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JP2005206412A - 二酸化チタン微粒子および二酸化チタン多孔体 - Google Patents

二酸化チタン微粒子および二酸化チタン多孔体 Download PDF

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JP2005206412A JP2004013867A JP2004013867A JP2005206412A JP 2005206412 A JP2005206412 A JP 2005206412A JP 2004013867 A JP2004013867 A JP 2004013867A JP 2004013867 A JP2004013867 A JP 2004013867A JP 2005206412 A JP2005206412 A JP 2005206412A
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辰也 石井
Zhonghua Zhou
忠華 周
Fumio Tokutake
文夫 徳岳
Yugo Ito
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Abstract

【課題】 蛍光灯光、光強度の低い光源にも対応可能であり、可視光照射に対する光触媒活性の向上により、光触媒としての実用性に優れた二酸化チタン微粒子および多孔体を提供する。
【解決手段】 ルチル型二酸化チタンと、炭素、水素、窒素、硫黄から選ばれた少なくとも2種類がドープされているアナターゼ型二酸化チタンとの混合物からなる二酸化チタン微粒子であって、該二酸化チタン微粒子0.2gを10cm四方に均一層とした試料を容積1lのガスバッグ内に入れ、当初イソプロパノールガス濃度を1500ppm±150ppmとし、前記試料に、紫外線が遮光された蛍光灯(20W4本)の光を、波長420nmにおける強度0.5mW/cm2で1時間照射後、生成したアセトンガス濃度が500ppm以上となるものを得る。
【選択図】 なし

Description

本発明は、可視光活性型光触媒、半導体や光通信の反射膜として好適に用いることができる二酸化チタン微粒子および多孔体に関する。特に、可視光または蛍光灯光の照射に対して活性を示し、このような光触媒活性を利用して、分解、除去、消臭、抗菌、防汚、防曇等の作用を奏することにより、塗料、繊維製品、シックハウス解消剤、工業排水・排ガス等の無害化処理剤、医用材料等に好適に用いることができる二酸化チタン微粒子および多孔体に関する。
二酸化チタン等の半導体粒子に、そのバンドギャップ以上のエネルギーを有する光を照射すると、光励起により生成した電子および正孔が、該半導体粒子表面に移動し、周囲に存在するイオン種や分子種に作用して、光触媒反応と呼ばれる様々な反応を引き起こす。
特に、二酸化チタン微粒子は、その表面に生じた正孔が、強力な酸化力を有していることから、塗料、繊維製品、シックハウスの解消、工業排水・排ガスの無害化処理剤等への応用が種々提案されており、一部は既に実用化されている。
従来、光触媒技術分野において使用されている二酸化チタン微粒子は、アナターゼ型またはルチル型の結晶質である。
アナターゼ型またはルチル型の二酸化チタンのバンドギャップは、それぞれ3.2eV(波長387.5nmに相当)または3.0eV(波長413.3nmに相当)であるため、励起光としては、それぞれ波長387.5nm以下または波長413.3nm以下の短波長光である紫外線が利用されているに過ぎず、可視光等の光は利用されていなかった。
このため、前記結晶質の二酸化チタンは、光の中に紫外線がほとんど存在しない屋内等で使用される内装塗料、繊維製品、シックハウス解消剤等の用途においては、機能を果たすことは困難であり、実際上、用途範囲は制限されていた。
これに対して、最近では、太陽光および人工光を効率よく利用する目的で、可視光の照射により触媒活性を示す二酸化チタンの開発が種々検討されるようになってきた。
