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JP2005099206A - 波長可変フィルタおよび波長可変フィルタの製造方法 - Google Patents

波長可変フィルタおよび波長可変フィルタの製造方法 Download PDF

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JP2005099206A
JP2005099206A JP2003330619A JP2003330619A JP2005099206A JP 2005099206 A JP2005099206 A JP 2005099206A JP 2003330619 A JP2003330619 A JP 2003330619A JP 2003330619 A JP2003330619 A JP 2003330619A JP 2005099206 A JP2005099206 A JP 2005099206A
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昭浩 村田
Ryosuke Nakamura
亮介 中村
Shinichi Kamisuke
真一 紙透
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Seiko Epson Corp
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Abstract

【課題】リリースホールを必要とせず、可動部の安定した駆動が可能であり、構造、製造工程を簡易なものとすることができ、さらに小型化が図れる波長可変フィルタおよび波長可変フィルタの製造方法を提供する。
【解決手段】光透過性を有し、可動部31を有する第1の基板3と、光透過性を有し、第1の基板3に対向する第2の基板20と、可動部31と第2の基板20との間に設けられた第1のギャップ21および第2のギャップ22と、可動部31と第2の基板20との間において、第2のギャップ22を介して干渉を生じさせる干渉部と、第1のギャップ21を利用し、可動部31を第2の基板20に対して変位させることにより、第2のギャップ22の間隔を変更する駆動部とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、波長可変フィルタおよび波長可変フィルタの製造方法に関するものである。
本発明に関わる波長可変フィルタ(Optical Tunable Filter)の関連特許は、以下のようなものがある。
<表面マイクロマシニングによるフィルタ>
従来の波長可変フィルタの可変ギャップの厚みは、犠牲層の厚みのみにより制御される。この方法によると、犠牲層の製膜条件によって厚さにバラツキが生じてしまい、薄膜と駆動電極との間のクーロン力が一定ではなく、安定した駆動が得られないという問題がある。
また、可動部を基板の上に突出させた構造となっているため、波長可変フィルタの厚みが大きい。(例えば、特許文献1参照)。
<SOIウエハーを用いたフィルタ>
一方、US6341039では、SOI(Silicon on Insulator)ウエハーのSiO層を犠牲層として用い、可変ギャップを形成している。これによれば、可変ギャップを制御よく形成することができる。
しかしながら、駆動電極と可動部との間に絶縁構造が形成されていないため、大きな静電引力が発生した際に、可動部と駆動電極が貼り付きを起こしてしまうという問題がある(例えば、特許文献2参照)。
<両方式に共通する問題点>
また、最終的に犠牲層をリリースして可変ギャップを形成するが、リリース用の液体を犠牲層に導入するためのリリースホールが必要となる。このため、クーロン力が作用する面積が減少し、駆動電圧が増加してしまうという問題がある。
さらに、可変ギャップが小さいと、犠牲層をリリースする際に薄膜と駆動電極基板の間に水の表面張力によるスティッキングと呼ばれる貼り付き現象が発生する。
これらより、犠牲層をリリースしないような構造が求められている。
特開2002−174721号公報 米国特許第6341039号明細書
本発明の目的は、リリースホールを必要とせず、可動部の安定した駆動が可能であり、構造、製造工程を簡易なものとすることができ、さらに小型化が図れる波長可変フィルタおよび波長可変フィルタの製造方法を提供することにある。
このような目的は、下記の本発明により達成される。
本発明の波長可変フィルタは、光透過性を有し、可動部を有する第1の基板と、
光透過性を有し、前記第1の基板に対向する第2の基板と、
前記可動部と前記第2の基板との間に設けられた第1のギャップおよび第2のギャップと、
前記可動部と前記第2の基板との間において、前記第2のギャップを介して干渉を生じさせる干渉部と、
前記第1のギャップを利用し、前記可動部を前記第2の基板に対して変位させることにより、前記第2のギャップの間隔を変更する駆動部とを備えることを特徴とする。
