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JP2006108828A - 画像処理装置 - Google Patents

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JP2006108828A JP2004289521A JP2004289521A JP2006108828A JP 2006108828 A JP2006108828 A JP 2006108828A JP 2004289521 A JP2004289521 A JP 2004289521A JP 2004289521 A JP2004289521 A JP 2004289521A JP 2006108828 A JP2006108828 A JP 2006108828A
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Tatsuyoshi Haga
達由 羽賀
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Abstract

【課題】複数の圧縮伸張部とそれぞれに専用のメモリを有する構成において、処理対象の画像データが同一メモリに存在する場合でも複数のジョブを同時・高速に処理することのできる画像処理装置を提供する。
【解決手段】第1のジョブで使用中の圧縮伸張部23のバッファメモリ21に、第2のジョブで処理すべき画像データが格納されているとき、その画像データを、使用中でない他方の圧縮伸張部33のバッファメモリ31にDMAコントローラ40で転送し、そのバッファメモリの圧縮伸張部33を使用して第2のジョブを実行する。圧縮伸張部の競合を避け、空いている圧縮伸張部が効率よく利用される。
【選択図】図1

Description

本発明は、たとえば、原稿を読み取るスキャナ機能や原稿を複写するコピー機能、プリントデータに基づいて印刷するプリンタ機能などを備えた複合機等の画像処理装置に係わり、特に、複数のジョブを同時に実行可能な画像処理装置に関する。
複合機などの画像処理装置では、ユーザの待ち時間を減らして利便性を高める等のために、入出力装置が競合しない範囲で複数のジョブを同時に実行することが行なわれる。たとえば、複数部数のコピージョブに係わる出力動作を実行しながら次のコピージョブに係わる原稿の読み取り動作を実行したり、スキャナジョブを実行しながらプリントジョブを実行したりすることが可能になっている。
また、メモリ容量削減の要請から装置内部で画像データを圧縮して扱うようにした場合に、圧縮処理部の不足が要因で複数ジョブの同時実行を妨げることがないように、圧縮処理部を複数設けるようにした画像処理装置が提案されている(たとえば、特許文献1参照。)。
さらに本出願人は、複数の圧縮伸張部による同一メモリへの頻繁なアクセスが処理速度低下の要因になることに着目し、圧縮伸張部毎に専用のバッファメモリを設けて、メモリへのアクセスを分散させるようにした画像処理装置を特願2003−399765号において提案した。
特開2003−23543号公報
スキャナジョブとコピージョブとが同時実行される場合のように、各ジョブの扱う画像データが別個独立のものの場合には、本出願人の提案した上記技術を使用することで、各ジョブの画像データを、異なるバッファメモリに格納してそれぞれのバッファメモリに対応した圧縮伸張部で円滑に処理することができる。
しかしながら、プリントジョブの実行中に、当該プリントジョブに係わる各ページのサムネイル画像を表示するジョブを同時実行させるような場合には、処理対象の画像データがこれら2つのジョブで同一であり、サムネイルジョブが処理対象にすべき画像データはプリントジョブ用のバッファメモリに格納されている。このため、他のバッファメモリ用の圧縮伸張部が使用中でない場合でも、この空いている圧縮伸張部を利用してサムネイルジョブを実行することができず、1つの圧縮伸張部を2つのジョブで共用して処理速度を犠牲にするか、サムネイルジョブを中止しなければならなかった。
また、処理対象の画像データが同一でなくても、同時実行すべき各ジョブが処理対象としている画像データが同一のバッファメモリに格納されている場合には、圧縮伸張部が競合し、上記と同様の問題が生じてしまう。
