JP2007131348A - フレキシブルコンテナーバック - Google Patents
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Abstract
【課題】内容物である粉粒体の排出時に、作業環境を悪化させ、人体に悪影響を与える事がある粉塵の発生を防止し、効率的な作業を可能にするフレキシブルコンテナーバックの提供。
【解決手段】底面排出部を3層スカート構造にし、最外層スカート2で内容物の保持を、中間層スカート3を結束紐5を用いて受器投入口外周7と一体化し、最内層スカート4を受器投入口内部に垂らし込む構造により粉塵の発生を防止するフレキシブルコンテナーバックであって、中間層スカート3には縦スリット6を設け、その端部に受器投入口外周と結束できる結束紐5を付属し、最内層スカート4の開封操作は縦スリット6を介して行う事により粉塵発生が防止できる事を特徴とするフレキシブルコンテナーバック。
【選択図】図2
【解決手段】底面排出部を3層スカート構造にし、最外層スカート2で内容物の保持を、中間層スカート3を結束紐5を用いて受器投入口外周7と一体化し、最内層スカート4を受器投入口内部に垂らし込む構造により粉塵の発生を防止するフレキシブルコンテナーバックであって、中間層スカート3には縦スリット6を設け、その端部に受器投入口外周と結束できる結束紐5を付属し、最内層スカート4の開封操作は縦スリット6を介して行う事により粉塵発生が防止できる事を特徴とするフレキシブルコンテナーバック。
【選択図】図2
Description
本発明は、粉粒体や、ペレット等を充填して保管及び輸送する為の筒状フレキシブルコンテナーバックに関する。
例えば触媒や活性炭等の粉体や粉粒体や、ペレット等を大量に輸送する為にフレキシブルコンテナーバックを利用する頻度が増加している。(例えば特許文献1参照)フレキシブルコンテナーバックはクレーンやホイストによって受器上部に吊り上げられ底面部の開放によって粉粒体や、ペレット等の内容物を受器投入口に排出する。
しかし、このように底面部を開放する方法においては粉塵が発生しやすい。粉塵は作業環境を悪化させると共に人体に悪影響を与える事があり、粉塵発生は好ましくない。また吊り上げられたフレキシブルコンテナーバックからの内容物の排出時にはフレキシブルコンテナーバックを打撃、動揺させる事によって排出を促す場合が多い。この様な打撃や動揺操作も粉塵発生を誘発する。例えばこのような発塵が貴金属担持粉末触媒で生じた場合、粉塵として失われる貴金属量は経済的にも無視できない損失になっている。
これらの問題を解決する為に特許文献2にはフレキシブルコンテナーバックの排出部に弾性材料からなる弁を設ける事により粉塵発生を防止すると言う提案がなされている。
特開2004−352288公報 特開平7−285590公報
フレキシブルコンテナーバックからの粉粒体の排出時の粉塵発生を防止するいくつかの装備装置が考案されているが、費用が高価になっている。またフレキシブルコンテナーバックは様々な使用状況で使われる場合が多く、特定の装備装置は使用制限をされる場合が多い。また粉塵発生を注意する為に内容物排出に時間が掛かりすぎてしまう問題がある。
本発明は内容物である粉粒体排出時に粉塵発生を防止する構造を有し、短時間で内容物である粉粒体を排出し、安価で様々な条件で使用可能なフレキシブルコンテナーバックを提供する事を目的とする。
上記目的を達成するための本発明のフレキシブルコンテナーバックは、上面部に粉粒体およびペレットの充填口を有し、底面部に排出口を有し、胴部が筒状のフレキシブルコンテナーバックであって、底面部排出口の封止に3層スカート構造を有する。
上記目的を達成するための本発明のフレキシブルコンテナーバックは、底面部排出口の封止に用いる3層スカートの最外層は保管時及び移動時の内容充填物の保持を行い、中間層は端部より底面までに渡る縦スリットを有し端部二箇所に結束用の紐を有し、最内層は筒状で端部に結束用の紐を有する。
上記目的を達成するための本発明のフレキシブルコンテナーバックは、前記3層スカートの中間層は粉体受器側の投入口外周に巻き端部に付属する紐より結束され、受器とフレキシブルコンテナーバックの排出口を一体化させる構造を有する。
