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JP2008041866A - 窒化物半導体素子 - Google Patents

窒化物半導体素子 Download PDF

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JP2008041866A
JP2008041866A JP2006213036A JP2006213036A JP2008041866A JP 2008041866 A JP2008041866 A JP 2008041866A JP 2006213036 A JP2006213036 A JP 2006213036A JP 2006213036 A JP2006213036 A JP 2006213036A JP 2008041866 A JP2008041866 A JP 2008041866A
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Takakatsu Wakagi
貴功 若木
Takashi Sato
崇 佐藤
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Nichia Chemical Industries Ltd
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Nichia Chemical Industries Ltd
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Abstract

【課題】表面が酸化物である透光性電極を備えており、p電極とn電極が共通の材料で構成された窒化物半導体素子を提供すること。
【解決手段】n型窒化物半導体層(2)とp型窒化物半導体層(4)とを有し、n型窒化物半導体層(2)にn電極(11)が、p型窒化物半導体層(4)に透光性電極(5)とその上の一部にp電極(10)とが形成された窒化物半導体素子において、n電極(10)及びp電極(11)は、第1金属層(6)と、第2金属層(7)とを含み、第1金属層(6)は、白金族の金属を含み、離散した島状に形成され、第2金属層(7)は、n型窒化物半導体層(2)とオーミック接触可能な金属から成り、第1金属層(6)の島同士の間から露出したn型窒化物半導体層(2)又は透光性電極(5)と接することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、窒化物半導体を用いて構成された窒化物半導体素子に関する。
窒化物半導体は、発光ダイオード(LED)、レーザダイオード(LD)などの発光素子、太陽電池、光センサなどの受光素子、トランジスタ、パワーデバイスなどの電子デバイスに用いられる。特に、窒化物半導体を用いた発光ダイオードは、バックライトなどに用いる各種光源、照明、信号機、大型ディスプレイなどに幅広く利用されている。
窒化物半導体を用いた窒化物半導体素子は、基本的に、基板上にn型窒化物半導体層及びp型窒化物半導体層が積層され、n型及びp型の窒化物半導体層のそれぞれと電気的に接続する電極が形成された構造となる。p型窒化物半導体層と電気的に接続する電極として、p型窒化物半導体層のほぼ全面に透光性電極を形成し、その上に金属からなるパッド電極を形成する構造が知られている。この透光性電極は、パッド電極から注入された電流をp型窒化物半導体層に広げると共に、窒化物半導体発光素子からの光を透過させて外部に取り出し可能とする。一方、n型窒化物半導体は一般に電気抵抗が低いため、n型窒化物半導体層に直接パッド電極が形成される。(例えば、特許文献1参照)
このようなp型半導体層上の透光性電極としては、金/ニッケル酸化物薄膜(特許文献2参照)や、インジウム錫酸化物(以下、「ITO」)、ZnO、In、SnOなどの導電性酸化物が用いられる(特許文献2参照)。
特開平10−135515号公報 特開2003−124518号公報
上記従来の窒化物半導体素子では、p型窒化物半導体層上の透光性電極に形成するパッド電極(以下、「p電極」)と、n型窒化物半導体層上に形成するパッド電極(以下、「n電極」)を異なる金属で構成することが通例であった。
例えば、n電極は、n型窒化物半導体層と良好にオーミック接触するため、Al、W、Cr、Tiなどのオーミック接触層と、Ptなどのバリア層と、Auなどのボンディング層を積層して形成するのが一般的であった。一方、p電極には、透光性電極と密着性の良い材料を用いる必要がある。透光性電極は金/ニッケル酸化物薄膜やITOである場合が多く、その表面は酸化物である。そこでp電極は、Rhなどの酸化物との密着層が良好な層と、Auなどのボンディング層を積層して形成するのが一般的であった。
しかしながら、p電極とn電極を共通の材料で構成できれば、製造工程を簡略化し、製造コストを低減できる。そこで本件発明は、表面が酸化物である透光性電極を備えており、p電極とn電極が共通の材料で構成された窒化物半導体素子を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本件発明の窒化物半導体素子は、n型窒化物半導体層とp型窒化物半導体層とを有し、前記n型窒化物半導体層にn電極が、前記p型窒化物半導体層に透光性電極とその上の一部にp電極とが形成された窒化物半導体素子であって、
