JP2007156903A - 印刷システム及びその制御方法、コンピュータプログラム、記憶媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】PDFファイルの構造的相違にかかわらず、適切な印刷処理を可能とする。
【解決手段】クライアント端末から受信した印刷対象データのデータ構造に基づいて、外部コントローラのRIP処理部と印刷装置のRIP処理部のいずれにおいて処理するかを決定する。決定した結果に基づいて、一方のRIP処理部におけるRIP処理結果として得られた画像データを印刷装置において印刷する。このとき、他方のRIP処理部においてバックアップ的にRIP処理を行い、一方における処理が失敗した場合には、他方における処理結果を利用しても良い。また、複数のRIP処理部に優先順位をつけたり、最先に処理が終了した順に、作成された画像データを用いて印刷処理を行うこともできる。
【選択図】図1
【解決手段】クライアント端末から受信した印刷対象データのデータ構造に基づいて、外部コントローラのRIP処理部と印刷装置のRIP処理部のいずれにおいて処理するかを決定する。決定した結果に基づいて、一方のRIP処理部におけるRIP処理結果として得られた画像データを印刷装置において印刷する。このとき、他方のRIP処理部においてバックアップ的にRIP処理を行い、一方における処理が失敗した場合には、他方における処理結果を利用しても良い。また、複数のRIP処理部に優先順位をつけたり、最先に処理が終了した順に、作成された画像データを用いて印刷処理を行うこともできる。
【選択図】図1
Description
本発明は、印刷システム及びその制御方法、コンピュータプログラム、記憶媒体に関する。
印刷処理を高速に実行するため、描画イメージの生成を複数のプロセッサでパラレルに実行させ、当該各プロセッサによって生成された順に描画イメージをプリンタ等に出力して印刷する技術が提案されている(特許文献1を参照)。
ここで、印刷対象がPDFファイルの場合、Adobe社製Distillerで作る純正PDFと、サードパーティ製のDistillerで作るクローンPDFとでは、PDF文書の表面上は相違なくても、PDFファイルの中身のコードは異なっている。このようなコードの違いは、PDFファイルに限らず、TIFF、JPEG、PS(PostScript(登録商標))、など様々なファイルに当てはまる。
このようなPDFファイルの描画イメージの生成を、PDFダイレクトプリント対応のAdobe社純正PDFのRIP(Raster Image Processor)で行う場合、純正PDFでは描画イメージの生成が問題なく行われて印刷が可能である。しかし、クローンPDFでは、描画イメージの生成に問題が発生して正常に印刷されない場合がある。その一方で、クローンPDFのRIPに送信した際、クローンPDFは問題なく印刷されるが、純正PDFは問題が発生して正常に印刷されない場合もある。
市場においては、これらPDFダイレクトプリント対応のRIPが複数存在し、正常にPDFを印刷できないケースが多々ある。また、両者PDFの処理に成功した場合でも、RIPによって処理の速度に違いが発生する。
特開平11−203069号公報
このように従来は、同じPDFファイルであっても、構造的相違により正常に印刷処理できない場合や、RIP処理の処理速度の知がHが発生することがあった。
そこで、本発明はPDFファイルの構造的相違にかかわらず、適切な印刷処理を可能とすることを目的とする。
上記課題を解決するための実施形態の一つの側面に対応する本発明は、ネットワークを介してクライアント端末と通信可能な印刷システムであって、前記クライアント端末から受信した印刷対象データを、印刷用の画像データに変換するための第1の画像変換部を備える外部制御装置と、前記外部制御装置と接続され、前記外部制御装置から受信した前記印刷対象データを前記印刷用の画像データに変換するための第2の画像変換部と、前記印刷用の画像データに基づき印刷処理を行う印刷部とを備える印刷装置とを備え、前記外部制御装置は、前記印刷対象データが、前記第1の画像変換部と前記第2の画像変換部とのいずれにおいて前記変換を行うのに適したデータかを、前記印刷対象データの構造に基づいて決定する決定手段を備え、前記決定手段が、前記印刷対象データが第1の画像変換部において前記変換を行うのに適したデータと決定した場合に、前記印刷部は、前記第1の画像変換部での前記変換により得られる前記印刷用の画像データを利用して、印刷処理を行い、前記決定手段が、前記印刷対象データが第1の画像変換部において前記変換を行うのに適したデータと決定した場合に、前記印刷部は、前記第2の画像変換部での前記変換により得られる前記印刷用の画像データを利用して、印刷処理を行うことを特徴とする。
上記課題を解決するための実施形態の他の側面に対応する本発明は、ネットワークを介してクライアント端末と通信可能な印刷システムであって、前記クライアント端末から受信した印刷対象データを、印刷用の画像データに変換するための第1の画像変換部を備える外部制御装置と、前記外部制御装置と接続され、前記外部制御装置から受信した前記印刷対象データを前記印刷用の画像データに変換するための第2の画像変換部と、前記印刷用の画像データに基づき印刷処理を行う印刷部とを備える印刷装置とを備え、前記第1の画像変換部と前記第2の画像変換部において前記印刷対象データの前記印刷用の画像データへの変換が行われており、かつ、前記外部制御装置と前記印刷装置のうち、予め定められた一方に対応する画像変換部における前記変換が成功した場合に、前記印刷部は、前記予め定められた一方に対応する画像変換部での前記変換により得られた前記印刷用の画像データを用いて印刷処理を行うことを特徴とする。
上記課題を解決するための実施形態の更に他の側面に対応する本発明は、ネットワークを介してクライアント端末と通信可能な印刷システムであって、前記クライアント端末から受信した印刷対象データを、印刷用の画像データに変換するための第1の画像変換部を備える外部制御装置と、前記外部制御装置と接続され、前記外部制御装置から受信した前記印刷対象データを前記印刷用の画像データに変換するための第2の画像変換部と、前記印刷用の画像データに基づき印刷処理を行う印刷部とを備える印刷装置とを備え、前記第1の画像変換部と前記第2の画像変換部において、前記印刷対象データの前記印刷用の画像データへの変換が行われている場合に、前記印刷部は、前記第1の画像変換部と前記第2の画像変換部とのうち、最先に前記変換に成功して得られた前記印刷用の画像データを用いて印刷処理を行うことを特徴とする。
本発明によれば、PDFファイルの構造的相違にかかわらず、適切な印刷処理が可能となる。
以下、添付する図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
[システムの概要説明]
図1は、本発明の実施系システムの構成を示すブロック図である。図1において、印刷装置としての画像形成装置101はフルカラーでスキャン又はプリント等が可能なカラースキャナ/プリンタ機器である。画像形成装置101は、所謂MFP(Multi Function Peripheral:マルチファンクション周辺機器)に相当する。
図1は、本発明の実施系システムの構成を示すブロック図である。図1において、印刷装置としての画像形成装置101はフルカラーでスキャン又はプリント等が可能なカラースキャナ/プリンタ機器である。画像形成装置101は、所謂MFP(Multi Function Peripheral:マルチファンクション周辺機器)に相当する。
画像形成装置101は、内部ネットワーク102、画像データ転送のためのVideoケーブル103を介して外部コントローラ104と接続されている。この画像形成装置101と外部コントローラ104とで、本発明の実施形態に対応する印刷システムが構成される。この外部コントローラ104は、外部ネットワーク105を介してコンピュータ端末106が接続されているネットワークシステムに接続されている。
コンピュータ端末106で作成したドキュメントは、印刷対象データであるPDL(ページ記述言語:Page Description Language)データとして、ネットワーク105を介して外部コントローラ104に送信される。外部コントローラ104では、受信したPDLデータをイメージに展開し、画像形成装置101にてプリント可能なデータ形式にしてVideoケーブル103を介して画像形成装置101に送信する。また、プリント時の動作設定やVideoケーブル103にて送出する画像データの諸情報を内部ネットワーク102に通信して、プリントするというネットワークプリンタ機能も備えている。
