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JP2004284625A - フレキシブルコンテナからホッパへの粉状物投入装置 - Google Patents

フレキシブルコンテナからホッパへの粉状物投入装置 Download PDF

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JP2004284625A
JP2004284625A JP2003077879A JP2003077879A JP2004284625A JP 2004284625 A JP2004284625 A JP 2004284625A JP 2003077879 A JP2003077879 A JP 2003077879A JP 2003077879 A JP2003077879 A JP 2003077879A JP 2004284625 A JP2004284625 A JP 2004284625A
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pipe
hopper
charging
air
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JP2003077879A
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Inventor
Hiroaki Kanazawa
宏明 金澤
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Kato Heavy Industries Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Ishikawajima Construction Machinery Co Ltd
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Publication date
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Abstract

【課題】フレキシブルコンテナ内に収納されている粉状物を放出するときに、フレキシブルコンテナが縮んで内部に残留した粉状物を容易に且つ確実に放出させるようにする。
【解決手段】ホッパ9の上端面に設けてある投入口9aの部分に円筒形状の投入管受け10を固定し、この投入管受け10に、投入管11を高さ調整ができるように支持させる。上記ホッパ9の上端面に、投入管11及び投入管受け10を囲むように投入部カバー14を固定する。該投入部カバー14の上端面に、フレキシブルコンテナ1を載置させる投入台15を固定する。該投入台15に載置されたフレキシブルコンテナ1の放出口3を上記投入管11に接続して、粉状物の投入を行わせる。投入管受け10の内側にエア噴射管12の先端部を挿入させ、フレキシブルコンテナ1の内部にエアを噴射させるようにする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は焼却灰や、媒塵、燃え殻等の廃棄物、その他の粉状物を収納して運搬できるようにしてあるフレキシブルコンテナからホッパ内へ粉状物を投入するために用いる粉状物投入装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
たとえば、ごみ等の廃棄物を焼却処理することにより発生する焼却灰や媒塵、燃え殻等の廃棄物を取り扱う場合には、一般に変形し易い材質を有していて内容物を詰めて膨らませると所定の形状になるようにしてあるフレコンバッグと称されているフレキシブルコンテナを用い、該フレキシブルコンテナ内に廃棄物を詰め込んで収納しておくようにし、かかる廃棄物をホッパ内に投入して処理工程へ送るようにする場合には、フレキシブルコンテナの放出口を下向きにしてホッパの上方に吊った状態で位置させて、該放出口をホッパの投入口に合わせた後に、フレキシブルコンテナの放出部を縛っている紐状物を解くことにより、フレキシブルコンテナ内の廃棄物を放出させてホッパ内へ投入させるようにしている。