前記透光性電極は、少なくとも表面が酸化物から成り、前記n電極及びp電極は、前記n型窒化物半導体層又は前記透光性電極に接する側から順に、第1金属層と、第2金属層とを含み、前記第1金属層は、白金族の金属を含み、離散した島状に形成され、前記第2金属層は、前記n型窒化物半導体層とオーミック接触可能な金属から成り、前記第1金属層の島同士の間から露出した前記n型窒化物半導体層又は前記透光性電極と接することを特徴とする。
尚、本件において「透光性」とは、活性層の発光を外部から観測できるように透過可能であることを指し、全ての波長の可視光を透過可能である必要はない。また、本件において「金属層」には、純粋に金属元素だけから成る層だけでなく、シリコンなどの金属元素以外の元素と金属元素との合金であって全体として金属同様の良好な電気伝導性を示すものも含まれる。
本件発明の窒化物半導体素子によれば、p電極及びn電極を共通の材料によって構成しながら、透光性電極への密着性とn型窒化物半導体層への良好なオーミック接触を両立でき、電気特性と信頼性に優れた窒化物半導体素子を提供できる。したがって、p電極とn電極に異なる材料を用いていた従来の窒化物半導体素子に比べて、製造工程が簡略化でき、製造コストも低減できる
以下、本発明の好ましい実施の形態について、図面を参照しながら説明する。ただし、以下に示す実施の形態は、本発明の技術思想を具体化するための窒化物半導体素子を例示するものであって、本発明は以下の実施の形態により限定されるものではない。
実施の形態1
図1は、本件発明の実施の形態1に係る窒化物半導体素子20を示す断面図であり、図2はその平面図である。図1及び図2に示すように、実施の形態1の窒化物半導体発光素子は、基板1上に、任意にバッファ層等の下地層(図示せず)を介して、n型窒化物半導体層2、活性層3、p型窒化物半導体層4がこの順に積層され、n型窒化物半導体層2及びp型窒化物半導体層4にそれぞれ電極が接続されて構成される。
本実施の形態において、p型窒化物半導体層4上に形成される電極は、ITOなどの導電性酸化物から成る透光性電極5の一部にパッド電極であるp電極10が積層されて構成される。透光性電極5は、抵抗が比較的高いp型窒化物半導体層4に電流を広げるため、p型窒化物半導体層4のほぼ全面に形成される。また、p電極10から線状に延伸された延長部61が形成され、それによって電流分布が一層改善される。一方、n型窒化物半導体層2には、パッド電極であるn電極11が接続される。図1及び図2に示すように、基板1がサファイアなど絶縁性基板である場合には、半導体層側にpとnの両方の電極を形成する。即ち、p型窒化物半導体層4、活性層3及びn型窒化物半導体層2の一部を半導体層側から除去してn型窒化物半導体層2を露出させ、その露出面にn電極11を形成する。
p電極10及びn電極11は、外部回路と接続するために形成される電極であり、フェイスアップ実装する場合(半導体層側を主光取り出し面とする場合)は、p電極10及びn電極11がワイヤボンディング等によって外部回路と接続される。また、フリップチップ実装、すなわち基板側を主光取出し面とする場合は、パッド電極は共晶層(バンプ:Ag、Au、Sn、In、Bi、Cu、Zn等)等を介して外部回路の電極に接続される。尚、窒化物半導体素子20の半導体層側はp電極10及びn電極11の一部を除いてSi、Ti、Taなどの酸化物から成る絶縁性保護膜12によって覆われている。このためp電極10及びn電極11は、絶縁性保護膜12に形成された貫通孔12a及び12bを通じて外部と接続される。
本実施の形態におけるp電極10とn電極11(以下、総称して「本件パッド電極」)は同一の構成を有しており、透光性電極5又はn型窒化物半導体層2に接する側から順に、第1金属層6、第2金属層7、Ptなどのバリア層8、Auなどのボンディング層9を有する。バリア層8とボンディング層9の組成は、外部接続の方法によって適宜選択でき、省略することも可能である。
図3は、本件パッド電極と下地(透光性電極5又はn型窒化物半導体層2)との界面近傍を模式的に示す拡大断面図である。第1金属層6は、白金族(Ru、Rh、Pd、Os、Ir、Pt)を主成分として含み、離散した島状に形成されている。白金族は、金属のみならず、酸化物に対して密着性が高いため、ITOなどの導電性酸化物から成る透光性電極5に対して強い密着力を持つ。一方、第2金属層7は、n型窒化物半導体層2とオーミック接触可能な材料から成り、第1金属層6を覆って全面に形成されている。これによって、p電極10及びn電極11を共通の材料によって構成しながら、透光性電極5への密着性とn型窒化物半導体層2への良好なオーミック接触を両立でき、電気特性と信頼性に優れた窒化物半導体素子を提供できる。したがって、p電極とn電極に異なる材料を用いていた従来の窒化物半導体素子に比べて、製造工程が簡略化でき、製造コストも低減できる