さらに、本システムでは、画像形成装置101にてスキャンした画像をコンピュータ端末106に表示/保存するネットワークスキャン機能を有している。ネットワークスキャン機能は、その操作形態からプルスキャン機能/プッシュスキャン機能に大別される。プルスキャン機能は、ユーザがスキャン指示をコンピュータ端末106にて行うことができる。また、プッシュスキャン機能では、ユーザはスキャン指示を画像形成装置101の操作部にて行うことができる。このように、プリスキャン機能とプッシュスキャン機能では、スキャン指示を行う形態が異なる。
プルスキャン/プッシュスキャンいずれの機能でも、画像形成装置101は、まずユーザからの指示に従って、スキャナ部にあらかじめ載置された原稿画像を読み取る。そして、読み取られた画像が、コンピュータ端末106で扱うのに適した形式で内部ネットワーク102、外部コントローラ104及び外部ネットワーク105を介して、コンピュータ端末106に転送される。
[画像形成装置101の構成]
図2aを参照して、MFPとしての画像形成装置101の構成について説明する。
図2aを参照して、MFPとしての画像形成装置101の構成について説明する。
図2aにおいて、入力画像処理部201は、紙原稿などをスキャナなどの画像読み取り装置で読み取って画像データを生成すると共に、該画像データを画像処理する。
NIC(Network Interface Card)部202は、ネットワークを利用して入力された画像データ(主に、PDLデータ)をRIP部に渡す。また、画像形成装置101内部の画像データや装置情報をネットワーク経由で外部に送信する。
RIP部202は、入力されたPDLデータを解読し、RIP(Raster Image Processor)展開して、印刷用の画像データとしてのビットマップ形式の画像データを生成する。この画像データは、所謂ラスターイメージデータに相当する。具体的に、RIP部202では、PDFデータに含まれるコード(機能)及びコードについて与えられた値を解釈し、対応する処理に基づいてビットマップ形式の画像データに変換する。また、RIP部202でサポートしていないコード(機能)がPDFファイルに含まれる場合には、MFP制御部に対しエラーを通知する。
次に、入力された画像データは、MFP制御部203に送られる。MFP制御部203は、入力されるデータや出力するデータを制御する交通整理の役割を果たす。また、MFP制御部203に入力された画像データは、一旦メモリ部204に格納される。格納された画像データは、一時的に格納されたり、必要に応じて呼び出されたりする。出力画像処理部205は、プリントするための画像処理が施され、プリンタ部206に送られる。
プリンタ部206では、シートを給紙し、出力画像処理部205で作られた画像データをそのシート上に順次印字していく。プリントアウトされたシートは後処理部207へ送り込まれ、シートの仕分け処理やシートの仕上げ処理が行われる。
更に、操作部208は、上記の様々なフローや機能を選択したり操作指示したりするためのものであるが、操作部208の表示装置の高解像度化に伴い、メモリ部にある画像データをプレビューし、確認後OKならばプリントするといった使い方もできる。
このように、MFPとしての画像形成装置101には様々な機能と利用方法があり、以下にその例を示す。
A)複写機能 :入力画像処理部→出力画像処理部→プリンタ部
B)ネットワークスキャン:入力画像処理部→NIC部
C)ネットワークプリント:NIC部→RIP部→出力画像処理部→プリンタ部
D)ボックススキャン機能:入力画像処理部→出力画像処理部→メモリ部
E)ボックスプリント機能:メモリ部→プリンタ部
F)ボックス受信機能 :NIC部→RIP部→出力画像処理部→メモリ部
G)ボックス送信機能 :メモリ部→NIC部
H)プレビュー機能 :メモリ部→操作部。
A)複写機能 :入力画像処理部→出力画像処理部→プリンタ部
B)ネットワークスキャン:入力画像処理部→NIC部
C)ネットワークプリント:NIC部→RIP部→出力画像処理部→プリンタ部
D)ボックススキャン機能:入力画像処理部→出力画像処理部→メモリ部
E)ボックスプリント機能:メモリ部→プリンタ部
F)ボックス受信機能 :NIC部→RIP部→出力画像処理部→メモリ部
G)ボックス送信機能 :メモリ部→NIC部
H)プレビュー機能 :メモリ部→操作部。
[外部コントローラ104の構成]
次に、図2bを参照して、外部コントローラ104の構成について説明する。
次に、図2bを参照して、外部コントローラ104の構成について説明する。
図2bにおいて、NIC(Network Interface Card)部211は、ネットワークを介してコンピュータ端末106等から入力される画像データ(主に、PDLデータ)をCPU213に渡す。また、外部コントローラ104でRIP処理して作成した画像データ等を画像形成装置101に送信する。NIC部211は、より具体的に、内部ネットワーク102や画像データ転送のためのVideoケーブル103を利用して画像形成装置101と通信可能である。また、ネットワーク105を介してコンピュータ端末106等とも通信可能である。
RIP部212は、入力されたPDL(Page Description Language)データを解読し、RIP(Raster Image Processor)展開して、ビットマップ形式の画像データを生成する。RIP部212でサポートしていないコード(機能)がPDFファイルに含まれる場合には、CPU213に対しエラーを通知する。
CPU213は、外部コントローラ104の全体的な動作の制御を行う。また、受信したPDFファイルが純正であるか、或いは、非純正(クローン)であるかの判定を行い、RIP部において受信PDFファイルのRIP処理を行うか否かを決定することができる。
メモリ部214は、受信PDFファイルや、RIP処理により作成された画像データを一時的に保存するための記憶手段である。
[MFP制御部]
図3を参照してMFP制御部203の構成を説明する。図3において、MFP制御部203は大きく分けて4つの部分から構成されている。すなわち、入力デバイスを管理する入力デバイス管理部301、入力されたジョブを解釈する入力ジョブ制御部302、ジョブの設定情報を整理する出力ジョブ制御部303、そして、出力デバイスを割り当てる出力デバイス管理部304である。
図3を参照してMFP制御部203の構成を説明する。図3において、MFP制御部203は大きく分けて4つの部分から構成されている。すなわち、入力デバイスを管理する入力デバイス管理部301、入力されたジョブを解釈する入力ジョブ制御部302、ジョブの設定情報を整理する出力ジョブ制御部303、そして、出力デバイスを割り当てる出力デバイス管理部304である。
入力デバイス管理部301は、MFP制御部301に入力される入力信号を整理したり、切り替えの順序を決定したりする役割を果たす。入力デバイス管理部301内には、入力デバイス制御部305が存在する。この入力デバイス制御部305は、入力画像処理部201を介した紙原稿のスキャン画像信号や、NIC部を介したネットワークからのPDLデータといったMFPの外部から入力された信号を扱うことができる。その他に、メモリ部204に保管してある画像データの再プリントや、RIP部202、出力画像処理部205とも連携して、画像形成装置101内部で処理された信号なども扱うことができる。
次に、入力ジョブ制御部302は、プロトコル解釈部308とジョブ生成部309で構成される。入力デバイス制御部301から送られてくる一連の操作要求は、コマンド(プロトコル)と呼ばれる命令信号で受信され、プロトコル解釈部308でその操作要求の概要が解釈されて、画像形成装置101内部で理解できる操作手順に変換される。ジョブ生成部309は、プロトコル解釈部308における解釈結果に応じてプリントジョブ、スキャンジョブ、PDL展開ジョブ、ファックス受信ジョブ等様々なジョブを生成する。生成されたジョブは、画像形成装置101内部でどのような処理を施して、どこに送られるかといったそれぞれのシナリオが定義付けされて、そのシナリオに従って装置内部を流れることとなる。
出力ジョブ制御部303では、ジョブ解析部310、バインダ解析部311、ドキュメント解析部312、及び、ページ解析部313で構成される。
ジョブ解析部310は、印刷する文書名や印刷部数、出力先の排紙トレイ指定、複数バインダで構成されるジョブのバインダ順など、ジョブ全体に関わるジョブ設定情報314(俗に、ジョブチケットと呼ばれる)の詳細を解析する。バインダ解析部311は、製本方式の設定やステープルの位置、複数ドキュメントで構成されるバインダのドキュメント順など、バインダ全体に関わる設定情報315の詳細を解析する。
