JP2007145485A - 記録媒体搬送機構及びこれを備えた画像記録装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ロール状に巻回された記録媒体の巻き癖を矯正するデカーラを設けた場合においても高速搬送を可能にする。
【解決手段】ロール体10から巻き解かれた記録紙10aはガイドローラ5,6,7により搬送方向Pに沿ってヘッド2下方へと搬送される。ヘッド2の搬送方向P上流側にはカッタ・デカーラユニット50が配置されており、ここで記録紙10aの切断及び巻き癖矯正が同時に行われる。カッタ・デカーラユニット50は、可動刃51、固定刃52、可動刃51に固定された上側デカーラ61、及び下側デカーラ62を含む。切断動作に伴って可動刃51が固定刃52に向けて移動すると同時に上側デカーラ61も下側デカーラ62に向けて移動し、上側及び下側デカーラ61,62は可動刃51及び固定刃52の切断動作によって搬送方向Pの先端部分となるカット紙10bの先端領域を挟持し、当該領域の巻き癖を矯正する。
【選択図】図1
【解決手段】ロール体10から巻き解かれた記録紙10aはガイドローラ5,6,7により搬送方向Pに沿ってヘッド2下方へと搬送される。ヘッド2の搬送方向P上流側にはカッタ・デカーラユニット50が配置されており、ここで記録紙10aの切断及び巻き癖矯正が同時に行われる。カッタ・デカーラユニット50は、可動刃51、固定刃52、可動刃51に固定された上側デカーラ61、及び下側デカーラ62を含む。切断動作に伴って可動刃51が固定刃52に向けて移動すると同時に上側デカーラ61も下側デカーラ62に向けて移動し、上側及び下側デカーラ61,62は可動刃51及び固定刃52の切断動作によって搬送方向Pの先端部分となるカット紙10bの先端領域を挟持し、当該領域の巻き癖を矯正する。
【選択図】図1
Description
本発明は、ロール状に巻回された記録媒体をその一端から引き出しつつ搬送する記録媒体搬送機構及びこれを備えた画像記録装置に関する。
インクジェットプリンタ等の画像記録装置において、ロール状に巻回された記録紙をその一端から引き出し、記録ヘッドへと搬送して記録を施すものがある。ロール状の記録紙を用いる理由としては、不定形サイズの画像を記録する場合に記録紙に無駄な余白が生じないようにすること等が挙げられる。
ロール状の記録紙を用いる場合、巻回された状態で収納されるため記録紙に巻き癖がついてしまう。巻き癖がついたまま搬送すると記録紙が装置内の各部材に接触し、記録紙の搬送及び/又は記録動作に支障が生じることがある。例えば記録紙の搬送方向先端が上向きにカールしている場合、当該先端が記録ヘッドに当接し、紙詰まりが生じたりする。特に、記録ヘッドに到達する前に記録媒体を所定長さに切断する場合に、切断により形成されたカット紙の搬送方向先端がカールしていると、ベルトやプラテン等の記録紙支持面からカット紙が浮き上がってしまって良好な搬送が行われず、記録品質が悪化するという問題が生じ得る。
そこで、デカーラを設けて記録紙の巻き癖を矯正するという技術が知られている(特許文献1参照)。当該技術においてデカーラは円筒状部材を含み、記録紙が巻回方向と逆方向にカールするよう円筒状部材の周面を記録紙の表面に押し付けることにより、記録紙の巻き癖を矯正する。このようにして巻き癖矯正を行った後、カッタで記録紙を所定長さに切断し、カット紙に対して記録を行う。
上記技術では、デカーラによって記録紙の巻き癖矯正が行われた後、カッタにより切断が行われる。このようにカッタの動作とデカーラの動作とを別々に行う場合、これら動作間に時間のロスが生じるため、高速搬送が困難になり、近年プリンタ等の記録装置において要求されている高速印刷を実現することができない。
本発明の目的は、ロール状に巻回された記録媒体の巻き癖を矯正するデカーラを設けた場合においても高速搬送が可能な記録媒体搬送機構、並びにこれを備えた画像記録装置を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明に係る記録媒体搬送機構は、ロール状に巻回された記録媒体をその一端から引き出しつつ搬送する搬送部と、記録媒体を所定長さに切断するカッタと、記録媒体の巻き癖を矯正するデカーラと、カッタの切断動作に伴ってデカーラによる巻き癖矯正が行われるようにカッタ及びデカーラを駆動する駆動部と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明に係る画像記録装置は、ロール状に巻回された記録媒体をその一端から引き出しつつ搬送する記録媒体搬送機構と、記録媒体搬送機構により搬送されてきた記録媒体に画像を記録する記録ヘッドと、を備え、記録媒体搬送機構が、ロール状に巻回された記録媒体をその一端から引き出しつつ搬送する搬送部と、記録媒体を所定長さに切断するカッタと、記録媒体の巻き癖を矯正するデカーラと、カッタの切断動作に伴ってデカーラによる巻き癖矯正が行われるようにカッタ及びデカーラを駆動する駆動部と、を有することを特徴とする。