即ち、従来は、導電性酸化物である透光性電極5に対してp電極の密着性を確保するために、p電極10の第1層目に酸化物への密着性の良いRhやPtなどの白金族を用いていた。ところが、RhやPtなどの白金族では、n型窒化物半導体層2に対して良好なオーミック接触が取れないため、n電極11の第1層目には白金族以外の金属材料を用いる必要があった。したがって、p電極10とn電極11を同一の材料から構成することが困難であり、このことは工程の増加によるリードタイム増加を招き、製造コストを増大させていた。
これに対して本件パッド電極によれば、p電極10とn電極11を同一の材料によって構成でき、しかも透光性電極5への密着性とn型窒化物半導体層2への良好なオーミック接触を両立できる。まず、透光性電極5への密着性については、第1金属層6が白金族によって構成されていることで良好となる。即ち、白金族から成る第1金属層6は、酸化物である透光性電極5に対する密着性が良好であり、しかも金属である第2金属層7とも良好な密着性を示す。また、島状の第1金属層6は、その周囲が第2金属層7に埋め込まれるため、第2金属層7に対するアンカーとして働く。したがって本件パッド電極は、透光性電極5に対して強固な密着性を示す。
一方、n型窒化物半導体層とのオーミック接触性については、第1金属層6が島状であり、第2金属層7がオーミック接触可能な材料であることによって良好になる。即ち、白金族から成る第1金属層6はn型窒化物半導体層2に対して高い接触抵抗を示すが、第1金属層6を島状に形成することによって、第1金属層6の島同士の間から露出したn型窒化物半導体層2を次の第2金属層7に接触させることができる。したがって、第2金属層7をn型窒化物半導体層2とオーミック接触可能な材料で構成することにより、本件パッド電極とn型窒化物半導体層2との良好なオーミック接触も確保できる。
尚、第2金属層7が、Al、Ti、Wなどの酸化し易い金属である場合、第1金属層6はn型窒化物半導体層2との密着性にも寄与する。即ち、第2金属層7の成長時に、第2金属層7の表面の一部が酸化された場合、窒化物半導体と酸化物は密着性が悪いため、第2金属層7とn型窒化物半導体層2の間が剥離し易くなる。しかし、第2金属層7とn型窒化物半導体層2の間に白金族を含む第1金属層6が形成されていると、白金族は酸化物に対する密着性が高いため、第2金属層7の一部が酸化されていても第1金属層6とは良好な密着性を保つ。したがって第2金属層7が酸化され易い金属である場合、本件パッド電極が第1金属層6を有することによって、n型窒化物半導体層2との密着性も向上する。
第1金属層6は、白金族(Ru、Rh、Pd、Os、Ir、Pt)を主成分として含み、酸化物に対して良好な密着性を示すものであれば特に限定されないが、特にRh、Pt、Pd、Ir、又はこれらの合金から選択された1種を主成分として含むことが好ましい。さらに好ましくは、これらの金属又は合金から成る。これらの金属は、白金族の中でも特にITOなどの酸化物と密着性が高い。
また、第1金属層6は、下地が露出できるような離散した島状であれば、特に形状は限定されない。例えば、個々の島が平面視で円形、矩形、多角形など種々の形状でも良い。また、個々の島の直径は、特に限定されないが、0.5〜3nmであることが好ましい。それによって第2金属層7とn型窒化物半導体層2の密着性が良好となり、またオーミック接触も取りやすくなる。第1金属層6の被覆率は、15〜90%であることが好ましい。被覆率がこの範囲であれば、密着性とオーミック接触性のバランスが良好となる。尚、第1金属層6の被覆率は、透過電子顕微鏡(TEM)等で断面を観察し、測定した断面の界面方向の長さをL、第1金属層6と下地層が接している領域の長さをlとすると、l/Lとして定義される。
また、第1金属層6の膜厚は、0.1〜40nmの薄膜であることが好ましく、これによって第2金属層7が下地と良好に接触できる。また、第1金属層6の膜厚を0.1〜3nmとすることにより、後述するスパッタリングによって第1金属層を微細な径の島状に形成することが可能となる。
第1金属層6は、フォトリソグラフィを用いたパターニングによって島状に形成することも可能であるが、スパッタリングを利用して島状に成長することが好ましい。即ち、スパッタリングでは、成長初期に島状の核がクラスタとして生成し、成長を続けると島状のクラスタ同士がつながって均一な膜に成長する。そこで均一な膜に成長する前にスパッタリングを停止することにより、微細な径の島状に離散した形態の第1金属層7を形成することができる。尚、スパッタリング時に基板を冷却すれば、島状のクラスタ同士がつながりにくくなり、島状の第1金属層6の膜厚を一層厚くすることができる。
第2金属層7は、n型窒化物半導体層2とオーミック接触可能な材料であれば特に限定されない。例えば、Al、Ti、V、Cr、Mn、Co、Zn、Ge、Zr、Nb、Mo、Ru、Hf、Ta、W、Reから選択された金属又はこれらから選択された金属を含む合金によって構成できる。中でも、Al、Ti、W、Vから選択された金属又はこれらから選択された金属を含む合金から選択された1種であることが好ましい。これらの材料はn型窒化物半導体層2とのオーミック接触性が特に良好である。また、第2金属層7は、第1金属層6よりも反射率の高い金属から成ることが好ましい。例えば、Alは活性層3の典型的な発光波長(350〜800nm)に対する反射率が高く、吸収も少ない。このためp電極10及びn電極11の第2金属層7をAlにすると、窒化物半導体素子内部における発光の吸収ロスを減らし、窒化物半導体素子20の発光効率が向上する。