ドキュメント解析部312は、複数ページで構成されるドキュメントのページ順、両面印刷の指定、表紙や合紙の付加などドキュメント全体に関わる設定情報316の詳細を解析する。ページ解析部313は、画像の解像度、画像の向き(ランドスケープ/ポートレイト)等の各種設定ページ全体に関する設定情報317の詳細を解析すると共に、PDLデータが入力された場合にはRIP部202を呼び出してラスタライズ処理を施す。なお、画像情報を生成するに当たっては、RIP部202を呼び出して、ラスタライズ処理にてページ画像情報318が生成される。ページ画像情報318は、圧縮伸張部319において圧縮された後、設定情報314から317の各設定情報と関連付けされて、メモリ部204に格納される。
出力デバイス管理部304は、デバイス割り当て部320と出力デバイス制御部321で構成されている。メモリ部204に保存された画像情報は圧縮伸張部319にて伸張され、関連付けられていた設定情報と一緒に読み出され、設定情報と画像情報は一対になって出力デバイス管理部304に送られる。デバイス割り当て部320は、複数のジョブをデバイスに割り当てる際の調停を行う。即ち、定義付けされたそれぞれのジョブのシナリオに基づいて出力デバイスを割り当てる際に複数のジョブの処理を同時に進めると、デバイスの競合が発生するため、デバイス割り当て部320がその調停を行っている。出力デバイス制御部321は、デバイス割り当て部320における調停結果に従い、プリンタ部、後処理部などどのデバイスを利用するかをスケジューリングする。
[操作部]
次に、図4を参照して操作部208の構成例を説明する。図4は、画像形成装置101の操作部208の外観の一例を示し、ここでは操作部208はキー入力部401とタッチパネル部402とで構成されている。
次に、図4を参照して操作部208の構成例を説明する。図4は、画像形成装置101の操作部208の外観の一例を示し、ここでは操作部208はキー入力部401とタッチパネル部402とで構成されている。
まず、キー入力部401は、定常的な操作設定を行うことができるキー入力部分である。操作部電源スイッチ403は、スタンバイモード(通常動作状態)とスリープモード(メインコントローラは、ネットワークプリントやファクシミリなどに備えて割り込み待ち状態でプログラムを停止して、消費電力を抑えている状態)を切り替える。これにより、システム全体の電源供給を行う主電源スイッチをON状態のまま、動作モードを制御できる。
節電キー404は、スタンバイモード時に定着器の制御温度を下げた節電モードに、画像形成装置101を移行させるためのキーである。この節電モードでは、プリント可能な状態に復帰するまでに時間を要するが、消費電力を抑えることができる。また、節電率の設定により制御温度を変更することもできる。
スタートキー405は、コピーや送信などの開始を指示するキーであり、ストップキー406は、その動作を中断するキーである。テンキー407は、各種設定の置数を行うためのキーであり、クリアキー408は、その置数を解除するためのキーである。IDキー409は、MFPの操作者を認証するために、予め設定された暗証番号を入力させるためのキーである。
リセットキー410は、各種設定を無効にし、デフォルト状態に戻すためのキーである。ヘルプキー411は、ガイダンスやヘルプを表示させるためのキーであり、ユーザモードキー412は、ユーザごとのシステム設定画面に移行するためのキーである。
カウンタ確認キー413は、画像形成装置101内の、プリント枚数などをカウントするためのソフトカウンタに記憶されている出力済み枚数を表示させるためのキーである。本実施形態では、コピー/プリント/スキャン/ファックスなどの動作モード、カラー/白黒といった色モード、ラージ/スモールといった紙サイズなどに応じて、それぞれの出力済み枚数を表示させることができる。
画像コントラストダイヤル414は、タッチパネル部の液晶表示のバックライトを調光するなどして、画面の見易さを調整するためのダイヤルである。
実行/メモリランプ415は、ジョブの実行中やメモリへのアクセス中に点滅して知らせるランプである。エラーランプ416は、ジョブの実行ができない場合やサービスマンコールなどのエラー、あるいは、ジャムや消耗品切れなどを知らせるオペレータコールなどの際に点滅して知らせるランプである。
実行/メモリランプ415は、ジョブの実行中やメモリへのアクセス中に点滅して知らせるランプである。エラーランプ416は、ジョブの実行ができない場合やサービスマンコールなどのエラー、あるいは、ジャムや消耗品切れなどを知らせるオペレータコールなどの際に点滅して知らせるランプである。
次に、タッチパネル部402は、LCD(Liquid Crystal Display:液晶表示部)とその表面に貼られた透明電極からなるタッチパネルディスプレイからなる。タッチパネル部402は、LCDに表示されるキー相当部分の透明電極に指が触れると、それを検知して、例えば選択されたキー毎の操作画面を表示するように予めプログラムされている。図4は、スタンバイモード時の初期画面を示しており、設定操作に応じて様々な操作画面を表示することができる。
コピータブ417は、コピー動作の操作画面に遷移するためのタブキーである。送信タブ418は、ファックスやE−mail送信など送信(Send)動作を指示する操作画面に遷移するためのタブキーである。また、ボックスタブ419は、ボックス(ユーザごとにジョブを格納する記憶手段)にジョブを入出力操作するための画面に遷移するためのタブキーである。オプションタブ420は、スキャナ設定など拡張機能を設定するためのタブキーである。
システムモニタキー421は、MFPの状態や状況を表示するためのキーであり、各タブを選択することで、それぞれの操作モードに遷移することができる。
色選択設定キー422は、カラーコピー、白黒コピー、あるいは自動選択かを予め選択するためのキーである。倍率設定キー423は、等倍、拡大、縮小などの倍率設定を行う画面に遷移するキーである。両面設定キー424は、片面印刷か両面印刷かを選択する画面に遷移するキーである。用紙選択キー425は、給紙段や紙サイズ、メディアタイプを選択する画面に遷移するキーである。画像モード設定キー433は、文字モードや写真モードなど原稿画像に適した画像モードを選択するためのキーである。濃度設定キー426は、出力画像を濃くしたり薄くしたり調整するためのキーである。
色選択設定キー422は、カラーコピー、白黒コピー、あるいは自動選択かを予め選択するためのキーである。倍率設定キー423は、等倍、拡大、縮小などの倍率設定を行う画面に遷移するキーである。両面設定キー424は、片面印刷か両面印刷かを選択する画面に遷移するキーである。用紙選択キー425は、給紙段や紙サイズ、メディアタイプを選択する画面に遷移するキーである。画像モード設定キー433は、文字モードや写真モードなど原稿画像に適した画像モードを選択するためのキーである。濃度設定キー426は、出力画像を濃くしたり薄くしたり調整するためのキーである。
次に、ステータス表示部427は、スタンバイ状態、ウォームアップ中、ジャム、エラー等の簡易的な状態表示を行う表示部である。倍率表示部428は、倍率設定キーで設定された倍率を表示する表示部である。紙サイズ表示部429は、紙サイズ設定キーで設定された紙サイズやモードを表示する表示部である。枚数表示部430は、テンキーで指定された枚数を表示したり、動作中に何枚目を印刷中かを表示したりする表示部である。
更に、割り込みキー431は、コピー動作中に別のジョブを割り込ませる場合に利用し、応用モードキー432は、ページ連写、表紙・合紙設定、縮小レイアウト、画像移動など様々な画像処理やレイアウトなどの設定を行う画面に遷移するためのキーである。
[プリンタ部]
次に、図5を参照してプリンタ部206について説明する。電源OFF状態から動作開始可能状態に至るまでの、各部の動作概要について説明する。まず、電源が投入されると、プリンタ部206はスキャナ部501、レーザ露光部502、作像部503、定着部504、給紙/搬送部505に対して準備動作の開始を指示する。また、画像形成装置101全体を管理するMFP制御部203との通信開始を待つ。MFP制御部203との通信が確立すると、お互いの機器仕様のやりとりを行う。
次に、図5を参照してプリンタ部206について説明する。電源OFF状態から動作開始可能状態に至るまでの、各部の動作概要について説明する。まず、電源が投入されると、プリンタ部206はスキャナ部501、レーザ露光部502、作像部503、定着部504、給紙/搬送部505に対して準備動作の開始を指示する。また、画像形成装置101全体を管理するMFP制御部203との通信開始を待つ。MFP制御部203との通信が確立すると、お互いの機器仕様のやりとりを行う。