上記構成によると、カッタの動作とデカーラの動作とが略同時に行われるため、これら動作を別々に行う場合に生じる時間のロスがなくなり、記録媒体の高速搬送が可能となる。そして画像記録装置においては、記録ヘッドによる高速記録を実現することができる。
駆動部は、カッタの切断動作によって搬送部による搬送方向の先端部分となる記録媒体の先端領域の巻き癖を矯正するように、デカーラを駆動することが好ましい。記録媒体においてカッタにより形成された切断個所より搬送方向上流側、即ち記録媒体の搬送方向の先端部分がカールしていると、ベルトやプラテン等の支持面から記録媒体が浮き上がってしまって良好な搬送が行われないが、上記構成ではこのような問題を回避することができる。
駆動部は単一の駆動源を有することが好ましい。この場合、別々の駆動源を設ける場合に比べて構成の簡略化及び低コスト化が可能である。
デカーラはカッタと一体に形成されていることが好ましい。これにより、構成の簡略化及び低コスト化が可能となる。
さらにデカーラは、記録媒体を挟むように離隔配置された第1の部材及び第2の部材を含み、第1及び第2の部材が相対的に移動して記録媒体を挟持することにより巻き癖矯正を行うことが好ましい。カッタも記録媒体を挟持するという同様の動作を行うので、この構成の場合、カッタの動作とデカーラの動作とを連動させやすい。
デカーラの上記第1及び第2の部材における記録媒体を挟持する部分は、記録媒体の巻き癖方向と逆方向に湾曲していることが好ましい。この場合、第1及び第2の部材における記録媒体を挟持する部分が平坦である場合に比べ、より効率よく巻き癖矯正を行うことができる。
上記第1及び第2の部材の少なくとも一方が弾性材料からなることが好ましい。これにより、記録媒体に無理な力を作用させることなく巻き癖矯正を良好に行うことができる。
上記第1及び第2の部材の少なくとも一方が他方に付勢されていることが好ましい。これによっても、記録媒体に無理な力を作用させることなく巻き癖矯正を良好に行うことができる。
カッタが、記録媒体の幅方向に延在すると共に記録媒体を挟むように離隔配置された固定刃及び可動刃を含み、デカーラの上記第1及び第2の部材の一方が、可動刃の搬送部による搬送方向上流側において可動刃に固定されていることが好ましい。この場合、可動刃の動作に伴って第1及び第2の部材の一方が動作するようにしたことで、構成の簡略化を効率よく行うことができると共に、切断後に直ちに記録媒体の搬送方向先端の巻き癖を矯正することで良好な搬送を行うことができる。
或いは、カッタが、搬送部による搬送方向に沿って延在すると共に記録媒体の幅方向に沿って移動する回転軸を有する円形刃を含み、デカーラの上記第1及び第2の部材の一方が、円形刃に対して回転軸の移動方向上流側に固定されていることが好ましい。この場合、円形刃の移動に伴って第1及び第2の部材の一方が動作するようにしたことで、上記と同様、構成の簡略化を効率よく行うことができると共に、円形刃による切断後に直ちに記録媒体の搬送方向先端がデカーラにより巻き癖矯正されるので、良好な搬送を行うことができる。
カッタが、搬送部による搬送方向に沿って延在すると共に記録媒体の幅方向に沿って移動する回転軸を有する円形刃を含み、デカーラが、記録媒体の幅方向に関してカッタの両側に設けられており、カッタの回転軸の移動方向に応じてデカーラのいずれによって巻き癖矯正を行うかを切り換える切換機構をさらに備えていることが好ましい。例えばデカーラが記録媒体の幅方向に関してカッタの一方のみに設けられており且つ切換機構がない場合、切断後に直ちに記録媒体の搬送方向先端を巻き癖矯正するには、カッタに対して回転軸の移動方向上流側にデカーラが位置するようカッタの回転軸の移動方向を固定し、切断動作のたびにカッタを元の位置に戻す必要がある。これに対し、上記構成ではデカーラを記録媒体の幅方向に関してカッタの両側に設けると共に切換機構を設けたことで、上述したようなカッタを元の位置に戻す動作を省略することができ、高速搬送をさらに効果的に実現することができる。