本発明は、上記の問題を解決しようとするものであって、複数の圧縮伸張部とそれぞれに専用のメモリを有する構成において、処理対象の画像データが同一メモリに存在する場合でも複数のジョブを同時・高速に処理することのできる画像処理装置を提供することを目的としている。
請求項1に係わる発明は、複数のジョブを同時に実行可能な画像処理装置において、
画像データを圧縮伸張するための複数の圧縮伸張部と、
前記圧縮伸張部毎に設けたメモリと、
前記メモリ間で画像データを転送するための転送手段と、
ジョブの実行を制御する制御手段とを備え、
前記制御手段は、第1のジョブで使用中の圧縮伸張部に対応するメモリに、第2のジョブで処理すべき画像データが格納されているとき、その画像データを、使用中でない圧縮伸張部に対応するメモリに前記転送手段で転送し、そのメモリの圧縮伸張部を使用して第2のジョブを実行する
ことを特徴とする画像処理装置である。
上記発明によれば、第1のジョブで使用中の圧縮伸張部に対応するメモリに、第2のジョブで処理すべき画像データが格納されているとき、その画像データを、使用中でない圧縮伸張部に対応するメモリに転送手段で転送し、そのメモリの圧縮伸張部を使用して第2のジョブが実行される。転送手段による転送は、DMA(ダイレクト・メモリ・アクセス)転送のほかCPU(中央処理装置)による転送であってもよい。第2のジョブが処理対象にする画像データは、第1のジョブが使用中の圧縮伸張部のメモリに格納されているものであれば、第1のジョブが処理対象にする画像データと同一でも異なるものでもよい。
請求項2に係わる発明は、前記転送手段が、ダイレクト・メモリ・アクセス制御手段である
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置である。
上記発明によれば、DMA(ダイレクト・メモリ・アクセス)転送により画像データが転送される。DMA制御手段はバスマスタとなってデータを転送するので、ジョブの実行制御などを行なうCPUに負担をかけることなく画像データが転送される。
請求項3に係わる発明は、前記制御手段は、所定の転送条件が成立する場合にのみ、前記転送を行なう
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置である。
上記発明によれば、所定の転送条件が成立する場合にのみ転送が実行される。たとえば、(1)当該ジョブで処理すべき画像データがいずれかの圧縮伸張部に対応するメモリに格納されていること、(2)処理すべき画像データが格納されているメモリに対応する圧縮伸張部が他のジョブで使用中であること、(3)使用中でない圧縮伸張部が存在すること、などの条件成立により転送が行なわれる。使用中でない圧縮伸張部が存在しない場合には、たとえば、当該ジョブの実行は延期または中止される。
このほか、複数設けたメモリに優先順位やその他の区別をつけておき、転送元や転送先のメモリが特定のメモリとなる場合には画像データを転送しないように構成してもよい。たとえば、一般のジョブに使用される優先度の低いメモリからプリントジョブ用の優先度の高いメモリへは転送しないように規制してもよい。
さらに、第1のジョブで現在使用中の圧縮伸張部がいつ空き状態になるかを調べ、空きになるまでの所要時間が一定時間以下の場合には、転送条件が不成立となり、その圧縮伸張部が空きになるまで第2のジョブの実行を待機し、その圧縮伸張部で第2のジョブを実行するように構成してもよい。
請求項4に係わる発明は、前記制御手段は、使用中でない圧縮伸張部が複数ある場合に所定の選択条件に従って転送先のメモリを選択する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置である。
上記発明によれば、転送先の候補が複数ある場合にその中で適切な転送先が選択される。たとえば、各メモリに与えた優先順位に従って転送先を選択することができる。
本発明に係わる画像処理装置によれば、第1のジョブで使用中の圧縮伸張部に対応するメモリに、第2のジョブで処理すべき画像データが格納されているとき、その画像データを、使用中でない圧縮伸張部に対応するメモリに転送し、そのメモリの圧縮伸張部を使用して第2のジョブを実行するので、処理対象の画像データが同一メモリに存在する場合でも複数のジョブを同時・高速に処理することができる。