その後、各部の準備動作が終了し、画像形成動作が可能になると、動作可能状態であることをMFP制御部203に通知する。プリンタ部206は、MFP制御部203に対し、各部の機器状態を通知するが、その一例を挙げる。まず、給紙/搬送部505は、収納庫に格納されたシートのサイズ、収納庫に格納されたシートの残量(積載量)、駆動部の動作状態(動作可能であるか、故障中であるか)を検知して、通知する。次に作像部503は、トナー収容容器に収納されたトナーの量を通知する。
次に、動作開始可能状態において動作指示がMFP制御部203から通知され、一連のプリント動作を実行して終了するまでの各部の動作概要を説明する。
まず、MFP制御部203は、動作開始コマンドをプリンタ部206へ通知する。プリンタ部206は、動作開始コマンドを受信すると、レーザ露光部502、作像部503、給紙搬送部505、定着部504へプリント動作開始を指示する。レーザ露光部502は、ポリゴンミラー506を駆動するモータ(ポリゴンモータ)の回転を開始する。作像部は感光ドラム507を回転駆動し、感光ドラム507を帯電する。
定着部504は定着ヒータをオンし、シート上のトナーがシートに定着可能な温度に上昇させる。給紙/搬送部505は、駆動部(モータ)を搬送可能な状態とする。装置各部の動作準備が整うと、プリンタ部206は、MFP制御部203に対し、準備完了を通知する。MFP制御部203は、プリント部206からの準備完了通知を受信すると、次にページ単位でプリント動作を指示する。MFP制御部203は、例えば10ページ、20部のプリントジョブであれば、これを200ページのプリント動作指示を出す。
プリント部206は、プリント動作指示を受信すると、給紙/搬送部505へ、給紙指示を出す。給紙/搬送部505は、シートが給紙可能であれば、シートを1枚給紙、搬送し、シートが所定の位置に到達した時にプリント部206へ所定位置到達を通知する。シート収納庫507にシートがない場合など、給紙不可能であれば、給紙不可をプリント部206へ通知する。また、給紙/搬送部505は、搬送経路上にシートが重なった状態(重送状態)で搬送されていることを検知する、重送検知センサや、シートの厚みを検知する厚さ検知センサなどを有していても良い。これらのセンサが重送や異常状態を検知すると、給紙/搬送部505は、給紙動作、搬送動作を中断し、プリント部206へ異常を通知する。
プリント部206は、その場合、MFP制御部203へ動作中断の理由、装置内に残留しているシートの位置などを通知する。シートが正常に搬送され、所定位置に到達した場合、プリント部206は、給紙/搬送部505からシートの所定位置到達通知に応じて作像部503へ作像開始を指示する。このタイミング制御によって、シート上にトナー像が転写される。定着部504は定着部504の温度を監視し、適切な定着温度になるよう制御しているが、シートが定着部504より奪う熱量が大きい場合、定着部504の温度が低下する場合がある。
この場合、定着部504はプリント部206へ定着部504の温度低下を通知するが、この通知を受けて、プリント部206はシートの搬送間隔を空け、定着部504がこれ以上温度低下しないようにする。それでも定着部504の温度が復帰しない場合、一旦動作を中断し、温度が復帰後、動作を再開する制御を行う。プリント部206は、全てのシートの排出が完了すると、動作停止を各部へ指示し、各部からの動作停止通知を受け、MFP制御部203へ動作終了を通知する。
[後処理部]
次に、図6を参照して、インラインフィニッシャ部としての後処理部207の構成を説明する。プリンタ部206の定着部504から排出されたシートは、後処理部207が接続されている場合には、該後処理部207に入る。後処理部207には、サンプルトレイ601及びスタックトレイ602があり、ジョブの種類や排出されるシートの枚数に応じて切り替えて排出される。
次に、図6を参照して、インラインフィニッシャ部としての後処理部207の構成を説明する。プリンタ部206の定着部504から排出されたシートは、後処理部207が接続されている場合には、該後処理部207に入る。後処理部207には、サンプルトレイ601及びスタックトレイ602があり、ジョブの種類や排出されるシートの枚数に応じて切り替えて排出される。
まず、ソート方式には2通りあり、複数のビンを有して各ビンに振り分けるビンソート方式と、電子ソート機能とビン(または、トレイ)を奥手前方向にシフトしてジョブ毎に出力シートを振り分けるシフトソート方式とがある。電子ソート機能は、コレートと呼ばれ、コア部に大容量メモリを持っていれば、このメモリをバッファメモリとして利用して、バッファリングしたページ順と排出順を変更することができる。このような、コレート機能を用いることで電子ソーティングの機能もサポートできる。
このようなソート機能では、ジョブ毎に出力シートを振り分けているが、グループ機能ではページ毎に仕分けすることができる。
さらに、出力ジョブに対してステープルモードが設定されている場合には、スタックトレイ602に排出されるように制御される。その際、スタックトレイ602に排出される前に、シートをジョブ毎にフィニッシャ603内部の処理トレイ604に順次蓄えておき、ステープラ605にてバインドした上でスタックトレイ602へ該記録紙束が束排出される。
さらに、出力ジョブに対してステープルモードが設定されている場合には、スタックトレイ602に排出されるように制御される。その際、スタックトレイ602に排出される前に、シートをジョブ毎にフィニッシャ603内部の処理トレイ604に順次蓄えておき、ステープラ605にてバインドした上でスタックトレイ602へ該記録紙束が束排出される。
その他、上記2つのトレイ(601又は602)に至るまでに、紙をZ字状に折るためのZ折り機606、ファイル用の2つ(または3つ)の穴開けを行うパンチャ607があり、ジョブの種類に応じてそれぞれの処理を行うことができる。
例えば、出力すべきジョブに対するシート処理に関する設定としてユーザにより操作部を介してZ折り処理設定がなされた場合を考える。該ジョブの記録紙に対してZ折り機606により折り処理が実行され、その上で機内を通過させて、スタックトレイ602及びサンプルトレイ601等の排出トレイに排紙するように制御される。
また例えば、出力すべきジョブに対するシート処理に関する設定として、ユーザにより操作部208を介してパンチ処理設定がなされた場合を考える。該ジョブの記録紙に対してパンチャ607によるパンチ処理が実行され、その上で機内を通過させて、スタックトレイ602及びサンプルトレイ601等の排出トレイに排紙するよう制御される。
さらに、サドルステッチャ608は、シートの中央部分を2ヶ所バインドした後に、シートの中央部分をローラに噛ませることによりシートを半折りし、パンフレットのようなブックレットを作成する処理(製本処理)を行う。サドルステッチャ608で製本されたシートは、ブックレットトレイ609に排出される。当該サドルステッチによる製本処理等のシート処理動作の実行可否も、上述の如く、出力すべきジョブに対してユーザにより設定されたシート処理設定に基づく。
また、インサータ610は、インサートトレイ611にセットされたシートをプリンタへ通さずにスタックトレイ602及びサンプルトレイ601等の排出トレイのいずれかに送るためのものである。これによって後処理部207に送り込まれるシート(プリンタ部で印刷されたシート)とシートの間にインサータ610にセットされたシートをインサート(中差し)することができる。インサータ610のインサートトレイ611にはユーザによりフェイスアップの状態でセットされるものとし、ピックアップローラにより最上部のシートから順に給送する。
従って、インサータ610からのシートはそのままスタックトレイ602またはサンプルトレイ601へ搬送することによりフェイスダウン状態で排出される。サドルステッチャ608へ送るときには、一度パンチャ607側へ送り込んだ後スイッチバックさせて送り込むことによりフェースの向きを合わせる。尚、当該インサータ610によるシート挿入処理等のシート処理動作の実行可否も、上述の如く、出力すべきジョブに対してユーザにより設定されたシート処理設定に基づく。
次に、トリマ612(裁断機)について説明する。サドルステッチャ608においてブックレット(中綴じの小冊子)にされた出力は、このトリマ612に入ってくる。その際に、まず、ブックレットの出力は、ローラで予め決められた長さ分だけ紙送りされ、カッタ部613にて予め決められた長さだけ切断され、ブックレット内の複数ページ間でばらばらになっていた端部がきれいに揃えられることとなる。そして、ブックレットホールド部614に格納される。尚、当該トリマ612による断裁処理等のシート処理動作の実行可否も、上述の如く、出力すべきジョブに対してユーザにより設定されたシート処理設定に基づく。
[第1の実施形態]
