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JP2006171833A - Plcのデータ交換システム、及びplcのデータ交換システムの制御方法 - Google Patents

Plcのデータ交換システム、及びplcのデータ交換システムの制御方法 Download PDF

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JP2006171833A JP2004359622A JP2004359622A JP2006171833A JP 2006171833 A JP2006171833 A JP 2006171833A JP 2004359622 A JP2004359622 A JP 2004359622A JP 2004359622 A JP2004359622 A JP 2004359622A JP 2006171833 A JP2006171833 A JP 2006171833A
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Motoharu Suzuki
元治 鈴木
Yuugo Sunaga
祐悟 須長
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Fuji Electric FA Components and Systems Co Ltd
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Abstract

【課題】 ネットワーク接続され、タクトにより制御される複数の装置における大容量IOデータ領域のリフレッシュを、メモリ容量の小さい安価な伝送用のLSIを用いて高速に行うことができるPLCのデータ交換システムを提供する。
【解決手段】 CPU1が備えるIO領域を、リフレッシュの際に1タクト毎にデータ交換が行われる直結IO領域と、複数タクト毎に1回のデータ交換が行われるリモートIO領域とに区分し、さらに、リモートIO領域を、リモートマスタi(4〜7)に対応した複数のデータ領域に区分する。リモートIO領域をリフレッシュする際には、CPU1からの出力データが伝送されるリモートマスタのネットワーク上の局番を、1タクト毎に順次切り替えると共に、CPU1が入力するデータの伝送を担うリモートマスタのネットワーク上の局番を、1タクト毎に指定する。
【選択図】図1

Description

本発明はプログラマブルコントローラ(以下、「PLC」と略称する)のデータ交換システム、及びPLCのデータ交換システムの制御方法に係り、特に、FA(ファクトリ・オートメーション)等の分野において、複数の装置(産業用機器)をネットワーク接続し、これらの装置間でデータ交換を行う、PLCのデータ交換システム、及びPLCのデータ交換システムの制御方法に関する。
従来、FA等の分野において、複数の装置(産業用機器)をネットワーク接続したシステムが、コントローラとして開発されている。このコントローラなるシステム概念は、当業界では、非常に広い意味で使用されており、例えば、リレー回路のようにシーケンス制御を行う電子装置(制御系)、及び当該制御系で制御される産業用機器(被制御系)全般を一括して含むシステムのことを指す言葉として慣用されている。この用語は、これらの産業用機器(被制御系)が、また、何等かの制御系を構成していることを考えるならば、まずは妥当な慣用語であると言えよう。
近年は、このリレー回路に代わる電子装置(制御系)として、CPUが使用され、かつプログラムも、コンピュータ用言語よりも簡単なシーケンス制御用のプログラムが開発されている。これにより、ユーザが、現場で、制御アルゴリズム(プログラム)を簡単に変更することが可能となり、よって、前述の意味でのコントローラは、プログラマブルコントローラ(PC)と呼ばれるようになったが、この名称ではパーソナルコンピュータと紛らわしいために、当業界では、このプログラマブルコントローラのことを、プログラマブル・ロジック・コントローラ(PLC)と呼ぶことが多い。
よって、以下の説明では、PLCと書いて、これをプログラマブルコントローラのことを示すものとする。また、特に、以下の説明では、このPLCを、CPU、各種の入出力装置、リモートマスタ、及び通信モジュール等がネットワーク接続されていて、これらの装置間でデータ交換を行うシステムのこととし、これを「PLCのデータ交換システム」と表現している。
ここで、前記の各種の入出力装置とは、少なくとも前記IOデータ交換機構を備えた装置という意味であり、よって、必ずしもデータの記憶だけを任務とする装置(即ち、コンピュータシステムとしての入出力装置)のみを意味するものではない。また、受け渡しされるIOデータの処理方法については、特に問われない。
以下、前述の意味でのPLCのデータ交換システムに属する各装置間で、データ交換を行う際に、データの受渡しが行われる各装置内の領域、即ち入出力データ領域(以下、「IO領域」と略記する)の従来の構成について説明する。
図25は、従来の、PLCのデータ交換システムの1構成例を示す構成図である。
また、図26は、従来のPLCを使用した装置間でデータ交換を行うデータ交換システムのIO領域を示す領域マップである。
図25に示すデータ交換システムは、従来の一般的なデータ交換システムであり、アプリケーションを実行するCPU91(演算部)、入出力装置(直結入力装置92、直結出力装置93、リモートマスタ1(94)、リモートマスタ2(95)、リモートマスタ3(96)、及びリモートマスタ4(97))、及び通信モジュール98等の制御対象となる複数の装置の各々が、伝送網90に接続されて、全体としてネットワークを構成している。
伝送網90に接続されている各装置は、CPU91も含めてPLCを備えて構成される。
また、伝送網90に接続されている各装置は、CPU91も含めて、全ての装置が、ネットワークインタフェースを備えており、近年ではネットワークインタフェース専用のLSIを備えている場合が多い。
図26は、前述のとおり、図25に示す従来のデータ交換システムの各装置に設けられるIO領域の領域マップ(以下、「IOマップ」と略称する)を示している。
同図に示すIOマップ上には、制御対象である前記の各入出力装置に対応させてIO領域が割り当てられている。
なお、PLCについては、入出力ユニットにおける入力信号から出力信号への変換を、PLCを介さずにデコード回路を使用して行うことにより、入出力信号の点数を拡張可能にする方法が開示されている(特許文献1参照。)。
特開平6−149319号公報
しかしながら、上記背景技術で述べた従来のPLCのデータ交換システムにあっては、ネットワークインタフェースに専用のLSIが使用される場合が多く、このような専用のLSIは、コスト(単価)を抑える必要から、伝送用のメモリ容量が小さく設定されているため、一度に交換できるデータの情報量が制限されている。
一方、入出力データを制御するPLCについては、近年、演算性能が向上する傾向にあり、より大量の入出力データを、1つのPLCで制御することができる処理能力を備えるものも提供されている。
しかしながら、前述のネットワークインタフェース専用のLSIメモリにおける容量の制約から、IO交換の量が限られているため、接続できる入出力装置の台数(点数)を、PLCの能力に見合って増やすことができないといった問題点があった。