画像データの転送をDMA転送で行なうものでは、転送のためにCPU資源をほとんど使用しないので、第1のジョブの実行やその他の制御に影響を与えることなく、画像データを転送することができる。
上記の転送を所定の転送条件が成立する場合にのみ行なうものでは、使用中でない圧縮伸張部が存在しない場合や、使用中でない圧縮伸張部が存在する場合でも予め定めた転送条件に合致しない場合には転送を実行しないように制御することができる。
使用中でない圧縮伸張部が複数ある場合に所定の選択条件に従って転送先のメモリを選択するものでは、複数存在する候補の中から最適なメモリへ処理対象の画像データを転送することができる。
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係わる画像処理装置10の概略構成を示すブロック図である。画像処理装置10は、原稿画像を読み取るスキャナ機能や読み取った画像の複製を記録紙上に作成するコピー機能、外部装置から受信したプリントデータに対応する画像を記録紙上に作成して出力するプリンタ機能、ネットワークを介して外部装置との間で画像データを送受信する画像伝送機能などの複数の機能を備えた、いわゆるデジタル複合機として構成されている。
画像処理装置10は、スキャナ部11と、プリンタ部12と、PCI(Peripheral Components Interconnect)バス13に接続された各種の装置とから構成される。スキャナ部11は、原稿画像を読み取る入力手段であり、原稿を照射する光源と、原稿をその幅方向に1ライン分読み取るラインイメージセンサと、ライン単位の読取位置を原稿の長さ方向に移動させる移動手段と、原稿からの反射光をラインイメージセンサに導いて結像させるレンズやミラーからなる光学経路とを備えている。ラインイメージセンサはCCD(Charge Coupled Device)で構成される。ラインイメージセンサが出力するアナログ画像信号はA/D変換され、デジタルの画像データとして取り込まれる。
プリンタ部12は、画像データに対応する画像を電子写真プロセスによって記録紙上に形成して出力する機能を果たす。プリンタ部12は、記録紙の搬送装置と、感光体ドラムと、帯電装置と、レーザーユニットと、現像装置と、転写分離装置と、クリーニング装置と、定着装置とを有する、いわゆるレーザープリンタとして構成されている。
PCIバス13には、第1画像処理部20と、第2画像処理部30とが接続されている。第1画像処理部20は、第1のバッファメモリ21と、第1のメモリ制御部22と、第1の圧縮伸張部23とから構成される。第1のバッファメモリ21は、半導体メモリで構成されたRAM(ランダム・アクセス・メモリ)であり、標準画像で画像データを100面ほど記憶可能なメモリ容量を持っている。第1のメモリ制御部22は、第1のバッファメモリ21への画像データの読み書きを制御する回路である。第1の圧縮伸張部23は、第1のメモリ制御部22を介して受け渡しされる画像データを圧縮したり伸張したりする機能を果たす。第1のバッファメモリ21および第1の圧縮伸張部23はそれぞれ第1のメモリ制御部22に接続され、この第1のメモリ制御部22がPCIバス13に接続されている。
第2画像処理部30は、第1画像処理部20と同様の構成を備え、第2のバッファメモリ31と、第2のメモリ制御部32と、第2の圧縮伸張部33とを有している。スキャナ部11は、第1画像処理部20の第1のメモリ制御部22と第2画像処理部30の第2のメモリ制御部32とに接続されており、画像データを第1画像処理部20と第2画像処理部30のいずれにも出力可能になっている。プリンタ部12は、第1画像処理部20の第1のメモリ制御部22に接続されており、第1画像処理部20を通じてのみ画像データを出力し得るようになっている。
転送手段としてのDMAコントローラ40は、第1画像処理部20の第1のバッファメモリ21と、第2画像処理部30の第2のバッファメモリ31との間で画像データを、バスマスタとなって転送する機能を果たす。