これにより、構造を簡素化することができ、小型化を図ることができる。また、リリースホールを設ける必要がなく、容易に製造することができ、可動部を安定して駆動することができる。
本発明の波長可変フィルタは、光透過性を有し、可動部を有する第1の基板と、
光透過性を有し、前記第1の基板に対向する第2の基板と、
前記第2の基板に設けられた第1のギャップおよび第2のギャップと、
前記可動部と前記第2の基板との間において、前記第2のギャップを介して干渉を生じさせる干渉部と、
前記第1のギャップを利用し、前記可動部を前記第2の基板に対して変位させることにより、前記第2のギャップの間隔を変更する駆動部とを備えることを特徴とする。
可動部の移動用のギャップと、光を干渉するギャップが同一基板に設けられているため、構造、製造工程を簡易なものとすることができ、小型化を図ることができる。
本発明の波長可変フィルタでは、前記第2の基板は、前記可動部と対向する面に、前記第1のギャップに対応する第1の凹部と、前記第2のギャップに対応し、前記第1の凹部より深さが深い第2の凹部とを有することが好ましい。
可動部の移動用のギャップと、光を干渉するギャップが同一基板に設けられているため、構造、製造工程を簡易なものとすることができ、小型化を図ることができる。
本発明の波長可変フィルタでは、前記第1の凹部は、前記第2の凹部の外側に、該第2の凹部に連続して設けられていることが好ましい。
これにより、光を効率よく透過させることができる。また、可動部を安定して駆動することができる。
本発明の波長可変フィルタでは、前記駆動部は、クーロン力により可動部を変位させるよう構成されていることが好ましい。
これにより、可動部を安定して駆動することができる。
本発明の波長可変フィルタでは、前記第2の基板の前記第1のギャップに対応する面に駆動電極が設けられていることが好ましい。
これにより、可動部をさらに安定して駆動することができる。
本発明の波長可変フィルタでは、前記第1のギャップおよび前記第2のギャップは、それぞれエッチング法により設けられたものであることが好ましい。
これにより、精度の高い、第1のギャップおよび第2のギャップを設けることができる。
本発明の波長可変フィルタでは、前記第1の基板は、シリコンで構成されていることが好ましい。
これにより、構造、製造工程を簡易なものとすることができる。
本発明の波長可変フィルタでは、前記可動部は、平面視で略円形をなしていることが好ましい。
これにより、可動部を効率よく駆動することができる。
本発明の波長可変フィルタでは、前記第2の基板は、ガラスで構成されていることが好ましい。
これにより、精度の高い基板を製造することができ、光を効率よく透過させる波長可変フィルタを実現することができる。
本発明の波長可変フィルタでは、前記ガラスは、アルカリ金属を含有したガラスであることが好ましい。
これにより、製造をさらに容易に行うことができるとともに、第1の基板と第2の基板とを強固に、かつ高い密着性をもって接合することができる。
本発明の波長可変フィルタでは、前記可動部の前記第2のギャップに対応する面に、第1の反射膜を有し、前記第2の基板の前記可動部と対向する面に第2の反射膜を有することが好ましい。
これにより、光を効率よく反射させることができる。
本発明の波長可変フィルタでは、前記第1の反射膜および前記第2の反射膜は、それぞれ多層膜であることが好ましい。
これにより、膜厚を容易に変化させることができ、反射膜の製造を簡易なものとすることができる。
本発明の波長可変フィルタでは、前記第1の反射膜は、絶縁膜であることが好ましい。
これにより、可動部と第2の基板との間に、簡易な構成で、確実な絶縁構造を形成できる。
本発明の波長可変フィルタでは、前記可動部の前記第2のギャップと反対側の面と、前記第2の基板の前記第2のギャップの反対側の面との少なくとも一方に反射防止膜を有することが好ましい。
これにより、光の反射を抑制し、光を効率的に透過させることができる。
本発明の波長可変フィルタでは、前記反射防止膜は、多層膜であることが好ましい。
これにより、膜厚を容易に変化させることができ、反射防止膜の製造を簡易なものとすることができる。
本発明の波長可変フィルタでは、前記第2の基板は、前記第2のギャップと反対側に光を入射および/または出射させる光透過部を有することが好ましい。
これにより、光を効率よく透過させることができる。
本発明の波長可変フィルタの製造方法は、光透過性を有し、可動部を有する第1の基板と、
光透過性を有し、前記第1の基板に対向する第2の基板と、
前記可動部と前記第2の基板との間に設けられた第1のギャップおよび第2のギャップと、
前記可動部と前記第2の基板との間において、前記第2のギャップを介して干渉を生じさせる干渉部と、
前記第1のギャップを利用し、前記可動部を前記第2の基板に対して変位させることにより、前記第2のギャップの間隔を変更する駆動部とを備える波長可変フィルタの製造方法であって、
前記第1のギャップおよび前記第2のギャップをエッチング法で形成することを特徴とする。
