JP2004218901A - 加熱調理器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】遮熱ケース15にレール17の固定側を固定し、レール17の固定側および可動側は遮熱ケース15と調理庫11の間に設けるように構成したことにより、レール17をより温度の低いところへ設けると共に、レール17への調理物による脂等による汚れの付着を避けることができ、恒久的にスムーズな受皿の出し入れをすることが可能となる。
【選択図】 図5
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、調理物を焼き網の上にのせて加熱調理する加熱調理器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、この種の加熱調理器としては、単体で用いるもの、あるいは誘導加熱調理器等、天面にこんろ部を装備して、システムキッチンのカウンターに組み込んで用いる組み込み式のものがある。本従来例では、誘導加熱調理器に組み込んだ組み込み式加熱調理器について、以下に図面を参照して説明する。
【0003】
図11は誘導加熱調理器の断面図であり、特に本発明に関わる加熱調理器としてのロースタ部の構成を示している。図11において、誘導加熱調理器はロースタ部の上方に誘導加熱コイル10をスプリング11によりトッププレート12に押接するように設けている。
【0004】
以下、ロースタ部について説明する。
【0005】
ロースタ部の構成は次のようになる。調理庫11内部に調理用ヒータとして焼き網13の上方から魚の表側を加熱調理する上ヒータ9と、焼き網13の下方から魚の裏側を加熱調理する下ヒータ10を内蔵し、焼き網13は調理庫11内に出し入れ自在に設置された受皿12に載置されている。加熱調理された魚から出てくる水や脂は受皿12に受けられ溜められるように構成されていて、調理庫11底面に漏れないようになっている。
【0006】
また、調理中に発生する煙や水蒸気は器体外へ通じる排気筒16を通って調理庫11外へ排気される。受皿12と調理庫11は耐熱性と魚の脂などによって汚れやすいので、汚れが取れやすいようにホーロ処理されていることが多い。また、ステンレス等の耐熱性と耐食性のある生地そのままのものもある。
【0007】
以上のような構成において、受皿はフランジ部下側に金属製のアームを介して調理庫の底面と摺動する構成となっているもの(例えば、特許文献1参照)や、調理庫の内壁にレールと滑車を設け、受皿を直接滑動させるもの(例えば、特許文献2)がある。さらに簡易なものは、調理庫底面に受皿が直接載るようになっているものも多い。
【0008】
【特許文献1】
特公平8−8897号公報(図1)
【特許文献2】
特許第3158091号公報(図1)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の構成において、受皿と連結したドアを引き出すときは、受皿やアームが調理庫の底面や側面に設けられた凸部の上を摺動するので、ホーロで処理された受皿と調理庫がこすれるたり、金属製のアームとホーロの調理庫がこすれるため、滑り性が悪く、また横方向の規制がされていないので、ホーロ同士がぶつかり、ひどいときにはホーロが欠けてしまうこともある。
【0010】
また、金属製のアームを介して摺動するときも、滑り性が悪く、ホーロ側が欠けたり、金属の表面処理部分を摩耗してしまい、耐食性が落ち腐食が発生する恐れがある。また、レールを庫内に設けた場合においては、高温状況下で潤滑油が揮発して焼き付いてしまったり、魚から出る塩分や硫黄分がレールを構成する金属が腐食してしまう恐れがある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、本発明の加熱調理器は、ヒータを内蔵する調理庫と、調理庫外側に設けられたレールと、調理物を載せる焼き網と、焼き網を載せ調理庫に出し入れ自在に設けた受皿と、調理庫の前方開口部をふさぐドアと、ドアとレールを係合する保持体と、調理庫上部後方に設けた排気経路と、調理庫外周を遮熱する遮熱ケースを備え、保持体はレール可動側に設けられた複数のツメにより係合し、レールの前方可動範囲の端に達したときにドアと受皿と保持体が上方向に着脱可能となるように構成とすることにより、レールをより温度の低いところへ設けると共に、レールへの調理物による脂等による汚れの付着を避けることができるので、恒久的にスムーズな受皿の出し入れをすることができ、受皿に溜まっている水や脂をこぼす恐れを少なくすることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の発明は、ヒータを内蔵する調理庫と、調理庫外側に設けられたレールと、調理物を載せる焼き網と、焼き網を載せ調理庫に出し入れ自在に設けた受皿と、調理庫の前方開口部をふさぐドアと、ドアとレールを係合する保持体と、調理庫上部後方に設けた排気経路と、調理庫外周を遮熱する遮熱ケースを備え、保持体はレール可動側に設けられた複数のツメにより係合し、レールの前方可動範囲の端に達したときにドアと受皿と保持体が上方向に着脱可能となるように構成することにより、レールへの調理物による脂等による汚れの付着を避けることができるので、恒久的にスムーズな受皿の出し入れをすることができ、受皿に溜まっている水や脂がこぼれる恐れを少なくすることができる。
【0013】
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の構成において、レールの前方可動範囲の端に達したときに、受皿が水平のまま調理庫から完全に出るように構成することにより、受皿を外す時も傾けずに水平に持ち上げることができるため、受皿に溜まっている水や脂がこぼれる恐れをさらに少なくすることができる。
【0014】
請求項3に記載の発明は、請求項1および請求項2記載の構成において、ドアと保持体は着脱可能となるように構成したことにより、ドアを洗う際に邪魔にならずに済むため、保持体とドアの係止部に余計な力が加わることがなくなり、保持体が変形して摺動性を損なう恐れを少なくすることができる。
【0015】
請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3記載の構成において、レールは調理庫と遮熱ケースの間に設けられ、レールの固定側を前記遮熱ケースに固定することにより、調理庫内の温度の影響を受け難くなるので、レールの潤滑油が揮発することなく恒久的にレールの摺動性を確保することができる。
【0016】
請求項5に記載の発明は、請求項1から請求項4記載の構成において、保持体はレールの可動側に固定されるように構成することにより、調理時に汚れる受皿とドアだけを取り外すことができ、清掃および組み立ての手間を少なくすることができる。
【0017】
請求項6に記載の発明は、請求項1から請求項5記載の構成において、調理庫側面の下方に受皿の両側フランジ部が摺動するように段を設け、レールの可動側が段の直下となるように構成することにより、レールの収まるスペースをコンパクトにできるため、調理庫内を大きくできる、またはロースタ横の制御基板の収まるスペースを大きくできる。
【0018】
請求項7に記載の発明は、請求項1から請求項6記載の構成において、受皿が調理庫に収まっている時、調理庫底面に設けられた凸部が受皿の底面を支持する構成することにより、受皿に重い負荷が加わった場合においても、常に受皿を水平に保つことができ、受皿に溜まった水や油をこぼす恐れが少なくなる。
【0019】
請求項8に記載の発明は、調理庫底面に設けられた凸部外側に温度センサを圧接した構成とすることにより、受皿の異常な温度上昇を検知することができ、調理庫内の発火の防止に役立つ。
【0020】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する。なお、本実施例では、加熱調理器を誘導加熱調理器のロースタ部として組み込んだ場合について説明する。
【0021】
(実施例1)
図1は本発明の実施例1における、組み込み式誘導加熱調理器も概略図であり、図2はこの誘導加熱調理器をキャビネットに組み込んだ状態図である。
【0022】
組み込み式の加熱調理器の場合、キャビネット8の天板にあけられた穴の内側に調理器全体を落とし込んで、キャビネット8の天板に吊り下げるようになっている。トッププレート2の下には手前側に2口の誘導加熱コイル3と1口のラジエントヒータ4がスプリングにて押接されて設けられている。そして、これら天面の加熱部の下に、左側にロースタ5が右側に制御基板7が配置されていて、使用者は前面の右前方に設けられた操作部6により各加熱部を操作する。
【0023】
以下にロースタ部について説明する。なお、本実施例の構成は焼き網の上下にヒータ等の発熱体を設けた両面焼きロースタに関して説明をするが、特に片面焼きロースタについても本発明による同様な効果が得られる。
【0024】
図3はロースタ部の各部品の配置を説明する断面図である。
【0025】