さらに画像処理装置10は、当該装置の動作を統括制御する制御部14を備えている。制御部14は、CPU(中央処理装置)と、ROM(リード・オンリ・メモリ)と、RAMとを主要部とした回路で構成されている。制御部14は、画像データを流すPCIバス13とは別のCPUバス15に接続されており、CPUバス15とPCIバス13とはPCIブリッジ16を介して接続されている。制御部14は、ジョブの実行やジョブ実行時の画像データの流れを制御するとともに、DMAコントローラ40にデータ転送を指示する制御手段としての機能を果たす。
このほか、PCIバス13には、USB(ユニバーサル・シリアル・バス)インターフェイス部41と、PCIブリッジ42、44と、IDE(Integrated Drive Electronics)インターフェイス部46と、ネットワーク制御部48とが接続されている。USBインターフェイス部41は、各種のUSB機器を接続するための入出力回路である。PCIブリッジ42、44は、PCIバスと他の形式のバスとを接続するためのインターフェイス回路である。PCIブリッジ42には、プリントデータを解析してラスタイメージデータに展開するプリントコントローラ部43が接続されている。プリントコントローラ部43は、テキストデータのほか、各種のページディスクリプト言語に対応している。
PCIブリッジ44には、操作パネル45が接続されている。操作パネル45は、表面にタッチパネルを備えた液晶ディスプレイと各種の操作スイッチとから構成され、ユーザに各種の案内表示や状態表示を行なったり、ユーザから各種の操作を受け付けたりする機能を有する。操作パネル45には、原稿画像を簡略化・小型化したサムネイル画像も表示される。
IDEインターフェイス部46には、ハードディスク装置47が接続されている。IDEインターフェイス部46は、PCIバス13等にハードディスク装置47を接続するためのインターフェイス回路である。ハードディスク装置47には、圧縮した画像データが格納される。ネットワーク制御部48は、LAN(ローカル・エリア・ネットワーク)等のネットワーク49を介して外部の各種装置と通信する機能を果たす。
画像処理装置10は、入出力装置その他のデバイスが競合しない範囲で、複数のジョブを同時に実行し得るようになっている。特に第1画像処理部20と第2画像処理部30とを有することで、圧縮およびまたは伸張を伴う2つのジョブを同時に実行することができる。なお、プリンタ部12を使用するジョブは、プリンタ部12の接続された第1画像処理部20を優先的に使用するようになっている。
図2は、コピージョブと、プリントデータの受信ジョブとが同時に実行される際の画像データの流れを示している。まず、コピージョブについて説明する。スキャナ部11で原稿を読み取って得た画像データは、第1画像処理部20の第1のメモリ制御部22を経由して第1の圧縮伸張部23によって圧縮された後、第1のバッファメモリ21に格納される(パスC1)。その後、第1画像処理部20の第1のメモリ制御部22を経由して第1の圧縮伸張部23によって伸張され、プリンタ部12に出力されて画像形成される(パスC2)。多数部コピーの場合には、第1のバッファメモリ21に格納されている圧縮された画像データが上記のパスC2を経て繰り返し印刷される。
プリントデータの受信ジョブでは、受信した印刷データをプリントコントローラ部43でラスタライズして得た画像データがPCIバス13および第2画像処理部30の第2のメモリ制御部32を経由して第2のバッファメモリ31に格納される(パスP1)。この画像データは、第2の圧縮伸張部33で圧縮されて第2のバッファメモリ31に戻され(パスP2)、さらにハードディスク装置47へ転送される(パスP3)。
こうしてハードディスク装置47に格納された画像データは、図3に示すように、コピージョブの出力処理が終了した後、ハードディスク装置47から第1画像処理部20の第1のメモリ制御部22を経由して第1のバッファメモリ21に読み出され(パスP4)、さらに第1の圧縮伸張部23で伸張されてプリンタ部12へ出力される(パスP5)。
コピージョブとプリントデータの受信ジョブとは、処理対象の画像データが異なるので、それぞれの画像データの圧縮伸張を第1画像処理部20と第2画像処理部30とを使用して独立かつ同時に実行することができる。ところが、コピージョブの実行中に、そのジョブに係わる画像のサムネイル表示を行なう場合には、サムネイルジョブが処理対象にする画像データと実行中のジョブ(現ジョブ)が処理対象にする画像データとが同一になり、そのままでは圧縮伸張部が競合してしまう。