【0003】
上記フレキシブルコンテナは、内容物としての廃棄物を放出口を通して放出させることによりフレキシブルコンテナ内側が負圧になることと、フレキシブルコンテナ自身の変形し易い材質とによって、該フレキシブルコンテナは縮んで縦方向に伸び、周方向に多数の凹凸が生じることになり、内部の廃棄物がすべて放出されずにフレキシブルコンテナの内側に残留してしまうという事態が発生しているのが実状である。
【0004】
図9(イ)(ロ)はそのフレキシブルコンテナ1の一例を示すもので、内容物としての廃棄物を収納して貯蔵しておけるように、収納部となる本体部1aが、内容物の収納により円筒状又は角筒状に膨らむように柔軟性を有する材質により成形されており、且つ該本体部1aの一端側に、縮径された所要長さの注入口2を有すると共に、他端側に、同じく縮径された所要長さの放出口3を有し、上記注入口2及び放出口3は、縛り紐4,5で縛って閉塞させるようにしてある。又、本体部1aの外側面の周方向複数個所(図では4個所の場合を示す)に、吊りロープ6の取付部7を取り付け、該取付部7に掛けて取り付けた吊りロープ6を、ホイスト等の荷役装置の吊具8にて吊ることにより本体部1aが吊り下げられるようにしてあり、更に、外側をビニール等で覆ってなる二重構造としてある。
【0005】
上記フレキシブルコンテナ1は、内容物としての廃棄物を収納して貯蔵しているときは、図9(イ)のように所定形状になっていて、車輌、船舶等に載せられて輸送されるようにしてあり、一方、吊りロープ6を介して全体を吊り下げた状態で、放出口3の縛り紐5を解いて内容物を放出すると、図9(ロ)に示すように下方へ伸びて縮み、周方向に多数の凹凸状の皺が発生するようになっている。
【0006】
従来、かかるフレキシブルコンテナ1内に収納されている内容物としての廃棄物をホッパ内に放出させるようにする場合、フレキシブルコンテナ1に取り付けてある吊りロープ6にホイスト等の荷役装置の吊具8をかけてフレキシブルコンテナ1自体を吊り上げてホッパの上方へ位置させ、次いで、フレキシブルコンテナ1の下面にある放出口3をホッパの投入口に接続させた後、放出口3を縛っている縛り紐5を解いて放出口3を解放させる。これにより、フレキシブルコンテナ1の本体部1aに収納されている廃棄物は、放出口3から放出され、ホッパ内に投入される。この内容物の放出に伴い、フレキシブルコンテナ1は、内容物の放出による本体部1a内の負圧発生により本体部1aは径方向に縮み始めると共に、柔軟性を有する材質により変形し始め、図9(イ)の状態から下方へ長く垂れ下がるように伸びて(ロ)の状態になり、周方向には多数の凹凸となる縦方向に伸びる皺が生じることになる。
【0007】
これにより、フレキシブルコンテナ1内に収納されていた廃棄物は、すべてが放出されずに凹凸の間等に残るという事態が発生しているのが実状である。
【0008】
かかる事態において、残留している廃棄物を放出させるため、フレキシブルコンテナ1の本体部1aを人力でたたき、本体部1aの内側に付着したりして残っている廃棄物を放出口3の方向へ移動させて放出口3より放出させるようにしている。
【0009】
一方、フレキシブルコンテナを弾性体製として、その内部に収納させた粉体を放出させるときに、その放出を促進させるようにするために、フレキシブルコンテナの本体部の周囲にエアバッグを配置して、該エアバッグに空気を注入、排出することによりエアバッグを膨張、収縮させることによりフレキシブルコンテナを変形させるようにし、粉体放出時に、上記エアバッグを膨張させてフレキシブルコンテナを変形させるようにすると共に、エアバッグを収縮させるとフレキシブルコンテナを元の形状に戻すようにしたものがある(たとえば、特許文献1参照)。又、フレキシブルコンテナ内の粉体を受入ホッパ内へ排出させるために、該受入ホッパ内の中央部にエアノズルを上向きに取り付け、フレキシブルコンテナの放出口側を受入ホッパに嵌合するときに上記エアノズルがフレキシブルコンテナの放出口から該フレキシブルコンテナ内へ挿入するようにし、更に、受入ホッパ内を吸引するための吸引手段と、受入ホッパを振動させる振動手段とを備え、エアノズルからエアを噴出すると共に、吸引手段及び振動手段を作動させるようにしたものがある(たとえば、特許文献2参照)。