上記目的を達成するための本発明のフレキシブルコンテナーバックは、前記3層スカートの最内層の結束を解く際には中間層の縦スリットより操作し、最内層の結束解放後は最内層が受器の内側に入り込む構造を有する。
上記目的を達成するための本発明のフレキシブルコンテナーバックは、胴部の形状断面が円もしくは多角形の形状を有する。
本発明によってフレキシブルコンテナーバックからの内容物である粉粒体の排出時の発塵発生が効果的に抑えることができた。本発明品を用いた排出操作は打撃や動揺を与えても粉塵は殆ど漏洩せず、環境への粉塵の漏洩は殆ど無かった。例えば貴金属担持粉末触媒において本発明を使用した場合、従来品では発塵するために漏洩していた高価な貴金属の逸失を防止でき、大きな経済的な効果が認められる。
本発明はフレキシブルコンテナーバックの底面排出部を3層スカート構造とし、最外層で充填運搬時に内容物がこぼれないように結束を確実にし、中間層は受器投入口を外側から囲い発塵を防止し、最内層は受器投入口内部に垂らし込まれる構造を有する事により、粉粒体を外部に飛散させることなく投入させ粉塵発生の防止性を向上させ、内容物である粉粒体の排出性を向上させる。
本発明のフレキシブルコンテナーバックは底面排出部の3層スカート構造の中間層は端部より底面までに渡る縦スリットを有し、スリットの端部二箇所に受器投入口との結束用の紐を有している。粉粒体の排出投入時には中間層を受器投入口の外周部を囲うようにし、このスリット端部二箇所に結束された紐で受器投入口とフレキシブルコンテナーバックを結合させる。この中間層はスカート構造であるため色々な形状や大きさに対応する事ができる。受器投入口との結束は付属の紐で行い色々な形状や大きさに対応する事ができる。またスカートの端部を付属の紐で結束する為、操作性が簡単であると言う利点もある。
受器投入口の外周部を囲うように結束されたスカートの中間層に設けられたスリットを介して最内層の結束が開放され粉粒体が自重で排出し始める。最内層は受器投入口やの内部に垂らし込まれるように開放される。この状態ではフレキシブルコンテナーバック内面と繋がっている最内層が受器投入口の内部に垂らし込まれ、中間層が受器の外周部を覆っているので粉塵発生は防止される。加えて排出が開始されたらすみやかにスリットを閉じる事によってより効果の高い粉塵発生を防止する事ができる。
図1は本発明のフレキシブルコンテナーバックの構造を示す概略図である。前記内容物である粉粒体を充填する際は、フレキシブルコンテナーバックが空の状態で最内層スカート4を結束し、中間層スカート3も結束し、最後に最外層スカート2を結束する。保管運搬時に内容物充填状態を保持するのは最外層スカート2を主に用いる。
内容物である粉粒体を充填したフレキシブルコンテナーバックは排出を行う受器投入口の上部にクレーンやホイストで吊り上げられる。排出の操作は図2の様な構造になる。最外層スカート2は内容物の保持に主に機能するため、内容物排出操作時には全開とする。中間層スカート3は受器投入口7の外周を囲い付属の結束紐5で結束し受器投入口と一体化する。中間層スカート3及び結束紐5はどれも柔軟な構造であり、受器投入口の形状に合わせて自由に結束できる。最内層スカート4の開封操作は中間層スカート6のスリット部から手を入れて行う。その際最内層スカート4は受器投入口内部に垂らし込まれるようにして全開放になる。内容物である粉流体が自重で排出し始めたら、スリット部6は閉じるようにする。このスリット6の閉鎖にはチャック、ボタン等の補助装置をつけると尚粉塵発生防止効果が期待される。
底面部排出口が3層スカートで、中間層スカートは粉体受器側の投入口外周に巻き端部に付属する紐より結束され、受器とフレキシブルコンテナーバックの排出口を一体化させる構造を有し、中間層スカートの縦スリットより開封操作が可能で、最内層の結束解放後は最内層が受器の内側に入り込む構造を有する、本発明の特徴構造を持つフレキシブルコンテナーバックを用いて貴金属活性炭担持型粉末触媒40Kgを内容物として排出操作をしたところ、全排出までの時間は1分半となり大幅に改善され、環境への粉塵の漏洩も殆ど無かった。