例えば、非特許文献1には、二酸化チタン光触媒を用いたナフタレンのジヒドロキシ化反応において、従来は、ルチル型二酸化チタン粉末の方が、アナターゼ型二酸化チタン粉末よりも活性が高いとされていたが、アナターゼ型とルチル型の二酸化チタン粉末を混合して用いることにより、個々の二酸化チタン粉末を別々に用いる場合と比較して、触媒活性が5〜10倍向上したことが開示されている。
横野照尚、外3名,「触媒」,触媒学会,平成12年9月10日,第42巻,第6号,p.390〜392
上記非特許文献1に記載されているアナターゼ型とルチル型の二酸化チタンの混合粉末においては、ルチル型粉末にアナターゼ型粉末が担持された構造をとることによって、酸素への電子移動が効率よく行われるようになり、触媒活性が向上したと考えられると開示されている。
しかしながら、上記非特許文献1におけるアナターゼ型とルチル型の二酸化チタンの混合粉末を用いた光触媒活性の検討は、光源として500Wの超高圧水銀ランプを用いて光照射を行ったものである。
このような超高圧水銀ランプは、上述したような内装塗料、繊維製品、シックハウス解消剤等の用途における照射光である太陽光および人工光とは異なり、実用的なランプとしては、ほとんど用いられていないものであった。
そこで、本発明者らは、実用性の面から、通常の可視光または蛍光灯の照射による光触媒活性を利用して、塗料、繊維製品、シックハウスの解消、工業排水・排ガスの無害化処理剤等への応用が可能である二酸化チタン光触媒を得るべく検討を行った結果、特定の構成からなる二酸化チタン微粒子が可視光および蛍光灯照射に対して優れた光触媒活性を示すことを見出した。
したがって、本発明は、蛍光灯光、光強度の低い光源にも対応可能であり、可視光照射に対する光触媒活性の向上により、光触媒としての実用性に優れた二酸化チタン微粒子および多孔体を提供することを目的とするものである。
本発明に係る二酸化チタン微粒子は、ルチル型二酸化チタンと、炭素、水素、窒素、硫黄から選ばれた少なくとも2種類がドープされているアナターゼ型二酸化チタンとの混合物からなることを特徴とする。
このように構成された二酸化チタン微粒子は、従来の酸素欠乏型または窒素ドープされた二酸化チタン光触媒よりも、可視光照射による光触媒活性の向上が図られ、しかも、蛍光灯光、光強度の低い光源にも対応可能である。
前記二酸化チタン微粒子において、前記アナターゼ型二酸化チタンには、炭素、水素、硫黄から選ばれた少なくとも1種類および窒素がドープされていることが好ましい。
このように、窒素を必須のドーパントとして、それ以外に、炭素、水素、硫黄から選ばれた少なくとも1種類をドープすることにより、より優れた可視光触媒活性を示すことができる。
上記のような二酸化チタン微粒子の中でも、特に、炭素、水素および窒素がドープされているものが好適である。
また、前記二酸化チタン混合物のうち、アナターゼ型二酸化チタンが10重量%以上90重量%以下であることが好ましい。
光触媒活性の向上の観点から、アナターゼ型の重量比率は、上記範囲内であることが好ましい。
また、本発明に係る二酸化チタン微粒子において、前記アナターゼ型二酸化チタンは、原料一次粒子が平均粒径30nm以上50nm以下、比表面積300m2/g以上であり、また、前記ルチル型二酸化チタンは、原料一次粒子が平均粒径500nm以下、比表面積1m2/g以上であることが好ましい。
アナターゼ型およびルチル型二酸化チタンが、それぞれ上記のような性状の一次粒子により構成されることにより、粒子が著しく凝集することなく、光が有効に照射されるため、光触媒活性のより一層の向上を図ることができる。
さらに、前記二酸化チタン微粒子は、該二酸化チタン粒子0.2gを10cm四方に均一層とした試料を容積1lのガスバッグ内に入れ、当イソプロパノールガス濃度を1500ppm±150ppmとし、前記試料に、紫外線が遮光された蛍光灯(20W4本)の光を、波長420nmにおける強度0.5mW/cm2で1時間照射後、生成したアセトンガス濃度が500ppm以上となるものであることが好ましい。
上記のようなイソプロパノール(IPA)酸化反応による光触媒活性評価法によって、本発明に係る二酸化チタン微粒子が、可視光照射に対して優れた光触媒活性を示すものであることの明確化を図ることができる。