調理庫11内部には焼き網13の上方から魚の表側を加熱調理する上ヒータ9と、焼き網13の下方から魚の裏側を加熱調理する下ヒータ10を内蔵し、焼き網13は調理庫11内に出し入れ自在に設置された受皿12に載置されている。焼き網13の上で加熱調理された魚から出てくる水や脂は受皿12に受けられ溜められるように構成されていて、調理庫11底面には基本的に漏れないようになっている。
【0026】
また、調理中に発生する油煙や水蒸気は器体外へ通じる排気筒16を通って調理庫11外へ排気される。排気筒16と対向する前面にはガラス製ののぞき窓を具備したドア14が調理庫11前面をふさぐように設けられている。受皿12はドア14に着脱可能なように連結されており、ドア14を引き出すという1つの動作で受皿12と焼き網13も調理庫11から引き出せるようになっている。調理庫11の内面および受皿12は一般的にホーロ処理されており、調理時の耐熱性や魚の塩分等による腐食から構成部材の生地を保護して耐久性を向上させ、かつガラスでコーティングされる事で汚れが付きにくくなり、かつ汚れが付いた場合においても少ない力でこれを取り除く事が出来る。
【0027】
図4はドアを外したときのロースタを前方から見た図である。
【0028】
調理庫11外側の下部両側にはボールベアリングで滑動するレール17が設けられ、レール17の固定側は、調理庫11の外周を取り囲んだ遮熱ケース15に固定されている。レール17を調理庫11庫内に設け、受皿12を直接支持して滑動させる構成が最も簡略な構成となるが、レール17自体が高温にさらされ徐々に潤滑油が揮発したり、調理物のカスが滑動面に固着したりして、滑り性が劣化していく。
【0029】
また、魚に含まれる塩分や硫黄分がレール17に堆積し腐食を引き起こす可能性も考えられる。また、調理庫11はホーロ処理されるため、ホーロ面へのレール17の取り付けはビスですることとなり、ビス穴のわずかな隙間から調理庫11内の水や油が漏れ出す恐れや、締結が強すぎてホーロ面が割れ腐食につながる恐れもある。それに対してレール17を調理庫11の外側に設けることにより、高温や汚れによる不具合を避けることができる。
【0030】
図5はレールとドアと保持体と受皿の係止構成を説明する図である。
【0031】
レール17の可動側の後方には保持体18の後方および上方への動きを抑制する鉤状のつめ19が、レール17の可動側の前方には保持体18の前方への動きを抑制する突起状のつめ19が設けられている。これらのつめ19にアーム状の保持体18が係止して、保持体18はドア14に着脱可能なように固定されている。また、ドア14には受皿12が着脱可能なように固定されている。
【0032】
図6は調理庫から受皿を引き出した状態図である。
【0033】
調理器の使用者は、ドア14の把手部を持って手前に水平に引き出すと、レール17の滑動によってスムーズに受皿12が調理庫11から出てくる。レール17の可動範囲まで水平に受皿12を引き出した後はレール17前方のつめ19が受皿12の飛び出しを防ぐ。そして、受皿12を調理庫か11ら取り出すには、ドア14を上方に持ち上げて前方のつめを乗り越えることによって、受皿12を取り出すことができる。
【0034】
また、ドア14には大きなガラスがはめ込まれているので重量があり、焼き網13の上に調理物が載っていない時や受皿12に水を張っていない時は、受皿12とドア11のユニットの重心が前方にあるため、ドア11を引き出したときに受皿12が前方に傾き、受皿12に溜まった水や油がこぼれる恐れがあるが、後方のつめ19を鉤状にすることによりこれを防ぐことができる。また、受皿12のフランジ面の上方に調理庫11側面から凸部を設けることによっても、同様の効果を得ることができる。
【0035】
図7はドアと保持体と受皿の組み立て図である。
【0036】
ドア14裏側のガラス窓の枠体には左右2ヶ所の穴が設けられており、この穴に受皿12前方に設けられた2つのつめが入り込んで、下方からばねによってロックされ係止する構成となっている。同様に、図のように線材を曲げた保持体18が受皿12の下側となるようにドア14に係止される。ドア14と受皿12は調理時に魚から出た脂等により汚れるため使用者が毎回洗うので、簡単な構成で着脱できるようになっている。
【0037】
一方、保持体18は調理庫11の外側にあるので、通常は汚れることはないので、ドア14に固定しておく構成でもよいが、ドア14を洗う際に邪魔のなるので取り外しできる構成のほうが望ましい。
【0038】
以上のような構成により、調理庫11から受皿12をスムーズに出し入れすることができ、受皿12にたまっている加熱された水や脂が受皿12を出し入れする時にこぼれ、調理庫11内やキッチン床を汚してしまう恐れや、使用者の手にかかって火傷を負わせる恐れを最小限に抑えることができる。特に、事前に受皿12に水をはって調理を行なう方式のロースタにおいては、受皿12に溜まっている量が多くなるため、より効果がある。