また、システム全体として大容量の入出力装置の入出領域のデータを入れ換える(入出領域が保持しているデータを更新することであり、以下、「IOリフレッシュ」または「IO領域リフレッシュ」、若しくは単に「リフレッシュ」と略称する)場合には、転送するデータ量が多いために、転送の周期を長くとる必要があるが、システムによっては、短周期でIOリフレッシュしたいリモートマスタ(のスレーブ)と、周期が長くてもよいリモートマスタ(のスレーブ)とが、混在してCPUに接続されている場合があり、このような場合でも、前記大容量の入出力装置の存在により、システム全体の転送周期が長周期側に合わせられるので、短周期でIOリフレッシュしたいスレーブに対して、短周期のIOリフレッシュを行うことができなくなるという問題点があった。
以下、本発明に際して、特に解決を意図した課題に説明する。
図27は、本発明に際しての課題を示したPLCのデータ交換システムの1構成例を示す構成図である。
図27に示すPLCのデータ交換システムは、アプリケーションを実行するCPU81(演算部)、入出力装置(直結入力装置82、直結出力装置83、リモートマスタ1(84)、リモートマスタ2(85)、リモートマスタ3(86)、及びリモートマスタ4(87))、及び通信モジュール88等の制御対象となる複数の装置の各々が、伝送網80に接続されて、全体としてネットワークを構成している。
伝送網80に接続されている各装置は、CPU81も含めて、全ての装置が、ネットワークインタフェースを備えているものとする。また、このネットワークインタフェースは、ネットワークインタフェース専用のLSIで構成されていてもよいものとする。
図27に示すデータ交換システムの構成は、図25に示す従来のPLCのデータ交換システムの構成と略同じであが、伝送網80には、直結入力装置82、直結出力装置83、サーボ89といった、CPU81からの短周期でのIOリフレッシュが必要な入出力装置が接続されている一方、リモートマスタ1(84)のスレーブのような、入出力データの容量が大容量ではあるが、長周期のIOリフレッシュであっても構わない入出力装置も、同一ネットワーク(伝送網80)上に接続されている。また、リモートマスタ2〜4(84〜87)のスレーブの中にも、CPU81からの短周期でのIOリフレッシュが必要なものが含まれている場合がある。
そこで、本発明に際しては、この点に着目し、全体の入出力データ量を多くしながらも、短周期のIOリフレッシュを必要とするリモートマスタスレーブには短周期でのIOリフレッシュを提供すべきことを、1つの課題としている。
また、リモートマスタ(スレーブIOのホスト)には、様々な種類があり、各リモートマスタから該当するスレーブIOまでのリフレッシュ可能周期によって、CPU81と各リモートマスタ間のリフレッシュ要求期間は様々となる。
例えば、スレーブIOとのリフレッシュ周期が100〔msec〕であれば、CPUとリモートマスタ間のリフレッシュ周期は100〔msec〕であればよく、仮に10〔msec〕程度の短周期リフレッシュをしているとすれば過剰であり、本システム全体から見てネットワーク性能が無駄に使われていることになる。
そこで、本発明に際しては、この点にも着目し、リモートマスタの要求に合わせて効率的にネットワーク処理することを、1つの課題としている。
さらに、単純に、入力、出力の対象となるリモートマスタをタクトごとに順次変えていく方式についても改良の余地がある。即ち、PLCを使用したシステムでは、IOが複数台接続されるが、IO間での出力タイミング時間差、入力データ収集時間差が、所定の範囲内に収まるべきことが要求される場合がある。よって、前記所定範囲の時間が、タクトごとの順次切替の周期よりも短い場合には、前記方式が適用できない。
そこで、本発明に際しては、この点にも着目し、その対策を1つの課題としている。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであって、ネットワーク接続され、タクトにより制御される複数の装置における大容量IOデータ領域のリフレッシュを、メモリ容量の小さい安価な伝送用のLSIを用いて高速に行うことができるPLCのデータ交換システムを提供することを目的としている。
また、本発明の他の目的は、ネットワーク接続され、タクトにより制御される複数の装置における大容量IOデータ領域のリフレッシュを、メモリ容量の小さい安価な伝送用のLSIを用いて高速に行うことができるPLCのデータ交換システムの制御方法を提供することにある。
本発明は、上記した従来のPLCのデータ交換システムの課題に鑑みてなされたものであり、タクトにより制御されるIOデータ交換機構を備えた、CPUを含む複数の装置の各々が、ネットワーク接続されて成るプログラマブルコントローラ(以下、「PLC」と略称する)のデータ交換システムにおいて、前記CPUが備えるIO領域を、リフレッシュの際に1タクト毎にデータ交換が行われる直結IO領域と、複数タクト毎に1回のデータ交換が行われるリモートIO領域とに区分しておく手段と、前記リモートIO領域を、リモートIO装置に対応した複数のデータ領域に、さらに区分しておく手段と、前記リモートIO領域をリフレッシュする際に、前記CPUからの出力データが伝送されるリモートIO装置の前記ネットワーク上の局番を、1タクト毎に順次切り替えると共に、前記CPUが入力するデータの伝送を担うリモートIO装置の前記ネットワーク上の局番を、1タクト毎に指定する手段とを備えたことを特徴とするデータ交換システムを提供するものである。
このように構成したことにより、IOデータ交換機構のIO領域は、短周期リフレシュが可能な直結IO領域と、短周期でなくてもよいリモートIO領域とに分けられ、さらにCPUには、大容量IO装置(リモートマスタ等)に対して、収集した入力データをネットワーク上に送出してもよい」との許可を順次与える一方、このIO装置に対してCPUからの最新の出力データを与える最新の出力データを順次与えるスケジュール作成・実行機能(以下、「スケジュール機能」と略称する)が備えられ、さらに、リモートマスタ等の大容量IO装置には、CPUからの入力データ送出指示を受けて、最新入力データをネットワークに送出する機能が備えられ、これにより、規定された所定の伝送サイクルで、CPUが指定するIO装置から最新の入力データを吸い上げることを可能にし、また、これとは逆に、CPUが指定するIO装置へ出力データを与えることを可能にするデータ交換システムを、メモリ容量の小さい安価な伝送用LSIを使用する場合であっても提供することができる。なお、本システムを構成するネットワークの形態については特に指定する必要がなく、ネットワーク上の各ノード(CPU、IO装置、及び通信モジュール等)には、最低限、ネットワーク上の局番など固有の情報を持たせることが求められるだけであり、よって、シリアル通信ネットワーク、及びバスに限定されることはない。
また、本発明は、タクトにより制御されるIOデータ交換機構を備えた複数の装置の各々が、ネットワーク接続されて成るPLCのデータ交換システムにおいて、前記CPUが備えるIO領域を、リフレッシュの際に1タクト毎にデータ交換が行われる直結IO領域と、複数タクト毎に1回のデータ交換が行われるリモートIO領域とに予め区分しておく手段と、前記リモートIO領域を、リモートIO装置に対応した複数のデータ領域に、さらに予め区分しておく手段と、前記リモートIO領域をリフレッシュする際に、リフレッシュ周期が長いリモートIO装置については、前記CPUからの出力データの伝送間隔と、前記CPUへのデータの入力間隔とを、いずれも長くするように制御すると共に、リフレッシュ周期が短いリモートIO装置については、前記CPUからの出力データの伝送間隔と、前記CPUへのデータの入力間隔とを、いずれも短くするように制御する手段とを備えたことを特徴とするデータ交換システムを提供するものである。