本発明に係る画像記録装置は、記録ヘッドに記録媒体が到達する前にカッタの切断動作及びデカーラによる巻き癖矯正が行われるように、駆動部を制御する制御手段をさらに備えていることが好ましい。このように記録前に記録媒体を切断することで、縁なし印刷の場合でも記録媒体に無駄が生じず、また、記録後に記録媒体を巻き戻す必要がなくなる。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
先ず、本発明に係る画像記録装置の一実施形態について説明する。本実施形態では画像記録装置として、図1に示すように4つのインクジェットヘッド2を有するライン式のカラーインクジェットプリンタ1を適用する。
図1に示すように、プリンタ1内には、長尺の記録紙をロール状に巻回したロール体10が収容されている。ロール体10は図1中時計回りに回転可能に軸4に支持されており、その一端は引き出されて図1の矢印P方向に沿って順次ガイドローラ対5,6,7に挟持されつつ搬送されていく。各ガイドローラ対5,6,7はロール体10から巻き解かれた記録紙10aの幅方向より若干長い一対の円柱体を含む。一対の円柱体は隣接配置されており、これらの間に記録紙10aを挟んだ状態で一方の円柱体が回転することにより記録紙10aが搬送方向Pに沿って搬送される。
ロール体10から巻き解かれた記録紙10aには巻き癖がついており、本実施形態における記録紙10aの巻き癖方向は表面(印刷面)側に向けて凸となる方向である。
ガイドローラ対6,7の間には、カッタ・デカーラユニット50が配置されている。カッタ・デカーラユニット50は、記録紙10aを挟むように離隔配置された可動刃51及び固定刃52と、可動刃51に固定された上側デカーラ61と、上側デカーラ61に対向するように且つ固定刃52に隣接するように配置された下側デカーラ62とを含む。可動刃51及び固定刃52により切断動作が行われ、上側デカーラ61及び下側デカーラ62により巻き癖矯正が行われる。
可動刃51は水平方向に対して傾斜した刃部を持ち、その刃部を下向きにして記録紙10aの搬送経路の上方に配置されている。固定刃52は、可動刃51と同様に水平方向に対して傾斜した刃部を持ち、その刃部を上向きにして記録紙10aの搬送経路の下方に配置されている。
上側デカーラ61及び下側デカーラ62はそれぞれ可動刃51及び固定刃52に対して搬送方向Pの上流側に配置されており、上側デカーラ61は可動刃51と一体に形成されているのに対し、下側デカーラ62は固定刃52と一体ではなく固定刃52と若干の距離を置いて独立して設けられており且つバネ65により上側に付勢されている。上側デカーラ61及び下側デカーラ62は共にスポンジ等の弾性材料からなる。
上側デカーラ61における下側デカーラ62に対向する下面及び下側デカーラ62における上側デカーラ61に対向する上面はそれぞれ後に詳述するように記録紙10aを挟持する部分であって、記録紙10aの巻き癖方向と逆方向(本実施形態では巻き癖方向が表面(印刷面)側に向けて凸となる方向であるので、裏面側に向けて凸となる方向)に湾曲している。そして上側デカーラ61の下面及び下側デカーラ62の上面は互いに一致して係合するような湾曲形状となっている。
図2は、カッタ・デカーラユニット50を記録紙10aの搬送方向P上流側から見た図である。図2に示すように、可動刃51及び固定刃52、そしてこれらに対応する上側デカーラ61及び下側デカーラ62は共に、記録紙10aの幅方向に延在し、長さは記録紙10aの幅より長い。
可動刃51はその一端に設けられた軸51aを中心として矢印C1方向に回動し、この回動に伴って、可動刃51は固定刃52、上側デカーラ61は下側デカーラ62に対してそれぞれ相対的に移動する。
可動刃51が下方に移動して固定刃52と互いの刃部を重ねることにより、記録紙10aが幅方向に切断される。記録紙10aにおいて可動刃51及び固定刃52の切断動作により切り離された可動刃51及び固定刃52より搬送方向P下流側の部分は、カット紙10bとしてヘッド2下方の搬送ユニット30へと搬送され、そして印刷後排紙部20に順次積層収容されていく。