次に、本発明の第1の実施形態について説明する。図7は、本発明の第1の実施形態に対応する印刷処理の一例を示すフローチャートである。本実施形態では、外部コントローラ104は純正PDFファイルを、画像形成装置101は非純正PDFファイルを処理するRIP処理系を有するものとする。即ち、RIP部202は非純正PDFファイルに対応し、RIP部212が純正PDFファイルに対応するものである。ここで、純正PDFファイルとは、Adobe社製Distillerで作成されたPDFファイルのことをいう。これに対し、非純正PDFファイルは、サードパーティ製のDistillerで作成されたクローンPDFのことをいう。
次に、本発明の第1の実施形態について説明する。図7は、本発明の第1の実施形態に対応する印刷処理の一例を示すフローチャートである。本実施形態では、外部コントローラ104は純正PDFファイルを、画像形成装置101は非純正PDFファイルを処理するRIP処理系を有するものとする。即ち、RIP部202は非純正PDFファイルに対応し、RIP部212が純正PDFファイルに対応するものである。ここで、純正PDFファイルとは、Adobe社製Distillerで作成されたPDFファイルのことをいう。これに対し、非純正PDFファイルは、サードパーティ製のDistillerで作成されたクローンPDFのことをいう。
まず、ステップS701において、外部コントローラ104は、クライアント端末であるコンピュータ端末106からPDFファイルの印刷指示を受信する。次に、ステップS702では、外部コントローラ104のCPU213が、受信したPDFファイルが純正PDFか否かを判定する。即ち、本ステップでは、受信PDFファイルが、RIP部202での処理に適したデータか、或いは、RIP部212での処理に適したデータかが判定される。この判定は、PDFファイルのデータ構造、より具体的にファイルを構成するコードに基づいて行うことができる。
より具体的に、純正PDFファイルと非純正PDFファイルとのコードの一例は図11に示すようになる。図11(a)は、純正PDFファイルのコードの一例を示し、図11(b)は非純正PDFファイルのコードの一例を示している。
まず、図11(a)では、コードは、生成日時(Creation Date)1101と、作成者(Producer)1102と、タイトル(Title)1103を少なくとも含む。ここで、生成日時1101には、PDFファイルの生成された時間情報が登録される。作成者1102には、純正PDFファイルであれば「Adobe」或いは「Acrobat(登録商標)」が登録される。タイトル1103には、PDFファイルの名称が登録される。
次に、図11(b)では、コードは、生成日時(Creation Date)1111と、作成者(Producer)1112と、タイトル(Title)1113を少なくとも含む。ここで、生成日時1111には、PDFファイルの生成された時間情報が登録される。作成者1112には、非純正PDFファイルであれば「Adobe」或いは「Acrobat」以外の内容が登録される。タイトル1113には、PDFファイルの名称が登録される。
このように、純正PDFファイルと非純正PDFファイルとでは、コード中の「Producer」について与えられた値が異なる。
従って、図7のステップS702では、コード中の「Producer」の値が「Adobe」或いは「Acrobat」であるか、或いは、それ以外であるかに基づいて、PDFファイルが純正ファイルか否かを判定することができる。もし、純正と判定された場合には(ステップS702において「YES」)、ステップS703にて外部コントローラ104のRIP部212においてRIP処理が実行される。RIP処理の終了後、ステップS704にて、外部コントローラ104は画像データを画像形成装置101へ送信する。画像形成装置101は、ステップS705において、外部コントローラ104から送信された画像データの印刷処理を、プリンタ部206にて実行する。
一方、ステップS702においてPDFファイルが非純正と判定された場合には(ステップS702において「NO」)、ステップS706へ移行する。ステップS706では、外部コントローラ104から画像形成装置101へPDFファイルが送信される。続くステップS707では、画像形成装置101のRIP部202においてRIP処理が実行され、RIP展開された画像データの印刷処理がステップS708において実行される。
このようにして、本実施形態によれば、PDFファイルの種類(純正/非純正)に応じて適切なRIP処理部を選択して処理を行うことができるので、様々な種類のPDFファイルについてダイレクトプリントに対応することができる。
なお、上記では、PDFファイルについてのみ説明したが、PDFファイルに限らず、TIFF、JPEG、PS、など様々な生成過程の違いにより、コードが相違することとなるファイルであれば、PDFファイルと同様に適用することができる。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。本実施形態では、外部コントローラ104は純正PDFファイルを、画像形成装置101は非純正PDFファイルを処理するRIP処理系を有することとする。即ち、RIP部202は非純正PDFファイルに対応し、RIP部212が純正PDFファイルに対応するものである。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。本実施形態では、外部コントローラ104は純正PDFファイルを、画像形成装置101は非純正PDFファイルを処理するRIP処理系を有することとする。即ち、RIP部202は非純正PDFファイルに対応し、RIP部212が純正PDFファイルに対応するものである。
第1の実施形態では、純正ファイルを外部コントローラ104が処理し、非純正ファイルを画像形成装置101側で処理した。これに対し、本実施形態では、画像形成装置101と外部コントローラ104との役割は同様であるが、いずれか一方のみがRIP処理を行うだけではなく、処理に失敗した場合を考慮してバックアップ的に他方でもRIP処理を行う点に特徴がある。
以下では、コンピュータ端末106から外部コントローラ104へ送信されてきたファイルが純正PDFファイルの場合(実施形態2−A)と、非純正ファイルの場合(実施形態2−B)とを分けて説明する。
[実施形態2−A]
まず、図8を参照して、コンピュータ端末106から純正PDFファイルが、外部コントローラ104へ送信されてきた場合を説明する。図8は、本実施形態に対応する印刷処理の一例を示すフローチャートである。
まず、図8を参照して、コンピュータ端末106から純正PDFファイルが、外部コントローラ104へ送信されてきた場合を説明する。図8は、本実施形態に対応する印刷処理の一例を示すフローチャートである。
まず、ステップS801において、外部コントローラ104は、クライアント端末であるコンピュータ端末106からPDFファイルの印刷指示を受信する。次に、ステップS802において、外部コントローラ104のCPU213は、受信したPDFファイルが純正PDFか否かを判定する。この判定手法は、第1の実施形態と同様である。
続くステップS803において、外部コントローラ104は、画像形成装置101へPDFファイルを画像形成装置101へ送信する。この送信ファイルには、受信PDFファイルの純正、非純正判別結果(ここでは純正)に基づき、メイン又はバックアップのいずれでRIP処理を行うか否かの指示(ここでは、バックアップとして処理を行う指示)が付加される。また併せて、外部コントローラ104は、メイン又はバックアップのいずれとしてRIP処理を行うか否かを記憶しておく(ここでは、メインとしてRIP処理を行う)。
PDFファイルを画像形成装置101に送信すると、ステップS804において、外部コントローラ104及び画像形成装置101は、PDFファイルのRIP処理を行う。ステップS805では、メイン側(この場合、外部コントローラ104)のRIP処理が成功したか否かが、CPU213により判定される。
ここで、PDFファイルのRIP展開は、PDFファイルに含まれるコード(機能)をRIP部202や212がサポートしていれば、通常はRIP処理に成功する。しかし、純正PDFファイルと非純正PDFファイルとでは、共通のコード(機能)が含まれる一方で、純正ではサポートされるが非純正ではサポートされないコード(機能)、或いはその逆のコードが存在する。また、同一の名称が使用されたコードであっても、処理方法が異なるために互換性のない場合もある。このような場合、該コードについて与えられた値は純正のRIP部212では処理可能であるが、非純正のRIP部202では不正な値となって処理に失敗する、或いはその逆となる。