そこで、本実施の形態に係わる画像処理装置10は、サムネイルジョブが処理対象にする画像データを現ジョブが使用中の画像処理部のバッファメモリから他方の画像処理部のバッファメモリにDMA転送して複製を作成し、複製先の画像処理部を用いてサムネイルジョブを実行するようになっている。
図4は、コピージョブの実行中にこのジョブに係わる画像のサムネイル表示を行なう場合の画像データの流れを示している。コピージョブに係わる画像データの流れは図2に示したものと同様であり、その説明は省略する。サムネイルジョブが処理対象にすべき画像データは現ジョブ(コピージョブ)が使用中の第1画像処理部20の第1のバッファメモリ21に格納されているので、まず、処理対象の画像データをDMAコントローラ40により第1のバッファメモリ21から第2画像処理部30の第2のバッファメモリ31へ転送する(パスS1)。その後、第2の圧縮伸張部33で伸張し(パスS2)、伸張後の画像を縮小したサムネイル画像を操作パネル45に転送して表示する(パスS3)。
DMAコントローラ40によるパスS1の転送は、コピージョブに係わる動作の空き時間に行なわれる。たとえば、ページ間、1ライン毎に帰線期間に行なわれる。このため、上記の転送がコピージョブに係わる画像データの流れを阻害したり、処理速度を低下させたりすることはない。また、DMAコントローラ40によるデータ転送は、DMAコントローラ40自体がバスマスタとなって行なうので、制御部14のCPUにほとんど処理負担をかけない。したがって、この転送がコピージョブやその他の処理に影響を与えることはほとんどなく、コピージョブやその他の処理は通常通りのパフォーマンスが確保される。
図5は、スキャンtoE−Mailジョブの実行中にこのジョブに係わる画像のサムネイル表示を行なう場合の画像データの流れを示している。スキャンtoE−Mailジョブは、スキャナ部11で読み取った画像を添付ファイルにして電子メールで送信するジョブである。
スキャンtoE−Mailジョブは、プリンタ部12を使用しないので第2画像処理部30を使用して実行される。スキャナ部11で原稿を読み取って得た画像データは、第2画像処理部30の第2のメモリ制御部32を経由して第2の圧縮伸張部33によって圧縮された後、第2のバッファメモリ31に格納される(パスE1)。その後、第2画像処理部30の第2のメモリ制御部32を経由して第2の圧縮伸張部33によって伸張され、解像度を変換した後、ファイル化し、電子メールに添付して指定の宛先に送信される(パスE2)。
サムネイルジョブが処理対象にすべき画像データは現ジョブ(スキャンtoE−Mailジョブ)が使用中の第2画像処理部30の第2のバッファメモリ31に格納されているので、まず、処理対象の画像データをDMAコントローラ40により第2のバッファメモリ31から第1画像処理部20の第1のバッファメモリ21へ転送する(パスS11)。その後、第1の圧縮伸張部23で伸張し(パスS12)、伸張後の画像を縮小などして加工したサムネイル画像を操作パネル45に転送して表示する(パスS13)。
この場合も、DMAコントローラ40によるデータ転送がスキャンtoE−Mailジョブやその他の処理の実行に影響を与えることはほとんどなく、コピージョブやその他の処理は通常通りのパフォーマンスが確保される。
図6は、現ジョブのサムネイル画像を表示する際の処理の流れを示している。現ジョブ(現在実行中のジョブ)が第1画像処理部20(メイン)と第2画像処理部30(サブ)のどちらを使用しているかを調べる(ステップS101)。現ジョブが第1画像処理部20(メイン)を使用中の場合は(ステップS101;メイン)、サムネイルジョブが処理対象とする画像データを、DMAコントローラ40を用いて第1のバッファメモリ21から第2のバッファメモリ31へDMA転送し(ステップS102)、第2のバッファメモリ31に転送した画像データを第2の圧縮伸張部33を使用して伸張する(ステップS103)。一方、現ジョブが第2画像処理部30(サブ)を使用中の場合は(ステップS101;サブ)、サムネイルジョブが処理対象とする画像データを、DMAコントローラ40を用いて第2のバッファメモリ31から第1のバッファメモリ21へDMA転送し(ステップS104)、第1のバッファメモリ21に転送した画像データを第1の圧縮伸張部23を使用して伸張する(ステップS105)。