【0010】
【特許文献1】
特開平11−278588号公報
【特許文献2】
特開平11−343033号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、フレキシブルコンテナ1を外からたたいて内部に付着する等して残っている廃棄物を放出させるようにしても、残留しているすべての廃棄物を放出させることは難しく、又、たたくことによりフレキシブルコンテナ1内の粉状物が放出口3とホッパの投入口との間より周囲に飛散させる結果となって作業環境を悪化させる問題があり、更に、フレキシブルコンテナ1をたたく作業に手間がかかる反面、作業効率が悪い、等の問題もある。
【0012】
又、特許文献1に記載されているものでは、フレキシブルコンテナの周囲にエアバッグを配置して、該エアバッグを膨張させることによりフレキシブルコンテナを外側から変形させることにより粉体の放出を促進させるようにするものであるが、エアバッグが必要であると共に、フレキシブルコンテナを弾性体として元の形状に戻るようにすることが必要であり、粉体の放出で縮まるようなフレキシブルコンテナには適用できないものである。
【0013】
更に、特許文献2に記載されているものでは、受入ホッパにエアノズルと、受入ホッパ内を吸引する吸引手段と、受入ホッパを振動させる振動手段を備えて、エアノズルからエアを噴出させると共に受入ホッパ内を吸引させて負圧にしながら受入ホッパを振動させるものであり、粉体の放出で縮んだフレキシブルコンテナ内の残留物を外部へ飛散させることなく放出させることはできないものである。
【0014】
そこで、本発明は、フレキシブルコンテナ内の廃棄物を放出させて該フレキシブルコンテナが収縮した後でもたたいたりすることなく残留廃棄物を容易に放出させることができるようにしようとするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するために、ホッパ上端に、ホッパ内へ粉状材料を投入させる投入管を備えて、フレキシブルコンテナの放出口を該投入口に接続できるようにすると共に、上記フレキシブルコンテナを載置させる投入台を上端部に有する投入部カバーを、上記投入管を取り囲むように配置して上記ホッパの上端面に固定し、且つ上記投入管内を通してフレキシブルコンテナ内へエアを吹き込むようにするためのエア噴射管を備えてなり、上記フレキシブルコンテナ内の粉状材料を放出してホッパ内への投入により縮んだ該フレキシブルコンテナをエアで膨らませて投入を行わせるようにした構成とする。
【0016】
粉塵を外部へ飛散させることなくフレキシブルコンテナ内から内容物を放出させてホッパ内へ投入させることができ、この際、縮んだフレキシブルコンテナには空気を噴射させて膨らませ、内部の凹凸をなくし滑らかにできることから、容易に廃棄物を滑り落すことが可能となる。
【0017】
又、投入管を上下動させて高さ調整できるようにすることにより、フレキシブルコンテナの放出口を投入管に接続するときの作業性をよくすることができる。
【0018】
更に、エア噴射管を軸心を中心に回転させるようにしてあるため、先端の噴射口の向きを任意に調整でき、エア噴射時はフレキシブルコンテナ内に効率よくエア噴射ができ、エア噴射停止時は下向きにして放出物がエア噴射口に入ることを防止できる。
【0019】
更に又、集塵用ダクトを排出口に接続させるようにすることにより、粉塵を外部へ飛散させることを防止できる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0021】
図1乃至図8は本発明の実施の一形態を示すもので、図9(イ)(ロ)に示してあるフレキシブルコンテナと同様に、媒塵、燃え殻等の廃棄物が収納されているフレキシブルコンテナ1を、該廃棄物受入用のホッパ9の上方位置で支持した後、該フレキシブルコンテナ1の放出口3を、ホッパ9に固定された投入管受け10に固定できるようにしてある投入管11を通してホッパ9内に連通させるようにし、且つ上記フレキシブルコンテナ1内の粉状物を含む廃棄物を放出口3からホッパ9内に投入すると、上記投入管受け10内に挿入したエア噴射管12の先端噴射口13から噴射されるエアを投入管11を通して放出口3よりフレキシブルコンテナ1内に注入し、廃棄物の放出により縮んだフレキシブルコンテナ1をエアの圧力で膨らませて内面を滑らかにすることにより残留していた粉状廃棄物を放出させるようにする。