本発明に係る二酸化チタン微粒子は、上記のようなIPA酸化活性を示すことにより、可視光照射下において、シックハウスの原因と言われているホルムアルデヒド等のアルデヒド類ガス、車の排ガスNOX等の環境汚染物質、ダイオキシン等の環境ホルモン等の人体を害する物質を分解・除去する等の優れた機能を発揮することができる。
したがって、本発明に係る二酸化チタン微粒子は、そのまま可視光活性型光触媒として好適に用いることができる。
また、前記二酸化チタン微粒子は、該二酸化チタン粒子0.2gを10cm四方に均一層とした試料を容積1lのガスバッグ内に入れ、当イソプロパノールガス濃度を1500ppm±150ppmとし、前記試料に、蛍光灯(20W4本)の光を、波長420nmにおける強度0.5mW/cm2で30分照射後、生成したアセトンガス濃度が1500ppm以上となるものであることが好ましい。
通常の蛍光灯光は、紫外線も含んでいるため、本発明に係る二酸化チタン微粒子は、可視光のみを照射した場合よりも、上記のように、より一層優れたIPA酸化活性、すなわち、光触媒活性を示すものであることが好ましい。
さらにまた、前記二酸化チタン微粒子は、該二酸化チタン粒子0.2gを10cm四方に均一層とした試料を容積1lのガスバッグ内に入れ、当イソプロパノールガス濃度を1500ppm±150ppmとし、前記試料に、ブラックライト(20W2本)の光を、波長350nmにおける強度0.5mW/cm2で10分間照射後、生成したアセトンガス濃度が1700ppm以上となるものであることが好ましい。
また、本発明に係る二酸化チタン多孔体は、ルチル型二酸化チタンと、炭素、水素、窒素、硫黄から選ばれた少なくとも2種類がドープされているアナターゼ型二酸化チタンとの混合物からなる前記二酸化チタン微粒子が、アルミナ、シリカ、アルミナ−シリカ質、コージライト、アルミナ−コージライト、炭化ケイ素、リン酸カルシウムのうちのいずれか1種以上からなる多孔体の骨格表面に配置されていることを特徴とする。
また、本発明に係る他の態様の二酸化チタン多孔体は、炭素、水素、窒素、硫黄から選ばれた少なくとも2種類がドープされているアナターゼ型二酸化チタン微粒子が、ルチル型二酸化チタンからなる多孔体の骨格表面に配置されていることを特徴とする。
上記のような各態様の二酸化チタン多孔体は、上記した本発明に係る二酸化チタン微粒子と同様の効果を奏するものであり、しかも、上記のような多孔体構造とすることにより、表面積が大きくなるため、光触媒として、より有効に作用させることができ、各種の光触媒を用いた装置のエレメントとしても好適に利用することができる。
上述のとおり、本発明に係る二酸化チタン微粒子および多孔体は、従来の可視光活性型光触媒に比べて、可視光照射に対して高い光触媒活性を示すとともに、蛍光灯光、光強度の低い光源にも対応可能であり、光触媒としての実用性に優れたものである。
このため、本発明に係る二酸化チタン微粒子および多孔体は、その光触媒活性を利用して、分解、除去、消臭、抗菌、防汚、防曇等の作用を奏することにより、塗料、繊維製品、シックハウス解消剤、建材、自動車等への内装材、家具、家電製品、住宅設備、食器等の防汚、消臭、除菌のため、あるいは、工業排水・排ガス等の無害化処理剤、医用材料等の様々な用途に好適に用いることができる。
以下、本発明をより詳細に説明する。
本発明に係る二酸化チタン微粒子は、ルチル型二酸化チタンと、炭素、水素、窒素、硫黄から選ばれた少なくとも2種類がドープされているアナターゼ型二酸化チタンとの混合物からなるものである。
このように構成された二酸化チタン微粒子は、従来の酸素欠乏型または窒素ドープされた二酸化チタン光触媒よりも、可視光照射による光触媒活性の向上が図られる。
さらに、従来は、二酸化チタン光触媒は、主に、光強度の高い紫外線照射により用いられていたが、本発明に係る二酸化チタン微粒子は、蛍光灯光、光強度の低い光源にも対応して、優れた光触媒活性を発揮することができる。
しかも、本発明に係る二酸化チタン微粒子は、紫外線照射に対する光触媒活性も、従来の二酸化チタン光触媒以上の性能を示すものである。