可動部を駆動するギャップを製造する際、リリースホールを必要としないため、容易に製造することができ、可動部を安定して駆動することができる。
本発明の波長可変フィルタの製造方法は、光透過性を有し、可動部を有する第1の基板と、
光透過性を有し、前記第1の基板に対向する第2の基板と、
前記第2の基板に設けられた第1のギャップおよび第2のギャップと、
前記可動部と前記第2の基板との間において、前記第2のギャップを介して干渉を生じさせる干渉部と、
前記第1のギャップを利用し、前記可動部を前記第2の基板に対して変位させることにより、前記第2のギャップの間隔を変更する駆動部とを備える波長可変
フィルタの製造方法であって、
前記第2の基板に、前記第1のギャップおよび前記第2のギャップをエッチング法で形成することを特徴とする。
可動部を駆動するギャップと、光を干渉するギャップとが同一基板に設けられているため、構造、工程を簡易なものとすることができる。また、可動部を駆動するギャップを製造する際、リリースホールを必要としないため、容易に製造することができ、可動部を安定して駆動することができる。
以下、本発明の波長可変フィルタを添付図面に示す好適実施形態に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の波長可変フィルタの実施形態を示す、図2のA−A線での断面図、図2は、図1における波長可変フィルタの平面図である。また、以下の説明では、図1中の上側を「上」、下側を「下」と言う。
図1に示すように、波長可変フィルタ1は、第1の基板3と、第1の基板3に対向するベース基板2と、これら第1の基板3と、ベース基板2との間に設けられた第1のギャップ21および第2のギャップ22とを有している。
第1の基板3は、中央部に配置された、可動部31と、可動部31を変位(移動)可能に支持する支持部32と、可動部31に通電を行う通電部33とを有している。
この第1の基板3は、導電性および光透過性を有している。また、第1の基板3は、シリコン(Si)で構成されている。これにより、可動部31と、支持部32と、通電部33とを一体的に形成することができる。
ベース基板2は、第1の凹部211および第2の凹部221を有するベース本体(第2の基板)20と、駆動電極23と、導電層231と、光入射部(光透過部)24と、反射防止膜100と、第2の反射膜210とを備えている。
ベース本体20は、光透過性を有している。
ベース本体20の構成材料としては、例えば、ソーダガラス、結晶性ガラス、石英ガラス、鉛ガラス、カリウムガラス、ホウケイ酸ガラス、ホウケイ酸ナトリウムガラス、無アルカリガラス等の各種ガラスや、シリコン等が挙げられるが、例えば、ナトリウム(Na)のようなアルカリ金属を含有したガラスが好ましい。
このような観点からは、ソーダガラス、カリウムガラス、ホウケイ酸ナトリウムガラス等を用いることができ、例えば、コーニング社製のパイレックスガラス(登録商標)等が好適に用いられる。
このようなベース本体20の厚さ(平均)は、それぞれ、構成材料、用途等により適宜選択され、特に限定されないが、10〜2000μm程度であるのが好ましく、100〜1000μm程度であるのがより好ましい。
ベース本体20の、可動部31と対向する面に、第1の凹部211と、第1の凹部211より深さが深い第2の凹部221とが設けられている。
また、第1の凹部211は、第2の凹部221の外側に、第2の凹部221に連続して設けられている。
この第1の凹部211の外形形状は、後述する可動部31の外形形状に対応し、第1の凹部211の寸法(外形寸法)は、可動部31より少し大きく設定されている。
また、この第2の凹部221の外形形状は、可動部31の外形形状に対応し、第2の凹部221の寸法は、可動部31より少し小さく設定されている。
これにより、第1の凹部211と、可動部31の外周部(外側部)とが、互いに対向する。
この第1の凹部211および第2の凹部221は、後述するベース本体20の表面からエッチング処理を施すことにより形成するのが好ましい。この第1の凹部211内の空間は、第1のギャップ21となるものである。すなわち、可動部31と、第1の凹部211とが、第1のギャップ21を画成している。
同様に、この第2の凹部221内の空間は、第2のギャップ22となるものである。すなわち、可動部31と、第2の凹部221とが、第1のギャップ21を画成している。
この第1のギャップ21の厚さ(平均)は、用途などにより適宜選択され、特に限定されないが、0.5〜20μm程度であるのが好ましい。
また、第2のギャップ22の厚さ(平均)は、用途などにより適宜選択され、特に限定されないが、1〜100μm程度であるのが好ましい。
可動部31は、本実施形態においては、平面視で略円形状をなしている。これにより、可動部31を効率よく駆動できる。
可動部31の厚さ(平均)は、それぞれ、構成材料、用途等により適宜選択され、特に限定されないが、1〜500μm程度であるのが好ましく、10〜100μm程度であるのがより好ましい。