比較例として、底面部排出口が3層スカートで、中間層スカートは粉体受器側の投入口外周に巻き端部に付属する紐より結束され、受器とフレキシブルコンテナーバックの排出口を一体化させる構造を有し、中間層スカートの縦スリットより開封操作が可能で、最内層の結束解放後は最内層が受器の内側に入り込む構造を有する事を除いた、実施例1と同様の市販されているフレキシブルコンテナーバックを用いて貴金属活性炭担持型粉末触媒40Kgを内容物として排出操作をしたところ、粉塵発生に留意しての作業で全排出までに5分を要した。しかも発塵の防止は全く行われず、環境へ粉塵が大量に漏洩した。
1. フレキシブルコンテナーバック
2. 最外層スカート
3. 中間層スカート
4. 最内層スカート
5. 受器結束用紐
6. 中間層スカート縦スリット
7. 受器投入口(フランジ)
2. 最外層スカート
3. 中間層スカート
4. 最内層スカート
5. 受器結束用紐
6. 中間層スカート縦スリット
7. 受器投入口(フランジ)
Claims (6)
- 上面部に粉粒体およびペレットの充填口を有し、底面部に排出口を有し、胴部が筒状のフレキシブルコンテナーバックであって、底面部排出口の封止に3層スカート構造を有する事を特徴とするフレキシブルコンテナーバック。
- 底面部排出口の封止に用いる3層スカートの最外層は保管時及び移動時の内容充填物の保持を行い、中間層は端部より底面までに渡る縦スリットを有し端部二箇所に結束用の紐を有し、最内層は筒状で端部に結束用の紐を有する構造の請求項1記載のフレキシブルコンテナーバック。
- 前記3層スカートの中間層は粉体受器側の投入口外周に巻き端部に付属する紐より結束され、受器とフレキシブルコンテナーバックの排出口を一体化させる構造を有する請求項1または2記載のフレキシブルコンテナーバック。
- 前記3層スカートの最内層の結束を解く際には中間層の縦スリットより操作し、最内層の結束解放後は最内層が受器の内側に入り込む構造を有する請求項1〜3のいずれかの項記載のフレキシブルコンテナーバック。
- 胴部の形状断面が円もしくは多角形の形状を有し、請求項1〜4のいずれかの項記載のフレキシブルコンテナーバック。
- 貴金属活性炭担持型粉末触媒や活性炭粉末の輸送、運搬、保管、投入に用いる為の、請求項1〜5のいずれかの項記載のフレキシブルコンテナーバック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005354096A JP2007131348A (ja) | 2005-11-09 | 2005-11-09 | フレキシブルコンテナーバック |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005354096A JP2007131348A (ja) | 2005-11-09 | 2005-11-09 | フレキシブルコンテナーバック |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2007131348A true JP2007131348A (ja) | 2007-05-31 |
Family
ID=38153331
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005354096A Pending JP2007131348A (ja) | 2005-11-09 | 2005-11-09 | フレキシブルコンテナーバック |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2007131348A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111247073A (zh) * | 2017-11-01 | 2020-06-05 | 住友精化株式会社 | 柔性容器 |
-
2005
- 2005-11-09 JP JP2005354096A patent/JP2007131348A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN111247073A (zh) * | 2017-11-01 | 2020-06-05 | 住友精化株式会社 | 柔性容器 |
CN111247073B (zh) * | 2017-11-01 | 2022-12-13 | 住友精化株式会社 | 柔性容器 |
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