【0022】
詳述すると、フレキシブルコンテナ1内の廃棄物を受入れるホッパ9の上端面中央部に、廃棄物を通過させるための投入口9aを設けて、該投入口9aの縁部の上面に、円筒形状の投入管受け10を鉛直に立てて固定すると共に、該投入管受け10を取り囲むような大きさと高さを有する角筒形状の投入部カバー14を、ホッパ9の上端面に載置して該ホッパ9に固定し、該投入部カバー14の上端部に投入台15を固定して、該投入台15にてフレキシブルコンテナ1を載置支持できるようにする。更に、該投入部カバー14には、2つの側面に投入部の点検口16を設けて、該点検口16を開閉蓋17にて開閉できるようにすると共に、カバー14内に発生した粉塵を図示しない集塵機に導くようにするためにカバー上端部に粉塵排出口18を設け、集塵用ダクトを接続できるようにする。
【0023】
上記ホッパ9の上端面に固定してある投入管受け10の上端には、周方向にフランジ19を設け、該フランジ19に、短管としてあり且つ投入管受け10の内径よりも外径が小さくしてある投入管11を投入管受け10に固定するためのニ分割のフランジ20を着脱可能に固定できるようにする。
【0024】
上記ニ分割のフランジ20は、図4(イ)(ロ)に示す如く、投入管11の任意の位置に横方向から嵌着できるように2つ割れ構造としてあって、自由端部同士をワンタッチ式で着脱できる係止具21で係止することによりフランジとして機能するようにしてあり、更に、該係止具21で係止して閉じたときの内径寸法を投入管11の外径とほぼ等しくして内周面にゴム22を貼り付け、且つ外径寸法を上記投入管受け10の上端に設けてあるフランジ19の外径に合わせるようにした構成としてあり、該ニ分割のフランジ20を投入管11に取り付けてから、投入管受け10上端のフランジ19に蝶ナット23で固定することにより、投入管11を投入管受け10に固定することができると共に、該ニ分割のフランジ20を緩めることにより、投入管11と投入管受け10との固定が解除されて投入管11の高さを調整することができるようにしてある。
【0025】
又、上記投入管11の上端部には、バンド24が取り付けてあり、フレキシブルコンテナ1の放出口3を投入管11の上端部に嵌めてバンド24で締め付けることにより、上記放出口3を投入管11に接続することができるようにしてある。
【0026】
更に、上記投入管受け10には、所要大きさの開口25を設けて、前記投入部カバー14を外側より貫通させて横方向に配置したエア噴射管12の先端部を上記開口25を通し内部に挿入して、先端の噴射口13を中央部に位置させるようにすると共に、該先端の噴射口13が任意の方向へ向くことができるようにエア噴射管12を、投入管受け10及び投入部カバー14の各側壁に回転可能に支持させるようにする。
【0027】
上記投入部カバー14へのエア噴射管12の支持部は、図7に詳細を示す如く、カバー14に設けたエア噴射管貫通用の孔26の外側に、中央部に設けた孔の内径部にリング状のグランドパッキン27を組み込んだプレート28と、該プレート28及びグランドパッキン27を押える押えプレート29とを配して、ボルト30及びナット31にて締付け固定してグランドパッキン27でシールするようにしてあり、又、上記投入管受け10へのエア噴射管12の支持部は、図8に詳細を示す如く、いずれも中央部にエア噴射管12を回転可能に挿通させる孔を有している凸状プレート32と、孔の内径部にリング状のグランドパッキン33を組み込んだプレート34と、ベースプレート35と、押えプレート36とを有して、投入管受け10の開口25の周縁部外側に固定した凸状プレート32の外側に、ベースプレート35、グランドパッキン33を組み込んでいるプレート34、押えプレート36の順に重ね、ベースプレート35を凸状プレート32にボルト30及びナット31に締付け固定すると共に、ベースプレート35にプレート34と押えプレート36を一緒にボルト30及びナット31により締付け固定して、グランドパッキン33でシールするようにしてある。