【0039】
(実施例2)
図8は本発明の実施例2における、調理庫から受皿を引き出した状態図である。
【0040】
基本的な構成部品は図3と同様であり、受皿12が調理庫11から前方に引き出せるが、図6との相違点は、受皿12を水平に前方いっぱいまで引き出した時に、受皿12が調理庫11から完全に出るところである。このような構成は、レール17の可動部を2つに増やし、滑動できる範囲を増やすことによって実現できる。(実施例1)と同じように調理庫11側面に設けられた凸部20によって、受皿12の両側フランジ部は浮き上がりを抑制されているが、この範囲を更に前方まで延長して、受皿12が調理庫11から出る位置まで真っ直ぐに設ける。
【0041】
以上のような構成にすることにより、調理庫11側面に受皿12両側のフランジ面の浮き上がりを抑制する凸部20を設けてある状態においても、受皿12をレール17から外す場合は受皿12が調理庫11から完全に出た状態で垂直方向へ持ち上げることができるので、受皿12を調理庫11から取り出す場合も含めて、受皿12を常に水平な状態に保つことができ、受皿12にたまっている加熱された水や脂が受皿12の外へこぼれる可能性を極力抑えることができる。
【0042】
(実施例3)
図9および図10は本発明の実施例3における、ドアと保持体と受皿の組み立て図である。
【0043】
図9において、ドア14は上下に分割されており、ドア14下部はアーム構成の保持体18と固定されている。一方、ドア14上部は窓と把手で構成されており、裏側で(実施例1)と同様に受皿12と簡単に着脱できるように係止されている。ドア14上部は、レール17を引き出している時に上方からドア14下部に係合して、水平方向の動きを抑制されている。そして、受皿12が調理庫11に入ると受皿12両側のフランジと調理庫11側面の凸部20によって上方向の動きも抑制される。
【0044】
また図10のように、ドア14下部はレール17の可動部前方に直接係止することも考えられる。この場合もレール17とドア14下部を着脱できるようにすると更に良い。このように構成することにより、部品を少なくすることができ、かつ、左右のレール17が同時に動くので、勝手に片側だけ調理庫11内に入って受皿12をセットし難くすることをなくす。
【0045】
また、受皿12を外してレール17だけが調理庫11から飛び出しているとき、レール17の動きと直角方向に外的付加が加わって変形して左右のレール17が平行でなくなって摺動性を悪化させることを防ぐ。
【0046】
以上のような構成により、調理時に魚の脂等の汚れが付き、毎回洗う必要なものだけを外すことができ、清掃のしやすさを向上することができる。また、使用者が毎回着脱する部品を少なくするので、部品構成を簡単にすることができる。
【0047】
(実施例4)
図11は本発明の実施例4における、ロースタユニットの前面図である。
【0048】
構成部品は図4と同じであるが、異なる点は、調理庫11の両側の下稜を受皿12のフランジ部下側に沿うように階段状にする。受皿12のフランジ面はこの段上の上面には接しないようにすることが理想ではあるが、受皿12や調理物によるたわみの影響により上面と接してしまう場合は、なるべく小さな面積で接するように、受皿12もしくは調理庫11に突出部を設ける。もしくは耐熱性があり、滑り性の良い部品を受皿12と調理庫11の摺動面の間に挟んで滑り性を損なわないように配慮する。
【0049】
以上のような構成にすることにより、普通にレール17を設置するとスペースをかなり必要とし、高さ方向もしくは幅方向にユニットの大きさが広がるか、調理庫11内の空間スペースが狭くなるかであるが、調理庫11両側の下稜の形状を受皿12のフランジ部の大きさとレール17の大きさを配慮して階段状にすることにより、レール17を設けることによってもロースタユニットとしての幅や調理庫11底面の高さを低くすることができ、キッチンのモジュールによって調理器の外郭の大きさが決められてしまう組み込み式の加熱調理器においても、ロースタの調理庫11の大きさを広く取ることができ、一度に多くの魚を調理することができ、また身の厚い魚を調理することもできる。
【0050】
また、制御基板7の収められているスペースも広く取ることができるため、発熱部品の間隔が取れ冷却効果が上がり、調理器全体の冷却風量を減らすことができるため、調理庫11内の温度上昇も早くなり、短時間で調理することができる。
【0051】
(実施例5)
図12は本発明の実施例5における、ロースタ部の断面図である。
【0052】