また、第2金属層7の膜厚が薄すぎると、n型窒化物半導体層2との接触抵抗が増加する傾向にある。また、第2金属層7の膜厚が厚すぎると、成膜時間が長くなるため好ましくない。そこで、第2金属層7の膜厚は、50〜200nmであることが好ましい。第2金属層7は、真空蒸着やスパッタなどの通常の薄膜成長法によって形成できる。
バリア層8は、Ti、Zr、Hf、Ta、W、Re、Os、Ir、Pt、Fe、Co、Ni、Ru、Rh及びPdから成る群から選択された金属、又はこれらを含む合金であることが望ましい。特に、Ti、Ta、W、Ptが望ましい。バリア層の厚さは、薄すぎると均一な単膜にならないので10nm以上が望ましく、生産性の観点からは500nm以下が望ましい。さらに好ましくは、50〜300nmである。
ボンディング層9は、Au、Al、NiおよびCuから成る群から選択された金属、又はこれらを含む合金であることが、バンプやワイヤとの密着性が良いので好ましい。ボンディング層9の厚さは、100〜1000nmが生産性に優れるので好ましい。さらに好ましくは200〜800nmであり、特に好ましくは200〜500nmである。
また、本件パッド電極は、ボンディング層9が絶縁性保護膜12と密着性の悪い材料(Auなど)から成る場合、ボンディング層9の上にNi、Ti、Pt、Coなどから成る環状の密着層を有していても良い。即ち、ボンディング層9がAuなどである場合、その上に絶縁性保護膜12を形成すると、絶縁性保護膜12の密着性が低いため、貫通孔を開口する際などに絶縁性保護膜12の剥離が生じる場合がある。そこで図4Aに示すように、ボンディング層9の上にNiなどの密着層13を形成し、その上から絶縁性保護膜12を形成する。そして貫通孔12a(又は12b)を空けた後、図4Bに示すように、密着層13をArスパッタなどでエッチングしてボンディング層9を露出させる。これによって、絶縁性酸化物12の剥離が抑制できる。こうして形成された電極は、ボンディング層9と絶縁性保護膜12の間に環状の密着層13が形成された構造となる。
p電極10とn電極11は、第1金属層6と第2金属層7が共通の材料で形成されていれば、バリア層8やボンディング層9の種類や有無は異なっていても良い。また、p電極10とn電極11の膜厚が異なっていても良い。
本件パッド電極の形状は特に限定されるものではなく、例えば、円形、三角形、四角形等の多角形などの種々の形状とすることができる。また、本件パッド電極の大きさは特に限定されるものではないが、透光性電極5やn型窒化物半導体層2に効率的に電流を流すことができる程度の大きさとする。
尚、本実施の形態のように、p電極10とn電極11が同一面側にある構造にすれば、p電極10及びn電極11が同じ材料であることにより、p電極10とn電極11を同じ工程で形成することができる。このように同じ製造工程でp電極10とn電極11を形成できると、製造工程が簡略化され、安価で信頼性の高い窒化物半導体発光素子が得られる。p電極10とn電極11を同じ材料で、同じ工程により形成する方法としては、例えば、透光性電極5及びn型窒化物半導体層2の上に、レジストにより所定のパターンを有するマスクを形成した後、例えば、スパッタ装置によって、第1金属層6、第2金属層7、バリア層8、ボンディング層9を順に積層すればよい。
以下、本実施の形態の窒化物半導体素子20のその他の構成について詳細に説明する。
(透光性電極5)
本実施の形態の透光性電極5は、導電性酸化物から成る。導電性酸化物は、金属薄膜から成る透光性電極に比べて透光性に優れるため、発光効率の高い発光素子が得られる。導電性酸化物としては、亜鉛(Zn)、インジウム(In)、スズ(Sn)及びマグネシウム(Mg)からなる群から選択された少なくとも1種の元素を含む酸化物であることが好ましい。より具体的にはZnO、In、SnO、ITOが挙げられる。なかでも、ITOは可視光(可視領域)において高い光透過性を有し、また導電率の高い材料であることから好ましく用いることができる。
導電性酸化物から成る透光性電極5は、p型窒化物半導体層4との界面近傍において、上面側よりも密度が低いことが好ましい。例えば、半導体層との界面近傍においてのみ、多孔質の状態となっていることが好ましい。多孔質の状態とは、例えば、直径20〜200nm程度の複数の孔が均一又は不均一に存在する状態である。一方、導電性酸化物から成る透光性電極5の上面側は、結晶性の良い透明な膜として形成されていることが好ましい。また、透光性電極5の半導体側の密度が低い領域においては、部分的に非晶質(アモルファス)の膜となっていてもよいが、透明な膜又は略透明な膜として形成されていることが好ましい。
この密度が低い領域は、p型窒化物半導体層4との界面から、導電性酸化物膜の全膜厚の10〜50%の範囲に抑えられていることが好ましい。このようにp型窒化物半導体層4側のみ密度が低いことにより、p型窒化物半導体層4との接触抵抗を低くしながら、透光性を良好にすることができる。また、導電性酸化物から成る透光性電極5の表面側の密度が高いことにより、透光性電極5とp電極10との密着性が一層良好となる。
