して光ケーブル11とされる。押え巻きテープ16は、スロット12内に収納された光ファイバ心線14が外に飛び出さないように、粗巻き紐15による保持を補強する。
図1(B)のケーブル被覆部分の断面図は、本発明による特徴部分を説明するもので、スロット12の外面に巻付けられた粗巻き紐15の上から、押え巻きテープ16が巻付けられ、押え巻きテープ16の外周にはシース17で被覆される。粗巻き紐15と押え巻きテープ16が接する部分は、溶着部18により接着された状態とされる。しかし、粗巻き紐15は、押え巻きテープ16には溶着(接着)されるが、スロット12上の面には溶着(接着)されないようなものが用いられる。
また、本発明においては、シース17を押え巻きテープ16の外面に成形するときの熱で、粗巻き紐15が部分的に溶融し、押え巻きテープ16に接する部分で熱溶着して接着される形態が好ましい。図1(C)は、前記の接着形態を実現させるのに適した粗巻き紐の構成例を説明する図である。すなわち、粗巻き紐15を細幅のテープ状で、少なくとも2層以上の融点が異なる材料層(例えば、15a,15b,15cの3層)で形成する。
粗巻き紐15をスロット12の外面に巻付ける際に、巻付けの外側となって押え巻きテープ16と接する側の材料層15aを、シース17の成形時の熱で溶融可能な材料で形成する。そして、スロット12に巻付ける際に、巻付けの内側となってスロット12の面に接する材料層15bは、シース17の成形時の熱では溶融せず、接着もしない材料で形成する。中間の材料層15cは無くてもよいが、両面の材料層15aと15bを支持するベース層とし、また、熱伝導の低い材料で形成することにより、スロット12に接する材料層15b側の温度を、押え巻きテープ16に接する材料層15a側の温度より低くすることが可能となる。
次に、押え巻きテープ16と接する側の材料層15aに、直鎖状低密度ポリエチレン(L−LDPE)を用いて、種々のシース温度で、粗巻き紐15と押え巻きテープ16との溶着、粗巻き紐15とスロット12との溶着についての評価を行った。
表1は、図1(C)の粗巻き紐15を、L−LDPEのみで形成した場合(1層、厚さ0.05mm)と、押え巻きテープ16と接する側の材料層15aにL−LDPE、スロット12と接する側の材料層5bをポリエチレンテレフタレート(PET)を用い、中間層15cを無しで形成した場合(2層、厚さL−LDPE0.025mm、PET0.025mm)とを比較評価した例である。
表1は、図1(C)の粗巻き紐15を、L−LDPEのみで形成した場合(1層、厚さ0.05mm)と、押え巻きテープ16と接する側の材料層15aにL−LDPE、スロット12と接する側の材料層5bをポリエチレンテレフタレート(PET)を用い、中間層15cを無しで形成した場合(2層、厚さL−LDPE0.025mm、PET0.025mm)とを比較評価した例である。
上記の表1の結果から、粗巻き紐15とスロット12との溶着を防止するには、粗巻き紐15を少なくとも2層構造とし、押え巻きテープ16と接する側の材料層15aを融点の低いもので形成し、スロット12と接する側の材料層15bを融点が高くスロット12の材料と相性が悪く溶着しにくいもので形成することが、有用であると言える。
表2は、粗巻き紐15をL−LDPEの1層で形成し、粗巻き紐15の厚さとシース温度を変えて評価したもので、粗巻き紐15の厚さにより、押え巻きテープ16とスロット12側との温度差等による影響を調べてみた。
上記の表2の結果から、粗巻き紐15の厚さを増加させていくと、押え巻きテープ16との溶着性は低下する。これは、粗巻き紐15の厚さの増加に伴って質量増による熱容量が増加し、溶着に必要な加熱温度が高くなることによるものと思われる。他方、粗巻き紐15の厚みが増加することにより、厚み方向の熱抵抗が増加し、粗巻き紐15の両面間の温度差が大きくなり、これにより、粗巻き紐15とスロット12とが接する側の温度が低下し、スロット12との溶着性が低下するとものと思われる。この表2からは、1層の粗巻き紐15であれば、厚さは0.05mm以上で、シース温度を170℃〜210℃の範囲で選択設定することにより、本発明を実現することが可能であると言える。