このように構成したことにより、IOデータ交換機構のIO領域は、短周期リフレシュが可能な直結IO領域と、短周期でなくてもよいリモートIO領域とに分けられ、さらにCPUには、大容量IO装置(リモートマスタ等)に対して、「収集した入力データをネットワーク上に送出してもよい」との許可を与える一方、この装置に対してCPUからの最新の出力データを与えるスケジュール作成・実行機能(以下、「スケジュール機能」と略称する)が備えられ、さらに、リモートマスタ等の大容量IO装置には、CPUからの入力データ送出指示を受けて、最新入力データをネットワークに送出する機能が備えられ、しかも、リモートIO領域をリフレッシュする際に、リフレッシュ周期が長いリモートIO装置については、CPUからの出力データの伝送間隔と、CPUへのデータの入力間隔とが、いずれも長くなるように制御すると共に、リフレッシュ周期が短いリモートIO装置については、CPUからの出力データの伝送間隔と、CPUへのデータの入力間隔とが、いずれも短くなるように制御するので、これにより、リモーマスタ等の大容量IO装置が要求するリフレッシュ周期を満たす間隔を確保した伝送サイクルで、CPUが指定するIO装置から最新の入力データを吸い上げることを可能にし、また、これとは逆に、CPUが指定するIO装置へ出力データを与えることを可能にするデータ交換システムを、メモリ容量の小さい安価な伝送用LSIを使用する場合であっても提供することができる。なお、本システムを構成するネットワークの形態については特に指定する必要がなく、ネットワーク上の各ノード(CPU、IO装置、及び通信モジュール等)には、最低限、ネットワーク上の局番など固有の情報を持たせることが求められるだけであり、よって、シリアル通信ネットワーク、及びバスに限定されることはない。
さらに、本発明は、タクトにより制御されるIOデータ交換機構を備えた、CPUを含む複数の装置の各々が、ネットワーク接続されて成るPLCのデータ交換システムにおいて、前記CPUが備えるIO領域を、リフレッシュの際に1タクト毎にデータ交換が行われる直結IO領域と、複数タクト毎に1回のデータ交換が行われるリモートIO領域とに予め区分しておく手段と、前記リモートIO領域を、リモートIO装置に対応した複数のデータ領域に、さらに予め区分しておく手段と、本システムの運用に先立って、前記ネットワークに接続された複数のリモートIO装置を、リフレッシュに係るデータの交換タイミングに基づいて複数のグループに分けると共に、前記複数のグループの各々にグループ番号を付与する手段と、前記リモートIO装置の各々に、前記のいずれのグループに属しているかを、前記グループ番号により通知する手段と、前記リモートIO領域をリフレッシュする際に、前記CPUからの出力データが伝送される前記グループを順次切り替えると共に、前記CPUが入力するデータの伝送を担う前記グループのグループ名を指定する手段とを備えたことを特徴とするデータ交換システムを提供するものである。
このように構成したことにより、IOデータ交換機構のIO領域は、短周期リフレシュが可能な直結IO領域と、短周期でなくてもよいリモートIO領域とに分けられ、さらに、本システム運用に先立って、CPUが、ネットワーク上に接続された複数のリモートIO装置を、リフレッシュに係るデータの交換タイミングに基づいて複数のグループに分け、前記複数のグループの各々にグループ番号を付与しておき、さらにCPUには、このグループ番号で指定する方法で、前記グループに対して、収集した入力データをネットワーク上に送出してもよい」との許可を順次与える一方、このグループに対してCPUからの最新の出力データを順次与えるスケジュール作成・実行機能(以下、「スケジュール機能」と略称する)が備えられ、さらに、リモートマスタ等の大容量IO装置には、CPUからの入力データ送出指示を受けて、最新入力データをネットワークに送出する機能が備えられ、これにより、規定された所定の伝送サイクルで、CPUが指定するIO装置から最新の入力データを吸い上ることを可能にし、また、これとは逆に、CPUが指定するIO装置へ出力データを与えることを可能にするデータ交換システムを、メモリ容量の小さい安価な伝送用LSIを使用する場合であっても提供することができる。なお、本システムを構成するネットワークの形態については特に指定する必要がなく、ネットワーク上の各ノード(CPU、IO装置、及び通信モジュール等)には、最低限、ネットワーク上の局番など固有の情報を持たせることが求められるだけであり、よって、シリアル通信ネットワーク、及びバスに限定されることはない。
また、本発明は、上記した従来のPLCのデータ交換システムの制御方法の課題に鑑みてなされたものであり、タクトにより制御されるIOデータ交換機構を備えた、CPUを含む複数の装置の各々が、ネットワーク接続されて成るPLCのデータ交換システムの制御方法であって、前記CPUが備えるIO領域を、リフレッシュの際に1タクト毎にデータ交換が行われる直結IO領域と、複数タクト毎に1回のデータ交換が行われるリモートIO領域とに予め区分しておくステップと、前記リモートIO領域を、リモートIO装置に対応した複数のデータ領域に、さらに予め区分しておくステップと、前記リモートIO領域をリフレッシュする際に、前記CPUからの出力データが伝送されるリモートIO装置の前記ネットワーク上の局番を、1タクト毎に順次切り替えると共に、前記CPUが入力するデータの伝送を担うリモートIO装置の前記ネットワーク上の局番を、1タクト毎に指定するステップとを有することを特徴とするデータ交換システムの制御方法を提供するものである。
このように構成したことにより、IOデータ交換機構のIO領域は、短周期リフレシュが可能な直結IO領域と、短周期でなくてもよいリモートIO領域とに分けられ、さらにCPUには、大容量IO装置(リモートマスタ等)に対して、収集した入力データをネットワーク上に送出してもよい」との許可を順次与える一方、このIO装置に対してCPUからの最新の出力データを与える最新の出力データを順次与えるスケジュール作成・実行機能(以下、「スケジュール機能」と略称する)が備えられ、さらに、リモートマスタ等の大容量IO装置には、CPUからの入力データ送出指示を受けて、最新入力データをネットワークに送出する機能が備えられ、これにより、規定された所定の伝送サイクルで、CPUが指定するIO装置から最新の入力データを吸い上げることを可能にし、また、これとは逆に、CPUが指定するIO装置へ出力データを与えることを可能にするデータ交換システムの制御方法を、メモリ容量の小さい安価な伝送用LSIを使用する場合であっても実現することができる。なお、制御対象とるネットワークの形態については特に指定する必要がなく、ネットワーク上の各ノード(CPU、IO装置、及び通信モジュール等)には、最低限、ネットワーク上の局番など固有の情報を持たせることが求められるだけであり、よって、シリアル通信ネットワーク、及びバスに限定されることはない。
また、本発明は、タクトにより制御されるIOデータ交換機構を備えた複数の装置の各々が、ネットワーク接続されて成るPLCのデータ交換システムの制御方法であって、前記CPUが備えるIO領域を、リフレッシュの際に1タクト毎にデータ交換が行われる直結IO領域と、複数タクト毎に1回のデータ交換が行われるリモートIO領域とに予め区分しておくステップと、前記リモートIO領域を、リモートIO装置に対応した複数のデータ領域に、さらに予め区分しておくステップと、前記リモートIO領域をリフレッシュする際に、リフレッシュ周期が長いリモートIO装置については、前記CPUからの出力データの伝送間隔と、前記CPUへのデータの入力間隔とを、いずれも長くするように制御すると共に、リフレッシュ周期が短いリモートIO装置については、前記CPUからの出力データの伝送間隔と、前記CPUへのデータの入力間隔とを、いずれも短くするように制御するステップとを有することを特徴とするデータ交換システムの制御方法を提供するものである。