なお、導電性酸化物から成る透光性電極5の全膜厚は、特に限定されるものではないが、例えば、100〜1000nm程度に設定することが好ましい。また、密度が低い領域は、10〜500nm程度に設定することが好ましい。また、導電性酸化物から成る透光性電極5は、可視光のみならず、例えば、上述した窒化ガリウム系化合物半導体による活性層から発生する光、つまり波長360nm〜650nm付近、好ましくは380nm〜560nm、より好ましくは400nm〜600nmの波長の光を吸収することなく、効率よく、例えば、透過率が90%以上、あるいは85%以上、より好ましくは80%以上で透過できることが好ましい。これにより、意図する波長の窒化物半導体発光素子の電極として利用することができる。
導電性酸化物から成る透光性電極5は、当該分野で公知の方法によって形成することができる。例えば、スパッタ法、反応性スパッタ法、真空蒸着法、イオンビームアシスト蒸着法、イオンプレーティング法、レーザーアブレーション法、CVD法、スプレー法、スピンコート法、ディップ法又はこれらの方法と熱処理の組み合わせ等、種々の方法を利用することができる。
具体的には、導電性酸化物、例えば、ITOを成膜するには、ITO成膜用のターゲットを用い、スパッタ装置によって成膜する方法等が挙げられる。また、真空蒸着により室温又は高温で成膜する方法等が挙げられる。加えて、導電性酸化物膜、例えば、ITO膜を形成した後、熱処理してもよい。熱処理の方法としては、例えばランプアニール処理、加熱炉によるアニール処理などがある。またITOを成膜後の処理としてはレーザアブレーションを利用してもよい。さらに、これらの方法を任意に組み合わせてもよい。
また、膜厚方向に密度の異なる導電性酸化物膜を形成する方法としては、例えばスパッタ法により導電性酸化物膜、例えば、ITO膜を成膜する際に、スパッタガスとして酸素分圧の小さい又はゼロのガスから大きいガスに切り替えるか、徐々に酸素分圧を増加させて用いる方法、スパッタ装置の投入電力を徐々に又は急激に増大させて成膜する方法等が挙げられる。また、真空蒸着により導電性酸化物膜、例えば、ITO膜を成膜する際に、半導体層の温度を急激又は徐々に上昇または低下させる方法、成膜レートを急激に低下させる方法、イオン銃を用いて酸素イオンを成膜途中から照射する方法等が挙げられる。
加えて、導電性酸化物膜、例えば、ITO膜を形成した後、例えば、還元性ガス(具体的には、一酸化炭素、水素、アルゴン等又はこれら2種以上の混合ガス)雰囲気下、200〜650℃程度の温度で、導電性酸化物膜の膜厚に応じて所定時間アニール処理する方法等が挙げられる。また、導電性酸化物膜、例えば、ITO膜を途中まで形成した後、熱処理し、引く続き成膜して熱処理するなどの多段階での熱処理を利用してもよい。熱処理の方法としては、例えばランプアニール処理、加熱炉によるアニール処理などがある。またITO膜を成膜後の処理としては電子線照射やレーザアブレーションを利用してもよい。さらに、これらの方法を任意に組み合わせてもよい。
(基板1)
窒化物半導体発光素子を形成する基板1としては、例えば、サファイア、スピネル、SiC、窒化物半導体(例えば、GaN等)、GaAs等の公知の絶縁性基板又は導電性基板を用いることができる。絶縁性基板は、最終的に取り除いてもよいし、取り除かなくてもよい。絶縁性基板を最終的に取り除かない場合、通常、p電極およびn電極はいずれも半導体層上の同一面側に形成されることになる。また、最終的に絶縁性基板を除去する場合又は導電性基板を用いる場合、p電極10およびn電極11はいずれも窒化物半導体層上の同一面側に形成してもよいし、異なる面にそれぞれ形成してもよい。
(n型窒化物半導体層2、活性層3、p型窒化物半導体層4)
n型窒化物半導体層2、活性層3、及びp型窒化物半導体層4としては、特に限定されるものではないが、例えば、InAlGa1−X−YN(0≦X、0≦Y、X+Y≦1)等の窒化ガリウム系化合物半導体が好適に用いられる。これらの窒化物半導体層は、それぞれ単層構造でもよいが、組成及び膜厚の異なる層の積層構造、超格子構造等であってもよい。特に、活性層3は、量子効果が生ずる薄膜を積層した単一量子井戸又は多重量子井戸構造であることが好ましい。また、井戸層がInを含む窒化物半導体であることが好ましい。
また、通常、このような窒化物半導体層は、MIS接合、PIN接合又はPN接合を有したホモ構造、ヘテロ構造又はダブルへテロ構造等として構成されてもよい。窒化物半導体層は、例えば、MOVPE、有機金属気相成長法(MOCVD)、ハイドライド気相成長法(HVPE)、分子線エピタキシャル成長法(MBE)等の公知の技術により形成することができる。また、窒化物半導体層の膜厚は特に限定されるものではなく、種々の膜厚のものを適用することができる。
なお、窒化物半導体層の積層構造としては、例えば、AlGaNよりなるバッファ層、アンドープGaN層、Siドープn型GaNよりなるn側コンタクト層、GaN層とInGaN層とを交互に積層させた超格子層、GaN層とInGaN層とを交互に積層させた多重量子井戸構造の活性層、MgドープAlGaN層とMgドープInGaN層とを交互に積層させた超格子層、MgドープGaNよりなるp側コンタクト層、等が挙げられる。
実施の形態2.