記録紙10a切断のタイミングはコントローラ90により制御される。ガイドローラ対7の搬送方向P下流側に記録紙10aを検出するセンサ17が配置されており、コントローラ90は当該センサ17の検出情報とガイドローラ対5,6,7等による記録紙搬送速度とに基づいて、記録紙10aが所定長さに切断されるようにモータ80を駆動し、可動刃51の軸51aを回動させる。センサ17は、発光素子及び受光素子を含む光学センサであり、記録紙10aと後述の給紙台8bとにおける反射光の強さの違いに基づいて記録紙10aを検出する。なお、センサ17の検出情報はヘッド2による印刷の開始タイミングの決定等にも用いられる。
可動刃51と固定刃52とが互いに刃部を重ねる(つまり切断動作が行われる)のと略同時に、上側デカーラ61が下側デカーラ62との間に記録紙10aを挟持しつつ係合し、巻き癖矯正が行われる。このとき上側及び下側デカーラ61,62との間に挟持されて巻き癖が矯正されるのは、可動刃51及び固定刃52の切断動作によって搬送方向Pの先端部分となるカット紙10bの先端領域である。
ガイドローラ対7の搬送方向P下流側には、給紙部8が配置されている。給紙部8は、外周面が記録紙10a又はカット紙10b(以下、これらを「用紙」と総称する)の表面に接触可能な位置に配置された給紙ローラ8aと、上面が用紙の裏面に沿うように配置された給紙台8bと、給紙台8b上に略垂直に立設され且つ搬送方向Pに沿って延在するガイド壁(図示せず)とを含む。給紙ローラ8aの回転軸は平面視において用紙幅方向に平行ではなく略3°傾いている。
コントローラ90の制御のもと給紙モータ(図示せず)が駆動し、給紙ローラ8aが回転すると、用紙は給紙台8b上に押圧されつつ搬送方向Pに沿って搬送される。このとき用紙は、上述のように給紙ローラ8aの回転軸が用紙幅方向に平行ではなく傾いていることから、上記ガイド壁へと寄せられていく。そして用紙の幅方向一端がガイド壁と接触することにより、用紙が搬送方向Pに平行になる。このようにして、印刷を行う前に用紙の斜行が矯正される。
給紙部8の搬送方向P下流側には、搬送ユニット30が配置されている。搬送ユニット30は、2つのベルトローラ31,32と、両ローラ31,32間に架け渡されるように巻回されたループ状の搬送ベルト33と、搬送ベルト33によって囲まれた領域内に配置された略直方体形状のベルトガイド37とを含む。ベルトガイド37は搬送ベルト33と略同じ幅を有し、搬送ベルト33の内周面と上側にて接触することによって搬送ベルト33を支持するものである。
搬送ベルト33は例えばシリコンゴム、EPDM、ウレタンゴム、ブチルゴム等からなり、その外周面は粘着性のシリコンゴムで構成されている。これにより、搬送ベルト33はその外周面上に用紙を密着させつつ搬送できるようになっている。
一方のベルトローラ31は駆動ローラであり、コントローラ90の制御のもと搬送モータ(図示せず)の駆動により図1中時計回りに回転する。これにより搬送ベルト33が走行し、従動ローラである他方のローラ32も回転する。
ベルトローラ32の搬送方向P下流側で且つヘッド2の搬送方向P上流側には、押さえローラ9がベルトガイド37に対向するように配置されている。押さえローラ9は、搬送ベルト33上へと送られてきた用紙をヘッド2の下方に至る手前で搬送ベルト33に押し付け、用紙が搬送ベルト33の外周面上に確実に密着した状態で印刷が行われるようにするものである。ヘッド2の搬送方向P下流側で且つ排紙部20の手前には剥離板(図示せず)が配置されており、搬送ベルト33に密着されている用紙は剥離板によって搬送ベルト33から剥離された後、排紙部20に収容される。
4つのヘッド2は、それぞれ下端にヘッド本体2aを有し、互いにヘッド本体2aを近接させつつ、且つ、ヘッド本体2aの下面であってインクを吐出するノズルの開口(図示せず)が多数形成されたインク吐出面2bが搬送ベルト33の外周面と少量の隙間を介して対向するように、搬送方向Pに沿って並列している。4つのヘッド本体2aのインク吐出面2bからはそれぞれマゼンタ、イエロー、シアン、ブラックのインクが吐出される。ヘッド本体2aは図1の紙面に垂直な方向(即ち、搬送方向Pと直交する方向)に沿って細長な矩形平面を有し、その長さは用紙の幅よりも長い。用紙が搬送ベルト33上に支持されつつ搬送ベルト33の走行に伴ってヘッド2の各インク吐出面2bの下方を移動する際にインク吐出面2bから各色のインクが吐出されることにより、用紙上に所望のカラー画像が記録される。