このように構成したことにより、IOデータ交換機構のIO領域は、短周期リフレシュが可能な直結IO領域と、短周期でなくてもよいリモートIO領域とに分けられ、さらにCPUには、大容量IO装置(リモートマスタ等)に対して、「収集した入力データをネットワーク上に送出してもよい」との許可を与える一方、この装置に対してCPUからの最新の出力データを与えるスケジュール作成・実行機能(以下、「スケジュール機能」と略称する)が備えられ、さらに、リモートマスタ等の大容量IO装置には、CPUからの入力データ送出指示を受けて、最新入力データをネットワークに送出する機能が備えられ、しかも、リモートIO領域をリフレッシュする際に、リフレッシュ周期が長いリモートIO装置については、CPUからの出力データの伝送間隔と、CPUへのデータの入力間隔とが、いずれも長くなるように制御すると共に、リフレッシュ周期が短いリモートIO装置については、CPUからの出力データの伝送間隔と、CPUへのデータの入力間隔とが、いずれも短くなるように制御するので、これにより、リモーマスタ等の大容量IO装置が要求するリフレッシュ周期を満たす間隔を確保した伝送サイクルで、CPUが指定するIO装置から最新の入力データを吸い上げることを可能にし、また、これとは逆に、CPUが指定するIO装置へ出力データを与えることを可能にするデータ交換システムの制御方法を、メモリ容量の小さい安価な伝送用LSIが使用される場合であっても実現することができる。なお、制御対象となるネットワークの形態については特に指定する必要がなく、ネットワーク上の各ノード(CPU、IO装置、及び通信モジュール等)には、最低限、ネットワーク上の局番など固有の情報を持たせることが求められるだけであり、よって、シリアル通信ネットワーク、及びバスに限定されることはない。
さらに、本発明は、タクトにより制御されるIOデータ交換機構を備えた、CPUを含む複数の装置の各々が、ネットワーク接続されて成るPLCのデータ交換システムの制御方法であって、前記CPUが備えるIO領域を、リフレッシュの際に1タクト毎にデータ交換が行われる直結IO領域と、複数タクト毎に1回のデータ交換が行われるリモートIO領域とに予め区分しておくステップと、前記リモートIO領域を、リモートIO装置に対応した複数のデータ領域に、さらに予め区分しておくステップと、本システムの運用に先立って、前記ネットワークに接続された複数のリモートIO装置を、リフレッシュに係るデータの交換タイミングに基づいて複数のグループに分けると共に、前記複数のグループの各々にグループ番号を付与するステップと、前記リモートIO装置の各々に、前記のいずれのグループに属しているかを、前記グループ番号により通知するステップと、前記リモートIO領域をリフレッシュする際に、前記CPUからの出力データが伝送される前記グループのグループ名を順次切り替えると共に、前記CPUが入力するデータの伝送を担う前記グループのグループ名を指定するステップとを有することを特徴とするデータ交換システムの制御方法を提供するものである。
このように構成したことにより、IOデータ交換機構のIO領域は、短周期リフレシュが可能な直結IO領域と、短周期でなくてもよいリモートIO領域とに分けられ、さらに、本システム運用に先立って、CPUが、ネットワーク上に接続された複数のリモートIO装置を、リフレッシュに係るデータの交換タイミングに基づいて複数のグループに分け、前記複数のグループの各々にグループ番号を付与しておき、さらにCPUには、このグループ番号で指定する方法で、前記グループに対して、収集した入力データをネットワーク上に送出してもよい」との許可を順次与える一方、このグループに対してCPUからの最新の出力データを順次与えるスケジュール作成・実行機能(以下、「スケジュール機能」と略称する)が備えられ、さらに、リモートマスタ等の大容量IO装置には、CPUからの入力データ送出指示を受けて、最新入力データをネットワークに送出する機能が備えられ、これにより、規定された所定の伝送サイクルで、CPUが指定するIO装置から最新の入力データを吸い上ることを可能にし、また、これとは逆に、CPUが指定するIO装置へ出力データを与えることを可能にするデータ交換システムの制御方法を、メモリ容量の小さい安価な伝送用LSIが使用される場合であっても提供することができる。なお、制御対象となるネットワークの形態については特に指定する必要がなく、ネットワーク上の各ノード(CPU、IO装置、及び通信モジュール等)には、最低限、ネットワーク上の局番など固有の情報を持たせることが求められるだけであり、よって、シリアル通信ネットワーク、及びバスに限定されることはない。
以上説明したように、本発明のPLCのデータ交換システム、及びPLCのデータ交換システムの制御方法によれば、大容量のIO装置が制御対象に含まれている場合であっても、メモリ容量の小さい安価な伝送LSIを使用して、順次にIOリフレッシュができる効果がある。
また、短周期のリモートマスタ、長周期のリモートマスタ混在時にもそれぞれに合わせた最適IOリフレッシュができる効果がある。
さらに、物理的に複数局のリモートマスタであっても、リフレッシュ周期とタイミングが略一致するもの同士でグループ分けすることにより、このグループをIOリフレッシュの制御対象としながらも、リモートマスタの入力、出力タイミングを合わせることを可能にする効果がある。
以下、本発明のPLCのデータ交換システム、及びPLCのデータ交換システムの制御方法の最良の実施形態について、〔第1の実施形態〕〜〔第3の実施形態〕の順に図面を参照して詳細に説明する。
なお、それぞれの実施形態の説明では、本発明に係るPLCのデータ交換システムについて詳述するが、本発明に係るPLCのデータ交換システムの制御方法については、本発明に係るPLCのデータ交換システムを制御する方法であることから、当該PLCのデータ交換システムの制御方法に関する説明は以下の説明に含まれる。
〔第1の実施形態〕
図1は、本発明の第1の実施形態に係るデータ交換システムの全体構成を示す構成図である。
同図に示すデータ交換システムは、PLCのデータ交換システムであり、アプリケーションを実行するCPU1(演算部)、入出力装置(直結入力装置2、直結出力装置3、リモートマスタ1(4)、リモートマスタ2(5)、リモートマスタ3(6)、及びリモートマスタ4(7))、通信モジュール8、及びサーボ9が、伝送網10に接続されて、全体としてネットワークを構成している。
ここで、前記の入出力装置は、少なくともIOデータ交換機構を備えた装置であればよく、必ずしもデータの記憶だけを任務とする装置(即ち、コンピュータシステムとしての入出力装置)に限定されることはない。
なお、本実施形態に係るデータ交換システムは、従来技術として挙げたデータ交換システム(図25)と同じく、IO領域の制限が、512〔W〕であるものとしている。
以下、IO領域の構成と、データ伝送の各サイクル毎の経過について説明する。
図2は、本発明の第1の実施形態に係るデータ交換システムのIO領域の1構成例を示す領域マップである。
同図の符号A〜Dは、データ(内容)を示している。
また、同図のパターンP1は、本実施形態に係るデータ交換システムのIO領域のパターン(1構成例)を示している。