その後は、伸張した画像データを縮小など加工してサムネイル画像を作成し(ステップS106)、このサムネイル画像を操作パネル45に転送して表示し(ステップS107)、処理を終了する(エンド)。
上記の例では、現ジョブのサムネイル画像を表示することに特化した場合の流れを示したが、次に、一般化した場合のデータ転送に係わる処理の流れを図7に基づいて説明する。ここでは、画像処理部が2以上の任意数存在する場合を想定している。
まず、当該ジョブが処理対象とする画像データが、いずれかの画像処理部のバッファメモリに存在するか否かを判定する(ステップS201)。バッファメモリ以外の所在としては、たとえば、ハードディスク装置47がある。処理対象とする画像データがいずれかの画像処理部のバッファメモリに存在する場合は(ステップS201;Y)、その画像処理部の圧縮伸張部を他のジョブが使用中か否かを判定する(ステップS202)。
処理対象の画像データが存在する画像処理部の圧縮伸張部が使用中の場合は(ステップS202;Y)、使用中でない圧縮伸張部が存在するか否かを調べる(ステップS203)。すべての画像処理部の圧縮伸張部が使用中の場合は(ステップS203;N)、エラーにより当該処理を中止して(ステップS208)終了する(エンド)。
使用中でない圧縮伸張部が存在するときは(ステップS203;Y)、その中のいずれか1つを選択し(ステップS204)、その選択した圧縮伸張部が属する画像処理部のバッファメモリに処理対象の画像データを転送する(ステップS205)。その後、転送先の画像処理部の圧縮伸張部を使用して画像データを伸張し(ステップS206)、そのジョブに応じた出力先へ出力して(ステップS207)、処理を終了する(エンド)。たとえば、プリントジョブの場合は印刷し、サムネイルジョブの場合は縮小して操作パネル45に表示する。
処理対象の画像データが存在する画像処理部の圧縮伸張部が使用中でない場合は(ステップS202;N)、その圧縮伸張部を使用して伸張し(ステップS206)、出力する(ステップS207、エンド)。
当該ジョブが処理対象とする画像データが画像処理部のバッファメモリに存在しない場合、たとえばハードディスク装置47に存在するような場合は(ステップS201;N)、使用中でない圧縮伸張部が存在するか否かを調べ(ステップS203)、すべての画像処理部の圧縮伸張部が使用中の場合は(ステップS203;N)、エラーにより当該処理を中止して(ステップS208)終了する(エンド)。
使用中でない圧縮伸張部が存在するときは(ステップS203;Y)、その中のいずれか1つを選択し(ステップS204)、その選択した圧縮伸張部が属する画像処理部のバッファメモリに処理対象の画像データを転送する(ステップS205)。その後、転送先の画像処理部の圧縮伸張部を使用して画像データを伸張し(ステップS206)、そのジョブに応じた出力先へ出力して(ステップS207)、処理を終了する(エンド)。
転送先の候補が複数ある場合にそれらの中から適切な転送先を選択する選択方法は適宜に設定すればよい。たとえば、転送先のバッファメモリの空き容量、転送先のバッファメモリに与えた優先順位、ジョブの優先順位、実行待ちのジョブ状況などを基に選択することができる。実行待ちの次ジョブが、プリントジョブのように特定のバッファメモリを使用する場合には、転送先の候補からそのバッファメモリを除外するなどが考えられる。
以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成は実施の形態に示したものに限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
たとえば、実施の形態では、画像処理部を2組設けたが、3組以上設けてもかまわない。また、実施の形態ではDMAコントローラ40を用いて画像データを転送したが制御部14のCPUを使用して転送してもよい。この場合でもCPUの処理能力に余裕があれば、画像処理装置10としてのパフォーマンス低下は生じない。