以上に述べたように、本実施形態によると、可動刃51及び固定刃52の切断動作と上側デカーラ61及び下側デカーラ62による巻き癖矯正とが略同時に行われるため、これら動作を別々に行う場合に生じる時間のロスがなくなり、用紙の高速搬送が可能となる。そしてヘッド2による高速印刷を実現することができる。
しかも、上側及び下側デカーラ61,62との間に挟持されて巻き癖が矯正されるのは、次の可動刃51及び固定刃52の切断動作によって搬送方向Pの先端部分となるカット紙10bの先端領域である。記録紙10aにおいて切断された個所より搬送方向P上流側、即ちカット紙10bの搬送方向Pの先端部分がカールしていると、搬送ベルト33等の支持面から用紙が浮き上がってしまって良好な搬送が行われないが、本実施形態ではこのような問題を回避することができる。
本実施形態では単一の駆動源であるモータ80を介して可動刃51及び上側デカーラ61が駆動するので、可動刃51及び上側デカーラ61に対して別々の駆動源を設ける場合に比べて構成の簡略化及び低コスト化が実現される。
上側デカーラ61を可動刃51と一体に形成したことにより、構成の簡略化及び低コスト化が実現される。
本実施形態のデカーラは、記録紙10aを挟むように離隔配置された上側デカーラ61及び下側デカーラ62を含み、上側及び下側デカーラ61,62が相対的に移動して記録紙10aを挟持することにより巻き癖矯正を行うようになっている。可動刃51及び固定刃52も記録紙10aを挟持するという同様の動作を行うので、この構成の場合、可動刃51及び固定刃52の切断動作とデカーラの動作とを連動させやすい。
本実施形態のように上側デカーラ61及び下側デカーラ62における記録紙10aを挟持する部分が記録紙10aの巻き癖方向と逆方向に湾曲している場合、当該部分が平坦である場合に比べ、より効率よく巻き癖矯正を行うことができる。
上側デカーラ61及び下側デカーラ62が共にスポンジ等の弾性材料からなることにより、記録紙10aに無理な力を作用させることなく巻き癖矯正を良好に行うことができるという効果が得られる。また、下側デカーラ62がバネ65により上側デカーラ61に向けて付勢されていることによっても上記と同様の効果が得られる。
さらに本実施形態では、カッタが記録紙10aの幅方向に延在すると共に記録紙10aを挟むように離隔配置された固定刃52及び可動刃51を含み、上側デカーラ61が可動刃51の搬送方向P上流側において可動刃に固定されている。この場合、可動刃51の動作に伴って上側デカーラ61が動作するので、構成の簡略化を効率よく行うことができると共に、切断後に直ちに記録紙10aの搬送方向P先端の巻き癖を矯正することで良好な搬送を行うことができる。
インクジェットプリンタ1のコントローラ90はヘッド2に用紙が到達する前にカッタの切断動作及びデカーラによる巻き癖矯正が行われるようにモータ80を制御する。このように印刷前に用紙を切断することで、縁なし印刷の場合でも用紙に無駄が生じず、また、印刷後に用紙を巻き戻す必要がなくなる。
次いで、図3、図4、及び図5を参照しつつ、カッタ・デカーラユニットの変形例について説明する。
図3(a),(b)は、カッタ・デカーラユニットの第1変形例を示す。本変形例のカッタ・デカーラユニット150において、記録紙10aの搬送経路下方には上記実施形態と同様の固定刃52及び下側デカーラ62が設けられているが、記録紙10aの搬送経路上方には上記実施形態の可動刃51の代わりに円形刃151が設けられている。
円形刃151は、可動部材151bから搬送方向Pに沿って立設する回動軸151aに回動可能に設けられており、可動部材151bの記録紙10aの幅方向(矢印C2方向)に沿った移動に伴って回転軸151aを中心として時計回りに回動しながら矢印C2方向に移動する。また円形刃151は、その下側の一部が搬送方向Pに関して固定刃52と重なるようになっており、上述のような移動に伴って記録紙10aをその幅方向一端(図3(a)では左側)から順次切断していく。
可動部材151bの搬送方向P上流側の面には上側デカーラ161が固定されており、上側デカーラ161は可動部材151bの矢印C2方向への移動に伴って円形刃151と一体的に移動可能となっている。図3(a)に示すように、上側デカーラ161は、円形刃151よりも可動部材151bの移動方向(矢印C2方向)の上流側において、搬送方向Pに関して円形刃151と若干重なるように設けられている。上側デカーラ161は、上記実施形態の上側デカーラ61と同様、スポンジ等の弾性部材からなると共に、その下側デカーラ62に対向する下面が記録紙10aの巻き癖方向と逆方向に湾曲している。