同図に示すように、直結IO領域IDd1が384〔W〕、リモートIO領域IDr1がリモートマスタ4台分(各128〔W〕×4)存在し、トータル896〔W〕のIO領域を実現している。
図3は、本発明の第1の実施形態に係るデータ交換システムのパターンP1のIO領域に対するIOリフレッシュの1例を示す説明図である。
直結IO領域IDd1の384〔W〕は、データ伝送の各サイクル(以下、「タクト」とも呼称する)毎に、リフレッシュ(CPUとIO問のデータ交換)が行われる。
また、同図では示されていないが、リモートIO領域IDr1は、リモートIO領域IDr11〜IDr14まで順次リフレッシュされ、4タクトでリモートIO領域の全てがリフレッシュされる。
図4は、本発明の第1の実施形態に係るデータ交換システムのIO領域の他の1構成例を示す領域マップである。
同図のパターンP2は、本実施形態に係るデータ交換システムのIO領域の他のパターン(構成例)を示している。
同図に示すように、直結IO領域IDd2が256W(ワード)、リモートIO領域IDr2がリモートマスタ4台分(各256〔W〕×4)存在し、トータル1280〔W〕のIO領域を実現している。
図5は、本発明の第1の実施形態に係るデータ交換システムのパターンP2のIO領域に対するリフレッシュの1例を示す説明図である。
直結IO領域IDd2の256〔W〕は、伝送の各サイクル毎に、リフレッシュが行われる。
また、同図では示されていないが、リモートIO領域IDr2は、IDr21〜IDr24まで順次リフレッシュされ、4タクトでリモートIO領域の全てがリフレッシュされる。
パターンP1のIO領域と、パターンP2のIO領域に対するリフレッシュは、いずれも毎タクトでのIOデータ伝送量が、512〔W〕に収まっている(より具体的には、パターンP1が384+128=512〔W〕、パターンP2が256+256=512〔W〕である)。
以下、本発明の第1の実施形態に係るデータ交換システムの機能について説明する。
図6は、本発明の第1の実施形態に係るデータ交換システムの伝送フレームを説明するための説明図であり、図6(a)は各種伝送フレームの1伝送サイクル内での配置を示し、図6(b)は、伝送フレームの種類を示す説明図を示す。
本実施形態では、リング型のシリアル通信ネットワークを使用しているが、一般に本発明に係るデータ交換システムでは、ネットワーク構成が機能的に同等であるならば、必ずしもリング型ではない通信路(例えば、シリアル通信路またはパラレルバス)であってもよい。
同図に示すように、本実施形態に係るデータ交換システムでは、5種類のフレームを用いている。即ち、データ転送用が4種類(TF,MC,RMC入,RMC出)。タイミング通知用が1種類(RMC入トークン)である。これらのフレームが、ネットワークの伝送サイクル毎に送出され、受信される。
ネットワーク内のIOリフレッシュは、対象装置が直結用の場合と、リモート用の場合とに分けて実行される。
図7は、本発明の第1の実施形態に係るデータ交換システムにおけるCPUからのMC出伝送フレームとRMC出伝送フレームの伝送方法を示す説明図である。
同図において、符号11はRMC出スケジュール管理モジュールを示し、符号12は伝送LSIを示す。
また、図8は、本発明の第1の実施形態に係るデータ交換システムにおけるTF伝送フレームとRMC入伝送フレームのCPUへの取り込み方法を示す説明図である。
同図において、符号14はRMC入スケジュール管理モジュールを示す。
さらに、図9は、本発明の第1の実施形態に係るデータ交換システムにおけるリモートマスタ内でのリモート入出力データの送受信方法を示す説明図である。
同図において、符号R1はリモート入力データ送出制御部を示し、符号R2は伝送LSIを示す。
また、図10は、本発明の第1の実施形態に係るデータ交換システムにおけるTF伝送フレームの構成と、各データ項目の設定方法を示す説明図である。
さらに、図11は、本発明の第1の実施形態に係るデータ交換システムにおけるMC伝送フレームの構成と、各データ項目の設定方法を示す説明図である。
なお、以下の説明では、「伝送フレーム」を単に「フレーム」と呼称することがある。
以下、IOリフレッシュの際のデータの受渡し処理の手順を箇条書きで示す。
(1) CPU1から、IOリフレッシュ周期が短周期の入出力装置(直結入力装置2、直結出力装置3、及びサーボ9)へのデータ(出力データ)の転送、
(2) IOリフレッシュ周期が短周期の入出力装置から、CPU1へのデータ(入力データ)の転送、
(3) CPU1から、IOリフレッシュが短周期ではない入出力装置(リモートマスタ4等)へのデータ(出力データ)の転送、
(4) IOリフレッシュが短周期ではない入出力装置から、CPU1へのデータ(入力データ)の転送。
前記の(1)は、図7に示すように、タクト毎に実行される。即ち、タクト毎に、CPU1のIO領域からのデータが、MCフレーム(図7ではMC出フレームとしている)に乗せられ、かつ伝送LSI12と伝送網10とを介して、IOリフレッシュ周期が短周期の入出力装置(直結入力装置2、または直結出力装置3、またはサーボ9)へと送出される。
上記の(2)は、図8に示すように、TFフレームによって各タクト毎に実行される。即ち、タクト毎に、IOリフレッシュ周期が短周期の入出力装置(直結入力装置2、または直結出力装置3、またはサーボ9)からのデータが、TFフレーム(図7ではTF受信フレームとしている)に乗せられ、かつ伝送LSI12と伝送網10とを介して、CPU1のIO領域へと送出される。
このようにして、IOリフレッシュ周期が短周期の各入出力装置と、CPU1との間は、タクト毎に入力データ、出力データのIOリフレッシュ(ここではデータ転送の意味とする)が実現される。
以下、上記の(3)の処理手順について、図7、図9を参照しながら詳細に説明する。
まず、一方のCPU1では、本発明の課題を解決するための特徴的な構成要素であるRMC出スケジュール管理モジュール11(図7)が作動しており、このRMC出スケジュール管理モジュール11によって、CPU1からの出力相手先となるリモートマスタi(4〜7))を順次切り替えると共に、タクト毎に、RMC出フレームの宛先(ネットワーク上の局番)、及びIO領域から伝送フレームへの出力データのコピー領域を変えて、RMC出力フレームを準備し、アドレス格納用領域13に、RMC出フレームアドレスをセットしておく。
図12は、本発明の第1の実施形態に係るデータ交換システムにおけるRMC出伝送フレームの構成と、各データ項目の設定方法を示す説明図である。
他方、伝送LSI12(図7)は、CPU1によってアドレス格納用領域13にセットされたRMC出フレームアドレスを参照し、RMC出フレームを送出するタイミングで、送信用伝送メモリへ取り込み、ネットワーク(伝送網10)上へ送出する。
これにより、送出されたRMC出フレーム内の宛先(ネットワーク上の局番)の合致するリモートマスタが、このRMC出フレームを、伝送LSI(図9)の受信用伝送メモリを介して取り込み(図9)、最新出力データを得る。
以下、前記の(4)の処理手順について、図8、図9を参照しながら詳細に説明する。
リモートマスタi(4〜7)からの入力は、TFフレーム、RMC入トークンフレーム、及びRMC入フレームを使用して行われる。
図13は、本発明の第1の実施形態に係るデータ交換システムにおけるRMC入伝送フレームの構成と、各データ項目の設定方法を示す説明図である。
リモートマスタi(4〜7)からのCPU1への入力は、次の手順で実現される。
まず、一方のCPU1では、本発明の課題を解決するための特徴的な構成要素であるRMC入スケジュール管理モジュール14(図8)が作動しており、このRMC入スケジュール管理モジュール14が、TFフレームのCPUステータス領域(SA)に、RMC入フレームを送出してよいリモートマスタの番号(局番)をセットし、TFフレームを前記ネットワーク上に送出する。