また、可動部31には、第2の凹部221と対向する面(可動部31の下面)に、光を効率的に反射させる第1の反射膜(HRコート)200が設けられ、第2の凹部221と対向する面の反対面(可動部31の上面)に光の反射を抑制する反射防止膜(ARコート)100が設けられている。
なお、可動部31の形状は、図示の形状に特に限定されないのは言うまでもない。
図2中の中央付近には、弾性(可撓性)を有する4つの支持部32が、それぞれ可動部31と通電部33とに一体的に形成されている。
この支持部32は、可動部31の外周側面に、等角度間隔に90°間隔おきに設けられている。可動部31は、図1中上下方向に自由に移動することができる。
なお、支持部32の数は必ずしも4つに限定されず、例えば、2つ、3つ、または、5つ以上でもよい。また、支持部32の形状は、図示のものに限定されない。
第1の基板3は、通電部33において、ベース基板2と接合されている。
通電部33は、支持部32を介して、可動部31に接続されている。
光入射部24は、ベース本体20の下面に設けられており、この光透過部24から、波長可変フィルタ1に光が入射されるようになっている。また、光入射部24の表面には反射防止膜100が設けられている。
また、第2の凹部221の表面には、第2の反射膜210が設けられている。
また、第1の凹部211の上面には、駆動電極23が設けられ、駆動電極23からベース本体20の端面に渡って、層状(膜状)をなす導電層231が設けられている。
また、駆動電極23および導電層231の上面には、第2の反射膜210が設けられている。
駆動電極23および導電層231は、それぞれ、導電性を有しており、例えばCr、Al、Al合金、Ni、Zn、Tiなどの金属、カーボンやチタンなどを分散した樹脂、多結晶シリコン(ポリシリコン)、アモルファスシリコン等のシリコン、窒化シリコン、ITOのような透明導電材料、Au等で構成されている。
このような駆動電極23および導電層231の厚さ(平均)は、それぞれ、構成材料、用途等により適宜選択され、特に限定されないが、0.1〜5μm程度であるのが好ましい。
また、図8に示すように、この波長可変フィルタ1の通電部33と、導電層231とから、図示しない回路基板に、それぞれワイヤ50を、例えば、はんだなどのろう材で接続する。
これにより、通電部33と、導電層231とがそれぞれ、ワイヤ50および回路基板を介して、図示しない電源に接続され、可動部31と、駆動電極23との間に電圧を印加することができる。
これら駆動電極23と、可動部31との間に電圧が印加されると、駆動電極23と、可動部31とが逆極性に帯電して、両者の間にクーロン力が発生し、このクーロン力によって、可動部31は、下方向に移動し、静止する。
この場合例えば、印加電圧を連続的、段階的に変化させることによって、可動部31をベース基板2に対して上下方向の所定の位置に移動させることができる。
これにより、距離xを所定の距離に調節(変更)することができ、後述するように所定の波長の光を出射させることが可能となる。
駆動電極23と、第1のギャップ21と、可動部31の外周部とで、クーロン力によって駆動する方式の駆動部(アクチュエータ)の主要部が構成される。
本実施形態の第1の反射膜200および第2の反射膜210は、絶縁性を有している。
すなわち、第1の反射膜200および第2の反射膜210は、絶縁膜を兼ねる。
これにより、第1の反射膜200は、駆動電極23と、可動部31とのショートを防ぐことができる。
また、第2の反射膜210は、導電層231と、第1の基板3とのショートを防ぐことができる。
本実施形態では、反射防止膜100と、第1の反射膜200と、第2の反射膜210とは、多層膜で形成されている。
多層膜の各層の厚さ、層数、材質を設定(調整)することによって、所定の波長の光を透過、反射させることができる多層膜を形成することができる(特性を変化させることができる)。
これにより、反射防止膜100、第1の反射膜200、第2の反射膜210とを容易に形成することができる。
次に、本発明の波長可変フィルタの動作(作用)について図7を用いて説明する。
図7に示すように、光源300から出射された光Lは、ベース基板2の下面に設けられた光入射部24から入射する。すなわち、光Lは、反射防止膜100、ベース基板20および第2の反射膜210を透過し、第2のギャップ22に入射する。
入射した光は、第1の反射膜200と第2の反射膜210との間において、反射を繰り返す(干渉を発生する)。この際、第1の反射膜200および第2の反射膜210により、光Lの損失を抑えることができる。
前記光Lの干渉の結果、距離xに対応した所定の波長の光(干渉光)は、第1の反射膜200、可動部31、反射防止膜100を透過し、可動部31の上面から出射する。
この波長可変フィルタ1は、種々の目的で使用することができ、例えば、所定の周波数に対応する光の強度を測定するための装置に用いた場合、それを容易に測定することができる。
なお、本実施形態では、光入射部24から光を入射したが、可動部31の上面から光を入射してもよい。その場合、光入射部24から出射してもよいし、可動部31の上面から出射してもよい。