本変形例によると、円形刃151の移動に伴って上側デカーラ161が動作することにより、上記実施形態と同様、構成の簡略化を効率よく行うことができる。また、上側デカーラ161が円形刃151に対して回転軸151aの移動方向(矢印C2方向)上流側に固定されているので、円形刃151による切断後に直ちに記録紙10aの搬送方向P先端を巻き癖矯正することができ、良好な搬送を行うことができる。
図4(a),(b),(c)は、カッタ・デカーラユニットの第2変形例を示す。本変形例のカッタ・デカーラユニット250において記録紙10aの搬送経路下方には、上記実施形態と同様の固定刃52と、上面が湾曲せず平坦である点についてのみ上記実施形態の下側デカーラ62と異なる下側デカーラ262とが設けられている。そして記録紙10aの搬送経路上方には、第1変形例の円形刃151と同様の円形刃251等が設けられている。
円形刃251は、第1変形例の円形刃151と同様、搬送方向Pに沿って延在すると共に記録紙10aの幅方向に沿って(矢印C3方向に)移動する回転軸251aを有する。また円形刃251は、第1変形例の円形刃151と同様、その下側の一部が搬送方向Pに関して固定刃52と重なるようになっており、上述のような移動に伴って記録紙10aをその幅方向一端から順次切断していく。
第1変形例の円形刃151は図3(a)の左から右へと一方向にのみ移動可能であるのに対し、本変形例の円形刃251は図4(a)の左から右及び右から左へと往復移動可能となっている。往復移動可能であるため、円形刃251を左から右へと移動させて切断を行った後次の切断動作を行う際に円形刃251を再び左端に戻す必要はなく、円形刃251を右端で一時停止させておいてその後円形刃251を右から左へと移動させればよい。円形刃251は図4(a)に示すように左から右へと移動するときは回転軸251aを中心として時計回りに回転し、逆に右から左へと移動するときは回転軸251aを中心として反時計回りに回転する。
記録紙10aの幅方向に関して円形刃251の両側には、円形刃251より一回り小さな上側デカーラ261a,261bが設けられている。これら上側デカーラ261a,261bは、回転軸251aに固定されたアーム253を介して円形刃251に接続されており、また上記のデカーラ61,161と異なり弾性をほとんど有さない剛な材料からなる。
円形刃251は回転軸251aを介してキャリッジ283に固定されている。キャリッジ283には、記録紙10aの幅方向に延在するガイドバー280がスライド可能に貫挿し、且つ、プーリ271,272に巻回されたタイミングベルト273の下側ループの一部が固定されている。プーリ271,272の回転によりタイミングベルト273が走行すると、タイミングベルト273に固定されたキャリッジ283は、ガイドバー280に沿ってスライドしながら矢印C3方向に移動する。このキャリッジ283の移動に伴ってキャリッジ283に固定された円形刃251も移動する。
ガイドバー280の両端には、記録紙10aの幅方向中央に対向する面が鉛直方向上方ほど記録紙10aの幅方向中央に近づくように傾斜した切換壁281,282が固定されている。図4(a)に示す状態では、左の上側デカーラ261aが右の上側デカーラ261bより下方に配置されており、記録紙10aの巻き癖矯正を行えるようになっている。この状態で円形刃251を右に移動させると、右の上側デカーラ261bが切換壁282に接触してさらに切換壁282の傾斜面に沿ってスライドしつつ下方に押し下げられる。これに伴い、左の上側デカーラ261aが上昇する。このように、円形刃251が図4(a)の左から右への移動を終了すると略同時に、巻き癖矯正を行えるデカーラが左の上側デカーラ261aから右の上側デカーラ261bに切り換わるようになっている。円形刃251を図4(a)の右から左への移動させる際には右の上側デカーラ261bが記録紙10aの巻き癖矯正を行い、そして円形刃251が図4(a)の右から左への移動を終了すると略同時に、上記と同様にして切換壁281によって左の上側デカーラ261aが押し下げられることにより、巻き癖矯正を行えるデカーラが右の上側デカーラ261bから左の上側デカーラ261aに切り換わる。