【0028】
図1中、37はホッパ9内の粉塵を図示しない集塵機に導くようにするためにホッパ上端部に取り付けた粉塵排出口、38はフレキシブルコンテナを吊って移動させるホイスト等の荷役装置であり、又、図5中、39はエア噴射管12の後端部にハイカプラ40を介し接続したエア用ゴムホースで、他端部はエア配管にホースニップル41にて接続させるようにしてある。42はエア噴射管12の後端部に取り付けたニ方向ボールバルブで、レバー43の回転操作でエア供給をON、OFFしたり、流量をコントロールすることができるようにしてある。44は投入管受け10の内側に挿入されているエア噴射管12の先端部に廃棄物が堆積するのを防ぐようにする断面山型の覆いで、投入管受け10の開口25を通して凸状プレート32の内側に一端を固定して中央部へ張り出させてある。45はエア配管側の開閉弁である。
【0029】
媒塵、燃え殻等の廃棄物を収納して所定大きさに膨らませてあるフレキシブルコンテナ1内の廃棄物をホッパ9内に投入してホッパ9に受入れさせる場合は、上記廃棄物が収納されているフレキシブルコンテナ1が荷役装置38にて吊ってホッパ9の上方位置まで運搬されて来ると、該フレキシブルコンテナ1を下降させて投入部カバー14の上端の投入台15に載置させて支持させる。なお、フレキシブルコンテナ1は、放出口3の途中位置が縛り紐5で縛られて放出口3から廃棄物が放出されることがないようにしてあって、放出口3は開放された状態になっている。
【0030】
したがって、上記フレキシブルコンテナ1が投入台15上に載置されて支持されると、該フレキシブルコンテナ1の放出口3を、投入部カバー14の内側にある投入管11の上端部に嵌合させてバンド24で締め付けることにより接続させるようにする。この際、フレキシブルコンテナ1の放出口3と投入管11の上端部との位置関係が不充分なときは、ニ分割のフランジ20の係止具21を外すことにより該フランジ20を緩めて投入管11の高さ位置を調整するようにし、該投入管11の高さを調整してフレキシブルコンテナ1の放出口3を投入管11へ嵌合しバンド24で接続させるようにする。投入管11の高さ調整が終ると、2分割のフランジ20を投入管11に固定することによって、該投入管11を投入管受け10に固定させるようにする。
【0031】
上記フレキシブルコンテナ1の放出口3が投入管11に接続されると、該フレキシブルコンテナ1の放出口3を縛っている縛り紐5を解き、収納されていた廃棄物を放出口3より放出させ、投入管11の内側、投入管受け10の内側を経てホッパ9内に投入させるようにする。
【0032】
フレキシブルコンテナ1は、収納された廃棄物の放出により原型を保てなくなると共に廃棄物の放出による内部の負圧に伴い径方向に収縮し始める。フレキシブルコンテナ1が径方向に収縮すると、縦方向に伸びる皺が多数発生することになって、内部の粉状の廃棄物が皺による折曲げ部に付着して放出されずに残留する。
【0033】
本発明では、上記フレキシブルコンテナ1内の廃棄物の放出を開始して、廃棄物の放出に伴いフレキシブルコンテナ1が縮まって来ると、エア噴射管12を回転させて、先端の噴射口13が上向きとなるようにした後、該エア噴射管12に接続されているゴムホース39をエア配管にホースニップル41により接続させる。上記エア噴射口13が上向きになっているか否かは、ニ方向ボールバルブ42の操作用レバー43の位置により知ることができるようにしてあり、該操作用レバー43の位置とエア噴射口13の向きとを一致させておくことにより、操作用レバー43を図示の如く上部に位置させることでエア噴射口13が上向きとすることができる。この際、投入管受け10と投入部カバー14に設けたエア噴射管12の支持部には、各々グランドパッキン27,33が取り付けられてエア噴射管12と投入管受け10及び投入部カバー14側との間をシールするようにしてあるため、エア噴射口13を上向きにするためエア噴射管12を回転させても粉塵が外部へ飛散することはない。
【0034】