本実施の形態では、透光性電極5として、導電性酸化物に代えて、金/ニッケル酸化物を用いる。その他の点は、実施の形態1と同様である。ここで金/ニッケル酸化物から成る透光性電極5とは、図5に示すように、p型窒化物半導体層4に接する側から順に、金層5a、ニッケル酸化物層5bが順に積層された構造となっているものを指す。
金/ニッケル酸化物は、ITOなどの導電性酸化物に比べて製造が容易であるため、窒化物半導体素子1の透光性電極5として広く用いられている。即ち、金/ニッケル酸化物電極は、p型窒化物半導体4に接する側からニッケル、金の順に金属薄膜を積層し、空気などの酸化雰囲気中でアニールすることによって得られる。アニールによってニッケル層と金層が上下入れ替わると共に、ニッケル層が酸化して透明な酸化ニッケルとなり、電極全体が透光性になる。こうして得られた金/ニッケル酸化物電極は、p型窒化物半導体層4に接する側から金層5a、ニッケル酸化物層5bが順に積層された構造となる。
この金/ニッケル酸化物から成る透光性電極5を備えた窒化物半導体素子20も、本件発明を適用することで、p電極10とn電極11を同一材料で構成することが可能となり、工程の簡略化や、製造コストの低減を行うことができる。即ち、金/ニッケル酸化物から成る透光性電極5も表面が酸化物であるため、それに密着性の良い金属は白金族などの一部の金属に限られる。ところが、酸化物に密着性の良好な白金族などは、n型窒化物半導体層2と良好なオーミック接触が取れない。このため透光性電極5上に形成するp電極10とn型窒化物半導体層2上に形成するn電極11とは、互いに異なる材料で形成することが一般的であった。
これに対し、実施の形態1で説明したように、本件パッド電極であれば、島状の第1金属層6によって酸化物との密着性を確保し、第2金属層7によってn型窒化物半導体層2とオーミック接触性を確保するため、p電極10とn電極11を同一材料で構成しながら、密着性とオーミック接触性を両立して、電気特性と信頼性に優れた窒化物半導体素子を提供できる。これにより、p電極10とn電極11を異なる材料で形成する場合に比べて、工程を簡略化し、製造コストを低減することができる。
尚、金/ニッケル酸化物から成る透光性電極5についても、アニール前にp電極10を形成すれば、p電極10とn電極11を同一の材料系で形成することが可能であった。即ち、金/ニッケル酸化物から成る透光性電極5は、アニールしてニッケル層と金層を上下反転させる前には表面が金層であるから、種々の金属が高い密着性を示す。したがって、金/ニッケル酸化物から成る透光性電極5のアニール前にp電極10を形成すれば、n電極11と同じ材料にすることが可能となる。しかし、この場合はp電極10を形成した部分の透光性電極5にアニール後もニッケル層/金層がそのまま残り、透光性にならない。したがって、p電極10の部分で発光の吸収ロスが生じていた。これに対し、本件発明を適用した場合には、先に透光性電極5をアニールして全面を金/ニッケル酸化物層に変化させてからp電極10を形成できる。したがって、透光性電極5の全面が透光性になっており、p電極10の部分で生じていた吸収ロスが改善され、発光効率が向上する。
本実施の形態で用いる金/ニッケル酸化物から成る透光性電極5は、金層5aの膜厚が6〜30nmであることが好ましく、これによってシート抵抗と透光性のバランスが良好となる。即ち、金層が厚すぎては透光性が低下し、金層5aが薄すぎてはシート抵抗が増加する。また、ニッケル酸化物層5bの膜厚は、6〜10nmであることが好ましい。これによって、オーミック接触性が良好となる。尚、ニッケル酸化物中に、一部未酸化のニッケルが残存していても構わない。
実施の形態3.
本実施の形態では、p電極10及びn電極11を形成する前に酸化物から成る絶縁性保護膜12を形成する。その他の点は、実施の形態1と同様である。即ち、実施の形態1では、透光性電極5やn型窒化物半導体層2の上にp電極10やn電極11を形成した後で酸化物から成る絶縁性保護膜を形成したが、本実施の形態では、p電極やn電極を形成する前に絶縁性保護膜12を形成する。
図6は、本実施の形態に係る窒化物半導体素子20のn電極11近傍を模式的に示す拡大断面図である。尚、p電極10近傍の構造も同様である。本実施の形態では、n電極11とn型窒化物半導体層2の間に絶縁性保護膜12が形成され、絶縁性保護膜12に形成された貫通孔12bを通じて、n電極11とn型窒化物半導体層2が接している。尚、n電極11は、n型窒化物半導体層2の露出を避けるために絶縁性保護膜の貫通孔12bよりも若干広い面積に形成される。このため、絶縁性保護膜12の貫通孔12bを囲む環状部においてn電極11と絶縁性保護膜12が接することになる。従来のn電極、例えば、第1層目がTiやAlである場合には、こうした構造を取ることができなかった。何故なら、TiやAlは酸化物に対する密着性が悪いため、n電極11と絶縁性保護膜12との間で剥離が生じる場合があったためである。これに対し、本実施の形態のn電極11であれば、白金族を含む島状の第1金属層6を有するため、酸化物から成る絶縁性保護膜12に対しても高い密着性を示す。したがって、図6に示すような構造としても、信頼性の高い窒化物半導体素子が得られる。
また、本実施の形態のような構造にすれば、ボンディング層9に絶縁性保護膜12と密着性の悪い材料を選択した場合にも、実施の形態1で説明したような密着層13を形成する工程が不要となる。したがって、電極の製造工程を簡略化して、一層の製造コスト低減を行うことができる。
実施の形態4.