上側デカーラ261a,261bは、その円の周面が外側に凸となるよう湾曲している(図4(c)には上側デカーラ261aの断面が示されているが、上側デカーラ261bも同様である)。上述のように上側デカーラ261a,261bは剛な材料からなるので、巻き癖矯正を行う際、弾性材料からなる下側デカーラ262は、上側デカーラ261a,261bの押圧により凹状に変形する。これにより、図1に示す例のように記録紙10aの巻き癖方向が表面(印刷面)側に向けて凸となる方向である場合に適した巻き癖矯正を実現することができる。
図5には、記録紙10aの巻き癖方向が裏面側に向けて凸となる方向である場合に適した形状の上側デカーラ361aが示されている。上側デカーラ361aの円の周面には凹部が形成されており、下側デカーラ262に上側デカーラ361aを押圧すると、下側デカーラ262は凸状に変形する。これにより、記録紙10aの巻き癖方向が裏面側に向けて凸となる方向である場合に適した巻き癖矯正を実現することができる。
本変形例によると、記録紙10aの幅方向に関して円形刃251の両側に上側デカーラ261a,261bを設けると共に切換壁281,282を設けたことにより、上述したように、切断動作のたびに円形刃251を元の位置に戻す必要がない。例えば第1変形例ではデカーラ161が記録紙10aの幅方向に関して円形刃151の一方のみに設けられており且つ切換壁281,282のような切換機構がなく、このような場合に切断後に直ちに記録紙10aの搬送方向P先端を巻き癖矯正するには、デカーラ161が常に円形刃151の移動方向(矢印C2方向)上流側に位置するよう、円形刃151の移動方向を矢印C2と固定する必要がある。つまり、円形刃151を矢印C2に沿って移動させて切断を行った後次の切断動作を行う際、円形刃151を再び左端に戻さなければならない。これに対し本変形例では、切断動作のたびに円形刃251を元の位置に戻すという動作を省略することができ、高速搬送をさらに効果的に実現することが可能である。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な設計変更が可能なものである。
例えば記録紙10aを切断するカッタとしては、上記実施形態や変形例に記載のものに限定されず、様々なものが適用可能である。
巻き癖を矯正するデカーラの材料は特に限定されず、またその形状や構成も様々であってよい。
デカーラによって巻き癖が矯正されるのは搬送方向Pの先端部分となるカット紙10bの先端領域であることに限定されない。
可動刃51等のカッタとデカーラとに対し、別々の駆動源を設けてもよい。
上側デカーラ61と可動刃51とは一体に形成されなくてもよい。
上述の実施形態では下側デカーラ62がバネ65により上方に付勢されているが、バネ65を省略して下側デカーラ62を固定してもよい。
図1ではカッタ・デカーラユニット50がヘッド2の搬送方向P上流側に配置されており、ヘッド2に用紙が到達する前にカッタの切断動作及びデカーラによる巻き癖矯正が行われるようにしているが、これに限定されない。例えばカッタ・デカーラユニット50をヘッド2の搬送方向P下流側に配置して、ヘッド2による印刷が施された後に用紙の切断・巻き癖矯正を行ってもよい。
本発明の画像記録装置は、ライン式のインクジェットプリンタに限定されず、シリアル式にも適用可能であり、またプリンタに限定されず、ファクシミリやコピー機等の記録装置にも適用可能である。さらに、インクジェット式の記録装置に限定されず、レーザー式等様々な方式の記録装置に適用可能である。
1 インクジェットプリンタ(画像記録装置)
2 インクジェットヘッド(記録ヘッド)
5,6,7 ガイドローラ対(搬送部)
10 ロール体(記録媒体)
10a 用紙(記録媒体)
10b カット紙(記録媒体)
50;150;250 カッタ・デカーラユニット(カッタ、デカーラ)
80 モータ(駆動部,駆動源)
90 コントローラ(制御手段)
51 可動刃
52 固定刃
61;161;261a,261b;361a 上側デカーラ(第1の部材)
62;162;262 下側デカーラ(第2の部材)
65;165 バネ
151;251 円形刃
151a;251a 回転軸
281,282 切換壁(切換機構)
P 搬送方向
2 インクジェットヘッド(記録ヘッド)
5,6,7 ガイドローラ対(搬送部)
10 ロール体(記録媒体)
10a 用紙(記録媒体)