また、前記二酸化チタン微粒子においては、アナターゼ型二酸化チタンに、窒素を必須のドーパントとして、それ以外に、炭素、水素、硫黄から選ばれた少なくとも1種類をドープすることにより、より優れた可視光触媒活性を示すことができる。
特に、炭素、水素および窒素がドープされたものが好ましい。
一般に、二酸化チタンには、ルチル型(正方晶系)、アナターゼ型(正方晶系)、ブルッカイト型(斜方晶系)の3種の変態があり、いずれもチタン原子に酸素原子が6配位した、ゆがんだ八面体の稜が共有された構造を有している。本発明においては、このうち、光触媒活性を発現させる観点から、ルチル型およびアナターゼ型の混合物を用いることが好ましい。
前記二酸化チタン混合物の重量比率は、光触媒活性の向上の観点から、アナターゼ型二酸化チタンが10重量%以上90重量%以下であることが好ましい。
特に、ルチル型およびアナターゼ型の相乗効果が得られやすいことから、アナターゼ型二酸化チタンが25重量%以上70重量%以下であることが好ましい。
なお、前記二酸化チタン微粒子における二酸化チタン成分の含有量は、80重量%以上であることが好ましく、より好ましくは、95重量%以上である。
二酸化チタン成分の含有量が80重量%未満である場合は、十分な光触媒活性が得られない。
したがって、20重量%未満の範囲であれば、二酸化チタンの可視光照射による光触媒活性を損なわない限り、他の無機化合物等を混合した複合粒子を用いることができる。
二酸化チタンに混合される無機化合物としては、例えば、シリカ、アルミナ、ジルコニア、マグネシア、酸化亜鉛等を挙げることができる。
また、前記アナターゼ型二酸化チタンにおけるドーパント濃度は、窒素については、50重量ppm以上27000重量ppm以下であることが好ましく、より好ましくは、700重量ppm以上10000重量ppm以下である。特に、1500重量ppm以上5000重量ppm以下であることが好ましい。
前記窒素の濃度が50重量ppm未満である場合は、可視光照射に対する十分な光触媒活性が得られず、特に、初期活性の立ち上がりが遅く、しかも、立ち上がり勾配が小さく、可視光の強度や用途等によっては、その目的を十分に達成することが困難な場合がある。
一方、前記窒素の濃度が10000重量ppmを超える場合は、製造に時間と手間を要するため、実用的であるとは言い難い。
また、窒素以外の各ドーパント濃度は、炭素、硫黄は50〜1500重量ppm程度、水素は1〜50重量ppm程度であることが好ましい。炭素、硫黄は100重量ppm以上であることが特に好ましい。
上記各ドーパントのドーピング方法は、特に限定されるものではなく、通常、この種のドープにおいて用いられる、熱拡散法、レーザドーピング法、プラズマドーピング法、イオン注入法等の方法を採用して差し支えない。
具体的には、イオン注入装置を用いて、窒素アニオンや炭素アニオン源等からの加速イオンを二酸化チタンターゲットに打ち込む方法により行うことができる。
また、窒素および炭素ドープの場合には、シアン(HCN)、シアン酸もしくはイソシアン酸(HOCN)、低級アミン(RNH2、R2NH、R3N)、アゾ、ジアゾ化合物等を含有する溶液、または、これらとアンモニア(NH3)とを含有する溶液中で、塩化チタン(TiCl4)等の溶液状ハロゲン化チタンを加水分解する方法を用いることもできる。あるいはまた、シアン、シアン酸またはイソシアン酸、低級アミン等またはこれらとアンモニアとを含有する窒素またはアルゴン等の不活性ガス気流中で、または、各種炭化水素とアンモニアとの混合ガス気流中で、二酸化チタン原料微粒子を熱処理(アニール)する方法等によっても行うことができる。
なお、前記ドーパントは、それぞれ別の化合物の分解によってドープしてもよい。このとき、各ドーパントのドーピングは、同時でも、逐次でもよく、また、ドープ時期についても、その態様に応じて、粒子形成時または形成後のいずれであってもよい。
また、本発明に係る二酸化チタン微粒子の性状は、前記アナターゼ型二酸化チタンは、原料一次粒子が平均粒径30nm以上50nm以下、比表面積300m2/g以上であることが好ましく、また、前記ルチル型二酸化チタンは、原料一次粒子が平均粒径500nm以下、比表面積1m2/g以上であることが好ましい。