図7は、実施の形態4に係る窒化物半導体素子20を示す模式断面図である。本実施の形態では、p型窒化物半導体層4の表面にITO等の導電性酸化物から成る透光性電極5を形成する際、n型窒化物半導体層2の露出面にも同じ材料から成るn側透光性電極5’(=透光性材料)を形成する。そしてn電極11を形成する際に、n側透光性電極5’を覆うようにして形成する。このようにp側とn側の両方に透光性電極を形成し、n側透光性電極5’をn電極11で覆うことによって、n電極11による発光の吸収ロスを低減すると共に、n側透光性電極5’の剥離を防止できる。その他の点は、実施の形態1と同様である。
図8は、図7のn電極11近傍を示す拡大断面図である。n型窒化物半導体層2の表面にn側透光性電極5’が形成されており、n型窒化物半導体層2とオーミック接触している。また、n側透光性電極5’を覆い、かつ、n型窒化物半導体層2と接合するようにn電極11が形成されている。このように構成された電極は、n電極11による発光の吸収ロスを低減できる。即ち、n電極11は、比較的反射率の高い金属によって構成することが好ましいが、n電極11の下面で光が反射の際にある程度の吸収ロスが必ず発生する。本実施の形態のように、n型窒化物半導体層2との主たる接合面にn側透光性電極5’を形成すれば、透光性電極5’では吸収が殆ど生じないため、光が電極によって反射する際の吸収ロスを低減できる。
しかしながら、ITO等の酸化物はn型窒化物半導体層との密着性が必ずしも良好でないため、n側透光性電極5’とn型窒化物半導体層2との間で剥離が生じ易い。そこで本実施の形態では、n電極11によってn側透光性電極5’を覆うと共に、n側透光性電極5’の周囲に露出したn型窒化物半導体層2にもn電極11を接合させる。こうして形成されたn電極11は、透光性電極5’とは第1金属層6によって強い密着力を示し、n型窒化物半導体層2とは第2金属層7によって強い密着力を示す。従って、n側透光性電極5’を覆うようにn電極11を形成することによって、n側透光性電極5’のn型窒化物半導体層2からの剥離を抑制することができる。
本実施の形態におけるn側透光性電極5’の好ましい材料は、実施の形態1において透光性電極5について説明したものと同様である。n側透光性電極5’は、p型窒化物半導体層4の上に形成する透光性電極5と同一材料で同時に形成することが好ましいが、必ずしもそれに限定されない。例えば、p側と異なる透光性の導電性酸化物でn側透光性電極5’を形成しても良い。また、n電極11によってn型窒化物半導体層2とオーミック接触を取ることができるため、n側透光性電極5’が導電性を有しない透光性材料であっても良い。
また本実施の形態におけるn電極11は、n側透光性電極5’とn型窒化物半導体層2の両方に接合していれば良く、必ずしも図7及び図8に示す構成には限定されない。例えば、図9に示すように、n側透光性電極5’の一部に貫通孔や貫通溝5aを形成し、それらを通してn電極11がn型窒化物半導体層2と接合していても良い。また、n電極11によってn側透光性電極5’の上面全面を覆う代わりに、n側透光性電極5’の側面とその側面に連続した上面の一部だけを覆うようにしても良い(ワイヤを考えると想定しにくい気もしますが、念のために広げておきます)。
図1に示す構造の窒化物半導体素子を次のようにして作製した。
サファイア基板1上にAlN層からなるバッファ層を形成し、その上に、n型窒化物半導体層2として、Siを7×1018cm-3ドープしたn型GaNからなるコンタクト層と、Siを5×1018cm−3ドープしたn型GaNからなる下部クラッド層を形成した。次に、活性層3として、In0.95Ga0.05N井戸層を有する単一量子井戸構造を形成しさらにp型窒化物半導体層4として、Mgを1×1018cm−3ドープしたp型Al0.25Ga0.75Nからなる上部クラッド層と、Mgを5×1019cm−3ドープしたp型GaNからなるコンタクト層を形成した。
次にp型窒化物半導体層4にフォトレジストを形成し、リソグラフィー技術により発光面となる領域のみフォトレジストを残した。そしてリアクティブイオンエッチングによってn型コンタクト層が露出するまでエッチングし、フォトレジストを除去した。
次にp型GaNコンタクト層の上にITOを形成した。まず、バッファードフッ酸(BHF)に室温で1分間浸漬した後、真空スパッタリング装置によってITOを成膜した。具体的には、スパッタリングガスとしてArを用い、0.5Paの圧力下で放電を行って200nmのITOを形成した。そしてp型GaNコンタクト層上の所定の領域が残るようにエッチングを行った。そしてITOとp型GaNコンタクト層の間のオーミック接触を取るため、窒素雰囲気中550℃で熱処理を行った。
次にp電極10とn電極11を以下のようにして同時形成した。
スパッタリング装置によって、圧力4×10−4Pa以下でRh/Al/Pt/Auを膜厚が3nm、100nm、30nm、50nmとなるように積層した。ここでRhが第1金属層6、Alが第2金属層7、Ptがバリア層8、Auがボンディング層9である。スパッタリングの条件は、次のようにできる。まず、基板温度は室温から500℃の範囲、好ましくは室温とする。チャンバ内を10−4〜10−7Paに排気した後、スパッタリングガスを導入して0.1〜10Paにした後に放電を行う。好ましくは0.2〜5Paの範囲に設定する。スパッタリングガスとしては、He、Ne、Ar、Kr、Xe等が使用できるが、入手容易なArが好ましい。0.1〜2kWの電力を供給することが好ましい。形成する層の厚さは、放電時間と供給電力によって調整できる。こうして形成したRh/Al/Pt/Au層は、第1金属層6であるRhが島状となり、その他の層は連続した膜となった。その後リフトオフ法によって所定の電極形成領域以外の金属膜を除去した。