TFを受けたリモートマスタk(符号4〜7のいずれか)では、CPU1のステータスを分析し、自局宛てのRMC入送信許可を認識したら入力データの送出準備を始める。
リモートマスタk(符号4〜7のいずれか)における送出準備としては2つの処理があり、まず、図9に示すように、送出するRMC入フレームの準備(内部で保持している入力データをフレームにコピー)し、次に、伝送LSI12へのRMC入送信イネーブルON(1サイクル期間のみON)を行う。
引き続き、CPU1は、RMC入トークンを前記ネットワーク上へ送出する。
RMC入トークンを受信したリモートマスタk(符号4〜7のいずれか)の伝送LSIは、RMC入送信イネーブルがONの時に限り、RMC入フレームを前記ネットワーク上に送出し、このRMC入フレームがCPU1に受信される。
このようにして、CPU1は、リモートマスタi(4〜7)からの入力データを得る。CPU1がTFフレームに指定したリモートマスタk(符号4〜7のいずれか)からの入力を得られるまでの期間は、ネットワークの事情により、1タクト後に可能であったり、2タクトでないと実現できない場合があるが、CPU1がTFフレームで指定してから実際にリモートマスタk(符号4〜7のいずれか)から入力データが到来するまでの待ち受け期間と、リモートマスタk(符号4〜7のいずれか)がTFフレームを受けてからRMC入フレームを送出するまでのレスポンスタイム期間とが、それぞれ一定に保たれていれば、運用上の問題点はない。
この実施形態によれば、512〔W〕の制限があるネットワークにおいて、パターンP1では896〔W〕、パターンP2では1280〔W〕の大容量IOを制御することが可能なデータ交換システムを実現することができる効果がある。
また、各タクト毎(1タクト毎)に実行されるリフレッシュ転送のデータ量は変化せず、512〔W〕であるので、タクト周期は変わらず高速性を必要とする直結IO、サーボへのリフレッシュの影響を無くすることができる効果がある。
〔第2の実施形態〕
本発明の第2の実施形態に係るデータ交換システムの構成(伝送フレーム等の構成を含む)は、本発明の第1の実施形態に係るデータ交換システムの構成と同じであり、RMC出スケジュール管理モジュール11(図7)における処理だけが異なる。
本発明の第2の実施形態に係るデータ交換システムも、PLCのデータ交換システムである。
図14は、本発明の第2の実施形態に係るデータ交換システムのIO領域の1構成例を示す領域マップである。
また、図15は、本発明の第2の実施形態に係るデータ交換システムのIO領域に対するリフレッシュの1例を示す説明図である。
本発明の第2の実施形態に係るデータ交換システムでは、CPU1が備えるRMC出スケジュール管理モジュール11の機能に、IOリフレッシュの間隔を、リモートマスタi(4〜7)の各々が要求するIOリフレッシュの周期に合わせた間隔に調整する機能を加えたものである。
よって、単に順次入出力対象を切り替えるのでなく、短いリフレッシュ周期が必要なリモートマスタ(リモートマスタ2〜4(2〜4)のいずれか)にはIOリフレッシュの間隔を短くし、長いリフレッシュ周期でよいリモートマスタ1(1)には間欠的にIOリフレッシュを行う。但し、ネットワーク上の制限である1タクト当たり、512〔W〕を超えないようにしてスケジュールする。
図16は、本発明の第2の実施形態に係るデータ交換システムにおいてリモートマスタのIOリフレッシュによるIO領域の変遷を示す説明図である。
同図は、リフレッシュ対象のリモートマスタがタクトごとに変遷していく様子を示している。
同図に示す時間軸の幅は、理解を助けるために、図14に示す時間軸の幅よりも長くしている。
この実施形態によれば、2タクトの短周期リフレッシュと、6タクトの長周期リフレッシュとを実現できる効果がある。
また、各タクト毎に実行されるリフレッシュ転送のデータ量は変化せず、512〔W〕であるので、タクト周期は変わらず高速性を必要とする直結IO、サーボへのリフレッシュの影響は無いため、ネットワーク性能を上げる必要がなく、効率的なネットワーク使用が実現できる効果がある。
〔第3の実施形態〕
図17は、本発明の第3の実施形態に係るデータ交換システムの全体構成を示す構成図である。
同図に示すデータ交換システムは、PLCのデータ交換システムであり、アプリケーションを実行するCPU31(演算部)、入出力装置(直結入力装置32、直結出力装置33、リモートマスタGr.1、リモートマスタGr.2、リモートマスタGr.3、リモートマスタGr.4、及び通信モジュール316が、伝送網30に接続されて、全体としてネットワークを構成している。
リモートマスタGr.1は、それぞれが伝送網30に接続されたリモートマスタ1(34)とリモートマスタ2(35)を、リモートマスタGr.2は、それぞれが伝送網30に接続されたリモートマスタ3(36)とリモートマスタ4(37)を、リモートマスタGr.3は、それぞれが伝送網30に接続されたリモートマスタ5(38)とリモートマスタ6(39)を、また、リモートマスタGr.4は、それぞれが伝送網30に接続されたリモートマスタ7(310)とリモートマスタ8(311)を、それぞれ備える。
同図の符号A〜Dは、データ(内容)を示している。
図17に示すように、本発明の第3の実施形態に係るデータ交換システムには、計8台のリモートマスタがネットワーク接続されているが、これらのリモートマスタは、入出力処理の同期性が求められるペアでグループを組んでいる。この構成例では全体として前述の4つのグループ(グループGr.1〜グループGr.4)が存在する。
ここで、前記の入出力装置は、少なくともIOデータ交換機構を備えた装置であればよく、必ずしもデータの記憶だけを任務とする装置(即ち、コンピュータシステムとしての入出力装置)に限定されることはない。
伝送フレームの種類と意味については、第1の実施の形態における伝送フレーム(図6)の種類及び意味と同じである。
以下、IO領域の構成と、データ伝送の各サイクル毎の経過について説明する。
図18は、本発明の第3の実施形態に係るデータ交換システムのIO領域の1構成例を示す領域マップである。
また、図19は、本発明の第3の実施形態に係るデータ交換システムのIO領域に対するIOリフレッシュの1例を示す説明図である。
同図では、本発明の第1の実施形態と同じく、順次にIOリフレッシュを行う方法を示している。
さらに、図20は、本発明の第3の実施形態に係るデータ交換システムにおけるCPUからの「MC出伝送フレーム」と「RMC出伝送フレーム」の伝送方法を示す説明図である。
同図において、符号316はRMC出スケジュール管理モジュールを示し、符号313は伝送LSIを示す。
まず、一方のCPU31では、本発明の課題を解決するための特徴的な構成要素であるRMC出スケジュール管理モジュール316(図20)が作動しており、このRMC出スケジュール管理モジュール316によって、CPU31からの出力相手先となるリモートマスタGr(1〜4))を順次切り替えると共に、タクト毎に、RMC出フレームの宛先(ネットワーク上の局番)、及びIO領域から伝送フレームへの出力データのコピー領域を変えて、RMC出力フレームを準備し、アドレス格納用領域13に、RMC出フレームアドレスをセットしておく。なお、RMC出フレームの構成については、図24で後述する。
他方、伝送LSI313(図20)は、CPU31によってアドレス格納用領域314にセットされたRMC出フレームアドレスを参照し、RMC出フレームを送出するタイミングで、送信用伝送メモリへ取り込み、ネットワーク(伝送網30)上へ送出する。