次に、上記ニ方向ボールバルブ42の操作用レバー43を回してエア噴射管12内をエアが流通できるようにし、エア噴射口13から投入管受け10、投入管11内を通しフレキシブルコンテナ1内にエアを吹き込んで、該フレキシブルコンテナ1を膨張させ、内面を皺のない滑らかな状態にする。これによりフレキシブルコンテナ1の内面に付着して残留していた粉状の廃棄物をフレキシブルコンテナ1の内面から離脱させて落下させることができて、放出口3から放出させることができる。
【0035】
上記フレキシブルコンテナ1内の粉状廃棄物を放出しているときにおいて、フレキシブルコンテナ1の放出口3は、ホッパ9の投入口9aに連通するように固定されている投入管受け10に固定された投入管11に接続されており、又、上記投入管11及び投入管受け10の外側には、ホッパ9に固定されている投入部カバー14で設けられているため、粉塵が外部へ飛散することはなく、上記投入部カバー14内に万一飛散する粉塵は、排出口18から図示しない集塵用ダクトにより集塵機へ導かれ、又、ホッパ9内の粉塵は、排出口37より図示しない集塵用ダクトにより集塵機に導かれるので、周囲に粉塵を飛散させて作業環境を悪化させるという問題はない。
【0036】
フレキシブルコンテナ1内の廃棄物を放出させてホッパ9内に投入して縮まった該フレキシブルコンテナ1を、エア噴射管12よりエアを吹き込んで膨らませることにより、残留していた粉状の廃棄物を放出させ終ると、ニ方向ボールバルブ42と開閉弁45を閉じてエア供給を遮断した状態にしてエア噴射管12を回転し、先端のエア噴射口13が下向きとなるようにする。その後、投入部カバー14の投入管11のバンド24を外して、該投入管11よりフレキシブルコンテナ1の放出口3を取り外すと、空になったフレキシブルコンテナ1を荷役装置38で別の場所へ移動させるか、荷役装置38から外して投入台15上より撤去させるようにする。
【0037】
このようにして、投入台15からフレキシブルコンテナ1がなくなると、同様の廃棄物が収納されている別のフレキシブルコンテナ1をホイスト等の荷役装置38で吊って搬入し、投入台15上に置いて放出口3を投入管11に接続し、以後前述した要領でフレキシブルコンテナ1内の廃棄物を放出させるようにする。
【0038】
本発明においては、フレキシブルコンテナ1内の廃棄物を放出させることにより縮まったフレキシブルコンテナ1をたたくことなく、内部にエアを吹き込んで膨らませてフレキシブルコンテナ1内を滑らかにすることにより残留していた廃棄物を放出させることができ、周囲に粉塵を飛散させることなく、簡単に且つ確実に放出させることができて、作業時間と作業労力を大幅に低減することが可能である。
【0039】
なお、本発明は上記した実施の形態のみに限定されるものではなく、たとえば、投入部カバー14は角筒形状としたものを示したが、点検口16の部分を除く他の部分は円弧形状、その他の形状としてもよいこと、フレキシブルコンテナ1に収納して取り扱う材料を廃棄物とした場合について説明したが、廃棄物に限らず、粉状の材料で同様に取り扱うことができるものであれば、どのようなものでもよいこと、その他本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0040】
【発明の効果】
以上述べた如く、本発明のフレキシブルコンテナからホッパへの粉状物投入装置によれば、次のような優れた効果を奏し得る。
(1)ホッパ上端に、ホッパ内へ粉状材料を投入させる投入管を備えて、フレキシブルコンテナの放出口を該投入口に接続できるようにすると共に、上記フレキシブルコンテナを載置させる投入台を上端部に有する投入部カバーを、上記投入管を取り囲むように配置して上記ホッパの上端面に固定し、且つ上記投入管内を通してフレキシブルコンテナ内へエアを吹き込むようにするためのエア噴射管を備えてなり、上記フレキシブルコンテナ内の粉状材料を放出してホッパ内への投入により縮んだ該フレキシブルコンテナをエアで膨らませて投入を行わせるようにした構成としてあるので、粉塵を外部へ飛散させることなくフレキシブルコンテナ内から粉状材料をホッパ内へ投入させることができ、この際、放出により縮んだフレキシブルコンテナはエアを噴射して膨らますことができるため、フレキシブルコンテナの縮みによる凹凸をなくし滑らかにすることができて、材料を滑り落すことができ、縮んで残留していた材料を簡単に且つ確実にホッパ内へ投入できる。これにより従来の如き作業員の労力と作業時間を低減できる。