受皿12はドア14に片持ちで支持されているが、受皿12と焼き網13と調理物の重さで係止部にかなりの負荷がかかり、受皿12前方のつめの変形等が心配される。このような負荷の集中を緩和するために、調理庫11底面の後方にプレスにて凸部20を設ける。このとき、受皿12との滑り性を損なわないようになるべく小さな面積で接するようにすることが望ましい。
【0053】
また、この凸部20に温度センサ23を密着させ、この検知温度の動きにより、あらかじめ水を張って調理するロースタの場合は、受皿12の水が無いことを検知することができる。水の無い状態で調理するロースタの場合は、受皿12の温度が異常に上昇して受皿12に溜まった脂が発火する危険のある領域になったと検知することができる。
【0054】
これとは逆に、受皿12の右方に下向きに凸部を設けて、調理庫11底面とできるだけ少ない面積で接するように構成することも考えられる。また、滑り性の良い樹脂等の部品を受皿12または調理庫11底面に設けて、受皿12と調理庫11内壁が直接擦れないようにすることも考えられる。
【0055】
以上のような構成により、受皿12に重い負荷が加わった場合においても、常に受皿12を水平に保つことができ、受皿12に溜まった水や油をこぼす恐れが少なくなる。また、受皿12には焼き網13が載せられているので、ヒータと焼き網13が常に水平となっているので、焼き網13全体の温度分布が片寄ることなく、魚をむらなく焼くことができる。
【0056】
【発明の効果】
以上のような発明により、レールへの調理物による脂等による汚れの付着を避け、恒久的に受皿、ドアを調理庫からスムーズに引き出すことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における組み込み式誘導加熱調理器の概略図
【図2】本発明の実施例1における組み込み式誘導加熱調理器の組み込み状態図
【図3】本発明の実施例1におけるロースタの構成部品を説明する断面図
【図4】本発明の実施例1におけるロースタの前面図
【図5】本発明の実施例1におけるレールと保持体の係止構成図
【図6】本発明の実施例1における受皿を引き出した状態図
【図7】本発明の実施例1におけるドアと受皿と保持体の組み立て図
【図8】本発明の実施例2における受皿を引き出した状態図
【図9】本発明の実施例3におけるドアと受皿と保持体の組み立て図
【図10】本発明の実施例3におけるドアと受皿とレールの組み立て図
【図11】本発明の実施例4におけるロースタの前面図
【図12】本発明の実施例5におけるロースタ部の断面図
【図13】従来のロースタの構成を説明する断面図
【符号の説明】
1 外郭ケース
2 トッププレート
3 誘導加熱コイル
4 ラジエントヒータ
5 ロースタ
6 操作部
7 制御基板
8 キャビネット
9 上ヒータ
10 下ヒータ
11 調理庫
12 受皿
13 焼き網
14 ドア
15 遮熱ケース
16 排気筒
17 レール
18 保持体
19 つめ
20 凸部
23 温度センサ
Claims (8)
- ヒータを内蔵する調理庫と、調理庫外側に設けられたレールと、調理物を載せる焼き網と、前記焼き網を載せ前記調理庫に出し入れ自在に設けた受皿と、前記調理庫の前方開口部をふさぐドアと、前記ドアと前記レールを係合する保持体と、前記調理庫上部後方に設けた排気経路と、調理庫外周を遮熱する遮熱ケースを備え、前記保持体は、レール可動側に設けられた複数のツメにより係合し、かつレールの前方可動範囲の端に達したときにドアと受皿と保持体が上方向に着脱可能となるようにした加熱調理器。
- 受皿は、レールの前方可動範囲の端に達したときに水平のまま調理庫から完全に出るようにした請求項1に記載の加熱調理器。
- ドアと保持体は着脱可能となるようにした請求項2または3に記載の加熱調理器。
- レールは調理庫と遮熱ケースの間に設けられ、前記レールの固定側を前記遮熱ケースに固定した請求項1から3のいずれか1項に記載の加熱調理器。
- 保持体はレールの可動側に固定されるようにした請求項1から4のいずれか1項に記載の加熱調理器。
- 調理庫側面の下方に受皿の両側フランジ部が摺動するように段を設け、レールの可動側が段の直下となるようにした請求項1から5のいずれか1項に記載の加熱調理器。
- 受皿が調理庫に収まっている時、調理庫底面に設けられた凸部が受皿の底面を支持する請求項1から6のいずれか1項に記載の加熱調理器。
- 調理庫底面に設けられた凸部外側に温度センサを圧接した請求項7に記載の加熱調理器。
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