これにより、送出されたRMC出フレーム内の宛先(ネットワーク上の局番)の合致するリモートマスタが、このRMC出フレームを、伝送LSI(R4)(図22)の受信用伝送メモリを介して取り込み、最新出力データを得る。
また、図21は、本発明の第3の実施形態に係るデータ交換システムにおけるCPUへのTF伝送フレームとRMC入伝送フレームの取り込み方法を示す説明図である。
同図において、符号315はRMC入スケジュール管理モジュールを示す。
本実施形態に係るデータ交換システムでは、運用前に実施されるイニシャル処理によって、リモートマスタi(34〜311)を、前述の4つのグループにグループ分けして、リモートマスタi(34〜311)の各々に対して、このグループの番号を通知しておく。
CPU31(図17)は、リモートマスタi(34〜311)からの入力を行うために、TFフレーム内のCPUステータスにグループ番号をセットした後、リモートマスタi(34〜311)のいずれかに対して入力データ送出を指示する。
より具体的には、リモートマスタGr(1〜4)からのCPU31への入力は、次の手順で実現される。
まず、一方のCPU31では、本発明の課題を解決するための特徴的な構成要素であるRMC入スケジュール管理モジュール315(図21)が作動しており、このRMC入スケジュール管理モジュール315が、TFフレームのCPUステータス領域(SA)に、RMC入フレームを送出してよいリモートマスタのグループ番号(局番)をセットし、TFフレームを前記ネットワーク上に送出する。
TFを受けたリモートマスタGr(1〜4のいずれか)では、CPU31のステータスを分析し、自局が管理するリモートマスタi(符号34〜311のいずれか)宛てのRMC入送信許可を認識したら、このリモートマスタに対して入力データの送出準備を指示する。
リモートマスタi(符号34〜311のいずれか)における送出準備としては2つの処理があり、まず、図22に示すように、送出するRMC入フレームの準備(内部で保持している入力データをフレームにコピー)し、次に、伝送LSI(R4)へのRMC入送信イネーブルON(1サイクル期間のみON)を行う。
引き続き、CPU31は、RMC入トークンを前記ネットワーク上へ送出する。
RMC入トークンを受信したリモートマスタi(符号34〜311のいずれか)の伝送LSI(R4)は、RMC入送信イネーブルがONの時に限り、RMC入フレームを前記ネットワークに送出し、このRMC入フレームがCPU31に受信される。
図22は、本発明の第3の実施形態に係るデータ交換システムにおけるリモートマスタ内でのリモート入出力データの送受信方法を示す説明図である。
CPU31(図20)は、IOリフレッシュを行う運用時は、TFフレームのCPUステータスにはリモートマスタグループ番号をセットしてネットワークに送出する。
一方、リモートマスタi(34〜311)は、このTFフレームを受信し、リモート入力データ送出制御部において、CPUステータスを参照し、CPUステータスに、予め通知されたグループ番号と一致するグループ番号がセットされている場合は、RMC入フレーム送出準備を始める。
図23は、本発明の第3の実施形態に係るデータ交換システムにおけるRMC入伝送フレームの構成と、各データ項目の設定方法を含む処理を示す説明図である。
また、図24は、本発明の第3の実施形態に係るデータ交換システムにおけるRMC出伝送フレームの構成と、各データ項目の設定方法を含む処理を示す説明図である。
いずれかのグループに属するリモートマスタi(34〜311)は、図23に示すRMC入フレームに自局の番号と入力データを付加して送出し、最終的に、CPU31は、前述のリモートマスタグループ番号で示されるグループに属する全リモートマスタ分の入力データを得ることができる。
このようにして、リモートマスタi(34〜311)からの入力が実現される。これとは逆に、リモートマスタi(34〜311)への出力には、図24に示すRMC出フレームを用いる。CPU31は、出力先のグループに属する全リモートマスタ分の局番号と出力データとを、このRMC出フレームにセットして、ネットワークに送出し、前記グループに属するリモートマスタi(符号34〜311のいずれか)は、自局分の出力データを取り出して使用する。
この実施形態によれば、8台のリモートマスタが2つずつのペアで4グループ定義でき、グループ単位での入力、出力が実現できる効果がある。
また、各タクト毎に実行されるリフレッシュ転送のデータ量は変化せず、512〔W〕であるので、タクト周期は変わらず、高速性を必要とする直結IOサーボへのリフレッシュの影響を与えない効果がある。
本発明の第1の実施形態に係るデータ交換システムの全体構成を示す構成図である。 本発明の第1の実施形態に係るデータ交換システムのIO領域の1構成例を示す領域マップである。 本発明の第1の実施形態に係るデータ交換システムのパターンP1のIO領域に対するIOリフレッシュの1例を示す説明図である。 本発明の第1の実施形態に係るデータ交換システムのIO領域の他の1構成例を示す領域マップである。 本発明の第1の実施形態に係るデータ交換システムのパターンP2のIO領域に対するリフレッシュの1例を示す説明図である。 本発明の第1の実施形態に係るデータ交換システムの伝送フレームを説明するための説明図であり、(a)は各種伝送フレームの1伝送サイクル内での配置を示し、(b)は、伝送フレームの種類を示す説明図である。 本発明の第1の実施形態に係るデータ交換システムにおけるCPUからのMC出伝送フレームとRMC出伝送フレームの伝送方法を示す説明図である。 本発明の第1の実施形態に係るデータ交換システムにおけるTF伝送フレームとRMC入伝送フレームのCPUへの取り込み方法を示す説明図である。 本発明の第1の実施形態に係るデータ交換システムにおけるリモートマスタ内でのリモート入出力データの送受信方法を示す説明図である。 本発明の第1の実施形態に係るデータ交換システムにおけるTF伝送フレームの構成と、各データ項目の設定方法を示す説明図である。 本発明の第1の実施形態に係るデータ交換システムにおけるMC伝送フレームの構成と、各データ項目の設定方法を示す説明図である。 本発明の第1の実施形態に係るデータ交換システムにおけるRMC出伝送フレームの構成と、各データ項目の設定方法を示す説明図である。 本発明の第1の実施形態に係るデータ交換システムにおけるRMC入伝送フレームの構成と、各データ項目の設定方法を示す説明図である。 本発明の第2の実施形態に係るデータ交換システムのIO領域の1構成例を示す領域マップである。 本発明の第2の実施形態に係るデータ交換システムのIO領域に対するリフレッシュの1例を示す説明図である。 本発明の第2の実施形態に係るデータ交換システムにおいてリモートマスタのIOリフレッシュによるIO領域の変遷を示す説明図である。 本発明の第3の実施形態に係るデータ交換システムの全体構成を示す構成図である。 本発明の第3の実施形態に係るデータ交換システムのIO領域の1構成例を示す領域マップである。 本発明の第3の実施形態に係るデータ交換システムのIO領域に対するIOリフレッシュの1例を示す説明図である。 本発明の第3の実施形態に係るデータ交換システムにおけるCPUからの「MC出伝送フレーム」と「RMC出伝送フレーム」の伝送方法を示す説明図である。 本発明の第3の実施形態に係るデータ交換システムにおけるCPUへのTF伝送フレームとRMC入伝送フレームの取り込み方法を示す説明図である。 本発明の第3の実施形態に係るデータ交換システムにおけるリモートマスタ内でのリモート入出力データの送受信方法を示す説明図である。 本発明の第3の実施形態に係るデータ交換システムにおけるRMC入伝送フレームの構成と、各データ項目の設定方法を含む処理を示す説明図である。 本発明の第3の実施形態に係るデータ交換システムにおけるRMC出伝送フレームの構成と、各データ項目の設定方法を含む処理を示す説明図である。 従来のPLCのデータ交換システムの1構成例を示す構成図である。 従来のPLCのデータ交換システムのIO領域を示す領域マップである。 本発明に際しての課題を示したPLCのデータ交換システムの1構成例を示す構成図である。