(2)投入管を上下動させて高さ調整できるようにすることにより、フレキシブルコンテナの放出口を投入管に接続するときの作業性がよくなると共に接続を容易且つ確実に行うことができる。
(3)エア噴射管を軸心を中心に回転できるようにして先端のエア噴射口の向きを調整できるようにすることにより、エア噴射時にエア噴出口を任意の向きにできて、フレキシブルコンテナ内へ効率よくエアを噴射できて粉状材料を残さずに放出させることができ、又、エア噴射の停止時はエア噴射口を下向きとして粉状材料がエア噴射口に入ることを防止できる。
(4)エア噴射管の先端部を投入管受けに回転可能且つシール可能に挿通させていることから、エアの洩れや粉塵の外部流出を防止できる。
(5)投入部カバーの排出口に集塵用ダクトを接続して粉塵の集塵を行わせるようにすることにより、万一投入部カバー内に洩れた粉塵の外部への飛散を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフレキシブルコンテナからホッパへの粉状物投入装置の実施の一形態を示す概要図である。
【図2】図1に示すホッパ上面に備える投入管を投入管受けに固定する要領を示す拡大側面図である。
【図3】図1のA方向よりの切断平面図である。
【図4】図2に示す投入管に取り付けるニ分割フランジを示すもので、(イ)は投入管に取り付けた状態の平面図、(ロ)は分割させた状態を示す平面図である。
【図5】エア噴射管を示すもので、(イ)は投入部カバー及び投入管受けに挿通させている図1のV部の拡大図、(ロ)は(イ)のB部矢視図である。
【図6】図5の平面図である。
【図7】投入部カバーにおけるエア噴射管の支持部の断面図である。
【図8】投入管受けにおけるエア噴射管の支持部の断面図である。
【図9】フレキシブルコンテナの一例を示すもので、(イ)は内容物を貯蔵している状態を示す概略図、(ロ)は内容物を放出したときの状態を示す概略図である。
【符号の説明】
1 フレキシブルコンテナ
3 放出口
5 縛り紐
9 ホッパ
10 投入管受け
11 投入管
12 エア噴射管
13 エア噴射口
14 投入部カバー
15 投入台
18 粉塵排出口
20 ニ分割フランジ
21 係止具
27 グランドパッキン
33 グランドパッキン
37 粉塵排出口

Claims (4)

  1. ホッパ上端に、ホッパ内へ粉状材料を投入させる投入管を備えて、フレキシブルコンテナの放出口を該投入口に接続できるようにすると共に、上記フレキシブルコンテナを載置させる投入台を上端部に有する投入部カバーを、上記投入管を取り囲むように配置して上記ホッパの上端面に固定し、且つ上記投入管内を通してフレキシブルコンテナ内へエアを吹き込むようにするためのエア噴射管を備えてなり、上記フレキシブルコンテナ内の粉状材料を放出してホッパ内への投入により縮んだ該フレキシブルコンテナをエアで膨らませて投入を行わせるようにしたことを特徴とするフレキシブルコンテナからホッパへの粉状物投入装置。
  2. 投入管を、ホッパに固定した投入管受けに上下動可能に支持させるようにすると共に、該投入管受けの上端に取り付けたフランジに、投入管に着脱可能に取り付けるフランジを固定することにより投入管を投入管受けに固定支持させるようにし、且つ投入管に取り付けるフランジを緩めると該投入管の高さ調整ができるようにしてある請求項1記載のフレキシブルコンテナからホッパへの粉状物投入装置。
  3. エア噴射管先端のエア噴射口の向きが調整できるようにエア噴射管の先端部を投入管受けの側壁に軸心を中心に回転可能且つシール可能に通してフレキシブルコンテナ内へエアを吹き込めるようにした請求項1又は2記載のフレキシブルコンテナからホッパへの粉状物投入装置。
  4. 投入部カバーに集塵用ダクト接続のための排出口を設けた請求項1、2又は3記載のフレキシブルコンテナからホッパへの粉状物投入装置。
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