従って、ステップS804では、例えば同じ名称のコードでも互換性が無い(処理方法が違う)ために展開中に不正な値と判断された場合には、処理に失敗したと判定される。また、サポートしていないコードが含まれるPDFを展開する場合、RIP処理中に展開できないコードを検知した段階で失敗と判定される。
RIP部212は、RIP処理に失敗した場合には、CPU213により213に対しエラー通知を行い、RIP処理に成功した場合にはCPU213に対し処理完了の通知を行う。また、作成された画像データは、メモリ部214に一時的に保存される。
ステップS805において、メイン側(外部コントローラ104)のRIP処理が成功したと判定された場合には(ステップS805において「YES」)、ステップS806に移行する。一方、メイン側のRIP処理が失敗したと判定された場合には(ステップS805において「NO」)、ステップS807へ移行する。
ステップS806において、メイン側である外部コントローラ104は画像形成装置101に対し、画像形成装置101がRIP処理中であれば、その中止を通知し、また、作成データを削除する指示を送信する。その後、外部コントローラ104のRIP処理によって作成された画像データと、該画像データの印刷指示とを画像形成装置101に送信する。続くステップS808において、画像形成装置101は印刷指示に応じて受信した画像データの印刷を行う。
ステップS807において、メイン側である外部コントローラ104は画像形成装置101に対し、画像形成装置101のRIP処理完了後、作成された画像データで印刷処理を実行する旨の指示を送信する。続くステップS808において、画像形成装置101は、RIP処理完了後、外部コントローラ104からの印刷指示に基づき、作成した画像データの印刷処理を実行する。
[実施例2−B]
次に、図8を参照して、コンピュータ端末106から非純正PDFファイルが、外部コントローラ104へ送信されてきた場合を説明する。
次に、図8を参照して、コンピュータ端末106から非純正PDFファイルが、外部コントローラ104へ送信されてきた場合を説明する。
まず、ステップS801において、外部コントローラ104は、クライアント端末であるコンピュータ端末106からPDFファイルの印刷指示を受信する。次に、ステップS802において、外部コントローラ104のCPU213は、受信したPDFファイルが純正PDFか否かを判定する。この判定手法は、第1の実施形態と同様である。
続くステップS803において、外部コントローラ104は、画像形成装置101へPDFファイルを画像形成装置101へ送信する。この送信ファイルには、受信PDFファイルの純正、非純正判別結果(ここでは非純正)に基づき、メイン又はバックアップのいずれとしてRIP処理を画像形成装置101側で行うか否かの指示(ここでは、メインとして処理を行う指示)が付加される。また併せて、外部コントローラ104は、メイン又はバックアップのいずれとしてRIP処理を行うか否かを記憶しておく(ここでは、バックアップとしてRIP処理を行う)。
PDFファイルを画像形成装置101に送信すると、ステップS804において、外部コントローラ104及び画像形成装置101は、RIP部213及びRIP部202においてPDFファイルのRIP処理をそれぞれ行う。ステップS805では、メイン側(この場合、画像形成装置101)のRIP処理が成功したか否かが、MFP制御部203により判定される。
ステップS805において、メイン側(画像形成装置101)のRIP処理が成功したと判定された場合には(ステップS805において「YES」)、ステップS806に移行する。一方、メイン側のRIP処理が失敗したと判定された場合には(ステップS805において「NO」)、ステップS807へ移行する。
ステップS806において、メイン側である画像形成装置101は外部コントローラ104に対し、外部コントローラ104がRIP処理中であれば、その中止を通知し、また、作成データを削除する指示を送信する。その後、ステップS808において、画像形成装置101のRIP処理によって作成された画像データの印刷を行う。
ステップS807において、メイン側である画像形成装置101は外部コントローラ104に対し、外部コントローラ104のRIP処理完了後、作成された画像データを画像形成装置101へ送信する旨の指示を送信する。続くステップS808において、画像形成装置101は、外部コントローラ104から受信した画像データの印刷処理を実行する。
本実施形態によれば、PDFファイルの種類(純正/非純正)に応じて適切なRIP処理部を選択して処理を行うだけでなく、他のRIP処理部でも並行して処理を行って、メインのRIP処理に失敗した場合のバックアップを行うことができる。
[第3の実施形態]
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。本実施形態では、外部コントローラ104は純正PDFファイルを、画像形成装置101は非純正PDFファイルを処理するRIP処理系を有することとする。即ち、RIP部202は非純正PDFファイルに対応し、RIP部212が純正PDFファイルに対応するものである。
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。本実施形態では、外部コントローラ104は純正PDFファイルを、画像形成装置101は非純正PDFファイルを処理するRIP処理系を有することとする。即ち、RIP部202は非純正PDFファイルに対応し、RIP部212が純正PDFファイルに対応するものである。
第1及び第2のの実施形態では、外部コントローラ104が受信したPDFファイルの種別を判定して、純正であれば外部コントローラ104で、非純正であれば画像形成装置101においてRIP処理を行うこととした。これに対し、本実施形態では、外部コントローラ104と画像形成装置101とでRIP処理により作成される画像データに優先順位を付しておく。その上で、外部コントローラ104がPDFファイルを印刷目的で受信した場合に、RIP処理に成功して作成される画像データのうち優先順位の高いものを採用して、印刷処理を行う点に特徴がある。
ここで、図9を参照して、本実施形態に対応する印刷処理について説明する。図9は、本実施形態に対応する印刷処理の一例を示すフローチャートである。なお、図9のフローチャートでは、外部コントローラ104でのRIP処理において作成される画像データの優先順位が、画像形成装置101でのRIP処理において作成される画像データの優先順位よりも高いものとする。
まず、ステップS901において、外部コントローラ104は、クライアント端末であるコンピュータ端末106からPDFファイルの印刷指示を受信する。次に、ステップS902において、外部コントローラ104は、受信したPDFファイルを画像形成装置101に送信する。
続くステップS903では、外部コントローラ104と画像形成装置101とで、それぞれ受信PDFファイルのRIP処理が行われる。次に、ステップS904では、優先順位の高い外部コントローラ104がRIP処理に成功したか否かを判定する。この判定方法は、第2の実施形態と同様である。もし、外部コントローラ104がRIP処理に成功した場合には(ステップS904において「YES」)、ステップS905に移行する。一方、外部コントローラ104がRIP処理に失敗した場合には(ステップS904において「NO」)、ステップS908に移行する。
ステップS905では、外部コントローラ104は、画像形成装置101に対し、RIP処理の中止指示及び画像形成装置101において作成されたデータ(中間データを含む)の削除指示を出す。そして、ステップS906において、画像形成装置101に対し、外部コントローラ104において作成した画像データ及び該画像データを用いた印刷指示を送信する。その後、ステップS907に移行する。ステップS907において、画像形成装置101は、印刷指示に応じて、外部コントローラ104から送信された画像データを用いて印刷処理を行う。
ステップS908では、外部コントローラ104は、RIP処理により作成されたデータを削除する。続くステップS909では、画像形成装置101に対し、画像形成装置101におけるRIP処理により作成された画像データを用いた印刷指示を送信する。続くステップS907では、画像形成装置101は、外部コントローラ104からの印刷指示に応じて、画像形成装置101内で作成した画像データを用いた印刷処理を行う。
なお、図9では、外部コントローラ104の方が画像形成装置101よりも優先順位が高い場合について説明したが、画像形成装置101の方に外部コントローラ104よりも高い優先順位が与えられても良い。