符号の説明
1,31 CPU
2,32 直結入力装置
3,33 直結出力装置
4〜7,34〜39,310,311 リモートマスタ
8,312 通信モジュール
9 サーボ
11,316 RMC出スケジュール管理モジュール
12,313,R2,R4 伝送LSI
13,314 アドレス格納用領域
14,315 RMC入スケジュール管理モジュール
R1,R3 リモート入力データ送出制御部
Gr.1〜4 リモートマスタ(グループ)

Claims (6)

  1. タクトにより制御されるIOデータ交換機構を備えた、CPUを含む複数の装置の各々が、ネットワーク接続されて成るプログラマブルコントローラ(以下、「PLC」と略称する)のデータ交換システムにおいて、
    前記CPUが備えるIO領域を、リフレッシュの際に1タクト毎にデータ交換が行われる直結IO領域と、複数タクト毎に1回のデータ交換が行われるリモートIO領域とに区分しておく手段と、
    前記リモートIO領域を、リモートIO装置に対応した複数のデータ領域に、さらに区分しておく手段と、
    前記リモートIO領域をリフレッシュする際に、前記CPUからの出力データが伝送されるリモートIO装置の前記ネットワーク上の局番を、1タクト毎に順次切り替えると共に、前記CPUが入力するデータの伝送を担うリモートIO装置の前記ネットワーク上の局番を、1タクト毎に指定する手段と、
    を備えたことを特徴とするデータ交換システム。
  2. タクトにより制御されるIOデータ交換機構を備えた複数の装置の各々が、ネットワーク接続されて成るPLCのデータ交換システムにおいて、
    前記CPUが備えるIO領域を、リフレッシュの際に1タクト毎にデータ交換が行われる直結IO領域と、複数タクト毎に1回のデータ交換が行われるリモートIO領域とに予め区分しておく手段と、
    前記リモートIO領域を、リモートIO装置に対応した複数のデータ領域に、さらに予め区分しておく手段と、
    前記リモートIO領域をリフレッシュする際に、リフレッシュ周期が長いリモートIO装置については、前記CPUからの出力データの伝送間隔と、前記CPUへのデータの入力間隔とを、いずれも長くするように制御すると共に、リフレッシュ周期が短いリモートIO装置については、前記CPUからの出力データの伝送間隔と、前記CPUへのデータの入力間隔とを、いずれも短くするように制御する手段と、
    を備えたことを特徴とするデータ交換システム。
  3. タクトにより制御されるIOデータ交換機構を備えた、CPUを含む複数の装置の各々が、ネットワーク接続されて成るPLCのデータ交換システムにおいて、
    前記CPUが備えるIO領域を、リフレッシュの際に1タクト毎にデータ交換が行われる直結IO領域と、複数タクト毎に1回のデータ交換が行われるリモートIO領域とに予め区分しておく手段と、
    前記リモートIO領域を、リモートIO装置に対応した複数のデータ領域に、さらに予め区分しておく手段と、
    本システムの運用に先立って、前記ネットワークに接続された複数のリモートIO装置を、リフレッシュに係るデータの交換タイミングに基づいて複数のグループに分けると共に、前記複数のグループの各々にグループ番号を付与する手段と、
    前記リモートIO装置の各々に、前記のいずれのグループに属しているかを、前記グループ番号により通知する手段と、
    前記リモートIO領域をリフレッシュする際に、前記CPUからの出力データが伝送される前記グループを順次切り替えると共に、前記CPUが入力するデータの伝送を担う前記グループのグループ名を指定する手段と、
    を備えたことを特徴とするデータ交換システム。
  4. タクトにより制御されるIOデータ交換機構を備えた、CPUを含む複数の装置の各々が、ネットワーク接続されて成るPLCのデータ交換システムの制御方法であって、
    前記CPUが備えるIO領域を、リフレッシュの際に1タクト毎にデータ交換が行われる直結IO領域と、複数タクト毎に1回のデータ交換が行われるリモートIO領域とに予め区分しておくステップと、
    前記リモートIO領域を、リモートIO装置に対応した複数のデータ領域に、さらに予め区分しておくステップと、
    前記リモートIO領域をリフレッシュする際に、前記CPUからの出力データが伝送されるリモートIO装置の前記ネットワーク上の局番を、1タクト毎に順次切り替えると共に、前記CPUが入力するデータの伝送を担うリモートIO装置の前記ネットワーク上の局番を、1タクト毎に指定するステップと、
    を有することを特徴とするデータ交換システムの制御方法。
  5. タクトにより制御されるIOデータ交換機構を備えた複数の装置の各々が、ネットワーク接続されて成るPLCのデータ交換システムの制御方法であって、
    前記CPUが備えるIO領域を、リフレッシュの際に1タクト毎にデータ交換が行われる直結IO領域と、複数タクト毎に1回のデータ交換が行われるリモートIO領域とに予め区分しておくステップと、
    前記リモートIO領域を、リモートIO装置に対応した複数のデータ領域に、さらに予め区分しておくステップと、
    前記リモートIO領域をリフレッシュする際に、リフレッシュ周期が長いリモートIO装置については、前記CPUからの出力データの伝送間隔と、前記CPUへのデータの入力間隔とを、いずれも長くするように制御すると共に、リフレッシュ周期が短いリモートIO装置については、前記CPUからの出力データの伝送間隔と、前記CPUへのデータの入力間隔とを、いずれも短くするように制御するステップと、
    を有することを特徴とするデータ交換システムの制御方法。
  6. タクトにより制御されるIOデータ交換機構を備えた、CPUを含む複数の装置の各々が、ネットワーク接続されて成るPLCのデータ交換システムの制御方法であって、
    前記CPUが備えるIO領域を、リフレッシュの際に1タクト毎にデータ交換が行われる直結IO領域と、複数タクト毎に1回のデータ交換が行われるリモートIO領域とに予め区分しておくステップと、
    前記リモートIO領域を、リモートIO装置に対応した複数のデータ領域に、さらに予め区分しておくステップと、
    本システムの運用に先立って、前記ネットワークに接続された複数のリモートIO装置を、リフレッシュに係るデータの交換タイミングに基づいて複数のグループに分けると共に、前記複数のグループの各々にグループ番号を付与するステップと、
    前記リモートIO装置の各々に、前記のいずれのグループに属しているかを、前記グループ番号により通知するステップと、
    前記リモートIO領域をリフレッシュする際に、前記CPUからの出力データが伝送される前記グループのグループ名を順次切り替えると共に、前記CPUが入力するデータの伝送を担う前記グループのグループ名を指定するステップと、
    を有することを特徴とするデータ交換システムの制御方法。
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