10b カット紙(記録媒体)
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52 固定刃
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65;165 バネ
151;251 円形刃
151a;251a 回転軸
281,282 切換壁(切換機構)
P 搬送方向
Claims (13)
- ロール状に巻回された記録媒体をその一端から引き出しつつ搬送する搬送部と、
前記記録媒体を所定長さに切断するカッタと、
前記記録媒体の巻き癖を矯正するデカーラと、
前記カッタの切断動作に伴って前記デカーラが巻き癖矯正を行うように、前記カッタ及び前記デカーラを駆動する駆動部と、
を備えたことを特徴とする記録媒体搬送機構。 - 前記駆動部は、前記カッタの切断動作によって前記搬送部による搬送方向の先端部分となる前記記録媒体の先端領域の巻き癖を矯正するように、前記デカーラを駆動することを特徴とする請求項1に記載の記録媒体搬送機構。
- 前記駆動部が単一の駆動源を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の記録媒体搬送機構。
- 前記デカーラが前記カッタと一体に形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の記録媒体搬送機構。
- 前記デカーラが、前記記録媒体を挟むように離隔配置された第1の部材及び第2の部材を含み、前記第1及び第2の部材が相対的に移動して前記記録媒体を挟持することにより巻き癖矯正を行うことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の記録媒体搬送機構。
- 前記デカーラの前記第1及び第2の部材における前記記録媒体を挟持する部分が前記記録媒体の巻き癖方向と逆方向に湾曲していることを特徴とする請求項5に記載の記録媒体搬送機構。
- 前記第1及び第2の部材の少なくとも一方が弾性材料からなることを特徴とする請求項5又は6に記載の記録媒体搬送機構。
- 前記第1及び第2の部材の少なくとも一方が他方に付勢されていることを特徴とする請求項5〜7のいずれか一項に記載の記録媒体搬送機構。
- 前記カッタが、前記記録媒体の幅方向に延在すると共に前記記録媒体を挟むように離隔配置された固定刃及び可動刃を含み、
前記デカーラの前記第1及び第2の部材の一方が、前記可動刃の前記搬送部による搬送方向上流側において前記可動刃に固定されていることを特徴とする請求項5〜8のいずれか一項に記載の記録媒体搬送機構。 - 前記カッタが、前記搬送部による搬送方向に沿って延在すると共に前記記録媒体の幅方向に沿って移動する回転軸を有する円形刃を含み、
前記デカーラの前記第1及び第2の部材の一方が、前記円形刃に対して前記回転軸の移動方向上流側に固定されていることを特徴とする請求項5〜8のいずれか一項に記載の記録媒体搬送機構。 - 前記カッタが、前記搬送部による搬送方向に沿って延在すると共に前記記録媒体の幅方向に沿って移動する回転軸を有する円形刃を含み、
前記デカーラが、前記記録媒体の幅方向に関して前記カッタの両側に設けられており、
前記カッタの回転軸の移動方向に応じて前記デカーラのいずれによって巻き癖矯正を行うかを切り換える切換機構をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の記録媒体搬送機構。 - ロール状に巻回された記録媒体を搬送する記録媒体搬送機構と、
前記記録媒体搬送機構により搬送されてきた記録媒体に画像を記録する記録ヘッドと、
を備え、
前記記録媒体搬送機構が、ロール状に巻回された記録媒体をその一端から引き出しつつ搬送する搬送部と、前記記録媒体を所定長さに切断するカッタと、前記記録媒体の巻き癖を矯正するデカーラと、前記カッタの切断動作に伴って前記デカーラによる巻き癖矯正が行われるように前記カッタ及び前記デカーラを駆動する駆動部と、を有することを特徴とする画像記録装置。 - 前記記録ヘッドに前記記録媒体が到達する前に前記カッタの切断動作及び前記デカーラによる巻き癖矯正が行われるように、前記駆動部を制御する制御手段をさらに備えたことを特徴とする請求項12に記載の画像記録装置。
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