その場合には、ステップS904における判定は、画像形成装置101において行われ、画像形成装置101におけるRIP処理に成功すれば、外部コントローラ104におけるRIP処理を中止させ、作成されたデータを削除させる。その上で、画像形成装置101において作成された画像データにより印刷処理が実行されることとなる。また、画像形成装置101におけるRIP処理に失敗した場合には、外部コントローラ104における処理結果を用いて画像形成装置101における印刷処理が実行される。
以上の本実施形態では、RIP処理が可能な複数の装置のうち、予め定められた装置に印刷処理に利用する画像データの決定権を与え、該装置からの指示に従って、画像形成装置101は印刷処理を行うものである。
このように、本実施形態によれば、複数のRIP処理部に優先順位をつけて、優先順位の高い順にRIP処理に成功して作成された画像データを用いた印刷処理を行うことができる。
[第4の実施形態]
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。本実施形態では、外部コントローラ104は純正PDFファイルを、画像形成装置101は非純正PDFファイルを処理するRIP処理系を有することとする。即ち、RIP部202は非純正PDFファイルに対応し、RIP部212が純正PDFファイルに対応するものである。
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。本実施形態では、外部コントローラ104は純正PDFファイルを、画像形成装置101は非純正PDFファイルを処理するRIP処理系を有することとする。即ち、RIP部202は非純正PDFファイルに対応し、RIP部212が純正PDFファイルに対応するものである。
本実施形態では、外部コントローラ104および画像形成装置101の両方でRIP処理を行い、RIP処理に成功して先に作成された画像データを用いて、印刷処理を行う点に特徴がある。
ここで、図10を参照して、本実施形態に対応する印刷処理について説明する。図10は、本実施形態に対応する印刷処理の一例を示すフローチャートである。
まず、ステップS1001において、外部コントローラ104は、クライアント端末であるコンピュータ端末106からPDFファイルの印刷指示を受信する。次に、ステップS1002において、外部コントローラ104は、受信したPDFファイルを画像形成装置101に送信する。
続くステップS1003では、外部コントローラ104と画像形成装置101とで、それぞれ受信PDFファイルのRIP処理が行われる。次に、ステップS1004では、外部コントローラ104がRIP処理を終了したか否かを判定する。もし、外部コントローラ104がRIP処理を終了した場合には(ステップS1004において「YES」)、ステップS1006に移行する。一方、外部コントローラ104がRIP処理を終了していない場合には(ステップS1004において「NO」)、ステップS1005に移行する。
ステップS1005では、画像形成装置101がRIP処理に終了したか否かを判定する。もし、RIP処理を終了した場合には(ステップS1005において「YES」)、ステップS1009に移行する。一方、RIP処理を終了しない場合には(ステップS1005において「NO」)、ステップS1004戻る。
ステップS1006では、外部コントローラ104が先にRIP処理を終了したこととなり、外部コントローラ104から画像形成装置101へRIP処理の中止及びRIP処理によって作成されたデータ(中間データ)の削除指示を送信する。その後、ステップS1007において、外部コントローラ104はRIP処理によって作成された画像データを画像形成装置101に送信する。画像形成装置101は外部コントローラ104から画像データを受信すると、ステップS1008においてその画像データの印刷処理を行う。
また、ステップS1009では、画像形成装置101が先にRIP処理を終了したこととなり、画像形成装置101から外部コントローラ104へ、RIP処理の中止及びRIP処理によって作成されたデータ(中間データ)の削除指示を送信する。その後、ステップS1008において、画像形成装置101は画像形成装置101内で作成した画像データの印刷処理を行う。
以上の本実施形態では、RIP処理が可能な複数の装置のうち、最先にRIP処理に成功した装置に印刷処理に利用する画像データの決定権を与え、該装置からの指示に従って、画像形成装置101は印刷処理を行うものである。
このように、本実施形態によれば、複数のRIP処理部において並行してRIP処理を行い、最先に終了した処理において作成された画像データを用いた印刷処理を行うことができる。
[その他の実施形態]
なお、本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
なお、本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
また、本発明の目的は、前述した機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムに供給し、そのシステムがプログラムコードを読み出し実行することによっても達成される。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現し、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成する。また、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した機能が実現される場合も含まれる。
さらに、以下の形態で実現しても構わない。すなわち、記憶媒体から読み出されたプログラムコードを、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込む。そして、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行って、前述した機能が実現される場合も含まれる。
本発明を上記記憶媒体に適用する場合、その記憶媒体には、先に説明したフローチャートに対応するプログラムコードが格納されることになる。
Claims (18)
- ネットワークを介してクライアント端末と通信可能な印刷システムであって、
前記クライアント端末から受信した印刷対象データを、印刷用の画像データに変換するための第1の画像変換部を備える外部制御装置と、
前記外部制御装置と接続され、前記外部制御装置から受信した前記印刷対象データを前記印刷用の画像データに変換するための第2の画像変換部と、前記印刷用の画像データに基づき印刷処理を行う印刷部とを備える印刷装置とを備え、
前記外部制御装置は、前記印刷対象データが、前記第1の画像変換部と前記第2の画像変換部とのいずれにおいて前記変換を行うのに適したデータかを、前記印刷対象データの構造に基づいて決定する決定手段を備え、
前記決定手段が、前記印刷対象データが第1の画像変換部において前記変換を行うのに適したデータと決定した場合に、前記印刷部は、前記第1の画像変換部での前記変換により得られる前記印刷用の画像データを利用して、印刷処理を行い、
前記決定手段が、前記印刷対象データが第1の画像変換部において前記変換を行うのに適したデータと決定した場合に、前記印刷部は、前記第2の画像変換部での前記変換により得られる前記印刷用の画像データを利用して、印刷処理を行うことを特徴とする印刷システム。 - 前記印刷対象データは、ページ記述言語形式のデータであって、前記印刷用の画像データはラスターイメージデータであることを特徴とする請求項1に記載の印刷システム。
- 前記印刷対象データの構造には、前記ページ記述言語において使用されるコード及び該コードについて与えられるパラメータが含まれ、
前記決定手段は、前記第1の画像変換部及び前記第2の画像変換部が、前記印刷対象データに含まれる前記コード及び該コードについて与えられるパラメータに対応するか否かに基づいて、前記決定を行うことを特徴とする請求項2に記載の印刷システム。 - 前記外部制御装置は、前記決定手段が、前記印刷対象データが第1の画像変換部において前記変換を行うのに適したデータと決定した場合に、前記印刷装置に前記印刷対象データを送信する送信手段を更に備え、
前記印刷装置は、前記送信手段により送信された前記印刷対象データの前記変換を前記第2の画像変換部にて行い、
前記送信手段により、前記第1の画像変換部における前記変換の失敗の通知が前記印刷装置に対して更に送信された場合に、前記印刷部は、前記第2の画像変換部での前記変換により得られる前記印刷用の画像データを利用して印刷処理を行うことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の印刷システム。 - 前記外部制御装置は、前記印刷装置と通信するための通信手段を更に備え、