また、本実施形態では、光入射部24から入射した光を可動部31の上面から出射したが、光入射部24から入射した光を光入射部24から出射してもよい。
また、本実施形態では、反射防止膜100、第1の反射膜200および第2の反射膜210を多層膜で形成したが、反射防止膜および反射膜をそれぞれ単層膜で形成してもよい。
また、本実施形態では、駆動部の構成は、クーロン力を用いた構成としたが、本発明は、これに限られない。
次に、波長可変フィルタ1の製造方法を図3〜図6に示す工程図を参照しつつ説明する。
<1> まず、波長可変フィルタ1の製造に先立って、透明基板(光透過性を有する基板)5を用意する。透明基板5には、厚さが均一で、たわみや傷のないものが好適に用いられる。透明基板5の材料としては、前記ベース本体20の説明で述べたとおりである。特に、陽極接合時に透明基板5を加熱するため、後述する上部Si層73と熱膨張係数がほぼ等しいものが好ましい。
<2> 次に、図3(a)に示すように、透明基板5上面および下面にマスク層6を形成(マスキング)する。
マスク層6を構成する材料としては、例えば、Au/Cr、Au/Ti、Pt/Cr、Pt/Tiなどの金属、多結晶シリコン(ポリシリコン)、アモルファスシリコン等のシリコン、窒化シリコン等が挙げられる。マスク層6にシリコンを用いると、マスク層6と透明基板5との密着性が向上する。マスク層6に金属を用いると、形成されるマスク層6の視認性が向上する。
マスク層6の厚さは、特に限定されないが、0.01〜1μm程度とすることが好ましく、0.09〜0.11μm程度とすることがより好ましい。マスク層6が薄すぎると、透明基板5を十分に保護できない場合があり、マスク層6が厚すぎると、マスク層6の内部応力によりマスク層6が剥がれ易くなる場合がある。
マスク層6は、例えば、化学気相成膜法(CVD法)、スパッタリング法、蒸着法等の気相成膜法、メッキ法等により形成することができる。
<3> 次に、図3(b)に示すように、マスク層6に、開口61、62を形成する。
開口61は、例えば、第1の凹部211を形成する位置に設ける。また、開口61の形状(平面形状)は、形成する第1の凹部211の形状(平面形状)に対応させる。
開口62は、例えば、第1の凹部211を形成する位置の反対面に設ける。また、開口62の形状(平面形状)は、後の工程で形成する第2の凹部221の形状(平面形状)に対応させる。
これら開口61、62は、例えばフォトリソグラフィー法により形成することができる。具体的には、まず、マスク層6上に、開口61、62に対応したパターンを有するレジスト層(図示せず)を形成する。次に、かかるレジスト層をマスクとして、マスク層6の一部を除去する。次に、前記レジスト層を除去する。これにより、開口61、62が形成される。なお、マスク層6の一部除去は、例えば、CFガス、塩素系ガス等によるドライエッチング、フッ酸+硝酸水溶液、アルカリ水溶液等の剥離液への浸漬(ウェットエッチング)などにより行うことができる。
<4> 次に、図3(c)に示すように、透明基板5上に第1の凹部211と、光入射部24とを形成する。
第1の凹部211の形成方法としては、ドライエッチング法、ウェットエッチング法等のエッチング法などが挙げられる。例えばエッチングを行うことにより、透明基板5は、開口61より等方的に食刻され、円柱状を有する第1の凹部211および光入射部24が形成される。
特に、ウェットエッチング法によると、より理想的な円柱状に近い第1の凹部211および光入射部24を形成することができる。なお、ウェットエッチングを行う際のエッチング液としては、例えばフッ酸系エッチング液などが好適に用いられる。このとき、エッチング液にグリセリン等のアルコール(特に多価アルコール)を添加すると、第1の凹部211の表面が極めて滑らかなものとなる。
<5> 次に、マスク層6を除去する。
これは、例えば、アルカリ水溶液(例えばテトラメチル水酸化アンモニウム水溶液等)、塩酸+硝酸水溶液、フッ酸+硝酸水溶液等の剥離液(除去液)への浸漬(ウェットエッチング)、CFガス、塩素系ガス等によるドライエッチングなどにより行うことができる。
特に、透明基板5を除去液に浸漬することによりマスク層6を除去すると、簡易な操作で、効率よく、マスク層6を除去できる。
以上により、図3(d)に示すように、透明基板5上に、第1の凹部211と、光入射部24とが所定の位置に形成される。
第2の凹部221は、第1の凹部211と同様にして、製造、用意することができる。
また、図4(e)に示すように、第2の凹部221を製造するとき、形成する開口の面積、または、工程<4>のエッチング条件(例えばエッチング時間、エッチング温度、エッチング液の組成等)のうちの少なくとも1つを、第1の凹部211を製造する際の条件と異なるものとすることが好ましい。このように、第2の凹部221の製造条件を第1の凹部211の製造条件と一部異なるものとすると、第1の凹部211の半径と第2の凹部221の半径とを異なるものとすることが容易となる。