アナターゼ型およびルチル型二酸化チタンが、それぞれ上記のような性状の一次粒子により構成されることにより、粒子が著しく凝集することなく、光が有効に照射されるため、光触媒活性のより一層の向上を図ることができる。
特に、アナターゼ型に酸化チタンにおいては、上記のように比表面積が大きい一次粒子を原料とすることにより、単位体積当りに窒素を多量にドープすることができ、しかも、得られる二酸化チタン微粒子の光触媒反応に寄与する表面積も大きくすることができる。
本発明に係る二酸化チタン微粒子は、可視光の照射下において、ホルムアルデヒド、イソプロパノール(IPA)等の酸化活性を示すものである。
特に、該に酸化チタン微粒子0.2gを10cm四方に均一層とした試料を容積1lのガスバッグ内に入れ、当初イソプロパノールガス濃度を1500ppm±150ppmとし、前記試料に、紫外線が遮光された蛍光灯(20W4本)の光を、波長420nmにおける強度0.5mW/cm2で1時間照射後、生成したアセトンガス濃度が500ppm以上となるものであることが好ましい。
IPAは酸化されると、アセトンを生成する。さらに、酸化反応が進行すると、最終的には、二酸化炭素と水を生成する。このようなIPAの酸化反応は、光触媒活性を評価するための標準的な方法の一つとして用いられている。
一般に、二酸化チタン等の光触媒活性の評価方法としては、光触媒製品技術協議会の光触媒性能評価試験法IIb(ガスバッグB法)が用いられるが、このガスバッグB法は、紫外線照射による光触媒活性を評価するものである。
これに対して、本発明においては、可視光照射に対する光触媒活性を評価するために、上記のような独自の評価試験法を採用する。これにより、本発明に係る二酸化チタン微粒子が、可視光照射に対して優れた光触媒活性を示すものであることの明確化を図ることができる。
さらに、前記二酸化チタン微粒子は、上記と同様の方法で、紫外線を遮光せずに蛍光灯(20W4本)の光を直接、波長420nmにおける強度0.5mW/cm2で30分間照射後、生成したアセトンガス濃度が1500ppm以上となるものであることが好ましい。
通常の蛍光灯光は、紫外線も含んでいるため、本発明に係る二酸化チタン微粒子は、このように、可視光のみを照射した場合よりも、より一層優れたIPA酸化活性、すなわち、光触媒活性を示すものであることが好ましい。
さらにまた、前記二酸化チタン微粒子は、該二酸化チタン粒子0.2gを10cm四方に均一層とした試料を容積1lのガスバッグ内に入れ、当イソプロパノールガス濃度を1500ppm±150ppmとし、前記試料に、ブラックライト(20W2本)の光を、波長350nmにおける強度0.5mW/cm2で10分間照射後、生成したアセトンガス濃度が1700ppm以上となるものであることが好ましい。
上記のように、本発明に係る二酸化チタン微粒子は、蛍光灯光、紫外線を遮光した蛍光灯光、または、ブラックライト光を上記条件下で照射した場合のすべての結果が、上記した各生成アセトン濃度以上となるものであることが好ましい。これにより、強い紫外線照射を必要とすることなく、十分な光触媒活性を示すものであると言える。
上記のような二酸化チタン微粒子は、その特性を多孔体に反映させることにより、より実用的な態様とすることができる。
その好ましい態様の1つは、請求項1記載されたような二酸化チタン微粒子、すなわち、ルチル型二酸化チタンと、炭素、水素、窒素、硫黄から選ばれた少なくとも2種類がドープされているアナターゼ型二酸化チタンとの混合物からなる二酸化チタン微粒子が、アルミナ、シリカ、アルミナ−シリカ質、コージライト、アルミナ−コージライト、炭化ケイ素、リン酸カルシウムのうちのいずれか1種以上からなる多孔体の骨格表面に配置されている二酸化チタン多孔体である。
前記二酸化チタン多孔体は、以下のようにして得ることができる。代表として、アルミナからなる多孔体を多孔体の骨格とする場合を例として説明する。
まず、アルミナからなる多孔体を製造するが、該多孔体の製造には、一般的なセラミックス多孔体の製造方法を適用することができる。