また、実施の形態では、使用中でない圧縮伸張部が存在する場合に、その圧縮伸張部に対応するバッファメモリに画像データを転送して処理するようにしたが、転送するか否かをさらに別の加重条件に基づいて判断してもよい。たとえば、各バッファメモリに優先順位をつけておき、優先順位の低い方から高い方への転送は禁止するように構成してもよい。すなわち、プリンタの接続された画像処理部のバッファメモリを高優先順位にしておけば、プリント出力用の画像処理部が空き状態に維持されやすくなり、プリント要求に即座に応答することが可能になる。
また、処理対象の画像データが存在しているバッファメモリに対応する画像処理部を使用しているジョブがいつ空きになるかを調べ、空きになるまでの所要時間が一定時間以下の場合には、転送条件が不成立となり、その圧縮伸張部が空きになるまでジョブの実行を待機するように構成してもよい。多量の画像データを転送するよりも、使用中のジョブの終了を待った方が結果的に速やかにジョブを実行できる場合に適する。
このほか、実施の形態では、プリンタ部12を第1画像処理部20に固定的に接続したが、スキャナ部11のように第1画像処理部20と第2画像処理部30のいずれにも切り替え可能に接続してもよい。また、複合機を例に説明したが、画像処理部を複数備えた画像処理装置であれば、その種類は問わない。
本発明の実施の形態に係わる画像処理装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係わる画像処理装置がコピージョブの実行中にプリントデータの受信動作を同時に行なう場合の画像データの流れの一例を示す説明図である。 図2のプリントデータの受信動作でハードディスク装置に格納した画像データを読み出してプリントする際の画像データの流れの一例を示す説明図である。 コピージョブの実行中にこのジョブに係わる画像のサムネイル表示を行なう場合の画像データの流れの一例を示す説明図である。 スキャンtoE−Mailジョブの実行中にこのジョブに係わる画像のサムネイル表示を行なう場合の画像データの流れの一例を示す説明図である。 現ジョブのサムネイル画像を表示する処理を示す流れ図である。 一般化したジョブ実行処理を示す流れ図である。
符号の説明
10…画像処理装置
11…スキャナ部
12…プリンタ部
13…PCIバス
14…制御部
20…第1画像処理部
21…第1のバッファメモリ
22…第1のメモリ制御部
23…第1の圧縮伸張部
30…第2画像処理部
31…第2のバッファメモリ
32…第2のメモリ制御部
33…第2の圧縮伸張部
40…DMAコントローラ
41…USBインターフェイス部
42、44…PCIブリッジ
43…プリントコントローラ部
45…操作パネル
46…IDEインターフェイス部
47…ハードディスク装置
48…ネットワーク制御部
49…ネットワーク

Claims (4)

  1. 複数のジョブを同時に実行可能な画像処理装置において、
    画像データを圧縮伸張するための複数の圧縮伸張部と、
    前記圧縮伸張部毎に設けたメモリと、
    前記メモリ間で画像データを転送するための転送手段と、
    ジョブの実行を制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、第1のジョブで使用中の圧縮伸張部に対応するメモリに、第2のジョブで処理すべき画像データが格納されているとき、その画像データを、使用中でない圧縮伸張部に対応するメモリに前記転送手段で転送し、そのメモリの圧縮伸張部を使用して第2のジョブを実行する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記転送手段が、ダイレクト・メモリ・アクセス制御手段である
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記制御手段は、所定の転送条件が成立する場合にのみ、前記転送を行なう
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記制御手段は、使用中でない圧縮伸張部が複数ある場合に所定の選択条件に従って転送先のメモリを選択する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
JP2004289521A 2004-10-01 2004-10-01 画像処理装置 Withdrawn JP2006108828A (ja)

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