以上により、図4(f)に示すように、透明基板5上に、第1の凹部211と第2の凹部221と、光入射部24とが所定の位置に形成される。
透明基板5の表面に駆動電極23および導電層231を形成するには、以下の工程を行う。
<6> まず、透明基板5の上面および第1の凹部211にマスク層(図示せず)を形成する。
駆動電極23および導電層231を構成する材料としては、例えばCr、Al、Al合金、Ni、Zn、Tiなどの金属、カーボンやチタンなどを分散した樹脂、多結晶シリコン(ポリシリコン)、アモルファスシリコン等のシリコン、窒化シリコン、ITOのような透明導電材料等が挙げられる。
この駆動電極23および導電層231の厚さは、例えば、0.1〜0.2μmが好ましい。
駆動電極23および導電層231は、蒸着法、スパッタ法またはイオンプレーティング法等により形成することができる。
<7> 次に、図4(g)に示すように、マスク層6に、駆動電極23および導電層231を形成する。
駆動電極23は、第1の凹部211上に設け、導電層231は、透明基板5の上面に設ける。また、駆動電極23の形状(平面形状)は、形成する第1の凹部211の形状(平面形状)に対応していることが好ましい。
この駆動電極23および導電層231は、例えばフォトリソグラフィー法により形成することができる。具体的には、まず、マスク層6上に、駆動電極23および導電層231に対応したパターンを有するレジスト層(図示せず)を形成する。次に、かかるレジスト層をマスクとして、マスク層6の一部を除去する。次に、前記レジスト層を除去する。これにより、駆動電極23および導電層231が形成される。なお、マスク層6の一部除去は、例えば、CFガス、塩素系ガス等によるドライエッチング、フッ酸+硝酸水溶液、アルカリ水溶液等の剥離液への浸漬(ウェットエッチング)などにより行うことができる。
<8> 次に、図4(h)に示すように、第1の凹部211の上面と、駆動電極23の表面と、導電層231の表面とに第2の反射膜210を設け、光入射部24の表面に反射防止膜100を設ける。
本製造工程では、反射防止膜100と、第1の反射膜200と、第2の反射膜210とを、多層膜で形成する。
多層膜を構成する材料としては、例えばSiO、Ta、SiN等が挙げられる。
これらを交互に積層することにより、所定の厚さの多層膜を設けることができる。
また、第1の反射膜200および第2の反射膜210の全体の厚さは、例えば、0.1〜12μmが好ましい。
以上により、透明基板5上に、第1の凹部211と第2の凹部221と、駆動電極23と第1の反射膜200と、反射防止膜100とが所定の位置に形成された波長可変フィルタ用のベース基板2が得られる。
以下、ウエハーを用いて可動部31と、支持部32と、通電部33を製造する方法および製造された可動部31と、波長可変フィルタ用のベース基板2とを用いて、波長可変フィルタを製造する方法とについて、図5、図6を参照しながら説明する。
可動部31を製造する際には、ウエハー7をまず用意する。かかるウエハー7は、例えば、以下のようにして、製造、準備することができる。
このウエハー7は、表面が鏡面にできる特性を有することが好ましい。
かかる観点から、ウエハー7としては、例えばSOI(Silicon on Insulator)基板、SOS(Silicon on Sapphire)基板、シリコン基板等を用いることができる。
本製造工程においては、ウエハー7として、SOI基板を使用する。
ウエハー7は、Siベース層71、SiO層72、上部Si層(活性層)73の3層の積層体で構成されている。
このウエハー7の厚さは、特に限定されないが、特に上部Si層73は、10〜100μm程度が好ましい。
<9> まず、図5(i)に示すように、上部Si層73の下面に、後述する接合の工程後において、第2の凹部221と対向するように、第1の反射膜200を設ける。
<10> 次に、図5(j)に示すように、ウエハー7を上部Si層73と、ベース基板2の第2の凹部221が形成された面とが対向するように接合する。
この接合は、例えば陽極接合により行うことができる。
陽極接合は、例えば、次のようにして行う。まず、ベース基板2を図示しない直流電源のマイナス端子、上部Si層(活性層)73を図示しない直流電源のプラス端子にそれぞれ接続する。そして、ベース基板2を加熱しながら電圧を印加する。この加熱により、ベース基板2中のNa+が移動しやすくなる。このNa+の移動により、ベース基板2の接合面はマイナスに帯電し、ウエハー7の接合面はプラスに帯電する。この結果、ベース基板2とウエハー7とは強固に接合される。
本製造工程では、接合の方法として陽極接合を用いたが、これに限らず、例えば、加熱加圧接続、接着剤、低融点ガラスにより、接合しても良い。
<11> 次に、図5(k)に示すように、エッチングや研磨を行ってSiベース層71を除去する。
エッチング方法としては、例えば、ウェットエッチング、ドライエッチングが用いられるが、ドライエッチングを用いるのが好ましい。いずれの場合も、Siベース層71の除去のとき、SiO層72がストッパーとなるが、ドライエッチングは、エッチング液を用いないので、駆動電極23に対向している上部Si層73の損傷を好適に防ぐことができる。これにより、歩留まりの高い波長可変フィルタ1を製造できる。