例えば、アルミナ原料粉末を溶媒に分散させてスラリーを調製し、該スラリーをウレタンフォームに浸透させて、骨格表面に前記スラリー層を形成させた後、焼成してウレタンを焼き抜くことにより、前記多孔体が得られる。
あるいはまた、前記スラリーに架橋重合性樹脂を混合撹拌し、泡状として架橋させた後、焼成する方法等によっても、前記多孔体が得られる。
そして、上記のようにして得られたアルミナからなる多孔体を、ルチル型二酸化チタンと、炭素、水素、窒素、硫黄から選ばれた少なくとも2種類がドープされているアナターゼ型二酸化チタンとの混合物からなる二酸化チタン微粒子を含むスラリーに浸漬等することにより、前記多孔体表面に前記二酸化チタン微粒子を配置し、熱処理することにより、本発明に係る二酸化チタン多孔体を得ることができる。
また、本発明に係る他の態様の二酸化チタン多孔体としては、炭素、水素、窒素、硫黄から選ばれた少なくとも2種類がドープされているアナターゼ型二酸化チタン微粒子が、ルチル型二酸化チタンからなる多孔体の骨格表面に配置されているものであってもよい。
前記アルミナ、シリカ、アルミナ−シリカ質、コージライト、アルミナ−コージライト、炭化ケイ素、リン酸カルシウムのうちのいずれか1種以上からなる多孔体に替えて、ルチル型二酸化チタンからなる多孔体とし、また、該多孔体の骨格表面に配置される二酸化チタン微粒子を、ルチル型二酸化チタンとアナターゼ型二酸化チタンとの混合物からなる微粒子に替えて、炭素、水素、窒素、硫黄から選ばれた少なくとも2種類がドープされているアナターゼ型二酸化チタン微粒子としたものである。
上記のような各態様の二酸化チタン多孔体は、本発明に係る二酸化チタン微粒子と同様の効果が得られる多孔体として得ることができる。このような多孔体とすることにより、表面積が大きくなるため、光触媒として、より有効に作用させることができ、各種の光触媒を用いた装置のエレメント等として好適に利用することが可能となる。
以下、本発明に係る二酸化チタン微粒子の上記光触媒活性の評価試験法の具体例を説明する。下記においては、蛍光灯照射による評価の場合を代表として示す。
まず、二酸化チタン微粒子0.2gを水に分散させて、これを10cm×10cmの石英ガラス板に塗布し、50℃で一晩乾燥させ、これを試験試料とする。
次に、この試験試料を、容積1lのテドラーバッグに入れた後、イソプロパノール(IPA)蒸気を含んだ空気を該テドラーバッグ内に1時間循環させ、二酸化チタン微粒子のガス吸着を飽和させる。
このテドラーバッグ内のIPAガス濃度およびアセトンガス濃度をガスクロマトグラフィにより測定し、IPAガス濃度が1500ppm±150ppm、アセトンガス濃度が0ppmとなるように試験ガスを調製し、この状態を光照射前(当初)の状態とする。
そして、前記テドラーバッグを、裸の20Wの蛍光灯4本を用いて、波長420nmにおける光強度0.5mW/cm2の光を30分間照射後、IPAの酸化により生成したアセトンガス濃度を測定する。
上記評価試験法において30分間の光照射後のアセトンガス濃度の測定結果が、本発明に係る二酸化チタン微粒子は、1500ppm以上となるものであることが好ましく、これにより、優れた光触媒活性を示すものであることを明示することができる。
上記のような蛍光灯光の照射下におけるIPAの酸化反応の促進作用、すなわち、IPA酸化活性を示すことは、シックハウスの原因と言われているホルムアルデヒド等のアルデヒド類ガス、車の排ガスNOX等の環境汚染物質、ダイオキシン等の環境ホルモン等の人体を害する物質を分解・除去する能力を持つことを意味し、二酸化チタンとしての優れた機能が発揮されると言える。
したがって、本発明に係る二酸化チタン微粒子は、通常の蛍光灯光の照射のみで、優れた光触媒粒子として適用することができる。
以下、本発明を実施例に基づきさらに具体的に説明するが、本発明は下記の実施例により制限されるものではない。
[実施例1]
平均粒径300〜500nmのルチル型二酸化チタン微粒子と、窒素3000重量ppmおよび炭素150重量ppmをドープした平均粒径30〜50nmのアナターゼ型二酸化チタン微粒子との混合重量比を変化させて混合した各種二酸化チタン微粒子を製造した。