前記決定手段が、前記印刷対象データが第2の画像変換部において前記変換を行うのに適したデータと決定した場合に、前記印刷装置に前記印刷対象データを前記通信手段により送信し、
前記第1の画像変換部は、前記印刷対象データの前記変換を行い、
前記通信手段により前記第2の画像変換部における前記変換の失敗の通知を受信した場合に、前記通信手段により前記第1の画像変換部での前記変換により得られる前記印刷用の画像データを前記印刷装置へ送信し、
前記印刷部は、前記第1の画像変換部での前記変換により得られる前記印刷用の画像データを利用して印刷処理を行うことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の印刷システム。 - ネットワークを介してクライアント端末と通信可能な印刷システムであって、
前記クライアント端末から受信した印刷対象データを、印刷用の画像データに変換するための第1の画像変換部を備える外部制御装置と、
前記外部制御装置と接続され、前記外部制御装置から受信した前記印刷対象データを前記印刷用の画像データに変換するための第2の画像変換部と、前記印刷用の画像データに基づき印刷処理を行う印刷部とを備える印刷装置とを備え、
前記第1の画像変換部と前記第2の画像変換部において前記印刷対象データの前記印刷用の画像データへの変換が行われており、かつ、前記外部制御装置と前記印刷装置のうち、予め定められた一方に対応する画像変換部における前記変換が成功した場合に、
前記印刷部は、前記予め定められた一方に対応する画像変換部での前記変換により得られた前記印刷用の画像データを用いて印刷処理を行うことを特徴とする印刷システム。 - ネットワークを介してクライアント端末と通信可能な印刷システムであって、
前記クライアント端末から受信した印刷対象データを、印刷用の画像データに変換するための第1の画像変換部を備える外部制御装置と、
前記外部制御装置と接続され、前記外部制御装置から受信した前記印刷対象データを前記印刷用の画像データに変換するための第2の画像変換部と、前記印刷用の画像データに基づき印刷処理を行う印刷部とを備える印刷装置とを備え、
前記第1の画像変換部と前記第2の画像変換部において、前記印刷対象データの前記印刷用の画像データへの変換が行われている場合に、
前記印刷部は、前記第1の画像変換部と前記第2の画像変換部とのうち、最先に前記変換に成功して得られた前記印刷用の画像データを用いて印刷処理を行うことを特徴とする印刷システム。 - 前記印刷対象データは、ページ記述言語形式のデータであって、前記印刷用の画像データはラスターイメージデータであることを特徴とする請求項6又は7に記載の印刷システム。
- ネットワークを介してクライアント端末と通信可能な印刷システムであって、
前記クライアント端末から受信した印刷対象データを、印刷用の画像データに変換するための第1の画像変換部を備える外部制御装置と、
前記外部制御装置と接続され、前記外部制御装置から受信した前記印刷対象データを前記印刷用の画像データに変換するための第2の画像変換部と、前記印刷用の画像データに基づき印刷処理を行う印刷部とを備える印刷装置とを備える印刷システムの制御方法であって、
前記印刷対象データが、前記第1の画像変換部と前記第2の画像変換部とのいずれにおいて前記変換を行うのに適したデータかを、前記外部制御装置において、前記印刷対象データの構造に基づいて決定する決定工程を備え、
前記決定工程において、前記印刷対象データが第1の画像変換部において前記変換を行うのに適したデータと決定された場合に、前記印刷部は、前記第1の画像変換部での前記変換により得られる前記印刷用の画像データを利用して、印刷処理を行い、
前記決定工程において、前記印刷対象データが第1の画像変換部において前記変換を行うのに適したデータと決定された場合に、前記印刷部は、前記第2の画像変換部での前記変換により得られる前記印刷用の画像データを利用して、印刷処理を行うことを特徴とする印刷システムの制御方法。 - 前記印刷対象データは、ページ記述言語形式のデータであって、前記印刷用の画像データはラスターイメージデータであることを特徴とする請求項9に記載の印刷システムの制御方法。
- 前記印刷対象データの構造には、前記ページ記述言語において使用されるコード及び該コードについて与えられるパラメータが含まれ、
前記決定工程では、前記第1の画像変換部及び前記第2の画像変換部が、前記印刷対象データに含まれる前記コード及び該コードについて与えられるパラメータに対応するか否かに基づいて、前記決定が行われることを特徴とする請求項10に記載の印刷システムの制御方法。 - 前記決定工程にて、前記印刷対象データが第1の画像変換部において前記変換を行うのに適したデータと決定された場合に、前記外部制御装置から前記印刷装置に前記印刷対象データを送信する工程と、
前記第2の画像変換部にて送信された前記印刷対象データの前記変換を行う工程とを更に備え、
前記第1の画像変換部における前記変換の失敗の通知が前記印刷装置に対して更に送信された場合に、前記印刷部は、前記第2の画像変換部での前記変換により得られる前記印刷用の画像データを利用して印刷処理を行うことを特徴とする請求項9乃至11のいずれかに記載の印刷システムの制御方法。 - 前記決定工程において前記印刷対象データが第2の画像変換部において前記変換を行うのに適したデータと決定した場合に、前記外部制御装置から前記印刷装置に前記印刷対象データを送信する工程と、
前記第1の画像変換部において、前記印刷対象データの前記変換が行う工程と、
前記外部制御装置において、前記第2の画像変換部における前記変換の失敗の通知を前記印刷装置から受信した場合に、前記第1の画像変換部での前記変換により得られる前記印刷用の画像データを前記印刷装置へ送信する工程とを更に備え、
前記印刷部は、前記第1の画像変換部での前記変換により得られた前記印刷用の画像データを利用して印刷処理を行うことを特徴とする請求項9乃至11のいずれかに記載の印刷システムの制御方法。 - ネットワークを介してクライアント端末と通信可能な印刷システムであって、
前記クライアント端末から受信した印刷対象データを、印刷用の画像データに変換するための第1の画像変換部を備える外部制御装置と、
前記外部制御装置と接続され、前記外部制御装置から受信した前記印刷対象データを前記印刷用の画像データに変換するための第2の画像変換部と、前記印刷用の画像データに基づき印刷処理を行う印刷部とを備える印刷装置とを備える印刷システムの制御方法であって、
前記第1の画像変換部と前記第2の画像変換部において前記印刷対象データの前記印刷用の画像データへの変換が行われており、かつ、前記外部制御装置と前記印刷装置のうち、予め定められた一方に対応する画像変換部における前記変換が成功した場合に、前記印刷部は、前記予め定められた一方に対応する画像変換部での前記変換により得られた前記印刷用の画像データを用いて印刷処理を行うことを特徴とする印刷システムの制御方法。 - ネットワークを介してクライアント端末と通信可能な印刷システムであって、
前記クライアント端末から受信した印刷対象データを、印刷用の画像データに変換するための第1の画像変換部を備える外部制御装置と、
前記外部制御装置と接続され、前記外部制御装置から受信した前記印刷対象データを前記印刷用の画像データに変換するための第2の画像変換部と、前記印刷用の画像データに基づき印刷処理を行う印刷部とを備える印刷装置とを備える印刷システムの制御方法であって、
前記第1の画像変換部と前記第2の画像変換部において、前記印刷対象データの前記印刷用の画像データへの変換が行われている場合に、前記印刷部は、前記第1の画像変換部と前記第2の画像変換部とのうち、最先に前記変換に成功して得られた前記印刷用の画像データを用いて印刷処理を行うことを特徴とする印刷システムの制御方法。 - 前記印刷対象データは、ページ記述言語形式のデータであって、前記印刷用の画像データはラスターイメージデータであることを特徴とする請求項14又は15に記載の印刷システムの制御方法。
- コンピュータを請求項1乃至8のいずれかに記載の印刷システムとして機能させるためのコンピュータプログラム。
- 請求項17に記載のコンピュータプログラムを記憶したコンピュータで読み取り可能な記憶媒体。
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- 2005-12-06 JP JP2005352336A patent/JP2007156903A/ja not_active Withdrawn
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