<12> 次に、図5(l)に示すように、エッチングを行ってSiO層72を除去する。エッチングを行う場合には、フッ酸を含むエッチング液を用いるのが好ましい。これにより、SiO層を好適に除去することができ、上部Si層73を好適に形成することができる。
なお、ウエハー7をSi単体で形成し、以降の工程を行うのに最適な厚さの場合には、工程<11>、<12>は行わなくてもよい。これにより、波長可変フィルタ1を製造する際の工程を簡略化することができる。
<13> 次に、可動部31および支持部32の形状(平面形状)に対応したパターンを有するレジスト層(図示せず)を形成する。次に、図5(m)に示すように、ドライエッチング法、特にICPエッチングにて、上部Si層73をエッチングし、貫通孔8を形成する。これにより、可動部31と、支持部32(図示せず)と、通電部33とが形成される。
本工程では、ICPエッチングを行う。すなわち、エッチング用ガスによるエッチングと、デポジッション用ガスによる保護膜の形成とを、交互に繰り返し行って、可動部31を形成する。
前記エッチング用ガスとしては、例えば、SF等が挙げられ、また、前記デポジッション用ガスとしては、例えば、C等が挙げられる。
これにより、上部Si層73のみがエッチングされ、また、ドライエッチングなので、他の部位に影響を与えることなく、可動部31と、支持部32と、通電部33とを精度良く、確実に形成することができる。
このように、可動部31と、支持部32と、通電部33との形成においては、ドライエッチング法、特にICPエッチングを用いるので、特に可動部31を、容易、確実かつ精度良く形成することができる。
なお、本発明では、本工程において、前記と異なるドライエッチング法を用いて可動部31と、支持部32と、通電部33とを形成してもよく、また、ドライエッチング法以外の方法を用いて可動部31と、支持部32と、通電部33とを形成してもよい。
<14> 次に、図5(n)に示すように、可動部31の上面に、反射防止膜100を設ける。これにより、図1に示すような波長可変フィルタ1が得られる。
なお、本製造方法においては、導電層は、パターニングにより設けたが、透明基板に溝を設けて、その溝に導電層を形成してもよい。
以上説明したように、この波長可変フィルタ1によれば、第1のギャップ21(可動部31の駆動用のギャップ)と第2のギャップ22(波長可変フィルタ1の光を通過、または反射させる機能を有するギャップ)がベース基板2(同一基板)に設けてあるため、波長可変フィルタ1の構造を簡易なものとすることができる。特に第1のギャップ21を形成するための製造工程を簡易なものとすることができ、小型化を図ることができる。
また、本発明では、可動部を形成する際に、リリースホールも必要としないため、工程を簡易なものとすることができ、クーロン力が作用する面積を減少させることなく、印加電圧を低くすることができる。
また、本実施形態においては、反射防止膜100と、第1の反射膜200と第2の反射膜210とは絶縁膜で構成されている。
これにより、スティッキング(可動部31と駆動電極23との貼り付き)の発生を防ぐことができ、確実な絶縁構造を形成できる。
以上、本発明の波長可変フィルタを、図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、本発明に、他の任意の構成物が付加されていてもよい。
また、本実施形態においては、反射防止膜100、第1の反射膜200および第2の反射膜210が、絶縁膜を兼ねているが、これに限られず、例えば、絶縁膜を別途設けてもよい。その場合、熱酸化によるSiO層を用いてもよいし、TEOS−CVDにて形成したSiO層を用いてもよい。
本発明の波長可変フィルタの実施形態を示す断面図である。 本発明の波長可変フィルタの実施形態を示す平面図である。 本発明の波長可変フィルタの製造工程を説明するための図である。 本発明の波長可変フィルタの製造工程を説明するための図である。 本発明の波長可変フィルタの製造工程を説明するための図である。 本発明の波長可変フィルタの製造工程を説明するための図である。 本発明の波長可変フィルタの動作の1例を説明するための図である。 本発明の波長可変フィルタの実施形態におけるワイヤを取り付けた状態を示す図である。
符号の説明
1・・・波長可変フィルタ、2・・・ベース基板、20・・・第2の基板、21・・・第1のギャップ、211・・・第1の凹部、22・・・第2のギャップ、221・・・第2の凹部、23・・・駆動電極、231・・・導電層、24・・・光入射部、3・・・第1の基板、31・・・可動部、32・・・支持部、33・・・通電部、5・・・透明基板、50・・・ワイヤ、6・・・マスク層、61・・・開口、62・・・開口、7・・・ウエハー、71・・・Siベース層、72・・・SiO層、73・・・上部Si層、8・・・貫通孔、100・・・反射防止膜、200・・・第1の反射膜、210・・・第2の反射膜、300・・・光源、L・・・光、x・・・距離