表3は、押え巻きテープ16に、比較的に耐熱性のある融点の高い高密度ポリエチレン(HDPE)、ポリプロピレン(PP)、ナイロン(NY)を用いて、シース17及びスロット12には溶着しない樹脂材料で形成する。そして、粗巻き紐15は、厚み0.05mmで、L−LDPE又はHDPEの1層で形成し、シース温度を変えて評価したものである。
上記の表3の結果から、粗巻き紐15に融点の高いHDPEを用いるより、これより融点の低いL−LDPEを用いる方が、粗巻き紐15は押え巻きテープ16に溶着されやすくなる。他方、粗巻き紐15はスロット12に対しては、HDPE又はL−LDPEの何れを用いても、同程度の接着性を有している。ただ、押え巻きテープ16にPP,NY等の耐熱性のものを用いることにより、スロット12との接着性を更に弱めることができる。また、この表3からは、粗巻き紐15に、厚さ0.5mmで1層のL−LDPEを用いる場合は、シース温度を180℃〜200℃の範囲で、1層のHDPEを用いる場合は、シース温度を190℃〜200℃の範囲で制御することにより、本発明を実現することが可能であると言える。
上述した光ケーブルが、幹線光ケーブルとして布設された後、ケーブルの途中部分で光ファイバを分岐する必要が生じたとする。この場合、光ケーブルのシースの所定長さ(通常、50cm程度)を剥ぎ取って、被覆を除去する。シースを剥ぎ取ると、押え巻きテープが露出するので、適当な個所にカッター等を用いて切れ目を入れて切裂きの始端部分を作り、押え巻きテープを幅方向に切裂き切断する。次いで、押え巻きテープを巻きほぐして剥ぎ取る。このとき、押え巻きテープの内面には、粗巻き紐が溶着されているので、押え巻きテープの剥ぎ取りと同時に、粗巻き紐も一体となって同時に剥ぎ取ることができ、作業効率を高めることができる。また、粗巻き紐が周囲に飛散して、作業周辺への悪影響を防止することができる。
また、光ケーブルを解体しリサイクルするに際しては、押え巻きテープと粗巻き紐が接着一体となっているため、図2(B)で説明したような、粗巻き紐が毛玉状になって解体作業を阻害するようなことから防止することができる。また、図2(C)のような間欠カッターを用いて、粗巻き紐を短く切断する必要もなく、解体作業を効率よくスムーズに実施することができる。
11…光ケーブル、12…スロット、12a…溝、13…テンションメンバ、14…光ファイバ心線、15…粗巻き紐、15a…押え巻きテープと接する側の材料層、15b…スロットの面に接する材料層、15c…中間の材料層、16…押え巻きテープ、17…シース、18…溶着部。
Claims (5)
- 光ファイバ心線を収納した溝付きスロットの外周に、粗巻き紐と押え巻きテープとシースとを順に施してなる光ケーブルであって、
前記粗巻き紐は、前記押え巻きテープの内面に接して接着され、前記スロットには接着されていないことを特徴とする光ケーブル。 - 前記粗巻き紐は熱可塑性樹脂を含み、前記シースの成形時の熱により溶着されていることを特徴とする請求項1に記載の光ケーブル。
- 前記粗巻き紐は、少なくとも2層以上の融点の異なる複数の材料層でテープ状に形成されていて、融点の低い方の材料層が前記押え巻きテープに接するように巻付けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の光ケーブル。
- 前記粗巻き紐の融点の低い方の材料層が、直鎖状低密度ポリエチレン樹脂であることを特徴とする請求項3に記載の光ケーブル。
- 光ファイバ心線を収納した溝付きスロットの外周に、粗巻き紐と押え巻きテープとシースとを順に施してなる光ケーブルの製造方法であって、
前記シースの加熱温度により、前記粗巻き紐が前記押え巻きテープの内面に溶着し、前記スロットに溶着しないように、前記シースの加熱温度を制御することを特徴とする光ケーブルの製造方法。
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