なお、本実施例に係る二酸化チタン微粒子は、ルチル型およびアナターゼ型の二酸化チタン微粒子のみからなり、上記以外の成分は含まないものである。
これらの二酸化チタン微粒子について、下記の方法により、光触媒活性の評価試験を行った。
まず、前記二酸化チタン微粒子0.2gを水に分散させて、これを10cm×10cmの石英ガラス板に塗布し、50℃で一晩乾燥させ、これを試験試料とした。
次に、この試験試料を、容積1lのテドラーバッグに入れた後、イソプロパノール(IPA)蒸気を含んだ空気をテドラーバッグ内に1時間循環させ、二酸化チタン微粒子のガス吸着を飽和させて、試験ガスを調製した。
この試験ガスのIPAおよびアセトンのガス濃度をガスクロマトグラフィ(Shimadzu GC−8A、カラム:島津パックドカラムSBS−100)により測定したところ、IPAは1600ppm、アセトンは未検出(ND)であった。この状態を光照射前(当初)の状態とした。
そして、前記テドラーバッグに、光源として20Wの蛍光灯(Toshiba FLR20S,W/M)2本を用いて、波長420nmにおける光強度0.5mW/cm2の光を30分間照射後、IPAの酸化により生成したアセトンガス濃度を測定した。
この結果を図1にグラフにして示す。
図1のグラフに示したように、ルチル型とアナターゼ型の二酸化チタンとを重量比ほぼ1:1(等量)で混合したとき、光触媒活性が最大となることが認められた。
また、上記評価試験方法において、光源として波長410nm以下の紫外線を遮光するフィルム(富士写真フィルム株式会社製 UV Guard UGP20WL10)を装着させた20Wの蛍光灯(Toshiba FLR20S,W/M)2本を用いて、それ以外の条件は上記評価試験方法と同様にして、ルチル型とアナターゼ型の二酸化チタンがほぼ等量で混合された二酸化チタン微粒子について、波長420nmにおける光強度0.5mW/cm2の光を1時間照射後、IPAの酸化により生成したアセトンガス濃度を測定した。
さらに、光源として20Wのブラックライト(SANKYO DENKI FL20SBLB 20W)を用いて、それ以外の条件は上記評価試験方法と同様にして、ルチル型とアナターゼ型の二酸化チタンがほぼ等量で混合された二酸化チタン微粒子について、波長350nmにおける光強度0.5mW/cm2の光を10分間照射後、IPAの酸化により生成したアセトンガス濃度を測定した。
これらの結果を表1に示す。
[比較例1]
実施例1と同じルチル型二酸化チタン微粒子と、市販のアナターゼ型二酸化チタン微粒子(紫外線照射下で光触媒活性を示すもの)とを重量比1:1(等量)で混合したものについて、実施例1と同様にして光触媒活性評価試験を行った。
この結果を表1に示す。
[比較例2]
市販のルチル・アナターゼ混合型二酸化チタン微粒子(平均粒径30〜40nm、重量比ルチル:アナターゼ=3:7)について、実施例1と同様にして光触媒活性評価試験を行った。
この結果を表1に示す。
[比較例3]
市販のアナターゼ型二酸化チタン微粒子(比較例1と同じもの)のみからなるものについて、実施例1と同様にして、光触媒活性評価試験を行った。
この結果を表1に示す。
[比較例4]
実施例1と同じルチル型二酸化チタン微粒子のみからなるものについて、実施例1と同様にして、光触媒活性評価試験を行った。
この結果を表1に示す。
[比較例5]
窒素3000重量ppmおよび炭素150重量ppmをドープした平均粒径30〜50nmのアナターゼ型二酸化チタン微粒子について、実施例1と同様にして、光触媒活性評価試験を行った。
この結果を表1に示す。
Figure 2005206412
表1に示した評価結果から、ルチル型二酸化チタンと、窒素および炭素がドープされているアナターゼ型二酸化チタンとの混合物からなる二酸化チタン微粒子(実施例1)は、ドーパントを含まない二酸化チタン微粒子(比較例1)、製造過程においてルチル・アナターゼ混合型とされた二酸化チタン微粒子(比較例2)、市販のアナターゼ型二酸化チタン微粒子(比較例3)、市販のルチル型二酸化チタン微粒子(比較例4)、実施例1に係るアナターゼ型のみからなる二酸化チタン微粒子(比較例5)のいずれのものよりも、蛍光灯光および可視光に対して優れた光触媒活性を示すことが認められた。