Claims (19)

  1. 光透過性を有し、可動部を有する第1の基板と、
    光透過性を有し、前記第1の基板に対向する第2の基板と、
    前記可動部と前記第2の基板との間に設けられた第1のギャップおよび第2のギャップと、
    前記可動部と前記第2の基板との間において、前記第2のギャップを介して干渉を生じさせる干渉部と、
    前記第1のギャップを利用し、前記可動部を前記第2の基板に対して変位させることにより、前記第2のギャップの間隔を変更する駆動部とを備えることを特徴とする波長可変フィルタ。
  2. 光透過性を有し、可動部を有する第1の基板と、
    光透過性を有し、前記第1の基板に対向する第2の基板と、
    前記第2の基板に設けられた第1のギャップおよび第2のギャップと、
    前記可動部と前記第2の基板との間において、前記第2のギャップを介して干渉を生じさせる干渉部と、
    前記第1のギャップを利用し、前記可動部を前記第2の基板に対して変位させることにより、前記第2のギャップの間隔を変更する駆動部とを備えることを特徴とする波長可変フィルタ。
  3. 前記第2の基板は、前記可動部と対向する面に、前記第1のギャップに対応する第1の凹部と、前記第2のギャップに対応し、前記第1の凹部より深さが深い第2の凹部とを有する請求項2に記載の波長可変フィルタ。
  4. 前記第1の凹部は、前記第2の凹部の外側に、該第2の凹部に連続して設けられている請求項3に記載の波長可変フィルタ。
  5. 前記駆動部は、クーロン力により可動部を変位させるよう構成されている請求項1ないし4のいずれかに記載の波長可変フィルタ。
  6. 前記第2の基板の前記第1のギャップに対応する面に駆動電極が設けられている請求項1ないし5のいずれかに記載の波長可変フィルタ。
  7. 前記第1のギャップおよび前記第2のギャップは、それぞれエッチング法により設けられたものである請求項1ないし6のいずれかに記載の波長可変フィルタ。
  8. 前記第1の基板は、シリコンで構成されている請求項1ないし7のいずれかに記載の波長可変フィルタ。
  9. 前記可動部は、平面視で略円形をなしている請求項1ないし8のいずれかに記載の波長可変フィルタ。
  10. 前記第2の基板は、ガラスで構成されている請求項1ないし9のいずれかに記載の波長可変フィルタ。
  11. 前記ガラスは、アルカリ金属を含有したガラスである請求項10に記載の波長可変フィルタ。
  12. 前記可動部の前記第2のギャップに対応する面に、第1の反射膜を有し、前記第2の基板の前記可動部と対向する面に第2の反射膜を有する請求項1ないし11のいずれかに記載の波長可変フィルタ。
  13. 前記第1の反射膜および前記第2の反射膜は、それぞれ多層膜である請求項12に記載の波長可変フィルタ。
  14. 前記第1の反射膜は、絶縁膜である請求項12または13に記載の波長可変フィルタ。
  15. 前記可動部の前記第2のギャップと反対側の面と、前記第2の基板の前記第2のギャップの反対側の面との少なくとも一方に反射防止膜を有する請求項1ないし14のいずれかに記載の波長可変フィルタ。
  16. 前記反射防止膜は、多層膜である請求項15に記載の波長可変フィルタ。
  17. 前記第2の基板は、前記第2のギャップと反対側に光を入射および/または出射させる光透過部を有する請求項1ないし16のいずれかに記載の波長可変フィルタ。
  18. 光透過性を有し、可動部を有する第1の基板と、
    光透過性を有し、前記第1の基板に対向する第2の基板と、
    前記可動部と前記第2の基板との間に設けられた第1のギャップおよび第2のギャップと、
    前記可動部と前記第2の基板との間において、前記第2のギャップを介して干渉を生じさせる干渉部と、
    前記第1のギャップを利用し、前記可動部を前記第2の基板に対して変位させることにより、前記第2のギャップの間隔を変更する駆動部とを備える波長可変フィルタの製造方法であって、
    前記第1のギャップおよび前記第2のギャップをエッチング法で形成することを特徴とする波長可変フィルタの製造方法。
  19. 光透過性を有し、可動部を有する第1の基板と、
    光透過性を有し、前記第1の基板に対向する第2の基板と、
    前記第2の基板に設けられた第1のギャップおよび第2のギャップと、
    前記可動部と前記第2の基板との間において、前記第2のギャップを介して干渉を生じさせる干渉部と、
    前記第1のギャップを利用し、前記可動部を前記第2の基板に対して変位させることにより、前記第2のギャップの間隔を変更する駆動部とを備える波長可変フィルタの製造方法であって、
    前記第2の基板に、前記第1のギャップおよび前記第2のギャップをエッチング法で形成することを特徴とする波長可変フィルタの製造方法。
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