得られた窒化物半導体素子を劣化加速のために約150℃でワイヤボンディングした後、せん断試験機(DAGE社製BT−2400)にて、ワイヤボンディング部とp電極10との間でのせん断試験を行い、透光性電極5とp電極10との間での剥離の有無を調べたところ、その剥離発生率は殆ど0%であった。また、電流−電圧特性を測定したところ、図10に符号22で示すグラフとなり、良好なオーミック接触性を示した。
[比較例1]
p電極10とn電極11として、Rh/Pt/Auを膜厚100nm/30nm/50nmで形成した他は、実施例1と同様にして窒化物半導体素子を作製した。
得られた窒化物半導体素子を劣化加速のために約150℃でワイヤボンディングした後、せん断試験機(DAGE社製BT−2400)にて、ワイヤボンディング部とp電極10との間でのせん断試験を行い、透光性電極5とp電極10との間での剥離の有無を調べたところ、剥離発生率は殆ど0%であった。しかしながら、電流−電圧特性を測定したところ、図10に符号24で示すグラフとなり、極めて大きな接触抵抗を示した。
[比較例2]
p電極10とn電極11として、Al/Pt/Auを膜厚100nm/30nm/50nmで形成した他は、実施例1と同様にして窒化物半導体素子を作製した。
得られた窒化物半導体素子の電流−電圧特性を測定したところ、図10に符号26で示すグラフとなり、良好なオーミック接触となった。しかしながら、得られた窒化物半導体素子を劣化加速のために約150℃でワイヤボンディングした後、せん断試験機(DAGE社製BT−2400)にて、ワイヤボンディング部とp電極10との間でのせん断試験を行い、透光性電極5とp電極10との間での剥離の有無を調べたところ、剥離発生率は約5%であった。
図1は、実施の形態1に係る窒化物半導体素子を模式的に示す断面図である。 図2は、図1に示す窒化物半導体素子の平面図である。 図3は、本件発明における電極の一例を示す模式断面図である。 図4Aは、密着層を含む電極の製造工程を示す工程図である。 図4Bは、図4Aに続く工程を示す工程図である。 図5は、実施の形態2に係る窒化物半導体素子の電極付近を示す部分拡大図である。 図6は、実施の形態3に係る窒化物半導体素子の電極付近を示す部分拡大図である。 図7は、実施の形態4に係る窒化物半導体素子を模式的に示す断面図である。 図8は、図7に示す窒化物半導体素子の電極付近を示す部分拡大図である。 図9は、図8の変形例を示す部分拡大断面図である。 図10は、実施例及び比較例の電流−電圧特性を示すグラフである。
符号の説明
1 基板、
2 n型窒化物半導体層、
3 活性層、
4 p型窒化物半導体層、
5 透光性電極、
6 第1金属層、
7 第2金属層、
8 バリア層、
9 ボンディング層、
10 p電極
11 n電極、
12 絶縁性保護膜


Claims (10)

  1. n型窒化物半導体層とp型窒化物半導体層とを有し、前記n型窒化物半導体層にn電極が、前記p型窒化物半導体層に透光性電極とその上の一部にp電極とが形成された窒化物半導体素子であって、
    前記透光性電極は、少なくとも表面が酸化物から成り、
    前記n電極及びp電極は、前記n型窒化物半導体層又は前記透光性電極に接する側から順に、第1金属層と、第2金属層とを含み、
    前記第1金属層は、白金族の金属を含み、離散した島状に形成され、
    前記第2金属層は、前記n型窒化物半導体層とオーミック接触可能な金属から成り、前記第1金属層の島同士の間から露出した前記n型窒化物半導体層又は前記透光性電極と接することを特徴とする窒化物半導体素子。
  2. 前記第1金属層の膜厚が、0.1〜40nmであることを特徴とする請求項1に記載の窒化物半導体素子。
  3. 前記第1金属層が、Rh、Pt、Pd、Ir又はこれらの合金から選択された1種を主成分として含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の窒化物半導体発光素子。
  4. 前記第2金属層が、Al、Ti、V、Cr、Mn、Co、Zn、Ge、Zr、Nb、Mo、Ru、Hf、Ta、W、Re又はこれらから選択された金属を含む合金から成る群から選択された1種であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の窒化物半導体素子。
  5. 前記第2金属層が、Al、Ti,W、V、又はこれらの合金から成る群から選択された1種であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の窒化物半導体素子。
  6. 前記透光性電極が、導電性酸化物から成ることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の窒化物半導体素子。
  7. 前記導電性酸化物が、インジウム錫酸化物であることを特徴とする請求項6に記載の窒化物半導体素子。
  8. 前記透光性電極が、前記p型窒化物半導体層に接する側から、金層と酸化ニッケル層を有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の窒化物半導体素子。
  9. 前記n型窒化物半導体層と前記n電極の間に絶縁性保護膜が形成され、前記絶縁性保護膜に形成された貫通孔を通じて、前記n電極と前記n型窒化物半導体層が接することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の窒化物半導体素子。
  10. 前記n型窒化物半導体層の表面に透光性材料が形成され、前記透光性材料の少なくとも一部を覆い、かつ、前記n型窒化物半導体層にも接合するように前記n電極が形成されたことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項の記載の窒化物半導体素子。


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