また、本発明に係る二酸化チタン微粒子は、可視光に限らず、紫外光も有効に利用することができるため、蛍光灯光のみの通常の屋内環境においても、光触媒として十分に利用することができる。
なお、光を照射しない暗条件においては、いずれの二酸化チタン微粒子についても、変化は観察されなかった。
実施例1に係る二酸化チタン微粒子中のアナターゼ型二酸化チタンの重量比率と、アセトンガス生成量との関係を示したグラフである。

Claims (10)

  1. ルチル型二酸化チタンと、炭素、水素、窒素、硫黄から選ばれた少なくとも2種類がドープされているアナターゼ型二酸化チタンとの混合物からなることを特徴とする二酸化チタン微粒子。
  2. 前記アナターゼ型二酸化チタンに、炭素、水素、硫黄から選ばれた少なくとも1種類および窒素がドープされていることを特徴とする請求項1記載の二酸化チタン微粒子。
  3. 前記二酸化チタンの混合物のうち、アナターゼ型二酸化チタンが10重量%以上90重量%以下であることを特徴とする請求項1または請求項2記載の二酸化チタン微粒子。
  4. 前記アナターゼ型二酸化チタンは、原料一次粒子が平均粒径30nm以上50nm以下、比表面積300m2/g以上であることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかに記載の二酸化チタン微粒子。
  5. 前記ルチル型二酸化チタンは、原料一次粒子が平均粒径500nm以下、比表面積1m2/g以上であることを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれかに記載の二酸化チタン微粒子。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれかに記載の二酸化チタン微粒子であって、
    該二酸化チタン粒子0.2gを10cm四方に均一層とした試料を容積1lのガスバッグ内に入れ、当イソプロパノールガス濃度を1500ppm±150ppmとし、前記試料に、紫外線が遮光された蛍光灯(20W4本)の光を、波長420nmにおける強度0.5mW/cm2で1時間照射後、生成したアセトンガス濃度が500ppm以上となるものであることを特徴とする二酸化チタン微粒子。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれかに記載の二酸化チタン微粒子であって、
    該二酸化チタン粒子0.2gを10cm四方に均一層とした試料を容積1lのガスバッグ内に入れ、当イソプロパノールガス濃度を1500ppm±150ppmとし、前記試料に、蛍光灯(20W4本)の光を、波長420nmにおける強度0.5mW/cm2で30分間照射後、生成したアセトンガス濃度が1500ppm以上となるものであることを特徴とする二酸化チタン微粒子。
  8. 請求項1から請求項6までのいずれかに記載の二酸化チタン微粒子であって、
    該二酸化チタン粒子0.2gを10cm四方に均一層とした試料を容積1lのガスバッグ内に入れ、当イソプロパノールガス濃度を1500ppm±150ppmとし、前記試料に、ブラックライト(20W2本)の光を、波長350nmにおける強度0.5mW/cm2で10分間照射後、生成したアセトンガス濃度が1700ppm以上となるものであることを特徴とする二酸化チタン微粒子。
  9. 請求項1記載の二酸化チタン微粒子が、アルミナ、シリカ、アルミナ−シリカ質、コージライト、アルミナ−コージライト、炭化ケイ素、リン酸カルシウムのうちのいずれか1種以上からなる多孔体の骨格表面に配置されていることを特徴とする二酸化チタン多孔体。
  10. 炭素、水素、窒素、硫黄から選ばれた少なくとも2種類がドープされているアナターゼ型二酸化チタン微粒子が、ルチル型二酸化チタンからなる多孔体の骨格表面に配置されていることを特徴とする二酸化チタン多孔体。
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